【🎲・閲覧注意】ゆりかごの街part3

[1 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:06:19]

「マグカップ組＆ラウダでオリジナルシナリオを独自ルールで遊んでるわ。

　シナリオを進めるキャラとは別にメタ視点の私たちワイプ組の反応も入るからね。

　現在は幕間5を終え、第六章が始まるところ。…いよいよ、最終章も近いね」

「俺のケレスさんが…」

「俺のエランと幸せになれるかなぁ」

「兄さんと幸せになりたい」

「私は私のエランさんと幸せになりますね～」

「一人仲間はずれがいる件」

「専用エランを持たぬ弱者」

「本シナリオではメイン格のキャラ以外にもサブキャラとのCP成立＆サブキャラ間のCP成立要素が含まれる可能性があります。

　左右は明言しませんが、こだわりの強い方や地雷のある方はブラバ推奨ですよ。

　それと展開によっては猟奇的な展開や性癖モロ出しになる可能性がありますのでご注意ください」

[2 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:07:29]

「私はすごいえらいつよい愛の女神。

　語気の強いレスやレスバはサクッと撃滅しますね。愛の女神なので。

　CPに関する質問や展開への不満も基本的にスルーです。愛の女神なので。

　合わないと感じた方はそっとブラバ＆理想のスレがあるなら自分でレッツスレ立て！ですよ」

「このスレでは独自ルールを採用してるわ。詳細が知りたい場合は…part1参照」

↓part1

【🎲・閲覧注意】ゆりかごの街｜あにまん掲示板

↓part2

【🎲・閲覧注意】ゆりかごの街part2｜あにまん掲示板

[3 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:09:04]

「こいつは今までの長編シナリオだな。二作目はあーしらも登場するからよろしく」

↓『ダイス・オブ・ザ・リング～船旅の仲間～』

【🎲・閲覧注意】ダイス・オブ・ザ・リング～船旅の仲間～｜あにまん掲示板

↓『すすめ！アスティカシア冒険隊』

【🎲・閲覧注意】すすめ！アスティカシア冒険隊｜あにまん掲示板

[4 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:10:04]

「こっちは単発シリーズだよ。…最新作、ちゃんと更新しておかないとね？」

【愛の女神シリーズまとめ】

[5 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:12:31]

立て乙です！
色々と不穏な空気でドキドキ

[6 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:13:41]

やったー新スレだ！
ケレスさんは本当に？本当にあれで退場なのか…？

[7 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:14:41]

「本シナリオのメイン登場人物…PCは以下の通り」

「僕はシャディク専用、4号はスレッタ専用エランだよ」

グエル：『革命者/まだ愛を知らない者/キャリバーン』

年齢27、女性。フォルドの夜明けの首領。

首領の座は両親から受け継いだものであり、彼女自身は体制側の在り方について思うところがある…？

　備考：専用エランと順調に愛を育んでいたような気がしたがラウダの追い上げがすごいぜ！

シャディク：『復讐者/愛を失った者/シュバルゼッテ』

年齢30。フォルドの夜明けのメンバー。

過去、体制側に愛する人を奪われたことで復讐の道を選んだ。しかし情を捨てきれていない。

　備考：大切な人の名前が『エリクト（男）』だと判明した。専用エランとしっとりした感じになっている。

ラウダ：『守護者/愛を求める者/ミカエリス』

年齢26。異端審問官。Mの側近。

過去Mに救われたことがあり、心酔している。

　備考：怒涛の追い上げでグエルルートを開拓している猛者

スレッタ：『信奉者/愛を信じる者/ダリルバルデ』

外見年齢は15歳程度。異端審問官。Mの愛娘。

Mとの間に血縁はないが、母のことを無邪気に慕っている。

　備考：専用エランのルート確定して愛の逃避行中

[8 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:21:31]

「…六章タイトルだけ公開しておこうかな？」

「先っぽだけやって寝てもいいんじゃないですか？」

「その言い方やめろ。…そうだね、それでもいっか…」

「やり始めると楽しくて寝るのが遅くなるんですけどね！」

「………それも、そう…」

[9 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:25:51]

第六章　『選択』

～『フォルドの夜明け』新拠点～

「準備は整った。行こう」

「…潜入か。緊張するな…」

「ねえ、アタシたちは？」

「…ついて行っても、いいの？」

「潜入って言っただろ？人数が多いと悟られるリスクが高くなる。留守番を頼むよ」

「ちぇっ。つまんないの」

「…仕方ないよ」

「…ねえ。僕も、ついて行くよ」

[10 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:29:25]

「何言ってるの。あなたが一番行っちゃダメでしょ」

「そーそー。…片腕、だし。隻腕って言うんだっけ？危ないよ」

「でも…案内役、居た方がいいよね？記憶はあんまりない、けど…ペイル社の内部構造なら、ある程度は分かるよ」

「………」

「シャディク。俺は…安全に、全員で戻ってくるためにも、頼っていいんじゃないかと思う」

「………ああ。そう、だな。よろしく頼むよ、エラン」

「！…うん、頑張るね」

[11 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:32:47]

「潜入ダイスを振るわよ」

「何それ？」

「そんな技能貰ってないが」

「なんか…フィーリングで。5号には補正あげるね。

　2人以上成功で成功って扱いにしようかな」

グエル（51～）：dice1d100=11 (11)

シャディク（51～）：dice1d100=83 (83)

エラン（41～）：dice1d100=73 (73)　　+20

[12 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:34:06]

新スレ乙です
4号がある人物の医療目的で作られたって様のことかなあ…？
様の外見年齢と実年齢も差があるっぽかったよねミオリネもだけど

[13 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:37:28]

～ペイル社・社員通用口～

「な、なんとか…上手くいったな！」

「声大きい。…危なっかしいなあ、もう」

「俺たちはすんなり入れたんだが…グエルはなかなかタイミングが掴めなかったみたいだな？」

「くっ………ん、通信…？まさかソフィやノレアに何か…！」

『よおグエル。寂しくて泣いてなかったか？』

「………！」

『はは、間抜け面。ナイスリアクションだ。

　早速だがいいニュースと悪いニュース、それから特大ニュースだ。

　俺は生きてる。でも会社が見張られてて脱出できない。そこでお前たちの出番ってわけだ。

　見返りならあるぜ。…Mの正体、知りたいだろ？』

[14 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 00:37:57]

新スレ乙です
これってダリルバルデ役がシャディクやラウダになってたらエリクトポジはどうなってたのかな……
（グエルだったらボブになってたのかなーとは思うけど）

[15 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 01:53:30]

やったーーー！！ケレスさん生きてる！

[16 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 06:20:09]

「…で、どうして俺が単独行動なんだ？」

『適材適所ってやつ。さっさとブレーカー上げに行けよ』

「分かってる。…本当に、生きてたんだな。いや待てよ？何か声の感じが…」

『いいから早くしろって。こっちは何日も同じ顔しか見てなくて飽き飽きしてるんだよ』

『もう…頼んでいる立場なんですから、それくらいにしておいたらどうですか』

『うるせぇな。今まで散々こっちが助けてやってるんだからいいだろ』

「…誰かいるのか（しかも女性…）」

『妬いてる？』

『妬いてるだろうねぇ』

「ち、違う。うるさいぞエランとシャディク…」

『はいはい。それじゃあ連絡待ってるよ』

『グエルがブレーカー上げてくれないと、シャディクの作業も始まらないんだからね』

[17 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 06:24:22]

「…分電盤を見つけた」

『見張りは？』

「一人だけだ。すぐ片付ける」

[18 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 06:24:49]

「…よし。それで、どうすればいいんだ？」

『それじゃあ、今から私が指示する通りの場所を探してね』

「はい（誰なんだ…？この女性）」

「…ありました。これを上げればいいんですか？」

『その通りよ。…部屋の扉に電気が通ったわ。それじゃあシャディクさん、後はお願い』

『了解』

[19 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 06:33:10]

「…にしても、自分たちの安全のために作った扉に閉じ込められるとはね」

『仕方ないだろ。この部屋の存在が知られたらその時点で俺たちは死んでる』

『だから信頼できる社員に頼んで、この部屋が見つからないよう細工してもらったの。後からその社員に開けてもらうつもりでね。でも…マザーが見張りを派遣して』

『表向きは『後継者を失って混乱している会社の手伝い』なんて言ってたけどな。そもそも部外者が入って来るなよ』

「…シャディク、どう？扉、開けられる？」

「そうだな…かなり厳重にロックされてるが…開けられないってことはないさ」

「さっすがシャディク！」

『………』

『…意外に元気にやってるな』

「？」

シャディク機械修理（31～）：dice1d100=84 (84)

[20 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 06:38:27]

「…よし。開いたよ」

（どんな人なのかな。ペイルグレードと、もう一人の女の人…）

「…え？」

「………ああ…そういう、ことか」

「よお、『俺』」

「………僕と、同じ…？」

（顔だけじゃなく、背格好まで…）

『？おい、そっちで何が起きてるんだ？』

「お前も合流すれば分かる。行くぞ、ベルメリア」

「はい。…5号、こんなこと、今更だけど…あなたが無事でよかった。その腕も、後で必ず直すわ」

[21 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 06:43:47]

「…！待て」

「ん？」

「…外に、人。大勢いる…！」

「………ああ。お前ら、入るところを見られたらしいな。

　ドミニコスのお越しってわけだ」

『だ、大丈夫か？俺もすぐ――うわっ！？』

「グエル？…向こうにも誰か…」

「さて…お手並み拝見だ。『シュバルゼッテ』、『ファラクト』」

[22 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 06:47:35]

