【🎲・閲覧注意】オール・フォー・ユーpart2

[1 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 20:54:28]

「マグカップ組＆ラウダでオリジナルシナリオを独自ルールで進めている。

　シナリオを進めるキャラ（PC）とは別にメタ視点の俺たちワイプ組の反応も入るからそのつもりで。

　現在は第二章の終盤。第二の巡礼の指示が下ったところだ」

「全員幸運失敗して襲われたのは正直笑った」

「パートナーがやさしくて助かったね」

「あんたはラウダに言われて追い掛けただけでしょ」

「僕とミオリネ・レンブランはすっかり打ち解けた…ような気がするね」

「俺と水星ちゃんは水星ちゃんがなあ」

「えへへ。すみません」

「本シナリオではメイン格のキャラ以外にもサブキャラとのCP成立＆サブキャラ間のCP要素が含まれる可能性があります。

　左右は明言しませんが、こだわりの強い方や地雷のある方はブラバ推奨ですよ。

　それと展開によっては猟奇的な展開や性癖モロ出し、暴力描写や性描写が含まれる可能性がありますのでご注意ください」

[2 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 20:55:19]

「私はすごいえらいつよい愛の女神。

　語気の強いレスやレスバはサクッと撃滅しますね。愛の女神なので。

　CPに関する質問や展開への不満も基本的にスルーです。愛の女神なので。

　合わないと感じた方はそっとブラバ＆理想のスレがあるなら自分でレッツスレ立て！ですよ」

「このスレでは独自ルールを採用して遊んでいる。

　詳細はpart1参照」

[3 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 20:56:03]

「これまでの長編シナリオは以下を参照してくれ」

【愛の女神シリーズ】長編シナリオ

[4 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 20:56:52]

「単発シリーズは以下を参照だ」

【愛の女神シリーズまとめ】

[6 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 21:00:23]

「本シナリオに登場するPCを紹介する」

グエル

・一般家庭に生まれたお節介焼きなところのある学生。『仲の良い弟』がいる。

　備考：初手幸運クリティカルで微妙にシナリオと進行役の情緒を破壊した。

5号：輝きの獣/×××

・自信に満ち、自らを英雄と語る。

　備考：4号に結婚を迫っている。

ミオリネ

・裕福な家庭に生まれ、放蕩を繰り返す学生。

　備考：シンプルクソ女かと思いきや意外と面倒見がいい面も？

4号：背徳の獣/××

・どこか神秘的な雰囲気がある。夜は一人になりたがる。

　備考：他者を魅了してしまう体質だが5号には効かず困惑。ミオリネに懐いた。

シャディク

・恵まれない家庭環境、恵まれない人間関係により人間不信に陥りつつある学生。

　備考：スレッタに歩み寄ろうとしたが拒絶されて傷心中。

スレッタ：堕落の獣/××

・人を遠ざけようとするところがある。しかし心根の優しさが見え隠れする。

　備考：自分にはシャディクと親しくなる資格がないと考えている。

[7 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 21:01:24]

「part1貼るの忘れてましたね。うっかりうっかり」

【🎲・閲覧注意】オール・フォー・ユー｜あにまん掲示板

[8 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 21:10:56]

「で、第二の巡礼はどんなダイスを振らせるわけ？」

「ダイスは不要だ。自動成功とする」

「マジか」

「それは嬉しいね」

「敵の数もそれぞれ一体だし、苦戦するような相手でもないからな」

「そして戦闘描写は不得意なのでサクッと撃退後のシーンに移る…というわけです」

[9 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 21:17:14]

「んー…血が青いし、ほんのり光ってる。僕の知ってるどんな生き物とも違うなあ」

「お前…よくそんなのまじまじ見られるな」

「だって気にならない？自分が切ったものがどんな生き物なのか」

「…それより俺は、そこで倒れている人の方が気になる。

　きっと…家では家族が待っていたんだろうな」

「でももう死んでる。どうにもならないよ」

「…そう、なんだが…。…いや、今は言い争ってる場合じゃない。次の場所へ向かおう。

　その人は…下手に手を出すと、犯人に思われかねない。申し訳ないが、匿名で警察を呼ぶか何かして――」

『第二の巡礼は果たされた。獣は一歩、人に近づいた』

「！？…他の場所は、まだ行ってないのに…？」

『次の巡礼の始まりを待て』

[10 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 21:22:27]

「どうして…まさか、誰かが俺たちの代わりに…？」

「あれ？グエル知らないの？

　巡礼を行うのは僕たちだけじゃない。他にも獣とそのパートナーがいるはずだよ。

　だから他の組がやっつけたんじゃない？」

「え」

「ねえ、ラウダに怒られると嫌だし、早く帰ろうよ」

「…せめて、この人を…家族の元に返したい。

　近くに公衆電話があるはずだから、少し待ってくれ」

「？…よく分かんないけど、いいよ」

（にしてもグエル、そもそもどうして出掛けたんだっけ？…まあいっか！）

[11 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 21:26:16]

「うええ…気持ち悪い…」

「…大丈夫？」

「あ、あんたこそ…あんなのに近づいて、その…切ったりして。気持ち悪かったんじゃない？」

「別に…人と触れ合うのと同じ」

（…ど、どっち！？

　気にならないってこと？それとも人と触れ合うのも気持ち悪いってこと！？

　何となくだけど…後者のような気がする…！）

「…でも。できれば、帰ってシャワーを浴びたいかな」

（やっぱり気持ち悪いんだ！？）

[12 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 21:35:12]

「…終わりましたね」

「………」

（慣れている…だけじゃない。彼女の身のこなしは、常人のそれとかけ離れているように見える。

　だが、それでも…彼女一人を危険な目に遭わせて…いや。戦えない俺が、彼女の隣に立つことはできない。そうじゃなく…）

「拠点へ戻りましょう。…それとも、もう少し街を歩きますか？

　であれば気にならない程度に距離を置いていますから…」

「…ありがとう」

「え」

「君にとっては…役割を全うしただけだろうけど。助かったのは事実だから」

「………そう、ですか」

「…帰ろうか」

「…わかりました」

（………私に、お礼なんて…）

[13 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 21:39:08]

「第二章終了だ。…全員幸運に失敗したおかげであっさり終わったな」

「幸運頼りでイベント発生させるのが悪い」

「そーだそーだ」

「今回は出会えなかったけど…ガールズとも色ボケってできるっぽいのよね。幕間のデート相手にいたし」

「…救えるNPCなんだろうか」

「彼女たちに何かあったらワイプの俺の情緒が壊れるよ」

「え、笑顔で言うことですか…？」

[14 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 21:52:49]

　ある日、夢の中で。

　一閃。
　剣を振りぬいたその後に、音と衝撃が周囲に伝わる。
　少年は周囲に散った花弁をちょいちょいと指で突いては、楽しそうに笑っていた。

「すごいね」
「すごい？」

　愛おしそうに髪を梳かれながら言われた言葉を、少年が反芻する。
　声変わり前特有の声が、嬉しそうに弾んでいた。

「すっかり強くなった」
「英雄になれるかな？」

　少年の問いに、周囲を囲む人々が頷く。誰もが美しく、性別も年齢も感じさせない、不思議な――あるいは、ほんの少し奇妙さを感じさせる花畑の中で。
　一人だけ明確に「少年」である彼は、瞳を輝かせていた。

「そろそろ、人の世界に行きましょう」
「本当！？あのね、それじゃあ僕、物語の英雄みたいに冒険して、友達も作って、それから恋もして、それに、それに――」

　はしゃぐ少年の肩に手が置かれる。喜びに頬を紅潮させていた少年が首を傾げた。緑の瞳をじぃっと覗き込みながら、少年を制した人物が微笑む。

「全部、平和になってからね」

[15 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 22:06:34]

　ある日、夢の中で。

「みんな、いなくなった」

　か細い声が聞こえた。
　寝台の上に一人、少年か、あるいは少女か。正体は判然としないが、とにかく誰かが横たわっている。

「きもちわるい」

　べしゃり。子供が寝台から起き上がり床を歩く。その体の上にまとわりついていた赤黒い何かが床に落ちて音を立てた。
　一糸纏わぬ姿のまま、ふらふらと歩く子供の周囲には、数えきれないほどの死体が転がっていた。
　子供はそれらを一瞥することもなく、開け放たれていた鉄格子の外へ足を踏み出す。
　
「きもちわるいのに」

　体中、あらゆる液体で汚されて。それでも美しさを損なうことのない子供が、熱い息を吐く。
　すっかり人の気配が失せた施設の廊下に、その吐息は大きく響いた。

「…おかしく、なってしまいそう」

　恍惚としながらそう呟き、子供が足を止める。ゆっくりと、横を向く。
　視線の先には、南京錠で閉じ込められた別の子供。

「もっと、ほしい」

　南京錠が、床に落ちた。

[16 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 22:17:17]

　ある日、夢の中で。

「君が行く必要なんてないよ」

　髪を短く整えた少女の言葉に、よく似た顔立ちの少女が振り返る。
　伸ばした髪を一つに結わえ、ヘアバンドを着けた少女は、もう一人に比べるとほんの少し幼い印象があった。

「ううん、違うよエリクト」
「君は貴族の娘なんだ。戦場に立つ必要なんて――」

　なおも強く引き止めようとしたエリクトを制し、少女が固い意志を宿した目を向ける。

「お父さんを亡くしてから…もう十年になるよね。でも、戦争は終わらない。それどころか激化してる」
「だからこそだよ。僕たち姉妹でお母さんを支えて、この家を守らなきゃ」
「今の当主はエリクトだよ。家のこと、全部押し付けちゃうのはごめんなさい。でもね…
　今でもこの国のどこかで、誰かが大切な人を失ってる。
　そんなの、もう終わりにしなきゃ」

　少女が目を伏せ、ぐっと拳を握り込む。その手にエリクトが手を重ねると、少女が微笑んだ。

「今のまま、誰もこの戦争を終わらせられないなんて、そんなの駄目。…誰かがやらなきゃ。
　その誰かがいないなら…私が、『誰か』になるよ」

[17 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 22:21:40]

「…ちょっと気の毒になってきた」

「いやあ、英雄って大変だねえ」

「私はちょっと怖くなってきたんだけど？」

「ごめんね」

「なんだろう。この後に見る夢を思うと胃が痛い」

「まあ終わったことですから！」

「どうしてこう…本人の方が軽いノリで見てるんだろうな、ワイプ側は…」

「設定の段階で知っていたから…ですかね！」

[18 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 22:52:29]

