【閲覧/CP、女体化注意】ここだけグエル♀が 3

  • 1 23/09/18(月) 23:06:17

    ブレイドアンテナがスパンと切り落とされる。
    でも、相手の機体のブレイドアンテナも、切り落と、し……できなか、た。定めた狙いは腕を切り落としただけだった。
    頭がパニックになる。
    えっ、えっと呼吸が整わない。
    通信越しにアティランとクアンのよく似た悲鳴が聞こえ、グエルは呆然としながら地面を眺めていた。

    (おれ、よわく、なった……?)

    出そうになった悲鳴を飲み込みながら、震える手を握りしめた。

    グエルが強化人士で残機が残り4つ(本来は3つ)だと情報共有されている世界線

    !前回のあらすじ!兼どうしてこうなった。
    シュバルゼッテinフェルシー、それを止めるために戦うスレッタとなんか知らんパーカーに邪魔された挙句結婚してくれ言われたグエルがパーサーに負けた。どうなるグエル

    【🎲を振りながら進むSSと会話文です。コラ、小説、イラストなどはご自由投稿していただいて構いません。CPはどうなるか分からないので一応注意をつけていますが、もしかしたらCPにならないかもしれませんが、グエル︎︎ ♀は右側に固定です。主は遅筆で誤字脱字をよくします、生暖かい目で見守ってください。目指せハッピーエンド、生き残れグエル♀】

  • 2 23/09/18(月) 23:08:06

    正確には6です……!!前スレはこちらhttps://bbs.animanch.com/board/2322203/?res=197

  • 3二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:15:14

    たておつ
    シリアス突き進むかと思いきや何かきたわね

  • 4二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:16:17

    知らん展開すぎてビックリしたわ
    しかも負けちゃってるし

  • 5二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:17:07

    たて乙です!前スレ最後まさかのパーカーくんでまさかの告白でしかもダイスでファラクトに勝ってる…どうなっている??

  • 6二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:17:23

    たておつです!
    いやー、前スレ最後が色々と急展開すぎて全然ついていけてないよー

  • 7二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:20:28

    たておつ

  • 8 23/09/18(月) 23:28:50

    アドステラコソコソ裏話

    プロスペラVSベルメリアでベルメリアが負けた場合、強制パーメットスコア5からのグエル暴走、学園テロが起こる予定でした。そしたらベルメリアさんが勝ちました。パーカーくんの告白はちょっとした本編グエルのオマージュのつもりだったのですが………知らん展開来ちゃったな……

  • 9二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:34:51

    🎲神が荒ぶった結果
    なんかとんでもないことが起こった

  • 10二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:43:12

    ダイス神のちょっとした遊び心かそれともグエルよ健やかに暮らせという慈悲か

  • 11二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:44:16

    ここからパーカーくん奇跡の無双して問題解決したらそれはそれで賞賛するわ

  • 12二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:00:25

    通信越しに息の荒い声が聞こえる。勝った、勝った!と喜ぶ男の声。

    『グエル・ケレス!俺と、俺と結婚してもらうからな!』

    うるさい、黙ってもらっていいか?今自分でも何が起こったか理解していないんだ。震える体を自分の腕で抱き締めながら、目を瞑る。どうしよう、どうしよう、どうしよう。負けてしまった、モビルスーツの腕前だけが、自分の取り柄だったのに。というか結婚てなんだ?結婚って、なに?なんで自分に結婚?なんで?何の何の何????

    「…いや、なんで俺と結婚…?」

    『そ、それを聞くのか?!…長くなるが語ってもいいなら語らせてもらおう…あれは二年前』

    なんか語り出したが、それよりもフェルシーだ。モニターでエアリアルとシュバルゼッテを見ればどこかぎこちなく戦ってる2機のモビルスーツ。あ、これ告白聞こえてたな…。だがやはりジェタークのモビルスーツ。中の人間が動揺してるのかは分からないが、AIの補助もあるのだろう、エアリアルの動きを上手く防いでいる。

    (ここから降りて別のモビルスーツに乗り換えるか?……いや、考えてる暇はないみたいだ……)

    『あっ!』

    スレッタの短い悲鳴、エアリアルの横をすり抜け、シュバルゼッテが此方へと向かってくる。スラスターを吹かせ咄嗟に後ろへと下がれば、そのまま大きな大剣が地面に叩きつけられた。

    「……ブレイドアンテナを折られた機体に手を出すのは違反行為だぞ、フェルシー」

    答えは返ってこない。

    代わりに、メインカメラがマゼンダ色に光り輝いていた。

    『グエルさん!』

    「スレッタ、フェルシーの狙いは俺だ…戦闘区域外に俺が引きつける。……作戦通り頼むぞ?」

    『了解ですっ、え、えっとその…』

    「結婚には触れるな」

    『は、はい!!!!』


    パーカーくんはこの後!dice1d2=2 (2)

    1.なんだかんだ最後まで生き残ったよ

    2.生き残れなかったよ

  • 13二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:02:30

    あー、パーカー……

  • 14二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:02:33

    あっ…

  • 15二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:04:45

    (死んだとかそうじゃないですよ!)


    パーカーくん誰にやられたんだい?dice1d3=1 (1)

    1.も、モブにアンテナ折られた

    2.シュバルゼッテに巻き込みで倒された

    3.あ、あれは…サビーナさん?!?!

  • 16二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:09:21

    それ命的に!?と思ったらランブリング的にだった

  • 17二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:09:46

    そうかテロってないから死にようが無いか
    ビックリした

  • 18二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:15:11

    ま、まぁほら…決闘みたいな扱いで決まったんなら代理でもたてて異議申し立て決闘で返せるし…あと多分激怒しそうなの何人かいるし…(目逸らし)

  • 19二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:21:41

    そもそもグエルが結婚を掛けたこの決闘?を受け入れてないからこれただのプロポーズなのだ

  • 20二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:37:13

    >>8

    サンキューベルメリア

    フォーエバーベルメリア

  • 21二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:37:44

    怒涛の展開で草

  • 22二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:49:21

    あ、そういやランブルリングだった
    決闘じゃないからセーフセーフ

  • 23二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 01:05:22

    こんなのラウダさんが黙ってるわけないじゃないですかーーもーーー
    ラウダ3怒りのヒートアックス

  • 24二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 08:00:51

    (動揺しすぎて沢山誤字してるの申し訳ないです…パーカーくんダークホースだったな…?)

  • 25二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 08:30:44

    「ペイルのモビルスーツも弱くなったものだな」
    ヴィム・ジェタークの笑い声に今にと飛び出そうとするラウダを抑えながら「確かにその通りだ」と頷く。
    「ペイルは現在シン・セーと合併し株式会社ガンダムとなっております。それに前の決闘からファラクトの修復は完全に済んでおりません」
    「言い訳か?」
    「そうなりますね。ですが…完全に修復の済んでいないファラクトが完璧に整備されているであろうカペル・クゥの腕を切り落としている。この場合…本来ならどちらが強いんでしょうねぇ?」
    「ふん、この結果のみが真実だろう」
    そりゃな。と内心笑う。だが本来のグエルの実力はこんなにも接戦でブレードアンテナを切られるようなやつじゃない。きっと予期せぬアクシデントがあったのだろうと推測する。機体は動いていたから、横からの攻撃に反撃しきれなかったか…それとも通信の際に何か言われたか。今の自分たちにそれを確認する手段はない。
    (考えたくない事だが)
    ここ暫く続いてる体調不良が原因も有り得る。少し痩せた顔を、思い出しては気づかれないように拳をにぎりしめる。
    (早くあいつが、あんなものに乗らなくていいようにしてやらないと…)
    「姉さん?!?!」
    ラウダの声が響いた。
    顔をあげれば白いモビルスーツ…シュバルゼッテがファラクトに攻撃を仕掛けているところだった。無意識にヴィム・ジェタークを睨みつける。
    「此方の事より、其方のモビルスーツの搭乗者の方が問題では?ブレードアンテナを切られたモビルスーツに戦闘を仕掛けるのは」
    「それがどうした」
    「は?」
    「それがどうした。アンテナを切られただけで、中の人間は生きてるだろう」
    目を見開く。ひゅ、と息を飲んだのはラウダだ。
    「ランブルリングなんてどうでもいい、俺はあいつが死んでくれればそれでいい。あれが消えればラウダも目を覚ますだろう?」
    「父さん何を……?」
    「ラウダ、お前のために父さんは頑張るからな」
    壊れた目をした男が、ただけらりと笑ってはモニターを眺めている。もう既にラウダが飛び出し、男の胸ぐらを掴んでいた。
    「父さん、貴方は今、実の娘を殺すと言ってる自覚はあるのか」

  • 26二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 08:32:20

    こわいこわいこわい!!!!

