- 1スレ主23/09/24(日) 16:39:34
- 2スレ主23/09/24(日) 16:44:28
凪「おまっ、ちょ、何勝手に見てんの!?」
凪は焦るあまり、先程自分が袋の中身を冷蔵庫に入れるのを玲王に許可したことすら頭から飛んでしまっていた
反射的にゴムを取り返そうとする凪の手を避けるようにして、玲王は箱を持ったその手を高く上にあげる
玲王「勝手に?お前が俺に袋の中のモン冷蔵庫に入れていいって言ったんじゃねーか!すげぇな凪。こーいうの俺に見せてもヘーキなんだ?」
凪「は?」
自販機サイズの2人は狭い室内でゴムの箱の取り合いをおっ始めた
玲王「前からおかしいと思ってたんだよ。この家、洗面所に歯ブラシ2本あるだろ?何が『チョキ用』だよ?笑わせんな!」
凪「レオ…!」
玲王「ゾンビデートの時もお前、このゴムの箱カゴに入れて俺に言ったよな?『レオは使わないんだから』?『気にしなくても大丈夫だよ』?」
凪「あ…」
そう、凪はあの時言っていた
凪『それも誠士郎のパートナーだから(メイド姿のレオ見て盛り上がったらそーなっちゃうかもでしょ)レオは使わないんだから、気にしなくても大丈夫だよ』 - 3スレ主23/09/24(日) 16:48:18
玲王は全て悪い方に勘違いしてしまっている
本来合理的でポジティブなはずの玲王は、どうしてだか凪に対してだけは自信が持てなかった
凪「あれは、」
玲王「お前人のこと童貞だと思ってバカにしてんだろ!?」
凪「ーッ!バカになんかするかよっ!(俺だってDTなのにッ!!そんなのオウンゴールだろッ!)」
凪の伸ばした手が玲王の腕を掴み、その拍子に玲王の脚が凪のベッドにぶつかる
そのまま体勢を崩した玲王は凪を掴んだままベッドへと押し倒されるような形で倒れ込んだ
とてもセンシティブなポジションだが、誤解されている凪の怒りはおさまらない
凪「…ってんだろ…」
玲王「あ?」
凪「レオと使う用に決まってんだろ!!!(クソデカボイス)」
純粋培養御曹司は男同士はキスまでしかしないと思ってます!!(超解説)
さぁ、玲王の反応を下3レスから🎲 - 4二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 16:53:00
俺と何で使うんだよ…?
- 5二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 16:54:26
俺と凪だと使えないだろ?
- 6二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 17:25:39
凪……男同士では入れるところはないんだぞ?
- 7スレ主23/09/24(日) 17:28:32
- 8二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 17:29:46
レオにそういう系の漫画を勉強用にプレゼントしたい
- 9二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 17:58:44
このレスは削除されています
- 10二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 18:57:14
保健体育寝てたなしょうがねーなーもーって顔してそう
- 11スレ主23/09/24(日) 18:59:46
玲王「バカっ!」
凪「ムグッ!?」
玲王が慌てて凪の口元を手で塞ぐ
玲王「ッ、お前、声でけぇって…!」
凪「もががががが、が!」
玲王「『ゴム返してよ』?ダメ。つか、ここ借り上げの学生寮だし壁薄いんだろ。でけぇ声出すな、近所メーワク」
凪「(『勘違いだよ』っつったんだよ…!)」
凪「〜〜ぷはッ!!」
凪が自分の口を覆っていた玲王の手を外して、そのままベッドに押さえつける
凪「レオッ!誤解しないでっ?俺に女なんていない、神に誓って!ついでに男もいないし、レオ以外に他に誰もいないから、信じろ!いや、信じてくださいッ!!」
玲王「(早口スゲェあやしーな…)へぇー、ここに証拠があるんですけどねー?」
玲王が冷めた目で凪を見つめたまま赤い箱を振る
凪「だから、それはレオと使うために決まってんじゃ…んッ!?」
玲王「?」
凪「(うわッ!!俺、レオのこと、押し倒してた!?)」
凪は玲王をベッドに押し倒しているというセンシティブシチュエーションをようやく認識し、そのままワザとらしく玲王から目を逸らすというDTムーブをかます
そして、その挙動は玲王にさらなる誤解を与えてしまった
玲王「(…やっぱりな。ヘタな嘘、つかなくてもいいのに…)」 - 12二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 19:05:51
クソッじれってーな
俺ちょっとやらしい雰囲気にしてきます! - 13スレ主23/09/24(日) 19:09:27
玲王「凪……男同士では入れるところはないんだぞ?」
凪「…いや、だから…それは」
ふわっ
凪「!?」
玲王が凪の首に手を回して抱きついてきた
玲王「ごめんな?俺が男だから、お前とそーいうコトできなくて…困るよな」
玲王「(多分保健の授業寝てたんだろーな、コイツ…)」
凪「レ、レオ…?」
凪は自分の顔がどんどん熱くなっていくのがわかる
玲王「でもやっぱ、お前が女の子とそーいうコトしてんの想像したら…やだなぁ」
切ない声でそう言った玲王は、凪の首に回していた腕にギュッと力を込めた
玲王「なぁ、凪。ワガママ言っても、いい?」
凪「な、何…?(うぇ、誠士郎、ヤバいかもしんない)」
玲王「他の人に使わないで」
あわわわ…凪くん、どーしましょう…!
とりあえずうどん冷めちゃうし、まだ採寸もあるよ!
凪の返事?反応?を、下3レスから🎲 - 14二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 19:11:56
反応で
キャパシティーオーバーで鼻血が出ました - 15二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 19:12:42
だから玲王と使う用だって俺さっきから言ってるのに…
俺の誠士郎は玲王にしか反応しないから安心してよ - 16二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 19:15:09
だから……レオと使いたいって言ってるじゃんか……
誠士郎を気にしつつよわよわな声で - 17スレ主23/09/24(日) 19:19:08
- 18二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 19:21:22
男同士ではつっこめないって思ってる御曹司だからこれは堂々巡りするだけでは?
- 19二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 19:27:50
御曹司が可愛すぎて口角が天井つくわ
- 20二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 19:30:47
これ……誠士郎くん……大丈夫? 発射してない?
- 21スレ主23/09/24(日) 20:42:00
凪「だからレオと使う用だって俺さっきから言ってるのに…」
玲王「俺と?」
凪「俺の誠士郎はレオにしか反応しないから安心してよ」
凪は堂々巡りを繰り返す玲王に少しイラついてきていた
玲王「あー、ハイハイ。じゃあ1人でする時用ってコトか」
凪「(いやいや、ソロプレイでいちいちゴムなんかつけるワケねーだろ…)」
凪「いや、使わないから」
玲王「何が?」
凪「そーいうコトしてる時にゴムなんか使わないって。めんどくさいじゃん」
玲王「…?(じゃあなんでゴム買ったんだろ?コイツ)」
凪「(なんだろう…いっつもレオとこーいう話になる時、イマイチ話が通じてない気がする…)」
凪「(でもたしかにゾンビデートのあの時は…)」
凪『監視されてなかったら俺とシてもいーってコトだよね!?』
玲王『監視されてなけりゃどこでもヤってやるよ』
凪「(俺とシてもいいって言ってくれたのに…いざそーいう雰囲気になるとはぐらかされるの何なんだろう)」 - 22スレ主23/09/24(日) 20:52:38
玲王『いや、お前じゃなくて…場所がダメだ』
凪「ハッ!?」
玲王「?」
凪は思い出していた
ゾンビデートのシャワールームでのやり取りを
凪『場所がダメ?じゃあどこなら良かったの?』
玲王『え、そりゃ、俺んちとか?』
玲王『それか高いホテルとかでもいいのかも』
玲王『あ、リゾート地のヴィラとかも結構アリだよな?だいたい外とかでさ』
凪「(そ、そうだった…!レオって初めての場所にはこだわりたいロマンチストタイプなんだった…!)」
凪「ゴメン!こんな壁の薄い学生寮が初めては嫌だよね?(だからさっきから絶妙にはぐらかしてそーいう雰囲気になるまいと?)俺の稼ぎじゃまだ高級ホテルとリゾートヴィラは無理だからさ、とりあえずレオんちでゴム使おっか?」
玲王「え…(コイツ俺んちでソロプレイすんの?)」
玲王「ハハ、お前ってなかなか大胆なやつだよな…」
凪「いや、(初めては実家でヤリたいって言う)レオほどじゃないよ?」
玲王「(凪って俺の家マジで気に入ってんだな…)まぁいっか(ゴムしてたらあんま汚れねーし?)あ、でもそれなら風呂場でシてもいいんじゃね?(掃除的に)」
凪「い、いや…(マジでどエロいな、この御曹司…)風呂場は声が響くって。レオ絶対アレの時も声デカいでしょ?」
玲王「(何で俺の声の話になんの?)大丈夫じゃね?」
凪「ん?何ソレ、俺のテクニックじゃ声出すほどじゃないってコト…?(クッソ啼かせてやるからな)」
玲王「(テクニック??)まぁお前マッサージもドライヤーも微妙にヘタクソだったからな」
凪「ぐっ…!?」
すれ違いにより凪は心に無駄にダメージを負った
玲王「ハァ、この話はもーおしまいにしよ?うどんのびちゃう」
玲王、凪のうどん、お味はいかがですか!?
下3レスから🎲 - 23二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 20:54:07
美味しい、けどちょっとしょっぱい
- 24二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 20:55:41
凪…精神ダメージにより味?わかるかそんなん
玲…普通に美味しい - 25二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 20:55:45
美味しい
冷凍うどんってすげーな - 26二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 20:57:16
凪くんも玲王君もお互いのことになると優秀な頭脳がIQ2くらいになるのかわいいね
- 27スレ主23/09/24(日) 21:00:07
- 28二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:02:43
フラグを立てるために……びーL漫画を読んでもらう?
- 29スレ主23/09/24(日) 21:19:27
玲王「ふー、ふー、ふー、ふー」
玲王「あヒュッ」
つるつるつる…
凪「…」
玲王「ふー、ふー、ふー、ふー」
先程から玲王がうどんを食べている、食べているだけなのだが——
左耳にかけられたその長い前髪、息を荒くしながら瞳を潤ませ、少し汗ばんだ様子でふーふーと白くて長いモノを顔を赤く染めながら口に運ぶその光景に凪は目が離せなくなっていた
凪「(ク、クソッ…!耐えろ誠士郎、相手はただうどん喰ってるだけのDKだぞ!?ちょ、ちょっとツラが良くてどエロいだけの…こんなコトでいちいちドキドキしてたらゴム使う日に暴発して『もぉ〜、凪くんゴール早すぎ♪』ってバカにされるのがオチだぞ…!)」
玲王「美味しい。冷凍うどんってすげーな」
玲王「和ならうどん屋も良かったかもな、出し物」
凪「あー、割烹着でね、ハイハイ(盗撮待ったなしだわ)」
玲王「え?(割烹着着るなんて言ってねーんだけど…?)」
玲王「あー、美味かった、ご馳走様」
凪「どーいたしまして」
玲王「じゃ、早速採寸する?それか、このままさっき買ったプリン食う?」
凪くん、採寸?🍮?どっち先にする?
下3レスから🎲 - 30二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:22:00
🍮
- 31二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:22:55
時間のかかる採寸をさっさと終わらせよう
- 32二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:22:55
このまま採寸は誠士郎がやばいのでプリン
- 33スレ主23/09/24(日) 21:29:55
- 34スレ主23/09/24(日) 21:58:21
凪「さ、先にデザートにしない?(今はまだ誠士郎的にもパン一は無理だわ)」
玲王「そっかぁ?あんま食うとゴロゴロしちゃうかなって思ったけど…」
凪「ゴロゴロ、してもイイよ?ベッドで」
玲王「んー、大丈夫」
凪「(あッ…そうだった…自重しなきゃいけないんだった。この部屋ではレオは初Hシたくないんだから)」
凪「ねぇ、2回目からは俺んちでもいーよね?」
玲王「(メイド服の打ち合わせ?)いんじゃね?お前がメーワクじゃなかったら」
凪「メーワクじゃないよ、全然。むしろ喜んで!」
玲王「コンビニも近いしな(流行りのスイーツ買うのもメイド喫茶の勉強になりそう)」
凪「うん、おばちゃんにもちゃんと入荷しといてねって言ったよ?俺(大きいサイズのゴム)」
玲王「(新商品のスイーツかな?)お、ヤルじゃん凪〜。お前もしかして結構仕事デキる男だよな?普段やる気無いだけで」
凪「そーだよ。ハイ、レオは高級プリンね」
凪が冷蔵庫からそれぞれの買った物を取り出す
凪「レオの紅茶無糖なんだ。俺甘いのが好き」
玲王「んー、一応今日はシンプルなプリンと紅茶が合うのか試したくてな」
凪「うぇー、さすがレオ。紅茶プリンのため?俺なんも考えずに買っちゃったー」
玲王「ハハ、まぁお前はそれでいいんじゃん?あ、でも一口ちょーだい?そのチョコプリン。美味そう♪」
凪「うん、口移しで?」
玲王「…」 - 35スレ主23/09/24(日) 22:03:03
玲王が無言のまま凪からチョコプリンを奪い取る
玲王「おっ、イケるじゃんこれも♪」
凪「…」
玲王「…もぉー。分かったから拗ねんなって」
玲王が高級プリンを自分のスプーンに乗せて凪の口元に運び、凪が黙ってそれを食べた
凪「(モグモグ)」
玲王「美味し?」
凪「おいしい…けど…」
凪「(ちょっと前まではレオからのアーンだけで飛び上がるほど嬉しかったのに、今はスプーンの関節キスもフツーに思っちゃってる)」
凪「バチあたりだよね、俺って」
凪が溜め息を吐いた
玲王「なんのこと?」
凪「(でも、こーしてちょっとずつ積み重ねていけば、きっとそのうちチューもHもフツーに出来るようになるのかな。それはそれで…なんかもったいないような)」
凪は今しか味わえないドキドキを、もう少しだけ感じてみるのも良いのかもしれないと思った
凪「でも、魔法使い(30までDT)になるのは嫌だからね、俺!」
玲王「うん?おーっし、プリンも食べたし採寸するかぁ!凪から測らせてもらうのでいい?」
やっと採寸だ!
