- 1二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 19:26:36
「こんな寒い日はこたつに入って鍋でも食べてポカポカしたいもんですよねー」
今日のトレーニングを終えたアタシは背伸びをしながら横に立つトレーナーさんに話題を振る。
「あーいいよね、鍋。俺つみれ鍋好きなんだよね……なんだか今日は鍋の気分になってきたし、作るか」
「ほほーう、つみれ鍋とはなかなかにいいチョイスですな……って、トレーナーさん、作れるの?大丈夫?」
するとトレーナーさんはちょっと心外だなという顔をする。
「ひどいなぁ、つみれ鍋くらい俺だって……」
「ほーう、この間自分でハンバーグ作ろうとして盛大に分量間違えて『肉だねがデロデロのままでぜんぜんまとまらないたすけて』って連絡よこしたのはどこのどなたでしたっけ~?」
「う゛っ」
「カレー作ろうとして具材入れる順序も炒める時間もテキトーにやって生野菜カレーになったってぼやいてたのは誰だったかな~」
「……どうせおれは料理下手なおとこですよーだ……」
トレーナーさんはいじけてむくれてしまった。まったく、いい年した大人で普段は頼りになるのにこういうところは子どもっぽい。
でも、まあ、ちょっと意地悪しすぎたかもしれない。
「あ、アハハ……ごめん、ちょっと意地悪しすぎたカモ……ま、最初に話題振ってその気にさせちゃったのはネイチャさんだし、さ」
この後に言う言葉を頭に浮かべるだけで、少しドキドキする。でも、この機を逃すなんてのはナシ。
「アタシでよければ、さ……つみれ鍋、作りますケド……どう?ほら、鍋って1人前だけ作るの難しいしさ!」
やっぱり、こういうところでもどうしても逃げというか言い訳みたいな一言は付け足しちゃう。
でも、トレーナーさんは喜んでくれたみたいだ。2人で歩いて向かう先は商店街。
きっとおじちゃんおばちゃんにからかわれるだろうけど……それでも、2人で過ごす時間が少しでも増えるのなら、そっちの方がうれしいのでアタシ的には”あり”なわけです
みたいなssやイラストをどなたか用意してくれませんか
そうすれば心は温まると思うんです - 2二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 19:31:44
当店はセルフサービスとなっております
- 3二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 19:32:12
目の前にあるやん
- 4二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 19:38:56
これがホントの煮たものふうふうってね
- 5二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 20:14:50
もっと他のも欲しいんだい!!!
- 6二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 20:16:15
- 7二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 20:17:21
書きたいんだろう?
聞いてやる、書き給え - 8二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 20:24:30
これ以上を用意しろとか無茶言うな
- 9二次元好きの匿名さん23/10/17(火) 21:23:25
別にネイチャと2人きりじゃなくてもルドルフの駄洒落はつまらないだろ
- 10123/10/17(火) 21:58:18
- 11二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 09:51:33
誰か書いてくれること期待の保守
- 12二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 09:52:36
- 13二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 10:09:30
ちいっ…!アンタらそういう仲かよ
- 14二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 10:22:09
君がいるから♥️
- 15二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 10:39:56
- 16二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 11:33:27
ネイチャさんを上手くエミュできる自信ないから書かないけどさこれアレだろ心底美味そうに自分の作った鍋を食ってるトレーナーがあまりに可愛いものだから思わず自分は食事の手を止めて頬杖つきながら慈しむような目でトレーナーのことを眺めてしまったり食べ終わった直後トレーナーに「やっぱりキミの料理は毎日食べたいくらい美味しい」みたいな一切合切の下心もおべんちゃらも含まれない純粋な心からの殺し文句を放たれてネイチャさんの顔が真っ赤になるやつだろ?そんでもって誤魔化すように食器や鍋を下げて「そこまでやらせるわけには……」と言うトレーナーを若干上擦った声で制して顔の赤らんでいるのを誤魔化すために台所に向かってふにゃふにゃっの照れ顔浮かべながら洗い物するやつだろ?俺は詳しいんだ
- 17二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 11:37:13
敗北経験者ということは書いたことがあるのだな!?囲め囲め!
