- 1スレ主23/09/26(火) 01:16:30
スレ一覧
スレ一覧初代https://bbs.animanch.com/board/1498485/
Part2
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Part3
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Part11
https://bbs.animanch.com/board/2306982/…telegra.phここだけ父ファルガーとロジャーが知り合いでトラ男とも関わりがあった世界線
ここだけ父ファルガーとロジャーが知り合いでトラ男とも関わりがあった世界線
父ファルガーとロジャーの馴れ初め
ロジャーの病気が発覚して北の海に優秀な医者がいると情報をつかみ父ファルガーと接触
だが父ファルガーにも延命治療をするぐらいしか出来ないと判明して原作通りに
だが時々フレバンスまで遊びに来て友人の息子(ロー)と関わっていた
その際にロジャーはロジャー海賊団の航海日誌をローに渡していた
日誌の内容は空白の100年のような世界政府案件の内容は一切書かれていないただの馬鹿みたいな日常しか書いてない
追記:過去スレにSSあるから良ければ読んでくれ
黒歴史まとめ
色んな人の黒歴史①②③
④
【シャンクス】
ロー「赤髪のシャンクス……?まさかっ!島で好みの女がいたからナンパして口説いた挙句財宝やら服やらを貢いでいい雰囲気になったからイケると思って告白したらあっさりタイプじゃないからとフラれ暫く女性不信に陥っていたというあの赤髪のシャンクス!?」
シャンクス「ちょっっっっと待て!!お前どこでそれ知った!?!?」
ロー「赤髪のシャンクス……?まさかっ!ロジャーおじ様の髭を勝手にイタズラしてロジャーおじ様と取っ組み合いになってレイリーに2人して拳骨されたというあの赤髪のシャンクス!?」
シャンクス「だからお前それどこで知ったんだ!!」
【バギー】ロー「千両道化のバギー……?まさかっ!赤髪と張り合ってどれだけ逆ナンされるか勝負してたら赤髪は数十回もナンパされたのにも関わらず自分は誰一人としてナンパしてくる人がいなくて数週間部屋に引きこもって出てこなかったというあの千両道化のバギー!?」
バギー「おい派手バカ野郎!!それどこで知ったんだ!!!」
ロー「千両道化のバギー……?まさかっ!赤髪のシャンクスとふざけて不死鳥のマルコにイタズラしたら返り討ちにされて号泣して赤髪のシャンクスと不死鳥…telegra.phSSまとめ
黒歴史SSまとめ①───今から約28年前「いやぁ!!参ったな!まさかこの俺が病気になるなんてなぁ!」
「笑い事じゃないぞロジャー!!お前、もう身体中ボロボロなんだぞ!?」
「そう怒鳴るなよレイリー!まだ何とかなってるじゃねえか!」
ロジャー率いるロジャー海賊団
その船長の"ゴール・D・ロジャー"の身は病魔に犯されていた
もうロジャー海賊団の船員ですら治すことの出来ないぐらいロジャーの体はボロボロだった
海賊団のみんなはなんとかロジャーの病気を治せないかと調べ回り、1つ有力な情報を手に入れた
「レイリーさん!北の海の"フレバンス"って国にトラファルガーって言う凄腕の医者がいるみたいなんだ!」
「北の海……」
シャンクスから聞いた"トラファルガー"と言う凄腕の医者なら、ロジャーの病気を治せるかもしれないとレイリーは思った
だがロジャーは海賊だ
そのトラファルガーと言う医者が治してくれるのかは分からない
それでもレイリーは藁にもすがる想いでフレバンスに向かった
「トラファルガー先生!!海賊がこの国に来た!」
「……海賊が?」
ある日のフレバンス
フレバンスとはこの世界では珍しい内陸国であり海賊など滅多に来ない
それなのに海賊がこ…telegra.ph - 2スレ主23/09/26(火) 01:19:43
次スレ立てた
SSの続き頑張って書くわ - 3スレ主23/09/26(火) 01:39:51
黒ひげが何やら見つけた時、ローとコビーは王直との戦闘になっていた
王直の強さは本物であり二人がかりでかかっても傷一つ負わすことが出来ない
それはスモーカーたち黒ひげ海賊団幹部たちと戦っているものたちも同じだ
一般海兵と下っ端は力が均衡しており戦力差が浮き彫りとなる
「お前たちとおれたちとじゃここまで戦力差がある。なのに何故そこまでして抗う?」
王直は鬼哭の刃を素手で掴みながらコビーの蹴りも意図も容易く片手で止めてみせた
この圧倒的な怪物に打つ手はないのかもしれない
けれど二人には、いいやここにいる全員止まれない理由がある
「おれは!ここで終わる訳にはいかねぇ!そのためにはお前が邪魔なんだよ!」
「僕は、僕たちは大切な人たちを守るためにここにいる!!!どんなに戦力の差があろうとも諦める訳にはいかない!!!!」
泥まみれで血に塗れながらも決して失われることはない希望の光
傷だらけでみっともない姿で尚戦い続けるスモーカー、ヒナ、Tボーン、モモンガ
それ以外の海兵たちも自分の信念を、大切なものを守るため戦う道を選んだ
ただそれだけのこと - 4スレ主23/09/26(火) 01:40:03
「守るものも何もねぇテメェらに!!!おれたちが負けるわけには……!」
「いかないんです!!!!」
そう言ってローは鬼哭を引き抜き代わりに王直の腕に凄まじい威力の蹴りを入れる
王直の動きが少し止まった瞬間をつき一気に距離をとるロー
王直は少し痺れた腕を眺める
そしてコビーはこちらに意識が向いてないことを逆手に取り片足だけで王直の顔の辺りまで飛び上がり、そのまま掴まれていない片足を王直の腕に巻き付け捻りあげた
そのまま勢いよく地面に倒れ込み緩んだ拘束から抜ける
そうしてローとコビーはアイコンタクトを取って一斉に王直へ駆け走った
「注射ショット!!!!」
今まで出し惜しみをしていたが、もう使うしかない
ローは鬼哭に流桜を流し込み王直へ突き刺した
流桜はただの武装色とは違い相手を内部から破壊するもの
異常なまでに頑丈な王直ですらタダでは済まない
「うぐっ!?」
流石の王直もよろけ口から血を吐き出す
その瞬間を見逃すほど2人は甘くは無い
「今だ!!!!コビー屋ァ!!!!」
「ハァ!!!!」
ローの呼び掛けに答え、コビーが王直の横顔に蹴りを入れ込む
王直は咄嗟に腕で防御したものの先程よりも明らかに威力の上がった蹴りに……
「「!!!!」」
「すげぇ……!!」
「おい……嘘だろ……?」
「あの王直が!!!!」
「膝をついた!!!!!!」 - 5二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 01:48:36
たて乙!
相変わらずの神展開! - 6二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 04:51:43
たておつ
神展開に続きありがとうございます - 7二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 05:55:17
たて乙
このSSをアニメで見たい - 8二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 07:13:27
たて乙!
- 9二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 08:23:54
たて乙です
- 10二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 08:25:38
たて乙
- 11二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 16:54:36
きゃー!!!流桜使える設定がここで生きてきたー!!
- 1216623/09/27(水) 00:30:18
- 13スレ主23/09/27(水) 01:09:13
- 14スレ主23/09/27(水) 01:25:06
「……」
「「ハァ…ハァ…」」
ローとコビーは息を切らしながら膝をついて俯く王直を見下ろす
不気味なまでに黙り込む王直に緊張感が走る
だが俯いたままの王直の口角が密かにつり上がった
「!なんだ……?」
「どこか、様子がおかしい……」
ソロりと揺れながら立ち上がる王直
王直から漂う異様な雰囲気にローもコビーも、顛末を見守っていた者たちも一歩後ずさる
顔を上げた王直の顔をは相も変わらずの仏教面
けれど漂う雰囲気は先程とは違う
「……おれに膝をつかせるとはな。お前たちを弱者と侮ったこと、謝罪しよう」
「はっ!いきなりなんだ?驚きすぎて気でも狂ったか?」
「……なんだか不気味ですね。……っ!?」
ズシンと王直が一歩地面を踏みしめた瞬間、バチンッ!と空気に電流が走るような感覚がする
一歩一歩ローとコビーの元へ足を進める王直
王直が歩く度に地面が揺れているが、果たしてこれはただの気の所為なのか?
それとも…… - 15スレ主23/09/27(水) 01:25:24
「っ!なんだ!?いきなり地面が揺れ始めて……!」
「!まさか、アイツここで"アレ"をぶっぱなすつもりなのか!?」
「"アレ"……?」
「おや……これはマズイですねぇ。彼が暴れるのなら私たちは早めに撤退した方が良さそうです」
「……巻き添えを食らう前に撤退とは……ケホッ!」
「!?なにいきなり!」
「何やら嫌な予感がします!」
「おやァ?アイツおっ始めるつもりかい。もう少し遊んでいたかったが死にたくないしね。ここら辺で置いたまさせてもらうよ」
「トープトプトプ!精々死なんようにな!」
「おい待て!!!!」
「……まさか、この力を使うことになるとは思いもしなかった」
「地面が揺れて……!?」
「いや、それだけじゃねぇ……!この威圧感……まさかコイツ……!」
「"覇王色"まで使えんのか!?」
バタバタと何かが倒れ伏す音がする
後ろを振り返ってみれば何も耐性がついていない海兵たちがどんどん倒れてゆく
スモーカーたちも気絶はしないものの余りの圧に頭を押えよろめいている
そして立つのもようやくな異常な揺れ
この力はもしや
「"悪魔の実"か!!!」
「そうだ」
─────さぁ、本番を始めよう - 16二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 06:05:31
神SS達をありがとうございます
- 17二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 16:49:33
描写が地震ぽいからグラグラかと思ったがこの世界線は白ひげ+エース生存√の筈だから違うよね?
