- 1二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:04:24
「レモン1個分に含まれるビタミンCはレモン1個分なんだぜ!」
「ちげぇよ。実際は4個分だよ」
「えっマジで??嘘だろマシマシラ」
「正確には、果肉部分も含めたレモン丸ごと1個分のビタミンCが、レモン4個分の『果汁』に含まれるビタミンCの量と大体同じということですわね」
「キチキギスまでよく知ってるな」
「ちなみに、ニンゲン様が1日に接種すべきビタミンCは15歳以上なら約100ミリグラムと言われていて、これはちょうどレモン1個分にあたるぜ」
「ビタミンCは免疫力を高めたりイライラを鎮めたり、なにより肌を綺麗にしてくれますわ。美しさを求めるなら、レモンはバカにできませんわよ」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」
「……なぁこのくだり、なんか前もやらなかったか?」
「仕方ねぇだろ。これが一番掴みとして良くできてるんだから」
「掴み?何の話をしていますの?」
「まぁいいか。そういうわけだから、そこのお前!またしばらく邪魔させてもらうぜ!」 - 2二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:04:51
お、ネタがたまったのか
わくわくだよ - 3二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:05:33
出たな三馬鹿
- 4二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:08:44
「そこのお前!チョコレートって食い過ぎると鼻血が出るんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「チョコを食べる際によく言われることですが……確かにチョコレートには血行を良くする成分が含まれてはいますが、それで実際に鼻血が出たという医学的な報告はされておりませんの」
「ま、一部の病気を患ってるニンゲンはチョコを食べると本当に鼻血が出やすくなったりはするが……一応大多数のニンゲンにとっては一切根拠のないガセネタだな。一説によれば、昔は今とは違ってチョコが高価だったから、あまり子供に欲しがらせないように意図的に流した噂じゃないか、とも言われているぜ」
「実際のチョコレートはカロリー補給にぴったりですし、集中力を高めたりイライラを解消させる成分が含まれていたりと良いこと尽くめですわ。虫歯に気をつけてほどほどに食べるとキチですわね」
「ちなみに、チョコ食った後に本当に鼻血が出たって経験があるニンゲンがいたら、それはチョコどうこうより単に栄養バランスが崩れてることによるものだから、自分の食生活を見直すんだな」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 5二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:09:04
ま た お 前 ら か
- 6二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:15:35
わぁい!ためになる三馬鹿だ!
- 7二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:16:47
このレスは削除されています
- 8二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:18:26
「そこのお前!ヤンデレとメンヘラって似通ってるしあんま違いはないんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「ヤンデレとメンヘラはその実かなり似て非なる存在なのですわ。このあたりを混合してしまうとそれぞれの愛好家から『バークアウト』を喰らいますのでご注意を」
「まぁ定義付けも人によって違うから区別も難しいんだがな。ものすごく大雑把に言うなら、ヤンデレは『相手への愛』で狂う存在、メンヘラは『自分への愛』で狂う存在と思ってもらえりゃいいか」
「想い人が自分以外の他人へ目を向けたとき『相手を消して自分しか見れないようにする』のがヤンデレで、『自傷行為をして無理やり注目を向けてもらう』がメンヘラとも言われていますわね。このあたりがわかりやすい識別方法でしょうか」
「そうだったのか……。そうやって見るとなんつーか……俺はメンヘラはあんま好きになれなさそうだな……。ただの迷惑な女っつーか……俺は尽くされる方が好きだしよ」
「おう世の中にはメンヘラに萌えを感じるニンゲンもいるんだから口の利き方には気を付けろよ。……まぁ語源というか根っこの方を辿っていけば、ヤンデレはあくまで萌え要素として生まれ萌えとして発展したのに対し、メンヘラは現実の人物への蔑称みたいに発展した感じだからな。そこら辺の違いもあるんだろ」
「全く……相手を振り向かせるために他者を傷つけるのも自分を傷つけるのも、等しく下らないですわね」
「だから口の利き方気を付けろってキチキギス。……そういうお前は恋愛において相手にどうアプローチをするんだ?」
「? 何故私がわざわざアプローチなどする必要があるのですか?」
「は?」
「アプローチなどしなくても、全てのポケモンは私の美しさに勝手に跪いて後ろをついてくるのですわぁ!恋愛というのは相手に振り向いてもらうものではなく、自分が相手に振り向いてやるものなのですわよおーっほっほっほっ!!あ、ただし浮気は許しませんわよ。この世で美しいのは私だけですので、私以外になびいたり私以外にメロメロになるのは万死に値しますわ」
「ヤンデレとメンヘラの悪いとこ合わせた地獄みてぇな恋愛観だな……」 - 9二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:20:29
待ってたぜ三馬鹿豆知識スレ
- 10123/10/25(水) 18:21:21そこのお前!|あにまん掲示板「レモン1個分に含まれるビタミンCはレモン1個分なんだぜ!」「ちげぇよ。実際は4個分だよ」「えっマジで??嘘だろマシマシラ」「正確には、果肉部分も含めたレモン丸ごと1個分のビタミンCが、レモン4個分の…bbs.animanch.com
というわけで、前回それなりに好評だったので、ネタを溜め直してきました。またゆるくお付き合いいただければなと思います。
- 11二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:22:40
末永く待ってる
- 12二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:25:45
スレ建て乙!!
あのスレが完走してから三馬鹿を恋しいと思っていた自分がいたのが悔しい - 13二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:26:24
どうでもいいがキチキギスってオスなのにお嬢様言葉なんだな……
某軍人パティシエみたいに性自認はオスだけど「美しいから」って理由で言葉遣いを変えてるとかかしら - 14123/10/25(水) 18:29:32
それとすいません、ネタを溜め直して来たとはいってもやはりネタ切れ的側面は否めないので、前より少し雑談枠も多くなるかもしれません
- 15二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:38:10
雑談枠も好きやったからええんやで
- 16二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 18:43:40
小学生の時にすっげえ真面目だった先生がチョコ食いすぎて鼻血出るって話を聞いていいな!やってみてえな!つって麦チョコえげつない量買って食えるだけ食ってただただ気持ち悪くした話を>>4で思い出した
- 17二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 19:08:30
愛好家のバークアウト草
- 18二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 19:14:35
雑談枠好きだったから楽しみ
- 19二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 19:16:55
考えが飛躍しすぎて「絶対ホモ」って言われてたの不憫
- 20二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 19:18:59
このレスは削除されています
- 21二次元好きの匿名さん23/10/25(水) 20:23:22
わーい!3馬鹿にまた会えて嬉しい!
- 22二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 01:24:52
復習も兼ねて前回の主なともっこ豆知識
・マンボウは3億個の卵を数回に分けて産む
・ニンゲン以外の動物も『食べるため以外の殺し』をする
・牛は赤い布に興奮しているわけではなく単にヒラヒラしたものに突っ込んでいる
・オスライオンはニートしているわけではなくいざというときのためにスタンバっているだけ
・白鳥はバタ足しなくても水に浮ける
・ハイエナはあくまで『誰も食べないから』腐肉を食べているだけで狩りは普通に上手い
・猫に限らず生き物は熱いものは苦手
・ポケモンXYの『XY』はX軸とY軸から
・鳥はニンゲンの匂いを理解できないため別に雛にニンゲンの匂いがついても捨てない
・トカゲの尻尾切りは栄養失調の危機などで割と命懸け
・リアルキジはクジャクと同じくオスのみが綺麗で一夫多妻性
・ビ○チの元ネタは発情期の犬が犬種に構わず交尾する様から
・カメレオンは任意で色を変えてるわけではなく感情などによって勝手に変わっている
・汚名挽回は誤用ではない - 23二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 08:47:11
- 24二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 11:16:16
しかもこれでも全部じゃないからなぁ。調べんのもやり取り考えるのもお疲れ様やで
- 25二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 12:54:05
キチキギスの喋り方じわる
- 26二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 16:07:55
おかえり三馬鹿(愛称)
- 27二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 16:50:09
おかえりー知識として面白いだけじゃなくて三馬鹿の会話が面白くて好き
- 28二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 18:04:27
「そこのお前!外に干してた布団を取り込んだときに香ってくる所謂『お日様の匂い』は、実は布団にいたダニの死骸の匂いなんだぜ!!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「確かに干すことによって布団にいるダニは死滅しますが……ですがその理屈だと、干すのが関係ない日常生活の中でもダニは死んでいるはずですから、布団からは常に『お日様の匂い』がしているはずですわ。しかし、恐らく画面の向こうであなたが寝転がっている布団からは、そんな匂いはしないでしょう?」
「じゃあなんの匂いなのかっつーと……これは布団の繊維や、使われていた洗剤の残留物に太陽の紫外線が当たることで、化学反応が起きてアルデヒドやオクタナールって成分が生成されるからなんだぜ。これらは実際に香水などにも使われている成分だ。オクタナールなんかは柑橘系(ミカンなど)の香りだから、そりゃ良い匂いがして当然だな」
「そもそも冷静に考えれば、死骸から『お日様の匂い』と形容されるほど良い匂いがするなどおかしな話ですわ。生き物の死骸はどれも汚く、臭く、醜いものです。この世は、生きているものこそが最も美しいのですわ」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 29二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 18:12:04
「そこのお前!始祖鳥は名前の通り全ての鳥類の始祖だと言われているんだぜ!」
「ちげぇよ。最近はそうとも言われなくなってきてるんだぞ」
「えっマジで??」
「化石が発見された直後は始祖鳥が鳥の始祖だと思われていたのは間違いありませんわ。ですがその後、より古い時代の地層から現代の鳥類に近い動物の化石が新たに見つかりましたの。そこから、始祖鳥は鳥類の直接の祖先ではなく、その祖先の遠い親戚であると考えられるようになりましたのよ」
「とはいえ、始祖鳥の『鳥類が爬虫類から進化したことを証明している生物である』って点の価値は揺らいでねぇから、相変わらず古生物の研究に多大な貢献をした、まさに『始祖鳥』と呼ぶに相応しい生物だってのには変わりねぇけどな」
「ちなみに、始祖鳥と聞けばなんとなく現代の鳥よりも大きなイメージがあるかもしれませんが、実際にはハトとあまり変わらない大きさだったらしいですわ。ある意味アーケンはその辺りに忠実というわけですわね」
「あとまぁ……こっちは有名かもだが、始祖鳥は翼を動かすための大胸筋が発達していないから、現代の鳥のように空を自由に飛ぶことはできなかったと考えられているぜ。木から木へ飛び移ったり、モモンガのように滑空するのが限界だっただろう、って言われてるな」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 30二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 18:18:54
『死体が良い匂いするわけない』って確かに言われてみればその通りだな……
- 31二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 18:20:56
「そこのお前!猫はニンゲンに対してそっぽを向くことが多いが、それはそのニンゲンのことが嫌いってことなんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「猫は元来警戒心が強く隙を見せたがらない生き物ですわ。たとえ飼い主相手でも中々懐かず心を開かないこともあるほどです。そんな猫にとって『背中を見せる』というのはかなり大きな意味を持つことですのよ」
「そもそも背中は腹と並ぶ動物にとっての急所にして死角だからな。普通は他者に迂闊に見せはしねぇ。野生動物の中には仲間同士でお互いの背中を守るために背中合わせで眠ったりもするからな」
「そんな動物である猫が背中を見せるというのは、少なからず『この人には背中を見せても襲われない』と安心している証ですわ。お腹を見せるのが犬の信頼行動なら、背中を見せるのが猫なりの信頼なのです」
「もし飼い猫が近くにやってきて背中を向けて座ったら、是非背中を撫でてやるんだな。飼い猫は背中を撫でてもらえるのも好きだったりするんだぜ。ただ、もちろん中にはマジでそっぽを向かれてるだけだったり、安心と言っても嘗められてる的な意味合いの時もあるから、そこは猫とのコミュニケーションで判断するんだな」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 32二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 18:29:04
「そこのお前!鳥は『鳥頭』って言葉がある通り、三歩歩いただけで物事を忘れちまうぐらいアホなんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「カラスやオウムは別格なので置いておくとしても……実際の鳥類は全体的に賢い種族なのですわよ」
「あいつらは『危害を加えるニンゲン』や『餌をくれるニンゲン』の顔をちゃんと分けて覚えることができるんだな。鳥頭の代表格みたいに扱われてるニワトリなんかも、実は足し算や引き算の概念を理解できるほど賢いんだぜ」
「他にも伏せられたカードの位置を覚えて当ててみせるなど……その知能はイルカや犬と同じレベルだとも言われていますわ。鳥頭などとバカにしていると、思わぬところで足元を掬われますわよ」
「そうだったんだな……」
「全く……世の中には『鳥は飛ぶために体を軽量化しているから頭もスカスカになっている』とほざく方もいらっしゃいますが、そんなことはないのですわよ!この羽で大空を制し、この知略で地上を制する!いずれ私たち鳥ポケモンがこの世を支配する日も近いのですわぁ!おーほっほっほっ!」
「そうなったら困るな……。よし、もしも鳥ポケモンがこの世を支配しそうになったら、一緒に戦おうなキチキギス!」
「話聞いてましたか!?私は雉!!鳥ポケモンですわ!!あなたたち醜いモノを支配する側ですのよ!?」
「だってお前『ひこう』タイプついてねぇじゃん……。『じしん』が普通に当たるお前を偉大な鳥ポケモンの仲間に入れるのはちょっと失礼だろ」
「そんなの気にしなくていいんですわよ!!私には立派な羽がありますの!!羽があれば誰でも鳥ポケモンですし、優雅に空を飛ぶことができるのですわ!!」
「お前アーケオスさんディスってんのか」
「むしろそんなアーケオスでも頑張って『じしん』を避けることができんのにお前ときたら……」
「キチキッチャーーッ!!!」 - 33二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 18:58:55
前スレから兆候あったけどキチキギスさんがもう完全にいじられキャラになっている……
- 34二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 21:00:13
- 35二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 22:39:06
- 36二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 22:43:26
- 37二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 22:51:08
鳥が賢いの、体重に対する脳の比率的なモンが影響してるのかな?
