- 1スレ主23/10/30(月) 22:00:50
- 2スレ主23/10/30(月) 22:08:00
玲王は少し眉を下げて困ったように笑っている
凪「(いやいや、そこは俺とのデートの時間優先していつもみたいにサクッと軽くあしらってよ…!でも無碍に断れないとこ見るとサッカーのファンの子達なのかな)」
凪「(ここはやっぱり彼氏らしいとこ見せなきゃな)」
凪は逆ナンしてくるモブ女達から愛する玲王を救うため、一肌脱ぐことにした
凪「レオ〜〜〜ッ!!」
ジェ◯トーニとステ◯ルーを抱えた凪が玲王に向かって駆け寄ってくる
玲王&モブ女「「!!?」」
頭に耳をつけた白い190cmは実寸よりさらに大きく見え、玲王とモブ女達以外の周囲の視線をも釘付けにした
凪「ハァ、ハァッ、なかなか戻ってこないから心配したよれお~。あ、お姉さんたちごめんね?俺たちデート中なんだ~。れおー行こー」
凪は玲王のジャケットの肘の部分をツンツンと引っ張りながら、いつもより五割り増しのきゅるるんフェイスで玲王に訴えかける
凪「(どう、レオ!?なるべく平和的解決するための俺の可愛い演技、バッチリでしょ?)」
凪はドヤ顔で玲王を見た
玲王「…あ、あの」
凪「…え?」
凪の意に反して玲王は困惑した表情を浮かべている - 3スレ主23/10/30(月) 22:10:26
モブ女「あ、玲王さんお友達とデート中だったんですね。お忙しい時にごめんなさい」
モブ女「私達これで失礼します」
モブ女達はペコリと頭を下げて去って行く
凪「…(え、なんか、様子が…?)」
玲王「…凪」
凪「へ?」
玲王「さっきの、父さんの会社の人達なんだよ」
凪「は!?」
玲王「たまたま遊びに来てたらしくて、トイレ出た時に声かけられてさ」
凪「(パ、パパさんの会社の人…??)」
玲王「お前と一緒にいたの言わないでいてくれたらいいんだけど…帰って父さんになんて言われるかわかんねぇ。今日ここ泊まるのは母さんとばぁやしか知らないから」
凪「え、あ…でも、」
凪「(いや、あの困った顔はどー見ても逆ナンされてる状況だと思うじゃん!?)」
自分のした行動を弁解すべきか凪は判断に迷った
それでも「デート」という単語を使ってしまった事実はもう元に戻らない
玲王「…まぁ、いいやもう。済んだコトは。凪は俺が絡まれてると思って、助けてくれようとしたんだろ?戻るの遅くなってごめんな。ほら、ぬいぐるみ持っとくからお前もトイレ行ってこいよ」
凪「うん…」 - 4スレ主23/10/30(月) 22:12:16
凪は一人トイレに行く
凪「(えーっ、この後コーヒーカップ乗ってイチャイチャしたかったのに、そんな雰囲気じゃなくなっちゃった…)」
凪はこの気まずい空気の中、次に玲王を何のアトラクションに誘うべきか悩んだ
凪「(なんかもっと二人でゆっくりできるようなとこ…あ、そーいえばここって)」
凪が思いついたのは『マー◯イドラグーンシアター』
海の中のコンサートをイメージし、舞台の周り360度を客席で囲むカップルにも人気の高いショーである
凪「(でも、調べた感じちょっと暗いし、音もまぁまぁデカいんだよね…レオ大丈夫かな)」
凪はトイレから出て、玲王ファーストでちゃんと説明してから誘おうとする
凪「お待たせ」
玲王「うん、次どこ行く?」
凪「それなんだけどさ、俺、レオとショーが観たいんだよね。ここにある…」
玲王「ショー?いいじゃん(ホラーじゃねぇんなら)」
凪「それで…ちょっと暗かったり音が大きいかも知れないんだけど、レオ平気?」
やらかしを反省してかなり玲王の意思を確認するようになった凪くん
玲王、凪とショー観ても大丈夫そう?
玲王の返事を下3レスから🎲 - 5二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 22:15:56
怖いやつじゃねぇならだいじょーぶ。ちゃんと確認してくれてありがとな
- 6二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 22:24:40
ホラーじゃないなら大丈夫 ありがとうな
- 7二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 22:26:27
そんぐらいならへーき 気ぃ使ってくれてありがとな
- 8スレ主23/10/30(月) 22:29:48
- 9二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 23:15:18
持ち直せるか?
- 10二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 23:16:26
心の隔たり解消なるか?
- 11二次元好きの匿名さん23/10/30(月) 23:19:48
凪くん暗くていい雰囲気だからってがっつきすぎないようにね!!
- 12スレ主23/10/31(火) 00:29:05
玲王「ホラーじゃないなら大丈夫。ありがとうな」
凪「うん、じゃ行こっか」
凪は玲王と手を繋いで歩きたかったが、また誰かに見られてはいけないと思い、玲王の抱えるステ◯ルーとちょこんと手を繋いでシアターに向かって歩く
凪「ねぇ…何でさっき困ったような顔してたの?」
玲王「あー、アレ?いや、『玲王さんお耳可愛いですね、似合ってますよ』って言われちゃってさ…」
玲王のつけてるシェ◯ーメイのカチューシャ
駆け寄って来た凪がダッ◯ィーのカチューシャをつけていたため、勘の鋭い女性なら気付いたかも知れない
凪「(それであの人達、俺のこと見てちょっとビックリしてたのかな)」
玲王「ただでさえ俺たち背高くて目立つのに、さらにこんな目立つ制服着てカチューシャつけて、デカいぬいぐるみまで抱えてるとか、やっぱ浮かれすぎてたのかな…」
夢の国で思いもよらず知り合いと遭遇してしまったことで、玲王は夢から醒めてしまったようだった
凪「(こーいうこともあるって、そりゃ考えてみればありえないことじゃないけど…)」
凪「あ、じゃあさ、やっぱりショーの前にコーヒーカップ乗らない?」
玲王「コーヒーカップ?」
凪「もう終わったことはしょうがないから、俺と思いっきり楽しもうよ」
凪がジェ◯トーニをフリフリしながら玲王を励ますようにして話しかける
玲王「わかった」 - 13スレ主23/10/31(火) 00:39:55
シーのコーヒーカップは正式名称『ワー◯プール』
英語で”渦巻き”という意味の回転型アトラクションだ
そのモチーフは海藻になっている
キャスト「こんにちは〜、四名様ですね!ジェラくん、ルーちゃん、いってらっしゃい」
凪達に向かってキャストが笑顔で手を振ってくれる
凪「永住したい…」
ジェ◯トーニの手を持って応えるように振りながら、凪はそう呟いた
一瞬で魔法にかけてしまう夢の国はさすがだと、それまでテーマパークに興味のなかった凪ですらそう思う
凪「昔はディ◯ニーとか人多いし絶対来たくないって思ってたけど、来てみないとわかんないこともあるんだね」
紫色に照らされた通路を歩きながら、凪が言う
ショーの開演中なのか空いていて、後ろに人は来ていなかった
途中にある水槽のような窓に浮かぶ泡が幻想的で、凪は目を奪われる
子ども向けなのか少し低い位置にあるそれをしゃがんで見ると、玲王も同じように横にしゃがんだ
玲王「凪はさ、今まで色んなことやらなさすぎてたんだよな」
次々と浮かび上がる泡を見つめる玲王の横顔が、水槽の光に照らされて見惚れるくらい綺麗だった
凪「…ここ、水族館みたいだよね。水族館もいいなぁ、レオと行きたい」
玲王「ハハ、お前俺と一緒ならどこでもついて来そうだよな。じゃあアフリカのサファリツアーとかは?」
凪「飛行機とか移動もずっと一緒なんでしょ?いいよ。レオと一緒ならどこでも」
玲王「でもお前、せっかくサバンナ行ってもゾウとかキリン見ずに俺のこと見てそうだよなー?」
凪「え、何でわかったの?」
凪がワザとらしく驚くと、玲王はそれを見て楽しそうに笑う
いつもの会話で玲王が次第に元気を取り戻しているようだった
凪「(俺との会話で元気になって笑ってくれんの、やっぱ嬉しいな)」 - 14スレ主23/10/31(火) 00:54:11
玲王「まぁ知らないことが多いってのはさ、凪の中にまだ楽しみがたくさん残ってるってことだろ。それって良いことじゃん?」
玲王の言葉に凪はいつも前向きな気分にさせられ、だからもっと玲王とたくさん話したくなってしまう
凪「さすがポジティブー…でもさ、レオだってまだ知らないコトとか、いっぱいあるんじゃないの?」
凪は玲王の顔がよく見えるように、そっと髪を撫でた
玲王「…俺が知らないコト?何があんの、教えてよ?」
無自覚なのか、玲王はステ◯ルーを抱きしめながら挑発するような視線を凪に向ける
凪「〜ッ、あの、それはここじゃムリだから、あとでね!」
誠士郎がヤバくなった凪は急いで立ち上がり、ジェ◯トーニで己のエゴを隠す
凪「(ジェラくん、俺のエゴの隠れ蓑にしてごめん…!)」
夢の国で人権を持ったぬいぐるみに、凪はかなり感情移入していた
空いていたため、早々に二人の順番が来る
キャスト「ジェラくんとルーちゃんが海の中に落ちないように、お膝の上でしっかり抱っこしてあげてくださいね」
凪「ハーイ!(ぬいぐるみ持ち込み可で助かった…!しんでも離しませんッ!)」
そう、凪は今ジェ◯トーニを離せる状況にない
玲王「(やっぱキャストの教育が徹底してんな。ディ◯ニーの株買おう)」
二人は紫色の海藻のカップに乗る
自販機超えの二人が乗ると、それだけでギュウギュウになった - 15スレ主23/10/31(火) 00:57:05
凪「(あー…密着してんの超幸せ…)」
玲王「ん、この真ん中のハンドル動かなくね?」
玲王がハンドルを動かそうとするがビクともしない
凪「え、貸してみて」
玲王「ダメ、お前力技でバキッとかいって壊しそうだから」
凪「…」
キャスト『海底王国へようこそ、さぁ、ワイルドなスピンをお楽しみください』
凪「(ワイルドなスピンとか言っちゃってさ、子ども向けでしょ…?)」
凪は知らなかった、このワー◯プールの本当の恐ろしさを…
凪「ここって照明めちゃくちゃ綺麗だよね、レオと二人で乗ってるとこ動画で撮りたい。いーでしょ?」
玲王「えー、今?」
凪「ジェラちゃんとルーちゃんとの思い出だから!」
凪がジェ◯トーニとステ◯ルーをダシにして玲王との動画を撮ろうと強請る
ちなみに先程「俺のエゴの隠れ蓑にしてごめん」とジェ◯トーニに謝ってから、まだ5分も経っていなかった
玲王「(あー、たしかぬいぐるみと思い出になるような写真撮りたいとか言ってたもんな)じゃあ、俺が撮ってやろっか?」
いや、じゃなくて…!
玲王と二人で自撮りしたいんです!
そう正直に言ったら撮ってくれるのか?
なんとか玲王と一緒に動画を撮りたい凪は何とお願いした?
下3レスから🎲 - 16二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 00:58:49
素直に言ってみよう
「玲王と2人で自撮りしたい…」 - 17二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 01:00:42
レオと撮りたいデス
お願いシマス - 18二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 01:17:09
俺とレオとジェラちゃんとルーちゃん、4人で撮ろ?
- 19スレ主23/10/31(火) 01:29:09
- 20二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 09:07:48
凪くん……ツインの時点で 凪くんの意図は伝わってないと思うよ…… そこ擦り合わせないと また事故りますよ 頑張れ凪くん
- 21スレ主23/10/31(火) 10:57:15
凪「レオと撮りたいデス。お願いシマス」
凪は直球で素直にお願いする
もうスタートのベルも鳴ったし、これ以上ここでモタモタと押し問答してる場合ではないのだ
玲王「…もしかして、お前…ぬいぐるみじゃなくて、俺と動画撮りたいだけ?」
凪「じゃなくて!」
玲王「誠士郎サン、あなたにジェラちゃんは任せられません!返してもらいます」
凪「はっ!?」
もうカップはゆっくりと動き出したのに悪ノリを始めた玲王が、凪からジェ◯トーニを取り上げる
凪「んな!ダメだって!(誠士郎サンとか言うから一瞬焦ったし!てか今ジェラちゃん奪られたらマジで俺の誠士郎サンがヤバいんだケド!?)」
凪がジェ◯トーニを奪り返そうと玲王に手を伸ばす
ガックン!!