- 18二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 19:09:02
王直が能力者?!と言うかスレ主さんも十分文才ありますよ!!続き楽しみにしています!
- 19スレ主23/09/28(木) 00:45:09
バゴォン!!!と王直が足を踏み下ろしたその瞬間、王直を中心として島全体に亀裂が走る
凄まじい揺れが起きた結果、地面がヒビ割れ逃げ遅れた者たちがその亀裂に飲み込まれた
「うわぁぁぁぁ!!!」
辛うじて意識を保っていた一般海兵たちもこの揺れに耐えきれず他の気絶した者たちと一緒に渓谷へ落ちてゆく
まるでこの世の終わりのような光景に唖然とするしかない
立つこともままならない異様に激しい揺れ
この揺れに、ローたちは心当たりがあった
「クソっ!間に合わねぇ!!!」
「キャア!!!」
「ヒナ嬢!」
「しまった……!このままではみなと分断されてしまう!!!」
スモーカーたちも他の海兵たちと同じく亀裂へ落ちるものだと思った
だが実際は……
「なっ!?」
「どうなってるんですか!?」
地表が盛り上がり巨大な土の壁に囲まれるローとコビー
壁の高さは様々で完全に分裂させられるスモーカーたち
王直一人によってここまでの惨状になるとは思わず唖然としてしまう
それにこんなことを出来る悪魔の能力なんて一つしかしらない
だがしかしその悪魔の実の能力を持っている人間はまだ生きている
ならばこの能力は一体なんだ
王直の持つ悪魔の実の能力とは___ - 20二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 10:42:27
ベガパンク製みたいなコピー品とかか?
謎が深まるばかりで楽しみ - 21二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 21:56:35
ほしゅ
- 2216623/09/28(木) 22:42:21
- 23二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 23:16:23
神SSがまた投稿されてる…
態と言っていない部分に気付いて、ズバッと言い切れるルフィはやっぱり流石過ぎる…!めっちゃ最高でした!ありがとうございます! - 24二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 01:16:10
- 25スレ主23/09/29(金) 01:16:29
コテハン付け忘れた……ポロッ
- 26スレ主23/09/29(金) 01:41:16
「"ドシドシの実"」
ラフィットがそう呟いた
そう、これが王直の持つ悪魔の実の能力
「いやはや末恐ろしいですね……まさかたった一回の能力解放だけでこんな有様になるとは」
「……だがドシドシの実は使える場所がかなり限られる。今回は運が良かったな」
「ホホホ。そうですねぇ」
シリュウは高台に登り被害の出ない場所で高みの見物をしていた
ラフィットとは楽しそうに王直の作り出した惨状を見下ろしている
___ドシドシの実
王直が食べた超人系の悪魔の実
その実態はあの"グラグラの実"の相互互換の実
その威力はグラグラの実に負けず劣らず、下手したらグラグラの実よりも威力が高い
だがドシドシの実はグラグラの実のように危険視をされていなかった
何故ならば
「ドシドシの実の弱点は地面を踏み締めなければ能力を発揮出来ず、地表を丸ごと破壊してしまい海の上では使えないこと。船を破壊してしまいますからね」
「グラグラの実の相互互換と言うが、話を聞いた限りだのグラグラの実の方が汎用性が高い。本当にドシドシの実は強いのか?」
「……ホホホ。実際シリュウさんの言う通りですよ。グラグラの実の相互互換と言いつつも能力を使う上でグラグラの実の方が場所を気にせず使うことが出来ます。実質的にはドシドシの実はグラグラの実の下位互換の実と言えましょう」
「ですが……」とラフィットは口を閉じる
その後すぐにニヤリと口角を不気味なほど上げ笑うラフィット
「けれどその威力はグラグラの実に引けを取らない。条件さえ揃ってしまえばドシドシの実は"最強"になれる」
未だに揺れ続ける地面に何とか持ちこたえるローとコビー
揺れる地面と同時に油断すると意識を刈り取られかねん覇王色の覇気
先程までは食らえつけていたのに一気にまた形成を逆転されてしまった
「なんだ、この能力……!まるでこれは……!」
「……そうか。貴様は確かニューゲートと懇意にしていたのか。ならば分かって当然だろう」
そう言って王直は自身の能力を打ち明ける - 27スレ主23/09/29(金) 01:41:56
「おれが食べた悪魔の実は"ドシドシの実'。グラグラの実の相互互換にあたる」
「!グラグラの実の……!?」
「そ、そんな……グラグラの実と同じなんて……」
二人はグラグラの実の危険度をその身をもって知っている
だからこそ、王直の持つ悪魔の実の能力が如何程に危険なのかを正確に把握することが出来た
王直は自分の掌を眺めかつての記憶を思い出す
「……だがこの力は地上でなければ発動することが出来ない限定的なものだ。だからこそおれはニューゲートの贋作だと言われ続けた。だが、条件さえ満たしてしまえばニューゲートなど敵では無い」
力強く手を握りしめ前を見る王直
王直にも負けられない理由がある
だからこそ、黒ひげと組んだ、"組んでしまった"
いつか後悔する日が来ようともそれでも構わないと
王直はもう……止まれないところまで来てしまった
「だから、諦めてくれ」
そう言って腰を低く下ろして冷たく言い放つ王直
だがそう言われて諦めるほど、二人は賢くない
「「嫌に決まってるだろ/ます!!!!」」
王直の目を見据え真っ直ぐ拒否をする
王直が止まれない理由があるようにローもコビーも止まれない理由がある
譲れないものを持つもの同士争うことは止められない
ならば勝て
それが出来なければ大人しく死を選べ
それが海に生きる人間の運命
「……そうか」
「ならば、容赦はしない」 - 28二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 10:55:48
ドシドシの実かぁ
条件付きとは言えグラグラよりも威力あるのエグイな - 29二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 15:30:53
SS神達で毎回感動してるありがとう
- 30二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 22:39:43
素でドジドジの実だと見間違えてしまった
…ドジっ子の実かぁとかどっかの誰かさんを思わせる実だなと(土下座) - 31二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 00:31:06
wwwひょっとしてコラさんはナギナギじゃなくてドジドジの実を食べていた?!
- 32スレ主23/09/30(土) 02:10:46
SSの続きどうしても思いつかなかったから今回は一旦休ませてくれ……
すまねぇ……大体どんな展開にするかは頭に浮かんでるんだが細かい部分をどうやって文章化するか思いつかなかったんだ……
本当に申し訳ない
頑張って続き考えるから待っててくれ - 33二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 13:22:25
タダで読ませて貰ってる身なのでそわそわしながら待機してます
- 34二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 13:45:13
このレスは削除されています
- 35二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 23:37:37
スレ主の気持ち凄くよく分かるから、思い付くまで待ってる。なんならダイジェストになっててもいい
- 36スレ主23/10/01(日) 01:49:33
ごべーん!!!
今日もSSの続き思いつかなかったァ!!!!
代わりに別のもの用意するから許してぐれねぇかなぁ"!? - 37スレ主23/10/01(日) 01:58:03
〇月✕日
今日は船出の日だ!
天気は明るくて出航日和だ
海に出たらまず何をするかな
先ずは船だろ?それに仲間が必要だ
目の前に広がる海にはおれの知らない世界が広がってるはず
それを知ることが出来たらぜってぇにおもしれぇ!!!
世界政府なんてどうでもいい
おれはおれのやりたいことをやるまでだ
とは言いつつ、生まれ育ったこの島から離れるのは寂しいもんだな
でもそんな事は気にしてる暇はねぇ!
海が、このおれを呼んでいる!!!
待ってろよ世界!!!
絶対おれの名をこの世界に轟かせてやる!!! - 38二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 13:52:35
私待つわ〜いつまでも待つわ〜
- 39二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:44:44
大丈夫ですいつまでも待てます
ロジャーの日記の始まりも良かったです - 40二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 21:35:41
ゆっくりでいいですよ!