「俺もすぐ――うわっ！？」

「…見つけた」

　鋭い刃が頬を掠めた。心臓がうるさい。

　間一髪避けられなければ、死んでいた。

　生身の反射神経も馬鹿にならないな、と頭の片隅でどうでもいいことを考えながら、指輪を鎧の姿に展開し、身に纏う。

「…ラウダ、さん」

「やあ、グエル。こんなところで何をしているのかな」

　そのあまりにも冷たい声に、背筋が…心が、凍えそうだった。

[23 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 06:58:37]

　埒が明かない。どころか、徐々に押されている。

　相手はいわば量産型。『ミカエリス』や『ダリルバルデ』を相手にすることを思えば楽なものだったが、物量差が大きい。

　そもそもが非戦闘員二人を庇っての戦いだ。エランも必死に応戦しているが、片腕のハンデは大きい。頼みの綱のグエルは未だ救援を望めない状態――

（どうする）

　答えは出ない。ペイルグレードとベルメリアを置いて行く、という選択肢はなかった。

　彼らは、Mの正体を知っていると言った。その情報が得られれば、復讐の完遂に大きく近づくことができる。

（どうすれば――）

「シャディク」

　エランの声が聞こえた。

　いつもシャディクに話しかける時の、少し甘えたような、幼い響きとは違う声音が、いやに耳についた。

「あのね、僕、考えたんだけど…こうするのが一番かなって」

　軽やかな足取りで、エランが敵陣の真ん中に躍り出る。

「自爆機能なんて、使うことはないって思ってたんだけど…こうすれば『役立たず』は『役に立つ』し、大事な『情報源』も持って帰れる…一番、シャディクの『役に立つ』よね」

　これで、『復讐』、叶うといいね。

　鎧の下に隠されたエランの表情は見えない。ただ、その声があまりに純粋で、穏やかで。

　シャディクは――

dice1d2=2 (2)

1：………

2：助ける

[25 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 07:08:31]

「馬鹿だな」

「え？」

　『自爆』と聞いて怯えたように後退ったドミニコスの隊員たちを押しのけ、シャディクはエランに歩み寄る。そして、手を伸ばし、その体を抱き締めた。

　装甲のぶつかり、擦れる金属音がうっとうしい。もっと、ずっと、温かい体温を感じながら抱き締めてやりたい。

「…馬鹿だよ、俺は」

「シャディク…？」

「…復讐に目を向けているふりをして、逃げていたんだ。大切なものを作って、失うのが怖いって…でも、目を背けたところで気持ちなんて変わるはずない。だから…もう逃げないよ。

　エラン、俺は君のことが…」

　『ファラクト』の頬を撫で、額を合わせる。きっと無事に帰って、次は生身で、同じことをしてやりたい。

　たくさん撫でて、抱き締めて、…今まで応えてやれなかった分も、全て。

「おい待て甘い空気になって俺たちを放置するな死ぬ死ぬ死ぬ」

「きゃっ…！」

「さすがに二回目は想定外――」

　しまった。完全に存在が思考の外へ行っていた二人を振り返ると、敵に囲まれてじりじり壁際に追い詰められていた。今向かって、間に合うか――

「させません！」

「！君は…」

　飛び込んできたのは、赤。見慣れたそれは、常ならば不吉を思わせたが、今はまるで――福音のようだった。

「シャディクさん、あなたのこと…助けます！だから、助けて！私を…私のエランさんを！」

[26 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 07:18:52]

「どんな気持ちだった」

　氷のような声が、鼓膜を突き刺す。

「僕に、笑いかける度…僕が…笑い返す度に…どんな気持ちで…！」

　怒りに震える声。いつもの冷静な太刀筋とは違う、力任せのがむしゃらな攻撃。

　そのすべてが、ラウダの絶望の深さを表しているようだった。

「欺き、嘲り、…僕の心を裏切った！」

　それを望んだわけではない。

　最初は本当に、何も知らなかった。すべてを知ってからも、ずっとこのまま、何も知らずにいてくれたらいいと。

　そんなことあり得ないのに、都合のいい空想をして、逃げていたのはグエルだ。

　結果、ラウダはこれほどまでに深く傷つき、グエルへの憎悪を燃やしている。

「スラムが、どうとか…よく言っていたな、『魔女』！…『仲間』？『大切』？『家族』だと！？傷つけさせない、守る…そんなきれいごとばかり口にして！」

「っ…？（ラウダさん、手が…）」

　震えている？

「それならどうして僕を――助けて、くれなかった。どうして、僕のところには…来てくれずに…どうして………」

　愛してくれなかったの。

　迷子の子供のような、その声に、グエルは――

dice1d2=2 (2)

1：それでも彼は敵だ

2：………

[27 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 07:22:01]

「え…」

「………」

「な、何を…何のつもりだ。どうして、装甲を解除して、」

「…ラウダさん」

「………っ！？」

「俺は…あなたとは、戦いたくない。…分かってる、そんなこと、許される立場じゃないって。

　それでも、俺は…」

「………」

dice1d2=2 (2)

1：受け入れる

2：受け入れない

[28 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 07:26:50]

「そんな、こと…今更…！」

「…今更だって、いいじゃないか」

「…何だって？」

「だって、俺たちはまだ生きていて…これから先の未来がある。

　それなら…今よりいい道を…傷つかない選択を、してもいい」

「………」

「最後の最後だからね。死ぬ気で…そうね…もう…ファンブルじゃなきゃいいわよ！あんただけ不幸になって終わりとか後味悪いし！」

「…絶対に、幸せになる」

dice1d100=54 (54)

[29 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 07:29:39]

GMのお慈悲がスーッっと効いて…これは…ありがたい…

[30 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 07:38:08]

「…僕には、できない」

「そんなことは…！」

「だから」

　『ミカエリス』の装甲が解かれ、ラウダの姿が現れる。

　その表情はやはり、迷子の子供のようで、グエルは胸が締め付けられるような気がした。

「だから…あなたが、連れて行って」

「………え」

　震える指先が、グエルの袖先を引く。

　触れてみると、その指も、手も…冷たく、震えていた。

「もっと、いい道を…選んだ先の、未来に。

　…連れて行って、くれる…？」

　潤んだ瞳に見つめられて、グエルは…

dice1d3=1 (1)

1：頷く

2：抱き締める

3：急に色ボケdice1d100=56 (56)

[31 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 07:40:33]

「…ああ。約束する。

　俺の選んだ道の先に…必ず、一緒に行こう。ラウダ」

「…うん」

「そこは色ボケてよ兄さん」

「無茶言うな」

「まだ俺にも勝ちの目があるな」

[32 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 07:43:28]

～ペイル社前～

「どうしてお前がここにいるんだ」

「そっちこそ何してるんですか。家出ですか？わーるいんだ～」

「お前が先に家出したんだろ！」

「仲良いな」

「…いいことだよ。本当に…全員こうして揃うことができるなんて、思ってもみなかったな。

　なあエラン…エラン？何か雰囲気違う…ん？」

「よおグエル。お前の言ってるエランはあっちだ」

「…し…シャディクが、僕のこと…」

「…ふふ。いい出会いがあったのね」

[33 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 12:10:23]

>>24

悪気はないかもしれんが比較のようなレスは控えようぜ！

[34 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 12:26:36]

出目芸人は鉄板ネタでは

[35 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 12:37:23]

ラウダがひとり取り残されずによかったよ…いや、そうなったらそれはそれで芸術点高いけど…

[36 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 12:47:16]

◯◯すごい！それに比べて△△は〜というレスはいらないかもね
キャラ同士が言うのは笑えるし出目いじりはダイススレの定番だけど

[37 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 13:05:23]

某出目芸人はまたやらかしたら盛大に笑おう！
関係ないとこに引っ張り出すのは違うゾ
主さんこのへんのレス要らなかったら自分も含めてサクッといっといて下さい

[38 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 19:14:19]

>>33

>>36

ダイススレだから誰が出目芸人になってもおかしくないし特定の誰かを擦ったつもりもなければ

ガンダム構文（○○とは違うのだよ○○とは）入れたから完全にネタレスのつもりだったんだが不愉快になったのなら申し訳ない

学級会巻き起こしたいわけじゃないから一応消しとくわ

[39 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 20:48:46]

（該当レス朝に見たけどどこぞの〜とはというのはちょっと心配だった
他所のスレみたいにならなくて何より）

[40 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 20:53:05]

(前シリーズで出目芸人ネタやってたからよそ様のスレがどうこうとかじゃないと思いますよ)

[41 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 20:57:34]

「元のレスが消えてるから何が何やらだけど…一旦そのままにしておくわ。

　元レスを自発的に消してくれた人も、気を遣ってくれてありがとうね」

「皆さんが理性的なレスをしてくれたおかげで荒れているわけでもないですからね。ありがとうございます」

[42 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 21:10:58]

　東の空に、明けの明星が見える。いつの間にか夜は明け、朝が訪れようとしていた。

「…違う」

　明けの明星、ではない。あれは、あの青白い光は…！

「…『キャリバーン』！」

「グエル？」

　ペイルグレードを庇うように立ち、飛来したそれを受け止めた。

　もう二度と、殺させない。絶対に。

『………』

　沈黙する、青と白の外殻武装。

　その姿に、穏やかな空気に浸っていた仲間たちも、反応して外殻を展開する。

　グエルに庇われたペイルグレードは、己を殺すため再び現れたその鎧を見つめ、目を細めた。

「外殻武装…『エアリアル』。24年前の政権打倒に使われた兵器。

　使用者・開発者共に不明…ってことになってるが、あんたなんだろ、M？

　…それとも、『ミオリネ・レンブラン』って呼ばれる方がお好みかな？」

　『エアリアル』がその姿を変え、白く細い指に嵌められた『指輪』となった。記憶喪失だと語った時にもつけていた、左手の薬指にあるそれを撫でながら、彼女はあくまでやさしく、慈しむような笑みを浮かべる。

