- 1SS23/09/28(木) 21:01:28
※約1ヶ月ぶりですが続編書きます(前作を覚えてくれてる人がいるかは怪しいけど)。下に前作のURLを載せておくのでよかったらご覧ください
また諸事情により投稿ペースがかなり遅いと思いますのでご了承ください
前作 12年分の"ケジメ"
↓
https://bbs.animanch.com/board/2188168/?res=145
- 2二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 21:38:07
保守
- 3二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 21:41:10
とりあえず保守
- 4二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 22:16:55
たておつ
- 5二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 23:12:10
乙
その後の成長を見る感じか
エレジアもある程度復興してるのかな - 6SS23/09/28(木) 23:43:09
度々雷が落ちる中、荒れた海をホワイトタイガー号は前進していた。本来なら安全面などを考慮して一部の帆を広げるに留める所だが、船員達は1年ぶりにウタを見られると全ての帆を広げて全速を出していた
アイン『……よりによって何でこのタイミングで嵐に遭遇するのかしら………』ガラガラ
『……雨男でもおるんかもしれんのぉ………運が無いわ』
アイン『嘆いてないで手伝いなさいよ。このままだと下手したら間に合わないかもしれないわよ?』
『それは困るな……ちょい待て、先に連絡入れとくわ』
そう言うと男は電伝虫を使って赤髪に連絡をいれた
電伝虫(赤髪)『誰だ?今忙しいんだが……』
『手紙に連絡先送りつけといて何やその態度わ……?』
電伝虫(赤髪)『あぁアンタか‼︎悪い悪い。ちょっとライブステージの準備で忙しくてな‼︎』
『お前らが準備しとるんか……?その道のプロやなくて?』
電伝虫(赤髪)『まだエレジアには殆ど人がいなくてな……今回のライブでより多くの人を移住させられれば、ゴードンも喜ぶんだが……』
『せやけどお前なぁ……それこそ専門の奴がやらんと要らん粗が出かねんぞ?』
電伝虫(赤髪)『ごもっともだがその点は心配ない。ゴードンが完璧にこなしてくれてるからな‼︎』
『まぁ……おっさんのお墨付きなんやったらえぇか』 - 7二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 23:45:04
保守
- 8二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 00:16:54
これは期待
- 9二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 00:44:16
保守
- 10二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 02:00:51
保守
- 11SS23/09/29(金) 09:10:51
電伝虫(赤髪)『それでどうしたんだ?いきなり連絡するなんて……何かあったのか?』
『あぁ。今ワシらエレジアに向かっとるんやけど、運悪く嵐に遭遇してもうての?下手したら間に合わんかもしれん』
電伝虫(赤髪)『それは困る‼︎』
『ワシらが1番困っとるっちゅうねん』
電伝虫(赤髪)『アンタ達が来るのをウタは楽しみにしてるんだぞ⁉︎ルフィの次に喜んでたってのに……』
『‼︎おい……今"ルフィ"言うたか?』
電伝虫(赤髪)『え……?あぁ、言ったが……』
『………まさかとは言わんけど"麦わらのルフィ"の事ちゃうやろうな?』
電伝虫(赤髪)『そのまさかだが……?』
『何で2代目海賊王が来とんねん‼︎関係ある事は知っとったけど、まさかライブにまで首突っ込んでくるとは思ったらわかったわ‼︎』
電伝虫(赤髪)『ま…まぁまぁ落ち着けって……ルフィも船員達も手荒な真似はしねぇから』
『ハァ……で?ハートの海賊団はもう来とるんか?』
電伝虫(赤髪)『ん?あぁ、もう来てるぞ』
『……そうか(……ラミは間に合ったみたいやのぉ………)』
なんだかんだラミを心配していた男だった - 12二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 20:46:05
無事いけるのかおじさん
- 13SS23/09/29(金) 21:00:02
電伝虫(赤髪)『まぁそう言う事だ、こっちは問題ないから安心してくれ。ところでアンタ達はどのくらい遅れるんだ?』
『まだ分からん……少なくとも開始には間に合わん。アイツにも伝えといてくれ』
