- 1二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:13:31
- 2二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:14:32
・アンバーについて…
空「アンバーは、俺がテイワットに来てから初めて一緒になった旅の仲間だ」
パイモン「『オイラの次に』、だぞ! まったく……旅人にこの世界の言葉や習慣を教えたのは誰だと思ってるんだ?」
空「だってほら、パイモンは俺にとって大事な……」
パイモン「”非常食”──とか言ったら、オイラは本気で怒るからな!」
空「『大事な友達だ』。……って、言おうとしたんだけど……」
パイモン「あわわ。ご、ごめん……。オイラ、そんなつもりじゃ……」
空「冗談だよ。パイモンは俺の最初の仲間で、友達で、とても大事なひじ──」
パイモン「お、おい旅人! そのセリフ……オイラを喜ばせたいのか、からかいたいのかハッキリしてくれぇっ」 - 3二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:16:21
- 4二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:17:38
- 5二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:18:53
- 6二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:20:09
- 7二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:21:30
・アルベドについて…
空(これは、アルベドに描いてもらったパイモンの似顔絵だ。俺の画を下敷きにして修正を加えられた作品は、もはや芸術の域に達しているようだ)
パイモン「むむむ……やっぱりおかしいな?」
空「ん? 『やっぱり』って、なにが?」
パイモン「オイラ聞いたことがあるんだ。アルベドの画は、キャンバスに描いた生き物へ命を宿らせるって! でも、絵画の中のオイラは全然動き出すような気がしないんだ……」
空「きれいなパイモンと、今いるパイモン。俺にとって最高の仲間はどっちだろう?」
パイモン「なんで二択なんだよ。2人のオイラがいがみ合うわけじゃないし、両方とも大事にしたっていいじゃないか!」
空(絵画の中のパイモンは、性格もパイモンと違うのだろうか。パイモンが2人に増えたら楽しそうだけど、同時にかなり大変でもあるだろう……)
パイモン「な、なんかオイラに失礼なことを考えてないか……?」 - 8二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:23:15
・エウルアについて…
パイモン「エウルアって『復讐』とか『恨み』とか言って、言葉遣いが災いしているところがあるよな。本当はすごく他人想いなのに、勿体ないぞ」
空「家柄のことで偏見を持たれてるから……かな」
パイモン「うーん……。第一印象がよくないなら、いっそ挑発的な言動をしよう……ってことか? よく分かんないぞ」
空「誤解されるのは構わないけど、そのままにはしておかないぞ。──って感じじゃないかな。俺の勝手な想像だけどね」
パイモン「そうだとしても、初対面だと殆ど伝わらないぞ……。エウルアの家名が栄誉を取り戻すのは、いつになるんだろうな?」
空「周りにいる人たちは、エウルアの優しさに気付き始めてるよ。俺とパイモンがそうだったみたいにね」
パイモン「それもそうか……。エウルアは大事な仲間だしな。これからも助け合っていこうぜ!」 - 9二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:24:31
・レザーについて…
パイモン「レザーの話し方は少し独特だけど、仲良しなやつも多いぞ」
空「考え方がまっすぐで優しいから、慣れると話しやすいのかも」
パイモン「クレーにベネット、それからアンバー……。あいつと仲がいいのは、炎元素の使い手ばかりだなぁ」
空「3人ともまっすぐだけど、なんだか危なっかしいかも?」
パイモン「好奇心が強くて、放っておけないってことだな! そう考えると、少しだけオイラたちの関係に似てるかもしれないな」
空「確かに、パイモンは欲望にまっすぐで危なっかしい……」
パイモン「うぅ、否定できない……。で、でもお前だって、危ない場面がいっぱいあるぞ!」
空「それなら、お互いを頼りにして旅を続ければいいってことだね」
パイモン「そうだな! 今まで通り……これからもずっと一緒だぞ!」 - 10二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:26:06
・タルタリヤについて…
空「パイモン、『他人のお金で食べるごちそうは美味しい』って格言を聞いたことはある?」