「よくできました。あなたは本当に優秀ね、エラン」

[43 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 21:20:09]

「ミオリネ…？そんな、どうして…」

「…グエル。彼の言ったことは本当だ。彼女…ミオリネ・レンブランが、Mだよ。

　『エアリアル』…のことは、僕も知らなかったけど」

「おかあさん…？」

「スレッタ！元気そうで良かった。顔色も前よりずっといいね」

「え…と、ミオリネさん、が…わたしの…？」

「ああ…そのことなんだけどね？

　スレッタが疲れちゃったなら、もういいよ」

「え？」

「だって…いろいろと無理があるもんね。『男の子』を無理矢理『女の子』にするなんて」

「………は…？」

[44 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 21:27:56]

「…ミオリネ、それは、あまりにも」

「どうして？ラウダも小さい頃言ってたよね？

　『そんなことしちゃ兄さんがかわいそう』…って。

　私、どうしても『娘』がよかったから無理させちゃったけど…でもね、もういいよ。

　ちゃんといたもの。手を加えなくたって…ありのまま、そこに居てくれるだけでいい、私の『理想の娘』」

「………」

「…待て。スレッタは、元は…『男』で。ラウダから見て…『兄さん』？」

「………『彼』、は…僕より歳上で…あなたと、同じくらいの歳だったはずだ、シャディク」

「……………スレッタ。君の、本当の名前は…」

[45 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 21:33:48]

うわー！うわわわわわそういうことだったのか…

[46 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 21:36:19]

「本当の名前なんて、覚えてない…です」

　きっと、『僕』から『私』に変わった頃にはもう、手遅れで。

「本当の家、覚えてないです。本当の家族…本当の、お母さん…全部」

　嫌だと泣いても変えられていく身体が怖くて。恐怖を忘れたくて、『お母さん』に縋って。

　身体以外も、変わっていった、気がする。

　だって、『守ってあげる』と約束したはずの、弟みたいに思っていた子が、笑ってくれなくなって。

　いつしか互いを哀れむ、歪な関係になってしまって。

　だからもう、自分を愛して、役割を与えてくれる『お母さん』の声しか、聞きたくなくて。

　お母さんは『正しい』から、『理想の娘』の自分も正しくて。

　だから。それでも？

　たとえそれが、作り上げた『スレッタ』を価値のないもののように手放そうとする言葉であっても…それを受け入れ、『正しい』と断ずるべきなのだろうか。

　スレッタは、――あなたは既に、選択している。

「…どうでも、いい。そんなこと、もう、どうだっていいよ、お母さん。

　私の望みは、エランさんを助けること！だから…この人たちに手を出さないで！」

[47 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 21:45:32]

「そっか。ちょっと寂しいけど、仕方ないね。

　…さて、と。私がここに来たのは、エランにお仕置きするためっていうのもそうだけど…」

「お仕置きで命まで奪おうとは、AIらしいイカれっぷりだな」

「…それも分かってたんだ。すごいね、エラン。

　ふふ、だからグエルもエランを気に入ったのかな？」

「………ミオリネ」

「怖い顔しないで。私はね、あなたのことを迎えに来たのよ」

「何を、言って…？」

（…やはり、そうか）

「あなたこそ、私の『理想の娘』なの。

　さあ、グエル。この手を取って。私の…かわいい子」

[48 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 21:54:43]

「とても、よく似ているの。私の大切な人に」

　ミオリネが微笑み、胸に手を当てる。

「名前だってそう。これはきっと神様から私への贈り物なのよ」

「…AIが有神論者とはな」

　毒づいたペイルグレードを意に介さず、ミオリネの白い手がグエルに差し伸べられる。

「さあ、おいで？お母さんと一緒に暮らそうよ、グエル」

　グエルは、その手を…

「駄目」

「…それ以上、俺の仲間に近付かないでもらおうか」

　エランとシャディクが、一歩前に出る。

　ミオリネは微笑んだまま、そっと手を降ろした。

「ちょっと急過ぎたかな？グエルだって今までの家族にちゃんとさよならを言っておきたいだろうし…また来るね」

　そう言うと、止める間もなく『エアリアル』を展開し、飛び立ってしまう。

　たった今起きたことが、まるで現実に思えない。周囲に帰還を促されるまで、グエルはミオリネの言葉を反芻し、立ち尽くしていた。

[49 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 22:14:55]

「…第六章、終了。次は最終章だからね、そのつもりで」

「………つまり、最終決戦か」

「エランとうまくいって安心してたらスレッタが爆弾を落としてきた件」

「…一応、僕は最初から知ってたんだが…」

「どうも、改造人間です」

「未来が明るいからって明るく受け入れすぎだろ…」

「落ち込むよりは良いと思う」

「そういえば…私のエランさんはどこに？まだニカさんのところですか？」

「幕間になればわかるよ。…最後だし、それなりの出目でもおまけしちゃおっかな〜」

[50 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 22:49:42]

鳥肌たったよ怖かった(ほめてる)

[51 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 23:25:44]

「…まずい」

「どうしたんですか？」

「飲みすぎた」

「駄目な大人〜」

「…この状態で幕間をやると…普段の数割増しで…品性を失いそう…！」

「無理は禁物だと思う」

「そうね…ちょっと休んで…落ち着いたらやる。無理ならそのまま寝るわ」

[52 二次元好きの匿名さん 23/09/15(金) 23:38:39]

スレ主無理しないでね！

[53 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 00:05:00]

金曜の夜は飲みすぎるものよ
しっかり休んで、続き期待してます!

[54 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 00:26:26]

「………幕間…シャディクとスレッタは交流相手は確定してるけど…」

「俺か…」

「…でも、あんたと交流しなきゃラウダの最後の幕間が虚無になるのよね」

「虚無…」

「…ダイス、振ろっか。色ボケダイスの出目が大きい方を優先ね。グエルの相手がラウダならその時点で確定」

グエル：dice1d2=1 (1)　（1：ペイルグレード　2：ラウダ）　　dice1d100=55 (55)

ラウダ：dice1d100=58 (58)

「微妙に俺が不利じゃないかこれ」

「メインキャラ同士だし、ラウダが虚無になるのも何だし…」

[55 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 00:28:47]

「………どうしよっかな〜？シャディク、スレッタ。あんたたちもダイス」

「了解」

dice1d100=36 (36)

「最後ですし…盛大に行きたいですね！」

dice1d100=40 (40)

[56 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 00:33:04]

「………健全に行くべきってことかしら」

「※次のシナリオでは暴力表現・性描写の含まれる可能性があります」

「き、急に何？」

「※主に4号が被害に遭います」

「わん」

「ど…どうして犬…？」

[57 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 00:38:40]

数値が高かったら不健全路線だった可能性が…？

[58 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 06:36:49]

「不健全になっていた可能性は…ある」

「よし」

「なんで『よし』？」

「どうせワイプで覗かれるし…」

「………一番出目が良かったのはラウダ…よし」

「おい」

「『それなりの出目でもおまけしちゃおっかな〜』」

「そんな伏線回収いらない」

[59 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 06:43:38]

幕間6

〜『フォルドの夜明け』新拠点〜

「せまい」

「ほこりっぽい」

「文句言うなら出て行ってください。…特に、あなた…『ミカエリス』」

「そーだよ。…『ダリルバルデ』のお姉さんも、背中向けた途端にグサッ！…とかやりそうだし」

「露骨に嫌われてるねぇ」

「好かれる要素がないよね。…あれ？」

「…おかえり、スレッタ」

「エランさん！」

[60 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 06:59:05]

「？？？ぼ、僕が…いっぱい…」

「…あ〜…エラン…えっと、『俺の』エラン？先に腕を直そうか」

「（『俺の』！）う、うん！」

「それじゃあ、私も手伝うわね。…4号の損傷は…」

「私が処置しておきました。…でも、細かい部分は弄るとまずそうだったからそのままで。後で確認、お願いします」

「…むー…（流れでレジスタンスに思いっきり協力…どころか拠点に滞在なんかしちゃってるけど…ニカ姉、元々興味あったみたいだからな）」

「エランさん…その眼帯は？」

「視覚には問題はないよ。…金属部分が見えると、悪目立ちするからって。似合わない？」

「いえ！エランさんはいつも素敵です！」

[61 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 07:07:21]

「エランがいっぱい…」

「ま、あれ全部俺が元だからな」

「？」

「なんだ、シャディクはとっくに理解してるぜ？仕方ないから懇切丁寧に教えてやってもいいが…」

「ん？…いや、あの、近…」

「…疲れたし、ゆっくり眠って…夜明けのコーヒーでも、」

「もう日が昇ってるだろうが」

「来たなクソガキ」

「………お前が何歳なのかは知らないが、僕は子供じゃない」

[62 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 07:29:06]

「へえ…（『協力者』…本当に生きてたんだ…）」

「………（『ミカエリス』…いろいろあったけど、これからは敵対するわけじゃない…）」

（（………これは…ロマンスの予感！））

「えーと…？」

「あのー…グエルさん？私たち、急に押しかけてしまった立場ですが…部屋ってありますか？」

「ああ、いくつか余ってる。スレッタたちも…疲れただろうし自由に使ってくれ。

　…シャディクたちを助けてくれたこと、本当に感謝してる」

「…こちらこそ、ありがとうございます！エランさん、行きましょう」

「うん」

「ニカ姉、あーしらは帰ろうよ」

[63 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 07:34:56]

