【🎲・閲覧注意】オール・フォー・ユーpart4

[1 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 22:37:06]

「マグカップ組＆ラウダでオリジナルシナリオを独自ルールで進めている。

　シナリオを進めるキャラ（PC）とは別にメタ視点の俺たちワイプ組の反応も入るからそのつもりで。

　現在は第四章と第五章の間の幕間だ」

「PCの半数のキスシーンがお送りされたわけだが」

「Chu！ラブラブ確定でごめん♡」

「私も色ボケでいい感じの出目だったし狙えるわよこれは」

「わざわざ狙うもの…？」

「もっと近づいて～♪」

「シャディクさんまでカラオケを！…もしかして色ボケ相手がいないの、私だけです…？」

「本シナリオではメイン格のキャラ以外にもサブキャラとのCP成立＆サブキャラ間のCP要素が含まれる可能性があります。

　左右は明言しませんが、こだわりの強い方や地雷のある方はブラバ推奨ですよ。

　それと展開によっては猟奇的な展開や性癖モロ出し、暴力描写や性描写が含まれる可能性がありますのでご注意ください」

[2 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 22:38:36]

「私はすごいえらいつよい愛の女神。

　語気の強いレスやレスバはサクッと撃滅しますね。愛の女神なので。

　CPに関する質問や展開への不満も基本的にスルーです。愛の女神なので。

　合わないと感じた方はそっとブラバ＆理想のスレがあるなら自分でレッツスレ立て！ですよ」

「このスレでは独自ルールを採用して遊んでいる。

　詳細はpart1参照」

↓part1

【🎲・閲覧注意】オール・フォー・ユー｜あにまん掲示板

↓part2

【🎲・閲覧注意】オール・フォー・ユーpart2｜あにまん掲示板

↓part3

【🎲・閲覧注意】オール・フォー・ユーpart3｜あにまん掲示板

[3 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 22:39:29]

「これまでの長編シナリオは以下参照」

【愛の女神シリーズ】長編シナリオ

[4 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 22:40:27]

「単発シリーズは以下を参照してね」

【愛の女神シリーズまとめ】

[5 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 22:43:24]

「本シナリオに登場するPCを紹介する」

グエル

・一般家庭に生まれたお節介焼きなところのある学生。『仲の良い弟』がいる。

　備考：初手幸運クリティカルで微妙にシナリオと進行役の情緒を破壊した。ケレスさん以外との交流ダイスがへちょい。

5号：輝きの獣/×××

・自信に満ち、自らを英雄と語る。

　備考：4号に結婚を迫っている。楽しそう。つよい。

ミオリネ

・裕福な家庭に生まれ、放蕩を繰り返す学生。

　備考：シンプルクソ女かと思いきや意外と面倒見がいい面も？5号と4号に気ぶっている。シャディクと色ボケの可能性が芽生えた。

4号：背徳の獣/××

・どこか神秘的な雰囲気がある。夜は一人になりたがる。

　備考：他者を魅了してしまう体質。ミオリネに懐いた。5号に惚れた気がする。

シャディク

・恵まれない家庭環境、恵まれない人間関係により人間不信に陥りつつある学生。

　備考：スレッタと強い絆で結ばれるに至った。グエルのことは一応信じている。ミオリネといい感じかもしれない。

スレッタ：堕落の獣/××

・人を遠ざけようとするところがある。しかし心根の優しさが見え隠れする。

　備考：シャディクと共にやり直すことを決め、5号と4号に気ぶり始めた。

[6 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 23:07:28]

～臨海公園～

「………」

（ノレアのことは…残念だったけど。

　巡礼に参加する人数が減って、これから先…どうなるのかな？

　私たちの負担が増える…なんてこともあり得る？）

（そもそも、何のための巡礼なんだろ…

　…司祭、だっけ？毎回頭の中に語り掛けてくるやつ…

　あいつは、獣が人に近づいたって言うけど。

　獣が人に近づいたら、どうなるの？）

ミオリネ幸運（51～）：dice1d100=38 (38)

[7 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 23:09:49]

「………」

「…ミオリネが失敗するのも恒例になりつつあるな…」

「私より成功率の低いシャディクは成功するのにね…」

[8 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 23:13:07]

「最後はシャディクだが…今はスマホも持ってないからな」

「文明から遠のいてるなあ、俺」

「どこで出会うのかダイスで決めよう」

「了解」

dice1d3=3 (3)

1：コンビニ

2：河川敷

3：商店街

[9 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 23:20:39]

～商店街～

（彼女…スレッタは、今頃どうしているかな。

　話をした後、少し横になったからか…出掛ける時、いつになく明るい顔だった気がするし…

　少しでも、元気が出たならよかった）

（…本当に。ちゃんと話ができて、よかった）

「あら。機嫌が良さそうね」

「エナオ」

「偶然ね。買い物にでも来たの？」

「俺は…dice1d3=1 (1)

　1：その通り。今夜はささやかながら良いものを食べたくて

　2：何かできることがないか探していたんだ

　3：エナオこそ何をしに？

　」

dice1d100=5 (5)

[10 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 23:24:31]

「…スレッタと何かあったのね」

「え？」

「見れば分かる。…よかった。

　あなたたち、本当はお互いに近づきたいのに近づけないでいるみたいで…

　見ていてもどかしかったのよ」

「…エナオには敵わないな」

「敵うと思ってたの？」

「はは…いいや。昔から…俺のこと、よく分かってくれてたよな。

　なのに今まで顧みもせずに…ごめん。それと、ありがとう」

「…本当に、いいことがあったのね」

シャディク・エナオ友好：0→1

[11 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 23:28:13]

「5って」

「俺と彼女たちの間に恋愛感情がないのは解釈一致だ」

「本人嬉しそうだし」

「…では、昼の行動に移ろう。それぞれ行きつけの場所に向かい、4号と5号はデートになる。

　さっきのイベントのせいで…デートが本気でただのデートになるな…」

「よかった～」

「本来は不穏なイベントだった？」

「まあ…ダイス結果によっては」

[12 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 23:37:39]

～喫茶店～

「………」

「イリーシャ、どうかしたのか？」

「ん～…ちょっとね？最近、連絡の取れない友達がいるんだ。

　私はあんまり話したことないけど、イリーシャは講義が被ってるみたいで、結構仲良くて…」

「！…それは…」

（まさか、最近の事件の被害に遭って…）

「…でもさ、私…つい昨日、街中でその子を見かけたんだよね。

　声を掛けても無視されちゃって、変だなーと思ったんだけど」

「なら…無事ではいるのか。よかったじゃないか」

「たぶん、そうだと思うけど…なんか変な感じがして。イリーシャには言ってないんだ」

[13 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 23:45:24]

～バー～

「ふーん？友達がねえ…」

（巡礼や侵食者と…関係あったりするのかな）

「メッセージの既読すらつかないし、何考えてるんだか！」

「…周囲でも似たような話を聞いたが、どうにも…近頃、若い女性の失踪が相次いでいるようだな」

「若い女性…っていうと。私たちくらいの年齢？」

「ああ。私が聞いただけでも…十人ほどになるか」

「そんなに…」

「そのうちひょっこり帰って来るとは思うけどね。…そうだよね？」

「…そうだな」

「………」

（何も…起きないといいけど）

[14 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 23:51:04]

～コンビニ～

「若い女性が…ですか？」

「そう。だからスレッタも気を付けて。いざとなったらシャディクを盾にしていいから」

「えっ」

「冗談よ」

「ええと…いざという時は、一緒に逃げますね」

「…そうだね。エナオも、友人のことは気になるだろうけど…自力で調べようなんて思わず、警察に任せてくれ」

「当然でしょう。私はそんなに無謀じゃない。…心配は受け取っておくけど」

（…若い女性の失踪。死体は見つかっていないから、今までの侵食者の起こした事件とは違って思えるけど…）

（…何だろう、この…嫌な予感は）

[15 二次元好きの匿名さん 23/10/19(木) 23:58:38]

「ところでスレッタ、少し雰囲気が変わった？」

「え？」

「そうだな…年相応の表情を見せるようになった、かもしれない」

「そ、そうですか？」

「バイトに来た時も上機嫌だったでしょう」

「嬉しいことでもあった？」

「えーと…そう、ですね。…お友達が、増えました。…決して分かり合えないだろうと思っていた人に、歩み寄れました」

（それは、まさか…）

「…そうか、それはいいね。よければ俺にも紹介してほしいな」

「…はい！」

[16 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 06:16:51]

「…では、4号と5号。どこでデートするのか決めろ」

「人の少ない場所がいいと思うけど」

「だよね～。遊園地とかは無理かな」

「…そうだな…」

dice1d3=2 (2)

1：安定の森林公園

2：季節外れの砂浜

3：いっそ家　dice1d2=2 (2)　（1：ジェターク家　2：ミオリネ宅）

[18 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 06:26:56]

「画像ミス…しましたね」

「そうだな」

「すごい出目が見えたんですが…」

「…そうだな…」

「ファンブル…」

「………どうなるの？」

「…dice1d3=1 (1)

　1：安心しろ、何も起きない

　2：残念だったな、空気が微妙になる

　3：むしろ色ボケ

　」

[19 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 06:27:55]

～砂浜～

「これってデートだよね？」

「………」

「否定しないってことはデートね！デートしたら次は結婚する？」

「………」

「…えっと…君が否定しないと、何だか不思議な感じがするね」

「…そう。嫌だった？」

「嫌じゃないよ、嬉しい。嬉しいんだけど、何だか…落ち着かなくて」

「………そう」

[20 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 06:35:50]

「海って…水がたくさんあるのは湖と同じなのに、全然違うね」

「そうだね。潮の匂いや波の音…海にしかないものもある」

「僕は湖の方が好きかな。小さい頃からずっと側にあったものだし」

「…君は、どんなふうに育ったのか、聞いてもいい？」

「もちろん構わないよ」

「妖精に育てられたと言っていたね。…実の両親は？」

「よく知らないんだよね。でも妖精たち曰く、僕の父親は僕とそっくりだったって」

「…会いたいとは思わなかった？」

「うーん…妖精郷に暮らしてるとそんなこと気にならないからね。妖精には親も子もないし。

　それにみんな、僕のことを『大切な子』『英雄になる子』って愛してくれたから。

　ただ…物語に出てくる家族には興味があったよ」

[21 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 06:42:44]