どっちから先に測る?下3レスから🎲 - 36二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 22:07:09
先に凪の採寸からする(まだ誠士郎が落ち着いているから)
- 37二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 22:11:59
先にしたいっていってたもんね
凪から採寸しよう - 38二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 22:13:12
凪からはかる
- 39二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 22:30:58
ダイスの意義!!!
- 40スレ主23/09/24(日) 22:31:43
- 41二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 06:36:32
保守
- 42二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 09:49:42
わくわく
- 43スレ主23/09/25(月) 11:52:01
凪「あー…」
玲王『先に俺が凪の採寸したい!』
凪「うん、レオが先にしたいって言ってたもんね(楽しみは後に取っておくスタイルね、了解!)」
凪が玲王に家庭科部部長から借りたメジャーを渡す
凪「でもレオ、測り方わかんの?」
玲王「フッフッフ…俺が今までの人生で何回採寸されて来たと思ってんだよ?物心ついた頃からスーツの類は全部フルオーダーだぜ?プロの採寸はこの眼で何度も見てきてる!」
玲王がメジャーを伸ばしながら凪に向かって可愛くドヤ顔をする
凪「おっ、(可愛いなぁ、もう…)ということは?」
玲王「この器用大富豪に、不可能はないッ!」
凪「(うわぁ〜、レオ、なんか急にやる気じゃん)」
パチパチパチ…!
凪はよく分からないノリのまま拍手をしておいた
玲王「あと、早速ばぁやからメイド服完成までの工程表が送られてきてる。採寸項目もあるからこれも参考にしながら全部測るぞー?」
玲王がスマホで採寸箇所についての情報を確認していく
玲王「ハイ、じゃあとりあえず下着になって」
凪「えっ」
玲王「え、じゃねぇよ。そんなゴツいパーカー着たまんまじゃ測れねーだろ?」
凪「レオは…?」
玲王「ん?」
凪「レオも脱ぐの?」
玲王「何で測る方が脱ぐんだよ」
服を着ている玲王の前で、凪は自分だけ下着になることが居た堪れない
凪「こ、こっち見ないでね…?」
玲王「見なきゃ測れねーだろ?早くしろよ。タイムイズマネー!」
そして凪は無駄に恥じらいつつも玲王の前でパン一になった
凪「ぶえっきし!」 - 44スレ主23/09/25(月) 11:58:53
ピッ
玲王が暖房を入れる
玲王「ハイ、じゃあまずバストサイズからな」
凪「よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げる凪の後ろに玲王が立つ
そして凪の脇の下から腕を通しながら、そのまま凪の背中に抱きつくようにして玲王が前に手を回していく
ギュッ
凪「ッちょ、ちょっと待って…!?」
玲王「何だよ?」
凪「こ、これ、実質裸の彼氏にバックハグじゃんっ!?」
玲王「は?何言ってんだ。バストの採寸だろ?つかお前身体デカくて前が見えねんだけどさ…メジャー、ちゃんと一番高い場所通ってるよな?」
玲王が確認のために凪の乳首のあたりをフニフニと触る
凪「ッア!?」
玲王「ん?どしたの?」
凪「セ、センシティブですって!店員さん!!」
玲王「おい、誰が店員さんだよ。つかお前デケェから後ろからだとよく見えねーわ。姿見あるよな?ちゃんとメジャーが平行になってるか確認したいから鏡の前で立ってくんね?」
凪「え?か、鏡で、見ながら…コレを、すんの…?」
玲王「別に鏡の前で採寸なんてフツーだろ?」
凪「(な、なんなのこの羞恥プレイ…?ナメてた、完全に採寸のエロさナメてたッ…!!)」
凪にとっては嬉しい(?)誤算であった - 45スレ主23/09/25(月) 12:15:33
2人は鏡の前に移動する
玲王「どう?ちゃんと高いとこに当たってる?あー、やっぱズレてたな。もーちょい上だったわ」
玲王が鏡を見ながら凪の後ろからメジャーの位置を調整していく
凪「(おい、ちょっと待て…よく考えたらコレ恥ずかしい目に遭ってんの俺じゃん)」
凪「あー…なんか、イイと思います…?」
玲王「えー?適当だなぁ。大事なコトだからちゃんと答えて?ここでイイの?」
玲王がピタピタとメジャーの力加減を調節する
凪「クッ…!(恋人に乳首責められんのはDTの俺にはまだ早すぎるんだって…!!)」
辛い現実から凪は目を背けた
凪「あ、あのさ…?どーせならレオもパン一になったら?あとで脱ぐんだし」
あまりのセンシティブな展開(※DT基準)に凪の中のエロの悪魔が顔を覗かせようとしていた
凪「(えーい、ここまで来たらもうロマンもクソもねぇだろ!)」
玲王「えー、今?風邪引きそうだし…俺は別に後でいいかな」
凪「(クソッ!今が真夏ならッ…!?)」
凪は少し肌寒くなった秋の夜を恨む
しかしこれはまだ採寸の序の口であることを凪は知らなかった - 46スレ主23/09/25(月) 12:29:21
玲王「えーっと?次がウエストで…」
胸囲と同じく、玲王が後ろから凪の腰に抱きつきながらメジャーを回す
凪「(はぅ…っ!)」
玲王「ハイ、お客様?これは?どんなカンジ?」
凪「さ、最っ高の気分です…!!(ああ…俺の背中にレオのサラサラの髪が直に触れて、そのレオの綺麗な手が俺の腰のトコ直に触ってるっ…!)」
玲王「じゃーなくて、メジャーの当たり方!キツかったりとかしてねぇ?」
凪「(あ、そっちね)あー?たしかにちょっとキツい…かも?」
玲王「んー、でもなぁ。お前ゆるい服好きだけどさ、ちょっとくらいキツめにしとかねーと綺麗にメイド服のライン出ねぇと思う」
そう、先程から玲王は至って真面目に採寸を行なっているのだ
ウエスト部分はなるべく締めることがメイド服全体のシルエットを美しく見せるために重要だと玲王は考えていた
玲王が凪の腰に手を回しながら、「こんくらいの強さはー?イケそ?」と何度もピタピタと腰の周りにメジャーを持った手を置き直しながら鏡越しに凪に尋ねていく
凪「(イ、イケそう?ってレオ…これ完全にもう前◯なんだけど…?でもやっぱ押し倒すのはマズい、よね…。だって後がなくなる。怒らせたらメイドのレオが見られなくなる。それはヤダ。って、もう俺完全に生ごろしの寸止め状態じゃん…?)」
凪「うん、めっちゃイキたいけど、イケないよね…」
玲王「ん?(コイツ意外と優柔不断だなー)じゃあもう勝手に場所決めちゃうぞ?」
凪「あー、ゴメンなさい。ちゃんとやります。うん、そう、その辺ならイケそう…色んな意味で」
凪は少し真面目にしようと気持ちを入れ直した
しかし次の採寸箇所からその決意は水泡に帰すこととなる - 47スレ主23/09/25(月) 12:42:22
玲王「次はー、ヒップだな」
玲王が凪の腰の真横に跪いた
凪「え、レ、レオ…何でそんなトコ(誠士郎の近く)にしゃがんでんの?」
玲王「ん?だって立ったままだと下の方ちゃんとメジャー平行に持って測れねぇじゃん?」
そう言って玲王がメジャーを回すためにそのまま凪の腰の下部分、ほぼ鼠蹊部の真横に顔を寄せながら抱きついてきた
凪「うわぁッ!?なっ、何してんだよバカッ!!(お、俺の、俺のさっきの決意を崩すんじゃないッ…!!)」
玲王「うるっせーな、何!?集中できねーからいちいち騒ぐなって!(こいつどんだけくすぐったがりなんだよ?)」
凪「いや、だってレオの顔が…顔が…!!(レオの顔と誠士郎が近すぎるんだよっ…!!)」
玲王「俺の、顔?」
天然なのか小悪魔なのか?
玲王が凪の太ももの横に顔をくっつけて抱きついたまま、上目遣いで凪を見上げる
凪「ッア…!(ヤッベェ、ソレ、誠士郎に超キたんですけど…!?)」
玲王「あとはー、お前利き足右だよな?」
凪「ハァ、ハァ…うん?」
息も絶え絶えの凪が玲王の質問に答えた
玲王が凪の右足の太ももにメジャーを回す
玲王「ちゃんと測りたいからギリギリまで当てさせてな?」 - 48スレ主23/09/25(月) 12:53:18
ギュッ
玲王が凪の太ももと股のギリギリアウトのところにメジャーを当てて、凪の太もものサイズを測る
凪「グアッ…!(ちょ、当たってる、当たってるって!そのメジャーと、レオの手が、誠士郎に当たっちゃってる…!!)」
家庭科部部長もまさか自分のメジャーで凪と誠士郎がこんなにも苦しむことになるとは想像していなかっただろう
凪「ハァ、ハァ…ごめん、(誠士郎ピンチ)ちょっと休憩させて?」
玲王「えー?お前立ってるだけじゃん」
凪「うん、(勃ってる…?)いや、めっちゃ頑張ってるから、まだ勃ってないけど…?」
玲王「は?あともうちょっとだから、頑張って!」
凪「(レオ、もう小悪魔じゃねぇよ。鬼だ…211, 223, 227, 229, 233, 239, 241, 251…)」
凪は無心になって素数を数え始めた
玲王「よし、次が股上だなー」
玲王が凪の横から移動し、今度は凪の目の前に跪く - 49スレ主23/09/25(月) 13:03:13
凪「…こら、レオ」
玲王「なにー?」
凪「ダメでしょ、そのポジションは。さすがにもう誰が見てもアウトだって…言い訳出来ないって、完全にセンシティブポジションなんだって…!!」
玲王「は?いいからちょっと、脚開いて?」
玲王が催促するように凪の太ももをペシペシと軽く叩く
凪「俺…今からレオにナニされるんですか?」
玲王「だから、股上の採寸、だろ?」
玲王が凪の臍の下あたりから縦にメジャーを伸ばしたまま誠士郎に顔を近づけ、凪の股の向こうを覗き込むようにして股上の長さを確認する
凪「ちちちち、」
玲王「ち?」
凪「顔が近いんだって!バカッ!!ワザとかよッ!?」
凪は恥ずかしさのあまりキレそうだった。いや、もうほとんどキレていた
凪「(何なのこのどエロ御曹司…!?俺がロマンのないこの部屋じゃ襲わないと思って堂々と誘って来てんの!?)」
もちろん玲王は誘ってなどいない
玲王は至極真面目に採寸して、完璧で究極のメイド服を作り上げようとしているだけだ
玲王「はぁ?もぉ何、ワザとじゃねーよ。顔が近くなんのは当たり前だろ?股上は股の間から向こうが見えるくらいのところに、ちゃんと目線を合わせて測るんだよ」
「こーやって…」玲王がそのまま誠士郎の近くに顔を寄せてメジャーの先端を持った右手の親指を誠士郎の近くで股上の長さを確認するようにそっと当てたり離したりを何度か繰り返す
凪「……」
玲王「ちゃんと覚えとかないとなー?お前、俺の採寸するんだろ?」
玲王がキラキラの笑顔で凪を見上げる
凪「覚えとけよ」
玲王「は?」
凪「いや、何でもないです!採寸頑張ります!ぜひ俺にヤらせてくださいッ!」
玲王「おっ、素直でよろしい!」
凪のヤるの意味が二重になっていることなど、純粋な玲王はまったく気付かなかった - 50二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 13:05:35
これはさすがに玲王も悪いですよ!!!!!!!
