【閲覧注意】白宝ラノベ! Re:start3

  • 1イッチ23/09/24(日) 21:25:24

    いやーいよいよ7スレ目ですね
    こんなに続くなんてスレ主びっくり

    課題など諸々忙しくて立てるの遅れました
    5.6日は立て込んでいるので書き込みが少なくなると思います。

    感想、安価、レス等いつも本当にありがとうございます!このスレでもお付き合い下さると嬉しいです!

  • 2二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:26:21

    待ってましたー!

  • 3イッチ23/09/24(日) 21:26:33
  • 4二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:26:50

    たて乙!待ってました!

  • 5イッチ23/09/24(日) 21:27:46
  • 6イッチ23/09/24(日) 21:29:09

    身体強化を纏って木々の間を縫う

    緑色の軌跡を辿っていると、だんだんと大気中の魔力が強くなっていくのを肌で感じた。
    腕の中のレオも魔力に中てられているらしく、しきりに二の腕を擦っている

    レオ「くそ、気味悪いな…ん?」
    小さく疑問の声を上げたレオは、進行方向に目を凝らすと、何かに気が付きあっと声を出す
    レオ「大変だ!子供が襲われてる!」
    指された方をよく見ると、小さな人影が黒い靄に覆い被さられていた。

    靄が人影を捕食する寸前、靄はセイの足に一蹴され跡形もなく消え去った。
    地面に尻もちをついていた小さな人影は驚いた様に肩を跳ねさせてこちらを見上げる。「大丈夫だったか?」とレオが尋ねると、小さな人影はゆっくりと立ち上がった

    「助けてくれてありがとう」

    懐かしい声音に今度はこちらが驚く番だった。視線を下げて人影を見る

    セイ(……ヨイチだ)

    そこに居たのはあの頃よりも随分と…今のレオと同じ位小さくなった精霊・ヨイチであった

  • 7イッチ23/09/24(日) 21:31:16

    レオ「知り合いなのか?」
    セイ(…どうなんだろう。ねぇレオ、そのちびっ子に俺の事知ってるか聞いてみて)

    セイの頼みにレオは首を傾げたが、すぐに頷いてくれた。腕から身を乗り出して小さなヨイチに話し掛けている

    レオ「怪我がなさそうで良かったぜ、こんな所に一人で居ちゃダメだ。ところで、このでっかいお兄さんの事知ってるか?」
    ヨイチ「ううん、知らない。お兄さんの方は俺の事知ってるみたいだけどね」
    レオ「やっぱり。セイ、お前この子の事知ってるなら先に言えよ」
    セイ(知ってるけど…今のコイツはあんまり分からないって言うか、一応初対面なんだけど知らない訳でもなくて)
    レオ「何言ってんの?」

    二人の会話の様子を見て、小さなヨイチはくすくすと笑った。「随分変わった意思疎通だね」と言われ、その時になってヨイチの言っていることが分かる事、そしてこちらの声が触れずとも伝わっていることを理解する

    セイ(ごめんレオ、やっぱり俺の知ってる精霊だった)
    レオ「早く言えよな、お前知り合い居たのか…って、え!?精霊!??」

  • 8イッチ23/09/24(日) 21:33:12

    ヨイチ「見抜かれるなんてびっくり。俺の事知ってるのも含めて変な人だね」
    レオ「精霊って…人の形保ててるって事は相当高位なんじゃないか?」
    ヨイチ「そんなに畏まらないでよ、久しぶりの人間でちょっと嬉しいんだから」

    言って、ニコリと微笑まれる。その立ち居振る舞い、そして頭の上の二本のアホ毛がかつての、いや、未来のヨイチを彷彿とさせた

    ヨイチ「ところで凄く慌ててたみたいだけど、何か探し物?」
    レオ「……そうだ!聞いてくれよ、俺の大切な水晶が飛んでっちまったみたいで」
    ヨイチ「それってコレのことかな」

    そう言って握り拳を差し出される。開かれた手のひらに、キラキラと緑色に光る水晶が乗っかっていた。

    レオ「これ…!ありがとう、拾ってくれてたんだな!」
    ヨイチ「拾った訳じゃないよ、飛び込んで来たんだ」
    レオ「?」
    ヨイチ「遠くから急にコレが向かってきてね。同時に魔物にも襲われたから呪いの品かと思ったけど」
    レオ「何かよく分かんないけど、とにかくそれが無事なら良いんだ。お前…ヨイチだっけ?いいヤツだな!」
    ヨイチ「いや俺に名前は無いよ」
    セイ(重ねてごめんレオ、ソイツは俺の知ってる奴だけど今のソイツの事はあんま知らない)
    レオ「えっもうホントにお前らの事が分からない」

  • 9イッチ23/09/24(日) 21:34:16

    記憶はどんなふうに戻りますか?

    >>11>>13アイデアお願いします!

  • 10二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:36:33

    ずっと待ってたからやっと出て嬉しい!!!

  • 11二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:37:09

    レオと握手したらレオの魔力に呼応して記憶復活…みたいな

  • 12二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:38:48

    水晶が教えてくれた

  • 13二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:42:00

    レオに改めてヨイチって名付けられた瞬間に水晶が吸収されて記憶がもどる、みたいな

  • 14二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:43:27

    ずっと待ってたから嬉しいです!楽しみ…

  • 15二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:45:25

    >>2

    >>4

    >>10

    >>14

    ありがとうございます!お待たせしてしまってすみません…


    記憶が戻るのは

    dice1d3=2 (2)

    1:レオに触れた瞬間

    2:水晶によって

    3:改めて名付けの契約をかわして

  • 16イッチ23/09/24(日) 21:47:55

    水晶がヨイチとレオを引き合わせてくれて、二人が揃った事によってスイッチが入って記憶が戻るって感じかな

    力の方はどうなるんだろ

    dice1d3=3 (3)

    1:もうちょい強くなったレオと契約しないと戻らない

    2:記憶と一緒に戻る

    3:何故か前より強くなる

  • 17イッチ23/09/24(日) 21:49:20

    マジかよ

    姿はdice1d3=3 (3)

    1:子供のまま

    2:大きくなる

    3:可変

  • 18二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:50:12

    強化された!
    強くてニューゲームみたいなのか
    女神もハピエンにしたいんだな

  • 19イッチ23/09/24(日) 21:52:41

    このシリーズ最強格が更に強くなったんだけどどゆこと?強化された事によって備わった新能力>>21


    すみません、短いですが今日はこの辺にします

    欲しい展開などありましたら参考にしますので遠慮なくお願いします!


    おやすみなさい

  • 20二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:53:59

    パズルパラパラでちょっと先の未来が見える

  • 21二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:54:37
  • 22二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 22:16:54

    皆!協力してこのスレを落とさないようにするんだ!
    てことで保守

  • 23二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 22:25:41

    追いついた!3スレ目待ってましたー‼︎

  • 24二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 23:07:13

    皆!?
    どうしたんだ!別スレに行ったのか?
    スレ主がいつ帰ってくるかわからない今、頼りになるのは保守してくれるお前らだけなんだ!!
    俺はこのssの続を見たいんだ!!
    どうか!!
    スレ主が帰ってくるまでの間!
    このスレを死守(保守)してくれぇ!!!!!!!!!!!!!!

  • 25二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 23:23:42

    ヨイチ、折角可変できるなら時々マスコットサイズになってくれ

  • 26二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 23:30:15

    魔力足りなくなると小さくなるみたいなトラブルでセイが頭に子猫をのせ、右手にレオ、左手にヨイチを抱えて、身体能力を上げて逃げるみたいなのを見たい

  • 27二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 07:30:45

    >>26

    それめっちゃ可愛い、みたい

  • 28二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 07:50:09

    過保護なのがまた一人増えて訝しむレオは居そう

  • 29二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 08:26:31

    >>26

    想像したらシュールじみてたw

  • 30二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 16:57:39

    このレスは削除されています

  • 31二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 17:46:14

    女神ハピエンにしてくれ頼む...

  • 32イッチ23/09/25(月) 22:15:45

    セイ(お前さ、レオに見覚えは無い?)
    ヨイチ「レオって君が抱いてる子供の事?」
    セイ(うん)
    ヨイチ「知らない…はずなんだけど、不思議と懐かしい感じがするんだよね」
    セイ(………!)
    レオ「なになに?何の話?」

    疑問符を浮かべるレオをよそに、セイはヨイチの答えに目を輝かせていた。あの頃のレオにとって彼は無くてはならない存在、きっと今回もそうなるだろう。彼さえ居ればレオの安全は更に保証され、尚且レオの動きを封じる枷にもなる。記憶があるなら都合が良い
    ──この男はまだ、自分がレオの特別だと気が付いていない

    レオ「な、その水晶早く渡してくれないか?」
    ヨイチ「ああ、はい」
    焦れた様子のレオが手を伸ばし、その手のひらの上にヨイチが水晶を乗せる。瞬間、二人の肌がほんの少し触れ合った

    パチッ

    一瞬、緑の閃光が走り
    そして
    辺りが眩い光に包まれる

  • 33イッチ23/09/25(月) 22:22:17

    レオ「なっ…!?」

    咄嗟にセイの頭とネコを抱きかかえたレオと、そのレオを身体を使って庇うセイ。互いに互いを守る体勢になった二人は、突如現れたバチバチと熱を放つ緑の光の玉を警戒した。
    レオ「いきなり何…あっ、あの子は無事か!?」
    その熱に肌を焼かれながら、レオは霞む視界で精霊を探す。相当な魔力を保有していたので自分の身は守れるだろうが、心配なものは心配なのだ
    レオ「どーしよ…セイ、動けるか?いやまずあの玉をどうにかしないと」
    セイ(レオ、多分大丈夫)
    レオ「何言ってんだよ!見りゃ分かるだろアレはヤバいって!」
    セイ(いいから)
    妙な確信を持つセイの言葉に渋々頷く。黙ってじっとしていると、辺りを焼く熱が段々と収まってきた。それと同時に緑色の玉が人の形を作っていく
    セイ(あーこれ、懐かしい)
    レオ「…誰だ?」

    齢は17程だろうか、青年の姿をした黒髪の精霊…いや、大精霊がそこに居た。
    青みがかった黒の瞳を真っ直ぐこちらに向けた男は、酷く驚いた表情をしている

    ヨイチ「……レオ。それと、ナギ?」
    セイ(どーも久しぶり)

  • 34二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 22:25:46

    ウワーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    待ってたよーーーーーーーーーーーーーーー
    世一ィーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • 35イッチ23/09/25(月) 22:36:18

    …ヨイチは病んだりしないよな?

    dice1d4=2 (2)

    1:当たり前

    2:メンタル最強だぞ病むわけない

    3:いやもしかしたら…

    4:ないない


    謎の進化を遂げたヨイチへのレオの警戒度

    dice1d100=1 (1)

  • 36イッチ23/09/25(月) 22:36:51

    >>35

    なにこれ初っ端から信頼度マックスじゃん

    捗るわ

  • 37二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 22:56:30

    ヨイチの最後はレオの意識を呼び戻るから、たぶんレオが死にたいと凪がレオを殺すと思わないかも?

