【🎲・閲覧注意】薄明/トワイライトpart2

[1 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:18:57]

「マグカップ組＆ラウダでオリジナルシナリオを独自ルールで遊んでるよ。

　シナリオを進めるキャラ（PC）とは別にメタ視点の俺たちワイプ組の反応も入るからよろしくね。

　現在は第四章。早いもので折り返しまで来てるね」

「PC私が無垢なままで終われるのか見ものね」

「NPCが全体的に僕にやさしい」

「何だかんだグエルにやさしい選択肢を引いてる気がする」

「早く俺に関する不穏な諸々を解き明かしてほしい」

「私とラウダさん、平和ですねえ」

「記憶喪失とは思えない程にな」

「本シナリオではメイン格のキャラ以外にもサブキャラとのCP成立＆サブキャラ間のCP要素が含まれる可能性があります。

　左右は明言しませんが、こだわりの強い方や地雷のある方はブラバ推奨ですよ。

　それと展開によっては猟奇的な展開や性癖モロ出しになる可能性がありますのでご注意ください」

[2 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:20:21]

「私はすごいえらいつよい愛の女神。

　語気の強いレスやレスバはサクッと撃滅しますね。愛の女神なので。

　CPに関する質問や展開への不満も基本的にスルーです。愛の女神なので。

　合わないと感じた方はそっとブラバ＆理想のスレがあるなら自分でレッツスレ立て！ですよ」

「このスレでは独自ルールを採用して遊んでいる。

　詳細はpart1を参照してくれ」

↓part1

【🎲・閲覧注意】薄明/トワイライト｜あにまん掲示板

[3 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:22:11]

「これまでの長編シナリオは以下参照だよ。…そろそろテレグラフにまとめた方がいいかな？」

↓『ダイス・オブ・ザ・リング～船旅の仲間～』

【🎲・閲覧注意】ダイス・オブ・ザ・リング～船旅の仲間～｜あにまん掲示板

↓『すすめ！アスティカシア冒険隊』

【🎲・閲覧注意】すすめ！アスティカシア冒険隊｜あにまん掲示板

↓『ゆりかごの街』

【🎲・閲覧注意】ゆりかごの街｜あにまん掲示板

↓『エランズマンション』

【🎲・閲覧注意】エランズマンション｜あにまん掲示板

[4 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:23:20]

「単発シリーズは以下参照だよ」

【愛の女神シリーズまとめ】

[5 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:26:38]

「本シナリオに登場するPCを説明しよう」

ミオリネ：『傑作』

・パーティー主催者の最新作にして最高傑作。無垢で好奇心旺盛。

エラン（4号）：『弟子/芸術家』

・パーティー主催者とはかつて師弟関係にあった天才芸術家。彼とは当時恋人だったと噂されている。

　備考：主催者の姿を模したアンドロイド『シャディク』と距離が縮まりつつある…？

ファラクト（5号）：『旧友/建築家』

・パーティー主催者の旧友であり腕のいい建築家。アンドロイドを嫌っている節がある。

・エランとは10歳差の兄。

グエル：『従者』

・パーティー主催者から旧友へ贈られたアンドロイド。冷淡に扱われようと主人に忠実。

　備考：レネと仲が良い模様。

スレッタ：『遭難者/？？』

・遭難して記憶を失った何者か。

ラウダ：『遭難者/相棒』

・遭難して記憶を失った何者か。スレッタの相棒を自称する。

[6 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:33:57]

「おお、人がちらほらと」

「部屋に籠りきりでも気が滅入るだろうからな」

「そうですか？私はカードでもあれば無限に遊べちゃいます！」

「そうなの？どんな遊びをするの？」

「ラウダさんとババ抜きでしょう？それからラウダさんと大富豪、ラウダさんと七並べ…」

「大前提として僕がいないと成り立たないだろ」

「当たり前じゃないですか」

「今すぐお前から離れて自由になりたい。しかしお前という珍獣が人に迷惑を掛けることを思うと…」

「これはもう他人様に迷惑を掛け続けてラウダさんに側に居てもらうしかないですね」

「やめろ」

[7 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:38:50]

「スレッタはラウダが好きなんだね」

「え～？どうしてですか？」

「ミオリネ、こいつは僕のことを便利ツール程度にしか思ってないよ」

「そうなの？」

「違います！好きです！」

「どうして好きなの？」

「…え？どうしてだろう…？お世話してくれるから？」

「ほら。便利だと思ってるだけだろ」

「違いますよ～！…た…たぶん」

[8 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:44:21]

「げふんげふん！それよりギャラリーですよ？絵を見ましょうよ！」

「どの絵が見たい？やはりイエル氏の絵か」

「正直どれでもおもしろいですよ。珍しい技法だったりするとよりおもしろいですけど」

「スレッタは絵が好き？」

「うーん…まあ、そうですね。この世の大抵の物事は好きですし、絵も好きですよ」

「すごいね。好きなものがたくさんあるんだ」

「ミオリネさんだってきっとそうなりますよ。この世の中には楽しいこと、おもしろいことがたくさんです！」

「…話すのもいいけど、他のゲストの邪魔をしない程度にね」

「はっ」

「？」

[9 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:46:12]

（…スレッタとラウダは…別々に絵を見てる。

　私はどうしようかな…）

dice1d3=1 (1)

1：スレッタと話す

2：ラウダと話す

3：他の招待客と話す

[10 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:48:39]

「スレッタ」

「はぁい。何ですか？あ、技法や作者のことは私に聞いてもわかりませんよ？

　そういうのはラウダさんが詳しい…ような気がします」

「それも気になるけど…」

dice1d3=3 (3)

1：イエルのこと

2：ニカのこと

3：ラウダのこと

[11 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:54:04]

「ラウダはやさしいね」

「え～。結構冷たいですよ？ひどいことばっかり言いますし」

「そうなの？例えば？」

「例えば…そう！ミオリネさんのことはやさしく『ミオリネ♡』って呼ぶのに、私のことは『おい』とか『お前』とか…」

「そんなふうに呼ばれてたかな、私」

「…いえ…今のは少し誇張しましたけど。どこに行くにも『いい加減にしておけよ』って溜息を吐いてますし」

「でもついて来てくれるんだ」

「…そうですね…？ラウダさん、もしかしてやさしい…？」

ミオリネ：dice1d3=1 (1)

1：やさしいと思う

2：よく分からない

3：好きだと思う

[12 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 20:56:54]

「やさしいと思う。ちょっとイエルみたい」

「…イエル氏、ですか？」

「うん。私にいろんなことを教えてくれて、すごくやさしかった…と思う」

「うーん…」

スレッタ交渉（？？）：dice1d100=22 (22)

[13 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 21:05:14]

「…どんなことを教わりました？」

「天気のこと。サビーナや、レネ、エナオ、メイジー、イリーシャのこと。芸術のこと。絵のこと。それから…」

「それから？」

「ファラクト、エラン…大切な人のこと」

「ミオリネさんはどのお話を聞くのが好きでした？」

「私は…天気の話。同じ場所なのに、毎日同じじゃない。だから毎日、今日はどうなのかなって気になった」

「…そう。ねえ、ミオリネさん」

「何？」

「今日は、よく晴れた一日みたい。きっと外は、雪原に太陽の光が反射して、キラキラ輝いていますよ」

ミオリネ？？？：dice1d100=64 (64)

[14 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 21:10:56]

「…綺麗だろうね」

「ええ。後でお部屋の窓から外を見てみましょうか。

　ラウダさんの貧しい心もあまりの美しさに感動を覚えるかも――」

「誰の心が貧しいって？」

「びゃー！？」

「やかましい。お前は怪鳥か何かか。…放っておいたらやっぱり他のゲストの邪魔になったな。

　そろそろギャラリーを出よう」

「分かった。じゃあ部屋に行こっか」

（…マジでやかましかったな、あいつら）

（やっと出て行った～…）

（…ミオリネに悪影響がないといいけど。特にあの、スレッタという少女…）

[15 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 21:17:55]

「――止まれ。二人とも静かに」

「？どうし――んむっ」

「すまないミオリネ、口を閉じていてくれるかな」

「………（コクコク）」

「ありがとう」

「………何です？」

「…誰か、言い争っているらしい。この声は…メイジーと、ソフィ、ノレアかな」

「…へえ～」

[16 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 21:23:22]

「だから、ニカちゃんが何かしたんじゃない？修理の時にいくらでもできるよね」

「なわけないじゃん。言いがかりはやめてよね」

「…それ以上ニカを侮辱するのは許しません」

「だっておかしいよね～？イリーシャは元々すっごく大人しいんだけどなー。

　どうして急にあんなことしちゃったんだろ？…エランくんに、銃まで向けたりして」

「アンタたち旧モデルなんでしょ？攻撃性を制御する性能が低かっただけじゃないの」

「もしくは修理不可な程壊れていたか、じゃないんですか」

「…ムカつくなあ、君たち」

[17 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 21:28:06]

（………メイジー、怒ってる…。でも、それだけじゃないような…）

「…ミオリネ。彼女はイリーシャと特に親しかったのかな」

「うん。イエルのところに来たのも二人一緒だったって…」

「ここで製作されたのではなく、ここへ来た？」

「何とも気になる言葉だが…確認は後だ。

　メイジーまで強制スリープなんて洒落にならない」

「おっと、そうでした。ラウダさん、ゴー！」

「…人任せだな、お前って奴は…」

ラウダ交渉（21～）：dice1d100=90 (90)

[18 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 21:31:50]

ラウダ目星とか交渉とか優秀だなあ
荒事はどうなんだろ

[19 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 21:33:12]

「双方落ち着くように」

「…ラウダくん。見計らってたみたいなタイミングだね」

「誉め言葉として受け取っておくよ」

「あのさ、悪いのはあっち！アタシたちは喧嘩吹っ掛けられただけなんだけど」

「さっさと強制スリープでも何でもしてください」

「僕には君たちが煽っているようにも聞こえたが。不必要に刺激するのは賢明とは言えないな。

　騒ぎを大きくしたいと誤解を受けかねない。その結果、君たちの親しい人物が不利になってもいいと？」

「………何それ。脅し？」

「そうとってくれても構わないよ。…メイジー、君もよく耐えたね。マスターや友人の不在で不安定だろうに」

「…ありがと。その言葉は素直に受け取っておくよ」

[20 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 21:38:16]

「…ん？おい、何の騒ぎだ」

「…彼女…メイジーさんが、私たちに言いがかりを」

（…嫌なタイミングで来たな。これだとせっかく落ち着いたメイジーが…）

「はあ！？お前もかよ！イリーシャと一緒に強制スリープさせられてーのか！？」

（最悪だ…）

「………」

「まあまあ、チュアチュリーさん落ち着いて」

「落ち着くのはこのアンドロイドだ！」

「メイジー…」

ミオリネ目星（21～）：dice1d100=65 (65)

[21 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 21:45:11]