- 51スレ主23/09/25(月) 13:12:03
玲王「じゃ、次股下なー♪」
凪のヤる気を感じて玲王は少し機嫌が良くなる
凪「(ヤバ…!さっきので誠士郎が当社比20%くらいキちゃってるのに、まだこのセンシティブポジションコンティニューなの…!?)」
玲王が凪の目の前にしゃがんだまま、凪の股の下(ほぼ誠士郎)にメジャーの先端を押しつけるようにしてグッと強めに当てた
凪「どぅワッ!?」
思わず凪が後退り避けようとする
玲王「オイ、動くなって!採寸終わんねーだろ」
凪「ねぇ、超当ててる!おまわりさーん!!この人完全に当ててますよ!!」
玲王「ハァ!?うっせぇなぁ、もうッ!お前が採寸からメイド服作りてーって言ったんだろ!ちゃんと協力しねぇんならもうやらねーぞ!?」
凪「バカ!俺はどっちかっつーと責められるんじゃなくてレオを好き放題責めたかったんだよ!」
玲王「何だソレ!お前意味わかんねぇ!測れねぇから黙って早く脚開け!!」
凪「何その言い方!俺の前で脚開くのはお前だろ!つかダメだって!これ以上は誠士郎が無理なんだって!センシティブ警察が来ちゃうんだって!!」
玲王「だから、さっきから何なんだよそのセンシティブ警察って!?」
ピンポーン
凪&玲王「「ん??」」 - 52二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 13:13:12
センシティブ警察きた!?
- 53スレ主23/09/25(月) 13:14:01
凪「…レオ、もしかしてまた手土産にベッドか何か注文したの?」
玲王「するワケねーだろ?今日ここに来るのなんてさっき決めたんだし」
凪「(え、じゃあ、だ、誰なの…?)」
玲王「まぁお前今パン一だから俺が玄関出るわ」
ガチャッ
玲王「ハーイ、凪です」
そこに立っていたのはマジの警察だった
玲王「え、警察?」
警官「こんばんはー、夜分に恐れ入ります。近所の方から騒音で苦情が入りまして…」
ああ…なんてこった…
ちょっとうるさくしすぎてたか?
どうしよう。まだ玲王の採寸もしてないのに、このままお開きなのか…?
凪くん、警察に何と言って弁解しよう?
下3レスから🎲 - 54二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 13:18:09
ちょっと遊んでいただけです
大声出さないように気をつけます - 55二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 13:27:39
すみません、気をつけます
どういう騒音ですか? - 56二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 13:36:00
すみませんでした。
気を付けます - 57スレ主23/09/25(月) 14:30:22
- 58スレ主23/09/25(月) 18:26:09
玲王の驚いた様子を見て心配した凪が玄関に寄って行く
凪「どしたのレオ」
玲王「あ、なんか近所から騒音で苦情が入ったって、おまわりさんが」
凪「すみません、気をつけます。どういう騒音ですか?」
警官「いや、男同士で喧嘩してるような声が聞こえるとの通報だったんですが…」
警官が凪を見る
今の凪の姿はパン一で誠士郎が30%くらいヤバい状態だった
凪「え?喧嘩…?レオと俺は喧嘩なんかしませんよ。こんなに仲良いのに。ねー、レオ?」
凪が玲王の後ろから抱きつく
玲王「ハイハイ」
凪「あ、レオ、顔赤くない?」
玲王「さっき暖房入れたからな、凪が風邪引かないように。あと(採寸で)結構動いたから、ちょっとアチィかも」
凪「えー、じゃあ早く服脱ぎなよ。次は俺がレオのこと責める番だからね!」
警官「(なるほど、お取り込み中だったか…)」
警官「うん、若いってイイね!でも、あんまりアッチの方うるさくしすぎないようにね」
凪「はい、すみませんでした!」
玲王「…?あっちって?」 - 59スレ主23/09/25(月) 18:32:50
〜♪
センシティブ警官が帰った後、玲王の携帯に着信が入る
玲王「あ、ばぁやだ。…ハイ、もしもし。…うん、うん」
凪「(え、ばぁやさん?)」
玲王「えー、あーそうだったんだ。ハハ、さっきもう凪とヤっちゃったけど…いや、大丈夫」
凪「え(な、何言ってんの!?)」
玲王「オッケー、伝えとく。うん、じゃあ後で」
ピッ
凪「電話の相手、ばぁやさん?なんて?」
玲王「…ごめーん」
凪「え?」
玲王「なんか洋裁の専門家の人がさ、『参考までに採寸箇所送ってるけど、素人が測ってもし間違ってたら全部台無しになるから採寸は後日こちらでします』だってさ。てなワケだから、俺もう今日は帰るわ。出し物のこととかはまた明日学校で話そうぜ」
凪「は?」
玲王「もう外に車待たせてるから、じゃあな。早く服着とけよ?」
「バイバーイ」そう言って玲王は足早に帰って行ってしまった
凪「…え?」
凪「さ、採寸は…?」 - 60二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 18:33:44
ドンマイ凪くん!
- 61スレ主23/09/25(月) 18:37:29
玲王は凪の家から出て、すっかり真っ暗になった夜道を歩く
玲王「(あー、この季節の夜風、気持ちいいな…)」
先程車を待たせていると凪に言ったのは、とっさに出た嘘だった
ばぁやの車が到着するまで、まだ少し時間はある
それなのに、玲王は凪の家から出てきてしまった
玲王「(何でだろ。凪と一緒にいると、嬉しいはずなのに…すげー疲れる…)」
玲王は凪といると、なんてことないことで心が揺れ動く
ちょっとしたことが嬉しいし、同じくらいちょっとしたことでも嫉妬したりイライラしてしまう
いつもは凪を甘やかせる余裕があるのに、今年の白宝祭の仕事量を考えると、玲王はあのまま凪と一緒にいると余裕をなくして自分の嫌なところを凪に見せてしまいそうで怖かった
玲王『この器用大富豪に不可能はない!』
玲王「(ハハ…何が不可能はない、だよ)」
玲王は誰かの『特別』になりたいとずっと思っていた
でもその『特別』は、与えるのも受け取るのも、その想いが強ければ強いほどとても心が疲れることに気付いていく
玲王「(器用じゃねぇよ。何もかもうまくやるなんて…全然出来そうにねーわ)」 - 62スレ主23/09/25(月) 18:42:53
ブロロロロ…
少しして、ばぁやの運転するリムジンが玲王の前に到着した
ばぁや「お待たせしました、玲王坊ちゃま」
玲王「ばぁや、ゴメンな。急に迎えの時間変えてもらって」
ばぁや「問題ございません。坊ちゃまの意思を尊重するのが私めの務めですから」
玲王を乗せたリムジンが出発する
ばぁや「…お食事はもうお済みですか?」
玲王「んー、凪の作ったうどん食べたよ」
ばぁや「そうでしたか。坊ちゃまは誠士郎様と本当に仲がよろしいですね」
玲王「俺の宝物…って、前も言ったかな」
ばぁや「はい。『だから凪が何をしても怒らないでやってくれ』と、仰せつかってます」
凪がいくら玲王の家で好き放題しようと、ばぁやの目の前で玲王にブランケットを投げつけようと、ばぁやがそれを見過ごしているのは玲王の意志だったからだ
玲王「凪のこと、出来るだけ怒ったりとかしたくないんだよな。あいつはそのままがいいから…気を遣ってダメになったりするとこ、見たくない」
ばぁや「…」
玲王「でも俺のやり方間違ってたのかな。最近自信ないんだよ…」
キャパオーバーな仕事量と凪との接し方に悩む玲王
ばぁやから、玲王にアドバイスは?
下3レスから🎲 - 63二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 18:56:39
ばぁや「誠士郎様は坊ちゃまをとても大切にしていらっしゃいます。それに、誠士郎様は坊ちゃまのありのままを受け入れ好いています。悲観せず、いつもの様に冷静に分析してみてはいかがでしょう」
- 64二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 18:57:11
きっと凪も玲王に「そのままの玲王でいてほしい」と同じ気持ちを想ってるはず。正解や間違いを気にして行動をするのではなく、玲王がどうしたいかどう思ってるかという素直な気持ちで凪に接してみては?と伝えてあげる
- 65二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 19:06:10
誠士郎様とまずは冷静に現状分析をなさってください
そうすれば答えを得られるでしょう - 66スレ主23/09/25(月) 19:11:18
- 67スレ主23/09/25(月) 23:36:59
ばぁや「きっと誠士郎様もそのままの坊ちゃまでいて欲しいと同じ気持ちを想っていらっしゃるはずです」
玲王「…そのままの、俺?」
凪『俺の前ではレオのままで良いんだよ』
玲王「(たしかにアイツ、そんなこと言ってたっけな)」
ばぁや「正解や間違いを気にして行動をするのではなく、坊ちゃまがどうしたいか、どう思ってるかという素直な気持ちで誠士郎様に接してみられてはいかがでしょうか?」
玲王「…俺が、どうしたいか…?」
玲王『俺は、凪にずっとそばにいて欲しい』
玲王「(そんなの。いつも凪のことばっかだよ、俺は)」
玲王「(凪と出逢う前の俺ってどんなだっけ。何やってもすぐに飽きて、でも初めて欲しいと思ったのが凪だったんだよな)」
玲王は凪と初めて階段で出逢った時の興奮と胸の高鳴りを思い出していた
玲王「(…いや、待てよ。そう考えたら17年間生きてきて初めて欲しいのが凪でした、って。実際かなり重くね?俺って)」
玲王「(そーだよ。冷静に考えてみて今日のゴムのアレも、まるで束縛してるみてぇだった、よな…。『他の人に使わないで』とか、男同士では出来ねーのに俺に凪をそこまで縛る権利なんてあんのかよ)」
玲王の思考はぐるぐると負のスパイラルに陥っていた - 68スレ主23/09/25(月) 23:49:48
in玲王の寝室
風呂から上がって寝る前に、玲王は箱の中から凪からもらった指輪を取り出して眺めていた
玲王『二人で指輪買おう』
凪『え』
玲王『俺も凪に買うから、お前は俺に買ってくれよ。お揃いにしよ』
凪『……うん、いいよ』
玲王「(おいおい…よく考えたらあの時の凪って、もしかしなくても…引いてた?)」
玲王「(そーだよ、サッカーに誘った時も、ブルーロックに行った時も、いっつも俺が無理矢理決めて…なのに凪は断んないから…ええー…)」
翌日、白宝高校——
in玲王のクラス
生徒「玲王どしたのー?なんか暗くない?」
玲王「んー?そーかな」
玲王は昨日悩み過ぎてロクに寝れていなかった
生徒「悩みとかあったら何でも言ってよね!もーすぐ白宝祭なんだから、みんなで盛り上がっていかなきゃ!」
玲王「あー…たしかに。そうだよな…」
生徒「そうそう!」
玲王「いや、実はさ、友達の話なんだけど」
生徒「「(あ、これ絶対自分の話じゃん…)」」
優秀な白宝生達は察しが良かった
玲王「付き合ってすぐのデートでペアリングとか買うのって、結構重い…かな?しかもそれ言い出したのが片方だけでさ、相手は乗っかってくれたカンジなんだけど…どーなのかな?」
付き合ってすぐのデートでペアリングって、実際どーなの?
玲王のクラスメイト達の回答を下3レスから🎲 - 69二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 00:01:30
うーん そういうのは相手次第かな?思いと思う人もいれば嬉しいと思う人もいるよね
- 70二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 00:07:07
大丈夫重くないヨ(寝太郎あとでしめる)
- 71二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 00:08:24
高校生だし普通じゃない?相手が指輪無くしちゃったとかなら別かもだけど…
- 72スレ主23/09/26(火) 00:16:21
- 73二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 09:25:18
学園の王子様の恋バナはいいぞ保守
- 74スレ主23/09/26(火) 11:23:45
生徒「「(相手はアイツだな…!!)」」
優秀な白宝生達はまたしても察しが良かった
生徒「大丈夫重くないヨ(寝太郎あとでしめる) 」
生徒の1人がロボットのような棒読みで玲王の質問に答える
玲王「そ、そっか…!良かったぁ♪」
その答えを聞いた玲王は、安心して思わずフワリと花が咲いたかのような笑顔を見せた
生徒「「(ぎゃ、ぎゃんカワ…!)」」
バッ!