- 18二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 11:39:23
そこまで煮詰まってるなら書けるのでは? エミュが不安ならストーリー一回見直してくればいいと思う。
- 19二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 13:29:20
いつの間にやら取り皿のつみれが冷めていくのも構わず食事をする手を止めていた。普段はあんなにもカッコいいのにこの人は時折どうも子供っぽい。悪戯心をだしてからかってみるといじけて見せるし、今こうしてアタシの料理を目を輝かせて食べている。いつもの頼りになるトレーナーの顔も天然スケコマシの顔も今の彼の顔からは想像がつかない。
「…………ネイチャは食べないのかい?」
「トレーナーさんがあんまり美味しそうに食べてくれて嬉しいんですよー。それより、若いモンが細かいこと気にしなさんな。ホラ、もっと食べなって」
「おれよりキミの方が食べるべきなんだけどね」
「いくらトレーナーでもオフの日の乙女の食事に口を出すのはショッケンランヨーですぞ〜」
一瞬ドキリとしたが変なところでニブくていつも優しい彼のことだアタシが彼の可愛い一面に見惚れてたことまでは気づいていまい………いないよね?……平静を装えなくなりそうだし思考を切り替えるためにも食べるのを再開するか。
「この子力つけてきてるんだよな…ネイチャも気をつけろ」
夕方のニュースでは最近のレース映像が流れていた。
「まぁ仕方ないんでしょうケド……」
「何か言った?」
「なんでもないですヨー」
心の声が漏れてしまった…………………アンタはアタシのトレーナーなんだから仕方ないのだろうけどせっかく二人でいるのだし他のコの話はしないで欲しいものだ。アンタは『アタシの』トレーナーなんだからさ。ニュースが切り替わる。これは確か学園からもそう遠くないプラネタリウムだ。改築のためにここしばらく閉めてたらしいけど……
「あ、ここ来週再開なんだ。せっかくだし暇ができたら行ってみるかい?」
「うーん、向こうしばらくは混み合うだろうしパスかなー」
………………本当この人は天然の女誑しだ。悪気も下心もないのがなお悪い。この人にその気はないのだろうけど、こんなの普通ならデートのお誘いだ。………………流石にひと月もすれば人入りも落ち着くだろうか?あそこに行ったことのある子は学園にもたくさんいるしそれとなく人の少ない時間帯がいつか聞いてみよう。それと人気のない席も。これはあくまで集中してプラネタリウムを見たいからであってそれ以上の意味はない………………決してなるだけ彼と二人きりに近い状況になりたいとかではない。
「ねぇ、ネイチャ……」
「はいっ!?」 - 20二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 13:29:32
誰にするでもない言い訳を何度も何度も心の中でしているとトレーナーさんから唐突に真剣な声音で話しかけられる思わず素っ頓狂な声をだす。………………大丈夫、この人のニブさを信じろ。アタシの心の内はきっとバレていない。
「ネイチャって鍋のシメは雑炊とラーメンどっち派?」
「………今からお米炊くわけにはいかないデショ」
………………うん、いいんだけどね、でもここまでニブちんというかデリカシーがないと言うか……いやアタシがメンドクサイだけだしら今ばかりはこの方がいいんだけどね?でももう少しこう、歯が浮くような何かがあってもいいと思うのよねアタシ。
「いやー美味しかった。ありがとうねネイチャ。ご馳走様でした」
「はいはい、お粗末さま」
ラーメンも食べ終えトレーナーさんはすっかりお腹いっぱいのご様子だ。男の人よりはるかに食べるウマ娘のアタシが程よい満腹感を感じているくらいなのだからトレーナーさんはそれ以上だろう。それにしても食後のこの時間、満足感からくる穏やかな時間というのは良いものだ。………………特にトレーナーさんと、大好きな人といる時には、このままいつまでも浸っていたいと思わされる。しかし、得てしてそういう空気は突然破られるものだ。
「やっぱりキミの料理は美味しいよ……毎日食べさせて欲しいくらいにさ」
「———っ!?ト、トレーナーさん、食器下げますねー!」
「いいよ、ネイチャは座ってて。流石にそこまでさせるわけには……」
「いいんですよ、トレーナーさんは!!ホラ座った座った」
穏やかなトレーナーさんの言葉に顔が湯沸かし器のようになり、誤魔化すために彼の申し出を多少乱暴に断って台所に向かう。冷静を装うことがとてもできそうにない。無自覚なデートのお誘いまではまだ我慢できた。しかし、これは無理だ。こんなのまるでプロポーズではないか。いつかのトロフィーのような、いつもの彼がポロリとこぼす殺し文句のようなものだ。こんなの我慢できるわけがない。