楽しみに待ってます!! - 4116623/10/02(月) 00:20:49
- 42二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 01:02:02
- 43スレ主23/10/02(月) 01:03:01
またコテハン変え忘れてた……ポロッ
- 44スレ主23/10/02(月) 01:18:18
(……とは言いつつ、どうしたものか)
チラリとローは横目でコビーの様子を伺う
コビーはタラりと冷や汗をかいており、良く見てみれば体が震えていた
ローは密かに目を見開き無意識に鬼哭を掴む手が強まる
コビーは王直相手に真正面から啖呵を切ったことから恐怖を抱いていないものだとばかり思っていたが、そんなことは無かった
ローは深く息を吐き、前を見据える
「コビー屋、行くぞ」
「はい!」
─────────
「クソっ!いきなりどうなってやがる……!」
スモーカーは頭を押えながらフラリと体を揺らしながら立ち上がった
そして周りを見渡したあと面倒なことになったと眉を顰めることとなる
スモーカーが見た光景とは高く盛り上がった平らな地表が約半径50m広がっているもの
まるでバトルフィールドのような真っ平らな地面にいや予感が止まらない
そしてその予感は当たってしまった
「ウィーハッハッハッハッ!!!まさか生き残ってるとは思わなかったぜ!!!また遊ぼうぜ!!!」
「……やっぱりテメェも生きてたか。絶対に捕まえてやるから覚悟しろ!!!」 - 45スレ主23/10/02(月) 01:18:31
─────────
「ヒナ嬢……!大丈夫ですか!?」
「え、ええ。なんとか……」
ヒナを支えながら心配そうに顔をのぞき込むTボーン
そんな二人の元にも矢張り、現れる死神たち
「おやおや。意外ですね。まさか彼の能力を食らってもまだ生きているとは」
「ケホッ!これもまた巡り合わせ……。今度こそ二度と立ち上がれないようにするまで……」
「もう……!いい加減にしてちょうだい!!!」
────────
「おやぁ?まだ生きてたのかいアンタ」
「雑魚の癖にようやるの〜♡」
「あまり舐めるなよ!!!このモモンガ、貴様らをインペルダウンにぶち込むまで死ぬ訳にはいかん!!!!」
────────
「……?」
ローはふと鬼哭を見下ろした
ただ一瞬、鬼哭が何かを訴えていたような気がしたのだが、ローは気の所為だろうと目の前にいる敵に集中する
今は、目の前のことだけを気にしていればいい
……本当に? - 46二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 09:48:46
おや鬼哭センサーに何か…?
SBSで良いからローと鬼哭の出会いとか逸話とか何で使いにくそうな大太刀を獲物にしてるんだとかの裏話が知りたいぜおだっち - 47二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 17:33:06
ああああ!!!学校から帰ってきたら神SSが降臨していたァァ!!!
- 48スレ主23/10/02(月) 23:41:56
ちょっと早いけど少しお知らせ
今日SS更新しようと思ってたんだけどなんか、その、大変なことになってたから念の為控えようと思う
明日には収まってるだろうから明日はSS更新するから安心してくれ - 49二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 07:03:20
大変なこと…!?
よく分からんがとりあえずお大事にしててくれスレ主 - 50二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 15:51:16
大丈夫ですか?!
スレ主の体調第一なので落ち着くまでゆっくり休んでください(*´˘`*) - 5116623/10/03(火) 16:45:07
- 52二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 18:44:57
- 53スレ主23/10/04(水) 00:16:59
- 54スレ主23/10/04(水) 00:32:52
「いくぞ」
「!!!」
バゴン!と王直が少し足に力を入れただけで地面が抉れ凄まじいスピードでこちらへ向かってくる
唐突なことすぎて反応出来ずにコビーは硬直してしまう
いいや、唐突だったから反応出来なかったというのはただの言い訳だ
単純に王直のスピードについていけていないだけ
コビーが弱いのでは無い
王直が強すぎるだけなのだ
「ボサッとしてんじゃねぇ!!!死にたくなきゃ奴のスピードに順応しろ!!!!」
「は、はい!!!」
ガキン!!と鉄と鉄がぶつかるような音を鳴らしローは鬼哭の刃を下から上に向け王直の拳を受け止めた
まるで上から巨大な岩を押し付けられているような感覚でギシギシと鬼哭を支える腕がミシミシと悲鳴を上げる
余りの圧迫感に顔を顰めるしかないローに対して、王直は更に容赦なく責め立てた
「うぐっ!!!」
「だから言っただろう容赦はしないと。大人しくこちらに着いてくればいいものを。全く哀れだ」
片膝がガクりと折れ、ローは膝まづいてしまう
それでも王直の拳を受け止め続けるローの体には果てしない負担がかかり続ける
ローの周りだけ重力が重くなったようにローの膝がどんどん、どんどん地面にめり込む
そんなローを見て王直は言葉を投げかけた
その言葉は暗に「諦めろ」とそう言っている
だがローはこんな状況であろうともその口元に笑みを浮かべた - 55スレ主23/10/04(水) 00:33:03
「……何故笑う。今がどんな状況なのかを理解しているのか」
「その言葉……そっくりそのまま返すぜ!!!もう一人、忘れちゃいねぇか!!!!!」
「!」
目を見開く王直の背後から覇気を纏った凄まじい威力の蹴りがお見舞される
完全に油断していた王直は武装色の覇気による防御を忘れそのまま吹っ飛ぶ
王直による圧力から開放されたローはゆっくりと立ち上がり王直を蹴り飛ばした犯人を睨みつけた
「おい。もうちょっと早く出来なかったのかよ。おかげであのまま圧死するかと思ったぞ」
「すみません……。でも、何とかなったでしょう!王直の気を引いてくれてありがとうございました!」
邪気もなく満面の笑みで礼を言われたローは少し分が悪そうにして気まずさから顔を逸らしてしまう
そんなローをニコニコと見守るコビー
ここだけ別世界のように平和だが、まだ終わっていない
その事に気がつくのは王直がぶっ飛ばされ瓦礫の山になっている場所が唐突に全て吹き飛んだ時だ
「……面白い。このおれを、ぶっ飛ばすとは……。こんな感覚久しぶりだ。この戦いによる昂り……嗚呼!」
「タマラナイ!!!!!」
狂気に満ちた表情で"ケモノ"は笑う - 56二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 06:28:53
- 57二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 17:22:20
ロッキーポート無事に済んだらローに子犬の如く懐くコビーおらんかな
- 58二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 21:28:19
- 59二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 23:28:14
>>58加速するどころか爆発してしまうなきっと。
- 60スレ主23/10/05(木) 00:50:22
「クソっ!なんだコイツ!イカれてやがんのか!!!」
「もう既にダメージは相当蓄積しているはず……!なのに何故!!!」
コビーの言う通り、王直は今ローの流桜による内部破壊、コビーの覇気を纏う蹴り
ダメージを確実に負っているはずなのだ
実際王直は口から血を流し息を切らしている
なのに未だ倒れる気配がない
攻撃しても攻撃しても立ち上がってくる狂気に満ちたケモノに気をくれしてしまう
「よもやおれをこの迄楽しませるとは予想外だ。その礼と言ってはなんだが、全力で叩きのめしてやろう!!!」
「っ!コビー屋!!!」
「え……?」
瞬きをする間にコビーに一瞬で近づいた王直
余りのスピードに追いつけるはずもなくコビーの眼前にはこちらに向け拳をつこうとする王直が映る
「クソっ!room!シャンブルズ!!!」
「!」
だがなんとか王直のスピードに追いつけたローがroomを展開しシャンブルズでコビーと己の位置を入れ替え、鬼哭で王直の拳を受け止め弾き返す
大きく体をよろめかせた王直にローは懐に潜り込み手を差し出した
「カウンターショック!!!」
「グハッ!!!」
ビリビリビリビリと王直であろうとも痺れる威力の電流
だが直前に武装色の覇気でガードをした王直は痺れただけで実質ノーダメージ
どんな攻撃をしようとも全て効かないという絶望感が大きく二人にのしかかる
その二人を嘲笑うかのように王直は手を休めはしなかった
「!!まずい!!!逃げてください、ローさん!!!」
「しまっ!?」
二人が目にしたものとは鬼哭を持つローの腕を捻りあげ足を振り上げる王直の姿
その振り上げられた足は、容赦なくローに降ろされる - 61二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 05:53:08
ローどうなるのか!無事でいて欲しいですね
- 62二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 16:22:29
いやぁぁぁぁ!!!ロー逃げてぇぇぇ!!!
- 63二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:22:15
- 64二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 21:25:58
- 65二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 22:01:22
- 66スレ主23/10/06(金) 00:00:00
- 67二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 05:44:31
- 68二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 17:34:57
保守
- 69二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 20:37:53
- 70二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 21:54:24
グスッ、祝いに来たメンバーも豪華だし最後が切ないけれどすっごい愛に溢れてて言葉にできない(´;ω;` )
- 71スレ主23/10/07(土) 01:36:24
少しお知らせ
今日実は残業で帰りめちゃくちゃ遅くて疲れてるからSSはお休みさせて
ごめんな、流石に帰り11時なのはキツいんよ……
てなワケで楽しみにしてた人はごめんな
明日は多分更新するはずだから - 72二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 07:52:09
了解です!
ゆっくり休んでください! - 73二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 15:53:01
- 74二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 23:19:07
仕事と戦いながらこんな凄い物語を書いてくれるスレ主に感謝感謝
- 75スレ主23/10/08(日) 00:37:15
「うっぐぁああああ!!!!」
王直に踏みつけられ能力を発動させられてしまい、ローはその身を直接ドシドシの実によってとてつもない振動を与えられていた
ドシドシの実はたった一度の能力発動だけで地形を変えてしまう異次元の強さを持つ悪魔の実
そんな威力の技を食らってしまったらいくらローとてタダでは済まない
「ローさん!!!!」
「うっ……ぐ……」
「……しまった。やりすぎてしまったか」
もはや声も出せない程にダメージを負ったローに対し王直はやりすぎてしまったことに気がつく
殺してしまったら意味が無いのでローから足を退け、ローの首を掴んで持ち上げる
そしてギリギリと気道を締めて酸素不足にし気絶させる手を選んだ
「くっ……そ…!」
「これで終いだ。今度こそお前を連れ帰る」
ローは息苦しさから自分の首を掴み上げる王直の腕を剥がそうと試みる
だが数多のダメージ、酸素不足のせいで足りない力
締め上げる手の強さは弱まるどころかどんどんと強まっていく
少しずつローの力が抜けていき瞼が降りる
(ヤバい……落ちる……!)
