AIのべりすとと安価とダイスを活用して架空戦記を作る

  • 1二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 18:36:32

    舞台は中世風の異世界を想定

    まずは軸となる世界観を以下のように作る
    AIのべりすとに任せるつもりが結局8割がた人力になってしまった

    ■■■
    アニミア大陸東部はノヴェリス帝国に統一されて久しく、太平の世が続いていた
    しかし、帝国歴284年、帝国を大飢饉が襲う
    帝国全土が貧困に喘ぐ中で、人々は他者を差別する理由を過去に、信仰に、人種に求め、争い始める
    それまでの帝国は異教にも被征服民にも寛大な処理を行ってきたが、時代の流れが、冷酷な決断を求めていた
    帝国歴286年、帝国は飢饉の原因は"間違った信仰"に対する天罰と断じ、異教への弾圧をはじめる
    その過程で奴隷制度が復活し、多くの被征服民が奴隷階級に落とされた
    ノヴェリス帝国は共通の敵と差別階級をもって混乱を収めたが、帝国の腐敗はこの時より始まっていた
    そして帝国歴366年、帝国南部にて大規模な反乱が勃発する その反乱を鎮圧するため、帝国軍は大攻勢を開始、南部諸都市は次々と陥落していった
    そして帝国歴372年、ノヴェリス帝国皇帝が崩御し、皇太子が第18代皇帝として即位 新たな時代に移り変わるかと思われた矢先
    ノヴェリス帝国北部にて異教徒を中心とした大規模な反乱が起こり、帝国に対する反乱軍は瞬く間に北部を呑みこむ
    この事態に帝国政府は南北からの挟撃を防ぐため、南部反乱軍と講和し、急遽北部の防衛を優先する
    劣勢にあった南部反乱軍は講和を受け入れ、アルカ大公国として帝国に再編入される
    しかし北での戦いは激しく、戦争は長期化し、帝国各地に戦争の負担がのしかかる事になった
    1年が経ち、2年が経ち、まだ北部との戦争は終わらない
    もはやノヴェリス帝国の弱体化は明らかであった
    負担を強いられる帝国市民、真なる独立を望み力を蓄えるアルカ大公国、いまだ精力旺盛なる北の異教軍、そして戦乱の世にあって栄達を望む野心家達
    無数の火種が、大陸東部を飲み込もうとしていた―――
    ■■■

  • 2二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 18:40:01

    ■■■
    第18代皇帝の名はウルベルガ・フォン・ノヴェリス
    帝国歴372年3月10日、第18代皇帝が崩御し、皇太子であるテオドール・フォン・ノヴェリスが19代皇帝に即位した
    しかしテオドールは即位して早々に病に倒れてしまい、しばらく政務は臣下達に委任される事となる
    第18代皇帝崩御後、摂政となったテオドールの実弟によって帝国の権力は一時的に掌握された
    ■■■

    AIのべりすとを用いた文章は■■■で囲って区別する。とはいえ人力の手直しも結構な頻度で入れている
    とりあえず皇帝のキャラを決めるかと「第18代皇帝の名は~」だけ入力して続きを生成させたらごらんの有様

  • 3◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 18:44:25

    ■■■
    摂政となったテオドールの実弟は、名をルシフ・フォン・ノヴェリス
    テオドールが病に倒れてからというもの、摂政ルシフは辣腕を振るい、自らの地位を確立していった
    しかし、ルシフは有能ではあったものの、どちらかというと帝国の安寧ではなく、自身の権力のために行動していた
    事実、ルシフは摂政就任早々から軍備増強をはかり、さらに北部に呼応する反乱や異教徒に対して強気の姿勢をとったのである
    ■■■

  • 4◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 18:46:31

    いったんまとめ

    ■■ノヴェリス帝国
    アニミア大陸東部を統一していた大国。正教会を国教としている。異教徒を弾圧している。腐敗した大国。各地で反乱が多発している

    ■■アルカ大公国
    南部反乱軍が前身となった国。形式上は帝国の属国。真なる独立のために力を蓄えている
    北部の反乱軍が異教徒を中核とした勢力であるのに対し、アルカ大公国は異民族を中核とした勢力で、かつて帝国に滅ぼされたアルカ王国の末裔でもある

    ■■北部反乱軍
    異教徒が中核となって帝国に反旗を翻した勢力。正式名称はクシュナ教団

  • 5◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 18:57:28

    ■テオドール・フォン・ノヴェリス

    ノヴェリス帝国皇帝。即位早々病に倒れたため実権を失っている


    ■ルシフ・フォン・ノヴェリス

    テオドールの弟。帝国摂政。軍備増強をはかり、さらに北部に呼応する反乱や異教徒に対して強気の姿勢をとる。野心家



    年表から見るにたぶん2人ともめっちゃ若い

    ここでひとまず英雄になれそうなやつを募集する。以下のテンプレートに沿ってレスしてください

    とりあえず人間単位の戦争で回すつもりなので一人で国を亡ぼせるドラゴン娘とか投げられても多分困るのでそういうのは採用しない


    >>10まで


    名前:

    性別:

    年齢:

    概要:


    【例】

    名前:アーサー

    性別:男

    年齢:16

    概要:北部で戦う傭兵団"狼の牙"の副団長。育ての親である団長が死んだため、代わりに傭兵団を率いて戦う

    いつか貴族になって安定した暮らしを得るのが夢

  • 6二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:07:56

    このレスは削除されています

  • 7◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 19:15:04

    >>6

    魔法はあっていい。ただし魔法を使える人間が少ないため部隊単位での運用は難しい。単身で戦局を変えれるレベルの魔法使いはいるかもしれない

    異種族もいていい。けどあんまりわけわからん種族出されても困る。このあたりは事前にライン設けるより後から「それはだめ」って言う形になると思う

    銃もある。けど高価

  • 8二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:18:56

    名前:メーシィア
    性別:男
    年齢:不明
    概要:クシュナ教団の参謀的立ち位置。皮肉屋で掴みどころの無い性格。色んな人に入れ知恵をしていく。実は悪魔

  • 9二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:22:37

    名前:キラン・キラ・キルライン
    性別:女
    年齢:5
    概要:正教会の強化人間製造計画によって作られた魔女の内の一人。
    しかし、能力の制御に難があり失敗作として廃棄された。
    現在はアルカ大公国の外れにある森の奥深くでひっそりと生活している。
    実験の影響で外見は17歳程度に見えるが実年齢は5歳。

  • 10二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:25:04

    名前:ヴェサリウス
    性別:男
    年齢:43
    概要:有象無象の野党や弾圧された異教徒その他様々なはぐれものを纏め上げて一大軍閥を作り上げた豪傑

  • 11二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:26:39

    名前:ベル・モルガン
    性別:女
    年齢:37
    概要:ノヴェリス帝国でも随一の財力を持つ豪商。腐敗し内乱が発生し続ける帝国の現状を変えたいと思う理想家でもある。

  • 12二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:28:38

    名前:ガーラム・斑鳩・アイングーラ
    性別:男
    年齢:24
    概要:大陸北部の遊牧民族、斑鳩の民の次期族長
    斑鳩の民はかつて大陸全域に覇を唱えた大王の末裔
    しかし今は衰退し辺境で細々と暮らすだけである
    ガーラムは武芸に優れてはいたが穏やかな性格であり野望など持っていなかった
    だが帝国北方で反乱が起こり状況は一変する
    北方の大貴族の姫が助けを求めて逃げてきたのである
    同時にクシュナ教団の追っ手も訪れ彼は戦うことを決意する

  • 13二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 19:34:46

    このレスは削除されています

  • 14◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 19:35:36

    軽率にレスを消すのは会話の流れがよくわからないことになるので良くない

    >>8>>9>>10>>11>>12

    dice1d5=1 (1)

  • 15◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 19:48:07

    適当にステータスを設定。このあたりはスレを進めるためのフレーバー的要素みたいなもんなので割と適当

    武勇=個人武勇
    統率=人を統率して動かす能力
    知略=軍略、政治などの頭脳労働を統合した能力
    幸運=身もふたもないことを言うと降り直し。これだけは消費性。1Lv減らすことで自身の判定を振りなおす

    Lv=有事に振るD6のダイスの個数。Lv1で素人。LV2で心得あり。Lv3で熟練。Lv4以上は天賦の才

    ―――
    名前:メーシィア
    性別:男
    年齢:不明
    概要:クシュナ教団の参謀的立ち位置。皮肉屋で掴みどころの無い性格。色んな人に入れ知恵をしていく。実は悪魔

    武勇Lv3 統率Lv2 知略Lv5 幸運Lv2

    【悪魔の力】判定時に6が3つ以上出たとき、悪魔じみた結果をもたらす

  • 16◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 19:58:28

    ■■■
    北部反乱の中核、クシュナ教団は帝国の弱体化を待ち、東部での影響力増大を狙っている
    そのためクシュナ教団軍は大規模な軍の衝突を可能な限り回避し、補給路への散発的な攻撃や焦土作戦などで時間を稼いでいた
    そして、その時間が過ぎた時がクシュナ教団によるノヴェリス帝国征服の狼煙があがる時であった

    これらの図を描いた者こそ、クシュナ教団の幹部であるメーシィアという男で、その計略の巧妙さから敵からは"計略魔メーシィア"と呼ばれていた
    ■■■

  • 17◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 20:05:25

    ■■■
    ――帝国歴372年、クシュナ教団大神殿にて

    メーシィアは作戦図を描き終えると席を立ち上がった
    「同志諸君、時は来た!帝国に終末をもたらす時が来たのだ!!」
    広間内に歓声が上がる。誰もがメーシィアの言葉に歓喜していた 彼らの目指すところはただ1つ この大陸に戦乱を巻き起こし、そこに生きる全ての人々を苦しめることだ
    「我々はこれよりクシュナ教団として帝国への宣戦布告を行う!まずは北部にて決起し、帝国の息の根を止める!」
    メーシィアは広間に集った同志達を見渡すと、両手を広げて宣言する。その姿はまさに扇動者としての威厳があった
    「そして我々はその足でノヴェリス帝城へ進軍する。各地の異教徒や反乱勢力と合流しつつ帝都を目指し、最後は皇帝を処刑して革命を達成するのだ!!」
    メーシィアの言葉に呼応し、大広間にいる者達はさらに歓喜する 彼らの目は狂気に染まり、自分達が世界の頂点に立つことを信じて疑わない
    「同志諸君!この大陸は腐っている。肥え太った豚共の腹の中に入って共に腐敗していく気か?違うであろう!」
    メーシィアの声に部屋中が熱気を帯びる
    「いいか、私達が目指すものは皇帝の首ではない!全ての人間が苦しむ理想郷をこの大陸に築き上げるのだ!!」
    メーシィアは両腕を広げ、天を仰いだ
    「全ては平等なる世界のために!」

    ■■■

  • 18◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 20:07:22

    ■■■
    クシュナ教団の教義、それを一言でいうなれば"苦痛こそ救済である"であろう
    この世界のありとあらゆる苦痛は平等で、誰にでも必ず訪れる
    この世界における生とはすなわち苦しみであり痛みである
    本来はその苦痛を和らげ、人々が互いを助け合う事をこそ信条としていたが、長き弾圧の中で教義はより先鋭化され、苦痛なき生を謳歌する帝国貴族を否定するものに変わっていった

    メーシィアの掲げる理想はただの妄言に過ぎなかったが、クシュナ教団に賛同する者にとっては救いであるに違いないのだ
    「同志諸君!私はここに"解放"を宣言する!」
    メーシィアの言葉と同時に歓声が上がった。誰もが手を取り合い、万歳三唱を繰り返す
    「さあ行くぞ諸君!ノヴェリス帝国に死の鉄槌を下すのだ!!」
    メーシィアの言葉に呼応して、部屋の外からも歓声が上がる
    かくして、北部反乱ははじまった
    その狂気を扇動した男の目はどこまでも冷静に、己が生み出した狂乱を見つめていた
    ■■■

  • 19◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 20:12:40

    ■■■
    北部反乱で最初の武力衝突は、北部でも有力な帝国軍の拠点である"シェルナ要塞"にて発生
    シェルナ要塞の帝国軍を率いていたのは、ルシフの腹心である"アイヒマン・フォン・ドニー"大佐だ
    ■■■

    このあたりでフリーアカウントの利用上限に達したので中断

  • 20◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 20:15:17

    なお結構な回数リトライしており、>>19は「シェルナ要塞の帝国軍を率いていたのは~」の続きを書かせようとしてもルシフやテオドールなどの既存キャラばかりが出てきて、なかなか新キャラが出ず苦労した

    ある程度汎用キャラをストックしておくべきかもしれない

  • 21◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 20:17:54

    "アイヒマン・フォン・ドニー"大佐


    武勇 dice3d5=5 2 5 (12)

    統率 dice3d5=4 2 4 (10)

    知略 dice3d5=2 3 1 (6)

    ※腹心なら無能ではないだろうし平均値採用


    【スキル】 5・6で獲得 dice1d6

  • 22◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 20:18:17

    【スキル】 5・6で獲得 dice1d6=2 (2)

  • 23二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 20:19:24

    支援 出てきたキャラはキャラブックとかに書き込んでる感じ?どんな感じで入れてる?

  • 24◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 20:21:16

    名前:アイヒマン・フォン・ドニー
    性別:男
    年齢:??
    概要:帝国軍人。帝国摂政ルシフの腹心。シェルナ要塞の司令官

    武勇Lv4 統率Lv3 知略Lv2

  • 25◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 20:23:06

    >>23

    書いてる。設定そのまま書き込んでる感じ

    たぶんもっと効率のいい書き方はあるんだろうけどそこらへん突き詰めるとキリがない気がするのでこのあたりは割と適当

  • 26二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 20:42:30

    このレスは削除されています

  • 27◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 20:44:36

    汎用キャラを募集します。以下テンプレート。脇役だがダイスが跳ねればもしかしたら主役になれるかもしれない

    所属は「未定」でも可

    能力に関しては採用時に>>1がダイス振って決めます(ある程度設定は汲む)

    24時あるいは>>40で締めきり


    名前:

    性別:

    年齢:

    所属:

    概要:

  • 28◆I2ctDCOr4Q23/10/05(木) 20:45:30

    【これくらいは書いてもいいよ、という例をいくつか。末路含めてそれっぽく書いてもいい。どうせそうなるとは限らない】

    名前:ボンパルド4世
    性別:男
    年齢:27
    所属:ノヴェリス帝国
    概要:大貴族の息子。親のコネで将軍になった典型的な無能な将。友軍を見捨てるような愚策によって人望を失い、最後は帝国軍によって処刑される


    名前:クラーリィ
    性別:女
    年齢:21
    所属:ノヴェリス帝国
    概要:反乱軍に殺された父の跡を継ぎ領主となった帝国貴族。頭は良いが謀略に慣れておらず、人に騙されやすい
    善良な人間であり、自分の領地と周囲の人々が安全に生きられればそれでいいと考えていた
    傭兵を雇い入れるなどして反乱に抵抗し続けたが、最後は身内に裏切られて死亡する


    名前:ガリアヌス
    性別:男
    年齢:40
    所属:独立
    概要:南部反乱軍を相手に戦い抜いた英雄だが、あっさりと講和した帝国に失望し軍を去る
    現在は山賊団を率いてアルカ大公国領で暴れている。多くの戦友を殺した南部軍を許せず、せめて戦いの中で死ぬことを望んでいる

  • 29二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 20:49:52

    名前:アンミル
    性別:女
    年齢:28
    所属:アルカ大公国
    概要:アルカ大公国の一つの部隊の隊長 女でありながら実力で上がってきた。部下にも自分にも厳しいが、世話焼きで面倒見がいい。

  • 30二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 21:03:44

    名前:アランシェ
    性別:女
    年齢:32
    所属:独立
    概要:元は農民として生きていた普通の人間だったが、夫の急死により精神を病み農地を残し失踪、その後突如として戻ってきたかと思うと、『霊夢にて天下を平定せよというお告げを受けた』と称し自らを現人神とする宗教結社を結成し人心を惑わせた。
    帝国によって処刑されたとされるが、密かに逃げ延び再起を図っているとの噂が絶えない。

  • 31二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 21:09:30

    名前:アラン・オークール
    性別:男
    年齢:38
    所属:ノヴェリス帝国
    概要:帝国全土に一万人の門下生を持ち剣聖と称えられる伝説の武芸者
    クシュナ教団の攻撃により故郷の街が焼かれたことで戦うことを決意、高弟10人を連れ北部へと旅立つ

  • 32二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 21:20:53

    名前:ジャ・ルケッダ
    性別:70
    年齢:男
    所属:クシュナ教団
    概要:クシュナ教団の幹部で主に財政や人材管理などの内務を担当する。教団の人間としては例外的にメーシィアのことをあまり信用していない。

  • 33二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 21:24:49

    名前:べグール

    性別:男

    年齢:18

    所属:クシュナ教団

    概要:メーシィアのことを教団に入る前からすごく尊敬していて付きまとってくる。ワンコ系素直。優秀な新人


    >>25

    のべりすと使ってるけど キャラブックせめて[]と括弧内に本文始める前に(名前):だけでも付けといた方がいいぞ 認識されない

  • 34二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 21:28:50

    名前:メアリー
    性別:女
    年齢:12
    所属:独立
    概要:イスキアの森に住む見習い魔女
    基礎的な魔法を一通り納めたので師匠から世界を見てくるように言われ旅に出る
    世間知らずで反乱とかもよく分かっていない

  • 35二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 21:40:29

    名前:チェーザレ・ロ・ヴァレリオ
    性別:男
    年齢:101
    所属:ノヴェリス帝国
    概要:正教会の聖職者にして神の奇跡の一端を体現する資格を持った聖人
    帝国の腐敗に心を痛めて諫言をしたことで不興を買って幽閉されているらしい