（閉ざされた世界で…役割を求められ、純粋培養された。それが彼。

　きっと妖精たちが『英雄』と認めるほどの資質を持って生まれた…だからこそ、僕に魅了されることもない）

「妖精たちも、妖精郷も好きだけど、外の世界への憧れはあったんだ。

　いつか僕も物語の英雄みたいに冒険をして、友を得て、恋をするのかなって」

「…望むような冒険は、できた？」

「それが全然！実際には弱い人間を相手に斬って、刺して、殺して…の繰り返し！

　そうして五年間戦い続けて、最後はあっさりおしまい。

　本物の英雄なんてこんなものかって思ったよ」

「………後悔、しなかった？もっと自由に生きればよかったと」

「自由に？」

「そう。君は…英雄であることを求められたんだろうけど。

　そんな、求められた役割なんて放棄して…自由に生きたいって、思わなかった？」

「………考えたこともなかったよ」

[22 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 06:54:30]

「君は…そんなことを考えて生きてたの？

　君って…どんなふうに生きてきたの？」

「…スレッタが、言っていた通り。

　数えきれないほどの人を惑わせ、争わせて、血が流れ…」

「そうじゃなくて。…何を考えてたの？そうなってほしかった？それとも…」

「…望むことなんて、一度もなかった。そもそも、何かを望むことさえ…なかったよ。

　ただ…流されるまま生きていただけ」

「…そっか。僕もそうなのかもね。流されていただけかも。やっぱり僕たち、よく似てるんじゃない？」

「…そうかも、しれないね。…ごめんね」

「どうして謝るの？」

「………どうしてかな。わからない。…ただ…」

（君と同じで嬉しいと…そう思っている自分がいることが…いけないことのように感じるから）

[23 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 06:56:53]

「友好度は…あの出目だったからな。変動なしでいいだろう」

「4号すごいしっとりしてるじゃん」

「潮風が吹いているせいだね」

「関係ある？」

「ベタベタになるから」

「ベタベタ…」

[24 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 07:00:58]

～臨海公園～

「んー！風が吹いて気持ちいいね」

「だな。…ん？なあ、あっち…砂浜の方に並んでるのって」

「4号さんと5号さん…かな？デートだったりして」

「よく似た顔同士で？」

「よく似てるけど、赤の他人なんでしょ？なら不思議じゃないよ。

　…にしても4号さん、本当に綺麗で…うらやましいな」

「あーしにとってはニカ姉の方がきれいだよ」

「えっ…も、もう、からかわないで」

「からかってんじゃないし。…本当に、ニカ姉はきれいだよ。

　見た目もそうだけど、それだけじゃなくて…」

[25 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 07:06:39]

4号と5号の父親…

[26 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 07:07:03]

「………私は、チュチュが思うような人間じゃない、かもしれないよ？」

「ん？獣になった罪…とかの話か？」

「うん。…ねえ、チュチュはどうして…巡礼に参加することになったのか、聞いてもいい？」

「あー…ニカ姉に会った時、あーし…」

「川でびしょ濡れになってたよね」

「あれな、実は溺れてる子供が見えたから飛び込んだら、そのまま…

　…まあ、その子は別の奴が助けてくれたらしいし！それでよかったと思ってるんだけど」

「…チュチュはすごいね。人のために行動して…それを後悔せずにいられて」

「ニカ姉だって同じだろ？」

「ううん。私は…自分のために行動して…それを、後悔しながら…死んでいったから」

[27 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 07:10:07]

「…さて。幸運ダイスの時間だ」

「よし」

「いけグエル」

「がんばれグエル」

「………」

グエル幸運（31～）：dice1d100=7 (7)

ミオリネ幸運（51～）：dice1d100=52 (52)

シャディク幸運（61～）：dice1d100=13 (13)

[28 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 07:11:11]

兄さん…

[29 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 07:15:43]

「………」

「………」

「………」

「おい」

「僕もちょっと戸惑ってる」

「…どうするんだこれ」

「ちょっと待て。…うん、そうだな…よし。これでいく」

[30 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 07:26:19]

～？？？～

「うーわ、オフィスで肉っすかぁ？」

「外に出るのが面倒だからな。デリバリー万歳」

「いやずぼら～。スーツに匂い移さないでくださいよぉ？」

「…社長、突然よく笑うようになりましたね」

「文句あっか」

「ないですけど」

「あれじゃないっすか？コ・イ♡」

「まあそんなところだ」

「えっ？…うわ、キモ…」

[31 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 07:28:56]

まさかのここでセセリア＆ロウジ！

[32 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 07:33:29]

「クビにされたいのかお前ら」

「僕まで…？」

「いやいや。たった二人の社員をクビにするとか普通に考えてナイっすから。

　そもそも私たちくらいですよ？こんなわけのわからない社長がいる会社で働こうなんて思うの」

「俺の将来性を見抜いたその目は褒めてやる。慧眼だな、セセリア」

「どうも～」

「そうだ、セセリア。一応気を付けろよ。最近の事件は知ってるだろ」

「ああ、若い女性が…ってやつですか？」

「…どうしちゃったんでしょうね、この街。ちょうど…社長が現れたあたりから、おかしくなったような…」

「ははは」

「…笑うところっすか、そこ？」

[33 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 07:36:48]

「…時に。肉を食うことは罪か？」

「急に哲学始めちゃったよ…」

「いつものことでしょ。…え～…罪ではないんじゃないっすか？

　ていうか罪だとしても食べずにはいられないでしょ」

「その通り。他の生命を食らうのは罪であって罪じゃない。

　じゃあ…他者を欺き、奪うのは、どうなんだろうな」

「罪でしょ」

「罪ですね」

「お前らは物分かりがいいな。そう、その通り。それは罪だ。

　特に…他人に成り代わるなんて、最悪だろ？」

[34 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 07:39:49]

「幕間終了。第五章に続く」

「………今の話はどこに掛かって来るんだ？ガールズか？ガールズの言ってた話なのか！？」

「不穏…」

「でも…わざわざニカの話を挟んだのも気になるわよね…」

「ミスリードかもしれないけど」

「…どっちにせよ、ろくなことにならない…気がする」

「うう…この流れは、もしかしてニカさんとチュチュ先輩…」

[35 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 08:42:30]

ニカ姉は4号の見た目に頻繁に「きれい」と言及して羨ましがってて、街では若い女性ばかり狙われてて、って嫌な予感しかない

[36 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 15:45:28]

一瞬カーミラ的なアレかと思ったけど成り代わりとはちと違うか…

[37 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 20:21:32]

「今更なんですけど…5号さんが植物園で魅了抵抗に失敗したらどうなってたんですか？」

「そうだな…4号の言いなりになっていただろう。

　その後は4号の気分次第だが…」

「場合によってはスレッタ・マーキュリーが死んでいたと思う」

「！？」

「コワ〜…」

「4号が衝動のまま暴れれば水星女には止められないからな。

　選択肢としては…

　『そのままごにょこにょ…する』『嫉妬で周囲の人間を殺す』『5号を食べようとする』

　…の3択。嫉妬の場合は巡礼失敗してバッド直行だ」

[38 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 20:22:27]

ニカ達との友好度はどう影響してくるのか…

[39 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 20:24:03]

>>37

抵抗成功した5号マジ有能

[40 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 20:26:44]

第五章　『虚飾』

　むかしむかし、あるところに。

　みすぼらしい格好の女の子がおりました。
　女の子はお屋敷で朝から晩まで働き、固いパンを齧り、冷たい床で眠りました。

　お屋敷には女の子と同じ年頃のお嬢さんがおりました。
　女の子はお嬢さんがきれいなドレスを着て、ふっくらしたパンを食べ、あたたかいベッドで眠っているのを、うらやましく思っていました。

　ある日のことです。
　お嬢さんのドレスのアイロンがけをしていた女の子は、そのドレスのサイズが自分にぴったりだと気付きました。
　ほんの少し。誰も見ていない今だけ。
　そう思ってドレスに袖を通し、鏡の前に立った時、悲鳴が上がりました。
　開いた扉の隙間から、お嬢さんが女の子を見ていました。

「あんな汚い子が着たドレスなんていらない！」

　鞭打たれ、お屋敷から追い出された女の子は、一緒に捨てられたドレスに袖を通しました。
　女の子がそれまで着ていたボロ切れのような布より、ずっとあたたかかったからです。
　女の子はもう街にいられなくなって、行く宛もなく、ボロボロの体で歩き続けました。

[41 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 20:37:21]

　次第に歩くこともつらくなった女の子が道の端に蹲っていると、すぐ近くに馬車が停まりました。
　中から身なりの良い、優しげな老夫婦が顔を出し、女の子に声をかけます。

「素敵なドレスを着ているけれど、怪我をしているね。どこか戦場から逃れてきたお嬢さんかな」
「どこから来たの？名前は何というの？」

　女の子は答えられませんでした。自分がいた場所の名前も知らず、自分自身の名前も持っていなかったからです。
　わかりませんと答えた女の子を、老夫婦は家に連れ帰り、怪我の手当てをして、あたたかな食事と寝床を与えました。
　二人は女の子のことを、どこか遠い場所から逃れてきた貴族の娘と思っているようでした。
　女の子は本当のことを言って追い出されるのが怖くて、記憶喪失のふりをしました。

　女の子は良くしてくれる老夫婦を慕い、二人も女の子を可愛がりました。
　礼儀作法を教え、学びたいことは学ばせ、女の子はそれを全て身につけていきます。
　女の子は自分の知っていた世界がとても狭かったこと、自分のいた街はとても小さかったことを知りました。
　やがて女の子は、正式に老夫婦の養女として迎えられました。

　数年が経ち、女の子が大人の女性に近づく頃。
　歩くのも苦労するようになった老夫婦が、自分たちの代わりに王子様の誕生日パーティーに行って欲しいと言いました。
　女の子は生まれて初めてのパーティーに、今までで一番のおしゃれをして向かいました。

