- 1イッチ23/10/05(木) 22:29:41
- 2二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 22:30:58
前スレ不穏な引きでめちゃくちゃワクワクしました
- 3イッチ23/10/05(木) 22:31:19
初代1〜4スレ
【閲覧注意】白宝でラノベ!|あにまん掲示板ファンタジーな白宝を書きたい!序盤はほぼリゼロコピペです展開は主にダイス・安価で決めるとりあえず主人公凪ヒロイン玲王で進めます!他キャラも場合によっては出るかも目が覚めると異世界に飛ばされていた凪。中…bbs.animanch.com【閲覧注意】白宝ラノベ!|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/2283058/↑の続きです安価とダイスで展開を決めますこのスレで終わるよう頑張ります!スレ画が荒れる要因になるかも知れないとのご指摘を頂…bbs.animanch.com【閲覧注意】白宝ラノベ!パート3|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/2283058/https://bbs.animanch.com/board/2302151/まさかのパート3に戦慄してます!書きた…bbs.animanch.com【閲覧注意】白宝ラノベ!パート4|あにまん掲示板1〜3スレhttps://bbs.animanch.com/board/2283058/https://bbs.animanch.com/board/2302151/https://bbs.anima…bbs.animanch.com - 4イッチ23/10/05(木) 22:32:50
リスタート編1〜3
【閲覧注意】白宝ラノベ!Re:start|あにまん掲示板パート1〜4https://bbs.animanch.com/board/2283058/https://bbs.animanch.com/board/2302151/https://bbs.anim…bbs.animanch.com【閲覧注意】白宝ラノベ! Re:start 2|あにまん掲示板パート1〜4https://bbs.animanch.com/board/2283058/https://bbs.animanch.com/board/2302151/https://bbs.anim…bbs.animanch.com【閲覧注意】白宝ラノベ! Re:start3|あにまん掲示板いやーいよいよ7スレ目ですねこんなに続くなんてスレ主びっくり課題など諸々忙しくて立てるの遅れました5.6日は立て込んでいるので書き込みが少なくなると思います。感想、安価、レス等いつも本当にありがとうご…bbs.animanch.com - 5イッチ23/10/05(木) 22:35:02
ヨハネ「待つのじゃデカブツ、そんな事をした所でレオの元へは行けぬ!」
ヨイチ「聞こえてませんよ、触れながら話し掛けないと…でも今のこいつに刺激を与えるのは危険だ」
からくり箱を一心不乱に解くセイを、二人は止められずにいた
セイ(レオ、レオ、レオ、レオ…今行くから、無事でいて…!)
その手は恐るべき速さでからくり箱を開いていく。先程のヨハネの動きを丸ごと覚えていたらしい、とんでもない記憶力である
ガチンと何かが嵌った音がして、次の瞬間。何処からともなく兎の大群が現れたかと思うとピョンピョンとどこかへ跳ねていった
セイ(またハズレ…もう一回…!)
レオがその場に居たのなら大喜びしていたであろうイベントは、今のセイの神経を逆撫でする以外に効力を発揮しなかった。
セイの肩にヨハネの小さい手が触れる
ヨハネ「止めぬか!もう10回は解いておる、万が一壊れてみろ、二度とレオには会えぬかも知れぬのだぞ!?」
セイ(……元はと言えば、てめぇのせいだろうが)
肩に置かれた手を捻り上げ、セイはヨハネを地面に叩きつける。圧倒的なフィジカルを持つヨハネだが、身体強化を纏ったセイには為す術もない様だった
セイ(お前が余計な事したお陰でレオが俺の腕から居なくなった。お前のせいだ。ぐちゃぐちゃに、してやる…)
マウントポジションを取られたヨハネは、下からセイの顔を見上げた
ヨハネ「───」
瞬間、息が止まる
その目は、その顔は、紛うこと無き狂気に染まっていた - 6イッチ23/10/05(木) 22:36:39
ヨイチ「待て、その人が居ないと俺の手段が無効だった時の保険が無くなる」
今にもヨハネを握り潰しそうだったセイに声を掛け、ヨイチはからくり箱に近付いて行った
セイ(………手段って、ヨイチ、レオを取り戻せるの?)
ヨイチ「お前が何回も解いてる間にこの箱の中枢を解析した。レオが居る場所も目星がついてる。後は魔力を送り込んでこじ開けるだけなんだ。二人共、ネコも、力を貸して」
言いながらからくり箱に触れたヨイチは、こちらにもう片方の手を差し出して来た。真っ先にネコが飛び付き、続いてフラフラとセイの下から這い出たヨハネがその手に触れる
ヨイチ「ほら早く」
怒りと混乱で靄のかかったセイの頭は、可能性が示された事で何とか本来の機能を復活させた。震える手をヨイチの手に重ね、ありったけの魔力を注ぐ
ヨイチ「何が起こるか分からないけど、レオの為だから覚悟して」
言い終わるやいなや、ヨイチはからくり箱に膨大な魔力をぶち込んだ
ビシビシビシッ
と、からくり箱ではなく周囲の空間が裂け、大きな穴が空いていく
そして
ヨイチ「…見つけた」
セイ(レオ!!!!) - 7二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 22:47:50
っぱヨイチは強いな
- 8二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 23:00:38
また手錠つけちゃう勢い
- 9イッチ23/10/05(木) 23:16:41
暗い場所で一人座り込むレオに、必死に手を伸ばす。
セイ達の存在に気が付いたレオは、その目を大きく見開いてパッと表情を輝かせた
レオ「わ、迎えに来てくれたのか?」
セイ「手…!早く!」
裂け目がいつまで保つか分からない、急いでこちらに引っ張り上げなければならないのだ。その様子を見て、レオも慌ててセイの手を取る
小さな愛おしい身体を思い切り引き寄せ、抱きとめると、それだけでこの世の全ての祝福を受けた様な心地になる
もう二度と離さない
レオ「ごめん、寂しかったよな?俺もだ」
セイ(本当に、もう、二度としないで…)
レオ「分かってる。もっとちゃんとする」
ヨイチ「ものすごく心配してたんだよ、レオが無事で良かった」
レオ「ありがとう、迷惑かけちゃったな」
ヨハネ「申し訳無い…いや、謝って赦されるとは思わぬ。お主を危険に晒してしまった」
レオ「本当だぜ!後でお詫びに普通のからくり箱くれよな」
ヨハネ「無論じゃ」
ネコ「ニャー…」
レオ「よしよし、大丈夫だぞ。お前らのお陰で無事だ」
時間にして数十分
されど彼等にとっては途方も無く長い時間だったのだろう。
特に『記憶持ち』の二人は失わせる恐怖と失う恐怖を知っている。
予期せぬ事態によって互いが引き離された今回の件は、彼等を心底震え上がらせるのに十分な事件だった
よって
ヨイチ「1時間経過、残り22時間59分48秒」
セイ(何やってんの?背筋伸ばして)
ヨハネ「あ、足が…足が…!だがこれも己の不手際故、甘んじて…ううう…」
その後丸一日、ヨハネは硬い床の上で正座させられることになったのだった - 10イッチ23/10/05(木) 23:22:18
レオはシロのこと
dice1d3=2 (2)
1:全部話す
2:部分的に話す
3:話さない
ヨハネとは
dice1d3=1 (1)
1:もう少し一緒に居る
2:明日には出てく
3:お別れ
- 11イッチ23/10/05(木) 23:38:54
部分的の理由
dice1d2=1 (1)
1:これ以上心配掛けたくないな
2:あの時の記憶が所々抜けてる
一緒に居る理由
dice1d3=2 (2)
1:お詫びさせて欲しいと言われた
2:目的地決まってないしいい隠れ家だし
3:トラブルが起こる
- 12イッチ23/10/06(金) 06:52:43
エピ凪読んできた
これからレオに結構あんまりな事(自己嫌悪)言ってもらうつもりで正直気が引けてたけど本編であそこまで行ってんならいいややっちゃえありがとう金城 - 13二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 08:11:26
イッチ…何をするつもりなんだ…いいぞ、もっとやれ!!!
セイは本当生きた心地しなかっただろうな…お互いにかけたまじない強化する?? - 14二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 09:48:47
バ、バトエンだけは駄目、ゼッタイ!
イッチが闇堕ちしたら救えるのは女神だけ?いや、女神もあぶないわ - 15二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 17:15:01
保守
- 16イッチ23/10/06(金) 21:25:25
行く宛も無く、急ぎの用事も無い
ヨハネは「いくらでも居てくれ」と言ってくれたので、しばらくこの街に滞在する事にした
一つの街に長く留まるのが新鮮で、ヨハネに贈られた頑丈でカッコいい仮面を身に着け、幾度か街へ出掛ける事もできた。
変わった事といえば──
レオ「なぁ…もー脚が麻痺しちまうよ」
セイ(じゃあ引き篭もってくれる?)