- 38二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 23:19:29
- 39123/10/26(木) 23:20:40
(要望?があったので……突貫工事なのは許して)
「そこのお前!猫は魚が大好きなんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「創作物などではよくそんな風に書かれますが……そもそも猫の祖先は、砂漠や山奥に生息していたと言われていますわ。ですので、普通に生きていれば彼らは魚と接触する機会などないのですわよ」
「じゃあなんで猫と魚が結び付いてんのかと言うとだ。これは前スレの『猫舌』についての雑学の時にも少し触れたんだが……俗に『ネズミを捕まえるための猫』が飼われ出したのは、江戸時代からだと言われてるんだぜ。その頃はキャットフードなんて便利なものはなかったから、猫の食事にはニンゲンと同じものを与えてたんだが……その時、>>36でも言われている通り魚を与えていたり……もしくは漁船から野良猫が魚を盗み出してリアル『お魚咥えたドラ猫』をやったりしていたんだ。そこから『猫は魚が好き』という定説が広まるようになったんだな」
「また、『猫は魚が好きという定説があるのは日本だけ』という話がありますが……実はこれは間違いですのよ。ネットで検索をかけてみると、猫が魚を好きという前提で書かれた外国語の記事がそれなりにヒットするのですわ。この定説は外国にも広まっているようですの」
「ある意味猫が魚を食ってるアニメの代表格である『トムとジェリー』だって、アレ外国のアニメだからな」
「あ……言われてみれば……」
「ちなみに余談ですが、先にも申しました通り猫は本来魚を食べる生き物ではありませんので、猫に魚をあげるのは健康上あまり好ましくはありませんわ。猫を飼っている方はお気をつけてくださいまし」
「……そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」
- 40二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 23:21:32
ありがとうございます!
- 41二次元好きの匿名さん23/10/26(木) 23:33:09
- 42二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 08:08:20
- 43二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 08:19:26
よく考えりゃ水が苦手な猫が自分で魚獲るわけないしな
- 44二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 13:17:40
- 45二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 13:58:44
猫の出自を考えると、水を飲まないっていうのも当然も言えば当然なのか
- 46二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 14:09:34
ホントなんというか、距離感が絶妙よねコイツら。マジで『三馬鹿』って感じがする
- 47二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 14:32:07
微妙は褒める時に使うんだぜ!から入る文章考えようと思ったけど特に否定出来ねえから話終わるな…
- 48123/10/27(金) 16:24:03
「そこのお前!青いバラの花言葉は『奇跡』や『夢叶う』といったポジティブなものなんだぜ!」
「ちげぇよ。それは……いや、誤解じゃねぇけど違うぞ」
「えっマジで??」
「青いバラの花言葉は、最初は『不可能』でしたのよ。そもそも、本来は青いバラなど存在しなかったのですわ。バラには青色の成分がありませんから、人の手が介在しなければどう足掻いても青いバラは咲きませんの。そして、ニンゲンは以前から品種改良などにより自然の摂理を超えてきましたが……青いバラだけは長らくどうにもならなかったのですわ」
「さすがにゼロに何を掛けてもゼロだから、バラ本体に無い以上は他の花から青色の遺伝子を持ってきて植え込むしかないんだが……言うは易し行うは難しってヤツだ。様々な要因で植え込みは困難を極めたんだぜ。そのあまりの難しさに、いつしか青いバラには『不可能』という花言葉が付けられたんだ」
「ですが、ニンゲンの執念とは恐ろしいもので、諦めずに挑戦を続けたことで2004年に遂に青いバラを咲かせることに成功したのですわ。そうしてこれまでの飽くなき挑戦を讃えるような形で、青いバラの花言葉は『奇跡』や『夢叶う』へと変化したのです」
「そんなことが……花に歴史あり、言葉に歴史ありなんだな!」
「そんなわけだから、今でこそ『夢を叶えるキャラ』のイメージアイテムとして青いバラが使われたりするが、昔の作品とか見てるとボスキャラが『お前は俺に絶対勝てない』という意を込めて戦う相手に青いバラを手向ける……なんてシーンもあるんだぜ」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 49後のため再掲23/10/27(金) 16:44:36
「んー……」
「あ?どうしたイイネイヌ」
「……『鬼』の英語って『オーガ』で合ってるよな?」
「合ってますわね。私たちをブチのめした忌々しい鬼アマの名前も『オーガポン』ですし」
「けどよ、今『鬼滅の刃』について調べてたら、あれの英訳って『デーモンスレイヤー』らしいな。鬼の英訳って『オーガ』か『デーモン』のどっちなんだ?」
「んー……そりゃまた難しい問題だな」
「実のところ、そのあたりはハッキリとは決まっていませんのよ。そもそも『鬼』などという文化、概念は日本固有のものなのですの。ですから外国では上手く訳せないこともあるのですわ」
「まぁ正直、訳す側の国やイメージによるとしか言えねぇな。だからぶっちゃけどっちでも正解だ。現に節分の鬼や桃太郎の鬼は『オーガ』でも『デーモン』でも意味通るからな」
「はへー……てことは、あの鬼アマって別に『デーモンポン』って呼んでも良いわけか……」
「なんとなくデーモンポンの方が悪そうだしいいんじゃねぇの?てか、なんなら普通にありそうだし」
「だよなぁ」
「ただ、だとしたら元の『オーガポン』の方はどうなるのでしょうね。あの名前は一体なんなのか……」
「やーい出やがったなオーガポン……いやデーモンポン!!」
「ぽに?」
「とぼけないでくださいまし!あなたのその『オーガポン』は偽りの名前。実はDLC後編で新たなフォルムチェンジとして『デーモンポン』が出ることはわかっていますのよ!!」
「まさかまだ仮面を隠し持ってたなんてな強欲なヤツめ。痛い目見たくなかったらさっさと五つ目の幻の仮面である『悪魔の仮面』を出すんだなぁ。そいつも俺らが奪い取ってやるからよぉ」
「デーモンポン!デーモンポン!!」
「ぽに??」 - 50二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 16:47:33
今後花や花言葉を使った創作する際に参考にさせていただきます
- 51二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 16:48:28
時折巻き込み事故にあうぽにおも好き
- 52123/10/27(金) 17:24:08
「んー……」
「あ?どうしたイイネイヌ」
「……鬼アマがつけてるあの面って、『お面』だよな?」
「質問の意味がよくわからんが……一応公式では『お面をつけたポケモン』と書かれてるから、おそらくお面で合ってるな」
「けどよ、今DLCのタイトルを見返してたら……そっちは碧の『仮面』ってなってんだよな。……なんでわざわざ分けてるんだ?そもそも『お面』と『仮面』って何が違うんだ?」
「言われてみればそうですわね……とりあえず後者に関して。ものすごくザックリと言いますと、たとえばメタナイトのように単に正体を隠すために使用される面は『仮面』と呼ばれますわね。対して、被ることそのものに意味があるもの……何かを降霊させる儀式や、所謂『なりきりお面』として使われる場合は『お面』と呼ばれるのですわ」
「仮面は中身が主役、お面は面そのものが主役と考えるとわかりやすいもな」
「なるほど……そうやって考えると……碧の仮面は単に正体を隠すためのもの……もしくは『鬼アマが主役』という意味を込めての『仮面』か?」
「あと、仮面はあくまで役に縛られず中のヤツが自由に振る舞える状態でもあるから、通常状態にあたる碧のめんが『仮面』にあたるのかもな。ま、あくまで個人の考察だが」
「かまど、いど、いしずえの面を被ると鬼アマはタイプを変える……それは見方を変えればお面の能力が発揮されている、つまりお面が主役とも取れますわ。だからあの三つは『お面』とされているのかもしれませんわね。……まぁ、思いっきり的外れかもですしそこまで考えられてないかもしれませんが」
「それを言っちゃおしまいよ。……まぁ、お面と仮面の違いはわかったぜ。そこのお前、邪魔したな!」 - 53二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 17:27:35
- 54123/10/27(金) 17:31:44
「俺思ったんだけどよ」
「今度はなんだイイネイヌ」
「俺らが今接してる鬼アマって……果たして本当に『オーガポン』と呼べるのか?」
「はぁ?」
「何を言ってますの?哲学は私嫌いですわよ」
「いや、まずは俺の話を聞けよ。さっきの話によれば、仮面と違ってお面は面が主役なんだろ?ということはつまり、お面を被った状態の鬼アマはお面が本体だとも言えるわけだろ?」
「言える……のか?……まぁ言えるってことにしとくか」
「そして、鬼アマは面を被った時は常に『オーガポン』と呼ばれている。どの面を被った状態でも、変わらずだ」
「さっきからなにが言いたいんですのイイネイヌ……はっ!?まさかっ!?」
「お面が主役の状態の鬼アマをそう呼ぶってことはつまり……『オーガポン』は実際は鬼アマじゃなくてお面の名前なんじゃねぇのか?あのお面……みどりの面も加えて、実は面四つで一つの『オーガポン』って存在なんじゃねぇのか?」
「なんだそのレアコイルやらツンデツンデ的発想」
「なんてことですの……!?あくまでお面が『オーガポン』ということは……で、ではあの面の下の私達が見慣れた鬼アマはなんなんですの!?あれは『オーガポン』じゃないのですの!?」
「おそらく、面の下の鬼アマはあのお面に操られてんだ。さながらパラセクトの下の虫みたいにな。……そこでこないだの考察に戻るわけだが……もしかするとあの面の下の鬼アマの本当の名前こそが、俺らが以前突き止めた『デーモンポン』なんじゃないのか!?」
「な、なんですってー!?」
「なるほど……そういうことだったのか。お前にしちゃ上出来な発想だぜイイネイヌ」
「そうと決まれば、行くぞお前ら!!」
「出やがったなオーガポン……いや、デーモンポンの意思を乗っ取ったオーガポン!!」
「ぽに?」
「とぼけないでくださいまし!あなたの本体はそのお面。ムジュラの仮面のように、お面の『オーガポン』が下の『デーモンポン』を操っていることはわかっていますのよ!!」
「そのせいでデーモンポンはやりたくもねぇ俺らへの虐殺なんかをしていたんだなぁ繋がったぜ。そんな危険なお面を野放しにしておくわけには行かねぇな。俺らが責任持って管理しねぇと」
「待ってろよデーモンポン!今俺らがそのお面を剥ぎ取って元の『デーモンポン』に戻してやるからな!!」
「ぽに??」
- 55二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 17:33:31
悪化したwwww
- 56二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 18:07:44
DLCタイトルやお面についての考察は普通に興味深かったのに終着点が残念すぎる…
- 57二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 18:30:09
- 58二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 18:38:05
- 59二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 19:02:49
今回もぽにちゃん稀に友情出演してくれるみたいでなにより
- 60二次元好きの匿名さん23/10/27(金) 21:49:32
こういうところがタメになるのに三馬鹿呼ばわりされる所以なんだろうな…
- 61二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 06:13:47
ためになるなぁ
- 62二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 08:52:52
どっかで聞いたことあるんですけど吹奏楽の英語(ブラスバンド)だと木管楽器(クラリネットなどなど)がいなくなるらしいです。そのため正しくはウインドオーケストラらしいです。
よかったらネタとしてお使いください。 - 63123/10/28(土) 12:25:56
「そこのお前!ラムパルドの元ネタとして有名なパキケファロサウルスは、その頭で頭突きをしまくったり同族で相撲みたいに押し合いもしてたんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「恐竜図鑑などではその光景が有名ですが、実際の彼らは頭突きなどできない……というか、したら死んでいるだろうと言われていますわ」
「そもそも頭突きは、ニンゲンが行う物でも本気でやれば脳や首に少なからずダメージがいく捨て身の技だからな。それを(推定)体長4メートル、体重450キロの筋肉ダルマが全力疾走でやると考えると……ぶつかったらまず衝撃を吸収しきれず首が死ぬと言われてるぜ。化石を見る限りは、あいつら首が特別発達していた様子もねぇし」
「よしんばそのあたりの対策ができていたとしても……パキケファロサウルスの頭は半球形すぎて、表面が非常にツルツルしていただろうと言われていますわ。これだと少しでも打点がズレれば簡単に滑ってしまいますし、増してや『押し合い』をするなど到底不可能ですわよ。……というかそもそも、今見つかっているパキケファロサウルスの頭蓋骨には傷などがほとんどない、つまりぶつけ合ったような痕跡がほとんど残っていませんのよ」
「じゃあ何に使われてたんだって話だが……実際のところこれは『まだよくわかってない』としか言えないのが現状だ。これからの研究に期待だぜ。だが今のところの推測では、仮にコイツらが本当に頭突きをしていたとしたら……おそらく正面からではなく横腹を狙っていただろう、と言われているぜ」
「パキケファロサウルスは体格から推測するに時速2~30キロは出せただろうと言われていますわ。そんな速度で頭突きをされればどこに当たろうと充分致命傷です。そして、横腹であれば正面と比べるとまだ柔らかいので、激突の際に首を痛めるリスクを軽減できるだろう、ということですわ」
