- 1二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 13:14:52
- 2二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 13:16:15
…続けて
- 3二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 13:16:48
闇堕ちした理由を30行以内で答えて欲しい
- 4二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 13:22:47
何があって闇落ちしたの…?
- 5二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 13:23:25
闇落ちというより色彩関係か?
- 6二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 13:31:32
――私は間違えた。
それを認められるようになったのは取り返しがつかなくなってから。全てが終わった後。
だから彼女は「この世界」を諦めて過去に情報を送ったのだ。
――先生、貴方なら違う未来に辿り着けると信じて。
けれど、彼女の世界はその後も続く。
終わった世界が続いていく。
そして彼女はある日見てしまった。既に銃弾で射抜かれ、動かなくなったはずの端末に映る変わった世界を――。
――ああ、楽しそう。
――本当に良かった。
――けれど。
――どうしてそこに私はいないんだろう?
空に浮かぶ色彩に呑まれる最中、私は何を願っただろうか……。 - 7二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 13:33:11
テラー連邦生徒会長とかいうラスボス
- 8二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 13:34:13
先生の元メインヒロイン?が闇堕ちして襲ってくるのか
王道といえば王道 - 9二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 13:35:34
クロコみたくひび割れて変色したヘイローなんだろうか
- 10二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 14:02:22
突然生徒達の脳裏に現れる存在しない筈の連邦生徒会長との記憶とかいいシチュだと思う
- 11二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 14:03:57
超人と称される暴力と知略でキヴォトスを蹂躙する生徒会長いいよね
- 12二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 14:04:50
皆と一緒にいたい。私も、あの輪の中に……そう思った。思っていた筈だ。
――私がいなくたって皆は幸せそうに笑っている。
どこかで、私じゃない私の声が聞こえた気がする。
そんなこと思いたいわけじゃない。これは罰だ。私の過ちから始まったことだ。誰かを責める資格なんてない。
――ゲマトリア、無名の司祭、色彩……キヴォトスを終わらせようとしたのはあいつ等だ。私だけのせいじゃない。なのに何故私だけが罰を受けなければならないのか。
違う。
――私に全部を押し付けて、皆は先生と一緒に幸せな未来へ行くの? 私を、私だけを置き去りにして?
やめて。
――そんなの許さない。
私は私と対峙する。決して皆を傷つけさせない。絶対に絶対にそんなことはさせな……え?
気が付いた時、私の目の前には先生がいた。胸が温かくなる。
謝りたい。またあの優しさに触れたい。
色んな感情がごちゃ混ぜになる中で、視界の隅に映ったのは――リンちゃん?
私がいなくても何も問題にならないみたいな顔で、先生に親愛の眼差しを向けて、楽しそうに。
「――そっか。私、もうこの世界には要らない存在なんだね」
何か自分を律していた糸のようなものが音を立ててプツンと切れた。
瞬間。今までの私は闇に沈み、代わりにもう一人の私が光に向かって浮かんでいく。
――でも先生の隣まで奪われるつもりはない。そうだよね? リンちゃん。
- 13二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 14:06:51
多分連邦生徒会長の足止めして全滅させられてるのラビット小隊とかだろうな……
- 14二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 14:07:51
きっとヘイローは真っ黒に染まっておるんじゃ
- 15二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 15:02:26
- 16二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 22:05:21
ミカはお嬢様らしくない狂犬じみた顔で笑いながら「どうせ先生は手に入らないよ」って言いながら吹っ飛ばされて窓から落ちていくんだ
- 17二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 22:08:24
暗い情念にのまれてる…
- 18二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 22:09:58
全滅は全滅でも圧倒的な力であってほしい
傷一つもつけれずに一瞬で落とされるみたいな - 19二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 22:12:07
先生はこんなになった私を、生徒と認めてくれますか?