玲王「?」
ここで玲王のクラスメイト達はスクラムを組み、玲王には秘密の会合を始める
生徒「ちょ…指輪ってどーゆーことよ!?」
生徒「つまり、あの2人結局キャンプファイヤーのあと付き合ってたの!?」
生徒「いやいや、それより今の口ぶりからすると玲王の方が指輪買いたがって好き好きアピールしてる感じじゃん…!」
生徒「寝太郎クッソうらやま…!あとで呪ってやる!」
生徒「バカ!アイツなんかやべーオーラ出す時あるし、逆に呪い返されるぞ!?」
生徒「いいわよ、思う存分、呪い合おうじゃないの…!」
生徒「とりあえず我らのアイドルがどこまで進展したのか聞かなくちゃね」
生徒「「ラジャー!」」
勉強漬けの白宝生達は面白そうなゴシップネタに飢えていた - 75スレ主23/09/26(火) 11:27:13
生徒「時に玲王…じゃなかった、その『お友達の』お話をもう少し聞かせて欲しいんだけど」
玲王「うん?」
生徒「一概にペアリングといったって、そのカップルの関係がどこまでいってるかにもよるじゃない?」
生徒「「そー、そー!」」
玲王「どこまで?」
生徒「た、たとえばホラ…身体の関係、ゴホン、から始まるようなカップルもいるし」
生徒「「(頼む…!まだ穢れない玲王でいてくれ…!)」」
玲王「いや、それはない、んじゃね?(だってできねーし…)」
生徒「「(ホッ…!)」」
とりあえず玲王がまだ純潔だと知ったクラスメイト達は胸を撫で下ろす
生徒「じゃ、じゃあキス、とかは…?」
玲王「あー、キスは付き合う前から何回もしてるかな(おでことか)」
バッ!
クラスメイト達は再びスクラム会議を始める
生徒「ちょちょちょ、あのクソ野郎玲王と付き合う前からキスしまくってんのかよ…!?」
生徒「いっつも眠そーな顔して中身はとんだ狼野郎じゃねぇか!」
生徒「じゃああのフワフワした感じワザとなんだ…?」
生徒「可愛い〜って油断したところをガブリってこと?」
生徒「待て待て待て、ただの冗談ぽい軽いキスかもしんねーだろ?だって身体の関係はまだなんだろ?あの寝太郎が自分からそんな積極的にいくとは思えねーよ」
現実を受け入れられない人間が生徒会以外にもここにいた
生徒「そうね、じゃあ次はどんなキスまでしたのか聞いてみましょう!」 - 76スレ主23/09/26(火) 11:29:46
生徒「オホン、ね、ねぇ玲王?あくまで『お友達の』お話として聞くんだけど…」
玲王「何?」
生徒「キ、キス…と言っても色々あるじゃない?ホラ、口を軽く合わせるだけのものから、し…舌を絡ませるような…」
生徒「オイ、アイツ言ってて苦しくなってきてるぞ」
生徒「そりゃそーだろ」
勉強漬けの白宝生は恋人を作る間もない者も多い
まだ自分にもそんな経験がないのに、学園の王子様の前でキスやベロチューのことを口にすること自体がとてつもなく恥ずかしいのだ
生徒「…アイツ、無茶しやがって」
生徒「お前の死はムダにしない!」
玲王「舌を絡ませる…あー、あの映画とかで恋人同士がやってるやつ?」
生徒「そ、そうそう、それ!よく洋画にある」
玲王「あー、したよ?凪が『レオから俺にキスして欲しい』って言ったから」
生徒「「(やっぱアイツじゃねぇかーーー!!!)」」
ミシ…
他クラスの生徒「ん?今なんか揺れた?」
他クラスの生徒「気のせいじゃない?」
玲王のクラスメイト達の嫉妬が爆発したことにより、謎の揺れが白宝に起こっていた - 77スレ主23/09/26(火) 11:35:26
再びスクラム会議勃発
生徒「おいおいおいおい、これは寝太郎もう言い逃れ出来ねーだろ!シ刑だ!!」
生徒「アイツ…俺らの玲王に何ヤらせてんだよ…」
生徒「でもちょっと待って、ベロチューまでしてんのにエッチはしてないっておかしくない?」
生徒「そ、そうなの…?(この子、もう大人なのね!?)」
生徒「だってフツーはベロチューまでしたらするでしょ、セッ◯ス」
生徒「「(そ、そうなんだ…!)」」
玲王「?(話終わったのかなー?)」
玲王は自分の相談によりクラスメイト達が大人の階段マウント合戦を始めたことを知らない
生徒「審議審議!『身体の関係』とかいうあやふやな言い方じゃなく、ここはやはり『セッ◯ス』したか直球で聞こう!」
生徒「ちょ、学園のアイドルにそんな質問したら私たちがあとで生徒会の奴らに殺されるわよ!」
生徒「バカ!あくまで『お友達が』したかどーかに決まってんだろ!」
生徒「アンタ…なかなか悪いヤツね?」
生徒「お前もだろ?次は俺が聞いてやるよ!」
生徒「玲王ー!」
玲王「ハハッ、なんだよ次から次に。今度はお前かよ」
生徒「いやな、さっきの『お友達の』話でちょっと気になったんだけどさ…フツーはベロチューまでしたら最後までするよな?」
玲王「ベロ…?」
生徒「あ、いやゴメン(玲王はこんな俗っぽい言い方じゃわかんねぇんだ)その、舌を絡ませるやつ、ディープキス!」
玲王「あー、で、最後まで、ってのは…?」
生徒「だから、セッ◯スだよ。するだろ?それだけ盛り上がってんだから」 - 78スレ主23/09/26(火) 11:42:46
生徒「お!直球ストレートいった…!」
生徒「男だ!」
クラスメイト達が玲王と男子生徒の2人の会話を見守る
玲王「いや、してないよ」
生徒「え、なんで…」
玲王「だって、男同士は出来ないだろ?」
生徒「「え!?」」
凪「ハーイ、ストップー」
廊下にいる凪が玲王の教室の窓から手を伸ばして、廊下側に背を向けて座っていた玲王の顔を自分の手で隠すようにして覆う
生徒達「「ね、寝太郎ッ!?」」
玲王「え、凪?」
玲王が自分の顔を覆っていた手を外して声の方を見上げる
玲王「ビックリした、何してんだよ」
凪「(いや、ビックリしたのは昨日採寸させてくれずに急に帰られたこっちなんですけど)」
凪「いや、レオこそ何してんの。あと近くない?そいつ。レオから離れてよ」
凪が髑髏を出しながら玲王と話していた男子生徒を威嚇する
生徒「(ゾクッ!…怖っ!絶対コイツ呪術使えんだろ…!?)」
凪「あーやだ、レオって誰とでも距離近いから嫌んなるね」
そう言って凪が廊下から窓越しに玲王にバックハグをして玲王の頭に顔を埋める - 79スレ主23/09/26(火) 11:59:54
凪「イイ匂い。何で昨日急に帰っちゃったの?俺レオのこと(採寸で)責めるのスッゲェ楽しみにしてたのに」
生徒「「(あ、やっぱり寝太郎が攻めなんだ…)」」
生徒「「(解釈完全一致…!)」」
寝太郎に向かってグッ👍と親指を立てる女子生徒を凪は興味のない冷めた目で見つめる
凪「(…なに?)」
凪「ねぇレオー、今度また泊まりに来て?」
生徒「「(また…?)」」
凪「レオが用意しないんなら俺がレオの好きなシャンプーも歯ブラシも全部買っとくから」
玲王「ハイハイ、わかったわかった。でもお前の家壁薄いからもうあんまうるさく出来ないぞ?」
凪「だよね、またご近所から苦情がきちゃうよね。昨日はレオが俺の買ったゴム見つけて騒いじゃったし…あの時のレオ俺の首に手回してきてさ、ギュッてしてくんの超可愛かった。その後も(採寸で)はしゃぎ過ぎてちょっと暑かったよね」
玲王「もぉー、(俺が束縛したみたいな)その話は恥ずかしいからあんまみんなの前で言うなって…バカ…」
生徒&凪「「(クッソかわ…!!)」」
玲王「お前、俺が帰った後ちゃんと服着たの?」
凪「うん、ちゃんと1人で着たよー?エライでしょ?褒めて?甘やかして〜」
玲王「ハイハイ、ほんと凪は可愛いな」
玲王が凪の頭をヨシヨシする
生徒「「!!!」」
幼い頃から知っている学園の王子様と、どこから来たかもわからない寝太郎のイチャつきを目の前で見せられた生徒達の嫉妬により、再び白宝に謎の揺れが起こった - 80スレ主23/09/26(火) 12:08:14
凪「あ、昨日ベッドに押し倒しちゃったけど大丈夫だった?ケガとかしてない?」
凪が玲王の手首をさする
玲王「うん、ヘーキ」
生徒「「…」」
生徒達は考えることを放棄して白宝祭の準備に取り掛かる
生徒「ねぇ、これってこっちで合ってるんだっけー?」
生徒「あ、誰か資材課行って来てー」
凪「…レオのクラスってバスの時も思ったけどさ、いっつも楽しそーだよね。そういやレオのクラスって文化祭の出し物何すんの?」
玲王「え、うち?言ってなかったっけ…あ、凪のクラスも何すんのか教えろよ♪」
凪「いいよー」
凪と玲王、2人のクラスはそれぞれ何の出し物をするの?
下3レスから🎲 - 81二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 12:12:32
- 82二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 12:13:55
書き損ねたのでプラネタリウム解説は玲王に吹き込んでもらったのを流します
- 83二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 12:23:05
玲王のクラス→演劇
凪のクラス→お化け屋敷 - 84二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 12:24:28
玲王→白宝ツアーガイド
凪→休憩室(ワンドリンク制) - 85二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 12:24:47
玲王→クラスでショートフィルム制作
凪→白宝仕様のお化け屋敷 - 86二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 12:28:22
玲王 演劇(あまり長くないもの)
凪 お化け屋敷 - 87スレ主23/09/26(火) 12:28:38
- 88二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 12:36:38
プラネタリウム これ玲王くん忙しいだろうから準備は台本を吹き込んできて他はできればで良いから
んで当日は録音禁止って注意書が貼られる - 89二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 12:42:43
玲王のクラスの玲王ファーストさ 好き
- 90スレ主23/09/26(火) 13:39:46
玲王「俺のクラスはプラネタリウムすんの」
凪「えー、何それ超イイ。ロマンチックじゃん…レオと絶対一緒に見たい」
玲王「ハハ、だろ?お前好きそうだと思った。雲みたいなフワフワのラグとか、あと緑のラグも敷いて芝の上っぽくしたりしてさ…家にデカいクッション余ってる奴に持ち寄ってもらったりとかしたらイイ感じだろ?」
凪「それってエロいことしてもイイの?(だってちょっと映画館みたいじゃね?)」
玲王「バカ、んなことしたら来年からプラネタリウム禁止になっちまうだろ?何年か前にお化け屋敷でイチャついたカップルがいたせいで、その後何年かお化け屋敷禁止になったんだから」
凪「ほえー、そうなんだ(俺以外にもチャレンジャーいたんだね)」
玲王「凪んとこは?」
凪「俺んとこはねー、写真館」
玲王「写真館?」
凪「白宝祭ってオープンスクールも兼ねてるって言うからさ、入学希望者向けに制服試着できるようにしたげて、それをチェキで撮ってあげるの」
玲王「へー、めっちゃ良いじゃん!うちの制服可愛いし人気あるもんな。え、でもチェキってお前お客さんと絡んで撮ったりとか…すんの…?」
凪「は?なんで俺が一緒に撮んの?制服試着だしフツーお客さんだけでしょ」
玲王「あ、そっか…(てか、よく考えたらメイド喫茶のランダム配布写真の中に凪の写真も入るんだよな…?なんかちょっと複雑…?かも)」
凪「だいたい俺メイド喫茶の方が忙しいからそっち手伝わないし。1年の時の着られなくなった制服貸すだけだよ」
玲王「あー、お前もう1年の時の制服着れねぇんだ?」
凪「最近鍛えてるからもうパツパツなの。昨日も生で見たでしょ?俺の胸筋とか…」
玲王「うん、見た」
生徒「「(生で…胸筋を…?だから玲王と寝太郎は結局どこまでやってんだよぉーッ!?)」」
プラネタリウムの作業を進めながらも、玲王のクラスメイト達の意識は完全に2人の会話に向いていた - 91スレ主23/09/26(火) 13:52:56
玲王「(あれ?やば…昨日は何とも思わなかったけど、今、凪の身体思い出したらちょっと恥ずかしい?照れる、な…)」
凪「(レオ、顔赤い?)」
凪「レオは?クラスの出し物も仕事あんの?」
玲王「あ、俺もメイド喫茶の方で忙しくなるって言ったら音声ガイドだけ頼まれた」
凪「音声ガイド?」
玲王「うん、お客さんに向けて星の解説とか読むんだけど…台本はクラスの天文部のやつが監修して文芸部が書き起こしたの用意してくれるし、録音するから『当日は玲王がいなくても大丈夫だから喫茶店集中してね』、って言ってもらってる」
凪「へぇー、レオの声聞きながら星見るのとか最高じゃん。当日録音しよっかな」
2人の会話を聞いていたクラスメイトがたまらず調子に乗る凪に注意をする
生徒「ちょ、寝太郎!録音は禁止って決まってんの!当日貼り紙も出すから」
凪「ふーん。じゃあデータちょーだい?寝落ち用にするから」
そう言って凪が注意をしてきた生徒に手を伸ばす
生徒「データも渡しません!!」
凪「あっそ、まぁ別にイイよ。俺はレオと一緒のベッドで寝落ちするまで本物のレオに耳元でお話ししてもらうから。ね?レオ」
玲王「お前、俺と寝たら顔ばっか見てくんじゃん?」
凪「そりゃ、レオが可愛くてチューしたいからに決まってるでしょ」
ミシッ…!!