凪&玲王「「ッ!?」」
それまでゆったりとした動きだったカップが、なぜか急に速度を上げ始める
アトラクション内に流れている楽しげな音楽とは、ちょっと似つかわしくない速さだった
凪「!?(いや、速くね!?でも、もう俺にはためらってる時間はねぇんだよッ!!)」
凪は玲王とイチャイチャコーヒーカップ自撮り動画を撮るというエゴのため、素早くインカメを起動させる - 22スレ主23/10/31(火) 11:01:51
凪「(こーいう時、手が長いと助かるよね)はい、レオ〜カメラ見て」
手を伸ばしてスマホを持った凪が、二人の画をカメラにおさめようとして玲王に近づく
玲王「なぁ!近いって!」
凪から逃げるように端へと移動した玲王は、扉ギリギリまで追い詰められていた
凪「いや、だって、なんか回転が凄くて勝手にレオの方に寄って行っちゃうんだもん…!」
〜♪
色とりどりのライトに照らされた画面の中の二人、いや四人
その後ろには海底の景色が右へ左へと高速で流れていき、その様子はまぁ…凪的にはめちゃくちゃエモかった
凪「(なんか思ってたよりマジで速いよね…?でもレオと堂々とくっついて動画撮れるし、コーヒーカップ最っ高!)」
ガタッ!ガタタッ!
凪「!?」
客「キャーッ!?イヤーっ!」
客「うわぁぁぁッ!!キャーッ!?」
ただのお子様向けコーヒーカップのはずだが、なぜか次第に周りから阿鼻叫喚の声が沸き起こる
玲王「なぁ!?なんかこのコーヒーカップめちゃくちゃ回るの速くねぇッ!?」
ハンドルが固定されているため自分達では回していないのに、たしかに先ほどからスピードがどんどんと上がっていた
凪「だね…(えーい、そんなコトより今はレオともっと動画撮りたいっ!)」
カップが謎に高速回転していることへの疑問を置き去りに、凪は次のエゴへと向かって突き進んで行く - 23スレ主23/10/31(火) 11:05:25
凪「ねぇねぇっ!ここでレオのほっぺにチューしてる動画撮ってイイ?」
玲王「は!?って、いや、うわっ!速ッ」
カメラを持ったまま玲王の頬にキスをしようと凪が顔を近づけるが、玲王がそれを左右に振られる回転の中、なんとか力づくで押し返した
玲王「ヤダって!!」
凪「うわッ、危なっ!?」
押し返された凪だが、カップの回転する遠心力により再び玲王の方へと倒れ込む
玲王「はァッ!?お前、ふざけんなッ!!ワザとかよッ!?」
凪「いや、これはホントに違うんだって!!」
実はこのワー◯プールはハンドルで回すのではなく、それぞれ左右に回る八の字状に連結されたターンテーブルの間をカップが回転しながら移動する力と遠心力とが組み合わさって加速していく仕組みだった
ちなみに先程から交互に身体を押し合いながら傾け合っている二人は、カップを船のように漕いでいる状態のため、さらに速度を増すことになっている
ガガッ!!ガタガタガタッ!!
玲王「なぁ、ちょっ、これマジで速い速い速い速いっ!!」
凪「うえっ!?」
どさくさに紛れて凪が玲王の腰に抱きつく
玲王「ッ!!どこ触ってんだよッ!?」
凪「だって!しょーがないじゃんこんなに凄いって聞いてないんだから!!」
凪は思わずお化け屋敷の前で玲王が言っていたセリフを口にする - 24スレ主23/10/31(火) 11:10:16
凪「(えっと…遠心力は質量に比例するから俺とレオが離れたらちょっとはマシになんのか…)」
凪「うん、でもやだッ!!俺はレオと離れたくないッッ!!」
凪が玲王をジェ◯トーニとステ◯ルーごと抱きしめる
玲王「ッ!バカッ!!離せ!くっついたらスピード落ちねぇからもっと俺から離れろッ!」
玲王も凪と離れれば速度が落ちることに気付いていた
凪「みんなが飛ばされないように俺が守ってあげてるんだよっ!?ほらっ!レオ、カメラ見て?イェーッ!!」
俺がみんなを守ってあげると言いつつ、テンションの上がった凪は玲王と動画を撮ることをやめない
玲王とのゴールに向かって突き進む世界一のストライカーを制止出来る人間は、ここには誰もいなかった
玲王「もうヤダ…」
玲王はこれ以上動画を撮られたくなくて、顔をジェ◯トーニとステ◯ルーに埋める
リリリリリリ…
停止のベルとともにゆっくりとカップが停止した - 25スレ主23/10/31(火) 11:12:49
キャスト「この後も愉快な海底王国でお楽しみくださ〜い」
二人はフラフラになりながらワー◯プールを後にする
玲王「…ハァ、子ども向けかと思ってたけど、意外と迫力あったな」
凪「…」
髪を直していた玲王が、後ろで黙っている凪を見る
玲王「つか、凪、お前…俺になんか言うコトあんじゃねーの?」
玲王が凪を見上げると、凪は青ざめた顔で俯いていた
凪「うん、ごめん…レオ、俺、舞い上がっちゃって…」
玲王「ん?(なんだよ、ちゃんと反省してんのかよ)」
凪「ヤバい、ずっとカメラの画面見てたから目ェ回って動けないんだけど…うわ、今スゲェ気持ち悪い、ねぇ、どっかで膝枕して…?」
顔面蒼白の凪くん、調子に乗りすぎて酔ったらしい
カメラばっか見てるから…
玲王、介抱してあげる?
(リクエスト通り膝枕で?それとも…)
凪に対する玲王の行動を下3レスから🎲 - 26二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 11:31:55
乗り物酔いはたしかなるべく体を平行にして遠くを見た方がいい ジェ○トニーを枕にしてろ それから水買ってくるから待ってろ 吐けそうなら吐いたが楽になるよな すみません 乗り物酔いしちゃったみたいで
スタッフにヘルプを求める - 27二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 11:52:12
とりあえず横になってろ 酔い止め買ってくるから ステ◯ルーとジェ○トーニ置いてくから寂しくないぞー
- 28二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 12:00:59
膝枕はしてやらないけど顔面蒼白なので心配する
どこか横になれる場所を探してお水を用意する - 29二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 12:05:37
夢の国ではやらしい雰囲気にできない……
- 30スレ主23/10/31(火) 12:16:37
- 31スレ主23/10/31(火) 13:33:35
玲王「凪っ、大丈夫かよ!?」
乗り物酔いは完全にカメラの画面を見続けていた凪の責任だったのだが、玲王は青ざめた凪を見て心配する
凪「…」
フラつく凪が向かい合った玲王の肩にポスンと顔を乗せた
凪「気持ち悪い…」
玲王は休める場所を探して、ひとまずショップの近くのベンチに凪を座らせる
玲王「乗り物酔いはたしかなるべく体を平行にして遠くを見た方がいい。ジェ◯トーニを枕にしてろ」
凪「え、ジェラちゃん…?(レオの膝じゃないの?)」
玲王「それから水買ってくるから待ってろ。吐けそうなら吐いたが楽になるよな」
凪「いや、無理。一人でトイレ行って吐いたりなんか出来ないよ…行かないで」
凪が玲王のジャケットの裾を引っ張る
玲王「(そんなに酷いのかよ…たしか凪はピザとかめちゃくちゃ食べてすぐにコーヒーカップ乗ったもんな)」
玲王が近くにいたキャストにヘルプを求める
玲王「すみません、乗り物酔いしちゃったみたいで」
キャスト「救護室に行かれますか?」
玲王「ハイ、お願いしま…」
凪「待って」
玲王「?」
凪「大丈夫、ちょっと休んだら良くなるから」
ベンチに座ってジェ◯トーニを抱えた凪が玲王の手を握る
玲王「本当かよ…」
凪「うん、手だけ握ってて」
玲王「…ごめんなさい。少し、様子見ます」
キャスト「かしこまりました。キャストは近くにおりますのでいつでもお声かけくださいね」 - 32スレ主23/10/31(火) 13:43:55
凪「(ヤバい、なんか大事になっちゃった…)」
先程のコーヒーカップで凪が酔ったのは本当だった
しかし凪は玲王に膝枕してもらおうと思って、少し大げさに言ってみたのである
凪「(まさかこんなに本気で俺の体調の心配してくれるとか…)」
凪「ごめんね、レオ」
玲王「いーよ、別に。アトラクションは逃げねぇだろ。それか体調悪かったら今日はもう帰…」
凪「帰んないから!!」
玲王「え」
凪「しんでもレオとお泊まりして吸血鬼コス見るんだから…!」
顔面を青くした凪がお泊まりデートの中止に対して必死の抵抗を見せる
玲王「…いや、(叫ぶ元気はあんのかよ)その顔色でしぬとか言われるとガチな感じがしてコエーんだけど」
凪「…」
凪は横に座る玲王の肩にちょこんと頭を乗せたまま、手を繋いでいる
凪「(レオの手、あったかい…子どもみたいだな)」
凪がスリ、と甘えるようにして玲王の肩に乗せていた頭をさらに擦り付ける
玲王「大丈夫?カチューシャ外しとくか」
玲王が凪の頭からダッ◯ィーのカチューシャを外して、フワフワの耳をフニフニと触ったり、ステ◯ルーに付けて遊んだりしている
自分のせいで遊べなくなっても不機嫌になるどころか、空気を和ませてくれる玲王は本当に心までが綺麗なんだと、凪はジッとその仕草に見惚れていた - 33スレ主23/10/31(火) 13:47:02
玲王「あ、ルーちゃんカチューシャ似合うじゃん!」
凪「俺のが似合ってるでしょ…?」
玲王「お前は大人しくしてろよ」
凪「…ねぇ、今回ピエールに頼んだ吸血鬼の仮装ってどんななの?」
玲王「え?完全お任せだからわかんねぇ。まぁ会ったことあるし、俺らに似合うの作ってくれてんじゃね?」
凪「そっか…じゃあ楽しみにしとく」
数分後———
凪「ん、なんか体調マシになってきたかも(レオチャージ完了〜)ア◯エルのショー行こうよ」
玲王「マジで大丈夫か?無理すんなよ?」
凪「ヘーキヘーキ」
二人はア◯エルのシアターへと向かう
一度に最大700名が入れるため、待機人数も多かった
映画館ではいつも後ろの端っこの席に座りたがる凪だが、今回は360度客席の劇場だ
凪と玲王はどの辺の席に座った?