気を失う、そう思った瞬間ローの耳にチリンと不思議な音が聞こえた
降りかける瞼を震わせながら少し目を開くロー
音が聞こえた先は地面に落ちている鬼哭から聞こえてくる
鬼哭はまだチリンチリンと哭き続ける
まるで、誰かを呼ぶように
そして"彼"は答えてくれた - 76スレ主23/10/08(日) 00:37:54
『ロー』
懐かしく、大好きだったあの人の声が聞こえてくる
幻聴なのだろうか、それとも走馬灯?
どちらでもいい
どうせもう助からないのだから
『諦めるなロー。お前ならきっと何とかできる。こここで捕まったらお前が叶えたい夢を誰が叶えるんだ』
『戦え、ロー!!!!』
その一言にローは目を見開いた
そうだ。こんなところでやられる訳には行かない
おれは!!!こんな道半ばでやられる訳には行かねぇんだ!!!!
その瞬間ローから吹き荒れる黒い稲妻
王直は目を見開いて驚きから手を離してしまう
「なんだ……。この力は。まさか……!"素質"があるというのか!!!」
「今の力……。もしかして!!!」
王直はローの中に宿る一つの可能性に困惑を隠すことが出来なかった
今まで覚醒する予感も、いいや。そもそも素質を感じなかったのだ
なのに何故今更……!!!
「鬼哭……!」
ローはいつの間にか傍に来ていた鬼哭を掴み上げる
上手く出来るのかは分からない
けれど、頭が、心臓が、第六感が、使えと訴えかけてくる
これに答えるなら、いつ答える
それは……今だ!!!! - 77スレ主23/10/08(日) 00:38:07
「K…ROOM!!!!」
ポワンとローの右手に小さい水色の玉が浮かび上がってきた
これはローの使うROOMだが、これは前のROOMなのではない
「アナス…スィージャ……!」
KROOMを鬼哭に纏わせ、鬼哭が水色と黄色の光に輝く
それだけではない。本来なら伸びるはずのない鬼哭がどんどんと伸びていく鬼哭
息を切らしながらもローは王直を睨み続ける
そうしてローは長く長く伸びた鬼哭を王直に突き刺した
「な、んだ……これは……!"痛みがない"!?」
普通ならば痛みを感じるはずなのに、一切痛みが来ない……?
こんな能力聞いたことも見たこともない
まさかこれは……!
「随分と痛みつけてくれたなァ!!!!その礼、たっぷり返してやる!!!!」
「衝撃波動(ショックヴィレ)!!!!!」 - 7816623/10/08(日) 01:16:30
- 79二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 08:22:49
うおー!!
もう能力覚醒したのか - 80二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 14:46:38
- 81二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 14:51:58
覚醒の時期かなり早まったな
こうなるとドレスローザ編でもドフラミンゴにかなり食らいつけそう - 82二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 16:01:41
- 83二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 23:03:28
なにそれつよい
- 84スレ主23/10/09(月) 01:53:36
- 85二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 08:58:35
- 86二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:28:52
どうかお身体お大事にゆっくり休んで下さい
- 87二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 23:09:09
無理はなさらないで、どうかお身体お大事にです。
- 88スレ主23/10/10(火) 02:33:46
結局今日も体調戻らなかったと……
SS更新今日も出来ねぇやごめんな?
体調いつ戻るか分からないから気長に待ってくれ - 89二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 12:21:17
スレ主の体調最優先して下さい
- 90二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:41:53
ゆっくり待ってます!
- 91スレ主23/10/11(水) 01:05:41
血を吐き出し仰向けに倒れる王直を息を切らしながら見下ろすロー
鬼哭は既にいつもの姿に戻っており、先程のことは幻なのかと錯覚しそうになるほど全く変わらぬ姿
コビーは唖然とただ見つめることしか出来なかった
あんな力、見たことも聞いたこともない
そしてふと、己の師匠であるガープの言葉が頭によぎる
『能力者には稀に"覚醒"と呼ばれる次のステージに上がることがある。このまま海兵を続けるならいずれ覚醒者に出会うことになろうて。覚えといて損は無いじゃろ』
(まさか、あの力は……!)
だがオペオペの実の最大の弱点である使えば使うほど体力を消耗する
これは覚醒することで更に顕著になる
そのため既に消耗しきっているローならばたった一発覚醒技を放つだけで限界が来てしまう
「うっ……!」
グラりと世界が歪み地面に倒れてしまうロー
コビーはハッ!としてローに駆け寄った
「大丈夫ですか!?ローさん!!!」
「クッソ……!なんだこれ、立ち上がれねぇ……。それに、さっきのは……」
(……!もしかして、ローさん。覚醒のこと知らないのか?)
ローの口ぶり的に恐らく覚醒のことを知らないことを察し、説明しようと口を開く
けれどゾクリと背筋を凍らせる殺意に塗れた気配がした
ローもコビーも顔を青ざめ、その場に固まる - 92スレ主23/10/11(水) 01:05:53
「よ、くもやってくれたな……!まさか、このタイミングで覚醒するとは!!!」
二人は顔を動かさない。否、動かせない
ビリビリと頭を抑えたくなるような強烈な憤りを感じる覇王色
奴の憤りと連動するかのように揺れが止まることがないバトルフィールド
動くことが出来ない二人に一歩一歩静かに近づく王直
それでもまだ、戦うことを選択する
ローは震える体に鞭を打ち、鬼哭を杖にしてまた立ち上がった
「ローさん!そんな体じゃもう……!」
「それが……!どうした!こんなところでもう終わるつもりはねェ!!!おれはまだ……!やらなきゃ行けねぇ事がある……!」
その言葉にコビーは目を見開く
そうだ、自分もまだ生きてやらなきゃ行けないことが沢山ある
こんなところで死んでたまるか!!!
「ほぅ?まだ立ち上がるか……。いいだろう!その勇気を称え、全力で叩きのめしてやる!」
正直もう戦う気力も体力も力も残っていない
強がっているだけでもうアイツを止めることは出来ないことは二人がよく知っている
でも死ぬつもりは毛頭ない
だがそれは相手も同じこと
ローの覚醒技による内部破壊で王直も死にかけ
勝つ確率は先程よりも上だ……!
「来るぞ!」
「はい!」
王直が再び地面を踏み鳴らし揺れ動く大地
だが、ここにいるのは二人だけでは無いということを王直は失念していた
まだまだ荒削りだが素質のある原石はコビーだけでは無い
あの七光りは今、どこにいる? - 93二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 10:43:43
ヘルメッポも活躍の予感?!
ちゃんと自分を七光りだと自覚してて努力する憎めないキャラなの割と好きだよ - 9416623/10/11(水) 11:33:38
- 95二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 15:34:02
- 96二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 15:36:06
このレスは削除されています
- 97二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 16:01:59
- 98二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 18:38:12
- 99二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 19:32:36
そうなんですね!教えてくれてありがとうございます!!
- 100スレ主23/10/12(木) 00:31:41
人間は焦ると視野が狭くなるものだ
普段なら失敗しないことでも焦りから失態することもある
だからこそ、戦っている時こそ冷静でなければならない
そんなことを忘れてしまうぐらい、王直は追い詰められていた
パァン!と火薬が弾ける音が辺りに響き王直は脇腹に埋まる弾丸を確認し、目を見開く
銃声が聞こえた場所に目を向けると、そこにはガタガタと震えているものの気丈にこちらを睨みつける金髪の男
王直は邪魔者を排除しようとするが、出来なかった
ガタン!と全身から力が抜け膝を着いてしまう
目を見開きながら瞳孔を揺らす
この感覚は覚えがある。まさかこの弾丸は……!
「ど、どうだ!その弾丸は"海楼石"の弾丸だ!いくらお前でも、悪魔の実の能力者なら一溜りもないだろ!!!」
「やはり海楼石か……!」
金髪の男……"ヘルメッポ"は王直が能力を発動させたあと、ひたすらに隙を伺っていた
自分が戦っても勝てないことが明白だったから
けれど、必死にみんなが戦っている中自分だけ逃げ出すなんてこと、出来なかった
だからひたすらに隙を伺い王直の警戒が緩んだその時を狙う
今回支給された海楼石の弾丸はたった一発だけ
海楼石はその頑丈さから加工が難しいとされている
だから今回海楼石の弾丸が支給されたのは運が良かった
この一発は必ず当てる
ヘルメッポはようやく生まれた隙に引き金を引いた
「ヘルメッポさん!?いままでどこに……!」
「へっ!お前だけにいい格好はさせないぜコビー!!!」
「く、そ……!」
ヘルメッポの勇気の一撃に今度こそ、王直は敗れた
一人では出来ないことも仲間とやれば勝つことが出来る
それは海兵も、海賊も同じこと
ロッキーポートによる乱戦の末、勝者ロー、コビー、ヘルメッポ
そして決着が着いたのはこの三人だけではない - 101二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 08:45:04
ヘルメッポさんアンタ!!!大金星だよ!!!偉い!!!