幕間

～ジェターク家～

「………」

「兄さん、昨夜は寝るのが遅かったよね。こんな早くに起きて、つらくない？」

「ラウダ…お前こそ、起きるのが早いな」

「何だか目が冴えてしまってね。…課題、してたんだ」

「ああ…」

（正直…昨日見たものが夢に出て…あまりよく眠れなかった。

　課題に集中していれば、多少は意識も逸れる…）

「帰ってきたと思ったらまた出掛けたから驚いたよ。何かあった？」

「…いや…（あの光景のことは…ラウダには話したくない。…ショックを受けるかもしれないし…）」

「…そう？何か話したいことがあれば…何でも言ってね。僕は、兄さんの話なら…全部、ちゃんと聞くから」

[19 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 22:55:33]

ラウダが所々意味深なのが気になるわね…

[20 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 22:57:30]

～ミオリネの自宅～

「…あんたってさ、好きな食べ物とかある？」

「僕は食事に興味ないよ」

「斬新な返しね…」

「…本当に、興味がないんだ。何が好きかなんて、考えたこともない」

「ふーん…嫌いなものがないならそれでいいけど。

　おいしいと思ったものがあったら教えてよ？また買ってきてあげる」

「僕に気を遣う必要はないよ。食事も…なくても構わない」

「構うでしょ。食べなきゃ死ぬよ？」

（死なないけど…そういうことに、しておいた方がいいかな）

[21 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:01:09]

～山中～

「………」

「………」

（また、眠らずに見張りをしていたんだろうな。

　…お礼とか、言うべきかな。それと朝のあいさつ…）

「…起きたんですね。食事の用意はできています」

「…ああ」

（でも…それでまた、拒絶されたら？）

「………」

（俺は…すっかり臆病な奴になってしまったな。

　…今更か、そんなこと）

[22 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:04:22]

「さて、人間サイドの幕間での行動を決定する。獣サイドの行動は固定だ」

「僕だけ出てこなかったよね？」

「僕と兄さんの間に不純物はいらない」

「扱いひどくない？」

グエル︰dice1d3=3 (3)

ミオリネ︰dice1d3=2 (2)

シャディク︰dice1d3=2 (2)

1︰行きつけの場所へ

2︰dice3d3=1 2 3 (6)　へ

　　（1︰大学　2︰ショッピングモール　3︰図書館）

3︰誰かと一緒に過ごす

[23 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:08:03]

「兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん」

「この進行役壊れてきてない？新しいのに替えようよ」

「賛成」

「さすがに待て。ラウダはちょっと選ばれたいという想いの強さを抑えきれていないだけだ」

「ちょっと？」

「弟に甘すぎ問題。ホットミルクにチョコとはちみつを混ぜて砂糖をぶち込んだ並に甘い」

「それはさすにが甘すぎだろ！」

dice1d3=2 (2)

1︰ラウダ

2︰メイジー

3︰イリーシャ

[24 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:08:56]

ああ〜……

[25 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:10:26]

「ウワーッ」

「ごめんなラウダ、俺はメイジーと幸せになるよ」

「俺を倒してからにしろ」

「急に何だ」

「レネさんというものがありながら…」

「それは前のシナリオの話でしょ」

「俺というものがありながら…」

「ややこしくなるから帰って」

[26 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:11:34]

誰かとすごすを引いてぬか喜びさせてからのこれは草
元気だすんだラウダ

[27 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:14:02]

シナリオ開始前から兄とのフラグ匂わせまくってたのに
肝心の兄は他の奴らとフラグ立てまくるという

[28 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:17:24]

ガールズを守る壁となろうとするシャディクすこ

[29 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:18:05]

～ジェターク家～

「…あいつはまだ寝てるんだね」

「らしいな。まあ昨日は寝るのも遅かったし…ん？」

（メッセージが…メイジーから？）

『やっほ～！昨日忘れ物したグエルくんのためにわざわざ帰るのを待っててあげたメイジーちゃんでーす！

　ところで今、すっごくdice1d3=1 (1)

　1：甘いものが食べたい

　2：お買い物に行きたい

　3：水族館に行きたい

　気分だな～？』

「………課題も片付いたし…出掛けてくるよ」

「どこに行くの？よければ僕も…」

「あー…いや。バイト先の同僚との付き合いだ。ラウダも自由に過ごしてくれ」

「…そう。気を付けてね」

[30 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:22:05]

まあ確率では3分の1だしラウダが不利な🎲結果なのは仕方が無い
話は変わるがフラグは立てたとはいえケレスさんは選択肢にすらなかったから本当にレアキャラなのね

[31 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:23:34]

～商店街のカフェ～

「ん～！ここのパフェ、おいしいんだよね～♪」

「…それは何よりだ。

　あと、改めて言わせてくれ。昨日はありがとう」

「どういたしまして。グエルくんが案外うっかりしてるのはいつものことだし。

　私のシフトが入ってるタイミングでよかったよね～？」

「そうだな。本当に助かった。帰りが遅くなったのは申し訳ないが…」

「そこは気にしてないよ。危ないからって送ってくれたでしょ？それで充分。

　…ところで、dice1d3=3 (3)

　1：グエルくんはパフェ、食べないの？

　2：昨日一緒にいた男の子は？

　3：最近物騒だよね～

　」

dice1d100=70 (70)

[32 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:26:20]

今回はメイジーかわいいbotの可能性…？

[33 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:26:50]

「………ああ。本当に…今朝のニュースは見たか？」

「見た見た。この街で殺人事件…それも同じ夜に複数なんて」

「メイジーも…遅い時間のシフトはなるべく減らすようにしてくれ」

「…心配だから？」

「ああ。お前は俺にとって、大切な同僚だから」

「…じゃあさ、グエルくん。今度から…シフトが被った時は家まで送ってよ」

「それくらいお安い御用だ」

[34 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:29:47]

「…そうじゃないんだけどな～」

「うん？

　あ、もちろんイリーシャのことも心配だ。

　お前たち二人とも、俺が守るよ」

「…もーっと違うんだけどなー！」

「？？？」

「でもま、グエルくんらしいか。…グエルくんも、気を付けてね。

　大事な同僚、なんだから」

「！…そうだな。ありがとう、メイジー」

メイジー友好：0→1

[35 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:35:50]

「メイジーってこんなにかわいかったんだな」

「早い早い」

「すぐその気になるじゃん」

「………」

「言いたくなさそうなので代わりに言いますが、現在グエルさんの色ボケ相手として最有力候補なのはケレスさんですよ」

「ケレスさんかあ」

「文句あんのか」

「いや、文句はない。ゆりかごとマンションで慣れた」

「よし」

「それでいいんだ…」

[36 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:37:10]

さっきから4号がツッコミ(？)にまわってるの草わよ

[37 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:39:06]

～ショッピングモール～

「一人で買い物する時間を満喫…っていうのもいいよね。

　あいつも来れたらいいけど…また騒ぎが起きると本人も疲れるだろうし」

「っていうか、出掛ける先々で疲れるからいろんな物事への興味が薄いのかな…

　それどころじゃないっていうか…」

「ま、いっか！今は私が楽しむことを考えないとね！」

ミオリネ幸運（51～）：dice1d100=7 (7)

[38 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:41:20]

「安心しろ。特に不利益はない」

「よ、よかった…」

「その代わり何のイベントも起きずに終わるがな」

「悔しいけど悪いイベントが起きるよりはマシね…」

「ファンブルしていたら悪いイベントを起こしてやってもよかったんだが…

　今回は情けを掛けてやる」

[39 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:43:26]

シャディクと会うかと思ったのに

[40 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:44:30]

～図書館～

「………」

（人は多いけど…静かだな、この場所は。

　ページを捲る音や、紙の匂い…落ち着く。

　昔よく、母さんに連れられて絵本を借りに…）

（…もう、あの人たちのことなんて…思い出さない方がいいに決まっているのにな…）

「ん？あれって…」

「あ、本当だ！」

「…？」

「おーい！」

「シャディク先輩！」

[41 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:45:12]

よしファンブルは避けたセーフ！何も起こらなかったけど悪いイベントもないからそれでいい

[42 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:49:34]

「君たちは…」

「どうもっす！」

「フェルシー、声大きい！」

「あっ！…ど、どうもっす…」

「お久しぶりです」

「…本当に、久しぶりだね」

（大学の…一つ下の後輩。何がきっかけだったかはよく覚えていないけど、俺に懐いてくれている…

　…しばらく大学にも顔を出していないのに、覚えていてくれたのか）

「何か調べものっすか？」

「大学の図書館もいいですけど、こっちもかなり蔵書が豊富ですからね」

「いや、俺は…ちょっと暇潰し程度かな」

（…実を言うと、野営について調べようと思ったんだけど。

　少しでも、彼女の助けになるかもしれないし…）

「…じゃあじゃあ、私らの話、聞いてもらえたり…？」

[43 二次元好きの匿名さん 23/10/15(日) 23:54:22]

（…そういえば。二人ともオカルト好きで、調べたことをよく話してくれていたな。

　俺は話半分に聞いていたけど…

　毎回、本当に楽しそうに話すものだから…俺まで気分が上向きになったっけ）

「無理にとは言わないんですけど…」

「時間、あるなら…聞きません？」

「…ああ。話してくれて構わないよ。

　ただ、周囲の迷惑にならないように…

　会話可能エリア…コミュニケーションスペースがあったはずだね。そこへ移動しようか」

[44 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 00:03:02]

～図書館・コミュニケーションスペース～

（何と言うか…眉唾物な話ばかりだけど。本当に楽しそうに話すな…）

「…とまあ、そんな感じで！世界にはいろいろ不思議なことがあるんすよね」

「こういう話を調べられるのも、この図書館の蔵書が豊富だからですよね。

　ほとんど毎日利用してますけど、オカルトや民俗学に関する本だけでも到底読み切れる気がしませんし」

「中でも驚いたのが、個人の書いた手記まで残ってたりするんですよね！」

「そうそう。本人が寄贈したのか、家族なのか…他の理由があるのかはわからないんすけど。

　この街や、大昔…それこそ百年以上昔に、この地域に住んでた人の手記もあったりして！」

「持ち出し禁止だから、なかなかじっくり読めないんですけどね…」

「昔の言葉って、今と違う部分もあって読むのも時間がかかるもんね…」

「しかも最近、他の人も私らの読むような手記を借りてることがあるみたいで！」

「早く解読したいのにな～！」

[45 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 00:06:35]