「ん？そうだね、じゃあまた…」

「ああ、よかった。まだいたんだね」

「シャディクさん？」

「ニカ、これを…」

「！……はい、任せてください！」

「頼んだよ」

[64 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 07:40:27]

〜『フォルドの夜明け』新拠点・シャディクの私室〜

「…さて。腕の調子はどうかな？」

「すごい、元よりずっといい気がする…！」

「それは何よりだ。ベルメリアさんも…疲れて眠ってしまったようだし、明日起きてから改めて感謝しないとね」

「うん！」

「………エラン」

[65 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 07:49:17]

　ベッドに腰掛けはしゃぐエランの隣に腰掛ける。二人分の体重にベッドが軋む音がして、エランがぎくりと肩を震わせ固まった。

　シャディクの手が伸ばされ、エランの頬に触れる。あの時、戦場の真ん中でやったのと同じように、額を合わせた。

　今度は、あたたかい。エランの体温に触れている。

「エラン…」

　名前を呼ぶ以外は必要ない。

　互いの気持ちは分かっているし、ここから先に待ち受けていることも、わかって――

「シャディク？どうしたの…？」

　全然わかってないなこいつ。

　きょとんと見つめてくる顔は、触れられて嬉しい、でもちょっと恥ずかしい。…以上の気持ちなどなさそうだった。

　それもそうか。機械だもんな！そのうえ記憶喪失で、そんな常識教えなかったからね！

「…今日は一緒に眠ろうか」

「え、いいの？やったぁ」

　最後の抵抗とばかりに誘ってみたが、見事撃沈した。

　…まあ、喜んでいるので、よしとする。

[66 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 07:54:43]

〜『フォルドの夜明け』新拠点・空き部屋〜

「ベッド発見です！エランさん、ここで眠りましょう！」

「うん」

「…そういえば、エランさんは私が男の子って知ってたんですよね？」

「そうだね」

（………これは…どうなんだろう。

　もしかして、『男の子』の方が好き？今更元の性別に戻っても…とは思うけど、エランさんが望むならそれもありかな）

「スレッタ？」

「うーん…エランさんは…男の子と女の子、どっちが好きですか？」

「僕はスレッタが好きだよ」

[67 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 08:03:20]

「そ、それは…」

　嬉しい。じゃなくて。

「女の子のスレッタが好き…ということですか？」

「…？君は男の子だよね」

「でも今の体は女の子ですから！…その…いろいろ…なくなったりくっついたりしてるので」

　詳細はあまり思い出したくなかった。パーツを替えてすぐの頃は気が狂いそうだったし、今でも割と正気と狂気の狭間にいることがある。

　エランはスレッタの内心など知るはずもなく、不思議そうに首を傾げている。

「君はどちらがいいのかな」

「え、ええー…それを私に聞きます…？」

　今更好きに選べと言われても、正直困る。ミオリネは本当に勝手な人だと、遅れて怒りが湧いてきたりもした。

「だって、僕は君が好きだから。君自身の望む姿が一番好きだよ」

「ほわぁ…」

　湧き上がっていた怒りを押し退けて、嬉しい、恥ずかしい、幸せ！が満ちていく。

　本当に、どんな自分でも受け入れてくれるこの人のために…もう一度、ちゃんと向き合ってみてもいいかもしれない。自分自身と。

「じゃあ…きっと、決めてみせます。だから…どんな結果でも、愛してくださいね」

[68 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 08:10:32]

〜『フォルドの夜明け』新拠点・グエルの私室〜

　共に帰って来た皆が休息を取る中、どうにも休む気になれず…落ち着いたらミオリネのことを考えてしまいそうで、土をいじったりソフィやノレアと話したり（何故かやたらペイルグレードとラウダの話題を振られた。何故だ？）して、再び夜を迎えた。

　こうなるといよいよ休まずにいられなくなる。

　周囲に心配は掛けたくないし、体調も万全に整えなければ。

（…と、思ったはいいんだが）

　眠れない。

　ミオリネの優しい微笑み。差し出された手。

　『娘』と、言われたこと。

（嬉しいと思うのは、おかしいだろうか）

　きっと良くないことなんだろう、と結論付け、少しでも体を休めようと横になって目を閉じたところで、声が聞こえた。

「グエル。…起きている、かな」

「ラウダさん…？」

[69 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 08:18:16]

「…その、話がしたくて。日中はなかなか二人きりになれないから」
「…入ってくれ」
「うん」

　ラウダは部屋に入っただけで、座る様子もなければ近づいても来ない。所在無さ気な様子だった。
　本当にここにいて良いのか、迷っているような。

「…僕は、その…」
「いいよ。…ほら、こっち」
「え？あ…」

　立ち上がり、手を引いてベッドに腰掛けさせ、その隣に座り直す。
　夜の暗がりの中でも、ラウダが驚いた顔をしているのがはっきりと見えるくらいに近い。
　いつかのダンスを思い出してクスッと笑うと、ラウダが何を勘違いしたのか慌て始めた。

「あ、あの、違う。僕はあくまで話をしに来たのであって、その」
「うん？」
「だから、ええと…！あなたが僕と…一緒にいてくれるって、あれはその、本当なのかなと…！」
「本当だよ」

　約束を反故にするつもりはない。…そうだ。約束したんだ。ラウダと一緒に、より良い未来を選ぶと。

[70 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 08:25:29]

「…ん？」

　待てよ？
　この先の未来でずっと一緒にいるというのは、もしかしなくても、その。
　プロポーズ？

「……………」
「グエル？…やっぱり、僕では、駄目だった…？
　あなたも、他の人と同じで…」

　やめろ子犬のような目で見るな。
　グエルは混乱していた。これが勘違いなら非常にまずい。何がまずいって…何がまずいんだ？

（俺は…）

　嫌なのだろうか、と考えてみると、嫌ではない。
　むしろ、ラウダと過ごすのは楽しい。
　それに…

（…ダンスの時の、反応とか…）

　きれいだと褒めてくれたり、笑顔を見せてくれたり。それにあの態度はもしかして嫉妬？と思うと、悪い気はしない。
　包み隠さず言ってしまうと、嬉しい。

[71 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 08:28:35]

「……………」

「グエル…」

　ラウダの潤んだ瞳が、グエルを見ている。

　縋るように伸ばされ、しかしグエルのことを掴めないまま宙を彷徨う手が見える。

　そんなラウダを前に、グエルは――

dice1d2=2 (2)

1：女は度胸。押し倒す

2：手を握る

[72 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 08:36:19]

「あ、……グエル」
「…大丈夫。ずっと、一緒にいるよ」

　拝啓父さんたち。あなたたちの娘は立派なヘタレに育ちました。
　いや、これは慎み深いだけ…。

　内心で言い訳を繰り返しつつ、ぎゅ、とラウダの手を握る。
　今のグエルにはこれが精一杯だ。少なくともラウダの不安を取り除くことができればそれで、

「あれ」
「グエル…いいの？」
「うん？」
「…嬉しい。こんな気持になるなんて、初めてで…」
「ちょっっっ……と、待っ、あ、えっ」

　天井、ラウダ。それだけが視界を埋め尽くす。
　ラウダの、少しかさついた指が顎から頬、さらに耳と流れていく。じわじわと汗が浮かんで、シャツが肌に張り付くのがわかる。

「あ、あの」
「…好き、なんだ。あなたも、同じだと思っていい…？」
「それは、いい、けど」
「…よかった」

　こんなぽやぽやした笑顔、初めて見る。ちょっとかわいい。
　などと余裕を感じていたのもほんの一瞬で、その後は、まあ。
　推して知るべし。

[73 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 08:39:59]

「こう…茶化されるのも腹が立つんだが、微笑ましく見守られるのもそれはそれでダメージを負うな…」

「ラウダはかわいいなあ」

「また弟かわいい病発症してるよ」

「…これで幕間はおしまい？」

「そうね。後は最終章だけ…皆、覚悟の準備、しておいてよね」

[74 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 08:45:08]

なんか言ってやれよ…

[75 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 10:27:04]

生暖かい視線すぎる

[76 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 13:25:38]

スレッタの設定闇深いなあ…
弄りすぎてて普通に成長とかできなそうだしエランズみたいにメンテナンスとか必要なのかな
それはそうと気ぶりソフィノレちゃんで草

[77 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 19:27:33]

第七章　『ホーム・スウィート・ホーム』

〜『フォルドの夜明け』新拠点〜

「……………」

「……………」

「ゆうべは」

「ンンッ！！（子供の前だ、控えてくれ）」

「……はいはい」

「それで…M…ミオリネは、未だ動く様子なし、か」

「この場所のことは知らない…と思っていいのかな」

「いや…あえて見逃しているんだろう」

[78 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 19:39:49]

「………じゃあ、いつ襲われてもおかしくない、ってことですか」

「そんなの…また、別の拠点を用意して逃げるしかないの？」

「いや？この人数はさすがのクソAIも予想外だろ。

　外殻武装を使えるやつが1、2…。7人と、4号も直してやれば8人か」

（！…やっぱり直せるんだ、この人たち…！）

「グエルとシャディク、スレッタ、僕…エラン2人にそこの少女たち2人…お前はどうなんだ、ペイルグレード」

「……………8人って言ったろ」

「この人は無理ですよ。適性が低いんです」

「……………（あっさりバラしやがって…）」

「そうか。それなら後方支援に回ってくれ」

（…そこは弄らないのか、こいつ…）

[79 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 19:50:10]