（…何か、出来ること…えっと…私に搭載されてる機能でできることは…）

「…あのさ、ニカに何かあってからじゃ遅いんだよ。そこのお姉ちゃんには悪いけど、冗談でも煽りでもなく、強制スリープさせといてくれない？」

「それって…そうでもしないと私が何かするような理由があるってこと？」

「そんなわけないでしょう。あなたが冷静さを失いかねないと言ってるんです」

「私は冷静だよ」

「…あ…」

「ミオリネさん？」

「つーか、子供相手に威嚇してる時点でやばいっての。やっぱお前、変異体――」

「待って。メイジーは…その子たちと言い争ったとしても、人間に逆らったわけじゃない」

「え？」

[22 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 21:51:53]

「だってその子たち、アンドロイドだもの」

「…！」

「…どうして…」

「…スキャンしたの、あなたたちのこと。全員の体温や心拍を測定して、落ち着かせる方法が分かるといいなって…」

「………」

「…じゃあ…イリーシャは、人間を人質に取ったわけじゃない。だよね、刑事さん？」

「え？あ、ああ…けど人間だと思ってたなら…」

「…アンドロイドは、人間よりずっと高精度にアンドロイドを見分けられる。当然のことだよ。

　理由を言語化できるレベルでなくとも…それこそ肌感覚で。

　イリーシャも自覚していたかどうか定かでないものの、それが分かっていたからこそニカ・ナナウラではなくソフィを人質に取ったのでは？」

「え、え～…？でもほら、銃を向けたり…」

[23 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 22:00:21]

「…そうだね。変異体であることは間違いない。

　でも撃つ意思はなかったはずだ。彼女は最後までニカ・ナナウラの拘束を望んでいたようだし…」

「…エランくんを撃っちゃったのも、暴発の結果…だよね」

「じゃあ…イリーシャの危険性は下がった…って言えるんじゃないかな」

「いや…でもな…」

「もちろん、すぐには納得できないだろうね。君の考えもよく分かる。結論を出すのは今すぐでなくてもいいと思うよ」

「…おう」

「…ところで。こうなると他に考えるべきことが出てきましたね」

「？」

「…だって、分かるはずじゃないですか。今自分が暴れたら、銃が暴発して誰かを危険に晒すかも…って。ね、ソフィさん」

「…！」

[24 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 22:08:20]

「待ってください、ソフィはニカのために――」

「人間の命の危険が予測可能な状況で、それより自分の安全確保に努めた。つまりソフィさんも変異体、ですね？」

「…アタシは…」

「待ってください！ソフィを責めないで…！」

「うおっ！？どうして部屋から出てるんだよ！」

「その…刑事さんの怒鳴り声が聞こえたから、レネさんにお願いして…仲裁させてほしいって」

「試してみる価値はあるかと。独断で行動して申し訳ございません」

（あ…あーしの声が原因かよ…！）

[25 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 22:14:37]

「ニカ、どうして二人がアンドロイドだって隠してたの？」

「イエルも知らなかったはずだよね～。…いや、イエルなら知ってて私たちに教えないこともありそうかな」

「隠してたわけじゃ…それに、アンドロイドか人間かなんていちいち確認が必要ですか？」

「当然必要かと。鶏卵としてダチョウの卵が売られていては困りますよね？それと同じです」

「分かるようで分からないたとえで周囲を混乱させるな」

「…どちらにしたって、この子たちは…『ソフィ』と『ノレア』でしかありません。私の助手で、家族です」

「………」

「………」

「いや、でもな…さっきのスレッタの話…エランが銃口を向けられてるタイミングで暴れたってのは、確かに問題だろ。

　ニカ・ナナウラに銃口が向いてた時は大人しくしてたんだ。…それはつまり、エランが傷ついても問題ないって判断した…ってことだろ」

[26 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 22:20:37]

「…それ、人間だったら、何か問題だった？」

「え？」

「アタシは…家族が…ニカが傷つくのは嫌だった。ニカの安全を確保したくて、そのためのベストなタイミングで動いた。

　これって、人間が同じことをしてたら…アンタは今みたいに『処分』を考えてたわけ？」

「そんなこと言われても…人間とアンドロイドじゃいろいろと…」

「…チュチュ。君は第一世代のアンドロイドが現役で働いているような地方から出てきて、あまり実感がないだろうけど…

　変異体への考え方は、ここ数年で大きく変わっている。彼らに権利を認める動きのある自治体もあるくらいだ」

「それは知ってるけどな…でも、やっぱり…」

「僕はソフィの行動を、家族を案じてのものだと判断する。日常生活で積極的に人間へ危害を加えるものではないよ」

[27 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 22:25:06]

「う、うーん…？」

「チュアチュリーさんよりラウダさんの方が、アンドロイドには詳しそうですね？」

「…らしいね。自分でも驚くくらい舌が回ったよ」

「ラウダ、すごいね。かっこいい」

「え？…ありがとう」

「さっすがー！私も感心しちゃったな～」

「…アンドロイドが家族、か」

「レネさん…？」

「…何の騒ぎだ？何故ニカ・ナナウラが部屋から出ている。説明を」

[28 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 22:32:02]

「ニカさん、お部屋に逆戻りですね～」

「ニカ、ずっと部屋の中にいて退屈じゃないのかな」

「疑いが晴れたわけじゃないからね。チュチュも事情聴取のため一緒に部屋に入ったけど…」

「アタシたちは…強制スリープにはならなかったね」

「私も含めてね。ただ、機能制限が掛けられちゃったかぁ」

「…これ、変な感じです。関節の動きがいつもよりずっとぎこちないような…」

「今なら赤ちゃんに腕相撲で負けちゃうかも？」

「………うーん」

スレッタ交渉（？？）：dice1d100=33 (33)

[29 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 22:35:39]

スレッタの能力値が秘匿パラメータなのはなんでなんだろう

[30 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 22:42:31]

「ソフィさん、ノレアさん。ニカさんとはいつ頃からご一緒に？」

「…二年前から。ある会社で、子供の姿のアンドロイドを新開発していたんですが…」

「アタシたち、失敗作なんだよね。

　子供らしさを追求するのって案外難しいみたいでさ。無邪気なのか、残酷なのか」

「無垢なのか、無知なのか」

「…想定通りの性格にならなかったみたいで、廃棄されかけたところをニカが引き取ってくれて」

「彼女はその会社に出入りしていた雇われ技師…といったところかな？」

「その通りです」

「そっか。じゃあニカがいたから、あなたたちは今ここにいるんだ」

「………へえ」

[31 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 22:47:19]

「…でもさ、ニカちゃんって本当に腕が良いの？」

「は？」

「ちょっと…何なんですか、あなた」

「だって、予定してたよりずっと長くイリーシャの修理に時間が掛かってたよね？」

「それはあのイエルって人が別の仕事まで頼むせいでしょ！」

「時々アトリエまで呼び出されてたみたいですし…」

「…！」

「おおっ！秘密のお仕事っぽいですね～！」

「………」

「？」

[32 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 23:32:36]

～食堂～

「通信は回復したけど、捜査状況を外部にリークされちゃ困る。あーしの端末以外は通信制限を掛けさせてもらった。当然、アンドロイドも同様だ」

「本当だ。私たち屋敷のアンドロイドは制限解除してもらってもいいと思うんだけどな～」

「特別扱いはなしだ。文句あっか。…夜間はギャラリーも閉鎖するし、部屋にも施錠させてもらう。

　不自由に感じるかもしれないが、犯人が捕まっていない以上、身の安全を確保するためでもあるからな」

「言われなくても分かってるよ」

「あのー、お夜食が欲しい時なんかは…」

「…事情があれば鍵は開けてやる。ただし妙なことしたら即お縄だからな」

「ペトラ、修理お疲れ」

「………」

「ペトラ…？」

[33 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 23:36:09]

「うーん。夕食もおいしかったですね！しかし…」

「もう空腹なのか」

「さすがラウダさん、よくお分かりで…」

「…仕方ない。何か取って来るから、ここで大人しくしていろ」

「え～。一緒に行きましょうよ～」

「………」

dice1d2=2 (2)

1：一緒に行く

2：一人で行く

[34 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 23:38:53]

「お前は大人しくしていろ。いいな」

「ぶーぶー」

「人語じゃないから聞く必要はないな」

「ああ！本当に置いて行っちゃうなんて！」

「…まあいいですけどね。お話したい人もいましたし…ラウダさんがいたら止められちゃいそうですから」

[35 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 23:44:34]

「………」

（シャディク、彼は…先生とは違う。姿は似ているけど…それでも、やっぱり…違う。

　…先生の余命のことなんて知らなかった。いつから分かっていたんだ？僕と一緒に暮らしていた時は、どうだった…？）

「先生…どうして…」

（…僕は…それを教えるに値しない、相手だった…？

　だから僕の絵も、飾ってくれずに…もしかして、捨ててしまった？）

（…好きだって、言ってくれたのに。あの絵は…僕の魂そのものだったのに…それなのに、どうして…）

[36 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 23:48:07]

「………」

「…マスター、眠れないのですか？」

「え？…珍しいな…（向こうから…こんなふうに話しかけてくるなんて…）」

「すみません、差し出がましいことをしたでしょうか」

「…別に。ただ、いろいろ考えてて…

　…エランとシャディクのこと…どう思う？」

「………」

dice1d3=2 (2)

1：わからない

2：好意を持っている？

3：マスターにとっては好ましくない？

[37 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 23:52:03]

「シャディクはエランに好意を持っている…のでしょうか」

「………」

「マスター？」

（…まさか…こいつがその手の感情に理解を示すとは）

「あ、ああ…うん。そうだと思うよ。…アンドロイドにそんな気持ちがあるのかは知らないけど。

　少なくとも表面上はそう見える。…イエルのやつ、趣味が悪いな。

　自分に似せたアンドロイドに、そんな言動を学習させるなんて…」

「………」

グエル？？（31～）：dice1d100=80 (80)

[38 二次元好きの匿名さん 23/10/04(水) 23:57:27]

「アンドロイドが人間に好意を持つことは、好ましくないのですか」

「え…いや、それは…」

「俺がマスターやエラン、オリジナル…ペトラやフェルシーに対して、他の人間よりも…

　思考のリソースを多く割くことは、推奨されない行為ですか？」

「………そんな、こと…」

「………俺の質問は、マスターを、困らせている。そうですね」

（…ああ、イエル…これで満足なのか、君は）

「…そうだね。君とこんな会話…初めてだから。

　でも、…悪いことじゃない。ただ、そうだな…少し疲れそうだ。甘いものでも用意して欲しい、かな」

「承知いたしました。すぐにでも」

[39 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 00:02:11]

「おっと」

「こんばんは、ラウダ」

「私もいるわ。こんばんは、ラウダ、グエル」

「こんばんは。君も相方のわがままに振り回された口かな、グエル」

「わがままではありませんが、マスターの要求です。甘いものが欲しいと」

「ミオリネは何故食堂に？」

「サビーナたちに見張りをするように言われて」

「…どうも」

「人間ってどうしてこう夜食が好きなんだろうね？」

[40 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 00:06:16]