下3レスから🎲 - 34二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 14:02:01
でっかいのが前にいると小さい子の邪魔だからと後ろの方に座る
- 35二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 18:16:37
後方で玲王の横がファミリーできてるお父さんになるように狙って座らせる(少しでも玲王に惚れさせる可能性を減らすため)
- 36二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 19:58:45
せっかくなので前方へ
- 37スレ主23/10/31(火) 21:39:17
- 38スレ主23/10/31(火) 22:29:28
ぼんやりと青緑色に光る大小の球体が吊り下げられた待機スペースの扉が開き、二人は劇場内へと入る
キャスト「お待たせ致しました、ご案内しまーす」
中は客席までもが舞台装置の一つのように360度をコンサート会場のようなオブジェに囲まれ、紫色のライトに照らされたその空間は幻想的な雰囲気を漂わせていた
玲王「スゲ〜、こーいう形の劇場って俺あんま見たことないかも。せっかくだから前の方行く?」
凪「いや、後ろでしょ(ちょっとでもイチャつくには)」
玲王「…」
凪「…」
前派vs後ろ派の熾烈なバトルが今始まる…!のかと思いきや、凪の一言で事態は収束した
凪「いや、俺らでっかいのが前にいると小さい子の邪魔だから、後ろの方が良いじゃん?」
玲王「あ、それもそうか…」
凪の言葉に玲王は納得する
玲王「お前もそんなことまで気が回るようになったとか、なんかスゲェな。見直した」
凪「惚れ直した、の間違いじゃなくて?」
キャスト「奥側から詰めてくださーい」
玲王「あ、奥から座るんだって」
凪「え(レオと端っこに座りたかったのに?)」
二人がキャストの誘導で進んで行くと、目の前の席には既に若い女性が座っており、二人の後ろにはファミリー客のお父さんが来ていた
凪はこの瞬間に究極の二択を迫られる - 39スレ主23/10/31(火) 22:34:28
凪「(女の子は100%レオのこと好きになるでしょ。こんなロマンチックなとこでショー見て、横見たらガチのキラッキラの王子様だよ?惚れちゃうってそんなの。勝手に運命感じちゃうって。気付いたらポケットの中に連絡先とか入れられちゃってたりするかも…!かと言って、後ろのファミリーのオッサンがレオのこと好きにならないとは限らないよね?いや、家族で来てんのにそんな人生踏み外すことしないか…?)」
後ろの人の良さそうなお父さんは凪の心の中でとんでもない扱いをされていることも知らずに、子どもと楽しそうに笑っていた
凪「(少しでもレオに惚れさせる可能性を減らさないとね)レオ、ちょっとでも真ん中で見れた方が良いよね。俺が奥に行くね」
玲王「ん?ああ、ありがと(凪、体調良くなってそーで良かった)」
こうして若い女性の隣に凪が座り、玲王、その横に家族連れのお父さんが座った
凪「(この席で大丈夫かなぁ)…やっぱ暗いよね、ここ。レオ大丈夫そう?」
玲王「うん、平気。ありがとな」
凪「…」
凪は玲王の横にいるお父さんが玲王に惚れてしまわないか気になって仕方ない
凪「(だってこの俺が一瞬で人生変えられたくらいだもん、レオの魅力は…!レオに堕ちない人間なんて、この世に存在しないんだよッ…!)」
玲王「?」
不安が大きくなり過ぎた凪は、玲王にあることを聞く
凪「ねぇレオ…こんな時に聞くことじゃないかも知れないんだけどさ」
玲王「何ー?」
玲王がステ◯ルーの手を動かしながら凪に返す
凪「レオのせいで人生狂わされた人って、どれくらいいるの…?」
こんな時になんつーコト聞いてんだ凪…
玲王、答えられる範囲でどうぞ
下3レスから🎲 - 40二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 22:45:16
なんで、んなこと今聞くんだよ……あー……二人?……お前も知ってんだろ……
- 41二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 22:52:04
えー?分かんねぇよそんなの…
間違いなく1人は俺の目の前にいるけど? - 42二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 22:54:06
?そんなことできるような人間じゃねーよ俺
むしろお前に狂わされたわ - 43スレ主23/10/31(火) 23:54:42
- 44二次元好きの匿名さん23/10/31(火) 23:58:08
2人…あー狂師(家庭科教師とその妹か)
- 45二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 09:00:21
流れきって申し訳ないけど言いたいので言わせて
なんやかんややってきたのに結局落ち着いてない誠士郎www - 46スレ主23/11/01(水) 09:40:22
玲王「なんで、んなこと今聞くんだよ…あー…二人?…お前も知ってんだろ…」
先程までの楽しそうな顔とは違って玲王は急に真面目な顔になって正面を向く
凪「?えっと、二人のうち一人は俺で確定で…もう一人は…」
教師2『お前に魅了されてクビになった妹を養っているのは俺だ』
凪「(ん?よく知らないケド…もしかしてその妹って人のコト…?いや、でも教師2と写真部員、生徒会長とか文芸部員Aとか…よく考えたらレオの周りヤバいやつだらけだな。他にも俺が知らないだけで実際もっといるよね、絶対)」
凪「セ◯ム、強化します」
玲王「?」
やれやれ、と言った感じで凪が碇ゲ◯ドウポーズを決めた
〜♪
音楽が鳴り始め、辺りが真っ暗闇に包まれる
凪「(えーい、手ぇ繋いじゃお!)」
暗くて誰が手を繋いできたか分からなかったのか、玲王が一瞬ビクッとなった
凪「(か、可愛いー!)」
凪「お・れ・だ・よ」
凪が小声で玲王の耳元で囁くと、くすぐったいのかさらに慌てているようだった
凪「(あーもう、めちゃカワなんだけど…)」 - 47スレ主23/11/01(水) 09:47:28
暗闇の中、壮大な音楽と共に天井から青白く光る巨大なシャンデリアが降りてくる
正面に巨大なト◯トン王が現れ、その挨拶の後に劇場全体が明るくなった
凪「(スゲェ演出だなー、あ、セバ◯チャンも出てきた)」
そこからはディ◯ニーらしい歌と踊りの世界
途中天井からア◯エルも降りてきて、ワイヤーで吊るされたまま、まるで海中を泳ぐようにして劇場の観客の上を飛び回る
凪「(そうそう、ヒロインは空から降ってくるんだよね…これマスト)」
ア◯エルが『リトル・マー◯イド』の主題歌を歌う
なんでも持ってる 私はすべて
陸にあるもの全部 手にいれた
だけど足りないなにか
玲王「…」
映画『リトル・マー◯イド』
陸の世界に憧れるアリ.エルとトリ.トン王の確執
アリ.エルは夢を諦めず人間になるため挑戦する
紆余曲折の末、アリ.エルと海を守った王子エリ.ックにトリ.トン王は感銘を受ける
また彼のことを想う娘の姿を見て、王は二人を引き離すことを断念し、アリ.エルを人間の姿に変えるという話だ - 48スレ主23/11/01(水) 09:50:17
玲王はその映画を観たことはなかったが、約15分の短いショーの間にその作品の魅力を存分に感じ取ったようだった
玲王「なんか…スゲェ良かった。なんでお前が俺と一緒にこのショー見たかったのか、分かった気がする」
玲王「(凪、お前は、俺にとって憧れの自由な世界で生きるための力をくれる存在なんだよな)」
玲王は隣に座る凪を、愛しい者を見つめる瞳で見つめ…
凪「Zzzzzz…」
玲王「は?」
凪「ムニャムニャ…レオ、パンツはちゃんと履かなきゃダメだよ…」
ど、どんな夢見てんだ凪くん!?
昨夜から朝までソロプレイを頑張ったツケが今ここにきてしまった
寝てる凪に玲王はどうした?
下3レスから🎲 - 49二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 10:08:40
(乗り物酔いは寝不足のせいでもあったってことか)
しょうがないなぁもぉー
退場ギリギリまで寝かせておく - 50二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 13:33:05
「もー、こんな時に寝るなよな…」
でもいつもの凪に戻ったような気がしてちょっと安心、こっそりほっぺにキスする - 51二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 14:18:11
ジェ◯トーニとステ◯ルーを凪の顔につんで
写真を撮る - 52スレ主23/11/01(水) 14:24:09
- 53スレ主23/11/01(水) 14:41:03
玲王「…(せっかく良いショーだったのに…あんな何回も暗いの平気か確認までとってさ、俺と一緒に見るために来たんじゃねぇのかよ?)」
感動的なショーを見て良い雰囲気だったのに、まさか寝てるなんて…
玲王は繋いでいた手を振り払って、ジェ◯トーニとステ◯ルーを凪の顔に積んで写真を撮る
玲王「バーカ」
そのまま置き去りにしようかと思ったがキャストが観客たちに退場を促し始めたため、やむなく玲王は凪の手を取り引っ張り起こす
玲王「ほら行くぞ」
凪「うぇ!?…アレ!ショー終わったの!?」
寝ていたことがバレバレで周囲の客から何とも言えない視線を浴び、玲王は居た堪れなくなる
玲王「お前見てなかったんだろ、自分から誘ってきたくせに」
凪「いや、見てた。見てたよ?ア◯エルが降りてきたとこまでは」
玲王「それスゲェ最初じゃん!」
映画や劇を観た後は二人で感想を言ったりしたいのに…
玲王「俺といるのつまんない?」
これは良い方のめんどくさいか悪い方のめんどくさいなのか…
凪くん、寝起きだけど頑張ってフォローよろしく
玲王への返事を下3レスから🎲 - 54二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 14:41:05
こういう可愛い悪戯いいね
- 55二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 14:59:15
つまんない訳ないじゃん
片時も玲王のそばから離れたくないよ
緊張してて昨日あんま眠れなくて…ごめんね - 56二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 18:53:47
つまんなくない!!むしろ安心しすぎて寝ちゃったっていうか…ごにょごにょ…
- 57二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 18:57:47
つまんないわけない!
ごめんね 楽しみすぎて実は寝れてなくて……
お詫びにできることは何でもするから許して - 58スレ主23/11/01(水) 21:02:17
- 59二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 21:16:29
- 60スレ主23/11/01(水) 22:31:12
凪「つまんなくない!!むしろ安心しすぎて寝ちゃったっていうか…ごにょごにょ…」
玲王「何?」
寝起きで言い淀む凪を玲王がジッと見つめる
凪「いや、レオと手繋いだら安心して眠くなっちゃったんだよね…(ソロプレイに励んで睡眠不足になってましたなんて言えないよね…)」
玲王「はぁあ?…(何コイツ、俺と手繋いでドキドキするどころか安心して寝ちゃうとか…俺は凪の母親かよ!?)」
玲王「…なぁ、お前の母さんと俺って、似てんの?」
凪「え?(なんで急に親の話?)いや、全然似てないと思うケド…なんで?」
玲王「…なんでもねぇよ」
凪「(あれ?レオまたなんかイラついてるな…もうお腹空いてんのかな。サラダとかスープしか食べないからだよ、もう)」
凪「この辺にもキャラメルポップコーンあるかなぁ」
スマホを取り出して凪が調べる
凪「(さっきの俺がほとんど食べちゃったもんね)」
玲王「?(寝た後はポップコーンかよ…!マジで思考回路が子どもかよ、コイツ)」
凪「あ、良かった。近くにキャラメル味あるよ。行こ〜」
玲王「(たしかに凪の甘えたがりで子どもみたいにマイペースなとこが可愛いとは思ってるけどさぁ…)…ハイハイ」
玲王は項垂れながらも、「こっち、こっち」と得意げに道を進む凪の後ろをついて行く - 61スレ主23/11/01(水) 22:38:21
マー◯イドラグーンを出て小さな橋を渡ったところにあるワゴンで、🎃にキャラメル味のポップコーンをおかわりした
凪「はい、レオあーんして?」
(空腹と思わしき)玲王の口元に、凪がポップコーンを指で摘んで差し出す
玲王「(またかよ!)いい!自分で食べる」
凪「?(俺が持ってたらまた全部食べると思ってんのかな)じゃあ、ハイ」
凪は玲王がそんなにもキャラメルポップコーンを独り占めしたいのかと思い、バケットごと玲王に渡した
玲王「(凪が食べたくておかわりしたんだろ?)なんで俺に持たすんだよ」
凪「(はァ?めんどくせぇー)レオって可愛いから色々勘違いしちゃうのかな…」
玲王「は?」
凪「しょーがないな、俺がホントのあーんの食べ方見せてあげるよ」
何がしょうがないのか分からないが、凪は本当のあーんの食べ方を玲王に見せると言っている
玲王「いらね、別に見たくねぇし」
玲王は甘いポップコーンを頬張りながらも塩対応だった
凪「いーから。ハイ、レオ俺にちょーだい?あーん」
コテンと首を傾げて玲王にきゅるるん顔で口を開けてちょーだいする凪
玲王「(ぐっ…こんなの、あげたくなるに決まってんじゃん…!ズリィだろっ!)」
愛情深い玲王。恋人である凪相手ともなれば、そんなのお世話したいに決まっている
玲王「もぉっ!一回だけな?あとは自分で食えよ?」
凪「はーい」
良い返事をした凪くん
玲王が出してくれたポップコーン、普通に食べた?それとも、なんかやらかしたの?
凪がどうやって食べたのかを下3レスから🎲 - 62二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 22:40:45
やらかそうとおもったけどステ◯ルーと目があってやめとくことにした
- 63二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 22:55:23
差し出してくれた玲王の手を掴んで、ポップコーン食べてついでに玲王の指も舐める
- 64二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 22:58:40
玲王の指ごと口に含む
- 65二次元好きの匿名さん23/11/01(水) 23:00:37
お腹へってイラついてるレオに何かしたら怒られるのは流石に学習したから普通に食べるだけにとどめる努力はしようと唇で軽くレオの指をはむはむするだけにとどめた俺頑張った
- 66スレ主23/11/01(水) 23:13:36
- 67スレ主23/11/02(木) 00:06:14
凪は玲王の指ごと口に含む
玲王「(やると思ったわ)」
イチャイチャに飢えている凪はこのまま玲王の指を舐めようかと思った
凪「(だって、『これが正解だよー』って言ったら、ワンチャン俺の時にも指舐めやってくれたりしないかな)
しかし、(空腹と思わしき)イラついてる玲王に何かしたら怒られるということは、流石にもう凪は学習していた
そのため普通に食べるだけにとどめる努力はしようと、ポップコーンを咀嚼しながら唇で軽くレオの指をはむはむするだけにとどめる
凪「(ヨシ、こんくらいならセーフでしょ。俺頑張った…)」
玲王「オイ!」
凪「ん?(アウト?)」
玲王「これはおっぱいじゃねーからはむはむしても何も出ねぇのっ!」
凪「ブフォッ!!?」
凪「ゲホッ、ゴフォッ!!」
ポップコーンのカケラが変な所に入ってしまい、咽せ返る凪を周囲の人々が哀れみの目で見つめる
指ごと凪に咳き込まれた玲王は、凪に借りたハンカチで食べられた方の手を拭きながら凪を見ていた
玲王「もぉ!俺に汚い手でルーちゃん抱っこしろって言うのかよ!」
凪「いや、じゃなくて…(だからぬいぐるみより俺の心配してよ…)その前!なんて言ったの」
玲王「えー?だから、俺の指はおっぱいじゃないから何も出ねぇよ、って」
凪「…!!」 - 68スレ主23/11/02(木) 00:09:37
「は?当たり前のコト言っただけじゃん。それが何か?」という様に、不思議そうな目で玲王は凪を見つめる
凪「(ヤバー…!メイド服作ってる時の授乳プレイ思い出しちゃったじゃん…!)」
凪がジェ◯トーニをギュッと下目に抱える
玲王「?なんかスゲー下の方でジェラちゃん抱っこすんだな」
凪「え?あー…だってジェラちゃんもたまには気分転換しなきゃね」
玲王「そ?じゃあ俺も下の方で持つか」
凪「(え…?)」
こうして超進学校の制服に身を包みニコイチのカチューシャをつけた自販機サイズのDK二人が、股間を隠すようにして大きなぬいぐるみを抱えながら歩くという謎の光景が夢の国に生まれる
玲王「えー、この持ち方手ぇダルくねえ?やっぱ俺フツーのでイイや」
玲王がステ◯ルーを上の方に抱え直す
凪「うん…それがイイよ。俺の持ち方は玄人向けだから」
フライパン様といい、デート中は常に相棒と行動を共にする凪の誠士郎隠しの熟練度は上がる一方であった
そして、凪は先程の玲王の発言で気になっていたコトを聞く
凪「あ、あのさ…」
玲王「ん?」
凪「指じゃなくて、おっぱいなら何か出るってコト…?」
センシティブー👮♂️(はよホテル行こ)
凪のセクハラ発言に玲王は何と答えた?