他クラスの生徒「なんか今日よく揺れなーい?」
他クラスの生徒「え、地震かな?怖っ」 - 92スレ主23/09/26(火) 14:02:24
クラスメイト達のn回目のスクラム会議
生徒「聞いた!?アイツさっきゴムがどうとか俺の胸筋生で見たとかさ…!」
生徒「凪の家でゴムで騒いだりベッドに押し倒したり胸筋見たり…?あと寝落ち会話も?ワードだけ抽出してもだいぶセンシティブだな、これは」
生徒「もう完全にクロだろ」
生徒「み、認めたくない…ッ!!」
男子生徒が号泣している😭
生徒「泣くなって、まだ諦めんなよ。だって玲王はセッ◯スはしてない、『男同士は出来ないだろ?』って言ってたじゃん」
生徒「そっか…そういえば玲王ってあんま下ネタとか言ってるの聞いたことないかも」
生徒「あの家が家だしな…男同士でヤるとかそーいう知識すらない可能性あるだろ。保健の授業じゃ習わねーし」
生徒「玲王、マジで究極のアイドルだね」
生徒「まぁ誰かが玲王にそーいう知識を吹き込まない限りは玲王の純潔は安泰ってことだ!」
そう、クラスメイト達は安心しきっていた
この後その安泰が崩れ去ることも知らずに——
玲王「なぁ、俺ちょっと台本取りに文芸部行ってくるー」
生徒「りょーかーい!」 - 93スレ主23/09/26(火) 14:11:32
in文芸部
玲王「こんにちはー、台本取りにきたよ」
生徒「あ、玲王くんわざわざ取りにきてくれたんだ。あとで持って行ったのに」
玲王のクラスメイトで台本書き起こし担当の女子生徒がドアの前にいる玲王のところへ来る
玲王「うん、俺クラスでやること音声だけだからさ。みんな作業してるし、俺も早めに台本貰って練習しとこっかなって」
生徒「さすがだね、玲王くん」
玲王「俺文芸部来んの初めてかも…白宝祭でなんか出したりすんの?」
生徒「うん。うちは毎年オリジナルの同人誌だね。みんな白宝祭に向けて頑張って長編書いててさ、外部のお客さんも毎年楽しみにしてくれてたりして、結構評判良いんだよ」
玲王「へー、同人誌?何ソレ読んでみたい」
文芸部員A「(や、ヤバい…!!)」
文芸部員A「(推しが…!推しが現れた…!!)」
そう、何を隠そうこの文芸部員Aは凪玲王の民である
学園の凪×玲王の関係性にいち早く萌えを見出していた
この文芸部員Aの書いた凪玲王18禁小説の内容を、(うまい具合にボカして)下3レスから🎲 - 94二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 14:32:40
- 95二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 14:38:11
- 96二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 14:43:30
表向きはきのこの山×たけのこの里の擬人化(キャラは限りなく凪玲王)
きのこ(凪)の家の近くにあるコンビニ店員が覗き見たきのたけ(凪玲)の生活が緻密に描かれている
18禁シーンはコンビニ店員が帰る途中の公園のトイレで凪が我慢できなくて……系の覗き見 - 97スレ主23/09/26(火) 15:06:42
- 98二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 16:00:57
95ですが…書いてここに貼ってもよろしいのですか?(天才スレ主の文才より遥かに劣ってるので恥ずかしいですが)
- 99スレ主23/09/26(火) 16:52:05
- 100スレ主23/09/26(火) 17:19:09
生徒「いいよー。台本の製本まだ途中だからさ、去年の白宝祭で販売したので良かったら待ってる間に読んでみて?そこの本棚に入ってるから」
玲王「あいよー。お邪魔しまーす♪」
玲王はクラスメイトの文芸部員に招かれ文芸部の中に入る
そして突然の学園の王子様の登場によりザワつく部室
部員「玲王様だ…!」
部員「うわー、生玲王様こんな近くで初めてお見かけする…!」
部員達は生玲王を見て盛り上がっていた
文芸部員A「(おいおいおいおい入ってくんのかよーッ!つか腰ほっせぇぇぇ、顔ちっちぇぇぇえ!?顔面国宝級だし手脚なっげぇなあぁぁあオイ!?)」
ちなみにこの文芸部員Aは腐男子である
文芸部員A「(うわー、絶対近くに行ったらイイ匂いするやつじゃん。解像度上げるために玲王様のシャンプーの匂い嗅ぎてぇぇえ!)」
挙動がおかしいが無駄に行動力のある文芸部員Aが、玲王の後ろから忍び寄った
推しに近づくとは太陽に近づくイカロスのごとく恐れを知らない男である - 101スレ主23/09/26(火) 17:49:10
玲王「(えー、いっぱいあんな。どれだろ…)」
玲王が文芸部の本棚から昨年販売された同人誌を探す
同人誌と言っても内容は部員達オリジナルのファンタジーやエッセイ、小論文など、それぞれの書いた作品をまとめた至極真面目なアンソロジーであった
文芸部員A「な、何かお探しですか?」
文芸部員A「(やっばー!推しに話しかけちゃった!俺今推しと同じ空気吸ってる!?)」
人畜無害な顔をしながら文芸部員Aが玲王に話しかける
玲王「あー、ごめん。去年の白宝祭で販売された同人誌?を読ませてもらいたかったんだけど」
文芸部員A「(顔カッワイッ!瞳ぇキラッキラしてんな…!?何食ったらこーなんの!?同じ人間なのか!?これは凪が堕ちるの不可避だろ…!)」
文芸部員A「あ、それならこの1番上の棚にありますよ」
天井まである本棚の、よりによって1番上の棚にその冊子はあった
ちょうど文芸部員Aの真上である
文芸部員A「あ、僕脚立取って来ますね」
玲王「んーん?大丈夫。手ぇ伸ばしたらなんか届きそう」
フワッ
文芸部員A「……!?」 - 102スレ主23/09/26(火) 18:01:57
玲王より頭一つ小さい文芸部員Aをまるで腕の中に包み込むようにして玲王が手を伸ばし、その同人誌を手に取った
玲王「…っと、ほらな?俺背ぇ高いから♪」
ニッと玲王が得意げに文芸部員Aに笑いかける
文芸部員A「あああありがとうございますッッ!!」
玲王「へ?」
文芸部員A「(この匂い、俺の今後の人生で嗅ぐ匂いの中でも一番イイ匂いに間違いないッ…!!)僕、今日のコト一生忘れませんッッ!!」
玲王「は?いや…俺はただ自分の読みたい本取っただけなんだけどな?」
プハッと玲王が文芸部員Aを見て笑う
文芸部員A「あの、僕、ちょっと新作のイメージがめちゃくちゃ湧いて来たので、原稿の執筆に戻らせていただきます…!!玲王様はあちらのソファーでごゆっくりどうぞ!おい誰か、玲王様にお茶を淹れて差し上げてくれ!(俺はこのイメージが新鮮なうちに、原稿を書き切らなきゃいけないんだッ!)」
部員「わ、わかりました!(どうしたのかしらA先輩…?いつも以上にやる気がみなぎっているわ…!)」
バサッ
玲王「ん?」 - 103二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 18:46:43
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- 104スレ主23/09/26(火) 21:09:44
玲王「なんだ?この冊子…すげー薄いな」
玲王は足元に落ちた薄い本を拾い上げる
それは文芸部員Aが部内の凪玲王の民(同志)に見せようと思ってひそかに持って来ていた自作の『凪玲イチャ甘18禁コピー本』であった
同志と約束した本棚の一部に隠していた物が、何の因果か玲王本人の前に舞い降りてしまったのだった
玲王「どれどれ…?」
ソファーに座った玲王は、好奇心からそれを読み始めてしまう———
**********
どうしてこうなったんだろう…
学園のアイドル御影玲王は、自分の隣で眠る同級生で同じサッカー部の2年生である凪誠士郎を見つめたまま混乱していた。
今までの状況を整理するため、玲王は落ち着いて深呼吸をする。
今日の部活の後、同じ部活のエースストライカーである凪に誘われ、玲王は凪の部屋に訪れていた。
この前の試合良かったぞ、勉強の方は問題ないか?そんな他愛のない会話をしながら凪と玲王は楽しく過ごしていた。
その時、凪が急に真面目な顔をして玲王を見つめる。
———玲王、好きだ。 - 105スレ主23/09/26(火) 21:16:14
凪は言葉を詰まらせながら玲王にそう告げた。
玲王は頭が真っ白になりながらも、なんとか言葉を絞り出す。
「じょ、冗談だろ?」
玲王は凪に自分の気持ちを伝えるつもりは一生なかった。
気持ちを伝えて拒絶されるより、ずっとこの心地の良い関係に甘んじたいと考えていたのだ。
それが凪からの突然の告白により、玲王の決心は揺らいでしまう。
「俺のこと、いつから好きだったんだよ?」
喜びで泣きそうになる気持ちを誤魔化すように玲王が茶化して言うと、凪は澄んだ瞳をしてこう言った。
「出逢った時から、ずっとお前のことが好きだった」
同級生に恋をしていたこと。男同士の報われない恋であること。この想いは一生告げずにいようとしたこと。
そんな玲王の想いは、凪のこの一言で脆くも崩れ去ってしまった。
「じゃあ…男でいけるか、俺のこと抱いてみろよ?」
**********
玲王「(えー、なんだコレ?俺?)」 - 106スレ主23/09/26(火) 21:23:17
**********
「やめるなら今のうちだけど、どうする?」
熱い瞳で自分を見つめてくる凪の問いに、玲王は何も答えられないでいた。
今はただ、凪に抱かれたい。この想いが実るのならば、少しくらい手酷いことをされたとしても構わないと思っていた。
「凪の、好きにしていいよ」
「分かった」
凪はため息混じりにそう言うと、玲王に口付けてきた。
いつもはやる気なさそうにしている凪の、その舌が玲王の歯列を割って中へと入り込み、荒々しく口内を貪る。
「あっ、凪、」
互いの唾液が絡み合い、濡れた音が静かな部屋に響き渡る。
それは玲王の羞恥心を高めていくのに十分だった。
**********
玲王「…ブッフォッ!!」
文芸部員A「(おや、玲王様よほど昨年の我が部の同人誌がお気に召されたのかな?)」
原稿執筆に集中している文芸部員Aは、まさか己の書いた同人誌が推し本人に読まれているとは露ほども知らなかった
いや、彼の精神状態を思えばそれが不幸中の幸いであろう - 107スレ主23/09/26(火) 21:30:43
**********
「はぁっ…」
何度も角度を変えて口付けられる度に、玲王のその美しい唇の隙間からは悩ましげな吐息と共に、それまで誰にも聞かせたことのないような甘い声が零れ落ちていく。
「玲王っ」
凪は玲王の腰に回した手に力を入れて、自分の躰に強く引き寄せた。
玲王のそのサッカーで鍛えられた太腿に凪の屹立したものが押し付けられ、玲王は否応なしに凪が反応していることを知った。
**********
玲王「(えー!?うわー、なんかドキドキしてきたな。頑張れ俺ら!)」
**********
さぁ、ここからはtelegraph案件です
>>94さんの内容の『凪玲イチャ甘18禁コピー本』の【タイトル】
また、文芸部員Aの【ペンネーム】
以上2点を下3レスから🎲
- 108二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 21:40:09
タイトル 宝箱のなかでつかまえて
ペンネーム 黒紫蝶(こくしちょう) - 109二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 21:56:45
タイトル
相棒が俺に恋してるはずがない!!
ペンネーム
村人A - 110二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 21:59:08
このレスは削除されています
- 111二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 22:00:45
さっきまで読んでいたエロ漫画は!?の気分です
- 112スレ主23/09/26(火) 22:09:26
- 113二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 22:29:44
腐男子A君好きだわ
- 114二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 22:44:59
村人Aくんのおかげで玲王が性に目覚めるかもしれんから凪は感謝だな
- 115二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 22:53:45
このレスは削除されています
- 116二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 22:57:53
このレスは削除されています
- 117二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 23:02:26
そろそろ気づいた誰かが取り上げそう
- 118二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 23:36:14
じゃあ…頑張ってみます……文化祭中に終わるかな……書けたら投下しますね…期待しないで下さい…
- 119二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 00:01:21
スレ主の文才スゴすぎる!