電伝虫(赤髪)『………分かった。じゃあそろそろ…』
『……待て赤髪』
電伝虫(赤髪)『ん?』
『……………"楽譜"には気ぃつけや』
電伝虫(赤髪)『……あぁ‼︎』ガチャ
そうして通信は切られた。一応念を押した男だったが、不安を払拭しきれていなかった
(………"アイツ"を呼ぶべきなんかのぉ…………アイツが居れば万が一の事があっても何とかなるかもしれんし………)
男は頭を掻きながらどうするべきか悩んだ。しかし今は嵐の中、あまり長引かせる訳にもいかず男は早急に決めた
1=呼ばない
2=呼ぶ
dice1d2=2 (2)
- 14二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 01:55:36
保守
- 15SS23/09/30(土) 11:13:12
(………まぁ呼んどいて損はないか)
男は再び電伝虫を使ってある人物に連絡を飛ばした
電伝虫(???)『もしもし』
『久しぶりやのぉ。ワシやワシ』
電伝虫(???)『………あぁ、お前か』
『何年ぶりやろうな?今何しとるんや?』
電伝虫(???)『今か?変わらず漁師を続けてるよ』
『あぁ……そういえばそんな事しとったな。確か海王類専門やったっけ?需要あるんかそれ………?』
電伝虫(漁師)『意外とある。生きてる内は厄介な存在だが、食料として見てみれば存外優秀だからな。で?本当に何の用なんだ?後1時間で見たい物が始まるから依頼は無しだぞ』
『ならちょうどえぇ……お前の見たいもんっちゅうのは、エレジアのライブやろ?』
電伝虫(漁師)『何だ知ってるのか?』
『お前昔から歌が好きやったやろ?予想くらいつくっちゅうねん。まぁそれで何やけど……』 - 16二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 20:53:25
誰だろう
ネームドかなそれともおじさんの個人的な知り合いだろうか - 17二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 05:45:16
保守
- 18二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:37:32
漁師さん強そうだな
- 19SS23/10/01(日) 16:52:24
男は漁師にこれまでの経緯を話しながらエレジアに向かって欲しい旨を伝え、ダメ元で頼んだ
電伝虫(漁師)『………まぁいいだろう。なんだかんだ言ってお前の依頼だしな……』
『助かる………どのくらいで着く?』
電伝虫(漁師)『うーん……今は新世界にいるからなぁ………恐らくだが開始には間に合わないだろうな』
『それでもえぇ。少なくともワシらよりは早ぉ着くやろう』
電伝虫(漁師)『分かった。じゃあ現地で』ガチャ
そう言うと漁師は電伝虫を切った。男は内心の不安が僅かながら消えた事を感じながら甲板に戻った
アイン『遅かったじゃない。何を話してたの?』
『すまんすまん。ちょっと雑談と保険をな……』
アイン『?』
________________
同時刻 新世界
ガチャ
漁師『………行くか。ん?』
漁師が準備を済ませてエレジアに向かおうと外に出たが、そこでトレーニングしている1人の男に目がいった - 20二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 02:01:13
新世界の海で海王類狩ってる漁師はかなり強いのはわかる
- 21SS23/10/02(月) 07:15:27
???『フン‼︎……フン‼︎……フン‼︎……』
漁師『(………確かアイツ、麦わらの一味と縁があるとか言ってたな……)……おい』
???『はい‼︎何でしょうか。依頼ですか?』
漁師『あぁ。と言っても……漁じゃないがな』
???『というと?』
漁師『まぁ昔馴染みからの依頼だ………それはそうと、お前確か麦わらの一味と縁があるんだったよな?』
???『えぇ……まぁそうですが……』
漁師『今回の依頼なんだが、どうも現地に麦わらの一味がいるみたいでな。お前も来るか?』
???『‼︎それは願ってもない事ですが……その……』
漁師『……?あぁ……確かに場所が違うからなぁ。だが連中は拠点を持たずに動き続けている。待ってるだけじゃあ会えないぞ?』
???『………分かりました。行きます』
漁師『そうか。なら早く準備してくれ、急げって御達しが来てるんでな』
???『はい‼︎』
元気よく返事すると男はすぐに身支度を始めた。しかし準備に時間はさほどかからず、男は4つのヘッドホンと特徴的な武器を持って出てきた - 22二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 18:33:06
誰だろう
敬語だからコビーか? - 23SS23/10/03(火) 04:04:19
