- 1一応自分も書きます23/10/14(土) 20:19:03
- 2二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 20:26:14
当店セルフサービスとなっておりまして……
- 3二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 20:26:48
その注文、受けましょうか?
- 4123/10/14(土) 20:27:44
- 5323/10/14(土) 20:28:23
- 6二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 20:28:59
ならば私も承りました
- 7123/10/14(土) 20:29:59
- 81 1/223/10/14(土) 20:31:36
「トレーナーさん…」
「飼い犬で会うのも久しぶりというのも分かりますが…」
「流石にベッタリしすぎではないでしょうか?」
「ごめん…俺もそろそろ離れようと思ってるんだけど…」
「ひかりが中々離れてくれなくて……」
トレーナーさんの実家に行ってご両親に挨拶する…
それは良かったのですがトレーナーさんの飼い犬のひかりさんがトレーナーさんから離れなくて困っています
いくら飼い犬だからってずるいですよ…
私でもあそこまで密着した事はないというのに… - 91 2/223/10/14(土) 20:31:55
「ひかり、今日は君に紹介したい人がいるからその辺で…」
トレーナーさんがそう言うとひかりさんはじゃれつくのを辞めてお座りしました
「将来的に俺の妻になるエイシンフラッシュだよ」
「…………!」
「はい、エイシンフラッシュです」
「これからよろしくお願いしますね、ひかりさん」
──────
「…なんだか嬉しそうだね」
「トレーナーさんが『将来的に妻になる』と言ってくれましたから」
「いつでも君を認めると約束したからね」
「必然的にそういう関係になるよ」
「そうですね…ふふ」
「これからもよろしくお願いしますね、トレーナーさん」 - 10二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 20:42:22
個人的にはこの犬のカラーも黒系であってほしい
- 11二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 20:51:55
エイシンヒカリは芦毛
黒いのか灰色かわからんね
黒いとフラッシュが嫉妬してくれるから黒派だが - 12二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 20:54:18
- 13二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 20:54:49
エイシンフラッシュのボーダーコリー概念好き
- 14二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 20:57:02
- 15二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 21:20:10
あげ
SSはもっと無限に流行れ
俺は読みたい - 16二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 21:38:03
「よしよし可愛いなぁ〜」
「………」
理解できません…私、エイシンフラッシュがいるというのにトレーナーさんは目の前の子犬に夢中になっています。
最近実家で暮らし始めたという子犬…名前はクーヘンというらしいです。バウムクーヘンから取ったとトレーナーさんが言っていました。
それにしても…イチャイチャしすぎではないでしょうか?そのくらい私にやっても構わないのですよ?
「どうしたフラッシュ…あ痛!?」
「別に構わないのですよ?トレーナーさんにワンチャンの様にされても…そ、その首輪とか付けられても…」
尻尾で背中を叩きながら膨れっ面で私は呟きます。
「………もしかして焼き餅?」
「………っ」
「ごめんな、この子に夢中になって…」
「そんな…こと…」
するとトレーナーさんの膝下にいたクーヘンちゃんが私の膝下に移り、お昼寝を始めました。
「可愛い…」
優しくそっと撫でると気持ち良さそうに身体を伸ばすクーヘンちゃん。まるで私に大丈夫だよと伝える様に。
「私は…この子に嫉妬してました…あなたを取られるんじゃないかって…だからごめんなさい…」
「こっちこそ、フラッシュがいる事が当たり前だと思い込んで…本当にごめんな」
そんな私たちを慰める様にクーヘンちゃんは可愛い寝息を立てていたのでした…
「それになフラッシュ…君に渡すのは首輪じゃなくてこっちのリングを渡したいんだ」
「トレーナーさん…っ」
「だからもう少しだけ待っててくれないか?君のスケジュールに支障が無ければだけど…」
「理解…できません…そんな素敵なスケジュールを無碍にするなんて出来るわけないじゃないですか…」
思わず泣き出した私…そんな私を気にかけてくれたのかクーヘンちゃんが私の頬を舐めてくれたのでした… - 17二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 21:39:36
そして時が経ち———
「あなた!朝ですよ!」
「うーん…もう少し…うわっ!?」