[42 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 20:43:26]

　パーティー会場で、女の子は注目を集めました。
　その場にいる誰より美しい作法で、言葉遣いで、何よりも絢爛なドレスと美貌で。
　誰も、女の子が元はみすぼらしい使用人だったと、見抜くことはできませんでした。
　それは、王子様も同じでした。

「僕と結婚してくれないか」

　王子様のその言葉は、実際のところ、命令と同じでした。
　女の子は黙って頷き、王子様の手を取ります。

　一ヶ月後、盛大な結婚式が開かれました。
　国中の人が集められ、王子様の心を射止めたお姫様を見ようとしました。
　華々しい式の途中、誰かが叫びます。

「嘘つき！」

　それは、お姫様がみすぼらしかった頃に働いていたお屋敷のお嬢さんでした。
　お姫様は青ざめ、それから震える声で言いました。

「嘘をついているのはあの人です」

　王子様は重く頷き、そして。
　結婚式の裏側で、一つの処刑が行われることとなりました。

[43 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 20:53:02]

　それからお姫様は、誰かに疑われる度に否定しました。
　すると王子様が、お姫様を疑った人を処刑します。
　お姫様は恐ろしくてたまらなくなりました。

（本当のことを知られてしまったら、どうなるんだろう）

　怯えて暮らすうち塞ぎ込むお姫様を心配し、王子様はますます苛烈に周囲の人を罰し始めました。

（私のせいで、人が大勢死んでいる）

　ある日、老夫婦がお姫様に会いに来ました。

「あなたは本当はどこから来たの？」

　二人に会えた喜びで気の緩んだお姫様は、その問いかけに正直に答えました。
　ずっと騙していてごめんなさいと言おうとしたお姫様を、部屋に飛び込んできた兵隊が押さえつけます。
　老夫婦を呼んだのは、お姫様の素性を疑った王様とお妃様でした。

　数日後。
　すっかりみすぼらしい格好に戻った、名前もない女性が、処刑台に立たされていました。
　誰でもない、何も持っていない彼女は、悲しむ老夫婦を、憤る王子様を、奪ったものを返せと叫ぶ処刑された人々の家族の見る中で、首を落とされました。

（結局私は、人を傷つけた末に、誰にもなれなかった）

[44 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 20:58:14]

「夢を見てさ…」

「急にどうしたの？」

「ニカ姉の夢…ニカ姉が、生まれてから死ぬまでの…」

「…そっか。私たちの命は繋がっているから…

　そういうこともあるのかもしれないね」

「…あのさ。ニカ姉のしたことは…確かに、駄目だったと思う。

　けど、それでもさ…

　他にどうすればよかったかなんて、あーしには分からないし。

　きっと…誰にもわからないよ」

「チュチュ…」

「…それに。あーしの知ってるニカ姉は、やっぱり…

　やさしくて、かっこよくて…誰よりきれいな人だ」

「え？」

[45 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 21:09:00]

「初めて会った時…ずぶ濡れでくしゃみしてるあーしのために、せっかくの綺麗なドレスを裂いてタオルみたいにしてさ…」

「あれは…だって、あのままじゃチュチュが風邪をひいちゃうから」

「初対面のあーしに、何の躊躇いもなく手を差し伸べてくれた。

　あーしの知ってるニカ姉はそういう人だよ」

「………チュチュ」

「あの時から決めてんだ。ニカ姉のこと、信じるって」

「…ありがとう、チュチュ。私は、その信頼に応えたい」

「おう！これからも二人で巡礼頑張ろうな、ニカ姉！」

「うん！チュチュのこと、絶対に守ってみせるからね」

[46 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 21:14:51]

「これは…シロか？」

「これで裏で何かしてたらもう何も信じられないよね」

「でも…助けられないんだよね…」

「今の会話の流れで…」

「胃が痛くなってきた」

「何とか…ならないんですか…！」

「ならない。残念だったな」

「む…無慈悲すぎます…」

[47 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 21:16:03]

こんなニカ姉が悪いことするわけがない（IQ5）
これは攻撃力最弱も止む無し…ってもう悲しい事実が断言されておる…

[48 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 21:35:00]

もしニカ姉がシロならもっとやべーのが街に潜んでいるパターンか…？

[49 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 21:40:10]

なんとなく助からない獣の共通点が見えてきたな
54スレッタはまだ大丈夫そうだが…

[50 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 22:52:26]

「5号、今夜も巡回か？」

「うん。若い女の子が狙われるって話だし…4号に万が一のことが起きないためにもね！」

「…それは心配無用だと思うけどな」

「俺もついて行くよ。明日は休みだし、多少帰りが遅くなっても問題ない」

「え！？」

「え〜？まあいいけど」

「よし。じゃあ行こうか」

「兄さん…」

「大丈夫。何かあれば連絡するから。行ってきます」

「………」

[51 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:00:14]

〜繁華街〜

「夜でも賑わってるな…」

「表通りもだけど、裏通りも見て回るよ。

　侵食者なんかは人気の少ない場所で出会いやすい気がするし」

「…ああ」

「緊張してる？僕が居るから平気だよ」

「そうだな…5号は毎回、巡礼の時も頼りになるからな」

「でしょ！だって僕、…」

（…英雄になったのは、僕の意思じゃない。なら、僕は本当は…？）

「？」

「ん〜………あっ」

[52 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:06:24]

「バーカ！ぼーっとしてるからだよ！」

「うわっ！俺の財布！」

「あーあー…しょうがないなあ」

（一瞬で追いついた…！）

「はい、グエルのお財布は返してね〜。…それと…」

「ひっ…！？」

「な…！？何を…！」

「悪い人はやっつけないとね」

dice1d100=50 (50)

「何このダイス」

「…高い方がいいとだけ言っておく」

[53 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:09:34]

「ぴったり50って」

「………どうしたものかな…」

「1d2で決めたらどうです？」

「そうするか…」

「頼むからいい方に転がってくれ…」

dice1d2=1 (1)

1：思い留まる

2︰斬る

[54 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:18:18]

セーーーーーーーーーフッ

[55 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:20:01]

「た、頼む、もうしないから…助けてくれえ…」

「5号！」

（悪い人はみんなやっつけちゃえばいいはず…なんだけど。

　まあ…反省してるし、…やり直す機会っていうのが、あってもいいのかな）

「…はい。もう悪いことしないでね？」

「はいぃ…！」

「逃げてっちゃった」

「お前…！本気で斬るかと思って気が気じゃなかったぞ…！」

「そのつもりだったよ？」

「…それは…お前のいた世界では、それが当然だったのかもしれないが…」

「悪い人はみんなやっつけてたからね」

[56 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:27:21]

「…でも、思い留まったんだな。よかった…」

「これっていいことなんだ？」

「ああ。奪う必要のない命まで奪うことはない。

　彼がどうしてあんなことをしたのかもわからないだろ？

　償ったり、やり直す機会は…あってもいいはずだ」

「ふーん…」

「5号が…お前なりに、この世界で過ごして、考えて…

　殺さない選択をしてくれたこと、俺は嬉しいよ」

「どうしてグエルが喜ぶの？」

「それはまあ…パートナーだからな。あと、何の躊躇いもなく人を殺すようなやつは…正直怖いし」

「…そっか」

グエル・5号友好：1→2

[57 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:29:30]

よかった…ここにきて友好度も上がっていい感じ

[58 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:30:31]

斬ったパターン想像すると怖いな

[59 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:34:55]

斬るパターンだとグエルが犯人庇って死んでBADENDとかもありそうでな

[60 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:35:41]

〜商店街〜

「…大丈夫？」

「ん…」

「無理してついてこなくてもいいのに…」

「…何かあってからでは、遅いから」

「それはそうなんだけどね。

　ちょっとバーまで行くだけ…あれ？」

「………？」

「ちょっと…マスター？どうして店を閉めたりして…」

「ああ、ミオリネか。それがサビーナとレネがな…」

[61 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:40:45]

〜コンビニ〜

「…なので、もう、これはお二人を応援するしかないなと！」

「はは…君、そういうのにちゃんと興味があったんだな」

「あります！それはもう！…そんな余裕なかっただけで…」

「…これから取り戻していけばいいさ。

　君が今まで手にできなかった、年相応の経験を」

「…はいっ」

「スレッタ！今日はシャディクもいるのか？

　…ああ、それよりも！エナオとすれ違わなかったか！？」

「…え？」

「…何かあったんですか、店長」

[62 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:49:07]

「メイジーから電話…？こんな時間に何だ…」

『グエルくん！イリーシャが…いなくなっちゃって…！』

「………！」

『バイトから帰る途中、行方不明になってた友達を見つけて…

　私も追いかけたけど、見失っちゃって、どこにいるか全然分からなくて…！』

「…わかった。俺も探すから、メイジーは家に帰るんだ」

『どうして！？』

「お前、イリーシャとルームシェアしてるんだろ？

　普通に帰ってきたらどうする。お前が家にいなきゃ、今度はイリーシャがあちこち探し回る羽目になる」

『…それは……、…うん。わかった。ごめん、取り乱しちゃって』

「構わないさ。…じゃあ、何か分かったら連絡するから」

『うん。…グエルくん、気をつけてね』

[63 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:51:55]

あかん…ガールズが…

[64 二次元好きの匿名さん 23/10/20(金) 23:55:04]

「今の、聞いていたか」

「うん。…何だかまずいことが起きてそうだ」

「ああ…しかし、どうすれば…」

「こっちかも」

「え？」

「何となくだけど…気配を感じる。

　今までより濃くて強い…」

「…行ってみよう。案内してくれ」

[65 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 00:02:54]

〜廃病院前〜

「取り壊し予定の病院…こんな場所に…？」

「やっぱり気配が強く…あ！」

「5号…」

「…あんたたちも、何かあったわけ？」

「君たちもね」

「ここに…エナオさんが…？」

「あ…皆さん！」

「お前らも来たのか。実はここに人が入っていくのを見かけてな…」

「どんな人だった！？」

[66 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 06:04:48]