- 120二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 00:01:57
楽しみです!
- 121二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 07:34:41
村人Aその本売ってくれ保守
- 122スレ主23/09/27(水) 14:14:50
- 123スレ主23/09/27(水) 14:29:12
(中略)
結果、二人の初夜は失敗に終わってしまった。
凪の言葉に恥ずかしがってばかりで上手く気持ちが伝えられず、きっと自分の心の準備も足りていなかったのだと玲王は隣で眠る凪を見つめて思う。
少しくらい手酷くされてもいいと思っていた玲王は、自分の覚悟の足り無さを後悔していた。
凪は何を思いながら自分のことを抱こうとしたのだろうか。
凪を起こさないようにそっとベッドを抜け出した玲王は、後◯に違和感を感じながら服を整え凪の部屋を後にした。
それから数日——
どんなに悩んでもやらなければいけない用事が減るわけではない。
玲王はここ数日、試合とテストで忙しかったため凪とのあの一件のことを考えずに済んでいた。
凪も同じように忙しかったのか、必要以上の会話をしてくることはなく、凪の態度は以前と変わらないものだった。
この前のあれは嘘だったのではないかと思えるほどに。 - 124スレ主23/09/27(水) 14:34:09
玲王は練習をしながら凪の顔を盗み見る。
190cmを超える長身に端正な顔立ち、誰もが羨むそのストライカーとしての才能、やる気がないように見えて白宝の上位に入るその頭脳。
こんな奴が、俺に本気になんかなるわけないんだよ…
あの日の出来事が全部、嘘だったら良かったのに。
でも玲王は知ってしまった。
凪の温度を、匂いを、キスをする時の表情を。
玲王は胸の奥が熱くなるのを感じた。
あれは、嘘じゃない。
髪を撫でて首筋にキスを落とし、胸を愛撫する指はどこまでも優しく、愛おしい者に触れるそれだった。
それならば、あれ以降触れて来ない原因は一つ。
結局男なんて面倒だったのだろう。
だったら最初から「やっぱやめておく」と、あの時誘いに乗らずにそう言ってくれれば良かったのに。
それともいっそ、痴態を晒し浅ましく凪を求める自分を蔑んだ瞳で見つめてくれれば…今この胸の奥に感じるこの熱も醒めていたかも知れないのに。
玲王は自分から誘いを仕掛けておいて、心の中で相棒に文句をつけた。 - 125スレ主23/09/27(水) 14:37:37
(中略)
一度はお互いを昂め合った仲なのに、何も表情を崩さない凪に苛立ちを感じ、玲王はそんな自分の荒れた感情にも戸惑ってしまっていた。
玲王は混乱する胸の内を悟られまいとして、つい素っ気なく凪に当たってしまう。
「ハッキリ言えよ…俺のことなんか、もうどうでも良くなってんだろ…?」
自分達の他に誰もいなくなった部室から出ようと扉を開けた瞬間、凪の手がドアを押さえそれを止めた。
「もう一度、やり直させてほしい」
真っ直ぐ見つめてくる瞳に、玲王は胸の鼓動が早まるのを感じる。
まさか、凪が自分を求めている…?
それだけで、玲王の胸は苦しくなった。
「玲王、俺は躰だけの関係で終わらせたくない。お前の心も、躰も、全部が欲しい…」
「俺の心も…?全部…」
玲王の瞳が揺れる。
最初の誘い方は、凪の気持ちを試すような最低なものだったと言えるだろう。
玲王は自分のした行いがどうしても耐えきれず、再び部室を出ようとする。
だが、逃がさないとばかりに凪の手が玲王の首の後ろに回された。
「玲王の全部、俺にちょうだい…?」
甘い囁きと共に引き寄せられ、凪の唇が重なった。 - 126スレ主23/09/27(水) 14:41:51
強引に舌を捩じ込まれ、口内を弄ばれた玲王の鼻腔から抵抗するような声が漏れる。
「ふっ…」
息をしようとするその呼吸さえ舌を絡め取られて上手く出来ず、玲王は凪に翻弄されていく。
「はっ…、なに、すんだよっ…」
何度も執拗に唇を貪られた玲王は、全身に甘い痺れが走っていた。
もう躰の力は抜け、目の前の凪に縋らなくては立っていられなくなる。
「お前なら、もっと他にいるだろ?もう俺のこと振り回すなよ…!」
「玲王っ」
「だからっ、もう優しくすんなよ…勘違いするから…」
絞り出すようにして言う。
凪が今どんな顔をしているのかなんて見れなかった。
凪への想いを試すように抱かれようとした俺なんて、凪には相応しくない。
玲王は自分を卑下せずにはいられなかった。
**********
玲王「(うわー、なんか俺こんなの言ってそーだわ…)」
********** - 127スレ主23/09/27(水) 14:48:02
(中略)
「気持ちいい?玲王」
そう聞かれ、頷きながら玲王は理性を保とうと必死に快楽に抗っていた。
だが、すぐに凪に舌を絡め取られ、そんな余裕すら失くなってしまう。
「玲王、俺の名前も呼んで?」
「凪」
「違うよ、ちゃんと下の名前で呼んで」
「あ」
「誠士、郎…?」
玲王はゆっくりと愛しい人の名前を口にした。
凪はまるで宝物でも見つめるかのように優しく目を細め、再び玲王の形の良い唇に口付ける。
唇を軽く啄むように吸われ、その間にも凪の愛撫する指は滑らかな玲王の肌を堪能し、時折胸の突起を指の腹で擦りながら緩やかな刺激を与えていく。
「っあ…」
玲王が思わず声を漏らして開いた口の中に舌が差し込まれ、玲王は凪の口付けをさらに深く受け入れた。
「んっ、もう、優しくなんか、しなくていいから…」
唇が交わるその間に、玲王は凪に想いを告げた。
男だから面倒臭いなんて思われたくなかった。
それならいっそ、壊してくれればいい。
凪への想いと一緒に、自分のこの躰も。
だって相棒が俺に恋してるはずがないんだから——— - 128スレ主23/09/27(水) 15:01:36
「じゃあもっと、酷くされたい?」
「…っ…!」
しかしそんな言葉とは裏腹に、凪はまるで壊れ物を扱うかのように優しく玲王に触れる。
そう、まるで本当の恋人に接するかのように。
自分に都合の良い解釈をしそうになり、玲王は窓の外へと視線を向けた。
凪といつも見ていた夕陽が、射すようにして部屋の中へと入り込んでくる。
最初は凪が自分でも勃つのか確認してみたかったのだ。
好きだと言う勇気がないから、そう言って誤魔化していた。
それなのにこんなことをされたら…もう本当に、凪のいない日常には戻れなくなってしまう。
「玲王に誤解させて、辛い想いさせてたんならごめん。この前は玲王の心も躰も早く俺のものにしたくて、焦ってた。だって、玲王が他の男にも同じこと言うんじゃないかって思ったら…」
凪の表情はいつもと変わらないのに、その声は自信がなく、どこか哀しげだった。
「な…ぎ?」
「心は、ずっとお前の気持ちを待ってるから。だから躰は俺にだけだって、そう言ってよ?玲王」
凪はまるで請うようにして、玲王の手の平に軽い口付けを落とす。
ああ、もっと早く、勇気を出して素直になっていれば良かった。
「凪…躰だけじゃない。心も、ずっと前から…俺も、お前のことが好きだったんだ」
**********
玲王「(お〜!このセリフめっちゃ良いじゃん!?)」
玲王「凪、カラダだけじゃない!心も!ずっと前から俺もお前のことが好きだったんだー!!」
文芸部員A「ブッフォォォッッ!!?」
文芸部員Aは飲んでいた玉露をノートPCに全力で吹きかけてしまう。 - 129スレ主23/09/27(水) 15:11:45
部員「(な、何事っ!?玲王様ご乱心なのかしら…?)」
部員「(え、凪ってあのサッカー部でご一緒の…?やっぱりお2人がお付き合いされてるというあの噂は本当なのね?)」
部員「(凪玲の時代キテるー!フッフ〜♪)」
文芸部員Aが大慌てで玲王の元へと走り寄る
文芸部員A「ちょちょちょちょちょ!!玲王様ッッ!?ウワッ!!その紫の薄い本は紛れもなく俺のコピ本ではッ!?」
モノローグだだ漏れの文芸部員Aが慌てて玲王の手からコピー本を取り上げた
玲王「えっ、これ書いた村人Aってお前なの?」
玲王がキラキラした瞳で村人A…いや、文芸部員Aを見上げる
文芸部員A「(おっ、推しの顔がイイッッ!!)え!あ!?いえ!全然違いますッ!俺、いや、僕はただのしがない部員Aなので…!!」
玲王「えー、すげぇ面白かったよー?俺と凪の小説!『相棒が俺に恋してるはずがない!!』だっけ?ちょっと途中エロかったけどな!」
部員「「(ぶ、文芸部員A…!?お、お前学園のアイドル様に何読ませとんじゃああああっ!!!)」
今年の白宝祭、文芸部員Aの原稿が落ちたのは言うまでもない
そして、『玲王様は最初は凪の身体目当てだったらしい』というとんでもない噂が白宝に広まるのだった - 130二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 15:15:39
またパパさんに怒られるよ
- 131二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 18:21:45
スレ主文才凄いよー謙遜しないで良いのに~
- 132二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 18:53:49
何だこの神スレは…
- 133二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:01:47
村人A自己嫌悪しそうだね…nmmn系の本人バレって大罪を犯した
- 134二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 00:31:12
顔面蒼白になるよ…本人バレ……
- 135スレ主23/09/28(木) 01:02:18
in 数時間後の文芸部
部員B「よーっす!アレ?村人A、アンタ何吊るされてんの?」
この文芸部員Bは凪玲の民であり、文芸部員Aと同志の腐女子である
少し遅れて部室にやってきた彼女の目の前には、ロープで縛り上げられ天井からミノムシのごとく吊るされた文芸部員Aの姿があった
部員A「ハハ…滑稽だろ?笑えよ、生徒会の奴らにやられたんだ」
部員B「え、生徒会!?また何やらかしたのよ?」
部員A「実は、今日玲王様がこの文芸部にいらっしゃってね…そこでちょっと天からの裁きを受けてしまったのさ」
部員B「れ、玲王様ッ!?マジで!?もー!どうして私がいない時に限ってそーいう神イベントが発生すんのよ!それで?アンタまさか玲王様に何かやらかしたんじゃないでしょうね!?」
部員「やらかしたんだよ、そいつはな」
部員「口にするのも憚られる程の恐れ大き大罪よ…」
部員B「ま、まさか…ッ!?」
部員「そう、御本人にnmmnエロ同人を読ませるという大罪をね!!」
部員B「ひぇ〜ッ!?アンタ、またとんでもない罪を犯したわね…!?多分放課後肩叩きからの来週あたりに退学でしょ。今のうちに部室の荷物片付けときなさいよっ!?」
部員A「おいおい…ヒドイな、同志(元はと言えば君にコピ本を渡そうとしてだな…)ところがどっこい、玲王様は意外と喜んでくださっていたんだよ。いたく感動されていて、作品の中の台詞まで読んでくださったんだ。あの時の笑顔とメシアの如き優しさ、僕はさらに創作意欲が湧いてきてしまったよ」
部員「「(ぜ、全然懲りてねー…)」」
部員「「(なんつーめでてーやつなんだ)」」 - 136スレ主23/09/28(木) 01:07:35
部員A「ただ一つ、僕にも反省しなきゃいけないことがある」
部員B「何?」
部員A「今回の作品…テーマは”イチャ甘”だったのに、それをまったく表現しきれなかったことだッ!!」
部員B「何、どれどれっ!ちょっと見せてごらんなさいよっ?」
文芸部員Bが村人Aの書いたコピー本『相棒が俺に恋してるはずがない!!』を読む
部員B「ふむふむ…たしかにこれはちょっとイチャ甘、とは言えないわね」
部員A「ハァ。そうなんだよ。言葉責めに重きを置き過ぎてしまった結果、イチャ甘の設定をどこかに置き忘れてきてしまったんだ」
部員「「(こいつら、さっきから何の話をしてるんだ…??)」」
部員B「イチャ甘…かぁ。こーなったら推しから燃料をもらうしかないんじゃない?」
部員A「それは、つまり…?」
部員B「もちろん生の凪玲を拝みに行くのよっ!!」
部員A「せ、聖地巡礼ッ!?よし、キタ!!」
さて、無駄に行動力のある文芸部員A,Bは燃料補給のため2人で生凪玲を見に行くことにした
2人は凪と玲王をどこで見れた?