下3レスから🎲 - 69二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 00:14:25
……体調悪い?帰るか?それともコーヒーカップで頭打ってた?(ガチめに心配している)
- 70二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 00:17:11
出ねーよ ステ◯ルーでチョップ
- 71二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 00:21:10
凪 自由なお前のことは好きだけど TPOはわきまえろ
- 72スレ主23/11/02(木) 00:41:27
- 73スレ主23/11/02(木) 09:04:04
玲王「出ねーよ」
玲王はステ◯ルーで、少し高い位置にある凪の額をチョップした
凪「いたっ(ウソッ!全然痛くない!むしろこんなチョップならもっとして欲しい…!てか、レオにエロいこと聞いたら毎回こんな感じで可愛くチョップしてくれたりすんのかな?)」
凪は懲りずに次回の暴走計画を企てている
玲王「(…そーいえば、たしかにコイツあの時も…)」
凪の発言から、玲王は家庭科室でのメイド服の採寸の時のことを思い出していた
凪『レオのおっぱい吸いたい…』
凪『レオ、俺にはお前のおっぱいが必要なんだ』
玲王「(ちょっとおかしかったよな、凪のおっぱいへのこだわりの強さ…)」
凪『「いい子ねー」って俺の頭ナデナデして、「お腹空いちゃったの?」って優しく語りかけながらレオのおっぱい吸わせてください!!』
凪『赤ちゃんだよ!だからおっぱい吸わせろっつってんだろ!!』
玲王「…(ああ、そっか…コイツにとって、俺ってもしかしてただの…)」
凪『レオと手繋いだら安心して眠くなっちゃった』
玲王「…なぁ」
凪「ん?」
玲王「お前の母親ってさー、どんな感じの人なの?」
凪「え?(レオ、今日はヤケに俺の母親のこと聞いてくるな…もしかしてママさんには結婚のこと言ったから、次は俺の実家へご挨拶を〜とかって思ってる!?)」
凪は玲王との結婚が秒読みカウントダウンに入ったことを確信し、喜びに胸が膨れ上がる - 74スレ主23/11/02(木) 09:10:09
凪「いやー、前も言ったけど放任主義だよ」
玲王「(子どもの頃甘えられなかったから俺に母性を求めて…?)それって…凪は寂しくなかったのか?」
凪「え?そーいうのはあんま考えたコトないかなぁ。気付いた時からそれが当たり前だったし」
玲王「…」
玲王「(よく『男は母親みたいな人が好き』とかって聞くもんな。つまりそれって俺、今まで凪に”母親”として求められてたってコトか?ほんとは寂しかった凪が実は誰かに理想の母親像を求めてても不思議じゃねえよな…)」
不安になった玲王は凪に問いかける
玲王「お前って俺の…どんなとこが好きなんだっけ」
凪「(何、次はラブラブモード?)えー、そーだな〜、いっつも俺のこと見てくれててー」
玲王「うん(たしかに赤ちゃんからは目が離せないよな…)」
凪「才能を信じて褒めてくれて」
玲王「(親ならお前のこと一番だと思うのは当たり前だよ)」
凪「何かあったら駆けつけて心配してくれたり」
玲王「そう…だな(俺にとって凪は宝物だからな)」
凪「聞き上手でいっつも俺の話楽しそうに聞いてくれて」
玲王「…(子どもの話をちゃんと聞くのは自己肯定感を育てるからな)」
玲王「(頼む、何か一つでいい。母親じゃなくて恋人っぽい要素が欲しい…!)」
玲王は平静を装いながらも、内心はバクバクと緊張しながら祈る様にして凪の言葉を待つ
凪「(んー、ほんとは髪とか手が綺麗で俺の名前呼ぶ声も好きだし横顔も好きだし細い腰とか長い手足とか顎が細くて小さい顔とかキラッキラの吸い込まれそうな瞳とかそれを縁取る長いまつ毛とかツヤツヤで柔らかい唇とかたまに自分から俺にチューしてきてくれる積極的なところとか良い匂いでギュッてしてるだけで誠士郎ヤバくなるくらいエロい雰囲気あるのにそれ分かってないとことか全身から俺のこと大好きって言ってんのにたまに強がって意地張っちゃう素直じゃないとこも好きなんだケド、こーいうのは今はあんま言わない方が良いよね…)」
凪は要らない空気を読んでしまった - 75スレ主23/11/02(木) 09:13:25
凪「あと作るご飯も(前とは全然違って)スッゲェ美味しいし、スパイクとかも俺の選んでくれたり洗濯もしてくれたり、んー、とにかく全部好き!レオと一緒にいるのはめんどくさくないから」
玲王「…〜〜ッ!」
玲王は自然と目が潤む
玲王「(マジで、俺、ただの凪のお母さんじゃん…)」
凪「ん?(レオ泣いてる?さては、俺のレオへの想いに感動しちゃったのかな)」
凪「もー、泣かないで?大好きだよ、レオ」
凪は玲王の後頭部を落ち着かせる様に軽くポンポンした
玲王「(大好き…?お母さんとして、かよ)」
玲王は泣き顔を見られたくなくて、ギュウッとステ◯ルーに顔を埋め込む
凪「あ、スタ◯バイパスの利用時間終わっちゃう。急ごー」
玲王「…へ?何?パス?」
顔を上げた玲王が目の端を拭いながら凪に尋ねる
凪「そ、レオと絶対乗りたかったやつ!」 - 76スレ主23/11/02(木) 09:18:35
二人は再び火山の周りの道を抜けて、メディ◯レーニアンハーバーのエリアへと戻る
玲王「え?…この辺てさっきも通んなかった?」
凪「うん。レオがシーに最後に来た時にはまだこのアトラクション出来てなかったかなー、と思って。だからコレは俺と乗るのが初めてになるでしょ?」
ギリシャのパルテノン神殿の様な場所に、長蛇の待機列が見える
玲王「は?俺ら今からこれに並ぶのかよ」
凪「だからインパしてすぐスタ◯バイパス俺の携帯でレオの分もちゃんと取っといたのー」
「えらいでしょ、褒めて〜」と、凪がスマホを見せながら尻尾を振る様にして玲王に近づく
玲王「…ッ!(エライ、ちゃんと準備出来ててエライ!けど…!ここで褒めたらまた俺は凪にとってのお母さんになっちゃう)」
「スッゲェ凪、さっすがウルトラジーニアス!」と褒めたい気持ちを堪えて玲王は考える
凪「?」←褒められ待ち中
玲王「(で、でも分かんねぇんだよ…誰かと付き合うなんて凪が初めてだし、どーすれば凪に恋人っぽく見てもらえるんだろ…)」
お母さんとしてじゃなく、凪に恋人として見て欲しいと望む玲王
「褒めて〜」と可愛く寄ってくる凪に、玲王は恋人っぽく返すコトにした
恋人っぽい玲王の返事を下3レスから🎲 - 77二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 09:25:38
色々考えてくれてありがとう
ステ○・ルーちゃんで顔隠して上目遣いで言ってみる - 78二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 09:45:43
「ありがと、さすが俺の恋人だな」
ちょっと頬を赤らめながら凪のほっぺにチュウする - 79二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 09:52:32
凪の首に腕回して「ごほーび…何欲しい?」(恋愛映画の見よう見真似)
- 80スレ主23/11/02(木) 10:53:16
- 81スレ主23/11/02(木) 14:01:23
玲王「ありがと、さすが俺の恋人だな」
言葉に恋人を強調した玲王は、ちょっと頬を赤らめながら凪のほっぺにチュウをする
凪「…何してんの」
突然のことに凪がキスされた方の頬を手で押さえて辺りを見回した
アトラクションの場所は園内の端だが、凪は誰かに見られていないか心配する
入り口のところにいるキャストは客の対応をしていて多分見ていないし、待機列の人達からも自分の身長で玲王のことは見えていなかったはず、だ
凪「(こんな所で)そんなこと、したらダメでしょ…」
玲王「…あ(引かれた?)」
自分のしたことに引いている様子の凪を見て、玲王は突発的にキスしてしまったことを後悔する
凪「しないでしょフツー…(ここでは)」
玲王「ごめん…(母親はフツー子どもにキスはしないでしょ、ってコトか…)」
どこまでも母親扱いしかされないのかと思った玲王は落ち込む
凪「…(したいけど、俺だってしたいよ?そりゃ、レオとチュー。めちゃくちゃしたい…)」
でもこの場で自分まで盛り上がってしまったら誰も止める者がいなくなると思い、凪は必死に常識人のフリをした
玲王「いや、でも…(そんな引かなくても)別に、フツーに挨拶みてーなモンだろ?こんくらい」
凪「(え、これが挨拶って…レオって海外育ち?)いや、フツーしないって」
もしこれが挨拶だと言うのなら、玲王が他の人の頬にもキスをする可能性があるのかと焦った凪は、玲王に言い聞かせる様にして強めに言う
凪「(他の人に)挨拶でもこんなコトしちゃダメだよ、分かった?」
玲王「(今までのキスとかは何だったんだよ…もう俺のこと、恋人としては見れないってコト?)」
凪の言葉に玲王は泣きそうになる
玲王「ん…分かった、もうしない。でも…それでも凪と一緒にはいたい」
凪「うん。一緒にいたいのは俺もだよ。あ、とりあえずパスの時間過ぎちゃうと使えないから中入っちゃおうか」
スタ◯バイパスの有効時間に追われた凪は、玲王からの大事なサインを見落としていた - 82スレ主23/11/02(木) 14:14:12
このまま玲王の手を握ると理性が飛びそうだと思った凪は、玲王の抱えるステ◯ルーの手を掴みながら青くて丸い屋根が特徴的な白い建物の入り口へと向かう
キャスト「あ、四名様ですね。ジェラくん、ルーちゃんもいってらっしゃ〜い!」
スマホで二次元コードをタッチして中に入る
王宮の庭園のような場所を通り、階段を降りた屋内には鳥や気球、旧型のグライダーなど、空を飛ぶことに関連した絵が多く飾られていた
玲王と一緒にこのアトラクションに乗ってみたいと思っていた凪も、その詳しい内容までは知らなかった
鳥のオブジェがある広間に集められると、音楽と共に中央の額縁に描かれた女性が動き出し説明が始まる
凪「(うわ…あの絵どーやって動いてんだろ、スゴ…)」
凪は先程からの流れで玲王を見るとうっかり触ってしまいそうで、あまり玲王の方を見ないよう映像だけに意識を集中させていた
女性『これから皆さんに、私達が力を合わせて完成させたドリー◯フライヤーに乗っていただきます』
どうやらこれから自分達は乗り物に乗るらしい
名前からして飛行系のアトラクションなのだろう
アナウンス『次の部屋にご案内致します。そのまましばらくお待ちください…』
凪「レオ、高いとこ平気だよね?」
玲王「うん…」
凪「(屋上から未◯年の主張してたし、多分平気だよね)」
しかしその玲王の声にはいつもの元気がなかった
凪「(ポップコーン食べたからお腹空いてないはずなのにどうしたんだろ。もしかして乗ったことないアトラクションだから、ちょっと怖いのかな…)」
ここで凪くん、乗り物に乗る前にテンション下がり気味の玲王を勇気づけることにした
凪のしたこととは?下3レスから🎲 - 83二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 14:23:05
大丈夫だよ さっきのコーヒーカップみたいな激しいやつじゃないっぽいから
- 84二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 15:42:47
見て見てレオ〜ってジェラちゃんの手を動かしてジャン○リダンスさせる
- 85二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 16:22:43
怖いなら 手を繋ぐ? と伺いを立てる
- 86二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 16:26:02
ジェラちゃんとルーちゃんを交換
俺だと思って抱きしめていいからね! - 87スレ主23/11/02(木) 17:30:49