「…って、話してるうちにこんな時間が経っちゃった！？

　すみませんシャディク先輩、長々と…」

「構わないよ。いい気分転換になった」

「…だといいんすけど。先輩、無理しないでくださいね。

　なんか…元気なさそうに見えたっすよ」

「そーいうこと直接言わないの！…じゃあ、失礼します。

　また大学で！」

「私らはもうちょっとオカルト本を探しますからー！」

「…ああ」

（大学…か。…行くべき、かな）

[46 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 00:08:03]

「なんかすごい大事そうなこと喋ってなかった？」

「さあどうだろうなー」

「すごい棒読みだ…」

「…ダイス次第じゃなきゃフェルペトがいそうな大学か図書館に通い詰めるのに…！」

[47 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 06:14:39]

>>39

「行先ダイスが被っていたら出会っていたが、それぞれ別の場所になっていたからね」

「もう少し分かりやすい書き方を模索するべきですね…」

[48 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 06:21:46]

～繁華街～

（コンビニでの仕事、もっと長くできたらいいのに…

　他の場所では身分を証明するものがないから働けないって言われちゃったし…

　…だからってぼんやりしてもいられない。シャディクさんに迷惑かけないためにも、この世界のことを学ばないと。

　今日も図書館に――）

「そこのお兄さん、ちょっと寄ってかない？」

「ん？僕？」

「そうそう！いや～近くで見るとますます男前！そんなお兄さんにぴったりのものがあるんだけどさあ…」

「………」

（ああいうの…この世界でもあるんだ）

「ちょっとここじゃ見せられないから、ついて来てくれない？」

「いいよ！」

「！？だ…駄目です！」

「ん？」

[49 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 06:27:25]

（しまった、つい…）

「ちょっとお嬢ちゃん、お兄さんの商売の邪魔しないでくれる？」

「………いえ、ただ、少し…

　そんなに良い商品なら、私にも是非見せてほしいと」

「ああそういうこと！それじゃあ二人一緒に――」

「いい商品なら！…お父さんやお母さんにも、教えてあげたくて。

　二人とも、いつも…警察のお仕事で頑張ってくれているので、喜ばせてあげたくて」

「げ…」

「ケーサツ？」

「あ、あー…悪いけど大人にしか売れないんだった。二人とも見たところまだ学生だよな？

　さっさと行きな。…ったく、いいカモだと思ったのに…」

「………仕方ないですね。行きましょう」

「え～。何をくれるのか気になったのに～」

[50 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 06:32:17]

（…こういう脅しがよく効くのも、私のいた世界と同じみたい）

「ざーんねん。他に何かおもしろいことないかな～」

「………あの。ああいうの、気を付けた方が…」

「どうして？」

「…いい人ばかりではありませんから」

「そう？僕なら平気だけど、心配してくれてありがと！じゃあね」

「………」

（危なっかしい人…）

dice1d2=2 (2)

1：追い掛けてみる

2：やめておく

[51 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 06:35:15]

「スレッタ？」

「はいごめんなさい」

「…今回の幕間、イベントキャンセルしがちだな…」

「ついて行ったらどうなっていたんだ？」

「場合によっては友好度が上がっていたよ」

「それって重要だったりするの？」

「………なくてもエンディングは迎えられる」

「どのエンディングか明言しないのやめろ」

「不穏…」

[52 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 06:39:12]

「…情けをやろう。水星女、目星を振れ」

「はーい」

スレッタ目星（31～）：dice1d100=97 (97)

[53 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 06:40:34]

「クリティカルですよラウダさん」

「情けで振らせてやったんだからそんなものはない」

「クリティカルだぞラウダ」

「………dice1d2=2 (2)

　1：そうだね兄さん…

　2：さすがに…さすがにそれは…

　」

[54 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 06:45:48]

～路地裏～

（…何か、引っ掛かる…

　結局つけるみたいなことをしちゃってるけど…）

「何々？喧嘩？やり過ぎはダメだよ～」

（まずい、あんなの巻き込まれたら――あ、あれ…？

　あっさり抑え込んじゃった…）

（…あの後も、喧嘩を仲裁したり、困ってる人に手を貸したり…

　かと思えば怪しい人について行きそうになったり、見てるだけでハラハラする…！）

「…んー…ねえ、何か用？」

「！（気付かれてた…！？）」

[55 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 06:50:16]

「君、名前は？」

「…スレッタ。スレッタ・マーキュリーです」

「僕は5号だよ！よろしくね」

（…？不思議な名前…）

「どうしてついて来てたのかな。あ！わかった、愛の告白？嬉しいな～。

　でも僕、結婚を考えている人がいて…というか結婚する！だからごめんね？重婚はいけないって言われたし…」

「ち、違います」

「そうなの？…あー！分かった！それじゃあ僕と友達になりたいんだ！そうでしょ？」

「え…っと…」

dice1d2=1 (1)

1：なりたくない

2：なれない

[56 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 06:53:23]

「なりたくない…です」

「何それ。じゃあどうしてずっとついて来てたわけ？」

（お、怒らせちゃったかな…

　今のは言い方が悪かったかも…）

「わけわかんないよ、君」

「す、すみません…」

「スレッタ。」

「ごめんなさい」

「…情けを無に帰したな、お前…」

[57 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 06:58:49]

～森林公園～

（風が気持ちいい。ずっと…こんなふうに、穏やかに過ごせたらいいのに…）

（…今日は、彼…いないんだ。…別に、構わないけど）

「――それ！」

「ちょっと！何するの！？」

「あはは！ずぶ濡れ～！」

「笑い事じゃないでしょ！もう…！」

（…友達、か）

4号目星（21～）：dice1d100=78 (78)

[58 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 07:03:33]

（…？あの子、何か…）

「いい加減にしなよソフィ。やり返されたいの？」

「どっからでもかかって来なよ！」

「…あんたは、本当に…！」

（間違いない、今…うっすらとだけど、感じた気配…

　僕に似ているけど、僕とは違う。人間…のはずだけど。どうして、こんなにも…）

「………何か用ですか」

（…見過ぎた、かな。…どうしよう。このくらいの年なら、下手に会話を続けると…影響が出てしまうかもしれない）

4号交渉（61～）：dice1d100=87 (87)

[59 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 07:08:38]

「…君は何者？」

「…あなたこそ。私と…似ている匂いがします」

「そう。分かるんだね、君にも」

「…同類かもしれないですね、私たち」

「そう、だね。…違った方が、いいんだろうけど」

「なになに～？誰そのお姉さん？わっ、きれい！すごーい！人形みたいじゃん！」

「…もう行くね」

「はい。…あなたが、私と同じなら。気を付けましょうね、お互いに」

「…そうだね」

（…でも、きっと…君の方が僕よりずっと、まともだよ。そうして…誰かと寄り添っていられるんだから）

「何の話？」

[60 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 07:11:58]

「幕間終了。そして4号と少女たちの友好度が上がった」

「上がった方が後々つらいやつじゃないかそれ」

「自分はメイジーとデートしてたからって余裕の表情だね？」

「私なんて虚無よ、虚無」

「悪いことが起きるよりいいと思う」

「俺は割と重要なイベントを起こせた…かな？」

「クリティカルを活かせなかった…無念です…！」

[61 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 07:22:13]

そういえばダイス結果だけどニカ姉以外の獣は全員ガンダムパイロットなんだな

[62 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 07:32:15]

>>56

今回のスレッタは「スレッタ(水星ちゃん)」「ごめんなさい」が持ち芸みたいになってるなw

[63 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 15:48:37]

前回のレネちゃんも今回のメイジーちゃんも、かわいい恋愛キャラだね
メイジーちゃんとの仲が深まるとグエルがまたカワイイbotになっちゃう

[64 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 18:34:40]

第三章　『このゆびとまれ』

～ジェターク家～

「ふわぁ…おはよー…」

「お前、毎朝起きてくるのが遅いぞ。もっと規則正しく生活しろ」

「え～？毎朝これくらいの時間に起きてるなら、それって規則正しくない？」

「………」

（ラウダがイラっとしている…）

「5号、顔を洗って来たらどうだ」

「ん？本当だね。僕のキュートでクールな顔をピカピカにしなきゃ！」

「あいつ本当に自己肯定感高いな…無敵か？」

[65 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 18:40:32]

「…彼が来て二週間。巡礼は二つ終わったんだよね」

「ああ」

「早く…終わるといいね。こんな生活」

「俺は案外悪くないと思うが…でも、そうだな。

　巡礼が終わった後、5号がどうするつもりなのかは知らないが…

　自分の力で生きていく術を身に着けてもらうべきかもしれない」

「…兄さんは本当に優しいね。つい最近出会ったばかりの相手のことを、そこまで…」

「それを言うならラウダだって。5号と一緒に暮らすと決めた時、もっと反対されるかと思っていたよ」

「…そう？僕らしくない…かな」

「いや、そうは言ってないが…」

dice1d3=2 (2)

1：ラウダはいつも冷静に物事を判断するから

2：昔はもっと人見知りだっただろ？

3：冗談を言ってみる

[66 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 18:44:35]

「そ…そんなの昔の話だよ！」

「照れるな照れるな。あの頃のラウダもかわいかったぞ？」

「に、兄さん…もう…やめてよ」

「なーに？何だか楽しそうだけど」

「お前には関係ない！」

「え～？気になる！グエル、教えて～！」

「兄さん、絶対に教えないで！」

「はは…」

（ラウダと5号も、打ち解けてはいる…よな。よかった）

ラウダ親愛︰2→3

[67 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 18:48:57]

「ねえねえ！朝ご飯を食べたら遊びに行きたい！」

「いつも一人で行ってるだろ」

「そうじゃなくて～！水族館とか遊園地とか、入ろうとしたらお金を払わないといけなくて…」

「我慢しろ」

「え～！グエル、お願い！いいよね？」

「うーん…」

dice1d2=2 (2)

1：たまには一緒に遊ぶのもいいか

2：ちょっと懐がつらいんだが…

[68 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 18:52:48]

