- 1二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 15:52:36
- 2二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 15:59:30
剣と刀が合わさり最強に見えるって事かな(遠い目
- 3二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:01:16
えっ呼吸も使えると?
- 4二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:02:33
エフェクトじゃない炎を剣から出しそうですね(無詠唱魔術)
- 5二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:05:19
剣士に呼吸の概念広げるのか
闘気に呼吸加えて光の太刀とかやったらどんだけ速いんだ - 6二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:08:03
- 7二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:17:12
悪鬼と化した兄上に切りかかったのが最期の記憶・・・
気づけば赤髪の女性の顔が写っていた
体が思うように動かない、かろうじて眼前に伸ばした私の手はあまりにも小さかった
理解した、私はあの時兄上を斬れずに死に新たな命として赤子に転生したのだ
鬼の祖も兄上も斬れず、妻も子も守れず果てた哀れな私に何故天は新たな生を与えたのか・・・
もしかしたら私は機会を与えられたのかもしれない、今度こそ成すべきことを成す為に生きよと
この家は子沢山らしくきょうだい達も沢山いるようだ、今はきょうだい達を守れるように再び強さを求めよう
二度と大切なものを失わぬように・・・
今度こそ、本気で生きていく・・・! - 8二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:39:14
縁壱「私たちはそれ程大そうなものではない」
ジーク「気味が悪かった」
こうなる可能性 - 9二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:40:56
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- 10二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:43:42
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- 11二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:46:39
- 12二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:54:15
呼吸がなによりやばいのは他者に継承可能な技術だということだよなあ
剣術に流派が一個増えてしまうことに - 13二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:57:33
ルーデウス「名前はヨリイチにしよう」
エリス「変な名前だけど、強そうでいいわね」
エリスが三人目の子供を生んだ、名前はヨリイチ、一番に人との縁を大切にしてほしいと言う願いと
個人的に日本っぽい名前をつけたくなった、エリスに変な名前だと言われたが快く受け入れてくれた
新たな子を授かったのは嬉しいことなのだがどうしても不安があった
その子供は泣かなかった、もしかしたら今度こそ転生者かもしれないなんて不安もなくはなかったがそれ以上に
その子の額には大きなアザがあった、アザの有る子は忌み子だ、なんてのはこの世界では聞いたことはないが・・・
まるで炎のようなアザだ、生まれたときにどこかにぶつかってできたとは思えないアザだった
社長に見せたがなにも問題はないそうだが・・・ - 14二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:22:09
このレスは削除されています
- 15二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:22:09
信じられないものをみた
ヨリイチが五歳になった頃エリスと剣の稽古をしていた、オレは審判役だった
オレが「初め!」と叫んだ瞬間、エリスは三発くらい打ち込まれて倒れた、一瞬だった
子供相手だ、エリスが油断しきっていたのもあるとおもうが齢5歳の子供がエリスに勝った
エリス自身も何が起こったのか理解できない様子だった、これはもう才能とかそういう次元の話じゃないだろう
今のどうやったんだと聞いた、呼吸を使うのです父様とヨリイチは言った
確かに剣術において呼吸は大事だがそこまでのことを教えた記憶はない
やっぱりこいつ転生者じゃないか?でも現代人にできる芸当か?
もしかしたらこことも地球とも違う世界から来たんじゃないか?
どちらにしろとんでもない子が誕生してしまった、オレは頭を抱えた - 16二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:29:56
まぁ転生者でもルーデウスは愛するだろうしね
エリスも含めて呼吸について学びそう - 17二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:30:51
魔術は覚えてるのかな?
3歳くらいにはもう魔術の特訓してるらしいがグレイラットでは - 18二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:34:02
ゼニスに加えてララの念話翻訳が必要そうなやつ(幼少期は)を増やすんじゃない
…どこまで伸びるんだろう - 19二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:40:07
にしてもまた決闘だと剣士一強になるのか?というか呼吸をルーデウスが覚えたらやばいことになるんじゃ
- 20二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:44:32
ルディが前世の俺の髪が遺伝したって言ったらエリスすごい喜びそう
- 21二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:45:13
驚いた、この世界には魔術なるものが存在すると言う
三歳になった頃に今世の父上が見せてくれた、父上は手のひらで虚空から水の塊を生み出して見せた
私にも同じことができるのかと父上に問うてみた、父上は微笑みながらできるさと言ってくれた
今世の父上は厳しいところもあるが非常に優しいかただ、少し炭吉を思い出した
ただ妻が三人というのは少し節操がないのではないかと思う、しかし文化も世界も戦国の世とは違うのだから攻めるべき事でもないのか? - 22二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:50:07
末っ子ってことはクリスがお姉ちゃんか
めちゃくちゃ可愛がりそう - 23二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:51:34
- 24二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:55:48
火力面はよく分からないし破壊範囲はそこまでなんだけどスピードと謎効果がおかし過ぎるんだよな縁壱
まぁでも今世は兄弟と一杯好きな事して遊べ… - 25二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 17:59:37
神子でもないのにジークと腕相撲をして勝ちそう。
- 26二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 18:00:13
詠唱するならともかく無詠唱だと呼吸もできそうだし魔法も強化される可能性はあるぞ
- 27二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 18:07:09
- 28二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 18:19:29
この世界には理解も力もある家族がいるから…
- 29二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 18:21:23
家族仲のいい一家とか大好きになるだろうからヒトガミ絶対◯すマンになりそうだけど肝心の時にいないだよね(寿命)
- 30二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 18:24:04
ただ人を打つ感覚が嫌いって言ったらそうかで終わりそう
- 31二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 18:29:27
- 32二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 18:32:14
魂に寿命があって魔力に分解されるからな
- 33二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 18:40:33
やってしまった、
私は五歳になった頃母上に剣の稽古をすると言われ外に連れ出された
みれば分かる、私の母は強い、普段の立ち振舞いからして隙が少ない、今相対して改めて分かる
前世からみても剣豪と言われても才色ない、呼吸の技術がないこの世界でよくぞここまで練り上げられたものだ
眼前に剣豪・・・手に馴染む剣の感触・・・
そんな状況で私はすこし前世を思い出した、思い出してしまった
相対する母上を見ていると全てが透き通っていく、筋肉の脈動、骨のわずかなズレ
・・・気づけば母上は私の横で倒れていた、すぐに起き上がったがその表情は驚愕に満ちていた
遠くで見ていた父上も同じ表情だ、嫌な予感が頭をよぎった
また家から立ち去らなければいけないのだろうか、この家は親もきょうだい達もかつての兄上のように優しかった
この家族達を手放したくない、そう強く思った、涙がこぼれでそうだった
その時父が「今のはどうやったんだ?」と聞いてきた、呼吸を使った、簡単な答えだが・・・
呼吸は命を削る、かつての同士達は私が呼吸を教えたことによって早くに命をおとした
家族達に教えてしまったらまた彼らの寿命を奪ってしまう、しかし優しくしてくれた父に嘘までつきたくなかった
呼吸を使うのです、そう答えた - 34二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 18:59:37
呼吸をそのまま使うんじゃなくて魔術的研究をしてくれそうなパパと青ママがいてよかったね…
- 35二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 19:03:22
これはパパママは喜ぶけどルーシーが色んな意味で曇るのでは...