- 88スレ主23/11/02(木) 22:03:03
凪「レーオッ、どーしたの?緊張してる?」
凪は玲王以外には誰にも聞かせない様な明るい声で玲王を気遣う
玲王「…(母親には、常に太陽みたいに笑っていて欲しい、ってか?)」
玲王は自分を励ます凪の言葉を素直に受け取れない
玲王「いや…凪が楽しそうだから、良かったなって思ってるだけ」
凪「…(そんなコト言ってまた嘘ついてる表情してる)」
凪「(プライドあるし素直に怖いとか言えないんだよね。でも、俺は分かってるよ)大丈夫だよ。さっきのコーヒーカップみたいな激しいやつじゃないっぽいから」
玲王「(ん?『だから俺は気分悪くならないから心配いらないよ』ってコト?)そっか、なら良かった」
凪「(…アレ?なんかまだ浮かない顔してるな)」
凪は次に、抱えていたジェ◯トーニの手を取る
凪「見て見てレオ〜!ジャ◯ボリーミ◯キー!!ジャ◯ボリーミ◯キー!!」
待機場所の中で、凪はなかなかのクソデカボイスでリズム良く手足を広げながら歌い踊る
190cmのジャ◯ボリーミ◯キーの迫力は、周囲の客達の畏怖の対象となった
凪「(ほら!レオ!得意の『ズンズン♪』は!?)」
凪は合いの手を求めて、キラキラとしたハイライト盛り盛りの瞳で玲王を見る
しかし、玲王は合いの手どころか冷たい視線を凪に向けるだけだった
凪「(ヘァ??)」
玲王「…コラ、凪ー。ここは屋内だから、静かにしような。みんなちゃんと静かに待ってるだろ?(ほら、お前の大好きな”お母さん”ぽいだろ?コレで満足かよ?)」
凪「…ッ!!(な、なにコレ…?久しぶりに味方にボール奪われた気分なんだけど!?)」
凪は玲王の裏切りにショックを受けた - 89スレ主23/11/02(木) 22:12:45
凪「あ、そ、そーだ!じゃあ、俺のジェラくんとレオのルーちゃん交換しよ?俺だと思って抱きしめていいからね!」
凪は負けじと、次の作戦で玲王を勇気づけようとする
玲王「(良いヤツだよな、凪…。母親扱いはさておき、こんなに俺のこと元気づけようとしてくれんのはお前だけだよ。だからこそ、やっぱり母親じゃなくて俺は凪にとっての恋人になりたい)」
〜♪
扉が開き、いよいよドリー◯フライヤーに乗る時が来た
アナウンス『間も無くドリームフライヤーに乗っていただきます。ネットに入らない物は荷物置き場に置いてください』
玲王「…ルーちゃん達を連れては乗れねぇみてーだな」
凪「たしかにこのアトラクションは抱っこしたまま乗るの無理っぽいね。落っこちたら大変だし、地上でお留守番しといてもらおっか?」
玲王「おー」
二人は荷物棚にジェ◯トーニとステ◯ルーを顔が見えるように丁寧に置き、しばしの別れに手を振る
そう、これが夢の国…二人はいつのまにか当たり前の様にジェ◯トーニとステ◯ルーに人権を与えた言動をとっていた。恐るべしッ!夢の国
凪「良い子でパパとママの帰り待っててねー!?」
玲王「誰がパパだよ」
凪「は!?レオはママに決まってるでしょ?」
玲王「ハイ(ママ…俺は、やっぱりママなんだ…)」
玲王はさらに落ち込んだ表情のまま座席に座りシートベルトをつける
凪「…レオ」
玲王「んー?」
ヤケ気味の玲王が虚ろな表情で横に座る凪を見た
凪「(顔、怖いまんまだな…やっぱ相当乗るの怖いんだ…)怖いなら俺と手繋ぐ?」
スパダリ全部盛りしたけど、まだすれ違ってるね
玲王、凪と手繋ぐの?
玲王の返事を下3レスから🎲 - 90二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 22:14:39
怖いわけじゃねーから大丈夫
- 91二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 22:15:34
「…うん」
母親扱いつらいけどやっぱり凪のことが好きだから繋ぐ - 92二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 22:16:18
お前が怖いんなら繋いでやっても良いよ?
- 93スレ主23/11/02(木) 22:19:09
- 94二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 22:20:39
イチャイチャしてくれッ(号泣)
- 95スレ主23/11/02(木) 23:16:05
玲王「…怖いわけじゃねーから大丈夫」
玲王の表情は冷めたままだった。何度も言うが美形の無表情は怖い
玲王「(凪が求めてんのはきっと元気でいつも笑顔で世話焼きの母親、かな…だったらここで手繋ぐのは解釈違いなんだろ?)」
玲王「ちゃんとシートベルトした?」
凪「え?あ、うん…」
玲王「荷物もちゃんと置いたし、大丈夫だな。もーすぐで動くからな。怖くないぞー?」
玲王は無理して明るく笑う
凪「?(やっぱ今のレオ、なんか変だな)」
アナウンス『それでは、限りない夢の空に向かって飛び立ってください。Buon viaggio!』
二人はそれぞれに釈然としない想いを抱えたまま夢を乗せたドリー◯フライヤーが動き出す
紫色のライトが真っ暗闇に変わり、前方のスクリーンに向かってドリー◯フライヤーが急上昇した
足が地面から離れて浮き上がる
凪「おわッ!」
玲王「おおっ、スゲェ!」
星の輝く夜の雲の中を風と共に抜けて行く
その雲はいつのまにか足元へと移動した
いや、ドリー◯フライヤーに乗った自分達が遥か上空まで昇ったような感覚だった
上下左右どこを見ても切れ間なく映像が続いており、その360度スクリーンともいえる光景は前から吹く風と相まって本当に空を飛んでいるかのような錯覚に陥る
玲王「(うわ…すっげぇ…こんな乗り物あんのかよ)」
凪「(わー、これはマジで期待してなかったけど感動する…)」 - 96スレ主23/11/02(木) 23:22:18
上空に浮かぶ雲の中を鳥の鳴き声がする中抜けると、その先に現れたのはアルプス山脈で最も有名な雪山マッターホルン。その鋭角にそびえる頂を眼下に見る
地球の美しさ、壮大さを知るこのアトラクションの名前は『ソ◯リン』、英語で”急上昇する”という意味がある
景色はシロクマの泳ぐ氷河、シドニーのオペラハウス、ドイツの古城、サバンナ、万里の長城、エジプトのピラミッド等々…
それら全ての上空をグライダーに乗っているかのように自由に飛び回る
ラストは…行ってみてからのお楽しみ
ドリー◯フライヤーが地上へと舞い戻る
乗客達からは一様に拍手が湧き起こった
凪「世界って、美しい…!」
ジェ◯トーニを抱えた凪は感動していた
凪「あー、ジェラちゃんにも見せてあげたかったよー!」
玲王「いや、マジで今日一感動したわ!」
玲王もただでさえキラキラな瞳を、さらに宝石のように輝かせる
玲王「だってサバンナの時草の匂いしたよな!?」
凪「うん!記憶消してもっかい乗りてー!」
二人はアトラクションの素晴らしさに、DKらしく年相応に盛り上がっていた
玲王「じゃ!今日はもう帰っか!ありがとなー凪!気をつけて帰れよー!?」
凪「うん!レオもねー!また明後日部活でー…ってチョイチョイチョイ待ちッッ!!?」
凪が慌てて玲王の肩を掴む
凪「何言ってんの!?今日のメインイベント忘れてないよね!?(ここで終わったらスレ民が暴動を起こすだろッッ!!)」
なんだかめちゃくちゃメタ的なコトを話す凪くん
は?玲王…か、帰るとか冗談でしょ…?
玲王の返事を下3レスから🎲 - 97二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 23:23:57
あー…ごめん、忘れてたわ
- 98二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 23:31:21
メインイベント……(結局楽しみなのそれなんだなぁ)
はぁ、妙なことしたら帰るからな - 99二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 23:40:43
あーコスプレだっけ?わかったよ…はぁ…(ため息)
- 100スレ主23/11/02(木) 23:45:00
- 101二次元好きの匿名さん23/11/02(木) 23:55:56
心と体の準備できてないとやらしい雰囲気にできないんだもん
- 102二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 00:02:29
ここから、入れる保険ってありますかね??
- 103スレ主23/11/03(金) 00:31:34
玲王「メインイベント……(結局楽しみなのそれなんだなぁ)」
凪「う、うん…(か、帰るとかただの冗談でしょ?)」
玲王「はぁ、妙なことしたら帰るからな」
凪「もちろん、純粋にコスプレするだけだよ?」
凪「(恥ずかしがってんのかな?もぉー、ほんと素直じゃないよね。ホテルの部屋で二人でロマンチックに過ごせばレオもきっとその気になるハズ…)」
凪「(部屋にさえ連れ込めばこっちのもんだ)」
凪はマジで送り狼🐺のようなことを考えていた
玲王「…じゃあちょっと暗くなってきたし、ホテル行ってみるか」
凪「うん、朝から結構遊んだよ。再入園も出来るしね(夜のショーも凄いらしいからレオと一緒に見たいな〜。夜なら暗いしイチャついてもバレないかな)」
玲王とホテルに行けることになり、凪はソ◯リンでの感動も忘れそっち方面に意識をとられ始める
玲王「あ、ホテル行く前に光るオモチャ買いたいなー」
凪「光る…オモチャ…!?」
ゴクリ、と凪は喉を鳴らす
玲王「うん(凪にオタ芸させて、あと俺も持って凪にファンサの練習してもらうんだ…そーやって寝る前くらいは凪と楽しく過ごしたいから…)」
凪「だっ、だよね!そーだった!暗くなってきたからそろそろ売ってるかなー!?(光るバ◯ブ)」 - 104二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 00:33:36
ディ◯ニーシーに謝れ!!!!!
- 105二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 00:35:25
その気以前に事前知識と覚悟もとい心と身体の準備がいるよ…凪くん…
- 106スレ主23/11/03(金) 00:37:35
二人はエントランス方面に向かって歩いて行き、その途中にあったワゴンで光るオモチャを物色する
ワゴンには子供向けのペンダント、ランタン、魔法の杖のようなスティック、色んなタイプの光るオモチャが置いてあった
玲王「えー、どれにするー?」
凪「(え、バ◯ブは!?光るバ◯ブはどこに!?)」
凪はワゴンの商品の中から必死に存在するハズのない大人のオモチャを探し出そうとキョロキョロしている
玲王「(夢中になっちゃって可愛いー。やっぱ子どもっぽいトコあるよな、凪って。何探してんのかな…)」
玲王が凪の見ていないワゴンの裏側を見て、あるものを発見する
凪「(バ◯ブねえじゃん…!!)」
当たり前だがいくら探せどバ◯ブなど有りはしない
ここは夢の国、そんなものあってたまるか
玲王「なーぎくん!」
凪「え?」
玲王「お前が探してんの、もしかしてコレ?」
玲王が手にしていたのは赤色のベ◯マックスの頭の先が光る剣になっているオモチャだった
凪「それバ◯ブじゃんッッ!!」
やっとバ◯ブ…じゃなかった、欲しかった光るオモチャ見つけた凪くん
なんか言っちゃいけない単語出した気がするけど…
喜んでる凪に玲王の反応は?下3レスから🎲 - 107二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 00:40:58
???
耳馴染みのない単語に首をかしげる - 108二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 00:42:12
いや、ベイ◯ックスだけど?
- 109二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 00:46:28
何それ?