  • 36二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 21:52:49

    名前:大黒丸
    性別:男
    年齢:241
    所属:独立
    概要:大陸北東部のハリル山に住む人喰い鬼
    近隣の村が滅び生贄が10年ほど来なかったことで餓えを満たすために動く
    偶然遭遇した反乱軍を襲い喰いまくるが反乱軍の精鋭に討伐される

  • 37二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 22:06:35

    名前:辉 金龍(フイ ジンロン)
    性別:男
    年齢:35
    所属:ノヴェリス帝国
    概要:帝国暗部に所属する暗殺者
    光の魔術を収めた暗殺者が居る、という噂があるが真偽は定かではない
    いつの間にか暗部に所属していていつの日にか誰ともしれないものの手にかかって居なくなる

  • 38二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 22:44:15

    名前:バン・ゴック・カオ
    性別:女
    年齢:37
    所属:独立
    概要:帝国支配下の湖沼地帯に拠点を置く首狩族の女棟梁
    部族の伝統文化としての人狩りから傭兵業にシフトして猛威を振るった
    最後は棟梁の代替わりの儀式で娘に討たれて死んだ

  • 39◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 00:23:07

    >>33

    ありがとうございます

  • 40◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 00:54:19

    保守ついでに少し投下

  • 41◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 00:56:01

    ■■■

    「反乱軍がシェルナ要塞へ進軍しているだと?一体どういうことだ」
    ルシフは不機嫌にそう言うと、報告に来た部下を睨みつける ルシフは内心で反乱軍を侮っており、まさかこれほど早く攻められるとは思ってもいなかったのだ
    「偵察部隊からの報告によると、奴らは我々と交渉する意志もなくただ破壊と略奪のみを目的としており、もはや話し合いの余地など無いとのことでした」
    部下のその言葉を聞いたルシフは眉間にしわを寄せる。北部での反乱は想定内であったが、まさかここまで短絡的だとは考えていなかったからだ
    「分かった。ならばこちらも相応の対処をするとしよう」
    ルシフは小さくため息をつくと立ち上がり、執務室を後にする

    ■■■

  • 42◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 00:56:28

    ■■■

    (所詮奴らは蛮族だ。数で戦局が左右されると思っているとは浅はかな連中よ)
    反乱軍の主力であるクシュナ教団は"苦痛ある世界"を掲げる狂気に満ちた宗教だ。邪教と断じてもいいほどに
    そんな連中が反乱の中核となってしまっているのは、上層部によほど優れた策略家がいるか、反乱の運気に乗っているだけか、あるいはその両方だろう
    「所詮はその程度の連中だ。最初に勢いを削いでしまえば、後は崩れるだけだ」
    ルシフはそう呟くと、廊下を早足で歩き始めた

    ■■■

  • 43◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 01:01:49

    ■ステータス■
    名前:ルシフ
    性別:男
    概要:テオドールの弟。帝国摂政。軍備増強をはかり、さらに北部に呼応する反乱や異教徒に対して強気の姿勢をとる。野心家

    武勇Lv1 統率Lv2 知略Lv4

    【帝国摂政】知略の判定に+3の修正がつく

  • 44二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 01:09:31

    このレスは削除されています

  • 45◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 01:10:00

    ▼北部反乱への対応(ルシフ)

    帝国北部で反乱が発生した。各地で小規模な武装蜂起が起きている

    反乱軍の主力であるクシュナ教団は、シェルナ要塞へ進軍している

    シェルナ要塞は北部における帝国軍の要所である。万が一にも陥落させてはならない


    ・知略Lv4

    ・スキル発動 →【帝国摂政】


    【判定】 dice4d6=2 1 2 5 (10) +3


    5~:シェルナ要塞に援軍を派遣

    10~:クシュナ教団がいかに危険な宗教であるかを喧伝する

    15~:シェルナ要塞に援軍を派遣(精鋭)

    20~:北部反乱勢力の一角を懐柔する

  • 46◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 01:14:22

    達成値13、展開に反映します

    ■■■

    「敵影確認!」
    シェルナ要塞の城壁から帝国兵が叫んだ。それを聞いたアイヒマンは舌打ちをする
    「やはり奴らは話し合いができないのか」
    アイヒマンは眉間にしわを寄せる。クシュナ教団の反体制的な思想には昔から危険視していたからだ
    この地を預かる者として警戒はしていたのだが、これほどの大規模反乱を許してしまうとは
    「だが、やるしかあるまい」
    アイヒマンは自分に言い聞かせるかのように呟くと、部下に指示を飛ばす
    「弓隊構え!狙いを定めよ!」

    ■■■

  • 47◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 01:24:22

    ■■■

    要塞付近の平野にて――

    「そろそろだな」

    メーシィアが冷淡に呟いた。口元は歪み、侮蔑的な笑みを作っている
    教団員たちに熱狂的な演説を行った男と同一人物とは思えない態度だった
    メーシィアはクシュナ教団内での位階では"上神官"という地位にあり、この反乱作戦の総指揮を任されている

    もうすぐクシュナ教団の軍がシェルナ要塞に到達する。戦いがはじまるだろう
    数の上では教団が勝っているが、要塞の防御力は、その数の利を無に帰す

    「手は打ったつもりだがーーさて、どこまでやれるかねぇ」

    メーシィアは心底楽しそうにそう言うと、笑い声を上げた

    「いいだろう!さあ、死の舞踏を始めようじゃないか!」

    ■■■

  • 48◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 01:29:16

    ▼シェルナ要塞攻略戦(メーシィア)

    クシュナ教団がシェルナ要塞への総攻撃を開始した

    シェルナ要塞は北部における帝国軍の要所である。ここを落とせば帝国軍の指揮系統は混乱し、反乱はさらに拡大するだろう


    ・知略Lv5


    【判定】 dice5d6=1 5 2 4 3 (15)


    5~:空挺戦力は用意した

    10~:要塞内部にスパイを潜り込ませている

    15~:要塞内部にスパイを潜り込ませている(多数)

    20~:アイヒマン暗殺

  • 49◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 01:36:31

    ▼スパイへの対応(アイヒマン)

    多数の教団兵が要塞内に潜り込んでいる

    存在に気付くことができなければどこかで致命的な事態が発生するだろう


    ・統率Lv3

    【判定】 dice3d6=1 4 6 (11)

    10~:怪しい兵士に目をつける。↓の知略判定に+2

    15~:怪しい兵士を監視させていた。↓の知略判定に+4


    ・知略Lv2

    【判定】 dice2d6=2 3 (5)


    15~:入り込んだ教団兵の存在に気付く(戦闘有り)

    20~:入り込んだ教団兵の捕縛に成功

  • 50◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 01:38:21

    知略判定の達成値は7。教団兵の存在に気付くことはできず
    事前準備は終わりました、帝国軍には厳しい戦いになるでしょう
    投下は終わりです、おやすみなさい

  • 51二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 12:43:46

    保守

  • 52二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 18:33:50

    確認なんだけど18代皇帝は372年に即位してすぐ崩御したってことでいい?

  • 53◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 19:07:57

    >>52

    そうなります。怒涛の勢いで死にました

    17代皇帝の年齢は不明ですがテオドールもルシフもかなり若いと思う

    以下年表


    帝国歴284年 ノヴェエリス帝国を大飢饉が襲う


    帝国歴286年 ノヴェリス帝国で異教弾圧が活発化、奴隷制度が復活する


    帝国歴366年 帝国南部で大規模な反乱が起きる


    帝国歴372年 ノヴェリス帝国17代皇帝が崩御。【ウルベルガ・フォン・ノヴェリス】が18代皇帝に即位


        同年 ウルベルガが崩御し、皇太子である【テオドール・フォン・ノヴェリス】が19代皇帝に即位。しかし実権は皇弟【ルシフ】に握られる


        同年 帝国北部で【クシュナ教団】を中心とした大規模な反乱が起きる。帝国政府は挟撃を防ぐべく南部反乱軍と講和を行う

           南部反乱軍は講和を受け入れ、【アルカ大公国】として帝国に再編入される

  • 54◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 19:26:56

    再開はもう少し後

    軽く状況整理だけ


    ▼シェルナ要塞攻防戦

    帝国北部の要所、シェルナ要塞をクシュナ教団軍が攻撃する

    クシュナ教団軍は数の上で勝っているが、要塞は堅牢だ


    ●教団軍は空挺戦力を用意している


    ●要塞内には多数の教団兵が入り込んでいる


    ○帝国軍の援軍が近付いている

     到着までの時間 dice3d6=2 3 4 (9) (平均値)

  • 55二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 19:27:12

    17代、18代が数ヶ月差で死んで19代も病に倒れるって怪しすぎる

  • 56◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 20:38:25

    ゆるやかに始めます

  • 57◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 20:51:54

    ■■■

    要塞の城壁の上でアイヒマンは望遠鏡を覗きながら指示を飛ばしていた
    (クシュナ教団の連中は数が多いが、それでもこの要塞を落とすには足りない)
    アイヒマンは冷静に状況を分析していた。要塞の城壁は高く、クシュナ教団の兵士がいかに強かろうと突破する事は難しい

    「空に敵影確認!」

    アイヒマンの部下の報告と同時に見張り台から警鐘が鳴り響いた。敵も流石に無策ではなかったようだ。

    「飛空部隊か、内訳を報告しろ」

    冷静に聞き返すアイヒマン
    現在、この要塞にいるのは領主の私兵ではない、帝国政府の直属軍だ。たかが飛空戦力程度に動揺する理由はない。

    「確認出来ているだけで15騎!グリフォン騎兵です!」

    報告を受けたアイヒマンは眉をしかめた
    グリフォン騎兵は飛空兵種の中でも精鋭部隊であり、その機動力の高さから敵の後方に回り込んで襲撃する事に長けている
    侮っていい戦力ではない。だが対空迎撃手段も要塞に当然備わっている

    「ふん、舐められたものだな。総員迎撃用意!敵は少数だ、落ち着いて迎え撃て!」

    アイヒマンの指示と共に要塞が慌ただしく動き始めた

    ■■■

  • 58◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 20:55:17

    【戦闘について】
    指揮官同士がお互いの統率レベルで判定を行い、数値を比較する。より達成値が高い方が勝利点を1獲得する
    今回は先に3勝利点を得た陣営がこの戦闘を制する


    【両軍比較】
    ▼クシュナ教団(メーシィア)
    ・統率Lv2
    ・大軍      →追加ダイス+1。敵側の勝利点が2を越えると失われる
    ・グリフォン部隊 →追加ダイス+1。敵側の勝利点が1を越えると失われる。


    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン)
    ・統率Lv3
    ・防衛戦     →敵側の達成値がこちらより3以上高くない限り、勝利点を奪われない
    ・スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える
    ・援軍      →到着すると敵の勝利点を-1し、以降味方側に追加ダイス+1を与える

  • 59◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 20:58:19

    【1ターン目】

    ▼クシュナ教団(メーシィア)   【勝利点0】 dice4d6=2 6 4 5 (17)

    ・統率Lv2

    ・大軍      →追加ダイス+1。敵側の勝利点が2を越えると失われる

    ・グリフォン部隊 →追加ダイス+1。敵側の勝利点が1を越えると失われる。



    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 【勝利点0】 dice3d6=5 2 6 (13)

    ・統率Lv3

    ・防衛戦     →敵側の達成値がこちらより3以上高くない限り、勝利点を奪われない

    ・スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える

    ・援軍      →到着すると敵の勝利点を-1し、以降味方側に追加ダイス+1を与える(3ターン目から)

  • 60◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:00:43

    【1ターン目リザルト】
    ▼クシュナ教団(メーシィア)   達成値17

    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 達成値11
     【発動】スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える

     →クシュナ教団 勝利点+1

  • 61◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:01:51

    【2ターン目】

    ▼クシュナ教団(メーシィア)   【勝利点1】 dice4d6=2 2 2 2 (8)

    ・統率Lv2

    ・大軍      →追加ダイス+1。敵側の勝利点が2を越えると失われる

    ・グリフォン部隊 →追加ダイス+1。敵側の勝利点が1を越えると失われる。



    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 【勝利点0】 dice3d6=5 1 2 (8)

    ・統率Lv3

    ・防衛戦     →敵側の達成値がこちらより3以上高くない限り、勝利点を奪われない

    ・スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える

    ・援軍      →到着すると敵の勝利点を-1し、以降味方側に追加ダイス+1を与える(3ターン目から)

  • 62◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:03:19

    【2ターン目リザルト】
    ▼クシュナ教団(メーシィア)   達成値8

    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 達成値6
     【発動】スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える
     【発動】防衛戦     →敵側の達成値がこちらより3以上高くない限り、勝利点を奪われない

     →勝利点変動せず

  • 63◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:12:59

    ■■■

    「なんだと!?」

    アイヒマンは部下の報告に耳を疑った。およそ半数のバリスタ(大型弩砲)が損傷していたという報告を受けたからだ

    「どういうことだ!誰がやった!?」

    アイヒマンは激昂し、部下に詰め寄る

    「も、申し訳ありません!見張りの兵からは何も報告が上がってきておりません」

    部下は申し訳なさそうな顔で答える
    アイヒマンは一度息を整えた。この部下を叱責してもどうしようもない
    (スパイが紛れ込んでいたということか・・・?)
    アイヒマンはクシュナ教団のスパイが紛れ込んでいる可能性を考え、すぐに命令した

    「残っているバリスタでグリフォン部隊を牽制しろ。それと、他の備蓄を一通り調べさせろ」

    「分かりました!」

    部下は頭を下げ、足早に去って行く。
    (まさかとは思うが・・・念の為だ)
    アイヒマンはクシュナ教団の動きを注視しながら、部下に指示を出した

    ■■■

  • 64◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:20:50

    ■■■

    メーシィアは望遠鏡を覗きながら薄く笑う
    要塞の上空ではグリフォン騎兵が燃料と火種をばら撒き、地上では他の教団兵が城門を破ろうと殺到していた

    「まったく醜いものだねぇ」

    メーシィアは口元を歪めあざ笑う
    そこに伝令が訪れた

    「申し上げます!敵の援軍が接近中です」

    「おや」

    メーシィアは眉をしかめる。その目は笑っていない

    「敵の規模は?」

    メーシィアの問いかけに伝令は少し間をおいてから答えた

    「およそ500、正規兵ではなく、貴族の私兵の混成部隊かと思われます」

    メーシィアは伝令の返答を聞くと、不敵な笑みを浮かべる
    (500か……。少し多いな)
    メーシィアは小さくため息をつくと、すぐに決断した――

    ■■■

  • 65◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:22:38

    【3ターン目】  ※援軍によってクシュナ教団の勝利点-1

    ▼クシュナ教団(メーシィア)   【勝利点0】 dice4d6=5 3 2 5 (15)

    ・統率Lv2

    ・大軍      →追加ダイス+1。敵側の勝利点が2を越えると失われる

    ・グリフォン部隊 →追加ダイス+1。敵側の勝利点が1を越えると失われる。



    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 【勝利点0】 dice4d6=3 5 3 1 (12)

    ・統率Lv3

    ・防衛戦     →敵側の達成値がこちらより3以上高くない限り、勝利点を奪われない

    ・スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える

    ・援軍      →到着すると敵の勝利点を-1し、以降味方側に追加ダイス+1を与える(到着済み)

  • 66◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:23:52

    【3ターン目リザルト】
    ▼クシュナ教団(メーシィア)   達成値15

    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 達成値6
     【発動】スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える

     →クシュナ教団 勝利点+1

  • 67◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:24:30

    【4ターン目】  

    ▼クシュナ教団(メーシィア)   【勝利点0】 dice4d6=3 6 6 6 (21)

    ・統率Lv2

    ・大軍      →追加ダイス+1。敵側の勝利点が2を越えると失われる

    ・グリフォン部隊 →追加ダイス+1。敵側の勝利点が1を越えると失われる。



    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 【勝利点0】 dice4d6=1 6 6 6 (19)

    ・統率Lv3

    ・防衛戦     →敵側の達成値がこちらより3以上高くない限り、勝利点を奪われない

    ・スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える

    ・援軍      →到着すると敵の勝利点を-1し、以降味方側に追加ダイス+1を与える(到着済み)

  • 68二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 21:24:35

    メーシィアのキャラが刺さったからクシュナ教団応援しよ……

  • 69◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:25:05

    >>67

    ※訂正、▼クシュナ教団(メーシィア)   【勝利点1】

  • 70◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:27:08

    【4ターン目リザルト】
    ▼クシュナ教団(メーシィア)   達成値21

    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 達成値19
     【発動】防衛戦     →敵側の達成値がこちらより3以上高くない限り、勝利点を奪われない

     →勝利点変動せず―――・・・?

  • 71◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:38:13

    ■■■

    アイヒマンは援軍到着の報を聞き、胸をなで下ろす
    (流石ルシフ様だ、ありがたい)
    アイヒマンは内心でルシフの采配を称賛する
    クシュナ教団は底が読めない、要塞内部にスパイが入り込んでいたなど思いもよらなかった
    だが援軍と共に挟撃の形になれば、策の一つ二つは押し潰すことができるだろう

    「騎兵隊の出撃準備を整えておけ。状況次第では門を開き、援軍に合わせ攻撃を―――」

    だが、命令は途中で遮られた

    「ご、ご報告します!」
    「なんだ!?」

    アイヒマンは怒り混じりの声で聞き返す 伝令は怯えた表情で報告を続ける

    「シェルナ要塞に接近中だった友軍が・・・壊滅いたしました!」

    「なッ・・・!?」

    アイヒマンは思わず絶句した
    500の兵が?一瞬で?