パイモン「えぇ? 誰が言い出したか知らないけどひどい言葉だな」
空「ずばり、タルタリヤに”資金”を貰っていたときのパイモンの姿だよ」
パイモン「なにーーー!! ……いや、オイラがそんなこと思うわけないだろう! ただちょっと……そう。アイツのモラを活用するために、敢えて気の大きな態度をとっていたんだ!」
空「取り繕わなくてもいいのに。俺だって、タルタリヤのお金でものを買うときはヘンに楽しかったよ」
パイモン「おっ、そうなのか? えへへ……。本当はいけないんだろうけど、他人のお金で何かするのって気楽でいいよなぁ」
空(な、なんてだらしのない笑い方だ……) - 11二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:27:38
・行秋について…
パイモン「行秋の小説は稲妻だと人気なんだな。八重堂の本棚に、あいつのペンネームが並んでいるのを見たぞ」
空「パイモンの書く小説……旅のガイドブックだっけ? とにかく、いつ完成するの?」
パイモン「うぅ……まだ覚えてたのか。じ、実はやる気が~……んん、書きたいことが色々あってさ……」
空「それだといつまでも完成しない。『一番書きたいことを忘れないのが大事』って、行秋が言っていた」
パイモン(一番書きたい……他人に知ってほしいことか……)
空「? 俺の顔をじっと見たって、紙は文字で埋まらないよ」
パイモン「わ、わかってるよ。……あんまりオイラをいじめると、人気作家になった後に奢ってやらないからな!」 - 12二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:28:58
・胡桃について①…
パイモン「あいつと初めて会った時は大変だったな」
空「パイモンがお化けのことをすごく怖がってた」
パイモン「だって、しょうがないだろ! あいつら暗いところでユラユラ揺れて漂って……それだけで怖いのに、急に後ろへ近寄ってきて首元をヒヤっとさせるんだ!」
空「パイモンだって、飛びながらユラユラ揺れて漂ってるじゃないか」
パイモン「一緒にするな! オイラはきちんと実体があるし、お前を驚かすことなんてないぞ。それにオイラは幽霊と違って、触れると温かいだろ?」
空(……確かに、パイモンに抱き付かれたときはその感触を鬱陶しくも癒されるように感じたこともある……)
パイモン「なんだ、そんな顔して? お前が寒さを感じたら、オイラがいつだって温めてやる。だから、遠慮するなよな」 - 13二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:29:43
行秋の字が汚いの可愛くて好き
- 14二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:29:59
・胡桃について②…
空「胡桃の軽妙な言動にはよく振り回されたけど、最近は本音を教えてくれるようになった気がする。それが少し嬉しいんだ」
パイモン「そうかなぁ……。オイラには、アイツは相変わらず冗談なのか本気なのか分からない態度で接してきてるように見えるぞ」
空「胡桃の顔を見て、声をよく聞くと分かる気がするんだ」
パイモン「そ、そんなに分かりやすいかぁ? なんだか、胡桃との会話に妙な自信があるんだな……」
空「うん。彼女は俺にとって、とても大事な友達だから」
パイモン「!! ……うぅ、別にアイツと仲良くしてもいいけど、オイラを1人で置いていったりするなよ……?」
空(そして、パイモンは胡桃よりもずっと分かりやすい。……そんな、俺の大事な仲間だ) - 15二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:31:16
・凝光について…
パイモン「凝光はちょっと不思議な性格だよな。テイワット一の資産家だって言われてるのに、お前がお金を費やさずに作ったプレゼントで喜ぶんだ」
空「モラ以上に、頑張った人を見るのが好きなのかも。苦労して作った誕生日のプレゼントを喜んでくれた時は、俺も嬉しかったよ」
パイモン「ううん……。でも、お前が普通に話しかけただけでも喜んでるような気がするぞ……」
空「璃月を守るために、一生懸命戦ったから……かな? それか、俺たちの旅の話が彼女の楽しみになってくれてるのかも」
パイモン「なるほど。いつも忙しい凝光のために、オイラたち張り切って旅しないと! ……よし、久しぶりに”万民堂”の味を調査しに行こうぜ!」
空「それはいいけど、食費は自分持ちでね……」 - 16二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:32:10
- 17二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:34:27
・魈について…
パイモン「伝説によると……。魈は、一緒に戦っていた4人の仲間をみんな失っちゃったんだ……」