「印象的だったのは…眠たそうな顔した長い茶髪のやつだろ。

　あと、青髪でポニーテールのやつもいたし…」

「背が高くて凛とした印象の人と、ツインテールで華やかな雰囲気の人もいて…

　全員、先に来た誰かを追いかけるみたいに中に入っていったけど…」

「…間違いないな。ここに…」

「侵食者か、それ以外かは知らないけど…いるんだろうね、犯人が」

「早く入って、イリーシャ…行方不明の人たちを助け出そう」

[67 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 06:18:11]

〜廃病院〜

「崩落の危険なんかはなさそうだが…」

「でも…夜の病院ってちょっと不気味だよね」

「…こっちの方向で合ってるのか？」

「はい、気配がより強く…」

「4号、どうかしたの？」

「…大丈夫（あまり…5号に近づき過ぎると…まずいかもしれない）」

「しっかし…なんで若い女性ばっかり…」

「…止まって！…この扉の先から、気配が…！」

「……………『分娩室』…？」

[68 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 06:32:02]

　ゆっくり、ほんの少しだけ、扉を開ける。隙間から中を覗くと、生白い足が見えた。それが陸に打ち上げられた魚のように跳ね回る。苦しんでいるのかと思ったら、悠長に構えている余裕などなくなった。
　扉を全開にして中へ飛び込むと、そこにはおよそ10名ほどの女性が倒れていた。中にはそれぞれの探し人、イリーシャ、サビーナ、レネ、エナオの姿もある。

「イリーシャ！」

　駆け寄ろうとしたグエルを5号が制する。何をするんだと抗議するより早く、天井から何かが落ちてきた。

「侵食者…！」
「く…クモ…？」

　怯えたようなミオリネの声。カチカチと硬質な八本の脚を鳴らしながら、岩のような水晶のような表皮を持つ、人間大のクモが暗闇を這い回る。
　目を凝らせば他にも、一匹、二匹どころではない数の侵食者が、闖入者を警戒するように周囲へ展開していた。

　不意に、月明かりが強さを増す。雲が流れたのだろうか。
　そして、その光が照らし出したのは――

[69 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 06:45:46]

「閲覧注意ですよ。…書いている本人も少し気分が悪くなりました」

「お、おい…あそこの台に、誰か……あっ！？」

「…っ、チュチュ、見ちゃダメ！」

　分娩台に乗せられた女の、生白い足が跳ねている。その足の隙間に体を捩じ込み、女に伸し掛かっているのは。

　女の手が助けを求めるように空を掻く。意識は失ったままらしく、だらしなく開いた口からは苦悶の声が漏れていた。

「なんてことを…！さっさと倒して！あんなやつ！」

　ミオリネの叫びに、呆気に取られていた全員が動く。

　真っ先に動いた5号が、女の上に乗っていた侵食者を切り捨て、女を見て顔を顰めた。

「お腹が大きい」

　息を呑み、全員が倒れた女性たちへ視線を遣る。

　見たところ着衣が乱れた者もなければ、腹部に異様な膨らみのある者もいない。…ただ、一人を除いて。

　誰の知り合いでもなかったその女が、触れられてもいないのに突然泡を吹き、口や目、耳、鼻から血を流した。

　そうしておもむろに立ち上がったその体が、皮膚が、ぐるりとひっくり返って、クモに変わる。かと思えばまた女の姿に戻り、クモに変わり…。

「…まさか…卵を、産み付けて…」

　誰かが、震える声で呟いた。

[70 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 06:53:12]

「では戦闘に入る。時間が掛かると…わかるな？」

「わかりたくない！」

「産み付けられたらもう助けられないからそのつもりで」

「ギャーッ！」

「怪獣かお前は」

「………」

「…何か言え」

[71 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 06:58:12]

エグい（エグい）
これはもうダイスの神様に全力で媚び売らなきゃ…

[72 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:19:53]

「…4号、どうしたい？」

「急に何？」

「戦闘終了後にリスクを背負う覚悟があるなら、お前の1ターンに倒せる敵の数にブーストをかけてやってもいいが」

「頼む」

「横から勝手に…いえ、いいわ…」

「…リスクとは、具体的にどんな？」

「主に5号が被害に遭うだろうな。魅了抵抗に失敗すると…」

「…僕はいいよ。4号、どうする？」

dice1d2=2 (2)

1：安牌を取る。据え置きで

2︰…ブーストを頼むよ

[73 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:26:14]

「では…以下のルールで戦闘を行う。

　敵の数は全25、3ターン以内に殲滅が完了すれば追加の被害は出ない。

　5号と4号の1ターンに倒せる敵の上限は7。また4号は最低でも3体を倒すことができる。

　水星女は上限5、ニカ・ナナウラは…上限2だ」

「2！？」

「せ…戦闘力が…戦闘力が低い…！」

「上手くいけば2ターンで終わるな」

「…まずは、1ターン目だ」

5号︰dice1d7=3 (3)

4号︰dice1d5=3 (3)　+2

スレッタ︰dice1d5=1 (1)

ニカ︰dice1d2=2 (2)

[74 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:31:48]

侵食者残数︰25→14

「4号？何か…雰囲気が…」

（…出し惜しみ、していられない。

　それに、彼ならきっと…止めてくれるから。

　…妖精の血、少しは役に立ってもらう）

「…いい動きだね。僕も負けてられないな」

「う……」

（…スレッタ、動揺しているな。しかし…今は、戦ってもらうしかない）

「早く…早く終わらせて、助けなきゃ…！」

2ターン目

5号︰dice1d7=4 (4)

4号︰dice1d5=1 (1)　+2

スレッタ︰dice1d5=3 (3)

ニカ︰dice1d2=1 (1)

[75 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:33:54]

全方位心配すぎて胃が痛い

[76 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:38:34]

侵食者残数︰14→3

「…このペースなら…！」

「うん、うん…！待ってて、サビーナ、レネ…！」

「…スレッタ」

「…エナオさんは…いえ、他の人だって…これ以上、誰も…！」

「あと…少し…！」

（………4号、懐かしい気配が濃くなってる。これは…）

「ニカ姉！」

「うん！…終わらせよう！」

3ターン目

5号︰dice1d7=7 (7)

4号︰dice1d5=4 (4)　+2

スレッタ︰dice1d5=2 (2)

ニカ︰dice1d2=1 (1)

[77 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:40:47]

意外と楽勝だったな

[78 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:48:34]

失敗したら結果がただﾀﾋぬよりシャレにならんから楽勝でええんやで…それでも下振れする可能性はあるしな

[79 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:49:48]

「…終わった…」

「サビーナ！レネ！」

「…助けられなかった人は、残念だが」

「でも…エナオさん、無事です。ちゃんと、助けられました…！」

「…っ、は……あ……！」

「4号」

「う……」

4号？？（21～）：dice1d100=86 (86)

[80 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:54:37]

（だめ、なのに…）

「5号……んんっ……」

「………苦しいの？」

「ん、んっ……」

「ちょ、何して…！」

（あの時…家に友達を呼んだ時みたいに…！？）

「そ、そんなことしてる場合か！？」

「静かに。…5号さんに、任せましょう。

　皆さん、できるだけ…4号さんのことは見ないように」

4号魅了（11～）：dice1d100=2 (2)

5号魅了抵抗（21～）：dice1d100=89 (89)

[81 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:56:04]

良し！4号5号二人ともえらい！

[82 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:56:35]

これはスーパードヤ顔しても許される

[83 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 08:57:41]

「5号つっっっよ！！！」

「4号ざっこ（笑）」

「遺憾。むしろ失敗したことを褒めるべき」

「（笑）」

「…これは…」

dice1d3=1 (1)

1：4号も落ち着いていい

2︰逆に5号にメロメロ（笑）にされる

3︰…シナリオが破壊される…

[84 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 09:06:07]

「…僕の目を見て」

「んぅ……？」

「大丈夫、僕は強いからね。…君のそれも、全部受け止めてあげる。

　だから僕を見て。僕のことを考えて」

「…あ…」

「落ち着いた？」

「………うん」

（まさか…こんなふうに、落ち着くことがあるなんて。

　体はまだ、熱いけど…頭はすっきりしていて、おかしな感覚…）

（こ、これは…愛の力！）

[85 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 09:13:09]

「…よかった、のか？」

「…きっとね」

「スレッタ、楽しそうだね？」

「えっ！？あの、いえ、そんなことは…！」

「ふふ…悪いことばっかり、じゃないよね。

　皆を起こして、家に帰してあげなきゃ。

　あの、大丈夫ですか？」

「…あ…？待て、ニカ姉！」

「ん？」

「よく見ろ、そいつの腹…！」

「………え、……あ、れ？」

[86 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 09:22:34]

「…わたし…？」
「ニカ姉…！」

　きょとん。ニカの瞳が丸く見開かれ、そして。

「が……っ」

　鋭く尖った爪で貫かれた腹に、女から姿を転じたクモが、腹部を擦り付ける。

「いやっ、やめ、…やだ……っ」
「てめ、ニカ姉に何を…！」

　拳を構え、迷いなく駆け寄ろうとしたチュチュを、スレッタが羽交い締めにする。

「放せよ！ニカ姉が…！」
「ダメ、です…！…あなたが近づいても、殺されるか…同じ目に遭うだけ…！」

　チュチュが唇を噛む。ギチギチと歯を鳴らしたクモの、水晶に似た眼が、次の獲物を探すようにチュチュへ、スレッタへ、ミオリネへ視線を注ぎ。
　その頭が、真っ二つに裂かれた。

「…ごめん、反応が遅れたね」

　青い血を滴らせる剣を一振りし、5号が目を伏せた。

[87 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 09:31:15]

「う……げほ、がっ…」

　ニカが咳き込み、口元を押さえた手から血が落ちる。
　血の原因は、腹の傷か、それとも。

「ニカ姉……あっ…？」
「チュチュさん！？」

　スレッタに拘束を解かれたチュチュが歩み寄ろうとして、その場にぺたんと座り込んだ。

（…パートナーは、命を共有している。それなら、パートナーが死んだ場合は…）

　誰もがその考えに行きついたはずだった。
　呆然としているチュチュを見つめたニカの両目から、大粒の涙が零れ落ちる。

「ごめんね、チュチュ。弱くてごめん。
　守れなくて…」

　チュチュが唇を引き締め、力の入らない全身を奮い立たせるように、震えながらも手を伸ばす。その手を取ろうと、ニカが血に濡れた手を持ち上げ。

「…最後まで、嘘しかつけなくて…ごめんね…」

　二人の姿は、砂となって消えた。

[88 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 09:37:38]