きょとん - 110スレ主23/11/03(金) 00:53:07
- 111二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 00:57:03
光る剣だよ(無邪気な瞳)
- 112スレ主23/11/03(金) 01:19:19
玲王「いや、ベイ◯ックスだけど?」
凪「…ッと、あ、ああ、そう、だね(っぶねえぇ〜!!機嫌損ねるな、エロいコト考えてんの悟られるな誠士郎〜ッッ!!目的まであとちょっとなんだよーッ!!3.141592653589 793238462643…)」
凪は円周率を数えて平常心を取り戻す
玲王「えー?コレだよな、お前の好きなキャラ。白くねーケドおんなじのだろ?」
凪「(いつから俺の好きなキャラになったんだろ…)え、あ、うん。それそれ!それ欲しーなー」
玲王「見て見てー、ここ押したらなんか羽みたいなのが出てさー、音も鳴るんだよ?凄くね?」
「男子ってこーいうの絶対好きだよな〜」と、玲王が七色に光る剣をクルクル回している
凪「え、振動とかしないの?」
玲王「ブルブル?んー、しないみたい。光り方は変わるけど」
凪「(いや、ブルブルとか言い方可愛いな…)」
「振動しないのならコレはバ◯ブではなくディ(自主規制)なのでは?」と凪は訝しむ
凪「(つか、エッグ…オモチャにしても長すぎんだろ!)」
オモチャを見ながら悩む凪を見て、玲王が声をかける
玲王「…寝る前に、コレ使って(オタ芸とファンサして)汗流すくらい楽しもうな?」
凪「はァーッ!?ダメダメダメ、こんなの使ったらレオ(のお尻)壊れちゃうよ」
玲王「え?バーカ。まだ全然疲れてねぇし、これで遊ぶくらい余裕だって」
ベ◯マックスの頭の先から伸びる光る剣の部分を、玲王が軽く試すようにしてポンポンと手のひらに乗せる
凪「いや、やめよ。こんなのレオに使えないよ」
玲王「ん?俺も使うんだよ」
凪「俺がレオに使う方でしょ?」
玲王「いや?俺も凪に使うけど(ファンサしてもらうのに)」
凪「は?」
凪くんべ◯ックスによる貞操の危機(※思い込み)
解釈違いッ!断固拒否!!な凪の返事を下3レスから🎲 - 113二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 01:23:57
ランタンのほうにしよう!
- 114二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 01:25:46
い、一応聞いておくけどどういう使い方するおつもりで?
- 115二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 01:32:45
別のも見て決めよう?
(まず突っ込むのは誠士郎が良いし、突っ込まれるのはもってのほかだ、違うものにしよう) - 116スレ主23/11/03(金) 01:46:20
- 117二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 02:13:48
認識すり合わせ大事
その御曹司性知識小学生だからね - 118二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 11:21:20
(*ノ▽ノ)な展開のために越えないといけないハードルがまだ残ってる 頑張れ凪くん
- 119スレ主23/11/03(金) 11:32:18
玲王『光るオモチャあとで買おう?んでホテルで遊ぼうぜ♪』
凪「(おいおいおいおい…まさかアレって俺の◯◯で遊ぶって意味じゃないよね…?)」
凪は青ざめ、「ふざけんじゃねぇ!断固拒否!解釈違いなンだよッ!!」と叫び出したい気持ちだったが、あと少しで玲王とホテルにIN出来るため機嫌を損ねないよう言葉を選んでかなり慎重な物言いをする
凪「い、一応聞いておくけどどういう使い方するおつもりで?」
玲王「え?使い方?まー最低2本はいるよな」
凪「(さ、最低2本…!?それって2本挿(ピー🐭)そこんトコ、もっと詳しく…詳細にッ…!!」
玲王「え、使い方とかは自由だろ。こー両手に持って凪が(オタ芸だと)振り回したりとかー」
凪「両手に持って…ふ、振り回したり…?(激しめプレイ希望で!?)」
玲王「俺はー、なんだろ(ファンサだから)手前に持って『凪くんこっち見て〜』とか『ウサ耳して!』とかって小さくフリフリするかな?」
凪「えっ!?そーいう使い方?」
凪「(なんだ…バ◯ブじゃなくて、フツーにペンラみたいにして使うってコト…?)」
凪はようやく光るバ◯ブの呪縛から解放される
玲王「うん、ダメ?コレが一番ペンラみたいな形してんだもん」
玲王がベ◯マックスのライトを1本ずつ両手で顔の横に持ち、首を傾げて凪に尋ねる
凪「いや…全然(安っぽいライトに照らされてる顔も俗世とのギャップがあってエロ…え、てかそれって、つまりレオが俺のことを推してくれるってコト…!?)」
それが、たとえ一時の夢でも…自分が玲王の推し.の子になれるのならば…
凪は推し(玲王)のアイドルに自分がなれるコトを喜んだ
凪「ねぇ、レオ」
玲王「んー?」
凪「『誠士郎ぎゅーして』とか、『ご主人様ちゅーして』とか、もっと過激なコト要求してもイイからね…」
推し(設定)がなんか血迷ったこと言ってるぞ
玲王、なんて返事する?下3レスから🎲 - 120二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 11:45:22
それは応えちゃいけないファンサの例だな
それとメイド好きなのは理解したけど
求められてもメイドにそういうことするなよ
普通にセクハラだからな
むしろ訴訟されて大変なことになるぞ
(これは流そう、それにしてもなんでご主人様って言わせたいんだろう。俺は対等でいたいのにな……凪にとっては俺は下ってことなのかな……) - 121二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 11:50:11
やっぱ帰っていい?
メイド関係のこと言い出すとお前怖いもん - 122二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 12:06:17
お前ホントにメイド好きだなと言いつつ、ドン引きで物理的に距離をとる
- 123スレ主23/11/03(金) 12:13:25
- 124二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 12:21:43
ご主人様でだいぶ暴走したからねー仕方ないねー
- 125スレ主23/11/03(金) 13:12:22
玲王「お前ホントにメイド好きだな」
玲王はそう言いつつ、ドン引きでベ◯マックスを正しく剣としてフェンシングのように構え、凪と物理的に距離をとる
凪「あれれ?戦うメイドさん?二刀流かっくいーね」
凪「(『コラ、ご主人様に刃向かう悪いメイドにはお仕置きしなきゃね?』『だってご主人様が私のコト全然見てくれないから…』『俺がファンサするのはお前にだけだよ、レオ』とか言っちゃったりして〜!)」
凪は浮かれていて玲王が本気で拒否していることにも気付かない
玲王「…なァ、やっぱ帰っていい?」
凪「あ゙?」
玲王「ほら…メイド関係のこと言い出すとお前怖いもん。やだ」
凪「はー?レオから俺を推し.の子にしてファンサする的なコト言い出したんじゃん」
凪が口を尖らせて抗議する
玲王「…あと、『ぎゅー』してとか『ちゅーして』とか、それは応えちゃいけないファンサの例だな。それとメイド好きなのは理解したけど、求められてもメイドにそういうことするなよ?普通にセクハラだからな。むしろ訴訟されて大変なことになるぞ」
凪「いや、真面目かよ!てか俺がレオ以外を自分のメイドにしたいワケないじゃん。なんで他のよく知らない人に俺がお世話されなきゃいけないの?メイド服が一番似合うのはレオだし、そんなレオは俺のことを訴えたりなんかしないでしょ?」 - 126スレ主23/11/03(金) 13:14:44
凪×メイド(玲王)の化学反応はヤバい
なぜかいつもおかしな方向にいく
玲王「…(雰囲気悪くしたくないし、これは流そう。それにしてもなんで凪は俺にご主人様って言わせたいんだろう。俺は凪と対等でいたいのにな…凪にとっては俺は下ってことなのかな…)」
玲王は空気を作ろうと我慢して、らしくもなく落ち込んでしまう
凪「(はー、やっぱ今日もメイド服持ってきてもらったら良かったかなー!いや、レオの吸血鬼もセクシーだよなぁ…絶対自分のこと上に立つ強者だと思ってる吸血鬼を、人狼の俺が押し倒すんだよ…『情けないなぁ、俺の下で喘いじゃって?』って)」
玲王「(でもやっぱりハッキリさせときたい)お前ってさ、俺のコト…自分より下だと思ってる?」
凪「は?そりゃレオが下に決まってんだろ!!」
凪からの迷いのない即答に玲王の瞳が揺れる
玲王「え?」
凪「上になりたいなら騎乗◯か駅弁だけど!?(コッチはレオが初めてだから優しくしようと思ってんのに最初からそんな激しいのがシたいんだ?)」
…どーしたらいいのもう?
玲王の反応を下3レスから🎲 - 127二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 13:19:21
は?駅弁買ってこいって事?
- 128二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 13:26:19
訳のわかんないこと言ってごまかすな
凪、俺はお前と対等な恋人関係でいたい
主従関係を望まれるならやっていけない - 129二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 13:28:23
真面目な話してるんだけど?
馬とか弁当の話しはしてない - 130スレ主23/11/03(金) 13:55:01
- 131二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 19:21:39
やらしい雰囲気にしてやりてーけど合意じゃなさそうでぇ…
- 132スレ主23/11/03(金) 21:21:13
玲王「(また馬がどうとか言ってんな…)訳のわかんないこと言ってごまかすな。凪、俺はお前と対等な恋人関係でいたい」
玲王「(つまりそれは、母親にもなりたくないってことで…)」
玲王「だから、主従関係を望まれるなら、もう…やっていけない」
玲王は意を決して凪に告げた
凪「は?対等?(リバもダメだって前言ったよね)俺絶対自分が上じゃなきゃ嫌なんだけど…?」
玲王「…」
凪「『それだけは譲れない、絶対に俺がやりたい。交代は絶対できないしレオがやるのもダメ、それが俺のエゴだ』ってさ、2回目のデートの時に俺が言ったの覚えてないの?」
玲王「…?(あれって、シャワーの話だったんじゃねーのかよ?)」
凪『レオがワガママでめんどくさい彼女だからごめんね、ってことだよね?』
玲王『…悪かった、な、ワガママでめんどくさい彼女で』
凪『いや、だって実際そーじゃないの?』
玲王「…」
玲王「ごめんな、言われたの忘れてたわ。金渡すからこれ買ってきてよ」
玲王は、ベ◯マックスの光るオモチャ2本を凪に渡す
凪「?いや、いーよ。レオが欲しいんでしょ。だったら俺が払うよ」
凪がワゴンの横のレジで会計を済ませる
それを待っている間、玲王はポップコーンバケットの上に乗っているオバケミッ◯ーを凪がしていたように手で握ったり放したりを手持ち無沙汰に繰り返していた
プシューッ
玲王「…まだちゃんと、戻れるよな」
玲王「(…俺は、凪の世界が広がるのが嬉しくて…でも、俺のとこに帰って来てくれなくなるかもって思ったらやっぱ不安になって。だから俺は、やっぱり凪の求める俺にならなきゃいけないんだよ)」 - 133二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 21:29:37
凪くん ちゃんとレオのこと見て じゃないと また 別れ話されるよ
- 134スレ主23/11/03(金) 21:32:11
凪「お待たせ〜、はい1本どーぞ」
会計を済ませた凪が玲王にベ◯マックスを差し出す
玲王「ありがと。でもやっぱこーいうのはお前のが似合ってんな。そのまま両手に持って歩けよ」
凪「はァ?そんなの俺がちょー浮かれてるやつみたいじゃん!」
玲王「え?このあと良い部屋行くんだけど。浮かれてないの?」
凪「いや、そりゃ浮かれてるケドさ…(えー、やっぱレオも乗り気じゃん…!)」
凪「ズンズンズン♪」
玲王「…」
ジャ◯ボリミッ◯ーの鼻歌を歌いながら両手にベ◯マックスを持って歩く凪と、対照的に塞ぎ込んだような顔をした玲王が北側のエントランスから出る
凪「今日のホテルってどこだっけ?」
玲王「この階段上がったとこだって」
凪「え?近いね(そーいえばパークの中にあるとか言ってたっけ)」
石垣の建物を抜けて広い車寄せを通り、ホテルの中へと足を踏み入れると、綺麗に磨き上げられた大理石調の床、そして巨大な吹き抜けにガレオン船が印象的な円形のロビーが見える
天井にあるドーム型のステンドグラスから自然光が射し、そこはまるでヨーロッパの優雅なアトリウムの中にいるような雰囲気だった
大抵の客が目をみはるその素晴らしい内装に…
凪「(うわー!マジでレオと二人でお泊まりしに来たって感じ…!!)」
凪は感動することはなく、早く玲王と二人きりになることしか考えていなかった - 135二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 21:39:30
主従関係って聞き落としちゃいけないところ聞き落としてるし
取り返しつくんかな?
大丈夫? - 136二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 21:44:01
ここから入れる保険はありますか!?
- 137二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 21:54:22
玲王の目タヒんでない?大丈夫?