「…お兄さんさあ」

「俺のことか？」

「…あなたのマスター、冷たい人ですね」

「大事にしてくれない人のところなんていなくても、うちに来ればいいのに」

「そんなことはない。今だって俺と会話するための用意をしてくれている」

「そうなんだ。それって嬉しいね。私も誰かと話すのは好き」

「僕はスレッタと話していると疲れるが…」

[41 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 00:19:13]

　談笑しつつ曲がり角に沿って歩き、ゲストルームの並ぶ廊下へ出て。

　ぴた、と足を止める。足が止まる。

「スレッタ」

　最初に動いたのはラウダで、廊下にうつ伏せに倒れているスレッタを抱き起し、脈や呼吸を確認して詰めていた息を吐きだした。

　頭部から血を流しているものの、命に別状はないらしい。

　スレッタが倒れているのは、彼女に――正確にはチュチュに与えられ、スレッタたちが間借りしている部屋の前ではない。

　ラウダに続き部屋の前まで移動して、部屋の様子を確認する。

「ニカ…？」

　ソフィか、ノレアか。あるいは二人ともか。

　震える少女の声が、倒れ伏した女性の名を呼んだ。返事はない。ニカはスレッタと同じように――しかしスレッタよりずっと重傷であることが見て取れる。

　グエルはニカへ近づき、データベースから応急手当の知識を総動員する。細い息を繰り返す彼女を救うため、一刻も早い処置が必要だと判断した。

　ミオリネはスレッタを抱きかかえるラウダを、ニカに応急手当を施すグエルを、呆然と立ち尽くすソフィとノレアを順に見た後――

dice1d3=3 (3)

1：「犯人を捜さないと」

2：「早く二人を助けないと」

3：「二人は死んでしまうの？」

[42 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 00:23:22]

「第四章終了～」

「ニカーーーッ！！！」

「ミオリネ・レンブランの最後の発言の意図とは」

「…最初に死への恐怖の話をしてたっけ？」

「最後のインパクトでいろいろ吹っ飛んだ件」

「雪崩に巻き込まれたり、誰かに襲撃されたり…私、肉体的にダメージを負い過ぎでは？」

「どんまい」

[43 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 01:49:50]

夢中で見入ってた…世界観もキャラも良すぎる

[44 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 06:21:27]

file 5　『恋』

～食堂～

「…ニカの容態は安定してる。意識は戻ってないが…今すぐどうこうって話じゃないし、そこは安心していい」

「安心ねぇ。一日と置かずに第二の事件が起きたわけだけど？」

「…あーしがいてこんな事態が起きたのは、不甲斐ないと思ってるよ」

「いや、君は一人でよくやっている。我々の認識が甘かった。ゲストに不自由な思いをさせるのは忍びないが、警備体制を強化しよう」

「…あの子たちは？」

「ニカの側についてる」

「そっか。ならニカちゃんに関してはもう安心かな？」

[45 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 06:27:27]

「グエル、お手柄だったね」

「え？」

「グエルがすぐに手当てしたから、ニカ・ナナウラは今、容態が安定してる。でしょ？」

「…ああ。誰かを救う役に立てたなら何よりだ」

（…昨晩…あいつを外に向かわせて正解だった。

　結果的に、部屋の扉が開いていたからって疑われることにはなったけど…）

「いやあ、本当にお手柄ですねえグエルさん！おかげさまで私も明るい気持ちで朝食をとれるというものです」

「うるさい黙って食べろ」

「冷たい！昨日死にかけたのにー！？」

「余計にうるさくなってどうする。そもそもお前は死にかけてない」

[46 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 06:29:25]

のほほーんとした今回のスレッタ、めちゃめちゃかわいいな

[47 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 06:33:48]

「…あのさ…その、よかった、よね。…あの人、いてくれて…」

「………そう、だね」

「イエル先輩も…」

「………」

「…？」

（また被害が…先生を殺したのと、同じ犯人が…？）

「…エラン」

「シャディク…」

dice1d3=2 (2)

1：君は何か知らない？

2：君が無事でよかった

3：シャディクの言葉を待つ

[48 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 06:39:08]

「君が無事で良かった」

「！…ありがとう。俺も…同じことを言おうとしていたんだ」

「…そう。気に掛けてくれてありがとう」

（シャディクは何故、こんなにも…）

「…ところで刑事。一つ進言が」

「ん、何だ？」

「イリーシャの修理が中途半端なところで止まっている。君の許可が得られるなら、ペトラ・イッタに修理を頼みたい」

「私…？」

「あなたが優秀なことは、昨日の作業でよく分かったから」

「…つってもな。また暴れられちゃ困るだろ」

シャディク？？：3→4

[49 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 06:46:49]

「何も起動しろと言っているわけではない。修理を頼みたいだけだ」

「…内部の構造が一部露出している状態なのよ。短時間ならともかく、長期間その状態が続くと…」

「…だからね、お願い！」

「…まあ…修理だけなら。と言っても一人で任せるのもな…」

「なら、昨日と同じく俺が手伝います」

「！」

「んー…グエルならどっちの事件でもアリバイはあったし、まあ…いいか。けどファラクト、お前は昨日の事件で犯行が容易な立場だった。

　グエルもお前に命令されたら何するかわかんねーし…一旦離れてもらう」

「おいおい。そりゃないだろ」

「うるさい、文句があんなら…ん？えっと…お前はファラクトじゃない方か…ややこしいなお前ら」

「双子なもんでね」

[50 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 06:57:22]

「…僕は刑事さんの意見に異論はないよ。部屋で大人しくしていればいいのかな」

「私たちの目が届く範囲でなら、自由にして問題ないのでは？

　昨日と同じく、ギャラリーは開放するつもりですから」

「ギャラリーには私が常駐するから、誰にも問題は起こさせない」

「昨日は離れの様子を見るのに屋敷を出ていたが…今日は私も屋敷の内部を巡回する」

「それは心強いですね！チュチュさん、彼女たちの言う通りにしていいのでは？」

「…わーったよ。あーしも正直、ファラクトが犯人だとは…いや、今のは忘れろ」

（嘘のつけない人だなぁ）

「………」

[51 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 07:03:44]

「あの…」

「どうした、ミオリネ」

「キッチンに入っても構わない？この…料理って、毎回違うものが出てきて…気になるの」

「…構わないと言ってやりたいが、君を一人で置いておくわけにはいかない」

「では私とラウダさんが一緒にいますよ。ね、ラウダさん」

「キッチンでつまみ食いか？意地汚いぞ」

「違いますー！い、いえ、できればつまみ食いもしたいと思ってましたが！」

「やっぱり」

「…あー、まあ…そこ三人は自由にしてろ。ただし単独行動はするなよ、危ないからな。特にスレッタ」

「私だけ名指しですか…？」

[52 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 07:38:58]

～キッチン～

「すごいですね。材料を投入すれば勝手に調理してくれるなんて…夢のようです」

「お前の想像の中で僕がせっせと材料を運んでいるのが予想できて腹が立つ」

「さすがラウダさん、よく分かってますね」

「やっぱりか…」

「二人みたいな関係を仲良しって言うのかな。素敵だね」

「えへへ。私とミオリネさんも仲良しですよ？」

「そうなの？嬉しい」

「…スレッタより僕と仲良くした方が悪影響は少ないと断言できるよ、ミオリネ」

[53 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 07:41:41]

「料理はいつも誰が？」

「レネとメイジーが交代でやってるみたい。私もやっていい？って聞いたけど、もう少し慣れてからねって」

「そう。早く順番が回って来るといいね」

「うん」

「………ふむ」

スレッタ目星（？？）：dice1d100=25 (25)

[54 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 07:46:15]

「イエル氏は料理が好きだったみたいですね。どうして自動調理なんて導入したのかな」

「どうしてわかるの？」

「見てください。機械にセットするのとは別に調理器具や調味料が置いてあって、スパイスなんかの種類も豊富。中身も適度に減っているし…」

「趣味の一環だったのかな。本当に万能の人だったんだね」

「万能の人…」

「イエル氏の俗称だよ。現代の万能の人、万能の天才、イエル・オグル」

「………」

『俺は何もできないよ。本当に必要なことは、何も言えなかった』

『ありがとうも、ごめんも、さようならも、…愛しているも』

[55 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 07:48:59]

「…そうかな。イエルは、普通の人、だと思う」

「ミオリネ？」

「…どんなところが普通でした？」

「いつも悩んでるみたいだった。悲しそうに笑ってた。

　どうしてそんなに悲しいのって聞いたら、大切なことを伝えられなかったからって」

「………」

「へえ。それってまるで…

　…うん。やっぱり、きっとそうだ」

「…？」

[56 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 08:24:27]

スレッタは出目が低めでも判定成功してるっぽいんだよな…
これやっぱ名探偵役か？

[57 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 08:43:51]

チョロいオタクなのでレネちゃん好きになってきた

[58 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 18:49:39]

～ギャラリー～

「………」

「やあ、熱心に見てるね。…雪原の絵か。この近くの景色なのかな」

「………あるものを、取りに来たんだ」

「？」

「僕が、ここへ来た理由。本当は参加するつもりなんてなかった、けど…

　ここを出てからどんどん絵が描けなくなって、それで…

　あれを手元に置けば、また描けるようになるかと思って」

「………」

「でも、見つからない。…捨ててしまったのかな」

[59 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 18:54:48]

「きっとそうだね。分かってたんだ。

　…あんな、もの…僕にとっては、全てを、…『魂』そのものを込めたものだって…

　先生にとっては何の価値もないもので…」

「…そんなふうに言うなよ。僕の作品だってここには――」

「違う！…だって、この屋敷そのものが…兄さんの作品だ…

　僕とは、全然…」

「エラン…」

「あ…ごめん、取り乱して…ごめんね…」

ファラクト交渉（51～）：dice1d100=35 (35)　+20

[60 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:00:04]

「…大丈夫。まだ混乱してるんだよね。たった二日しか経ってないんだから、当然だよ。

　僕だって…年を食ってる分、隠すのが上手いだけで、気持ちの整理なんてついてない」

「………兄さん…そうだよね、兄さんも…大切な友人を…

　それなのに、僕…」

「いいから。…つらいことは全部吐き出せばいい。

　兄さんは君の味方だよ、エラン」

「…ありがとう。兄さんは…いつもそうやって、話を聞いて、寄り添ってくれて…」

「かわいい弟のためなんだから、当然だよ。…ほら、ちょっと座って、何か飲みながら話そうよ」

「…うん」

「………」

[61 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:03:02]

～整備室～

「………」

「………」

「………」

「………」

（ペトラは…居心地が悪いようだ。学生の頃から、俺がいるとそうだった。

　…その理由は、きっと…）

グエル？？（26～）：dice1d100=37 (37)