（ここに泣いちゃった！の画像）

[89 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 09:39:56]

「……………え…？」

「…ニカが…やられて、チュチュも…」

「……………」

「………最後まで、警戒、するべきでした」

『指示するより先に侵食者を討伐したか』

「司祭…」

『この戦いを以て第五の巡礼とする。

　次の巡礼の始まりを待て』

「…他に…他に何か、言うことはないわけ！？」

『絢爛の獣では能力が足りなかった。こうなることも予想の範疇だ。

　あと三人。それだけいれば事足りる』

「…そう。それが司祭の考えなんだ」

[90 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 09:44:13]

司祭殴れませんかね

[91 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 09:46:05]

「第五章終了。本来ならニカ・ナナウラに産み付けられた卵の孵化の判定があったが…

　戦闘のペースがかなりよかったから孵化はなしとした」

「……………」

「……………」

「……………」

「あの…何か言ってくれないかな…」

「外道」

「鬼畜」

「ひどいです」

「批判しろって言ってるわけじゃないんだが！？」

[92 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 10:08:55]

ニカがみんなを拐ってエリザベート・バートリーみたいなことしてるのかと思ったので
戦闘力が低いだけの純粋にかわいそうなのが良かった

[93 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 10:32:12]

　ある日、夢の中で。

　戦争が終わった。人々は掴み取った平穏に涙し、失ったものに思いを馳せ、そして。

　不要になったものを。自分たちの手には余るものを。
　綺麗さっぱり終わらせると、決めたらしかった。

「何か間違えたみたい」

　その言葉に答えるものはなかった。

　少年が、処刑台で白い項を晒していた。
　そこから見下ろせば、集まった人々の顔がよく見える。

　ぱちぱち。透き通った色の緑の目を瞬かせ、少年が人々を見る。
　そして、ふと。花が咲くように笑った。

「もう、英雄はいらない？」

　それは、いい時代なんだろうね。

　少年は、どこまでも穏やかで、無垢で。
　振り上げられた斧が、降ろされた。

（本当は、もっと…冒険や、友情や…恋を、知りたかったけど）

[94 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 10:43:48]

　ある日、夢の中で。

「毒婦め！」「抵抗させるな！括りつけろ！」「石を投げろ！」
「槍を！」「弓を！」「殺せ！殺せ！殺せ！」

　磔にされた少年、あるいは少女の肌に血が滲む。
　刺して、貫いて、抉って、何度も繰り返される。

　足元の血溜まりが大きくなるばかりで、傷はすぐに塞がる。
　白く滑らかな肌が晒されるばかりだった。

「はやく…おわらせて…」

　その呟きを拾う者はない。
　皆が人の姿をした怪物を殺すことに執心し、熱狂していた。

「人じゃない」「魔物か妖精か」「妖精なら火に弱いぞ」

　爪先に火をつけられた途端、力を失いされるがままとなっていた体が跳ねた。打ち付けられた手足を暴れさせ、喉の焼かれる痛みに呼吸もできず唇を震わせている。

「やったぞ！」「苦しんでいる」「これでおしまいだ、化け物め！」

　緑色の目が、閉じられた。

（やっと、終わる）

[95 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 10:52:00]

　ある日、夢の中で。

「どうして裏切ったりしたの」

　涙ながら訴える姉を、少女はじっと見ていた。だらりと投げ出された手足は、動く気配がない。
　周囲を囲む、仲間だったはずの人々は息を切らしながらも、少女への暴力をやめることはなかった。

「やめて、もうやめてよ…スレッタが死んじゃう…」
「こいつのせいで仲間が死んだ！国が滅んだ！」
「売国奴を殺して何が悪い！」

　少女は目を閉じ、眉根を寄せる。そうして次に目を開いた時、その口元は弧を描いていた。

「こんな国、滅んで、よかった…こんな、……くだらない、戦争を…続ける国なんて…！」

　取り囲む兵士たちの目が鋭さを増す。腹を、背を、手足を蹴られ、踏みつけられ。

「そうでしょ、エリクト！」

　それでも少女の絞り出した声に、姉が目を見開いた。

「そんなわけない！お父さんを、お母さんを奪った戦争なんて嫌い！でも、この国は…僕たちが一緒に育って来た、故郷じゃないか！」

　妹に裏切られた、かわいそうな姉。周囲の視線が哀れみと労いの色を含む。そして、少女に向けられる目には、憎悪が増す。
　とうとう、兵士の一人が剣を振り上げた。

（エリクトなら、そう言うと思ってた。…ごめんね、こんな形でしか、あなたを守れなくて…）

[96 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 10:56:54]

「お前…お前…最後…」

「語彙力低（笑）」

「こんなの…どうすればよかったのよ…」

「この世に生まれたことが〜♪」

「消えない罪と〜…じゃない！歌うな！」

「………そんなふうに守られても…つらいだけだよ…」

「それシャディクさんが言います？」

「…お前たち…いろいろ上手くやりすぎてこの後の展開に波乱がないな…

　まあいいか…」

[97 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 11:14:15]

誕生罪はOh...Yeah...ってなるからぁ…

[98 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 11:32:29]

そいやメイン組はワイプじゃないとこで夢への言及がない気がするんだけど記憶違いかな？

[99 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 11:38:51]

幕間

〜ジェターク家〜

「………」

「おはよ、グエル。昨日は…疲れたんじゃない？

　休みなんでしょ、もうちょっと寝てれば」

「…5号。夢を…見たんだ」

「なになに？おもしろい夢…じゃなさそうだね」

「お前の夢だよ。お前の…人生の」

「ああ、そういうこともあるかもね」

「………」

dice1d2=2 (2)

1：信じていると伝える

2︰抱き締める

[100 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 11:47:07]

「んっ？え、なに…？」

「どうして誰も、お前のこと…叱ったり、止めたり…してくれなかったんだろうな…」

「………僕がしたのは、悪いことだった？」

「…それだけじゃない。良いことも、悪いこともしたよ。誰だってそうだ。…そして、皆…学んでいくはずなんだ。

　お前には、その機会が…与えられなかっただけで…」

「………」

「昨日だって…俺の財布を盗った人を傷付けなかっただろ。

　自分で考えて、判断する機会さえあれば、もっと…違う生き方ができたはずなんだ、お前も」

「…グエル、泣いてる？」

「………茶化すなよ」

「茶化してないよ。…嬉しいんだ。僕のこと、そんなに真剣に考えてくれて…なんだかお兄ちゃんみたいだね、グエル」

グエル・5号友好：2→3　強い絆を感じる

[101 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 11:50:17]

ここから波乱が起きませんように…

[102 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 11:51:32]

「みたいじゃなくて兄なんだ。

　…真面目な話、ラウダと一緒に、お前も弟として面倒見てやろうかな…」

「ん〜…それはどうだろうね？」

「え。…い、嫌なのか」

「嬉しいよ？でもさ…

　そんなことしたら僕、ラウダに殺されるかも」

「いや、さすがにないだろそれは」

（…どうだかね）

「……………兄さん…」

[103 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 11:53:57]

ラウダさんステイ…

[104 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 14:48:33]

〜ミオリネの自宅〜

（あの夢って、4号の…）

「おはよう、ミオリネ」

「…ねえ、あんたさ…」

「どうかしたの？」

「………」

dice1d2=2 (2)

1：夢で見たことを伝える

2︰何も言わない

[105 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 14:52:09]

（…何があろうと、私とこいつの関係が変わるわけじゃないし。

　今更蒸し返したって、つらい思いをするだけ…かな）

「ミオリネ？」

「何でもない。それよりさ、朝ごはん何食べたい？」

「君と同じものでいいけど」

「張り合いないわね…そうだ、5号って何が好きなのかな？」

「………」

4号目星（21～）：dice1d100=52 (52)

[106 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 14:56:30]

「…シャディク・ゼネリはどうだろうね」

「は………はあっ！？どうしてあいつの話が出てくるわけ！？」

「別に。ただの世間話」

「うっ…あんた、意外といい性格してるじゃないの…」

「………そうかな。だとしたら、君のおかげだね」

「ん？」

「こんなふうに話せる相手は…君が初めてだから」

「…あっそ」

ミオリネ・4号友好︰強い絆を感じる

[107 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 16:53:59]

〜河川敷〜

「………」

「シャディクさん？どうかしたんですか？」

「…少し、夢を見てね」

「夢…？」

「単なる夢なのか、それとも…意味のあるものかは分からないが。

　…スレッタ…」

dice1d2=1 (1)

1：姉がいるか尋ねる

2︰改めてよろしく

[108 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 16:58:55]

「君に姉はいるかな」

「！………いました。どうして…？」

「夢に見た…と言ったら？」

「…夢に…？…その人は…」

「エリクトといった。君によく似ていたよ」

「………そんな…」

「その反応を見るに…間違いなく君の夢だったらしい」

「………失望、しましたか？」

「ん？」

「私のこと…夢に見たなら、知ったはずです。私が…」

[109 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 17:06:48]

「…そうだね。でも…言っただろう。

　一緒にやり直していこうと」

「………！」

「それに…君のことを信じるとも言った。

　今更それを反故にするほど、俺はひどいやつじゃない」

「シャディクさん…」

「君は俺を信じてくれるかな、スレッタ」

「………はい！」

「いい返事だ。それじゃあ、朝食にしようか」

シャディク・スレッタ︰強い絆を感じる

[110 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 17:10:13]

「本当ならそれぞれの陣営で夢に見た内容にショックを受けたり、それが原因で関係にヒビが入ったりしたんだが…

　ここまでのやり取りで今更その程度でヒビが入ると思えない描写が入ってしまったからな」

「ここで仲間割れとか嫌すぎるんだが」

「同感」

「…いろいろあったけど…今回の幕間は平和になりそうかな」

[111 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 18:31:26]

