- 1二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 11:47:36
何をしたかったのか。
彼がいなくなってから、幸せな夢から目覚める時にいつも思うのはそんなこと。
世界一大切な人を守れず、お面を奪われ、怒りに身を任せて思い出の場所も自らの手で壊した。
あの人の温もりを覚えている。お面を渡してくれた人間の優しさを覚えている。あの頃の少し寂しいけど満ち足りた生活の喜びを覚えている。幸せだった。
だからこそあの時の身を焦がすような怒りを覚えている。全ての激情を叩きつけて帰って来た穴はいつもよりずっと空虚だった。
いつしか眠るのが怖くなった。何度でも何度でも彼の夢を見て、最後には壊れてしまうから。
でも起きているのも怖かった。1人で世界を見るのは、どうしようもなく恐ろしいから。
このままずっと眠っていられれば、幸せなままなのだろうか。一縷の望みをかけて床につくがいつも結末は同じ。
今日もそうだ。遊んでおいでと優しく手を振る彼。行ってはいけない。分かっているのに勝手に足が動く。彼が遠ざかっていく...。 - 2二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 11:51:39
「...ポン!オーガポン!起きて!」
いつもの穴ではなかった。クリーム色の天井、ふかふかのオレンジ色のベッド。そして優しく私を抱きながらこちらを心配そうに覗き込む彼。
「大丈夫?うなされてたけど...怖い夢でも見た?」
「ぽ...」
そうだ、新しいご主人。ようやく見つけた大切な人。アカデミーって言ったかな?
「ぽ!」
「元気なら良かった!今日はピクニックでも行こうか?」
「ぽに!」
あぁ、やっぱり大切な人は笑顔が似合う。
抱かれる感触は違う。あの人と違って腕は細いし、お腹も柔らかくて薄い。でも温もりは同じ。じんわりと心に染み込んでくる。
「ちょっと待ってねオーガポン、今着替えるから...」
「ぽに!」
あぁ、願わくば今度はずっとこの人と一緒にいられますように。 - 3二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 12:11:48
エアプスレかと思って釣られたぞ!
しんみりしたss出しやがって!最高じゃないか!
オーガポン幸せになれよ! - 4二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 12:14:01
エアプオーガポン、どこ?(ハートポチー)
- 5二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 12:30:23
スレタイはただの今の幸せを噛み締めてる嬉し笑いじゃないの!
- 6二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 12:51:01
ポンちゃんニッコニコでかわいいねぇ
ほーれあめちゃんあげる - 7二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 12:52:06
てっきりミュウみたいに悪態ついてるスレかと思った……
- 8二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 13:11:17
- 9二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 14:43:11
ご主人様はよく私の事をピクニックに連れて行って、サンドウィッチという物を食べさせてくれる。
まだ慣れない土地や仲間達と早く慣れてほしいというご主人の気遣いなんだろうと思うと幸せな気持ちになる。
でも時々ご主人は私を見ると悲しい顔をする時がある。バレないようにしているけれど、笑顔の奥から少しだけ滲み出している。
何か私がやってしまったんだろうか。大切な人を悲しませるのは、いなくなるのと同じくらい寂しい事だ。
「ぽ..?」
「ん?どうしたのオーガポン」
腰掛けている彼の膝下に駆け寄ると、優しく膝の上に乗せて抱きしめてくれた。この姿勢は好きだ。彼を背中いっぱいに感じる事ができるから。
「ぽに...?」
「あ、ごめんね!ちょっと元気なかったかな。僕は大丈夫だよ」
「...がお」
嘘だ。ご主人は寂しい顔のままだ。世界で1番大切な人だから、嘘をついてほしくない。せっかく素顔で話せるのに、嘘を言われるのは悲しい。
「...ごめんね、オーガポンには敵わないや。じゃあ聞いてくれる?君と会う前の冒険の話なんだけど」 - 10二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 15:00:56
そう言ってご主人様は宝探しという冒険譚をぽつぽつと語り始めた。
勝負が大好きな女の子の話、料理が上手な男の子の話、仲間を大切にした女の子の話。そして、悲しいお別れの話。
「ネモも、ペパーも、ボタンもみんな良い友達なんだ。冒険の途中ですごく仲良くなれたんだよ。だから...だからスグリのことも...どうせまた仲良くなれるんじゃないかって...きっと軽く見てて...」
いつの間にかご主人の目尻に少し光るものがあった。
「いつか...仲直りできるかな?」
「ぽに!」
人間同士のコミュニケーションは分からない。でも大切な人には笑顔でいてほしいというのは同じだと思う。きっとあの少年のことがご主人の胸に引っかかってズキズキと痛み続けているのだろう。だからいつかその痛みが引いて、一緒に笑える日が来たら良いなと思う。
仰いだ空は青かった。キタカミの空と同じ色をしていた。 - 11二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 15:02:52
このレスは削除されています
- 12二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 15:03:08
みたいなのが欲しいです
- 13二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 15:06:42
ず 素゛晴゛ら゛し゛い゛っ゛!!
