- 1二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 15:41:08
- 2二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 15:41:54
そこそこ書いてきたって意味では初心者じゃないけど目標には届いてないので初心者扱いして欲しいです
参加希望です - 3二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 15:42:52
あ、言い忘れたけどこの人だ!ってなると初心者が萎縮しちゃうのでコテハン、トリップは付けないでください
- 4二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 15:44:42
了解しました(コテハンもトリップも持ってないけど)
安価なら結婚式 - 5二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 15:59:34
ksk
- 6二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 16:02:41
- 7二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 16:15:08
死神(落語)
- 8二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 16:16:38
ケツワープ
- 9二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 16:17:07
灯籠流し
- 10二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 16:21:16
- 11二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 16:22:33
- 12二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 16:23:35
お題は西部劇の決闘です。70を超えたら次のお題に行きましょう
- 13二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 19:34:32
保守
- 14二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 19:43:13
ウマウマでもトレウマでもウマ単品でも友情とかでもなんでも大丈夫?
- 15二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 19:48:28
好きにしていいよ!
- 16二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 21:20:03
「アハハ、トレーナー君っ! あたしを捕まえてごらんなさーいっ!」
夏の日差しの厳しい砂浜。
茶髪のポニーテールをたなびかせながら、水着姿のマルゼンスキーは楽しそうに走る。
黒い水着なのに、その剥き出しになっている肌はとても眩しい。
俺はそんな彼女の後ろ姿を、まるで少し古いドラマのように追いかけていた。
「ぜぇ……はぁ……まっ、待て……待って…………っ!」
……訂正、遥か後方で置いてけぼりになっているだけだった。
もちろんマルゼンスキーの走りはジョギング感覚の、かなり手加減した走りである。
だが、普通の人間とウマ娘の肉体格差は歴然であり、ごらんの有様である。
彼女も俺の様子に気が付いたのか、慌ててこちらに駆け寄って、声をかけた。
「ごめんなさい、トレーナー君! 楽しくなっちゃって、つい……!」
「いや……大丈夫……俺こそ…………水差しちゃってごめん……」
「……んもう、冗談はよしこちゃんよ? 二人でフィーバーしないと意味ないんだから」
「……ふぅ……そうだね……今後は素直に言うことにするよ、とりあえず一旦休憩しても良い?」
「モチのロンよ、それじゃあ海の家へレッツラゴー!」
そして俺達は一旦ビーチでの遊びを切り上げて、海の家へと入った。
そこはラーメンや焼きそば、ビールのおつまみをメインとして良くある海の家。
マルゼンスキーにはあまり似合わないかとも思ったが、ソフトドリングを飲む彼女の姿は妙に様になっている。
「今日は散々付き合ってもらっているけど、トレーナー君はあたしにして欲しいこととかない?」
「いや、特にないかな……強いて言うなら楽しんでる君を見ていたいってくらいかな」
「…………OK牧場」
俺の言葉に、不満そうに、そして少しだけ嬉しそうに、マルゼンスキーは返事をした。
そんな複雑な表情に少しだけ首を傾げながらも、俺はふと思い出したことを口にする。
「そういえば、最近まで知らなかったけどOK牧場って実在するんだっけ?」
「ええ、西部劇でバカウケの有名な決闘の舞台ね…………ふふっ、お姉さん、良いコト思いついちゃった♪」
突然、マルゼンスキーは耳をピコンと立てて、立ち上がった。 - 17二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 21:20:43
「トレーナー君ちょっと待っててもらって良いかしら? 少し借り物に行ってくるわ」
「それは構わないけど、手伝わなくて良いの?」
「問題ナッシ~ング☆ じゃあちょっとドロンするから♪ バイビー♪」
そう言ってマルゼンスキーは風のように駆け抜けて行った。
そして十数分後。
「チャオッ、トレーナー君! お待たせ!」
「ああ、おかえり……ってそれは」
戻って来たマルゼンスキーが持っていたのは、二丁のウォーターガンだった。
彼女はその内の片方を俺に押し付けるように渡すと、空いている方の手で俺の手を掴む。
そしてどこか不敵な笑みを浮かべて、言葉を紡いだ。
「ねえトレーナー君────あたしと、決闘しない?」
◇
マルゼンスキーが提案する決闘のルールはいたってシンプルだった。
背中合わせに二人で立ち、お互いに三歩進む。
そしてあらかじめタイマーを設定したスマホが鳴った瞬間に振り向き、より多く水を当てた方が勝ち。
負けた方は勝ったの方の言うことを何でも聞く、といったもの。
……ぶっちゃけ、運動神経抜群の彼女に対して、俺は殆ど勝ち目がないような気がする。
まあ彼女ならそんな無茶な命令はしないだろうし、全然構わないのだけれど。
「じゃあトレーナー君、後ろ向いてね?」
「ああ、こんなくらいかな」
「ダーメ♪ もっとぴったりくっつかないと……ね?」
そう言うと、マルゼンスキーは俺の背中と肌を重ねるように、ぴたっとくっついた。
彼女のしっとりとした肌の感触と、熱い体温、そして海の香りに紛れる良い匂いが伝わってくる。
その生々しい感覚に、俺は思わず顔を熱くしてしまう。
彼女はそんな俺の様子に気づいたのか、振り向いて、肩を震わせながら笑みを浮かべた。
「ふふっ、トレーナー君たら恥ずかしがっちゃって、かわゆいんだから♪」
「……君も顔が少し赤くて、可愛いよ」
「…………そういうことは、気づいても言わなくて良いの」 - 18二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 21:21:12
マルゼンスキーは少しだけ染まった頬を隠す様に、後ろを向いた。
そして、俺達はお互いに三歩、ゆっくりと進む。
焼けるような太陽の光の中、その時だけぴゅうっと涼しい風が吹き抜けた。
かさかさと音を立てて、ビニール袋が風に煽られて転がっていく。
ピピピピ────と、スマホの電子音が鳴り響く。
俺は振り向いて、彼女に向けてウォーターガンの引き金を引いた。
「わぷっ!?」
その海水の一撃は、見事にマルゼンスキーの顔面へと直撃する。
対して、彼女のウォーターガンの一撃は、全くの見当違いの方向へと飛んで行った。
「ガビーン、ね。完敗だわトレーナー君、ここまでしてやられるなんて、おったまげ~、よ」
マルゼンスキーは海水で濡れた端正な顔を拭いながら、ゆっくりと俺に近づく。
その顔には一切の悔しさなどは存在せず、むしろ達成感に満ち溢れていた。
そして、俺は気が付いた。
そもそもあのマルゼンスキーが、ウォーターガンの射撃をあんな外すわけがない。
つまるワザと外したということであり、そういうことならば彼女の狙いは────。
そして、いつの間にか俺の目の前に立っていた彼女は、挑戦的な、妖艶な笑みを浮かべて問いかける。
「それでトレーナー君は、あたしに何をして欲しいのかしら?」 - 19二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 21:21:32
こんな感じで
1レスオーバーして申し訳ない - 20二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 21:27:09
マルおねうおっっっ…
決闘っていうテーマとは裏腹に、マルゼンさんの可愛らしさをここまで押し出してるの凄すぎる…。 - 21二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 21:29:22
凄いマブい!1レスオーバーくらい気にすんな!Byスレ主