〜ジェターク家〜

「…そういえば、グエルの友達…イリーシャだっけ？

　無事だったの？」

「ああ。…ただ、昨夜はひどく混乱していたから、あのまま入院して…

　鎮静剤を打たれて眠ってしまったと聞いている。

　朝は見舞いに行こうかと思ってるんだが…」

「そっか。じゃあ…僕も行くよ」

「お前も？病院なんて面白いことは何もないぞ」

「もー。グエルの友達を心配してるんだよ」

「…そうか。なら、行こうか」

「うん！」

「…おはよう、兄さん。僕も行っていいかな」

[112 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 18:35:08]

「ラウダ？もちろん構わないが…」

「いつも兄さんがお世話になってる相手だから。

　僕だって心配なんだ」

「…へえ？」

「………何だ、5号」

「何でもないよ〜」

「？…じゃあ…朝食を終えたら出よう」

[113 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 18:43:41]

〜病院・ロビー〜

「さて…面会するにも病室が分からないとな」

「…おはよう」

「おはよう！君から声を掛けてくれるなんて！」

「ちょっと、大声出さないでよね」

「やあ。皆揃ってるね。…ラウダもいたのか。久しぶり」

「ああ。シャディク、思ったより元気そうだね」

「こちらの方は…？」

「俺の弟だよ」

「そうでしたか。私はスレッタ・マーキュリーです」

[114 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 18:51:24]

「初めまして、スレッタ。獣のこと、巡礼のことは知っているから気は遣わなくて構わないよ」

「あ…はい。ありがとうございます」

「…教えてるんだな」

「教えないわけにはいかないだろ。一緒に暮らしてるんだし」

「相変わらず仲が良いわね」

「…ミオリネ。彼らがいるなら、僕は少し離れている。

　皆目的は同じだろうし…僕を連れて行って混乱が起きるのは望ましくない」

「それだと君が一人になっちゃうよ？…ねえ、グエル」

「わかってる。好きにすればいい。イリーシャも…大勢で押しかけると疲れるだろうからな」

「ありがと！じゃあ4号、僕らで一緒にいようよ」

「…うん」

[115 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 18:58:38]

「………」

「………」

「はいそこ、にやにやしてないで移動しよう。ここに屯していても他の利用者の邪魔になるだろうし」

「そうだな」

「…兄さん。病室に行く前に、手土産でも用意しておかない？」

「賛成。あんなことがあって落ち込んでるだろうけど…

　おいしいものでも食べて、元気出してもらわなきゃね」

「エナオさん、何が好きなんでしょう…？」

「うーん、昔からよく口にしていたのは…」

「僕は受付で病室を確認して来るから、兄さんたちはゆっくり買い物をしてて」

「ああ、ありがとう」

[116 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 19:28:13]

見えてる地雷(仮)がとても気になる…

[117 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 19:56:57]

主催なのにモブくらいの出番だったラウダが遂になんかするのか？

[118 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 20:46:51]

気ぶり勢の反応笑う

[119 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 21:38:15]

「突然だが獣たち、目星を振ってもらう」

「何に対して…？」

「クリティカルのみ成功扱いとする。ファンブルしてもペナルティはないから安心してくれ」

「いやスルー…」

「クリティカルということは…あの人でしょうか？」

5号目星（31～）：dice1d100=48 (48)

4号目星（21～）：dice1d100=10 (10)

スレッタ目星（31～）：dice1d100=66 (66)

[120 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 21:44:38]

〜病室〜

「あ、グエルくん！」

「メイジー、来ていたんだな」

「うん。実はさっきイリーシャが目を覚まして…」

「グエルくん…私のこと、見つけてくれたって…

　迷惑かけてごめんなさい」

「迷惑なんて思ってないさ。

　…しかし、その言い方だと昨日会った時の記憶は曖昧そうだな」

「………それが…」

「なーんにも覚えてないんだって」

「…！」

（あんなことがあったから…ショックを受けたんだろうか。

　…ある意味、その方が幸せかもしれないな…）

[121 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 21:49:22]

「…見つけてもらった時のことだけじゃなくて…

　どうしてあそこにいたのかも分からなくて…

　…バイト帰りに、メイジーと歩いてたところまでしか、覚えてないの」

「そんなに前から…？」

「犯人も逃げちゃってたし、…思い出したくないようなこと、あったのかもね」

「…そうだな」

「…ところでさ。なーんでグエルくんが、あのミオリネちゃんといるのかな？」

「あら、気付いてたの」

「気づかないわけないよね〜？」

[122 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 21:55:18]

「…心配しなくても、私は私の友達に会いに来ただけよ。

　サビーナ、レネ、調子はどう？」

「…私たちも、彼女と同じだ」

「ん？」

「覚えてないんだよね。…店長いわく、バイト中に友達の姿を見かけて飛び出していったらしいんだけど…

　その辺りから今朝目を覚ますまでの記憶がなくて」

「…エナオも？」

「ええ。不気味なくらい、記憶を失くした期間が同じ…

　ところでシャディク、スレッタ」

「何でしょう？」

「…友達、いたのね。少し安心したわ」

[123 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:04:16]

「さて。4号と5号、幸運を振れ」

「え〜？」

「…クリティカルが必要？」

「ああ」

5号幸運（21～）：dice1d100=27 (27)

4号幸運（76～）：dice1d100=90 (90)

[124 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:09:08]

「…ところでグエル、ラウダは？」

「病室の番号はメッセージで教えてくれたけど…

　てっきり先に来ているものかと思ってたよ」

「飲み物を買ってくると言っていたが、そろそろ戻ってくるんじゃないか？」

「…噂をすればですね」

「皆、もう揃ってたんだ」

「やっほーラウダくん、久しぶり」

「やあメイジー。…イリーシャ、調子はどうかな」

「あの…ごめんなさい。心配かけて…大丈夫です…」

[125 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:13:59]

クリティカルのみは難易度高いよなあ

[126 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:17:39]

〜病院・ロビー〜

「皆…思っていたより元気そうで良かった」

「念のため検査で明日までは入院してるってことだったけど…

　あの調子なら問題なさそうだね」

「ああ。本当に…よかったよ」

「ですね。…にしても、…その、お友達…ですか」

（嬉しそうだな。…俺も、悪い気はしていないけど）

「いいじゃん。ていうかスレッタ、あんたよく見ると結構かわいいよね」

「はい？」

「…ミオリネ、うちの子に変なこと言わないでね？」

「…冗談なんですけど〜。私なりの緊張を解す小粋なトークっていうか〜」

[127 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:23:35]

「おかえり。お見舞いは終わったんだ？」

「…友達はどうだった？」

「それがもうぜーんぜん平気！」

「そう。よかった」

「待たせてすまなかった」

「…別に？僕もおもしろいものを見つけられそうだったんだけど…

　上手くいかないものだね。逃げられちゃった」

「…？」

「…気のせいだと思うけど」

「そうかなあ…」

[128 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:30:44]

「…昼の行動を決めようか。ちなみに行きつけの場所は選べない」

「ことごとく外したが…何があったんだろうな、病院で…」

「ラウダはどうして単独行動してたのよ？」

「お前怪しいよ」

「昼の行動を決めようか」

「壊れたラジカセか？」

グエル：dice1d2=2 (2)

5号：dice1d2=2 (2)

ミオリネ：dice1d2=1 (1)

4号：dice1d2=1 (1)

シャディク：dice1d2=1 (1)

スレッタ：dice1d2=1 (1)

1：出掛ける　2：誰かと過ごす

[129 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:37:52]

「兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん」

「………メイジーとイリーシャは病院にいるわけだが、これはラウダ確定か？」

「…まあ、そうなりますね」

「兄さん…！」

「兄さんbotじゃん」

グエル︰ラウダと過ごす

5号︰dice1d3=3 (3)　（1：グエル　2：4号　3：スレッタ）

ミオリネ︰dice1d3=1 (1)　（1：大学　2：図書館　3：遊園地）

4号︰dice1d3=3 (3)　（1：臨海公園　2：森林公園　3：植物園）

シャディク︰dice1d3=3 (3)　（1：大学　2：図書館　3：商店街）

スレッタ︰dice1d3=2 (2)　（1：臨海公園　2：森林公園　3：商店街）

[130 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:40:30]

5号、誰かとすごすが選ばれたときスレッタ引きがちやねw

[131 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:42:34]

「浮気者」

「ダイスが悪い」

「大学か…地味に初かしらね？」

「商店街…」

「兄さんと僕はdice1d3=1 (1)

　1：ショッピングモールで買い物

　2︰水族館でのんびり

　3︰二人で遊園地

　だよ」

「すごく嬉しそうですね」

「ラウダはかわいいなあ」

[132 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:44:44]

NPCの大半が退場or入院中だけど出かけた先で誰かに会ったりするのかな

[133 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:48:23]

〜ショッピングモール〜

「どうしたんだ？買い物に付き合ってほしいなんて」

「うん…ちょっとね」

「遠慮はするなよ。何でもとは言えないが…

　ラウダが本当に欲しいものなら、俺も協力するのは吝かではない」

「…ありがとう、兄さん」

「このくらいはさせてくれ。

　…でないと、胸を張ってお前の兄さんだって言えないだろ」

「そんなこと…」

dice1d100=82 (82)

[134 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 22:57:38]

「兄さん」

「ん？」

「…兄さん、僕は…兄さんが居てくれさえすれば、それでいいんだ」

「…ラウダ」

「絶対、絶対に…僕が…」

「ラウダ、立ち止まっていると…他の人の通行の妨げになるから」

「あ。…ご、ごめんね…」

dice1d2=2 (2)

1：人の少ないところで休憩しようか

2︰早めに用事を済ませて帰ろう

[135 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:01:39]

何かやろうとしてる？
ラウダとの親密度的なの上げないとヤバそう…

[136 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:04:41]

色ボケ失敗かな？

[137 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:05:29]

「早めに用事を済ませて帰ろう」

「…うん」

「…ん？少し顔色が悪くないか？寝不足…でもないか。

　今朝はそんな様子なかったし…」

「そう…？僕は平気だから気にしないで」

「駄目だ、気にする。大切な弟なんだから。熱でもあるのか？」

「…あ、…に、兄さん…その…」

「どうした？…少し熱いか？やはり熱が…」

「あの、気持ちは嬉しいけど…目立つ、から」

「あ」

（つい…家にいるような感覚で…額をくっつけてしまった…！）

ラウダ親愛︰4→5

[138 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:12:26]