    もしかしたら今の状況は変わり者の凪がなんかやらして二人(凪とレオ)一緒過去に飛ばしてと勘違いした
    でもそれならヨイチは真相知ったら再び凪を攻撃しただろう…死ないけど

  • 38二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 07:06:14

    安心の信頼度

  • 39二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 08:02:53

    よーっいーっちっよーっいーっちっ世一は最強メーンタルッ

  • 40二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 14:10:58

    保守
    ヨイチ強い

  • 41二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 20:35:40

    ほしゅほしゅ
    ヨイチ病んでなくてよかった...

  • 42イッチ23/09/26(火) 20:54:05

    ヨイチ「うわ、頭くらくらする」
    セイ(5000年分の記憶だもんね)
    ヨイチ「どういうこと?未来予知…にしては俺とレオの出会い方が全然違うな」
    セイ(色々あったの)

    再会、と言っていいのだろうか。とにかく互いの認識をすり合わせようと会話をする二人に、レオはただただ戸惑っていた

    ヨイチ「てことはアレは現実か。お前が時間を巻き戻したのか?」
    セイ(違うと思う、こうなった理由は俺にも分かんないんだよね)
    ヨイチ「ま、世界なんてあやふやなモンだし気にしないでおくよ。あんな未来を回避できたならそれでいい」

    こいつらは一体何の話をしているのだろうか、時間?世界?未来?いくら力が強くても干渉の難しい代物だ

    ヨイチ「それにしてもおかしいな、この時代のレオはもっと魔力が強かったはずだけど」
    セイ(そりゃレオはまだ100歳位だもん)
    ヨイチ「は?いやいやそんな筈ない、だって今の俺は4000越えてるぞ。レオは1500年生きてなきゃ整合性が取れない」
    セイ(もしかしたらまた時間を飛んだのかも)
    ヨイチ「……だろうな」

    レオ「ちょっと待て!」

    理解の及ばない言葉を交わす二人に思わず待ったをかけた。混乱する頭を必死に落ち着かせる

    レオ「何の話してんだよ、説明しろ」

  • 43イッチ23/09/26(火) 20:54:52

    二人は

    dice1d3=1 (1)

    1:全て話す

    2:まだその時じゃない

    3:安価

  • 44二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 20:56:29

    話しちゃうのか~^^
    怜王の反応が楽しみ

  • 45イッチ23/09/26(火) 20:59:56

    二人の話を

    dice1d2=1 (1)

    1:信じる

    2:信じない


    レオのパニック度

    dice1d100=85 (85)

  • 46二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 21:07:20

    まぁそんな話聞いたらパニックなるわな

  • 47イッチ23/09/26(火) 21:36:51

    時間を巻き戻ったこと、かつて…正確には未来で自分達はレオと知り合っていたこと、どんな関わり方をしていたか、どう出会っていたのか、他に誰と過ごしていたのか。一つ一つを丁寧に説明し、二人はレオの反応を待った

    セイ(顔色すごいよ)
    レオ「いや、だってそりゃ…」
    脳のショートによる冷や汗を滝のように流すレオを心配そうに覗き込む。安心させてやりたいところだが、今のレオにそんな余裕は無かった
    レオ「分かったけど…やっぱ分かんねぇ、時間の巻き戻しって、セイお前何者なんだよ?てか何で二人は覚えてて俺は覚えてないんだ」
    セイ(ごめん、説明できないや)
    ヨイチ「信じてくれるの?」
    レオ「うん、セイの事は信じてるから」
    セイ(……レオ)
    レオ「それにあの緑の水晶への愛情の意味も分かった…きっと、未来の俺がお前に抱いてた感情なんだろ」
    ヨイチ「あはは、嬉しいな」
    レオ「にしてもあのちっこいのがデカくなったもんだな、記憶が戻ったおかげ?」
    ヨイチ「そうみたい。力も…うん、あの頃と一緒だ」
    手を広げたり握ったりしながらヨイチが頷く。その様子を眺めながら、レオはなんとか状況を理解しようと努めていた。
    段々と整理するうちにセイの不可解な行動や、たまに見せる別の誰かを見つめるような表情の意味も分かってくる。本当に、最初から全部レオのためだったのだ

    どういう訳か熱を持つ顔をそっと抑えて、ふと疑問を口にする

    レオ「…あれ、セイは未来だと普通の人だったんだろ?」
    ヨイチ「そうだよ」
    レオ「じゃあどうして今こんな状態なんだ?それに時間が巻き戻った原因とかも気になる」

    こんな状態、とはテレパシーでしか意思疎通が出来ないことを指しているのだろう。時間が巻き戻った原因、それは…
    二人は顔を見合わせ

    セイ(時間を飛んだ後遺症みたいなもんだよ)
    ヨイチ「魔法実験で事故でも起こしたんじゃない?」

    これだけは、隠そうと決めた

  • 48二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 22:30:38

    賢明な判断…

  • 49イッチ23/09/26(火) 22:46:18

    寝る前ダイス


    レオ➝ヨイチ

    dice1d100=25 (25) +40


    次のイベント

    dice1d3=3 (3)

    1:レオの修行

    2:ネコの神隠し

    3:安価

  • 50イッチ23/09/26(火) 22:47:08

    >>51>>53

    よろしゅう頼みます

  • 51二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 22:55:12

    猫の家出(ヨイチに嫉妬したとか…)

  • 52二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 22:59:22

    怜王の買った服披露会とか
    ヨイチ「沢山買ったって言っても...これは...」
    セイ「沢山って言ったでしょ?」
    レオ「買ってよかったな!!!」
    みたいな会話があったらいいな
    あと原作怜王と同じようにレオが散財してるの好き

  • 53二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 23:05:09

    セイの寝顔が見たくて夜更かしするレオ!

  • 54二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 05:35:41

    みんな天才!全部見たい!

  • 55二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 12:46:01

    ほしゅ!

  • 56二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 20:15:15

    52です
    原作れおは「怜王」表記でこのスレのれおは「レオ」表記っていう認識でいいですか?
    もしそうなら「レオの買った服披露会」ですね
    誤字すみません

  • 57二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 23:20:59

    みんなで仲良くやってくれ~~~癒し~~!

  • 58イッチ23/09/27(水) 23:21:18

    ヨイチ「そうだ、レオに頼みがあるんだけど」
    レオ「なに?」
    ヨイチ「俺と契約を結んで欲しいんだ」

    そう言われ、手を差し出される。
    首をかしげるレオに大精霊は続けて言った

    ヨイチ「俺は契約を核に強くなる精霊なんだ、お前に力を貸して欲しい」
    レオ「でも精霊の契約って凄く大切なものなんだろ?それにさっき力は戻ったって」
    ヨイチ「ああ、未来の俺が培った力を記憶と一緒に取り込んだからな。でも足りないんだよ、俺はもっと強くならなくちゃ」

    強い光を宿す目に気圧された。既に敵など居ないのではと思える程の魔力を得ていながら、この男は何故強くなりたいと願っているのだろうか
    チラリとセイを見上げる。視線に気が付いたセイに(契約しなよ、俺もその方が安心できる)と伝えられ、レオの覚悟も決まった

    レオ「…分かったよ、俺でいいのか?」
    ヨイチ「他の誰にも頼めないよ」

    大精霊の大きな手にレオの小さな手が重なる

    レオ「えっと確か契約には頼み事…セイとネコのこと守ってくれると嬉しい」
    ヨイチ「この先何があっても必ず自分を大切にしてくれ」

    そうして無事に、二人はまた契約を結ぶ事が出来たのだった

  • 59イッチ23/09/27(水) 23:23:05

    安価、保守ありがとうございます!ダイス振るつもりでしたがどれも好きなアイデアなので書けるだけ書こうと思います!

  • 60二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 23:23:09

    ヨイチィ…

  • 61二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 01:01:00

    >>56

    細かくてごめんだけど原作の漢字は「玲王」ね!

    結構間違われやすいけど「怜」じゃなくて「玲」、王様が付くって覚えるといいよ!

  • 62二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 01:07:45

    レオから申し出たヨイチとの契約の条件は周り(セイ、ネコ)を守ることだけど、ヨイチからの条件は自分を守ることだよ…

    レオも自分のことを勘定に入れないね…どこかの白っぽい子と一緒だね

  • 63二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 06:34:48

    ハッピーエンド行ってくれ〜!!