「まぁ、もしこのあたりの生態が事実でラムパルドにもそれが反映されてるのだとしたら……あいつの『もろはのずつき』はマジで諸刃ってことになるな」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 64123/10/28(土) 12:39:11
「そこのお前!カップラーメンに入ってる謎の肉は実はヤバい動物の肉で、エビっぽいヤツはエビじゃなくて昆虫なんだぜ!」
「ちげぇよ。それ何の根拠もない都市伝説だぞ」
「えっマジで??」
「陰謀論を真に受けるなどはしたない。あの謎肉の正体は、肉と大豆の原料であるものに野菜を混ぜて味付けしたミンチですのよ。『畑の肉』が文字通り肉に使われていたわけですわね」
「エビの方はプーバランつって、インド洋のあたりで獲れる小型のエビなんだぜ。カップラーメン以外にも様々な料理に使われている、こういう言い方もアレだが由緒正しい冷凍エビだな」
「というわけですので。噂などに惑わされず、皆様は安心してカップラーメンを食べて大丈夫ですわよ」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」
『…………』
「……おい、お湯入れてから何分経った?」
「まだ1分30秒だ。もう少し待て」
「ヌンダアアアアア!!待てねえええっ!!カップラーメンは2分が旨いらしいから早く食っちまおうぜ!!」
「お手付きは許しませんわよイイネイヌ!!2分の麺はまだ固さが残っているのですわ!!カップラーメンは3分で食べるのが最も美しいのです!!マシマシラもそう思いますわよね!?」
「あ?ああ……まぁ(俺2分47秒派なんだけどな……)」 - 65二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 13:12:58
- 66二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 16:20:07
- 67二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 17:21:43
はえ~そうなのか
- 68二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 17:29:45
実際に交尾相手のメスを賭けて頭突きで戦うジャコウウシのオスの脳は損傷を受けていてそれが原因でアルツハイマー病のような行動障害を起こしているらしいですからね…
- 69123/10/28(土) 18:29:26
3レスぐらい続きそうな雑談枠思いついちゃったんですけど需要ありますかねこれ?
- 70二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 18:35:50
あるよ
- 71了解です 123/10/28(土) 18:52:57
【恐れ穴】
「ぽに……」
「おーい鬼アマー。俺ら今からSwitchやるからテレビだけ使わせてもらいに来たぞー……って、うん?」
「あ?どうしたんだ鬼アマ。目元を覆ってうずくまって」
「そこに居座られると私たちのスペースが無くなるので退いて欲しいのですが……どうしましたの?」
「ぽに……ぽにっ、ぽにっ……!」
「ふんふん───なに!?みどりのめん以外の三つのお面をグラエナとアーボックとクワガノンに奪われたぁ!?」
「おいおいマジかよ……!」
「な、なんということを……!」
「人のモンを勝手に奪うとはなんて野郎共だ!!許せねぇ!!」
「ポケモンの風上にも置けない奴らですわ!これはお仕置きの必要がありますわね……」
「だな」
「ぽに?」
「っしゃ。そのお面、今すぐ俺らが取り返しに行ってやる」
「ぽに!?」
「いいから任せてろ。たまには『ともっこ』らしいところ見せてやるぜ」
「勘違いしないでくださいまし!別にあなたのためじゃありませんわ!美しくない行いをするポケモンが許せないだけですわ!」
「ぼに……。ぽに!ぽに!」
「へっ、その台詞は早ェぞ鬼アマ。照れるぜ」
「んじゃさっさと行くか。鬼アマはちゃんとここにいろよ」
「今ここに、『お面とり戻し隊』の結成ですわ!!」
「ぽに~!」 - 72二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 18:55:59
このレスは削除されています
- 73123/10/28(土) 18:58:55
「おい待てやこのクワガタ野郎!お前バトルじゃそこまですばやさ高くねぇだろうが!羽もぎ取るぞテメェ!!」
「あら。イイネイヌはまだクワガノンと醜い追いかけっこをしているのですか。私とマシマシラはとっくにお面を取り返したといいますのに」
「ま、俺らが一般ポケモンに遅れを取るわけねぇからな。アーボックごときに負けたら末代までの恥だぜ」
「私も、グラエナをおだてていばってふくろだたきして毒で甚振って倒しましたわ」
「お前……そこはフェアリー技で一思いに倒せよ……タイプ相性有利なのによ」
「嫌ですわ。何故私があんな醜い畜生に直接手を下さねばなりませんの」
「ふぅ、ふぅー……ようやくあのクワガタを理解らせてやったぜ……ヌンダフルしてから出直してこいってんだ……」
「お、やっと終わったか。……これで、かまど、いど、いしずえの三つの面を取り返したか」
「そのようですわね。疲れましたわ」
「よっしゃ!んじゃこの面を───」
「俺らがいただいていくか」
「だな」
「ですわね」
「いやー、無事に取り戻せて良かったぜ」
「元は俺らが狙ってたお面を、どこのポケモンとも知らねぇ奴に奪われそうだったからな、危なかった。取り返せて良かったぜ」
「お面とり戻し隊、任務完了ですわね」
「んじゃさっさと逃げるか。……あ、でも鬼アマにはどうするか。一応はああ言った手前、戻らなきゃ不自然だな」
「別にいいんじゃありませんの?私ちゃんと最初に『あなたのためじゃない』と言っていましたし。嘘は言ってませんわよ」
「……ふむ。よし、ならこうしようぜ。かまどの面だけ鬼アマの元に返しに行くぜ。んで、残りの二つは捜索中って言えばいい。一応は面一つは戻ってきたんだから鬼アマは俺らを信用するし、なまじ一個取り戻してくれた分『残りも早く取り戻してくれ』って要求もしにくいだろ。その間に俺らはとんずらってわけだ」
「おおっ!お前頭良いなマシマシラ!」
「鬼アマの心も利用した美しい作戦ですわね!返した面は後で改めて奪えば良いですし……それで行きますわよ!」
「よしじゃあ台本作るぞ。面はクワガノンから取り返したことにして、そっから……」
「ぽに!」
「ん?なんだ鬼アマか。お前も台本作り手伝ってくれるのか?」
「ぽに!ぽに!」
「んーだよ仕方ねぇなぁ。じゃあ───」 - 74123/10/28(土) 19:03:40
「……『ツタこんぼう』っていつからいかさまダイスが適応されるようになったんだろうな?」
「知るかよ……いてててててっ!!……今回はマジでやばかったな……」
「みどり、かまど、いど、いしずえの面を瞬時に着け替えながらのツタこんぼう四連発(確定急所)……さすがの私も死を覚悟しましたわ……。あんなポケスペでも最終巻付近でしか許されないような連続攻撃を……!」
「俺らの渾身の毒タイプ技を勢いで搔き消しながら襲いかかってくるのはマジで恐怖だったな……。結局お面も盗られちまったし……」
「まぁ仕方ねぇぜ。今日のところはミカンでも食いながら、次の機会を待つか……」
「おう……ってマシマシラ、なんだそのミカン?昨日まで無かったろ?」
「ああ、なんかあの後鬼アマがくれたぜ。皮剥いたのタッパーに入れたのを」
「マジか!?」
「なんか、『お面を取り戻してくれたことには変わりないから、一応のお礼』だとよ」
「ばあちゃん家に行ったらいつも積まれてる謎のミカンじゃねぇか……律儀だな鬼アマ……」
「……なにか、畳のような匂いがしません?このタッパー」
「それは俺も思ったが……意外とうめぇぜ。このミカン」
「うお、白い筋ちゃんと全部取ってあるな……」
「マジで律儀だよな。ちなみにだがその白い筋、『アルベド』って名前らしいぞ」
「私たちの帰りを待っている間に皮を剥いていたのでしょうか……。美味しいですわね」
「……今度、俺たちも管理人から巻き上げた餅持っていってやるか」
「……ですわね」
「ミカンうめぇ……ばあちゃん家の味がする」 - 75二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 19:06:10
お面取り戻し隊でおおっとなったけどいつも通りのナチュラル屑で安心した
- 76二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 19:10:17
良い奴らではないけど結果的にぽにちゃんがいい思いして何だかんだでほっこり収まってるのめっちゃ好き
- 77123/10/28(土) 19:46:33
「そこのお前!サンドイッチの由来はイギリスのサンドイッチ伯爵が『トランプゲームをしながら片手で食事ができないか』と考えて考案された食べ物なんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「その説は具体的な根拠は一切ありませんのよ。そもそもサンドイッチ伯爵がいた時代より前の頃から『パンに具材を乗せる』という文化は既にありましたし、そこから『パンに具材を挟む』など誰でも思い付きうりますから、由来の特定など到底できないのですわ」
「『当時のサンドイッチ伯爵は要職に就いていたので果たしてトランプゲームをする暇があったのか?』とも言われてるからな。実際の所は『この食べ物の由来って○○らしいぜw』ぐらいのノリで話されてたのがいつしか事実のように広まったんじゃないか、とされてるぜ」
「ちなみに余談ですが、サンドイッチは時々『サンドウィッチ』とされたりしますが、どちらでも特に問題はありませんわ。表記ゆれというヤツですわね」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 78二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 20:07:58
- 79二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 20:22:23
サンドイッチは逆に「コイツ仕事サボって遊びながら飯食ってるらしいぜー!」位のサンドイッチ伯爵ネガキャン説もあるらしいな
- 80二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 20:42:11
近所の悪ガキともっことオーガポンおばあちゃん
- 81二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 21:01:40
前スレのラストに語られてた近所の悪ガキの知識自慢に付き合ってあげておいたをしたらゲンコツ食らわせるオーガポンおばあちゃん概念良いよね
- 82二次元好きの匿名さん23/10/28(土) 23:18:26
そんなサンドウィッチ伯爵家も現代じゃ没落して、やってることはそのネガキャンで広まったネームバリュー活かしたディズニー傘下のサンドウィッチチェーン店なんだから因果というか何というか…
因みに店名はズバリEarl of Sandwich(サンドウィッチ伯爵)
- 83二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 00:20:35
- 84二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 00:51:20
- 85二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 09:43:49
はえ~博識な人が多いな
- 86二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 14:13:24
サンドイッチと言えばキューカンバーサンドとかどうだろう
酢漬けにしたキュウリを塩胡椒とバター塗ったパンでサンドしたものだが意外と美味い
昔のガラルでまだキュウリが温室栽培の超絶高級食材だった頃お貴族様が食べていたらしい
手軽に作れるので食べてみてはいかがだろうか
https://www.nisshin.com/entertainment/panjyoshi/sandwich/lesson/lesson04.html
- 87123/10/29(日) 18:08:15
- 88二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 18:11:16
このレスは削除されています
- 89123/10/29(日) 18:13:36
「そこのお前!今回は俺、イイネイヌこと『犬』のことについて解説してやろうじゃないか!」
「犬といや、動物の中で最初に家畜化されたと言われる動物だな。ニンゲンとの付き合いは一万年以上とも言われ、学名では『Canis lupus familiaris(ラテン語でそれぞれ犬、狼、家庭に属する)』と呼称されるほど身近な生き物なんだぜ」
「犬の特徴といえば、なんと言ってもその種類の多さですわ!柴犬、秋田犬、ポメラニアン、チワワ、コーギー、スパニエル、マルチーズ、ドーベルマン、シベリアンハスキーなどなど……もはやその種類だけで『ラララ言えるかな』ができるレベルですわ」
「ちょっと待てたまには俺にも説明させろ。あー、この異常なほどの犬種の多さの秘密は、あいつらの遺伝子にあるんだ。犬は他の生物に比べると遺伝子に多様性があり、遺伝子組み換えも起こりやすかったから、様々な場所やニンゲンの用途に合った犬を生み出すのが他の動物より容易だったんだ。まぁイーブイみたいなもんだな」
「その改良の自由さから、一部の研究者には犬を『変身するもの』という意味合いの『シェイプシフター』って呼ぶヤツもいるぐらいだぜ」
「そしてその自由さはポケモンを初めとした創作物でも例外じゃねぇ!ガーディのような忠犬、デルビルやポチエナのようなダークな猟犬、イワンコとヨーテリーのような正統派の子犬、ワンパチのようなダメな駄犬……そして俺イイネイヌようなヒーローなど!どんなキャラクターにもできちまうんだ!どんなキャラ付けにしてもさほど違和感がないってのは何気にスゴいことなんだぜ!」
「これまでニンゲンと過ごしてきた年月の賜物ですわね。きっとこれからも、犬はニンゲンと共に在り続けるのでしょう」
「……ちなみに、上下関係を重視して飼い主への忠実さがプッシュされることの多い犬だが、逆に言うと躾を間違えて一度下に見られるとすげぇ嘗められるからな。もし飼うなら躾はちゃんとしとけよ」
「そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 90二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 18:14:53
さすがに犬に関する知識にはブレがないなイイネイヌ
- 91二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 18:19:52
>俺イイネイヌようなヒーローなど!