ねぇ、今の私は、貴方の愛に相応しい子供ですか? - 20二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 22:13:37
好きな人と好きな人が楽しそうに自分を置き去りにして笑っている脳破壊
- 21二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 22:14:08
アロナはどんな気持ちなんだ
- 22二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 22:26:27
救いの糸を自分から切っちゃった
- 23二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 22:36:36
色彩による連邦生徒会長のNTRを許すな
- 24二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 00:52:03
- 25二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 00:56:04
ぼーっと内側から眺めている
- 26二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 01:03:54
- 27二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 01:07:45
世界が捨てたものを再利用しただけなのでセーフ
- 28二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 05:06:10
サンクトゥムのときのように真っ赤でも良いかも
- 29二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 11:21:06
プラナは言った。きっと彼女はもう自分では止まれない状態になっているのだと。
端末越しのプラナはまるでかつての自分を見ている様に、いや見ていられないとばかりに暗い表情を浮かべている。
アロナはそんなプラナを優しく抱きしめながら、まっすぐにこちらを見上げた。
"大丈夫だよ"
私は二人を安心させるべく、いつも通りのお気楽な調子で笑って見せた。
そう。いつも通りなのだ。
『生徒』が困っていたら、『先生』が助ける。これはそんな日常の延長に過ぎない。
だから私の答えは決まっていた。迷う余地など何処にもない。
"絶対に私が助けてみせるから"
さあ、生徒たちに守られる時間は終わりだ。ここから先は、私が生徒たちを守る番。
大人のカードを取り出して、私は彼女の下に向かって走り出す――
「クックック。本当にそれが正しい選択でしょうか?」
いつからそこにいたのか、黒い靄のような体に白い光で表情を作るスーツ姿の男――黒服が私の前に立っていた。 - 30二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 11:36:45
アロナ不在
- 31二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 11:40:35
あ、確かにアロナ言及されてない…?
- 32二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 11:46:22
このレスは削除されています
- 33二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 11:47:35
>>アロナはそんなプラナを優しく抱きしめながら、まっすぐにこちらを見上げた。
発言ないだけでいるぞ
お労しや
- 34二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 11:48:05
黒服はさぁ…水を差す人?
- 35二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 11:50:34
絶望してる生徒会長可愛い
- 36二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 12:13:01
よく見たら泣いてるのか
- 37二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 12:19:34
- 38二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 12:52:08
- 39二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 15:50:29
一方その頃。
連邦生徒会長の周りは死屍累々といった有様だった。
真っ先に事態の収拾に乗り出したヴァルキューレ警察学校の生徒たちは為す術もなく蹂躙され、SRT特殊学園の精鋭であるFOX小隊も歯が立たず、どうにか行動を共にしていたRABBIT小隊を逃がすだけで精一杯だった。
そんな戦力を備えた生徒会長の行き先は極めて不明瞭だ。
まるで何かを懐かしむように、或いは興味深そうにあちこちをふらふらと彷徨っているようにも見える。まるで目的地へ向かうまでの寄り道のように。
しかし彼女の最終的な目的地だけは誰の目でも明らかだ。
――連邦捜査部S.C.H.A.L.E
いつの日か、彼女が立ち上げた超法規的機関。
世界をやり直すために彼女が「再び」先生を呼んだ運命の特異点。
「今度こそ……二人で始めましょう、先生」
そんな彼女の呟きをかき消したのは、何処からか放たれた銃弾。
「!?」
間一髪で回避。殺気がまるで感じられなかったために反応が遅れた。そう認識した直後に空から――正確には彼女の傍に立っていた建物の屋上から――複数の手榴弾が落ちてきた。
「……咄嗟に建物の隙間に逃げたか。だがそれは悪手だ」
建物同士の隙間に逃げ込み、爆撃から身を躱した生徒会長の目に映ったのは狭い空間に張り巡らされたワイヤーの網だ。一つでも引っかかれば連鎖的に罠が炸裂するであろう目の前の脅威に、生徒会長は僅かに目を細める。
「貴方には正攻法が通じないと分かった。ならば私達らしい悪辣な手法でお迎えしよう」
頭上から響く声を視線だけで追いかけると、建物の屋上からこちらを見下ろす影が見えた。
すらりと引き締まった体躯に長い黒髪を持ち、黒いキャップと顔の半分を覆うマスクを装着している。
生徒会長はその姿を知っていた。
直接会ったことはなかったが、キヴォトス滅亡の要因の一つともなった存在――アリウス分校の生徒。
「詳しい事情は知らないが、少なくとも今の貴方を先生に会わせるわけにはいかない」
「――錠前、サオリ……ッ!」 - 40二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 15:56:13
敵と味方の構図が入れ替わるのいいよね……
- 41二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 16:38:45
自分と先生の思い出が他の誰かとの思い出になっていくたびにじわじわと黒い感情が増していく連邦生徒会長……
- 42二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:44:41
ラビット小隊は無事なのか
- 43二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 21:02:40
狭い路地では行動が制限されるうえに、周囲はワイヤートラップが無数に張り巡らされている。
しかし、生徒会長はこの場に誘い込まれる直前に狙撃手が潜んでいることには気づいていた。
(私を最初に狙ってきたのは確か……あの位置か)
既に狙撃ポイントを変えているかもしれないが大して脅威ではない。殺気を感じられない程度には離れた位置からの狙撃。距離がある分、来ると分かっていれば避けることなど造作もない。
それよりもまず警戒すべきは――ッ!