  • 64二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 16:48:00

    >>61

    ありがとう

    この前きずいて死ぬほど恥ずかしかった

    うあ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁぁぁぁ(恥)

  • 65二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 16:53:11

    >>62

    まったくヨイチだけ頼みます

    この二人を説教してください

  • 66イッチ23/09/28(木) 18:24:35

    ヨイチ「ずっと気になってたんだけど、その子ネコどうしたの?」
    レオ「こいつな、怪我を治してやってから一緒に暮らしてるんだ」
    ネコ「ミャウ」
    ヨイチ「へぇ、可愛いね」

    ヨイチが頬を緩めながら撫でようと手を伸ばす。しかしその手は無情にも猫パンチで払われてしまった

    ネコ「フシュウウ!!」
    ヨイチ「いてっ」
    レオ「あっこらネコ!」

    セイの頭の上で思い切り威嚇をするネコに驚く。ここまで警戒心を顕にしたのは初対面依頼だろうか

    ヨイチ「おかしいな、生き物には好かれる質なんだけど」
    レオ「大丈夫か?傷見せてみろ」

    三本線の入ったヨイチの手の甲を治そうと手を伸ばすと、今度はネコがレオの肩に飛び乗りヨイチの手を噛もうとしてきた

    ネコ「キシャアッ!」
    レオ「わっ!?もぉいい加減にしなさい!」
    ヨイチ「嫌われちゃったみたいだな、仲良くなるまでは距離取るよ」

    少し悲しそうに笑うヨイチに、ネコが一瞬たじろぐ。が、直ぐに毛を逆立てて唸り始めてしまった

    レオ「ねこ、コイツの何がそんなに気に入らないんだよ、良いやつじゃんか」

    聞いても、プイとそっぽを向かれる
    再び頭の上に戻ってきたネコを目で追いながら、セイが(ヨイチに嫉妬してるみたい、拗ねてるよ)と教えてくれた

  • 67イッチ23/09/28(木) 18:26:36

    レオ「嫉妬って」

    会ったばかりの大精霊に、ネコが?
    理由は分からないがセイが言うならそうなのだろう。だが、どんな理由があったとしても好意的に接してくれた相手に怪我をさせたのは許せない、保護者としてここはしっかりと叱るべきだと判断した

    レオ「拗ねたってダメだ、ちゃんとヨイチに謝らなきゃ俺は許さないからな」
    ネコ「ウミャ…!」

    キツめに睨むと、ネコは目を見開いて狼狽える。困ったような顔で小さく鳴くが、絆されないようにずっと睨んでいると、やがて怒った顔でセイの頭から飛び降り、どこかへ駆けていった

    レオ「あっ、一匹じゃ危ない…!」
    ヨイチ「待って」

    慌てたレオの肩に手を掛け、ヨイチが言う

    ヨイチ「俺が原因みたいだし、俺が連れ戻すよ」
    レオ「でも」
    ヨイチ「安心して、力が強くなったおかげでこの場所一帯は把握できる。危ないものもないし子ネコが今どこを走ってるのかも分かるよ」
    レオ「…分かった、気をつけろよ」

    レオの言葉に笑顔で頷き、ヨイチは浮遊魔法で飛んでいった

  • 68イッチ23/09/28(木) 18:27:48

    レオ「急にどうしたんだよ、ネコは…」
    セイ(でも俺、あいつの気持ち少し分かるな)
    レオ「?」
    セイ(あいつさ、未来でレオの使い魔だったんだよ)
    レオ「えっ」
    セイ(でも今は普通のネコでしょ?なんの力も無くてレオを守れないことがもどかしいみたい)
    レオ「…そんなの、俺がネコを守ろうと思ってたのに」
    セイ(それじゃ嫌なんだよ、しかも使い魔契約の前にヨイチがレオと契約結んじゃったし。あいつは記憶ぼんやりしか持ってないけど、本能的に拒否反応が出たんじゃないかな)
    レオ「ホントにそうか?だってネコはお前の方に懐いてるじゃん」
    セイ(外に出る態度と気持ちは必ずしも一致しないんだよ)
    レオ「そっかぁ…」

    レオ「…帰ってきたら、一緒に魔法の特訓してやろうかな」
    セイ(うん、良いと思うよ)

  • 69二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 20:18:02

    全部読んできた
    続き待機してます

  • 70イッチ23/09/28(木) 21:34:01

    一方その頃

    俊敏に森を駆け回っていたネコだったが、あっけなくヨイチに捕まってしまっていた。
    魔力の拘束にジタバタと抵抗するが、撃沈。諦めて大人しくなったネコにヨイチはとある魔法をかけた

    ヨイチ「流石にネコ相手に会話は出来ないからね、一時的に人間になってもらうよ」

    ぽふんと音が鳴り、白い煙の中から出てきたのはサラサラの美しい白髪を靡かせた幼い子供だった。歳は4.5才程度だろうか

    ヨイチ「それで、どうして君は俺の事が気に入らないんだ?」
    ネコ「うるさい。嫌いなものは嫌いっ」

    ふいと顔を反らして舌を出す子供を気にする様子もなく、ヨイチは続ける

    ヨイチ「俺は君と仲良くしたいんだけど」
    ネコ「ボクはしたくないもん」
    ヨイチ「俺、君に何かした?」
    ネコ「……した」
    ヨイチ「えっ?」

    予想外の答えに思わず素っ頓狂な声を上げる。白髪の子供はチラリとヨイチを見て、続けて言った

    ネコ「目の前で見せつけるみたいにレオと契約を結んだ。セイは会ったばっかりのお前と楽しそうにするし。ボク、お前と会ってから全然つまんない」

  • 71イッチ23/09/28(木) 21:51:28

    頬を膨らませて言われた言葉に、思わず吹き出してしまった。
    キッと目を吊り上げてこちらを睨んだ子供に「ごめん」と一言謝り、子供の側にしゃがみ込む

    ヨイチ「君はあの二人の事が凄く好きなんだね」
    ネコ「大好き。レオとセイだけがボクをイジメなかったの」
    ヨイチ「うん」
    ネコ「セイはボクをあったかいところに置いてくれてね、レオは変なふうになってズキズキするボクの脚を治してくれたの」
    ヨイチ「そっか」
    ネコ「いつもボクを大切にしてくれてね、ご飯だってくれるし、毎日身体をきれいにしてくれるんだよ。二人に助けられてボクは生きてるんだ」

    ネコ「…でもボクは二人に何もしてあげられない」

    にこにこと喋っていた子供の顔がふと曇る。小さな桜色の唇をきゅっと噛み、握り込んだ小さな拳が微かに震えていた

    ネコ「レオみたいに色んな魔法使えないし、セイみたいに大っきくないし、お前みたいに強くもない…それどころか、このまんまレオと一緒に居たら、レオの事いつか傷付けちゃう気がするの」
    ヨイチ「どうして?」
    ネコ「分かんない…分かんないけど、初めて会った日からずっとそれが怖いの…」

    しゃくりあげながら、子供はとうとう泣き出してしまった

  • 72イッチ23/09/28(木) 21:52:06

    ヨイチはどう励ます?

    >>73

  • 73二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 23:53:50

    君は玲王が玲王自身を守るために大切な存在になって、玲王が玲王を大切にするためには君が必要なんだよ。

  • 74二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 06:39:55

    ネコも一緒に幸せになってね…

  • 75二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 10:17:36

    今度こそみんな幸せになってね保守

  • 76二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 18:54:04

    待機待機

  • 77イッチ23/09/29(金) 19:58:31

    ヨイチ「君は傷付けるのが怖いんだよね」
    ネコ「……うん」
    ヨイチ「なんだ、そんなの心配いらないよ」

    微笑むヨイチをネコは不思議そうに見返す。その瞳に視線を合わせながら続けて言った

    ヨイチ「レオは…いやレオだけじゃない。あの二人はちょっと自分の価値を見誤ってる節があるんだよね」
    ヨイチ「心の何処かに"自分なんて"って気持ちを隠してるんだ」
    ネコ「そんな!ボク、二人が居なきゃ寂しいよ!」
    ヨイチ「それ」
    ネコ「?」
    ヨイチ「あの二人に今必要なのはそれなんだ。君は人間じゃないけど、その分思いをストレートにぶつける事ができる」
    ヨイチ「二人にとって大事な君がその思いを示していれば、レオ達はその気持ちを尊重しようとしてくれるはず」
    ヨイチ「君はレオ達が自身を守るための存在になって。あの二人が自分を大切にするためには、君が必要不可欠なんだよ」
    ネコ「ボクが必要?」
    ヨイチ「そう、傷付けるなんてとんでもない!君がいなきゃ大変なんだからね」
    ネコ「…分かった」

    ぐしぐしと目元を擦り、子供は立ち上がってヨイチの正面に立った。そして三本線の入った手を取ると、ぎゅっと胸元に持っていく

    ネコ「ひっかいてごめんね」
    ヨイチ「気にしないで、こんなのすぐ治るから」

    魔法で傷を消してみせると、子供はとても驚いた顔をした

    ネコ「今のなに!?すごい!ボクにも教えて!」
    ヨイチ「はいはい、先ずは二人のところに戻ろう」
    ネコ「うんっ!」

    再びぽふんと音が鳴り、子供は小さな白猫へ戻った。ヨイチが抱き上げても、ネコは大人しく腕の中で丸まっている

  • 78イッチ23/09/29(金) 19:59:34

    白猫って性別どっち

    dice1d3=1 (1)

    1:おんなのこ

    2:おとこのこ

    3:無性別


    3なら元はおとこのこで人間にアレを潰された

  • 79二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 21:24:30

    白猫女の子か!可愛い

  • 80イッチ23/09/29(金) 22:02:20

    ヨイチ「ただいま」

    レオ「おかえり!その、ネコは」

    ヨイチ「寝ちゃった。泣き疲れたみたい」


    差し出された両手の上で丸まった子ネコが小さく寝息を立てていた。ホッと胸を撫で下ろしたレオに「これからどうする?」と問いかける


    レオ「まず今の状況を確認したい。時間がどーたらって言ってたけど俺達はどこに居るんだ?」

    ヨイチ「ナギ、いや今はセイだったか。そいつによるとレオ達は千年未来に飛んだっぽいよ」

    レオ「マジかよ…」

    セイ(まぁ考えても仕方ない、誰にもこのタイムトラベルの原因が分かってないんだから)

    レオ「むむ…あ、この森ってどこの?さっき変な魔物が居たけど」




    場所や特徴などアイデアお願いします!

    >>81>>85

  • 81二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 22:04:43

    幽霊が出そうな暗い森

  • 82二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 22:07:24

    肌寒い気候

  • 83二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 22:10:37

    キノコがたくさん生えていそう

  • 84二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 22:53:28

    木々の隙間から射し込む光

  • 85二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 23:04:08

    薄暗くてじめじめしている森

  • 86イッチ23/09/29(金) 23:26:41

    なんか不気味な森なんだなあ

    dice1d3=3 (3)

    1:幽霊が!

