- 1二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 11:04:48
最初に登場したのは夢枕獏の「獅子の門」の2巻
メインキャラの一人をぶちのめすという鮮烈なデビューを飾ったが獅子の門が3巻で刊行が止まってしまう
その後板垣恵介が「餓狼伝」を漫画化しそこで「久我重明を出していいですか」と聞くと
基本漫画化には大賛成で漫画家に全てお任せする夢枕獏には珍しく「負けさせなければいい」という条件付きで許可をだしたという(だからあそこで鞍馬彦一は負けた)
板垣センセッは松井秀喜をモデルにして久我さんをデザインしそれを読んだ夢枕獏先生は大喜びし
短い出番ながらも読者に鮮烈なイメージを残した久我さんはその後も漫画餓狼伝に顔を出す
それから獅子の門の刊行が再開されると板垣センセッはキャラデザと挿絵を担当する
獅子の門は羽柴彦六と少年4人の物語であり久我さんは重要ではあるが脇役の一人でしかなかったが再開後は明らかにメインを張るようになり終盤においては少年4人はそっちのけになり羽柴彦六と久我重明の物語になる
そしてバキ外伝「ゆうえんち」が始まるとのっけから久我さんが登場しここにおいて久我さんは夢枕世界とバキ世界を繋いでしまう!
更に小説「餓狼伝」にも顔を出し丹波文七にちょっかいを出しゆうえんちでも「闘人市場」というワードを出してこちらも繋げてしまった!
「その男は黒かった…」という印象に残る出囃子(最近は吐く息や思考まで黒くなってる)
萩尾流という暗器を含む古武術の容赦のない戦い方(漫画「餓狼伝」では闇の空手家だが)
ほとんど苦戦したことすらない圧倒的な強さ
登場するだけで読者をドキドキさせるその存在感はまさにアイドルといえるのではないだろうか - 2二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 11:13:29
書き忘れたが名前の元ネタはアマチュア棋士の小池重明だそう
夢枕獏先生は風果つる街という将棋を題材にした小説も書いていて
小池重明にも興味があったが団鬼六の書いた評伝がめちゃくちゃ面白く書くのをやめたとかなんとか