レオ「ぐぬぬ」
とんでもなく心配をかけてしまった自覚がある故、甘んじて受け入れるしかないお人形さん状態。
いや別に腕の中の居心地が悪い訳ではない、というか元々ほぼここが定位置だったのだ。
だが風呂もトイレも介護され、寝る時以外地を踏みしめない脚に焦りが募る
レオ「だってさぁ、昨日の夜見たろ?ずっこけたんだぜ?何にもないとこでさ」
セイ(3歩で頭からいったね)
レオ「やめて恥ずかしい」
せめてもの運動とプラプラ脚を揺らしながら、セイとレオ、そしてネコは帰路を辿っていた。ヨイチはヨハネの頼みで魔具開発の手伝いをしている。
さらに抗議の言葉を続けようと開いた口を、ネコに柔らかい肉球でぺちりと塞がれた。「今は余計な事を言うな」とでも言いたげな吊り目にそれ以上の言葉を呑み込む
やっぱり、おかしい
セイがレオを大切にしてくれていることは充分過ぎるほど分かっている。ネコやヨイチが旅路を共にしてくれるようになり、出会った頃の過剰な庇護は無くなっていた。それでもやはり異常な過保護だったのだと、ぶり返した事で改めて再認識した - 17イッチ23/10/06(金) 21:26:54
レオ「やっぱり、コレ使うしかないのかな」
深夜
ヨハネが用意してくれた天蓋付きの大きなベッドは、全員が寝転んでも余りあるほどの面積を保有していた。全員分用意してくれようとしていたが、広すぎても落ち着かないので断った。
みんなが寝静まった事を確認し、レオはセイに抱き締められながらも何とかポケットの物を取り出す
シロがくれた、小さな魔道具
あの不思議な空間から帰ってすぐ、皆に何があったか聞かれた。そこでレオは不思議な拾い物をした以外に特に何も無かったと嘘をついてしまったのだ。
だってあんなに心配そうにしてるのにシロみたいな怪しいやつの話をして不安がらせるのも嫌だったんだもん。
ヨハネに「拾い物」を見せると、文献を漁ってくれて、コレが任意の人の記憶を見ることのできる魔道具だと教えてくれた。
とても貴重なものだと
皆の前では然程興味を示していないフリをしていたが、実際はその説明を聞いてレオの頭はこの魔道具をいつ使うかで一杯になってしまった。
レオだってそこまで鈍くない
ちょっと離れただけであそこまで心配されてしまっては、やはり何かが…未来で何かあったのではと疑ってしまう
ちらりとセイの方を見ると、安らかな寝息を立てていた。
元々眠りの浅かった彼だが、最近は特に酷く、レオがこの魔道具を使うのに1ヶ月以上かかったのもセイが全く眠ってくれないからだった。不死といえども眠気は襲うはずなのに - 18イッチ23/10/06(金) 21:28:28
- 19二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 21:40:17
ボロボロになった旧玲王邸
- 20二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 21:43:07
- 21二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 21:48:27
場所は一周目のレオと最後に会話したシーン。
動かない一周目のレオを涙を流しながらずっと抱えているナギがいる。
後悔の念と自分を責める言葉がナギの首を縄のように絞めている。手足にも鎖が付いている。 - 22二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 21:55:39
血の匂いと焦げた土地と、なんか知らない黒い塊だらけ、暗い黄昏の中
- 23二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 22:27:42
黒名がアルパカ召喚したあたり
たしかセイがぬいぐるみ買ってたよね
その伏線回収てきな
買ってなかったらごめん - 24二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 22:32:39以下妄想ですなぜかレオまた操られて、今度セイが命かけて術を解けるの見たい。
セイ(あの時ヨイチがレオに使った魔法覚えていてよかった。俺とレオが契り、その契約で魔法が通じてよかった。俺がいなくでも、ヨイチとばぁや、みんないてよかった。レオは幸せじゃなきゃ駄目。)
レオ「セイ…?」
なんとか聖導師を倒した、呪い解消した。でもセイはどこにもいない。
レオ「あ、そうだ、あいつ未来からだから、なんかタイムスリップして未来に戻るかも?なぁ、ヨイチ、未来でまたセイに会えるだろう?それはいつ?何年待ってばいいの?」
でも6500年後にでも、「ナギ」は現れない。telegra.phここまで力尽きです。エピ凪恐ろしい…
エピ凪、ひどいです。来月こわいです
バトエンはもうここで妄想として書いたから、イッチは必ずハッピーエンドにするだよね?(期待の眼差し)
- 25イッチ23/10/06(金) 22:42:05
- 26二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 01:53:57
- 27二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 02:40:54
- 28イッチ23/10/07(土) 08:20:29
内臓がひっくり返る浮遊感
目の前に広がるのは真っ白い空
レオ「……え!?」
夢から覚めたような感覚と共に切り替わった視界に、脳の処理が追いつかない
レオ「いやいや落ち着け、つまりここは記憶の世界だ」
落下しながら、不思議な景色が周囲を過ぎ去っていく。静謐で混沌とした街。見たこともない格好をした人間達と、その中で過ごすセイの姿が何回も何回も通り過ぎていった
レオ「あ、あのセイちっちゃい」
レオ「てかめっちゃ寝るじゃん!何で今はあんな事になってんだよ!?」
どうやらここは時間軸がブレているらしく、過ぎ去っていく記憶の順序はめちゃくちゃになっていた
一つ一つの記憶をじっくり見てみたいという興味を何とか抑えながら、「俺との…未来の俺との記憶が見たい」と念じる
目をギュッと強く瞑りながら繰り返し念じていると、落下のスピードが落ちていく
気が付くと、薄暗い路地裏にレオは立っていた。物音がして振り向くと、三人のチンピラとそれに絡まれている誰かが…
レオ「セイ!?」
のらりくらりと怒声を躱しているセイが、そこに居た。思わず声を掛けようと踏み出した足は、後ろから響いてきた声に止められる
??「──そこまでだ、それ以上の狼藉は見過ごせねぇ」
聞き覚えのある、しかしそれよりは大分低くなった声。まさか、と思いながら振り向くとそこには
フードで髪を隠しているが分かる、何せ本人なのだから
青年へと成長したレオが立っていた - 29二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 09:19:55
セイとしては悔やむ過去しかないかもしれないけど、ナギにはちゃんと幸せな時間いっぱいあったからレオにはどちらの記憶も見て欲しいなぁ·····今度こそ最後まで幸せな世界にいれますように。
- 30二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 10:39:56
女神様お願いします今度こそは…
- 31二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 19:30:22
保守ります
- 32イッチ23/10/07(土) 19:48:14
レオ(えっ俺大きくなれんの!?)
軽く衝撃を受けつつ動向を見守る。ここは記憶の世界、彼らにレオの姿は見えないしこちらも干渉できない。よって少し離れて見守るしかやる事が無いのだ
大きいレオが魔法を使いチンピラからセイを助ける。おそらく顔と髪さえ隠せば大丈夫と判断したのだろう。読みどおりチンピラ達は何が起こったのか分からない様子で捨て台詞を吐きながら逃げていった
レオ(へぇ、俺ってやっぱカッコいいな)
セイの手の甲に付いた傷に口付け、治す自分を見つつ、その気障な仕草が様になっている事に頷きながら自画自賛した。
未来のレオの魔法にあまり反応を示さないセイに焦れたのかわざわざ大精霊を召喚して見せる自分に、大きくなっても負けず嫌いは変わんねぇのかと若干落胆したり、異様なまでにヨイチと仲の良い事にまたまた衝撃を受けたり
……セイは、最初からレオへ"普通"に接してくれていたのだと知ったり
蹲って泣く大きな自分をオロオロと慰めてくれるセイを見ながら、胸に温かい何かが溢れるのを感じた - 33イッチ23/10/07(土) 19:49:40
それからはとにかく驚きの連続だった
壮麗な洋館に住んでいること、様々な亜人と暮らしていること、皆面白くて、良いやつなこと、そこで過ごす自分がとても幸せそうなこと
セイの記憶の中の自分はいつだってキラキラしていて、彼の目にレオがどう映っているのかを少しだけ理解し、頬が熱くなった
レオ(変な気分。嬉しいのにめちゃくちゃ胸が痛い、何だこれ)
早鐘を打つ心臓に首を傾げながら勝手に上がる口角を抑える
暫く鑑賞して、思った事はもう一つ
レオ「未来の俺って、セイじゃなくてナギって呼んでるんだ」
並び立ち、笑いながら名前を呼ぶ声。それに当たり前のように帰ってくる気怠げな返事
その全てが眩しくて羨ましかった
レオ「なおさら、どうして今はあんな感じになってるんだ?」
二人の背中に目を細めながら、この光景を手に入れる為にも記憶の奥へと足を進める - 34二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 20:21:23
見ちゃうのか…
- 35二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 21:02:36
ああそこからはやばい展開じゃん…
- 36イッチ23/10/07(土) 22:05:39
続き書く為に読み返してて気付いたけどレオが人間の子育てられる訳ねぇやあの子は寿命人間並みの亜人だったということにします
- 37二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 23:33:25
ストーリ長くなると設定とか忘れがちになると思うから、ちゃんと読み直しするイッチえらい!