    2:毒キノコを誤って…

    3:木漏れ日に照らされたネコが使い魔に進化する

  • 87イッチ23/09/29(金) 23:27:50

    マジかよ魔力の籠もった光だったんかな

    ネコの新能力>>90までダイス振ります

  • 88二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 23:33:35

    人や生き物の喜怒哀楽や好意悪意などの感情を感じ取ることができる
    (読心術とまではいかないので具体的に何を考えてるかは分からない)

  • 89二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 00:10:12

    風を扱うことができるようになる。

    最終的に風でできることとしては
    風を活用して飛んだら跳ねたり、
    風の壁を使って防御、攻撃をしたり、
    風を何層にも起こし、空気の屈折率を変えて、姿を消したりすることができるようになるが、

    まだまだ子供なので上手く扱えず、ぴょんぴょん跳ねることしかできない

  • 90二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 00:34:09

    姿を消すことが出来るようになる
    いざって時に隠れて難を逃れて欲しい

  • 91イッチ23/09/30(土) 01:03:12

    どれも便利で役に立ちそうな能力

    dice1d3=1 (1)

    1:>>88

    2:>>89

    3:>>90


    ネコの魔力量・60で上澄み

    dice1d100=2 (2)

  • 92イッチ23/09/30(土) 01:05:16

    どうやって魔法使うの!??

    dice1d3=1 (1)

    1:流石に振り直しdice1d100=37 (37)

    2:レオからの供給

    3:これから鍛えて強くなる

  • 93イッチ23/09/30(土) 01:07:37

    ねこの固有スキル・感情洞察
    魔力・37
    普通の魔法使いレベルかな

    ありがとうございます!

  • 94二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 02:48:34

    レオやセイ、ヨイチと比べるとネコの魔力はどんなもんだろうか

    多分、前者3人が規格外なんだろうけど

  • 95イッチ23/09/30(土) 07:55:59

    >>94

    セイが確か90超えだから

    一番魔力が高い人

    dice1d3=3 (3)

    一番魔力が低い人

    dice1d3=1 (1)

    レオは子供状態とする

    1:セイ

    2:レオ

    3:ヨイチ

  • 96イッチ23/09/30(土) 07:58:27

    魔力量

    ヨイチdice1d100=88 (88) +92


    レオは二人の中間値とする

  • 97イッチ23/09/30(土) 08:01:23

    化け物だなオイ

    魔力量

    セイ 92

    レオ 136

    ヨイチ 180

    ネコ 37


    ネコは使い魔になって姿が

    dice1d2=2 (2)

    1:変化する

    2:そのまま

  • 98イッチ23/09/30(土) 08:35:35

    ヨイチ「ここは死者の念が集う森で、変なものが産まれるけどその代わり魔力量が濃い場所なんだ。精霊には住み心地が良くてね」
    レオ「確かに、魔力で酔いそう」
    セイ(大丈夫?横になる?)
    レオ「ヤダよお姫様抱っこすんじゃん」
    ヨイチ「……随分変な関係になってるんだね、気持ちは分かるから良いけどさ。あ、その辺に生えてるキノコは食べちゃだめだよ毒がある」
    レオ「マジで?ネコが食べないように注意しないと」

    仔猫を手渡されながら周囲を見渡す。確かに変な色のキノコがちらほら生えていて、知識が無ければ危なかったかも知れない
    月光が密集した木々の枝の間をすり抜け光の梯子を作る中、梯子の一つがネコに落ちる

    レオ「満月が綺麗だな」

    その様子を見て月を見上げた時、手の中の猫がピクリと動いた
    視線を戻すと、何やら震えていて様子がおかしい
    レオ「ちょっ…ネコ、どうした!?」
    ヨイチ「待って、これって」

    強烈な光が迸り、ネコを乗せたレオの手のひらに魔法陣が浮かび上がる。その魔法陣は猫の額にも現れ、そのままゆっくり消えていった

    セイ(今の)
    レオ「使い魔契約…?なんで急に」
    ヨイチ「…もしかしたらさっき俺がこの子に魔法を掛けたのが原因かも、話がしたかっただけなんだけど魔法に適応しちゃったのかな」
    セイ(ま、良かったじゃんおめでとう)
    レオ「ありがと…っていやいやいや嬉しいけどビックリが勝ってる!そんな事ある!?」
    ヨイチ「魔力が濃いこの場所と月明かりのダブルパンチで奇跡が起こった、ってとこだろうね」
    レオ「てか俺の使い魔になっちゃって良かったのかなネコは」
    ヨイチ「その辺は心配いらないよ」
    セイ(うん、すごい喜ぶと思う)

  • 99イッチ23/09/30(土) 08:39:22

    起きた後のネコの反応

    dice1d3=2 (2)

    1:やった!嬉しい!

    2:ボク全然弱いじゃん…頑張らないと

    3:なんで寝てる時に契約しちゃうの!?ちゃんと起きて立ち会いたかった!


    今のレオとセイの関係について

    ヨイチdice1d3=2 (2)

    1:あんまり良くは思ってない

    2:守ってくれるならそれでいい

    3:抱っこは交代制にすべきじゃない?

  • 100二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 10:32:50

    マジで幸せになってくれ!

  • 101二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 17:12:09

    そういえば、レオの買った服披露会はレオとセイの服だけじゃない
    ヨイチの服どうする?

  • 102イッチ23/09/30(土) 18:21:27

    錬金術で作った小さな家で夜を明かす
    朝になるとじめじめとしていた森が少し爽やかになり、太陽の光が魔力に酔った身体を癒やしてくれた
    レオ「どうしたんだよネコ、機嫌直せって」
    ネコ「フミャ…」
    セイ(機嫌が悪い訳じゃないよ、ただ自分の魔力量にショックを受けてるみたい)
    起きたネコは自分が使い魔に変化した事に最初は喜んだ。しかし、ヨイチが測定した魔力量を聞いた途端しょんぼりとし、隅っこで丸まったまま動かなくなってしまったのである
    レオ「何でだ?37だぞ、動物がここまで強くなるなんて規格外もいいとこだ」
    ヨイチ「そうそう、元気出して」
    ネコ「ミー……」
    セイ(二人に言われても逆効果だって)
    言いながらネコに同情する
    セイも魔力はとんでもないそうだが、この二人には劣るのだ。ヨイチなどハッキリ言って化け物としか言いようが無い
    レオ「よし、俺達でネコを元気にしよう」
    ヨイチ「どうやって?」
    レオ「ご飯いっぱい上げるとか」
    ネコ「ミュ」
    セイ(要らないって)
    レオ「えっとじゃあ遊ぶ?ほらボールだぞ」
    ネコ「ミャウ」
    セイ(興味無いって)
    レオ「んーとえーと、なら俺の服着るか?いっぱい買ってきたし」
    セイ(流石に大きすぎるでしょ)
    ネコ「…ニャア」
    セイ(お、レオ朗報。着せて見せて欲しいんだってさ、機嫌治るかもよ)
    レオ「俺が!??」
    ネコ「ウミュ」
    セイ(ついでにヨイチも縮んで着てみてだって)
    ヨイチ「ついでかよ!良いけどさ」
    レオ「え、お前縮めるの!見せて見せて!」
    ヨイチ「はいはい」

  • 103イッチ23/09/30(土) 18:24:30

    ネコの不機嫌度

    dice1d100=28 (28)

    回復度

    dice1d100=2 (2)


    着替えどうする

    dice1d2=1 (1)

    1:レオはいつも通りセイの腕の中で

    2:ヨイチと一緒なら一時的に離れても良いよ、半径1メートル以上は離れないでね

  • 104イッチ23/09/30(土) 18:27:28

    なんで回復せえへんのや

    というか元々不機嫌ちゃうかったんかい

    dice1d3=3 (3)

    1:不機嫌というより自罰的なアレ

    2:だって構ってくれて嬉しいんだもん

    3:拗ねてはいる


    回復しなかったのは

    dice1d3=2 (2)

    1:ボクも参加したい

    2:レオの服なのにヨイチ似合い過ぎ

    3:前から気になってたけど腕の中での着替えって変じゃない?

  • 105イッチ23/09/30(土) 20:12:12

    仕立ての良い服を何十着も取り出し、次々と着替えていく

    レオ「おっ!これなんか似合うんじゃねぇの」
    ヨイチ「うーん、こっちも合うかも」
    レオ「へぇ、センス良いじゃん♪」
    ヨイチ「てかそれ着替えにくくないの?」
    セイ(平気、俺の腕の中は広いし)
    レオ「慣れた」

    二人の距離感にツッコミを入れつつ、ヨイチもレオと同じ位の身長になって服を着る。あれやこれやと服を差し出して嬉しそうに笑うレオは、同世代の友達が出来たみたいで嬉しいと語っていた

    レオ「次の街までお前縮んでろよ、服なら沢山あるからさ!」
    ヨイチ「そうみたいだね、でも買い過ぎじゃない?こんなに沢山どう着るの」
    レオ「気にすんなって、ちょっとはしゃいじゃっただけだからさ!それにホラお前の分もあるし間違いない買い物だったろ」
    ヨイチ「有り難いけど…まぁ、これから直していけばいっか」

    諦めたように溜め息を吐き、ネコに姿を見せる。すると、着てほしいと言った本人の癖に面白くなさそうにふいっと顔を逸らされた

    レオ「ありゃ?」
    ヨイチ「似合ってないのかな」
    セイ(逆、似合い過ぎててなんかヤなんだってさ)
    ヨイチ「褒めてくれてるって事?」
    レオ「だろうな!ツンデレネコめ」

    わしゃわしゃとレオが撫でると、仔猫はゴロゴロと喉を鳴らした。ワガママを聞いてもらえて満足したらしい

  • 106イッチ23/09/30(土) 20:14:57

    次のイベント

    dice1d3=1 (1)

    1:とりあえず街を目指す

    2:ヨイチが未来視で何か見た

    3:安価


    ちなみにネコは好意の可視化でみんなに好かれてる事を知りちょっとふてぶてしくなってます

  • 107イッチ23/09/30(土) 20:15:43

    目指す街の特徴お願いします

    >>108〜110

  • 108二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 20:28:39

    寒いとこ
    着込んでもどうにかならないくらい寒い
    だから皆でくっついてあたたまっててほしい

    街の店とかの中は火魔法の応用的なので暖炉が無くてもあたたかいとかがいいな

  • 109二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 20:29:36

    アラビアンな感じの街
    アラジンとジャスミンの話に出てくるような街のイメージ

  • 110二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 20:54:43

    スチームパンクな街。
    1人の天才によって大いに発展された街で、その天才を神のように扱っている。

    その天才は自然法則を無視する存在が嫌い。
    (真実を見ないふりする宗教、無学な他の街の人)
    逆に自然法則を覆す魔女や魔法使いに対してはモルモットにしようと思うくらいには興味津々。

    街の人たちは技術にしか興味がない。

  • 111イッチ23/09/30(土) 21:02:03

    ありがとうございます!