「ミサキ! 撃て!」
分かりやすく生徒会長が入ってきた路地の入口を塞ぐように、バズーカのような武器を持った女が現れたと思えば即座に対空ミサイルを発射した。
なるほど。生徒会長は感心したように、けれど何処か他人事のように背後に視線を送る。
通路の先へ逃げようとしてもそこには蜘蛛の巣のように張り巡らされたワイヤートラップがあり、更にそこを潜り抜けたとしても向かい側の出口にも仮面をつけた女が銃を構えて待機していた。
(ここは彼女たちの狩場ということか)
本気でそう思っているのなら何とも見通しが甘すぎる。
生徒会長は不敵な笑みを浮かべて地を蹴った。 - 44二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 00:22:11
保守
- 45二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 09:39:11
電光石火のスピードで対空ミサイルの下を潜り抜け、目を見張るミサキに接敵。
「――くっ!?」
彼女はすぐに反応して銃身を盾にしたが、生徒会長の拳は構わずミサキの身体を吹っ飛ばした。
「ひ、ひぃいいいい!」
生徒会長が大通りに出た瞬間に離れた場所で様子を見ていたヒヨリが慌てた様子で銃を構え直すが、生徒会長は再び路地に戻って姿を隠す。だからヒヨリには見えなかった。生徒会長が全てを嘲笑うかのような笑みを浮かべていたことを。
「……悪辣な手法ねぇ?」
生徒会長は自分からワイヤーに引っかかり、全ての罠を起動させる。瞬間、通路を吹き飛ばす勢いで爆発が爆発を呼び、生徒会長の姿を呑み込んだ。
けれど罠を挟み込むように反対側の出口から様子を見ていたアツコは、マスク越しにその後の出来事に目を疑った。
「無傷!?」
あれはゲヘナ最強の一角である風紀委員長のヒナでさえ重症は避けられないであろう破壊力のある罠だ。
それを生徒会長は物ともせず、凄まじい速度で両端の壁を蹴り上げて上昇していく。
「――ッ!」
サオリがそれを黙って見過ごすはずもなく、屋上まで駆け上がっていく生徒会長を狙って銃を撃ち続けるが、彼女はそれも器用に躱し続けてサオリがいる建物から向かい側にあるビルの屋上に降り立ってしまう。
「ようやく正面から顔を見れるようになったんだから、そのマスクも外したら?」
「貴方は……お前は先生をどうするつもりだ」
「何で教えてあげなきゃいけないのかな? ……私から奪った一人のくせに」
二人は路地を挟んでそれぞれの建物の屋上から殺意を向けた。
一方はその気でなければ負けると考え、一方はただの嫉妬と憎悪を募らせて。
「……分かった。もう何も聞かない。私はお前を止めるだけだ」
サオリは静かに呟く。
「そうだろ? 正義実現委員会」 - 46二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 09:41:22
圧倒的な暴力と釣り合わない負の感情が良い
- 47二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 09:41:53
総力戦……
- 48二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 17:53:58
一レスSSを楽しみにしている