これかも期待期待!! - 38イッチ23/10/07(土) 23:39:13
どうやら未来の俺はセイと出会っていない俺の様で、そんな俺の隣にずっとあの大精霊が居てくれたようだ
ヨイチとセイの会話を他人事の様に聞く。図書室で誰にも聞かれないよう話す二人は、とても真剣な表情をしていた
レオ(へぇ…俺、コイツにめちゃくちゃ世話になってたんだなぁ)
もちろん実感なんて沸かない。そもそもセイと出逢っていない俺は、今の俺とはきっと別物だろうから
それでも、大精霊が優しい事は俺だってちゃんと知ってる。これからもっと仲良くなれればな、と願わずにいられない
〜〜〜〜
レオ「はっ!?いやいやいや、え、セイって、やっぱ元々不死な訳じゃなかったんだ…!」
話の流れで何となく察していたが、事情があって隠しているのだと思っていたセイの不死は、レオと同じく後天的に授かったものらしい
大きなレオの目の前で4階ダイブをかましたセイに腹の底が冷える様な感覚を味わったが、彼が死なない事を知っているだけマシだったと未来の自分の錯乱具合でしみじみ思った
涙を流す未来の自分と、その手を取るセイ。家族の契りを結ぶ二人に、本来ならば喜ぶべきなのだろう。しかし
レオ「何だこれ、何だこのキモチ…めちゃくちゃ釈然としない!」
セイがレオ…未来のレオの為にとんでもない決意をしてくれた事も、その相手が自分だって事もちゃんと分かってる。けど、けど!これは理屈で説明できるモノでは無いのだ
さらに
レオ「えっちょ、それは待てダメダメおい!」
あろうことかこいつらキスまでしやがった - 39イッチ23/10/07(土) 23:41:02
もやもやもやもやもやもや
レオ「あ゛ー!もぉ!何なんだよこれ!」
顔を赤くする未来の自分にも、飄々とした態度を崩さないセイにもよく分からない嫌な感情が湧いてくる。何だこれ本当に
レオ「も、いいや忘れよう。親愛の印だあんなの深い意味なんてきっと無い」
ズキズキ痛む胸は一旦スルーすることにし、記憶の先へ進む
進みたかったのだが
レオ「……?なんか景色がガサガサしてる?」
次の記憶の舞台は立派な街だった。なのだが、着いた瞬間に建物や人、空や地に至るまで認識阻害を掛けられた様に霞んでしまう
レオ「あんまり覚えてないのかな、とりあえずアイツを探さないと」
記憶なんて曖昧なものだ、こういう事もある。と気を取り直して、同じ場所に居るはずのセイを見つけるため周囲を見渡した
でも見つけられなかった
というより見つける前に弾き出された
ぐにゃりと景色が歪んだ後、強制的に移動させられた先の記憶ではセイとレオ、ドワーフの青年と妖精の青年、そして彼らの使い魔が共に楽しそうに遊んでいた
レオ「あ、フェレットとアルパカのぬいぐるみ買ったのこの子達を思い出してたからなんだ」
レオ「…いや待て何が起こった」 - 40二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 23:49:32
未来の自分とはいえ、好意を持ってるのに釈然としないよなぁ…
- 41イッチ23/10/08(日) 00:25:04
緑色の草木の中を光に照らされた屋敷の住人達が楽しそうに駆け回る
その光景を、混乱する頭を整理しながら眺めていた
レオ「今のは何だ?魔道具の不具合?でもあそこの記憶は最初から変だった」
とりあえず進もう、そしたら答えが見つかるかもしれない。そう思い、穏やかな昼間の記憶を後にして次の記憶へ移動する。
だが
レオ「また…!?」
今度は霞がかるなんてものじゃなかった
黒いインクをたっぷりと付けた筆を滅茶苦茶に振り回したような異常な視覚への阻害と、その裏に見え隠れする赤黒く染まった景色。声だけでも聞けないかと思ったが、地鳴りのような重低音と甲高い叫び声の様な高音が入り交じる不快な騒音に邪魔されて何も聞こえない
レオ「なんだ、これ…セイが記憶を隠したがってる?でもこんな、ぐちゃぐちゃな…」
ガンガンと鼓膜を揺さぶる騒音に耐えかね、記憶を移動する。先へ、もっと。一体彼に何が起こったというのだ
レオ「やっぱり隠し事されてたんだ、じゃなきゃおかしい、こんなになる位のナニカがあったんだ!」
ひたすらに記憶の中を走る
だが、どこまで行っても視覚と聴覚への暴力は止まなかった。
レオ「くそ、頭痛え」
歯を食いしばり何とか耐える。もう周囲の景色はレオが移動しようとせずとも高速で進んでいっていた。ぐるりぐるりと様相を変える周囲とそれに呼応する様に増していく雑音の音量
ふと、それら全てが収まる - 42イッチ23/10/08(日) 00:53:57
塗りたくられていたインクが全て消え、血が流れる音さえ聴こえそうなほど静かな時が訪れた
耳を抑えていた手を離し
瞑っていた目を開ける
空の色は燃えるような赤色
黄昏時だった
先程まで浴びせられていた見えない暴力の影響がまだ少し残っていて、足元がふらりと揺れる。後ずさった足が何かを踏みしめ、それが柔らかく滑りやすい物だったので不思議に思って振り返った
レオが踏んでいたのは、頭を二つに割られた人間の脳味噌だった
レオ「………ひっ」
思わず尻もちをつき、その亡人から距離を取る。足に残った感触が気持ち悪い。更に距離を開こうと後ろへ移動させた手がヌルヌルとした小さい何かを掴む。
その正体はまだ神経が脳に繋がっているのであろう飛び出した目玉であった
レオ「ゔ、ぉえっ…!」
込み上げる吐き気を必死に抑え、視線を巡らせる。山の上、草木の無い荒れ果てた場所、そして…山頂を中心に散らばる夥しい数の死体
レオ「なに、何が……セイは、無事か?」 - 43二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 02:57:04
イッチの凄腕で一気に生々しくなった…
めっちゃ情景が目に浮かぶような感じする… - 44二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 09:51:00
???「レオが心配だぞヨイチ~」
この先の話でカイザーが出てきたら面白い
多分出てこんけど - 45二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 17:04:53
これはしんどいわ
レオ頑張れ…… - 46イッチ23/10/08(日) 17:49:41
どこか遠くで声が聴こえた
世界で一番愛しい声が
レオ「セイ、どこだ」
肉片たちを必死に視界から外しながら、声を辿って歩く
ここはセイの記憶なのだ、他の誰が犠牲になってたって、彼だけは無事なはず。
今はとにかく彼の姿を確認したい
夕陽に照らされた後ろ姿を見つけた。ホッとして、足を早める
怪我をしていないだろうか、この惨状の原因は一体何なのか、この光景を見て心を痛めていないだろうか
小さかった背中がだんだんハッキリと見えてくる。そうすると、彼の周りの状況も分かってきた
底が無いんじゃないかと思うほど深い大きな…宮殿がまるまる一個入りそうな程の穴の前で、セイは誰かを抱えながら座り込んでいた。大きな背中に隠され、その誰かの顔は見えない
『…して、……は………まで…』
聴こえてくる微かな声は震えていて、抱えている誰かに語り掛けている様だった
ぐちゃりと足が地面に沈み
驚いて下を見る
地面が全て悍ましい血肉に変わっていた
ポツポツと雨が降り、頬を濡らす
その色は赤黒く、生臭かった - 47イッチ23/10/08(日) 17:49:59
グロ注意です
遅いか - 48イッチ23/10/08(日) 17:53:16
レオ「くそっ、何だよこれ!」
血の雨で赤く染まる視界。瞼を拭いながらセイの方を見ると、いつの間にか彼の首には鎖が巻き付いていた。腕にも脚にも、胴体にまで。それらの先は深く地に突き刺さっていて、まるでこの地獄の様な場所へ彼を閉じ込めているように見えた
唯一見えていた背中はパックリと割れ、とめどなく内臓や血が流れ続けている。
記憶の景色は様相を変え、セイから流れ出たソレが山を成していた
臓物を掻き分け、とにかく彼へ近付こうと体を動かす。
もしもこの景色ががセイの心を表しているとしたら、そう考えると背筋が冷える
この場所でレオが何も出来ないのは分かってる。でも、手を伸ばさずにはいられない
ずぶずぶと血肉に沈む身体はどうにもできなくて、伸ばした手の指の隙間から見える彼の背中はドロドロの液体に覆われていった
『レオ、必ず俺が救うから』
消えていく声があまりに悲しくて
「救われるべきは、お前だろ」
いつか届けるその言葉を独り呟いた - 49二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 18:44:10
いやどっちも救われるべきだよ!!!!!