「…確認、したいんだが。Mの正体は…ミオリネは、AIってことで間違いないのか」

「そうだと思う。………スレッタも、そう思っていた…よね」

「（……！）…うん。食事の時だって、私が食べてるのをカメラ越しに見てるだけだったし」

「しかし今の彼女には実体があり、俺たちと同じように――

　待て、まさか」

「そのまさか、だ。そこの『エラン』シリーズのノウハウを使って自分用の体を作ったんだろうな」

「そして、その人格の元になったのが…『ミオリネ・レンブラン』って人なんだよね」

「………『レンブラン』？」

「『ミオリネ』は『人類の意思決定を助ける』ことを標榜するAIの開発者だった女だ。今から25年前、高架道路崩落事故で負った怪我が原因で、事故の半年後に死亡。

　事故の一年前には医療ミスで夫を、事故当時には2歳の娘を亡くし…

　クーデターの中で、父親である『デリング・レンブラン』を亡くしている」

[80 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 20:01:45]

「待ってくれ。それはつまり…！」

「…そうだ。ミオリネは…AIになった後、だろうが…自分の父親を…」

「………なんて、ことを」

「グエル。そこは、俺たちにとって重要じゃない。

　あまり入れ込むな」

「………分かってる」

「…僕たちは、ミオリネに勝つことを考えないと…だよね、シャディク」

「ああ、その通りだよ」

（………5号。君も、大切な人を見つけたんだね）

[81 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 20:12:19]

「…ミオリネに関しては、俺に考えがある。

　彼女の腕なら…今日中にでも結果が出るだろうし、少し待っていて欲しい」

「了解」

「いーよ。シャディクの考えなら大体うまくいくでしょ」

「嬉しい言葉だね。その信頼に応えられることを願うよ。

　…さて！皆、それまでは暫しの自由な時間と思って過ごしてくれ」

「じゃ、俺とベルメリアは4号の調整だな。来いよ、ご主人様が直々に診てやる」

「…わかった」

「ちょっと！エランさんを自分のものみたいに言わないでください！」

[82 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 20:22:04]

「もー！専門家以外立ち入り禁止なんておかしいです！

　私のエランさんなのにー！」

「はは…」

「…シャディクさんのエランさんも、連れて行かれちゃいましたけど。

　嫌じゃないんですか？」

「彼らの腕は信頼に値するからね」

「むー…」

（…スレッタ。君は『何も覚えていない』と言ったね。

　それなら、俺は…）

dice1d2=1 (1)

1：伝える

2：伝えない

[83 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 20:34:21]

「…スレッタ」

「はい？」

「………君には、兄弟はいたかな」

「ええと…ラウダさんのこと、ではないですよね？

　どうなんでしょう…？ごめんなさい、覚えてなくて」

「『イエル』…という名前に、覚えは？」

「………えと…」

「構わないよ。…本当に、覚えていないんだね」

「あなたは…私のこと、知っているんですか？」

「………ああ。君の本当の名前は、『エリクト』だよ」

[84 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 20:38:36]

「俺の育った家は…少し珍しくてね。家族最適化制度導入前の…要は実の親子のところに、俺って異物が入り込んだ状態だった。

　なのに皆、本当の家族みたいに受け入れてくれて…元々暮らしていた孤児院よりずっと良かったよ」

「………」

「中でも母さんは…きれいで、やさしくて、強い人だった。大好きだった。

　…君は、母さんによく似ているね」

「………！つまり、エリクトは……私、は」

「ああ。俺の…兄弟だよ」

[85 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 20:47:07]

「……………」

「グエル。少し…いいかな」

「はっ！？あ、ああ、うん！」

「（………露骨！）………ええと…その、あなたのことを聞きたくて」

「う、うん。…何でも、聞いてくれ」

「………（こっちが恥ずかしくなってくる…！嫌では、ないけど…）

　その…グエルは、スラムで生まれ育ったんだよね」

「ん？言ってなかったか。俺は…拾われたんだ。父さんたちに」

「……………そう」

[86 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 21:05:24]

「………グエル」

「んんっ！？（手、にぎ…っ！）」

「落ち着いて、聞いて欲しい。

　…あなたは、ミオリネの、本当の娘…かもしれない」

「………え？」

「ミオリネが事故で亡くした娘の名前は…『グエル』だ。

　…事故の崩落に巻き込まれ、遺体は見つからなかったと」

「……………」

「ねえ、グエル。あなたは…いつ、どこで拾われたのかな」

「……………25年前………車の中で、泣いてたって…

　…事故の、現場で…」

[87 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 21:15:55]

「服に…名前が縫い付けてあったんだって、父さんたちに聞いた。

　『グエル』って…」

「…そう」

「俺、……母親に、憧れてたんだ。

　育ててくれたのが、二人とも…父さんだったから。

　二人のことは大好きだけど、それでも、やっぱり…」

「うん。…わかるよ。

　僕もずっと…母親…家族に憧れていたから」

「………ラウダ、さん…」

「…ラウダでいいよ。昨日みたいに、呼んで」

[88 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 22:22:47]

「………じゃあ、私の、本当の両親は」

「殺されたよ。…少なくとも、俺はそう思ってる」

（お父さんは…事故死。そのすぐ後に、母親だけで息子二人を養育するのは荷が重いだろうと『エリクト』が政府の人間に連れて行かれて…

　…お母さんは、心を病んで、そのまま）

「…つらい話を、してしまったね。

　話したのは俺の自己満足で、君のことをいたずらに苦しめただけかもしれない。

　それでも…聞いてほしかった。君に…大切な息子に忘れられたままなんて、あの人たちも浮かばれないと思ったから」

「…シャディクさん、ごめんなさい。

　それでも私は…やっぱり思い出せない。あなたのことも…私の兄弟の『イエル』じゃなくて、『シャディクさん』としか思えません」

「…そうだね。それが自然なことだと思うよ」

「…でも。お墓参り、行ってみたいです。それに、写真だって…見てみたい。知りたいんです。私の…本当の家族のこと。

　…教えてくれますか？」

「！……ああ、当然だ。是非、教えさせて欲しい」

[89 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 22:27:57]

「………？あなたたちは…」

「よお。土いじりか？」

「まあね〜。お姉ちゃんのために、小さくても畑を作ろうって二人で用意してるんだ」

「そっか。えらいね。…ねえ、シャディクさんに頼まれてたものができたんだけど…呼んでもらえるかな？」

[90 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 22:36:02]

「…で、これは？俺には単なる通信機に見えるんだが…」

「ああ。これはノレアが使って以降、調子が悪くなっていてね。

　…最後の通信相手は、恐らくミオリネ。

　ニカにはその修理と、通信記録から相手の位置を割り出せないかの確認を頼んでいた」

「へえ。わざわざ通信後に壊してるあたり…調べられちゃまずいことがありそうだな」

「おい、直したニカ姉の腕にもっと感謝しろよ」

「いいよ、チュチュ。私だってこんなすごいことに参加できてワクワクしてるんだから」

（意外と肝が座ってるな、この女性…）

「それで、位置はわかったんですか？」

「もちろん。このポイントなんだけど…」

[91 二次元好きの匿名さん 23/09/16(土) 22:47:42]

〜未舗装地区北部・死の街〜

「いつ来ても瓦礫の山だな、ここは」

「本当にこんなところの先に…と思いますけど」

「…示されたポイントが、かつてのミオリネ・レンブランの住所とはね。盲点だったよ」

「………この辺り一帯は、かつてのクーデターの際戦場となった。

　富裕層が暮らしていた頃の映像記録なんかを見ると、本当に美しい場所だったようだが…」

「…ねー。本当に全員で来てよかったのかな？」

「私たちがいない間に、拠点が襲われでもしたら…」

「大丈夫、オリジナルとベルメリアがいるから。彼らが対策を怠るはずはない」

（ベルメリア曰く………この人は、4号。僕が、5号。…じゃあ僕たち、兄弟みたいなもの？）

[92 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 00:00:05]

態度に出ちゃうグエルかわいいな…
何気にンンッで通じてる様とシャディクで草
ラウダとスレッタは血縁はないけど同じくらいに連れてこられて兄弟みたいに仲良くしてたのかな？

[94 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 06:42:14]

>>92

「大体そんな感じ。

　ラウダはスラムで生まれ、実の両親から虐待を受けて育ったからこそ親の愛に飢えていた」

「…自分を劣悪な環境から救い出し、衣食住や教育を与えてくれたMに心酔していたわけだが…

　そもそもMは何故こんなことを？

　他の子供のようにどこかの家に入れなかった理由は何だ」

「自分の手足として動く、優秀な人間を求めていたから。

　幼いながら素質を認めたラウダを教育した…という流れね。

　一応、Mなりに自分の子供のように思っていたのも事実よ」

[95 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 06:53:19]

　瓦礫の山の向こう、現れた景色に思わず立ち止まった。

「きれい」

　呟いたのは誰だったか。あるいは全員がそう思ったかも知れない。

　かつて行われた戦いと殺戮、破壊の色を濃く残した街から一変して、そこにあったのは静かで穏やかな空間だった。

　花壇には色とりどりの花が咲き、家庭菜園もよく手入れされている。

　どこか素朴な印象を受ける一軒家の扉が開き、現れた女性が微笑んだ。

「来てくれたの？嬉しい」

　ミオリネのやさしい微笑みは、真っ直ぐグエルに向けられている。

　そこにある温もりも、愛情も、全て。

　グエルは、ミオリネを――

dice1d2=2 (2)