- 14二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 17:32:25
ご主人が眠る時は、いつも壁の方にくっついてベッドを空けて寝てくれる。夜中に寂しくなった手持ちのポケモンが一緒のベッドで寝られるように。
ご主人はエネルギッシュで、パルデア中をあの赤いワンちゃんと一緒に駆け回っている。あの時みたいに一緒に歩いて回りたいが、きっと迷惑になってしまうからグッと堪えてボールの中でじっと待機。バトルの時やご飯を食べる時、彼と一緒にいるのが楽しみだ。
いつもならご主人が部屋の電気を消してすぐに何匹かがベッドに向かって満員になるのだが、今日は誰も出てこない。かなり骨の折れる1日だったので、もうみんな夢の中なのだろう。
私も早く寝て明日に備えないと。 - 15二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 17:47:26
...眠れない。
眠れないのだ。どうしようもなく頭の中が興奮していて、熱を持って眠れない。風邪を引いたわけでなく、一度悪い方に考えてしまったので眠れなくなった。
本当に自分がもう一度幸せになって良いのだろうか。仇とはいえ、一時の激情に任せて葬ってしまうような自分が。本当はこれはとても幸せで長い夢で、目が覚めたらまだ自分はあの穴の中なのではないかと思ってしまうと、眠れなくなった。
そんなバカな話はない、と分かっていても一度そこに転がった考えは這い上がってこられない。一寸先の闇に怯えて目を閉じても、瞼の裏に去来するのは憎き仇達と私を畏れ遠ざける村人達。
耐えきれなかった。
ボールを飛び出した。
月が綺麗な夜だった。満月の光が布越しに部屋に差し込んでいて、彼の寝顔を淡く照らしていた。
助けて欲しい。慰めて欲しい。きっとあなたに触れればすぐ元通りになるのだから。
ベッドによじ登ると彼が目を覚ました。
「...オーガ、ポン?」
「ぽ...」
「おいで。一緒に寝よう」
甘く誘われるがまま、彼のベッドに潜り込む。ふかふかで柔らかいご主人のベッド。今日だけは独り占め。
「おやすみ、オーガポン。またあした...」
眠る直前に彼のかけてくれた言葉と温もりが何よりも嬉しかった。 - 16二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 17:52:47
- 17二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 18:39:34
書いてるじゃねえかよ‼︎
- 18二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 19:15:54
これ以上のSSを書けと?
- 19二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 19:17:48
SS作家の腕に毒の鎖巻いたら良いSS吐き出すってマジ?
- 20二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 20:17:25
ポケモンウォッシュというものが好きだ。
ピクニックの時、ご飯を食べた後にご主人が良くやってくれて、みんな心待ちにしている。
ご主人の洗う順序は決まっていて、まず最初に足を洗うために肩を貸してくれる。その肩に甘えながら柔らかなスポンジと泡を堪能する。
それが終わったら体。角は少し強めにスポンジで、胴やどてらは優しく手で。
それで最後に顔の周りを濡れタオルで拭いてもらって、シャワーをかけてもらっておしまい。 - 21二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 20:30:52
サンドウィッチを食べた後に口周りが汚れていると、しょうがないなぁなんて苦笑しつつ優しく拭いてくれる。だから少しでも彼の気を引きたくて、はしたない食べ方をしてしまう。
だってしかたないでしょう?
顔が汚れてるのを見た困ったような笑顔が好き。
肩を貸してくれる時の温もりが好き。
角を洗ってくれてる時の真剣な顔が好き。
体を洗ってくれてる時の優しい手つきが好き。
顔を拭いてくれたあとに綺麗と褒めてくれるのが大好き。
ワガママなのは分かってる、はしたないのも知っている。
でもあなたなら許してくれるでしょう?きっとあなたの役に立つから、しっかり自分で歩んでいけるから。だから今だけはあなたに甘えさせて欲しい。 - 22二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 20:31:15
みたいなのがあると嬉しいのですがどうでしょうか
- 23二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 20:54:22
- 24二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 21:40:28
スレ主がどういうものを求めているのかもっと良く把たいから、とりあえず参考程度に後100レス分はSS書いて欲しい
- 25二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 22:27:21
夜中、ボールを抜け出すとご主人のベッドがもぬけの殻だった。一瞬不安がよぎるが、すぐに戻って来てくれるだろう。そうすれば一緒のベッドで寝られる。それまでの辛抱だ。
それが甘い考えだと気がつくのにそう時間はかからなかった。誰もいない部屋。新月だからか窓から差し込む光はほとんど無く真っ暗だった。
フラッシュバックするのはずっと1人で過ごして来たあの穴。どれほど待っても帰ってくることのない人を待ち続けた幾夜もの記憶。
何でも良い。何か彼を感じることをできるものが欲しい。そうすればきっと耐えられる。たとえこれが夢で、あの現実に引き戻される事があっても。
暗闇に少し慣れて来た目で探すと、それを見つけた。 - 26二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 22:36:13
ご主人の制服の上着。彼が丁寧にセットしていたのに、と一瞬躊躇したがもう我慢の限界だった。
それを上から羽織って彼のベッドに潜り込む。彼の匂いは感じたが、当然彼の温もりと感触は無かった。
お面のようだ。ふと思った。