    ダイス振るつもりでしたがスチームパンク好き過ぎたのでそちらは確定と致します


    天才の年齢

    dice1d2=2 (2)

    1:dice1d100=46 (46)

    2:それ以上(人外)

    性格・高ければ高いほど良い

    dice1d100=34 (34)


    それからスレ主はスチームパンクあまり詳しく無いのでご教授下さるととても助かります

  • 112イッチ23/09/30(土) 21:02:39

    天才の種族>>113

  • 113二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 21:08:11

    ドワーフ

  • 114二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 21:11:33

    偏屈だけど普通のドワーフより頭が柔軟そう

    蒸気を使うってアイデアを周りから否定されて追放されて、適当に居座った街で1人で発展を広げたとか?

  • 115イッチ23/09/30(土) 21:12:12

    見た目

    dice1d3=1 (1)

    1:少年

    2:青年

    3:中年


    性格のあまりよろしくないドワーフかぁ好き

    身長120+dice1d30=27 (27)

  • 11611023/09/30(土) 21:19:04

    スチームパンクに関しては産業革命とかの時に電気が発達せず、エネルギー源が蒸気とか石炭ってイメージって感じかな。

    だから街並みは煤で汚れてたりするから、清浄な場所を好む、エルフ、妖精、精霊はあまりいないかも。

  • 117二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 21:19:55

    モルモットにしたいくらい...
    ハピエンなるよな?
    レオがモルモットにされて...みたいな展開はやーよ?
    三週目するとかやーよ?
    ハピエンにしよ?ダイスの女神様?
    ドワーフの好奇心がレオ達に害を加えないことが心配

  • 118イッチ23/09/30(土) 21:33:57

    >>116

    ありがとうございます!助かります!

    >>117

    魔法使いと使い魔は好奇の的ですね

    dice1d3=2 (2)

    1:一悶着ある

    2:めっちゃ仲良くなる

    3:誰か捕まる


    天才ドワーフは

    dice1d3=2 (2)

    1:仲間に追放された過去

    2:逆に仲間を捨てた

    3:そういうのなし、仲良くやってる


    街には

    dice1d3=2 (2)

    1:亜人多め

    2:人間多め

    3:半々

  • 119二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 21:44:27

    よかった…仲良くなるんだ…!

    魔法使いや魔女がどう干渉するのか、それを調べたって感じかな…?
    レオの呪いの一端に迫れる??

  • 120イッチ23/09/30(土) 21:52:13

    一旦整理

    今は凪がこの世界に転移してから5千年前の過去に居て、小さいレオを助けるために行動してる。病んでるけど今の所誰も気にしてない。人間に顔を見られたらジ・エンドだけど亜人なら大丈夫。初期メンはばぁや以外まだ誰も生まれてない。あと1500年位経てば誰か誕生する。よし


    今回の旅で

    dice1d3=1 (1)

    1:聖導師と再会

    2:天才の道具でレオの呪い解明

    3:安価

  • 121二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 21:57:29

    ?!?!?!?!
    ダイスの女神!!!しっかりしろ!!!
    お前が選ぶべきは2だろ!!!!

  • 122イッチ23/09/30(土) 22:33:04

    天才ドワーフは

    dice1d2=2 (2)

    1:女性 2:男性

    年齢dice1d300=233 (233)


    聖導師とは

    dice1d3=2 (2)

    1:全員で会う

    2:レオだけ

    3:レオ以外が

  • 123二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 22:36:32

    レオが一人になってる時点で相当ヤバい状況だな…

  • 124二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 22:45:56

    聖魔導がレオだときずかない説を推す
    てか聖魔導士ってめっちゃ長生きなん?
    それとも聖魔導士の一家とかがあるん?

  • 125イッチ23/09/30(土) 22:50:30

    >>124

    同一人物です

  • 126二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 22:51:27

    あうあうあう…
    バッドエンドルートですか女神…⁈

  • 127二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 22:52:00

    ここまできたからハプエンにしようよ女神ェ…

  • 128二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 22:52:28

    今から入れる保険は無いのですか???

  • 129二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 23:02:11

    このスレの女神はバッドエンドが好きねぇ(白目)
    いや笑えないって何とか軌道修正出来んかねコレ

  • 130イッチ23/09/30(土) 23:38:14

    レオ「これだけ人数増えたら必要な物も増えてくるな」
    ヨイチ「確かに。調理道具とか欲しくない?」
    レオ「良いな!料理も凝ったの作れば退屈しなさそう」
    ヨイチ「でしょ」

    森の中の家で過ごして数日、暮らしてみると不便が目立つようになってきた

    ヨイチ「ちょっと遠いけど技術の発達した街があってね、一度行ってみたけど中々面白い所だったよ」
    レオ「なにそれ、めっちゃ楽しそう」
    ヨイチ「服も揃ってるし玩具も沢山あって、時計塔なんか凄いんだよ」
    レオ「ネコの遊び道具もある?」
    ヨイチ「あるある」
    レオ「決まり!そこ行こうぜ!」

    キラキラとした瞳で見上げてくるレオに、セイは苦言を呈する

    セイ(また街?やだよ危ないもん。疲れるし、それに人がたくさん居るよ」
    レオ「あの仮面ちゃんとつけるからさ!」
    セイ(やだ)
    ヨイチ「まぁまぁ、俺もついてるし大丈夫だって」
    セイ(…大丈夫じゃなかったから言ってんだよ)
    ヨイチ「もう油断しない。それにあの街はレオのお気に入りで何回も行ったことがあるんだ」
    セイ(……)
    ヨイチ「俺にとっても大事な思い出の街なんだよ」
    セイ(…もう、分かったけどレオは絶対俺から離れないでね)
    レオ「現在進行系で抱いておいて何言ってんだよ!やった、行っていいんだな!」
    ネコ「ミャ〜!」

  • 131イッチ23/09/30(土) 23:40:43

    セイ(どれくらい離れてるの?あんまり遠いと疲れるから嫌なんだよね)
    ヨイチ「何言ってんだよ俺が居るんだぞ?ワープで一瞬だ」
    セイ(あ、そっか)
    レオ「ワープできんの!?マジか!その街観光した後で教えてくれよ!」
    ヨイチ「もちろん」
    セイ(観光前提なんだ…)

    あまりに危機感のないレオに辟易しつつ、尚更しっかり守らないと、と腕に力を入れる。
    黒い仮面とフード付きマントをしっかり着込んだレオの表情は見えないが、きっと満面の笑みを浮かべているに違いない

    セイ(ずっと笑っててね、レオ)
    レオ「流石に表情筋攣るわ」
    セイ(そういう意味じゃなくて)

    ヨイチの作り出した魔法陣が輝き、視界が白に染まる。
    眩さに目が慣れてきた頃には既に、あちこちから煙の上がる大きな建物と歯車の目立つ街に立っていた

  • 132イッチ23/09/30(土) 23:41:54

    この後の行動

    dice1d3=3 (3)

    1:観光観光〜!

    2:この街の支配者に会いに行こうぜ

    3:安価



    寝ます

  • 133イッチ23/09/30(土) 23:42:42

    >>135さん、お願いします

  • 134二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 00:04:42

    街の名産品を探しに行こう!
    おもちゃに興味津々なレオ

  • 135二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 00:07:13

    このレスは削除されています

  • 136二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 00:13:05

    >>135の者なのですが間違えて取ってしまった為

    >>134の選択肢をお願いします……

  • 137二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 08:07:58

    スチームパンク世界なら面白い玩具が沢山ありそう

  • 138二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 08:11:48

    スチームパンクな街で因縁の相手とかち合うのすげー絵になるな
    きっと天才ドワーフさんがなんとかしてくれる

  • 139イッチ23/10/01(日) 16:27:02

    名産品

    dice1d3=1 (1)

    1:からくり箱

    2:からくり人形

    3:時計

    レオが衝動買いする物>>140>>141

    名産品は確定

  • 140二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:36:27

    振ると音がするボール
    ねこの玩具に良さそう

  • 141二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:49:39

    難易度高そうなジグソーパズル

  • 142二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 21:47:36

    保守

  • 143二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 22:10:36

    からくり箱もスライド式の箱根のやつじゃなくて、ギミックをいくつも重ねたやつみたいな感じになりそう。

    つべに上がってるからくり箱を卒業制作に作った人のやつみたいなの

  • 144二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 03:04:04

    調べたら海外にCule boxっていうのがあるんだけど、スチームパンクのイメージに合うかも。

    日本のツルッとした感じのからくり箱じゃなくて、ギミックがコテコテにあるっぽいので、異国情緒感あると思う

  • 145二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 03:09:55

    聖導師はからくり人形見たからレオを操る術研究する可能性が…

  • 146二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 06:09:50

    保守

  • 147イッチ23/10/02(月) 12:49:45

    レオ「うわ…なんだこれ…!」

    最初に目を引かれたのはネオンの光だった。建物の一つ一つが独特な形と色をしていて、窓にはられた硝子は虹色に輝いている。
    建物に唯一共通する特徴はレンガと鉄で造られていることで、どれもこれも歪んだり丸っこかったりする癖に丈夫そうに見える。
    遠くに見える巨大な建物からは絶え間なく黒煙が上がっており、そこでは動力の不明な荷車が出たり入ったり忙しそうであった。

    セイ(産業革命真っ只中ってカンジ)
    ヨイチ「面白いだろ?」
    レオ「最高!なぁあの店入ってみようぜ!」

    興奮冷めやらぬ様子のレオが指差したのは如何にも土産屋ですと行った風貌の建物だった。他にもいくつか同じような店が見当たるので、ここは観光客や旅行客が多い街なのだろう

    セイ(良いけどさ、目的を忘れないでよ?)
    レオ「分かってるって!ちゃんと道具も買うしヨイチの服もいーっぱい買うっつーの!」
    ヨイチ「いっぱいは要らないかな…」

    早く早くと急かされ、店のドアを開ける。まだ明け方の時間だというのにまばらに人が居て、通りにも特徴的な服を着た人々が往来していた事からよほど栄えているのだなと感心した

    ヨイチ「あ、ここ料理道具も揃ってるよ」
    レオ「石鹸もあんじゃん!流石だな」
    ヨイチ「この店で必要な物は一式揃えられそうだね」
    レオ「なんでも売ってるな、こんな店があるなんて驚きだぜ」