- 36二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 19:06:03
転生者だろうがなんだろうがパパは愛してくれるし赤ママも負けたとしてもすごいわね!!と納得してくれそうだし本当いい家系だ
- 37二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 19:18:44
縁壱は前世でも結構な目にあったのに生まれ変わってもこんな目に遭うなんて可哀想
- 38二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 19:21:52
そういうもんだって父親も母親達も理解があるしそういう風に産まれ落ちるやつもいるなって龍神にペ様もいるってめっちゃいい環境じゃん
純人類としてエリスから生まれるなら問題の時期には老人だろうし - 39二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 19:23:05
痣が出ないようにする対策とか発現後の延命とかも開発できそうなんだよね
既存の治癒魔術でもそこそこ寿命は延ばせそうだし - 40二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 19:28:32
「呼吸だと?」
「はい、ヨリイチは剣を振る前に不思議な呼吸をするんです」
オレはヨリイチに関してオルステッドに相談しに来た、あの後エリスは何度もヨリイチと剣を交えた
一度は本気になったエリスがヨリイチに切りかかりオレが止めに入ろうとしたがその前にヨリイチに転がされていた
ハッキリ言って異常だ、5歳の子供にエリスが歯が立たないなんて
ヨリイチは剣を振るう前に深く呼吸をする、しかしそれはただの呼吸ではない
なんと言うか呼吸の音が違う、ただ吸って吐くだけの呼吸とは音が違うのだ
「にわかには信じられん話だな、子供がエリスを倒すとは
筋肉や体格の差もあるだろう、それを呼吸だけで覆せるなど俺でも聞いたことがない」
「そうですか・・・」
オルステッドでも分からなかった、いったいあの子は何者なのだろう・・・
エリスとの模擬戦のあと、ヨリイチは言った
「ボクは・・・この家から出ていくべきなのでしょうか・・・」
その表情は今にも泣きそうだった、きっと過去に似たような事があったのだろう
五歳の我が息子、オレが知らない過去などほとんどないはず
ヨリイチはいい子だ、当然家から追い出したことなどない
オレは確信している、ヨリイチは転生者だ。 - 41二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 20:58:02
社長なら寿命が短くなっても呼吸を使いそうではある
ガチもんの神の子である社長の寿命が短くなるとも限らんが - 42二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 21:22:55
兄弟たくさんってことは5歳時点がアルスアイシャの一件前かもしれなくて
その場合はルディが転生したこと家族に伝えてないから転生者同士の秘密になるのかな - 43二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 21:40:49
岩柱見るに、呼吸極めれば痣発現は任意のタイミングにできるっぽいから、ヒトガミ戦のみで使えばいいからね
- 44二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 22:01:35
細かいかもしれんが縁壱の呼吸っていわゆる常中じゃないのかね
剣振る前じゃなくて常に全集中のやつ - 45二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 22:14:19
剣振る時は流石にちょっと変化があってルディはその時だけ使ってるって誤認してるとかでは?
- 46二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 22:37:29
少なくとも神子呪子という存在を理解できる家族がいるから縁壱によってはこれ以上無い余生じゃないかな
- 47二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 22:42:18
ただタイミングをミスるととんでもない才能持ってる末っ子に子供達が善意でバッドコミュニケーション発動して縁壱が背負わなくても良い使命感背負いかねないのがちょっとだけ不安ではある
- 48二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 22:48:45
- 49二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 22:58:06
龍神様って言い回しが割と理解できる表現だしね
- 50二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 23:56:28
でもルディとかみたいに別分野だけど戦闘で縁壱より勝ってる人もいるから前世よりは気持ちが楽になってそう
- 51二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 23:56:52
パンツ………
- 52二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 00:14:15
「・・・」
今日の稽古は時折家に出向いてくるおるすてっどなる男が立ち会っている
父上の話では彼はえらい龍神様であるそうだ、常に仮面をしているためかあまり実感がわかない
しかし立ち振舞いからただ者ではないことは分かっている、本当に神々の類いの存在なのか
魔術が存在する以上前世の常識は早々に捨て去った方が良さそうだ
しかしそんな龍神様に近しい人物とは我が父は思ったよりすごい方なのかもしれない
「今度こそギャフンと言わせてやるんだから!」
「・・・」
今日の稽古の相手は母上と父上の二人だ母上はやる気十分だが父上はあまり乗り気でない様子
「流石に二人がかりは大人げない気が・・・」
「シルフィも知ってるでしょう、ヨリイチの実力を計るにはもうエリスだけでは足りないと」
シルフィ母様とロキシー母様も玄関に座りながら見守ってくれている
他のきょうだい達も一緒だ、どうやら私の実力を計るための稽古らしい
龍神様もこちらを見ている、私としてはあまり呼吸について知られたくないのだがあの方はごまかせまい
父上も母上も強い、対して此方は子供の身、此方も手を抜いてはいられぬようだ - 53二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 02:59:39
アルスとジークがちょっと不憫に思えて来た
- 54二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 06:07:56
- 55二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 06:22:01
その劣等感も相まってアイシャ事件になるんじゃない?一年時間はかかるけどそれさえ終われば一皮剥けるしジークだって弟より弱いことより正義の味方になってパパの期待に応じることばっか考える事になるし兄上みたいになる子はいないと思う
- 56二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 07:40:37
- 57二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 07:48:22
かは