「何のために働いてるのさ」

「お前の娯楽のためじゃない」

「僕が守ってあげてるのに～」

「うっ」

「兄さん、真面目に聞くことないから…」

「じゃあラウダ！ラウダがどこか連れて行ってよ！」

「………僕は今日、大学に用事があるんだ。じゃあ兄さん、そろそろ出かけるね」

「ああ、気を付けてな」

[69 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 18:59:42]

～ミオリネの自宅～

「………」

（真剣な顔でテレビを見てるわね。何々？…テーマパーク特集？へえ～…こういうの興味あるんだ？

　どうにかして連れて行ってあげられないかな？

　…お出掛けに連れて行ってもらえないのって、寂しいもんね…）

「…ねえ！サングラスとか帽子で顔を隠してみたら？

　普段よりマシかもしれないし、それで外を歩いてみようよ。例えばほら…遊園地にでも行ってみてさ」

「…それで、混乱が起きたら…」

「全力で逃亡するから問題なし！あ、私あんまり足が速くないし、いざとなったら手を引いてね？」

「…抱きかかえてもいいけど」

「いや、女の子相手にそれは頼めないから」

（…僕は…厳密には女性ではないけど。…それを教えて、下手に興味を持たれるのは…嫌だな）

[70 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 19:04:24]

～山中～

（あの日、俺が死んで…彼女と出会い、野宿を始めてから二週間。

　この生活にも慣れてきたと思っていたんだけど…）

「ちょっと困るよ、ここはキャンプ場じゃないんだからさ」

「…すみません」

（困ったな…。でも、もっと早くに気付くべきだった。山にも持ち主がいるんだし、見つかればこうなるのは予想できたはず…）

「ええと…」

「…すぐに片付けて出て行きます」

「頼むよ？まったく、最近の若いもんは…」

「………どうしようか」

「…街で…拠点にできそうな場所を探してみましょう」

[71 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 19:07:13]

「またしても私とシャディクさんだけハードモードなんですが」

「助けて」

「私の家、広いのよね？出会うことがあれば話の流れで居候させられたり…？」

「可能性はあるが…よほどダイスが暴れない限りはないだろうな」

「単なる顔見知りにそんな事情、話さないだろうしなあ…」

[72 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 19:41:26]

『第三の巡礼だ』

「！」

「ん？朝に始まることもあるんだ」

『街の中に綻びが生じた。日付が変わるまでに7つ全ての綻びを閉じよ』

「7つか…」

「数が多いね。僕らだけですべてを見つけるのは難しそうかな」

『獣は綻びを見つけ、閉じることができる。綻びからは侵食者が這い出て来る可能性もある。急げ』

「へ～。僕、そんなの見えるんだ？」

「…とにかく、出掛けよう。1つでも多く、その綻びとやらを見つけないと…また…被害が出るかもしれない」

[73 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 19:49:04]

「というわけだ。街の中を自由に探索してもらう。

　探索ポイントは全てで9か所。探索回数は朝・昼・夕の三回だ」

「ちょっと待った。全員一度も場所被りが発生しない…でもなきゃ、全部の場所を回れないじゃないの」

「そこはお前たちの運次第だ。それと…NPCもいることを忘れるな。

　彼女たちの探索場所は決まっている。仮にPCが行かなかったとしても、彼女たちの行った場所なら探索済みになる」

「…目星なんかのダイスは必要なく、行っただけで解決できるのか？」

「そうなるね。でないとさすがに厳しいだろうし。じゃあ人間側が代表して行き先を決定してもらうよ」

朝の行き先

グエル：dice1d9=2 (2)

ミオリネ：dice1d9=4 (4)

シャディク：dice1d9=3 (3)

探索場所

1：大学　2：水族館　3：ショッピングモール　4：植物園　5：遊園地

6：臨海公園　7：図書館　8：商店街　9：森林公園

[74 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 19:50:52]

グエル：水族館

ミオリネ：植物園

シャディク：ショッピングモール

「こうだね。以降、行き先ダイスで『自分たちが既に行った場所』が出た場合は振り直しだからよろしく」

[75 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 19:55:14]

～水族館～

「魚が泳いでる」

「…気になるのも無理ないが、先に綻びを探してくれ」

「窮屈そうだね」

（そういう感想になるのか…）

「でもきれい。安全で、何の憂いもない、閉じられた場所で一生を過ごすのは…幸せだと思う？」

「…？」

dice1d3=1 (1)

1：そんなことを話している場合じゃない

2：自由に生きる方が幸せかもしれない

3：わからない

[76 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 19:59:50]

「そんなことを話している場合じゃない。早く巡礼を…」

「そうだね。役割とか、使命とか、そういうものの方が大事。

　…そうやって、決められたことをするのが、正しいことなんだよね」

「…何が言いたい？」

「ん？僕は教えられたとおりのことをするいい子で、最高の英雄ってこと！…あ、ねえねえ、あっち…」

「何かあったのか！？」

「うん。グエルには見えない？これ…あれ？触ったら消えちゃった」

「…閉じられたってことでいいんだろうか」

「かもね！じゃあ…次の場所に行こっか」

「…水族館は、いいのか？」

「いいよ。すごく気になるけど…今は楽しむ時じゃないんでしょ？」

[77 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:04:09]

～植物園～

「………」

「…どうかしたの？」

「ん…落ち着くと思って。この場所…」

「へえ～…」

（時々見られてはいるけど…今のところ声を掛けられたりはないし、サングラスと帽子、効果があったのかも？）

「植物は…静かでいいね。それに…不思議と懐かしくなる」

「…マイナスイオンでも感じてるのかな？」

「ここはハズレポイントだ。綻びは存在しない。次の探索に期待する」

[78 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:07:15]

～ショッピングモール～

「………人が多いな」

「思うように移動できませんね。それに綻びとは、どんな場所に現れるものなのか…」

（他に巡礼している組が、どれだけいるのかは知らないが…

　できれば3つ…最低でも1つくらいは見つけて対処しておきたいな…）

シャディク幸運（61～）：dice1d100=51 (51)

[79 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:10:21]

「…シャディクさん、止まって」

「？」

「こっちの通路…人気が少ないですが、何か気配があります。

　あまり、良くないもののような…

　もしかするとこれが、綻びの気配なのかもしれません」

「確かめてみる価値はあるね」

「はい。進んでみましょう。…ああ、やっぱり。空間に…亀裂が入っているように見えますが」

「…俺には何も見えないな」

「触れてみると消えてしまいました。これで…対処できたということでしょう」

「なら、次の場所へ向かおう」

[80 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:12:47]

「さっきの幸運は何ですか？」

「成功すると同じ場所を探索している誰かと出会っていた」

「………気になるけど仲良くなると後からつらくなりそうだからなあ…」

「昼の探索場所を決めるぞ」

グエル：dice1d9=8 (8)

ミオリネ：dice1d9=3 (3)

シャディク：dice1d9=6 (6)

探索場所

1：大学　2：水族館　3：ショッピングモール　4：植物園　5：遊園地

6：臨海公園　7：図書館　8：商店街　9：森林公園

[81 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:15:47]

グエル：商店街

ミオリネ：ショッピングモール

シャディク：臨海公園

「こうなった」

「シャディクの朝の場所と被ってるんだけど？」

「PCミオリネはそれを知らないから振り直しはなしだ」

「僕たちだけ何もできずに時間が過ぎていく…」

[82 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:20:18]

～商店街～

「あのお店の人はいい人で、荷物を運ぶのを手伝ったらおやつをくれたんだよね～」

「お前、そんなことして過ごしてるのか…」

「そう！困ってる人を助けるのも英雄の仕事！」

「ただ遊び歩いているだけかと思ったが…違ったんだな」

「すごい？えらい？」

「…そうだな。綻びを見つけてくれるともっとすごいしえらいよ」

「ほんと～？じゃあ頑張らないとね！」

（…見た目は俺より少し下程度に見えるが…実際のところ、いくつなんだろうな。

　こういう言動を見ていると、どうにも…幼く感じてしまう）

[83 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:23:37]

「！…さっきと同じ気配だ」

「ここにも綻びが…」

「うん。触ったら消えちゃった。これで2つ目だね」

「いい調子…かもしれないな」

「うんうん。これも僕の英雄としての才覚かもね～」

（英雄と関係あるのか、これ…？）

[84 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:26:27]

～ショッピングモール～

「…植物園よりさらに人が多いね。これは…」

「………」

「ねえ、あの人きれい…」「何だろう、ドキドキしちゃう」「すれ違ったらいい匂いがして…」

（…もしかしてまずい…？）

4号幸運（76～）：dice1d100=48 (48)

[85 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:32:02]

「…っ、放して…」

「ちょ…！人の連れに何してんのよ！？」

「ほ、ほんの少し…そうだ、お茶でも――」「待てよ、俺と…」「私と！」「こっちに来て！」

「あ、うわ、ちょっと…！」

（お、押し潰される！？）

「…ミオリネ、掴まって」

「んえ？…わあっ！？」

「口、閉じて。舌を噛むかもしれない」

（ほ、本当に…抱きかかえられてる…。っていうか、あれ？今どんな動きで…は、速すぎて頭がグラグラする…）

「…ここには、長居しない方がいいね。行こう」

「う、うん…」

（華奢に見えるのに、人ひとり抱えてあんな動き…なんだか…。…考えすぎ、かな）

[86 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:34:06]

～臨海公園～

「海…」

「………」

（彼女にとっては、珍しいんだろうか？じっと見ているけど…）

dice1d2=1 (1)

1：話しかける

2：やめておく

[87 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:40:37]

「…海が、珍しい？それとも、好きなのかな」

「！…いえ。海は…好きではありません。船の上での戦いには慣れていませんから」

「戦いの舞台になるだけが、海じゃない。…俺は、よく…両親と砂浜を散歩したよ。

　…父は…俺の喜ぶ、きれいな貝殻を見つけるのが得意で…」

（何を話しているんだろうな、俺は…）

「………私も」

「………」

「父が…海を見せてくれたことを、思い出していました。…父は、私が幼い頃に亡くなりましたが」

「………そうか。悪いことを聞いたね」

「いえ。私が勝手に話しただけです。…ごめんなさい。綻びを探すのに集中しますね」

（…少しだけだが、自分のことを話してくれた。…俺も、話すことができた。何かが…変わりつつあるんだろうか）

シャディク・スレッタ友好：2→3

[88 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:43:12]