いくら冷たい水で食器を洗っていてもこのとても好きな人にはお見せできないようなデレデレのにやけた顔だけはなかなか収まってくれなかった。
- 21二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 13:31:23
>>16だけど書いてみた
途中から趣味と思いつき全開にしちゃったからスレ主の求めるものとはズレてるかもしれないが……少し独占力が強くて嫉妬しいなめんどくさい所のある乙女ネイチャが見たかったから後悔はしていない
- 22二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 13:52:52
- 23二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 18:29:37
ネイチャと向い合せで炬燵に入ってさ、ネイチャに「トレーナーさんや、温度の調整してくれません?そっち側にツマミが有るからさ」って頼まれるじゃん?
んで炬燵を覗き込むと、炬燵の赤い光がネイチャの足を照らしてるし、何なら短めのスカートの中が見えそうな状態なもんだから、凝視しちゃいそうになるのを耐えて目を逸らすんだよね
それを見て、ネイチャは何してんだろう?って不思議に思うんだけど、次第に状況を理解して慌ててスカートを抑えて、トレーナーに「…えっち」と顔を赤らめながら言う…みたいやのアリなんじゃないっすかね? - 24123/10/18(水) 19:00:35
- 25二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 19:12:11
「はーなの❤」されて逆ぴょいされても割と文句言えない
- 26二次元好きの匿名さん23/10/18(水) 19:48:11
- 271623/10/18(水) 22:05:00
- 28二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 02:33:56
例のトロフィー見るに不器用そうだしネイトレは料理以外でもやらかしてそう
そして誕生する「内心ニッコニコな実質通い妻状態ネイチャさん」 - 29二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 04:43:03
- 30二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 06:16:30
- 31二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 06:51:44
「ちょっと目を離すと散らかすんだからもー」「脱ぎ散らかすんじゃなく洗濯機に入れるってしないとしわついちゃうんですぞ~?」って言いながらニッコニコでやってあげるネイチャ
申し訳なさそうに謝るネイトレに「アタシが好きでやってるからいいんですよーっと」って言いながらタッパーに入れた作り置き渡してくれるんだよね……
- 32二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 14:27:19
新サポカで大概ネイトレも重いことが分かったし「トレーナーが喜ぶのをみて喜ぶネイチャを見て喜ぶトレーナーを見て(以下略)」とかいう湿度が湿度を呼ぶ互乗湿度空間が形成されそう
- 33二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 14:40:40
- 34二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 14:44:31
描いたのか!!!!!
- 35123/10/19(木) 17:25:48
アタシのスマホが音を立てた。
画面を見るとトレーナーさんからのLANE。
『ごめん、ちょっとだけいいかな?』
『ほいほい、どうしました?』
『その……夕食用にハンバーグ作ろうとしてたんだけど……肉だねがデロデロのままでぜんぜんまとまらないたすけて』
……折り紙トロフィーの時からうすうす感づいてはいたけど、この人は根本的にぶきっちょなのかもしれない。
『ありゃま……とりあえず、どんな感じか写真撮っておくってもらえます?』
数十秒後送られてきた写真を見ると、たしかにデロデロだ。
……どう見ても分量が何かおかしいとしか思えない。
『トレーナーさんや、つかぬことをお伺いしますが、ちゃんと計量しましたかな?』
『流石に俺も計量しないほどじゃないよ、ちゃんとレシピ見て一人前用に量を』
文章が途切れている。……途中送信してしまったのかな?