[62 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:11:48]

「ペトラ、ストレス指数が向上しているようです」

　突然の声に少し肩を跳ねさせ、しかしペトラは答えることなく、イリーシャの整備の手を止めずにいた。

「俺が傍にいるせいですか」

　続く声に、ぴたりと手が止まる。

　こうして核心的なことを尋ねるのは初めてだった。何故言葉にしたのか、そもそも何故尋ねようと考えたのか。

　その答えはグエルにもわからない。ただわかるのは、グエルの中の何かが変わっている――不具合が生じているのかもしれないということだった。

「…たく…なかった」

「………」

　震える声で紡がれる言葉を聞きとるため、聴覚にあたる部分の感度を上げ、少しだけ開いた距離を詰める。

　ペトラはグエルと肩が触れ合うほどの距離にいると気付いて、顔を上げるときっと睨みつけた。

「…会いたくなかった…！」

[63 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:14:28]

「俺はそんなにも…彼に似ているのですか」

「似てる、なんてもんじゃない…

　…その目…その、真っすぐ見てくる目なんて…」

「………」

（ペトラは…不安、焦り、怯えのサインが見られる。

　…落ち着いてもらうことは、できないだろうか）

dice1d3=3 (3)

1：手を握る

2：励ます

3：整備を続ける

[64 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:16:47]

「…俺が整備を続けます。ペトラは少し休んでいてください」

「…何言ってんの。これは私の仕事」

「ペトラ。俺は…」

「ほっといて」

ペトラ友好（31～）：dice1d100=16 (16)　-10

[65 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:17:59]

かなしい

[66 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:20:49]

「………」

（…傷つけてしまったのだろうか。だとしたら…。…だとしたら、何なんだろう。よく分からない。

　何故俺は、自分のことすら…）

「グエル！」

「レネ…？」

「地下から食料を運ぶんだけど、一人じゃ時間が掛かりそうで…他の皆は手が空いてないし。いいかな？」

「…ペトラ」

「いいよ。さっさと出て行って」

「…はい」

[67 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:22:30]

ちょっとかわいそうになってきたな…頑張れ🎲！

[68 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:26:05]

～地下室～

「………これは確かに、一人でとなると何往復かかるか」

「でしょ？グエルがいてくれてほんとよかった！…にしても、さっきのあいつ、感じ悪いね」

「仕方がないことだ。俺は彼女が大切に思っていた人に似ているらしいから」

「…そんなの、人間の勝手じゃん。勝手に似せて作っておいて、勝手に失望したり、理想を押し付けたり…

　大事な人に似てるなんて言いつつ、全然大事にしてくれない。

　グエルも分かるよね？…グエルは私と同じ。でしょ？」

「レネ…？」

「同じって言って。…お願い」

dice1d3=3 (3)

1：同じだ

2：大切にされている

3：分からない

[69 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:28:42]

「…分からないよ、俺には」

「………」

「自分のことが、よく分からなくなってきたんだ。それに…」

「それに…？」

「もっとお前のことを知らないと、答えられない。…知りたいと思っても、いいだろうか」

「…！…うん、…うん！もっちろん、いいに決まってるじゃん！」

[70 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:34:08]

パ、パーフェクトコミュニケーション！

[71 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:38:12]

「………よし、こんなものかな」

（…冷たく、しすぎたかな。分かってる、あいつが悪いわけじゃない…

　…イエル先輩だって、悪くない。誰も…）

「…そういえば…ハード面の整備はしたけど、ソフトはいいのかな。

　一応見ておいた方がいいかな…。

　…？これって…」

「あーあ。余計なことしなきゃいいのに」

[72 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:40:48]

～エランの部屋～

（…兄さんと話していると、少し気持ちが落ち着いたけど…一人でいると、やっぱり考えてしまう…）

「先生…」

（ノック…？一体誰が…）

「…あ」

「こんにちは、エラン」

「シャディク…」

「…いいかな。少し、話したいんだ」

「…構わないよ」

[73 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:44:28]

「…実はね。君に招待状を送ったのは俺なんだ」

「…え」

「がっかり、させてしまったかな。…ごめんね」

「…それじゃあ…招待状に…」

「『会いたい』って書いたのも、俺だよ」

「………」

「…君が来てくれるかどうかは賭けだった。三年間、全く連絡を取っていなかったと聞いて…

　でも、こうしてここへ来てくれたね。どうしてなのかな」

dice1d2=2 (2)

1：答える

2：………

[74 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:46:29]

ペ…ペトラー！！

[75 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:47:04]

「…言いたくない？」

「………」

「…そうか。それなら、いいんだ。無理強いしたいわけじゃない」

「………僕は…」

「…うん」

dice1d3=3 (3)

1：来なければよかった

2：来てよかった

3：…どうして招待状を？

[76 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:49:47]

「…君は、どうして僕に招待状を？」

「それは…あのメッセージの通りだ。君に会いたかったんだよ」

「…どうして…」

「………」

シャディク？？（31～）：dice1d100=55 (55)

[77 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:55:43]

「…答えを知りたくて」

「答え…？」

「そう。君に聞きたくて…君のことが、気になって」

「………何の、答え？」

「それは…今はまだ、言えない。答えを聞くのは…君とあれを見ながらがいい」

「…？」

「…君が来てくれて、…つらい思いをさせてしまっているのは、分かっているけど。

　それでも俺は…嬉しいよ。…ひどいかな」

「…そうだね。少し、ひどいね。…でも、ありがとう。…僕がここにいることを、肯定してくれて」

「…うん」

シャディク？？：4→5

[78 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 19:59:21]

～食堂～

「シャディク」

「おいそこのポンコツアンドロイド」

「どうして二人はシャディクに怒ってるの？」

「痴情のもつれというやつです。怖いですね～」

「………」

「ラウダさん？」

「いや…何でもない」

「えーと…ちょっと部屋で話しただけだよ」

「…僕も部屋で一人でいるのは…いろいろと考え込んでしまうから。彼が来てくれて助かったよ」

[79 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 20:04:43]

「お待たせ！夕食の準備ができたよー！」

「おっし。ニカ・ナナウラの部屋にはあーしが届けてくる。お前らは先に食ってろ」

「…あの！ペトラはまだっすか？」

「グエルと一緒に来ると思うけど…。…あら？」

「んー！さすがにあれだけ運ぶとパーツに負担が掛かるね」

「大丈夫か？俺も軽い整備くらいは――」

「ペトラは？」

「マスター？ペトラは…まだ来ていないんですか？作業終了目前だったはずですが…」

「…まずい…！」

[80 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 20:16:01]

　整備室の扉を開ける。調整台の上にはスリープ状態のままのイリーシャが横たわっていた。

　そして、床に広がる亜麻色の髪と、そこに絡みつく赤い液体。

「ペトラ、ペトラ…！」

　駆け寄ったフェルシーが必死に肩を揺さぶるのをラウダが制し、倒れたまま動く気配のないペトラを見下ろす。

　隣でファラクトが何かを言っているようだったが、グエルの音声認識機能は、突然不調をきたしたようだった。

　現状と何の関係もないはずのメモリが、勝手に再生される。

――グエル先輩…っ！

　イエルに連れられ、初めてファラクトの前に連れて行かれた時。

　その場にはオリジナルも、フェルシーも、…ペトラもいた。

　目を見開き、あるいは眉を顰め、あるいは怯えたように後退る中。ペトラはグエルにしがみつき、涙を流していた。

　何度もグエルではない『グエル』の名前を呼んで。

「…おい、『グエル』！応急手当！」

「あ――承知いたしました、マスター」

　名を呼ばれ、凍てついていた回路が動き出す。

　できることをしなければ。ペトラを、救うために。

グエル応急手当（31～）：dice1d100=34 (34)　+10

[81 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 20:18:53]

「ペトラのことは、俺が必ず、助けます」

「………」

「………グエル、先輩…」

「………」

[82 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 20:24:22]

「第五章終了。グエル、応急手当成功してよかったね」

「ペトラーーーッ！！！」

「　　　」

「それどころじゃなさそう」

「途中まではワイプで『レネかわいいな…いやマジで』とか喜んでたのに」

「僕は弟が本格的にシャディクにNTRれる気配を感じて怯えてるよ」

「NTRれではないのでは…？」

[83 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 20:42:52]

イリーシャはなんか仕込まれてたのか…？
ラウダの意味深な反応も気になるな

[85 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 21:31:38]

file 6　『鍵』

～チュチュのゲストルーム～

「………うーん」

「悩んでますね」

「…誰が犯人だ…？最初にイエル氏が殺され、次にニカ・ナナウラが襲撃され、今夜はペトラ・イッタが…

　共通点は…全員アンドロイド技師。…アンドロイドを嫌う者の犯行か？」

「ふわぁ…ペトラさんも手当てのおかげで無事でしたし、考えるのは明日でよくないですか～…？」

「お前なぁ…。…今日はベッドを使えよ。怪我したのは事実だし」

「わーい！じゃあラウダさん、一緒に寝ましょう」

「嫌だ」

「抱き枕がある方が安眠できるんですよね」

[86 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 21:34:01]

「お前には悪夢がお似合いだ」

「ひどいです～！」

「僕を抱き枕扱いするお前よりはましだ」

（…と言いつつ一緒にベッドに入るんだな。

　なんつーか…本当、独特な距離感だよな…）

[87 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 21:37:58]

～食堂～

「おはようございまーす！」

「おはよう、スレッタ。ラウダもおはよう」

「おはよう、ミオリネ」

「………」

「………」

「………」

「…辛気臭いな。ペトラも数日中には目を覚ますだろ。落ち込んでないで飯でも食えよ」

[88 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 21:43:48]

「…オリジナルは昔からそうだよね」

「ん？」

「あの時も…一人だけへらへらと…」

「………喧嘩を売ってるなら言い値で買ってやる」

「兄さん…お願い」

「…分かってるよ。愚弟、あんまり弟の前で余裕のない顔を見せるな」

「………（皆、何だか変。ペトラは生きてるのに、どうしてこんなに…怖がってるのかな）」

「………」

ラウダ目星（11～）：dice1d100=33 (33)

[89 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 21:47:44]

「…ミオリネ」

「何？」

「後で少し話そうか」

「なになに？何ですか？」

「お前はどこかに行ってろ」

「がーん！」

「…なーんか、二人のやりとりを見てると落ち着くね～」

「気が抜けるの間違いじゃない？」

「………」

[90 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 21:51:40]

～キッチン～

「ラウダは料理をする？」

「したことはあるよ。得意かどうかは…どうだろう。スレッタはおいしいと言っていたけどね」

「ラウダはおいしいと思わなかったの？」

「そう思わなきゃ人には食べさせないよ。…ミオリネ、料理に興味があるのかな」

「うん。自動調理も気になるけど、自分の手で一つ一つ材料を切ったり、炒めたり…してみたい」

「…少しだけ材料を拝借して、やってみようか」

「！…うん」

[91 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 21:54:29]