「…綻びを見つけました。閉じますね」

「ああ。これで2つ目…残りはいくつになっているんだろうな」

「…他の巡礼者たちと連絡を取り合えれば、もっと効率的に探索できたんでしょうね」

「ないものねだりをしても仕方がない。次の場所へ行こう」

「はい」

[89 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:47:11]

「シャディク…今回全く選択肢を外さないな。そんなに水星女が好きか？」

「シャディスレシャディには実績がありますからねえ」

「くっ…」

「ごめんねミオリネ」

「グエル僕のこと嫌いなの？仲良くなれそうな選択肢ことごとく外すじゃん」

「ごめんなさい」

「…では、夕方の探索場所を決めよう」

グエル：dice1d9=3 (3)

ミオリネ：dice1d9=5 (5)

シャディク：dice1d9=2 (2)

探索場所

1：大学　2：水族館　3：ショッピングモール　4：植物園　5：遊園地

6：臨海公園　7：図書館　8：商店街　9：森林公園

[90 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:49:14]

みんなショッピングモール好きだねぇw

[91 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:53:47]

「………先に言っておく。一つ、綻びを取りこぼした」

「！？」

「あれ、でも…僕らとシャディクたちの4か所と、今からミオリネたちが行く遊園地…

　あと二つじゃないの？」

「そうだな。探索場所には合計6つの綻びがあり、3つのハズレポイントがあった。

　そして残る一つは…まあ、シナリオを進めれば分かるからいいとして」

「…取りこぼした分は、どうなるの？」

「…まさかの場所をピンポイントで取りこぼしたからな…まあ、放っておいてもどうにかなる範囲だが…

　兄さんとシャディク、幸運」

「分かった」

「俺、成功率低いんだよなあ…」

グエル幸運（31～）：dice1d100=86 (86)

シャディク幸運（61～）：dice1d100=65 (65)

[92 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 20:56:01]

「………まあいいか。じゃあそこ二組は行き先変更だ」

「何だかんだあんたも慈悲深い進行役じゃないの」

「巡礼がうまくいかないと兄さんの今後にも関わるからな」

「マジか…」

[93 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 21:07:11]

～遊園地～

（夕方だし、帰っていく人も多い…

　人の少なくなったエリアから探して行けば、4号も平気かな？）

「…ごめん。僕のせいで、うまく探索ができないね」

「ん？しょうがないでしょ。だってそういう体質なんだよね？」

「………」

「ほら、しゃきっとする！落ち込んでる暇があったら探すよ！」

「…うん」

ミオリネ幸運（51～）：dice1d100=50 (50)

[94 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 21:13:44]

「…見つけた。きっとこれが…」

「？…どれ？」

「…君には見えていないんだね。ここに…あ」

「ど、どうしたの？」

「触れると消えてしまった。…これで、閉じることができたみたいだ」

「本当？やったじゃん。あとどれくらい、綻びが残ってるか分からないのが不便だけど…」

「成功してたら誰か…チュチュとニカか、ソフィとノレアに出会ってたの？」

「そんなところだ」

「妖怪1足りない…」

[95 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:04:34]

～大学～

「………」

「ラウダ！」

「兄さん？どうかしたの、息を切らして…。…5号もいるのか」

「朝からずっと勉強してたの？すごいねラウダ」

「別にこのくらい…それで、何があったんだ？兄さんだけならともかく5号も大学に来るなんて…」

「それは…」

（事情を説明した方が警戒もできるだろうし、安全か？

　しかし不安がらせるのも…）

dice1d2=2 (2)

1：説明する

2：家に帰るよう言う

[96 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:06:18]

あっ

[97 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:08:19]

もしかしたらグエル組とシャディク組合流できるかな
幸運判定ありそうだけど

[98 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:09:57]

「ラウダ。そろそろ時間も遅いし、先に帰って夕食の用意を頼んでいいか？」

「…兄さんは？」

「俺と5号は少し用事がある」

「………」

「グエルのことは僕が守ってあげるし、そんな不満そうな顔しなくてもいいよ」

「…わざわざ5号と一緒に行動するってことは、そうなんだね。

　分かったよ。兄さんの…邪魔になりたいわけじゃない」

「え？待て、俺はそんなふうには――」

「大丈夫。分かってるから」

「…行っちゃったね。なーんか、嫌な感じ」

「…傷つけてしまった…のか」

[99 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:14:12]

「………」

「グエル、顔がくらーい」

「うるさい」

「帰ってから謝ればいいだけでしょ？」

「そうなんだが…ラウダは昔から、少し繊細なところがあって…」

「…グエル？」

「え？…シャディク！？」

「…えっと、久しぶり」

「あ、スレッタ！」

「…どうも」

[100 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:18:25]

遂に共闘or情報共有できる関係が出来るか？？

[101 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:20:09]

「グエル、この人知り合い？」

「大学の同級生で…最近見てなかったが、元気にしてたんだな。よかった」

「…ああ」

「5号こそ、こっちの…女子と知り合いなのか？学内で見かけた覚えはないが…」

「そうそう。僕の友達になりたくないって言うんだよ？ほんとわけわかんないよね」

「いや、ちょっと分かるかな…」

「えー！？」

「スレッタ・マーキュリーです。シャディクさん、そろそろ」

「そうだね。…悪いけど急ぎの用があるんだ」

「！…こっちもだ。落ち着いたら改めて連絡するよ」

[102 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:23:43]

「…で。どうして同じ場所に向かってるんだ？」

「どうしてだろうな…」

「こっちのような気がするんだよねー」

（…私が何かを感じているのと、同じ方向に進んでる？まさかね…）

「あ」

「！」

「どうした5号」

「…見つけたのかな」

「…へーえ。あれを見て足を止めたってことは…君もそうだったんだ」

「…そちらこそ。…どんな罪を、犯したんですか」

[103 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:31:09]

「僕は英雄だよ。罪なんて犯していない」

「…罪を犯していない人間が、獣に堕ちるはずがありません」

「待て待て、何を一触即発の雰囲気になってるんだ」

「まさか…彼も？」

「おそらくそうです。…名を名乗りなさい。獣として、与えられた名前があるはずです」

「ん～？いいけど、何だったかな…そうそう！僕は『輝きの獣』だよ」

「私は…『堕落の獣』。罪を償うためここにいます。あなたは…」

「罪は知らないけど、為すべきことは為すよ。それが英雄だからね」

「………」

dice1d2=2 (2)

1：信用する

2：信用できない

[104 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:32:54]

スレッタ5号嫌いなんか？

[105 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:33:22]

スレッタと5号の友好度上がらんなあ…

[106 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:33:54]

「…私を含め、獣は罪人。信用はできません」

「そう？まあいいや。君は友達じゃないし」

「…いや、あの。この空気、困るんだが」

（彼女がここまで警戒をあらわにする相手と言うのも珍しい…

　俺は…どうするべきだろう。グエルは…悪い奴ではない、と思っていたが…）

dice1d2=1 (1)

1：信用する

2：保留する

[107 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:38:57]

「…5号、のことはよく知らないが。グエルは…」

「？」

「…グエルは、お節介で有名だ。一旦、信用して…いいと思う」

（…俺が、自分から誰かを信じようと言うなんて。…これは、いい傾向…なのかな）

「お節介は余計だが、信用してもらえるのは嬉しいよ。ありがとう、シャディク。

　俺もお前のことは良い奴だと思ってる」

（確かに、真っすぐで…嘘を感じない人。後ろ暗いところなんて、何もなさそうな…）

「…で？あの綻びはこのままにしておいていいわけ？」

「いいわけないだろ！閉じてくれ」

「はいはーい」

グエル・シャディク友好：0→1

[108 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:41:38]

「スレッタ。」

「水星ちゃん？」

「スレッタ・マーキュリー…」

「すみませ～ん」

「…これもダイスの導きだ。僕と兄さん含め…」

「シャディク・ゼネリはえらいね」

「誰との交流もミスしてないわよね」

「もっと褒めて」

[109 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:49:37]

『綻びから侵食者が抜け出した。教会へ向かうように』

「！」

「…今の、聞こえたか」

「ああ。…教会と言っていたな」

「どこにあるか知ってるの？」

「もちろんだ。急ごう」

「えー。一緒に行くの？」

「………」

「別々に行く理由がないだろ。ほら、行くぞ」

「…被害が出る前に、到着できればいいが…」

[110 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 22:55:01]

～教会～

（日が沈みつつある。…このままだと、僕はまた…）

「あれ？あんたたち…」

「ミオリネ？こんなところで何を――うわっ、すごい美少女がいる…」

「あー！かわいい！結婚！」

「！？し、しない…」

「…えっと。もしかして、ミオリネも俺たちと同じ理由でここに…」

「久しぶり、シャディク。最近全然見てなかったけど生きてたんだ？」

「………」

「…ごめん、今のはブラックジョークにしてもひどかったか。私と同じなら…うん。事情は話さなくてもいいから」

[111 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:01:06]

「――あなたの仕業ですか？」

「え？」

「ん？」

「………僕、じゃない」

「何をどう考えたらそうなんのよ。あんた、私のパートナーに喧嘩売ってんの？」

「教会の中に子供たちが集められています。あれはあなたがやったんですか？」

「そんなこと…してない」

「…落ち着いてくれ。彼女は何も…」

「いいえ。この気配は、きっと――」

dice1d100=54 (54)

[112 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:03:03]

「微妙な出目だが…半分は超えたし、まあいいか」

「何がですか？」

「お前には関係ないから安心しろ水星女」

「このタイミングなのに私に関係ない…？」

[113 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:08:03]

（まずいな、こんなことをしてる場合じゃない。仲裁に入らないと――）

「僕の花嫁に何？」

「花嫁ぇっ！？」

「ち…違う…」

「…？わ、わけわかんないです…」

（…獣だと知られているなら、いいか。これで諦めてくれるなら…）

「…僕は『男』。花嫁にはならない」

「美少女が美少年になった！？」

「どういうこと！？」

「やっぱり、あなた…！」

[114 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:13:45]

「大丈夫！僕はそういうの全然気にしないから！」

「！？」

「そんなこと気にして結婚を断ってたの？じゃあ安心して受け入れてよ！」

「…君、どうしてそんな…」

（…4号が今まで見たことない表情してる！これは…そういうことなのね！？）

（5号、何の迷いもなく受け入れるとは…器が大きい…）

（あの人、やっぱり…人間じゃない。獣である以前に、人ではないものの特性を持ってる…！）

「…こんなことやってる場合じゃないよ。早く教会の中に入ろう。子供たちがいるなら助けないと」

「あ」

「あ」

[115 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:17:33]