🤔
- 92123/10/29(日) 18:24:19
「そこのお前!犬と猿は『犬猿の仲』という言葉があるほど仲が悪いんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「そもそも何故『犬猿の仲』が犬と猿になったのかですが……これには諸説ありますの。一つは干支に来た順番ですわね。こちらは有名なエピソードなので省略しますわ」
「そして別の説として、『犬と猿が会うと頻繁に威嚇し合ったから』ってのがあるな。昔、猟師が猟犬を連れて山に入った時、縄張りに侵入されたとして野生の猿が激しく威嚇してきたんだ。んでそれを受けた犬も威嚇し返し……その一触即発な空気を見た猟師が『犬と猿は仲が悪いんだ』と思ったのが由来ともされてるぜ」
「実際の所として、他者に縄張りに入られた野生動物が威嚇するのは当然ですし、威嚇された猟犬が威嚇を返すのもまた当然ですわ。……というか、そもそも犬と猿は別に仲良くする道理もありませんし、お互いに小競り合いをするのは動物としてある種当たり前の事ですわ」
「『ライオンとハイエナは会えば殺し合いをするからアイツらはメチャクチャ仲が悪い』って言ってるようなもんだからな。別に犬と猿が特別仲が悪いというわけではねぇぜ。アイツらも子供の頃から一緒に育てば互いを仲間と認識してすげぇ仲良くなるからな。結局は相手をどう認識してるかって話なんだぜ」
「なるほどそういうことか……つか、俺とマシマシラだって犬と猿だけど別に仲良かったしな!元から間違った知識だったか!」
「は?お前と仲良いとか冗談もほどほどにして「くれよ」
「えっ」
「お前俺のエスパー技一発で瀕死になるし、間違った知識ばかり言うバカだしよ。ぶっちゃけつるむ相手間違えたっつーか、今すぐに縁を切りたいぐらいだぜ」
「お前それ本気で言ってるのか?」
「本気で言ってたらお前が間違ったこと言う度に訂正してやらないし一緒に鬼アマにちょっかいかけに行かねぇだろ」
『えへへへへへッ!!』 - 93123/10/29(日) 18:30:59
「そこのお前!実はフグは自分の毒では死なねぇんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「そもそも、俗に『フグ毒』と呼ばれるテトロドトキシンは元々フグの自前のものではありませんの。生まれた直後の彼らはほぼ無毒であり、そこから巻貝やヒトデといった毒を持っている生物を食べて色々な毒素を蓄積させていき、それらが混ざった末に備わるモノだと言われていますわ」
「そんな自前じゃない毒を持ってて何で大丈夫なのかというと……あいつらはそのテトロドトキシンを神経に作用しにくくする特殊なタンパク質を体内で作り出せるからなんだな。これで平時は自分の毒で自分が苦しむのを抑えてるんだぜ」
「……とはいえ、それはあくまで抑えているだけですの。なので過度のスレトスを感じることでテトロドトキシンを多量に分泌したり、タンパク質の生成量が低下してしまうと自身の毒を処理しきれず死んでしまうことがあるのですわ」
「ちなみに余談だが、テトロドトキシンは熱にも酸にも強いから普通の調理じゃ毒抜きは無理だ。だから間違っても釣ったフグをその場でさばいて食うんじゃねぇぞ。一説には、フグによる死因の八割は素人がさばいて食ったことによるものだとも言われてるからな」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 94123/10/29(日) 18:42:31
「……にしても、フグ毒か」
「あ?なんだよイイネイヌ。まだわからんことでもあるのか?」
「いや……元は自前のものじゃない毒って、ある意味俺らの『どくのくさり』と似てるよなって」
「確かにそうかもな」
「つまり、俺らって実質フグみたいなもんか?」
「フグ!?私が!?言って良いことと悪いことがありますわよイイネイヌ!!」
「落ち着けってキチキギス。自分の毒で死ぬこともあるフグと違って、俺らはちゃんとどくのくさりを制御して、自分の武器にしてるからな」
「……どくのくさりに姿やタイプ、特性も何もかも変えられてるから、ある意味どくのくさりに乗っ取られてるとも言えてるけどな」
「……なんかそうやって聞くとエロく感じるな」
「はぁ?なに言ってんだお前」
「えっ思わねぇ?」
「いや割と本気で意味がわかりませんわ。もしや今深夜テンションで話してらっしゃいますの?」
「まぁ聞けよ。まず純真なメスポケモンがいたとするだろ?笑顔が素敵で、傷ついたポケモンを労り、毎日蝶よ花よと過ごしてる感じの」
「おう」
「そいつがある日、突如どくのくさりに取り付かれ、鎖から毒を注入されるんだ。本来なら致死量となる毒に『あっあっあっ』と地獄の苦しみを味わいながらも、しかし徐々に毒を取り込み、順応させられていくメスポケモンの体……」
「…………」
「やがてどくのくさりの作用によって意識や記憶、そしてタイプと特性がじっくり塗り替えられていく。体付きは妖艶なものになっていき、体色も毒々しい紫色になっていく……」
「…………」
「そして翌日になった頃には純真なポケモンの姿は影も形もなく、そこには笑みを浮かべながら蝶や花を毒で枯らしていくメスポケモンの姿が───みたいに考えたらめっちゃ興奮しねぇ?」
「しねぇよ病院行け」
「自分の毒でしっかり脳を腐らされたみたいですわね」
「あれー?」 - 95二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 18:51:11
フグはさばくのに免許いるからね、マジで素人がさばくのはやめようね
- 96二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 18:52:49
- 97二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 21:30:09
もう折り返し地点か。なんだか早く感じる
- 98二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 22:22:59
イイネイヌは妄想力豊かだなあ
- 99二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 22:41:11
3馬鹿で同意するかと思ったらそうでもなかったw
- 100二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 22:49:01
- 101二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 22:53:54
悪堕ちへの適性があるぞ
- 102二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 08:04:27
>体付きは妖艶なものになっていき
「私のことですか?」みたいなツッコミ待ちかと思ったら当のキチキギスのコメントすら辛辣なの笑う
- 103二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 09:08:30
ですわ口調のキチキギス、悪ガキにげんこつ食らわせるオーガポンおばあちゃん、どくのくさり悪堕ちとこのスレでそれなりに新しい概念生まれてるの笑う
- 104123/10/30(月) 09:35:18
「そこのお前!ここから遠いガラル地方とかいう場所にいるポットデスって、この辺にいるヤバソチャのリージョンフォルムってやつらしいぜ!」
「ちげぇよ。ディグダとウミディグダの関係と同じで、あの二種に種類的な繋がりはねぇぞ」
「えっマジで?じゃあなんでアイツらあんなにソックリなんだ??」
「種類的には全く関係ないのに見た目が非常に似ている生物……それは現実にもある『収斂進化』というヤツだと言われていますわね」
「シュウレン進化?」
「簡単に言うと、『祖先も生まれた時代も違う生物が同じ目的の元で進化した結果、似たような姿、器官を持つこと』だぜ」
「所謂『○○をしようとする、もしくは△△で生きようと思えば自ずとこの姿に落ち着く』というヤツですわ。利便性や合理性を突き詰めれば、結局皆似たような姿になるものですの」
「今回のヤバソチャとポットデスの場合は『他者に自分を飲ませる』こと、ディグダとウミディグダの場合は『砂の中で生活する』という共通の目的で進化していった結果、生まれた地方や時代が違うにもかかわらず似たような姿になったってこった。それぞれの目的の元では、『食器に擬態する』や『細長い体になる』ことが生きる上で一番効率が良いと判断されたんだな」
「現実の有名な例では、イルカとイクチオサウルスの関係が挙げられますわね。イクチオサウルスは太古に絶滅した爬虫類の魚竜、イルカは現代に生きる哺乳類です。ですがお手元のスマホで検索すればわかると思いますが、イクチオサウルスの姿はイルカ……ひいては魚類と非常に似ていますわ。このことから水中で最も効率的に生きようと思えば、いずれの生物も体が流線型だったり背ビレがあるような姿に収斂進化する……ということですの」
「な、なるほど。……わかったようなわからんようなだが……要するにあれか?ポケモンをBWから始めたニンゲンでも剣盾から始めたニンゲンでも、結局今の環境で対戦しようと思えば皆ガチグマやハバタクカミが入ったようなパーティーになる、みたいな感じか?」
「んーまぁ大体そんな感じだ」 - 105二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 09:37:43
- 106二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 09:45:54
- 107123/10/30(月) 09:54:01
素で間違えました。やらかしました
- 108二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 16:38:08
言い得て妙なたとえで草
- 109123/10/30(月) 18:13:57
「そこのお前!ミズカマキリって水中生活に適応したカマキリの仲間なんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「カマキリとミズカマキリは姿や名前こそ似ていますが実は全くの別種ですのよ。カマキリは分類的に強いて分けるならゴキ○リの近縁種だと言われていますが、ミズカマキリはカメムシの近縁種と、完全にグループが違いますわ」
「さっきの話を引き継ぐことになるが、これも収斂進化の一つだな。『周囲に擬態して獲物を捕まえる』という目的で進化を推し進めた結果、陸と水中というフィールドの違う場所でありながら同じような姿になったんだ」
「まさにディグダとウミディグダのような関係ですのよ。ですので、ミズカマキリと姿が似ているといってもカマキリは別に泳げるわけではありませんわ」
「なるほど……。……あっ、そういうことか!」
「?どうしましたの?」
「キチキギスに思いっきり羽がありながら『ひこう』タイプが無いのも同じような理屈か!お前の羽は本来は飛ぶため以外の別の用途に使うもので、あくまでその羽は他の鳥ポケモンに収斂進化した結果形が似通っただけだったんだな!」
「なんの話ですの!?なぜそうなりましたの!?なんで私急にディスられましたの!?」
「だって『鳥ポケモンにたまたま姿が似通っただけ』だったらお前が『ひこう』タイプ無い理由にも説明つくしなぁ」
「キチャァァーーッ!!いつまでそのことを引きずりますの!?私はちゃんと飛べますわ!!列記としたキジポケモンですわ!!第一、収斂進化だとしたら誰に似たんだって話じゃないですの!!私の美しさは唯一無二ですのに!!」
「ドデカバシとかじゃね?」
「キチキッチャーーーーッ!!」 - 110二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 18:21:04
そろそろキジの脳の血管ブチ切れそう
- 111123/10/30(月) 18:33:08
「……あ、やべ」
「あ?どうしたイイネイヌ」
「いや、今暇だから中古で買ったサファイアやってたんだが……ついついSVのノリでダイゴのメタグロスにシャドーボール撃っちまった……」
「あー……そういやこの頃はまだ鋼タイプに悪とゴーストはいまひとつだったな」
「懐かしいですわね。確かそれらが等倍になったのは……XYからでしたか」
「となると、鋼に悪とゴーストが等倍で入るようになってから今でちょうど十年になるな。もうXY十周年か」
「おい。年を言うのやめろ」
「十年ということは、そろそろ『鋼に悪とゴーストがいまひとつだったことを知らない世代』が出始めるのですわね……」
「だからやめろ。マジで」
「思い出しますわ……敵が使うドーミラーを、私のハヤシガメの『かみつく』で頑張って倒していたことを……」
「世代がバレるからあんまそういうこと言うのやめとけ。……しかし、確かに当時はメタグロスに『シャドーボール』やらが抜群になったのは中々衝撃だったぜ」
「あれのせいでメタグロスやらドータクンやら一気に評価下がったイメージがあるからな……特に『ふゆう』のドータクンとか弱点炎だけだったし……。仮にまだいまひとつのままだったら、今のポケモンはどうなってたんだろうな?」
「タイプ相性があのままだったら……とりあえず、ギルガルドとサーフゴーの対処が悲惨なことになるな」
「あの複合はちょうどタイプ相性見直されたから出せた感ありますからね……。四災で止まらなくなるサーフゴー……怖いですわ」
「後は鋼テラスタルの需要も今以上にありそうだな。ドラパルトなんかは、テラスタルの候補に鋼が充分入って来そうだし」
「うわぁ……やだなそれ。ドラパルトって水技覚えるのによ……今より無法じゃねぇか……」
「……はがねテラスタルもらいびソウブレイズとかいそうですわね」
「うわぁやだなそれ!!ほぼ地面と格闘技しか通らねぇじゃねぇか!!」
「じゃあそこで『おにび』を一つまみと……」
「そして後は『むねんのつるぎ』を連打しまして……」
「と、特性『こんじょう』の格闘タイプで……」
「じゃあそれ読みでテラスタル切らねぇわ」
「よしこの話はやめるぞ。ポケモンバトルが嫌いになりそうだ。……まぁそういうわけだからそこのお前!たまには炎と地面しか弱点がなかった頃のドータクンとメタグロスを思い出してやれよ!」 - 112二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 18:34:19
- 113二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 18:38:04
- 114123/10/30(月) 19:46:35
今回でスレ建て前からストックしていたネタをほとんど出し尽くしてしまいましたが……大丈夫ですかねまだ需要ありますかね?
