サイレンススズカの同級生だった少年の話

  • 1二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:28:21

    注意。
    これはスズカのBSS作品です。
    苦手な方はブラウザバック推奨
    こうやって掲示板にSSを描くのは初めてなので
    拙い文章になってるかもだけど許してほしい。
    パソコンで打ったのでスマホだと見にくいかも
    それでもいいという方は是非読んでみてください。

  • 2二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:29:00

    おう怪文書はいつ何時でも受け付けるぞ
    どんどん書いて実力をつけていけ

  • 3二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:29:35

    小学生の頃、自慢できるものがあった。50m走の記録だ。
    毎年クラスではトップだったし、それは卒業まで変わることはない...そう思っていた。
    だが5年生になり、同じクラスになった1人の少女にそれは覆された。
    自分を負かした彼女の名は 「サイレンススズカ」。
    物静かで他のクラスメイトよりどこか知的に見えた、ウマ娘の少女だった。

    それ以来自分は、彼女のことが気になって仕方がなかった。
    授業中や休み時間、気付けば前の席に座る彼女の姿を目で追っていた。
    だが、声をかけることはしなかった。
    自分を負かした相手と仲良くなんて出来ない、そんな見栄があったからだ。
    「来年は俺が勝つ...」
    そう決意し来年の体力テストの日まで、練習に励んだ。
    それからというもの、毎日走り込んだ。そんな自分の姿を見て友人たちはこう言う...
    「走りでウマ娘に勝てるわけがないだろ」
    今にして思えばそうだ。だが当時の自分はそんなことを気にせず
    ただ彼女に勝ちたい、その一心で無我夢中だったのだ。

    そして月日は流れ、6年の体力テストの日。
    去年のタイムを大幅に更新することが出来た...けれど
    結局彼女に勝つことは出来なかった。
    自分はそんな彼女の涼しげな顔を、遠くから見つめることしか出来なかった。

  • 4二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:30:41

    Aくんここまでくると逆に惚れっぽいだけの人みたいになってきたな……

  • 5二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:32:24

    あれからしばらくが経ち、もうすぐ卒業の日が近づいていた。
    自分はそのままクラスの友人達と共に
    地元で家から一番近い中学校に入学することになった。
    この学校に通っている生徒の大半はそうだろうし
    彼女も...スズカもそうだろうと、勝手に思っていた。
    だが、中学の入学式当日、彼女の姿はそこにはなかった。

    中学生活が始まってからというもの
    自分はどこか空虚を感じていた。
    友人たちとの学校生活はそれなりに楽しめてはいたし
    あの子ちょっといいかも...と思うこともあったが
    スズカに勝ちたいと燃え盛っていた
    あの頃の熱意が自分の中からごっそり消えていたのだ。
    ふと彼女のことを考える。
    「あいつ...今何してんのかな」
    学校はどこに入学したのだろうか...地元の別の学校に行ったのか?
    いや、ウマ娘だしトレセン学園に行った可能性が高いか?
    あいつのあの速さなら、きっと他のウマ娘も適わないだろうな。
    そんなことを考えている内に、彼女のことで頭がいっぱいになっている自分に気付いた。

    「あぁ...俺やっぱり、あいつのことが好きだったんだ...」

    だが、もう彼女はここにはいない。
    恋を自覚したときにはもう、手遅れであった。

  • 6二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:35:39

    中学生活も終わり、高校入学からしばらく経ってのある日、
    「サイレンススズカ」がデビュー戦をするという話を耳にした。
    それを聞いていてもたってもいられなくなった。家に帰って早速調べる。
    「場所は...阪神レース場...兵庫県か」(史実ではなくゲーム中のメイクデビュー準拠)
    「ルートを調べてみたけどなんとか日帰りで行ける距離で助かった...」
    それからは早くその日が来ないかと毎日思いながら過ごした。
    好きになった子と4年以上振りに再開できる...
    それを思う度ドキドキが止まらなかった。

    そして、スズカのデビュー戦当日、張り切って早く出発した甲斐もあって
    いい場所を取ることが出来た。ここからなら彼女のレースも、表情もよく見えるだろう。
    そして、遂にスズカが場内へと姿を見せた。
    ...息を飲んだ
    小学生の時から大人びていた彼女は、あの時の雰囲気を残しつつも
    更に綺麗に成長していたからだ。
    「声を...かけるんだ...今ならあいつに届く...!」
    「..........」
    そう考えたもののぐっと堪えた。
    これは彼女にとって大事な1戦、気を散らさせるわけにはいかない、そう思ったからだ。

    そして、いよいよ彼女のデビュー戦が始まる...

  • 7二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:40:47

    結果は彼女の圧勝だった。
    スタートから先頭につけ、後続をどんどん引き離していき
    最後には2着の選手と7バ身差をつけての、大逃げによる圧倒的な試合だった。
    レース中自分はというと、ずっと彼女から目が離せなかった。
    洗練された走りのフォーム、揺れる艶やかな髪と尻尾、
    ターフの上を走り抜ける彼女はあまりにも美しかった。

    レースを終え息を整えていたスズカの方を見る
    「ふぅ、気持ちよかった...」
    そう呟き汗を拭いながら恍惚な笑みを浮かべる彼女。
    その光景を見てしまったとき、自分の中でなにかが爆発した。
    (興奮が収まらない...心臓の音が聞こえてしまいそうだ...)
    声をかけようとしていたことも忘れ、ウイニングライブを見ることもないまま
    その場から逃げるように帰路についた。

  • 8二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:44:07

    家に帰ってすぐに自分の部屋に駆け込んだ。
    (「ふぅ、気持ちよかった...」)
    あの時のスズカの表情が頭から離れない。
    それだけではない。あの表情をエロいと思った瞬間、彼女の全てが官能的に見えてしまったのだ。
    汗で湿った胸元、艶やかで綺麗な髪と尻尾、
    体操服に黒タイツのギャップ、すらっと伸びた脚、その全てが...