  • 27二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 08:45:52

    男の表情が読めない。男は無言で息子の肩を叩く。落ち着かせるように肩を叩き、笑った。

    「お前に姉はもう居ない。別の人間を姉に重ねてるだけだ」

    「は?」

    「いい加減目を覚ませ。このヴィム・ジェタークの子は…お前だけだ、ラウダ。父さんがお前を誑かす女狐から目を覚まさせてやる」



    『あああああ!!!!!!!!』

    悲鳴。甲高い少女の声が響く。先程までこちらを狙っていたシュバルゼッテが、機体をぎくつかせては一気に脱力した。シェルユニットの発光が消え、メインカメラの光も落ちる。

    『ふぇるしー、さん…?』

    動かなくなったシュバルゼッテに、エアリアルが手を伸ばす。それと同時に、白い大剣が天に掲げられて。

    あ、と声を漏らす間もなく、無数のレーザーが放出された。


    ファラクト dice1d100=97 (97)

  • 28二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 12:41:13

    アカン…ヴィムの壊れ方えぐい…
    フェルシーも相当ヤバい

  • 29二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 19:38:29

    ほしゅ

  • 30二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 20:12:31

    出力が可笑しいとはいえ一応娘を愛してたヴィムにとって今のグエル(not娘認識)って
    ・自分から跡取りひいては息子を奪った
    ・自分のせいで殺された妻と娘を思い出さされる
    ・ひいては忘れ去ろうとしてた自分の罪を掘り起こされる
    ・本来娘が受け取るはずだったラウダ【弟】からの愛を横取りした→娘の居場所を奪った
    みたいになってそうでそりゃ色んな意味で頭おかしくなっちゃうよ

    いくら愛してたって言ってもあの対応はないしあれを愛とは言いたくないけどさ…不器用とか他の愛し方をしらないのはあるかもしれないけどそんなの子供には関係ないからね

  • 31二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 06:21:48

    ところでファラクトのダイス数値って何を意味するんです……?

  • 32二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 16:35:48

    ほしゅ!

  • 33二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 22:33:58

    ひやひやしながら保守

  • 34二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 07:37:42

    ほしゅ

  • 35二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 17:44:49

    保守

  • 36二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 19:20:13

    高出力のレーザーが四方八方に大剣から放たれる。

    「あ、」

    避けれない。この至近距離では、避けきれない。

    みんなの、展開も間に合わ────




    衝撃。体がコックピットの中で揺さぶられ、一瞬だけ意識が飛ぶ。

    ばち、ばち、とコックピットが点滅を繰り返す中、漸く自身の状況を理解した。誰かに吹き飛ばされた。エアリアルに損傷は無い。エアリアルに大丈夫?と問いかければ答えるようにモニターが光る。その様子にホッと胸をなでおろしては、近くにいたはずの彼女にも声をかけようと通信を繋いだ。

    「グエルさ、」

    砂煙がゆっくりと引いていく。モニターに移る視界がクリアになる。目を、見開いた。

    黒い、モビルスーツが、ファラクトが、体をボロボロにして、倒れていた。顔は半分抉られ、腕も足もボロボロで、地面に倒れている。…さっき、まで、私がいた、場所に。

    「グエルさん、グエルさん!!!」

    通信を繋いで声を届けようとするも、帰ってくるのはざざ、と擦れた砂のようなノイズ音だけだった。エアリアルを動かそうとするも、エアリアルとは違う白いガンビットが飛んできては、行く手を阻まれる。

    「やめて、どいてください!!」

    この子達は、気持ちが悪い。何を考えているか分からず、ただただ動いてるだけの、この子達は、とても、気持ち悪い!

    「お願い、みんな!!」

    みんなが、ガンビットを薙ぎ払う。あの子達をみんなが相手している間に、私は飛び出して倒れているファラクトに近付こうと、した。

    「あ──」

    もう既に、ファラクトの上には、フェルシーさん……シュバルゼッテが、立っていて。その手には、サーベルが握られていて、今にも、ファラクトのコックピットを突き刺そうとしていて。

    「やめ」


    ??? dice1d100=70 (70)

  • 37二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 21:13:53

    まってまってまって

  • 38二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 21:19:36

    ゆるして

  • 39二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 21:20:57

    先のファラクトダイスは損傷度的なものかな…
    ズタボロなのだ…

  • 40二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 21:37:48

    ラウダ発狂待ったなしの展開はやめておくれよ……

  • 41二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 07:25:43

    念の為保守

  • 42二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 17:36:28

    今度の?ダイスは何なのだ…?

  • 43二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 17:42:19

    ファラクトより数値が小さいのがどう影響してくるのか・・・・

  • 44二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 00:35:13

    グエル自身もボロボロなのに… どうか無事で…

  • 45二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 10:49:40

    怖い怖い怖いどうか何とかなって…!!
    グエルに何かあったら(しかも原因父親)ラウダのメンタルが…!!

  • 46二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 20:35:23

    ここから入れる保険はあるのか…

  • 47二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 22:58:56

    エアリアルの手を伸ばしながら、「もう間に合わない」と自分の声がする。全ての動きがスローモーションに見えて、無線からは地球寮の、みんなの悲鳴が聞こえて。

    『いい加減に、しろーーーー!!!!!!』

    飛び込んでくる大きな怒号。

    それと同時に、真っ赤な機体が、隕石の如く一直線にシュバルゼッテに飛びかかって行った。


    🎲結果 ??? ダリルバルデ参戦 (50以上で参戦、50以下でエアリアルパーメットスコアアップ)



    シュバルゼッテが体勢を崩す。土砂崩れのようにモビルスーツが絡み合っては転げる。

    同時にエアリアルにまとわりついていたガンビットが離れていき、シュバルゼッテの背中に、まるで羽根のように収まった。体勢を建て直したシュバルゼッテが、再び棒立ちになる。真っ赤な機体の方はぎこちない動きで立ち上がりながらも、精一杯槍を構えては、シュバルゼッテに再び向き合う。

    『まじで、何してんだ!私の知ってるフェルシーロロは!そんなやつじゃないんだよ!』

    聞こえる怒号に、シュバルゼッテ…フェルシーさんは答えない。ただ拳を前に向けては無言で散弾を放つ。危ないという声に反応したかのように、ふたつの赤い盾が赤い機体を護るようにガードをする。咄嗟にエアリアルのビットを飛ばせば、シュバルゼッテはそれに気付いたのか咄嗟に距離を取った。

    『おい水星女!!』

    通信から聞こえる声に体がびくん!と跳ねる。

    「え、え、あ、はい!?」

    『どうすればフェルシーを止められんの?!あんたらなんか作戦あんだろ!!?』

    「え、え、あの、それよりどちら様ですか!!?」

    『はあ?!今それ必要?!』

    「おおおお母さんが言ってました!人とお話する時はちゃんとお名前を聞きなさいって!あ、あなたは、だだだ、誰ですか!?」

    ぎぇぇだかうがぁぁだかそんな唸り声を上げた通信の主は、学籍番号と共に自分の名を口にする。

    『ペトラ·イッタ!!こいつの機体はダリルバルデ!!シュバルゼッテのパイロットの…フェルシーロロの親友だよ!』

    「わ、私はスレッタ·マーキュリーです!!」

    『知ってるっつーの!!』

  • 48二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 23:05:55

    ペトラ参戦!?