あるのでしたら今回も現在進行形で調べながら続けていきますが…… - 115二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 19:49:42
需要はアリアリのアリですがスレ主さんのペースで無理せず書いてくださればいいですよ
のんびり保守しながら待ってますので - 116二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 21:52:20
- 117二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 21:55:08
- 118二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 22:20:22
- 119二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 08:52:33
保守
前スレでも結構な数やったし、今スレでももうそれなりの数やってるもんなあ - 120二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 09:05:03
このレスは削除されています
- 121123/10/31(火) 10:55:59
需要があるようなら良かったです。では今回も続けていきます
- 122123/10/31(火) 18:13:35
「そこのお前!メガヤンマのモチーフだったり古代の巨大昆虫としてお馴染みなメガネウラは、現代のトンボの祖先なんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「よくそんな風に紹介されますし、検索してみますと実際メガネウラはトンボとそっくりなのですが……彼らはトンボの直接の祖先ではないのですわよ。厳密には、現代のトンボと同じ祖先から枝分かれして違う進化をした生物……要するに親戚ということですわ」
「メガネウラが属していた『オオトンボ目』はその後の環境の変化によって絶滅してるからな。そして共通の祖先からメガネウラ達とはまた別の進化をしていた生物が、現代のトンボになったと言われてるんだぜ」
「な、なるほど……ん?ちょっと待て、てことはよく『先祖返り』と言われるヤンヤンマからメガヤンマへの進化って、実は全く先祖返りしてないどころか、ほとんど違う生物になってるってことなのか?」
「厳密にはそうなるぜ。ま、ピラニアがサメになったりコーギーがボーダーコリーになるような世界じゃ些末な事だろうけどな。それにまぁ、これは揚げ足取りみたいなもんで、メガネウラが古代のトンボだってのはその通りのことだし、祖先だと紹介してもまぁ大体合ってるって感じなんだけどな」
「ちなみに調べればわかると思いますが、メガネウラは酸素濃度が高い時代に生息していたので現代のトンボと比べるとかなりデカイですわ。具体的に言うとニンゲンの掌で胴体を『握れる』ぐらいです。現代のトンボと違って飛ぶことは苦手でグライダーのように移動していたと言われていますが……こんなのにすれ違いざま噛まれたらひとたまりもありませんわね」
なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 123二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 18:15:15
古代の虫こえー
- 124123/10/31(火) 18:22:28
「そこのお前!馬は食べ物中ではニンジンが一番好きなんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解……ではないが、微妙に違うぞ」
「えっマジで??」
「そもそも馬は草食動物の中でも甘味が好きなので、それを含む食べ物を欲しがる傾向があるとされていますわ。そういうこともあって、野菜の中でも甘味が多めなニンジンを好んでいますのよ。ですが、甘いものであればリンゴやバナナ、カボチャなども好物ですの」
「あくまで『数ある好物の一つ』であって、ニンジンが特別好きってわけではねぇんだな。『ニンゲンは大体ポテトチップスを喜んで食べるからニンゲンの大好物はポテトチップス』って言ってるのと同じような感じだ。ニンゲンと一緒に牧草が並べられてたら先に牧草を食べたりもするし、馬にも個性があるからそもそもニンジンが嫌いなヤツだっているしな」
「昔から日本ではニンジンが安価で手に入りやすくまた色鮮やかでもあったため、働いてくれた馬にあげるのが定番になり始めてそれがイメージの元になった、と言われていますわね」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 125二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 18:47:00
- 126123/10/31(火) 19:04:36
「……なんか、前の解説を思い出したら無性にサンドイッチが食いたくなったので、今回俺らでサンドイッチを作ることにしたけだが」
「大丈夫かよおい。ここはパルデアじゃねぇから俺ら作ったことねぇぞ」
「ま、やってみたらそれっぽくなるだろ。失敗したら鬼アマにでも押し付けりゃいいし。んじゃ今から具材乗せていってみるぞ!ほらキチキギスも」
「はぁ?サンドイッチ?手掴みで食材に触れてパンに挟み、それを手掴みで食べる??冗談じゃありませんわ穢らわしい。そんなの食べて何が美味しいのやら……」
「嫌なら別にいいが。なら俺ら二人でやるか」
「だな」
「別にやらないとは言ってませんけどぉー!?あなた方がどうしてもと言うなら協力してやっても良いですけどぉー!?」
「よし、まずはベリージャムいれるぞ。これがねぇと始まらないからな」
「塩もいれようぜ。大量に」
「私はヨーグルトとオリーブオイルを所望しますわ。オリーブオイルには美肌効果がありますのよ」
「……なんか生地がヤバい色になってないか?」
「……サンドイッチってこんなものじゃありませんの?知りませんけど」
「……魔女が釜で煮込んでいる液体の色みてぇになってるが大丈夫か?知らんけど。……おいキチキギス、ちょっと噛ってみろよ」
「何故私が毒味役を!?毒を喰らうのは鎖だけで充分ですわ!!」
「なんか失敗した感がやばいな……やり直すか……。しゃあねぇ、これは鬼アマの家にこっそり捨てとくってことで……」
「ぽに!」
「ってうげっ、噂をすれば鬼アマが来やがった……。ん?鬼アマ、なに持ってんだ?」
- 127123/10/31(火) 19:08:26
「ぽにっ!ぽに!」
「ふんふん……なんかこの辺にある結晶の中で拾ったスペシャルっぽいスパイスだぁ??そんなもん余計に……って待て!!おいこれ、ひでんスパイスってヤツじゃねぇか!?」
「ひでんスパイスですって!?あの美容への効果が凄まじいというアレですの!?」
「ぽにっ!」
「これを加えりゃイケるはずだぞ!さっさく放り込め!」
「おっ。色がマシになっていくな……。これなら具材を乗せられると思うぜ」
「よっしゃいい仕事するじゃねぇか鬼アマ!」
「ぽにー!」
「じゃあさっそく具材乗せだ!トーフでタワー作ろうぜ!三段ぐらいの!」
「お待ちなさいイイネイヌ!トッピングは私がすべきですわ!私が美しく纏めます!!」
「うるせぇ引っ込んでろキチキギス!……あっおい鬼アマ!レタスやトマトばっか入れてんじゃねぇ!野菜なんかいらねぇんだよもっとハムとかチョリソー入れろよ!」
「ぽにっ!!」
「痛い痛いツタこんぼうするなわかったから!野菜食わないと健康に悪いって……別に食わなくても死なねぇっての……」
「まだ味が弱いですわね……追いオリーブオイルしますわよ。も○みちのごとく」
「完成したか?なら、上のパン乗せるのは俺がやるぜ。俺が念力でしっかり崩れることなく乗せてやるからよ」
「おしマジで頼むぞマシマシラ。失敗したらかみくだくからな」
「ではピック刺しは私がやりますわ!美しい料理は美しい私が〆るべきですのよ!」
「んだとここはリーダー格の俺がやるべきだろ常識的に考えてよォ!」
「ぽに!!」
「なんだ鬼アマ……ってちょっと待て!なにお前、自分の棍棒をピック代わりにしようとしてんだ!それ日頃俺らをシバいてるモンだから俺らの血肉が付いてて汚ねぇだろうが!」
「おい、お前らちょい黙れって。そんなに騒がれたら俺の念力がブレる───あ」
- 128二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 19:11:31
お前ら実は仲良しだろ
- 129二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 19:11:57
あらあらケンカしながら調理するから…
- 130二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 19:21:21
血肉ついてんのはヤベェw
- 131二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 19:25:49
(自業自得だけど)こいつらスレ内でも二回ぐらい死を覚悟するレベルでボコられてるからな……
- 132二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 19:34:45
「そこのお前!シュワちゃんがターミネーターでブレイクしたのは38歳の時なんだぜ!人生まだまだこれから巻き返せるぞ!あきらめるな!」
「おい忘れんなよ。シュワちゃんは23のときにSF超人ヘラクレスっていう映画に出てたんだぜ」
「えっマジで??」
「ええ、間違いありませんわ。あれはB級映画でしたが…彼はその前にオーストリアで史上最年少記録の18歳で戦車兵になっていたという実績があるのですよ」
「そんなにすげえことしてたのか!?シュワちゃん!?」
「そんで20歳でミスターオリンピアで優勝してボディビルダーという概念を世界に広めていたっていうガチモンの伝説も築き上げやがった!あと政治家もやってたしな」
「あとまぁ……蛇足かもしれませんがターミネーターの前にコナンザグレートもやってましたしね、何事も努力あるのみなんです」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、ハスタラビスターベイベー!」
- 133二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 20:22:00
- 134二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 01:51:26
- 135二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 02:38:45
ハスタラビスタといえばスター団の「お疲れさまでスター」英語版だな
- 136二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 08:06:47
- 137123/11/01(水) 18:14:16
「そこのお前!ブラスバンドは吹奏楽の言い換えで、ほとんど同じ意味なんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「よく吹奏楽部をブラスバンド部と言い換えたり両者を混合している方もいらっしゃいますが……厳密には違いますのよ。物凄く大雑把に説明しますと、金管楽器と木管楽器などの吹奏楽器で構成されたバンドが吹奏楽。対して、そこから木管楽器を抜いて金管楽器を中心にバンドを構成しているのがブラスバンドですわ」
「ブラスバンドの『ブラス』は金管楽器の主な材料である金属の『黄銅』を意味するからな。このあたりからもブラスバンドが金管楽器を中心にしたバンドってことがわかるだろ」
「ちなみに、吹奏楽に更に多数の打楽器や弦楽器を加えたものがオーケストラになりますわ」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」
- 138123/11/01(水) 18:46:28
「そこのお前!野菜のキュウリにはほとんど栄養が無いんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「キュウリは全体の約95%が水分で構成されているためそう思われがちですが……そもそもキュウリに限らず他の野菜も水分量は90%あったりしますので、別にキュウリが特別水分が多いわけではありませんのよ。そして栄養素も、ビタミンCやカリウム、カルシウムなど必要な物は揃っていますわ。食べる価値は充分にあると言えます」
「ちなみに、時々『キュウリはビタミンCを含むと同時にビタミンCを破壊する酵素もあるから食べても結局プラマイゼロ』っつー情報が出ることもあるが……実はそりゃ誤解なんだぜ。長くなるから詳しい説明は省くが……そもそもこの節が広まるようになった理由は、キュウリに含まれる酵素が栄養の『還元型ビタミンC』を『酸化型ビタミンC』 に変換しちまってて、その酸化型ビタミンCには栄養があると考えられていなかったからなんだな」
「ですが最近の研究で、その変化させられた酸化型ビタミンCは体内で元の還元型ビタミンCに戻ることがわかりましたの。なので結局栄養の総量は変わりませんのよ。たとえるなら、氷を食べたとしてそれを口の中で水に分解し、胃の中でまた氷に戻してるようなものですわ」
「ま、そんな風に色々と誤解されてることが多い野菜だが、キュウリに含まれてるカリウムには利尿作用もあって豊富な水分と共に体から熱を逃がすから、夏場に食べるにはまさに打って付けな野菜なんだぜ。夏場はこれを食って熱中症を避けるんだな」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」