また、その時2人は何をしていた?下3レスから🎲 - 137二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 01:12:37
図書室
メニューに使えそうなレシピを探してレシピ本を一緒にみてた - 138二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 01:12:39
カフェテラスで横並びでプリンを食べてる
あーん付き - 139二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 01:23:26
このレスは削除されています
- 140二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 01:25:35
凪の教室で眠そうな凪を玲王が起こしている
凪はチュウしてくれたら起きるなどと駄々をこねている - 141スレ主23/09/28(木) 02:54:09
- 142二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 06:53:59
チュウ…決定的なのキター!!
まだクラスと生徒会の人たち以外は付き合ってるって知らないはずだよね…2人がどんな反応してくれるのか楽しみ - 143二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 09:53:01
駄々こねてもしてくれない気がするぞ
- 144スレ主23/09/28(木) 13:15:14
そして放課後———
文芸部員A,Bが凪の教室へと向かう
部員B「放課後のお2人は我々の凪玲独自調査によると、玲王様が100%の確率で凪の教室にお迎えに行かれてるわ」
部員A「押しかけ女房か!でも今は白宝祭の準備期間中で部活はないから、いらっしゃるかどうか…」
そんな文芸部員Aの心配は杞憂に終わる
in凪の教室前
文芸部員A,Bが凪の教室に近づいた時だった
2人の耳にとんでもないイケボの悩ましげな声が飛び込んでくる———
玲王「あっ、もう…凪、やだっ、こんなの、死んじゃうっ…」
部員A,B「「!!?」」 - 145スレ主23/09/28(木) 13:22:04
凪「何言ってんの?まだ始まったばっかでしょ。レオからシたいって言ったんじゃん」
玲王「だって、こんなに凄いなんて…聞いてない…っ」
凪「ダメだよ、もう今更…止めらんないから」
部員A「〜〜〜ッッ!?た、大変だ同志…ッ!?凪玲もう完全におっ始まってる!こ、これは…夢か?はたまた神からのギフトなのか!?我々はもう、喜んで壁になるしかないッッ!」
文芸部員Aが蝉のように凪の教室前の壁に張り付いた
部員B「ちょ、さすがに学園のアイドル様が教室でコトには及ばないでしょ!」
玲王「あっ、無理っ、そんな強くしたら、すぐイッちゃうから、ああっ!」
凪「レオってほんとここ弱いよね。ダメじゃん、俺にそんな隙見せたら…」
部員A「ダメだっー!!間違いない!!絶対ヤってる!!もうどうせ退学になるなら俺は太陽に近づくイカロスにでももなるぞ同志ーッッ!!」
部員B「早まらないで村人Aッ!私はまだアンタの凪玲を読みたいのよっ!?」
推しカプの情事をこの目で一目見てから燃え尽きたいと我慢しきれなかった文芸部員Aと、それを取り押さえようとしたBがもつれ合いながら廊下の窓から凪の教室を覗く - 146スレ主23/09/28(木) 13:28:29
ティリリリ〜♪(ゲームの効果音)
凪「はい、レオの負け〜。負けたらチューだから」
玲王「ダメダメ、あと一回戦!」
2人はスマホでオンライン格闘ゲームに興じていた
ズコオォッ…!!
盛大に顔面を壁に打ちつける文芸部員A
ミシッ…
玲王「ん?なんか今日よく揺れんな」
凪「あー、なんか俺眠たくなっちゃった。もうゲームしない」
玲王「えー、何でだよ。俺とやるのやだ?」
凪「嫌じゃないけど…(レオとはベッドの上でしたいです、格闘技…。もちろん寝技中心で)」
凪は玲王に甘えたくてお得意の寝たフリを始める
玲王「なーあ、凪、起きて?」
凪「やーだ」
玲王「起きてよ〜」
凪「無理。今寝てるから」
玲王「は?起きてんじゃん。なぁー、お願い?」
凪を覗き込むようにした玲王が首を傾げてお願いする
凪「えー、(可愛い…)レオがチュウしてくれたら起きる」
玲王「もぉー、凪は甘えん坊さんだな?」
部員A「解釈不一致!!!」 - 147スレ主23/09/28(木) 13:45:37
突然大声で叫ぶ文芸部員Aの口を、Bが慌てて押さえる
部員B「バ、バカッ!アンタんなデカい声で叫んだらお2人に気付かれちゃうじゃないのっ!」
部員A「だって…え?誰なんだい、あの白い男は」
部員B「は?(あまりの燃料供給過多で頭がおかしくなった?)もちろん我らの推しカプの攻め、凪誠士郎じゃない!」
部員A「いや、僕はあの男を凪とは認めない。解釈不一致」
文芸部員Aは腕を組んで行列のできるラーメン店の大将ポーズを取り、断固拒否の構えを見せる
部員B「ブフォッ!いや、解釈不一致も何もないでしょ?あの方がご本人なんだから、目の前にいる凪が私達の公式ってことじゃない」
部員A「いや、違う…違うんだよB。僕が求めていた凪は190cmを超えるハイパーイケメンで、あらゆる才能の権化であり、まるで神が地上に舞い降り凡人共を蹂躙していくような…そんなスーパー攻め様が何かの気まぐれに入学したこの白宝高校で美しいエルフのような玲王様と出逢い、二人は恋に落ち、そしてあらゆる障害を乗り越えながら愛を育み、やがて凪が人としての心を取り戻していく。そんな神聖な設定なんだ」
部員B「いやいや、アンタのそんな設定知らないわよ(よくそれでイチャ甘を書こうとしてたわね)私はフツーにラブコメの凪玲推しだわ。だって完璧ヒロインの玲王様とお世話されたがりのダウナー凪って萌えるじゃない!」
この後、凪と玲王は文芸部員Aの解釈をさらに打ち砕くようなイチャ甘を始める
どんなイチャ甘?下3レスから🎲 - 148二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 14:13:57
このレスは削除されています
- 149二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 14:14:24
玲王がやれやれ…といった様子でほっぺにちゅうしてあげる
調子にのった凪が「足りない〜唇にもして〜」と催促する - 150二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 14:48:56
でこちゅーするかのように凪の髪をあげてでこぴんする
学校ではしないっていたずらっぽく玲王が笑うから
仕返しに擽る凪 - 151二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 14:59:40
まだ学校ではバレてないつもりの玲王は、そういうのはニ人のときって耳打ち
えーとじゃあ充電ってハグを求める - 152スレ主23/09/28(木) 15:03:48
- 153二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 22:31:50
白宝生になりたい人生だった…
- 154二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 22:32:20
文芸部員Aの脳が破壊されていく…‼︎
- 155二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 23:15:58
スレ主平日も更新してくれてありがとう!!
日々の癒しです! - 156二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 08:10:02
どうなるかな
- 157スレ主23/09/29(金) 10:51:14
部員A「とにかく、僕の凪は玲王様に『チュウして』など言わないッ!」
部員B「いや…だから現に言ってるじゃん。その『地上に舞い降りた才能の権化』が…?ブハッ!」
文芸部員Aの設定に思わず噴き出したBの横で、目の前の凪を己の中の凪とは解釈違いだと言って認めない文芸部員Aの脳はさらに破壊されていく
凪「ねぇ、レオ〜。お願い?チューしてよ。俺のこともっといっぱい甘やかしてー」
凪は得意のきゅるるん顔で玲王に己のエゴを通そうとする
玲王「ハイハイ、凪はマジで赤ちゃんだな♪」
玲王はヨシヨシしながら凪のおでこの髪を上げた
部員A「だ、誰だい…あのぶりっ子??(げ、幻覚?)あと、あ、赤ちゃん…?そんなワード、俺の玲王様が凪に言うハズがないッ…!!」
部員B「いやいや、だからご本人達が言ってるじゃん。てか、凪に玲王様からのデコチュー来るかも!?今超イイとこだよっ!」
見ろっ!と言わんばかりに興奮気味の文芸部員BがAの顔を両手で掴み、推し達の方へと向ける
ビシッ!
部員A,B「「!?」」
凪「っつってぇ…!?」
調子に乗った凪の額を玲王がデコピンした
玲王「なーんてな、学校ではしないから」
凪「え、じゃあどこだったらシてくれんの?」
玲王「んー…どこでしたい?」
凪「え…」
玲王「てか、チューだけでいいんだ?」
凪「へ?」
玲王「俺のこと抱いてみろよ」
凪「!!?」 - 158スレ主23/09/29(金) 10:59:01
部員A「玲王様っ!?そっ、それ俺の本の台詞ではッ!?『抱いてみろよ』いただきましたーッ!!ありがとうございま…ムグッ!」
文芸部員Bが慌てて、叫ぶAの口を押さえる
玲王「(昨日は色々考えすぎて凪といると疲れる、なんて思ってたけど…コイツもよく冗談とか言ってくるし、俺ももっとそーいうこと言ったりして気楽に接すればいいのかな。さっき読んだエロギャグ小説みたいなこと言ったりして…)」
なんということでしょう。玲王の中で、文芸部員Aのコピー本はギャグ扱いだった
そう、人はあまりにもリアルとかけ離れたものを見ると冗談としか思えなくなるのである
凪「え…だ、抱いてみろって…?(レ、レオ、急にどしたの…!?)」
玲王「俺のこと、抱ける?」
凪「あ…うん」
部員A「はぁ!?『あ…うん』…だとッ!?違うだろーッ!!なんだそのDTムーブはッ!?初恋相手を前にした小学生なのかお前はっ!行けッ!今だ!押し倒せッ!!」
部員B「だーかーらー、教室じゃ何も起こらないっつの!」
凪「あ、あの…レオ…?」
玲王「優しくなんか、しなくていいから」
凪「〜〜〜ッッ!!?」
凪「ほ、ほんとにイイの?やめるなら…今のうちだけど、どーする…?」
凪は静かに席から立ち上がり、玲王と向かい合う
玲王「凪の、好きにしていいよ」 - 159スレ主23/09/29(金) 11:02:36
部員A「す、素晴らしい…!素晴らしいよッ!僕の望む世界が、今、目の前にあるッッ!!」
文芸部員Aは目の前の光景に感涙し、咽び泣き始めてしまった
部員B「うるさいッ!良いとこが聞こえなくなる!」
凪「…じゃあ…」
凪が玲王の腰に手を伸ばす
凪「デコピンの仕返しっ!」
そのまま抱きつくようにして玲王の脇腹をくすぐり始める
玲王「だはっ、やめっ、ハハハハ!お前ふざけんなってもう!」
凪「抱いてもいいって言ったのレオでしょー?コラ、待てっ!」
凪のクラスメイト「「(この2人、今日もやってんなー)」」
夏休み中に鍛えられたクラスメイト達のスルースキルはハンパではなかった
部員A「しょ、小学生かーーーーッッ!!?」
ドスッ
部員A「グッ…!」
文芸部員Bから鋭い手刀を打ち込まれたAは気絶し、そのまま引きずるようにして部室へと連れ戻されたのだった - 160スレ主23/09/29(金) 11:06:14
凪「てか、レオ。さっきから言ってることかなりセンシティブだよ?こんな言い方俺以外にしちゃダメだよ。誰から教わったの?」
玲王「ん?文芸部のやつ」
凪「は?文芸部?」
玲王「そ、プラネタリウムの台本取りに行ったらまだ時間かかるって言われたから、待ち時間の間にさ…」
凪「間に…?」
玲王「ソファーでゆっくりしてってそいつに言われて」
凪「ゆ、ゆっくりシて…?」
玲王「面白かったけど、なんかちょっとエロかったんだよなーアイツ(の書いた小説)」
凪「は!?エ、エロ…!?ど、どんな風に…?」
玲王「(小説の凪が)『玲王、好きだ』って急に告ってきてさ。その後スッゲェキスしてくんの」
凪「ファッ!!?」
玲王「結構色々してから、『お前の心も、躰も、全部が欲しい…』って(小説の凪に)言われたの、正直ちょっとドキッとしたな」
玲王が思い出すようにしながらはにかんで笑う
凪「……」
玲王「アイツ『今日のこと一生忘れません』とか言っててさ。なんかおもしれーし、可愛いやつだったよ」
凪「ねぇ、それって…女子?」
玲王「んーん、男」
凪「文芸部ーーーッッ!!?」
怒れる鬼神、いや、髑髏と化した凪が猛ダッシュで文芸部の部室へと走り出す
玲王「あれ、凪…?(そんなに読みたいのか?あの本)」 - 161二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 11:07:49
wwwwww
良かった玲王様の純粋さは担保されてた
wwwwww - 162スレ主23/09/29(金) 11:09:15
in文芸部
部員A「どうしよう、同志B。僕はもう凪玲の筆を折ってしまいそうだよ。あんな小学生ムーブの凪をこの目で見てしまったら…もうとてもスーパー攻め様凪のR18ものなんて書けそうにない」
文芸部員Aは赤ちゃん凪を見たことにより自信を失くして落ち込んでいた
部員B「いやいや、だからイチャ甘を書くために見に行ったんでしょ?いいじゃん、可愛いラブコメもの書けば」
部員A「…あんなDTが、どーやったら玲王様を抱けると言うんだい?」
文芸部員Aが碇ゲ◯ドウポーズでBに問いかける
部員B「だーかーらー、エロにこだわらなくても全年齢向けでイイじゃん?だいたいうちらまだ高校生だよ?」
部員A「ハァ、わかってないね、B。エロは男のロマンなんだよ」
ドガーーーンッッ!!