空「長い間、共にいた存在と離れ離れになったんだよね。……魈は、辛いと思うことが沢山あったと思う」
パイモン「……」
空(でも、死んだ後も、魈を大事に想う仲間がいるということを俺たちは知った。目に見えている身体は離れ離れになっても、共にいたという事実は消えないんだと思うと……少し、励まされた)
パイモン「……なんだなんだ、しんみりした顔して! そんなに心配ならオイラがいつまでだって付き添ってやるから、もっと楽しいこと考えろよっ」
空「心配はしてないよ。俺がパイモンたちと出会ってきたように、魈もこれから嬉しいことに出会えるといいなって考えてたんだ」 - 18二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:36:13
・鍾離について…
パイモン「鍾離はすごいやつだけど、金遣いに無頓着なのが偶にキズだな……」
空「タルタリヤみたいに、気軽にお金を渡す人たちにも責任がありそうだ」
パイモン「鑑定眼が優れる分だけ、いい物をすぐ欲しがるんだ。美味しい食事以外には衝動をそそられないオイラを見習ってほしいぞ」
空「……確かに、パイモンの方が鍾離よりも上かもしれない」
パイモン「えっ? 冗談のつもりで言ったのに、お前もそう思うのか?」
空「パイモンは、『お宝』となると現物を見る前から夢中になって追い求めるから。実物を見て欲しがりになる鍾離より、パイモンの方が衝動的だ」
パイモン「なんだよ! オイラをからかうつもりなら、最初っからそう言えよ!」 - 19二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:37:46
- 20二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:39:07
- 21二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:40:47
・ゴロ―について…
空(ゴローは、雷電将軍に反目していた抵抗軍の将だ。そんな彼は知らず知らずのうちに”ヒナ”という架空の女性を演じさせられ、稲妻の人々の心を集めている……)
パイモン「アイツ、ミステリアスなお姉さんが苦手みたいだからな……。これ見たらどんな顔するんだろうか」
空「苦手克服のために俺も協力したけど、一朝一夕では上手くいかないね」
パイモン「お前、結構ノリノリでお姉さんを演じてたよな……」
空「『あら、ウチに会いに来てくれたん? 嬉しいわぁ、サービスしとくね』」
パイモン「うわぁ、急に始まった!」
空「『……あら、堪忍ね。パイモンは人気が高くて、もう在庫がないんよ』」
パイモン「だからオイラをモノ扱いするなよ! ……で、幾らで売ってる設定なんだ?」 - 22二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:42:00
- 23二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:43:15
・ウェンティについて…
空「ウェンティ──風神バルバドスが”神”になったのは、もうずっと昔のこと。自由に憧れた一人の少年に共感した、とある精霊がその起源らしいよ」
パイモン「吟遊野郎も色んな思いを背負ってたってことだな」
空「パイモンは”自由“ってなんだと思う?」
パイモン「わ、なんだ急に。ちょっと考えるから、お前の答えを先に教えてくれよ」
空「俺にとっての自由は、好きな場所へ行けること。苦労をしても、行きたいと思えた場所には必ず到達できる。会いたい人がいれば、その人がいる場所へ辿り着けるってことかな」
パイモン「じゃあ……オイラの自由は、今この瞬間だな。大切に思えるやつと、いつも一緒でこの世界中を旅して回る──そんな幸せな時間が、オイラにとっての一番の”自由”だ!」 - 24二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:51:04
・旅人とパイモンについて…
空「こうしてみると、誰のことを思い返してもパイモンと話が出来るものだね」
パイモン「まあ、旅人とオイラはいつも一緒だからな」
空「俺にとってのパイモンは、最高の仲間。じゃあパイモンにとっての俺は?」
パイモン「仲間とか、友達とかじゃダメなのか?」
空「まあまあ。たまには、それ以外の言葉で聞いてみたいな」
パイモン「しょうがないなぁ。そんなの、考えたこともなかったけど……。オイラもう、お前がいないことなんて想像できないからな。ありきたりだけど、旅人はオイラにとってもう一人のオイラだ!」
空「…………あっ、自分のことと同じくらいに大事、ってこと?」
パイモン「そうそう、そういうこと。でも……自分の命と比べるようなものじゃないな?」
空「そうだね。俺だって、パイモンのことが自分と同じか、それ以上に大事だもの」 - 25二次元好きの匿名さん21/12/23(木) 23:52:22