    「いったい、何が起きたというのだ・・・!?」

    ■■■

  • 72◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:42:08

    ■■■

    「やれやれ、これで援軍も全滅か・・・」

    メーシィアは血だまりの中にいた
    すべては返り血であり、メーシィア自身には傷一つない。すべて帝国兵の死体である

    「僕もできるだけ、こんな反則は使いたくなかったんだけどさぁ・・・ちょっと、的確な手を打ち過ぎだよ」

    メーシィアは屍の山に向かって話しかける

    「ここは流石に勝たないとはじまらないんでね、まぁ、この後の事を考えるなら・・・楽に逝けてよかっただろ?」

    ケラケラと嗤いながら、悪魔は消えた―――

    ■■■

  • 73◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:43:56

    【発動】悪魔の力    →判定時に6が3つ以上出たとき、悪魔じみた結果をもたらす

     援軍が全滅しました
     クシュナ教団 勝利点+1

  • 74◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:44:45

    【5ターン目】  

    ▼クシュナ教団(メーシィア)   【勝利点2】 dice4d6=3 4 5 5 (17)

    ・統率Lv2

    ・大軍      →追加ダイス+1。敵側の勝利点が2を越えると失われる

    ・グリフォン部隊 →追加ダイス+1。敵側の勝利点が1を越えると失われる。



    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 【勝利点0】 dice3d6=5 6 6 (17)

    ・統率Lv3

    ・防衛戦     →敵側の達成値がこちらより3以上高くない限り、勝利点を奪われない

    ・スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える

  • 75◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:45:28

    【4ターン目リザルト】
    ▼クシュナ教団(メーシィア)   達成値17

    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 達成値17

     →勝利点変動せず

  • 76◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:46:06

    【6ターン目】  

    ▼クシュナ教団(メーシィア)   【勝利点2】 dice4d6=1 5 4 1 (11)

    ・統率Lv2

    ・大軍      →追加ダイス+1。敵側の勝利点が2を越えると失われる

    ・グリフォン部隊 →追加ダイス+1。敵側の勝利点が1を越えると失われる。



    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 【勝利点0】 dice3d6=6 4 2 (12)

    ・統率Lv3

    ・防衛戦     →敵側の達成値がこちらより3以上高くない限り、勝利点を奪われない

    ・スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える

  • 77◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:47:03

    【6ターン目リザルト】
    ▼クシュナ教団(メーシィア)   達成値11

    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 達成値10
     【発動】スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える
     【発動】防衛戦     →敵側の達成値がこちらより3以上高くない限り、勝利点を奪われない

     →勝利点変動せず

  • 78◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:47:31

    【7ターン目】  

    ▼クシュナ教団(メーシィア)   【勝利点2】 dice4d6=5 5 5 4 (19)

    ・統率Lv2

    ・大軍      →追加ダイス+1。敵側の勝利点が2を越えると失われる

    ・グリフォン部隊 →追加ダイス+1。敵側の勝利点が1を越えると失われる。



    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 【勝利点0】 dice3d6=2 5 3 (10)

    ・統率Lv3

    ・防衛戦     →敵側の達成値がこちらより3以上高くない限り、勝利点を奪われない

    ・スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える

  • 79◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 21:48:42

    【6ターン目リザルト】
    ▼クシュナ教団(メーシィア)   達成値19

    ▽ノヴェリス帝国軍(アイヒマン) 達成値5
     【発動】スパイ     →ダイスの出目2・3をすべて「0」に変える

     →クシュナ教団 勝利点+1

      ■クシュナ教団の勝利が確定しました■

  • 80二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 21:49:41

    >>79

    ここの差がやばい上帝国側一点も取れてないのか

  • 81◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 22:02:42

    ■■■

    ――理不尽に翻弄されながらも、アイヒマンはよく戦った
    自棄になることなく、努めて冷静さを保ち、指揮を続けた。だが・・・・・・

    「た、大佐ッ!!」

    部下の一人がアイヒマンに向けて叫んだ。

    「どうした」

    「て、敵です!要塞内に潜んでいたクシュナの信徒たちが、我が軍に攻撃を行っています!」

    (・・・やはり、ここで動くか)
    要塞内にスパイがいたのは想定内。ここで動くこともなんらおかしいことではない。状況は悪いが、アイヒマンは冷静に報告を促す。どのみち、ここで鎮圧するしかない

    「すぐに鎮圧の兵を回せ。敵の数はどれほどだ?」

    「それが、100を上回っており・・・」

    「な、に・・・!?」

    アイヒマンは耳を疑った。100?そんな馬鹿な、それだけの数のスパイを、自身は見逃していたというのか?
    もはやスパイなどではない、別動隊と呼べる規模の敵戦力だ。そんな連中が今要塞内で破壊工作を行っている
    すぐにでも止めなければ、取り返しのつかないことにーー

    ■■■

  • 82◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 22:10:37

    ■■■

    次の瞬間、ボウガンの矢が、目の前にいた部下の腹部を貫いた

    「た、大佐・・・」

    部下は力なく崩れ落ちる。

    「き、さまァ・・・!!」

    アイヒマンは憎悪のこもった目で矢が飛んできた方向を睨んだ。そこには帝国兵――いや、帝国軍の鎧を着た教団兵たちがいた

    「アイヒマン、覚悟ッ!」

    続けて放たれたボウガンを避け、アイヒマンは抜剣する

    「ノヴェリス帝国軍の御旗に賭けて――やらせはせんぞ、賊軍ども!」

    ■■■

  • 83◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 22:16:12

    ▼シェルナ要塞の陥落(アイヒマン)

    もはや大勢は決した。だがアイヒマンに白旗を上げる理由はない

    目の前に敵がいる限り


    ・武勇Lv4


    【判定】 dice4d6=1 1 5 3 (10)

    5~:アイヒマン討ち死に

    10~:アイヒマン、敵兵10余名を道連れに討ち死に

    15~:アイヒマン、敵兵100名を道連れに討ち死に

    20~:アイヒマンの死体は見つからなかった

  • 84◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 22:21:57

    ■■■

    ―――かくして、シェルナ要塞は陥落した
    アイヒマン・フォン・ドニー大佐は、敵兵10余名と戦った末、壮絶な討ち死にを遂げたという

    その報告は、帝国摂政ルシフにとって予想外の出来事だった

    「そうか、アイヒマンは戦死したか」

    ルシフはつまらなそうにそう言うと、部下に指示を出す

    「もはや南部の反乱に構っている暇はない。南部反乱軍との会談を行う」

    「はい。すぐに準備いたします」

    ルシフは椅子から立ち上がると、執務室を後にした

    ■■■

  • 85◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 22:36:39

    フリーアカウントの利用上限に達したので中断

    5ターン目以降のダイス目を見るに、援軍さえ健在なら結構チャンスはあったのですが、教団軍が勢いのまま押し切りましたね

    次回は帝国(ルシフ)による南部反乱軍あらためアルカ大公国への対処などから行います

    いったんメーシィア以外の人材にも焦点を当てたいところですね

  • 86◆I2ctDCOr4Q23/10/06(金) 22:38:11

    【没ネタ】

    ――理不尽に翻弄されながらも、アイヒマンはよく戦った
    自棄になることなく、努めて冷静さを保ち、指揮を続けた。だが・・・・・・

    「メーシィア様が裏切っただと!?」
    アイヒマンは思わず声を上げる。まさか、あれほど信心深い男が・・・
    「報告によれば、捕虜とされたそうですが・・・」
    ああ、そういうことか・・・とアイヒマンは納得した クシュナ教団の大司教は代々『預言者』と呼ばれる存在が襲名している。メーシィアも例外ではない。
    そんな人物が狂信 者たちの中に潜むというのは容易いことだ。いつ裏切るか知れたものではないからな

    【AIのべりすとは誘導と選別作業が必須。死んだはずのアイヒマンを出てくるはしから消していく作業がはじまる】

  • 87二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 00:26:51

    保守

  • 88◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 00:34:13

    明日以降の展開についてメモ


    ・アルカ大公国樹立(確定)

    ・アルカ大公国は表向きは従属しつつも、真なる独立のために力を蓄える

    ・帝国は北部での戦いに力を入れるが、アルカ大公国に対して何の対策も打たないほど馬鹿ではない

    >>5で募集した主人公候補を1人か2人、軽く動かす

  • 89二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 01:43:16

    保守

  • 90二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 11:52:54

    >>86

    自分でもAIのべりすとで遊んでたらついさっきまで書いてたことと真っ向矛盾するような文章出てくるのよくあるし根気が必要なんだね

  • 91二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 17:14:47

    保守

  • 92◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 17:15:58

    ぼちぼちはじめる

  • 93◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 17:17:24

    ■■■

    (忌々しいが、南北の反乱を相手にできるだけの力は今の帝国に残されてはいない。ここは妥協するしかあるまい)
    ルシフは苦々しく思いながらも、会談に向けて準備をはじめた
    今、南部反乱軍の旗頭となっているのは、旧アルカ王国の末裔であるニコラ・ド・アルカンティア伯爵だ
    実際は南部反乱軍も一枚岩ではなく、入り組んだ派閥関係があるのだが・・・劣勢にある南部反乱軍の中で、最も勢力を保っているのが、アルカ王国系の勢力だった
    ニコラがどういう人物なのかというと、端的に言って「お人好しのお嬢様」という言葉が似合うだろう
    しかし、お人好しが度を過ぎており、時折無茶な行動に出る事もある

    ■■■

  • 94◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 17:18:44

    ■■■

    ルシフの乗る馬車は南部の屋敷に到着した
    ニコラ・ド・アルカンティア伯爵との会談のためだ

    「ルシフ様、遠路はるばるお疲れさまでした」

    ニコラは柔らかい物腰で話しかける。見た目は完全に貴族の令嬢なのだが、どことなく抜けたところがある・・・そんな少女だった。
    (こいつに南部を任せて大丈夫なのだろうか・・・)
    そんな不安を抱きながらも、ルシフは本題に入った

    「さてニコラ伯爵、単刀直入に言うが、これ以上南部に戦力を割く余裕はない。アルカの再興を認める。反乱を辞め、講和してもらいたい」

    「・・・はい。かしこまりました」

    ニコラに驚いた様子はなかった。さすがに情勢は把握していたらしい
    戦争を止めることができてほっとしている様子だ

    「ただし、王国としての独立は角が立つのでな、アルカ大公国として独立し、ノヴェリス帝国の属国になっていただく」

    ■■■

  • 95◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 17:19:18

    ■■■

    「・・・・・・はい」

    ニコラは目を伏せて答えた。彼女なりに思うことがあるのだろう、その声色には隠しきれない悔しさがにじんでいる
    (まぁ、呑むしかないだろうな。ここまでは予定通りだが・・・・・・)
    ニコラは善良な人物だ。一方で政治家としての能力も低くない。うまくやれば、彼女は良い政治を敷くかもしれない
    だが、帝国の摂政としてはうまくやられ過ぎても困る
    (さて―――)

    ■■■

  • 96◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 17:26:02

    ニコラ・ド・アルカンティア伯爵(のちの大公)


    武勇 dice2d4=1 4 (5) 低い数値を採用

    統率 dice2d4=3 2 (5) 低い数値を採用

    知略 3で固定


    【スキル】国主なので生やします

  • 97二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 17:27:20

    あらま
    武勇1はまぁイメージ通りかな

  • 98◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 17:34:30

    ■ステータス■
    名前:ニコラ・ド・アルカンティア
    性別:女
    概要:かつてノヴェリス帝国に滅ぼされたアルカ王国の末裔。お嬢様
    帝国では伯爵家として血脈を保っていたが、帝国の圧政に対抗して反乱を起こす
    優秀な政治家だが、お人好しが度を過ぎており、時折無茶な行動に出る事もある

    武勇Lv1 統率Lv2 知略Lv3

    【筋金入りのお人好し】人のためになる行動をする際は1の出目が6に変更される

  • 99◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 17:42:06

    ▼アルカ大公国への対処(ルシフ)

    ノヴェリス帝国は南部反乱軍と講和し、アルカ大公国の建国を許したうえでノヴェリス帝国に編入した

    もちろん、これで終わるわけがない。北と戦争している間にアルカ大公国に力を持たれ過ぎては困るのだ


    ・知略Lv4

     【発動】帝国摂政   →知略の判定に+3の修正がつく


    【判定】 dice4d6=5 2 1 2 (10) +3


    5~:息のかかった商人をアルカ大公国に潜り込ませる

    10~:ニコラを帝都に招聘し、一度南部から切り離す

    15~:北部の反乱を鎮圧するために兵を派遣してもらう

    20~:すでに内紛の種は撒いている

  • 100◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 17:44:21

    ルシフがどうにも出目に恵まれない(+3が一度も活きていない)

    ちなみに目標値5は「Lv1には難しいがLv2ならおおむね成功できる・当たり前にするべき無難な行動」という位置づけです

  • 101◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 17:57:46

    ■■■

    「大公としての戴冠式は帝都で行って差し上げましょう。皇帝陛下にも謁見していただきますよ」

    ルシフはあえて挑発的な物言いで話しかける

    「お待ちください。恥ずかしながら、南部も一枚岩ではないのです。私が南部を空けてしまえば、他の者たちがどう動くか・・・」

    「それは、貴女が対処することです」

    「し、しかしーー」

    ルシフはニコラの言葉を遮って続ける。ここで引き下がるわけにはいかないのだ。帝国のため、そして何より自分のためにも

    「この程度のこともできないのならば、貴女と交渉する意味はありません」

    冷たく言い放つと流石に堪えたのかニコラは黙り込んだ。しばし沈黙が続く

    「・・・・わかりました。必ずや帝都に登城いたします」

    ■■■

  • 102◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 18:22:53

    ■■■

    (さて、ニコラ伯――いや、ニコラ大公のいぬ間に、愚物共が南部を乱してくれれば良いのだが・・・)

    そこまで先んじて手を打つことはできなかった。だが、実情はどうあれ帝国に臣従する形で講和したことに不満を持つ者は多いはずだ
    とはいえ、ルシフは運にすべてを任せるような男ではない
    ニコラと別れたあと、ルシフは別の場所で会談を行っていた

    「というわけで、ベル・モルガン殿、貴女には南部経済に介入し、戦地の復興に携わっていただきたい。物資の融通やら、商人との仲介役など・・・色々とあると思いますが」

    ベル・モルガン。ルシフと対面しているこの女性こそ、ノヴェリス帝国でも随一の財力を持つ豪商である

    「世の泰平のためならば、喜んでお引き受けします。ですが、私も商人ですのでね、対価はいただきますよ」
    「今後4年にわたり、南部における食料品にかかる関税を免除しましょう。ただし、必要以上には出回らぬよう」
    「なるほど・・・」
    ベルはルシフの言葉を聞いて考える。食料の生産量は年々減少してきている。その分、近年の関税は高くなっていた。それが免除されるのならば悪くない
    なにより、ベルは帝国の現状を憂いていた。南部経済への介入は、戦乱の終結にも繋がるだろう
    (いや、戦乱にするわけにはいかない。これ以上の戦争は、北部と帝国の対立だけで終わらせるべきだ。これ以上の反乱が起きたら収集がつかなくなる)

    「わかりました。引き受けましょう」

    「ありがとうございます」

    ルシフはベルがどういう人間かを知っていた。この女はアルカ大公国がノヴェリス帝国に戦争を仕掛けるような事態は回避するように動くはず
    少なくともその点において、2人の利害は一致していた

    (上手く牙を抜いてくれればよいのだがな・・・)

    ■■■

  • 103◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 18:27:41

    主人公候補だったので幸運付きでステータス固定、やや盛る

    ■ステータス■
    名前:ベル・モルガン
    性別:女
    年齢:37
    概要:ノヴェリス帝国でも随一の財力を持つ豪商。腐敗し内乱が発生し続ける帝国の現状を変えたいと思う理想家でもある
    アルカ大公国に接近し、戦地復興を手助けしている

    武勇Lv1 統率Lv3 知略Lv3 幸運Lv3

    【豪商】経済に関わる判定に+2の修正がつく

  • 104◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 18:29:02

    いったん中断

  • 105◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 19:06:14

    再開

  • 106◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 19:15:57

    ▼アルカ大公国樹立(ニコラ)

    ニコラ・ド・アルカンティア伯爵は講和を受け、大公として正式な認可を受けるためにノヴェリス帝都に登城する

    しかし、帝国に臣従する形での講和に不満を持つ者は少なくない

    ニコラが南部を離れる中、不穏分子たちが蠢動する――


    ・知略Lv3


    【判定】 dice3d6=4 3 3 (10)


    5未満:帝都への登城中に襲撃を受ける

    10未満:講和を認めない勢力が大公国に合流せず、反乱を継続(大規模)

    15未満:講和を認めない勢力が大公国に合流せず、反乱を継続(小規模)

  • 107◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 19:26:03

    ■■■

    ニコラ・ド・アルカンティアが帝都に向かう最中、南部反乱軍の一部の勢力が講和を認めず、南部反乱軍から離脱した
    離脱した勢力の頭目の名は、ドニー・カルティア侯爵。ニコラの幼馴染であり、帝国への不満を持つ人物の一人でもある
    とはいえ、離脱は小規模なものだった。南部反乱軍の多くの幹部は、アルカ大公国に合流することを望んだ
    ドニー・カルティア侯爵がどういう人物なのかというと、まず、冷酷で残忍な人物として知られている
    とはいえ、それは仕事においてのみ。身内や友人に対しては面倒見の良い人物だ

    ■■■

  • 108◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 19:27:29

    ドニー・カルティア侯爵


    武勇 dice1d6=4 (4)

    統率 dice1d6=3 (3)

    知略 dice1d6=3 (3)


    【スキル】 dice1d6 5以上で獲得

  • 109◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 19:27:43

    【スキル】 dice1d6=5 (5)

  • 110◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 19:31:48

    ■ステータス■
    名前:ドニー・カルティア侯爵
    性別:男
    概要:ニコラ伯爵(現大公)の幼馴染。冷酷で残忍な人物として知られているが、身内や友人に対しては面倒見の良い人物
    南部反乱軍の幹部だったが、帝国に従属する形での講和を認めず、アルカ大公国とは別の勢力を立ち上げ、戦争を継続した

    武勇Lv4 統率Lv3 知略Lv3

    【冷酷候】敵を害するための判定において判定に+1の修正がつく

  • 111◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 19:46:39

    ■■■

    ドニー・カルティア侯爵が率いる勢力は、名を「反帝軍」と改め、ノヴェリス帝国に宣戦布告した
    しかし、その軍勢はあまりにも少なかった。加えてドニー・カルティア侯爵のカリスマも大したものではない。軍事的才覚は侮れないが、むしろその残忍な戦いぶりは、見方からも恐怖されるほどだった
    (まぁ、こんなものだろうな)
    ルシフはドニー侯爵が南部反乱軍から離脱したという報を受け、ワインを飲みながらそう思った
    ルシフにとって、これは想定の範囲内だ。ドニー・カルティア侯爵が講和を受け言入れない可能性が高いと踏んでいた

    「ルシフ様、この度はご迷惑をおかけしました」

    ニコラが頭を下げていた。幼馴染が袂を分かったと知ったその表情は見えない
    とはいえ、ルシフにとってはむしろ都合がいい展開なのだが

    「いえいえ、ニコラ殿には今後とも、帝国の繁栄のために尽力していただきたいですな」

    「・・・・・・もちろんですとも。必ずや、この身が果てるまで、"故国"のため尽力し続けます」

    ニコラは深々と頭を下げた

    ■■■

  • 112◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 19:57:44

    ▼反帝軍結成(ドニー)

    南部反乱軍は講和を受け入れたアルカ大公国と、戦争を継続する反帝軍に分離した

    反帝軍の指導者であるドニー・カルティア侯爵は方針を定める・・・


    ・知略Lv3


    【判定】 dice3d6=3 6 2 (11)


    1~:帝国もアルカ大公国も敵だ!