- 58二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 08:22:30
- 59二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 10:55:04
透き通る世界って魔術にも応用できそうだな
- 60二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 10:59:16
「今度こそギャフンと言わせてやるんだから!」
「・・・」
今日はエリスと一緒にヨリイチと模擬戦をすることになった
オルステッドの提案だが子供相手に2対1はさすがに大人げない気がしてやりづらい
しかし相手はエリスを瞬殺したヨリイチだ、手を抜き過ぎればこちらが痛い目をみる
「始めろ」
オルステッドの合図と共にエリスが突っ込み、俺が魔法で岩弾を生み出す
いつもの鋭いやつではなく丸く強度も低い、最悪怪我させてもシルフィとロキシーが見ている
あとは誠心誠意をもって謝ろう
なんて考えてたら既にエリスが宙を舞っていた、気がそれていたわけでもない
ちゃんと見ていた、でも全く見えなかった、直後にヨリイチがこちらに突っ込んでくる
魔法で迎撃するがヨリイチに当たる直前に全て切り落とされる
オレは即座に結界魔法を展開、これで一瞬でも時間を稼いで・・・
「ん・・・あ?」
「あ、パパ起きた」
目の前に天使が、じゃなかったルーシーがいた、いやルーシーは天使だが
起き上がるとエリスが伸びていた、ララに木の枝でつつかれている
オレは、オレ達はヨリイチに負けた、瞬殺だ、五歳の体でよくあんな動きができるな
本当に何者なんだろうか、あの太刀筋、剣神流に似ているが全く別物のようにも思える
ヨリイチは、オルステッドと話をしていた - 61二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 11:07:28
ただチートを一人送り込んでうぉぉぉ!!すげぇぇ!と他作品のトップ層のキャラを蹂躙するだけじゃなくて送り込んだ上でどんな展開になるのか楽しみではある
- 62二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 11:27:58
ルーデウスが月の呼吸覚えたらヤバそう
刀振るうだけで、魔術で作った高威力かつ広範囲の斬れる三日月わ出せるし、七以降は土魔術で作った刀を重力魔術で浮かせてしまえば再現出来る可能性がたかいので - 63二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 12:42:41
最終的にアルスは総合力、ジークはパワー、ヨリイチは剣術が強いって感じになって欲しい
- 64二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 18:25:40
ただルーデウスが呼吸覚えるより周りを守ってもらいながら魔術連打が一番強いんだけど
- 65二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 19:11:33
予見眼あるから他の人よりは対応余地あるのかなぁ
- 66二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 23:06:22
「お前のしている呼吸はただの呼吸ではないな?」
「・・・はい」
母上と父上との稽古の後、龍神様が私に話しかけてきた
いつもの仮面はしていなかった、その形相はやはり人にしか見えないがその眼からはとてつもない気迫を感じる
だが残忍な方ではないのだろう、声色もすこし優しさを感じた
「常人では肺が破裂しかねない様な呼吸のしかただ、それも戦いの最中だけじゃない、お前は普段の生活でもその呼吸をしているな?」
「・・・はい」
この方は欺けない、私の本能がそういっている、彼の質問に対して私はうなずくしかなかった
「それだけではない、お前は魔眼の類いを持っていないにも関わらず二人の動きを完全に見切っていた、二人の予備動作にたいしてに反応が速すぎる、あれはどうやった?」
「集中すると透き通って見えるのです、骨や筋肉のわずかな動きが、それに合わせて剣を振るいました」
「ふむ、透き通って見える・・・か・・・」
前世の生まれつきからそうだった、集中して相手をみれば骨や筋肉の動きが分かる、まるで人体が透き通っているかのように
龍神様はすこし考えるような顔をした後言った
「これよりヨリイチに剣を持たせることを禁止する」 - 67二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 23:21:57
- 68二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 04:36:22
足りなくないか?一言足りなくないか?
- 69二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 07:34:12
まあ縁壱は別に剣持たないなら持たないでいいやな人だし…
- 70二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 13:48:28
- 71二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 14:24:53
- 72二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 14:28:40
- 73二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 21:17:51
フラりと旅に出てそう。(手紙は小まめに送っています。)
- 74二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 21:19:21
伊之助と同時代の生まれだったら伊之助の呼吸真似られたのかは気になる
真似る必要があるかは別として - 75二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 22:06:32
「これよりヨリイチに剣を持たせることを禁止する」
「なん」
「なんでよ!!」
オルステッドの決定に対して疑問をもったオレの言葉を書き消すようにエリスが叫んだ
「ヨリイチは剣の天才よ!それなのに剣を禁止するなんておかしいじゃない!!」
エリスの意見はもっともだ、ヨリイチの剣術が天性のものだろうと前世からの技術だろうとすさまじいものなのは間違いない、オルステッドはヨリイチの力が驚異になると考えているのか、そんな考え方はこの人はしないと思うが・・・
「理由は二つある、一つはヨリイチが狙われてしまう可能性があるからだ。もちろんそこらの人間にヨリイチが捕らえられるとは思っていない、だがヨリイチの剣は三流派のどれとも違う、それも非常に協力なものだ、良からぬ注目を集めかねん。ヨリイチだけではない、お前の家族全員がだ」
この世界の剣術は基本的に剣神流、水神流、北神流の三流派のみだ、だがヨリイチの剣術はどれにも当てはまらない
剣神流だと言えば素人は納得するかもしれないが深く通じているものはごまかせないだろう
それを子供が振るっているのだ、ヨリイチだけじゃない、きょうだい全員が危険に晒される可能性ある
「二つ、ヨリイチの剣術は既に完成されている、そこに他流派の技が混じれば天性の才能がつぶれてしまう可能性がある、そしてこの剣術はヨリイチしかつかえん、誰も教えることができん、この技術は失うのはとても惜しい」
もしもヨリイチが他の流派の癖を変に覚えてしまえば今の剣術が廃れる、ヨリイチならそこのところも上手く吸収しそうだがやや分の悪い賭けになるか
「でも剣が使えないならそれこそ・・・」