  • 49二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 23:19:51

    ペトラ、と名乗ったパイロット…学籍番号を聞くに彼女はメカニックだ。なのに真っ赤な機体、ダリルバルデに乗って居る。確かその機体は一度ラウダさんが乗っていた筈だが、どうして彼女が乗っているのだろうか。
    『で水星女!作戦は?!』
    「はえ?!」
    『はぇ?じゃない!アレを止める術はあんのかって聞いてんの!!』
    完全に頭に血が上ってる時のミオリネさんと同じような言葉を放つペトラさんに、ちょっとだけ緊張が解れる。まるでミオリネさんがそばに居るみたいで、冷たくなっていた手足に、ゆっくりと熱が戻っていく。
    「…頭部にあるシェルユニットを破壊すれば、一時的に動きが止まるはず、です」
    『それでフェルシーは助かるの?!』
    その言葉に、少しだけ息が詰まった。パーメットスコアを上げてるであろうフェルシーさんの安全は、完全に保証されてはいない。でも
    「…助かります。いえ、私が」
    操縦桿を握り締める。
    シュバルゼッテが再びビットを展開させ、ゆっくりと此方を見ている。それに目を合わせるように、エアリアルは顔を上げた。

    「絶対に、助けます」


    ラウダの拳が、CEOの頬にめり込む。情けなく地面に倒れたCEOの腹に1発蹴りを入れようとする彼を慌てて止めに入った。
    「やめろ!暴力はなしだって話をしただろう!」
    「こんな男にそれが通じるのか?愚かで愚鈍で、それしか脳のない男に!」
    完璧に頭に血が上ってる。
    当たり前だ、目の前で姉が殺されそうになったんだ。ダリルバルデが飛び込んでこなければ、グエルはあそこで死んでいただろう。そして、その姉を殺そうとしたのが、自分の後輩だ。今までよく押えてた方だと褒めてやりたい。
    「ラウダ、いいから落ち着け、な?」
    「…エランはこいつの肩を持つのか?」
    「いいや?持つ気は無い。ただここでコイツを殴って…殺 した所で、状況は解決しない。それはお前もわかってるだろ」
    ラウダが、深く息を吐く。そして舌打ちをひとつしては学生手帳を取り出しどこに連絡をするのだろう、ゆっくりと立ち上がったCEOと己から距離を取った。

    立ち上がった男は、どこか虚ろな目でモニターを眺めている。

    「あと少しで、取り戻せたのに」
    そう呟いた男を横目に、倒れていまだ動かないファラクトを見つめていた。

  • 50二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 03:56:56

    このレスは削除されています

  • 51二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 09:46:20

    ホントに死にかけてたよ…あぶねぇ…

  • 52二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 19:35:37

    父への怒りをすぐ行動に移しちゃうラウダ好きだ……
    こんなに追い込まれてるヴィム見たことなくてこれはこれで良い…(辛い…)となっている

  • 53二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 01:25:15

    このレスは削除されています

  • 54二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 12:19:51

    ほしゅほしゅ

  • 55二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 20:05:59

    ヴィムのぶっ壊れてる感なかなかキツイぞ……

  • 56二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 03:15:26

    グエル dice1d100=97 (97)

    (50以上〜〜〜)


    ペトラ+ダリルバルデ dice1d100=75 (75)

    (1〜30で攻撃はタックルのみ 30〜60で槍でべしべし、60〜100で頑張るAIくんと指示出しペトラちゃん)


    ダリルバルデAI dice1d100=32 (32)

    (1に近いほどまだジェターク、50以上で再学習中だけど、中の人と頑張るよ!)


    エアリアル +50 dice1d100=26 (26)


    ヴィム dice1d100=27 (27)


    グエル +20 dice1d100=20 (20)

    (50以上で????)

  • 57二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 03:20:31

    フェルシー 理性 dice1d100=14 (14)

  • 58二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 11:57:32

    隠しダイスェ…

  • 59二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 21:29:45

    保守

  • 60二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 01:20:34

    話が動かない…

  • 61二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 02:18:33

    『フェルシーさっきから私たちじゃなくて別のやつ狙ってるの?!無差別に襲ってるんじゃなくて?!』
    「フェルシーさんの狙いはグエルさんなんです、出来れば遠くまで引き剥がしてください!」
    はぁぁ?!どういうこと?!と声がすると同時にシュバルゼッテが目の前に現れる。まだ倒れたままのファラクト狙う彼女から庇うようにビームサーベルで応戦すればペトラさんが肩に着いていた盾型のドローンを外し、真っ直ぐにぶん投げた。え、投げた???びっくりしている私を他所に、投げられた盾をシュバルゼッテの腕がガードし、薙ぎ払う。同時に有線をつけたまま伸びてきた足が、がちりとシュバルゼッテの肩を掴めばそのまま引っ張り『どりゃぁぁ!!』という声と共にシュバルゼッテが遠くに投げ出され地面に叩きつけられた。
    『なめんなよジェタークのAIを!』
    「流石ですペトラさん!」
    『だろう!』
    声はどこか誇らしげで、ゆらゆらと帰ってきた盾型ドローンががちゃんとダリルバルデの肩に戻っていく。エアリアルのガンビットとはまた違うそれを眺めていれば『何見てんだよ』とペトラさんが行った。
    「あ、ああ!すすす 、すいません!」
    『いや、別に見ててもいいんだけどさ』
    こいつは優秀だから、とペトラさんの優しい声がする。それは、お母さんが昔エアリアルに向けていた声と同じだった。
    『ちょっとまだ賢くないけど、こいつはもっと強くなる。カミル先輩と私が調整してんだから、だから今のうちにたっぷり見ときなよ』
    声だけなのに、慈しんでいるであろう顔が、目に浮かぶ。きっとこの人は、モビルスーツが大好きなんだろう。
    『いずれ、こいつがあんたのライバルになるんだから』

  • 62二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 02:37:14

    モニターが光る。エアリアルの笑う声がする。そうだね、エアリアル、楽しみだね。そう言いながら、私はそっとモニターを撫でた。

    しゅぱん、シュバルゼッテのガンビットが目の前現れては、ビームの雨を降らす。まるで場所を移動させるかのように降り注ぐビームの雨を避けながら、目線をシュバルゼッテが倒れていた場所に写す。数体のビットがそこに集まっている、がそこにはもう何も無い。誘われてる。そう気付く前に赤い機体が、ダリルバルデが真っ直ぐに走り出した。

    「ペトラさん?!」

    『このばか!そっちは囮で…!!』

    刹那、煙幕。

    視界が塞がれたと思ったと同時に、ペトラさんの悲鳴。

    煙の中、ほんの少し、シルエットが揺れるのが見える。

    「ペトラさん!!」

    私の声と同時に煙の中からガンビットがビームを放つ。盾でそれを塞ぎ、煙を散らすように腕を降れば、ダリルバルデがシュバルゼッテに片腕を既に切り落とされていた。ブラスターを吹かせてはダリルバルデが後退する。それを置いはせず、再びこちらを見るシュバルゼッテに違和感を覚えた。

    「……?」

    なぜシュバルゼッテは逃げたダリルバルデを追わないのだろう、なぜシュバルゼッテは動かないのだろうか。

    ペトラさんも同じ疑問を持ったのだろうか、『フェルシー?』と彼女に声をかける。

    『フェルシー、きこえてる…?』

    かしゅひ、息が聞こえる。その音は紛れもなく、シュバルゼッテからだった。ペトラさんが息を飲む。

    目の前で歪な動きを繰り返し、頭を抱えるポーズを取るシュバルゼッテのシェルユニットが怪しく光る。


    『い、たい』


    『いたい』

    『いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい』

    『た、すけて、』

    『たすけてよ、も、う、たすけて───ッ!』


    聞こえる悲鳴に、私もペトラさんも動けずにいた。

    こんなこと、こんな、そんな。大剣を振り上げ、ビットを展開し、ビームを振り撒き、私達に向かってきて。


    シュバルゼッテ 115 VS エアリアル ダリルバルデ(ペトラ-50)dice2d100=71 42 (113)

  • 63二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 02:41:36

    うああギリ足りない…!

  • 64二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 12:16:36

    うおー続きがきになる

  • 65二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 21:36:04

    暴走を抑えられるか

  • 66二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 21:37:44

    ペトラ-50が入ると115にはよっぽど頑張らないと勝てないよね…
    というかグエルの謎ダイス2つが気になって気になって

  • 67二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 07:39:46

    グエルは自分がヤバい状態でも普通に割り込んできそうだから色んな意味で怖い

  • 68二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 18:32:37

    あー…わかる
    グエルは自分にとって危険とか関係なく動くから…

  • 69二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 00:55:45

    カミル先輩がダリルバルデにこんな事もあろうかととなんかブースト機能取り付けてくれてないかなあ…

  • 70二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 11:02:31

    保守

  • 71二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 20:53:11

  • 72二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 02:45:06

    ダリルバルデの脚が、鈍い音を立てて焼き切られる。
    機体ごと倒れ込んだ彼女を庇う事が出来ず、私だけがシュバルゼッテと鍔迫り合いになった。何とかシェルユニットを破壊しようとするも、機動力はシュバルゼッテの方が早い。みんなでペトラさんとグエルさんを庇いながらも、こんなフェルシーさんと戦うのは、無理だ。皆が私の名前を呼ぶ、その声に大丈夫ですと答える余裕もない。
    フェルシーさんの、悲鳴が聞こえる。いたいたすけて、繰り返される言葉とは裏腹にただぶつけるようにビームサーベルが叩き付けられ、体勢が崩れそうになるのを必死で耐える。
    「フェルシーさん!聞いてください!フェルシーさん!!」
    声を上げ、ほぼ錯乱状態の彼女に声を届けようとするも『ああああ!!』と苦痛な悲鳴だけが響き、どうすればいいか分からずパニックになる。がむしゃらに操縦桿を操作しながら、向かってくるシュバルゼッテのガンビットはみんなに任せる。あぁ、だめだ、私、私じゃ、でも助けるって、助けるって言ったのに。私が、フェルシーさんを。
    わたしが、わたしが、わたしが。
    『スレッタ・マーキュリー!!!』
    ペトラさんの声に、やっぱり答える余裕はない。ダメだ、どうしよう、どうしよう。
    打開を考えないた。この状況を打開しないと。どうしようっ、どうすれば、いいのだろうか。
    (無理やり抑え込む?ダメだ、今の状況でも力負けしてる。エアリアルだけじゃ抑え込めない。せめて、脚か腕、どちらかでも抑えれたらっ)
    『きゃぁ!』
    悲鳴、目線を向ければダリルバルデがふたつの盾合わせ重ねながら、ファラクトをガンビットから護っている。でもガンビットのビーム熱に、盾が少し溶け始めていて。
    (まずい!)
    『たすけて』
    フェルシーさんの声が、する。
    目線を戻せば、ビームサーベルが、もう、目の前に。
    『たすけて、ぐえる、せんぱい──』
    「あ──」