大切な人が確かに存在する証だけれど、あるからと言って直接触れ合う事が出来るわけではない。すぐ近くに感じさせるくせに、決定的な隔たりを知らせる優しさと残酷さを併せ持つどうしようもなく大切な抜け殻。
ぎゅう、と彼の上着を強く巻き込んだ。そうしないと、彼が遠くに行って、この上着も誰かに取られてしまう気がした。
どれほどの時間が経っただろうか。
「ただいま、ってオーガポン!?なんで僕の...わぁ!」
扉が開いた先に彼がいた。もう我慢の限界はとっくに通り過ぎていた。無我夢中で彼の懐へと飛び込んだ。包み込まれた体中が温かい。彼は現実にいて生きて帰って来てくれている。それだけで良かった。
「レホール先生の話が長引いちゃって...シャワーだけ浴びるからちょっと離れて...」
何か言っているけれど、そんなことはどうでもよかった。ただ今はこの時を噛み締めていた。 - 27二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 22:41:01
ご主人の人肌大好きでちょっとずる賢いけど寂しがりやのオーガポンと天然ジゴロポケモン大好き純真ハルトの日常をカキシルス...
ソソゲ...好きなシチュとそのSSソソゲ... - 28二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 00:27:00
カシャリと小さな音がした。スマホロトムのカメラというものが起動した音だ。まだ私が人の生活と関わっていた時はそんなものは無かったので、スマホというものもカメラというものも、いまいちどういう物なのかよく分からない。
だがご主人はカシャリと音を鳴らして画面を覗き込んでは不満そうな唸り声をあげている。何か悩んでいるなら力にならなくてはならない。
「ぽ?」
「あ、オーガポン。今写真撮ってるんだけど上手く撮れなくって...野生のポケモンって撮るの難しいね」
そう言って彼が見せて来た物には、鳥ポケモンが大空を羽ばたいている様子がどんな絵よりも綺麗に映し出されていた。だが画面の中の鳥ポケモンが動く気配はない。
「ぽ!?ぽに!?」
「うん?これは写真だよオーガポン。ここを押すと押した瞬間の風景が保存できるんだよ」
この薄い板の中で一瞬で誰かが絵を描いてるのだろうか。
とにかくすごいという事だけは分かった。 - 29二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 00:28:42
- 30二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 00:31:27
オーガポンss書く人には文豪しかいないのか
- 31二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 00:46:40
映したいと思った。彼の笑顔を映して残したいと。いつかきっと色褪せてしまうから。もしかしたら誰かに理不尽に奪われていってしまうかもしれないから。だから、2度と1人にならないように、大切に。
「ぽに!ぽに!」
「え?オーガポンが僕のこと撮ってくれるの?えっとね、この黒いのを僕の方に向けてここを押すと...」
説明の通りにやってみると、白い丸を押した時カシャリという音がして、彼が板の上に描き出された。世界で1番愛しい人。大切な笑顔。
だがその精巧な絵にいくら触れてもツルツルした硬い感触だけで、彼の柔らかくて温かい肌も、サラサラで軽い髪も感じることはできなかった。
「最後じゃあ一緒に撮ろうか!ほらこっちおいでオーガポン」
彼の胡座の上に座ってにっこり板へと笑いかける。カシャリという音がした。
「あ、すごい上手に撮れた!良い写真だよオーガポン!」
感激しているご主人だったが、もうはっきり言って私はカメラというものへの興味がほとんどなくなってしまっていた。彼と過ごしているという幸せは、どれほど精巧な絵だって表せるわけが無いのだから。 - 32二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 00:48:19
みたいなオーガポンとハルトorアオイの純愛的SSがあったら紹介していただきたいのですが
自作でも構いません - 33二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 01:14:35
- 34二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 01:19:34
見るニャご主人、アレが人の温かみに飢えた卑しかモンスターニャ
- 35二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 01:21:42
- 36二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 01:29:49
- 37二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 01:58:06
鬼が山。恐れ穴。それが私の住むところ。
昔はもっと別の名前があったはずのに、こんな恐ろしい名前にしてしまったのは私のせい。
人里から離れた、水を汲むのも一苦労な不便で狭くて綺麗とは言い難い生活。
それでもあの人との暮らしは楽しかった。あの人がいるだけで何でも出来る気がした。耐えられる気がした。
1人の優しい村人が私と彼にお面をくれた。キラキラしててカッコいい、私と彼だけの大切なお面。嬉しかった。ここに来て初めて村人に優しくされたのもそうだったし、彼との繋がりが一層深まった気がした。
だからあの日、私は必死に探した。
いつものお気に入りの遊び場から帰ってくると、その家は荒れていた。彼の姿も3つのお面もなかった。あったのは彼のお面だけ。彼のお面をつけて必死に探した。北の森林から南の人里まで。 - 38二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 02:07:00
そして探しているうちに3つの仮面と、それを得意そうに掲げて戦利品のように扱っている3匹の獣を見つけた。
こいつらだ。そう思った途端、体の奥底から何か得体の知れない何かが湧き上がって来て、無我夢中で奴らに棍棒を振り下ろした。
気がついた時にはいつもの穴へと戻って来ていた。手にしていた仮面は彼の物だけだった。
その後、村人があの3匹を祀り始めた。だがそんな事はどうでも良かった。ただ彼のことと私自身のことで頭がいっぱいだった。
