SS エレジアの後始末 オリキャラ・ダイス注意 2スレ目

[1 SS 23/10/30(月) 20:30:02]

気付いたら落ちてたから再開します。色々あってあんまり見れないし管理って難しいね(単につまらんから人気無いだけな気もするけど)

前スレ

↓

https://bbs.animanch.com/board/2440728/?res=84

[2 二次元好きの匿名さん 23/10/30(月) 20:33:01]

たておつ〜
つまらんとか人気ないとかあんまり自分で言わない方がいいと思うぜ

[3 SS 23/10/30(月) 20:33:41]

※一応本作の関連作品

・白い少女と透明人間

https://bbs.animanch.com/board/1860874/?res=195

・ロー『………何が起きてんだ』

https://bbs.animanch.com/board/1825749/?res=129

・16年ぶりの再開

https://bbs.animanch.com/board/2052185/?res=145

・12年分の"ケジメ"

https://bbs.animanch.com/board/2188168/?res=145

[4 二次元好きの匿名さん 23/10/30(月) 20:34:36]

立て乙

[5 SS 23/10/30(月) 20:37:25]

>>2

いやまぁそれはそうなんだけどさ……管理不足とは言えやっぱり自分のスレが落ちてるの見ると色々くる物がね……今回は落ちないように頑張りつつ完走したい所

[6 二次元好きの匿名さん 23/10/30(月) 20:45:17]

乙

[7 二次元好きの匿名さん 23/10/30(月) 20:50:25]

待機

[8 二次元好きの匿名さん 23/10/30(月) 21:44:28]

保守

[9 二次元好きの匿名さん 23/10/30(月) 22:09:24]

保守

[10 二次元好きの匿名さん 23/10/30(月) 22:11:03]

オールスター勢揃い感があって楽しみ

[11 SS 23/10/30(月) 23:39:34]

髪の毛が下がり、あからさまに暗い雰囲気を出しながらも、ウタは自身の暗い過去を話し始めた

ウタ『……2人はさ。13年前の事件ってどう聞いてる？』

ギン『13年前の……？』

漁師『そうだな……今日依頼を受ける前までは、当時の赤髪海賊団が名を挙げる為に滅ぼしたって認識だったな』

ウタ『だよね……』

漁師『あの時見た新聞の見出しは今でもよく覚えてる。平和の象徴たる存在だったエレジアが滅亡したなんて……最初はガセか何かだとすら思ってた』

ギン『………』

漁師『………まぁ、その認識もアイツの話を聞いてからガラリと変わっちまったがな』

ウタ『……おじさんから？』

漁師『あぁ。まさかあの記事が本当にガセだったとは思わなかったがな………理由が理由だから仕方ないんだろうが』

ウタ『………うん。あの日……エレジアを滅ぼしたのは………私』

漁師『………俺はアイツと違って現場にいた訳じゃないし、こんな定番の言い方で納得するとは思ってねぇけど………知らなかった以上は仕方ないと思うけどな。俺は……まぁ、俺も人の事言える立場じゃねぇが……』

漁師は何処か悲しげに話した

ウタ『………うん。そうなんだけど……それじゃあ私が納得出来ないからさ。だからこそ……私はこのライブを始めたんだ』

ギン『………つまり、あの楽譜の山は……』

[12 二次元好きの匿名さん 23/10/31(火) 09:45:33]

歌われなかった楽譜達か

[13 二次元好きの匿名さん 23/10/31(火) 21:08:24]

供養とか贖罪とかも兼ねたライブなんだろうな

[14 SS 23/10/31(火) 21:17:43]