「なにも生涯使うなと言うわけではない、魔法大学を卒業するまでだ」
「」 - 76二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 22:42:14
昔、ルーデウスの弟に縁壱が転生するスレがあったからそれかと思った
- 77二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 22:49:48
ルディもうちょっと縁壱始め子供の話も聞いてあげて…
- 78二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 22:58:37
お労しや兄上の転生もあったな
- 79二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 00:32:15
- 80二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 07:25:55
ああ
- 81二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 09:00:43
- 82二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 13:22:41
そもそも稽古でも人傷つけるの嫌な人だから本人視点だと嬉しそうだな
- 83二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 18:35:10
- 84二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 22:17:04
剣術が完成されているなら身体の成長待ちつつ、幼少期が大事な魔法に注力するのが合理的ではあるよね
- 85二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 03:53:23
ルディと社長に前世で剣を極めたことを早めに話せば隠れて特訓くらいはできそう
- 86二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 03:54:02
・闘気で呼吸数増加
・無詠唱治癒魔術で負担踏み倒し
・無詠唱風魔術で呼吸しやすい空間を保つ
・魔術で高速移動可能な強靭な肉体 - 87二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 05:19:42
呼吸はともかく剣術に関しては元からあったものをベースに作ってあるから多分三流派の剣術を取り込むことも縁壱なら容易なんだろうなって確信はある
それはそれとして、多分技術的には三流派が呼吸を取り入れて日の呼吸の型自体はあんまり注目されないだろうなってことも - 88二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 05:30:11
日の呼吸以外の呼吸は元から有った剣術に合った呼吸を縁壱が教えて出来たんだよな…
三大流派でも同じ事が出来そう - 89二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 06:42:06
- 90二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 07:21:00
- 91二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 08:21:58
- 92二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 08:23:50
- 93二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 18:14:21
才能マン過ぎて兄弟がコンプレックスを抱いている辺りとかね。
- 94二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 20:19:14
ぶっちゃけ射程の短い剥奪剣界じゃね?
- 95二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 20:57:54
呼吸法が広まると間違いなく極めた連中が痣発現して早死にするよね
オルステッド的にもチャート破壊の危険あるから変に広まるのは避けたいよな - 96二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 00:58:44
すみません今日調子悪かったので保守だけさせてください
- 97二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 01:16:45
- 98二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 07:08:46
保守
- 99二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 17:42:43
剣を持つことを禁じられた、今は魔術の鍛練に集中し、ラノア魔法大学を卒業せよと
この家の子は七つになればそのラノア魔法大学に入学する風習のようだ、当然私も二年後に入学することになるだろう
魔術は三つの頃から父上とシルフィ母様、ロキシー母様に習っている、無詠唱魔術もいくつか会得した
正直に言えば私は剣を振るうのは嫌いだ、固いものが肉を打つ感触、前世の幼少の頃から苦手だった
しかしその剣を禁じられたことを素直に喜ぶことができない、私は今世でやらなければいけない事がある
強くなることだ、せめて家族だけは守りたいと
前世では守ることができなかった家族を今度こそ守りたいと、新たな生を受けたときに誓った
それには刀、いや剣は必要だ、でければまた同じ惨劇が繰り返される
ふと顔を上げると目の前で前世での妻が、うたが腹から血を流して倒れていた
うただけではない、父上、母上達、きょうだい達全員が腹から血を流して倒れていた
後ずさった私の足になにかがつまずいて倒れた、刀だった
私は刀を手に取ろうとしたその時、目の前にかつての同志たちが現れた
同士達は私を睨み付けると全身がアザに飲み込まれて行き、灰となって崩れていった
そのおくでたたずむものが一人、六つの眼持つ異形の悪鬼と化した兄上だった
「……イチ……」
私が刀を手にすれば家族は助かる、しかしそうすればまた同士達を死なせ、兄上の様な存在を
「……ヨ……チ」
しかし刀がなければうたは、子は、家族は
「…ヨリイチ!!!」
「……はっ!!」
気づけば目の前には赤髪の女性、母上の顔があった
「大丈夫?怖い夢でもみたの?」
「お前がうなされるなんて珍しいな」
後ろから優しい声がかけられた、父上の声だ、私は二人に挟まれて眠っていた
どうやら私は悪夢を見ていたようだ - 100二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 18:08:01
「ルーデウス、ちょっと来て」
「んあ?エリス?」
オルステッドの目の前でヨリイチにボコボコにされたあと、オルステッドはヨリイチと何か話していて
剣は禁止!ってなって解散した、その夜眠りにつこうとしていたオレはエリスに呼ばれた
おいおいもうヨリイチに弟か妹ができちまうよ…なんて顔じゃないな、ヨリイチに何かあったのか
エリスの部屋にはいるとベッドの上でヨリイチが苦しんでいた
「ヨリイチ!?どうした!?」
「うなされてるみたいで起きないの、せめてルーデウスも一緒にいてもらったらと思って」
いつもは子供にしては静かすぎるくらいすやすや寝ていたヨリイチが珍しくうなされていた
オルステッドに怖い話でもされたのだろうか、それかヨリイチは転生者だし前世の夢か?