漁師『?……何故余分にヘッドホンを?』
???『予備です。万が一があったら師匠も全力を出せないでしょう?』
漁師『まぁそれはそうだが………まぁいい。終わったなら行くぞ』
???『はい‼︎……あっ、ちょっと待ってください‼︎』
そう言うと男は持っていた手荷物をその場に置くと、薄汚れた海賊旗がかけられた墓標に近づき、目を閉じ手を合わせた。しばらくそうしていた男は手を合わせ終わると再び漁師の元に戻った
漁師『……今度こそいいな?』
???『はい‼︎』
漁師『よし。じゃあこれ』スッ
確認した漁師は少し長めのロープの端を男に手渡した。手渡された男は手慣れた手つきでロープを腰に結び、渡した漁師も同様に結んだ
漁師『タイミングはいつも通りだ。荷物を落とすなよ』
???『はい‼︎』
男からの返事を聞いた漁師は両腕の前腕と背負っている巨大なリュックの両脇につけられた細長い樽から能力を使って空気を出して宙に浮いた。そして徐々に前に向かって前進すべく加速していった。ロープで繋がっている男は漁師に付いて行く形で地面を走った
漁師『………今‼︎』ゴオオォォォォ‼︎
???『はい‼︎』バッ‼︎
漁師は自身の出した合図と共に樽から出す空気の量を増やし、一気に速度と高度を上げた。そしてそれに合わせるように男も地面を蹴って宙に浮き、漁師に牽引する形で男も飛んだ。それを確認した漁師は靴の裏に付けた小さな樽の端からも空気を出して加速し、エレジアへ飛んで行った - 24二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 11:15:48
保守
- 25二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 22:25:56
保守
- 26SS23/10/03(火) 22:48:44
こうして各々が行動に移す中、その時は着実に近づいていった。そして遂に、世界中にいるファンや彼女の関係者達が待ちに待った瞬間が訪れた
1時間後 エレジア会場
ワアァァァァ‼︎ワアァァァァ‼︎ワアァァァァ‼︎
ウタ『………皆‼︎やっと会えたね。ウタだよ‼︎』
ワアァァァァ‼︎UTA‼︎UTA‼︎UTA‼︎UTA‼︎UTA‼︎
彼女の登場に会場は一気に湧きだった。その熱量は非常に凄まじく、とても活動を始めてまだ約1年足らずの新米歌手とは思えない程の物であり、舞台裏で娘の活躍を見届けていた赤髪海賊団を困惑させた
シャンクス『………配信の声を聞いて凄い数だとは思っていたが…………』
ベックマン『あぁ、凄ぇ熱量だな……』
ヤソップ『あんなに離れてるってのにこっちの耳がやられそうだ………ウタの奴、ヘッドホンはしてるが大丈夫か?』
ルー『そこは心配ねぇぞ。見てみろよアレ』
ウタ『皆ぁ‼︎今日は私と一緒に、いっぱい楽しんじゃお‼︎』
シャンクス『……あんな笑顔、俺達ですら見た事がねぇ』
ベックマン『ガキの頃の夢が叶ったんだ。当然だろ』
シャンクス『分かってるよそんな事。まぁ後は……』
ベックマン『………ルフィがいるからだろうな。13年前から一度も会ったなかったんだ、余計気合い入れてんだろうな』 - 27二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 10:19:25
赤髪海賊団がライブ見に来れてるのよかった
ただ不穏なフラグが立ってるんだよな - 28二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 21:46:02
ライブは成功できるといいな
- 29二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 09:21:38
政府や海軍はこのライブはどう見てるんだろうか
やっぱり向かってるのか? - 30二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 21:10:46
やっぱり危険だと思われてはいるんかな
- 31SS23/10/06(金) 01:15:57
会場の活気をよそに赤髪海賊団は話していると、挨拶を済ませた彼女がライブの開始を宣言した
ウタ『皆‼︎今日は私の初めてのライブに来てくれてありがとう‼︎直接ここに来れなかった人達も電伝虫越しで楽しんで行ってね‼︎じゃあ始めるよ‼︎皆を夢の世界に連れて行ってあげる‼︎』
ワアァァァァ‼︎ワアァァァァ‼︎ワアァァァァ‼︎
ベックマン『始まるみたいだ』
シャンクス『あぁ、お前ら‼︎耳の穴かっぽじって聞こうぜ‼︎』
________________
エレジア会場 舞台裏 休憩室
ゴードン『よいしょっ……と‼︎』ドサッ‼︎
ライブが始まる少し前、舞台であるエレジアの国王であるゴードンは大量の楽譜を休憩室に運んでいた