ウタ『……あの日、皆が持ってきてくれた楽譜だよ。古い楽譜はね……今でも良く思い出すんだ…………あの日の事……皆、自分の作った歌を喜んで持ってきてくれたよ……』

ギン『………』

漁師『………』

ウタ『それもあの事件のせいで殆ど残ってなかったけどね……』

漁師『………すまん』

ウタ『……大丈夫‼︎吹っ切れる事は無いだろうけど、私なりに踏ん切りはつけてるから‼︎』

それはあまりにも虚しく、そして無理矢理引き出した笑顔だった

漁師『……まぁ、ちゃんと飲み込めてるなら問題ない……のか…？』

ギン『多分そうなんじゃないですか？それで……新しい楽譜は一体……？』

ウタ『新しいの？それね……ファンの皆が送ってくれたリクエストなんだ』

ギン『リクエスト？』

ウタ『うん。皆私の歌を喜んで聞いてくれるんだけど、よくリクエストが来るんだ。だからこそ……この200曲の歌は絶対歌わないといけない。今日のライブは、過去の罪滅ぼしと私を見てくれたファンの皆への感謝の為のライブだから』

漁師『………事情は分かった。さて…そろそろ時間的に厳しいな……他にやる事はあるか？』

ウタ『え？……あと3分⁉︎急がないと……‼︎楽譜は出来るだけ古い楽譜を上に積んでおいて‼︎』

漁師『了解』

[15 二次元好きの匿名さん 23/11/01(水) 08:42:13]

出来るだけ古い楽譜を上に

あっ…

[16 二次元好きの匿名さん 23/11/01(水) 20:10:09]

不穏すぎるな

[17 二次元好きの匿名さん 23/11/02(木) 07:12:10]

ウタは一回見てるから大丈夫･･･なはず･･･

[18 SS 23/11/02(木) 08:38:28]

同時刻　会場裏

コビー『………』

ヘルメッポ『………』ﾄﾝﾄﾝ

コビー《どうしましたか？》ｶｷｶｷ

ヘルメッポ《沖合にいる海賊船なんだがな。十中八九"船狩り"みたいだ》ｶｷｶｷ

コビー《運が良かったですね。もしあの船が千両道化の物だったら交戦は避けられなかったでしょうし》ｶｷｶｷ

ヘルメッポ《違いねぇ。そっちはどうだ？》ｶｷｶｷ

コビー《こっちは今の所目立つ行動はないですね。ただ》ｶｷｶｷ

ヘルメッポ《何かあったのか？》ｶｷｶｷ

コビー《………楽譜って勝手に動く物でしたっけ？》ｶｷｶｷ

ヘルメッポ《………一旦休むか？》ｶｷｶｷ

コビー《いえ、決して疲れてる訳ではありません。先程から彼らの背後にある楽譜の束の内の数枚が何度か動いていたので》ｶｷｶｷ

ヘルメッポ《………風か何かだろ》ｶｷｶｷ

コビー《ですよね(………僕には彼らの会話に耳を傾けてるように見えたんですが……)》ｶｷｶｷ

異変に気づき始めたコビーであった

[19 二次元好きの匿名さん 23/11/02(木) 20:24:55]

案の定ヤバそうだね
どうなるんだか

[20 二次元好きの匿名さん 23/11/02(木) 20:24:58]

動く楽譜……ああもうダメそうですね……

[21 SS 23/11/02(木) 21:44:25]

dice1d2=2 (2)

[22 SS 23/11/03(金) 08:03:45]

同時刻　ホワイトタイガー号

『………そろそろえぇか？』

アイン『えぇ。最低限回復はしたわ』

『そうか……せやけど、どないしようホンマに………』

アイン『電伝虫を見た感じ、そろそろ休憩時間が終わるみたいね………流石に港に固定してない状態で寝てしまうのはちょっと洒落にならないわね………』

『まぁそうなってもうたら命はないやろうな……どうも天候が良くないみたいやし』

アイン『………次の休憩時間まで待った方がいいんじゃない？あの娘も貴方が呼んだ人達が見てくれてるんでしょ？』

『………それもそうやな。アイツなら大抵の事は…………………』

それは2人にとって何気ない会話だった。しかし男はある事に気づいた

アイン『……どうしたの？』

『いや……今更思った事なんやけど…わしら含めて、誰もトットムジカ？の楽譜がどんなもんなんか知らんなぁと思ってのぉ………？』

アイン『……言われてみれば』

『少なくともわしは知らんし、わしが依頼したアイツらも知らんはずや』

アイン『………ちょっと待って、それってもしかして……………』

『………』

[23 二次元好きの匿名さん 23/11/03(金) 19:25:38]