〜森林公園〜

「あの…4号さんと過ごさなくて良いんですか？」

「自分の時間も大事ってこと！それよりスレッタ、足止まってるよ」

「は…！これ、なかなか難しくて…おもしろいですね」

「でしょ。リフティングっていうらしいんだけど…こんな遊び、考えたことなかったよ」

「この世界はいろいろな娯楽がありますよね」

「そーそー。ドラマとかもおもしろいし！」

「ドラマ…」

「スレッタは見ないの？」

「………見れない…ですね…」

[139 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:20:36]

「…かくかくしかじかで」

「…うわ…想像してたよりひっどい生活…」

「うう…正直5号さんがうらやましい気持ちがないとは言えません…！」

「んー…グエルなら頼めば住まわせてくれるんじゃない？

　ミオリネだって断りはしなさそうだし」

「ですが…私とシャディクさん二人を養うのは荷が重すぎるかと…！」

「ミオリネ、お金持ちらしいし！グエルはまあ…何とかなるんじゃない？」

「そ、そんな無責任な！」

dice1d3=1 (1)

1：でも…お願いしてみてもいいかもしれないですね

2︰…ところで4号さんとは…

3︰………気になることがあるんですけど

[140 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:24:50]

グエルとラウダは大丈夫なんじゃろうか
ダイス外してる印象の割に親密度は高いけど……
なーんかグエルもグエルで意味深な描写多いし弟はド直球で怪しいし不穏

[141 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:27:12]

「どっちにお願いするの？」

「そうですね…dice1d2=2 (2)

　1：グエルさん

　2︰ミオリネさん

　にお願いしてみます」

「うん、いいんじゃない」

「…ありがとうございます。

　何となく、人に頼っちゃいけない気がしていたんですけど…

　5号さんのおかげで決められました」

「どういたしまして！

　友達が浮浪者みたいな生活してるの、僕としても嫌だからね」

「ふ…浮浪者…」

5号・スレッタ友好：2→3

[142 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:28:25]

やった！ついにシャディクスレッタが屋根のある場所で寝れる！！
もうそろそろクライマックスっぽいけど！！

[143 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:33:39]

〜大学〜

「休みだし人も少ないわね…」

（それだけじゃない。最近の事件を受けて…出掛けるのを控えてる人が増えてる）

「ま…警戒心がないよりはいいのかな。ちょっと寂しい感じもするけど…」

「あ！」「そこにいるのは！」

「ん？」

「ミオリネせんぱーい！」「珍しいっすね！休日に大学にいるなんて！」

「あら。フェルシーとペトラじゃない」

（何がきっかけかは忘れたけど…結構懐いてくれててかわいいのよね、この二人。

　…そういう意味で可愛がるのも躊躇うくらい、子犬っぽいというか…）

[144 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:35:46]

「私が二人に先輩って言われるのむず痒いんだけど」

「仕方ないだろ。兄さんとお前、シャディクは同学年の設定なんだから」

「まあそうなんだけど…」

[145 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:38:22]

まあミオリネの家の方が安心そうだよな…グエルのとこはラウダの反応がちょっと怖いし…
女子陣(一人性別任意)の中に男一人になるけど

[146 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:40:00]

気ぶりスレッタの出番かな

[147 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:42:57]

「で、で！グエル先輩にも話したんすけど、やっぱり100年ごとに儀式が行われてるみたいで！」

「穢れなき魂を燃やし…って、何なんでしょうね？」

「私に聞かれてもわかるわけないじゃん」

「そうなんすけど、気になりません！？」

「まだ解読しきれてない部分があって…早く解読したくて堪らなくて！」

「じゃあどうして大学になんているわけ？図書館に行きなさいよ」

「だって、誰かが借りてて読めないんですもん！」

「大学にも気になる本はありますし…あと、一ヶ月くらい前から面白い話をしてくれる人がいて」

「面白い話？」

「はい！なんか、すっごい美形で、ちょっと天然？世間知らず？なところもあるんですけど」

「どこでそんな話仕入れたの！？…って聞きたくなるようなオカルト話をしてくれるんですよ〜！…最近見ないけど…元気にしてるのかな？」

[148 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:45:19]

様…？

[149 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:54:26]

〜植物園〜

（…ここで、5号に…）

（……………）

「…何を考えているんだろう、僕は…」

4号幸運（76～）：dice1d100=54 (54)

[150 二次元好きの匿名さん 23/10/21(土) 23:59:03]

「……………」

（帰った方が、いいかな…体、熱くなりそう…

　厄介だな…この感覚）

「…側にいてくれないと、困る」

「うわ〜」

「その感想は何」

「きゃ〜」

「だから何」

「語気が強くて草。照れてんの？」

[151 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 00:03:41]

〜商店街〜

「…あ」

（あそこの肉屋は…

　…コロッケを、買ってくれて…三人で食べたな）

（…助けられなかった。

　もっと注意していれば…もっと、彼女の動向に気を配っていれば…）

「…今更、か」

シャディク幸運（61～）：dice1d100=81 (81)

[152 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 00:10:02]

「はー！重っ…」

「…？」

「どうして、私が…こんな仕事…！」

「………」

（すごい形相で段ボールを積んだ台車を押しているが…

　あの先には確か坂道があったような…）

dice1d2=2 (2)

1：手伝う

2︰見守る

[154 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 00:16:01]

（画像ミス）

（ナンパと思われても何だし…本当にまずいことになるまでは見守っていよう）

「社長、どうか、してんでしょ…！

　せめて、男の、ロウジに、頼めば、いいのに…！

　こんな、か弱い、乙女に、何、させてんの…！」

（か弱いと言いつつしっかり進んでる）

「ぐ、ぬっ…なんで、こんな、ガラクタ…

　経費で、買ってんの、あの人…！

　ほんと、仕事、できなきゃ、とっくに、見捨てて…！」

（おお…坂道を登っていく…）

「あ゛あ゛〜！クソ社長ーっ！」

（駆け上がった…スーツでよくやるなあ）

[155 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 00:21:24]

「…おまけのようなものだな、これは」

「あいつが汗水垂らして働いてるのって新鮮だな…」

「ガラクタって具体的に何なのかな」　

「さあ…？」

「…さて…ダイスを…振ってもらおうか」

「何その笑い」

「色ボケダイスで勝ったからって浮かれてますね」

グエル幸運（31～）：dice1d100=12 (12)

ミオリネ幸運（51～）：dice1d100=91 (91)　　※クリティカルのみ

シャディク幸運（61～）：dice1d100=90 (90)　　※クリティカルのみ

[156 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 00:22:39]

惜しい！

[157 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 01:12:01]

後半でラウダが親密度追い上げ始めてからグエルの様ダイスがからっきしに……

[158 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 01:15:17]

様とはキスも済ませた仲なのにそこから進まない…！

[160 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 09:23:11]

（画像ミス）

〜？？？〜

「…残り三組か」

「はい？」

「こっちの話だよ。セセリアはまだ帰らないか」

「社長が怪しい店に向かわせたからですよ…。

　何ですかあのリスト。ガラクタにしか思えませんけど…？」

「お前の目にはそう映るだろうし、お前にとってはそうだろうな。

　ま、俺にとってはちょっとした玩具だよ」

「はあ…？」

「………時間を掛けすぎたツケ、どう払ってもらうかな。

　妥当なところでいくと…『魂』そのものか」

[161 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 09:27:44]

「…幕間終了」

「ツケって何のことだ…？」

「魂って何？」

「何者なんだ本当に」

「謎だよね〜」

「…出会わなくて問題なかったのかな」

「どうなんですか、女神の私…？」

「…誰かさんが初手クリティカル決めて親愛度3まで上げたおかげでプラグは足りてます。

　でもここで外すとも思ってなかったので…本当に極端な出目ですよね…」

[162 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 09:40:10]

グエルは本当に幅あるなあ

[163 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 10:52:36]

本編を見たあにまん民に
クリティカルとファンブルしかしない男
と称されてたの思い出した

[164 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 10:54:36]

ダイスの出目までおもしれー男…

[165 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 13:52:31]

序盤から様が優勢と思いきや後半爆速で追い上げてくるラウダというゆりかごでも見た光景…今回はどう転ぶか
獣PC紹介の××もそろそろ明らかになるのかな

[166 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 18:24:16]

第六章　『理由』

～ミオリネの自宅～

「…悪いね、世話になってしまって」

「別に？部屋なら余ってるし。あ、ただし4号の部屋には下手に近づかないこと。

　特に今の時間帯…夜はあいつ自身、興奮しやすいみたいだから。

　毎晩さっさと部屋に引っ込んじゃうのよね」

「難儀な体質だな、彼女…いや、彼…？」

「自分でもよく分からないって言ってたし、見たままでいいんじゃない？

　今は女の子でしょ」

「………」

スレッタ目星（31～）：dice1d100=41 (41)

[167 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 18:36:56]

「これは…！」

「？」

「スレッタ？」

「い、いえ…何でも…」

「…まあいっか。ところで…巡礼のことなんだけど」

「ああ。俺も…最初は目の前の出来事に対処することに必死で気が回らなかったが。

　いろいろと疑問に思うことが増えているよ」

「………司祭は何を考えているんでしょうか」

「そもそも何者なのよ」

「分からないことだらけだな。巡礼の目的も…獣たちの罪を雪ぐことが目的だと言うなら、何故…彼女たちの脱落を良しとした？」

「三人いれば事足りる…とは、どういう意味なんでしょう」

[168 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 18:42:09]

「…駄目ね、考えても分からない」

「推測しようにも…材料がなさすぎる。

　これでは推論というより妄想だな」

「何か、情報を得る手段があれば…」

「…グエルのやつ、何か知らないかな。もしくは5号…」

ミオリネ幸運（51～）：dice1d100=65 (65)

シャディク幸運（61～）：dice1d100=100 (100)

[169 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 18:43:40]

