もしかしてヒシアケボノって

1二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:33:25

ヒシアケボノって実は自己肯定感が高くない子なんじゃない?
育成初見ではモノローグとかも少なくて内面まで掴みきれずに漠然とした印象だったんだけど、ストイベとかキャラストとかを見返してから改めて育成してみて、その仮説を踏まえて考えると結構合点がいく場面が増えたんだよね。

2二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:34:05

ヒシアケボノといえばいつも人の笑顔を第一に明るく優しく振舞う印象が強いんだけど、その利他性から危うさが垣間見られる所もある。
例えば花嫁イベのビューティードリームカップでは、レースでアクシデントに遭ったボーノがマヤちゃんに心配を掛けまいと努めて明るく見送り、リタイアの選択肢がよぎる状況に自分の悔しさを押し殺して、皆がゴールできれば自分もうれしいそれで十分と自分に言い聞かせるような場面があった。

3二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:34:11

👺気づいたならヨシッ！

4二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:34:56

同じように育成内のレース疲れのイベントでも、明らかに疲労感を感じていながらトレーナーに対しては何事もないかのように明るく意気込んで見せていた。
また、キャラスト内でトレーナーから日頃のお礼がしたいと言われた際には、自分はおいしそうにご飯を食べてくれるだけで満足とその提案を断っていた。ただ、その断り方を見るにどこか引け目を感じているような印象を覚えたし、本音で本心を隠すのは花嫁イベでもやっていたことであり、悪い癖になっていると言う事もできる。

5二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:36:04

利他性から自身を蔑ろにしがちになる傾向は、人の意見に触れる際も彼女をよくない方向に導いてしまっていると思う。
育成の猫背の男に難癖ふっかけられるイベントでも、その言葉を真正直に受け止めてしまっていたし、バレンタインイベントでも自分の理想のチョコレートがビコーちゃんを嫌な気持ちさせて嫌われてしまうことを恐れもしていた。

6二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:36:39

冷静に考えてみれば、猫背の件には気に掛けるまでもなく「すみません」の一言があればいい話だし、苦手なものを食べさせられたとしてもそれでビコーちゃんが嫌いになるとは思えない。察するにおそらく自尊心も低さというのもヒシアケボノの心根にあるものであり、知らずのうちに彼女自身を苛んでいるのではないだろうか。
元来持っている大らかさや人の為に思考できる聡さから気丈な印象を受けるけど、上記の様な弱みも持ち合わせおり、例えるとすれば「HPは高く耐久力はあるが、防御力は低い」と言えるかもしれない。

7二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:37:39

こういった側面がありながら普段のヒシアケボノが快活に振舞えているのは彼女の両親の存在が大きく影響していると思う。
ヒシアケボノはとりわけ両親を話題に出すことが多く、その内容からも尊敬の念や好きという気持ちが伝わるほどであり、たくさんの愛情を受けて育ったことがうかがえる。
そんな両親から教わったものが「料理で人を笑顔にできる事」であり、お墨付きをもらっていたのが「大きいことは良い事」という言葉だった。
これらはヒシアケボノが行動するうえで屈託なく振舞えていることであり、大好きな両親からの言葉だからこそ絶対の価値観として彼女を支え、皆を笑顔にしたいという想いの一助となっているのかもしれない。

8二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:38:51

では自己肯定感の低さがあることがどんな問題があるのか、前述の要素もしかりではあるが一番に挙げるならば、ヒシアケボノのレースにおける理想である「全力で満足いくまでぶつかり合えて皆で笑顔になれること」の障害となってしまうことだろう。
その理想を実現するため自身の身体の大きさを活かしたいという希望がありながら、育成開始時点でトレーナーの「身体づくりをする」という提案で表情が曇ってしまうあたり、おそらくスカウト時に語っていたトレーナー候補達からは大きくなることを否定されてきたのだと考えられる。実際ファンからも身体の大きさに不安視を向けられる描写があり、そういったことの積み重ねから理想を抱えながらも主張しきれずスカウトでもレースと関係のない理由を求めてしまっていたのではないだろうか。

9二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:40:29

(あの人あたしのことになるとすっごい早口になるなぁ…)

10二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:40:38

しかし、そんな理由で契約したトレーナーだったが、蓋を開けてみればヒシアケボノの想いを深く理解し、その理想に少しでも近づこうと行動する姿に「すごいウマ娘だ」と肯定してくれたうえに、その想いは始めから正しかったのだと彼女が否定されてきた過去を突っぱねるかのように幼い日に諦めた夢である「ちゃんこ鍋」をあえて掲げ、その夢を「一緒に」と自身のものにもすることで例え非難が降りかかろうとも彼女が選んだ理想への道のりを共に歩み支えていく姿勢を示してみせたわけだ。
育成開始時点ですでにヒシアケボノは大きな救いに出会っていたのだ。