復活フラグビンビンで怖い…

[24 SS 23/11/03(金) 23:21:17]

アイン『………仮にあの楽譜があの娘に近づいても……それが例の楽譜だとは思わない…………』

この時点で件の楽譜を認識できているのはウタとゴードンの2名だけだった。つまり今のウタは事実上無防備である事に2人はようやく気づいたのだ

アイン『………』

『………』

あまりにも根本的な問題に気づいた2人はしばらくの間その場で呆然としていた

アイン『………』

『…………これわしらだけでも行った方がえぇんちゃうか？』

アイン『……そうね。正直私達が行ったところで大した事は出来そうに無いけど、目は多いに越した事はないわ』

『それもそうやな………取り敢えず誰でもえぇからそこらで伸びとる奴を叩き起こして……』

その時だった

バリバリバリバリ‼︎

男・アイン『『⁉︎』』

会場から黒いモヤと赤黒い雷を放出を出しながら、会場の屋根を突き破り顕現する

男『アイツは……⁉︎』

古の魔王が姿を現したのは………

[25 二次元好きの匿名さん 23/11/04(土) 10:40:24]

遅かったか…

[26 SS 23/11/04(土) 17:50:16]

少し時間は遡り

ステージ上ではウタが喉を整え、漁師達が楽譜を並び替えていた

漁師『しかし、トットムジカとか言ったか？あの楽譜の情報ってどれが正しいんだ？』

ウタ『ん？どう言う事？』

ﾋﾗﾋﾗ…

漁師『いやな？アイツから依頼を受けた時に、大まかに説明は受けたんだが……聞いた話じゃあ1年前に出されたらしい訂正新聞も誇張まみれだったって言うじゃないか』

ウタ『そうなの？』

漁師『あぁ。なんかその楽譜を見ると無性に歌いたくなるとか書いてあってな？後は確か………能力者の意識を操って無理矢理歌わせるとかも言われてたな。どれが事実なのか分からんったらありゃしない』

ﾋﾗﾋﾗ……ﾋﾟｶｧ……

ギン『……ん？』

………

ギン(………気のせいか)

ウタ『うーん……確かに気になる柄だったから、気になって歌ったけど……そんな伝説みたいな事は無かったかなぁ』

漁師『存在ぐらいしか確証が無いんだよな俺達からしたら……』

ギン『………俺達来た意味あるんですか？それ』

[27 SS 23/11/04(土) 19:00:32]

漁師『それは依頼を寄越したアイツに言え。えっと次は……』

漁師はいくつかに分けた楽譜の束の内、最後の束を並び替え始めた

漁師(………ん？何だこの楽譜、なんか………とんでもなく古そうな楽譜だなこれ……しかも骸骨の模様って…………随分趣味が悪いなホント)

そう思いながら漁師はついさっき不意に光っていた例の楽譜を束の1番上に置いた

漁師『………これで終わりか…長かったなぁホント………』

ウタ『ありがとう‼︎私だけじゃ間に合わなかったよ……‼︎』

漁師『どういたしまして……さて、そろそろ離れるわ』

ウタ『うん‼︎ありがとうねぇ‼︎』

漁師はギンを連れて会場中央の小島に飛び移ると、再び能力で防音をした

ﾌﾞｳｩｩｩｩﾝ‼︎

漁師『これで良し……ハァ、聞きたい………』ｽﾞｰﾝ…

ギン『帰ったら録画見ましょうね』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

同時刻　ウタワールド

ウタ『そろそろ行くね‼︎』

ラミ『頑張ってねウタちゃん‼︎』バイバーイ‼︎

[28 二次元好きの匿名さん 23/11/04(土) 23:10:32]