    5~:攻撃対象はノヴェリス帝国のみ

    10~:アルカ大公国から秘密裏に支援を受けよう

    15~:アルカ大公国から秘密裏に支援を受けている

  • 113◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 20:06:23

    ■■■

    ――反帝軍本陣にて

    ドニー・カルティア侯爵は思案を巡らせていた
    彼は見通しもなく戦争を継続する愚か者ではない
    アルカ大公国に合流した者たちも、本気で帝国に臣従するつもりはないだろう
    今は雌伏の時と判断した彼らにとっても、自分達のような、"もはや別の組織となった""帝国に対立する勢力"の存在は有用な筈だ
    つまり、自分達はアルカ大公国とは無関係の立場を装ってノヴェリス帝国を攻撃すればいいというわけだ

    「さて、誰に接触するべきか・・・」

    ドニーは目をつむり思案するが、やがて一人の人物の名前を思い出す その人物の名はバルバロッサ・ベルクマン将軍――反乱軍の中でも名将と名高い人物だ
    (あの男なら・・・俺に協力してくれるかもしれん)
    事前にパイプを繋げられていれば良かったのだが、あいにくそんな余裕はなかった
    講和は早急に決まったため、ドニー侯爵は動揺する自軍をまとめるだけで手いっぱいだった

    ■■■

  • 114◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 20:08:46

    ようやくのべりすと君が新キャラを自ら出し始めてくれるようになったがバルバロッサ将軍のステータスなどはいったん保留
    片っ端からステータス用意しても把握が追い付かなくなる

  • 115◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 20:13:20

    ▼アルカ大公国と反帝軍の接触

    ドニー・カルティア侯爵は大公国と密約を結ぶべく暗躍するが・・・


    【イニシアチブ判定】


    ・ドニー・カルティア

     dice3d6=3 3 1 (7)


    ・ニコラ・ド・アルカンティア

     dice3d6=4 4 3 (11)


    ・ベル・モルガン

     dice3d6=1 1 5 (7)

  • 116◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 20:14:56

    ニコラが主導権を掴みました。展開に反映します

  • 117◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 20:47:05

    ■■■

    数日後、ドニー侯爵はバルバロッサ将軍との密談を取り付けることに成功していた

    「我々は帝国軍に攻撃を続けます。ですので将軍には、兵糧などの物資を融通していただきたいのです」

    「ふむ・・・なるほどな。話はわかった。だが返答の前に、貴殿に会わせたい方がいる」

    「どういうことですか?これは密談です、まさか――」

    ここで捕縛されてしまうのか、侯爵は最悪のシナリオを思い描いたが、奥から聞こえてきた声は、聞き覚えのあるものだった

    「久しぶりね、ドニー」

    「ニコラ・・・!」

    現れたのは、幼馴染だった。今や帝国に与している、アルカ大公国の国主だ

    ■■■

  • 118◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 20:47:47

    ■■■

    彼女は、事前に密談の情報を掴み、先んじてバルバロッサ将軍に接触していたのだ

    「君は・・・何を考えているんだ?」

    実のところ、ドニーはニコラの内心が分からなかった
    彼女は幼馴染だが、公人としての意見が一致するとは限らない
    面従腹背で帝国に対抗する力を蓄えているのか、このまま従属を続ける気なのか、彼女の意思が分からなかったのだ

    「ドニー、私は貴方を信頼しているわ。だから・・・いえ、これは伝える必要のない言葉ね」

    ニコラは途中で言葉を区切る。彼女は帝国に忠誠を誓っているわけではない。しかし、口にしてはならないこともあるのだろう
    ドニー侯爵は、彼女の瞳に覚悟を見た
    彼女は自分をここで捕縛する気はない。つまり――

    「分かったよ、ニコラ。君を信じることにする」

    三者を交えて密談は進んだ。以降、反帝軍はアルカ大公国からの支援を受けて、帝国への攻撃を続けることになる

    ■■■

  • 119◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 20:52:59

    南部の情勢はおおよそまとまりました

    南部反乱軍はアルカ大公国と反帝軍に分裂しましたが、両者は裏で結託しており、反帝軍を通じて帝国への攻撃を続けています


    メーシィア視点に戻る前に未登場の英雄候補をもう1人動かしましょう

    >>9 >>10 >>12


    dice1d3=3 (3)

  • 120◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 21:01:58

    メーシィアと対立しそうなキャラですね
    実戦には慣れてなさそうなので統率・スキルは低めにします。今後成長するかもしれません

    ■ステータス■
    名前:ガーラム・斑鳩・アイングーラ
    性別:男
    年齢:24
    概要:大陸北部の遊牧民族、斑鳩の民の次期族長
    斑鳩の民はかつて大陸全域に覇を唱えた大王の末裔
    しかし今は衰退し辺境で細々と暮らすだけである
    ガーラムは武芸に優れてはいたが穏やかな性格であり野望など持っていなかった
    だが帝国北方で反乱が起こり状況は一変する
    北方の大貴族の姫が助けを求めて逃げてきたのである
    同時にクシュナ教団の追っ手も訪れ彼は戦うことを決意する

    武勇Lv4 統率Lv2 知略Lv2 幸運Lv4

    【ハーンの末裔】武勇・統率の判定に+1の修正がつく

  • 121◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 21:34:44

    ■■■

    斑鳩の民とは、ノヴェリス帝国の北部辺境に広がる「斑鳩」と呼ばれる平原地帯に住む遊牧民族である。彼らは草原で遊牧生活を送り、馬を育てて売ることで生計を立てている
    ノヴェリス帝国の勃興以前、斑鳩の民は大陸全土に覇を唱えた大国だったという
    帝国の黎明期時点で、それは過去の栄光となっていたものの、ノヴェリス帝国拡大期にはもっとも強大な敵として立ちはだかった
    しかし今では、帝国の辺境の一民族として細々と生計を立てるに過ぎない

    ■■■

  • 122◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 21:35:40

    ■■■

    ガーラム・斑鳩・アイングーラは、斑鳩の民の次期族長である
    彼はその日、狩りに出かけていた
    ただの狩猟ではない、巡回の意味合いもあった
    ここ数年、帝国は乱れており、食い詰めた果てに野盗になる者たちも増えていたからだ
    それらを追い払うのも、ガーラムの仕事であった

    「・・・帝国が荒れている。僕も、いつまでも遊んでいられるわけじゃないか」

    ガーラムは呟く
    遊牧民は目がいい。彼の見つめる先には踏み入れたことのないいくつもの山や森、そして遠くの街が見えた
    ガーラムに征服の野心はない。未知への興味はあれども、彼は何よりも生まれ育ったこの平原を愛していた
    だが、遊牧民の目でも、帝国の未来は見通せない
    きっと、帝国はより荒れる。その混乱に、斑鳩の民も飲み込まれてしまうだろう

    「・・・やはり、戦うしかないのだろうか」

    その憂いを帯びた呟きは、すぐに現実のものとなる

    ■■■

  • 123◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 21:45:52

    ■■■

    「あれは・・・」

    ガーラムの目に、馬に乗った一人の人間の姿が映った 年の頃は30代ほど。立派な鎧を着た騎士だった
    (・・・帝国騎士がどうして?)
    疑問に思ったものの、彼のやるべきことは決まっていた

    「止まれ!何者だ?」

    ガーラムは弓を構え、威嚇する。相手は馬を止め、兜を脱いで素顔を見せた その瞳を見て、ガーラムは驚く
    (女・・・?)
    それは女性だった。金色の長髪で、端正な顔立ちをしているが、鎧の下の肢体もまた鍛え上げているのか引き締まっているのが見て取れる しかし何より目を引くのはその青い瞳だろう。まるで青空のように澄んでいる

    ■■■

  • 124◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 21:48:20

    半端なところですが利用制限に達したので中断します。深夜に少し続きやるかも

    この女騎士が北方の「大貴族の姫」になると思います。思いのほか肉体派になってしまった

  • 125◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 21:53:37

    女騎士(名称未定)


    武勇 dice2d6=3 5 (8) 高い数値を採用

    統率 dice1d4=2 (2)

    知略 dice1d4=1 (1)


    【スキル】 dice1d6=6 (6) 5以上で獲得

  • 126◆I2ctDCOr4Q23/10/07(土) 21:58:56

    武勇Lv5 統率Lv2 知略Lv1


    なかなか脳筋になってしまった

    ちょっとスキルが思い浮かばないので>>130まで募集します

    安価とスレタイにつけておきながら安価少なくて申し訳ない。読者が介入する場所が少ないと立ててから気付いた

  • 127二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 22:04:16

    勇壮たる戦乙女

  • 128二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 22:04:59

    狂戦士

  • 129二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 22:50:24

    朱赫の戦血姫

  • 130二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 22:53:40
  • 131二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 00:25:46

    保守

  • 132◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 00:38:57

    ありがとうございます


    dice1d4=3 (3)

    >>127

    >>128

    >>129

    >>130

  • 133◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 00:55:04

    ■■■

    「・・・私の名前はレド・ヴィ・ヴィンテ。ヴィンテ侯爵家の娘だ」

    「ヴィンテ侯爵家の・・・!?」

    ガーラムは驚いた。斑鳩の民にとってヴィンテ侯爵家は"大恩ある仇敵"という複雑な間柄だった
    昔、帝国全土が飢饉に見舞われた時、斑鳩の民はヴィンテ侯爵家に滅ぼされ、辺境に追いやられた
    しかしヴィンテ侯爵家は斑鳩の民に敬意を表し、不可侵条約を結んだ
    当時多くの異民族が奴隷に落とされたが、斑鳩の民は衰退こそしたものの、奴隷に落とされずに済んだ数少ない例外だった
    そして、驚きの理由はそれだけではない。家名によらず、彼女自身も傑物として知られていたからだ

    ■■■

  • 134◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 00:59:23

    ■■■

    レド・ヴィ・ヴィンテ、"朱赫の戦血姫"の二つ名を持つ彼女は、若くして騎士としての才能を発揮し、多くの武勲を挙げた人物だ
    しかし、その経歴は謎に包まれている。彼女はある日突然侯爵家に養子として引き取られ、そして戦に身を投じるようになったのだ
    どうあれ、礼を欠かしていい相手ではない。ガーラムは慎重に問いかける

    「ヴィンテ侯爵家の令嬢が斑鳩の地に何用でしょう」

    「斑鳩の民に力を貸してほしいのだ。この北の地を守るために」

    「私達の、力を――?」

    それはすなわち、戦争への誘い。斑鳩の民を、兵として欲しているという事

    「・・・・・・族長のもとに案内します。族長と会ってから、どうかご決断を」

    ガーラムは言葉を飲み込んだ。これは自分が決断するようなことではない
    (時代が動いている・・・)
    突風が平原に吹き荒れる。ガーラムには、それが目に見えぬ時代のうねりのように感じた

    ■■■

  • 135◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 01:05:06

    ■ステータス■
    名前:レド・ヴィ・ヴィンテ
    性別:女
    概要:大陸北部の大貴族ヴィンテ侯爵家令嬢。侯爵と血のつながりはない養子で、前歴は不明
    "朱赫の戦血姫"の二つ名を持つ高名な騎士で、様々な戦に身を投じ、数々の武勲を立てている

    武勇Lv5 統率Lv2 知略Lv1

    【朱赫の戦血姫】戦闘開始時に自身の武勇と敵の統率で判定対決を行う。勝利したなら勝利点を1獲得する

  • 136◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 01:06:53

    投下終了。いったんステータスや勢力図など整理します

  • 137◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 02:20:08

    【年表】
    帝国歴284年 ノヴェエリス帝国を大飢饉が襲う


    帝国歴286年 ノヴェリス帝国で異教弾圧が活発化、奴隷制度が復活する


    帝国歴366年 帝国南部で大規模な反乱が起きる


    帝国歴372年 ノヴェリス帝国17代皇帝が崩御。【ウルベルガ・フォン・ノヴェリス】が18代皇帝に即位


        同年 ウルベルガが崩御し、皇太子である【テオドール・フォン・ノヴェリス】が19代皇帝に即位。しかし実権は皇弟【ルシフ】に握られる


        同年 帝国北部で【クシュナ教団】を中心とした大規模な反乱が起きる。帝国政府は挟撃を防ぐべく南部反乱軍と講和を行う

           南部反乱軍は講和を受け入れ、【アルカ大公国】として帝国に再編入される。【ニコラ・ド・アルカンティア】が大公に即位
           講和を受け入れなかった勢力が南部反乱軍から分離し、【ドニー・カルティア】を頭目とする【反帝軍】を組織する
           (反帝軍とアルカ大公国の間に密約が結ばれる。反帝軍はアルカ大公軍の後援を受けてノヴェリス帝国を攻撃する)

        同年 北部における帝国軍の要所シェルナ要塞が【クシュナ教団】に制圧される

  • 138◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 02:20:41

    【情勢】
    ■中央(帝都周辺)
    ノヴェリス帝国の中枢。
    皇帝であるテオドール・フォン・ノヴェリスは病に倒れており、実権は弟である摂政ルシフに握られている
    帝国は腐敗しているが、反乱などの問題は起きていない


    ■北部
    クシュナ教団を中心とした反乱軍によって大規模な反乱が発生している
    本隊であるクシュナ教団によって帝国軍の要所シェルナ要塞が落とされた
    各地で反乱が起きており、帝国貴族は対応に追われている
    中核となるべきシェルナ要塞が落ちたため、貴族たちは連携できず、個々で対応を行っている
    クシュナ教団も反乱勢力のすべてを制御できているわけではないので、乱世と呼ぶにふさわしい混沌とした状況となっている


    ■南部
    反乱軍を前身とするアルカ大公国が存在する。アルカ大公国は属国として帝国に編入されているが、真なる独立のために力を蓄えている
    アルカ大公国は秘密裏に反帝軍を支援し、ノヴェリス帝国に攻撃を行わせている
    なお、南部全域=アルカ大公国領というわけではない
    反帝軍によるテロが多発していることを除けば安定している

  • 139二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 10:26:55

    保守

  • 140◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 14:13:26

    再開。ステータスまとめはもう少し後で

  • 141◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 14:14:35

    ■■■

    斑鳩の族長とレド・ヴィ・ヴィンテの会談が行われた。その場には族長の息子であるガーラムもいた
    いわく、現在、大陸北部の各地で反乱が相次いでいるらしい。それはヴィンテ侯爵領も例外ではなく、甚大な被害を被ったと
    領内の反乱は収まったものの、近隣ではいまだ反乱が続いており、領主が討たれた領地もあるという
    ヴィンテ侯爵家は、この混乱の世に対応するために、少しでも戦力を欲していたのだ

    「どうか、お力添えを願いたい」

    レドは族長に詰め寄る。彼女は、力を貸してくれた暁には、かつての斑鳩の民の領土を返還するとも言ってくれた
    ガーラムにとってそれはあまり魅力的な条件ではないが、定住の民にとっての土地の重要性はわかるつもりだ。彼女はそれを対価にしてまで斑鳩の民の助力を欲している
    状況はそれほど悪いのだろう

    ■■■

  • 142◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 14:15:21

    ■■■

    「一つ気になることがある」

    族長――ガーラムの父が口を開いた

    「なぜ、異民族である我らに助けを求める。まず同胞たる帝国貴族で手を取り合うべきではないのか?そこに我らの入る余地はないはずだ」

    族長の問いは至極当然のものだ。帝国貴族は腐敗著しいとはいえ、異民族に助けを乞うなど、貴族の常識の外にあるはず
    混乱した北部の情勢下で、貴族同士いがみ合う理由もわからない

    「理由は2つあります。1つは、北部反乱に乗じて帝国中の異民族が蜂起している現状。このままではすべての異民族が帝国の敵に回ってしまいます。ですから、あえて我々から異民族に歩み寄り、彼らとの和解の余地を作りたいからです」