いずれにしろ尋常ではないうなされかただ、転生者だろうがなんだろうがヨリイチはオレの子だ、放ってはおけない
「わかった今日はオレもここで寝るよ」
「うん、ありがと」
横になりながらヨリイチに呼び掛けたり体をさすっていたらヨリイチが眼を覚ました
「母…上?父上?」
「やっと起きたか、お前ひどくうなされてたけど大丈夫か?怖い夢でもみたか?あのおじさんに怖い話でもされたのか?」
「いえ、その…私…ボクがみんなをキズつけてしまった夢を…見ました」
「バカね、ヨリイチがみんなを傷つけたりするわけないじゃない、むしろあなたは強いんだからみんなを守ってあげなさい」
「………はい」
「………」
ヨリイチは強い子だ、体も心も、たぶん前世から強かったと思う、でもそんなヨリイチにもどうしようもなかったことがあったんだろう
よし!明日にでも二人きりで前世について話してみよう、今はオレが父親だからな。 - 101二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 18:20:52
パパン…
- 102二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 22:52:12
- 103二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 00:00:44
眩しいほどの朝日を顔に受け、眼を覚ました
隣では父上がまだ寝息を立てていた、昨日うなされていた私を気遣って一緒に寝ていてくれたのか
反対側にいるはずの母上はいなかった、外から剣を振る音が聞こえる、熱心な方だ
朝食を食べてからルーシー姉様たちが学校へ行き、私は母上と剣の稽古…は禁止されたのでシルフィ母様と魔術の勉強
これが我がグレイラット家の朝だ、私はこの朝が好きだ
「ヨリイチ、昨日はうなされてた様だけど大丈夫だった?今夜はボクが一緒に寝てあげようか?」
「ありがとうございますシルフィ母様、ですがもう大丈夫です」
「そう?でも困ったことや悩みごとがあったら言ってね、ボクもヨリイチのママなんだから」
「はい」
そうして私は私室に戻った、剣がダメなら今は魔術を学ばねば、頼もしい父上、元気な母上、優しいシルフィ母様、博識なロキシー母様やきょうだい達、彼らを守るために
「ヨリイチとは距離を感じるなぁ、一度でいいからママって呼んでくれないかな・・・」
私室で勉強していると扉が叩かれた
「ヨリイチ、いまいいか?」
「父上ですか、どうぞ」
「その・・・ちょっと外に出て二人で話さないか?」
「?…分かりました」
そうして私は父上と共に家の裏に向かった、珍しい、父上が二人で話そうなんて
「その…なんだ…えっとな…」
「?」
なんとも歯切れが悪い、いったいなんの話だろう
「お前、日本って知ってるか?」
「!?」 - 104二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 00:06:17
戦国時代の人間と現代の人間は別だからねぇ
あとルーデウスからしたら鬼とかしらないし - 105二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 00:06:56
産屋敷さんが長生きしてるって情報さえあれば呪いは解けたとわかるんだが
- 106二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 00:17:19
転生したと父親に知られるって言わば人の嫁の乳を吸って子供になりきってたから不快感が凄いと罪悪感で死にそうな顔になりそう…
- 107二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 00:19:19
- 108二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 00:31:51
「その…なんだ…えっとな…」
ヨリイチを呼び出したはいいがなんて言えばいい?
ヨリイチは十中八九転生者だ、強さに関してはとてつもない天才だった、で説明できなくもない、手刀で人体貫く人や兄弟の首を引きちぎるやつだっているし、問題は言葉使いが丁寧すぎる、オレたちの事父上母上って言うし
もっと小さい頃に読み聞かせた本でそんな事言うキャラがいたかも知れないがヨリイチは興味なさげだった
他の子達はパパママって呼んでるのにそちらに影響されないのは不自然だ
それにヨリイチがふとしたときにする過去に想いを馳せるような顔、五歳の子供がする表情じゃない
ただ現代人だったとしても違和感がある、現代日本でも父上母上なんて呼ばないだろうし
いや、もしかしたらどこかのお坊っちゃまだった可能性もある、でも喋りたからして外国人ってことはないと思う
ならば、ここは日本語で
「お前、日本って知ってるか?」
「!?」
ヨリイチは驚愕の表情を浮かべた、日本語を理解していたのだ
ヨリイチは転生者だった - 109二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 01:55:36
息子が大人びてるパウロ、日本語で探りを入れるナナホシ
ルーデウスが自分と出会った人の経験をなぞるのいい...
これだよ無職転生は - 110二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 02:49:46
ナナホシルディ以外に追加人員が補給されているということは神子さんか運命力さんかは知らないけれども相当無茶してそう
この世界線のヒトガミもしかして本編世界線より相当強化されてたりしない? - 111二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 12:56:20
保守
- 112二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 17:16:34
日本・・・父は私がよく知る日本の言葉でその名を口にした、それは私が前世で生まれ育ち、そして死した国の名前
その名をよもやこの世界で聞くことになろうとは
「・・・知ってるんだな」
私が答える前に父上が言った、その表情はとても苦々しいものだった
当然の反応だ、我が子に前世の記憶があるなど気味が悪いことこの上ないだろう
いつかは気づかれると思っていた、私は今世に生まれたときから泣くことはなかったし乳も吸わなかった
いや、それ以前に初の稽古で母上を倒してしまったのがよくなかったか・・・
人を欺くのは苦手だ、この人たちを欺きたくなかった、だがバレれば離れていってしまう
この心地よい家族を手放したくなかった、その葛藤がずっと私を苦しめていた
だがそれもここまでのようだ
「はい、私は日本と言う国を知っています、ずっと昔生まれる前から」
「やっぱりお前は転生者だったんだな」
転生者、死んだ後に転生し、生まれ変わった者の事か、いやその前に
「父上、あなたも転生者・・・なのでしょうか」
「そうだ、オレも日本で死んで、この世界で赤ん坊になってて、今日まで生きてきた」
やはり日本の言葉でしゃべっている父上もそうなのだろう
「話し合わないか?転生者同士、腹を割ってさ」
「はい」 - 113二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 18:06:32
「・・・」
ヨリイチと転生者同士話し合った、前世であれしたこれしたとか、だが・・・
「戦国時代の人で?鬼と戦って?鬼の大将逃がしちゃって?兄上が鬼にされて?それらを追って長い旅をしてきたと」
「はい」
今世での年齢含めて年上の人だった、いやそれ以前に戦国時代って、そもそも鬼ってなんだ?
戦国時代には鬼が実際いたのか?地球って意外とファンタジック?
ヨリイチに嘘を言っている様子はない、頭がどうにかしているという可能性もあるにはあるが今は置いておく
うちの子は普通のはずです!!