ゴードン『ふぅ………この歳になると疲れやすいな……』
大量の楽譜を机に置くと、想像以上の疲労に椅子にもたれかかった
ゴードン『……本当にこの量の歌を歌いきるつもりなんだろうか………いや、ウタならやるだろう』
大量に積み上げられた新旧混じった楽譜の束を見ながら彼は呟いた。国王でありながら歌手として様々な状況でも歌ってきた彼だったが、これだけの量を休憩込みとはいえ連続で歌った事はなかった
ゴードン『"視聴者達とかつての住民達に少しでも報いたい"……か』
当時の記憶が頭をよぎり視線を落とすゴードン。既に惨劇から13年が経過しても尚、消える事なく彼の頭に残り続けている。だがその度にライブ前にウタが言っていた事を思い出した
ゴードン『……過去に拘り過ぎるのも考え物だな。ウタの言う通り、今出来る事を出来るだけやろう……さぁ‼︎早く舞台袖に持っていかなくては……』 - 32二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 12:14:53
トラウマはすぐには癒えないからやっぱり頭によぎってしまうか
でもゴードンさん前向きに頑張ってるな - 33二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 00:03:50
ウタは結構体力あるよね
- 34二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 11:49:16
ゴードンもお疲れ様だな
ライブが終わった後労ってあげられるといいな - 35二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 23:16:30
保守
- 36SS23/10/08(日) 00:05:53
dice1d2=2 (2)
- 37二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 11:55:07
どういう選択肢になるんだろうか
- 38SS23/10/08(日) 22:10:26
ヒラヒラ……
ゴードン『よいしょ……早くいかなければ、少し休み過ぎてしまった……』
ススス……
ゴードン『っと、束が乱れている……雑に起き過ぎたか………』ゴソゴソ
ゴードンは置いた時に多少乱れた楽譜の束を整えると、再び楽譜を持って舞台へ急いだ
________________
数時間後 エレジア近海上空
ゴオオォォォォ‼︎
漁師『………そろそろだ‼︎備えろ‼︎』
???『はい‼︎』ガチャガチャ
既にライブが始まってしばらく経った頃、長々と飛んできた2人がようやくエレジアに到着した。漁師の合図を聞いた男は持ってきたヘッドホンの1つを自分に付けた
???『付けました‼︎』
漁師『………』コクッ
ゴオオォォォォ………
男がヘッドホンを付けた事を確認すると、漁師は速度を落としてその場の空中に止まった
漁師『………』ブウゥゥゥゥン - 39SS23/10/09(月) 08:55:49
漁師はその場で止まると再び能力を使用。すると先程まで微かに聞こえていた海の音や風の音などの音が完全に遮断され、環境音は彼の耳に届かなくなった
漁師『……よし』ゴオオォォォォ‼︎
音の遮断を確認した漁師は再びエレジアに向かって飛んでいった。そして数分後に会場の上にある流線型の屋根らしき物にゆっくりと着地した
漁師『………』トントン
???『………』コクッ カチャ
漁師が男を下ろして着地すると、男の側に近づいた後に男に再び合図を送った。確認した男はヘッドホンを外した
???『ありがとうございます。今回は普段以上に能力に助けられてますね……』
漁師『あぁ、常時展開するのはちょっと大袈裟かもだが、出来ればこの技も無駄骨である事を祈るよ……彼女はここの正反対のステージにいるはずだ。行くぞ』バッ‼︎
???『はい‼︎』バッ‼︎
同時刻 会場裏
ヘルメッポ《誰か飛んで来たぞ。ありゃ身内じゃねぇ》カキカキ
コビー《見たところ能力者みたいですね。引き続き監視を続けましょう》カキカキ
漁師達が降りたのを2人は影からヘッドホンをしながら見ていた。声が聞こえない為執筆で会話している
コビー《運ばれていた方の見た目はどうでしたか?能力者のほうは見ていたんですが……》カキカキ
ヘルメッポ《確か灰色のジャージみたいな服装で頭に縞模様のバンダナをつけてたか?後は確か、トンファーバトンだっけか?それに近い武器を2つ持ってるように見えたが》カキカキ - 40二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 20:23:52
楽譜の束が乱れてるのが嫌な予感しかしない
- 41二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 08:01:19
まさか忍び込んだ?