4号5号が似てるのには誰もツッコまないのな

[116 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:21:10]

>>115

（うっかりしてたなあという顔）

「…タイミングがタイミングですし、巡礼が終わってからツッコミを入れればいいんじゃないでしょうか」

「一応言い訳をしておくと…5号とエラン・ケレスに比べると、4号は多少顔が違う…かもしれない」

「曖昧～」

「僕だけが特別なのか、あるいは…」

[117 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:26:04]

～教会内部～

「…誰！？」

「！君は…」

「あなた…この前の。あなたたち、司祭の声を聞いてここに…？」

「その通り！僕が来たからには安心してよね。で、君は誰？」

「…『愛着の獣』…ここには既に、侵食者がいます。気を付けて」

「一体どこに…？」

「子供たちは…意識を失っているようだ。一人ずつ運び出していては時間が…」

「…！奴が来ます、下を警戒して！」

[119 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:36:02]

「シャディクさん！」

「！？」

（間に合ってよかった…！）

「シャディクの立っていた場所に…何だ、あれは…？」

「うわわわ無理無理また幼虫系！？」

「地面に潜んでは現れて…集めた子供たちを食料にしようと。

　私一人では食い止めるのが精いっぱいで、倒すことができなくて…」

「…あそこ。椅子に横たわって眠っているのは…君の…」

「…私の、パートナーです。夕方、この場所に綻びを探しに来て…私が綻びを見つけて閉じている間に、こうなってしまって」

「それは…何としても助けないとな」

「何にせよ、やることはいつもと変わらないよ。あいつをやっつければいいんでしょ？」

[120 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:41:41]

「ちょっと待った！」

「？」

「加勢してやらあ！」

「チュチュ、危ないから前に出ちゃ駄目だよ！」

「君たちは…」

「あ、この前の。っと、喋ってる場合じゃないな。

　お前らも巡礼のために来たんだろ？

　そこのチビ共、あーしの知り合いも大勢いるんだ。全員無事に帰すために手伝え！」

「遅れて来たのにリーダー気取り？」

「うっ…」

「えっと…お力になれるよう、頑張りますね」

（…身のこなしが素人同然。獣として、最低限の戦闘力はあるのかもしれないけど…）

[121 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:47:21]

「まあ任せておいてよ。この僕がいるからには、負けなんてあり得ない」

「…できる限りのことはするよ」

「あなたのことを追及するのは、この戦いが終わってからです」

「…そう」

「ソフィ…すぐ助けるから…！」

「うう…うまくやれるかな…」

[122 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:51:55]

「というわけで戦闘だ。相手はワーム系の侵食者。

　HPは750、攻撃力は100だ」

「戦闘システムは？」

「ターンごとに攻撃力分のダイスを振って与ダメージを決定する。

　場合によっては大口叩いた5号が1を出すなんてこともあるかもしれないな…」

「それ恥ずかしいからやだなあ」

「侵食者は1ターンに一人だけ、味方陣営を攻撃してくる。残りHPが100を切ったら戦線離脱だ。気を付けてくれ」

「気を付けようがないですけどね！」

「…5ターン以内に倒しきることを推奨する。では戦闘開始」

[123 二次元好きの匿名さん 23/10/16(月) 23:57:11]

「…5ターン以上かかってしまったら…まあ、それはその時でいいか」

1ターン目

【5号】HP：1000　攻撃：dice1d150=112 (112)

【4号】HP：1500　攻撃：dice1d100=97 (97)

【スレッタ】HP：1000　攻撃：dice1d100=30 (30)

【ニカ】HP：750　攻撃：dice1d70=19 (19)

【ノレア】HP：800　攻撃：dice1d130=91 (91)

【侵食者】HP：750　攻撃：dice1d100=75 (75)　　攻撃対象：dice1d5=4 (4)

[124 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 00:02:22]

「よっ」

（…強い。英雄だなんて豪語するだけのことはある…

　…あっちも…人間離れした動きをするのは、予想してたけど。

　あの女の子まで…？）

「ソフィ…ソフィ…！」

（強い、けど…以前より、血の匂いを濃く感じる。

　パートナーが危険な目に遭って、精神の安定を欠いている…？）

「うまく当たらない…きゃあっ！？」

「ニカ姉！？」

「だ、大丈夫…！」

[125 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 00:05:01]

「…半分近く削れているな。調子がいいんじゃないか？」

2ターン目

【5号】HP：1000　攻撃：dice1d150=139 (139)

【4号】HP：1500　攻撃：dice1d100=7 (7)

【スレッタ】HP：1000　攻撃：dice1d100=12 (12)

【ニカ】HP：675　攻撃：dice1d70=6 (6)

【ノレア】HP：800　攻撃：dice1d130=62 (62)

【侵食者】HP：401　攻撃：dice1d100=45 (45)　　攻撃対象：dice1d5=4 (4)

[126 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 00:09:29]

「いたあ…！」

「あー！あいつどうしてニカ姉ばっかり！？」

「落ち着けっての。声に反応してあいつがこっちに向かって来たらどうすんのよ」

「ぶん殴る！」

「…危ないからやめておいた方がいいと思うよ」

「5号…こうして見ていると、本当にずば抜けて強いな…」

3ターン目

【5号】HP：1000　攻撃：dice1d150=35 (35)

【4号】HP：1500　攻撃：dice1d100=12 (12)

【スレッタ】HP：1000　攻撃：dice1d100=69 (69)

【ニカ】HP：630　攻撃：dice1d70=6 (6)

【ノレア】HP：800　攻撃：dice1d130=119 (119)

【侵食者】HP：175　攻撃：dice1d100=42 (42)　　攻撃対象：dice1d5=3 (3)

[127 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 00:41:28]

ニ、ニカ……ずっと弱いけどそれが設定に則してるのがすごいな

[128 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 06:17:10]

「――死んで」

「………えっと…動かなく、なった？」

「念のために切り刻んでおこうか？…っと、その必要はないみたい」

「…砂になって、崩れた…

　前回の巡礼の後、侵食者の話が広まらなかったのもこれが理由か？」

「かもね。お疲れ4号」

「…うん」

（まだ…耐えられる。ミオリネもいるし、今のうちに早く戻らないと…）

「…4号さん。あなたに改めて聞きます。本当に、巡礼が始まって以降人を害していないんですか？」

「………」

（それは…否定は、難しいかな…）

[129 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 06:23:08]

「ちょっとー、しつこいよ？」

「5号さん…あなたが彼…いえ、彼女、でしょうか…とにかく、4号さんを庇う理由は何ですか？

　魅了を受けている…とも違うようですし。容姿が似ているように見えますが、それが関係して…」

「そういえば似てる…いや、そっくり…？最初は少女の姿だったが、少年の姿になるとますます…」

「そこは僕も不思議！他人の空似ってやつかな？」

（他人の空似でここまで…？まさか5号さんも人間ではない何かの血を引いて…

　でもそれだけでこんなに姿が似るもの…？）

（…今のうちに、離れよう）

「ミオリネ、掴まって」

「え？ちょっ、何すんのよー！？いや速っ、あだっ、舌噛んだぁ…！」

[130 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 06:33:25]

「待ちなさい！」

「もう帰っちゃうの？またねー！」

「…今は子供たちの方が重要だよ」

「！全員無事か！？」

「ああ。彼女たちと一緒に確認して回ったけど、全員呼吸も安定しているし、怪我もない」

「どうやってこんな人数を集めたんでしょうね…」

「ソフィ、ソフィ…起きて、お願い…」

「…目を覚ますまで、時間が掛かりそうか？」

「ん？いや、他のチビ共はさっきからむにゃむにゃ言ったりもぞもぞ動いたり、そろそろ起きそうな気配があるな…

　こいつらを家に帰すのはあーしとニカ姉に任せな。知り合いも多いし、変に疑われたりもしないだろ」

[131 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 06:39:50]

「…あれ？チュチュねえ？」「ふわぁ…」「うう、さむーい…」「ここどこ…？」

「おっ、起きた起きた。お前ら、こんな時間まで外で遊んでたら先生に怒られるぞ？」

「あ！？」「どーしよ…！」「チュチュねえ、お願い…」「一緒に謝ってくれる…？」

「しょうがねーな！ほら行くぞ」

「はぐれないように手を繋いで行こっか」

「はーい！」

「…あっちは任せておいてよさそうだ。しかし、彼女は…」

「ソフィ、…どうして……」

「…呼吸はしていますが、少し…脈が弱い。侵食者に何かされた可能性も…」

「…っ」

[132 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 06:45:51]

「…病院に連れて行くか？」

「専門家に任せるというのは賛成です」

「うーん。外傷もないし、寝かせておけばそのうち回復すると思うけどね？」

「風邪じゃないんだから…」

「似たようなものじゃない？生気か魔力を吸われたんだと思うよ」

「…それなら確かに、眠って回復に努めるしかないですけど…どうして分かるんですか？」

「他の子供たちより感じる魔力が少なかったから、吸いとられた後なのかなって」

「そういうことに気付いてたなら先に言ってくれ！」

「え～？皆気付いてると思ってたのにな～」

[134 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 06:53:25]

（台詞ガバがあったので再投稿）

[135 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 06:53:35]

（魔力とか何とか…ファンタジーめいた言葉だな…）

（魔力をそこまで正確に…そもそも普通の人間が宿す魔力なんて、感知できるようなもの…？）

「ソフィ…目を覚ましてよ…

　嫌だよ…私から離れないで…ずっと傍にいてよ…！」

「…大丈夫。どこかあたたかい…落ち着ける場所で寝かせてあげよう。

　君たちの家まで送るよ」

「…わかり、ました…」

「よし、それじゃあ行こっか」

「…私たちは…」

「あとは好きにすれば？巡礼もこれで終わりのはずだし」

『――全ての綻びが閉じられたことを確認した。

　第三の巡礼は果たされ、獣はまた一歩、人に近づいた。

　次の巡礼の始まりを待て』

[136 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 06:59:15]

「ほらね」

「…帰ろうか」

（彼女と…5号の雰囲気は、いいとは言えないし）

「…どこに、帰るんですか？」

「あ」

「シャディク？…まさか、家に帰れないのか…？」

「それは、その…」

（…知られてはまずかった？ごめんなさい、シャディクさん…）

「………」

dice1d2=2 (2)