- 102二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 16:29:34
本当よくやった!!ヘルメッポ凄いよ
- 103二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 00:41:17
ヘルメッポがカッコよすぎる
原作でも大活躍期待してるぞ? - 104スレ主23/10/13(金) 01:15:19
【速報】スレ主今日残業11時まで
【悲報】明日も残業
ということで今日明日SS更新お休みとさせてもらう
いや、本当に申し訳ない
しかしスレ主も社会人
会社には逆らえないのだ……ポロッ
ゴメン……ゴメンネ……ケンリョクニヨワイスレヌシデゴメンネ…… - 105二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 12:02:36
仕方ないのだ
黄猿も社畜であったように権力には逆らえないものなのだ(?) - 106二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 20:49:21
スレ主頑張れ!ちゃんと休みもとるのだぞー
- 107二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 06:02:21
スレ主お仕事お疲れ様です
無理せず書ける時書いて大丈夫ですよ - 108二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 16:52:28
ほしゅ
- 109二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 01:09:45
深夜のほしゅ
SW見て思ったけど、そう言えばこの世界線のローはシキの事知ってたなって - 11016623/10/15(日) 01:36:07
- 111二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 01:52:57
- 112二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 08:36:16
- 113二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 19:02:36
- 11416623/10/15(日) 19:26:12
誤字った!指摘ありがとう
- 115二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 22:59:14
官吏さんかわいそぉ…それはそれとして、ケモミミ尾っぽが付いたコラさんがひょっこりしてくる可能性が浮上してきてワクワクする!続き楽しみです!
- 116スレ主23/10/16(月) 00:51:52
「ウィーハッハッハッ!にしても運が悪かったな!自然系能力者が覇気使いにぶつかるなんてな!しかもお前はまだ覇気を覚えたてで使いこなせてねぇ。おれはまだ能力を使ってすらないぜ」
「はっ……!確かにテメェの言う通りだ……!だからって黙ってやられるほどおれは人間出来てねぇんだよ!!!!」
そう言ってスモーカーはバージェスの視界いっぱいに煙を展開させる
バージェスはヤケになったかと思い再び腕に武装色を纏う
「おいおい!覇気使いにそんな能力ひけらかしちゃあ、痛い目見るってお前も知ってるよな?こんな風に……なっ!?」
バージェスは武装色を纏った腕を煙に向け思い切り叩きつける
パン!と確かに感触はあった
けれど、先程までのものとは明らかに違う
バージェスは目の前の光景に密かに目を見開く
そこには
「ようやく引っかかったな……!」
敢えて的を増やし、相手を油断させることで力の分散をさせるスモーカーの作戦は見事に成功し、バージェスの拳を握り締め、ギリギリとお互いの力が均衡し冷や汗をかく
けれど、こうなってしまえばスモーカーの方に軍配が上がる
何故ならば
「おれは煙そのものだ。こうして拳を掴まれてるテメェじゃあ!!!もう動けねぇよな!?」
「しまっ!?」
いつの間にか背後に回っていた煙に気が付かなかったバージェスの隙をつき、スモーカーのもう一つの拳がバージェスの横腹に叩き込まれた
「ガハッ!?」
だか腐っても四皇幹部
すぐさまスモーカーを振り払い距離を取り、油断していたとバージェスは少し後悔をした
ならば今度は本気で叩き潰すのみ
互いに構えを取るがバージェスは撤退を余儀なくされる
「……!あれは!」
「おいおい……!冗談キチィぜ王直さんよォ……!!!」
バージェスは王直がやられたところで気にしなくてもいい
けれど己の目的はスモーカーを殺すことでは無いのだもう少し楽しみたかったが、ここは撤退するか
「ウィーハッハッ!もう少しお前と遊びたかったが話が変わった!このまま逃げさせてもらう!じゃあな!お前との戦いは楽しかった!また会おうぜ!」
「おい待て!!!」
バージェスVSスモーカー
勝者、スモーカー……? - 117二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 09:29:04
四皇幹部を何とか退けたスモやん凄いぜ!
…原作でのあなたはどうしてるんですかね - 118二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 19:59:13
なんとか退けたスモーカー凄い
- 119スレ主23/10/17(火) 01:27:08
「ケホッ!もう終わりか……」
「ホホホ。ですが私たち相手によくやったものですよ」
そうやって二人が見下ろす先には傷だらけで倒れふすヒナとTボーンの姿
ピクリともしない二人に「もう無理だろう」の背を向け王直の元に向かおうとするドクQとラフィット
だがその瞬間、ピクっとヒナの指が動いた
「!?」
ガチャン!とラフィットの足首に重い音が響く
二人が目を向けた先には細長い檻を巻き付け、不敵に笑うヒナの姿
そのせいでこれ以上飛べなくなったことにラフィットは密かに眉を顰める
「に、がすわけないでしょう……!?」
「ホホホ!まさかまだ生きてるとは!」
面倒なことになったとドクQは能力を発動しようとしたが、ヒナの横にいたはずのTボーンが居ないことに気がつく
「アイツ、どこに……!?」
「直角飛鳥・ボーン大鳥!!!」
真後ろから聞こえた声と、とてつもない圧
油断していたからかモロで技を食らってしまったドクQ
だが四皇幹部に叶うはずもなく、少し血を吐かせた程度
それでも一矢報いることが出来た
「ホホホ、してやられましたね。ドクQ」
「ケホッ!……雑魚だからと油断したな」
まだまだ続くかと思われた戦いも、終わりの鐘が鳴る。突然の轟音が辺りに響きわたり、そこに目を向けて目を見開く
何故ならば王直がその場に倒れ伏していたから
二人は不味いと思い、即座にその場から離れる
「急用が出来たので私たちはここで……。思ったよりは楽しめました。また会えたら会いましょう」
「ケホッ!これもまた巡り合わせか……」
ラフィットは自身を拘束していたヒナの檻を叩き切り、ドクQと退散する
「あ、待ちなさい!!!」
「まだ戦いは終わってません!!!」
ラフィット&ドクQVSヒナ&Tボーン
勝者ヒナ&Tボーン……? - 120二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 12:48:36
ヒナ嬢カッケェ
- 121二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 16:44:42
こっちも格好いい
- 122二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 00:29:21
ヒナ嬢とTボーンさんナイス健闘!
でも黒ひげ海賊団の底知れなさは恐ろしいな - 123スレ主23/10/18(水) 00:52:28
「トープトプトプ!おれら相手にようやるの〜」
「そうさねぇ。てっきりもうやれるかと思ってたんだがね」
「あまり海軍中将を舐めるなよ」
モモンガは多少傷は付いていてもスモーカーやヒナ、Tボーンよりかは大したことがなく本部海軍中将の強さがよく分かる
そしてモモンガが大した怪我をしていないのと同様にバスコショットもデボンも致命傷となる傷は一つも付いていない
この三人の戦いはただ平行線で進んでいた
バスコショットの能力は能力者に対しては有利になれるがモモンガは生憎能力者ではない
デボンの能力はお世辞にも戦闘向きでは無いことから二対一で相手にしていてもモモンガはまだ生きていられている
これがシリュウ相手なら簡単に行かないだろう
「もうしつこいんじゃ!とっとと沈んじまえ!」
痺れを切らしたバスコショットは能力を展開し巨大な酒の塊を作り出す
デボンは念の為バスコショットから離れ、けれど何時でも追撃できるように待機する
だがモモンガはそれにも動揺せず、ただひたすらに気を伺っていた
「だから言っただろう。海軍中将を舐めるなと」
ブォンと武装色を纏ったモモンガの剣は巨大な酒の塊ごとバスコショットを斬る
まさか突破されるとは思わなかった二人は目を見開いて硬直した
けれど腐っても四皇幹部
切られる前に武装色を薄く全体に纏ったおかげで多少血が出たもののほぼ無傷
結局は振り出しに戻るだけ……のはずだった
「「「!!!」」」
上の方から鳴り響く凄まじい轟音
デボンはそれは王直の敗北の合図だと見聞色から感じ取った
故にバスコショットの首根っこを掴み飛び上がる
「!待て!!!まだ終わってない!」
「そっちは終わってなくてもこっちはもう終わったんだよ!ほら、いつまでも酔っぱってないで行くよ!」
「トプ……。もっと酒飲みたいのぉ……」
バスコショット&デボンVSモモンガ
勝者、モモンガ……? - 124二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 12:31:17
モモンガ中将お強い!