  • 148イッチ23/10/02(月) 12:51:11

    ネコ「ミャ?」
    セイの頭の上で丸くなっていたネコが店内を見渡し、とある物を見つけてぴょいと飛び降りる。
    降り立った先には檻を丸くしたようなボールが転がっていて、中には精巧な鈴が数個入っている。転がすたびにシャラシャラと音が鳴るソレをネコは大層気に入ったらしく、ゴロゴロと喉を鳴らしながらじゃれついていた
    レオ「それ好きなのか?」
    ネコ「ニャー!」
    レオ「よしよし、じゃあ買ってやるよ」
    そう言うとネコは嬉しそうにくるりと回った後、ボールを咥えてレオの方へ飛び乗ってきた。そのまま今度はレオの膝の上で、ボールを囲うように丸まる。
    レオ「かわいーなー♡あ、セイ腕辛くないか?」
    セイ(頭に乗られるよりは楽)

    暫く店内を見て回り、必要な物はあらかた揃った。会計を済ませて店を出ようとした時、ドアのすぐ近くに階段があるのに気が付く

    レオ「この上もお店なのかな」
    ヨイチ「すっかり見落としてたね、行ってみる?」
    レオ「当たり前!」
    セイ(えー登るの?めんどくさ…)
    レオ「じゃあここで待ってる?」
    セイ(行くけどさ)

    横幅の狭い、螺旋状になっている階段を登っていく。二階には額縁に飾られた絵画が無数に飾られていた

  • 149イッチ23/10/02(月) 12:53:20

    レオ「綺麗、しかもでかい!」
    ヨイチ「風景画だね、この街のもあるけど随分遠くの北国のものもある…ん?」
    感嘆しながら眺めていると、ヨイチがあることに気がついて一つの絵画に近付いた
    ヨイチ「これ、ただの絵じゃない。パズルになってる」
    言われてじっくり見てみると、確かにすべての絵に独特な形のツギハギがあった。
    セイ(ジグソーパズルだ)
    レオ「なにそれ」
    セイ(知らないの?バラバラの破片を組み合わせて一つの絵を作るんだよ)
    レオ「でももう完成してるじゃん」
    セイ(それは多分)
    言いかけた時、奥から店員さんらしき若い女性が出てきた
    店員「お気に召しましたでしょうか」
    レオ「はい、すごく綺麗ですね」
    店員「お目が高いです、そのパズルは西の国の職人が半年かけて制作した力作なんですよ」
    レオ「へぇ…!幾らですか」
    ヨイチ「待って、買うの?」
    レオ「だって凄いじゃんこれ!しかも自分で組み立てるんだろ?楽しそう」
    店員「ご心配なさるのも分かります、確かにこの大きさと緻密さになるとお値段も張りますので、もう少し一般の方にリーズナブルなパズルも」
    レオ「結構です、これにします」
    店員「…お値段は金貨三枚になりますが」
    レオ「はい」
    小さな手から落とされた金色のコインに店員は目を見開き、急いで裏に引っ込んだかと思うと大きな箱を担いで戻ってきた。
    店員「こちら商品になります!お買い上げありがとうございました!」
    レオ「わー!すげぇ!ありがとう!」
    店員「今後ともどうぞご贔屓にっ」

    ヨイチ「……この金銭感覚はやっぱ健在か」
    セイ(無限にお金が手に入る上に世間知らずだから…)
    ヨイチ「俺達で頑張ろうな、色々」
    セイ(よろしく)

  • 150二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 16:22:08

    平和だな…

  • 151二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 21:00:43

    保守

  • 152二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 23:56:22

    楽しみの保守

  • 153二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 06:43:01

    保守

  • 154イッチ23/10/03(火) 10:56:08

    保守ありがとうございます!


    次dice1d3=2 (2)

    1:買い物続行

    2:大天才に会いに行こうぜ

    3:安価

  • 155イッチ23/10/03(火) 12:39:31

    レオ「こんなに発展した街があるなんて、ここの人達は努力家だな」
    ヨイチ「あれ、言わなかったっけ」

    人目を避けながら不思議な袋に買ったものを入れたあと、次はどこに行こうかと話をしていた

    ヨイチ「20年前、寂れたこの街に一人のドワーフが訪ねてきたんだ。そのドワーフは人間に技術を教えてみるみるうちにここまで発展させたってわけ」
    レオ「たった20年でここまで?凄いなそいつ!」
    ヨイチ「ドワーフはものづくりに優れた種族だけど、この街に居るそのドワーフは間違いなく天才だろうね」
    町民「おや、技神様のお話かい?」

    この街に居るという天才について語っていると、住民らしき女性が話し掛けてきた。歯車の様な装飾の施された特徴的な服装がよく似合う、背筋のピシッと伸びた勝ち気な佇まいをしている

    レオ「技神様って、天才ドワーフの事ですか?」
    町民「その通り!あの方は素晴らしいよ、若々しい見た目をしていらっしゃるが非常に聡明な方でね、この街に住んでる奴はみーんなあの方の大ファンさ」
    セイ(…この人何?なんて言ってるの)
    レオ「大丈夫、この街の長について教えてくれてるだけだ…なぁ、その技神様ってどこに居るんだ?会ってみたい!」
    町民「あそこに見えるでっかい工場、あそこの地下でいつも発明に明け暮れてるよ…でも会うのは難しいんじゃないか」
    ヨイチ「どうして?」
    町民「あの方は気難しい上に興味のないものはとことん排除する人でね。それこそ駆逐されちまった魔法使いでも引っ張り出さなきゃ会ってくれないと思うよ」
    ヨイチ「あー······なるほど」
    レオ「亜人なら大丈夫、だよな?」
    ヨイチ「そうだね」
    レオ「よっしゃ!行こう!」

  • 156イッチ23/10/03(火) 19:00:37

    すんなり会える?

    dice1d3=3 (3)

    1:工場の人達は普通に歓迎してくれた

    2:天才ドワーフ「やぁ待ってたよ」

    3:追い返された(コッソリ侵入しちゃう)


    ドワーフくんからの好感度

    ➝セイdice1d100=30 (30)

    ➝レオdice1d100=99 (99)

    ➝ヨイチdice1d100=33 (33)

    ➝ネコdice1d100=82 (82)

  • 157イッチ23/10/03(火) 19:05:41

    なんでこんなに極端な…


    ➝レオ&ネコが高い理由

    dice1d3=1 (1)

    1:小さくて可愛い

    2:子供なのに魔力高い・使い魔の割に強い

    3:安価


    ➝セイ&ヨイチが低い理由

    dice1d3=3 (3)

    1:精霊嫌い・背が高くて羨ましい

    2:おいお前らまさかその子誘拐…?

    3:安価

  • 158イッチ23/10/03(火) 19:06:05

    >>159お願いします

  • 159二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 19:59:17

    レオとネコに対して過保護が発動したせいで態度が悪かったから

  • 160イッチ23/10/03(火) 20:37:01

    なるほどドワーフくんが「可愛い!」って近付いて行ったら過保護発動からの犬猿ね

    ありがとうございます!

    ドワーフくんの美形度

    0〜40で普通80〜でレオ並

    dice1d100=55 (55)

    >>163までドワーフくんの名前募集します

  • 161二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 20:56:03

    グラハム

  • 162二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 21:00:13

    レリウス

  • 163二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 21:02:28

    ヨハネ

  • 164二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 21:04:35

    エッフィンドル・クライン

    ドイツ語で発明であるエッフィンドルが名前
    クラインはドイツ語の名字で背が低かったか、兄弟の中で若かった人が名付けられたといわれる

  • 165イッチ23/10/03(火) 21:13:35

    dice1d4=3 (3)

    1:グラハム

    2:レリウス

    3:ヨハネ

    4:エッフィンドル・クライン


    エッフィンドルは名字固定にします。ありがとうございました!

  • 166イッチ23/10/03(火) 21:29:16

    煙が無数に上がる工場に真正面から尋ねる。が、「技神様はお忙しい」と面会を断られてしまった。
    あえなく撃沈した一行は工場から離れる

    ヨイチ「残念だけど諦めるしかなさそうだね」
    セイ(帰ろーよ)
    レオ「ヤだよまだ見てないとこいっぱいあるのに!クッソ、断られたら俄然会いたくなってきた」

    めらめらと背中に炎を背負うレオは工場の方を睨みながら何とか技神とやらに会おうと思考を広げている。そんな様子を見てため息を一つ吐くと

    ヨイチ「分かった分かった、俺がワープで連れてってやるよ。どうせ言い出したら聞かないんだ」

    やれやれと言いたげに提案してくれた

    レオ「マジで!?わぁ、ありがとう!」
    セイ(ちょっともう)
    ヨイチ「ごめんって、でもこのままだとまた突拍子もない事やりたいって言い出すぞ」
    セイ(…確かに)
    レオ「なんか不本意な会話だな。ま、いいや頼むぞ」

    くるりと景色が変わる
    無数の棚に無数の本、得体のしれない実験道具と発明品らしきものが散乱した部屋に三人と一匹は立っていた

    ヨイチ「ワープ大成功」
    セイ(さっすがー)
    レオ「何ここ面白そう。見ろよネコ!」
    ネコ「ニャ?」

    ??「不用意に触るんじゃない、怪我したくなければな」

  • 167イッチ23/10/03(火) 21:57:17

    ??「まったく愚鈍な人間は不用意に行動するから見てられぬ」


    降ってきた声に視線を巡らせると、木製の脚立に一人の少年がちょこんと座っている姿が目に入った


    ヨイチ「何してるの?あ、もしかして技神様のお子さん?そんなとこにいたら危ないよ」

    ??「慎め。例え大精霊であろうと我に指図は許されんぞ」

    レオ「…コイツ、ヨイチの正体を一瞬で!?」


    ぴょんと脚立から飛び降りた少年は分厚い本を片手にこちらを見上げる。年端も行かぬ様に見えるその男の子は、レオより少しだけ背が高い


    ??「貴様ら、どうやって侵入した?我のセキュリティに引っかからずここまで来るのは不可能に等しい」

    ヨイチ「ちょっと待って、確認させて。君ってまさか技神様?」

    ??「指図は許さんと言ったろう、これ程までに頭が足りんとは。だが無知も愛嬌、教えてやろう。我こそはまさしく技神、エッフィンドル・ヨハネその人である」


    歯車をモチーフにしたモノクルをくいっと持ち上げながら名乗ったその少年は中々に整った顔立ちをしていて、所々汚れてしまった作業着を着替えれば光る原石である事が伺えた。見た目の割には低めの声を胸と同様に張り、堂々と立っている