「妻子も守れず、鬼の始祖も兄上も斬れず、己の使命をなにも果たせず、なにも成せなかった人生だったのです」
「お、おう」
話が壮大すぎて若干ついていけなかった、オレなんていじめられて引きこもりなってブリッジオ○ニーしてたら家から追い出されて、なんかヨリイチの人生と比べるのもおこがましいな・・・
「あなたの時代では鬼はいなかったのですよね?」
「ああ、童話とかにはでてくるけど実物はいなかったな」
「よかった、鬼の討伐は果たされたのですね」
ヨリイチはまた遠くを見つめていた
「あなたも後悔の多い人生だったでしょうが今は幸せそうで何よりです」
「ああ、今は本当に幸せだよ」
ヨリイチはニッコリ笑うと立ち上がりその場を去ろうとした
「お、おい、どこに行くんだ?」
「やはり私は家を出ようと思います、一度は老いぼれたものが子供としてお世話になるわけにはいきませんから」
「ダメだ」
「え?」 - 114二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 18:30:49
話が壮大過ぎてついていけない
↑歴史学者(お前が言ってんじゃねえよ…) - 115二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 18:37:01
父上と前世について話し合った後、私は家を出る決意をした
元は老いぼれたものが子供だなんて気色悪いだろうし、私がいればこの幸せな家族に亀裂が生じてしまうかもしれない
話が終わると私は別れを言いその場を去ろうとしたが
「ダメだ」
「え?」
今まで聞いたことない父上の怒りのこもった声、つい足を止め、私は振り返った
「お前を出ていかせるわけにはいかない」
みたことがない父上の怒りの形相、私の足は動かなくなっていた
「なぜです?私は・・・」
「前世がどうとか知ったことか!!!」
父上は大声で叫んだ
「いいか?オレはルーデウス・グレイラットだ!そしてお前はその息子ヨリイチ・グレイラットだ、わかるな!!」
「は、はい」
「前世がどうとかじゃない、今はそうなんだよ!オレは父親でお前は子供だ!!」
「ですが私なら一人で生きていけます、日本とは勝手が違うでしょうが私には・・・っ!!」
頬を叩かれた、私にとってはなんてことない一撃だったはずだが避けられなかった、痛かった、とても痛かった
叩いた父上は泣きそうな顔をしていた
「そういうことじゃない!!!前世では八十幾つまでいきて長旅をしてきたとか、そんなのはどうだっていい!!
お前はこの世界じゃまだ五歳なんだよ、俺たちはまだ五年しか一緒に暮らしてないんだよ」
父上は私を抱き締めた
「お前はもうオレの、オレたちの家族なんだよ、もう少しそばにいてくれよ」
「・・・私は前世で八十年生きていたんですよ」
「知ってる」
眼から涙が溢れてくる
「なにも果たせなかった、家族を誰一人守れなかった・・・」
「今度こそ守ろう、俺たちで」
涙が止まらなくなった
「私は・・・私・・・ああ、ああああああああああ!!!」
私は泣いた、大声で泣き叫んだ、前世含めて一番大声で泣き叫んだと思う
父上はより強く私を抱き締めた、その胸はとても大きく頼もしく、暖かかった - 116二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 18:38:45
本編で描かれなかった子供が転生者でも愛そうとしてたIFに思えてきた
- 117二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 20:44:55
泣いた
- 118二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 07:11:32
ヨリイチの何気無い一言にジークがショックを受けそう
- 119二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 12:36:26
剣腕と身体能力はもう突然変異でもいいけど、ルーデウスでも聖人には程遠い人間性なのにその神仏かと見まがう完璧な人格はどこから来たの?
実は父親はヒトガミ様なの? - 120二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 15:44:24
古龍の昔話のロステリーナがそれ
- 121二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 19:17:36
学校出てもニート生活を続けていて夜な夜なヒーロー活動をしているジークにマジレスするのか
- 122二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 20:39:44
父上と前世の話をしてから2年が経った、私は7歳になった
「では、行ってきます」
「いってらっしゃい」
今日は私がラノア魔法大学の入学試験を受ける日だ、我が家の七つになった子供は皆ラノア魔法大学に通うこととなっている
当然私もだ、前世でも私は寺子屋にもいっていなかったので学校と言うものは正真正銘はじめてだった
「大丈夫ですよ、ヨリイチはちゃんと無詠唱魔術を使えていますし火属性魔術にいたってはすでに上級並みです、これはすごいことなのですよ!」
ロキシー母様はそう言っていたがやはり不安もある、きょうだい達は誰もが優秀な生徒であるらしく私もきょうだい達にふさわしい成績を残せるだろうか、いや、剣こそいまだに禁じられているが父上や母上たちと一生懸命勉強してきたのだ、今は彼らと自分の培ってきた経験をいかせるよう精進するのみ!