11二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:40:55

ヒシアケボノ研究科…さすがや

12二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:41:19

持ってない身からすると助かる
参考にさせていただきます

13二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:43:53

自身の身体の末路とかに対して達観した面はあるがそれと同じくらいに歳相応の無邪気さと脆さを併せ持つのがヒシアケボノというウマ娘だと思う

14二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 22:54:14

よくぞここまで解釈を練り上げた…あんたが一番のちゃんこだよ…

15二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 23:02:23

す、すごい…

16二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 23:08:01

ヒシアケボノのトレーナーは何もしてない、なんて言われることもあるけど大きい身体の活かし方を分かりやすく噛み砕いて説明できるような聡さもあったり、ヒシアケボノがらしくあれるように且つトレーナーとして導いていけるように手綱をとれる器用さもあったりと結構有能な人材でもあると思うんだよな。
なにより度々ひとを困惑させてきた「ちゃんこ鍋とは？」という文言を完璧に理解し、さらには通りすがりのお相撲さんが発した「真のちゃんこ鍋」という言葉をもヒシアケボノにすら先んじて解明できるような理解力もある。ちょっと評価を改めなければいけないかもしれんな……

17二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 23:12:32

このレスは削除されています

18二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 23:13:41

やっぱり丸め込まれやすいだけかもしれんな…

19二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 23:17:38

ヒシアケボノのトレーナーはギャグとシリアスの反復横跳に対応できる稀有な存在でもある

育成終盤のヒシアケボノの選択を尊重するのかなり勇気いるよね

20二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 23:23:14

謎の半角スペース

21二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 23:45:17

防御力が低いといってもあながち悪い面ばかりじゃなくてな、夏合宿の祭りの時なんか二人きり夜の浜辺で花火を見に手を繋ぐだけでウブなネンネになっちまうんだからかわいいよな

22二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 23:57:02

トレーナーと出会うまでちゃんこ鍋になりたいという気持ちを諦めていたことを考えると、屈託なくヒーローを志すビコーちゃんはボーノの目にはかなり眩しく映っていたんじゃないかな
育成内でビコーちゃんが曇ってしまった時も、ただ面倒を見たいという気持ちだけでなく困難にぶつかったとしても何度でも立ち上がれるようなヒーロー性をこちらが思うよりもずっと真っすぐヒシアケボノは信じていたのかもしれない

23二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 08:23:28

いままでは”おっきいことは良いこと”といってもどこか客観的な言い方をしていて、あくまで人を喜ばせられることを基準の第一に置いて判断していたような印象を受けていたけど、タイキとのスプリンターズSを経てようやく皆の笑顔の為とかだけじゃなく”自分”を含めて好きだからとストレートに言えるようになったのがホントに良いんだ。おれもすきだ

24二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 12:25:29

随分知能指数の高いちゃんこだなぁ……

25二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 15:25:45

自分自身を等閑にしがちだったヒシアケボノが、クリスマスのイベントではスカウトの時みたいにご飯をごちそうすることとかを引き合いに出すわけでもなく、ただ自分と一緒にいて欲しいと伝えるのは彼女にとって相当の勇気がいる事だったと思うんだよね

>>29

26二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 15:57:33

これは見事なちゃんこスレ

27二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 16:03:18

美味しそうなちゃんこ鍋の幻覚が文面から見えたぜ
おなかすいたな

28二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 16:16:54

デイリーレジェレで次にピースを集めるウマ娘が決まった

29二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 18:25:27

>>25

ただ伝える勇気までは振り絞れても応えを聞く勇気までは出せなくて話を逸らしてしまうのがいじらしくて愛おしいんだよな

でもそこでトレーナーが応えてしまったらその時点でハッピーエンドとして主題歌とエンドロールを流して終幕としなければならないくらいのものではあるから育成としてはこれで良かったのかもしれん

30二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 19:05:51

貴方は素晴らしいちゃんこ鍋だ
同じちゃんこ鍋として敬意を表する

31二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 20:27:49

育成のシナリオはヒシアケボノが自身の理想をつらぬき続けられるか、トレーナーはその意思をどれだけ受け入れられるかが肝になってると思うんだよね
ボーノの怪我のリスクを負ってでも自分の理想を追い求めいたいという覚悟には感極まるし、トレーナーもあえてその選択をすること呑むことなんて普通はできないし実に感心する
普段からもトレーナーはヒシアケボノの趣味に付き合ってくれたり仕事中急に持ち運んだりしてもひとつも不満を向けないし、ほんと受け入れがすごいというか包容力すら感じる