    レオ「へぇ、ドワーフの割には背も高いし聞いた噂にしては若いな!」

    セイ(でもドワーフは妖精だから見た目通りの年齢じゃないと思うよ)

    レオ「確かに」



    振り忘れてたヨハネくんの戦闘力

    筋力dice1d100=73 (73)

    魔力dice1d100=40 (40) +10

    センスdice1d100=48 (48)

  • 168二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 22:00:39

    ヨハネくんフィジカル意外とあるな

  • 169二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 22:25:28

    ドワーフってなんか斧とかピッケルとかを振り回すのがうまそうだからね。

  • 170イッチ23/10/03(火) 22:26:23

    ヨハネ「…む?」
    鋭い眼光でこちらを睨めあげていた技神・ヨハネは、何やら難しい顔でセイの頭の上を見上げる。そこではネコが鈴ボールを大事に抱えながら丸まっており、自分を見るヨハネの事など気にもしていない
    ヨハネ「その、そち。白い毛玉、近う寄れ」
    セイ(この人なんて?)
    レオ「ネコが気になるんだって」
    仔猫へレオが両手を広げると、その中へ飛び込んでくる。ネコの両脇を持ちながらヨハネに見せてやると、途端にヨハネはでれっと表情を崩した
    ヨハネ「ふふふふふふふふ、めんこいのぉ。ホレもっと寄れ、撫でてやろう」
    ヨイチ「猫好きなんですか?」
    ヨハネ「甘いものと可愛いものだけが我の癒やしだ」
    仔猫を撫でくり回すヨハネに、先程まで薄っすらと流れていた張り詰めた空気が解けた。
    ヨハネ「耳がふわふわで可愛いのぉ、この毛並みの見事な事!手入れは誰が?」
    レオ「俺です」
    ヨハネ「子供、褒めて遣わす」
    ひとしきり撫でたあと、「抱いてみたい」と言うのでネコの許可を取ってヨハネに手渡す。腕の中で丸まるネコに頬ずりしながら、「それで、どうやって侵入したのだ」と聞いてきた
    ヨイチ「それは俺の転移魔法で」
    ヨハネ「ふむ、やはり魔法の力か。大精霊ともなれば自然の魔力も吸い放題であろう?魔法には前々から興味があるが、精霊の使う魔法ではなく人間の扱う魔法の方が複雑怪奇で面白いのじゃ。しかし愚かな下郎共に迫害されたと聞いての、我がどれほど嘆き悲しんだか」
    よよよとわざとらしく目元を拭うヨハネの言葉に、ヨイチと視線を交わす。
    人間には決して受け入れられないレオという存在は、何故か亜人にはすんなりと許容されるという特性を持っていた。もちろん紫髪にも魔法にも偏見が無いという事が前提だが
    レオ「良いよな?言っても」
    ヨイチ「不法侵入のお詫び代わりに。何かあったら俺が守るよ」
    セイ(俺は反対だけどね)
    ヨハネ「なんの話をしておる」
    レオ「あの、実は俺とセイは」
    ヨハネ「というか、さっきから気になっておったが」

    ヨハネが手を一閃した
    次の瞬間
    レオの仮面が粉々に砕け散った

    ヨハネ「顔ぐらい見せぃ、不敬であるぞ」

  • 171イッチ23/10/03(火) 22:35:58

    セイ

    dice1d3=2 (2)

    1:間髪入れずに反撃(レオが止める)

    2:ネコを掻っ攫いながら後ろに飛ぶ

    3:怒りで魔力爆発3秒前

  • 172イッチ23/10/03(火) 22:58:34

    ヨハネの手からネコを掻っ攫いながら後ろへ飛ぶ。途中で棚を数台薙ぎ倒したが気にしてられない
    ヨハネ「待て」
    セイ(ヨイチ、早く転移を。いやその前にコイツ殴る)
    レオ「びっくりした…ってちょっとセイお前が殴ったら砕ける!魔力抑えろって!」
    ヨハネ「待て…!」
    ヨイチ「一旦ストップ殴ったらそこで終わりだ。この妖精にはもっと後悔してもらわないと」
    レオ「うわ、そこら中から魔力が!やっぱヨイチすげぇな」
    ヨハネ「聞け、待てと」
    ネコ「ミー、ミャー」
    レオ「お前こそ大丈夫か?怪我とかしてない?」

    ヨハネ「聞かぬか!!!」

    小さな足が思い切り床を踏み付けたのと同時に喧騒が静まる。二人の青年に睨まれながらも、臆することなくヨハネは続けた
    ヨハネ「お主、名は」
    レオ「俺?」
    ヨイチ「名乗らなくていいよ」
    レオ「そんな訳にもいかねぇだろ。レオだけど」
    ヨハネ「…姿に違わぬ、美麗な名じゃ」
    レオ「はぁ?」
    ヨハネ「200年と少し生きてきて、これ程までに美しい生命に出逢ったことは無い!」
    セイ(コイツなんて言ってるの?殴っていい?)
    ヨイチ「待って、なんか様子が」
    ヨハネ「何故その美貌を土くれなんぞで隠しておったのだ。嘆かわしい、世界の損失じゃ!」
    レオ「美…っ!?いや、隠してるのにはふかーい訳が」
    ヨハネ「単刀直入に伝えよう。レオ、お主の輝きに我は今にも沈んでしまいそうだ」
    レオ「いや、その…た、助けてセイ」
    セイ(任せて一発で仕留める)
    レオ「待った!暴力ナシ!ごめんやっぱヨイチ何とかして!」
    ヨイチ「そうは言っても、これ…」

  • 173イッチ23/10/03(火) 23:00:19

    好感度99だけどこれって

    dice1d3=1 (1)

    1:恋

    2:というよりは信仰に近い

    3:安価

  • 174二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 23:10:53

    恋敵!?

  • 175イッチ23/10/03(火) 23:17:05

    恋しちゃったか

    とりあえずレオ➝ヨハネ好感度

    セイ&ヨイチ&ネコ➝は今の所限りなく低い

    dice1d100=77 (77)

  • 176二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 23:17:51

    レオの警戒心のなさよ

  • 177イッチ23/10/03(火) 23:22:53

    相思相愛やんけなんで?

    レオdice1d3=3 (3)

    1:天才で性格も面白いから

    2:髪色を見ても嫌な顔しなかった上に褒めてくれた。好き

    3:見た目年齢が近いから

  • 178イッチ23/10/03(火) 23:37:16

    ヨハネ「ああ、先程は無礼な態度を取ってしまった、すまない。その美しいかんばせに傷は無いか」
    レオ「…ふはっ、褒め過ぎだろ!なんかおかしくなってきた」
    ヨハネ「笑顔も素敵だ、近くで見ても?」
    レオ「どーぞどーぞ」

    セイ(どういう事?)
    ヨイチ「なんか謝って仲直りしたみたい」
    セイ(ふーん、あっレオに近付くなよチビ)
    レオ「大丈夫だって!なんか良いやつっぽいし♪」
    ヨハネ「レオ、お主を抱いているその男は何も喋っておらぬがどうやって意思疎通を?」
    レオ「こいつな、セイって名前で、喋れないし聞き取れないけど触れてる人とは会話できるんだ。あ、俺とセイは魔法使いなんだぜ!」
    ヨハネ「ほほぉ、興味深い。しかもレオ、お主魔法使いなのか!なんと理想的な…奥へ来い、歓迎するぞ」
    レオ「ホントか!やった、この街の発展過程とか発明とか色々興味あったんだ」
    ヨハネ「レオの為ならいくらでも時間を割こう」

    レオ「いやぁ、一時はどうなる事かと思ったけど良いやつだったな!」
    ヨイチ「これは…うーん…」
    ネコ「ニャ」
    セイ(何、ネコ)
    ネコ「ウニャ、ミャーウ」
    セイ(あ?)
    ヨイチ「どしたの」
    セイ(…あのちんちくりん、レオに恋してるって)
    ヨイチ「うわ、やっぱり」
    レオ「恋?まっさかぁ、考えすぎだって!ほら早く奥行こう!」

  • 179二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 23:42:16

    最終的にくっつくのはセイだから安心して見れる

  • 180イッチ23/10/03(火) 23:47:38

    ヨハネはこの後

    dice1d3=3 (3)

    1:求婚

    2:何とかここに留めようと画策する

    3:いざとなると奥手

    もちろんレオはセイが好きなので1・2が来ても撃沈


    次のイベント

    dice1d3=1 (1)

    1:特殊なからくり箱を見せてやろう

    2:レオと白い毛玉に魔法道具をプレゼントする。好きなものを選べ

    3:安価

  • 181二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 07:17:50

    微笑ましい…

  • 182イッチ23/10/04(水) 12:38:11

    ヨハネの後をついていく
    散乱した作業場らしき部屋を出れば、案外きれいに片付いたプライベートルームに出る。聞くと、工場の従業員が交代で掃除してくれるらしい

    ヨハネ「見ろ、この機械は全自動茶入れ機でな。好きな茶葉を選べば自動で煎れてくれるのだよ」
    レオ「へー!すげえ!」
    ヨハネ「す、好きな茶葉を選ぶと良い。お主に相応しい最高級の献上品が山程ある」

    頬と耳を朱色に染めながら茶の缶を手渡してくれるヨハネに笑顔で応えながら、レオはプライベートルームを眺めた。アンティークも沢山あるが、やはり不思議な道具も多い。この部屋の日用品の半分は使い方が検討の付かない物だった

    ヨイチ「追い返される前提で来てみたから歓迎されてるの驚きだよ」
    レオ「な!ホント技神が気のいいやつでラッキー」
    ヨハネ「何を勘違いしておるのじゃ、大精霊。白いデカブツもだ、我はお主らを歓迎した覚えは無いぞ」
    レオ&ヨイチ「「え?」」
    ヨハネ「当たり前だろう、そやつ等は先、我に敵意を向けた。その仕打ちをゆめ忘れるなよ、いつか倍にして返すからの」
    ヨイチ「いやだってアレは貴方が」
    レオ「おい、この二人に手を出したら許さねぇからな」
    ヨハネ「許す。二度はない」
    ヨイチ「早っ!?」
    セイ(もー嫌なんか空気が不愉快、帰ろうよ)
    ネコ「ンニャア」
    セイ(だよねネコ。顔がもう分かりやすすぎ、ちょっとは隠せっての)