    我慢が出来なくなりパンツと一緒にズボンを一気に下ろす。
    返ってくるまでの間、ずっとガチガチだった物がそそり立っている。
    ここまで勃ったのは生まれて初めてだった。
    「スズカ...スズカぁ!!」
    一心不乱に自分の物を扱き始める。ターフを走る彼女を、美しいと感じていたことなど忘れて...
    部屋には摩擦音と、我慢汁によるくちゅくちゅとした水音だけが響く。
    「スズカ...イクよ.......あぁ!!イクッ!!」
    瞬間、信じられないくらいの精液が飛び散った。
    間違いなく過去一の射精量だった。
    1回抜いた後冷静になり、自分のやったことに嫌悪し罪悪感に苛まれる。
    「最低だ...俺...」
    そう思っているはずなのに、1回出しただけでは収まらない自分の物を見て
    泣きながら、勃たなくなるまで一晩中扱き続けた。

  • 9二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:45:59

    過去最高に気持ち悪いA君来たな……

  • 10二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:48:18

    スズカのデビュー戦以来、彼女のレースを見ていない。
    合わせる顔がないと思ったし、彼女を見てしまったら、あの時の表情を思い出し
    どうしようもなくなって、また同じことをするだろうと確信したからだ。
    そうして彼女のことを忘れようと,自分の中で心の整理がつき始めてしばらく...
    12月、雪の降る冬の日。見てしまった。
    トレーナーらしき男と身を寄せ合い、自分が見たことのないような
    笑みを浮かべて歩く「サイレンススズカ」の姿を...

  • 11二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:51:04

    沖Tにも惚れそうだなA君

  • 12二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:51:22

    こちらに気付かれないうちにさっとフードを被りやり過ごす。
    物陰から2人を観察する。会話は聞こえない。
    トレーナーらしき男は、見るからに人が良さそうで
    彼女に優しい笑顔を浮かべ話しかけている。
    そんな男に対してスズカも、愛のこもったような表情で返している。
    2人が親愛で結ばれた仲であるのは見ていて明らかだった。
    他の人から見ても非常に仲の良いカップルにしか見えないだろう。

    彼女に会ったらまた同じことをする...そう思っていたが
    そんな感情は消え失せていた。ふと、小学校時代のあの頃を思い出す。
    「あの時、勇気を出して声をかけていたら...スズカの隣にいられたのかな...」
    そうだったかもしれない。だがそうはならなかった。
    あの時声をかけられず、今惨めに立っているのが自分だ。
    その場に立ち尽くし、自然と涙が零れた。雪がフードの上に降り積もっていく。
    「さようなら...」

    あぁ、今日は凍えて堪らない。

  • 13二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:55:21

    乙、切ないけど綺麗に終わってよかった
    この主人公にA君の蔑称は似合わない

  • 14二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:56:29

    ありがとうございました。
    これには多少実体験も含まれているよ
    50m走のくだりとかまんま実体験だよ
    当時好きだったその子は転校しちゃったから
    それ以来会ってないよ
    後半は勿論創作だよ
    その子を想ってシコったりはしてないから安心してね

  • 15二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 23:59:14

    ちなみにスズカから見た少年は
    ただのクラスメイトでなんかよくこっちを見てるような…
    くらいにしか思ってないよ
    トレーナーはアプリT想定です

  • 16二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 00:03:00

    やっぱ文章描くのって難しいね
    みんなよくあんな長い文章を面白く描けるなぁと思った
    これも3時間程描くのにかかったよ

  • 17二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 00:05:47

    A君がスズシコしてるところが最高に気持ち悪くて惨めで良かったです

  • 18二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 00:12:38

    >>17

    センキュー

    自分を嫌悪しながらも致すのは

    重めなBSSには必須よね

  • 19二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 00:20:24

    キャラエミュに自信がなかったので
    スズカの台詞がなくても
    読めるような内容に気を配ったつもりです
    次描くときはもっとキャラの台詞も描きたいね

  • 20二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 00:28:06

    これを見て自分は思った…
    もしかしてウマ娘はより合うキャラはいるが
    大体全員BSSが書けるのでは?

  • 21二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 00:34:51

    >>20

    トレセン来るまで少なくとも小学校は普通の学校で過ごしてたのが大半だろうからな

    ウマ娘はみんな可愛い子ばかりだしBSSとは相性が良い

  • 22二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 00:40:42

    >>21

    そう思うといくらでも書けそうやな

    いろんなキャラで見てみてぇ

  • 23二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 01:27:42

    初めてにしてはよかったぞ
    次もよろしくな

  • 24二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 09:09:57

    スズカのも出来とって草

オススメ

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