- 50二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 19:13:58
今度こそハッピーエンドだよな女神⁈そうだよな⁈
- 51イッチ23/10/08(日) 20:54:22
視界が切り替わり
レオは黒の中に立っていた
比喩でも何でもない。どこを見ても…いや、自分が今視線を動かしたのかすら分からないほどその場所は黒一色だった。
「ここ、記憶の世界じゃない」
しばらく記憶の中に居たから、感覚的に分かる。でも、だとしたらここは一体どこなのだろう、現実では無いはずだが
『──何で』
どこからか声が響き
同時に、黒の中からじわじわと輪郭が現れた
見覚えのある紫色
「……俺?」
セイの記憶の中に居た、未来の自分だ。
いや……本当にそうだろうか
だって未来の自分はどんな時でも自信満々で、たまに弱いけど傲慢で、笑顔を絶やさない人物だった。
だが目の前の彼は違う
憔悴しきった顔に、くすんだ瞳。背筋は伸びておらず、髪だってくしゃくしゃだ
そして何より、彼の目はまっすぐに…認識できないはずのレオを捉えていた
『どうして、お前が』
「やっぱり俺の事分かるのか!じゃあここは一体何なんだ…いやそれよりも、アイツに、セイに何があったか知ってるか!?」
『あいつらと一緒に』
「なぁ教えてくれよ、俺はあいつの事を助けたいんだ」
『お前が…お前なんかが』
「? なんだよ、どうし…」
不意に伸びてきた手に喉を掴まれた。そのまま勢い良く押し倒され、両手を掛けられてしまう - 52イッチ23/10/08(日) 20:58:10
「ぐっ…か、は……」
『何で!お前が!お前がやったくせに!全部壊したくせに!お前がぁ!』
ギチギチと音が聴こえそうなほど強く首を締められる。マウントポジションを取られ、自分より身体の大きい相手に為す術もなかった
「…あ゛ぅ……はな、せ」
『どうして、当たり前みたいにナギの隣に居られるんだよ。どうして、ヨイチと一緒に過ごせるんだ?ねこだって、お前が…』
『自分一人だけ都合良く全部忘れて、皆に迷惑押し付けて…救いようの無い塵の癖に…!』
頭が破裂しそうだ。食い込んだ爪が喉の肉を抉っている。痛い、苦しい
『お前があんな事したから!お前があんな事、させたから!だから!ナギがあんなふうになってんだろ!?』
吐かれる呪詛を、朦朧とし始めた頭はすぐには処理できなかった
(…俺が?)
『なんで消えねぇんだよ、あそこでお前は終わるべきだったのに…俺だって、こんな所でのうのうと…』
『苦しめ、もっと、苦しみ抜いて消えろ。お前は幸せになっちゃいけないんだ』
『どうして、どうして、どうして』
ミシ ミシ ミシ
『……どうして彼奴等は、俺を見捨ててくれないんだ』
ゴキン - 53イッチ23/10/08(日) 20:59:10
- 54二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 21:17:02
- 55二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 21:35:11
まだ夜中で皆寝ているとか?
- 56二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 21:35:37
- 57二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 21:37:19
悪夢見たセイが目覚め、うなされてるレオと落ちた魔道具発見
レオを起こすべきか、自分もレオの記憶見たいか3分間葛藤する - 58イッチ23/10/08(日) 21:52:05
- 59イッチ23/10/08(日) 21:52:33
く そ わ ろ た
- 60二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 21:56:46
女神のバドエン意志を感じた…
- 61二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 21:59:24
色んなシーン見ちゃった挙句おそらく首をやられてるしそりゃ発狂してしまうよね…
- 62二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:01:58
え?....え?
嘘だよな???
女神?????????
....いや!!ここからセイの愛でどーたらこーたらなるハズ!!
そうだよな?女神!!! - 63イッチ23/10/08(日) 22:08:34
- 64二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:09:52
発狂と言ってもいろんな種類あるから
レオの魔力が暴走して街を壊滅したのが…見たいかも… - 65二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:09:54
幼児退行
- 66二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:10:23
人との触れ合いに怯え出す
- 67二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:16:58
大人玲王の記憶が流れ込んで前世の出来事をある程度思い出して俺ごみ.かすじゃん、タヒにてぇと思ってしまう
この後もし殺されそうになっても抵抗しない - 68二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:17:46
ずっと笑ってる
自然な笑みじゃなくてよくある乾いてる貼り付けた笑みってやつ - 69二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:27:16
過呼吸を起こしながら首を掻きむしる
- 70二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:31:05
大人レオの幻覚が見えるようになる
- 71二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:35:31
お辛い…けど凪だけ記憶持ちでレオは何も知らないままなのも辛いよね…
悲しみは共有して2人で乗り越えて行こう - 72二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:37:01
- 73イッチ23/10/08(日) 22:39:09
- 74イッチ23/10/08(日) 22:40:12
ぎゃあ好き悔しいぜ
- 75二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:42:09
もうNext編考えたじゃないかイッチは!
- 76二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:42:50
イッチはやっぱダークなのが好きなのか
ほんとに>>72じゃなくてよかった
- 77二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:45:08
接触拒否ってセイも該当するの?
該当するんだったらセイも荒れそう - 78イッチ23/10/08(日) 22:48:28
- 79二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:48:35
スレ主はRe:start編のRe:start編まで書くことになるのか…⁈
- 80イッチ23/10/08(日) 22:49:03
身内に依存する感じかな?好きですとても
- 81二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:49:23
女神が……デレた!?
- 82二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:50:03
女神ありがとう
本当にありがとう - 83二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:52:17
勝ったな
風呂入ってくる - 84二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:55:50
レオが離れなくなるよ やったねセイ君
- 85二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 22:58:08
女神ぃぃぃ
信じていたぞお前を!!! - 86二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 23:21:33
ヨハネ相手だとどうなるんだろう?
- 87二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 23:59:18
セイもレオもお労しいことになってるな…残る希望はヨイチと猫だな…頑張れ!!!
- 88二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 01:07:33
安心して大丈夫そ?
バドエン苦手で前シーズン途中離脱したから今回は最後まで見届けたかったけどまたバドエンになるなら教えてくれるとありがたい…すまねぇ - 89二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 01:28:04
女神様靴舐めます
- 90二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 07:56:13
イッチのNEXT編がみたくないかと聞かれたら100見たいのだが、前提としてリスタート編がバトエンになるという絶望を受け入れられん·····
そんでもってここから入れる保険はばぁや召喚しかないだろ!! - 91二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 09:30:39
セイが「俺が迂闊に寝たから…レオが傷ついた」ってなってさらに寝れなくなりそうじゃない?
寝ることが怖過ぎて寝れないセイを手刀で無理やり落とすヨイチは見れますか!? - 92二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 09:36:16
セイ、レオが自分から離れなくなるという事に対して仄暗い喜びがあったりして…
- 93二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 10:01:46
- 94二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:33:11
一時的なことであって欲しいけどダメージ100なんだよな
- 95イッチ23/10/09(月) 17:38:06
一方
久しぶりに意識が落ち、悪夢に気分を害されながら目を覚ましたセイは、目の前で魘されるレオを見つけていた
セイ(苦しそう…起こした方がいいよね)
小さな頭の下に手を滑り込ませ、そのまま肩を抱いて上半身を起こす。声を掛けることは不可能なので、こうやって大胆に動かした方が早いのだ
しかし、いつもならこの時点で目を覚ますレオが今回は固く瞼を瞑ったまま起きてくれない
不安になって強めに肩を揺さぶるが、それでも反応は帰って来なかった。
ふと、レオが拳を握っている事に気がつく。疑問に思ってその手のひらを開くと、そこにはレオが拾ったと言っていた魔道具があった
セイ(確か、記憶を見るやつ?なんでここに……まさか)
サッと血の気が引く
記憶を見られているかもしれない、それは、とてもマズい。決して見せたくない、見せてはいけない記憶が沢山あるのだ
ヨイチ「…ん、何してんだお前?」
セイ(どうしよう、助けて、レオが俺の記憶の中に入っちゃってる)
ヨイチ「はぁっ!?」
物音で目が覚めたのであろうヨイチに焦りながら助けを求めると、慌てて跳ね起きてこちらに向かってきてくれた。
ヨイチ「本当だ…クソ、まずいな。今すぐ引き戻さなきゃ」
セイ(どうやるの)
ヨイチ「お前のテレパシーを使う。いつもより深く心に入れるか?」
セイ(分かった、任せて) - 96イッチ23/10/09(月) 17:39:59
眠っている時、基本的にその人の意識は無だ。レオが眠っている間に興味本位で何度か覗いた事があるが、殆どの場合はまっさらだった。しかし
セイ(凄く混乱してる…ぐちゃぐちゃだ)
ヨイチ「時間が無いって事だな、急ぐぞ。俺の魔力を分けてやるから、それを使ってレオの意識を引きずり出してくれ」
セイ(やってみる)
繋いだ手から流れ込む膨大な魔力を何とか操り、レオの心に深く入り込む為に目を閉じる
だが、それは不発に終わった。
レオが目を覚ましたからである
レオ「……っ、はっ!はぁ…っ!」
セイ(レオ!良かった無事で)
ヨイチ「喜ぶのは早いよ、どこまで見たか聞かないと」
セイ(そっか…ねぇレオ、今俺の記憶を勝手に見てたよね、どういう…あれ)
腕の中のレオを問い詰めようとしたが、彼の状態を見て口を噤む。紫紺の瞳はゆらゆらとどこか焦点が定まらず、口がぽかりと開いたままになっている
ヨイチ「…様子がおかしい」
セイ(レオ、レオ?どうしたの、ねぇ)
レオ「は、あ……うぅ…」
レオ「ひっ、ぐす…うわぁぁあん」 - 97イッチ23/10/09(月) 17:42:29
レオ「やだぁ…こわいよぉ…」
ぐしぐしと涙を拭いながら泣きじゃくるその姿は、普段の彼とは似ても似つかない光景だった。
セイの胸に縋り付き、小さな手で必死に服を掴みながら身を寄せてくる。
セイ(どういう、こと?)