- 139123/11/01(水) 18:51:29
- 140123/11/01(水) 19:05:05
「んー……」
「あ?どうしたんだイイネイヌ」
「……鬼アマの『オーガポン』の『オーガ』って鬼って意味だよな?」
「そうですわね」
「……じゃあ、うしろの『ポン』はどっから来てるんだろうな?」
「それは……確かに具体的にはどこから来てますの?」
「あーそれか。鬼アマの名前は中国語版だと『厄鬼椪』だとされていて、椪は『ポンカン』って意味があるから『ポン』はそこから来てると言われてるぜ」
『へー』
「意外なところからですわね。私はてっきりタヌキキャラのような語感にすることで自らの残虐さを誤魔化す浅ましい策かと思っていましたわ」
「俺はツタこんぼうで俺らをシバくときの効果音からかと思ってた」
「中々言いたい放題言うなお前ら。んでイイネイヌ、ツタこんぼうでシバかれるときの効果音がそんな可愛らしいモンじゃないことは俺らが一番よくわかってるだろ」
「まぁ、確かにお面の下の顔はポンカンの断面に見えなくもないですわね」
「しかし、なんでポンカンなんだ?」
「それはまだわかんねぇな。ポンカンが元々外国から来た食べ物だからだとか色々言われちゃいるが……」
「……んん??ちょっと待ってくださいまし!今調べてみましたが、『椪』って中国語では『ピエン』と発音されてるそうですわよ!!」
「ぴっ、『ぴえん🥺』だとぉ!?」
「あの鬼アマ……名前ですらあざとさ&被害者アピールをしますなんて……!お面だけになんと面の皮が厚いポケモンですの……!許せませんわ!!」
「……いやちょっと待て。今引っ掛かってて、ちょい考えてるんだが……その情報を元に鬼アマの名前を言い換えると……鬼……オニ……オニぴえん……はっ!!そういうことか!!」
「あ?どうしたんだイイネイヌ」
「今度こそわかったぞ!!鬼アマの正体がっ!!」
「やーい出やがったなオーガポン……いや、アニポケのサンゴ!!」
「ぽに??」
「とぼけないでくださいまし!オーガポンを言い換えれば『オニぴえん』……これはアニポケのサンゴの口癖と一致していますわ!!そしてオニゴールに乗れるような体格も一致している……これはもう言い逃れできませんわよ!!」
「まさかニンゲンの特殊メイクをしてまで俺らに先んじてアニメデビューしていたとはな裏切りモンめ。お前だけ人気キャラになるなんて許さねぇぞ」
「サンゴ!メスガキオーガポン!!」
「ぽに???」 - 141二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 19:19:49
メ ス ガ キ オ ー ガ ポ ン
- 142二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 21:01:30
・実はオーガポンは偽りの名で本名はデーモンポン
・実はお面が『オーガポン』であり下の『デーモンポン』はお面に操られている
・実はオーガポンの正体はアニポケのサンゴである(←New)
こいつら妄想力豊かすぎるだろ……
- 143二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 21:08:54
- 144二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 21:13:24
- 14511823/11/01(水) 21:33:14
- 146二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 06:54:34
保守ついでに使えそうなネタを
カーニバル(祝祭)の語源はカニバリズム(人食行為)……というわけではない - 147二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 18:42:08
このレスは削除されています
- 148二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 18:44:15
ためになるスレ
- 149二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 19:13:56
このスレのイイネイヌは玄田哲章、マシマシラは肝付兼太、キチキギスは田中秀幸で脳内再生してる
- 150123/11/02(木) 19:57:24
「そこのお前!暗いとこで物を見ると目が悪くなるんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「実は、暗いとこで物を見ると目が悪くなることへの医学的報告はされていませんのよ。所謂最初の方に話した『チョコレートを食べると鼻血が出る』と似たような感じですわ。視力の低下は遺伝的なものも大きいとされていますし」
「ただ、暗いとこで物を見ようとするといつもより瞳孔が開いたりよりピントを合わせようとするから、目がいつもより疲れるのは確かだな。そこのケアを怠ると視力低下に繋がる可能性はあるぜ」
「まぁ、なんにせよ部屋は明るくするに越したことはありませんわね。目が疲れていては睡眠が阻害されますし、睡眠が阻害されると肌のトラブルも招きやすいですから」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 151123/11/02(木) 20:00:54
「そこのお前!コンビニバイトが会計の時によく言う『○円お預かりします』って間違った言葉なんだぜ!お預かりしたならちゃんと返せよって話だからな!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「商売における『お預かりします』は別にその後全額返さなければならないというわけではありませんわ。あくまで『これは正規で頂く金額ではなく、お釣りを出すまではお預かりしているお金です』という意味合いの言葉でありますので、その後お釣りを返すのであれば特段間違った言葉ではないのですわよ」
「この場合間違ってんのはお釣りが出ないときに『○円ちょうどお預かりします』と言っちまうことだな。それだとお預かりしたのに客に何にも返してないことになっちまうからな」
「な、なるほど……」
「ちなみにですが……仮に外でこのような言い間違いを目にしたとしても、実際に指摘するのはナンセンスと言えますわよ。身近な施設なのと店員との距離が近いので忘れがちかもですが、一応コンビニの店員は皆様と会うときはいつも『仕事中』ですわ。内心『仕事ダリィ……』と思ってるときに部外者から言葉遣いを注意されたり『環境に配慮した商品ですか?』などと言われると普通にバチギレそうになりますので」
「ぶっちゃけ究極的には言葉なんてお互いに意味が通じてれば良いからな。意志疎通に支障が無いなら、店員が言い回しを間違えてても生暖かく見守ってやるんだな」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 1521、世界観はスルーで23/11/02(木) 20:19:46
「んー……ここがこうで……」
「あ?何やってんだイイネイヌ……ってなんだそれ、簿記3級の問題集??」
「お、マシマシラか。そうだぞ」
「なんで急に……?しかも何故に簿記……?」
「さほど深い意味はないぞ。資格は色々取っといた方が良いかと思ってな」
「な、なるほど……?簿記3級って履歴書に書いてもあんま意味ないらしいけどな」
「えっマジで??」
「まぁ取ってて損はないと思うぜ。で、試験日はいつなんだ?」
「明日」
「はぁ!?明日!?おめっ……もうすぐ日付変わるかっつー時刻だぞ!?一夜漬け中かよ!?」
「今このまま一夜漬けを続けるか諦めてカンニングペーパー作るかで悩んでる」
「アホか!!試験日わかってんだったらそれに合わせて勉強しろよ!!」
「いやちょっと、古本市場で買ったサファイアが面白すぎて」
「おーほっほっほっ!醜いですわねぇイイネイヌ!」
「うおっキチキギスか……何の用だよ?一夜漬けの邪魔だぞ」
「あらそんな態度で良いんですの?せっかく私が今回試験を受ける上で作った、出題範囲をわかりやすく纏めたパーフェクトノートを貸してあげようと思いましたのに」
「マジか!?……つか、お前も今回の簿記3級受けてたのか!?」
「私こう見えて資格マニアですの。英検準2級に漢検2級、フランス語検定5級や秘書検定3級など色々取っていますわ」
「なんかどれも地味だな……」
「お黙りっ!ノートが欲しくないのですの!?」
「欲しいですありがたく使わせていただきます!……ってうおっ!?おまっ、ページが色鮮やか過ぎるんだが!?ペン何色使ってんだよ自由帳じゃねぇんだぞ!」
「美しい私はノートも美しく作りますの。このあたりは拘りましたわ」
「そこ拘る必要ないような……」
「付箋も大量に貼ってますわよ!」
「ああ。ページめくるときにビラビラしてすごいウゼェ。……おい、この問題の公式はどこに纏めてあるんだ?」
「はい?えっと……この付箋のとこじゃありませんの?……あっ違いましたわ。えーっと……とりあえず適当にページをめくったら載ってると思いますわよ?」
「さてはお前アレだな?ノート作るのに無駄に凝って肝心の勉強はしないタイプだな?」
「なんかページの隅にリボンつけた変なキャラが吹き出し形式で喋ってる部分もあんだが……。これお前のデフォルメキャラか?」
「キチィーちゃんですわ」
「うーんギリギリアウト」 - 1531、世界観はスルーで23/11/02(木) 20:33:16
「ちょっ、修正液かけないでくださいましっ!!私が三時間かけて設定を練ったキチィーちゃんがぁ!!」
「勉強より時間かけるなよ……おいイイネイヌ、なんやで騒いでる間に日付け変わったぞ」
「……もうこれカンニングペーパーも間に合わんな……こうなったら、マシマシラに試験中の俺らの脳内にサイコキネシスで直接答えを送ってもらうしか……」
「やってもいいけどお前らには効果抜群だから最悪試験会場でひんしになるぞ」
「ちくしょおどうすりゃいいんだよ!!」
「大人しく金と時間をドブに捨てろ……あ、待てよ?」
「どうしましたのマシマシラ。なにか思い付きまして?」
「……確か今回の簿記3級って鬼アマも受けてた気がするぜ。アイツならたぶんマジで綺麗なノート作ってるだろうからそれ借りればワンチャン……」
『それだ(ですわ)!!』
「鬼アマからノートもらってきたぜ!!」
「鬼アマ起きてたのか?発案者の俺が言うのもなんだが、あいつ規則正しい生活してるから今は寝てたんじゃねぇのか?」
「ぐっすり寝てやがったからバークアウト連発して叩き起こした。ツタこんぼうの反撃もらったが安いもんだぜ」
「背に腹は代えられませんわね」
「この場合無理やり代えさせられてんの鬼アマだけどな」
「どうでもいいですわさっそく読みますわよ!これを死ぬ気で暗記すればどうにかなりますわ!」
「……ま、頑張れよ。後は知らねぇけど」
『…………』
「……あ?どうしたんだよお前ら無言でノート閉じて。さっきまであんなにテンション高かったのに。ノートが汚すぎたのか?」
「いえ……綺麗でしたわ。必要な情報が必要なだけ纏められていましたわ」
「じゃあなんでそんな浮かない顔なんだ?」
「……まず鬼アマと俺らとじゃ地頭のデキが違いすぎて、『鬼アマの中じゃとっくに理解してること』が前提で意味や解き方が纏められてるから、俺らが読んでもさっぱりわかんねぇ……」
「あっ……」
「……IQが20違うと会話が成立しないとはよく言いますが……九九を覚えていないのに二次方程式やらされてるような気分ですわ……私たちはまず基礎が知りたいのですが……」
『…………』
「……朝までテラレイドバトルするか」
「おう。俺テツノカイナ出すぜ」
「私おうえんと『ちょうはつ』役やりますわ」
- 154二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 20:56:53
キチィーちゃんで吹いた
- 155二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 22:12:40
- 156二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 08:59:02
こいつら時々妙に例え話が上手いからわかりやすいんだよな
- 157二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 11:31:54
- 158二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 14:28:52
それと一緒に「働かざるもの食うべからず」の誤解についてもいけそう
- 159二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 14:40:23
今の簿記三級は受ける日がある程度自由だから余裕持ってだいぶ先にしておけば…
- 160123/11/03(金) 18:12:48
すいません最近ちょい忙しいので今日も投下少し遅れます。
あとネタの投げ銭すげぇ助かりますが、文章として組み込めなかったりで拾えなかったりもするのでご了承ください。今回も185~190あたりを目掛けて終わるつもりでいます。
後もう少しお付き合いいただければ - 161123/11/03(金) 18:42:50
「そこのお前!『情けは人の為ならず』は『情けをかけると人のためにならない』という意味なんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「『情けは人の為ならず』は正確には『人にかけた情けは巡り巡って自分のためになる』という意味ですわ。意外と誤解している方が多い言葉ですわね」