保守

[29 二次元好きの匿名さん 23/11/05(日) 11:03:35]

楽譜の野郎め…

[30 二次元好きの匿名さん 23/11/05(日) 22:07:16]

保守

[31 SS 23/11/06(月) 06:57:18]

ロー『さっさと席に戻るぞ』

ラミ『はーい』

ルフィ『じゃあ俺も戻るよシャンクス』

シャンクス『ちゃんと見えない速度で行けよ‼︎観客に見つかったら色々面倒だからな‼︎』

ルフィ『あぁ‼︎』バッ‼︎

シャンクス『……しかしウタの奴、休憩込みとはいえ喉は大丈夫なのか？』

ベックマン『何も言ってこねぇし、大丈夫なんだろうよ』

シャンクス『だと良いんだが……』

ウタ(……さて、行こう‼︎)

息を整えたウタは舞台袖から飛び出し、ステージの真ん中へ移動した

ウタ『皆ぁ‼︎お待たせ‼︎ライブを再開するよぉ‼︎』

『『『ﾜｱｧｧｧｧｧ‼︎』』』

相変わらずの凄まじい声量の喝采が、広い会場全体に轟く。それを聞いて再び笑顔になったウタは続ける

ウタ『じゃあ早速……と行きたいんだけど、ちょっと聞いてほしい事があるんだ。大事な話だから皆にも聞いてほしいんだ‼︎』

ウタの一言に先ほどまで喝采が轟いていた会場は一瞬で静まり返り、観客達の視線がウタに集中した

[32 二次元好きの匿名さん 23/11/06(月) 16:20:30]

この盛り上がってるのに水差されるのひどいな

[33 二次元好きの匿名さん 23/11/07(火) 03:35:07]

読ませるために大量の楽譜の中に混ざったり芸達者だなこの魔王

[34 二次元好きの匿名さん 23/11/07(火) 12:35:23]

さて、どうなるか

[35 SS 23/11/07(火) 23:33:40]

ウタ『……13年前にこの島で何が起こったかは、ここにいる皆なら知ってると思う………今日のライブは私を見てくれた皆への感謝と、この島で亡くなった人達への弔いの意味もあるんだ‼︎だからね、今から当時の歌を歌っていこうと思うんだ‼︎当時の歌を聞きながら、皆もこの島で亡くなった人達に思いを寄せてほしい‼︎………じゃあ行くよ』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

話終えたウタは現実世界で漁師達が重ね直した楽譜の束から1番上の楽譜を取った。ウタワールドではステージの屋根や照明がそれぞれ動いて外の光を防ぎウタを照らし始め、準備を進めていた

ウタ(さてと……最初の歌は…………え？)

そしてウタが遂に歌おうと楽譜に目をやった時だった。手に取った楽譜にウタはとても見覚えがあった

ﾋﾗﾋﾗ…ﾋﾟｶｧ

ウタ(何で……この楽譜g…………)プツッ

そこでウタの意識は一時的に途絶えた

ウタ『………』

レベッカ『………どうしたんだろう？急に動かなくなっちゃったけど……』

ビビ『さぁ……何も無いと良いんだけど……………』

ルフィ『………‼︎』バッ‼︎

ウソップ『っておい、ルフィ‼︎』

ベックマン『‼︎……お頭‼︎』

シャンクス『………‼︎』バッ‼︎

[36 二次元好きの匿名さん 23/11/08(水) 10:59:44]

近寄られただけでアウトか
厄介すぎる…

[37 二次元好きの匿名さん 23/11/08(水) 22:09:28]

発動してしまったか…
どうなるんだ

[38 二次元好きの匿名さん 23/11/09(木) 09:23:12]

シャンクスもウタワールドの中っぽいけどどうする

[39 二次元好きの匿名さん 23/11/09(木) 20:12:18]

ほ

[42 SS 23/11/10(金) 17:29:20]