    打算を隠さないあけすけな言い分。傲慢ともとれる言い方だが、下手に腹芸をされるよりはいい

    ■■■

  • 143◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 14:21:11

    ■■■

    「成程。もう一つは?」

     族長に促されて続けたレドの言葉は、驚くべきものだった

    「・・・我が領地を狙っているのは、反乱軍だけではないのです」

    「どういうことです?まさか――」

    「反乱に乗じて、他の貴族を蹴落とそうと企む貴族がいるのです。彼らは、この情勢ならば正当性など有耶無耶にできると考えている」

    貴族たちの欲深さと愚かさは、遊牧民の想像の範疇を越えていた

    「・・・」

    族長は黙って続きを促した。それは、この姫が何を言わんとしているか察していたからだ

    「もはや帝国貴族や異民族といった枠組みは、意味がなくなりつつあるのです」

    「乱世・・・」

    ガーラムの零した的確な言葉に、2人は小さく頷いた
    少なくともこの北部において、ノヴェリス帝国という枠組みは瓦解しつつあった

    ■■■

  • 144◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 14:22:16

    ■■■

    夜―――星空を見上げながら、ガーラムは考えていた
    帝国の未来の事、そして自分の役割の事を
    (僕は、これからどうすべきなのだろう)
    ガーラムは、ヴィンテ侯爵家に敬意を持っているし、レドにも悪い感情は抱いていなかった
    彼女が話を持ち掛けずとも、斑鳩の民は乱世に巻き込まれていたことだろう
    だが、戦場に行けば命を落とすかもしれない。部族の仲間たちも死ぬかもしれない
    決断するべき時が迫っている

    ■■■

  • 145◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 14:22:49

    ■■■

    そんな時だった。彼の耳に、草を踏み分ける音が届いたのは
    (誰だ?複数人・・・一族のものではないな)
    不穏な気配を察して、ガーラムは音の方角に目を凝らす
    赤い煌めきを見た

    「・・・火矢だっ!」

    ガーラムが大声で叫ぶ。それと同時に、複数の火矢が放たれた
    夜の闇を切り裂くような炎が、斑鳩の平原を侵し始める
    火矢が放たれた方角から、見慣れぬ黒衣の男たちが姿を現した

    ■■■

  • 146◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 14:40:38

    ▼黒衣の集団との戦い(ガーラム)

    突然の襲撃。平和な時は終わりを告げる

    ガーラムは否応なしに戦乱に巻き込まれていく・・・


    ・武勇Lv4

     【発動】ハーンの末裔   →武勇・統率の判定に+1の修正がつく


    【判定】 dice4d6=6 3 1 5 (15) +1



    5~:敵は追い払ったが被害甚大

    10~:手傷は負ったが数人の敵を仕留める活躍

    15~:十人以上の敵を仕留める

    20~:すぐさま敵の指揮官を見抜き、弓で仕留める

  • 147◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 14:51:05

    ■■■

    ――次の瞬間、先頭にいた男の首に矢が刺さる

    1人目が倒れたとき、ガーラムはすでに2人目を殺すための矢をつがえていた
    草原に火の手が上がる。警告をする意味はなかった

    黒衣の男たちは武器をもってガーラムに突進する

    ガーラムは冷静に矢を放ち、2人目を射殺した
    3人、4人―――結局、ガーラムに肉薄する前に、男たちは命を落とした

    周囲では、斑鳩の男衆たちも黒衣の男たちに応戦している。火矢には驚かされたが、今はこちらが優勢だ

    「この程度の戦力で、僕たちをどうにかできると思っていたのか」

    その言葉には、静かな怒りが込められていた

    ■■■

  • 148◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 15:01:27

    ■■■

    結局、戦いは斑鳩の民の圧勝に終わった
    だが、死者がいなかったわけではない。戦いに参加した男衆のうちの一人が、命を落とすことになった
    ガーラムを慕ってくれていた、若い戦士だった
    レドいわく、この黒衣の男たちはクシュナ教団の人間だという

    「北部の反乱は、すべてこの者たちが手引きしているらしい。目的は、やはりこの北部の土地だろうな」

    レドが苦々しげにつぶやく

    「ガーラム、我々はこれからどうすべきだと思う」

    族長の問いに、ガーラムは即答した

    「北をこのままにしてはおけません。この土地の平穏を守るためには、彼らを排除しなければならない」

    「・・・そうだな。そのためには、ヴィンテ侯爵家と協力する必要がある」

    族長は大きく頷いた

    「レド殿、貴女の申し出を受けよう。過去の遺恨は水に流し、我ら斑鳩の民はヴィンテ侯爵家と手を結ぶ」

    「感謝します」

    レドは深々と頭を下げた
    ガーラムはただ、これからのことに思いを馳せていた
    帝国北方に戦乱の嵐が吹き荒れようとしていた

    ■■■

  • 149◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 15:03:39

    斑鳩の民とヴィンテ侯爵家が手を結びました。いずれメーシィアとも激突することになるでしょう

  • 150◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 15:17:12

    ■■■

    「クシュナ教団の皆、反乱は上手くいっているようだね」

    今や北部反乱の総司令部と化したシェルナ要塞で、メーシィアは笑みを浮かべていた
    各地からもたらされる報告は、計画が順調に進んでいることを示している
    その傍らにいた女――黒狼隊の長アプカルルが口を開く

    「だが、所詮は烏合の衆だ。統率が取れていないから、すぐに崩れる」

    それは彼女の経験に裏打ちされた言葉であった
    メーシィアは小さくうなずく。北部各地の反乱勢力にはクシュナ教団の息がかかっているが、教団に忠誠を誓う者はほんの一握り
    今はクシュナ教団の生み出した勢いに乗っているだけに過ぎない

    「うん、だから烏合の衆をまともな軍隊に変えなきゃね」

    そう言いながら、彼は地図に目を落とした

    「帝国が次の手を打つには、まだ時間がかかるはず。それまでに反乱軍の指揮系統を整えてやらないといけない」

    メーシィアの口調は穏やかだったが、その言葉に潜む暗い影はアプカルルに警戒心を抱かせるには十分だった
    彼女は、自分の主であるこの男が恐ろしいと感じた。だがその感情を表に出すことはしなかった
    彼女が仕えるメーシィアという男は、そうした感情すらも利用して己が野望を成し遂げようとしているのだから

    「そうだな。で、具体的にどうする?」
    「まずは・・・」

    ■■■

  • 151◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 15:30:35

    ▼北部反乱軍再編(メーシィア)

    クシュナ教団は北部反乱の中枢だが、各地の反乱勢力は教団に忠誠を誓っているわけではない

    帝国が次の手を打つ前に、反乱勢力を纏め、教団を本隊とする組織構造を確立させる必要がある


    ・知略Lv5


    【判定】 dice5d6=3 4 2 5 2 (16)


    5~:反乱に失敗した敗残兵をクシュナ教団が吸収する

    10~:金で御しやすい傭兵を雇い入れる

    15~:ヴィンテ侯爵家が危険だ、今のうちに手を打とう

    20~:北部でクシュナ教団に次ぐ規模の勢力に接触する

  • 152◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 15:43:51

    ■■■

    メーシィアは反乱に失敗した反乱勢力の残党を吸収する一方で、傭兵を雇うことにした
    アプカルルは傭兵など信用できないと忠言したが、メーシィアは「それならそれで使いようはあるさ」と言った
    メーシィアが会った傭兵は、バン・ゴック・カオという女で、湖沼地帯に住む首狩り族の長だ
    異民族の中でも特に野蛮で危険な連中だが、最近は多少文明化が進んだようで、傭兵稼業をはじめるようになったらしい

    「傭兵稼業は儲かるらしいからな」

    バン・ゴック・カオは、メーシィアの誘いに興味を示した
    馬鹿そうな女だが、今の北部でクシュナ教団以上の売り込み先がいないとは理解していたようだ
    彼女は、メーシィアの用意した資金を受け取り、部族と共にクシュナ教団に雇われた

    ■■■

  • 153◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 15:57:14

    ■■■

    「再編はまぁまぁってところか。こればかりは地道にやるしかないね」

    メーシィアは口元を歪めながら呟いた

    「派手にやるなら、こっちかなぁ?」

    手元の書類に目を落とす。そこには、いまだ健在な北部貴族の情報が纏められていた
    帝都が動くのはまだ先の事だと睨んでいたが、北部貴族から英雄的活躍をする者が現れ、反乱を収束させてしまう可能性はゼロではない
    それはメーシィアにとって面白いことではあったが、何の対処をしないのもつまらない

    「ヴィンテ侯爵家が危険だな」

    ヴィンテ家は北部でも三指に入る大貴族。"朱赫の戦血姫"の二つ名を持つ騎士の勇名も無視できない

    「誰に任せようか。アプカルルか、べグールか、バン・ゴックの試金石にしてもいいが・・・」

    ■■■

  • 154◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 15:57:46

    ■■■

    指揮官候補たちの名前を重ね、メーシィアは決断を下す

    「よし、決めた。アプカルル、君にヴィンテ侯爵家の対処を任せる」

    「承知した」

    女戦士はメーシィアの命令に即答すると、すぐさま執務室を後にした

    「さて・・・どっちに転ぶかな?」

    ■■■

  • 155◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 16:01:35

    ■■■

    アプカルルは黒狼隊の隊長だ
    黒狼隊はクシュナ教団の中でも暗殺部隊として名高い
    その隊長格が直々にヴィンテ侯爵家に向かうというのなら、血が流れるのは免れないだろう

    ■■■

  • 156◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 16:04:22

    アプカルル


    武勇 4で固定

    統率 dice2d6=2 5 (7) 平均値採用

    知略 dice2d6=1 5 (6) 平均値採用



    【スキル】 dice1d6=4 (4) 4以上で獲得

  • 157二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 16:09:06

    このレスは削除されています

  • 158◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 16:12:47

    名前:アプカルル
    性別:女
    概要:クシュナ教団の暗殺部隊"黒狼隊"の隊長。メーシィア直属の部下
    冷酷な暗殺者だが、メーシィアの事を内心では強く恐れている

    武勇Lv4 統率Lv4 知略Lv3

    【スキル】
     暗殺者 判定時に4が出たとき、その数だけ達成値を+2する

  • 159◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 16:14:00

    中断します

  • 160◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 16:22:43

    これだけ振る


    ▼黒狼隊の暗躍

    ヴィンテ侯爵家に打撃を与えるべく、クシュナ教団の暗殺部隊が差し向けられる・・・


    【イニシアチブ判定(知略)】


    ・アプカルル

     dice3d6=6 6 4 (16)


    ・ガーラム・斑鳩・アイングーラ

     dice2d6=1 4 (5)


    ・レド・ヴィ・ヴィンテ

     dice1d6=6 (6)

  • 161◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 16:23:39

    レドが侯爵領に帰還するより早く黒狼隊が動いたようです。展開に反映します

  • 162◆I2ctDCOr4Q23/10/08(日) 19:25:18

    >>158 訂正


    名前:アプカルル

    性別:女

    概要:クシュナ教団の暗殺部隊"黒狼隊"の隊長。メーシィア直属の部下

    冷酷な暗殺者だが、メーシィアの事を内心では強く恐れている


    武勇Lv4 統率Lv4 知略Lv3


    【スキル】

     暗殺者 暗殺が発生しうる判定時に出目4が出たとき、その数だけ達成値を+2する

  • 163二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:07:13

    保守

  • 164◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 00:46:54

    少し進めます

  • 165◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 00:56:30

    ▼黒狼隊の暗躍(アプカルル)

    メーシィアの指令を受けた黒狼隊はヴィンテ侯爵領に辿り着き、暗躍を開始する

    レド・ヴィ・ヴィンテが斑鳩の民のもとを訪れていた、その同時期の出来事であった


    ・知略Lv3


    【判定】 dice3d6=1 3 4 (8)


    5~:ヴィンテ侯爵が暗殺される

    10~:欲深い貴族を焚きつけ、ヴィンテ侯爵領に介入させる

    15~:ヴィンテ侯爵家の仕業に見せかけて近隣貴族を攻撃

    20~:貴族家ひとつを反乱勢力に寝返らせる

  • 166◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 00:58:18

     【発動】 →暗殺者 暗殺が発生しうる判定時に出目4が出たとき、その数だけ達成値を+2する

    ヴィンテ侯爵が暗殺されます。その情報をいち早く教えられた欲深い貴族が、侯爵家に介入を行います

  • 167◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 01:50:14

    ■■■

    ヴィンテ侯爵家の娘であるレド・ヴィ・ヴィンテは、斑鳩の民を連れて侯爵領に帰還する
    しかし、黒狼隊はそれよりも早く動いた
    ヴィンテ侯爵は暗殺され、その情報を掴んだ欲深い貴族は、ヴィンテ侯爵領を我がものにせんと動き出す
    その欲深い貴族の名はグリード・ノヴェク男爵といった
    当然、男爵にその情報をもたらしたのは、黒狼隊である

    ■■■

  • 168◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 01:56:37

    ■■■

    夜の森を黒狼隊が音もなく駆ける

    (侯爵は死に、跡継ぎは養子、そしてノヴェク男爵家の介入・・・この混乱を早期に収められたなら、大したものだ)

    だが、事はそう簡単にはいかないだろう。アプカルルは冷徹に分析する
    侯爵家の跡取りであるレド・ヴィ・ヴィンテは"朱赫の戦血姫"の二つ名で知られる高名な騎士だが、剣を振る以外に大した取り柄もない愚物
    少なくとも、アプカルルの主はそう判断している
    侯爵さえ始末した今、レド一人ではどうすることもできないだろう

    (あとは、グリードがどこまでやれるかだな)

    グリード・ノヴェク男爵――彼は典型的な腐敗貴族だが、ただの馬鹿ではない
    この北部動乱の中で、自領の反乱を鎮圧できるほどの私兵を保有していたのがその証拠だ
    少なくとも、反乱の可能性を恐れ、備えるだけの知能はあったというわけだ

    (しかし、時代を動かせるような男ではない―――せいぜい当て馬になってもらうとしよう)

    黒狼隊は、夜の闇に消えていった

    ■■■

  • 169◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 01:58:48

    グリード・ノヴェク男爵


    武勇 dice1d4=2 (2)

    統率 dice1d4=1 (1)

    知略 dice1d4=4 (4)


    【スキル】 dice1d6=2 (2)

  • 170◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 01:59:21

    >>169 書き忘れ、スキルは5~6で獲得

  • 171◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 02:03:12

    馬鹿みたいにリトライしたせいでフリーアカウントの利用上限に達した

    >>167で「その欲深い貴族の名は~」とだけ入力して続きを書かせてもメーシィアの名前ばかり出してくる。そこでリトライしすぎた

    こういう形で新キャラを出そうとしても上手く行かないと学んだ

  • 172◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 02:11:01

    名前:グリード・ノヴェク男爵
    性別:男
    概要:帝国北部の貴族。典型的な腐敗貴族だが、それなりの規模の私兵団を保有していたため、領内の反乱に対応できた
    しかしその後は動乱に乗じて他の貴族の領地を奪おうとするなど、私欲のままに動いている

    武勇Lv2 統率Lv1 知略Lv4

  • 173◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 02:14:14

    投下終了。明日はガーラム視点でヴィンテ侯爵領の動乱を進める
    その後はメーシィアの描写を挟んだあと、帝都と南部の動きを見る

  • 174二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 12:34:17

    保守

  • 175◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 14:15:02

    再開

  • 176◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 14:15:34

    ▼ヴィンテ侯爵領動乱(グリード)

    グリード・ノヴェク男爵はヴィンテ侯爵が死亡したとの知らせを受け、侯爵領への介入を目論む


    ・知略Lv4


    【判定】 dice4d6=3 6 1 5 (15)


    5~:武力介入

    10~:侯爵領の混乱を収めるためという名目は用意する

    15~:レド以外の侯爵家親族を立てて傀儡化を目論む

    20~:レドと斑鳩の民を足止めする

  • 177◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 14:24:39

    ■■■

    レド・ヴィ・ヴィンテは斑鳩の民たちを連れて侯爵領に帰還する
    しかし、領境を越えたころ、侯爵家の騎士がレドのもとに現れ、レドの養父――ヴィンテ侯爵が暗殺されたことを告げた

    「なっ・・・父が、死んだ!?」

    レドは動揺を隠せなかった
    無理もない、彼女にとっては父親であり、恩人でもある人物なのだか
    騎士はさらに続けた。ヴィンテ侯爵の死で混乱する侯爵領を治めるという名目で、ノヴェク男爵とその私兵団が侯爵領にやってきたということを

    ■■■

  • 178◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 14:34:21

    ▼ヴィンテ侯爵領動乱(ガーラム・レド)

    父であるヴィンテ侯爵は暗殺された。それに乗じたグリード・ノヴェク男爵が侯爵領に介入を行っている

    2人の判断は―――


    ・知略Lv2(ガーラム)

    【判定】 dice2d6=4 1 (5)


    ・知略Lv1(レド)

    【判定】 dice1d6=5 (5)


    5~:男爵がヴィンテ侯爵を暗殺したに決まっている!交戦だ!