1：家に来るか？

2：ネカフェに泊まるとか？

[137 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 07:01:28]

「ネカフェに泊まるとか…」

「…残念だけど、ずっとそうして生活できるほど、金銭的余裕はないかな…」

「それなら…」

dice1d3=3 (3)

1：家に…

2：…先に、ラウダに相談すべきか？

3：金を貸す

[138 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 07:05:56]

「これを…使ってくれ」

「うわあ、お金だ。僕にもちょうだいよ～」

「ダメだ！…ほら、今夜の分くらいにはなるだろ」

「いや、でも…」

「知り合いが路頭に迷う方が問題だ。受け取ってくれ。返すのはいつでもいいから」

「………受け取れない」

「ん？」

「俺は…金の貸し借りは、したくない。…気持ちだけで、充分だ。それじゃあ」

「…失礼します」

[139 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 07:09:57]

ギスってはいないけど全体的に友好度が心配だな…

[140 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 07:29:58]

～住宅街～

「…送ってもらうのは、ここまででいい、です」

「大丈夫か？」

「私は平気。…それじゃあ、さようなら」

「ああ、気を付けて」

「ばいばーい！」

（…今日は、いろいろあったな…ミオリネ、シャディクまでこんなことに巻き込まれていたとは。

　それに、あの少女たち…特に今の、ノレアと名乗った少女は…まだ中学生くらいに見えたが。彼女も何か罪を…？

　侵食者も子供を集め、餌食にしようと…駄目だ、考えることが多すぎる…）

「お腹空いた～！早く帰ろ？」

「………」

dice1d2=2 (2)

1：褒める　2：呆れる

[141 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 07:31:30]

5号が色んな意味で強くて笑う

[142 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 07:31:46]

「…お前は…能天気だな…」

「余裕があると言って欲しいね」

（侵食者と戦う姿や、4号を庇おうとする姿勢には感心したんだが…）

「ねえ、帰ろうよ。きっとラウダも待ってるよ」

「…ああ」

[143 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 07:37:02]

「第三章終了。…兄さん…」

「グエルさあ」

「ごめんな！」

「今回のグエル、交流がボロボロだったね…」

「僕はかなり5号が気になってきた…気がする」

「そういえば友好度を上げるのを忘れていたな。5号・4号友好度は3だ」

「また野宿かあ」

「公園のベンチで丸まって眠るんですかね…」

「かわいそうだと思った」

「お前が家に誘ってっくれないからだよ？」

[144 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 09:00:58]

グエル5号組(特にグエル)、割と交友ボロボロすぎて笑う

[145 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 13:38:17]

ミオリネ⇔4号、シャディク⇔スレッタは順調に絆を育んでる感じなんだけどなあ…

[146 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 19:21:17]

　ある日、夢の中で。

「おいしーい！」
「ちょっと坊や、お代！」
「なにそれ？」

　きょとん。緑の目を丸くして、少年が周囲の大人を見上げる。
　口々に「どんな教育を――」「商売上がったりだ」「自警団に突き出そうか」と言葉を交わす大人たち。
　少年は退屈したのか、座っていた椅子からぴょんと降りると近くで食事している人々に話しかけた。

「ねえねえどこから来たの？名前は？恋ってしたことある？友達はいる？家族ってどんな人？」

　無銭飲食を働いたならず者とは会話したくないのか、人々は口を閉ざし、食事を続ける。
　少年はますます退屈そうにして、大人たちが自分の処遇を決めるのを待つ。それから不意に顔を上げると、背負った剣の柄に手を添えた。
　どよめき、人が避ける中、少年が店の扉を開く。途端、馬の蹄が石畳を叩く音、怒号と剣戟の音が飛び込んで来た。
　「敵襲だ」「こんな街にまで」誰かが叫ぶのを背に、少年が通りへ飛び出す。逃げなさいと呼びかける声も、その背には届かない。
　そして。

「おーしまい！」

　血の海に立っているのが、少年一人になった頃。
　恐る恐る、鍵をかけていた戸から顔を出した人々が、顔色を変えた。
　英雄を迎える歓声、拍手喝采。その熱狂に、少年は満足そうに笑った。

[147 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 19:37:22]

　ある日、夢の中で。

「かわいそうにねえ」

　金糸をゆるく梳きながら、壮年の男がやわらかい声音で言った。

「あんな血塗れで、靴も履かずに歩いていて…戦場から逃れてきたのかな。家族はどうしたんだい？」
「…母親は、僕を産んで…僕を見て、自害したって。父親は、知らない」
「そう、そんなことが…」

　かわいそうに、と繰り返し、男は子供の肩を撫でる。やわらかく、手触りの良い生地の服に包まれた子供は、人形のようにおとなしい。
　男にされるがまま、開かれた膝の間に座り、ぼんやりと窓の外を見ていた。

「もう大丈夫だ。私が君を助けてあげよう。この屋敷は好きに使って構わないし、学びたいことがあれば学ばせてあげよう」

　男の手が肩から二の腕に降りる。冷えた体をあたためるように何度も撫でる動きを繰り返し、その手がさらに内側へ回る。
　薄い胸や腹の上を這う手に、子供の体がぴくぴくと跳ねた。男は満足そうに笑い、自らが着せた服の内側へ手を滑らせる。

「君はただ、こうして私と遊んでくれればいい。…ただ、この遊びは妻のいない時だけにしよう」

　窓から差し込んだ陽光が、子供の素肌を照らす。眩しそうに目を細めた子供は、抵抗もせず、男の手を受け入れていた。

「そうそう。食事の心配だってもう必要ない。食べたいものがあれば何でも教えるんだよ」

　その言葉に、ほんの少し、子供が目を開いて。

「…きみ」

　男が愉快そうに笑う。覆い被さられた子供は、不思議そうに眼を瞬かせた。

[148 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 19:49:44]

　ある日、夢の中で。

「さすがだな、スレッタ！」

　名を呼ばれ振り返った少女の赤い髪が、火に照らされ燃え盛っているようにも見える。
　少女の周囲には骸の山。それら一つ一つに目を遣り、彼女は物憂げに睫毛を伏せた。

「…戦っても、戦っても。戦争は終わる気配を見せませんね」
「ああ、まだまだこれからだ。お前の活躍で、劣勢だった俺たちが反撃の狼煙を上げている…まるで物語の英雄だ、お前は！」
「勝利の女神！我らの剣にして盾、我らの英雄！」

　熱狂の輪から抜け出し、少女は震える手を何度も布で拭う。乾いた血が、拭えない。

「スレッタ、大丈夫？」
「こんなこと、続けて何になるのかな」

　追い掛けて来た同じ年頃の兵士に、少女が思わず、といったふうに弱々しい言葉を返す。兵士は困ったように笑い、少女の肩を叩いて元気づけた。

「スレッタがいなきゃ、この国はもっと早くに滅んでいたよ。でも今は違う。スレッタがいるから、まだ戦えるんだ。
　ここから勝利に向かって、戦い続けよう！」
「…そう、だね」

　戦勝を祝おうよ！と駆けていく兵士の背を見送ることもせず、少女は俯く。

「このまま戦って、勝つまでに、何人が死ぬの…？本当なら、もっと早くに終わってた…」

　戦場の炎が、少女に影を落とす。

「それなら、いっそ」

[149 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 19:53:29]

「ひ、人殺し…！」

「英雄と呼んでよ」

「あんたやばくない？」

「やばいよ」

「水星ちゃん、それはいけない」

「ですよねえ」

「他人事！」

「…夢もあと残り二つか…」

[150 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 20:03:59]

後2ターンくらいで話が動くんだろうけど
所々で友好が足りてなさそうなのが

[151 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 20:12:58]

グエルは様とのダイスはミスってない気がするけど、いかんせん登場頻度が…

[152 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 20:13:20]

人間側と獣側のワイプ温度差草
草……

[153 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 20:52:41]

幕間

～ジェターク家～

（第三の巡礼から一夜明けたが…）

「………」

「また会いたいな～。僕の花嫁…じゃないのかな？花婿？どっちでもいいや」

（温度差がすごい。

　…ラウダ、何だか思い詰めてしまっているような…

　しかし5号が何故あそこまで4号に入れ込むのかも気になるな…）

dice1d3=3 (3)

1：ラウダと話す

2：5号と話す

3：場の空気を変えるためTVをつける

[155 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:00:42]

「さ、さーて。何かおもしろい番組でも…」

「なになに？何見るの？」

（5号は素直に反応してくれるなあ…）

「………」

（ラウダ…）

dice1d3=3 (3)

1：水族館特集

2：クイズ番組

3：昼ドラ

[156 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:03:38]

『そんな！私と…あなたが…』『兄妹…だったなんて…！』

「「……………」」

「何これおもしろーい。本当にこんな――あ！どうして消しちゃうの？」

「全然面白くもなんともない」

（…逆効果…だったかな…）

「兄さん。」

「グエル。」

「ごめんなさい」

[157 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:03:45]

まだTVの内容とかで話題が作れるかもしれないから…！
って思ってたのによりにもよって昼ドラとかどうしろと

[158 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:04:49]

アッやっぱダメだった

[159 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:05:12]

薄明でパフェコミュを決めた反動なのかまた微妙な選択肢が...