同時刻　現実世界

漁師『………聞きたい』ｽﾞｰﾝ…

ギン『ハァ………いい加減見張りに戻りましょうよ。仕事なんですよ一応？』

漁師『仕方ねぇか………ん？』

ギンの説得もあり、ようやく漁師は仕事に戻った。しかし彼の視線の先にいるウタは普通ではなかった

ギン『どうしたんですか？』

漁師『………楽譜って光りながら飛ぶモンだったっけ？』

ギン『……はい？そんな訳…………』

2人は改めてウタを見た。そこには光りながらウタの眼前で静止する4枚の楽譜があった。そして目の前で不可思議なことが起こっているにも関わらず、当の本人は何も反応していなかった

漁師(何が起こって…………っ‼︎まさか⁉︎)ｺﾞｵｫｫｫｫ‼︎

嫌な予感がした漁師はギンを置いてウタの元へ飛んで行った

ギン『え⁉︎ちょっ…師匠⁉︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ヘルメッポ(……あの海賊船何がしたいんだ？一向に上陸してこねぇ………見張る身にもなれってんだ……………)

コビー『あれは…………マズイ‼︎』バッ‼︎

ヘルメッポ『ん？……ってコビー⁉︎』

[44 二次元好きの匿名さん 23/11/11(土) 15:09:53]

しかし中の戦力はかなり揃ってるな
外が心配だけど

[46 二次元好きの匿名さん 23/11/12(日) 12:15:40]

犠牲が出ないといいが…

[47 二次元好きの匿名さん 23/11/12(日) 22:10:22]

どうなってしまうんだ

[48 SS 23/11/13(月) 00:38:40]

現実世界、そしてウタワールド。2つの世界で互いに異変に気付いた者達がウタの元へ文字通り飛んで向かった。しかし遅すぎた

バリバリバリバリ‼︎

復活した魔王によって発せられた雷と衝撃波はいかに歴戦の猛者達と言えど空中では耐えられず、全員が吹き飛ばされた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

エレジア近海

アイン『……遅かったみたいね………‼︎』

『らしいのぉ……‼︎クソが‼︎』

顔を突き出した魔王を見上げつつ、怒りを露わにした2人は各々武器を構えつつ魔王を睨みつけた。するとその視線に気付いたのか、魔王はホワイトタイガー号に視線を向けた。そしてその目から巨大なビームを男達に向けて撃ってきた

ビュン‼︎

アイン『なっ⁉︎マズ…‼︎』

『捕まれ‼︎フン……‼︎』ズゥーン‼︎

男は咄嗟にアインを抱き寄せてその場に伏せると自身とアイン、そしてホワイトタイガー号全体を武装色で覆ませて魔王が放ったビームを耐えた

ドオォォォン‼︎ギギギギギギ‼︎

『グググッ……‼︎』

ドォーン‼︎

『ハァ……ハァ……やるやないか、化け物の分際で……‼︎』

[49 SS 23/11/13(月) 00:38:54]

アイン『言ってる場合じゃないでしょ‼︎私達も上陸するわよ‼︎』

『あぁ‼︎』

船員『何があったんですか⁉︎凄い衝撃が……って何だあの化け物⁉︎』

アイン『戦闘用意‼︎まだ寝てる人達を今すぐ叩き起こして‼︎島から一定距離を保ちつついつでも撃てるように備えて‼︎』

全員『はっはい‼︎』

『任せたぞ‼︎』バッ‼︎

先の衝撃で叩き起こされた船員に指示を出すと、アイン達はエレジアへ飛んで行った
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ギン『師匠‼︎』

漁師『あぁ……無事だよ。クソッタレが……‼︎』

ヘルメッポ『おいコビー‼︎大丈夫か⁉︎』

コビー『えぇ……何とか…‼︎』

漁師『まさか英雄がいるとはな……出来れば軍人には会いたく無かったが………まぁいい。ちょっと協力してあの娘を助けないか？それでどうこうなるような奴には見えないが……』