「ええと…あれ、上手くいかない…」

「重心が安定しないからだよ。平らで面積の広いところを下に置いてみて」

「…上手く切れた、よね？」

「そうだね。その調子ならすぐ上達するよ。…ミオリネ」

「何？」

「君には、彼らの…ペトラが傷ついたことを恐怖する気持ちが、分からない？」

「………うん」

[92 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:00:38]

「おかしいかな」

「おかしくないよ」

　カツン、トスン。ぎこちない音を立てて包丁と格闘するミオリネの隣で、ラウダは流れるような手つきで野菜を切っている。

「ただ…あいつの言葉を借りるのは癪だけど。想像してみて」

「想像…？」

「例えば…そうだな。君はスレッタが好き？」

「うん。好きよ」

「…そう」

　ミオリネを横目に一瞥したラウダが、すぐまた手元に視線を戻す。穏やかな表情と声のまま、彼の言葉は続く。

「なら、スレッタが血を流して倒れていたとしよう」

「うん」

「血はどこから出ていると思う？」

「ええと…頭？」

「どんな傷かな」

「………」

　イエルの、切り裂かれてぱっくりと割れた喉を思い出す。

「切りつけられて、額が…骨が見えるくらい…」

「それは痛そうだな。…うん、きっと切られた瞬間のスレッタは痛かっただろうね」

「………」

ミオリネ？？：dice1d100=66 (66)　+15

[93 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:07:00]

「血はどうかな。どれくらい流れて――」

「ねえ、ラウダ。この話、したくない」

「どうして？」

　どうしてだろう。包丁をまな板に置いて、不揃いにカットされた野菜を見下ろし、考える。

　どうしてミオリネは、スレッタの傷つく姿を想像したくないのだろう。

「…スレッタに、痛い思いをしてほしくない。つらい思いも、してほしくない。

　それに…もし、スレッタが…死んでしまったら…」

　声が震えている。どうしてそうなるのかは分からなかった。

　俯くミオリネの背をラウダの手が撫でる。

「ごめんね、意地悪なことをして。…でも、これでもう分かったんじゃないかな。

　彼らが、あんなに落ち込んだり、傷ついたり…怖がったりしていた理由」

「………うん」

　好きな人が傷つくのは、怖い。

　例え手当てをして、無事でいてくれたとしても。また襲われてしまったら？容態が急変したら？

　こわい。こわい。こわい。

　好きな人がいなくなるのは、怖い。イエルみたいに、いなくなってほしくない。

「…ねえ、ラウダ」

「何？」

dice1d2=2 (2)

1：スレッタのことを守って

2：ラウダも無事でいて

[94 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:09:53]

「…え？」

「私…スレッタのことも好きだけど、ラウダのことも好き。

　だからラウダにも無事でいてほしいの」

「…ああ、ええと。うん。ありがとう。善処するよ」

「約束してくれる？」

「その…困ったな。ちょっと想定外だ。

　…でも、そうだね。絶対に無事でいるから、安心して。

　もちろん、スレッタもね」

「うん。ありがとう、ラウダ」

[95 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:13:37]

「何だかいい雰囲気になってませんかー！？」

「うるさいのが来た」

「私のラウダさんなのにー！」

「黙ってろ珍獣」

「ひどい！もぉー！行きますよラウダさん！」

「はいはい。…ミオリネ、料理が中途半端になってしまったね。また今度」

「うん。楽しみにしてる」

「う…うう…この敗北感…！」

[96 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:17:06]

「大切な人を失うのは…つらい。…失うかもって思うのも、こわい。

　そうなんだよね、イエル」

「…あれ？妙に散らかってるね」

「シャディク。どうしたの？」

「いやあ…ちょっと料理でもしてみようかと思って」

「？それって…」

dice1d3=1 (1)

1：イエル

2：サビーナたち

3：エラン

[97 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:21:59]

「イエルの真似？」

「………」

「シャディク？」

「…そうかもしれないね。そうすれば…」

「あなたって人間に似てるね」

「え？…君の方がよっぽどそうだと思うよ。俺はただ…見せかけているだけだ。きっと」

「そうなの？でもあなたは、イエルによく似てる。今の表情なんて、イエルがエランのこと話してる時にそっくり」

「………それは…どう受け止めるべきかな。…はは…」

「？」

[98 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:25:44]

「…でも、俺は結局…」

「？」

「イエルには…なれないんだよ」

「…それって、いけないこと？」

「………君は純粋でいいね、ミオリネ。少し羨ましいよ」

「そうかな。私…まだまだ知らないといけないことがたくさんあるかもって、思い知ったばかり。

　もっといろんなことを知りたいの」

「…やっぱり純粋だな、君は」

[99 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:31:19]

～ファラクトのゲストルーム～

「………」

（…何を考えているんだろう。ペトラのこと？

　…馬鹿だな、僕は。あいつが…アンドロイドが。そんなこと考えて、落ち込んだり心配したり、するはずないのに…）

（…オリジナルにも、悪いことを言ったな。あいつなりに僕らを気に掛けてただけなのに。

　エランにも心配させちゃったかな…）

「………」

グエル？？（21～）：dice1d100=79 (79)

[100 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:37:02]

「…マスター。質問しても、いいでしょうか」

「…何？」

「ペトラが倒れているのを見た時、メモリが再生されたんです。

　マスターや彼女たちと初めて会った時に、ペトラが俺を『グエル先輩』と呼んだことを」

「………その…話は、やめろ」

「しかし、」

「やめろって言ってるだろ！」

「………」

「…やめてくれよ…」

[101 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:41:31]

「すみません。マスターを…苦しませたり、悲しませたいわけではないんです」

「分かってる…分かってるよ、そんなこと。…分かってるんだ…」

「…ペトラが、一刻も早く回復するといいですね」

「っ…お前が、それを……その、顔と声で…

　………後輩まで失うなんて嫌だよ、イエル………グエル…」

「………」

dice1d3=3 (3)

1：指示を待つ

2：背を撫でる

3：手を握る

グエル？？（21～）：dice1d100=70 (70)

[102 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:47:34]

「…マスター」

「………あ…」

「大丈夫、ペトラは生きています。次に何か起きたとしても、俺が守ります。

　あなたも、エランも、オリジナルも。ペトラやフェルシーも、全員」

「…それ、やめて」

「え？」

「…そんな、えらそうなこと言って…死んだやつを知ってる。だから…やめてよ。

　…お前まで、死ぬなよ…」

「…俺は死にませんよ。ただ壊れるだけです」

[103 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:51:31]

「そういうことじゃなくて。…ああ、クソ…どうして僕がこんなこと言ってるんだよ…」

「マスター？」

「…お前は、僕のアンドロイドなんだから。

　勝手に壊れたりしないで。…これからも、僕のこと…手伝ってくれるんだろ」

「…はい！」

「…嬉しそうな顔しちゃってさ…」

「グエル、いる？」

[104 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:55:13]

「！…レネ…」

「…行ってきなよ」

「はい。ありがとうございます」

「…ああ、それと。忘れるところだった」

「何でしょうか」

「…ペトラのこと。助けてくれて、ありがとう」

「…はい」

（…何だか、重荷が下りたような気分だ。

　もっと早く、君の言う通りに…あいつとちゃんと話していればよかったかな。イエル…）

[105 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 22:57:32]

「グエル？何かあったの？」

「え？」

「嬉しそうに見えたから」

「…そうだな。…うん。俺は今、嬉しいんだと思う」

「へえ～！何々？何があったのか聞かせて？」

「ああ。…レネにも、聞いてほしい」

[106 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:03:38]

「…そっか。あいつがそんなこと。…意外」

「俺も…今までのマスターの言動からは、予測できなかった。でも嬉しいよ」

「………何だか、グエル…」

「？」

「…遠くに行っちゃうみたい。

　あ、グエルが嬉しいのは私も嬉しいけどね。でも、やっぱり…

　…なんてね！それよりほら、せっかく私の部屋に来たんだから！

　どうする？映画でも見る？それともゲーム？」

「レネは…何が好きだ？レネの好きなことをしよう」

[107 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:08:28]

「………」

「レネ？」

「…好きなことなんて…」

「…ないのか？」

「…だって、わからないでしょ。

　『お前はこれが好きだった』『こういうものを好むはず』なんて…押し付けられてばかりで…

　自分が何が好きなのか、考えたって分からなくて…

　…グエルには、あるの？好きなもの」

「………」

dice1d3=1 (1)

1：ある

2：ない

3：わからない

[108 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:12:42]

「ああ、あるよ」

「………そっか。じゃあ、私とは――」

「俺は、ここに来たいと思った。マスターの傍にいるのが課せられた仕事のはずなのに」

「………！」

「だからきっと、俺が好きなのは…」

レネ：✕✕ルート確定

[109 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:14:36]

レネかわいい
レネのルート確定したけど良いルートなんだろうか？

[110 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:15:33]

「レネかわいい」

「ちょろくて草」

「すっかりその気になってて草」

「いやー…当てるねえ…今回は直前のイベントもあって確率甘めだったとはいえ…」

[111 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:16:56]

グエレネグエ可愛いな...XX確定がちょっと怖いけどいいルートだと信じたい

[112 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:21:37]

「まだ空いてないお部屋が気になりますよね～。チラッチラッ」

「…何のつもりだ？」

「親切なサビーナさんがアトリエやイエル氏のお部屋を見せてくれないかな～と！」

「言っているだろう。そもそもロックが掛かっていて入ることはできない」

「なるほど！じゃあエランさんを口説き落とせばいいんですね！」

「やめろ」

「ひえっ！…うう、皆さん何だか…エランさんのことになると感情的ですね？」

「マスターにとって大切な人なら、アンドロイドの中の優先順位が高くても不思議はないよ。

　失礼したね、この暴走特急は回収していく」

[113 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:26:49]

「ん～…」

「次は誰のところに突撃するつもりだ迷惑娘」

「ひどい！…でも、そうですね。できるだけ多くの人からお話を聞きたいです。

　まずは…」

「ちょっと、面会謝絶なんだけど？」

「帰ってください」

「まあそう言わずに～」

「…ニカの様子はどうかな？傷の具合は？」

「…落ち着いています。あの人…グエルさんには、感謝してます」

[114 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:34:49]

「アンタたちは…ニカを襲った犯人じゃないよね」

「僕は犯行当時君たちと一緒にいただろう。スレッタは…まあ、どうかな」

「どうしてそんな疑いを抱かせるようなこと言うんですか！？私だって襲われたんですからね！

　にしても残念ですよね、腕の良い技師が次々と…」

「ま、一番はニカに決まってるけどね」

「同感」

「君たちはニカが好きなんだね」

「まーね。ニカがいなきゃアタシたち、今頃スクラップだし」

スレッタ交渉（？？）：dice1d100=61 (61)