- 42SS23/10/10(火) 19:48:43
一方2人の監視に気付かなかった漁師達は会場の屋根らしき物を伝ってステージ付近まで移動していた
漁師『ここで止まれ。辺りを偵察する』
???『わかりました』
2人はそれぞれ双眼鏡を持って静まり返った会場を眺め始めた
漁師『………いた』
ウタ『〜♬♫〜〜♪〜♬〜〜』
???『………歌ってるんですかね?』
漁師『一応彼女の世界だと、今まさに歌ってる最中みたいだ………ハァ……』
???『連動してるって事ですかね?………ってうわっ⁉︎』
男が漁師を見てみると、何故かその場に座り込んでいた。その様相は何処ぞの幽霊娘の攻撃を受けた後のように漁師の周りの空間は黒ずんでいた
漁師『今すぐ能力解いて歌を聞きたい……』ズーン
???『駄目ですよ絶対⁉︎』
漁師『ハァ……元はと言えばあの日に依頼を寄越したどっかの王族のクソ野郎のせいだ……アレが無きゃあ、ちゃんとチケット買ってここに来れたってのに………』ズーン
???『取り敢えず気を確かに……‼︎確かに身勝手な奴でしたけど、報酬見て即決したのも師匠じゃないですか……』
漁師『しかなねぇだろ………まさか件の海王類が甲羅持ちなんて思わなかったんだから。結局手間取ってチケット買えなかったしよ………』ズーン - 43二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 07:09:58
そういえばシャンクス達もライブ聴いてるからウタワールドなのか
- 44二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 10:48:40
このレスは削除されています
- 45二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 21:53:19
漁師さんドンマイ
- 46SS23/10/12(木) 08:52:10
???『取り敢えず能力は解かないでくださいよ⁉︎』
漁師『分かった分かった………取り敢えず観客の把握もしとくか』
男に言われた漁師は多少気落ちしつつも再び双眼鏡を手に取った
漁師『舞台袖に1人……国王のゴードン氏か』
???『あの束は……楽譜ですね』
漁師『あれ全部歌うつもりなのか……』(困惑)
???『みたいですね。?……反対側の舞台袖に誰か居ませんか?』
漁師『いるな……多分赤髪のシャンクスだろう。まさか本当に親子だったとは………依頼を受けた時に聞いてはいたが………』
???『衝撃というか……凄いですね、これは……』
漁師『あぁ……っ!中央を見てみろ。お前の顔見知りがいるぞ』
???『中央…?っ‼︎アレは……』
漁師『………間違いない。2代目"海賊王"モンキー・D・ルフィだ。ここまで大物が集まるとは驚きだな……』
???(………3年ぶりだな……サンジさん) - 47二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 20:28:49
保守
- 48二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 07:16:34
このレスは削除されています
- 49二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 18:37:01
もう一人誰だろうな
- 50SS23/10/13(金) 23:13:27
漁師『1年前に旧政府を打倒した解放の戦士………まさかこの目で直接見れるとは思っても見なかったな』
???『今は……彼女の能力で寝てますね。無防備ですけど大丈夫なんですかね?』
漁師『……まぁここにいる連中は全員寝てるだろうからそこは問題ないだろう。まぁ耳を塞いだ所で彼女が歌えばそれまでだろうが……』
???『どういう事です?』
漁師『基本的に歌……この場合は音だが、これを完全に遮断するのは簡単な事じゃない。天才の生み出す産物か、悪魔の実の能力か……完全に遮断するにはそのどちらかじゃないと不可能だ。今俺達が無事なのは後者になる、まぁ完全に遮断してる訳じゃないが』
???『遮断してないんですか?』
漁師『いや一応してはいるんぞ?俺の能力の場合、完全な音の遮断は不可能ってだけだ。ただ俺達に届く頃には認識出来ない程度になってるから効果が出ないんだろう。ようは歌じゃない何かの音に変化してる訳だ』
???『成る程……しかしヘッドホンや耳栓をしてれば………』
漁師『それで完全な遮断なんて無理だぞ?耳栓は論外として、お前に渡してあるヘッドホンもあくまで俺の発する爆音から鼓膜を守る為に軽減する為の物であって、音を完璧に消す物じゃない。仮にそれを付けてても彼女が歌ってたらお前は確実に寝るだろうよ。だから絶対に俺の側から離れるなよ』
???『分かりました……』
会話を終えると、2人は再び会場を見渡した
漁師『………ん?』
???『どうしました?』
漁師『……気のせいかね?俺の視線の先に新聞で見た事ある王女が寝てる気がするんだけど?』
???『見覚え……?』 - 51二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 10:53:10
ビビ?