原作でも活躍見せてほしいぞ - 125二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 22:06:55
かっこよ
- 126スレ主23/10/19(木) 00:16:43
『世界政府と天竜人を無くす?』
酒を煽りながらロックスにそう聞き返す白ひげ
他のメンバーも大方似たような反応でキョトンとしている
『ああ。全ての不幸の元凶は世界政府と天竜人だ。おれは世界政府によって不幸になる人を減らしたい』
『世界政府と天竜人がいなくなったらきっと不幸の連鎖は止まるはずだ』
そう言ったロックスの目は据わっていて彼が本気でそう思ってることが分かった
クルーたちは全員目を見合わせ、ドっと大笑いする
『グラララララ!!!ロックスらしい考えじゃねぇか!』
『世界政府と天竜人を無くす!?相変わらずイカれた野郎じゃないかい!』
『ジハハハハハ!!!最高にハチャメチャでいいな!流石はロックス船長だ!!!!』
そうやって笑う彼ら彼女らは心底楽しそうで、己の船長の人柄に、どうしようもなく惹かれていた
そう。この心優しいロックスだからこそ自分たちはついて行くと決めたのだ
だから彼のために命をかけてもいいと決めたのならば、このイカれた幻想も叶えてみせよう
『その天竜人って奴を皆殺しにしてやればいいのか?』
唯一この話の事の重大さを理解していないカイドウは一番単純な方法かつ、一番恐ろしいことを口走る
ロックスはそんなことをするつもりは無いのでカイドウの言葉に焦り慌てて弁明した
『違ェよカイドウ!おれは確かに世界政府を無くしたいけどそんな物騒なことはしたくねぇんだ!』
『世界政府と天竜人無くしたいって言ってたくせに甘ェな……』
呆れたように言う白ひげはグビっとまた酒を煽った
シキは相変わらず楽しそうに笑うだけ
カイドウはロックスのためを思って言ったのに何故こんなに慌ててるのか分からなくて頭を傾げる - 127スレ主23/10/19(木) 00:17:15
『マーハッハッハッ!!!確かにその方がいいかもねぇ!!!』
『物騒!!!ずっと思ってたけどお前ら全員物騒だな!!!』
『ジハハハハハ!何言ってやがる船長。おれらは海賊だぜ?物騒でなんぼ!寧ろ喜ぶべき言葉だ』
『もうヤダお前ら!おれはお前たちをそんな物騒な子に育てた覚えはありません!!!』
『?別におれはロックス船長に育てられてないが』
カイドウのその言葉に一瞬静まり返り、この場にいる全員ドっと吹き出す
ビックマムがカイドウの頭を撫で回し、ロックスが涙を流すぐらい笑っている
カイドウは頭を撫でてくるビックマムの手を振り払おうとしているが頬が紅潮しており満更では無いのだろう
白ひげは心底楽しそうに戯れる三人を見て微笑ましげに笑いまた酒を煽る
シキは胡座をかいてカイドウをからかい、怒らせていたがそれでも楽しそうに笑っていた
そこには、幸せが満ちていた
『……平和だな』
王直がそう呟いていたのをロックスはちゃんと聞いていた
ロックスは王直を輪の中に引きずり込み、王直ももみくちゃにされる
普段は仏教面で滅多に表情筋が動かない王直の口角が少しだけ上がった - 128スレ主23/10/19(木) 00:17:27
幸せだった。そう幸せ"だった"
膝をつく王直の脳裏によぎる、己が敬い慕っていたロックスの死に様
血に塗れ息も絶え絶えなのに笑顔を絶やすことなく逝った船長の姿
ロックスが死んでからかつてのロックス海賊団の姿はどこにもなくなり、元クルーは顔を合わすだけで殺し合いをするようになった
中にはロックスの望みを歪んだ形で叶えようのする者も
王直はただ、ロックスの願いを叶えたかっただけなのだ
だからこそ黒ひげと組んだ。組んでしまった
生前のロックスの望みを叶えるために
だから……
「おれは……!今更止まるわけには行かない!!!!」
海楼石のせいで体を動かすのも辛いだろうに王直は立ち上がる
ローたちはまさか立ち上がるとは思っておらず目を見開いた
「クソっ!どれだけタフなんだアイツは……!」
「ヘルメッポさん!やれますか!?」
「あ、当たり前だろ!」
血を吐きフラフラになりながらも抗う姿はいっそ哀れに思える
けれど諦めたくなどない
どんなに惨めだろうと、どんなに苦しくても、止まることは許されない
「そこを、どけ!!!」
だが唐突に王直の足元に果てしない"闇"が現れた
その闇は王直を飲み込まんと渦巻き、王直は為す術なく闇に引きずり込まれる
王直は"黒ひげが自身を裏切った"と嫌でも察してしまった
「裏切ったなァァァァァァ!!!黒ひげェェェェェ!!!!!!」
そう咆哮しながら、ついに闇に全身を飲み込まれた王直
そこに黒ひげが現れ、ニィッと不気味に笑う
「……ゼハハハハ。何言ってやがる王直」
────"海賊同盟には裏切りが付き物"だろう? - 129二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 12:05:59
敵とはいえ裏切られたのか王直…
そして動き出す黒髭が本当に怖い - 130二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 12:56:26
- 131二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 15:47:02
黒髭遂に動き出した上やりやがったって思う位やったよね
- 132二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 16:12:13
船長がローとルフィだったからなぁ……
- 133二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 00:53:22
互いに良い奴だったからかな…
- 134二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 09:53:55
この世界線だとロックスは良い奴だったのか
別に原作がヤバいやつとは決まってないけど決まってない今の内なら良い奴にしてもセーフだからな - 135二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 21:10:11
丁度本誌の方でもゴッドバレーの話してるしナイスタイミング?
ロックスの外見とか性格とか描写されるのかな - 136スレ主23/10/21(土) 00:37:42
今日はあにまんの方が鯖安定しないからやめとく
というか昨日はなんも言わずSS更新しなくてごめん
普通に寝落ちしてた - 137二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 10:14:28
んまー寝落ちはよくある事だから仕方ない
鯖安定に関しては管理人に頑張ってもらうしかないから仕方ない - 138二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 14:28:06
大丈夫だ、寝落ちはみんなやってる
- 139二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 01:06:10
保守
年代的にも日誌にはゼファー先生のことも載ってそうだよね - 140スレ主23/10/22(日) 01:13:34
ごべーん!!!
今日SS更新しようと思っだけどよぉ!!!
Z見てたら情緒が死んで続き書く余裕がなくなっだぁ!!!
だってよォ!!!本誌で明らかになっていく世界政府の実情を知ってからZ見るともう無理だおれぁ…… - 141二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 11:25:59
- 142二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 11:39:12
スレ主、お疲れ様です!
まったり待ってます〜♪ - 143二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 19:04:21
本当色々お疲れ様です
本誌の元々やばかったのにその上をいく展開の世界政府のやばさが分かる度にZ見たら余計にやられるよね - 144二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 06:46:31
天竜人のヤバさを知るとこのロックス応援してしまう
- 145二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 18:35:12
保守
- 146スレ主23/10/24(火) 01:14:15
「な……」
「何が起こったんだ……?」
「あの二人は味方のはずでは……!?」
目を見開いてその場に固まることしか出来ない三人
見方を変えれば王直から三人を守ったとも思えるが相手はあの黒ひげ。それはないだろう
しかも二人は何やら味方のようだった
なのにどうして……
「ゼハハハハ!ようロー。まさかお前が王直をやるとはな。今頃やられてると思ってたがどうやって倒した?」
「……」
「……まぁ教えるわけねぇか」
ローは固く口を閉ざし話を聞かない姿勢をとる
そもそもロー自体どうやって倒したのか分からないのだ
例え教えようにも自分が分からなければ話しようがない
だが黒ひげはローが手の内を明かすわけもないかとパリパリと頭を搔く
「まぁいい。目的は果たしたんだ。ここに用はない。出来たらお前も連れて行きたかったんだが……。この様子だと無理そうだ。じゃあなロー!また会おうぜ!!!」
「ウィーハッハッハッ!!!結構楽しめたな!」
「……おれはここに来なくても良かったかもな」
「ホホホ。まぁまぁ。見てるだけでも楽しめたでしょう?」
「ケホッ……いい暇つぶしにはなった……」
「トプ、もっと遊びたかったんじゃ〜」
「女の方をコレクションしたかったんだが仕方ないね」
「おい待て!!!!」
黒ひげは幹部たちを引き連れ退散していく
それを慌てて追いかけようとするも数多の怪我に体力の限界が来たことでローはその場に崩れ落ちた
「ローさん!!!」
「おい大丈夫か!?」
コビーとヘルメッポはローの方に気を取られてしまいそのまま黒ひげたちを取り逃してしまう
だがそもそも戦闘をしていても二人だけだと為す術なく殺されだけだ
二人はローを出来る限り応急処置したあと離れ離れになってしまった四人と再開し、その後海軍本部に戻った - 147スレ主23/10/24(火) 01:14:34
ローは一週間立ったあとも目覚めず、コビーとヘルメッポは己の未熟さを再確認し訓練に明け暮れる日々
一方海軍元帥であるサカズキは提出された書類を読む
───────
ロッキーポート事件
我々は元ロックス海賊団メンバーである王直が潜むとされているロッキーポートへと向かった
しかし我々が着く頃にはターゲットと"王下七武海"で死の外科医トラファルガー・ローがターゲットである王直と交戦中であった
島民たちは死の外科医により港へ避難しており、島民から頼まれ我々は死の外科医の手助けへ向かう
だがそこには王直だけではなく何故か黒ひげ海賊団がいた
そこで黒ひげ海賊団と王直と乱戦となり、王直の能力により切り離され多くの海兵が犠牲となる
だが死の外科医と新兵コビー少佐の頑張りにより王を撃破
しかし同盟を組んでいたであろう黒ひげが王直を裏切ったようで未だに王直は生死不明
今回の事件で活躍した死の外科医は未だに目を覚まさない
医者によれば命に別状は無いためもうしばらくしたら起きるであろうとのこと
───────
ロッキーポート事件
死亡者:28名
行方不明者:219名
負傷者:37名
軽傷者:15名
サカズキは報告書を読み、得体の知れない悪寒が背筋に走った - 148二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 11:22:45
終結したとは言え不穏さしか残らないだろうな…
赤犬の胃は大丈夫か? - 149二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 16:23:59
赤犬!今こそローさん作の胃薬が光る時だ!!
- 150二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 21:06:48
ローさん大丈夫かなー
- 151スレ主23/10/25(水) 01:28:28
「……ここ、は」
「!ペンギン!シャチ!キャプテン目ェ覚ましたよ!!!」
「マジで!?うわ!マジじゃん!!!」
「ようやく目ェ覚ましたァ……良かったぁ……」
ローが目覚めるとそこには見覚えのない天井が広がっていた
するとすぐ側から聞き馴染みのある声が聞こえてきて騒がしくし始める
そして二つほど声が増え寝起きのローは耳に響く声に眉をひそめた
「あ、すみませんキャプテン……。キャプテンが目を覚ましたからつい……。お前らそろそろ落ち着け」
「あ、悪ぃペンギン」
「あいあい」
ペンギンに宥められ大人しくなるシャチとベポ
コイツら変わらねぇなと思いながら重い体をのっそりと起き上がらせる
「……ここどこだ」
「ああ。ここは海軍の救護部屋ですよ。キャプテン、一週間も目覚めないし怪我も酷いしで特別に海軍の許可が降りてここで治療してたんです」
ローはまさか海軍(世界政府)からそんな許可が出ていたなんて思いもせず目を見開くが、「まぁいいか」と寝続けたことにより乾燥していた喉を潤す
そうしたら廊下からバッタンバッタンと言う激しい音が聞こえてきた
「ローさんが目覚めたんですか!?」
「おいやめとけコビー!!!」 - 152スレ主23/10/25(水) 01:29:22
ガタン!と荒々しく扉を開けたのはロッキーポート事件で共闘したコビーとヘルメッポ
コビーは目を覚まして水を飲んでいるローを目にしたら分かりやすく目を輝かせた
一方ヘルメっポは未だにローを信用しきれてないため気を損ねたらどうなるのかと冷や汗たらたらである
「良かったぁ……。目、覚ましたんですね!」
「……コビー屋。もう少し静かに入れ」
呆れたようにローが咎めるとコビーは素直に謝る
そしてあっ!と何かを思い出したようでローの近くにあった椅子に腰を下ろした
「ローさんが眠っている間、ロッキーポート事件の詳細をまとめてたんです。なんだかローさんにも知らせた方がいいと思ったので情報共有として知らせておきます」
そう聞かされたのはロッキーポート事件の発生からローが眠っていた期間に判明した事柄
思っていたよりも甚大な被害に図らずとも少し眉をひそめてしまう
「と、いうことです」
「……そうか。わざわざありがとうなコビー屋」
「い、いえ!ロッキーポート事件のときにお世話になったんですからこれぐらいは!」
ローに素直に礼を言われたコビーは嬉しそうでありペンギンたちは珍しいなぁと思った
やはりヘルメッポは怯えており、コビーとは違って一歩後ろにいる
だが一連の流れでそこまで悪い印象を持たなかったのか警戒の色は薄くなっていた
「コビー。そろそろ訓練いかねぇとガープ中将にドヤされちまう」
「あっ!そうですね!じゃあローさん、怪我が治るまで安静にしておいて下さい!」
そう言って訓練に戻る2人を見送り、ローはなんとも言えない気持ちに襲われていた
ペンギンたちは顔を見合せ眠ってばかりで胃が良くなっていると見越し果物をショリショリと皮をむく
だがペンギンはローに近づきコビーの座っていた椅子に腰掛ける
「随分あの新兵に懐かれてましたね?なにかしたんですか?」
「……別に何も。アイツが勝手に懐いてきてるだけだ」
「満更でもないくせしてぇ。全く素直じゃないんだから……。?どうしたんですか?」
いつもなら噛み付いてくるのにローは反応せず遠いところを見続けるだけだった
ペンギンはどこか様子がおかしいと思い声をかけるがローは曖昧に返事をするのみ - 153スレ主23/10/25(水) 01:29:47
(王直、強かったな。下手したら死ぬところだった)
(……こんなんじゃダメだ。おれはもっと強くならねぇと)
(そうじゃなきゃ、到底あの人の"本懐"を叶えることが出来ねェ……!)
ロッキーポート事件で思い知った王直の強さ
だがこの世の中には王直よりも強い者たちが散漫といる
だから王直程度で手こずるなんてこと、あってはならない
ローは、ある決意をした
「ペンギン。電伝虫持ってこい」
「……?はい」
「……もしもし」
「ロー!どうしたお前から連絡してくれるなんて!」
「赤髪屋、会って話しがしたい。どこかで落ち合おう」
「……わかった」
シャンクスは滅多に連絡をしてこないローから連絡が来たことで大分浮かれていた
だがローから並々ならぬものを感じ、真剣な声音に変えた
それからローの怪我が完治し、数週間
四皇赤髪のシャンクス率いる赤髪海賊団と、王下七武海死の外科医トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団は海軍と世界政府にバレないようとある無人島で密会をしていた
クルーたちは少し離れた場所で談笑しており、船長たちは何やら真剣な顔で向き合っている
「ローから話を持ちかけるなんてな……。それで何があった」
「……おれは、もっと強くなりたい。……いいや、強くならなきゃいけねぇ」
シャンクスはその後続くローの言葉に驚愕することになる
「頼み事があるんだ」
───────おれを、鍛えてくれ - 154スレ主23/10/25(水) 01:31:34
というわけで、ロッキーポート事件編完結
ちょっといつも以上にオリジナル(捏造)設定満載だったけど許してくれ
情報開示される前ならどんなに捏造してもいいってばっちゃが言ってた
次回のSSは二年間の修行パートに移行するよ - 155二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 06:33:34
スレ主、お疲れ様!
続編お待ちしてます! - 156二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 09:14:44
- 157二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 13:10:29
ローも修行編入るのか。これはDR編が楽しみだ
- 158二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 16:39:52
ロッキーポート事件編完結お疲れ様です
最高でした
修行編も楽しみです - 159二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 22:08:54
ルフィ、もしかしてニカが出てる?
- 160スレ主23/10/26(木) 01:20:47
「覇気が弱まってるぞ!」
「クッソ……!分かってる!!!」
ガキン!と鉄と鉄がぶつかり合う音が響く
ベックマンは数日前から聞こえるようになったこの音にコーヒーを嗜みながらよくやるなと思う
椅子に座るベックマンの前にペンギンが座り込む
「うちのキャプテンのわがままに付き合ってくれて悪いな……。しかもキャプテンたちだけじゃなくておれたちまで鍛えてくれるなんてありがたい」
「いや、気にするな。どのみちお頭が決めたことならおれたちは反対しようもないしな」
そう言って肩をくすめるベックマンにペンギンはわかる〜と思っていた
そうしてローとシャンクスの戦闘音だけじゃなく後ろから聞こえてくる爆音に冷や汗を流す
後ろではライムジュースやルゥ、ヤソップに扱かれまくるクルーたちの叫び声が聞こえてくる
ペンギンももうしばらくしたら戻らなくちゃ行けないのでハァと溜息をついて肩を落とす
そんなペンギンを微笑ましく思いながらベックマンは煙草をふかした
「ハァ…ハァ……」
「今日はここまでだな!段々動きよくなってきてるぞ!この調子で頑張ろうな」
「あぁ……」
息切れを起こし汗を大量に流すローを見下ろしシャンクスは数日前のことを思い出していた - 161スレ主23/10/26(木) 01:21:00
『鍛えてほしいだって?』
『ああ。おれは数週間前に王直と戦った。……正直死ぬかと思った』
そう言って俯くローの頭に浮かぶのは圧倒的な強さを振りかざす王直の姿
深く息を吸ったローは改めて顔を上げてシャンクスを見つめる
『ここで苦戦をしていたからおれは前に進めない。だから頼む。おれを、鍛えてくれ』
『……』
そうやってシャンクスの目を真っ直ぐ見据えるローの瞳は本気そのもの
生半可な覚悟じゃないことは痛いほどわかった
ローの言うことにも一理ある
新世界には王直を超える化け物が沢山いるのだ
こんなことで苦戦しているようじゃ生きていけない
ならば己がすることは
『ああ!わかった!おれが鍛えてやる!ただしおれは厳しいぞ?やれるか?』
『ハッ!上等だやってやるよ』
挑発的なシャンクスの言葉にも強気に返しあくどく笑うロー
これは鍛えがいがあるな、と思いながらあることを思い出す
『鍛えるのは別にいいがローお前今七武海だろ?一応四皇であるおれに教えを乞いていいのか?』
『あ?黙ってりゃバレねェだろ。それにおれが強くなるってことは海軍にも実質的にプラスだろ。文句を言われる筋合いはねぇな』
ドンッ!と厚かましく言い放つローにシャンクスは苦笑いをする
こうしてローは四皇赤髪のシャンクスを師匠とし、二年間の修行をすることになる
※尚、そのことは海軍及び世界政府は知らない - 162二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 12:29:08
神避習得フラグかな?