文芸部の引き戸が勢いよく開けられ、そのままドアが外れた - 163スレ主23/09/29(金) 11:11:15
凪「俺のレオにエロいことしやがったヤツ!!大人しく出てこいッッ!ぐちゃぐちゃにしてやる!!」
部員「「コイツですッ!!」」
文芸部員達が全員でAの方を指差す
部員A「!?」
ダァン!!
凪が文芸部員Aの胸ぐらを掴み壁ドンした
部員A「…オゥっふッ!」
凪「なぁ…」
凪「今すぐここで逝かされるのと、俺に弁解してから逝かされるの、どっちがイイ…?」
部員A「〜〜スーパー攻め様ッッ!!」
文芸部員Aは理想の凪を見て感動に打ち震えた
部員A「(こ、これだよッ!これなんだっ…!俺の求めていた凪は!)」
凪「お前さぁ…俺のレオに何したの?返答次第じゃ、もう生かして返さねぇから」
とんでもない誤解をされているぞ文芸部員A
凪の尋問にAはなんと答えた?下3レスから🎲 - 164二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 11:13:15
神に誓ってあなたの玲王様に何もしていません!!!
- 165二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 11:13:21
桃源郷を見せていただきました
- 166二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 11:16:19
それはもうしっぽりと
- 167スレ主23/09/29(金) 11:18:04
- 168二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 11:18:35
唯一の生還ルート!
- 169スレ主23/09/29(金) 11:28:29
部員A「神に誓ってあなたの玲王様に何もしていません!!!」
凪「は!?ネタは上がってんだよ、レオが文芸部の男にエロいこと教わったって言って、ここの部員達もみんなお前のこと指差したじゃねーか!?」
凪は裏サイト事件の取り調べの時と同様にスマホのバックライトで文芸部員Aの顔を照らす
凪「白状しろッ!命があるうちに!」
部員A「ですからっ、あなたの玲王様には何もしていませんが、僕の中の玲王様には無体を働いてしまいましたッッ!どうかお赦しください!!」
文芸部員Aはコピー本『相棒が俺に恋してるはずがない!!』を凪に献上する
部員A「(やっぱり凪は俺の理想の攻め様に間違いない…ッ!君ならこの本の良さを理解してくれるよね、凪っ!?)」
恐れを知らない文芸部員A
そのコピー本を読んだ凪の感想は?下3レスから🎲 - 170二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 11:32:54
「ふーん、悪くないけど玲王はもっとエロいから」
と、まだDTのくせに一丁前に謎マウントを取る - 171二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 11:35:01
玲王のことそういう目で見たってことにはかわりないよね?
ってアイアンクロー - 172二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 11:38:54
玲王がこうなら苦労してねぇんだよ!
コピー本を叩きつける - 173二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 11:40:00
レオにこんな物読ませたわけ?全部没収。出せ
- 174二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 11:41:43
だからnmmn同人誌を本人に読ますなwwwwwww
- 175スレ主23/09/29(金) 11:57:34
- 176スレ主23/09/29(金) 12:23:59
凪「なんだこれ?」
凪が手渡されたコピー本をペラリとめくる
玲王よりもサブカルに造詣の深い凪は、一瞬でそれが自分×玲王のnmmn同人誌だと理解した
凪「ふーん(俺を攻めに選んだところは褒めてやるよ)」
部員A「ど、どうかな…イチャ甘に出来なかったとこ以外は、結構自信あったんだけど」
凪「…」
凪「(正直イイ、めちゃくちゃイイ…)」
玲王が自分への想いを秘めながらも、身体の関係だけでもいいから自分と繋がりたいだなんて…
まるで自分達とは真逆の本の中の凪玲に、凪は正直羨ましさと嫉妬を覚えた - 177スレ主23/09/29(金) 12:25:44
凪「お前、これをレオに読ませたの?」
部員A「あ、うん。いや…読ませたというか(きっかけは本が棚から落ちちゃったっていう事故なんだけど)」
凪「(ちゃんと挿入シーンまであんじゃん)…で、レオはこれ読んで、なんか言ってた?」
部員A「うん。『凪、カラダだけじゃない!心も!ずっと前から俺もお前のことが好きだったんだー!!』って、話の中のセリフを叫んでいらしたよ…きっと、そこのシーンがお気に召したんじゃないかな」
凪「…」
玲王『「お前の心も、躰も、全部が欲しい…」って言われたの、正直ちょっとドキッとしたな』
凪「(レオ…まさか…こーいう俺が、好きなのか…?)」
DTはまた無茶なことをしようと考えている
凪「(スーパー攻め様に、俺はなる…ッ!)」
凪「ま、悪くないけどレオはもっとエロいから」
凪は一丁前に文芸部員Aに謎マウントを取った
部員A「あっ、えっ、そ、そーなのかい?(結構エロく書いたと思ったんだけど…やはり本物はこれ以上なのか…!)申し訳ない、先ほど君が玲王様に甘えている姿を見て僕の中の理想の攻め凪像が揺らいでしまっていてね。もし良ければなんだけど、もっとどんな風にエロいのか教えてくれないか?君達の解像度を上げて、もっとより良い作品を書きたいんだよ…!」
もっともらしいことを言っている文芸部員Aだが、言ってる内容は相当な煩悩エゴイストである
凪…無理なマウントしちゃって
コピー本の玲王よりどうエロいのか文芸部員Aに教えた?
また、教えた場合はどうエロいと言ったの?
下3レスから🎲 - 178二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 12:28:39
教えない(教えられないだって俺の妄想だし)
- 179二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 12:35:45
そんなの教えるワケないじゃん(ていうかまだシたことないし)
- 180二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 12:37:29
教えるわけないだろ(実物想定以上にピュアピュアなんだよそれはそれでエロいんだけど)
- 181二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 12:42:09
🎲の意義wwwwwww
- 182スレ主23/09/29(金) 12:52:24
- 183スレ主23/09/29(金) 13:14:36
凪「教えない」
部員A「え」
凪「だから…教えない、っつってんの」
凪「(言えるワケ、ねーじゃん…レオと俺は、まだベロチュー1回止まりなんだから…)」
文芸部員Aにそう告げる凪の瞳は、どこか悲しげだった
部員A「あ、そ、そうか…凪、いや、ごめん。すまない、ほんと。君達2人のサンクチュアリに僕は土足でズカズカと入り込むようなことをしていたよ(そうだよ、この2人は地上に舞い降りた神とエルフの邂逅なんだ…そんな2人の清らかで宝物のような神聖な関係を聞き出そうとするなんて、それこそ俺がしているのは神への冒涜だ)」
凪「この本、もらって行くぞ(オカズにします)」
部員A「え!?あ、ああ、うん(もしかして気に入ってくれたのかな…)」
コピー本を片手に凪が文芸部を去ろうとする
部員A「あ、待って攻めさ…じゃない、凪!」
凪「なんだよ、まだ俺に何か用か?」
凪は後ろを振り返り、前髪をかき上げた
そう、凪は玲王好みの攻め様になるために頑張ってカッコつけている
部員A「その本を読んでも怒らないってことは…もしかして、君と玲王様は本当に付き合っているのかい?」
ぶっ込んできた文芸部員A
たしかに気になるよね
どうする凪?まだあまり知られてないけど、そろそろ言っとく?
それとも玲王に怒られそうだから隠しとく?
凪の答えを下3レスから🎲 - 184二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 13:17:20
好きに妄想したら?
得意でしょ、そういうの - 185二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 13:24:06
見たままそれが答えでしょ何わかりきったこと聞いてんの?
理解力親の腹ん中置いてきた?(このくらいの誤魔化しなら良いよね?) - 186二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 13:24:20
ご想像にオマカセシマス
- 187二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 13:31:44
文芸部だもんね……絵がない文章だけだから入れるところがどこかなんてわからない……
だからギャグで流された……そういうことか… - 188二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 13:36:23
あの御曹司一体いつになったらエッチな雰囲気に持っていけるんだ
ピュアすぎる…難攻不落だよもう… - 189スレ主23/09/29(金) 15:08:27
- 190二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 15:24:00
勝手に言ったら…
「凪のバカ キライ 別れる」
って言いかねない…… - 191スレ主23/09/29(金) 17:04:46
凪「ご想像にオマカセシマス」
それだけを言って凪はスマートに文芸部を後にした
部員A「攻め様…(やはりさすがだな、人間観察力に優れた俺には分かる。じゃれ合う中に漂うあの愛しげな雰囲気、きっとお2人は付き合われている、と。ただの凡夫であれば玲王様と付き合っていることなどすぐに言いふらしてしまうのに…さすが俺が認めた完璧な攻め様は違う。玲王様のお立場を考えて、聡明なご判断をされているのだろう。でも含みを持たせた言い方で交際について完全に否定はしないところ、その独占欲と執着心…解釈完全一致だ…!)」
文芸部員Aの瞳にハイライトが宿る
この男、まだ死んではいない
そして、その解釈一致のスーパー攻め様は全校に玲王と付き合っていることを言いふらしたくて仕方ないが、勝手に暴走して玲王に嫌われたくないからガマンしているだけだった
部員A「よし!今なら書けそうだ。完璧で究極の凪玲を…!」
文芸部員Aは己のエゴに従った結果、完全に白宝祭用の原稿執筆を忘れていた
部員「(外れたドア、直していってくれないかな…)」
部員「(あんなにキレながら『俺の玲王』発言って、まさか凪→→→←玲だった?おけ、把握!)」
部員「(玲王様と寝太郎両方にnmmn同人誌見せるとか、部員Aマジ強制退部もんだろ…)」
凪という嵐の過ぎ去った後、各々の想いを抱えたまま文芸部員達は再び執筆作業へと戻っていく
凪「(もう俺が、逐一説明書きを入れた俺×レオの同人誌を書くしかないのかな…)」 - 192スレ主23/09/29(金) 17:24:27
in凪の教室
玲王「あー、『寝太郎』やっと戻ってきた〜」
生徒「戻ってきたー」
生徒「もー、また玲王様とられちゃうじゃん」
凪「は?寝太郎?何レオまでその呼び方」
凪の席に座る玲王の周りには凪のクラスメイト達による輪が出来ており、写真館の出し物に使うチェキで玲王は写真を撮られていた
凪「オイ、お前ら…俺のレオを何勝手に撮ってんの?(どいつもこいつも目ぇ離した隙に俺のレオによぉぉお…!)」
生徒「だって玲王様超映えるから〜♪」
生徒「加工してないチェキなのにこんなに盛れてるとかヤバすぎでしょ」
生徒「だよねー、マジ玲王様お顔強すぎ」
玲王「なんか俺のチェキを写真館のサンプルとしてこの教室の廊下に飾るんだってさ」
凪「は?絶対ダメでしょ。レオうちのクラスじゃないのにさ(ぜってー持って帰る奴いるじゃん)ハイハイ、全部没収しまーす」
凪が机の上にあった玲王のチェキを全回収する
生徒「ヒドイ!横暴だ!」
生徒「独占禁止法!」
なぜか男子生徒達までがキレていた - 193二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 17:26:19
まぁ、実際イベント終わったら玲王の写真だけすぐ失くなってそう
- 194スレ主23/09/29(金) 17:29:15
凪「…」
凪の見つめるそのチェキには、色んな表情の玲王が映っていた
凪「なにこれ、サンプルとか言って制服ほとんど写ってねぇじゃん」
形の良い綺麗な横顔、振り向きながら微笑む顔、前髪をかき分ける仕草、顎に手をやるあざとい表情、イーッとしたイタズラっぽい笑顔、首に手をやる憂いのある表情…
最後に “キス顔”
凪「ざっけんな!!?」
凪「俺以外の前でこんな表情見せてんじゃねぇよ…?」
凪はチェキを持つ手が震える
玲王「えー、だって俺を待たせたお前が悪い。機嫌悪くなったからなんか俺を喜ばせるコトしてよ?」
凪「…」
スーパー攻め様を目指す凪
カッコ良く玲王を喜ばせることが出来るのか?
凪は何をした?下3レスから🎲 - 195二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 17:50:11
教室のいろんなもの投げてもらって華麗にトラップを決める
- 196二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 17:51:46
凪 「寂しい思いをさせてごめんね、レオ」
↑抱き締めて頭を優しく撫でる - 197二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 18:17:12
カッコよく顎クイして「レオ…愛してるよ」と言う(空回り)
- 198スレ主23/09/29(金) 19:12:19
- 199二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 23:25:05
- 200二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 23:27:44
進展できますように…!