  • 73二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 03:03:34

    シュバルゼッテの片腕が、切り落とされる。
    同時に悲鳴と共にシュバルゼッテが機体をよろめかせながら後退し、再び此方に向かってくるのを抑えるように、黒いソレがシュバルゼッテの体にタックルを仕掛け押さえ込む。それが、先程まで倒れていたファラクトだと気付くのにそう時間は掛からなかった。
    「グエルさん!?」
    『スレッタ!今だ早く─』
    機体が持たないから、と聞こえるグエルさんの声に、弾かれるようにシュバルゼッテへと向かう。
    藻掻くシュバルゼッテが、自分ごとガンビットでファラクトを攻撃し、錯乱した動きのままファラクトの肩にビームサーベルを突き刺す。私の方にも向かってくるガンビットを、ビームサーベルでなぎ払うも、無限に続くビームの雨に進行を拒まれる。
    「邪魔をしないで──!」
    ガンビットから放たれるビームが、エアリアルを守るように赤い盾にガードされ弾かれる。
    走るエアリアルのスピードに併走するように、周りを護ってくれり盾は、ダリルバルデに着いていたものだ。
    「ありがとう、ペトラさん、ダリルバルデさん──!」
    走り出す、誰にも追いつけない速さで、ビームサーベルを投げ捨て、腕を伸ばす。
    『行けェ!スレッタぁ!!』
    『スレッタッ───!』

    「いい加減に、しな、さい!!」

    頭部にあるシェルユニットを掴んでは、勢いのまま、ばきん!と手で握り潰した。

    グエル第1🎲 (50以上で意識回復、戦線復帰。機体破損と同じ数値だったのでボーナスでシュバルゼッテへの押さえ込み成功)

  • 74二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 03:15:11

    (スレ保守ありがとうございます。更新遅れて申し訳ないです…)

  • 75二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 07:40:31

    よっしゃー!ダイスの目大きくてハラハラしたけど良い方向だった!

  • 76二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 09:53:31

    フェルシーちゃん助かりそうで良かったけども
    でもこれ姉さんの残機また減ったのでは?

  • 77二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 19:13:23

    堅牢堅実を体現したダリルバルデはやっぱりこちらの世界線でも硬いな

  • 78二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 02:26:40

    保守

  • 79二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 12:15:50

    保守

  • 80二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 22:53:45

    もう一つの隠しダイスは何だろうな… グエルに関するダイスは全部怖い…

  • 81二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 09:39:27

    ダイス神にも温情があると信じたい

  • 82二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 19:00:00

    ほしゅ

  • 83二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 01:20:14

    保守

  • 84二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 11:36:32

  • 85二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 21:44:27

    次回を持ちつつ保守

  • 86二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 22:05:10

    シュバルゼッテの、怪しく光っていたメインカメラからゆっくりと光が落ちる。同時に機体から力が抜け、ファラクトを巻き込むように崩れ落ちた。

    『あ、あ、───』

    通信から聞こえる、フェルシーさんの声。荒かった呼吸が、少しずつゆっくり、穏やかなものへと変わっていく。慌ててコクピットを開けば、グエルさんも同じようにコクピットを開いてそのまま器用にシュバルゼッテの上に降り立った。グエルさんはヘルメットを外してはそれを放り投げる。

    額からは、赤い血が滴っており、私は悲鳴をあげそうになった。

    「グエルさんっ」

    私の声にグエルさんはきょとりとしながらも、にこりと笑った。顔の半分が赤く染っていて、スーツ越しに、片方の腕からもボタボタと血が滴り落ちている。グエルさんはそんなことを気にせずに動く方の手でコクピットのハッチを開こうとしていた。緊急用のコードを入力し、ハッチを開いてはコクピットをのぞき込む彼女の後ろ姿を見ながら、私は息を飲む。

    (どうし、て)

    こんな怪我だらけなのに、身体中痛いはずなのに、なぜ平気なフリをしているのだろうか。いや、平気なのかもしれない。あぁ、そうだ。彼女は自分の痛みに、鈍感なんだ。そして、その姿を見る他人の痛みにも。

    だから、私を庇った。あのレーザービームから私たちを庇って、大怪我をして。ボロボロの機体を無理やり動かしてシュバルゼッテを止めて。

    その姿を見せても、平気なんだ。

    私はヘルメットを外しながら、唇を噛む。ぎり、と血の味がする。

    (どうして、自分を大事にしないんですか、グエルさん)


    空を見たいと願ったあなたを、壊さないでください。



    フェルシー 🎲 dice1d100=9 (9)

    ( 1〜50で意識無し、50〜100で意識あり)

    肉体ダメージ(シュバルゼッテスコア2の為MAX50) dice1d50=26 (26)


    グエル 🎲2 開示 50以上で強制残基-1

  • 87二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 22:20:50

    +20とかいう余計な補整あったけどギリギリ減らなかった! 良かった!

  • 88二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 00:02:08

    隠しダイスの情報が開示されるのを待つこのハラハラ感と、開示されたあとのうわー!?ってなりながら展開を見守るのが楽しくなってきた

  • 89二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 08:07:05

    フェルシーちゃん助かったのだ!?ガンダムなんてもう

  • 90二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 18:44:53

    スコア低めでよかったね…
    あれそういえばなんでスコア2なのにビット使えたんだ??新機能?

  • 91二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 19:17:34

    >>90

    ダリルバルデのAI技術と同じとか? スコアを上げるとより精度が増すのかも

  • 92二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 21:08:23

    >>91

    ダリルバルデはガンダムじゃないよ

  • 93二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 21:36:22

    >>92

    そこは間違えないよ!笑

    イーシュヴァラを飛ばしてた意志拡張AIをシュバルゼッテにも使ってるのかなってこと

  • 94二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 21:44:42

    よく意思拡張AIがシュバルゼッテに使われてるのを前提みたいに話す人いるけど少なくとも本編ではそういう設定は出てないんだよね
    このスレではわからんが

  • 95二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 21:59:45

    そもそも意思拡張AIじゃ扱いきれないから自分の手足みたいに動かせるGUND技術使おう!ってなったわけだしなあ

  • 96二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 23:06:54

    このレスは削除されています

  • 97二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 23:19:22

    それはスレ主さんの設定次第だからこっちが今決めることじゃないのでは

  • 98スレ主23/10/05(木) 07:56:27

    (スレ主です…皆さんの脳内に直接語り掛けてます……この先MSや物語の根本に対して本来の設定とは違うものが混ざったり創作したりしちゃったりそれでダイス振ったりする予定です……ガンプラの説明書とか読み漁ったりしてるのでもう暫くお待ちください……)

  • 99二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 17:48:42

    このスレではこう!って言われたらそれについて行くので、ただただ楽しみに待ってます

  • 100二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 18:12:10

    これはスレ主のスレなのに野暮だった。自分が書いた分は消しておくレス消費ごめん

  • 101二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 18:25:36

    そもそもちゃんとした設定を見れるところがないから二次創作者はふんわりボカすか自分設定を作るしかないのだ。設定資料集欲しいのだ

  • 102二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 22:20:26

    「※ガンダムに乗っても死にません」みたいな元の作品の根底を揺るがすレベルじゃない限り多少は仕方ないよ

  • 103二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 07:40:17

    まあ二次に設定であれこれつつくのはな…スレ主がんばぇーのほしゅ

  • 104二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 17:49:44

    ほしゅ

  • 105二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 00:14:36

    とりあえず誰か姉さんを病院かなんかに担ぎ込もうぜ…

  • 106二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 09:34:31

    今の姉さんの状態を見たら弟の心臓がいくつあっても足らなそうだな…

  • 107二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 19:26:56

    弟ひっついて離れなくなるのでは?