そう思っていたアタシの予想をななめ下で裏切ってくれた。
『ごめん、解決した……肉とパン粉は1人前に調整したのに卵と牛乳を2人前レシピのままの分量入れてた……』
「なんじゃそら!」
思わず口をついて出てしまったツッコミの言葉。
アタシのトレーニング関連のことはしっかりしっかりしてるというのに、なぜこうもポンコツなのか。
……こんなところも少しかわいらしく感じてしまうのは、ギャップ萌えなのだろうか。それとも、惚れた弱みというやつなのだろうか。
『解決して何よりですなー、じゃ、お肉買ってそっち向かうから少しお待ち下さいな』
『え、いや、流石にそれは申し訳ないし……ネイチャだってゆっくりしてたところでしょ?』
『このままトレーナーさん放ったらかしといたらまたなにかやらかしそうでそっちのほうが気になっちゃうんですケド……まあ、申し訳ないと思うならハンバーグご相伴に預からせてくださいな。ちょうど2人前になるわけですし』
『本当にごめんね』
謝罪文とともに土下座のかわいいスタンプが送られてきたのを見てから、アタシはコートを羽織って部屋を出る。
商店街を歩き、お肉を買う。
いまから料理かい?と聞かれ、「どっかの誰かさんがとちったのでそのリカバリーにね」とちょっとおどけてみる。
「胃袋がっつりつかんでおいで!」という言葉とおまけの食材を受け取り、アタシはトレーナーさんの家へと向かう。
外の空気は冷たいけれど、気にならない。
アタシの顔も体も心も火照っているから。 - 36123/10/19(木) 17:26:31
1で書いたハンバーグエピソードを即興で脳内で書いて出力してみたんですがこんな感じでどうでしょうか(小声)
- 37二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 17:30:06
- 38二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 17:31:58
ネイチャがネチャるの10割ネイトレが悪いわ
- 39二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 18:09:06
ちょくちょく文豪や神絵師が来てますねこのスレ
- 40二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 20:13:42
- 41二次元好きの匿名さん23/10/19(木) 20:38:03
いいだろ?トレーナーさん大好きっ子だぜ?
- 42二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 00:36:41
ネイチャさんは育成ストーリーでトレーナーにご飯作ってあげてるという事実
- 43二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 01:57:57
- 44二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 02:00:23
そうだな!じゃあコンビニでおでん買ってくるわネイチャはなにが良い
- 45二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 02:00:33
寒くなってきたってタイトルと本文冒頭の鍋のおかげで
キングが鍋作る安価スレで肉うどん雑炊ができたの思い出した - 46二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 07:04:41
アリだ
- 47二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 11:00:03
- 48二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 17:55:56
どなたかおかわりを用意してくれませんか!?
- 49二次元好きの匿名さん23/10/20(金) 20:05:51
- 50二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 01:43:06
「ネイチャさん!先日はご相談に乗っていただき、ありがとうございました!」
「おーキタサンじゃないの。菊花賞見たよ~。一着獲っちゃうなんてスゴいじゃん!……で、そのダンボールは一体……?」
「商店街の八百屋さんから頂いたサツマイモなんですけど、さすがにちょっと食べきれなくて……。いただきもので申し訳ないんですが、この間のお礼にと思いまして」
「なるほどねぇ~。……それじゃあ、お言葉に甘えていただいちゃおうかな?」
「是非もらってください!……あと、また悩むようなことがあれば、相談に乗っていただきたいんですが……」
「そんな遠慮しなくても大丈夫よ、いつでもおいでなさいな」
ありがとうございました~、という大きな背中を見送る。……GⅠも勝ったし、なんだかちょっと頼もしくなったかな?