コビー『そうですね……しかしどうしましょう………』

漁師『アンタ軍としてここに来てたんだろ？なんかあの化け物の情報ねぇか？』

コビー『それが、僕達も大した事は知らなくて……。1年前に政府が倒されて海軍が一部解体された時に、資料の一部が無くなってしまったようで……ウタウタの実の能力者が歌うと出てくる魔王は世界を滅ぼす力があるとしか……』

[50 二次元好きの匿名さん 23/11/13(月) 12:14:04]

そういえばコビーたちは外側でいいのかな？

外は寝てる観客守るのが大変そうだ

[51 二次元好きの匿名さん 23/11/13(月) 23:18:37]

さてどうなる

[52 二次元好きの匿名さん 23/11/14(火) 10:29:36]

どんな楽譜かわからないとやっぱり対策とりきれないか

[53 二次元好きの匿名さん 23/11/14(火) 22:00:36]

まずは観客保護しないとだめだろうね

[54 二次元好きの匿名さん 23/11/15(水) 09:26:08]

>>35

一時的だから意識はすぐ戻るんだろうか

[55 SS 23/11/15(水) 11:13:03]

漁師『何も知らないのと変わらねぇって事か………』

『おい‼︎』

何も情報が無い事を再確認した矢先、男達が漁師達に合流した

漁師『ヒーローは遅れてやって来るってか……遅かったじゃねぇか』

『すまん‼︎状況は⁉︎』

漁師『見ての通りだ………依頼は失敗。彼女はあの化け物に乗っ取られたらしい、少なくとも本意とは思えん』

『やろうな……あんのクソ楽譜が………‼︎』

アイン『落ち着いて……今はどうすべきなのかを考えて……‼︎』

『………あぁ、すまん』

漁師『しかしどうする………？雑兵の類か知らんが、何か大勢出てきてるし』

皆が魔王に目をやると、何処からともなく音符の騎士の大軍が出現し展開していた

『……わしとお前ならあの大軍程度ならどうにでも出来る。問題はあの化け物どうするかやろ………』

漁師『……正直、俺達でどうにかなる奴には見えないんだが………13年前はどうやったんだ？後の四皇とはいえ、赤髪もまだ未熟だったろうに』

『聞いた話やと、アイツの体力が尽きて寝てしもうたから消えたらしい………能力と同じやったとは聞いとる』

漁師『それ真っ向勝負じゃどうにもならないって事じゃ………まぁいい。しかし体力切れを待つしか無いかぁ………休憩込みとはいえ、何時間も能力を使い続けてる奴だしなぁ。体力切れは期待出来ないか……』

[56 二次元好きの匿名さん 23/11/15(水) 22:01:56]

体力ついて歌い続けられる時間が延びるのがこの状況では仇になるよな…

[57 二次元好きの匿名さん 23/11/16(木) 09:54:24]

戦力揃ってるのだけはよかったか

[58 二次元好きの匿名さん 23/11/16(木) 21:15:16]

>>54

意識取り戻したらウタも魔王倒すの協力するんだろうか

[59 二次元好きの匿名さん 23/11/17(金) 08:49:48]

保守

[60 SS 23/11/17(金) 10:55:48]

コビー『とにかく‼︎まずは観客の皆さんを保護しないと……‼︎』

漁師『……お前正気か？ただでさえ人手が少ないこの状況で、数万はいる観客を保護する？まず無理だろ』

コビー『しかし……‼︎』

漁師『そもそもあの化け物がどういう敵なのかすら分からないんだぞ。当時の赤髪で倒せなかった以上、生半可な攻撃で倒せる保証は何処にもない。それにアンタさっき言ってただろ？コイツには世界を滅ぼす力があるって……お前、たった数万の為に世界を危険に晒す気か？』

コビー『それは……でも‼︎だからと言って目の前にいる人々を見捨てるなんて……‼︎』

漁師『言い分は分かる……正直、あの化け物の出現は俺の責任が大きい…………俺だってあの娘を含めてこの場にいる連中達は助けたい。だが……それで世界が危機に陥る可能性があるなら、俺はそっちを優先する』