    ヨハネ「そうじゃレオ、もうからくり箱は見たか?この街の名産での、我の気に入りの遊び道具なのだが」
    レオ「何それ?教えて!」
    ヨハネ「よし、持ってくるから待っておれ」

  • 183イッチ23/10/04(水) 15:56:00

    [からくり箱]は、ヨハネが腕をいっぱいに広げてやっと持てるほどの大きさだった
    ヨハネ「ふぅ、どうじゃ?この街で一番複雑で難解なからくり箱だ」
    セイ(でっか)
    レオ「でけぇ」
    ヨイチ「これ解ける人居るの?」
    無数の歯車と部品で何とか"箱"としての形を保っているそれは、繊細な作りとは裏腹に確かな存在感を放っていて、ただのからくりとは思えない神秘的な何かを孕んでいる
    ヨイチ「…変な気配がする」
    ヨハネ「気付いたか、実はこのからくりは解けばランダムに異常が起こる特別製での。暇があれば解いて遊んでおるのじゃ」
    レオ「面白そう!やらせてくれ」
    ヨハネ「もちろん、と言いたい所だがこの箱は我以外開けられたことのない代物でな。しかも解き方は一通りでは無いのじゃ」
    ヨイチ「なら一回お手本を見せてもらうとかどう?」
    レオ「そうだな。頼んでいいか?」
    ヨハネ「無論じゃ、見ておれ」
    張り切った様子のヨハネは喜々としてからくり箱を解き始める。開いたり回したり押し込んだりくっつけたり、確かに一度手本を見ておかなければ何年掛かっても解くのは不可能であっただろう
    ヨハネ「…よし、後はこの歯車を逆時計周りに回すだけじゃ。やってみるか?」
    レオ「いいの?やった!」
    もはや箱ではない何かと化したソレをレオに差し出すヨハネ。目を輝かせて受け取ったレオは、言われた通りに歯車を回した

    ガチリと何かが嵌る音がして、箱が微かに光り始める。
    セイ(わ、何これ)
    レオ「何が起こるかな?」
    ヨイチ「そういえば異常って」
    ヨハネ「安心せい、音が鳴ったり花が咲いたりするだけ……ん?」

    ガタガタと震え始めるからくり箱。同時に光が強まっていき、そして

    レオ「う、わ……っ!」
    セイ(レオ!!)

    光に呑まれ、レオだけがその場から姿を消した

  • 184イッチ23/10/04(水) 15:58:50

    この現象

    ヨハネdice1d3=2 (2)

    1:初めて

    2:過去に一度だけあった

    3:ありえない、誰かに細工されてる


    レオが飛ばされた場所

    dice1d3=1 (1)

    1:細い洞窟の様な迷路

    2:どこまでも何もない真っ白な空間

    3:安価

  • 185イッチ23/10/04(水) 16:18:38

    ヨイチ「どういう事だ、お前」
    ヨハネ「落ち着け、過去に一度だけ同じ事があった。だがまさかよりによって今…しかもあの現象はもう起こらないよう調整したはずなのだが」

    セイの腕の中からレオが消え、その場に残された者たちに大きな衝撃が走った。
    即座にヨハネを問い詰めたヨイチは、その答えに悪意は無いと判断し一旦矛を収める

    ヨイチ「で、レオは何処に?この箱の中か」
    ヨハネ「おそらく…我が同じ事象に立ち会った際は何もない空間に飛ばされたが、時間経過で帰ってこられた。だが前例が少な過ぎる、同じ場所に飛ばされたとは限らない」

    セイ(…ねぇ、レオは?)
    ヨイチ「この箱の中だって。時間が経てば戻ってくるらしいけど」
    セイ(そんなの待ってられる訳ない)
    ヨイチ「分かってる、俺だって待つ気は無い」



    一方
    レオは一人薄暗い洞窟に佇んでいた
    光源は無く、しかし何故か石の壁をハッキリと見る事ができる
    レオ「何だここ…怖っ」
    早く帰らねばと魔力を巡らせ、周囲の状況を確認する。どうやら迷路の様に入り組んだ洞窟に飛ばされたらしい
    レオ「もぉ、ヨハネのやつ。こんなの聞いてねぇんだけど」
    動かずに助けを待つか、脱出を試みるか。答えは一択だった
    外に出るための一歩を踏み出した、その時

    ??「こんな所で子供が一人、何をなさっているのですか」

    顔を布作面で覆った白装束の男が、いつの間にか目の前に立っていた

  • 186二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 21:29:08

    不穏だーセイ早く来てくれー!

  • 187イッチ23/10/04(水) 22:07:21

    レオだと気付くか振ろうかと思ったけど仮面ないから分かるわ

    タイムリープ前の記憶は

    dice1d2=2 (2)

    1:あり

    2:なし


    聖導師に対するレオの警戒度

    dice1d100=70 (70)

  • 188二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 23:24:19

    さすがに警戒心なくしがちなレオでも警戒するか……

  • 189二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 08:08:45

    時間経過で戻れるってどのぐらいかかるんだろう?
    早めに戻れないと危なそうだ

  • 190イッチ23/10/05(木) 12:42:04

    暗がりの中に立つ全身真っ白な人物に、レオの警戒ボルテージが上がる

    状況から察するに、ここはおそらくあのからくり箱の中だ。そしてヨハネはからくり箱は自分以外解いたことが無いと言っていた。つまりレオ以外の人間がこの場に居るはずが無いのである

    ??「そんなに警戒しないで欲しいですね、今私は貴方に害を及ぼすつもりはありません」
    レオ「誰だよお前」
    ??「貴方の手助けをしたい者です」
    レオ「怪しい…って、あ!仮面っ」

    ハッと気が付き慌てて手で顔を隠す。
    目の前の男は得体の知れない気配を纏っているが、見た目は人間。レオを視認して平常で居られるはずがない

    レオ「……あれ?」
    ??「何をしてるんですか」
    レオ「いやその、お前もしかして人間じゃないのか?」
    ??「ヒトと分類はされないでしょうね」

    平常で居られないはず、だが布作面の男はケロッとした様子で立っていた。本当に人間ではないのだろう

    ??「出口を探しているのでしょう、さぁ私に付いてきなさい」

    差し出された手は取らず、2歩下がる
    例え人でなくとも怪しいものは怪しい。それにこの男を見ていると正体不明の嫌悪感が背筋を走るのだ

    ??「…はぁ、分かりました。それなら私が先に歩くので、それなら良いでしょう」

    道案内をしてくれると言う布作面の男。正直さっさと逃げ出したいが、きっとセイ達が心配している。早く帰らなければならない

    レオ「変な事はするなよ、俺結構強いからな」
    ??「存じてます」

  • 191二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 13:39:24

    ワクワクがすぎんだろ
    一方その頃·····のセイのメンタル大丈夫か····?

  • 192イッチ23/10/05(木) 15:02:42

    白い男の後ろを付いて歩く
    男は随分と背が高いが、小さいレオの短い足でもついていけてるので配慮して進んでくれてるのだろう。怪しい奴だが悪い人ではないのか、と認識を改める

    ??「……ふふっ」
    レオ「ん?どしたの」
    ??「いえ、随分とお気楽な方だと思いましてね。碌な人生を歩んでないでしょうに」
    レオ「…お前、俺の事知って」
    ??「失礼しました、実は私は神通力を持ってまして。見ただけでその人の半生が分かるのですよ」
    レオ「そうなのか、すげぇんだな」

    よくよく考えれば白装束は神に仕えるために纏う格好だ。この男もその類の者で、今こうしてレオと共にいるのも神通力とやらで困っている自分を純粋に助けに来てくれただけなのかも知れない

    レオ「お前、名前は」
    ??「名乗る程の者では。お好きな様に」
    レオ「じゃあ白いからシロで」
    シロ「安直ですねぇ」

  • 193イッチ23/10/05(木) 15:05:03

    一応補足

    こいつガッツリ嘘ついてます


    >>191ちょっと表現に困ってたんですよね。とんでもない事になってる筈だけど…

    メンタルどんな感じか教えて下さい

    >>195>>197

  • 194二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 17:10:04

    過呼吸状態

  • 195二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 17:25:51

    めちゃくちゃイライラしていて、かろうじてヨイチの話は聞ける程度
    人を殺めそうな目つき

  • 196二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 17:27:14

    さっきと同じこと起きればレオの所に行けるかもって震える手でからくり箱を解こうとするくらい焦っている

    シロって聞き覚えあるなと思ったらセイの名前候補だったの思い出した
    まさか主人公の名前にならなかった方が宿敵の名前になるとは…

  • 197二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:16:22

    レオの死が頭をよぎって真っ青になっている

  • 198二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:21:21

    セイ大丈夫か?

  • 199二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:41:12

    レオついて行って大丈夫かな…

  • 200イッチ23/10/05(木) 19:57:12

    レオ「にしても、なんで俺を助けてくれるんだ?」
    シロ「それは……」

    ───ゴ ゴ ゴ ゴ ゴッ

    レオ「っ!?」
    シロ「どうやら時間のようですね」
    突然、洞窟が激しく揺れる
    立っていられなくなり、思わずしゃがみ込んでしまった。
    そんな中姿勢を崩すことなく真っ直ぐ立っていたシロは、特に驚いた様子を見せず呟く
    シロ「まぁ、私は貴方の状況を確認したかっただけなので良しとしましょう」
    レオ「はぁ?てかコレ何っ!?」
    シロ「貴方のお仲間が無理矢理この空間をこじ開けようとしているみたいです。フザけた能力だ」
    レオ「…お前は、来るのか」
    シロ「いいえ、私は自力で脱出できますので」
    座り込むレオに、シロが近付く
    シロ「折角ですので贈り物をしましょう、きっと面白いものが見られますよ」
    そう言ってナニカをレオに手渡し、踵を返して歩き出した
    レオ「待っ…お前、何者なんだよ!」
    シロ「先程申し上げた通り、貴方の手助けをしたい者ですよ」
    二人の距離が開いていく。暗がりに背中が隠れ始めた頃に、レオの周囲の空間が裂けだした



    シロ「…まさか貴様なんぞに仲間が出来るとは想定外でしたが、状態はさほど重要ではありませんからね。今は放っておきましょう」

    独り言は誰にも聞こえない

    シロ「また会いに来ます
    ────私の救世主」

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