ヨイチ「分からないけど…明らかに精神が不安定になってる」
ドタバタと部屋の外から足音が聴こえ、寝間着姿のヨハネが勢い良く部屋に飛び込んできた
ヨハネ「何事じゃ!?」
セイ(何しに来たの)
ヨイチ「心配で様子を見に来ただけみたいだよ。なぁ、あの魔道具には記憶を見る以外の力はないんだよね?精神汚染とか記憶消去とか、そんな能力はあった?」
ヨハネ「あの魔道具…あぁ、あの希少な。他人の記憶を覗き見るだけじゃ、それ以外に力は無いはず。そんな事よりレオに何があったのだ」
ヨイチ「今言った魔道具をセイに使ったみたいなんだ、診てくれる?」
ヨハネ「なんと…分かった」
ベッドに登り、ヨハネがレオに手を伸ばす。未だに涙を拭っていたレオは、その手に気が付くと目を見開いて叫んだ
レオ「ひっ…!やだ……さわんないで!」
その声と同時にレオから魔力が吹き出し、ヨハネが弾き飛ばされる。
くるりと宙で一回転し、難なく着地したにも関わらずヨハネはレオに拒否されたショックで顔を青ざめさせていた
ヨハネ「わ、我は何か嫌われるような事をしただろうか」
ヨイチ「いや…これは」
レオ「こわい、こわい…!セイたすけて、もっとちゃんと、ぎゅってして…!」
セイ(……レオ)
肩を震わせながら、レオはひたすら何かに怯えていた - 98二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:45:45
かわいそかわいい…
- 99二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 19:16:19
泣きながらセイに抱きつくショタレオ可愛いな…
- 100イッチ23/10/09(月) 21:35:55
- 101二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 21:39:07
- 102二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 21:40:42
- 103二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 21:41:19
魔法で記憶を封印する
- 104二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 21:45:21
- 105二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 21:45:34
落ち着くまで寄り添って愛を込めてよしよしする
- 106二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 21:45:48
- 107イッチ23/10/09(月) 21:53:49
- 108イッチ23/10/09(月) 21:58:49
女神が全力でハピエンにしようとしてくれてる…じゃあ発狂させたのは何だったんだ?女神の趣味?
- 109二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 22:02:14
女神、限りなく闇の腐女子寄りの夜明けの腐女子説
- 110二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 22:09:15
女神がレオ発狂させたのは凪がトラウマ克服ため…?いやそんなまさか
- 111二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 22:09:32
2割だから幻覚が主にって感じなのかな。
責め立てるくらいしかでき無さそう。
女神…しっかりセイも救おうとしてるわ…本当に夜明けの腐女子だな。仲間になれそう - 112二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 22:35:30
女神…お前もしかしてイイヤーツ?
- 113イッチ23/10/09(月) 23:26:46
数日後 昼
工場の地下。ヨハネの所有するうちの一つのプライベートルームで、セイとレオ、そしてネコは天蓋付きのベッドの上でジグソーパズルを組み立てていた
レオ「えっとこれは…」
セイ(こっちじゃない?)
レオ「ほんとだぁ、はんぶんできたね」
セイ(うん、疲れたー)
セイの膝の上で楽しげに笑うレオ、しかし声音はいつもより跳ねておらず、張り付けたような愛想笑いを続けている
あの日から、レオは外に出たいと言うどころか部屋の外すら恐れるようになり、常にセイと触れ合っていたいと願うようになった。
言動は見た目相応のものになっており、たまに恐怖が限界を越えると魔力が暴発するようになってしまっている。セイが側に居るお陰で大事には至っていないが、こんな状態では人前に出すなど不可能であろう
セイ(……俺にとっちゃ都合が良いけど)
レオ「どうしたの?」
セイ(別に何でもないよ、パズル、どうする)
レオ「もぉいいや、あしたする」
セイ(分かった)
レオ「ねぇ、よいちはまだかえってこない?」
組み立てが一段落ついたのを見計らって膝に飛び乗ってきたネコを愛しげに撫でながら、レオは寂しそうに呟いた
セイとヨイチ、ネコが側にいないとどうにもならない程不安になるそうで、その不安を紛らわす為にと、ヨハネは沢山の不思議なからくりを贈ってくれた
それでもふとした瞬間に眉を下げるレオは、自分の表情が崩れた事に気が付くと慌てて笑顔を作り直す
セイ(無理しなくたっていいのに…)
もう何度も繰り返し見たその行為に、胸の奥がズキリと傷んだ - 114イッチ23/10/09(月) 23:28:55
笑え、笑わないと、こんな自分を大切にしてくれる皆に示しがつかない。
いや、とうの昔に過ぎた迷惑をかけた自分が今さら取り繕ったって無駄だろう
それでも笑え そうしないと
『お前、まだそうやって守られるつもりか』
ああ また
『いくらでも方法はあるだろ、そいつ等の側からさっさと消えろよ』
それは嫌だ 目を離したら
『お前が側にいる方が危険なんだよ、分かんねぇの?自覚しろよ…なんて、今もナギに甘えてるお前じゃ無理か』
でも、こんなセイを放っておけない
『っていう自分への言い訳な。てめぇが原因だろうが、迂闊で幼稚で、立場も弁えずヘラヘラしてたツケだろ』
『振り切れ、拒め、そして消えろ。滓の癖に幸せを願ったりするな』
『お前は不幸を振りまく事しか出来ない』
どうして そんなこというの
『俺はお前が大嫌いだ』
そっか
お揃いだね - 115イッチ23/10/09(月) 23:30:50
ヨハネ「手伝ってくれるのは有り難いのだが、お主はレオと共に居なくても平気なのか?」
ヨイチ「君こそ、作業に集中出来てないみたいだけどいいの?心配してるくせに様子も見に来ないのが原因じゃないのか」
ヨハネ「…我は、怯えさせる事しか出来ないからの。お主とは違うのじゃ」
ヨイチ「ふぅん、随分割り切った性格してるんだね」
ヨハネ「お主にはそう見えるか」
ヨイチ「…ごめん、冗談。ほんとごめんね、俺も結構キてるっぽいや」
ヨハネ「気持ちは分かる、とは言わぬよ。お主と我とでは思い入れの深さも過ごした時間も違いすぎる……だが」
ヨイチ「うん」
ヨハネ「故郷も友人も家族も全て愚かだと捨てた我が、まさか誰かを好く日が来るとは思わなんだ。そんな気持ちが自分に在ると知れて嬉しかったのじゃ、だからレオには感謝しておる。恋慕の気持ちとは別にの」
ヨイチ「……うん」
ヨハネ「それなのに、いざとなると我は何も返せておらぬ。誇っていた頭脳がここまで役立たずとはな、想い人も、その大切な人も救う事が叶わぬとは"技神"が聞いて呆れる」
ヨイチ「自分に厳しいね、頭良い人って皆そうなの?…少なくとも、ここに居させて貰えてる時点で俺達はかなり救われてるよ」
ヨハネ「───そうか」 - 116イッチ23/10/09(月) 23:31:57
- 117二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 23:39:50
ヨハネ良い人で泣ける
- 118二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 07:28:59
早くいつもの太陽みたいなレオが見てぇ~~~けどこの不安げなショタレオめっちゃ可愛い…心が2つある
- 119イッチ23/10/10(火) 07:51:38
次に起こるイベント
dice1d3=3 (3)
1:レオが家出(幻覚に従った)
2:セイのトラウマ克服
3:安価
- 120イッチ23/10/10(火) 07:52:13
- 121二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 08:06:02
ヨイチがなんかすごいことしてセイが喋れるようになった(トラウマは克服していない)
- 122二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 09:32:45
レオがセイとの命の共有魔法を打ち消す
- 123二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 09:54:42
セイが共有魔法にテレパシーを加え、遠距離や夢の中でも繋がれるように強化しようとする。
無断で行おうとしたので、レオと喧嘩になる - 124イッチ23/10/10(火) 10:04:13
dice1d3=2 (2)
1:テレパシー剥奪
2:共有魔法剥奪
3:共有魔法強化
1がいいなぁいちいちカッコ変換するの面倒くさいねん聞き取りはイケるんかな
- 125イッチ23/10/10(火) 10:07:50
荒れそう
何故dice1d3=3 (3)
1:タヒにたい
2:幻覚に本当の効果を教えられた
3:安価
- 126イッチ23/10/10(火) 10:09:06
- 127二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 10:15:27
セイ達から離れていく準備として
- 128二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 10:46:16
純真になったからこそ、セイにとって良くないものだと思ったから
- 129二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 12:14:32
自分のせいでこうなったのに自分が死んだら一緒に死ぬのは違うなってなったから
- 130イッチ23/10/10(火) 12:19:21
dice1d3=1 (1)
ちなみに魔法解除はバレた?