筆記試験はロキシー母様の言う通りやったので上手くできたと思う、次は実技試験だ
「では両者、位置について」
相手はこの学校の上級生のようだ立ち振舞いからよく研鑽を積んでいるのがわかる
「またグレイラットだ」「今度はいったい何をしでかすんだ?」「あんなチビじゃ大したことないだろう」
見学に来た生徒たちから様々な視線を感じる、やはりグレイラット家というのは注目される存在なのだろうか
「ヨリイチ・グレイラット、準備はいいか?」
「・・・はい」
「では・・・はじめっ!」
審判の合図と共に相手はこちらに杖を向ける、私も杖を構えた
この杖はシルフィ母様からいただいたものだ、私の背丈よりすこし長い木材でできた棒
その先端に魔石と呼ばれる紅い宝石が埋め込まれている
相手に集中する、筋肉や骨の動きから相手の体に何かが流れているのを感じる
その何かは私には見えないがおそらく魔力と呼ばれるものだろう
相手は魔術を発動しようとしている、そこを
「乱魔(ディスタブマジック)」
父上から教わった相手の魔力を乱し、無効化する技
「なに!?」
相手が取り乱している隙に一気に懐へ飛び込み、喉元に杖を突きつける
相手はすこしして杖を手放し膝をついた
「ま、参りました」
「ありがとうございました」
私は杖を立て、頭を下げた、実技試験はなんとかなったようだ、後は筆記試験の結果次第だ。 - 123二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 20:41:46
伝家の宝刀乱魔
そうだね予見眼なくても普通に見切れば間に合うよね - 124二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 20:44:26
グレイラット家の人間はこれを使ってくるからタイマンだとやばいのよね
乱魔は難易度高いからクリスあたりは覚えてなさそうだが - 125二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 21:49:34
透視眼「あの……」
- 126二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:47:34
肉体透かして魔眼とか使わずとも相手の魔力を感知できるの強いな…
- 127二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 00:23:15
この一家、入学時点でデフォルトで無詠唱と体術剣術が仕込まれてるんだよね…
ヨリイチも剣術封印ならこいつは体術寄りかあ、で済まされそう - 128二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 01:51:55
得意属性が火属性なのエリスを感じる
エリスもルーデウスの花火に憧れてたからなぁ - 129二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 12:27:24
- 130二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:37:25
このレスは削除されています
- 131二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:38:27
このレスは削除されています
- 132二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:41:36
闘気纏えば赤竜山脈無傷で越えれそう。不死魔族も倒せそうやけど、生身の人間やから闘神鎧とか遠距離攻撃とかはきついかもな。
- 133二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:55:44
- 134二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 18:38:06
- 135二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 19:29:40
私の前世含め、初めての学園生活が始まった
「大丈夫、お前なら友達もできるし学年が上がれば尊敬してくれる後輩もできるはずだ」
友か、かつての同志たちを思い出す、
数日が経った、友どころか誰も話しかけてこない、時折ジーク兄様、リリ姉様、クリス姉様が様子を見に来るがそれ以外でしゃべった記憶はない、此方から話しかけようともしたがみんな逃げ出してしまう
いったい何が悪いのか、皆勉学で忙しいのか、やはりこの額のアザのせいだろうか
さらに数日が経った、一人の生徒が複数の生徒をよってたかって棒で叩いていた
私が追い払うといじめられていた生徒は腰を抜かしていた様だ
懐にいれておいた小さなパン切れをあげようとした、これは父上が話していたちぇだあまんなる人物が空腹の子供に自らの顔を千切り食べさせたと言う話をしていた時に思い付いた、見ず知らずの子供を自らの身を裂いてまで救うとは実に慈愛溢れるお人だ、ようはその真似にすぎない
しかしパンをあげようとしたら生徒は悲鳴を上げて逃げてしまった
この時遠くの木陰でジーク兄様が此方を見ていたが何やら不満そうな顔だった
何か間違えてしまったのだろうか、どの世界でも人付き合いとは難しいものだ
番外編:生徒たちのヨリイチの印象
変な名前、表情がない、アザが怖い、訓練の時の動きがおかしい、なぜかよくパン切れを渡してくる、
ちっちゃくてかわいいかも - 136二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 19:31:41
同級生一同「気味が悪かった」
- 137二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 19:33:33
言っちゃなんだけど本当に不気味だよ
- 138二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 19:33:48
これあれじゃない?心を本当の意味で開いてるのがパパだけだからそう言うことの相談の為の白ママ達には心開いてないからアドバイスを貰わないで冨岡義勇ムーブしてない?
- 139二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 19:34:37
- 140二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 19:38:28
時系列的にはアルスはやらかした後なのかなリリとクリスが入学してるあたり
- 141二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 19:38:37
人間50年とか歌ってるような時代になんで20年ぶっちぎってるんですかね…
- 142二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 19:39:09
……これ年齢的にヨリイチが入学前にアルスがやらかしてない?
- 143二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 19:42:31
ヒトガミ「僕は化け物じゃない。ヨリイチこそ、本物の化け物だ」
- 144二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 19:57:17
- 145二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 21:43:01
このレスは削除されています
- 146二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 07:08:07
人間らしい欲が見えないのも気味の悪さに拍車をかけてそうではある
- 147二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 07:09:15
- 148二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 18:45:57
なお、エリスは早く剣を教えたいと思っている模様
- 149二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 19:39:25
「スー、ハー…」
「スー、ゲホッ!ゲホッ!」
ヨリイチが学校に言っている間、オレはエリスと共にヨリイチに習った呼吸法の練習をしていた
ヨリイチはあまり教えたがっていなかった、当たり前だ、これは下手をすれば寿命を削る呼吸法だと言う
実際にヨリイチの前世の仲間達はこの呼吸法で戦った結果、二十五と言う若すぎる年齢で死んでしまったらしい
しかしヨリイチは八十過ぎまで生きていたらしいがどう言うことだろうか、何か長生きのコツとかあるのかな?