    10~:ひとまず男爵と会談しよう

    15~:俗物なら逆に御しやすい。色々見返りを与えて味方にしてしまおう

  • 179◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 14:36:23

    2人とも暗殺を含めて男爵の陰謀と認識したようです。戦闘は避けられないでしょう
    ガーラムは幸運持ちなので振り直せますが、これも間違った選択ではないのでこのまま続行します

  • 180◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 14:43:42

    ■■■

    「そんなもの、ノヴェクが父を暗殺したに決まっているではないか!!」

    レドは激怒した。そしてガーラムに振り返る

    「すまないが、さっそく力を貸してもらう時が来たようだ」

    その顔には怒りだけではなく罪悪感も浮かんでいた。覚悟はしていたが、結果として貴族同士の抗争に巻き込む形になってしまった
    だがガーラムは首を横に振り、レドに告げた

    「いや、我々も覚悟していたことだ。だから君が気に病む必要などない」
    「そう・・・か?」
    レドは複雑な表情をしたが、ガーラムは力強く頷いた

    「僕個人としても、苦境にあって他者を蹴落とすような輩は許しがたい。君に力を貸すよ」

    「ありがとう・・・恩に着る」

    レドは心からの感謝を口にした

    ■■■

  • 181◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:01:09

    ■■■

    「"朱赫の戦血姫"が、異民族を連れて帰ってきたか」

    グリード・ノヴェク男爵は侯爵家の椅子にふんぞり返り、報告を聞いて汚らしく笑った
    (遠縁とはいえ、侯爵の親族はこちらが確保している。この情勢でわざわざ異民族を連れ帰った養女に味方するものがどれだけいるかは見ものだな)
    男爵自身もレドがそう分析した通り、侯爵の暗殺犯として見られているのだが、男爵はそこまで頭が及ばない。相手の失点ばかりを頭に浮かべ、算段をつける
    (とはいえ武名は本物だ。敵に回し過ぎても恐ろしい。まずは会談し、上手い事丸め込んでやるとしよう。どうせなら儂の妾にしてやっても・・・)
    その下卑た算段は、飛び込んできた部下の報告に打ち破られる事となった

    「大変です!"朱赫の戦血姫"が異民族を引き連れ、私兵団と交戦を行っています!」

    「なっ、なにぃっ!?」

    男爵は素っ頓狂な声を上げた
    彼は、レドを侮ってはいたものの、それでも貴族の枠組みで考えていた。いくらあの脳筋でも交渉の席にはつくだろう、と
    だが、レドは怒りのままに剣を振るった。男爵の知略を、暴力で台無しにした
    2人にとって皮肉な事に、レドの方がよほど乱世に相応しい人間だったのだ

    ■■■

  • 182◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:08:04

    >>58のルールを応用して戦闘判定を行います。今回は大規模な戦闘ではないので個人の武勇が生かされます

    統率+武勇で判定を行います。指揮官はガーラム、レドはスキルのみ発動となります


    【両軍比較】

    ▼斑鳩の民(ガーラム)

    ・統率Lv2

    ・武勇Lv4

    ・ハーンの末裔  →武勇・統率の判定に+1の修正がつく

    ・奇襲      →1ターン目のみ追加ダイス+1


    ▽ノヴェク男爵私兵団(グリード・ノヴェク)

    ・統率Lv1

    ・武勇Lv2

  • 183◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:12:08

    【発動】朱赫の戦血姫  →戦闘開始時に自身の武勇と敵の統率で判定対決を行う。勝利したなら勝利点を1獲得する


    ・レド・ヴィ・ヴィンテ

     武勇dice5d6=3 4 3 1 5 (16)


    ・グリード・ノヴェク

     統率dice1d6=6 (6)

  • 184◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:17:52

    斑鳩の民に勝利点+1

  • 185◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:18:19

    ■■■

    「我が屋敷から出ていけぇぇぇぇぇっ!!!!」

    レドが剣を振るい、暴れまわる
    敵の剣を叩きおり、鎧を歪ませ、強引に敵陣を突破する

    「やれやれ、凄まじい戦いぶりだな・・・」

    ガーラムは感心しつつも呆れた様子で呟いた
    その一方で、弓を引きつつ、戦場全体に目をやることも忘れない
    とはいえ、敵の混乱もあって戦いは優勢だ。後は時間の問題だろう

    ■■■

  • 186◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:19:41

    【1ターン目】

    ▼斑鳩の民(ガーラム)           勝利点1 dice6d6=5 4 3 5 5 5 (27)

    ・統率Lv2

    ・武勇Lv4

    ・ハーンの末裔  →武勇・統率の判定に+1の修正がつく

    ・奇襲      →1ターン目のみ追加ダイス+1


    ▽ノヴェク男爵私兵団(グリード・ノヴェク) 勝利点0 dice3d6=6 6 4 (16)

    ・統率Lv1

    ・武勇Lv2

  • 187◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:21:00

    【1ターン目リザルト】
    ▼斑鳩の民(ガーラム)           達成値28

    ▽ノヴェク男爵私兵団(グリード・ノヴェク) 達成値16

     →斑鳩の民 勝利点+1

  • 188◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:21:30

    【2ターン目】

    ▼斑鳩の民(ガーラム)           勝利点2 dice6d6=2 3 5 3 6 4 (23)

    ・統率Lv2

    ・武勇Lv4

    ・ハーンの末裔  →武勇・統率の判定に+1の修正がつく


    ▽ノヴェク男爵私兵団(グリード・ノヴェク) 勝利点0 dice3d6=2 2 5 (9)

    ・統率Lv1

    ・武勇Lv2

  • 189◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:22:34

    【2ターン目リザルト】
    ▼斑鳩の民(ガーラム)           達成値24

    ▽ノヴェク男爵私兵団(グリード・ノヴェク) 達成値10

     →斑鳩の民 勝利点+1

      ■斑鳩の民の勝利が確定しました■

  • 190◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:27:48

    ■■■

    「グリード様っ!!」

    部下からの報告に、グリードは顔を青ざめさせた

    「何をやっている!!あの馬鹿女を止めろ!!」

    「はっ、はいっ!!」

    慌てて部下に命令するが、レドの暴れっぷりは予想以上だ
    何度か交渉を呼びかけようとしたがまったく聞き耳を持たれなかった
    グリードは焦った。
    (まずいな・・・このままでは私が殺されるかもしれない)
    扉が蹴破られる。グリードの思慮は手遅れだった
    そこには、血まみれの剣を携えたレド・ヴィ・ヴィンテの姿があった

    「グリードォッ!!父を、侯爵を殺したのは貴様かぁぁっ!!」

    「ひぃぃぃっ!?ちが、ちがぁぁぁぁぁぁぁぁ」

    ■■■

  • 191◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:35:31

    ■■■

    「グリードの首は、このレド・ヴィ・ヴィンテが討ち取ったッ!!」

    すでに戦意を失いかけていた男爵軍は、その言葉と共に武器を捨て、白旗を上げた

    「終わったか・・・」

    ガーラムはほっと胸を撫でおろす。ほとんど一方的な戦いだった
    こんな戦いばかりならいいのだが・・・

    「レド、この後はどうする?」

    「無論、侯爵領を立て直していく。今度は私が父上の跡を継いでな」

    レドの瞳に迷いはなかった。ガーラムは頷き、その決断を尊重する事にした

    ■■■

  • 192◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:44:52

    ▼ヴィンテ侯爵領動乱(レド)

    グリード・ノヴェク男爵は討たれ、侯爵領の動乱はひとまずの終結を迎えた

    レド・ヴィ・ヴィンテは侯爵位を継ぎ、領内の安定のために奔走する


    ・統率Lv2

    【判定】 dice2d6=6 3 (9)


    5未満:情報が錯綜、異民族を引き連れて男爵家と諍いを起こしたレドは領民から恐れられる

    10未満:レドは新侯爵として受け入れられたが、斑鳩の民には恐怖の目が向けられる

    15未満:男爵を討ったため、周辺貴族から警戒される。グリード亡きあとのノヴェク領には手が届かず

  • 193◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:46:31

    ヴィンテ侯爵領はどうにかまとまりました。しかし領民と斑鳩の民との間に溝があるようです
    また、実情がどうあれ貴族同士の私闘が行われた事実は、周辺地域にも影響をもたらすでしょう

  • 194◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:55:03

    ▼ノヴェク男爵の行く末

    グリード・ノヴェク男爵は討たれ、ノヴェク男爵領は領主を失った

    そんな土地が捨て置かれるはずがない


    ・知略Lv5(メーシィア)

    【判定】 dice5d6=1 3 2 1 4 (11)


    ・知略Lv3(アプカルル)

    【判定】 dice3d6=3 3 1 (7)


    5~:反乱勢力が再蜂起するも、男爵領に介入してきた周辺貴族と衝突

    10~:反乱勢力に制圧される

    15~:クシュナ教団の息のかかった貴族により制圧される

    20~:男爵家の跡取りが反乱勢力に与する

  • 195◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 15:56:14

    メーシィアは男爵が討たれた場合の手も打っていたようです
    ノヴェク領は反乱勢力によって制圧されました

  • 196◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 16:04:48

    ■■■

    メーシィアはアプカルルから報告を聞いていた
    すなわち、陰謀の大半が失敗し、ヴィンテ侯爵領の動乱が早期に収められたという報告を

    「・・・申し開きもない」

    「まぁ、しかたないね。想定より早かったけど、侯爵を殺せただけでもよしとしよう」
    メーシィアは淡々とした声色で言った
    だが、その目にはは狂喜に似た感情が灯っていた

    「英雄さんのご登場ってところかな、さて、おかげで張り合いが出てきたよ、ありがとう」

    皮肉と本心を込めて、アプカルルにそう言った

    ■■■

  • 197◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 16:11:14

    ▼次なる策謀(メーシィア)

    反乱指導者メーシィアは、次の一手を思案する


    ・知略Lv5(メーシィア)

    【判定】 dice5d6=1 6 6 3 5 (21)


    5~:特に行動は起こさず、情勢の変化を待つ(帝国・アルカ大公国視点に移る)

    15~:ヴィンテ侯爵家が異民族と手を結んだことを帝都に喧伝

    20~:南部に混沌の種を撒く

  • 198二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 16:15:20

    メーシィアすげー

  • 199◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 16:19:55

    ■■■

    「なぁに、ヴィンテ侯爵家がこのまま勢力を広げていくなら、それはそれでやりようはあるさ・・・」

    アプカルルにはその言葉の意味はわからない。だが、彼が自分の主である以上従うだけだ

    「とりあえず、黒狼隊にはもうひと働きしてもらうよ、帝都に向かってくれる?」

    「殺しか?」

    「ははは、それもいいけど、もう少し面白いことだよ。ヴィンテ侯爵家の活躍ぶりを、皆に教えてあげるのさ・・・」

    ■■■

  • 200◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 16:32:58

    ■■■

    シェルナ要塞が落とされてから、およそ5ヶ月が経過した
    その間、帝国もただ手をこまねいていたわけではない。摂政ルシフは帝国正規軍と貴族諸侯の私兵からなる大規模な討伐軍を組織するために準備を進めていた

    「エルマ・フィール将軍、貴殿に討伐軍総司令の任を与える。必ずや逆賊を討ち取り、北部を平定するのだ」

    「はっ!この身に代えましても必ずや!!」

    エルマ・フィールと呼ばれた女性は、ルシフに向かって敬礼し、力強く宣言した
    エルマは軍帽を被った女性で、その美貌と凛々しい姿は見る者を魅了するものがあった
    彼女は"蒼剣の姫騎士"の異名を持つ武人で、帝国士官学校での成績はトップクラスだった
    ルシフは、この女ならば討伐軍を任せられると考えた
    しかし、実の所エルマは、討伐軍の司令官という地位になど興味はなかった 彼女は"英雄"になりたかったのだ。それも、自分が理想とする英雄に・・・

    「(私は、父上と母上のためにも必ずやり遂げてみせる)」

    彼女の両親は数年前に流行り病で亡くしていた。そのため家族は父の弟であるグリードしかいない

    ■■■

  • 201◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 16:35:35

    ■■■

    グリードはエルマにとって叔父にあたり、同時にエルマはグリードを実の父のよう慕っていた
    北部動乱以来、情報は錯綜しており、叔父の安否はわからない。しかし、必ず生きていると信じていた
    そして、ついに叔父の生存が確認されたのだ
    エルマはその報告を聞いて歓喜した

    「(必ずや叔父上をこの手で救ってみせる!)」

    ■■■

  • 202◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 16:36:44

    エルマ・フィール


    武勇 dice1d6=4 (4)

    統率 dice1d6=2 (2)

    知略 dice1d6=5 (5)


    【スキル】 dice1d6=6 (6) 4以上で獲得

  • 203◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 16:39:35

    AIのべりすとが上手いこと因縁を作ってくれました
    帝国が腐敗しているので振れ幅多めにしましたがまぁまぁ有能になりましたね
    とはいえ統率2は凡将レベル。知略でカバーできるでしょうか

  • 204◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 16:46:21

    名前:エルマ・フィール
    性別:女
    概要:北部討伐軍の総司令官。誰もを魅了する美貌を持つ凛々しい女軍人
    "蒼剣の姫騎士"の異名を持つ武人で、帝国士官学校での成績はトップクラス

    武勇Lv4 統率Lv2 知略Lv5

    【スキル】
     蒼剣の姫騎士 戦闘で敵対する相手の出した出目2をすべて「0」に変える

  • 205◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 16:54:20

    ▼北部討伐軍発足(ルシフ)

    "蒼剣の姫騎士"エルマ・フィールを司令官に据える形で北部討伐軍が組織された

    シェルナ要塞の陥落以来、雌伏の時を過ごしていた帝国軍が、ついに北部動乱に介入する


    ・知略Lv4

    【発動】帝国摂政   →知略の判定に+3の修正がつく

    【判定】 dice4d6=5 5 4 4 (18)


    5~:反抗的な貴族はいない。討伐軍の統率はとれている

    10~:剣聖と称えられる伝説の武芸者も参加している

    15~:正教会も兵を出す

    20~:南部からも兵を出させてやる(要判定)

  • 206◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 16:56:38

    達成値は21、摂政も本気を出したようです

  • 207二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:02:14

    グリードの生存は情報操作か?

  • 208◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 17:05:42

    >>207

    エルマは「グリードが自領の反乱を収めた」という情報を入手しています

    その後の動向(ヴィンテ侯爵領に介入した挙句殺された)が伝わっていないのです

  • 209◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 17:06:17

    ■■■

    ルシフは万全の準備を期した。正教会の教会軍にも協力を取り付け、兵を出させることに成功
    さらに、剣聖と呼ばれる武人、アラン・オークールも北部討伐軍に参加することになった。その武名は必ずや役に立つだろう
    だが、気がかりなのは南部・・・アルカ大公国の動向だった

    「北の野良犬と争っている間に南の虎を放置するわけにもいくまい」

    ルシフはそう考えた。ならば、虎を野良犬にけしかけるのが理想的だ

    「連中からの悪感情は今更だ、強引にでも兵を出させてくれる・・・」

    ■■■

  • 210◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 17:13:49

    ▼アルカ大公国からの派兵打診(ルシフ)

    ルシフはアルカ大公国の弱体化も兼ねて、兵力の捻出を大公国に打診する


    【イニシアチブ判定(知略)】

    ・ルシフ

    【発動】帝国摂政   →知略の判定に+3の修正がつく

    【判定】 dice4d6=5 3 6 1 (15)


    ・ニコラ・ド・アルカンティア

    【判定】 dice3d6=2 6 4 (12)


    ・ベル・モルガン

    【発動】豪商      →経済に関わる判定に+2の修正がつく

    【判定】 dice3d6=3 3 6 (12)


    ・ドニー・カルティア

    【判定】 dice3d6=4 1 1 (6)

  • 211◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 17:15:49

    ルシフは大公国に兵を出させることに成功しました
    ちなみにベルが勝った場合は「兵糧などの物資提供で妥協するよう取り計らう」
    ドニー侯爵が勝った場合は「わざとテロを起こして兵を動かせない状況を演出」となっていました

  • 212◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 17:25:59

    ■■■

    ノヴェリス帝国からの要求に対して、アルカ大公国は折れるしかなかった
    アルカ大公国はノヴェリス帝国に所属している。他の貴族たちも兵を捻出している以上は、要求を呑むしかなかった

    「いたし方ないでしょう。それに、出血を強いられるのは我らばかりではありません」

    バルバロッサ・ベルクマン将軍が、落ち込むニコラ大公に言葉をかける

    「ええ、そうですね・・・それで、派兵部隊の指揮官はどうなっています?」

    「はっ、アンミルに任せようかと」

    「わかりました。では、後は任せます」

    ニコラ大公はそう言うと、自室へと向かった

    ■■■

  • 213◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 17:29:37

    アラン・オークール


    武勇 6固定

    統率 dice1d6=6 (6)

    知略 dice1d6=2 (2)


    【スキル】 dice1d6=4 (4) 5以上で獲得




    アンミル


    武勇 dice3d6=2 2 2 (6) 平均値採用(切り上げ)

    統率 dice3d6=6 3 4 (13) 平均値採用(切り上げ)

    知略 dice1d6=2 (2)


    【スキル】 dice1d6=2 (2) 5以上で獲得

  • 214◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 17:31:52

    名前:アラン・オークール
    性別:男
    年齢:38
    所属:ノヴェリス帝国
    概要:帝国全土に一万人の門下生を持ち剣聖と称えられる伝説の武芸者
    クシュナ教団の攻撃により故郷の街が焼かれたことで戦うことを決意、高弟10人を連れ北部へと旅立つ

    武勇Lv6 統率Lv6 知略Lv2



    名前:アンミル
    性別:女
    年齢:28
    所属:アルカ大公国
    概要:アルカ大公国の一つの部隊の隊長 女でありながら実力で上がってきた。部下にも自分にも厳しいが、世話焼きで面倒見がいい。

    武勇Lv2 統率Lv5 知略Lv2

  • 215◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 17:33:06

    中断します。いったん人材をまとめます
    次回はメーシィアの謀略とともに南部の動向に移ります

  • 216◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 17:38:48

    >>1で北部の戦争は1~2年は続くという旨を書いてますがそのあたりは無視する可能性があります

  • 217二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 20:02:07

    このレスは削除されています

  • 218二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 20:02:53

    このレスは削除されています

  • 219◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:04:03

    ■■ノヴェリス帝国(大勢力)
    アニミア大陸東部を統一していた大国。現在は貴族の腐敗が著しく、反乱が多発している斜陽の大国
    正教会を国教としており、およそ100年近く異教徒を弾圧してきた
    帝国政府の直属軍が帝国軍だが、広義的には帝国貴族の私兵も帝国軍に分類される