[160 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:06:14]

駄目な選択肢ばっかり引くの笑っちゃうw

[161 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:08:14]

～ミオリネの自宅～

「おはよー…ああもう、あの虫、夢にまで出て来たわよ…

　ほんっと最悪………あれ！？」

「おはよう」

「あ、あんた…女の子に戻って…」

「…君と暮らすうえでは、同性の方がいいかと思って」

「そういう気遣いはするんだ…じゃなくて！

　別に、自由に変えられるってことならあんたの思う性別でいいよ？

　…結局どっちなわけ？」

「………」

ミオリネ交渉（41～）：dice1d100=87 (87)　+10

[162 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:13:56]

「知らない」

「知らない？」

「生まれた時のことは知らない。物心つく頃には自由に変えられた」

「な…なんつー特殊体質…っていうか家族から聞いたりしなかったの？」

「知らない。母親は僕を産んですぐ死んだ。父親はいない。祖父母は生後半年の僕を人買いに売った」

（そ、壮絶…）

「ただ…僕の父親は、人間じゃないって。祖父母が言っていた」

（生後半年の頃に言われたことを覚えてる…わけないか。人買いから聞いた…とか？）

「…それでそんな特殊体質なの？」

「かもしれないね。…君は…」

「ん？」

[163 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:20:06]

「ミオリネの家族は？一緒に暮らしていないけど」

「ああ…あいつら、海外で仕事してるのよ。今頃大人げなくいちゃついてるんじゃないの？知らないけど」

「………」

「何？興味あるの？…別に、大した話なんてないよ。

　私と両親の仲は…いろいろあったけど、今は普通。どっちかって言うといい方なんじゃない？」

「…そう」

「高校の頃はめちゃくちゃ険悪だったけどね！

　庭で花火大会した時のクソ親父の顔は一生忘れられないわ！」

（よく分からないけど…とてもやんちゃだったことだけは分かる。

　僕とは、まるで違う人生だけど…

　…いい関係を築けているなら、よかった。…そう、よかったんだ）

ミオリネ・4号友好：1→2

[164 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:24:01]

～森林公園～

（…あまり、よく眠れなかったな…

　山の中と違って、夜でも人の気配がすることもあるし…）

「…早く、別の拠点を探すべきですね」

「ああ…」

（一度、家の様子を見に…？しかし…）

「………」

（シャディクさんの家…どうして帰らないんだろう。

　そもそもシャディクさんは、どうして巡礼に参加することに…

　…どうして、死んでしまったのかな…）

[165 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:27:58]

「…朝と昼の二度、行動してもらうんだが…

　朝は行きつけの場所の選択肢はなしだ」

「今回は獣側も自由に行動できるのかな？」

「ああ。それと…一緒に過ごす相手に、他のPCが入っていることもある。

　選択肢はある程度こちらで調整するからそのつもりで」

「了解です！」

「ではまず…出掛けるのか、誰かと過ごすのかを決める」

グエル：dice1d2=1 (1)

5号：dice1d2=1 (1)

ミオリネ：dice1d2=1 (1)

4号：dice1d2=2 (2)

シャディク：dice1d2=1 (1)

スレッタ：dice1d2=1 (1)

1：出掛ける　2：誰かと過ごす

[166 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:33:21]

めっちゃ出掛ける

[167 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:35:15]

「4号以外お出掛け大好きか？それと4号は…横のつながりが薄いし、実質選べる相手が一人なんだが」

「察した。よろしく5号」

「結婚する？」

「時と場合による」

「…では、それぞれの出掛ける先を決めよう。PCごとに選択肢が異なる場合がある、注意してくれ。

　場所被りが発生したPC同士は出会うことになるからよろしく」

グエル：dice1d3=2 (2)　（1：大学　2：図書館　3：遊園地）

5号：dice1d3=2 (2)　（1：水族館　2：臨海公園　3：植物園）

ミオリネ：dice1d3=3 (3)　（1：大学　2：図書館　3：ショッピングモール）

シャディク：dice1d3=3 (3)　（1：大学　2：図書館　3：商店街）

スレッタ：dice1d3=2 (2)　（1：臨海公園　2：森林公園　3：商店街）

[168 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:37:03]

見事にばらけたな

[169 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:37:43]

交流が！生まれないのである！

[170 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:38:08]

グエル：図書館

5号（・4号）：臨海公園

ミオリネ：ショッピングモール

シャディク：商店街

スレッタ：森林公園

「こうなった。…おもしろいくらい場所被りが発生しなかったな…」

[171 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:40:52]

～ミオリネの自宅～

（そういえば、昨日…よし）

「？どうしたの、薄ら笑いなんて浮かべて…スマホ、といったかな。

　そんなもの見つめて」

「…よし！あんた、臨海公園に行くこと」

「…理由の説明を要求する」

「いいから行ってくるの！じゃないと私の信用にかかわるし！」

「…？」

[172 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:43:52]

そういえばミオリネちょっと気ぶっとったな…

[173 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:44:30]

～図書館～

（ミオリネから突然連絡が来て驚いたが…あいつ、ああいう話題好きそうだもんな。

　5号も喜んでいたし、仲良くできるに越したことはない。

　…4号に関しては、スレッタの言っていたことが不穏だが…）

（それはともかく。…何か、ラウダの好きそうな本でも見つけられないか…

　あのまま塞ぎ込んでいるのは気の毒だし…俺としても少し寂しい）

「うーん…」

グエル幸運（31～）：dice1d100=30 (30)

[174 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:45:29]

グエルはさあ…

[175 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:45:44]

「いちたりない」

「安心して兄さん。この幸運は成功しなくていいやつだよ」

「その笑顔ですべてを察したよね」

「お前さあ…」

[176 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:45:57]

あっ…

[177 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:46:11]

成功してたらあれか遭遇してたやつか

[178 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:48:41]

「あ！グエルせんぱーい！」

「大変っす！」

「この実家のような安心感を覚えるフレーズは…？」

「はっ！ここじゃまずい…！コミュニケーションスペースに行くっすよ！」

「フェルシー声大きいよ…！」

「うっ」

「…よく分からないが、行こう」

（この二人は…俺に懐いてくれているかわいい後輩たち。

　何がきっかけだったかはよく覚えていないが…こうして調べたことを話してくれて、その内容が結構面白いんだよな）

[179 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:56:22]

「で！その本に書いてた降霊術を試してみたけど全然駄目で～！」

「やっぱりうちらじゃ魔力が足りないんですかね…？魔力が何なのかもよく分かってないんすけど」

「うーん…確かに謎だよな、魔力」

（5号も昨日、魔力がどうとか言ってたが…あまりにも当然のように言うものだからツッコミそびれた）

「そういえば、今日はラウダ先輩はいないんすね」

「いや、さすがに四六時中一緒なわけじゃないでしょ」

「そうだな、俺たちにもそれぞれやることがあるし…（それに今は、何となく一緒に居づらい…）

　…にしても二人とも、本当に熱心に調べているよな。何がきっかけだったんだ？」

「あれ？言ってませんでしたっけ」

「大学の講義っすよ！グエル先輩も受けたことないっすか？民俗学の先生が、この街の伝承やら何やらを語ってて…」

「…うーん？あったような、なかったような」

「ほんとおもしろかったんすよ！」

「この街にそんな噂が！？って衝撃だったよね」

[180 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 21:59:36]

「で、今はその噂について、私たち自身で調べてて…っと、もうこんな時間？」

「ねえ、あの本そろそろ帰って来てるんじゃない？」

「だね！早く借りに行こ！」

「図書館の中は走るなよ。

　それと、おもしろい話ありがとう。また大学で会ったら飲み物でも奢ってやる」

「ほんとっすか！？やったー！グエル先輩大好き！」

「それじゃあ失礼します！」

「…この街の伝承、か」

[181 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 22:02:43]

ラウダは喜んでるけどこれグエルの死亡率上がってない？大丈夫か？

[182 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 22:05:33]

～臨海公園～

（…ミオリネに無理やり、スカートを履かされてしまった…どうしてこんな格好…

　目立つから嫌なのに…）

「…かわいい」

「え」

「お待たせ！すっごくかわいい！もー大好き！」

「………！」

（そういうことか。ミオリネ…余計なことを…）

「逢引…デートって初めてなんだよね～。えっと、まずは手を繋ぐといいのかな？それとも…」

（もし…彼が、僕のせいで…変わってしまったら…）

4号魅了（11～）：dice1d100=44 (44)

5号魅了抵抗（21～）：dice1d100=57 (57)

[183 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 22:06:54]

5号は相変わらず強いな～

[184 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 22:08:44]

バトル強いし魅了抵抗するし交流イベントも進める5号
間違いなく有能

[185 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 22:09:10]

「ねえねえ、何したい？デートって何をすると相手が喜ぶもの？」

「…知らない。デートは…しない」

「えー！じゃあ何するの？うーんと…遊ぶ？」

「………」

（効いていない。…本当に…僕と一緒にいても、全く…変わらない。

　それでいて、僕のことを…）

「遊ぶと言っても、何をするのかよく分からないんだけど…」

「………」

dice1d100=31 (31)

[186 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 22:14:08]

「…散歩」

「ん？」

「僕は…人の多い場所は苦手だから。人の少ないところを…歩きたい」

「いいよ！僕も人の気配が多いと少し疲れるし…僕たち似た者同士かも」

（たぶん全然違うと思うけど…）

「…君の気配、何かに似て懐かしい。何なんだろうね？

　それに時々、懐かしい匂いが濃くなる…」

「…あまり近づかないで」

「照れちゃった？しょうがないなあ」

「…照れてはいないけど」

5号・4号友好：3→4

[187 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 22:17:03]

「仮に生き残ることができたらお前たちはエンディングほぼ確定だな…」

「結婚？」

「結婚…」

「何故か実家のような安心感」

「たぶんマンションのせいかなあ…」

[188 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 22:21:31]

生き残ることができたらというのが不安だ…
君は生き延びることができるか

[189 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 22:31:53]

【🎲・閲覧注意】オール・フォー・ユーpart3｜あにまん掲示板

「次だ。…昼は僕と交流しようね、兄さん」

「ダイス次第だからなあ」

「そうなんだけど…っ」

「かわいそ（笑）」

「こっちはまあ適当に…こういう表情のシーンが見たい！と思う画像でも貼ってもらえれば…

　あれば使うかもしれませんので！

　いつメンでもそれ以外でも、あとは感想などでも。感想を読むのも楽しいですからね！ご自由にどうぞ～」

[190 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 22:41:43]

前回貼りそびれたロウジ

[191 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 22:54:03]

改めて見たら常にハロと一緒にいるわね

[192 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 23:00:47]

ここのロウジくんも…

[193 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 23:00:50]

シャディク

[194 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 23:07:38]

謎のフードの男（）

[195 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 23:12:03]

このピンクの前髪は一体誰エル・ジェタークなんだ…？

[196 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 23:16:56]

露骨にイラつきを見せる５号

[197 二次元好きの匿名さん 23/10/17(火) 23:26:22]

マジで吐いちゃう1秒前

[198 二次元好きの匿名さん 23/10/18(水) 07:03:58]

余裕のない5号

[199 二次元好きの匿名さん 23/10/18(水) 08:04:57]

1期OPイケメン３連星ロゴなしver ※グエルの画像多いんで今回は除外

[200 二次元好きの匿名さん 23/10/18(水) 08:07:26]

本当は各自もう一段階近い近い近いってなるシーンが有るけどクリティカルドヤ顔くらいにしか使えなさそう