  • 108二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 01:13:25

    ほしゅ

  • 109二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 01:43:23

    ぷしゅりと音を立てながら開いたハッチの中を覗き込む。そこにはぐたりと操縦席に体を預けたまま動かないフェルシーがおり、グエルは息を飲んだ。コックピットの中に入っては、動かない片腕をだらりとさせたまま、もう片方の手でフェルシーのヘルメットを脱がしパイロットスーツの前を寛げる。顔や体にパーメットの痣がないことを確認しては、手のひらで意識のないフェルシーの額の汗を拭いながらグエルは目を細めた。
    (意識がないが呼吸も脈も落ち着いてる)
    (スコア自体そんなに高く上げられてなかった?ガンビットをあれだけ使っていて?)
    (どういうことだ…?)
    ガンダムの呪いを克服した?いやそれは無い、克服しているのなら、フェルシーの悲鳴は、あの声は聞こえないはずだ。じゃあ、一体なぜ?少し考え込み、ふとダリルバルデを思い出した。
    「……」
    ジェターク社は、確かAIに力を入れていた。もし、ガンダムの、ガンドの呪いをAIが肩代わりしたというのなら、それは。ぞわりと体が震える。ありえないとは言いきれない。これがもし、本当に実現できるようになったのなら。
    (もう、俺みたいなやつは、…)
    いや、やめよう。これは呪いだ。もし克服できたとしても、生まれるのは新たな呪いだ。もしAIでの克服ができたとしても、それによってガンダムが量産され、火種が起こる。
    (そんなの、ダメだ、また、俺みたいなやつが…わたしが、うまれる)
    ずきりと頭が痛くなる。考えれば考えるほど、視界がくらりと歪む。やっぱりグエルは考えることが苦手だ。動くことは得意だが、頭を使うことはあの三兄弟の方が得意だ。諸々のことはあの三人に任せよう。というか、全身痛い気がする。が、気のせいだろう。

    どこからか、じりりりり、と音がする。

    『あーあー、マイクテスマイクテス。ロウジーこれ
    聞こえてる?聞こえてるの、あぁそう。ならいいや』
    『……ランブルリング運営決闘委員会です。現在開催中のランブルリングにて、不備が見つかったため、現時刻を持ってランブルリングの中止をお伝え致します』
    『現在戦闘区域にいるモビルスーツパイロットは速やかに戦闘を解除し、各寮のパドックへ帰還。脱落者及び負傷者はメディック班が向かうのでその場で待機。繰り返します…』

  • 110二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 02:09:10

    「……ランブルリングの、中止」

    体から力が抜けた。

    そういえば、今はランブルリングの最中だった。アティランとクアンが、なにかしたのだろうか。それともミオリネとシャディク?ずっと連絡がつかないエランとラウダ?この際誰でもいいが、よくやったと内心褒めてやりたい。いや、グエルに褒められたところで何も嬉しくないだろうか?…今はそんな話ではないか。

    深く息を吸い、吐き出す。

    コクピットの中で意識のないフェルシーは、先程よりかは落ち着いた表情で目を閉じている彼女を見下ろしながら、ふとこのまま出良いのかと不安になるが、いまはメディック班に彼女を任せたようとシュバルゼッテのコックピットから身を乗り出した。dice1d3=3 (3)


    1.と同時に、すごい顔をしたスレッタが目の前におり、ばちりと目があった。

    2.下を見ると、泣きそうな顔をしたペトラがシュバルゼッテによじ登ろうとしてるのをスレッタが止めていた。早く降りよう。

    2「あ。」視界がくらりと歪み、力が抜ける。そのままコックピットから転げ───

  • 111二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 02:15:54

    グエル🎲 dice1d100=10 (10)

    (1〜50で?? 50〜100で…)

  • 112二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 07:28:02

    うわここでシークレットダイス!!!生きろ!!

  • 113二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 18:15:06

    一番あれな選択肢来ちゃったな…

  • 114二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 00:54:17

    まだだ!まだ俺はダイス神の優しさにかけるぜ!

  • 115二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 08:47:41

  • 116二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:36:53

    『あぶない──』
    少し幼い、馴染みのある声がする。同時に咄嗟に体に力を込めるも、間に合わなかった。視界が反転する。全てがスローモーションに見える。何度か体が機体にぶつかって。
    鈍い音が聞こえて、視界が暗転した。


    「ミオリネ!!」
    電話で席を立っていたシャディクが、声を荒らげながら私を呼ぶ。あのいつも憎たらしい顔をした男が、顔を青くして私を見ている。
    「どうしたの…?」
    ジェタークが作った白いモビルスーツは、スレッタのエアリアルと、グエルのファラクト、あと搭乗者不明のダリルバルデにより停止。ランブルリング中止のアナウンスもあった。ランブルリングの中継は止まってしまって何も確認は出来ていないが、そんなに焦る様なことはあっただろうか。もしや、クソ親父が何かをしでかしたのだろうか。でもそんなことでシャディクが焦るわけが無い。じゃあ、なんで。
    「グエルが」
    息を飲む。手が震える。サリウスCEOの静かな呼吸が、よく聞こえる。聞きたくないと脳が拒むが、私はそれを聞かなきゃ行けない立場で。
    「コックピットから転落した」
    「……容態は?」

    「意識、不明……?」
    ラウダの声が、静かに響く。この世の終わりのような顔をした男がこちらを見ている。
    いや、正確にはこちらではなく、どこを見ているか分からない父親を見ている。
    「満足ですか?これが、あなたの望んだ結果です」
    「……」
    「父さん、ぼくは、あなたをゆるさない」
    駆け出していくラウダの背を、男が眺めている。凪きった瞳が、今は酷く気味が悪い。望みは果たされたはずの男が、満たされないままぼんやりとしている。
    (魂が抜けた様だ、とはこの事だな)
    一緒に出ていけばよかったと思いながらも、エランはラウダが置いていったタブレットを男に見せる。タブレットに映し出されたものは、ジェターク社にとって不利でしかないモノばかりだ。
    「……これを見せてどうする。そんなことをしなくてもジェタークは潰せるだろう」
    「そうだな、でも俺は優しいので」
    ひとつ、取引をしましょう。薄っぺらい笑みを浮かべるエランに、男はただ無言でそれを眺めていた。

    グエル🎲 開示
    1〜50でコックピットから転落、意識不明の重症 50〜100で「パーカー」による転落阻止

  • 117二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:49:47

    グエル生きろ!!!

  • 118二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:57:30

    グエルとフェルシーが運び込まれた場所は?

    グエル dice1d1=1 (1)

    フェルシー dice1d2=2 (2)

    1. ペイル管轄の医療施設

    2.ベネリットグループ管轄の医療施設


    グエルの状態 dice1d100=59 (59)

    (1にベッドからまだ出れない 〜 50前後で起き上がれる程度には回復 〜100に近いほど動き回れる、完全回復)


    フェルシーの状態 dice1d2=2 (2)

    1.ちょっとまだ体がだるいっす…

    2.完全回復してるよ!お腹減った!!


    スレッタメンタル dice1d100=81 (81)

    (高いほど大丈夫、低いほど「私のせいで……」と引きこもり状態に)

  • 119二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 18:00:19

    フェルシーちゃんも元気でスレッタのメンタルもまあ大丈夫、グエルも起き上がれる?よかったぁ

  • 120二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 18:12:18

    ヤバい状況なのに完全回復の可能性あったのちょっと草だしフェルシーちゃんとスレッタが元気なのおもろすぎる
    いやワロてる場合ではないのですが

  • 121二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 00:52:13

    一応ほしゅ!