お面は持っておくことにした。いつか彼が帰って来た時、返す事ができるように。だから私が住む場所も彼が必ず来るであろうこの穴だ。炎のお面は無いから、彼と暮らしていた時のように焚き火をすることはできないけれど。生きてさえいれば、きっとここに帰ってくるはずだ、と壊れそうな自分にそう言い聞かせた。 - 39二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 02:16:02
そして彼と同じくらい、私は私のことを考えた。
得体の知れない、暴力的で抑えられない怪物のことを指すなら、それは私だろう。
仮面を粗末に扱う3匹を見た時の激情と力のままに何の躊躇もなく棍棒を叩きつける私を鬼と呼ばずして何と呼ぼう。
そんな鬼に、彼はもう一度会いたいと思ってくれるだろうか?会ったとして、もう一度あの時のように抱きしめてくれるだろうか?
それを思うと恐ろしくてたまらなかった。1人で生きていくのはごめんだ。だけど1人で死ぬのはもっと恐ろしい。
そうしてどちらへも進めぬまま、時を無作為に過ごした。生きながら悪い夢を見ているような無気力だった。
だから彼のお面を無くし、あの3匹が目の前に現れた時、天罰なのだと思った。人里を恐怖に陥れ、生を浪費した悪鬼への罰だと。
あの忌まわしい手が迫ってくる。来るだろう痛みと衝撃にグッと体をこわばらせた。
ふと目を開けてみた。
「おはようオーガポン、食べ過ぎてお腹いっぱい?」
眩い笑顔がそこにはあった。 - 40二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 07:35:46
オーガポンssスレ主は孤軍奮闘する業でも背負ってるのか...?
- 41二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 10:48:22
ポケモンという生き物は多かれ少なかれ特徴的な体臭を持つ。私の経験則だと毒ポケモンは大体臭いし、草タイプはいい匂いがするけれど、世の中には毒タイプでもいい匂いのするポケモンがいるかも知れないし、草タイプでも臭いポケモンがいるかも知れない。
そういう新しい発見をご主人と一緒に探して行けたら、それは幸せなことだと思う。
じゃあ人間のご主人はというと石鹸と汗、制汗剤の匂いがする。時々ご主人は自分の体臭を気にしているけれど、私からすればとても良い匂いだ。もしかしたら草タイプなのかもしれない。
1番好きなご主人の匂いは寝ている時。石鹸と寝汗が少し混ざった匂いがする。清潔さと男の子らしさの混ざり合った匂い。最近の私の流行りはベッドに潜り込んで目一杯その匂いを嗅ぐこと。
それをすると夜でも安心できる。体温だったり、匂いだったりを彼と共有しているという安心感がある。少なくとも、それをしているうちはずっと私のご主人でいてくれる。 - 42二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 10:57:42
だけど私は知っている。私が彼のお腹の方に顔を埋めて寝ている時、彼も私の匂いを嗅いでいることを。
私の匂いは柑橘系の匂い。自分でもそれなりに良い匂いだと思っている。頭頂部に顔を近付けられるのは少し恥ずかしいけれど、ご主人の満足そうな吐息が時々吹き掛かると、私は草ポケモンで良かったと思う。
彼の小さな胸の中は柑橘系の匂いで満たされているのだろうか。
彼の体温と私の体温。彼の匂いと私の匂い。2人で一つ、半分こ。少し卑しいと思うし、恥ずかしい事だとも思うけれど、それでも少しだけで良いからご主人のためになってくれれば良いと思う。私はあなたのモノなのだから。 - 43二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 11:30:52
みたいな感じの自分のはしたなさは分かっているけれど、そんな世間体よりご主人への愛情が勝ってしまうオーガポンSSが欲しいのですが
- 44二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 11:40:36
- 45二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 12:08:13
スレ主のSSが素晴らしすぎてそっと退散したい
- 46二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 12:43:47
- 47二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 12:47:25
- 48二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 12:56:08
食玩に付いてる小せえガムみたいに、ギリギリこのスレがエアプスレである条件を満たすための最低限のエアプなんだろう
- 49二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 15:45:49
- 50二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 16:12:05
私の日課はお面を磨く事。
と言っても特にそんな特別なことはしない。川の水に浸して、ゴシゴシ手で汚れを落とすだけ。村人たちの洗濯を見よう見まねで始めただけだから、本当にこれが正しい洗い方なのかは分からない。
だけどこれをすると洗う前より少し色艶が輝いて見える。その光沢を見ると私の心も少し晴れるのだった。
新しいご主人の元でも、その日課は続けている。
だけど少しだけ洗い方が変わった。ご主人が私のために柔らかいタオルと石鹸を渡してくれた。だから私のお面は今まで以上にピカピカだ。 - 51二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 16:26:13
だけどその日はひどい暴風雨だった。だからご主人も今日は一日部屋にいると決めてお休みになった。
さて、仮面をどこで洗おうか。
外に出ないのだから汚れないはずだ。だから洗わなくても良い。道理は分かるが、心の深いところがその理屈を嫌がっていた。
仮面を洗っている時だけ、私は彼を感じることができた。もし1日でも欠いてしまえば、繋がりが途切れるような気がして、それだけは避けなければならなかった。
「ぽ、ぽに!」
お面を掲げてご主人にアピールをする。少しだけで良い。いや、この際雨粒でも良いから洗わせて欲しい。危険だと言ってあなたは怒るかも知れないけれど...