[115 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:43:59]

「その話なんですが…お二人は失敗作だったんですよね？

　よく現在ニカさんの助手として社会に溶け込めていますね～」

「煽ってるのかお前？すまない二人とも、悪気はないはずだ」

「べっつにいいけどね、気にしてないし。

　実際アタシたち、ニカが調整してくれなきゃとても外を歩けるような状態じゃなかったよ」

「…無邪気と横暴をはき違え、純粋さと容赦のなさを間違えているような個体でしたから」

（…テスト段階で暴力沙汰でも起こしたか）

「へえ、ニカさんが調整？それはまたすごいですね」

「でしょ！ニカはね、自作の言語でアンドロイドのOSを開発してるんだよ」

「まだ一般に流通する商品にはなってませんけど…私たちのOSも、ニカの言語に書き換わっている部分があります」

[116 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:47:43]

「それは素晴らしい技術ですね！…たぶん」

「馬鹿。現在流通しているアンドロイドの全てが、イエルの開発したOSを使用している。

　彼の開発したもの以外、まともに動くものが未だ創られていないんだ。

　一部分とはいえそれを補っているニカの技術は目を見張るものだよ」

「おっ！お兄さん、そういうの分かっちゃう人？いいねいいね～」

「ニカのすごさはもっと広まるべきです」

「…スレッタ」

「はいはい。ニカさん、早く起きてほしいですねえ」

「？」

「？」

[117 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:51:08]

「こんにちは～。ちょっとお話よろしいでしょうか」

「げえっ！うるさい子！」

「ひどい！」

「日頃の行い。…怪我人の傍でうるさくするつもりはないよ」

「はっ！そ、そうだね。私も気を付けるよ」

「そうですね、あなたは…」

スレッタ交渉（？？）：dice1d100=33 (33)

[118 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:51:54]

読めば読むほど真相が気になって深みにハマる
振り込みたいお布施したい

[119 二次元好きの匿名さん 23/10/05(木) 23:55:52]

「………」

（特に目ぼしい情報はなさそう、か）

「…えーと、個人的な興味なんですが。グエルさんって何者です？」

「…！それは…その…私が勝手に話したりは…」

「…グエル・ジェターク」

「！？」

「あれ？知ってるんですか」

「…いいや？ただ、どこかで名前を見たみたいだ。悪いね、記憶が曖昧で」

「…記憶喪失、だもんね。グエル先輩の名前は…ニュースでも出たことがあったし、それで知ってるのかも」

[120 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 00:05:00]

「そんなに有名人なんですか？」

「そうじゃなくて…グエル先輩…あ、えっと…

　ファラクト先輩のアンドロイドの、元になった人は…

　…十七年前に、事故で…」

「へえ～。どんな事故だったんですか？」

「な、何か軽くない！？

　…その、地下鉄で…私とペトラ、ファラクト先輩とオリジナル先輩、イエル先輩と…グエル先輩。

　いつも一緒に帰ってたんだけど、事故が起きて…

　………グエル先輩、『お前たち全員守ってやる』って笑って…」

「…そう。すごい人だったんだね」

「…ほんと。当時十五歳とか、信じられないよ。

　今の私の半分も生きてないなんて思えないくらい、何て言うのかな…高潔…な人だった」

[121 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 00:12:09]

「具体的にはどう――むぎゅっ」

「つらい話をさせたね。何かできることはないかな」

「え？うーん…特にない…あっ！その、朝のことで、ファラクト先輩とオリジナル先輩が落ち込んでないかな。

　あの二人、昔からああして喧嘩することはあったけど…今回は内容がないようだし。よかったら様子を見てあげて。私は…ペトラの側に居たいから」

「わかった。また夕食の時間にね」

「…もー。どうして止めるんですか？」

「車両の衝突の際に破損して突き出した金属を、体一つで受け止めて死んでいったそうだ。

　近くにいた友人たちに被害が及ばないよう、意識のある間はずっとその重みを受け止めて…その間に友人たちは危険な場所から移動したと」

「はい？」

「グエル・ジェタークの死因。満足したか？」

「…はい」

[122 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 00:18:02]

「割と壮絶な死に方してるな、俺…」

「…ん？これ、計算していくと…イエル・オグルとエランが一緒に暮らしてた時期って…」

「未成年に手を…」

「出してない出してない」

「十八～十九はまずいだろ」

「一緒に暮らしてただけだから」

[123 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 06:20:26]

15歳か…大分お若かったんだなぁ…つらい

[124 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 06:33:29]

「あと、お話が聞けそうなのは…」

「よお。珍獣とその飼育員か」

「どうも」

「ひどくないですか！？」

「こらこら、あんまり廊下で騒がないの」

「すまない、メイジー」

「ラウダくんはいいんだけどね～？」

「うっ」

「…立ち話も何だし、とでも言うのを期待してるのか？いいよ、ついて来い」

[125 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 06:40:55]

～オリジナルのゲストルーム～

「へ～ここがオリジナルさんのお部屋ですか」

「俺の趣味みたいに言うなよ。あくまで与えられただけの部屋だ」

「とは言えイエル氏とは長い付き合いだろう？あなたの趣味に合わせているんじゃないのかな」

「あいつに俺の趣味は分からない。…弟に手を出してからは一丁前に罪の意識でもあるのか、態度もぎこちなかったしな」

「…それなんですけど、あなたたちとエランさんって結構年が離れてますよね？」

「ああ。十歳差だな。エランは幼い頃から可愛かった」

（流れるように弟を褒めたな…）

「つまり…十歳差の恋人…ゴクリ。なんだか犯罪の香りです…」

スレッタ交渉（？？）：dice1d100=29 (29)

オリジナル交渉（？？）：dice1d100=75 (75)

[126 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 06:45:23]

「…で？俺からどんな情報を引き出したいんだ？」

「え？えーと…」

「イエルについてか？それともアンドロイドについて？」

「…そのー…お話を楽しむにしては、こう…

　ムードとか関係なくさっさとシャワー浴びて来いよとでも言われた気分です…」

「そんな経験――ああ、あっても不思議はないか」

「？」

「…何を知っている？」

「さあね。ベラベラ喋って欲しいなら言ってやってもいいけど？」

[127 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 06:50:08]

「…何だかいろいろ知ってそうな口ぶりですが…おもしろいですね、あなた」

「おもしろがるな馬鹿。危機感を持て」

「何かするつもりならとっくにしてる。…で、何が聞きたいんだ？

　そっちが質問してこないならこっちから聞かせてもらうけど」

「どうぞどうぞ。あなたが何を聞きたいのか、私も気になります」

「…お前ら、どうせパーティー会場の様子を見たんだろ？何があった」

「…！」

「何が、とは？」

「そうだな、俺の予想では――」

[128 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 06:56:25]

「…うん、うん。大体私の予想と同じ」

「そりゃつまらないな。もっと奇妙奇天烈な話が聞けるかと思ったんだが」

「まあそう言わずに。蓋を開けてみれば意外な事実が待っている可能性もありますし…」

「…しかし、僕には理由が分からないんだが」

「同感だ。…が、しかし。放っておけばろくでもないことになりそうな予感はある」

「理由なんて重要ですかね？」

「次の行動の予想のためには欠かせないだろ」

「それもそっか。うーん…何なんでしょう？

　解き明かすためにも…いろいろと協力していただく必要がありそうですね」

「…あんまり弟に負担を掛けるなよ」

「善処しまーす」

[129 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 06:58:26]

「…次はどうするつもりだ？

　エランに何かすればサビーナたちに睨まれると思うが」

「でも、そこに『正当性』があれば？」

「………彼も不憫だな」

「そう言わずに。チュチュさんを探しましょうか」

[130 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 06:59:01]

エラン様と探偵役？っぽいスレッタ＆ラウダのやりとり新鮮で面白いな

[131 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 07:03:39]

～エランのゲストルーム～

（…先生だけでなく、ペトラも…兄さんたち、大丈夫かな。

　………こうして他の人のことを考えられるなんて。

　思ったより、僕は…先生がいなくても、大丈夫だったのかな。それとも…）

「…シャディクが、いてくれるから…？」

「…よお」

「！…何か？」

「言われてみれば、そうなんだよな…」

「…？」

「…この屋敷で、最も自由に行動できるのは…お前だ」

「…何の話かな」

[132 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 07:13:03]

「…イエル氏を殺した凶器は、まだ見つかってない。

　遺体の傍にもなかったし、被害者が立っていた上層にも…

　…ただ、血痕は見つかった。その血痕は…犯人が逃走した時に絨毯に落ちたものだろうな。

　パーティー会場の上層から、そのすぐ近くの部屋…アトリエに続いてたらしい」

「………それは…」

「つまり、だ。犯人はイエル氏を切りつけた後、少なくとも一度はアトリエに立ち寄ってる。

　けど、アトリエにはロックが掛かってて…入れない。…お前以外は」

「…待って、くれ。それはつまり、君は…」

「…お前が、イエル氏を殺したんだろ。エラン・ケレス」

「な――」

「動機なんかいくらでもあるはずだ。…元恋人として」

[133 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 07:16:38]

「僕が、先生をなんて、そんな…」

「どっちにしろ、アトリエを開けてみりゃわかる。あの部屋はお前にしか開けられない以上…凶器が見つかれば言い逃れはできない」

「そんなはず…」

「いいから来い。…アトリエを、開けてもらう」

「………」

エラン幸運（76～）：dice1d100=40 (40)

[134 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 07:30:25]

～廊下・アトリエ前～

「…エラン」

「………」

「………」

「おっと！偶然ですね～」

「…この状況が、見て分からないか？君のいるべき場所ではない。立ち去れ」

「いや、そいつはここにいていい。…エラン、開けろ」

「………」

？？？？？？？（21～）：dice1d100=34 (34)

[135 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 07:39:17]

「皆？何をしているの」

　透き通った声。視線を向けるまでもなく、天使のような少女――ミオリネが歩いて来たのだとわかる。無垢な表情で首を傾げる彼女の背後には、シャディクがいた。

「…サビーナ、これは…彼に何を…！」

「黙って見ていろ。…私も、そうではないと…思いたい」

　スキャンのため用意されたパネルが目の前にある。手を触れさせればそれでいい。

　しかし、体が鉛のように重く、動かなかった。向けられた疑いが重しとなって伸し掛かる。不安が足を竦ませる。

　もしアトリエの中に、凶器が見つかってしまったら？誰かの罠に嵌められる形で、エランが犯人に仕立て上げられたら。

　そうすればエランは、大切な人を殺したのだという烙印を押されてしまう。どれだけ否定しても聞き入れられず、やがてはこの気持ちさえ否定されてしまったら――

　焦れたように呻き声をあげ、チュアチュリーが動いた。エランの手を掴み、パネルに押し付ける。そして――

「…んなっ！？開かない！？」

「あら？」

　チュアチュリーが慌てふためき、スレッタが瞬きを繰り返す。その隣にいるラウダは、難しい顔をして扉を見つめていた。

「…どうして…」

　呟きが落ちる。

（もう僕は、この中に入れてくれないの、先生）

　一番大切な場所。魂を込めた作品を生み出す聖域。二人で視線を交わし、時には笑い声を上げて過ごした、あの場所に。

（僕は、あなたの世界に、いてはいけないの）

[136 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 07:43:27]