  • 122二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 02:03:47

    全員メンタルも回復も最悪じゃないのは救いだし今後どうなっていくか期待。幸せになってくれ…

  • 123二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 09:32:23

    フェルシーちゃんつよくて笑った
    まだ大丈夫 きっと大丈夫

  • 124二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 20:08:19

    ほしゅ

  • 125二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 03:15:51

    保守

  • 126二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 12:49:23

    保守

  • 127二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 16:14:58

    「まだ退院しちゃダメなのかよー!!」
    「当たり前だろバカ!お医者さんも言ってただろ、体に何も無くても、内臓器官や神経にダメージがあるかもしれないから暫く検査入院だって。もう暫くゆっくりしてな?いい子だからさ」
    「病院食飽きた!」
    「駄々っ子か!」
    「薬もヤダー!ペトラが飲んでよぉ!」
    「私が飲んでも意味が無いだろ!」
    ペトラさんとフェルシーさんの元気な会話を聴きながら、私はほっと胸をなでおろしす。検査観察状態ではあるものの、フェルシーさんはどうやらパーメットの後遺症もなく元気だそうだった。暇だー!と叫んでるフェルシーさんを宥めながらも、嬉しそうにはにかんでいるペトラさんが、「そういえば」とこちらを見る。
    「グエル先輩ってまだ面会できないんだっけ」
    「…はい、今はまだ出来ないらしいです」
    ランブルリング後、コックピットから足を滑らせ転落したグエルさんは、フェルシーさんとは別の…ペイル社が管轄している医療施設に運び込まれた。意識は回復しているらしいが、フェルシーさんとは別の検査…クアンさんは「メンテナンス」と言っていた…が必要らしく、面会不可の状態だった。
    「ペイルの人間も面会できないんだったな。じゃあ私たちはもっと出来ないよな…」
    ペトラさんが少し目を伏せる。お礼、言いたかったのにと小さく呟く彼女にフェルシーさんも頷く。

  • 128二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 16:15:21

    「それにペトラとスレッタにもちゃんとお礼言いたかったんだ。ありがとう、私の事助けてくれて」

    「私からも、本当にありがとう。スレッタ」

    フェルシーさんとペトラさんの言葉に、私はただあわあわと手を振った。

    「わ、私は何も…それしか出来なかったから、その…」

    「それしか出来ないって、それができるのがいちばん凄いと思うけど」

    「そ、の、えっと…」

    「スレッタはそれしかできないって言ったけど、それが出来ない人間の方が多いんだ。だからさ、胸張れよ」

    「それにスレッタ、グエル先輩が落っこちたとき直ぐに救護活動してたじゃん。頭固定とかしてさ、テキパキ周りに指示出しててさぁ…お前すっごいよほんと」

    「そうなの?」

    「そうなんだよ、すっごいかっこよかったんだよね。メディックチームにも褒められてたんだよねー…あ、なんか手を出そうとしてた男子に触るな!!て怒ってたよねそういえば」

    「そーなの?!」

    「ちょ、ぺとらさっ…」

    ペトラさんの口を塞ごうと慌てて手を伸ばすと同時に、ノックの音がしては私たちはドアの方を向いた。ドアが開く。そこに居たのは


    dice1d2=2 (2)

    1.フルーツの盛り合わせを持ったラウダ

    2.知らない女性

  • 129二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 16:18:48

    ベルメリアか?

  • 130二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 00:17:58

    フェルシーちゃん、元気そうでよかったなぁ

  • 131二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 08:54:37

  • 132二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 18:25:29

    怒られた男子ってまさかパーカー君だったり…?

  • 133二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 22:49:53

    まあ来たのがベルさんだったとして、なんやかんや抵抗してギリギリのライン保ってくれてたから変なことにはならんやろ

  • 134二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 07:40:13

    >>116

    そういえばしれっとパーカーにもワンチャン可能性あったのおもしろいな

  • 135二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 18:14:39

    やめろやめろ他に気になる事いっぱいあるのにパーカーの動向も気になっちゃうだろ

  • 136二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 23:26:30

    ☆彡

  • 137二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 07:29:35

    レスキュー時のスレッタかっこいいなぁ

  • 138二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 17:41:06

    ほしゅ

  • 139二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 01:51:35

  • 140二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 12:52:57

    ほし

  • 141二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 23:06:56

    ほしゅ

  • 142二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 01:11:58

    誰、だろう。知らない人が、そこにいる。

    知らない女性は部屋の中を見ては、はて、と首を傾げた。

    「あら…この部屋に知り合いが入院してるって聞いてたんだけど?」

    女性はそう言いながら端末を眺め、再び首を傾げる。そんな女性に対し、私たちの中で一番早く反応したのはフェルシーさんだった。

    「こ、ここ、個室だよ?私しかここには入院してないし…多分、間違いだと思う、よ…?」

    「まぁ!」

    女性は口元を手で抑える。驚いた顔で再び端末を見ては部屋の外に出て何かを確認しては「あらあら」と声を上げた。

    「ほんとだわ!私間違えてたみたい、ごめんなさいね?」

    おばさんになるって嫌だわァと困ったように笑う女性にペトラさんが「ここは病室が多いですからね」と言葉を返す。

    「ごめんなさい、お詫びにこちらを貰ってくださる?」

    そう言われ渡されたのは山盛りのフルーツの入ったバスケット。フェルシーさんは目をキラキラ輝かせ「ありがとうございます!」とお礼を言った。

    「で、でもいいんですか?これ、貴女の知り合いの方への見舞い品なんじゃ…」

    「いいのよ、また後で買いに行くから。むしろ迷惑かけちゃったから、貰って欲しいわ」

    女性はそう笑いながら端末を再び見ては「そろそろ行かなくちゃ」と言い、私たちにごめんなさいね、お邪魔して、と軽く頭を下げた。

    「いえ、全然大丈夫ッス!」

    「こちらこそ果物ありがとうございます」

    フェルシーさんとペトラさんが同じように頭を下げ、私も吊られるように頭を下げた。女性はそんな私たちを見て、優しい笑みを浮かべながら部屋を出ていく。しゅん、と音を立てながら閉まったドアからそっと私たちは目を逸らし、フルーツの入ったバスケットに入った果物を眺めていた。


    ??? dice1d100=92 (92)


    フェルシー dice1d100=29 (29)

    ペトラ dice1d100=57 (57)

    スレッタ dice1d100=44 (44)


    (誰か一人でも???より高い場合 ???に対し疑問を持つ)

  • 143二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 01:13:55

    怪しすぎるけどベルメリアさんぽくないな、フェンさんかな
    誰も疑問に思わないの笑う

  • 144二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 01:47:09

    『いやーびっくりした!』
    『ホントびっくりしたね…』
    『病室間違えること、あるんですね…』
    『モビルスーツも時々乗るヤツ間違えるからよくあるよ?スレッタはそーいうことないの?』
    『わ、私エアリアルのこと間違えません!』
    『まってフェルシー、ディランザの事間違えてんの?』
    『あ、やべ』
    少女たちの楽しげな声がイヤホンを通じながら聞こえる。口元を緩ませながら部下から送られてきた『グエル・ケレスはここには入院していない』と言う報告が入った端末に目を通す。やはりここにはいないか、と出そうになる溜息を飲み込んでは、イヤホンから聞こえる少女たちの声を聞く。
    『なぁ、グエル先輩って果物好きかな』
    『ど、うでしょう…コーヒーは好きだって言ってましたよ?』
    『コーヒーかぁ…大人だ!』
    『コーヒーで大人ならみんな大人じゃないか?』
    可愛らしい会話にふふ、と声が漏れる。苦いじゃん!、カフェオレの方が好き、甘いのが好き。など年頃の少女たちの弾むような会話は、疲れた大人の心にはよく沁みる。癒される。
    『もし、グエルさんの面会が出来るようになったら』
    「……」
    『みんなで、面会に行きましょう!』
    『ペイルの施設病院に?』
    『はい…!クアンさんに頼んだらきっと連れていってくれると思います。それに、みんなで行ったら、グエルさん…きっと、喜ぶと思うんです。グエルさんの好きなコーヒーを持って!みんなで!』

    「…ペイル」
    やはり彼女はそこか。嫌な予感が当たってしまったとこめかみを押さえながら、ため息を吐く。
    「…なんとしても、あちら側より先に、彼女を私たちの方で保護しなければ」
    向こう側では、少女たちがまだ会えていない彼女への手土産を何にするかと楽しそうに話している。
    『早く会えないかな、グエル先輩』

    「…そうよね、会いたいわよね」

    彼女たちはまだ、子供だ。こんなゴタゴタに、子供を巻き込みたくはない。だから、できる限り、被害は抑えたい。目を閉じて、再び小さなため息を吐きながら端末を握りしめた。