- 52二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 22:41:55
だれだろうね
- 53SS23/10/14(土) 22:43:16
漁師『外側にいる青髪の女だ。ピンク髪の女に抱きつかれてる奴』
???『…………あぁ、確か1年前くらいに出てましたっけ………?抱きついてる奴は見たことありませんが……』
ビビ・レベッカ『『Zzzz……Zzzz……』』
漁師『確か青い方はアラバスタ…?だったか。ともかく麦わらとの関係が深い国だったはず………ちょっと面倒な事になったな……』
???『万が一戦闘が起きたら、師匠のやり方だと巻き込みかねませんもんね………』
漁師『万が一青い方に何かあったら……考えたくも無い。触らぬ神に祟り無しってやつだ』
???『比喩でも何でも無いですね………っ⁉︎』
そう言い、男が真下の観客達を見始めると
『………』ギロッ
不気味な顔をした白目の男がこちらを見ていた
???『ッ⁉︎……』バッ‼︎
漁師『ん?どうした急に?』
???『……今この会場にいる連中は皆寝てるんですよね……?』
漁師『遮断してない限りはそのはずだが……』
???『……真下に、やばい奴がいます………しかもこっちに気づいてます』 - 54二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 10:28:58
ビビとレベッカもいるのか
どうなるんだろうな - 55二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 22:17:36
保守
- 56SS23/10/15(日) 22:20:17
漁師『真下……?』
男からの返事に疑問しか出てこなかった漁師は試しに真下を見てみると、相変わらず不気味な男がこちらを見ていた
漁師『うおっ……何だあの血の気の無い奴………ん?あの顔……何処かで見たような……』
???『あるんですか……?』
漁師は朧げな記憶をどうにか掘り出した
漁師『えーと………確か…キャベンディッシュだったっけ?麦わら傘下の……』
???『キャベン……ディッシュ…?確かに聞いた事があるような………』
漁師『数年前から色んな意味で有名だったみたいだしな………まぁあんな顔色悪いとは思ってなかったが………』
???『何で起きてるんですかね……歌は聞こえてると思うんですが………』
漁師『…………さぁ……?まぁどっちにしろ、こっちに手を出す気が無いなら放っといていいだろう。それより……っ!』
???『………どうしたんです?』
漁師『……………参ったなぁ。この距離で気付かれたか……聞いてた話よりずっと強くないか……?』ポリポリ
???『………?』
____________________
同時刻 ステージ
ウタ『………あそこにいる人達、誰だろう…?』 - 57二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 05:14:58
保守
- 58SS23/10/16(月) 07:12:30
会場にいるほぼ全ての人々が眠っている中、ウタはウタワールドで観客達を楽しませながらも、現実世界では1人で退屈な時間を過ごしていた
ウタ『ライブに遅れて来た人達なのかなぁ……?でもあんな場所にいる理由が思い浮かばないし………おじさんとアインさん……ではないかな。本当に誰だろう?』
単なる歌手ならば、遠い場所で身を隠しながら周囲を偵察している漁師達の存在に気付くはずがない。だがウタは歌手としての練習の傍ら男の元で12年もの間、来る日も来る日も鍛え続けていた。当然ウタの覇気や実力は新世界でも十二分に通用する程にまで進化していた
ウタ『おじさん達と別れてからは、配信が忙しくて修行出来てなかったからなぁ……もしかして精度落ちちゃったのかな?』
____________________
漁師『ハァ……行くぞ』ガシッ
???『え?行くって何処にってうわっ⁉︎』
ゴオォォォォォ‼︎
一方ウタの見聞色に見つかった漁師はというと、自分達が見つかった事を悟った漁師によってウタの元へ飛んで行った
ウタ『あっ……飛んできた…………』
ゴオォォォォォ‼︎
漁師『(……口が動いていない。今は歌ってないな)………初めまして、プリンセスウタ』ブウゥゥゥゥン……
漁師はウタが歌っていない事を確認すると、自身の周りに纏っていた物を解除した
ウタ『こんにちは。あんな所で何してたの?』
漁師『まぁ……ちょっと仕事でな』
ウタ『…………ライブを邪魔する気?』 - 59二次元好きの匿名さん23/10/16(月) 18:38:11
ハクバ目覚めてるのほっといて大丈夫かな
- 60二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 06:23:21
保守
- 61SS23/10/17(火) 09:24:10
漁師『あぁいや‼︎別にそういう意図は無い……‼︎実は……』
漁師は男からの依頼など、自身がここにいる理由を話した
ウタ『おじさんが………変わってないなぁ』
漁師『アイツはもう何があっても変わらんだろうしな……』
ウタ『私もそんな気がする………ねぇ。名前何て言うの?』
漁師『名前……?生憎名前は持ってないからなぁ……まぁ漁師と呼んでくれ』
ウタ『そっか。漁師さんね‼︎よろしく‼︎』
漁師『…………疑問は持たないんだな』
ウタ『だっておじさんがそうだし』
漁師『確かに……』
ウタ『で?そっちの人は?』
???『俺か……俺はギン、元海賊だがよろしく頼む』