シャディクすごい

[170 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 18:47:25]

「　！　？　」

「俺の勝ち」

「シャディク、褒めてつかわす」

「さすがですシャディクさん！パートナーとして鼻が高いです！」

「こ…こんな場所でクリティカル…？

　待て、ちょっと…想定外すぎる…！」

「設定を生やしてエピソードを盛りますか」

[171 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 18:57:20]

「…あとは、ラウダに聞いてみるとかね」

「ラウダさん…ですか？巡礼のことは知っているとはいえ、実質無関係じゃないですか？」

「ま、あんたは知らなくても無理ないよね。ラウダのやつ、やたら勘が当たるって有名なのよ。

　試験の範囲をぴったり言い当てたりしてね。…正直そんなに期待してるわけでもないけど、聞いて減るものでもないでしょ」

「…あまり、気軽に聞くものでもないと思うけどね。嫌な思いをさせるかもしれない」

「え？大丈夫でしょ、有名な話なんだし」

「…俺は…ラウダとは、同じ保育園に通っていたんだが。その頃の彼には、嫌な噂が付きまとっていてね」

「…内容を、聞いても？」

「当時、彼は…全く笑わず、ほとんど話さず…俯いて、あまり人の顔も見ずにいて。

　しかし、時々…誰かを指差すことがあったんだ。

　そうして彼に指差された人間は…死ぬと、噂されていた」

[172 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:00:04]

クリティカルで生えたのがまさかのラウダとは
100年ごとの儀式を図書館で調べるとかじゃないのか

[173 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:03:42]

「………はあ！？ね、ネットの怖い話じゃないんだから！やめてよねそういう冗談！」

「事実だよ。…いや、噂されていたというのが事実と言うだけで、指差されたからって死ぬわけじゃない。

　俺だって同じ保育園に居て、何度か指差されたことはあったし」

「そ、それは…噂を知っていると、肝が冷えますね…」

「そうでもないさ。むしろ俺は噂の方を疑っていたからね」

「…へえ。でもまあ…確かに、そんなことがあったならラウダもその手の話題は苦手かもね。

　人からいろいろと…それも小さな頃に言われるのって、特につらいだろうし」

「聞き方に気を付ければいいと思うけどね。ただミオリネの場合、冗談めかして『あんたの霊感に頼りたいんだけど』なんて言いかねないだろ？」

「そ、そんな言い方しようなんて思ってないから！」

（分かり合う二人…これは間違いないよね…！）

[174 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:08:04]

さっきのスレッタの目星気ぶり目星だったんか

[175 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:10:29]

「何笑ってんのよ」

「え！？い、いえ！あの、シャディクさん！そもそもどうしてそんな噂があったんですか！？」

（露骨に話を逸らそうとしてるな…）

「ああ、まあ…偶然そういうことがあったんだよ。

　ある日、他の子を迎えに来た母親をじっと見たかと思うと指差してね。

　普段は他の家族に興味を示すこともなかったから、皆印象に残って…それがおかしな噂になったんだろう」

「へえ…そんな偶然あるんだね」

「…あ、そうだ。それならシャディクさん、グエルさんとも同じ保育園…とやらに通っていたんですか？

　つまりお三方は幼馴染ということに…」

「………ああ、えっと」

「？」

「………ま、何も言わずに分かれなんて言えないよね。

　あのね、あいつら…腹違いらしいの。一緒に暮らし始めたのも…詳しくは知らないけど、小学生の頃からって聞いたことあるよ」

[176 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:14:42]

「………おかしいだろ…このタイミングで…」

「クリティカルでこの情報が出てくるってことは…本当に指差した人間が死ぬわけ？

　やばすぎでしょあんた」

「それはさすがに…さすがにないよな？」

「あってたまるか！」

「ふふふ、どうでしょうね～？」

「女神の私…混乱させないでください！」

「お前が二人いるのも十分に混乱の元なんだがな…

　というかお前たち、他の情報にも触れろ」

「同い年って言われてた時点でなんとなくそうかなと」

[177 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:18:20]

シリーズ通して見た結果、女神スレッタを当たり前のように受け入れてたから、スレッタが2人いることの違和感なかったわw
ラウダのこの噂が真実だと厄ネタ満載でドキドキだわね

[178 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:21:22]

実際シャディクは死んでるけど、時間が経ってもいいなら、全員に指さしてもあたってるになるしね

[179 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:23:00]

真実だとしても指さしたから死んだわけじゃなくてもうすぐ死ぬ人間がわかっちゃうとかかな
普段他に興味ないのに面識ない他人の母親に殺意抱くとも思えんし

[180 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:37:36]

～ジェターク家～

「…で？」

「おはようグエル」

「おはよう。これ手土産」

「丁寧にどうも…じゃない！急にどうした！？」

「あの、ラウダさんいますか？」

「いや出掛けたが…本当に何だ？突然『今日行くから』なんて連絡してきたかと思ったら十分後には来るなんて…」

「…5号、いる？」

「いるよ！ねえねえ、早く中に入ってよ！お茶？コーヒー？どっちにする？グエルが用意するから！」

「お前が用意するんじゃないのか…」

[181 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:44:15]

「…巡礼の違和感か。そうだな…それは俺も感じていた」

「僕も！最初からずーっと変だとは思ってたんだけど、誰も言わないからそんなものなのかな？って思ってた」

「司祭は、何のため僕たちに巡礼をさせているんだろう」

「獣を人に戻す…罪を雪ぐ…何のことなんだか」

「…確かその後、奇跡が果たされた時…もう一つの奇跡も叶うと言っていたね」

「巡礼が奇跡、獣が人に戻ることがもう一つの奇跡と解釈していましたが…」

「…？」

dice1d100=51 (51)　　※70以上のみ

[182 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:47:46]

（まあいっか！）

「どうかした？」

「ううん、何でもないよ。4号は今日もかわいいね。大好きだよ」

「やめて」

「えっ」

「…今、理性が飛ぶとまずいから。やめて」

「ああ、そういうこと。はーい」

「………ゴホン！で、この疑問をどう解消するかが問題なわけ」

[183 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:50:41]

「…そうだな…」

「………うーん」

「そういえば…」

「「「フェルシーとペトラ…」」」

「何それ？」

「…人名？」

「どちら様ですか…？」

[184 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 19:55:37]

「オカルトに詳しい後輩だよ」

「この街で行われた儀式がどうの…と話していてな」

「100年ごとに儀式を行ってた…とか言ってたわよ」

「わあ。すっごく怪しい」

「…調べてみる価値はあるかな」

「個人的にはラウダさんのお話も聞いてみたかったんですけど…」

「あんた結構そういう噂とか好きなんだね…」

「ラウダがどうかしたのか？」

「霊感があるって噂されてるだろ？そうでなくとも勘が鋭いのは事実だし…

　彼も何か気づいたことがないかと思ってね」

[185 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:02:31]

「そうだな、よく気が付くのは事実だ。昔はもう少しぼんやりしていたんだが」

「ぼんやりしてるラウダって、あんまり想像つかないわね…」

「そうだな、今とはかなり印象が違ったよ」

「話を聞きたいならメッセージを入れるか電話で…あれ？

　ラウダ、スマホを忘れて行ってしまったのか…」

dice1d2=1 (1)

1：渡しに行く

2：気付いたら取りに戻るだろうしいいか

[186 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:06:02]

ここでラウダと接触した方が良いのかどうか…
ワクワクしつつ怖くもある！

[187 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:09:40]

「俺はラウダにスマホを届けてくるから、皆は先に図書館へ向かってくれ」

「一人で平気？」

「子供じゃないんだから」

「そう？ならいいけど」

「スマホを届けるついでにラウダから話を聞いといてね」

「じゃあ俺たちは行こうか。フェルシーとペトラは今日も図書館にいるかな…」

「いなかった場合は…お二人の読んでいた本を私たちで借りてみるのはどうでしょう」

「借りられるかな。一冊しかない本のようだけど」

[188 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:12:57]

「グエルさん、幸運振ってください」

「何故…？」

「振ってください」

「ラウダはどこにいるんだ」

「振ってください」

「無性に怖いんだが！？」

「ふふふ」

グエル幸運（31～）：dice1d100=63 (63)

[189 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:14:28]

良かった、成功した…

[190 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:26:18]

【🎲・閲覧注意】オール・フォー・ユーpart5｜あにまん掲示板

「次だ。…失敗してもよかったんだよ、兄さん」

「（察し）」

「別にいいじゃないですか～。

　ところでグエルさん、次シナリオですが…」

「ああ…なかなか制作が進まないな」

「単発でお茶を濁すことも考えておきましょうか」

[191 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:38:09]

「…主人公だけ決めておくか？」

「そんなのあり？」

「大まかなあらすじはもう決まっているんだが、個別のイベントが全く決まっていない。

　先輩・後輩キャラは欲しいが、残りの枠を決めかねている。

　主人公が決まれば決めやすいかと思ってな…」

「ラウダさんが主人公になったらウケますね」

「いや…笑えないだろ」

「どういう意味…？」

[192 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:39:36]

「…よし。主人公は…」

dice1d6=6 (6)

1：スレッタ

2：ミオリネ

3：シャディク

4：4号

5：5号

6：ラウダ

[193 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:41:18]

すごい速攻でフラグ回収した

[194 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:41:53]

「ど…どうして…」

「（笑）」

「え…え…？」

「…ごめんな、ラウダ…」

「に、兄さん…？」

「俺は…お前のことが大好きだからな…」

「何？どういうこと？怖いんだけど！？」

[195 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:43:21]

「ラウダさん。グエルさんに隠れて内緒の話をしましょう」

「は？」

「…抜け道は作っておきますので～。頑張ってくださいね！」

「何を言ってるんだお前…？」

[196 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:45:07]

ウケましたね…ほんと出目がおもしれー男…

[197 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 20:46:16]

フラグ回収爆速でウケた
グエル進行役でラウダ主人公か…

[198 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 21:30:38]

字幕入ってないバージョン

[199 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 21:32:08]

100クリおめでとうドヤ顔シャディク

[200 二次元好きの匿名さん 23/10/22(日) 21:34:41]

焦るグエル