- 1二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:37:51
- 2二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:38:35
──死の間際、誰かが自らをお姉ちゃんと呼ぶのを確かに聞いた。
目が覚めた。
また見覚えの無い場所。洋風の建築に、並んだ石碑──墓だろうか。
目の前には精巧な人形が捨て置かれていた。状況が飲み込めない、なんだこれは。
彼女の獣狩りの夜──悪夢の始まりだ。
不気味な見た目をした小人から受け取った武器を片手に古都を駆けながら彼女は──お姉ちゃんは思考した。これは一種の夢なのか?獣を狩りながら、時に狩人に狩られながら、お姉ちゃんは思考し続ける。誰が自分をそう呼んでいたか思い出せない。おもむろに、奇妙な頭蓋骨を手に取り、砕いた。 - 3二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:39:19
何で当たり前のようにブラッドボーンにいるんだ
- 4二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:39:40
お姉ちゃんは───気付いた。このままではこの夢から抜け出せない。三本目の三本目、青ざめた血の空、月。
時に悪夢に迷い込み、時に進んで入り込み、殺して殺して殺し尽くした。
月光の刀身に映る誰かの事を思い出したかった、確かに愛していたその誰かを。お姉ちゃんはその虚像を導きとした。
そしてお姉ちゃんは───至った。
ゲールマンの介錯は受けるつもりは無かった。
古狩人との殺し合いの最中、ふと気付く。
──月がこちらを見ている。
そして助言者を打ち倒したお姉ちゃんの元に、月が降りて来た。こいつが自分を閉じ込めた元凶なのだと気付いたお姉ちゃんはその誘惑を跳ね除け、殺した。
──目が覚めた。今度はトレセン学園に。ようやく戻ってこれたのだ。全て思い出せた。
だが視線が低い。なんだこれは。それに体の感覚も妙だ。
「あ、お姉ちゃん!探したんだよ!」
カレンだ、カレンチャン。何故今まで忘れてしまっていたのか。しかしその名前を呼ぼうにも声が出ない。
「なんか、イカみたいだね、お姉ちゃん」
「(イカ!?)」
お姉ちゃんは────上位者になった。正確にはその赤子か。
「お姉ちゃん、寒いでしょ?カレンがあっためてあげるね!」
「ミ゜」
──上位者となってもカレンのカワイイにはお姉ちゃんでは耐えられなかった。
カワイイカワイイ。 - 5二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:41:33
姿変わったのを受け入れてるのかカレンチャン……カワイイな
- 6二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:41:40
お姉ちゃんカレンチャン以外無敵で草
- 7二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:42:39
カレンチャンはすべて受け入れてくれるのか・・・懐が深すぎる
そして相変わらずお姉ちゃんは一体何なんだ - 8二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:43:48
どうしてお姉ちゃんは欺瞞の月光に魅せられてしまうのか(お姉ちゃんは継いだ参照)
- 9二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:46:03
『進化』
ある狩人、姉たる者が残した唯一の秘文字。それは上位者へと至る道筋と信じられ、『進化』の意味が与えられ、狂いへの耐性をつけさせる。
啓蒙とは、脳に宿る瞳である。この世界の真実に気付いた彼女は脳から瞳を抉り出し、それがこの文字となったと語られる。まともな人間ならば、信じはすまい。 - 10二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:47:29
- 11二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:50:56
月光を産廃と言う人間をこの全強化三積み月光で塵にしてきた
- 12二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:52:44
まあカレンチャンは上位者だからな
- 13二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 19:59:23
女騎士は葦名に行くか……?
- 14二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 20:05:55
お姉ちゃんだし次の日にはもとの姿に戻ってそう
- 15二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 20:21:45
ロスリックには行ってる
- 16二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 20:26:07
カレンチャンの懐の深さにちょっと涙出そう…