dice1d2=1 (1)
1:バレた
2:バレてない
- 131イッチ23/10/10(火) 12:20:22
あー…
脱走はdice1d2=2 (2)
1:失敗
2:成功
- 132二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 12:23:47
やばいやばい
- 133イッチ23/10/10(火) 12:30:53
バレた上で成功って事は
1セイが自分の口から過去の事を話す(喋れるようになる) 2 その上でレオが魔法を解除する、二度とそんな事にさせないという意思表示をする 3 過去を聞いたことで幻覚の言っている事に完全に同意し姿を消す決意を固める、周りは前回の結末を引きずる事への解決策を出せた事で油断していた
みたいな事になるのかな
というか幼児退行してるから判断力低下してそうそこんところどうなん?
dice1d2=1 (1)
1:元々頭が良いので理解はできてる
2:無いので幻覚の思想が反映され始めてる
- 134二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 12:31:54
レオのSAN値も逝ったら、セイのSAN値も逝きそうだな…
どっちも発狂モードになってそ〜 - 135二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 12:34:06
魔法解除でセイは拒絶されたって認識して、一瞬思考停止して、動けなくなるって可能性もない?
このセイはレオを守るためにこの魔法を掛けてるし、触れても大丈夫って思われてたところの拒絶って結構メンタルに来そう - 136二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 12:36:32
幼児退行してるのに理解できてるってかなり状況悪くないかこれ
思ったより自我しっかりしてそうだから説得にも簡単には応じないかもしれん - 137二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 12:37:07
でもレオが1回脱走してセイたちの元を離れてから一緒にいることを選ぶ展開になるならエタシャンって感じでとてもよいな…
- 138イッチ23/10/10(火) 12:41:43
- 139二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 13:07:32
イッチの好きなように筆を進めてくれ〜!
単純な好みで語るなら、改めて心を通じ合わせてからようやく声が出るようになる。トラウマ払拭タイミングで声が出ても嬉しい。
セイの失語症治るといいね…今、言葉理解できないはずなんで - 140二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 15:54:22
脱走してるレオを探してる時に見つけたい一心でセイがレオの名前が呼べるようになると熱い展開では?
イッチも書くの楽になるし、何よりもハピエンが希望だー!!! - 141イッチ23/10/10(火) 18:56:13
そもそもセイはトラウマ払拭出来るのか
dice1d3=1 (1)
1:できる
2:できない(今は)
3:できない(ずっと)
- 142イッチ23/10/10(火) 18:57:41
- 143イッチ23/10/10(火) 23:01:32
深夜
セイは、彼の胸板に頬を寄せてすやすやと寝息を立てているレオを、ただひたすら見つめていた
ずっと今のまま側から離れないで欲しい
それは間違いなく本音だ
だが、好きな人が自分の記憶を見た事によって不安定になっている事は不本意以外の何者でもない
どこまで知ってしまったのだろう、全てを知られていた場合、彼を殺した自分の事をレオはどう思っているのだろう
ぐらぐらと地面が揺れるような気がする。恐怖で身体が冷え、温かいレオの身体を強く抱きしめると、冷たくなっていく彼の死体を思い出し余計に震えが止まらなくなる
セイ(……駄目だこんなんじゃ、レオが大変な時なのに。しっかりしないと)
そもそも、今の自分がレオと共にいるのは彼を救い二度と独りにしない為だったのに。せっかく力を身に着けたのに、手に入るはずの無いチャンスを掴めたというのに、一体何だこの体たらくは。何故、自分自身の記憶で彼を傷つけてしまっているのだろう
もっと強くなりたい。力だけじゃない、心も一緒に。変わらないと、きっと守る事はできないから - 144イッチ23/10/10(火) 23:16:24
翌朝、身支度をしているヨイチを引き止めてセイは彼に"見張り"を依頼した
セイ(レオにちゃんと話してみようと思うんだ、未来で何があったのか)
ヨイチ「え…今日?」
セイ(うん、だからもし、万が一の事があった時にお前に助けて貰いたい)
ヨイチ「いやいやいや待て待て待て」
まだ朝日も登りきっていない時間、セイの腕の中で眠っているレオを起こさないよう声を抑えつつ、手を振ってセイを止めた
ヨイチ「いつか打ち明けなきゃいけないとは俺も思ってたよ、でもこんな時に話す必要はないだろ」
セイ(いや、今じゃなきゃダメなんだ)
ヨイチ「なんで!」
セイ(俺の記憶を見てこうなっちゃったんだ、だからあの記憶をちゃんと受け止めて前へ進まないと、きっと治らない…それは俺も一緒だ)
ヨイチ「……」
セイ(だから伝えてみる。俺だって、あの頃を取り戻したいんだ。お前には頼ってばっかで申し訳ないけど)
ヨイチ「はぁ…分かったよ、でもヤバそうだったらすぐに止めるからな」
セイ(うん、ありがとう) - 145二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 01:09:18
セイが前向いた!!
ここから地獄になりそうだけど - 146イッチ23/10/11(水) 07:03:27
目を覚ましたレオは部屋にヨイチが居ることをとても喜んでいて、作りかけのジグソーパズルを広げて「いっしょにやろ!」とはしゃいでいた。
しばらくそれに付き合ってから、セイとヨイチは視線を交わす。そして示し合わせた通りに動いた
セイ(ねぇレオ、話したい事があるんだけど)
レオ「なぁに?」
セイ(あの夜、レオが見た俺の記憶の事)
レオ「…………え」
記憶、と聞いて、意外だがレオは怯える事はなかった。その代わり少し驚いた様子で紫の瞳をめいっぱい見開き、こちらを凝視している
レオ「…うん」
セイ(多分だけど全部は見てないよね)
レオ「くろいろにじゃまされて、うるさくてぐちゃぐちゃだった」
セイ(そんな事になってるんだ、俺の記憶)
レオ「ねぇセイ…ううん」
レオ「ナギ」
セイ(……!!)
レオ「おしえてくれるんだよね、ぼくがみれなかったぐちゃぐちゃのなかみ」
不安げに揺れていた瞳は力を持ち、真っ直ぐこちらを見つめる
──ああ、彼は
怯える仕草に、幼い言動に、勘違いしてしまっていたが。どれ程精神が揺らいでいても、聡明さは失っていなかったのだ
セイ(聞いて、くれる…?)
レオ「うん、おしえてほしいよ」 - 147二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 17:29:02
脱走成功してもきっとレオは時々セイとヨイチの様子を覗き見て来る
でもこの後セイのメンタル大丈夫…? - 148二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 18:54:08
追いついたぞ!そしてまた読み返す…!
不穏…だけどハピエンになるよな…?なってくれ…みんな幸せに暮らして欲しいんだ… - 149イッチ23/10/11(水) 20:00:33
- 150二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 20:50:09
レオが大丈夫か心配そうに様子を伺っている
スレ主のスレなのでおまかせします - 151二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 20:56:53
レオからまた殺して欲しいと懇願されないか不安で仕方無い ずっとレオの手をにぎにぎしてる
(参加型楽しいから良いと思います!勿論スレ主が書きたい展開あったら書いてほしい) - 152二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 20:57:18
トラウマ再発で過呼吸ぎみ
- 153イッチ23/10/11(水) 21:00:34
ありがとうございます😭
じゃあこのまま甘えちゃお
dice1d3=1 (1)
1:ひたすら心配
2:不安・手繋ぎ
3:トラウマ再発
- 154イッチ23/10/11(水) 22:45:25
少しずつ言葉を伝える
辛かった、苦しかった事
救いたかった事
……守れなかった事
何度もテレパシーを途切れさせ、肩を震わせるセイの手を、レオは強く握っていてくれた。
最後まで話し終えた時、ずっと胸にしまっていた黒い何かが晴れ始めている気がした。
隠し事をする罪悪感は重苦しく楔を打ち付けていたようだ。
でも、こちらの胸が軽くなってもそれだけじゃ意味が無い。
細く息を吐きながらレオを見る
セイ(………!)