コビー『………』

2人の意見は対立し、場は気不味い空気に包まれかけた。すると男が2人の頭を軽く叩いた

『そこまでやお前ら』ポカッ！バシッ‼︎

コビー『痛……』

漁師『痛っ……‼︎』

『お前らの気が合わんのはよう分かった。誰も見捨てられない英雄と……』

コビー『………』

『元海軍関係者全員が嫌いなお前』

漁師『………』

[61 SS 23/11/17(金) 18:01:11]

『仲良く協力する様なんざ想像付かんわ。それにお前らの要望なら両立出来るやろ』

漁師『出来るのか？』

『要はあの化け物共をワシらに釘付けにすればえぇんやろ？それやったら観客は無事で済むし、ワシらは化け物退治に専念できる』

コビー『確かに……すいません。取り乱してしまって』

漁師『……俺こそすまなかった。しかしまぁお前らしいやり方だな………』

『ワシやからな。それに電伝虫で中継を見とる奴らもおる……見殺しにするには多すぎるわ』

漁師『え…そんなに居んの？』

『アイツやしなぁ………ワシらの想像よりずっと多いのは確かやと思うけどのぉ』

漁師『マジか……まぁいい。まずは……』ガコン‼︎

そう言うと漁師は、両腕に取り付けていた細長い樽を前に突き出した。そしてそれを魔王のある方角へ向けた

漁師『小手調べといこうか‼︎』ｳﾞｩﾝ…ビュン‼︎

すると漁師は樽を武装色で覆うと中から赤い光の玉が撃ち出され、魔王に向かって飛んで行った。しかしそれは魔王には届かなかった

ドオォン‼︎

魔王の遥か手前で透明なバリアに塞がれたからだ

漁師『………バリア持ちかよ…』

[62 二次元好きの匿名さん 23/11/18(土) 05:45:42]

バリアというかギミックがあるんだよなあ

[63 二次元好きの匿名さん 23/11/18(土) 17:04:55]

さておじさんたちはどう戦う

[65 二次元好きの匿名さん 23/11/19(日) 15:25:44]

まずは戦力を揃えて指揮を取らないとダメかな

[66 SS 23/11/19(日) 22:22:39]

『マジか……面倒やのぉ………』

漁師『どうする？あれじゃあ倒すどころか近づく事さえ無理だぞ……しかも、今の攻撃で気づかれた』

漁師がそう口にした瞬間、大量の音符の戦士達が漁師達に向かって飛んできた

『腹括るしかないやろ……‼︎』カチャ‼︎

男がその場で構え、他の4人も各々構えた。しかし飛んできていた音符の戦士達が一定距離から弾かれ始めた

ﾌﾞｳｩｩｩﾝ‼︎

アイン『っ⁉︎何が……』

『……お前か、忘れとったわ』

漁師『………慌てすぎだ。俺の能力ならバリア擬きを張れる。さっき化け物が撃ってたビームは無理だろうがな』

アイン『……さっきの攻撃といい………貴方の能力が想像つかないんだけど……』

漁師『あぁ…お嬢さんは知らないか……俺は"ダシダシの実の全身放出人間"。自身と自身が触れている物から、それらが接触・保有している物を放出できる。今やってるのは俺に触れている外気を介して、空気を外向きの気流にして実質バリア擬きを作っている』

アイン『本当に弾いてるだけなのね……』

漁師『まぁな。だから空気抵抗が少ない……それこそ連中の持ってる槍とかで突撃されると多少危なくなる。それでもかなりの速度が無いと意味ないがな』

コビー『なるほど………さっきの攻撃は……？』

漁師『能力で樽の中に俺の覇気を押し込めた後に放出してるだけだ、そこまで難しい事はしてないぞ』

[67 二次元好きの匿名さん 23/11/20(月) 09:46:55]

