おやぁ、キングじゃないですか

  • 1二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:01:09

    「キングさ、首元にキスの後が残ってるよ」

    (勿論冗談だけど、どんな反応するのかな?)

    「え、嘘!?もう、だから朝は駄目だって言ったのに、トレーナーさんったら」

    「え?冗談なんだけどさ」

    「じょ、冗談?お、おほほ、おほほほほ、と、当然分かってましたわ、えぇ、キングですもの」

    「だ、だよねぇ、いやぁ、ビックリしたよ」

    「ス、スカイさんもこの様な冗談はやめてなさい、それじゃあお先に」

    「あ、行っちゃった...
    え、まさか、嘘、だよね?
    というか、トレーナーと距離の近いウマ娘が多いような...」

  • 2二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:02:44

    「あら、セイちゃんじゃないですか」

    「グラスちゃん、体操服を来てどうしたの?」

    「えぇ、エルとの模擬レースの予定なんです」

    「へぇ、ってそれよりもグラス、いつもより色っぽい様な」

    「あらあら、また何かの作戦ですか?」

    「いやぁ、バレちゃったかぁ」

    「ふふっ、そんな事言っても次のレースも手加減なんかしませんからね」

    「ぉーぃ」

    「あら、ようやくエルが来たようですね」

    「そうみたい、だ、ね?」

    「ふぅふぅ、お待たせデース、グラス。それにスカイじゃないデスカー」

    「あぁ、うん、それよりさ」

    「エル、私言いましたよね?」

    「オォ、グラス、薙刀を取り出して、どうしたんですか!?」

  • 3二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:03:23

    「私とのレース前に何をしていたのですか?」

    「オォ、何をって、何もしてないデース」

    「なら、何故衣服が乱れているのですか?」

    「ギクゥ、そ、それはですネー」

    「ナニを、していたのですね」

    「ゆ、許して下さいグラスー、トレーナーさんがどうしてもって言うからついデース」

    「そんな事言って、どうせエルから申し出たのでしょうに」

    「ギクギクゥ!?」

    「まぁ、今日は許します、私も身重かもしれない身で斬りたくはありませんので」

    「え!?グラス、身重かもしれないって?」

    「何を言っているのですか、セイちゃん、一番その可能性が高いのは貴女でしょうに」

    「いやいや、ちょっと待って、どうしてそんな事になっているの!?」

    「何故って、スカイが言ってたじゃないデスカ、この前のスペちゃん達と寮で遊んだ時に」

  • 4二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:04:51

    『私、今日は皆んなとこうやって集まれて嬉しいよ』

    『そうね、スペちゃん。今日は皆の予定が空いたからね』

    『そうデース、だから今日は皆でハッチャケましょう』

    『えぇ、今日だけは私もキングとしては、なんて言わずに楽しみますわ』

    『そうだねー、今日は何も考えずに楽しもうか』

    『それにしても今日のこの飲み物は美味しいですわね、誰が用意したんでしたっけ?』

    『あ、それ?実はね、今日の事を偶然タキオンさんが聞いてね、この飲み物を用意してくれたんだー』

    『え、スペちゃん、これタキオンさん、が...』

    『オー、スカイ、急に倒れてどうしたんデスカー!?』

    『う、うーん』

  • 5二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:05:54

    (そう言えばあの日、いつの間にか部屋で寝ていたんだった)

    「あの日に言ってましたよ、トレーナーさんと毎日しているって」

    「な、何を?」

    「ナニを、デース」

    「・・・」

    「それから私達、皆トレーナーさんに告白して今でもは毎日」

    「エル、それ以上ははしたないですよ」

    「何を言うですかグラスは、トレーナーを気絶させる程に絞り、ヴゥ!?」

    「エルったら、はしたない」

    「あ、そ、それで今日はスペちゃんは?」

    「スズカさんと赤ちゃんの服を買いに行くと言っていましたね、私も時間を見つけて行かないと」

    (あぁ、きっとこれは昼寝中の夢だ、目覚めたら覚めるに違いない...)

    『あぁ、セイウンスカイ及びそのトレーナーに告ぐ、生徒会室に来る様に』

    「もしかして、レースに寝坊でもしたのデスカー?」

    「そうだったらいいんだけどねぇ、はぁ」

  • 6二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:06:54

    「失礼しまーす、生徒会長」

    「呼び出してすまない、セイウンスカイ」

    「いやぁ、なら帰ったりってのは」

    「すまないが、事情を聞くまではそれは出来ない」

    「ですよねー、それで事情と言うのは」

    「あぁ、トレーナーが来てから聞こうと、ノックか、入ってくれたまえ」

    「失礼します、セイウンスカイのトレーナーです」

    「ちょうどよかった、それじゃあ話を始めるのだが、最近トレーナーとウマ娘の、その風紀が乱れていてね」

    (あぁ、やっぱり)

  • 7二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:07:39

    「流石の私も少し恥ずかしかったのだがね、噂の出所を生徒会で探ってみた所、セイウンスカイ、君の発言が原因だと突き止めてね」

    「そんな、お言葉ですが会長、スカイは悪戯にそんな発言をする様な奴じゃありません!」

    「と、トレーナーは言っているが、セイウンスカイ、君の発言も聞きたいのだが」

    「そ、それは...」

    (私は具体的な部分は曖昧にしつつ事の始まり、と思う事を話した)