32二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 20:28:15

受け入れすぎだろ、イエネコの方がまだ抵抗するぞ

33二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 20:28:27

このレスは削除されています

34二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 23:36:52

多分ボーノはただ単に優しいんじゃなくて、「自分は大きくて強いんだから」っていう意識が行動原理の根本にあるんじゃないかと思う

自分は大きくて強いんだから他人にあげるのは当たり前
自分は大きくて強いんだから他人からもらうのは不公平
自分は大きくて強いんだから他人を全力で殴ったりしちゃいけない
自分は大きくて強いんだから他人に腹が立っても我慢しなきゃいけない
自分は大きくて強いんだから他人に「大きいのが辛い」なんて言っちゃいけない
自分は大きくて強いんだから他人に「強い事の辛さ」を理解されなくても仕方ない

多分これを子供の頃から周囲の大人に叩き込まれてきて、ボーノ自身の思考回路にも染み付いちゃってるんだと思う
ボーノにとっての『ちゃんこ鍋』が「誰もが『全力で』楽しめるレース」なのは他ならぬ彼女が全力で戦いたいからなんじゃないかな
そしてその『ちゃんこ鍋』の概念を理解するという事は、彼女の「自分は大きくて強い」というコンプレックスまで含めて理解し肯定するという事であって、だからこそボノトレはあんなにもボーノに信頼されるんだと思う

35二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 23:57:29

大きいコンプが無いようである子だからな
隠してるだけで

36二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 00:00:13

包容力があるがそのせいで無理が出てきているが周りに気を遣われることに後ろめたさを感じるので自分が我慢すれば良いとなってしまう優しい子
トレーナーはそれを肯定して全て包み込む更にでかい器があるんだなぁ

>>42

37二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 00:02:54

俺ヒシアケボノ未所持だけどこの説明見て何となく分かった気がする

38二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 00:09:16

優しいというより臆病なんだろう
まあ優しいのは優しいんだが駄目なタイプの優しさというか
駄目男に引っかかって貢いでしまうタイプの優しさ

>>46

39二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 00:19:57

争いを避けたいがために常に周りに対して常に優しくしてしまう、言い換えれば都合の良い人間になってしまうというのは往々にしてあるからな
何かしてあげることで笑顔を得る、つい対価つきの施しをしてしまうのは自分に自信が無いことの裏返しでもある
育成ストーリーはそういう自分の無い子が自分を見つめ直し本当にやりたいことを見付けて貫き通すのを手助けするという話
だから例えそのあとまともに走れなくなろうが、本人のやりたいことをやれたんだからよかったとなるんだな

40二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 00:25:49

天晴れだちゃんこ鍋
生涯貴様を忘れることはないだろう

41二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 00:27:34

まって、愛が重い

42二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 07:51:42

>>36

バレイベでビコーちゃんの相談に乗った時も、本当はヒシアケボノ自身隠しておきたかったことだろうにそれでもビコーちゃんの為にと気持ちをさらけ出すのすごい優しさだと思う。マジ女神、美しきアウロラ…

43二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 17:48:31

大きいことは強みだと理解できているし自身も大きいことは好きではあるけど、どことなく自分自身とリンクできていないというか…あくまですごいのは大きいことや料理だと思ってそうというか…
得意なことがあったり評価されてたとしても自信としてなかなか身につかないことってリアルでも割とあることよね

44二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 17:59:34

もうお前がちゃんこでいいよ

45二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 22:09:43

バレンタインのストーリーやサポカのテキスト内でも自分の好きを振りかざすことを遠慮しているような描写があったけど、それがあったからこそトレーナーの前ではこんな風に屈託なく好きを共有することができてるのホント良かったなって…
やっぱり心から朗らかに自分らしくいられる時のヒシアケボノが一番素敵だよ…

46二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 22:37:15

>>38

優しくあるのは美徳だし確かに長所でもあるんだけど、あまりにも分け隔てなさすぎるしその為にわが身を削ることをいとわないような危うさもあるから心配になる面も出てくるよね

47二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 10:13:06

トレーナーさんもいつも笑顔でいるようなイメージあるけどそれはボーノがいつもいい子でいてくれるからであって、猫背の男に対してブチ切れてたり怪我のリスクが発覚したときもめっちゃ不服そうに今後の方針について提案してたり結構感情がストレートに表に出るタイプっぽいんだよな
でもそんな人だからこそ負の感情は隠し切ろうとしてしまうヒシアケボノにとっては良いお手本になってるのかも知れないね

48二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 18:22:24

Twitterで見たやつだけど「おっきいことは良いこと」って決まった形で発言すること多いしそれ自体親からもらった言葉なのかもっていう考察があったな

49二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 00:16:39

最終的にキャラストの７話ではちゃんと彼女らしい考え方で引け目を感じることなく真っすぐに自分自身の幸福をも思えるようになれたのがなによりうれしい限りだなって…