1：ミオリネ

2：母さん

[96 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 07:24:25]

「母さん」

　この人が、自分の。
　そう思って堪らず呼び掛けると、ミオリネが瞳を潤ませた。

「グエル…本当に、あの子が帰ってきたみたい…」

　彼女はまだ、知らないらしかった。
　グエルが、本当に…

「グエル」

　手が、あたたかい。
　ラウダの手が重ねられ、やさしく包みこまれる。

　揺らいでいたものが、止まる。
　何のためにここへ来たのか、見失ってはならない。

[97 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 07:39:48]

「…俺たちは、あなたを止める」

「どうして？何を止めるの？私の世界は『完全に正しい』のに」

「誰かから大切な人を奪うのが、『正しい』のか」

「…誰かの生き方を強制することは、『正しい』ですか？」

「…？スレッタ、どうしちゃったの？

　ねえ、ラウダ…」

「…ミオリネ。あなたには、感謝している。

　僕を救って、たくさんのものを与えてくれて…あなたがいなければ、僕はここにはいない。

　それでも…やっと見つけた、僕を愛してくれる人を…居場所を奪われることは、耐えられない」

「………そう。みんな、そんな『悪い子』になっちゃったんだ」

[98 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 07:53:41]

「それなら、『お仕置き』しないとね。………『エアリアル』。

　分かってくれるなら、やめてあげる。

　分かってくれないなら…残念だけどさようなら」

「というわけで最終決戦よ。

　8対1だしまあ負けないでしょ」

「フラグ！」

「フラグ立てるなGM！」

「進行役。…全3回、合計値の上回った回数が2回の時点で勝利よ。

　じゃあ頑張ってね」

グエル・シャディク・エラン（5号）・ソフィ・ノレア：dice5d120=26 42 52 48 72 (240)

ラウダ・スレッタ・エラン（4号）：dice3d100=37 3 27 (67)

ミオリネ：dice5d150=74 16 18 20 54 (182)

[99 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 08:11:52]

（このまま、数で押し切れば…！）

「…そう。それなら、私も…」

「………？……あ、ッ……！？」

「エラン！？」

「…これは…！」

「え…え…？」

「『仲間』、貰おうかな？」

ミオリネ？？：dice1d100=23 (23)

？？？？：dice2d100=24 87 (111)

[100 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 08:31:01]

「あら？」

「………ぅ…収まった…？」

「………オリジナルと、ベルメリアか」

「だ、大丈夫ですか！？」

「うん。問題ない」

「エラン…行けるか？」

「うん！」

「…本当…忌々しいくらい、優秀な子」

グエル・シャディク・エラン（5号）・ソフィ・ノレア：dice5d120=118 48 86 45 79 (376)

ラウダ・スレッタ・エラン（4号）：dice3d100=47 81 92 (220)

ミオリネ：dice5d150=63 127 23 109 123 (445)

[101 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 08:42:53]

ぅ ゎ ミ オ リ ネ さ ん っ ょ ぃ

[102 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 08:58:26]

ハラハラする展開になった！

[103 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 09:20:49]

8人合計なら勝ってるから…

[104 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 09:28:01]

　終わった。

　『エアリアル』の外殻が衝撃に耐えきれず、装甲を解除する。

「どうして…？」

　ぺたんと座り込んだミオリネが、心底不思議そうにグエルを見上げた。

「私は『正しい』世界を…誰も苦しまないようにって、だから『正しい』役割を与えて、……自由だって与えたのに…」

　医療ミス、事故。

　どちらも人的要因により引き起こされたもので、彼女にとっての悲しみの根源は…

　…それでも、そこにある悲しみが、愛が、今の世界を作ったとしても。

　グエルは――

dice1d2=1 (1)

1：殺す

2：殺さない

[105 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 09:31:14]

「…それでも、俺たちは。

　あなたのいない世界で、自分たちの選択で…生きていくよ、母さん」

　振り上げた刃を、振り下ろした。

「さようなら」

[106 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 09:39:57]

「最終章終了。エピローグに入るまで休憩！」

「最後の最後で俺ェ！」

「母殺し…」

「……………」

「でも、止まる気配もありませんでしたし…」

「親の支配からの脱却…の代償かな」

「…とにもかくにも、全員生き残ったし！明るくいこうよ」

[107 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 10:15:22]

ここまでなんだかんだずっと全方面に甘い対応だったのにあっさり殺しちゃいましたね…

[108 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 10:23:33]

グエルはここでも親殺しさせられるのか…

[109 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 10:25:49]

二分の一だから仕方ない、仕方ないんだ……
グエルが実子だと気がついて逝けたのかなあ？

[110 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 10:26:35]

い、一応母親を元にしたAIであって本人ではないから…

[111 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 10:28:20]

「………うーん」

dice1d3=1 (1)

1：急激に

2：ゆるやかに

3：もう一つの未来

[112 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 10:28:21]

まあ本人はもう死んでるんだけどね…
でもAIの本体ってどういうもんなんだろう
生体パーツ使った義体の中に疑似脳みたいに入ってたのかな？

[113 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 10:30:03]

「あんた…私のことは徹底的に殺すわね」

「！？」

「あーあ。最後のお情けだったんだけどな〜？」

[114 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 10:55:59]

まさかミオリネAIが良心回路みたいにM本体を抑制していたのか？

[115 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 11:14:10]

エピローグ

　『マザー』という庇護者を失った人々は、それまでの生活を捨てることを余儀なくされた。

　学校も、職業も、職場、その地位さえ――全て与えられたものを享受するだけの日々は終わり、自ら選択し、生きることを強いられ…。

　街は混乱の渦の中にあった。

　それでも、人は生きていかなければならない。

　自らの選択に責任を持ち、立って、歩いていく必要がある。

　ゆりかごの中で揺られ、安寧に身を任せることは、もはやできなかった。

「これからどうするの？」

「どうしようか」

　街を歩いていると、頭を抱えるスーツ姿をよく見るようになった。

　就活頑張れ、と他人事のように――実際他人事だ――内心エールを送りつつ、隣を歩く少年の手を引く。

　そう、少年だ。

『らしい格好を用意してやるよ。…記憶喪失のうえ、稼働年数3年だぞ？手は出すなよ』

　と、迷惑な心遣いを頂いてしまったので。

[116 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 11:19:43]

　周囲には親子とでも見られているのか、微笑ましいものを見る目で見られることも多いが…その実『恋人』だと知られればどうなることやら。

　想像しただけで冷や汗ものだ。

「あ！シャディクさーん！それと、えーと…」

「5号、久しぶり、かな」

「うん！」

　とてて、と4号に駆け寄ったエランが、胸のあたりに顔を埋めて抱きついた。4号もよしよし、と頭を撫でて応えている。

　そこにあるのは同胞に対する親愛の情なのだろうが、スレッタは不満気味の表情だった。

「そういえばスレッタ、君は…」

　少し前まで、ペイルで体の調整を受けていたはずだ。

　改めて目の前に居るスレッタを観察してみると…

dice1d3=2 (2)

1：男

2：女

3：？？？

[117 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 12:04:55]

「はい！新生スレッタです！」

「…見たところ以前と同じだけど？」

「いえいえ〜。ペイルグレードさんいわく、脳の年齢に…うんぬん？なので、ちょっとずつ肉体の年齢を上げていくとかなんとか」

　言われてみれば少し大人びたような印象もあるが…微々たる差だった。

　しかしそれを口にすると睨まれる気がしたので「大人っぽくなったね」と言うにとどめておく。

「えへへ〜。…じゃあ、お願いしてもいいでしょうか」

「ああ、行こう」

　じゃれているエラン二人を促し、歩き出す。

「…墓参りへ」

[118 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 14:42:40]

「いってきまーす！」

「いってきます」

「いってらっしゃい！」

　ソフィとノレアが鞄を片手に出ていくのを見送り、リビングに戻る。

　書類に目を落としていたラウダが顔を上げ、笑顔を浮かべた。

「二人とも、学校は楽しいみたいだね」

「ああ、本当に良かった…最初はどうなることかと思ったけど」

　学校なんて行かない！とゴネていたのも最初だけ。今ではすっかり溶け込んでいるらしかった。

　そしてグエルとラウダはというと。

「…ペイルグレード…ケレスさんの要求、厳しくないか？」

「…彼なりの信頼…にしても、厳しいね」

　ペイル社のトップとして、さらには元老院を束ねる立場としても混迷を極める社会を導く立場となったペイルグレードに協力し、未舗装地区の整備事業を行う会社の代表として奔走していた。

　とはいえ細かい事業の話などはグエルにはよく分からないので経営に関してはラウダに任せている。グエルの仕事はスラムに生きる人々と話し、思いを共有し、街との橋渡しになることだ。

[119 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 14:52:13]

（これで『正しかった』んだろうか）

　時々、そんなふうに考える。
　何もかもが目まぐるしく変わっていく世界で、時に変化に怯え、戸惑い、悩みながら生きる人々の姿は、以前よりずっと生きることに苦しんでいるようだった。
　Mの作った世界は…一部の歪みや犠牲はあったものの、街に生きる人の大部分はある種の安寧を得ていたはずだ。
　それを奪ったことの意味の、責任の大きさが、予想していたよりもずっと重く伸し掛かってくることもある。
　それでも。

「グエル」

　隣に座るラウダに腰を抱き寄せられる。ここ最近本当に…本っ当に、これでもかとばかり仕事を振られていて、こうして朝の時間を共に過ごすのも久々に感じた。
　そんな中での、これである。