――さて、こいつら一体どうしてやろうか。
王道と言えば焼き芋。とはいえさすがにこの量じゃ飽きる。となれば、加工する他あるまい。
ご飯はカフェテリアで事足りるから……お菓子かな。定番・スイートポテト。
と、ここでふとひらめく。人手不足をダシにして、トレーナーさんの家に上がり込んで手伝ってもらえばよいのでは……?
言うが早いか、スマホを取り出し、LANEでメッセージを送る。
『トレーナーさん、秋の味覚楽しみませんか?』
「秋の味覚~とか言って、一瞬松茸とか期待しちゃったよ」
「いやいや、アタシ女子高生ですよ?さすがにそんなもの手ぇ出ませんって」
必要な材料を買い込み、スーパーの袋を携えてトレーナーさんのお家にお邪魔した。
……なんか、トレーナーさんの家に上がり込むのが日常になってない?
しかも買い物袋携えて……通い妻かアタシは。……いや、そうかも。
「結局俺も手伝うことになるのな……」
「いいじゃないですか~、スイートポテトでデロデロの苦手意識克服しましょうよ」
「……その話、いつまで引っ張るんだよ……」
「アハハ、分かりました分かりました。じゃ、ちゃっちゃと作っちゃいましょうね~っと」
「じゃ、まずはこのおイモさんたちを輪切りにしてくださいな」
「輪切り?そのまま使うんじゃないのか?」
「まあ見てのお楽しみってことで。さあさあテキパキ行きますよー」 - 51二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 01:43:24
「……で、後はこれをオーブンで焼けば完成ってね」
「思ったより簡単だったなぁ。まさか芋を柔らかくするのも焼き目をつけるのもこれ一台で済むとは……」
「でしょ~?ちゃんと分量とレシピ通りに作れば問題ないんですわ」
「ちょっと苦手意識克服出来た気がするよ」
「お~?じゃあ次は泣き言LANEきてもスルーしちゃうぞ~?」
「……それは勘弁だなぁ……」
お茶を淹れ、一息つきながらトレーナーさんと談笑するこの時間。
……すごく暖かく感じるのは、きっとお茶のせいだけでは無いのだろう。
「なあ、ネイチャ。……その、ケーキ作るのって難しいか?」
「うーん……スポンジにちょっとコツいりますし、そこまで本格的になると色々器材も必要になりますよ?」
「そうかぁ~……。いや、今日ちょっと楽しかったからさ。時期的にもうすぐクリスマスだろ?二人で一緒にクリスマスケーキでも作れたらなとか思ったんだけど……」
……トレーナーさんと、ケーキ。共同作業。……そして入刀。
「……チャ?ネイチャ?おーい?」
「ぴゃい!?……分かりました。トレーナーさんの熱意に免じて、ネイチャさんが一肌脱いじゃいましょうかね」
「おぉ、本当か!楽しみにしてるよ!」
いかんいかん、何を考えてるんだアタシは。さすがにうぬぼれ過ぎだっての。
……でも、もしそうなれれば……。
――後日、スイートポテトをお裾分けしたタンホイザが、あまりの甘ったるさに鼻血を出したそうな。
……そんなに砂糖入れたっけ? - 52二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 08:37:13
- 53二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 09:27:04
>>あまりの甘ったるさに鼻血を出したそうな
砂糖入れすぎたんじゃなくて渡した時惚気すぎたんじゃないんですかね(名推理)
- 54二次元好きの匿名さん23/10/21(土) 21:28:24
保守
- 55二次元好きの匿名さん23/10/22(日) 04:43:25
ネイチャに教えてもらいながら料理の経験を積み重ねた結果、ある程度は作れるようになったネイトレが「今日の晩御飯」とウマッタ―にアップしたところ
「料理ができる……だと?」
「ネイチャに作ってもらったのでは?」
と言われ
「確かにレシピはネイチャにもらったやつだけど作ったのは俺でーす!」
とどや顔で反論し、
「確かに、具材の切り方が妙に雑だからこれはマジで自作だな」
「ネイチャ先生、採点してやってください」
とからかわれて少しむくれるネイトレ
っていうのもありじゃないですかね