「っ…先生、どうして…」

「エラン！」

「大丈夫？どこか痛いの？」

「…そうだね。ミオリネ、エランのことはシャディクに任せよう。こっちにおいで」

「…うん」

「………刑事。これは、どういうことだ」

「い、いや…あーしが聞きたいくらいだって。どうしてロックが解除できないんだよ…！？」

「…うーん。開かないというのは予想外でした。…まさか、開かずの間になっちゃってます…？」

「…この部屋に入りたいの？」

[137 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 07:48:26]

MPの概念あったら常に危険域にいそうなエラン(4号)のメンタルが心配だ…

[138 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 17:27:32]

だいぶ確率低いけどエランの幸運判定成功してたらどうなってたんだろ

[139 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 18:44:26]

「そうですけど…あれっ！？」

「はい、開けたよ」

「…ミオリネちゃん？どうして開けられるの？」

「だって…そういうものだよね？」

「ミオリネ、君はまさか…」

「どうしたの？手なんか見て」

「…やっぱり。指紋があるんだね」

「はあ～！？」

[140 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 18:49:56]

「と…とにかく中の確認！」

「…後で、エランへの謝罪を要求する。…信じ切れなかった私たちも同様、だが…」

「う…わ、わーってるよ！それで、中は…」

（アトリエの、中…僕を拒んだ、先生の…）

「エラン…」

「…ふーん。やっぱりそうでしたか」

「………」

「あれ？これ…前に見た時と違う位置にある。これって…」

「待て、触るな！」

[141 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 18:58:05]

「…？分かった、触らない。でもどうして？これはイエルの使ってた作業台で…」

「見りゃわかんだろ！上に…ナイフが乗ってる。やっぱり犯人はここに凶器を捨てて――」

「いえいえ、よく見てください、チュアチュリーさん。作業台についているモーター…ラウダさん、調べてみて」

「…PCでもないとコードは読めない。彼女たちに頼んだらどうだ」

「それもそっか。じゃあサビーナさん、そのモーターに設定されていた動きを調べてみてください」

「…分かった」

「…あなた、全く動揺していないのね」

「ええ、まあ…床に車輪の跡がついているのを見た時から、なんとなく予想はついていたので」

「…じゃあどうしてそれを共有しなかったのかな～？」

「確信もないのに話せませんよ～。間違ってたらかっこ悪いじゃないですか！」

[142 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 19:06:43]

「…解析が完了した。ひどく…単純な動作が設定されている。

　逆算すると…パーティー会場の、イエルが立っていた位置からここまで走るようになっていた」

「それってつまり…どういうことか、分かりますよね？」

「当時眠ってたミオリネ以外に、この扉を開けられるのはイエル氏だけだった…

　そもそもその作業台はイエル氏のもので…」

「アトリエの扉を開けたままパーティー会場に出てきて、停電を起こし…

　さあミオリネさん、どうなったと思います？」

「スレッタ」

「ええ？これって怒るところじゃないのでは…？」

「………」

ミオリネ？？：dice1d100=84 (84)　+25

[143 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 19:11:06]

「―――」

「あ、あれ？」

「ミオリネ…？」

「…無理に話すことはないよ、ミオリネ」

「………イエルは…自分で、自分を…殺したの…？」

「…きっと、そうだろうね」

「………先生、が…？」

「………」

「じ…じゃあ、これは…殺人事件じゃなく、自殺だった…ってことかよ…？」

[144 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 19:25:05]

「どうして…？どうしてイエルは、そんなことしたの…？

　どうして私、こんなに…これは何？私、どうなってるの？

　イエルはどうして私をこんなふうに作ったの？

　最初から私を一人ぼっちにするつもりだったの？

　分からない…分からないよ…！」

「………その…ミオリネさん、ごめんなさい。私…」

「…僕たちがここにいては、捜査の邪魔になるね。

　失礼するよ。行こう、ミオリネ。…お前もだ、スレッタ」

「は、はい」

「…アンドロイドが、泣くなんて…」

（…先生、どうして…病気のせい？でも、それなら何故新作の発表会なんて…

　…それに…元々僕は招待されていなかった、なら…僕に会うこともなく、死ぬつもりだった…？）

「…シャディク。エランをどこか落ち着ける場所へ」

「分かってる」

[145 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 19:29:52]

「エラン。…すまない。君を無為に傷つけて、惨い真実を突きつけるような真似を…」

「…それに関しては、あーしも悪かった」

「………」

「エラン。…行こう」

「………分かった…」

[146 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 19:32:57]

イエルは自殺だった…でもニカやスレッタやペトラを襲った犯人がいるはず…だよね

[147 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 19:34:17]

（何だか…何もかもが遠い。ちゃんと歩けているんだろうか。僕は今、どこを…）

「エラン、手を借りるよ」

「（…解錠音？）…あ、…ここは…」

「そう。…イエルの部屋だ」

「………あ…」

「君と…これを見たくて。こんな時に何を、と思うかもしれないけど…」

「これは…！」

[148 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 19:38:59]

ちょっぴりダビンチコードシリーズのオリジン味を感じる

[149 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 19:42:56]

　ずっと探していたものが、そこにあった。

「俺が君を呼んだと言ったよね。この絵について聞きたかったんだ」

　額縁に入れられ、ベッドの正面に飾られているのは、エランが描いた絵だった。三年前、ここを出るより前にイエルに贈ったものだ。

　エランが己の全てを、魂を懸けて創り上げた。イエルのためだけに描いたものだからと世間には発表しなかったが、自らの作品から傑作を選ぶなら間違いなくこれだと確信していた。

「俺があまりにこの絵を見たがるから、イエルもちょっと困った顔をしていたよ。

　銀世界に、地平線から顔をのぞかせた太陽の光が差して、七色に色づいて…」

　眩しそうに絵を見つめ、シャディクが微笑む。それからそっと、絵の下に飾られたプレートを撫でた。

「タイトルは『薄明』。…俺はいつも、この絵を眺めて…このタイトルを意識する度、疑問に思っていたんだ。

　『これは夕暮れ？それとも夜明け？』…ってね」

　ぼんやりと絵を見上げたままのエランの耳に、シャディクが唇を寄せる。そうしてとびきりの秘密を打ち明けるように囁いた。

「…イエルもずっと気にしていた。答えを知りたいって」

[150 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 19:47:16]

「…そんな、こと…」

「エラン？」

「…考えたこともなかった。…この絵はね、シャディク…

　この絵は、ただ…この家で…アトリエから見た景色を想って、描いたものなんだ」

「………」

「夕焼けでも、朝焼けでも…先生と見る、景色は…何もなくたって、色づいて見えて…」

「…そうか。君は本当に、彼のことが…」

「好き…だった。…どうして、僕を、…僕の気持ちを、受け入れてくれなかったんだ…

　そのくせ、こんな絵…ずっと、飾ったりして…！」

シャディク？？（21～）：dice1d100=89 (89)

[151 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 19:56:05]

「エラン…」

　エランの震える体を、シャディクが強く抱き寄せた。アンドロイドの――作り物のはずのぬくもりに溶かされるように、震えが収まっていく。

　あたたかい。

「…あ、すまない…こんな…弱っている君に、つけ込むようなことを…」

　そのぬくもりを、逃したくはなかった。

「待って…」

「え…エラン…？」

　自らシャディクの腕の中に飛び込み、縋りつくように背へ腕を回す。

「エラン、俺は…君の『先生』じゃない…」

「分かってる。…シャディクは…僕を呼んでくれたよね…。

　聞きたいことも聞かずに…別れの挨拶もせずに…勝手に、死んでしまった…先生とは違う…」

　シャディクの手が宙をかく気配があった。エランを抱き締めようとして、離れて行ってしまう。その動きがもどかしい。

「シャディク、お願い…」

「………君の部屋に、行ってもいい？」

　観念したようにエランを抱き締める腕は、力強い。この人なら、きっと自分を放したりしない。

　そう思って――あるいは願って。エランはそっと目を伏せ、頷いた。

シャディク：✕✕ルート確定

[152 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 19:59:29]

「ぜったいにゆるさない」

「なんか混ざってなかったか」

「『あっ…シャディク…っ』」

「やめて」

？？？？？？（21～）：dice1d100=43 (43)

？？？？？（11～）：dice1d100=64 (64)

[153 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:03:45]

なんか言ったげて…

[154 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:05:23]

「…落ち着きました？」

「うん。…私、やっぱりイエルのことが大好きみたい。自分があんなふうになるなんて思ってなかった」

「…君は本当に、感受性が豊かだね。まるで人間の子供みたいだ」

「それっていけないこと？」

「まさか。素敵だと思うよ」

「む～…」

「何を不満そうに――………」

「ラウダさん？」

「………？」

「ミオリネさんも…？」

[155 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:08:57]

「ねえ、これ…エランは大丈夫なの…？」

「…大丈夫だと思うよ」

「？？？」

「で、でも…その…苦しいみたい…

　はっきりとは聞こえないけど…『もうむり』――」

「ミオリネ。…大丈夫。大丈夫だから、このことは…ファラクトやオリジナルには言わない方がいい。

　きっとサビーナたちにも…」

「…え？まさか…そういうアレですか？」

[156 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:12:27]

「…自殺、だった？」

「はい。私も今、サビーナたちから連絡があったばかりで…」

「…マスター」

「…グエル、側に居てあげて。私は…サビーナたちと合流するね」

「分かった。…ありがとう、マスターを気に掛けてくれて」

「…ま、グエルのマスターだからね。じゃあ…またね」

「ああ」

[157 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:15:02]

聞こえちゃったっていうあれかあ…

[158 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:18:29]

イエル…自分のセク◯ロイド作るとはとんでもないやつだな

[159 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:18:46]

「マスター…すみません。俺にできることが、思いつかず…」

「…いいよ、グエルはそうして、そこで話を聞くだけで」

「…名前で、呼んでくれるんですか？」

「いつまでも…意地を張っているつもりはない。ねえ、グエル。イエルは…」

「…はい」

「たとえ余命幾ばくだろうと…彼に助けられた命を投げ出すなんてこと、あり得ない。

　なら、この死には…『何か意味がなければならない』。

　…僕は、そう思うんだ」

[160 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:23:05]

「第六章終了！次で最後の予定だよ」

「殺」

「やめて」

「レネかわいい」

「こいつ本筋とかどうでもよくなってない？」

「ミオリネさんはともかく、ラウダさんにも聞こえるんですね？」

「まあ…そういうこともあるんじゃないか？」

「雑な回答…」

[161 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:23:20]