- 138スレ主23/11/03(金) 21:56:57
凪「早く部屋行こー!」
玲王「そんな慌てんなって、まずはチェックインしなきゃな。すみません、この部屋に宿泊なのですが…」
玲王が近くにいたキャストにスマホを見せて何かを訊いている
玲王「チェックインは専用のラウンジでするらしいから。行こーぜ」
凪「??(専用の…ラウンジ?何ソレ?)」
二人は土産物屋を左に抜け、キャストに指示されたエレベーターで5階へと向かう
ミッ◯ー『ドアが閉まります♪』
凪「ドアが閉まります♪」
浮かれたままの凪がミッ◯ーの声真似をなかなかのハイクオリティでするが、玲王からの反応はない
凪「(あれ?)」
久々の二人きりの空間で凪が玲王にちょっかいをかける間も無く、エレベーターは目的のフロアと到着する
目の前にあるラウンジの扉の中に入ると名前を聞かれ、すぐ横のデスクへと案内された
キャスト「御影様、ようこそいらっしゃいました。本日からイル・マ◯ーフィコ・スイート一泊のご利用ですね。園内はお楽しみいただけたでしょうか?」
仕事の出来そうな男性従業員が、頭にカチューシャを付けてぬいぐるみを抱えた二人をにこやかな笑顔で見る
玲王「はい、今日は久しぶりに来たのですが…キャストの皆さんのお心遣いに大変感動しました。ショーやアトラクションの内容も、とても素晴らしかったです」
キャスト「お気に召していただけたようで良かったです。ジェ◯トーニとステ◯ルーも、お二人と一緒にお部屋に行けるのが嬉しそうですね。お部屋までは係の者がご案内いたしますので、今しばらく奥のラウンジにてお寛ぎください」
凪「(え、ま、まだ部屋入れないの…!?もー、早くレオと二人になりたいのに…!)」
まだ二人きりになれないのかと、凪はソワソワした - 139スレ主23/11/03(金) 22:06:20
凪「(その点、ラ◯ホは良かったよなぁ…誰にも会わずにタッチパネルですぐ部屋入れたし。あそこまたレオと行こ)」
凪はパパさんからラ◯ホに行ったことで忠告を受けたことを、もう忘れていた。いや、都合の悪いことは忘れてしまうらしい
玲王「そこの、何でも好きなの飲んでいいって」
カウンターにはアルコールからソフトドリンクまで様々な飲み物が置いてあり、セルフサービスとなっていた
凪「オッケー。レオは?コーヒー飲む?」
玲王「凪が入れてくれんの?」
凪「(だって、レオなんか疲れてるみたいだから…)うん、座ってていいよ。ブラックでいい?」
玲王「ありがと」
奥にソファもある中、玲王は窓際の二人掛けのテーブルに座る
玲王「(今ソファ座ったらもう動けねーかも…なんだっけこれ、前に凪の家行った帰りにも思ったんだよな。凪といると楽しくて嬉しいはずなのに、またこんな風に考えてる…やっぱ俺が悪いのかな)」
ステンドグラスのような窓から、園内を行き交う客達の楽しそうな姿が見える
夕陽が差し、ミッ◯ー広場には既にショーのための場所取りをする人達がいた
温かいコーヒーと、レモンティーを持った凪が玲王の席に来る
凪「すごー、あそこってさっき俺たちが歩いてた場所じゃん。このホテルってほんとにパークの中に建ってるんだ?」
軽食も置いてあったようで、凪は薄いビスケットやメダルのような形のチョコをモグモグと美味しそうに食べていた
凪「レオも食べる?」
玲王は笑顔で黙って首を振る - 140スレ主23/11/03(金) 22:11:09
凪「(いらないんだ、おいしーのに…)」
玲王「みんなもう場所取ってんだよ。俺らの部屋から夜のショー見れんのかな」
凪「え、どーだろ…見えたらいいよね」
玲王「うん。今日はもう、このままどこにも出たくねーな…」
玲王「(また外出てはしゃいでたら、多分凪に嫌なとこ見せちゃいそうだから…ちょっと部屋でゆっくりしたい)」
凪「え、それって(ずっと俺と二人で部屋でイチャイチャしたいってコト…?)」
どこまでも二人の歯車は噛み合わない
凪「う、うん!俺もそれがいいと思ってた!レオ疲れてそうだし、今日はもう部屋にいよ?」
玲王「凪…ごめん、気遣わせた?」
不穏だが…もうすぐ部屋だから!あとちょっとだよ
凪くん、気遣ってる?
凪の答えを下3レスから🎲 - 141二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 22:12:43
何で?気なんて使ってないよ?
- 142二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 22:14:04
レオと二人だけなのに気なんて使うはずないじゃん
- 143二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 22:15:14
俺がレオと二人になりたいから
- 144二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 22:15:27
俺もどこかいくより部屋でレオといたいしね
- 145スレ主23/11/03(金) 22:19:02
- 146二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 22:21:35
まだやらしい雰囲気にできない
いやだ こわい って言ってるの聞いてあげて 凪くん - 147二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 22:28:12
話し合いをしてから存分に抱けーーーッ!
- 148二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 22:29:28
くそっスレ民だってやらしい雰囲気にしたいのに・・・
したいのにーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!! - 149二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 22:34:03
まだシリアスくんのターンなんだよ仕方ない
やらしいことよくわかってないこ相手なんでこういうことしたいって
話 し 合 え - 150二次元好きの匿名さん23/11/03(金) 22:51:47
夢の国が悪夢の国になりかけてるんよ
凪くん 相手の様子をしっかり見て 独り善がりは良くないよ 今のままだと 初体験が最悪な思い出になるよ 初キスも悲しいキスだったんだからさぁ - 151スレ主23/11/04(土) 00:36:27
凪「え?何それ。レオと二人だけなのに気なんて使うはずないじゃん」
玲王「そっか、良かった(凪、お前はそれでいーんだよ。大丈夫、俺がお前に合わせるから)」
キャスト「御影様、大変お待たせいたしました。それではお部屋にご案内いたします」
二人はラウンジを出て、キャストの案内で絨毯敷きの廊下を進む
凪「(やっとだー!マジで超楽しみ…!)」
キャスト「こちらでございます」
凪「って、近ッ!?」
キャスト「はい、トップスイートはラウンジからお近くのお部屋となっております。どうぞ中へお入りください」
キャストが木製の大きなドアを開け、二人は中に足を踏み入れる
凪「ひっろ!!!」
各所に飾られた絵画、広い窓が三窓
折り上げ天井には空と海が描かれており、三人掛けのゆったりとしたソファが二台と、その向こうには大きなダイニングテーブル
まさに貴族の住む宮殿のような部屋だった
玲王「良い部屋ですね」
キャスト「ありがとうございます」
玲王の家も桁違いに広いのだが、現代アートやモダンなインテリアに囲まれた自分の家とはまた趣きが違うようで、玲王も夢のある部屋の素晴らしさに感心していた
ソファの前のローテーブルには生花のアレンジメントと季節の果物が置かれている
凪「ベッドは!?ベッドはどこですかッ!?」
玲王「凪…(凪も疲れて早く寝たいのかな?)落ち着け、今から説明してくれるから」
凪「(もー!説明とかいーから早く二人にしてよ…!?)」
凪は散歩前の犬のように、はやる気持ちを抑えきれないでいた - 152二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:03:32
落ち着け凪くん 本当に落ち着け
- 153スレ主23/11/04(土) 01:05:06
玲王「えっと…この部屋からショーは見れますか?」
キャスト「はい、こちらお外には出られないのですが、一番左の窓からですとパークの正面をご覧いただけます」
そう言ってキャストが恭しくカーテンのレースを開けると正面に火山が見え、そこにはライトアップされた綺麗なシーの夜景があった
キャスト「もちろんお部屋からショーもご観賞いただけますよ」
玲王「だって。良かったな、凪」
凪「うん(えー、バルコニー出れねーんだ…?レオと野外セッ◯スしたかったのに)」
キャスト「それでは続いてベッドルームへとご案内させていただきます」
凪「よっしゃあ!!待ってましたッ!!」
〜♪ 〜♪
凪が両手に持ったベ◯マックスのオモチャから音と光を出しながら、それをブンブンと振って喜んでいる
その残像により、ミ◯コスタの最高級スイートの部屋に七色の虹がかかった🌈
玲王「…(なんかもー、頭いてぇな…)」
少し苦笑い気味のキャストがステンドグラスの組み込まれた観音開きのドアを開ける
キャスト「こちら、左にお進みください」
二人が左側の部屋に入ると、玲王の部屋にあるような大きなベッドがあった
凪「うわァッ…!!(ここが俺とレオの初セッの場所になんのッ…!?)」
凪はこれまでの玲王との紆余曲折を思い出し、感動で咽び泣きそうになるのを変顔をして何とか堪えた
凪「〜〜ッ!!」
玲王&キャスト「「!??」」
キャスト「し、失礼ですが、お連れ様体調の方が…?」
玲王「大丈夫です。これが通常運転です」
しかし、ここで玲王があることに気付く
玲王「…あれ?このスイートってツインじゃないんですね。一番広い部屋だから何台かベッドがあると思ったんだけど…他の部屋にもベッドってありますか?」
キャスト「も、申し訳ございません。あいにくこちらのスイートのベッドはお一つのみのご用意となっておりまして…もしもう一台ご入用でしたら、エキストラベッドをお入れいたしますが」
凪「え?いや、そんなのいーですッ!!全ッ然いらない、大丈夫です!このままでッ!!」
凪は食い気味に即答する - 154二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:07:32
凪くんステイ!
- 155スレ主23/11/04(土) 01:13:08
キャスト「え、えー…続いて、こちら窓の反対側にお回りいただくとクローゼットとなっておりまして、お預かりしていたお荷物はこちらにご用意しております」
玲王「ありがとうございます」
寝室から洗面所へと続くウォークスルークローゼットのハンガーパイプには、真っ白なバスローブの横に、中身の見えないカバーに覆われたままの服が二着掛けられていた
凪「(え、これって中身コス衣装だよね!?うわー!早くレオと開けたい…!)」
キャスト「お風呂はこちらになります」
凪「うわッ!?ねぇ!!シャワーのドア透けてんじゃんッ!!」
キャスト「(ビクッ!)」
玲王「…凪、静かにしよーな。ごめんなさい、ホントうるさくて」
キャスト「と、とんでもございません」
教育を徹底されたキャストも、さすがに凪の奇行に怯え始める
凪「(デカいジャグジーもあるしこれはもうレオが理想とするロマンチックな初Hに相応しい場所だよね…!)」
凪「や、でもやっぱり初めてはベッドだよね…?(ブツブツ)」
玲王「(…マジで大丈夫か?コイツ)」
玲王は先程からクソデカボイスになったり、小声でブツブツ呟いたりする凪を見て、相当疲れているのかと心配する - 156二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:14:47
ばぁや呼びたくなってきたよ凪くん イエローカードだよ
- 157スレ主23/11/04(土) 01:28:03
キャスト「(は、早く帰ったほうが良さそうね…)明日の朝食はテレビのメニュー画面から0:00までにご注文ください。それでは、私はこれで失礼いたします。どうぞお部屋での素敵な時間をごゆっくりお過ごしください」
キャストが一礼し、心なしか急ぎめに部屋を出て行く
玲王「ありがとうございました」
凪「ありがとうございましたァーッッ!!」
バタン…
凪「〜〜ッ、はあぁあーーッ!!!なっがかったあぁぁああ!!」
凪は大きくため息をつき、縛りプレイ&焦らしプレイ続きだった今日の一日を振り返る
凪「(今までレオとこんな近くにいて、くっついたりエロいコトも言えないとか…初めて過ぎて、ホント心折れそうだった…!!でも、超頑張った俺!!よく耐えたッ!!)」
凪「レオーッ?褒めて!俺、今日偉かったよね?とりあえず早速チューしよっ!俺の心のエロ通帳に『キス一回』ってちゃんと記帳してあるんだからねっ!!」
凪がハイライト盛り盛りの瞳で勢い良く隣を見る
凪「って、はッッ!!?レオ、いねーじゃん!!?」
クソ広いリビングダイニング…玲王は見渡す限りどこにもいなかった
凪「ねぇッ!ジェラちゃんレオ知らないッ!?レオ!?ど、どこ行ったの…!?」
凪はキャストに案内されたルートを逆走する
凪「風呂!?いない…トイレ!?(部屋が広過ぎんだろッ!かくれんぼしてる場合じゃねーんだよッ!!)」 - 158二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:31:00
そのまま逃げてーって気持ちとちゃんと話し合えって気持ちと半々
- 159二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:36:41
凪くん十分アウトなエロいこといってたよ(白目)
TPOは学ぼう?玲王かわいそうってなっちゃったよ - 160二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:42:20
このレスは削除されています
- 161二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:43:41
- 162スレ主23/11/04(土) 01:43:51
クローゼットに行くと、玲王の制服のジャケットがハンガーに掛けられていた
凪「え、レオッ!?」
凪の見た先、玲王はベッドの掛け布団の上にステ◯ルーを抱っこしたまま寝転んでいた
凪「ッッ!?(え、もう臨戦態勢!?『狼さん、ウサギみたいな俺を食べて』ってコト!?)もぉー!早いって!それならそーと俺も誘ってよ?」
玲王は目を閉じたまま黙っている
凪「(レオって可愛い遊び心に溢れてるからな…寝てるフリしたドッキリかな)つか、人には服のまんま寝転がるなーとか怒ってたクセに、自分はそのまんま寝てんじゃん?俺に脱がせて欲しいの?」
凪が玲王の隣に寝転がり、玲王の髪を触る
凪「それとも…起きないんならこのまま勝手にチューするけどイイ…?」
凪が玲王に顔を近づける
ぼんやりとした間接照明の中、玲王の顔に凪の影が落ちた
それを合図にしたように玲王が薄っすらと瞼を開ける
玲王「…お前はあっち行けよ」
凪「…は?」
玲王「俺疲れてんの。だから、お前はソファで寝ろ」
凪「え?」
お、温度差ーーッ!!