そこに浮かぶのは失望か、絶望か、はたまた悲しみか、どれでもない悲惨な何かか、そう覚悟して伺った彼の顔には
穏やかな笑顔があった
レオ「そんなに、つらいことさせてたんだね」
セイ(違っ…レオのせいじゃ)
レオ「なのにぼくのとこへ来てくれたんだね。そばに、いてくれたんだ」
言いながら、手のひらを握っていた小さな腕がこちらへ伸ばされる。そして、セイの頭を抱きかかえるように胸の中へ収めながら、レオは続けて言葉を紡いだ
レオ「もうにどとそんなことさせないよ」 - 155イッチ23/10/11(水) 22:50:41
小さな胸板から心臓の音が聴こえる
抱きしめる手は確かに暖かく、掛けられた声はどこまでも優しかった
セイ(俺は、レオを殺したんだよ)
レオ「ぼくのためでしょ」
セイ(守れなかったのに、今だって俺のせいで傷つけて)
レオ「ぼくがかってなことしたからだよ」
セイ(違う、違う…!俺が!)
レオ「こっちみて」
手が頬に添えられ
レオの方へ顔を向ける
レオ「ぼくね、セイがきてからずっと幸せなんだ。ほんとうだよ」
「できなかったことばっかり数えないで。そんなこと言ったらぼくなんか、今もみらいでもしっぱいばっかりじゃんか」
「してくれたこと、してくれてること、ぜんぶ大切におもってるんだよ」
「ぼくが大好きなセイを、セイがきらわないでよ」
「ありがとう。言うのおくれて、ごめんね」
言葉たちに救われていく
レオが本心でそう思ってくれていることは、心を読まずともその微笑みが証明してくれていた
セイを映す大きな瞳から目が逸らせない - 156イッチ23/10/11(水) 22:52:06
口を開く
今、ちゃんと伝えたい
もう殻に閉じこもって居たくない
喉の奥から息が一つ。微かに母音を発し、音を聴いてレオが目を見開いた
セイ「……レ、オ」
掠れた無様な声だ。それでもいい、変わる事に意味があるのだから
セイ「…ごめ、ん……ぁりが、とぉ」
座り込むセイを支えるように立つレオ。小さな彼に縋りながら必死に声を出すその姿はとても滑稽だっただろう
レオ「いま…!」
紫の瞳がキラキラと輝き、直後に潤む
勢い良く飛び込んできたレオを危なげなく受け止め、力の限り抱き締めた
レオ「わぁ!すごい!はじめて!名前、ずっと呼んでほしかったの!」
陽の光が降り注ぐような明るい笑顔。まだ幼く拙いが、その分真っ直ぐに伝えてくれる声。
ああ、こんなに幸せで良いのだろうか
レオ以外の全てがモノトーンだった世界。それが、レオを中心に色鮮やかになっていく感覚
やっと一歩を踏み出せた気がした - 157二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 23:12:36
尊い…がこの後…
- 158二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 07:23:01
ああ…美しい光景なのに…この後のことを思うと…セイ、ナギの道が絶望で舗装されてるのが…
また声を失うか、レオに記憶消されそうなのが怖い… - 159イッチ23/10/12(木) 12:06:23
白くてふわふわな頭を抱きながら、視線を部屋の片隅で見守ってくれていたヨイチに向ける。レオが自分を見ていることに気が付くと、ふっと笑顔を浮かべてくれた
レオ「きおくで、ぼくとヨイチがなかよくしてるの、見たよ」
ヨイチ「うん」
レオ「めいわくかけてほんとうにごめんね」
ヨイチ「気にしないでよ、家族じゃん?」
ぱっと明るく振る舞ってくれるその優しさに何度助けられただろう。胸が詰まって続く言葉を見失っていると、足元に温かい何かが触れた
ネコ「ニャー」
忘れてもらっては困るとでも言いたげに尻尾を揺らしながら体を擦りつけてくる仔猫。その毛並みを優しく撫でる
愛されていたんだなぁ
本当に
『前回の自分』は - 160イッチ23/10/12(木) 12:15:53
いつ決行する?
dice1d2=1 (1)
1:今すぐ
2:今夜
- 161二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 12:50:50
違うよ〜!!昔のレオも今のレオもどっちも愛されてるよ〜!!!
折角セイが喋れるようになったのに·····いや、喋れるようなったからこそ余計未練なくなっちゃったのかな - 162イッチ23/10/12(木) 12:50:54
目の前で…酷な事するなオイ
幻覚に転移と姿をくらます魔法を教えてもらうけど
dice1d3=2 (2)
1:その時に力も戻る
2:戻らない
3:追加で能力を得る
- 163二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 15:19:50
アーーーーーーッ!?すれ違ってる…レオはレオとして今とか昔とか関係なく愛されてるのに!?
力戻らないのね…まだ探しやすいかな…? - 164二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 15:21:59
脱出は成功しているけど、程なくして捕まったとか?
- 165二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 16:14:18
さすがとしか言いようがないエターナル・サンシャイン
- 166イッチ23/10/12(木) 21:19:21
『お前が勘違いしてなくて良かったよ』
見てたんだ
『皆が求めているのはお前や…俺じゃない。歪んだ俺も最初の道から外れたお前も、幸せだった頃の俺とは別人だ』
うん、今の話でちゃんと分かった
『この先お前は、前の俺とはどんどん違う人間になっていく。そりゃそうだ、歩む道が全く違うんだから…その度にガッカリさせて、傷付けるんだ』
そんなの嫌だよ
『ならどうする?』
……今だけ、力を貸して
『ああ、いいぜ』 - 167イッチ23/10/12(木) 21:20:51
レオ「さいごにセイの声がきけてうれしい」
殆ど聴き取れないような小さな呟きに、一瞬思考が止まる。今、最後と言わなかったか。疑問符を頭に浮かべながら見上げると、レオの顔が見えた
悲しそうに眉を下げた笑顔が
セイ「……レオ?」
レオ「今まで、ありがとう」
触れていた手が離れ、2歩分距離が開いた。焦り、手を伸ばすが、更に後ろへ飛んだ小さな身体はその手をすり抜ける
レオの背後に魔法陣が展開される。見覚えのある、転移魔法の陣だ
逃げられる、と脳が答えを弾き出し、セイの足は地面を蹴った。
魔法でこちらが勝っている以上、小さいただの人間なのだ、捕まえてしまえば閉じ込めるのも容易い
そんなセイの考えを見透かしたように、レオはこちらを見た。そして小さな唇が何かを唱えると、二人を繋いでいた生命の共有魔法が断ち切られる
いつの間に、解除方法を…?
明確な拒絶の意思に、目の前が暗くなっていく。
どうして、だってさっきまであんなに光が見えていたのに
セイ「な、んで?」
レオ「………ごめん」
そして小さな想い人は掻き消えた - 168イッチ23/10/12(木) 21:22:06
レオがセイから離れた時に、ヨイチは既に異常を察していた。
理由は分からないが、自分達から離れようとしている。
今の不安定な彼を野放しになんてできないと、その膨大な魔力を練り上げ拘束魔法を放つ。
彼とレオの力の差は歴然、当然のように捕まえることができるはずだった
しかし、練り上げた魔法は途中で分散し消えてしまう
何故なら
『お願い、ヨイチ』
ヨイチ「……レオ…!?」
『アイツを追わないでくれ』
庇うように両手を広げて立つ【あの頃】のレオか現れたからだ
身に付けている服も、体つきも、声のトーンも…何より愛しいものを見るようなその眼差しも、全てが同じで
その姿が風化し消え去るまで
何も出来ずにいた - 169イッチ23/10/12(木) 21:22:41
レオが転移した先を>>172までお願いします
- 170二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 21:30:47
人里離れた廃墟の教会
- 171二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 21:38:57
うわぁぁぁっぁぁ!!!!!
セイメンタル死んでない?
放心状態?
それともレオ迎えに行くために前向き?
レオ「ひっ っは はっ」
セイ「迎えに来たよ。レオ」
レオ「え...?」
レオ「っ! ナ ギっ! っは さっ!寂し ひっ っかった!」
セイ「!!! レ....オ」
みたいな展開来ませんかね。
文章力無くてごめんな。
安価はレオの屋敷が建ってた場所で - 172二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 21:40:19
世界が終わらないといけない世界の裏側。
だれもいない、生命のない世界 - 173イッチ23/10/12(木) 21:44:35
- 174二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 21:50:43
おおほぼ真ん中…
- 175イッチ23/10/12(木) 21:50:44
- 176二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 21:57:36
心優しきシスターの幽霊と出会う
幽霊っているのかね
普段は見えないけど教会とか神聖な場所では見えるとか? - 177二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 22:09:26
大きな魔法を行使したので疲労状態
ネコを抱いてひたすら眠る - 178イッチ23/10/12(木) 22:14:39
- 179イッチ23/10/12(木) 22:17:42
あっ大分回復した現在メンタル指数15
何故?
dice1d3=1 (1)
1:これでもう傷付けずにすむ
2:二割レオの計らいであの二人を忘れてる
3:安価
- 180二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 22:20:27
このレオは前回のネコがどうなったか知ってるんだっけ…?