「クーヘンちゃんの散歩の時間ですよ。ほらクーヘンちゃんもあなたを起こしに来たんですよ」
「分かった!分かったから!乗っかられてると起きられないから!」
早朝…私達の1日はクーヘンちゃんの散歩をするところから始まります。彼には疲れてるところ申し訳ないのですが…健康のためでもありますし。
そうして散歩を終えて、仕事の準備をします。
卒業後、私達は数年の修行を終えて学園近くでケーキ屋を営んでおります。彼はこの仕事と同時に学園で在籍しているトレーナーへのアドバイスを、お店がお休みの時は私も一緒に在校生の手伝いをしています。
そしてあの時から大きくなったクーヘンちゃん。今では我が店の人気の看板犬です。
「よし、今日も一日頑張るか!」
「はい!頑張りましょう!」
「ワン!」
そんな私達の指にはお揃いの指輪が…クーヘンちゃんの首輪にもそれを模した飾りが一際輝いています。
あなた…そしてクーヘンちゃん…
これからも末永くよろしくお願いしますね。 - 18二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 21:40:14
イメージ的にはゴールデンレトリバーとか
- 19123/10/14(土) 21:43:03
- 20二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 21:54:53
名前はクーヘンか
虎徹とか名前を付けるトレーナーとは一味違うな - 21二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 22:09:47
このレスは削除されています
- 22二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 22:10:12
ちなみにバウムクーヘンには「幸せが長く続きますように」というお菓子言葉があったり
- 23二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 22:13:11
フワ太郎に罪は無いわ
- 24二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 22:13:44
うわっ
でた - 25323/10/14(土) 22:23:37
「あの……」
「ん?どうしたフラッシュ」
貴方はこちらを見ずに答える。ペットのコムギちゃんに釘付けで返事もどこか上の空。そんな貴方に私はぷくりと頬を膨らませる。
「むー……」
「かわいいなぁ……コムギは」
それも届かない私の気持ち。頭を優しく撫でる貴方。私はそんな貴方をぎゅっと抱きしめる。
「ぎゅっ!」
「フ、フラッシュ?!」
醜いかもしれない、動物相手にに嫉妬する私の姿は。けれどもトレーナーさんに撫でて欲しい。私にかまって欲しい。愛して欲しい。
「私にはやってくれないんですか」
「い、いや、コムギは兎だしフラッシュにやるのは……」
「そーですか!トレーナーさんは私よりコムギちゃんの方が大切なんですね!」
「いや、そんなことは……」
「もう知りません!」
ぷいっと顔を逸らして微動だにしない。アワアワとするトレーナーさんを横目に腕を組む。いじわるなのはどっち?
しばらくの間沈黙が流れ、偶にコムギちゃんがフローリングを駆け回る爪の音が鳴る。 - 26323/10/14(土) 22:24:17
「フラッシュ〜……そろそろ機嫌直してよ〜」
「……」
まだまだ私は黙りこくる。未だ私の聞きたい答えがなかったから。
「……愛してる」
そう。その言葉。私が欲しかった、愛の告白。でも今日の私はちょっぴり我儘。あとちょっとだけ、黙っていたい。
「ふぅー……」
「ひゃっ……」
彼から耳に息を吹きかけられ、ゾクゾクと身を震わせる。
「コリコリ……」
「あっ、あっ……」
今度は耳を揉み解され、口が自然と空いてしまう。貴方のスラリとした長い指が私の外耳を虐める感覚にちょっとだけ、言いようのない快感を覚えてしまう。 - 27323/10/14(土) 22:24:36
「はむはむ……」
「んあっ……!」
私は今、どれだけ無様なんでしょう。口から顎に水滴が垂れるような感覚がある。これ以上は見せられない。彼を幻滅させてしまう。
「わかりました!わかっ、りましたから……!」
ゆっくりと私の耳から口を避けた貴方に私はこう告げる。、
「……いじわる」
嘘。いじわるなのは私。それでも貴方は怪訝な顔ひとつしない。
「ごめんね、フラッシュ」
「…………てください」
「え?なんて言っ───
「撫でてください!頭を!」
やっと言えた。私の我儘。ごめんね、コムギちゃん。貴方の飼い主さんは手がかかる人に好かれちゃったの。
「う、うん」
「えへへ」
小麦色の毛玉は呆れたように蹲っていた。 - 28二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 22:26:16
エロス!!
- 29二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 22:26:47
- 30二次元好きの匿名さん23/10/14(土) 22:31:22
- 31二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 10:13:10
覗き込んでいるのを把握してて、笑っているフラッシュ…
- 32二次元好きの匿名さん23/10/15(日) 20:25:22
振ればもっと出てきそうだな