「情けは人の為ならずは結構昔から存在する言葉なんだぜ。そして古語の『情け』は『思いやり』、『ならず』は『~ではない』という意味合いだから、ちゃんと読めば『思いやりは人の為(だけ)ではない』という言葉になるんだな」
「このあたりのわかりにくさは、時代の変化による言葉のニュアンスの違いもありますわね。一般的に現代では『情け』は『同情』などのマイナスに取られがちで、『ならず』も『~のためにならない』という意味合いに思えがちですし……そもそも現代は『誰かに頼らず自立すべき』という価値観も少なからず根付いていますわ。そのあたりの解釈による誤解なのでしょうね」
「そんな風に考えていくと……汚名挽回がいつの間にか誤用でなくなったように、ある意味今が『情けは人の為ならず』の転換期かもしれないぜ。言葉の意味は時代、価値観と共に変化していくものだからな。いつの間にやら『情けをかけると人のためにならない』が、情けは人の為ならずの正しい意味になっちまう……かもしれないぜ」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」
- 162123/11/03(金) 18:54:22
「そこのお前!毛は剃ると濃くなるんだぜ!だから俺の髭は一日でも剃り損ねたらすげぇ濃くなるんだよな!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「毛を剃ることで体の防衛反応によってより太い毛が生えるようになるとかソレっぽく語られることが多いが……それらには医学的根拠は全く無いんだぜ」
「実際のところは、何かしら剃る行為によって肌の表面が平らになって断面が大きくなることで、相対的に太く見えている、という感じですわ。ですのでまぁ、安心して毛を剃り続けてくださいまし」
「……えっ。じゃあ俺の髭が濃いのは?」
「元からになるな」
「はぁーーー!?マジかよ!?」
「唾飛ばさないでくださいましっ!……まぁ、毛の濃さは遺伝的な要因も大きいとされていますわ。おそらくそこでしょうね」
「ま、マジか……」
「おーっほっほっほっ!やはり醜い者は遺伝子からして醜いのですわねぇ。まぁ、毛が濃い方が野良犬らしくて私は良いと思いますわよおーっほっほっほっ!」
「うるせぇなお前の体に除毛クリーム塗りたくってハゲにすんぞ」
「報復がえげつな過ぎませんこと!?そのクリームは肌に悪影響ですし私の命である毛並みを取っ払うとかやめてくださいません!?」
「いいじゃねぇか毛が全部無くなったら雉ポケモンから『ハゲタカポケモン』になって正式にドデカバシのリージョンフォームとして認められるかもだぞ」
「そんなリージョンフォーム嫌ですわ!……っていうかまだ引っ張るのですのそのネタ!?私とドデカバシはなんの関係もありませんし……ていうかドデカバシはハゲタカじゃありませんわ!!」
「黙れよこの『かにゅく』の『ビ○チ』が」
「キチャァァーーッ!!なんでそれまた掘り返しますの!?せっかく読者も忘れかけてきた頃合いですのに!!もうキレましたわ!!マシマシラ!!この醜い犬をぶちのめすのを手伝いなさい!!」
「うるせぇぞ飛行成分アーケオス未満」
「キチキッチャーーーーッ!!」
「改めてアキレス腱多すぎたろこの雉」 - 163二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 19:00:27
キチキギスのキレ芸もおなじみになってきたな
- 164二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 19:03:29
実際問題ここまでキチキギスにネタ成分付与されてるのこのスレぐらいだと思う
- 165二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 19:08:20
国語の先生に「『情けは自分の為ならず』の後ろに『自分のため』を付け加えて覚えるといいですよー」って言われたのを思い出した
- 166二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 00:51:19
このレスは削除されています
- 167123/11/04(土) 00:58:05
【恐れ穴 ともっこ達が復活した直後】
「ぽっ、ぽに……」
「よう。久しぶりだな、鬼アマぁ?俺たち、ずっとお前に会いたかったぜ?」
「かつては世話になりましたわね。私の顔を棍棒で傷物にしてくれた罪はダイオウドウより重いですわよ……!」
「実にヌンダフルだ!お前の卑劣な行いのせいで、かつての俺らは三途の川を犬かきする羽目になったからなぁ……しっかり復讐させてもらうぜぇ?」
「ぽにぃ……!」
「さて、何からしてやろうか……お前の持ってるお面の裏側に両面テープを貼りつけてやろうか……!それともTwitterでお前が何かツイートする度に鍵垢で引リツしてやろうかぁ……!」
「ぽに……ぽにぃ……!」
「泣いてもあなたのような悪人に助けは来ないですわよ。さぁ、大人しく両面テープを貸すのと、Twitterのアカウントを教えなさい!
「ヌンダッダッ……うん?なんだお前、なに見てんだコラ」
「……ん。どうやらこの時代のニンゲンみてぇだな。ポケモントレーナーか?」
「なんだお前……この極悪人である鬼アマを庇いに来たってのか?……面白ぇ、キチキギス!マシマシラ!いっちょ揉んでやるか」
「醜い者の相手をするなど言語道断ですが……運動不足解消にはちょうど良いですわね」
「俺も頭の体操にはなるか……って。おい、ちょっと待て」
「うん?どうしたマシマシラ」
「今ふと思ったんだが……この構図、俺らが完全に悪役じゃねぇか?」
『…………』
「……た、確かに!?そう見えなくもねぇのか!?」
「な、なんでですの!?私たちは元々は鬼アマにぶちのめされた被害者で、今その復讐をしに来ただけですのに!!」
「しかしこれ端から見ると……完全に鬼アマを多人数で虐める悪い俺らをトレーナーが成敗しに来たって感じじゃねぇか。諸々フラグも立ってるし」
「ちくしょぉ……これが偏向報道ってヤツかよ……!本来は俺らが正義側のハズなのに……!」
- 168二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:03:40
- 169二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:04:04
このレスは削除されています
- 170123/11/04(土) 01:07:12
「……で、誰が行くよ?ぶっちゃけ行ったヤツが負ける可能性大だぞ」
「……マシマシラ、行けよ」
「嫌に決まってんだろ。……キチキギスは」
「冗談じゃありませんわよ。負け戦など美しくありませんわ」
「なんだお前ら揃いも揃って!……しゃあねぇ、ここは俺が行くか」
「お?マジかよイイネイヌ」
「こういう役はリーダー格がやるって相場が決まってるからな。お前らには荷が重いだろ」
「…………」
「お前らに背負わせると寝覚めが悪くなるからな。まぁ任せろ。返り討ちにしてやる」
「……お待ちくださいましイイネイヌ」
「あん?」
「今のあなた、なんだかカッコよく美しいですわ。気に入りません。私以上に美しくなるなど許しませんわ。負けフラグをへし折る役目は私が引き受けますわ!」
「止めんなキチキギス!ここは俺が行く!」
「いいえ私が!」
「……しゃあねぇな。じゃあ俺が」
『どうぞどうぞ』
「おい待てよ!!さっきと言ってること変わりすぎだろ!!なんだよこの猿芝居!!」
「んじゃ、頼むぞマシマシラー」
「この流れで俺が行くのかよ……マジかよ……」
「マシマシラがやられましたか……まぁ彼は私たちともっこの中でも最弱……」
「おいもう負けた前提で話進めんな。あと最弱じゃねぇし。……仕方ねぇ、ここまで来たからにはこんな負けフラグ絶対へし折ってやるからな……」
「どこのどいつか知らねぇが、この俺マシマシラがともっこ最強格だっつーことを、冥土の土産に教えてやるァァ!!」
(最後に自分で物凄い負けフラグ立てましたわね)
(……まぁ気づいてないっぽいし、マシマシラなら不覚は取らないから大丈夫だろ。俺らは高みの見物してようぜ)
- 171二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:22:07
- 172二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 04:14:51
- 173123/11/04(土) 08:21:06
- 174二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 09:24:31
- 175二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 09:39:49
「そこのお前!ランニングなんかの有酸素運動は最低20分続けないと脂肪が燃えないんだぜ!ちょっとの運動は意味がないって事だな!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「実は体脂肪は寝てる最中でも燃え続けているのですわ。」
「運動を始めて先に使われるのはエネルギーに変換しやすい糖や血中の脂肪(遊離脂肪酸)で、それが少なくなると皮下脂肪などのいわゆる体脂肪が分解されて血中に放出されるんだ。これがいわゆる“体脂肪が燃える”って状態だな」
「その状態になるまでの目安が20分という事ですわね。ここで重要なのは糖や血中の脂肪を消費するのも当然効果があるので“週に一回ハードに20分以上走る”より“毎日10分動画サイトにあるような家の中でもできる軽い運動をする”方が効果があるという事ですわ。有酸素運動は質より量より何より継続…私の万分の1でも美しくなりたいなら覚えておくべきですわ」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 176二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 17:22:30
いいこと知った。運動頑張ります
- 177123/11/04(土) 18:47:35
ここまで付き合ってくださった方、ありがとうございます。
諸事情で投下はもう少し後になりますが、スレの残り的に次に出す分で最後になると思います - 178123/11/04(土) 19:24:34
「そこのお前!ゴリラは力が強くて興奮するとドラミングで威嚇するような獰猛な生物なんだぜ!」
「ちげぇよ。それ誤解だぞ」
「えっマジで??」
「ゴリラは基本的に雑食の猿と違ってほぼ草食ですし、アニメや映画のせいでそういう風に捉えられがちですが……実際のゴリラは非常に大人しい生き物なのですわよ。ストレスで鬱になったり、神経症の下痢になると言われるほど繊細でもありますし」
「握力がライオンの噛む力と大体同じらしいから力が強いのは事実だが……同時にゴリラはフクロウと並んで『森の賢者』と呼ばれるほど頭が良く思慮深いんだぜ」
「ドラミングも、言葉の響きからなんとなく野蛮なものに思えてしまいますが……これは緊張を解消するためだったり、自分の存在をアピールしたり、ケンカをしてる仲間を落ち着かせたり縄張りを示したりと……ゴリラにとってはまさに必須のコミュニケーションツールですのよ」
「ちなみにこっちは有名だろうが、実際のドラミングはグーじゃなくてパーでやってるんだぜ。ドラミングは胸にある袋に空気を溜めて、それを叩くことで音を出してるからな。手を開いた方が音が響きやすいんだ。楽器のコンガやボンゴを想像してもらえるとわかりやすいかもだぜ」
「力と知略を兼ね備えたゴリラは、ある意味では野生と人間のハイブリッドと言えるかもしれませんわね」
「なるほど……。そういうわけだ!そこのお前、邪魔したな!」 - 179123/11/04(土) 19:30:38
「んー……」
「あ?どうしたイイネイヌ」
「……俺らの名前って、俺は『良い』、キチキギスは『吉』と、全部縁起が良い語句から来てるよな?」
「そうですわね」
「……マシマシラの『マシ』はなんなんだ?」
「はぁ?」
「確かに……意外とすぐに変換できませんわね。マシマシラの『マシ』はどこから来ましたの?」
「見て字の如くだろ。普通に『増し』とか『益し』からだぜ」
「あら、そのまんまでしたの」
「『増し』か……なんとなく縁起が良さそうではあるが、いまいちピンと来ないな……。真っ先に縁起が良いというイメージが来ないというか……」
「おいおい、『数が増えること』はよく縁起が良いこととして扱われてるんだぜ。代表的なので言えば、子孫が増える……つまり『子孫繁栄』の数の子とか、最高の開運日とされている『一粒万倍日』とかな」
「あ、確かに……」
「大が小を兼ねるように、多は少を兼ねるからな。意識してみれば、ちゃんと『数が増えること』や『倍になること』は縁起が良いこととして扱われてるんだぜ」
「なるほど……」
「そうでしたのね……てっきり私、あなたのマシは『(お前らよりは)マシ』的な意味合いかと思いましたわ」
「言いたい放題言ってくれるなキチキギス。……まぁ確かに、知能的な意味合いで言えば俺はお前らよりもマシだが」
「なんだと!?」
「そんな口の利き方して良いんですのマシマシラ!?」
「事実だろ。日頃の豆知識は俺がフォローしっぱなしだし、キチキギスは今や地雷元と化してるし。はぁ、日頃からお前らに足引っ張られて大変だぜ俺は」
「お前それ本気で言ってんのか?」
「本気で言ってたらなんだかんだでこんなに豆知識コーナーに付き合ってねぇだろ」
『えへへへへへッ!!』 - 180123/11/04(土) 19:39:40
