- 11/223/10/29(日) 23:15:51
二人きりで過ごす時間が増えて、どのくらいになるだろうか。
こっちのシロコちゃんは身体こそ大きいけれど、甘えん坊なのは同じ。
……むしろ、あの子よりよっぽど、って言ったらさすがに怒るんだろうか。
どっちが? ……どっちも?
不安げに力んでた表情が、よしよしと撫でてあげていると緩む。
「ん……ホシノ先輩」
まるで、小さな頃と同じ甘え方をしたがる成長し切ったペットみたいに。
大人びた身体を擦り寄せてきて、ねだる。
……でも別に、このシロコちゃんは甘え方を知らないわけじゃない。
私に遠慮して、言葉を躊躇ってるだけ。
「なーに、シロコちゃん。遠慮しなくていいよー……かわいい後輩のお願いを、断るわけないじゃん?」
「じゃあ……その、ここも」
シロコちゃんの指が、私の手を胸元へ導く。
少しだけ目を合わせて、俯く。……これも別に、はじめてではなくて、何度目かの触れ合いの時にもしたことがあって。
うちのシロコちゃんに申し訳が立たないよ、って言いたいのが本音だったけど───
その泣きそうな表情に投げ返す言葉としては選べなくて、二度と触れ合えない思い出の痛さは私にも分かる気がして。
だから、っていう言い訳は……通るわけではないと思うけど、ただ、いやらしい気持ち抜きに応えたのが最初なのは、確かなはず。
グローブを外して、裸の手にうれしそうに目を細めるシロコちゃんは、その黒い着衣をはだけさせる。
色素の薄い肌。優しく触れてあげると綺麗な楽器みたいに声が漏れて、あついのに震えてる。
……そう、ただ、少しまずいのは。最初こそシロコちゃんの寂しさを埋めるためだけだったのが、
触れてるといつの間にか、自分の中に乾いた部分があって、そこが満たされていくのを感じてしまってる、ってこと。
よりにもよって、こんな風になってるシロコちゃんに対して。 - 22/223/10/29(日) 23:18:15
せんぱい、と物欲しそうにねだる声が頭の中に反響する。
触れてほしがってるところを触れてあげると、きゅっ、とブラウスの裾を掴んでくる。
「いいよ、シロコちゃん。……遠慮しなくたって。爪立てちゃっても大丈夫だから」
ぎゅっ、ときつく抱きしめてくる、自分よりずっと大きくて幼いシロコちゃんに、胸がじわりとあつくなる。背中の痛みも気に入らないくらい。
倒れ込む身体につられて、よろけて。その胸元で、わぷ、と間抜けな息継ぎをして。
それから、汗ばんだ顔同士で見つめ合って、くすくす笑った。
「……先輩?」
───背筋が冷える感覚。
それは目の前の彼女と同じ、だけど明らかに雰囲気の違う声。
驚きと不安とが入り混じった、あの愛すべきかわいい後輩シロコちゃんの。
開け放たれたドア、見開いた目、ぼとりと落ちたスクールバッグ。
慌てて思考と舌を回す。
「ち……違うんだよーシロコちゃん! これは───」
違う?何が?……それを言っていいの?このシロコちゃんの前で?
「……ホシノ先輩は、私の願いを聞いてくれてただけ」
迷った私の言葉すら、引き継いでくれて。……胸がちくりとする。
「ん……ふたりとも、誤魔化さなくてもいい」
「シロコちゃん……」
「でも、黙ってたのは……ふたりとも、ずるい」
「え?」
そう言い放ってずかずかと近付いてくるシロコちゃんは、泣きそうなシロコちゃんの頬に手を添えて、唇を塞いだ。
それはもう、私たちのさっきまでの行為が子供のごっこ遊びに思えるくらいに激しくて。
「あ、あわわ……」
ジャケットを脱いで、ブラウスのボタンの前を外しながら。
蕩けてる方のシロコちゃんを抱き寄せながら、シロコちゃんがうっとりと見つめてくる。
「「───ホシノ先輩、」」
思い出の中のどれよりも甘い声が、混じり合って。
生唾を飲みながら、おそるおそる指を伸ばした。 - 3二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 23:27:24
ん……!
- 4二次元好きの匿名さん23/10/29(日) 23:28:53
3P(ピースフル)
- 5二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 00:01:06
ん、先輩を襲う
- 6二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 00:39:58
ん、二人とも襲う。
- 7二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 06:50:31
エッチだ…