  • 145二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 02:18:45

    「4号、体調はどう?」
    声をかけれては、読んでいたコミック(以前スレッタが貸してくれた金塊を探すコミック)から視線を上げる。
    こちらを見つめるベルメリアに、少しばかり居心地を悪そうにしながら、グエルは「普通」と答えては、再びコミックに目を向けた。ぱらりとページをめくる度に、楽しそうな男たちと少女の活劇が重くなっていき、グエルは見るのが辛くなっできてしまい、そっと本を閉じた。まだ動物に欲情するよく分からない男が出てきた話の方が、読める。そっと目線を窓の外に向けては、グエルは人工空の青さに目を細めた。
    「4号」
    「なに?」
    「…」
    「…?」
    なに?と返事をしたのに、彼女からの返答が来ない。彼女の方を見る気はなく、ただぼんやりと外を眺めていた。
    掌が暖かくなる。ぎゅぅ、と手を握られたのだと分かればグエルは目を丸くしながら、己の手を握ったであろう、ベルメリアの方を見た。
    「…な、」
    に、してるんだ。そう問い掛ける前に、優しく、こちらを労わるように、体を抱きしめられる。あまりの唐突なことに、グエルはただ唖然とする事しか出来なかった。
    「…べ、るめ」
    「もうファラクトには乗らなくていい」
    「は?」
    「あなたは、もうファラクトに乗る必要は無いの」
    「…な、にをいっ、て」
    「グエル」
    ベルメリアに、名前を呼ばれて息が詰まる。4号では無い、名前だ。己の、名前を。
    「…もう、逃げない。…何も失いたくないの」
    ベルメリアの震えた声が、かつての母の声と被って、グエルの体が震える。

    こんな時、どうすればいいか分からなくて。
    こんな時、どう声をかけたらいいか分からなくて。
    こんな時、何が正解なのか分からなくて。

    何も答えが出ないまま、グエルは無言で彼女に抱きしめられたまま、だらりと垂れた腕に目を向けていた。

  • 146二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 11:42:59

    おぉ…フェンさんが動き出すか

  • 147二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 22:08:50

    ベルさんもやってることアレだけど、まだ完全に良心しんだわけじゃないからなぁ…

  • 148二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 22:10:55

    グエル…ゴルカム読んでるんか

  • 149二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 23:22:02

    杉元たちがヒンナヒンナしてる場面とかを見てしんどくなってたんだろうか…でもあの作品の登場人物達は、色々な理由から生き残ることに必死だったんだよな…

    ところでグエルよ、某動物学者はこちらの世界では劇薬だったぞ?

  • 150二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 08:36:48

    ⭐︎

  • 151二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 19:15:47

    ほしゅ

  • 152二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 00:44:01

    ほしゅ

  • 153二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 10:44:40

  • 154二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 20:51:40

    保守

  • 155二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 07:53:19

    ほしゅ!

  • 156二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 18:04:21

  • 157二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 00:41:12

  • 158二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 10:42:58

    (主です、今夜辺りにダイス回しに来ます…!お待たせしてして申し訳ありません…!保守ありがとうございます…!!)


    グエル ??? dice1d100=33 (33)

  • 159二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 20:06:50

    わ~恒例(?)の謎のダイスだ〜楽しみに待ってます

  • 160二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 21:55:58

    グエル→ベルメリア 高い程信用、低い程警戒

    dice1d100=21 (21)


    フェルシーちゃん退院したいのだ!!あと何日入院しなきゃダメなのだ?!

    dice1d7=2 (2)


    グエル 退院日数 dice1d30=9 (9)


    ちなみにグエルへの面会は dice1d2=2 (2)

    1.出来るよ

    2.出来ないままだって


    ラウダくん何してる?dice1d2=1 (1)

    1.エランたちと一緒に株ガンで姉の帰りを待ってるよ

    2.パーカーくんとこ行ったって


    ついでにラウダメンタル dice1d100=61 (61)

    (高い程冷静で理性的、低い程「姉さん……」状態)


    プロスペラによるグエル接触ダイス (70以上で成功)

    dice1d100=64 (64)


    デリングによる手助けは dice1d2=1 (1)

    1.ないよ

    2.あるよ(総裁権限)


    エアリアルは現在dice1d2=2 (2)

    1.地球寮にあるよ

    2.メンテナンスがあるからとシン・セーに

  • 161二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 22:28:34

    (9日退院まじか)

    グエル 退院時の体調 dice1d100=33 (33)

    (50以上で完治済み、100に近いほど程完全復活状態)


    ファラクト修復ダイス 90以上で修復可能

    dice1d100=47 (47)


    グエル→ベルメリア 警戒理由 dice1d2=2 (2)

    1.裏があるんじゃないのかと勘繰っている

    2.今更なんだ?状態


    フェン グエルの元への潜入

    フェン dice1d100=43 (43)

    ペイル警備 30+dice1d100=90 (90)

    (フェンの方が高ければ潜入成功)


    現在のジェタークはdice1d2=1 (1)

    1.ガンダムへの関与により顧客からの問い合わせで混乱状態

    2.ヴィム派VSジェターク親族で内部争いで混乱状態

  • 162二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 23:01:34

    接触できなかったフェン 次の手 dice1d2=2 (2)

    1.株ガンに行くしかないわね

    2.ベルメリアに接触できるかしら?


    グエルは退院するのを dice1d3=3 (3)

    1.全員に伝える

    2.誰にも伝えない

    3. ……エランにだけ、伝えようか


    ヴィムはグエルに dice1d2=1 (1)

    1.接触

    2.接触しない


    おまけ

    グエル→パーカーくん dice1d100=100 (100)

    (1に近いほどなんだお前…?100に近いほど面白いやつ)

  • 163二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 23:06:07

    パーカーくん???!

  • 164二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 23:24:51

    退院しても体調良くない姉さんお労しいと思ったらパーカーくんでワロタ 
    ヴィムとの接触も気になるし情報量…!!

  • 165二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 23:25:33

    ヴィムーー!?二人とも心が大丈夫か心配だよー!

  • 166二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 02:54:10

    パーカーくん!?
    まあランブルリングの最中にいきなり告白するやつはおもしれーかもしれんけども

  • 167二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 11:03:47

    シリアス面とのギャップがすごいぜ〜ってなる情報量

  • 168二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 21:48:53

    ヴィムがグエルに接触したとき何か思い出すんだろうか?

  • 169二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 07:50:58

    ほしゅ

  • 170二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 11:28:42

    ふぁっ!?
    パーカーくんがおもしれー男枠に確実に治まったの何is何?

  • 171二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 21:10:44

    (100は想定外デス。(パーカーくん)お前なんなんだよ!!)


    エランはグエルから退院の連絡を受け dice1d3=2 (2)

    1.安堵

    2.困惑

    3.↑全部


    ちなみにエランへの電話 時間帯は? dice1d2=1 (1)

    1.昼

    2.夜


    エランとグエルの電話 dice1d100=34 (34)

    (1に近いほどあっさり報告、50前後で近状含めた普通の会話 100に近い程お互いに穏やかに話せているよ…)


    ヴィム接触は dice1d2=1 (1)

    1.退院の(1-)dice1d9=1 (1) 日前

    2.退院してアス高に戻ってる最中


    パーカーくん dice1d2=2 (2)

    1.再度結婚申し込みするためにdice1d2=1 (1) (1.ペイル寮 2.地球寮) に行くぜ

    2.お見舞い用に花束を買ってるところをdice1d6=1 (1) (1.エラン 2.ラウダ 3.スレッタ 4.アティラン 5.クアン 6. シャディク) に見つかったぜ。え、dice1d1=1 (1) (1.決闘)だ!!!?


    ベルメリアとフェン 接触は dice1d2=1 (1)

    1.出来た

    2.出来なかった

  • 172二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 21:12:14

    フェンさん女子会できたんか

  • 173二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 22:20:44

    フェンさんが女子会開催出来そうな一方で、パーカーは決闘一択であった

  • 174二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 23:34:15

    全力でおもしれー男を遂行するパーカー

  • 175二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 01:32:41

    相手がエランでよかったな。ラウダなら決闘なんかしないでその場で潰しにかかってたかもしれん

  • 176二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 11:12:27

    花束を買ってるパーカーくん堅実でよい その調子でラブったりコメったりしろ

  • 177二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 21:33:37

    保守

  • 178二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 07:06:48

    ‪☆

  • 179二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 17:41:11

    ほしゅ

  • 180二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 21:58:19

    「「……」」

    お互いに無言。

    手持ち無沙汰の己は、ただこちらを無言で見つめてくる彼から目を逸らした。呼吸が少し荒くなりそうになるのを押えながら、目を閉じる。エランが迎えに行こうかと言ったのを「別に大丈夫!」と断らなければよかった。なんて今更ながらに後悔するが時は戻らない。グエルは小さな深呼吸をしては、決意を決めては顔を上げた。

    「なにか、御用でしょうか──ヴィム・ジェタークCEO」


    目の前にいる父である人は、ただ無言でこちらを見ていた。


    「確か、面会は不可になっていたはずですが、どうやってこの病室に?」

    「……」

    「面会はまぁ…いいです。SPも付けずに面会に来るなど、些か警戒が甘いのではないのですか?」

    「……」

    「この様に入院していた身ですが、これても御三家…ペイル社のパイロットですよ?」

    できる限り笑みを浮かべながら言葉を続ける。引き攣る頬を抑え、余裕があるふりをする。震える脚に力を込め、男と向き合い続ける。

    ヴィム・ジェタークは…父はただ何も言わず病室に足を踏み入れた。

    ごくり、と息を飲む。

    冷たい目が、私を捉えている。

    (……おなか、いたい)

    呼吸が、上手くできない。無意識に、目を強く瞑った。


    ヴィム dice1d100=71 (71)

    (1〜50で胸ぐら掴み、50〜100でグエルの顔をただ見つめる)

  • 181二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 23:34:00

    うおわぁ父さんとの直接対決(対決…?)だ…

  • 182二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 07:53:31

    出目高くて良かった!