…シャディクもロック開けられるみたい？

[162 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:28:09]

>>138

「兄のどちらか、または両方が連行されるエランを見つけて庇ってくれたよ。

　そのまま付き添う流れになるから…」

「シャディクの悪行を目に焼き付けることになる、と」

「あ…悪行ではないんじゃないかなぁ…」

「もしくはシャディクに任せず回収してたかもしれないよな」

「うん、まあ…そうなると俺とのイベントはキャンセルされてたね」

「ま、まさか…兄弟フィックス（）…！？」

「違う。…いやまあ…出目が暴れれば可能性は…」

「幸運と呼んでいいの、それ…！？」

[163 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:52:26]

レネとシャディクはルート確定
ルートが設定されてるキャラは何人いるのだろうか

[164 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 20:58:19]

出目がどうとか言ってしまって大丈夫？？

[165 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 21:02:14]

やっぱりラウダは……

[166 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 21:28:04]

>>161

「勘違いさせちゃったみたいだけど、イエルの部屋を開けたのはエランだよ」

「正確には『シャディクがエランの手を掴んで生体認証に触れさせた』ってところかな」

「…さてと…最終章、やろうか」

[167 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 21:31:05]

file 7　『薄明』

～屋上～

（地平線の向こうから、太陽が姿を現して…雪原がきらきら光ってる。

　空は広く澄んでいて、遠く、高くて…）

「今日はいい天気よ、イエル」

[168 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 21:31:15]

もう最終章なんです！？
先が読めて嬉しい！！まだ終わってほしくない！！心が2つ有る！！

[169 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 21:35:55]

～エランのゲストルーム～

「エラン、起きられる？」

「ん…ぁ、もう、朝…？」

「…朝食を取って来るよ。俺が出た後は、しっかりロックを掛けておいてくれ。いいね？」

「うん…シャディク」

「何？」

「…おはよう」

「………ああ、おはよう」

dice1d2=1 (1)

1：平穏無事

2：ゆうべは（略

[170 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 21:39:44]

～食堂～

「シャディク、エランについててくれたんだって？兄として礼を言うよ」

「俺は気に食わないけどな。可愛い弟に手を出すなよ」

「…う…うん」

「………あの…」

「ミオリネ」

「わ、…わかった」

「うふふ…」

「？」

「………（いや、まさか…さすがに…ないだろ。アンドロイドだぞ？イエルが自分と同じ顔の奴にそんな機能をつけるとは…）」

[171 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 21:46:51]

「………」

「オリジナル？食事の手が止まってるよ、珍しいな」

「…ああ。少し…」

「えっと…エランに食事を運んで来るね」

「んー…」

「チュチュ、どうかしたのかな」

「…イエル氏は…ああいう顛末だったわけだけど。

　じゃあ他の事件は…って思ってな」

「おいおい。食事の席でその発言は疑心暗鬼を煽るぜ？」

「あん？お前らそんなタマじゃ…ああいや、極度に図太いのはお前とスレッタくらいか…」

[172 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 21:51:48]

「…グエル、おはよう」

「レネ、おはよう。…どうかしたのか？」

「うん、ちょっと…話したいことが…」

「レネ」

「…何？」

「サビーナが呼んでるよ。行こっ？」

「話はまた後で、だな」

「…うん」

[173 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 21:59:10]

「うーん」

「もう空腹か。どれだけ燃費が悪いんだこの不良娘」

「ひどい！…まあ、お腹はちょっと空いてますけど…それよりも」

「事件のことか？」

「はい。何だか、急がなきゃいけない気がします」

「また勘か。まあいい、信じるよ」

「えへへ、どうも。…ところでラウダさん、実はアンドロイドをいじるの、得意ですよね？」

「…得意とは言わない。専門職には大きく劣る」

「できるならそれでいいんです。ちょっと私たちだけじゃ手が回らないですし…協力してもらいましょう」

[174 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:05:10]

～ファラクトのゲストルーム～

「何て？」

「お兄様に協力しろって言ってるんだよ、愚弟」

「マスターは優秀な人ですよ」

「今そういう話じゃないから。…グエル、変わったな。もしくはそれが本来のお前なのか」

「？」

「…その話もいいけど、さっきの本気？一から十まで冗談にしか聞こえないんだけど。さすがに怒るよ」

「おーおー、俺の予測が外れたら盛大に怒れよ。

　…しかし、お前ら二人だけじゃな…かと言ってエランを巻き込むのも…」

「…ノックの音がしましたね。誰か来たようです」

「…君は…」

[175 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:11:34]

～アトリエ～

「私が、ずっと横たわっていた調整台…不思議。数日前までここにいたのに、メモリのずっと奥に記録が追いやられて…すごく昔のことみたい」

「…イエル。あなたは何を考えていたの？

　どうして私を作ったの？

　私は人間に似てるって言われたけど…それって、イエルがそう作ったから…だよね。

　何か意味があったのかな。それとも、意味なんてなかった？」

「…『答えは君が見つけるんだ、ミオリネ』…」

「…ん？」

ミオリネ目星（21～）：dice1d100=100 (100)

[176 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:13:43]

「ちょっと待って？」

「いえ～い100クリ～」

「待って」

「何が出るんですかね！」

「待ってください」

「敬語になっちゃってるよ」

「………ちょっと…考えるね」

[177 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:15:15]

約束されし勝利のミオミオ
おまえがナンバーワンだ…（なおシナリオ崩壊の危機）

[178 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:15:51]

ミオリネがイエルの言葉を思い出した後にここで100が出るの凄い

[179 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:20:08]

「…決めた。仮にミオリネが…選んだとしても。アドリブでやるよ」

「何を？」

「…シナリオを進めよう」

[180 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:22:26]

「…！」

（外から…誰かの声。サビーナと…ファラクト？ううん、この感じはオリジナルかな）

「…あれ？ここ、もしかして…」

「…どうしようかな…」

dice1d2=2 (2)

1：声のした方へ行く

2：見つけたものを調べる　ミオリネ幸運（31～）：dice1d100=70 (70)

[181 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:24:43]

「…やっぱり。センサーで見てみると、他の壁と違う。

　ちょうど、私の手が収まるくらいの――」

「…開いた。これって…？」

「………私に開けられたってことは…私にこの部屋に入って欲しいんだよね、イエル」

「これは、一体…」

[182 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:29:43]

～パーティー会場～

「わざわざこの場所へ呼び出すとは…趣味がいいとは言えないな、オリジナル」

「世間話をしたくて呼んだんじゃない。俺は商談をしに来た」

「………何だと？」

「イエル亡き今、出資する対象がいない。今後お前らに金を出すつもりはない。

　どころか…新型モデルの開発のために注ぎ込んだ金もパァだ。

　そしてその場合、どうなる契約になってたか…分かるよな」

「………可能な限り返済する。その程度のこと、理解している」

「へえ、そりゃお利口さんだ。

　…それじゃあお前ら全員、然るべきところに売り飛ばすことになるだろうな」

[183 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:38:09]

「………何を、勝手なことを…」

「おいおい、やさしいご主人様の下で羽を伸ばしてるうちに忘れたのかよ？

　お前らは『アンドロイド』でイエルの『所有物』だ。

　マスターがいなくなれば廃棄されるかリサイクルに回るのは常識だろ？

　特にイエルには、相続するような相手もいないしな。

　…万能の天才が直接手掛けたとなれば、お前ら全員いい値がつくだろうな」

「…貴様…！」

「は、怒りに身を任せて俺を殴るか？それとも殺すか。

　そりゃあいいね！人殺しのアンドロイドとして廃棄確定だ！」

「…そんなことは…しない。見くびるな」

「そいつは重畳だ。…にしても、妙な話だよな。

　わざわざ俺たちを集めて、新作の発表までしておいて自殺とは」

[184 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:45:04]

「そもそもだ…ミオリネに一般流通するアンドロイドとしての価値なんて、俺には見出せない。

　ありゃ商品じゃなく…イエルにとっての『娘』みたいなもんだろ」

「…何が言いたい」

「商品としての価値が薄い新作、その発表会で死んだ製作者。

　それも、わざわざ死体を見せつけるようにして…

　『間違いなくイエル・オグルは死んだ』と教えるようだとは思わないか？」

「………」

「…ああ、そういえば…

　『イエルの代わり』になれそうな奴が一人、この屋敷にいたよな？

　妙だと思ったんだ。人間を…何より自分を嫌ってるイエルが、自分を模したアンドロイドだと？冗談きついって。

　あれはイエルが作ったんじゃなく、『都合のいいイエルの代わり』を必要とする奴が――」

「サビーナ、これはもう誤魔化せないよ。イエルやエランには悪いけど消すね」

[185 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:48:58]

この状況に持ってくためにわざを挑発してるんだろうけど
それはそれとしてﾋｴｯ…

[186 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:49:38]

「来ると思ってたよ」

「――やるなぁ、ラウダくん。今の痛かったでしょ？よく止めたね」

「非常に不本意ながら荒事に慣れてしまっているからね」

「…やってくれたな、オリジナル…！」

「っとぉ！待ちな！お前の相手はあーしだ！」

「刑事まで…」

「私もいますよ～」

「サビーナ、メイジー…これは一体どういう…」

「………あれれ。もしかして数で不利かな？」

[187 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 22:51:08]

レネはどっちに…？

[188 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 23:05:16]

【🎲・閲覧注意】薄明/トワイライトpart3｜あにまん掲示板

「次だよ」

「クライマックスですねえ…」

「いつも通りこっちのスレは画像とか感想で埋めてもらえると助かるわ。

　感想も一つ一つに返事したいくらい嬉しく読ませてもらってるよ。本当にありがとうね」

[189 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 23:14:19]

いつもありがとうございます！
グエレネが心配で目が離せないぜ

[190 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 23:16:57]

次スレ立てありがとうございます！
謎解き要素が多くて目が離せないし、グエルとレネの関係がどうなってるのかすごく気になってます！

[191 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 23:19:02]

ダイス値が低かったのに、仲良しなファラクトとオリジナル

[192 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 23:20:12]

埋め

[193 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 23:22:49]

埋め

[194 二次元好きの匿名さん 23/10/06(金) 23:51:02]

読み進めるのがもったいないくらい楽しませていただいてます！みんな頑張れ…

[195 二次元好きの匿名さん 23/10/07(土) 01:29:36]

いつも楽しく読んでます！
今回の話もドキドキするような展開がたくさんあって
どんな結末になるのか楽しみです！

[196 二次元好きの匿名さん 23/10/07(土) 02:03:20]

うめ

[197 二次元好きの匿名さん 23/10/07(土) 02:03:46]

うめうめ

[198 二次元好きの匿名さん 23/10/07(土) 02:04:10]

御三家

[199 二次元好きの匿名さん 23/10/07(土) 02:04:46]

せせりあ

[200 二次元好きの匿名さん 23/10/07(土) 08:58:15]

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