ウタ『ギンさんね‼︎こっちこそよろしく‼︎あれ……?今は海賊じゃ無いの?』
漁師『あぁ……そのぉ、何と言うか…………』
ギン『色々あったんだよ。聞きたいなら話すが……』 - 62二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 20:38:27
ギンだったのか
- 63二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 07:10:02
サンジさんって言ってたしね
- 64二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 18:20:08
すごく戦力が揃ってる感じがするな
- 65SS23/10/19(木) 04:20:41
ウタ『凄く気になる‼︎』
漁師『随分わかりやすい髪だな……』
ギン『それでいいのか……?一応ライブ中なんだろ?』
ウタ『今は休憩時間だから大丈夫だよ。それに普段の配信もそうなんだけど……見ての通り、私の能力って皆寝ちゃうからさ……ウタワールドは賑やかなんだけど現実側はとっても寂しいからさ。誰か話す相手が欲しかったんだ‼︎』
ギン『そ、そうか……まぁいいが………』
漁師『成る程なぁ……じゃあ今そっちの世界で何してんだ?』
ウタ『今?今は……』
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同時刻 ウタワールド 舞台袖
シャンクス『お前らはホントに変わらねぇな……』
ルフィ・ウタ『『シャンクスには言われたく(ねぇ)ない‼︎』』
シャンクス『ほら見ろ、こんな時まで息ピッタリだ。フーシャ村の時から全く変わってねぇ』
ルフィ・ウタ『『ぐぬぬぬ……‼︎』』
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ウタ『……騒いでる……かな……………』アハハハ… - 66二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 15:56:55
やっぱり張り合ってるのか
シャンクスもいるしすごく楽しそうだな - 67SS23/10/19(木) 23:35:23
漁師『……?』
ウタ『……まぁまぁ、私の話はいいからさ‼︎それよりギンさんの話聞きたいな‼︎』
ギン『そうか……と言っても、そこまで面白い話でもないがな………俺は2年前に新世界に行ったんだ』
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少し時間が進み、エレジア近海
『………ようやっと着いたのぉ……………全員ぶっ倒れとるけど……』
アイン『そりゃそうでしょ……あんな暴風雨の中、全速力で突っ込んだんだから…………皆くたくたよ……』
暴風雨の中を、帆も畳まず全速力で突っ切るという。側から見れば正気を疑われかねない所業で何とかエレジア近海までやって来た男達。しかし元住民達含め手空きの船員総出で操艦した結果、作業していた船員は軒並み甲板にぶっ倒れると言うある種の地獄絵図と化していた
アイン『間に合ったのは良かったけど……流石にすぐ上陸する元気は無いわ…………10分だけ休憩しましょう……』
『そうするしかないのぉ……少し歯痒いけど…』
アイン『それは皆一緒よ……ハァ……』バタン‼︎
とうとうアインもその場でぶっ倒れ、甲板で立っているのは男ただ1人だけとなった
『…………何も無いとえぇんやけどのぉ……』
それは彼らしくない弱音だった - 68二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 11:01:42
楽譜が乱れてたのがやばい予感ビンビンするんだよな
- 69二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 21:57:27
ギンはあの当時であの強さだったから
今はすごいことになってそうだ - 70二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 09:44:25
トットムジカもし復活したとき外の戦力がちょっと人数不安だな
- 71二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 21:12:53
保守
- 72SS23/10/22(日) 00:47:33
同時刻 ウタワールド 舞台袖
ブゥー…ン
ウタ『あれ?何だろうこれ?』
ルフィ『ん?あぁトラ男‼︎お前も来てたんだなぁ‼︎』
ロー『違う。付き合いだ……』
ルフィとウタが話していると、ローが能力で舞台袖に飛んできた。そしてそのローの後ろからライブの為に見繕ったであろう2人が顔を出した
ベポ・ラミ『『………』』ニコニコ
ロー『……コイツらの』
ウタ『あっ‼︎ラミちゃん‼︎それに…………あの時のシロクマさん‼︎』
シャンクス(忘れてたなあれは……)
ルフィ『ん?なぁトラ男。お前のとこにあんな奴いたっけ?』
ルフィはウタに抱きつかれるラミを指差しながらローに尋ねる
ロー『妹だ。1年前に再開した』
ルフィ『へぇ…妹がいたのか。ん?トラ男……お前なんというか、前会った時より嬉しそうだな』
ロー『………詮索はよせ。麦わら屋』 - 73二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 11:46:13
ラミちゃん生きてる!?
