……(桜餅?)

  • 1ジャンルをミスしたので再投稿21/08/31(火) 18:36:04

    俺の担当、サクラバクシンオーが桜餅を見た事のないほど嬉しそうに食べていた

    「ああ、これですか。これはですね、母上が上手くできたから、と送ってきてくださったものです」

    はたして上手く作れたからと言って送ってくるものなのだろうか

    「あっ!分かりましたよ!ズバリ、トレーナーさんも食べてみたいのでしょう?母上の桜餅を!」

    気になると言えば、確かに気になる

  • 2二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 18:38:32

    「でも良いのか?」
    「はい!美味しいものは一人で食べるよりも誰かと一緒に食べる方が、より美味しく感じますから!」

    確かに彼女言う通りだ
    だが見たところ、残りの桜餅は一つ。その事を指摘してみた

    「ちょわっ!うぅ…久しぶりの母上の桜餅が嬉しすぎて、食べすぎてしまったようです…」

    普段は学級委員長ですから!と明るく振る舞っているがまだ子供
    母恋しくなる時だってある

  • 3二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 18:41:38

    「あっ!そうです、ならばこうしましょう!」
    そう言って彼女は立ち去って行ってしまった…桜餅を残して

    気になるからと言って、彼女のいない間に食べてしまう。なんて事はしたくない
    トレセンには大食らいが多くいるから、彼女達から桜餅を守るべく、バクシンオーが座っていた椅子にそっと座った

    「お待たせしましたトレーナーさん!バクシン的に帰還しました!」

    息を切らせながら、ビニール袋を持って帰って来た
    一体何を持ってきたのだろうか

  • 4二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 18:44:31

    「こちら、コンビニで買ってきました」

    取り出したのは…桜餅
    ここにあるのに、何故新しく買ってきたのだろう

    「そしてこれからトレーナーさんには母上の桜餅とコンビニの桜餅を食べ比べてもらいます!」

    味の検証をしよう、と言う事なのだろうか
    そんな事をしなくても彼女のお母さんの桜餅の方が美味しいに決まっている
    …いや、最近のコンビニスイーツは侮れないと聞いたこともある

  • 5二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 18:48:16

    ではさっそく…と手を伸ばした
    すると、腕が掴まれた

    「それではいけませんよトレーナーさん!どちらが母上の桜餅か分かってしまっている状況では答えなんてすぐに出てしまいますからね!」

    言われてみれば、確かにそうだ

    「じゃあどうするんだ?」
    「そう言うでしょうと、私の学級委員長頭脳は予測していましたとも!」

    そう言ってビニール袋に手を突っ込んだ

    「ではトレーナーさん、これをつけて下さい!」

    そう言って差し出された彼女の手には、これが乗っていた

  • 6二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 18:51:38

    映す価値なしになりそう

  • 7二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 18:52:03

    この流れ前も見たぞ?

  • 8二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 18:52:17

    またお前かよ!

  • 9二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 18:52:54

    「聞けば、これは一流とそれ以外を判別するために使われる目隠しとの事です」

    そうだな、見たことあるよ

    「そして私は模範的学級委員長。模範とは、一流である事ですね!そうは思いませんかトレーナーさん!」

    ……そうか?
    だが俺の担当ウマ娘、つまり俺の愛バだ。意見を否定するだけなのは良くない

    「そしてその模範的私のトレーナーである貴方も!模範的、つまり一流であるべきなのです!」

    ところで、これを入れ知恵したのは一体誰なんだろうか

  • 10二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 18:55:45

    「では、バクシン的に参りましょう!」

    俺の意見を口出しするよりも早く、ブサイクな目隠しをされてしまった…

    「ではトレーナーさん!よーく味わって下さいね!あーん」

    ……なかなか、こう、恥ずかしいな
    目隠しをされ、物を口に運ばれると言うのは

    ………うん、こしあんだ

  • 11二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 18:58:22

    「味わいましたか?では次!…おっとその前に、お口直しをしましょうか。トレーナーさん、お茶ですよ」

    俺は一体何をしているのだろうか

    「大丈夫ですか?ちゃんと味は洗い流せましたか?ではバクシン的に次です!」

    正直に言うと、誰かに見られていないかが心配だ…

    こっちは…つぶあんだな

  • 12二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 19:01:39

    「ではトレーナーさん、目隠しをお取りください!」

    ようやく解放されるのか…
    目隠しを外せば、トレセンの生徒たちに囲まれていた
    そりゃ、そうだ。だってここ、食堂だもんな…

    「それではトレーナーさん!果たして貴方は模範的トレーナーなのか、それともサブトレーナー以外なのか……答えをお聞かせいただきたい!」

    普通のトレーナーって選択肢はないようだ
    当たるか外れるかの二択
    つまり、50%の確率で、俺はバクシンオーに軽蔑されてしまうわけだ

    だが俺には秘策があった

    「最初の方だ」

  • 13二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 19:05:09

    即答できたのは何故か
    秘策とは何か

    それはサクラバクシンオーの実家の事である
    詳しくは知らない、書類で何処にあるか程度しか知らない

    北海道はこしあん派が多いと聞いたことがあった、それだけだ

    「ん〜…んん〜〜……」

    ためるなクイズ番組の司会か

  • 14二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 19:10:11

    「ズバリ!バクシン的大正解です!私のトレーナーさんは、模範的つまり一流トレーナーさんでしたね!」

    賭けに勝った
    しかしその代償は大きい

    周囲のウマ娘達によるスタンディングオベーションの止むことのない拍手に包まれた

    つまり、目隠しして餅と飲み物をあーん、されているところを、これほど多くの人々に見られたのだ



    後日、担当トレーナーに自分の生まれ故郷の味で格付けチェックを行うウマ娘が増えたそうだ
    俺は、なにも、知らない

  • 15二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 19:12:49

    皆さん、お目通し有難う御座いました

    サクラバクシンオーは、俺を救ってくれたウマ娘なので一番好きです


    プルルルル…ガチャ貴方と同室の…そう、ウララさんと言うのね彼女を家に招待なさい。いいわねbbs.animanch.com

    これは俺です

    ウマ娘格付けチェック概念流行れ

  • 16二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 19:15:03

    私は長命寺(巻かれてるやつ)派です

オススメ

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