「…ん」

　それなりの期待を以て目を閉じるも、予想と違って抱き締められるだけだった。どうにもお疲れらしいので、頭を撫で、背中を擦る。
　それでも、今のこの生活が、幸せがあるのは、あの時決断したからだ。
　ソフィやノレアがただの少女として学校に通えるのも、ラウダと…まあ…そういう関係として暮らせるのも、すべて。

[120 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 14:59:55]

（俺一人の力で、世界を良くできるなんて思わないけど）

　何よりグエルの『母』が、それをしようとして、歪んだ世界を作り出してしまった。

　同じ道を辿るなんてことは、できないし、したくない。

（皆と、頑張ってみるから。だから、見守っていて欲しい）

　今はもういない、グエル自身の手で終わらせた人に対して、これは傲慢な願いかもしれない。

　それでも願ってしまう。

（…母さん）

　親子として言葉を交わすこともなく終わってしまった人に、心の中でだけ、そう語り掛けた。

[121 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 15:09:37]

「『ゆりかごの街』これにて終了よ。ハッピーエンドね、おめでとう」

「疲れた…今までで一番疲れた…！」

「お疲れー。エランルート確定後は気楽なもんだったよ」

「ミオリネは…あれでよかったのか？」

「救いたい気もしますけど…」

「ま、そうね。殺さなければ改めてグエルと話して改心…って流れだったかも」

「かも？」

「…ダイスで決まりそうだね」

「当然でしょ。そう簡単に気持ちが変わるかっての」

[122 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 15:29:17]

「フラグ解説の時間よ。色ボケに関してはフィーリングでやってるところがほとんどだから省略。

　メインについてはまあ…基本的に今回のルートで登場した二択がほぼ全て。

　スレッタのみパーティー後にエランを殺していると発狂してドミニコス側に残留、ミオリネに捨てられたあとにそれでもミオリネは『正しい』か、あるいは『憎む』か選択肢が生まれてた」

「次は俺か。俺の生存フラグは主に三つ。

　①三章までの幕間で俺との遭遇イベント…要はデートを一度でも発生させていること

　②三章の事故発生後、グエルがシャディク捜索のため旧市街に降りず地上に残ること

　③三章でグエルがレジスタンス拠点の襲撃を知った後、ペイルグレードが目星に成功すること」

「あれお前の目星だったのか」

「成功率9割…！？」

[123 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 15:37:51]

「何故このフラグが必要だったかと言うと…」

「グエルを信用して姿を見せ交流したうえで、ミオリネという脅威に気付く必要があった。

　…あそこの目星は、ハッキングに気付くかどうかの判定だ。

　本物の俺は病弱で外を出歩けるような体じゃない。だから人間に限りなく近い肉体のアンドロイドを開発し、その体に意識を移すことができないか…って実験をしてたって裏設定がある。

　途中まで俺が使ってた少年の姿も、あくまで端末。

　本物の俺はペイル社からその体を操作してたわけだ」

「グエルがいようといまいと私はペイルグレードからフォルドの夜明けへの通信にハッキングを仕掛け、彼がMを裏切っているという確証を得て『お仕置き』を決定する…って流れよ」

「Mに始末されるって予測ができてる場合、俺は端末でしかない体を送り込んでパーティーを乗り切る。

　それができてない場合は…車椅子に乗った青年がパーティー会場に現れてたはずだ」

[124 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 15:43:25]

「つまり終盤登場した青年の姿も端末ですか？」

「あれは完成品である新たな体ってところね。

　普通の人間と同じように年齢を重ねていける…完全に彼本人を再現した肉体よ」

「脳も自前って設定だ。だからこそペイル社で死にかけた時は焦ってたんだよ」

「ちなみにペイルグレードが死んでもベルメリアさんを助け出すことになるし、私の正体は知ることができたわよ」

[125 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 16:28:07]

「次はアタシ！アタシの生存条件はシンプルで、三章でお姉ちゃんが地上に残ってればそれだけでOK！

　拠点への救援が早くなるから治療が間に合うってことみたい」

「…私はソフィが生きていれば生存確定。

　ソフィ死亡ルートの場合でも、四章でグエルが『許す』選択をすれば生存します。

　『許さない』選択をした場合…」

「ラウダが『殺す』を選択すればその場で、そうじゃなくても帰還後に自ら…って流れね」

「自ら…って壮絶過ぎるな…」

[126 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 16:33:03]

「生存フラグについてはこんなものね。他に何かあったっけ？」

「思い出したらその都度説明で良いんじゃない？」

「………ところで。ダイスを振って欲しい」

（察し）

（察し）

（察し）

[127 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 16:35:07]

「………次のシナリオの役割、決めるんですか？」

「そう。………できれば君に2か3を出して欲しい」

「え？」

「え〜。それって僕に…される率が跳ね上がるけど？」

「…やっぱり引かないで」

「えええぇ………！？」

[128 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 17:01:17]

「次のシナリオではかわいいかわいいエランくん二人の屋敷に迷い込んでもらうからよろしく〜」

「………1以外は秘密を守る動きをすることになるだろうね」

スレッタ：dice1d5=2 (2)

ミオリネ：dice1d5=2 (2)

グエル：dice1d5=1 (1)

シャディク：dice1d5=3 (3)

ラウダ：dice1d5=5 (5)

1：鍵を持つ者

　　あなたには何か秘密があったはずだ。それも、近日中に打ち明けようと計画していた秘密が。

　　あなた固有の目的はその秘密を思い出すことである。

2：✕✕✕愛好家/✕✕✕✕✕✕

　　あなたには決して知られてはならない秘密がある。

　　しかし、屋敷での少年との出会いで、あなたは…

3：オカルト好き/✕✕✕

　　あなたはオカルト好きとして友人たちに知られている。しかし…

　　この秘密だけは絶対に、『どんな手段を用いても』知られてはならない。

4：恋人・✕✕✕

　　あなたは『5』の恋人だ。だが、決して知られてはならない秘密がある。

　　あなたの目的は、その秘密を知られることなく恋人に…

5：恋人・✕✕✕✕

　　あなたは『4』の恋人だ。しかしあなたの抱えている秘密は…

　　あなたの目的はに決して秘密を知られることなく、恋人と添い遂げることである。

[129 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 17:09:20]

これだとスレッタかミオリネとラウダが恋人になるのかな？
どっちでも面白そう
ところでソフィが怪我して病院に物資取りに行った時のダイスで何も起こらないを引いたけど
1～20もしくは81～100を引いてたらどうなってたんですか？

[130 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 17:11:06]

「何か言え」

「………これ、私かスレッタのどちらかがラウダの恋人よね？」

「そうなんだけど…うーん。どうしよっか？」

「…………………………。スレッタ・マーキュリー、2をお願いしてもいい？」

「え？いい、ですけど…？」

「…うん。……………ごめんね」

「な…何が起きるんです…？」

「………ミオリネが…恋人か…」

[131 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 17:20:59]

>>129

「低い出目なら巡回中の警備隊…フェルペトに出会ってひやりとするイベント発生。

　高い出目なら傘下の病院を見に来ていたペイルグレードと遭遇してた」

「何かのフラグというよりはおまけみたいなイベントだね」

[132 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 17:31:46]

「はいこれ設定ね」

「………俺、ほとんどさっきの説明と同じだな…」

「え…あ、……わっ……ええ〜…！」

「やばい」

「はあ〜〜〜！？こんなのグエルにでもやらせときなさいよ！」

「待てそれはどういう意味だ！？僕の秘密は…待て。待て、これは、…明らかに不穏だろ…！」

「………次回シナリオは『暴力表現・性描写・スプラッタ描写』が含まれる可能性がある。気を付けて欲しい」

「ひゃあぁ……」

「す、スレッタ？」

[133 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 17:36:55]

よりにもよって天敵2人が候補のラウダに笑った

[134 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 18:05:02]

ほぼ開示内容とキャラ説明が変わらないってことは、グエルが主人公ポジ？
みんな秘密が不穏そうでwkwk

[135 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:00:54]

お疲れ様でした！ハッピーエンドになってよかった…すごく面白かったです！！
次のシナリオも楽しみにしてます！！！

[136 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:05:30]

「もうひとつの未来」私気になります！

[137 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:08:35]

グエルの育ての父親たちはナジとオルコットなのかな

[138 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:18:30]

>>136

「それは…グエルが私を殺さなかった未来ね。

　ちゃんとした形に書き起こすのも何だし、そうね…

　以下単なるメモ程度のものだけど、参考にして」

・グエルがミオリネに「俺たちが、自分たちの力で作っていく世界を見てほしい」と手を差し伸べる

・「全部勝手に決めるんじゃなくて。全部管理して『間違い』を許さないんじゃなくて。失敗しても、間違っても。見守って、時々、本当にどうしようもない時には手を差し伸べて――大丈夫って、抱き締めて欲しい。

　…俺の思う母さんって、そんな人だったから」

・ミオリネはグエルの言葉に、父との最後の会話を思い出す。

・「我々はゆりかごの中で揺られ安寧に身を任せてはならない」「中に居るものはその揺れに心地よさを覚え、どこか遠くへ運ばれている気さえするだろう」「しかしそれは外から見れば停滞に他ならない」「人が人として生きるのならば、自ら思考し、選択することをやめてはならないのだ」「それが、この世に生まれ、生きるということだろう。…ミオリネ」

・ミオリネはグエルの手を取り、母として子の成長を見守る余生を過ごすことを決める

[139 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:20:47]

>>137

「その通り。場外で結ばれ、シナリオには登場しなかったけど…

　設定上、故人だもんね」

「グエルがこのポジションになった時は妙にしっくりきて笑えたよね」

[140 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:24:37]