    「そういう事か、アグネスタキオン、彼女とそのトレーナーを呼び出す必要がありそうだ」

    「えぇ、だから今回はもう帰りたいなぁ、って思うんですけど」

    「すまないがそれは出来ない、アグネスタキオンの薬が原因とはいえ、君の発言が原因だったのもまた事実であり、学園内は問題無いが外部が君を許すかはわからない。
    当然、私の方でも尽力はするが最悪の可能性も考えてくれたまえ」

  • 8二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:08:19

    「それなら会長、自分が責任を取る事でスカイだけでも助ける事は出来ないでしょうか?」

    「トレーナーさん!」

    「つまり、セイウンスカイは君に襲われた、という形でも良いと言うのかね」

    「はい、スカイが守れるならそれでも」

    「そうか、セイウンスカイ、君はどう思う?」

    「わ、私ですか?」

    「あぁ、そうだ、君のトレーナーの案を採用すれば君は助かる、しかしトレーナーは今後一切、ウマ娘と関わることを禁じられるだろう。
    そうなったとしても君を助けたいとトレーナーは言っているのだ」

    「い、いやぁ、セイちゃんの冗談という形で治まる事は」

    「残念ながらそれは」

    「そ、そんな」

  • 9二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:08:50

    「気にするなスカイ、また別の仕事を見つけながらテレビで君の活躍を確認する事にするよ。
    ただ、自分なんかに襲われたって経歴だけはどうにか出来ませんか?」

    「それなら未遂という形で何とか誤魔化そう、何も無いならその方向で進め」

    「ふざけないで下さい!それでも私のトレーナーですか!!!」

    「っ!?」

    「聞いてください、生徒会長さん」

    「わかった、話してくれたまえ」

    「私とトレーナーさんは相思相愛です、だから私は自分の意思でトレーナーさんと繋がりました」

    「スカイ!」

  • 10二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:09:43

    「私が、自分の意思でトレーナーを選びました!」

    「それでいいんだな?」

    「スカイ、今ならまだ間に合う、君ならもっと先へ」

    「それはトレーナーさんがいなきゃ行けません、私はずっとトレーナーさんが...」

    「と、セイウンスカイは言っているが、トレーナーとして、いや一人の人として答える必要があるんじゃないか?」

    「こんな時に冗談なんか言わないですよ、私だってトレーナーさんの為なら」

    「わかった、ここで卑下するのはスカイ、君の好意を否定する様なものだ。それにここまで頑張って来たのは君だったからだ、だから言わせてもらう。
    君が好きだ、セイウンスカイ」

    「っ!?」

    「覚悟を決めました会長、これからは何があってもスカイと二人で越えていきます」

  • 11二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:10:23

    「セイウンスカイ、君もそれでいいんだな?」

    「えぇ、私とトレーナーさんなら」

    「よし分かった、それなら生徒会が何とかしよう」

    「え?それだけですか、会長」

    「あぁ、今更君達を罰するなら残りの全員を罰する必要があるからね、そんな事をしたらトレセン学園は廃校だよ、それに」

    「それに?」

    「秋川理事長が色々と手を回してくれるそうだ、これからトレセン学園は変わっていくだろうね」

    「それなら何故この様な事を聞いたんですか」

    「それはだね、トレーナー」

    「はい」

    「自分を犠牲に担当を救うだと?甘ったれるな!
    トレーナーと担当は互いに支え合う関係だと言うのに、簡単に自分を犠牲にするな!」

  • 12二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:11:08

    安価でもない長文二次創作貼るならここじゃなくてpixivいくべきじゃない?
    そっちの方が評価とか感想とか貰えると思うよ。

  • 13二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:11:11

    「は、はい」

    「これ以上は言わなくても理解してくれると期待しているよ、それよりセイウンスカイ、君からも何か言いたい事はあるかね」

    「か、会長」

    「うん?何だね」

    「スカイは気絶しています、生徒会が何とかすると言った直後に」

    「悪いことをした、連絡をしておくから保健室で休ませてあげてくれ」

    それから数日後、トレセン学園ではトレーナーとウマ娘の関係を条件付きで認める事になった。当然、色々と厳しい内容ではあるが、真に繋がりあったトレーナーとウマ娘には問題は無かった。

    「スカイ、こんな所にいたのか」

    「トレーナーさん、セイちゃんは色々と疲れましたよぉ〜」

    「その気持ちは分からないでもないが、そろそろ練習の時間だぞ」

  • 14二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:11:31

    「えぇ、ここで休みませんか?風が気持ち良くってセイちゃんの昼寝スポットの中でも上位に入りますね」

    「それもそうだな、よっと」

    「わわ、なんで隣で寝るんですか!?」

    「いやさ、あの時から言って無かったと思ってさ」

    「あれれ〜、もしかして可愛いセイちゃんに告白ですかぁ」

    「そうだな、それはまた今度って事で」

    「っ!?じゃ、じゃあ何ですか」

    「好きだ、スカイ」

    「っ!!??」

    「これからもよろしく」

    「すーはー、えぇ、これからもセイちゃんがトレーナーさんを振り回してあげますからね」

  • 15二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:13:40

    途中でなんかキャラ違うくね?とは思ったが、ここまで書いてしまったのでこの時間にあげて供養する事に。
    SS技術が足りない

  • 16二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:15:48

    >>12

    まあええやん、僕は続き読みたいよここで書いてくれてありがとう

  • 17二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 04:17:14

    俺は好きだぜ

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています