- 1二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 17:04:33
ネイチャのオーバーワークを懸念し、トレーニングを休ませた日に、資料を整理しようと部屋で作業をしているとナイスネイチャが入ってきた
その瞬間、部屋がむわりとした熱気が広がる
「ふぅ……ここに替えのタオルあったかな~…休みの日までみっちりトレーニングなんて…こんなのはアタシのキャラじゃないんだけど…って…トレーナー!?」
ナイスネイチャはどうやら自主的なトレーニングを行っていたようで、紅潮した顔から汗がたらりと流れている
その姿を見てオーバーワークを叱ろうとすると、先にナイスネイチャが謝ってきた
「…ごめんなさい!…トレーナーさんの指示を守らなくて…わかってるんだけどさ…トレーナーさんが私を心配してくれてることは…でも、今度走る他の娘たちの走りを見て気付いたんだよね…今のままじゃ負ける確率の方が高いって」
その言葉に、トレーナーは何も言えなくなる なぜなら、トレーナーも調整に最善を尽くしたつもりではいるが、その上で負ける公算の方が高いと思っていたからだ
それでも、ナイスネイチャの将来を思えば、目先の一戦を勝たせるために体を壊させるわけにはいかなかった
だからこそ、トレーナーとしてナイスネイチャの熱意で言葉をそう簡単に翻すことはせず、敢えて叱ろうとすると、さらにネイチャは喋りだす
「…アタシなんかがおこがましいかも知れないけどさ、トレーナーさんに一番になったアタシを見せたいの…だって、いつもアタシを応援してくれてるのに、それをろくに返せてないからさ」
そんな思いもしなかったナイスネイチャの言葉に、トレーナーは衝撃を受け、しばし沈黙する
「なんてね…! トレーナーさんの気遣いを無駄にしちゃってごめん、今日はもう休むよ…」
そう言いネイチャは立ち去ろうとしたが、トレーナーは引き留める
「トレーナーさん…? ―――…本当に!? ありがとう!トレーナーさん!」
今までより更に注意を払いつつ、強度を高めたトレーニングをすることをネイチャに伝えると、喜びを露にしながらこっちに近寄って感謝を伝えるネイチャ
と、その瞬間、ネイチャの顔から汗が一滴滴り落ちる
「ん…?あっ……! ごめん、トレーナーさん!今日はありがとう!また明日~っ!!!」
そう言うとネイチャはドアを勢いよく開けて、走り去っていった - 2二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 17:05:21
(あーーーーっ!!なんでアタシ汗びしょびしょなの忘れちゃうのかね! やばい…トレーナーさんに汗くさいって思われてないかな…早くシャワー浴びなきゃ!)
残されたトレーナーはポカンとしていたが、なんの香りかはわからないが、なにかモヤモヤとした気分になる謎の香りと、部屋の熱気からか頭がすこしふわふわとした高揚感に満たされていた - 3二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 17:13:19
- 4二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 17:25:53
こういう意味での湿度なら確実にハヤヒデも湿度が高い
- 5二次元好きの匿名さん21/12/28(火) 18:40:08
いい…