「…なあ、これって兄さんはどうなるんだ？」

「ん？」

「僕と家族ならいろいろと…あると思うんだが」

「あ〜…そうだね。じゃあdice1d3=3 (3)

　1：グエルは秘密の共有者

　2：グエルとは兄弟だけど秘密を共有してない

　3：赤の他人

　で」

[141 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:26:23]

「　　　」

「…呼び方はどうなるんだ？」

「え〜？じゃあdice1d2=2 (2)

　1：グエル

　2：兄さん

　で」

[142 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:27:40]

兄さん呼びしてくる赤の他人か…

[143 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:27:57]

譲んねぇなあこの弟

[144 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:31:14]

今回のシナリオでも赤の他人だったでしょうが（だよね?）

[145 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:31:39]

「赤の他人を『兄さん』と呼ぶ不審者」

「別れていい？」

「望むところだ」

「俺は今回の呼び方に違和感があったし、兄さん呼びは嬉しいけどな」

「兄さん…！」

[146 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:37:34]

呼び方グエルor兄さんダイスで兄さん引いてるとこしか見たことない気がするんだが…(怯え)

[147 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:38:00]

>>144

「紛れもない赤の他人よ」

「結婚できたから許せる」

「かわいい娘も二人いるしな」

「…まあ、ソフィとノレアは妹みたいな、娘みたいなものだもんね。

　もしかしたら養子縁組もしてるかもね」

[148 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:55:08]

反応的に次回はグエルとラウダの組合せは望み薄い感じなのかな（催促ではないです）
まあそもそもラウダ恋人持ちだしね

[149 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 21:59:00]

ラウダの目的は一応恋人と添い遂げることだけど
ミオリネの方が恋人に…で濁されてるのが不穏

[150 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 22:03:07]

「そうだ！次シナリオの僕たちのことも紹介しておくね？」

「………」

『エラン』

　屋敷の主と思しき少年。外見年齢は12歳程度。

　あなたたちを歓迎し、衣食住を提供し、「ずっとここにいてもいいんだよ！」とまで言ってくれる、とってもかわいい男の子！

　明るくて、朗らかで、ちょっとミステリアスなところも素敵！

　もう一人の『エラン』のことが大好きで、彼があなたたちと仲良くすると、ちょっとやきもちを妬くこともあるかも？

『エラン』

　屋敷の住人と思しき少年。外見年齢は12歳程度。

　無口で無表情、どこか人形めいた印象さえある。…が、とても、とっても、とーってもかわいい！

　『エラン』ももう一人の『エラン』のことが大好き！相思相愛だ。

　…ここだけの話、甘いものを貰ったり、気が済むまで遊んであげると…すごーく喜ぶみたい。

[151 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 22:07:50]

ショタじゃん

[152 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 22:09:35]

今回のシナリオのバッドエンドルートはどんな感じだったか（有れば）知りたいです

[153 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 22:21:57]

>>152

「バッドエンドの定義にもよるけど…私に負ければ世界は何も変わらず続いていくエンドよ。

　やがて今の制度が浸透して、疑問を覚えることすらなくなり、みんなMのゆりかごの中で生きる…

　それはそれで悩みや苦しみの少ない世界になる…かもね」

「僕やスレッタがミオリネ陣営のままなら、どうあがいても誰かロストしてたよな」

「そうね、そうなったかも。

　M勝利ルートの場合、そもそもスレッタはいろいろ限界が近かったし…エピローグで墓が出てきてもおかしくないレベル」

「ひええ…」

「で、ラウダは…Mのお眼鏡にかなえば『グエルのこと好きなんだよね？私もラウダと家族になれると嬉しいな』って…ね？」

「ミオリネが勝手に結婚相手を決める立場になるのか…」

「しれっと負けた後回収されてる俺…」

「グエルのことだけは殺さないだろうからね、私」

[154 二次元好きの匿名さん 23/09/17(日) 22:41:14]

「さてと。各人物の設定や大体のシナリオ構想はできてるけど技能とか細かい探索場所はまだ決めてないから…

　そこらへんの設定ができたら開始するね」

「次回は決められた日数内に屋敷の中を探索することが目的になる。

　『ダイス・オブ・ザ・リング』のようなものと思って欲しい」

[155 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 02:50:11]

エピローグのスレッタの性別ダイスにあった？？？ってどんな結果だったんですか？両性？

[156 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 07:11:04]

>>155

「ま、そんなところ。もしくは無性って選択肢もあったよね」

「性別に振り回されるのには懲り懲り、と思っていたならそれもあり得たかもしれないですね！

　実際には女性として生きることを選びましたけど…」

[157 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 09:26:14]

「次回シナリオでは…ダイスが暴れればどんな組み合わせにも可能性はあるけど」

「基本的には54！それはもう！濃厚な！」

「…それはあくまで裏設定だよ」

「でも54は確定だよ。『545』じゃなくて『54』ね」

「…固定する必要、あるのかな？」

「設定上その方がしっくり来るからね。

　で、PCに関しては…『グエルとあるNPC』『スレッタとあるNPC』『ミオリネとラウダ』が想定されてる組み合わせ」

「俺は？」

「自分の設定見返してからそういうこと言ってくれる？」

「………まあ………そんな余裕はない、かな…」

[158 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 19:11:14]

「探索場所を考えるのに苦労してるけど、あとちょっとでできそう！」

「そうだね。頑張って」

「そんなに探索場所が多いの？」

「まあね。…うーん。ミオリネは何回くらい…だろうね？」

「この数だと…少なくとも一度は…」

「な…何の話…？」

[159 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 19:27:05]

たのしみ〜〜〜〜〜

[160 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 19:43:51]

毎回ガッツリ設定変えてシナリオ作るのほんとすごい尊敬しちゃうな

[161 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:09:32]

「あと一か所考えたらできるね」

「…何故わざわざそんな報告を？」

「ねえ、前日譚とかあればいいよね」

「いらない」

「僕と君の――」

「いらない」

「………」

「………いらない」

[162 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:20:26]

「できた！」

「…何度も念を押すけど。

　次回シナリオには『暴力表現・性描写・スプラッタ描写』が含まれる可能性があるから気を付けて欲しい」

「無理な人は無理して見ないようにね～。

　表現力の問題でそんなに克明に描写されるものでもないだろうけど…」

「それと、次回は『54』に固定…らしい」

「僕が上だからよろしく」

「………別にいいけど」

「くっ…エランさん、私が必ず救い出してみせますからね…！」

「そんなシナリオだったか…？そもそも相思相愛の設定だろ」

[163 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:25:02]

「僕と4号は外見が12歳程度だから…

　『外見年齢が幼い人物に対して性的な行為を働く描写』が発生する可能性もある以上…本当に気を付けてね？」

「そんなのあるのか！？」

「だってえ、僕たちかわいいし～」

「何言ってるんだこいつ」

「私はそんなことする変態じゃないわよ。…少なくとも、そんな方向性じゃない」

「俺もそういうことはしないかなぁ」

[164 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:29:06]

そういう方向性じゃ…ない…？
つまり方向性の違う変態である可能性が…？

[165 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:29:20]

次回も楽しみ〜
今度の4号5号は12歳ぐらいの見た目らしいけど、PC達は成人してるのかな

[166 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:32:08]

「じゃあ次スレを立てたいんだけど…けっこうレスが余ってるね。

　適当に僕たち6人の画像でも貼ってもらえると嬉しいかな」

「既に出ている画像も多々あるかと思うので、画像被りもやむなしです。

　同じ画像でも、アドレスが違うと1レスに複数貼れて便利なこともありますし…

　使えるかも、と思ったものは何でも歓迎ですよ」

「じゃ、次スレを用意しましょうか。ところで、次のシナリオタイトルは？」

「『エランズマンション』」

「………『ホーンテッーー」

「違うから」

「『ルイーー」

「違う」

[167 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:34:05]

「素で数え間違えてたけど、いつメンは7人だったね。ごめんごめん☆」

「誰を忘れたんですか！？誰を！」

「さっきのレスにいなかったの俺たちなんだけど？」

「いや、誰とかじゃなくて普通にこう…数字をね？」

[168 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:47:21]

次回も楽しみだわ 同じ画像あるかもしれんけど貼っとく

[169 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:49:42]

乙
次のシナリオも楽しみ

[170 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:53:34]

もちリネさん

[171 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:55:31]

睨ミオ

[172 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:58:36]

【🎲・閲覧注意】エランズマンション｜あにまん掲示板

「新シナリオ『エランズマンション』開幕～」

「画像、ありがとう」

「…重ね重ね言いますが、本当に…苦手な方は気を付けましょうね？自衛、大事なので」

[173 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 20:58:53]

ラウダ

[174 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:02:54]

CEOラウダ

[175 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:06:11]

落下物に当たる5号

[176 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:06:22]

ジト目グエル

[177 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:07:16]

負傷ラウダ

[178 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:07:45]

負傷ラウダその2

[179 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:10:24]

5号

[180 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:12:00]

見上げる5号

[182 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:15:49]

発光4号

[183 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:16:22]

ハニトラ5号

[184 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:36:35]

ムッとしてるCEO

[185 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:37:07]

戸惑い気味のCEO

[186 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:37:46]

なんかグエくてボブいやつ1

[187 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 21:38:11]

なんかグエくてボブいやつ2

[188 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 22:08:52]

考え込むラフな格好のグエル

[189 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 23:45:49]

4号

[190 二次元好きの匿名さん 23/09/18(月) 23:49:25]

お弁当お届け4号

[191 二次元好きの匿名さん 23/09/19(火) 00:19:43]

5号