「そこのお前!俺たちの名称である『ともっこ』の元ネタは、北海道や東北地方の方言なんだぜ!」
「『~っこ』というのは、身近なものや自分の所有物に対してつける方言なんだぜ。例をあげると『雪っこ』や『酒っこ』、『犬っこ』、『猿っこ』とかだな」
「そうした『~っこ』に友、お供という意味合いの『とも』を加えて『ともっこ』とした、というのが有力ですわね」
「ちなみに、スグリとかいうガキがよく言う『わやじゃ』も東北辺りの方言で『めちゃくちゃだ』の意だぜ」
「……しかし、『~っこ』か……そんな方言初めて聞いたな」
「私も由来を調べるまで知りませんでしたね」
「……で、この方言について思ったんだが……この言い回しって、たとえば『猫』とかだったら『猫っこ』になんのかな」
「なるんじゃありませんの?」
「だとしたらなんか面白いな……『子』とかだったら『子っこ』になるのか」
「秋田だったら子供のことは『わらし(童子)っこ』と呼ぶから、『子っこ』は魚卵や牛の子などに対して使われるんだぜ」
「ふむ……じゃあ『眼鏡っ娘』は『眼鏡っ娘っこ』になるってわけだよな?」
「なりますわね」
「なんか面白くなってきたな。『眼鏡っ娘っこがメガネっこを落とした』……おお……!」
「早口言葉みたいですわね……」
「ワタッコっこの風で眼鏡っ娘っこがメガネっこを木の根っこっこに落とした」
「……なんか昔こんな感じの番組ありましたわよね。方言で会話してもらって何を言っているのか当てる感じの……」
「ちなみにだが、実際のところは語尾に『こ』がつく場合は『~っこ』の形は変化することが多いぜ。たとえば猫なら『ねっこ』、『ねご』みたいにな。まぁ、その割には先述の通り『子』はこっこなんだが……方言って難しいよな。んじゃ、邪魔したな」 - 181123/11/04(土) 19:54:42
「そこのお前!今調べてわかったんだが、あの有名な昔話である『桃太郎』には実は続編があるらしいんだぜ!」
「確かに色々ありますわね。と言ってもそれらは今で言う『同人誌』や『二次創作』のようなものですけど……ってこの話、前スレのラストでもしたような気がしますわね」
「続編……とは少しニュアンスが違ぇが……実は桃太郎の中には、あの芥川龍之介によって改めて小説にされた、今でいうノベライズされた『桃太郎』もあるんだぜ」
「マジか!?あの芥川龍之介によって!?」
「それは私も知りませんでしたわ!は、早く教えてくださいましっ!」
「ただ、やはりというかなんというか……あの芥川龍之介が書いてるだけあってかなりアレな話だぜ……。まず桃太郎からして生まれてから一度も働いてないニートで、『畑や山の仕事をするのが嫌だから』って理由で鬼退治に行くからな」
「なんだその行動力があるのか無いのかよくわからん理由……」
「この小説はよく言われる『桃太郎は実は悪人ではないか?』をモロに押し出した作品と言われてるからな。桃太郎は『俺が倒したいから』という理由で鬼を残らず惨殺して宝も全部奪い取るんだぜ」
「お、おいおい……さすがにそれはやりすぎじゃねぇのか……?」
「ちなみに犬は桃太郎に忠実で、桃太郎に少し悪口を言っただけの猿を噛み殺そうとしてるからな」
「沸点低すぎねぇか俺!?」
「猿は猿で中々のクズで、きび団子をもらったにもかかわらず追加でねだったり、鬼ヶ島では女の鬼を率先して狙ったりしてんだ」
「……なにか生々しいクズですわね……き、雉は?」
「雉は家来の中では相対的にマシだぜ。愚鈍な犬を内心バカにしてはいるが、それを表には出さず犬と猿の仲裁をしたり桃太郎にも普通に従ってる」
「お、おーほっほっほっ!さすがは私ですわ!私が性格的にも美しいというのは芥川龍之介もわかっていたようですわね!」
「まぁ、何故かキジだけ全編通して台詞がないんだけどな」
「なんでですの!?……えっ割と本気でなんでですの!?」
「とまぁこんな感じで……登場人物の大半がクズで、無事(?)に鬼退治が終わった後も犬猿雉が『自分が一番鬼退治に貢献した』として宝を奪い合ったり、鬼の残党が復讐として桃太郎の家に放火したりと、それはもうカオスなことになっていくんだぜ」
「それは……確かにヤバイな」
「さすがは芥川龍之介ですわね……」 - 182123/11/04(土) 20:08:13
「んー……」
「あ?どうしたイイネイヌ」
「なにやら最近、巷で『ピーチドン』なる存在が噂になってるよな」
「ピーチドン……ああ、私達の主君にあたると思われる『桃太郎』ポジションのポケモンですか」
「そんなヤツいたかね……いたような気もするし、いなかった気もするぜ」
「俺ら一回脳を(物理的に)破壊されたからな。その拍子に抜け落ちちまったのかもしれねぇ」
「まぁ、今のところはそんな存在は影も形も見えませんし……出るとしてもレジギガスのようにサブイベントで出るか、ラブトロスのように全く関係ない地方でシレッと出るのではと私は睨んでいますが」
「そのことなんだが……俺、ピーチドンの正体について少し考察したことがあるんだ」
「……イイネイヌの考察は変な予感しかしねぇが……まぁ言ってみろよ」
「まぁ聞けよ。まず、ピーチドンがいる根拠としてよく出るのが紙芝居の『欲深いポケモンが~』の部分で俺らとは違う影がある、てことだが……そのまま考えると、そのピーチドンとやらも俺らと共にお面強奪に参加したわけだよな?」
「そうなるだろうな」
「だがそのお面を強奪した結果俺らは鬼アマにブチのめされたわけで……しかしそのピーチドンとやらの死体は見つかってないから、あいつは鬼アマから逃げ切ったと推測できるわけだが……果たしてそんなことが可能なのか?」
「どういうことですの?」
「タイプ相性的に不利な俺らを正面から叩き潰せるほどあのときの鬼アマは鬼気迫ってたんだぞ。増してや鬼アマのSはああ見えて110あるんだ。並大抵のポケモンじゃ逃げ切れるとは思えねぇ。なれば、ピーチドンは家来の俺らに命令だけして自分は安全圏にいたのかとも思えるが……自分で言うのもなんだが、いくら主君とはいえ俺らが他のポケモンからの指図を素直に受けると思うか?」
「……微妙ですわね。私たちはあくまで私たちのために動きますし」
「だよなぁ。そういう点から、ピーチドンというポケモンが別個にいるのは、どこか不自然に思うんだよな」 - 183123/11/04(土) 20:14:00
「そして次に、そもそも俺らの主君は便宜上ピーチドンと銘打たれてはいるが……それは『犬猿雉と来たら次は桃だろう』という思い込み故の仮称であって、その主君ポケモンが必ずしも桃の要素を含んでいるとは限らない……というか、なんなら桃とは一切関係ないポケモンが『桃太郎』としてお出しされる可能性もあるわけだ」
「まぁ、鬼にポンカン要素がミックスされたり、古代のパラドックスポケモンが別に古代生物モチーフというわけではない世界ですからね。全く違うモチーフを引っ張ってきてもさほど不思議ではないかもしれませんわね」
「そしてこの桃太郎を巡る話題で何度も語られているのが、『実は桃太郎は略奪者ではないか』という説……つまり、桃太郎と鬼は正義でありながら悪、加害者でありながら被害者とも見れる、表裏一体の同じ存在でもあるとも言えるわけだ」
「うん……うん?なんか話が一気に飛躍したような気がすんだが……」
「何が言いたいのですのイイネイヌ……鬼と桃太郎が同じ存在だからと言ってなにがありますの?」
「……実は、桃太郎伝説は地方によって微妙に伝承のされ方が違うんだ。桃太郎の生まれ方だったり家来の動物だったりがな。そしてそんな中、香川県の桃太郎伝説では……実は『桃太郎は女だった』という伝承があるんだ」
「なんですの急に……はっ!?まさかっ!?」
「……そういうことだったのか。なるほどな」
「そうと決まれば、いくぞお前ら!!」
「出やがったなオーガポン……いや、俺らの主君ポケモンだったピーチドン!!」
「ぽに??」
「とぼけないでくださいまし!桃太郎と鬼は表裏一体の同じ存在……そして鬼アマに狙われる立場でありながらピーチドンが死んだ様子はなく鬼アマが恨んでいる様子もない……そのことからつまり、ピーチドンと鬼アマは同一人物!鬼アマの別のフォルムとしてその都度切り替わっていた可能性が大なのですわ!」
「まさか鬼と桃太郎、もしくは俺らの主君と『男』のパートナーとしての二重生活を送ってたなんてなこの器用な尻軽め。まぁ、そうと決まりゃさっさと役割を切り替えるときに使ってた『桃のめん』を出すんだな。ちなみに、俺らを一度ブチのめしたお前をもう主君と認めるつもりはねぇからな」
「ピーチドン!ピーチドン!!」
「ぽに???」 - 184123/11/04(土) 20:20:26
ここらで自分のは終わりです。
ちょっと今回は前回に比べれば面白くなかったかもしれませんが、ここまでお付き合いいただいた方がいれば、ありがとうございました。
色々初めて知ったとかコメントをしていただき非常に励みになりました。
ちょっと誤字が酷かったりネタ切れになって読者さんからネタを投げてもらったりと色々情けないことになってしまいましたが、少しでも楽しめたのでしたら幸いです。
藍の円盤の配信日も決まったようで非常に楽しみです。藍の円盤で明らかになる新事実によってはともっこの評価がまたひっくり返るかもしれませんが、そこも含めて楽しみです。
では重ねて、ここまでお付き合いいただきレスしていただいた方々、本当にありがとうございました!! - 185二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 20:25:54
毎回書くの大変だったと思いますが楽しく読ませていただきました、お疲れさまです!
- 186二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 20:31:54
- 187二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 20:37:42
>「ピーチドン!ピーチドン!!」
ぽにちゃんにまた異名が増えてる…
- 188二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 20:38:43
ハートマークがトリビアの泉のへぇボタンになってるスレ
- 189二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 21:08:35
・実はオーガポンは偽りの名で本名はデーモンポン
・実はお面が『オーガポン』であり下の『デーモンポン』はお面に操られている
・実はオーガポンの正体はアニポケのサンゴである
・実はピーチドンはオーガポンであり、必要に応じてフォルムを切り替えている(←New!)
マジでなんでこうコイツらは考察の切り口は面白いのに最後の最後で残念になるのか
- 190二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 21:55:56
前スレも含めていつも楽しく読まさせていただきました、お疲れ様です!
...そういえば、オーガポンって元々お面を持ってたわけじゃないから同じ種族のポケモン視点で見るとアカツキガチグマ同様に特殊個体ってことになるんだよな...
...もしかしてピーチドン(仮)がマジでオーガポンと同族のポケモンだったりして...((( - 191二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 22:59:24
- 192二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 23:37:33
実質トレビアの泉
そのうち三馬鹿が金の脳(メロンパン入れ)と銀の脳用意して来そう - 193二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 23:51:04
- 194二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 00:12:39
高層ビルから等身大ペッタン人形を落とされるともっこかぁ
- 195二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 08:03:16
三馬鹿のこの説は流石に飛躍しすぎだけど、アニポケでオーガポンの声優が大谷育江さんになる可能性は一応ある訳だから、そうなったらメスガキ扱いしても許されるかもしれない(?)
- 196二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 09:09:34
3時間かけて設定を練られたキチィーちゃん好き
- 197二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 10:01:43
- 198二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 15:11:03
>「さて、何からしてやろうか……お前の持ってるお面の裏側に両面テープを貼りつけてやろうか……!それともTwitterでお前が何かツイートする度に鍵垢で引リツしてやろうかぁ……!」
復讐内容がみみっちくて好き
しかもぽにちゃんに両面テープ貸してもらおうとしたりアカウント教えてもらおうとしててダメだった
- 199二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 00:40:44
またやって欲しいな。
続きがあるとしたら藍の円盤で諸々明らかになった(もしくはならないか)後かな - 200二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 00:41:42
200ならまたいつの日か3馬鹿に会える