オレはエリスに付き合う形で呼吸の練習をしている、オレ的にもエリスに寿命を削るような方法はとってほしくないが
本人はヨリイチの剣術に興味津々だった、ヨリイチは押される形で初歩的なことだけ教えていたようだが…
「この呼吸法、すごいわ、体が生まれ変わったように軽くなる、今ならオルステッドとも戦えそう」
「それはやめて、マジで」
後で詳しく教えてもらったが普通に呼吸で戦うだけなら大丈夫らしい、しかし呼吸を使った状態で極限状態に至るとアザが出てそうなるとヤバイそうだ、エリスにもできれば使ってほしくないがそれ以上に子供達が困った
ヨリイチがオレとエリスを倒した場面をみてからと言うもの質問の嵐を浴びせていた
特にジークが熱心に食い付いていた、さすがに子供達にこんな危ない技術は使ってほしくない
しかしヨリイチの前世の話をするわけにもいくまい、オルステッド経由で呼吸は危ないと教えておこうか
そういえば最近学校から帰ってきたヨリイチの表情が暗い、もともと表情の薄い子だが暗いのだ
もしかしていじめられて…いやないな、杖の一振で七人くらい吹っ飛ばすヨリイチが想像できた
今日帰ってきたらすこし話を聞いてみよう - 150二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 20:41:47
学校へは家から通うことにしている、寮生活というのも興味はあるが私はこの家が好きだ、それに父上とそばにいると約束した
「ただいま帰りました」
「お帰りなさいヨリイチ!」
「お帰りヨリイチ」
元気に返事をくれたのはシルフィ母様、対して父上はとても真剣な表情をしていた
「父上、どうされました?」
「ヨリイチ、学校で何かあったか?」
学校で?生徒にパンをあげようとしたらまたもや逃げられてしまったくらいで特に何もなかったはずだが…
「いえ、特に何も」
「お前、学校の話をあまりしないよな」
「元気にやっております、鍛練も勉学も」
「そうじゃない!誰か話し相手とか、友達はいないのか!?」
友人も何も話しかけようとしても皆逃げてしまう
「その…話しかけようとしても皆逃げてしまうのです、どうすればよいのでしょう」
父上は顔を手で覆った
「そうかぁ…ヨリイチは表情が固いしなぁ…ずっと一緒にいるから失念してたけどデカイアザもあるしなぁ…」
何やら父上はブツブツと何かを呟き出した、そこへシルフィ母様が
「笑ってみたらいいんじゃないかな?ヨリイチは結構可愛い顔をしてるし、笑ってみるだけで印象が結構変わるかも」
「笑うのはその…苦手でございます…」
「誰かと目があったときとか、お礼する時とかだけでもいいんだよ、それだけで結構変わるかも知れないよ?」
笑顔、確かに私はあまり笑っていないかもしれない、それが相手を怖がらせているのか…
明日はシルフィ母様の言う通りに笑顔を心がけてみよう - 151二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 00:58:20
パパの笑顔は下手くそだからな…
- 152二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 07:09:34
突然笑顔なんてやったら周囲が「気味が悪かった」とか思われるんじゃあ··
- 153二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 09:17:27
まずは兄弟か青ママに学内で会った時に笑顔で会話するところからかな
周囲がその様子見てれば警戒心薄れてくるかも - 154二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 15:30:58
あれからシルフィ母様の言う通りに挨拶するときや、お礼をするときに自分なりに笑うようにしている
そのお陰か最近すこし人との交流が増えた気がする
やはり母親というのはなかなかどうして侮れないものだ
私が学校に通いはじめてから早くも3年が経った、あれから友人と呼べる人々も増えている
中には体術を教えてくれと懇願してくる生徒もいる、無下にはできず、呼吸の初歩だけを教えていたがそれが噂として広まったのか、放課後には大勢の生徒が私に教えを媚うてくるようになった
最悪寿命を縮めることになると説明しても人は減らなかった、中には学校外から教えを受けに来た者もいる始末
今はできるだけ彼らにアザが浮かぶようなことが起こらないことを願うばかりだ
「ヨリイチはよく笑うようになりましたね」
「そうですね」
オレは子供達が学校でどうしているのかロキシーと話していた
「生徒達によく体術を教えてくれとねだられていますよ」
「それは喜んでいいことなのだろうか…」
しかしヨリイチの学園生活が充実しているようで何よりだ、前世では散々な目にあってきたようだったから
今世ではどうか、幸せな人生を送れますように… - 155二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 15:57:16
「行くんだなヨリイチ」
「はい、世界を旅して知見を広げて参ります」
ヨリイチが学園を卒業して3年が経った、ヨリイチは18歳、ついこの間まで子供だった気がするがやはり何度みても子供の成長は早いものだ
学園で魔術やこの世界の剣術を学び、卒業後、自らの剣術との相性を見極め、昇華していく
というオルステッドの目論みは成功したようだ
ヨリイチはこれからより世界を知るために旅に出る、まぁヨリイチならよほどの事がない限り死ぬことはないだろう
それでも親としてはどうしても心配してしまう
「大丈夫です父上、私も一人ではありませんから」
向こうの方に数人の人影、学生時代にヨリイチから呼吸を学び、使いこなしている強者達だ
ヨリイチの旅にどうしても同行したかったようだ
「たまには帰ってこいよ、ここはいつでもお前の家だからな」
「…はい!」
そしてオレはヨリイチの方を叩き、言った
「今度こそ、悔いのない旅路を!」
ヨリイチはニコリと笑うと
「それではいって参ります、父上」
そういって彼らは旅に出た、今度こそ守るべき者を守るために、本気で生きていくために。
~完~ - 156二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 16:29:25
ヨリイチ・グレイラット
【概要】
甲龍歴439~521年
ルーデウス・グレイラットとエリス・グレイラットとの間にグレイラット家の末っ子として誕生
暗い赤髪と額の大きなアザが特徴的な人物
後のラプラス戦役において多大な貢献をした呼吸の戦士達の開祖
幼少の頃より類いまれなる剣の才能を持ち、その驚異的な才能は竜神も一目をおくほどだったという
いつどこで呼吸の技術を編み出したのかは不明
卓越した強さを持ちながら謙虚な人物で、七大列強上位の実力を持っていたとされるが歴代列強のなかに彼の名は記されていない
甲龍歴447年、ラノア魔法大学に入学、そこでは剣術だけではなく魔術においても優秀な成績を納めた
無愛想に見えるが時折見せる笑顔が人を引き付け、学生時代の時点で複数の弟子がいたという
甲龍歴458年、学友や弟子達と共に知見を広める旅に出る、その旅路で多くの人々を救い、一部地域では英雄として扱われた。
その旅路のなかで弟子を増やしていき、後の世では彼が残した呼吸法は戦士達の基礎技術となった
旅の最中も弟子は増え続け、その総数は数千にものぼるとされている
甲龍歴521年、親族と多くの弟子達に見守られ、生涯独身のまま82年の人生に幕を閉じる
死の直前まで全盛期のような強さを発揮し、彼の剣術を完全に会得したものは結局現れなかったという - 157二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 16:33:32
以下、感想、雑談、考察スレとなります
今までお付き合いありがとうございました - 158二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 17:48:23
一連の投稿お疲れ様m(_ _)m。
一連のssってどこかに投稿されてるの?
まとめて読みたいからpixiv辺りに投稿して欲しいな - 159二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 19:35:32
旅の道中で同じく旅をしていたララとよく会ってそうだな。
- 160二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 21:15:34
スペルド族は岩、シルフィは花、ぺ様は炎、アルマンフィは霞を習得してそう