- 181イッチ23/10/12(木) 22:22:57
- 182二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 22:34:27
- 183二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 22:34:38
良かった…のかな?
- 184イッチ23/10/12(木) 23:01:44
着地した瞬間、踏ん張りが効かず頭から転んでしまう。ゴチンと派手な音を鳴らしたレオは、打撲した後頭部を擦りながら立ち上がる。最近はほとんど歩いてなかったせいで足元が覚束ない
ぼんやりと辺りを観察すると、今いる所は廃墟となった教会なのだと分かった。
レオ(せいこう…大人のぼくのおかげだ)
転移魔法は一度も使ったことが無かったが、魂だけの自分の指示通りに魔力を動かしたら成功させる事ができた。
ホッと息を吐く
レオ「これでもう、あのふたりは大丈夫なんだよね…?」
セイの話を聞いて、やっと自分を責め続けるあの魂の意図を理解できた。確かに、自分は二人の側に居ては駄目な人間だ
ぽろぽろと零れる涙は安心故か、はたまた寂しさ故か。
ゴシゴシと目元を擦っていると、ネコが慰めるように頬を舐めてくれた
レオ「あは、くすぐったいよ……えっ!?」
なんでここに居る!? - 185イッチ23/10/12(木) 23:02:49
ネコは人間に変身
dice1d2=1 (1)
1:できる
2:できない
- 186二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 23:23:57
凪が絶望で動けないのも、意気に捕まえてやるのもないということは…別行動かな?
セイのメンタル大丈夫ですセイ(ヨイチ、俺は大丈夫。レオの側にいて。)ヨイチ「え?」
セイ(お前とレオの契約は解かされないだろう?居場所わかるだろう?行けよ。俺は追いつかないから、見張ってる必要ない。)
ヨイチ「見張っ…してない!」
セイ(してでもいいけど、レオを守るのは一番大事だから。)
ヨイチ「お前は?」
セイ(今気づいた、本当にやるべきことが。)
『俺』がレオを救う、じゃなくて。
『俺』なんか…どうてもいい。
あの時確かに、俺はレオに言った…世界を変えるって。
レオの為なら、何もやります、やればできる。邪魔する者はたとえ神も悪魔も、自分ても殺してやる。
そのために…
セイ「…おぃ……まぬけちび。」
ヨハネ「なんだと!」
セイ「頼み…たい事…あるだけど。」
ヨハネ「それは人に頼み態度?」
セイ「まぁ…天才と言われても…俺が頼りたい物できないかも。」
ヨハネ「我はできないだと!何よそんなもの!」
それはセイが自分の生き心臓挽き出して、恋こころで埋めて永久機関になって、とある旋律を繰り返し歌うオルゴールたった。
いつかはレオにこの歌聞いたらいいな。telegra.phこんな妄想が…いやいや、ハピエンになるだろう!
どうか救いを…
- 187イッチ23/10/12(木) 23:37:20
なんじゃこりゃ悲しすぎる…
心臓抉り出しても再生するからOKだけども…
ハピエン目指しますよもちろん
ねっ、女神!
dice1d3=1 (1)
1:当たり前
2:バドエンもなかなか…
3:メリバとかどぉ?
ネコは
dice1d2=2 (2)
1:こらーっ!今すぐ戻るよ!
2:急にどうしたの?ボクに聞かせて
- 188二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 23:52:21
ハピエン目指してこな!女神!!
- 189二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 02:38:35
セイ、どうしたらいいかわからないっていう可能性もあるのか。
助けに行きたいけど、拒否をされた。でも何かをしたい。
玲王を苦しめるものをどうにかしたいけど、手掛かりなんもなしって感じかなぁ - 190イッチ23/10/13(金) 11:58:45
驚きに目を見開いていると、ネコがぽふんと音を立てて煙に包まれる。その中から、レオより一回り小さい白髪の子供が出てきた
レオ「ど、どうしてここに」
ネコ「ギリギリでボクも魔法陣に触れられたんだよ。ねぇどうしたの、きっと心配してるよ」
いつの間にやら習得していた変身魔法で人間の子供になったネコは、特徴的な猫目をじっとこちらに向けて聞いてきた。
あんまり真っ直ぐ見つめられ、いたたまれなくなったレオは斜め下に視線を逸らす
レオ「なんで追ってきたの…ぼく、おまえの知ってるレオとはちがうんだよ」
ネコ「にゃ?何それ、ボクの知ってるレオは目の前に居るキミだけだよ、他にレオって名前の知り合いなんて居ないし」
レオ「そうじゃなくて!前のせかいの、さいしょのぼくじゃないんだってば」
ネコ「うーん、難しい事はよく分かんないんだけど、ボクはレオの言ってる『前の世界のレオ』なんて知らないよ」
レオ「………へ?」
ネコ「あの二人が繰り返しレオと出会ってたのも、ボクがホントはレオに会うの二回目なのも全然知らなくて、教えて貰ったとき凄くビックリしたんだよね。あ!もしかしてレオもビックリしちゃったの?もーだからって急に魔法使っちゃダメだよ」
あっけらかんと笑うネコ。そんな様子を見て、レオは開いた口を塞げなかった - 191イッチ23/10/13(金) 12:00:07
レオ「え…じゃあなんで側にいてくれるの?」
口をついて出た問いに、ネコはぱちくりと目を瞬かせて首を傾げた
ネコ「何でって…レオ忘れちゃったの?最初に会った時の事」
最初に会った時の事、もちろん覚えている。ボロボロになったネコはこちらをとても警戒していて、大怪我を負っていた
ネコ「セイが温かいところにボクを運んでくれて、レオが死にそうなくらいずっと痛かった脚を治してくれた」
ネコ「ご飯をくれて、遊んでくれて、沢山好きって伝えてもらった」
指を折りながら、一つ一つ数えるようにネコはレオ達との思い出を語っていく。小さな桜色の唇が穏やかな弧を描き、微笑んだネコは光の宿った瞳をレオに向けた
ネコ「だから、レオが大好き。大好きだから、側にいるんだよ」 - 192イッチ23/10/13(金) 12:01:40
伝えたいだけ伝えて、ネコは再び動物の姿に戻った。レオの様子を見て今は帰る気がないと察したのだろう、レオの脚に身体を擦りつけて、甘えるように鳴いてくる
レオはといえば、ネコが伝えてくれた言葉を咀嚼する事にいっぱいいっぱいだった
レオ「じゃあ…ネコはぼくを見てくれてるの?前のぼくが好きだから、今のぼくに良くしてくれてるわけじゃないんだ…」
ぺたりと座り込む。その膝の上にひょいと飛び乗ってきた白い仔猫は、背中をレオの腹にくっつけながら丸くなった
小さくてふわふわな白い身体を壊れ物を扱うように撫でる。ゴロゴロと喉を鳴らしたネコを抱え、そのまま冷たく硬い床に身を横たえた。
大量の魔力を消費した体は想定以上に疲れ切っていて、すぐに瞼が落ちる
寂しい、大きなあの手が恋しい
この先何度でも思い出して、そのたび胸に空いた穴に苦しむのだろう
……でもきっと、大丈夫
小さな温もりがまだここに在るから - 193イッチ23/10/13(金) 12:24:48
一方その頃
>>196までお願いします
- 194二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 13:07:07
探しに行きたいけど拒絶されたからどうしようとずっと部屋の中で旋回し続けてるセイと
前のレオにお願いされて探しに動けないヨイチに
喝を入れるヨハネ - 195二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 13:23:41
- 196二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 13:58:48
焦って「レオ…」としか言わなくなるセイ
セイを落ち着かせつつ自分も焦っているものの状況を冷静に整理するヨイチ - 197イッチ23/10/13(金) 14:54:27
ありがとうございます!
レオbotになったセイと冷静に状況を分析しつつ魂レオのお願いによってにっちもさっちも行かないヨイチとそれを見て動かんかい!するヨハネ
って感じですかね
魂レオが姿を表すことができた訳を>>200までお願いします
- 198二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 15:37:51
レオの「離れたい」って気持ちを糧に魂レオがお手伝いした
- 199二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 15:41:47
ちびレオが魂レオの言うことを聞いてしまったので力関係が魂レオ>ちびレオになってしまった。
本来は魂レオは魂だけの存在なのでちびレオには勝てないが、契約やちびレオの「大人の自分は間違えないだろう、俺よりも正しいはず」といった認識により自由にちびレオの力を拝借できる。
- 200二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 16:18:41
ちびレオの魂が疲労困憊しているため、『レオ』としての存在が一時的に魂レオがちびレオを上回った。