「え?お面洗いたいの?じゃあこっち来てオーガポン」
意外にもあっさりと許可をもらえた。だが外には向かわない。向かったのは部屋の隅にある銀色の空間。変な管の根本を捻ると、水が出てきた。
「ぽに!?」
「水道だよオーガポン。そういえば全然使ってなかったねこれ...」
ちょっと待って埃が、など言ってご主人がカラ雑巾で拭いているけれど、埃なんて気にならなかった。なにせ部屋の中でもお面を洗えるのだ。
さっそく洗おうと跳んで上に登ろうとした時、ご主人が少し遠慮がちに聞いてきた。 - 52二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 16:28:05
「ねぇオーガポン。良かったらなんだけどさ...僕にもお面、洗わせてくれないかな?」
「ぽにお!」
大切な人に、大切な人を知ってもらう機会。拒否する理由がなかった。
「ちょっと待ってね、今椅子持ってくるからその上に乗ろうか」
そういうとご主人は椅子を引きずって持ってきてくれた。それに乗るとグッと視界が高くなって、彼と目線がちょうど同じくらいになる。これがご主人の見てる景色なんだな、と思うと見慣れてきた部屋が特別なものに感じた。 - 53二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 16:29:16
- 54二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 16:51:11
- 55二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 16:59:04
- 56二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 17:11:35
- 57二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 18:34:01
エレンみたいにアレなこと言ってると思ったら割と真摯にオーガポンの幸せ祈ってて草
- 58二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 18:50:50
ハードル高すぎるが書いちゃったから投げとく。ぽにちゃんがボールを大事大事に両手で持ってたり磨いたりするところが見たかっただけなんです。
自分たちが入っているボールはトレーナーとの特別な繋がりの証だと、あの子と一番付き合いが長い元気な子が語ってくれた。ボールが無くても勿論絆は結べるけど、例えば別の誰かにボールを投げられて盗られたりする可能性も無くはないから入っていたほうが安全な時もあるとか。
そう言う割にその子はボールから出ていることが多いのだけど、それは個人的な理由だって。きっとあの子に過保護なのもそれが理由で、大切な人を守れなかったことがあって、私と少し似ているのかもしれない。
それは置いておくとして、ボールは沢山種類がある事もあとから知った。あの子がバッグの中を整理してる時に見たけれど、赤と白、青と白、真っ白、水の模様、網目があるもの、他にも色々。私のボールは半分は緑色に橙の模様、もう半分は白。私に一番似合うのはこれだと思って、と笑って教えてくれた。
種類が沢山あると知る前からとても気に入っていたけれど、これからずっと一緒にいるためのもので、私の新しい住処でもあるボールを、きっと色々考えて沢山の中からこれだと選んでくれた。その気持ちを知って私の胸はポカポカ暖かくなって、緑色の丸いそれを見ているととても幸せ。
中に入っているときの居心地は勿論良いけれど、入っていると仮面のように手にとって見れないのは少し残念。だからピクニックの時は自分のボールを眺めて、磨いて。そんな私を見てあの子は気に入ってくれて嬉しいと笑って、私もつられて笑顔になって。この幸せは、あの子がこのボールで私をそばにおいてくれるから。
あの人の仮面と同じ色の、私の新しい宝物。小さいけれど確かなこの宝物があの子の元にずっとずっとあって、何時までもあの子と一緒にいられますように。 - 59二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 19:54:45
スレタイでポニョネタのスレかと思ったら
- 60二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 20:17:49
ハードルがナッペ山並に高ぇじゃねーか。書くけどよ
パルデアという土地に来て数日。トレーナーさんはいろんな所へ私を連れていってくれた。
砂の大地 雪で象られた山
大海原を眼下に空を飛んだ。時にはのんびりと波に揺られたり。
かなり離れた岸から岸へ大ジャンプをした時は「ぽにー!?」と思わず絶叫しそうになったものだ。
初めての体験。キタカミにはいないポケモン。
癒えぬ孤独を冷たい洞窟で生きていた私からすればまるでスパークを食らったかのような鮮烈な体験だった
トレーナーさん曰く陽の沈まぬポケモン達の「楽園」もあると聞かされたが何となく怖そうだからやめておこうと一声「ぽにぃ……」と意思表示をした
-翌日-
今日も冒険に連れてってくれるのかとトレーナーさんに「ぽにぽに!」と小さく跳ねてアピールすると私の言いたいことを分かっているのか
「今日は冒険はお休み、その代わり……」 - 61二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 20:40:18