オリジナル能力か
防御向きな感じかな

[68 二次元好きの匿名さん 23/11/20(月) 21:14:18]

保守

[69 二次元好きの匿名さん 23/11/21(火) 08:58:30]

どうなる

[70 SS 23/11/21(火) 18:46:04]

コビー『そうですか……』

漁師『取り敢えず今はこの大量に群がってる連中を叩くぞ。ギン、アレを全員に渡せ』

ギン『はい』

するとギンは持ってきていた4つのヘッドホンを男達に渡した

コビー『これは……？』

漁師『見ての通りヘッドホンだ。俺は戦闘中……うるせぇからよ、絶対外すなよ』

コビー『はい‼︎』カチャ

漁師は全員がヘッドホンを付けた事を確認すると、再び正面に向き直った。彼の能力によって前進を阻まれた音符の騎士達は懲りずに突っ込み続けており、もはや外の景色が見えない数が群がって来ていた

漁師『……フン‼︎』ブゥン‼︎

そう言うと漁師は能力で限られた範囲に狭めていた外向きの気流を一気に解放、全方向に高速で通過する一陣の衝撃波となって群がっていた音符の騎士達を一掃した

『……相変わらずやな、お前の強さは…』

漁師『お前が言うのかそれ？』

『わしを圧倒しといてよぅ言うたな。手も足も出んかったの記憶に濃いわ』

漁師『そりゃあお前……俺とお前とじゃあ相性最悪だしな………あの時だって終始引き撃ちしてただけだぞ』

『それでも勝ったんわお前や。今は頼り甲斐あるけどのぉ……ん？』

[72 二次元好きの匿名さん 23/11/22(水) 16:28:46]

範囲で攻撃防御できるのは心強い

[73 二次元好きの匿名さん 23/11/22(水) 23:11:26]

倒し方解き明かさないといけないが余裕あるだろうか

[74 SS 23/11/23(木) 09:18:27]

漁師『？どうしt』

ドン‼︎

『っ‼︎』カン‼︎

漁師が尋ねるとしたその時、何処からか飛んできた弾丸を男は武装色で弾いた

漁師『‼︎』

ギン『何だ⁉︎……っ‼︎』バッ‼︎

ガン‼︎

漁師『‼︎何が起こって……⁉︎』

『……そうやったな。寝とる間は従順な下僕に成り下がるんやったのぉ……なぁ？ベックマン………‼︎』

ベックマン『………』Zzzz…

ゴン‼︎

ギン『クッ……‼︎サンジさん…⁉︎』

サンジ『………』Zzzz…

アイン『……嘘でしょ………』

ヘルメッポ『冗談じゃねぇぞおい………』

[75 SS 23/11/23(木) 09:18:42]

コビー『……最悪だ…………』

漁師『………こりゃ……化け物退治どころじゃないな……』

麦わらの一味『『『………』』』Zzzz…

赤髪海賊団『『『………』』』Zzzz…

漁師『よりにもよってコイツら相手にしねぇといけねぇのかよ………‼︎』

コビー『……まさか本当にこうなるなんて…』

ヘルメッポ『どうする⁉︎このままじゃあこっちが全滅するぞ……⁉︎』

漁師『そんなの…時間かけて倒すしかねぇだろ……寝ながら操られてる奴が倒れるとは思えんが………』

コビー『それでも…やるしかありません‼︎』

コビーの一言で各々が構える。すると

ﾋｭﾝ‼︎

カン‼︎コン‼︎

ヘルメッポ『なっ何だ……⁉︎アイツら何して……』

コビー『……誰かいます』

ヘルメッポ『誰かって……何処にそんな奴が………』

[76 二次元好きの匿名さん 23/11/23(木) 20:55:12]

ウタは正気だったけどこうなると観客は楽譜の意思で動いてしまう感じか
かなりやばいな

[78 二次元好きの匿名さん 23/11/24(金) 18:51:07]

観客の攻撃避けながら守るだけでも大変なのに赤髪海賊団もいるのがきつい