    ■人材
    名前:テオドール・フォン・ノヴェリス
    性別:男
    概要:ノヴェリス帝国19代皇帝。即位早々病に倒れたため実権を失っている

    ステータス未定



    名前:ルシフ
    性別:男
    概要:テオドールの弟。帝国摂政。軍備増強をはかり、さらに北部に呼応する反乱や異教徒に対して強気の姿勢をとる。野心家

    武勇Lv1 統率Lv2 知略Lv4

    【スキル】
     帝国摂政 知略の判定に+3の修正がつく 

  • 220◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:04:31

    名前:エルマ・フィール
    性別:女
    概要:北部討伐軍の総司令官。誰もを魅了する美貌を持つ凛々しい女軍人
    "蒼剣の姫騎士"の異名を持つ武人で、帝国士官学校での成績はトップクラス

    武勇Lv4 統率Lv2 知略Lv5

    【スキル】
     蒼剣の姫騎士 戦闘で敵対する相手の出した出目2をすべて「0」に変える



    名前:アラン・オークール
    性別:男
    年齢:38
    概要:帝国全土に一万人の門下生を持ち剣聖と称えられる伝説の武芸者
    クシュナ教団の攻撃により故郷の街が焼かれたことで戦うことを決意、高弟10人を連れ北部へと旅立つ
    北部討伐軍に参加している

    武勇Lv6 統率Lv6 知略Lv2

  • 221◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:06:42

    ■■クシュナ教団(大勢力)
    "苦痛こそ救済である"という教義を掲げる宗教団体。異教としては最大勢力
    本来はここまで攻撃的な宗教ではなかったが、長い弾圧の中で教義は変貌した
    北部反乱の扇動者だが、北部の反乱勢力すべてを統制しているわけではない

    ■人材
    名前:メーシィア【英雄】
    性別:男
    年齢:不明
    概要:クシュナ教団の参謀的立ち位置。クシュナ教団内では"上神官"という地位にあり、この反乱作戦の総指揮を任されている
    皮肉屋で掴みどころの無い性格。色んな人に入れ知恵をしていく。実は悪魔

    武勇Lv3 統率Lv2 知略Lv5 幸運Lv2

    【スキル】
     悪魔の力 判定時に6が3つ以上出たとき、悪魔じみた結果をもたらす

  • 222◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:07:00

    名前:アプカルル
    性別:女
    概要:クシュナ教団の暗殺部隊"黒狼隊"の隊長。メーシィア直属の部下
    冷酷な暗殺者だが、メーシィアの事を内心では強く恐れている

    武勇Lv4 統率Lv4 知略Lv3

    【スキル】
     暗殺者 判定時に4が出たとき、その数だけ達成値を+2する



    名前:バン・ゴック・カオ
    性別:女
    年齢:37
    概要:帝国支配下の湖沼地帯に拠点を置く首狩族の女棟梁
    部族の伝統文化としての人狩りから傭兵業にシフトして猛威を振るった
    最後は棟梁の代替わりの儀式で娘に討たれて死んだ

    ステータス未定

  • 223◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:11:16

    ■■アルカ大公国(中勢力)
    南部反乱軍を前進とする新興国家。かつてノヴェリス帝国に滅ぼされたアルカ王国の末裔
    形式上はノヴェリス帝国の属国だが強い干渉は受けていない。帝国が北部の反乱制圧に注力しているためである
    現在は帝国に臣従しているが、真の独立を目指し力を蓄えている

    ■人材
    名前:ニコラ・ド・アルカンティア
    性別:女
    概要:かつてノヴェリス帝国に滅ぼされたアルカ王国の末裔。お嬢様
    帝国では伯爵家として血脈を保っていたが、帝国の圧政に対抗して反乱を起こす
    優秀な政治家だが、お人好しが度を過ぎており、時折無茶な行動に出る事もある

    武勇Lv1 統率Lv2 知略Lv3

    【スキル】
     筋金入りのお人好し 人のためになる行動をする際は1の出目が6に変更される



    名前:ベル・モルガン【英雄】
    性別:女
    年齢:37
    概要:ノヴェリス帝国でも随一の財力を持つ豪商。腐敗し内乱が発生し続ける帝国の現状を変えたいと思う理想家でもある
    アルカ大公国に接近し、戦地復興を手助けしている。それは帝国摂政ルシフの差し金によるものだが、利害が一致した結果であり、帝国の手先というわけではない

    武勇Lv1 統率Lv3 知略Lv3 幸運Lv3

    【スキル】
     豪商 経済に関わる判定に+2の修正がつく

  • 224◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:11:34

    名前:バルバロッサ・ベルクマン
    性別:男
    概要:アルカ大公国の前身である南部反乱軍時代から戦ってきた名将。現在もアルカ大公国軍で采配を振るっている

    ステータス未定



    名前:アンミル
    性別:女
    年齢:28
    概要:アルカ大公国の軍人。北部討伐軍に派兵された部隊の隊長
    女でありながら実力で上がってきた。部下にも自分にも厳しいが、世話焼きで面倒見がいい。

    武勇Lv2 統率Lv5 知略Lv2

  • 225◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:12:00

    ■■反帝軍(小勢力)
    講和を認めずアルカ大公国と袂を分かった南部反乱軍の継戦派が作った組織
    実際はアルカ大公国と蜜月の関係にあり、アルカ大公国からの秘密裏の支援を受けてノヴェリス帝国に攻撃を行っている

    ■人材
    名前:ドニー・カルティア侯爵
    性別:男
    概要:アルカ大公ニコラの幼馴染。冷酷で残忍な人物として知られているが、身内や友人に対しては面倒見の良い人物
    南部反乱軍の幹部だったが、帝国に従属する形での講和を認めず、アルカ大公国とは別の勢力を立ち上げ、戦争を継続した

    武勇Lv4 統率Lv3 知略Lv3

    【スキル】
     冷酷候 敵を害するための判定において判定に+1の修正がつく

  • 226◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:17:12

    ■■ヴィンテ侯軍(小勢力)
    北部の大貴族ヴィンテ侯爵家の私兵軍
    戦乱の中で侯爵は命を落としたが、跡を継いだ新候レドは異民族である斑鳩の民を戦力に迎えながら北部安定のために戦っている
    彼女自身にノヴェリス帝国への叛意はないが、現在は独立勢力として動かざるを得ない状況に陥っている

    ■人材
    名前:レド・ヴィ・ヴィンテ
    性別:女
    概要:大陸北部の大貴族ヴィンテ侯爵家当主。前侯爵と血のつながりはない養子で、前歴は不明
    "朱赫の戦血姫"の二つ名を持つ高名な騎士で、様々な戦に身を投じ、数々の武勲を立てている

    武勇Lv5 統率Lv2 知略Lv1

    【スキル】
     朱赫の戦血姫 戦闘開始時に自身の武勇と敵の統率で判定対決を行う。勝利したなら勝利点を1獲得する



    名前:ガーラム・斑鳩・アイングーラ【英雄】
    性別:男
    年齢:24
    概要:大陸北部の遊牧民族、斑鳩の民の次期族長。斑鳩の民はかつて大陸全域に覇を唱えた大王の末裔
    しかし今は衰退し辺境で細々と暮らすだけである
    ガーラムは武芸に優れてはいたが穏やかな性格であり野望など持っていなかった
    だが帝国北方で反乱が起こり状況は一変する。北方の大貴族の姫が助けを求めて逃げてきたのである。同時にクシュナ教団の追っ手も訪れ彼は戦うことを決意する

    武勇Lv4 統率Lv2 知略Lv2 幸運Lv4

    【スキル】
     ハーンの末裔 武勇・統率の判定に+1の修正がつく

  • 227◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:18:13

    少し投下

  • 228◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:24:02

    ▼『真実の流布』

    メーシィアはヴィンテ侯爵家の活躍を帝都に喧伝した

    ヴィンテ侯爵が急死したこと、ノヴェク男爵が侯爵領の混乱を収めるべく動いたこと

    そして、ヴィンテ侯爵の養女が異民族を引き連れ、グリード・ノヴェク侯爵を殺討ち取ったこと・・・


    【イニシアチブ判定(知略)】


    ・ルシフ

    【発動】帝国摂政   →知略の判定に+3の修正がつく

    【判定】 dice4d6=5 2 1 5 (13)


    ・メーシィア

    【判定】 dice5d6=5 5 4 1 2 (17)


    ※ルシフの達成値がメーシィアの達成値より5高ければ、情報を握りつぶせる

  • 229◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:26:05

    メーシィアが一手上回りました。本人たちの知らぬところで、ヴィンテ侯爵家に悪しき噂が流れます・・・

  • 230◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:35:39

    ■■■

    帝国摂政ルシフのもとに情報が入る。北部の大貴族ヴィンテ侯爵が死亡したという報せだ
    混乱する侯爵領を治めるべくノヴェク男爵が兵を動かしたそうだが。ヴィンテ侯爵の養女、レド・ヴィ・ヴィンテによって討ち取られたらしい
    そこまではいい。ルシフは情報の裏を読んでいた。ノヴェク男爵は私欲で軍を動かし、侯爵領を奪おうとしたのだろう。レドはそれに抵抗した形だ
    だが―――

    (男爵の排除に、異民族を用いただと・・・!?)

    ルシフは耳を疑った。だが、これが事実である以上受け入れるしかない
    忌々しいことに、ルシフの持つ情報網は、それが真実である可能性が限りなく高いと告げていた

    「小賢しい真似をしてくれる!」

    それはレド・ヴィ・ヴィンテだけに向けられた怒りではない。この情報を作為的にばら撒いた者に対しての怒りだ

    「ノヴェク男爵はエルマ・フィールの叔父・・・これでは、ヴィンテ侯爵家との連携に支障が生じる・・・!」

    ましてや、北部討伐軍には多数の貴族も参加している。異民族と肩を並べて戦うヴィンテ侯爵家に、どんな感情が向けられるかは想像に難くない
    自分が指揮をとっているならまだ統制は取れるだろうが、討伐軍の長はエルマ・フィールなのだ。衝突は避けられぬ事態となるだろう

    「どいつもこいつも、煩わせてくれるっ・・・!!」

    ■■■

  • 231◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:37:48

    ■■■

    当然、その情報はエルマ・フィール将軍のもとにももたらされていた
    叔父が、ヴィンテ侯爵に―― "朱赫の戦血姫"に討たれた、と

    「(叔父上・・・っ)」

    エルマは、その事実に心が張り裂ける思いだった。だが、ここで立ち止まるわけにはいかない 彼女は"英雄"となるべく育てられたのだ。こんな所で立ち止まっているわけにはいかない

    「私は、必ずやり遂げてみせます!」

    エルマはそう言って、力強く宣言した

    ■■■

  • 232◆I2ctDCOr4Q23/10/09(月) 20:41:29

    中断。次回は南部の動向を

  • 233◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 00:03:36

    保守ついでに数レス投下

  • 234◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 00:04:12

    ▼南部復興

    ノヴェリス帝国は北部平定に本腰を入れ始めた

    アルカ大公国は独立のための力を得るべく、まずは内政に力を入れる


    ・知略Lv3(ニコラ)

    【発動】 →筋金入りのお人好し  人のためになる行動をする際は1の出目が6に変更される

    【判定】 dice3d6=6 6 2 (14)


    ・知略Lv3(ベル・モルガン)

    【発動】 →豪商         経済に関わる判定に+2の修正がつく

    【判定】 dice3d6=1 5 4 (10)


    ※達成値の高い方がより活躍する


    5~:戦後の治安を改善、野盗の類は数を減らす

    10~:アルカ大公を中心とした統治体制を整える

    15~:帝国領南部との交易が活性化

  • 235◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 00:21:16

    ▼南部復興(裏)

    ニコラ大公の主導で南部の復興は順調に進んでいる

    大公家を頭に据える形でやや強引に建国された新興国だが、ニコラは旧反乱軍の面々を上手く取り纏め、国家として機能させているようだ

    その一方で、軍事力の拡充も進められていた・・・


    ・知略Lv3(ニコラ)

    【判定】 dice3d6=2 1 5 (8) -2


    ※北部討伐軍に派兵した影響で達成値-2


    5~:大公直属の正規軍が組織される。大公国貴族らも独自に私兵隊を組織

    10~:貴族の私兵の割合を減らし、正規軍に統合し、指揮系統を整える

    15~:表向きは兵力を少なく見せ、貴族の私兵や傭兵という形で兵力を隠蔽

  • 236二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 00:22:22

    このレスは削除されています

  • 237◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 00:30:24

    ▼反帝軍暗躍

    南部の復興自体は順調に進んでいるものの、帝国の横槍もあり、戦力の補充はあまり上手く行っていない

    正規軍は組織されたものの、大公国貴族・・・かつての反乱軍幹部らが独自に保有する戦力の割合が大きく、指揮系統が一本化されていない

    新興国ゆえ、大公の権威もあまり強くはなかった

    一方で、反帝軍も反体制勢力という立場から軍事力拡大のアプローチを行っていた



    ・知略Lv3(ドニー)


    【判定】 dice3d6=2 6 4 (12)


    5~:野盗を吸収し兵の数を増やす

    10~:森の奥で魔女と出会う

    15~:大公国から出向してきた兵士達が秘密裏に参加している。もはや実態は大公国軍の特務部隊に近い

  • 238◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 00:32:18

    復興は順調ですが、軍事力の増強はあまり上手く行っていないようです
    反帝軍も多少数を増やしたものの、規模の大きい勢力ではありません
    しかし優れた人材の確保に成功した模様――?

  • 239◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 00:46:48

    ■■■

    ノヴェリス帝国が北部反乱軍と対峙する一方で、アルカ大公国は独立のための力を得るべく、内政に力を入れていた
    ニコラ大公は精力的に働き、国内の街道整備、治安改善などを積極的に進めていた
    その結果、アルカは順調に戦後復興を遂げたが、軍拡の面では苦戦を強いられていた
    大公の下で正規軍が組織されたものの、大公国貴族・・・かつての反乱軍幹部らも独自に私兵を抱えたため、指揮系統がまとまらなかったのだ
    大公国と蜜月の関係にある反帝軍も兵力の強化を図ろうとしたが、帝国南部諸侯も反帝軍には目を光らせており、迂闊に動くことはできずにいた

    ■■■

  • 240◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 01:48:45

    ■■■

    ある日のこと、ドニー侯爵は部下たちと共に大公国の辺境にある森を訪れていた
    反帝軍の隠れ家の候補地として調査するためである

    「危険な野生動物や賊が潜んでいる可能性がある、警戒を怠るな」

    ドニー侯爵はそう部下たちに命じた
    そうしてしばらく歩いていると、部下の一人が奇妙なものを見つける

    「これは・・・人間の足跡か?」

    それは確かに人間の足跡だった
    何より奇妙なのは、その足跡が裸足で、あまり大きくないことだ

    「(しかも、足跡は一つだけ・・・森に潜む野盗にしては数が少ない。それに、この足跡は子供か女性のもののようだ・・・)」

    ドニー侯爵は思考を巡らせた。だが、考えれば考えるほど謎が深まるばかりだった

    ■■■

  • 241◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 01:49:58

    ■■■

    「(まさか、森に迷った子供がそのまま獣に襲われたのか?いや、裸足の理由にはなるまい)」

    彼は冷酷侯の二つ名を持つが、好き好んで残虐な振る舞いをしているわけではないし、人並みの良識は持っている
    念の為、周囲を捜索してみるかと考えていると――突然木々の間から少女が現れた
    17歳前後に見えるその少女は裸足でボロボロの服を着ており、ひどく怯えている様子だった

    「(まさか、この少女が足跡の?)」

    ドニー侯爵は部下に周りを警戒するように命じる。そして、その少女に優しく声をかけた

    「君・・・大丈夫か?」

    すると少女はビクッと反応し、怯えた目でこちらを見つめてきた

    ■■■

  • 242◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 01:50:26

    ■■■

    ドニー侯爵はなるべく優しい声色で続けた

    「君はどうしてこんなところにいるんだ?親御さんはいるのか?」

    すると少女はおずおずと口を開いた

    「お、おじさんは、教会の人ですか?それとも、帝国の人ですか?」

    「私は、どちらでもない。ただ、君の助けになりたいと思っている」

    ドニー侯爵がそう言うと、少女は安心したように表情を和らげる

    「僕・・・助けて欲しい、です・・・!」

    少女の目には涙が浮かんでいた
    事情はわからないが、相当追い詰められているらしい
    ドニー侯爵はひとまず、少女を連れて反帝軍の拠点に戻ることにした

    ■■■

  • 243◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 01:51:28

    ■■■

    少女はキラン・キラ・キルラインと名乗った。見た目の割に振る舞いは非常に幼く、まるで迷い子のような印象だった
    ドニー侯爵は彼女を反帝軍の拠点に連れ帰り、風呂に入らせ、服と食事を与え、話を聞こうとした
    しかし、キランは喋りたがりのようで、こちらが聞くよりも多くの事をまくし立てた
    だが、その内容はにわかには信じがたいものだった
    いわく、正教会の強化人間製造計画によって作られた魔女・・・つまり兵器として作られた人間であり、優れた力を持っていたものの、制御に難が有り、失敗作として廃棄されたのだという

    「キラン君は・・・その・・・」

    なんと返せばいいのかわからないといった様子で言葉を濁すドニー侯爵に対し、キランは屈託のない笑顔で答える

    「僕なら大丈夫です!もう慣れましたから!」

    その言葉にどんな想いが込められているのか、ドニー侯爵には推し量れなかった

    ■■■

  • 244◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 01:52:38

    ■■■

    だが、"冷酷候"としてのドニー侯爵は、目の前の笑顔を無視し、頭の中で冷酷な計算を行わざるをえない

    「(嘘を言っているようには見えない。彼女の言葉が真実なら、彼女は教会を糾弾するに足るスキャンダルであり、強大な戦力にもなり得る)」

    ドニー侯爵はそう考えを纏めると、意を決してキランに尋ねた

    「君さえ良ければ・・・私たちに協力してもらいたい。私たち反帝軍は、君の力を欲している」

    「僕の力を?」

    「ああそうだ。君は優れた力を持っている。その力を我々のために使ってほしい」

    もっと迂遠な言葉があったかもしれないが、ドニーはあえて直接的な言い方をした
    どう取り繕ったところでキランを戦力として利用しようと企んでいるのは事実だし、彼女は敵ではないからだ
    騙して、陥れるような相手ではない