チャンプルタウンの近郊。見上げるほどの岩壁にぽっかりと穴があり、そこに立派なフェンスがきっちり入れ込まれている。その向こう側はずっと深い霧が立ち込めていて、中の様子を伺うことはできない。
行きたい、行きたい、行きたい。あの霧の向こう側に彼がいるのだ。着いていくべきだった。もう彼があの大穴の底に消えてから1ヶ月が経つ。会いたかった。例えそれが物言わぬ骸でも。私は2度失うのか。それも死に目にすら立ち会うこともできず。
涙で視界が滲む。敵を倒す力はあるのに。あなたの命令ならば、どんな敵にも立ち向かえるのに。なのに私は、いつだって肝心な時にいることが出来ない。 - 62二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 20:40:31
あなたが居なくなったら私はどこに行けばいいの?誰と一緒にご飯を食べればいいの?誰を頼りにして夜を過ごせばいいの?
あなたと会う前は分かっていたのに。私をこんなに弱くさせたのはあなたなのに。どうしていなくなってしまったの?
あなたの手に、髪に、顔に触れたい。あの熱をもう一度感じたい。
一体誰にこの感情を吐き出せばいいのか分からない。仇がいたとしてもそいつはあの柵と霧の向こう側。
いや、もしかしたら仇なんていない可能性もあるのだ。何度かあそこは行ったことはあるが、恐ろしいほど深い穴だ。まるで地獄へと続いているのではないかとも思えた。足を滑らせてということもある。
なぜ彼が?
その問いに答えてくれる人は誰もいなかった。
冷たく横たわる彼を思うと涙が出てきて視界が滲む。こんなに慕う人とポケモンがいるのに、どうしていなくなってしまったの?
滲んだ視界で柵の向こう側を睨む。
誰かが歩いてくる気配がした。 - 63二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 20:42:18
- 64二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 22:43:42
てらす池には、死んだ人間と会えるという噂がある。
私もその噂を信じて夜中に何度も足を運んだことがある。だけれどあの人を見ることは一度もなかった。そのうち本当は生きているから現れないのだと思い、やめた。
ある日、とあるポケモンを捕まえるためにご主人と一緒にてらす池にやってきた。そのポケモンは夜まで待たないと現れないらしいので夜に赤いワンちゃんに乗って。
「いないねぇ...」
ご主人は中々目当てのポケモンが見つからないようだが、私としては出てくるならもう少し待ってほしい。
憎いほどに明るく瞬く星空。何度も涙で濡らした山の土。冷たく頬を撫でる風。
全て嫌な思い出だけれど、あなたが全部乗り越えられるから。 - 65二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 22:55:35
あぁ、しばらくこの時間が続けばいいのに。
うっとりしながらふと池の方に目をやると、誰かが立っていた。浮かんでいたと言うべきか。
一瞬でその姿は消えてしまったが、確かに見覚えがあった。忘れもしない、あの人の影。
たまらず駆け出した。だが池のほとりに着く頃には、その影は跡形もなくなってしまっていた。
「ど、どうしたのオーガポン...?何かいた...?」
「ぽ!ぽにおーん!」
「え?昔のトレーナー!?...ちょっと待ってみようか、オーガポン」
「ぽに!」
少しご主人は困った様子だったが、私と一緒に待ってくれることにしてくれた。しばらく待っていると、バシャン!と大きな水柱が上がった。
その時、私はてらす池の輝きと何かの影が合わさって少し人型のようになっているのを見た。
「ミロカロス!オーガポンお願い!」
「ぽ!」 - 66二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 23:00:21
「で、見た人影はミロカロスの影だったの?」
「ぽ...」
あの噂の正体は結局ミロカロスだった。おおかた私と同じお馬鹿さんが同じ見間違いをしたのだろう。
結局夜明けまで粘ったけれど、あの人とは会えなかった。
だけれど、もしご主人が来ようと言ったら私は必ず一緒に行くだろう。
もう私はあの山の中でさえも1人ではないから。1人にさせないから。 - 67二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 23:18:53
という感じの前のご主人に未練はあるんだけれど、それはそれとして今のご主人が大大大好きなオーガポンが好みでねぇ...誰かくれませんか
- 68二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 23:59:50
朝、部屋の中でご主人がゴソゴソとリュックの中から何かを取り出そうとしていた。
ご主人のリュックは凄くて、色々なものが何個でも入る。時々あの中身はどうなっているんだろうと心配になるが、ご主人は気にしていなさそうだ。きっとそういうものなんだろう。
カランと軽い音がして、何かが滑り落ちた。拾ってみると、私のお面を模したお祭りのお面だった。
「あ、お面...オーガポンとお揃いだから買っちゃった」
お揃い。私と彼がお揃い。私のお面と違って薄くて軽くて安っぽいけれど、それでも私とお揃いのお面。世界一大切な人が被っていた、世界一大切なお面。
「ぽ!」
「どうしたのオーガポン?僕そろそろ授業に...わぁ!」 - 69二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 00:06:17