- 163二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 15:49:55
ロー修行頑張ってね
- 164二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 16:36:28
- 165スレ主23/10/27(金) 01:12:29
今日も残業……
SS書く気力も無し……
スマンが今日はSS更新おやすみさせてほしいでやんす - 166二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 11:12:54
いいのだ
きつい時は休んでも全然いいのだ - 167二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 16:27:28
- 168二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 21:45:43
このレスは削除されています
- 169二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 23:24:39
このスレまじで大好きです
- 170スレ主23/10/28(土) 01:15:00
「ふぅ……」
「ははは。お疲れ様だ、ロー。よく着いてこれたな」
椅子に座ってルゥに渡された紅茶を飲んで一息つくロー
そんなローを頬杖をついて見守る
だがふと思ったことを聞いてしまう
「そういえば王直を倒したんだよな?どうやって倒したんだ?」
「……それが」
ロー自身どうやって倒したのか理解しておらず、覚えいる限りのことを使える
だがシャンクスはその力に心当たりがあるのか「ふむ……」と顎に手を当てた
そして一度目を閉じたあとローの顔を真っ直ぐ見つめてその力の招待を伝えようと口を開く
「恐らく、その力は悪魔の実の能力の"覚醒"だな」
「覚醒……?」
そうだ、とシャンクスは頷いた
覚醒についてはローは何も知らないらしく首を傾げる
そんな姿を見てシシャンクスは何だか微笑ましくなり口角が緩んだ
「覚醒は一部の能力者のみが辿りつくと言われてるものだ。中には覚醒の力に器が追いつかずに悪魔の実に自我を奪われる……と聞いたことがあるけど見た感じローは大丈夫そうだな」
覚醒……と呟くローを見てシャンクスはとあること思った
「ローは能力者なんだから無能力者のおれに鍛えてもらうんじゃなくて白ひげに頼んだ方が良かったんじゃないか?」
「……白ひげ屋はもう海賊を引退して"家族"と幸せに暮らしてるんだ。おれの身勝手な事情に巻き込むわけにはいかないだろ。……それに、能力だけに頼ってちゃやって行けないこともわかった。だから赤髪屋。アンタに頼ったんだ」
その言葉に目を見開いて固まる
まさかローがそんなことを考えているなんて思いもしなかった
だがそんなローだからこそシャンクスの厳しい特訓にも耐えられるのだろう
ならば、自分はローの望み通りに鍛えるのが筋というものではないのか
ふっとシャンクスは笑いコーヒーを体に流し込む
「じゃ、次は実践だな!」
「実践……?」 - 171二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 01:27:52
このレスは削除されています
- 172二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 12:37:20
幼少期+この辺の特訓で覇王色の芽が出たのかな?
原作と違って頼れる師匠ポジが居て安心する - 173二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 16:43:12
修行をしてるローも師匠してるシャンクスも本当素敵好き
- 174スレ主23/10/29(日) 01:15:17
今日もSS更新したいところだけど今日は割と朝早くから映画見に行く予定があるからもう寝るからおやすみ
完全に私情だけど許してくれ - 175二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 01:34:54
このレスは削除されています
- 176二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 08:17:57
- 177二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 19:40:06
神避お目見えワの国だったよね
DRで片鱗見えるかな? - 178二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 22:04:12
テス
- 179スレ主23/10/30(月) 01:29:17
今日はもう疲れ果ててSS更新する気分じゃないから裏設定だけ投げとく
裏設定っていうか補足というか……
まぁ裏設定ってことにしてくれ
裏設定⑤
ローが"覚醒"したことは黒ひげ及びコビメポ以外の海兵たちは知らない
黒ひげに至っては黒ひげ本人だけじゃなく幹部たちもローの覚醒を確認してなかったせいではある
ただ海軍に関してはコビメポが上に報告してないだけ
報告するのを忘れてるのではなく"意図的"に隠してる
一応ガープには伝えてあるけどガープも特に言いふらすことなく何もしてない
コビメポが覚醒について隠してるのはバレたらろくでもないことになることをなんとなく察してるから
コビーの思考回路的には恩人に面倒かけたくないって言う心情もあったりする
ヘルメッポはコビーが嫌がってるから「じゃあ報告すんのやめよ」って感じ
親友かな? - 180二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 09:05:31
これだからコビメッポは(褒め言葉)
- 181二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 18:42:42
裏設定もコビメポも最高
- 182スレ主23/10/31(火) 01:17:42
「アイツらは?」
「最近おれたちにちょっかいをかけてくる命知らず共だ。相手にしてやってもいいが少し面倒くさくてな。今の今まで放置してたんだ。だけどローの特訓相手にはちょうどいいだろ」
そう言ってワハハと笑うシャンクスに呆れるロー
まぁ実践も大事だから従うがどうもやる気が起きない
「別にいいが……。いいのか?本当におれがやっても」
「いいに決まってるだろ?それに七武海って政府に報酬とか納めなきゃ行けないんだろ?アイツら無駄に懸賞金だけは高いからローの手柄になるし、お前の特訓にもなる。一石二鳥じゃねぇか」
そう言われたら黙るしかない。シャンクスの言うことは確かに一理あるし、七武海を続けるためには不服だが世界政府に貢献した方が安泰だろうから、少し憂鬱だがやるしかないか……
「ハァ……room、シャンブルズ」
シュン!と敵船まで瞬間移動したローに相変わらず便利だな、とそう思った。相手の懸賞金が高くてもローの方が何倍も強いから負けはしないと思うが、万が一ローが海に落ちてしまったことを考慮しベックマンを連れ敵船の甲板が見えるところまで移動する
「おー!ローのやつやってんな!」
「心配はしてなかったが、可哀想になるな。相手が」
手を額に当て授業参観の気分で見守るシャンクスと、煙草をふかしながら「容赦ねぇな……」と思いつつ口元は笑ってるベックマン。流石は海のクズ、自分の娯楽には目がないらしい
「K・ROOM……アナススィージャ……」
「おっ!」
ローは鬼哭にroomを纏わせ伸ばし、鬼哭にとりあえずroomに慣らせ、完全にroomが馴染んだら勢いよく相手に突き刺した。だが相手はすぐさまそれを避け、本来は刺さるべき場所に刺さり問題は無いのだが……。避けられたことで狙いが定まらず船を貫通した
「「「あっ」」」
完全に戦闘不能にするため少し力を入れたロー
つまり分かるな?この後どうなるかが
「「「「「ギャアアアアア!!!」」」」」
そう、答えは船が大破する
文字通り海の藻屑になった海賊たち
海に浮かんでいた瓦礫にトン、と降り立つロー
だがもう一つのデメリット体力の消耗によって
「「ア"ッ!?」」
「あ、ヤベ」
ツルっ!と足を滑らせ派手な音を立てて海に沈むロー
・・・と黙り込み数秒見つめ合うシャンクスとベックマン
そしてもう一度ローが沈んだ場所を見て
「「ロ────ッッッ!!!」」
絶叫した - 183二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 12:04:32
体力強化と非能力者組の水泳スキル強化かな?
- 184二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 16:00:19
叫んどらんではよ助けに行って!!保護者組!
- 185二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 20:44:53
強力だけどまだ諸刃の剣だな
ふと思ったけどドレスローザ編のドフラミンゴもバタフライエフェクト的な影響で原作よりも強くなってそう
覚醒能力vs覚醒能力の戦いは見てみたい - 186二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 21:07:46
少なからずコラさんのドジ引き継いでたりします?
- 187スレ主23/11/01(水) 01:01:24
その後何とかローを救出した二人はとにかく急いでレッドフォース号へ帰還し、海水まみれでベタベタなローを暖かい風呂へぶち込んだ
それとルゥに頼みホットミルクも用事してもらい風呂から上がって来たローにそっと渡す
「フゥ……。わりぃ、助かった。まさか落ちるとは思ってなかった。なんか覚醒技使ったら体に力が入らねぇんだ」
「うーん、ローは覚醒技を使うとかなり体力が消耗するみたいだな。その分威力が段違いだが実践で使うのはまだまだ早いな」
「それと見ていた限りあの技は素早くて比較的小さい相手には向いていないな。使うとしたら大柄で動きが比較的鈍い相手に使うべきだろう」
そうやって冷静に分析を始める二人の話を聞いてローはこの覚醒技はドフラミンゴ相手には相性が悪いな……、と思い覚醒技はドフラミンゴには使わないことを決める
だからその分覇気を鍛えるべきだろう
だがしかし覚醒技を使いこなせることに超したことはない
覇気と覚醒技どちらを優先するべきか……
「とりあえず、覚醒技を使っても戦い続けられる程度には体力を付けるぞ!とにかく経験だ!」
「ああ。分かった。それと覇気の方ももっと鍛えていきたいんだが……」
「じゃあ並行していくか。覚醒技と覇気を両方極めていくのはかなり苦労するがそれでもいいんだな?」
「ああ」
「じゃあ決まりだな!とりあえず今日は休んどけ。修行再会は明日からだ」
そう言ってローを部屋に戻し頭の中で修行スケジュールを組み立てる
だが唐突にそうだ!とローのクルーたちの様子でも見に行くかと思い立った
そうと決まれば行くしかないだろう
隣で暇そうにしてたベックマンとルゥを引き連れて相変わらず悲鳴が響く甲板へ向かう
「どうせだしアイツらもおれが直接鍛えてやるか!」
「お頭のやつ更に追い討ちかけようとしてるな……?」
「本人に自覚はねぇがな。アイツらには心底同情する」
ルゥとベックマンは絶望するペンギンたちの顔を想像し苦笑いをした - 18816623/11/01(水) 07:51:14
- 189二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 15:45:32
最高に良かったです
- 190二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 17:31:37
- 191スレ主23/11/02(木) 00:54:55
- 192二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 01:49:10
たておつ埋め
- 193二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 02:15:02
たておつ!!
うめー - 194二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 07:14:06
たておつ!
- 195二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 08:00:58
たておつ埋め
スレ主の話も支援の話も両方好きだー! - 196二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 08:04:22
おっつ
- 197二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 16:08:58
乙うめー
- 198二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 18:14:49
梅うめー
- 199二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 18:15:33
埋め
- 200二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 18:17:52
うめ