  • 183二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 17:39:06

    保守

  • 184二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 23:30:41

    喪失したはずの娘が育って眼の前に居るのってどんな感情なんだろな

  • 185二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 00:02:25

    …妻に似たんだな、とか思ったり?

  • 186二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 08:04:07

    胸ぐらつかみよりは全然マシだけど無言で見つめられるのも怖いよ父さん

  • 187二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 19:26:25

  • 188二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 04:30:42

    ほしゅ

  • 189二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 12:52:56

    この時空の親子はどう着地するんだろう…

  • 190二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 22:33:59

    うおお…親子対面気になるぜ

  • 191二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 09:28:00

    無意識に瞑った目を、ゆっくりと開く。霞んだ視界に映ったのは、己の知らない表情でこちらを見ている父の顔だった。

    「…あ、」

    初めて見る、顔だと、思う。記憶の中にある父は、いつも何かに焦っていて、いつも何かに怯えていて、いつも、どこか必死で……恐ろしい顔をしていたから。知らない顔を見せられてしまって、何か言わないとと口を開くも、まるで何かが喉につっかかったように、上手く言葉が出てこない。

    (なぐられる、て、おもった、のに)

    手が、震える。父の顔を見るのか恐ろしくて、目を逸らす。

    (こわい、こわい、こわい、こわい)

    父が何を考えてるか分からない、父が何をしようとしているか分からない。何をしたらいいのかわからない。機嫌の取り方がわからない。どうすればいいか、わからない。

    ここに、一人でいるのが、怖い。

    「…娘が、居たんだ」

    父が、漸く言葉を発する。振り絞るように、震えた言葉が静かな病室にこだまし、父の発した言葉の意味を捉えられず、目をそちらに向けれないまま、震える手を握りしめた。

    「ラウダの姉だった。生きていれば、同じ歳の」

    目を見開く。心臓がばくばくと鼓動し、唇が戦慄く。父に目線を向ける。

    「おまえは、ラウダの姉じゃない…」

    父は、ただそう告げる。

    「あいつは、…あのこは、おれの、せいで」

    額を抑え、青ざめた顔をさせながら、父がこちらを見ている。

    ヴィム dice1d2=1 (1)

    1.だから、お前は、あの子じゃない

    2.あのこは、俺を恨んでるだろうか

  • 192二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 11:32:08

    「だから、お前は、あの子じゃない」

    肩を掴まれ、父は、縋るように、そう言った。

    「あの子じゃ、ないんだ。あのこは、もう、いないんだ…」

    震えた声と手。自分を納得させるために発せられた言葉だと、思う。

    (…知ってる)

    グエル・ジェタークだった少女はもういない。グエル・ジェタークは、もう存在しない。

    (ヴィムジェタークの娘で、ラウダ・ジェタークの姉は、…この世界には、もういないんだ)

    肩を掴んだまま何も言わなくなった男を見る。

    「そうですか」

    己の発した声に、男の体が跳ねる。

    「なら、居る方を大切にしたらいい。…貴方には息子が、ラウダ・ジェタークが居るでしょう。彼は、あなたと対話を望んでた」

    父と話がしたかった、そう言っていたラウダを思い出す。僕を見て欲しかったと、そう言っていた彼を。

    「…どうか、彼と向き合ってあげてください」

    もう居ない、娘ことなんて忘れて。今に向き合って欲しい。

    肩に置かれた手を、ゆっくりと離しながら、そう告げる。男の息が、よく聞こえる。ラウダ、と声もなく動く口元を見ては、頬を緩ませた。

    「…きっと、その子も、そう願ってますよ」

    そう言っては、ちらりと壁にかかった時計を見る。もう迎えの来る時間だ。無言で男に頭を下げながら、私はもう行きます、と立ったままの男の隣を通り過ぎては病室から出ようとして、足を止めた。顔を見せることも無く、立ち竦んだままの男の背中に言葉を投げる。

    「御子息…ラウダと、上手くやってください…たった2人の、家族なんですから」

    振り向くこともせず、まるで逃げるように病室を後にした。



    ヴィム→グエル (27+)dice1d100=24 (24)

    (1に近いほど気付かず、50前後で「こいつもしかして…?」、100に近いほどグエルが娘だと気付く)

  • 193二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 11:51:52

    >>192

    うーん半々

    絶妙過ぎる数値

  • 194二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 20:25:21

    (残り数が少ないので🎲振ったりしますー)


    グエル→ヴィム dice1d100=55 (55)

    (1〜50で「おとうさん…」、50〜100「ちゃんと幸せになって欲しい」)


    グエルはヴィムが病室に来たことを dice1d2=1 (1)

    1.伝えない

    2.誰かに伝える


    2の場合誰に? dice1d2=2 (2)

    1.……ラウダ

    2.ケレス兄弟3人に


    ヴィムは今後グエルに dice1d2=1 (1)

    1.自ら接近するようになる

    2.接近はしないがグエルについて報告をさせるようになる

    3.接近も何もしない


    学園に帰ってきたグエルが1番初めに会うのはdice1d3=3 (3)

    1.ミオリネとスレッタだ

    2.あ、フェルシーだ…退院してたのか…?

    3.…あれは、たしか…?

  • 195二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 22:26:33

    「グエル・ケレス…!?」

    学園に戻ってきて、さぁ今から寮に戻るか。なんてぼんやり考えていた時、ふと後ろから声を掛けられグエルは目を丸くした。目の前にいる青年は、今にも泣きそうな顔でグエルを見下ろし、よかったと震えた声で勝手にグエルの手を握っている。グエルは、この青年を、知っている。あぁそうだ、苦い思い出がフラッシュバックしては、引き攣りそうになる頬を抑えながらグエルは小さく息を吐いた。

    「…ランブルリング以来だな、パーカー・イーストコット。元気そうでなにより」

    「お前、こそっ…退院できて、よかったなっ…!」

    大の男が、自分の手を握りながらずびずび泣いている様子に脳内でハテナを浮かべながら、グエルは泣くなとパーカーの涙を拭う。指に伝う少しばかり暖かい涙に笑みを浮かべた。良かった、手の感覚は戻っているようだ。

    「…怪我はそこまで酷くなかっただけだ。というか、なんでそんなに泣くんだお前」

    ふと口にした疑問に、パーカーの顔が歪む。う゛ー!と唸ると同時に、パーカーはもう一度グエルの手を強く握った。

    「あのな?!好きなやつが怪我して、退院したのを喜ばない奴がいるか?!」

    「……あのプロポーズマジだったのか」

    「マジだけど?!冗談って思われてた?!」

    「てっきり動揺を誘いに来たのかと」

    マジじゃなければあんなところで告白しねぇ!と半狂乱じみた顔で叫ぶパーカーに、グエルはくく、と喉を鳴らす。しばらくずっと張り詰めていた糸が、漸く緩んだ気がして重かった肩が少し軽くなった気がした。

    「お前ほんと面白いな」

    「お、面白いって、」

    「面白いよ、お前。うん…ふふ、趣味は悪いとは思うけど、嫌いじゃないな、お前のこと」

    パーカーの瞳が、大きく見開かれる。同時に顔を赤くしたパーカーが「うぅ、」と小さく頭を抱えるので、そんな彼を眺めながらグエルは「あぁそうだ」と声をかけた

    「なぁパーカー・イースコット」

    「なんだ、よぉ……」

    顔を上げた彼と目を合わせる。きょとりとしたパーカーの目を見ながら、グエルは口を開いた。


    「ハサミとバリカン、貸してくれ」


    グエル ??? dice1d100=33 (33)

    (髪を切ることへの抵抗感、高いほど切りたくない、低いほど切っちまうか)

  • 196二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 22:29:35

    このレスは削除されています

  • 197二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 22:33:45

    うめ!
    グエルちゃん髪きっちゃうのかな…

  • 198123/10/28(土) 22:36:44
  • 199二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 22:47:15

    立て直し乙です
    どうなっていくのか今後も気になる

  • 200二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 01:15:35

    うめ!
    幸せになれ

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