ここはとても広い。だから私くらいのポケモンは誰でも連れ歩いている。体が小さいから野生のポケモンにはバカにされていたけれど、こうやって連れ歩かせてもらえたり、ご主人と一緒のベッドで寝れたり、お膝に乗せてもらえたり出来るのを思うと、この小柄な体はお気に入り。
そう、ここでは連れ歩きは珍しくない。なのに周りの人の視線は私たちに向いている。それは全て、私が彼につけさせたお面のせいだ。
恥ずかしがりながらもご主人は文句を言ったり怒ったりはしない。他の人たちの評価よりも、私のことを大切に思っているから。
だから見てほしい。彼がどれだけ愛情深くて素敵な人なのか。知ってほしい。私がどれだけ愛されているのかを。 - 70二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 00:11:24
という感じの愛されまくった結果ちょっと図々しくなった相思相愛オーガポンが見たいです
- 71二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 00:31:41
連れていかれた先はトレーナーさんが通っているというアカデミーの敷地内にある街。
「ぽに?」
首を傾げどういうことだろうかとトレーナーさんに質問をする
「今日はパルデアの人達が何を食べているか何が好きかを知ってもらおうと思って」
ピクニックの時に食べているサンドイッチ以外にもパルデアの民が愛する食べ物があるのか。その正体が気になる私はトレーナーさんの後をついて行く
【チュロスにチュ!】
トレーナーさんに連れていかれた店の看板にはこう書いてある。チュロス……?聞きなれない名前だ。
「これはチュロスって言ってパルデアでは3時のおやつとして定番の揚げ菓子なんだよ」
「……と言ってもわたし元からパルデア生まれじゃないんだけどね」
初耳だ。どうやらトレーナーさんは他の場所からパルデアと言う地方に来たようだ。私からすれば小さい頃からこの土地で過ごしてきたかのように見えるけれど。
どれにしようかなと3つの選択肢を目の前にう~んと言ったような表情で思い悩んでいる。私もそのチュロスと言うものに興味が湧いたが如何せんハイカラなお菓子と言うだけで気分が高揚する。
故に。
- 72冗長な拙文になり申し訳ない23/09/22(金) 00:37:12
「ありがとうございましたー!」
店員さんが深深と頭を下げて見送るのを横目にわたしとトレーナーさんはテラス席に座る
「チュロス3つも買っちゃったね」
トレーナーさんに”つぶらなひとみ"でオネダリをした。仕方ないなぁと言いつつもデレデレな様子は可愛らしい。
「ぽにー!」
初めて見るお菓子は私の瞳に宿った星のようなギザギザ模様。形はまるで雫のようで甘く香ばしい芳香を漂わせる。どれから食べようか。
まずは”プレーン“と呼ばれるチュロスから食べてみよう
さくっ。さくっ。
1口噛み締める度小気味のいい音を立て口の中に砂糖の甘みがじんわりと染み渡る。揚げ菓子とは言うもの程よい油加減で成程。これはパルデアの民を虜にするのも納得だ。あの人が生きていたなら真っ先に食べさせてあげたいほどに美味しいお菓子だ。
「オーガポン、チュロス美味しい?」
シナモンという香辛料がかかったチュロスを手にトレーナーさんがこちらの顔を覗き込み初めて食べる異国のお菓子を気に入ってくれたろうかと質問する。もちろん
「ぽにぽに!」
美味しい!と肯定の返事をする。トレーナーさんは安心したかのような表情で「わたしのとオーガポンの交換しようか?」
私はトレーナーさんとお互いのチュロスを交換し合いと他者からすれば些細な事でも私からすれば幸せだ
- 73素晴らしいものをありがとう23/09/22(金) 07:37:27
ご主人は今、成長期というものらしい。
心身ともに大人に成長する大切な時期だそうだけれど、私には彼の心がどう成長しているのかは分からない。だけどきっと成長しても、優しくて温かいお日様みたいな彼なことは変わらないと思う。
だけど体の方は確かに変わってきている。ちょっとずつ身長が伸びていて、私を抱っこする時にちょっとだけど、初めて会った時より体が逞しくなってる気がする。
人間には、ポケモンと違って進化はない。ある一点で劇的に姿や得意な事が変わることはない。
だからこそ、そういうご主人の成長を特等席で見ていられるのはとても幸せなことだと思う。 - 74二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 07:48:12
だけど体が大きくなると、服なんかもサイズが合わなくなる。ご主人の場合は甚平が着られなくなったらしい。
でも捨てるのはもったいないから、なんとか有効活用したいようだ。何を話しているかは良く分からないが、紫色の忍者みたいな人と甚平を持って時々話し込んでいるのを見た事がある。
それからしばらく経って、少しずつ外の空気も冷えてきた頃。
「オーガポン、贈り物があるんだけど良いかな?」
「ぽ?」
ご主人が渡してくれたのは綿入れ半纏。裏地もちゃんと縫い付けてある。きっと彼の手縫いだろう。
「多分サイズ合ってるけど...これから寒くなるでしょ?ちょっと着てみて。どう?」
言われるがまま着てみると、とても温かかった。
だけどこの温かみはきっと、綿のおかげだけじゃない。 - 75二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 15:08:07
偶然開いたらこんなにも神SSが!