    ■■■

  • 245◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 01:53:12

    ■■■

    すると、キランは少し困った表情を浮かべた後――答えた

    「わかりました!僕、一生懸命頑張ります!」

    その答えを聞き、ドニーは笑顔で礼を述べつつ、複雑な心持ちだった
    キランが断ったのなら、それ以上の強要はせず、教会を弾圧する材料にするだけにとどめるつもりだった
    それも彼女を利用することには変わりないが、自分は今、目の前の少女を兵器として軍に迎え入れたのだ
    だが、そんな感情を表に出す資格はない

    「反帝軍へようこそ、歓迎するよ、キラン君」

    ■■■

  • 246◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 01:58:18

    名前:キラン・キラ・キルライン【英雄】
    性別:女
    年齢:5
    概要:正教会の強化人間製造計画によって作られた魔女の内の一人。
    しかし、能力の制御に難があり失敗作として廃棄された。
    現在はアルカ大公国の外れにある森の奥深くでひっそりと生活している。
    実験の影響で外見は17歳程度に見えるが実年齢は5歳。

    武勇Lv1 統率Lv1 知略Lv1 幸運Lv5

    【スキル】
     人造魔女(不安定) 判定で出目1が出たとき、達成値に+10を加える

  • 247◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 02:00:03

    キラン・キラ・キルラインが反帝軍に参加しました
    とはいえ、この後にメーシィアの介入も起こるため、アルカ大公国はあまり状況がよくありません

    投下はこれで終了します

  • 248二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 12:42:30

    保守

  • 249◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 20:41:37

    少しだけ投下。今日から数日はあまり時間がとれない

  • 250◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 20:56:10

    ▼悪魔の指先

    メーシィアは帝国の背後を脅かすべく、帝国南部に陰謀の魔の手を伸ばす


    ・知略Lv5(メーシィア)

    【判定】 dice5d6=1 3 4 3 6 (17)


    5~:反帝軍に偽装した部隊で北部討伐軍の背後を突く

    10~:反帝軍を支援し、帝国へのテロ活動を増加させる

    20~:帝国の南部貴族を煽り、アルカ大公国に攻撃を行わせる

  • 251◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 21:01:39

    ■■■

    クシュナ教団の手先・・・メーシィアの部下が反帝軍に接触し、交渉の席を設けることに成功した
    クシュナ教団は反帝軍を支援し、帝国への破壊工作を活発化してほしいと要求する

    「ふむ・・・」

    ドニー侯爵は冷徹に思考を巡らせる。支援を断る理由はないが、自分はあくまでアルカ大公国に属する人間だ。あまり北の人間に手綱を握られ過ぎても困る
    この交渉は慎重に進めるべきだろう

    ■■■

  • 252◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 21:02:45

    【イニシアチブ判定】

    ・メーシィア ※現地にいないため-4

     dice5d6=3 5 3 1 4 (16) -4


    ・ドニー・カルティア

     dice3d6=4 3 2 (9)

  • 253二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 21:04:17

    メーシィア本当に有能だな

  • 254◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 21:21:25

    ■■■

    だが、教団の使者の手土産は、侯爵の思考に杭を打ち込む

    「これは・・・火薬・・・!?」

    「ええ、北部では硝石が取れますから」

    使者が見せたのは、大量の火薬兵器、少なくない数の爆弾、そして銃
    ドニー侯爵も火薬の存在は知っている。その殺傷力と有用性も
    だが、南部には自然に硝石をとれる土地がなく、人工的に生み出す体制を確立する余裕もなかった
    帝国もその力には着目していたが、その矢先に北部反乱が起き、硝石の主要な産出地である北部との通行が断たれてしまったという事情があった

    ■■■

  • 255◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 21:21:52

    ■■■

    「我らの支援を受け入れてくださるならば、さらなる量の火薬兵器をご提供します。流石に遠方であるため、定期的にとは参りませんが・・・」

    「北部から南部までの運搬はリスクが大きいでしょう。これを私たちに分け与えるだけの余裕があるのですか?」

    「運搬はともかく、あなたたちに提供すること自体はさして問題ありません。というのも、我らの方でも銃はあまり量産出来ていないのです。部隊規模での運用を戦術に組み込むのは難しい。ならば少数で小回りの利く反帝軍に提供し、その実用性を確かめたいという・・・まぁ、これもひとつの打算ですな」

    「・・・成程」

    侯爵は冷静に受け答えを続けるが、もはや答えは一つしかなかった
    これほどの巨大な利益をテーブルに叩きつけられた以上は、彼らの思惑に乗るのがもっとも最善の道だと、侯爵は判断せざるをえなかった

    「わかりました。その話、お受けします。ともにノヴェリス帝国を打ち倒しましょう」

    使者は薄く微笑んだ

    「ええ、愚かな豚共に同じ苦痛を与えるために」

    ■■■

  • 256◆I2ctDCOr4Q23/10/10(火) 21:25:06

    投下終了。反帝軍の戦力が強化されました
    次回は帝国への攻撃、それに対するルシフの対応、そして英雄の資質を持つベルも少し動かしましょう
    一連の行動が帝国に与えた影響を決定してから北部に視点を戻します

  • 257二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 01:27:25

    保守

  • 258二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 12:39:24

    保守

  • 259◆I2ctDCOr4Q23/10/11(水) 22:33:19

    0時過ぎてから少しすすめます

  • 260◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 01:59:52

    投下します

  • 261◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 02:01:30

    ▼反帝国テロ(ドニー)

    反帝軍は規模こそ小さいものの、幾つかの出会いを経て、情勢に影響を与えるだけの力を手に入れつつあった

    クシュナ教団からの支援を得た反帝軍は、帝国への破壊工作を画策する・・・・・・


    ※クシュナ教団からの支援で判定+1


    ・統率Lv3(ドニー)

    【判定】 dice3d6=1 2 4 (7) +1


    ・武勇Lv1(キラン)

    【判定】 dice1d6 +1

    ※1が出たとき、人造魔女(不安定)の効果はドニー侯爵の出目に適用


    5~:兵站を攻撃。北部討伐軍への食糧部隊に攻撃を加える

    10~:兵站を攻撃。北部討伐軍への食糧部隊に攻撃を加える。プロパガンダで民衆も味方につける(要判定)

    15~:兵站を攻撃。北部討伐軍への食糧部隊に攻撃を加える。プロパガンダで民衆も味方につける(補正大)

    20~:帝国南部の悪徳貴族を攻撃し、領地を奪う(要判定)

  • 262◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 02:02:05

    >>261

    ・武勇Lv1(キラン)

    【判定】 dice1d6=1 (1)

  • 263◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 02:04:15

    【発動】  →人造魔女(不安定) 判定で出目1が出たとき、達成値に+10を加える

    ドニー侯爵の達成値は18になります
    ちなみに、クシュナ教団からの支援による補正値が少ないのは、そもそも支援がなければこの行動を行えていないからです

  • 264◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 02:15:58

    冷酷候を忘れてましたが結果は変わりませんのでこのまま

  • 265◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 02:24:04

    ■■■

    2週間後、入念な準備の上で反帝軍の作戦は決行された
    それは、北部討伐軍に物資を届けようとしていた輸送部隊に対するテロ行為であった
    輸送部隊も反帝軍を警戒していたものの、反帝軍の使用した火薬兵器の威力は予想以上であり、輸送部隊は大混乱に見舞われた

    「(とはいえ・・・銃の威力が値段に見合うかというと微妙だな。貫通性能も命中精度も低い。まだ発展途上の兵器ということか)」

    ドニー侯爵は兵士たちを指揮しつつ、銃の性能を分析する
    火薬の音に混乱し、未知の兵器にうろたえる帝国軍であったが、元々の数が多いため殲滅は難しかった

    ■■■

  • 266◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 02:25:28

    ■■■

    「頃合いだな―――キラン!」

    ドニー侯爵はキランの名を呼ぶ

    「はい!」

    キランは力強く答え、魔法を発動した。その瞬間、帝国軍を猛烈な冷気が襲う

    「なっ・・・なんだこれは!?」

    瞬く間にその場にいた帝国軍の兵士の大半が凍てつき、絶命した。そして――

    「生き残った帝国兵諸君にする、投降しろ!!」

    未知の兵器、理外の魔法、圧倒的な力の前に心折られ、生き延びた帝国兵の多くは武器を捨て、投降した
    投降を受け入れず、抗戦した者や逃げようとした者もいたがーーこの戦いを生き延びた帝国兵は、ただの1人もいなかった
    そう、投降した者すらも――

    ■■■

  • 267◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 02:27:16

    ■■■

    「・・・ドニー閣下、本当によろしいのですね?」

    「同じことを2度言わせるな。銃は現状、奇襲でこそ最大の効果を発揮する・・・我々が銃を使った事実は、できる限り隠匿せねばならん」

    ドニー侯爵は冷酷に告げる

    「(この武器は、まだ我々にも扱いきれるものではない。それに・・・)」

    ドニー侯爵はキランの方を見る。彼女は多くの帝国兵を殺めたというのに笑っていた
    それは無垢な少女の笑顔でありながらも、どこか危険な気配を感じさせた
    彼女が生み出した尋常ならざる冷気が、いまだに周囲を漂っている
    (もし情報が漏れれば、帝国も銃の開発に本腰を入れ始めるだろう。キランの大魔法は、良い目くらましになる)

    かくして、北部への輸送部隊は壊滅し、反帝軍は設立以来の大きな成果を上げたのだった

    ■■■

  • 268◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 02:34:55

    ▼輸送部隊殲滅の大義

    反帝軍により北部への輸送部隊は全滅した

    ドニー侯爵は帝国の腐敗と併せて、北部討伐軍が南部から物資を吸い上げている事を巧みに宣伝

    南部の民意を味方につけようと画策していた


    【イニシアチブ判定(知略)】


    ・ドニー・カルティア(補正大)

    【発動】冷酷候  →敵を害するための判定において判定に+1の修正がつく

    【判定】dice3d6=6 6 4 (16) +5


    ・ベル・モルガン

    【発動】豪商   →経済に関わる判定に+2の修正がつく

    【判定】dice3d6=1 5 1 (7) +2


    ・ルシフ

    【発動】帝国摂政   →知略の判定に+3の修正がつく

    【判定】dice4d6=3 5 3 4 (15) +3

  • 269◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 02:37:26

    ベルが幸運で振り直しても22には太刀打ちできませんね
    反帝軍はキランの加入から破竹の勢いが続いています
    投下は以上となります

  • 270二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 14:01:40

    保守

  • 271◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 17:51:08

    投下します

  • 272◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 17:52:10

    ▼豪商の奔走

    南部で反帝国の気運が高まる中、ベル・モルガンは孤軍奮闘の状況に陥っていた

    この状況で北部反乱が鎮圧できなければ、いよいよ情勢は混沌化する

    ベル・モルガンは、なんとか出血を最小限に収めようと奔走するが・・・



    ・知略Lv3(ベル・モルガン)

    【判定】dice3d6=1 2 2 (5)


    ※スキル豪商は反帝国の気運と相殺され発動せず



    5~:なんとか北部への輸送部隊を再編するも、親帝国派と認識されるようになる

    10~:上手く立ち回り、なんとか北部への輸送部隊を再編する

    15~:ニコラ大公と会談し、生産力を武器に帝国の手綱を握るべきだと説得(要判定)

  • 273◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 17:53:56

    流石にベルにとって正念場なので降り直しを発動します


    幸運Lv3 → Lv2


    ・知略Lv3(ベル・モルガン)

    【判定】dice3d6=3 3 6 (12)


    ※スキル豪商は反帝国の気運と相殺され発動せず


    5~:なんとか北部への輸送部隊を再編するも、親帝国派と認識されるようになる

    10~:上手く立ち回り、なんとか北部への輸送部隊を再編する

    15~:ニコラ大公と会談し、生産力を武器に帝国の手綱を握るべきだと説得(要判定)

  • 274◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 17:55:40

    ベル・モルガンはなんとか輸送部隊の再編に成功しました
    とはいえ、反帝国の気運は残り続ける模様。情勢を左右することはできていません

  • 275◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 18:06:10

    ■■■

    ドニー侯爵は帝国の腐敗と併せて、北部討伐軍が南部から物資を吸い上げている事を巧みに宣伝し、輸送部隊を攻撃したことへの正当性を訴えた
    これは、事実として負担を強いられていた帝国南部の民衆の心を巧みに動かし、反帝国の気運を高めていったのであった
    ルシフにより南部に送り込まれた豪商ベル・モルガンは、南部と帝国の激突を避けるべく奔走するも、反帝軍のプロパガンダの影響は凄まじく、対応は容易なものではなかった

    「北部反乱を継続させることだけはまずい。北部討伐が成功しなければ収集がつかなくなる・・・!」

    ベルは帝国の腐敗を問題視しており、反乱にも一定の理解を示している。だが戦乱の継続は望むものではなく、出血は最小限にとどめるべきだと考えていた
    その点で、北部反乱を主導するクシュナ教団は信用できる組織ではない。邪教としか思えぬ教義を掲げ、民衆を惑わし、ろくに統制もしないまま各地の反乱を煽っている
    北部反乱はかつての南部反乱ほど組織だったものではない、熱が広まった結果起きた"現象"とでもいうべきだろう
    事実、北部は群雄割拠の様相になりつつあるらしい
    北部討伐軍はそれを食い止めるための最後の楔だ

    「・・・せめて、輸送部隊は送らなければ」

    ベル・モルガンは最悪の事態を避けるべく、己の財力と影響力を最大限に生かし、北部への輸送部隊を再編した

    ■■■

  • 276◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 18:09:48

    次回は北部の情勢です。クシュナ教団、ヴィンテ侯爵家、北部討伐軍などなど、かなり視点が込み入っているので投下は中断
    進行を整理してから再開します。今日中は厳しいかもしれない

  • 277◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 18:15:27

    >>194から数ヵ月は経っているのでヴィンテ侯爵家が勢力としてどれほど成長しているのかだけ決めておきます

    まず渉外の様子


    ・知略Lv2(ガーラム)

    【判定】 dice2d6=1 4 (5)


    ・知略Lv1(レド)

    【判定】 dice1d6=5 (5)


    5~:ヴィンテ侯爵家と親交のある貴族家ひとつと協力関係を築けている

    10~:反クシュナ教団を掲げ、幾人かの北部貴族と同盟を築けている

  • 278◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 18:21:00

    勢力の推移


    ・統率Lv2(ガーラム)

    【発動】  →ハーンの末裔 武勇・統率の判定に+1の修正がつく

    【判定】 dice2d6=2 4 (6) +1


    ・知略Lv1(レド)

    【判定】 dice2d6=4 4 (8)


    5~:反乱勢力だけでなく一部の貴族とも敵対してしまい、何度か交戦した

    10~:反乱勢力と戦いながら勢力を拡大したが、周辺貴族との関係はあまり良くない

    15~:破竹の勢いで反乱勢力を倒し続け、北部貴族同盟結成

  • 279◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 18:22:20

    1回だけ降り直しましょう。


    幸運Lv4 → Lv3


    ・統率Lv2(ガーラム)

    【発動】  →ハーンの末裔 武勇・統率の判定に+1の修正がつく

    【判定】 dice2d6=2 5 (7) +1


    5~:反乱勢力だけでなく一部の貴族とも敵対してしまい、何度か交戦した

    10~:反乱勢力と戦いながら勢力を拡大したが、周辺貴族との関係はあまり良くない

    15~:破竹の勢いで反乱勢力を倒し続け、北部貴族同盟結成

  • 280◆I2ctDCOr4Q23/10/12(木) 18:28:35

    勝利は重ねているようですが貴族との関係構築に失敗し、勢力としてはあまり拡大できていないようです
    しかし戦闘経験は重ねているようなので、ガーラムを少し成長させます
    これで本当に投下終了


    名前:ガーラム・斑鳩・アイングーラ【英雄】
    性別:男
    年齢:24
    概要:大陸北部の遊牧民族、斑鳩の民の次期族長
    斑鳩の民はかつて大陸全域に覇を唱えた大王の末裔
    しかし今は衰退し辺境で細々と暮らすだけである
    ガーラムは武芸に優れてはいたが穏やかな性格であり野望など持っていなかった
    だが帝国北方で反乱が起こり状況は一変する
    北方の大貴族の姫が助けを求めて逃げてきたのである
    同時にクシュナ教団の追っ手も訪れ彼は戦うことを決意する

    武勇Lv4 統率Lv2 知略Lv2 幸運Lv4
             ↓
    武勇Lv4 統率Lv3 知略Lv2 幸運Lv3

    【スキル】
     ハーンの末裔  武勇・統率の判定に+1の修正がつく
       ↓
     ハーンを継ぐ者 武勇・統率の判定に+2の修正がつく

  • 281二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 23:24:09

    おほ

  • 282二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 00:59:41

    保守

  • 283二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 10:43:57

  • 284二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 20:06:05

  • 285二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 00:53:50

  • 286二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 01:09:24

    保守

  • 287二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 12:42:17

    保守

  • 288二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 20:42:08

    異世界保守

  • 289◆I2ctDCOr4Q23/10/14(土) 23:45:26

    保守ありがとうございます。色々立て込んでいるので申し訳ないですが投下には今しばらくかかります

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