- 74二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 23:32:21
トラ男よかったな
- 75二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 11:21:52
このレスは削除されています
- 76二次元好きの匿名さん23/10/23(月) 23:19:34
保守
- 77SS23/10/23(月) 23:58:56
シャンクス『良く来てくれたな。トラファルガー』
ロー『赤髪屋か……むしろ礼を言いたい』
ローは相変わらずウタに抱きつくラミを見た
ロー『……ラミはこの日を心から待ち望んでいたんだ。思ってたのとは違うが………兄妹で一緒に思い出を作れそうだからな。感謝してる……』
シャンクス『お前……ルフィから聞いてたより良い奴だな‼︎』
ロー『………おい麦わら屋。お前赤髪屋に何吹き込みやがった』
ルフィ『ん?トラ男は友達だろ?』
ロー『ハァ……もう好きにしろ』
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同時刻 現実側
ウタ『それでシャンクスがさぁ〜‼︎入る前にノックしてって散々言ってるのにノックしないんだよ?それに一旦お酒飲み始めたら絶対酔い潰れちゃうんだから‼︎介抱する身にもなって欲しいよホント‼︎』
ギン『想像よりずっと大変なんだな……』
漁師(どっちが親なんだこれ……?)
ウタ『まぁでも……何だかんだ言って嬉しいんだよね。お父さんだし』
漁師(良い子だなぁ……知ってたけど)
ウタ『あっ‼︎そろそろ準備しないと』 - 78二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 09:53:36
この和やかなライブが続いてくれるといいんだけどね
フラグが立っている以上そうも行かないか… - 79二次元好きの匿名さん23/10/24(火) 21:21:17
まあなんとかなると思おう
- 80SS23/10/24(火) 21:32:08
ギン『準備?』
ウタ『うん、あと10分したら休憩が終わるんだ。その後に歌う楽譜を持って来ないと……』
そう言いながらウタは舞台袖で寝ているゴードンの横にそり立つ楽譜の束の元へ向かった。漁師達はあまりにも多い楽譜の量に再び顔を引きずらせつつ、ウタに着いて行く
漁師『なぁ……ホントにあの量を歌い切るのか………?』
ウタ『うん。これだけは絶対歌わないといけないからさ……申し訳ないんだけど、ちょっと運ぶの手伝ってくれないかな……?ちょっとこの量を運ぶのは別の意味で疲れちゃう……』
ギン『まぁ……そうだろうな…』
漁師『そこで歌ってもあっちの世界じゃ変わらなくないか?』
ウタ『まぁそうなんだけど、基本的に歌う時はウタワールドと同じ状態で歌った方が集中できるからさ』
漁師『成る程な』
結局、漁師達が気を遣ってほぼ全ての楽譜を運んだ。しかし漁師達の疲労は想像よりずっと上だった
漁師『俺達楽譜を運んだんだよな……?』ハァ…ハァ…
ウタ『うん』
漁師『………何曲分あるんだ…その楽譜の束……?』
ウタ『大体200曲くらい…?』
漁師(正気じゃねぇ……) - 81二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 09:13:12
歌う体力はやっぱ鍛えたんだろうな
- 82二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 20:57:47
200はすごいな
- 83二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 08:47:17
保守
- 84SS23/10/26(木) 20:35:10
ギン『……本気か?そもそも200曲なんて歌い切れるのか……?』
ウタ『一応休憩込みなら今日中に終わる……はず』
漁師『無茶苦茶だ……普通なら4〜50曲も歌えれば良い方だ。到底喉が保つはずがねぇ………』
ウタ『……もしかして、漁師さんって元歌手だったりする?ゴードンと全く同じ事言ってるけど……』
漁師『一応な………まぁちゃんとした歌手って訳じゃ無かったが………歌う機会は多かったな』
ウタ『へぇ……そうなんだ』
漁師『って俺の事は良いんだよ。後気になってるんだが……この楽譜の束どういう集まりなんだ?全体的に新しい楽譜が多いのに、3分の1くらいは一部が燃えてたり紙自体が古かったりするみたいだが……』
ウタ『………』
彼が純粋に質問をすると、それまで笑顔が多かったウタの表情は一気に落ち込む。踏み込みすぎたと察した漁師は頭を抱える
漁師(…………やっちまったか……これ…………?)
ウタ『……その古い楽譜はね…大半が13年以上前に作られたんだ』
ギン『13年……』
漁師『例の事件か……』
ウタ『うん……』 - 85二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 07:16:09
保守
- 86二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 18:04:33
あの日歌われなかった楽譜とかかな