- 76二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 00:19:00
保守
- 77二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 11:01:15
サンドウィッチのチリソースは多め、それからピクルススライスは抜き。
試合での指示は的確で、特性を活かして立ち回り向かうところ敵なし。
身体を洗う手つきは慣れたもので、嫌な部分を避けつつ丁寧に流してくれる。
わたしのことをここまで分かっているのに、わたしの「さみしがり」な性格は分かっていないなんて言わせない。 - 78二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 19:52:29
保守
- 79二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 07:15:48
保守
- 80二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 07:19:04
保守
文章も絵も遅筆で申し訳ない - 81二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 18:05:38
保守がてら文才が無い妄想
パルデアで崖の上から初めて海を見て、感動してるうちに足元が崩れて落ちてしまうオーガポン、そこで主人公は躊躇いなく崖から飛び、オーガポンを引き寄せて抱きしめる。海面でアギャスが出てきて一命を取り留めるけど、オーガポンは助けるためならその身を犠牲にしかねない主人公に惚れつつも危うさを感じるし、何より「今度こそ最後の瞬間まで一緒にいられる」と考えた自身が怖くなって海水まみれの主人公に震えながら顔を埋める。「怖かったね、ごめんね」と海に揺られながらその頭を撫でる主人公。「ホントこの人無茶苦茶するなあ」とまだドキドキしているアギャス。みんな海水に濡れてビショビショで、傷は無いけど塩がしみる。 - 82二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 05:38:27
保守
- 83二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 17:14:33
ほ
- 84二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 23:37:12
まだ落としたくない
素晴らしい作品が集まっているし
スレ主さんのおかげで初めてssを書くことができたから - 85二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 06:35:06
ほ
- 86二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 18:08:18
- 87二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 22:23:21
ホーシュホシュホシュ!
- 88二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 06:25:35らくがき 今日は寮に残ってお勉強。あなたはノートに顔を突き合わせ、何かをせっせと書いて忙しそう。邪魔しないように後ろ姿を覗いていると、だんだん筆の動きが鈍くなっていって、ついに居眠りを始めてしまった。冷えてくる頃なのになんて無防備な格好。毛布を担いで机に向かうと、ふとあなたの手元に目が行った。
何を書いていたのだろうか、どうしても気になってあなたの傍らにあったノートを手に取った。開くと植物の絵が描かれていた。どれも丁寧な筆運びで、眺めるだけで楽しめた。次のページを見てみるが、こちらは描きかけのものが多い。……?空白の多くなったページの裏にも、何かが書き込まれているようだ。何気なくめくると、 そこにあったのはわたしの絵だ。描きかけだが、前のページの絵より明らかに進んでいる。これもあなたが描いたのか。食い入るように見はじめた矢先、あなたが目を覚ましてしまった。目の前のわたしとノートを交互に見て、あなたは照れくさそうに頭を掻いた。
「スケッチのまとめをしてたんだよ。柑橘ばっかり見てたら君のこと思い出しちゃってね。君の絵なら筆が進むのになあ。」
ここはお勉強の方はよろしいのですかと心配すべきところのはずなのに、なぜか…telegra.phテレグラフを初めて使いました 不備があったら消して再投稿します
課題をやっている主人公と、その様子が気になるオーガポンです
- 89二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 15:09:36
保守
- 90二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 17:39:42
- 91二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 18:40:49
- 92二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:22:43
カミエシー!
- 93二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 09:35:16
保守
- 94二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 21:23:07
保守
- 95二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 06:53:43
ほ
- 96二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 18:23:36
- 97二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 00:50:04
保守
- 98二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 06:57:42
尊
- 99二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 18:49:44
尊い作品ありがとうございます!