どーすんだ凪くん…や、やっと部屋来て二人きりになれたのに恋人クッソ塩対応!!🧂🧂🧂
凪の反応を下3レスから🎲 - 163スレ主23/11/04(土) 01:46:37
- 164二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:48:52
理由がわからず硬直する
- 165スレ主23/11/04(土) 01:49:16
>>161さん
お手数ですがもっかい書いて…(コピペしてない)
- 166二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 01:49:36
や、やだ!!一緒に寝ようよ!?
駄々をこねる
(161です消しちゃってごめん!!!) - 167二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 02:22:48
無いはずのいぬ耳を垂れさせながら「一緒に寝てくれないの…?」
- 168スレ主23/11/04(土) 02:50:45
- 169スレ主23/11/04(土) 08:40:34
凪は一瞬、玲王の言った言葉の意味が分からず硬直する
凪「…?(こ、これもレオの可愛い遊び心から来るドッキリかなー…?)」
これだけ「待て」をさせられて。玲王も自分と同じ気持ちだと思っていたのに
部屋で二人きりになるまでのお預け、その後はご褒美として誰にも遠慮することなく思う存分玲王と愛し合えると凪は思っていた
だからこそ今まで暴走せずに耐え切ったのに
ここに来てまさかの再びのステイに凪は面食らう
そして無いはずの犬耳をペロンと垂れさせながら、凪はお願いした
凪「一緒に寝てくれないの…?」
玲王「んー、今はちょっと無理…」
本当に眠そうなこの感じ、どうやらドッキリでも嘘でもないらしかった
凪「や、やだ!!一緒に寝ようよ!?」
凪は子どものように玲王の横で駄々をこねる
玲王「ごめん、ちょっと休んだら良くなるから…少し休憩させて?(今のままじゃムリ、明るく笑えねーし、不機嫌になったらまた凪にめんどくさいコト言う…)」
凪「だったら俺も疲れた、俺もレオと一緒に休憩したい。それならいーでしょ?隣で寝るのもダメなの?」
凪も負けじと喰い下がった
どうしても玲王の側から絶対に離れたくないらしい - 170スレ主23/11/04(土) 08:42:57
玲王「うん、いー子だからさ、ちょっとだけ待っててな?」
玲王がヨシヨシとあやすようにして凪の髪を撫でた
凪「…」
いつもなら大好きな玲王からこれだけ何度もお願いされれば、少し離れて待つくらいのコトは全然我慢出来る凪だ
しかし、朝から8時間以上も玲王がずっと隣にいるのにイチャイチャ出来なかった反動のエゴが、もうそれを許さなかった
凪「えー…もう我慢出来ない、無理だよ…やっと二人きりになれたのに」
凪は玲王をじっと見つめる
凪「(このベッドはヤバい。だってさっきのルームツアーの時に、今日ここでレオとするって想像しちゃったんだもん…)」
凪「今日、灯台のとこで俺がキスしようとしたら『二人じゃなきゃヤダ』って言ったのレオじゃん。今二人だよ?ルーちゃん達もレオがそー言ったの聞いてたのに、ルーちゃん達の前で嘘つくの?」
凪は夢の国の魔法によりぬいぐるみ達に与えられた人権を、エゴ…いや、エロのために濫用し始めてしまった
玲王の返事は?下3レスから🎲 - 171二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 08:45:00
ルーちゃん達も眠いってさ
- 172二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 09:04:02
凪…お願いだから少し一人にして
ホントに限界なんだよ…
頼むから… - 173二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 09:12:23
…分かったよ、凪の都合のいい様にしなきゃだもんな
もうどうでもいい…何でもしていい、よ
いつもみたいに元気な俺じゃないけど…ごめんな - 174スレ主23/11/04(土) 09:15:59
- 175二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 09:33:25
🧟デートの時も結局寝かしてくれてないからなぁ
一緒にいては休めないって玲王思ってそう
小さいことが積み重なってるよ - 176二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 09:39:31
凪くんが入るべきレオ保険、複数回のやらかし有判定で保険料超高額になりそう
- 177二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 11:39:27
いちゃいちゃできる気力がないんだよ…凪くん わかってあげてよ…
- 178二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 11:53:38
このレスは削除されています
- 179スレ主(安価2把握してるよ)23/11/04(土) 14:05:52
凪『ねぇ、せっかくだからあそこで交換しない?』
玲王『えー、お前マジでロマンチストだな〜』
凪『思い出作りにはこーいうのが大事なんだよ』
凪『ハイ、今日からよろしくね。レオ〜』
玲王「…」
凪が少し高い声色で、自分にステ◯ルーをプレゼントしてくれた灯台でのことを玲王は思い出していた
玲王『うん、凪が選んでくれた俺のステ◯ルーも超可愛い♪大事にするなっ』
玲王「(嬉しかったなー…あの時は)」
玲王はぬいぐるみ達と出逢い、それを凪から渡された時のキラキラとした思い出を壊したくなくて、何とか夢の世界を崩さないままで凪の暴走を止めようとする
玲王「お前、キスだけで終われんの?」
凪「うえっ!?は?え、あ…た、たしかに…(その先まで、シたくなっちゃう、かも…)」
玲王「だろー?(ぜってーくすぐったり息吹きかけたりして、もっとひでぇちょっかいかけてくんじゃん)ルーちゃん達も眠いってさ」
凪「え、じゃあルーちゃん達だけここに寝かせたら良くない?」
玲王「ダーメ、ルーちゃんは俺が一緒に寝てないと寝れねえの」
玲王もぬいぐるみ達に与えられた人権を巧みに利用し始める
凪「じゃ、じゃあジェラくんも俺が隣で寝ないと…!だって、ソファで寝かせたら可哀想でしょ?」
玲王「ジェラくんとは俺が添い寝するから大丈夫ですぅ」
玲王は凪の手からジェ◯トーニを奪い取り、ステ◯ルーと両方をその腕の中に抱え込んでしまう
凪「…(ぬ、ぬいぐるみになりてぇ〜!)」
凪は生まれて初めて「ぬいぐるみになりたい」という願望を抱いた - 180二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 14:06:32
凪くん 引き際見極めないと 玲王の心が壊れちゃうよ…
- 181スレ主23/11/04(土) 14:12:00
玲王「あ、そーだ。でも夜のショーは見たいからさ、俺がその時まだ寝てたら起こしてくんね?だから、お前は寝ちゃダメ」
凪「えー?(俺は場所取りのお父さんかよ…)大丈夫だって、そんなのアラームかけとけば。ねぇ、イイでしょー?チューしないから、添い寝するだけでガマンするからッ!」
「ねー、ねー!」と、凪は相変わらず駄々っ子のように玲王の肩を揺すったりして睡眠を妨害してくる
玲王「凪…(マジでしつけえな…)お願いだから少し一人にして。ホントに限界なんだよ…頼むから…」
玲王はガチ目のトーンで凪にお願いする
凪「はー?いや、なんでたかが添い寝くらいでそこまで拒否されなきゃいけないの?フツーに傷つくんだけど…(ぬいぐるみとは寝るクセにさァ)俺たち恋人でしょ?レオは俺のコト好きじゃないの?」
玲王「…(凪は、何でも言うコト聞く従順な俺が好き…なんだもんな)好きならさ、お前こそ俺を休ませろよ」
凪「ぐっ…」
玲王の言葉の正しさに、凪は何も言えなくなってしまう
凪「(だって寝るったってさぁ…今ここでショーまで仮眠しちゃったら、お昼のチェックアウトまであと残り何時間なの…?それとも寝た分だけ朝まで寝かせなきゃイイの?)」
凪「レオはシンデ◯ラなんだよー?明日のお昼の12:00に魔法解けちゃうんだから🪄」
「だからずっとくっついてよー?」と凪が玲王の肩に額をグリグリと押し付けて甘える。やはりこの男は犬なのだろうか - 182二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 14:15:12
玲王はいい加減怒っていいと思う……けど怒れないのが玲王なんだろうなぁ
- 183スレ主23/11/04(土) 14:18:11
玲王「……(イライライラ)」
玲王はこれ以上口を開いたら取り返しのつかないような決定的なコトを口にしてしまいそうで、もう口と目を閉じて寝ることにした
玲王「(完全に寝てたらさすがのコイツも無茶はして来ねえだろ)」
玲王「スーーー」
凪「…」
安らかな玲王の寝息が凪の耳に聞こえてくる
寝た者勝ち。玲王はその器用さから、まずは完全に寝たフリをすることにした
もちろん完璧御曹司は凪に勝手にキスされないように、抜かりなくジェ◯トーニとステ◯ルーを口元まで抱えて寝ている
玲王「(ごめんな、凪…ちょっと気持ち切り替えるだけだから…元気になったら、またいつもの俺で相手…してや…る…)」
玲王が本気でウトウトとし始めた時
凪「(俺とのデートで寝るとか、マジで許さねー…)」
やはりこの男は大人しく引き下がらなかった
玲王が起きるようなことをするコトにする
ただし怒られるのは怖いし嫌われたくないので、さりげなく、しかし確実にだ
凪は何をして玲王を起こそうとした?
下3レスから🎲 - 184二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 14:26:18
いやいや君も寝てたやん
大人しく寝かせてあげなよ
安価
音量をあげてゲームする - 185二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 14:51:49
- 186二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 15:07:45
言い訳もたつ睡眠妨害
羊を数える - 187スレ主23/11/04(土) 15:34:02
- 188二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 15:38:26
疲れてるとイチャイチャじゃなくてイライラするんだよ凪くん
あと妙なことしたら帰るからって言われたの忘れないで - 189二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 15:56:19
玲王気にせず寝ていいよ S/A/N/値回復大事
- 190二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 16:07:48
起きなくていいよ寝てな楽しいこともあったけどしんどいことも多かったんだし頑張って素直に伝えたのに伝わってないし誤解してることもあるけど喧嘩せず伝えるにはクールダウン大事だし
凪くんもクールダウンしなよだいぶ頭に血がのぼってるよ - 191二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 16:38:20
添い寝で寝かせなかった前歴があるからなぁここの凪くん
- 192スレ主23/11/04(土) 17:32:48
しっかりと顔を隠して、キスさせる隙を決して見せないまま寝落ちした玲王を凪が横で見つめる
凪「(なるほど…そーいう作戦ね。たしかに顔見せなきゃ寝てる隙にチューは出来ないし、あえて無防備な身体を晒したままなのは『まさか触るワケないわよね?私はアナタのこと信用してるんだから。もし触ったらその時はどうなるか…』って、触られなくて勝ち、触られたとしても俺のコトを公明正大に拒否する言い訳を作れるって、そう思ってるんでしょ…?)」
凪は相棒のジェ◯トーニまで玲王に奪われてしまい、相棒に擬態しながら玲王をツンツンすることも叶わず、ベッドから起き上がりどうするべきかをじっくりと考えた
玲王「スーーースーーー」(安眠ウィスパーボイス)
凪「(さすがは完璧御曹司の御影家のボン…このまま寝られたら、正直俺はなんもできねー。だから、まずはコレを使って俺はレオのSAN値を削る)」
SAN値を削ったら余計に起きない気もするが、どうしても玲王とイチャつきたい凪は、某肉体強者の作戦を借りながら玲王に対して”削り”を行うことにした
バサッ…
凪は着ていたジャケットをおもむろにベッドの上に放り投げる
そして、ベ◯マックスのバイ…いや、至極健全なオモチャをほの暗い寝室に煌々と光らせ、それをしっかりと両手に構えた - 193スレ主23/11/04(土) 17:42:32
〜♪(凪のスマホから音楽が流れる)
凪はペンライトに見立てたオモチャを全力で上下左右に振り回し、オタ芸を打ち始める
最高級スイートの寝室に、突如として打ち師が現れたのだ
凪「歌えハッ◯ー・ソング!イェーイイェイエイ!声を合っわっせ!イェーイイェイエイ!!」
凪は歌に合わせて飛び跳ねながら、手を上下左右に回転させ、そこに捻りを加え、器用にステップを踏みながら空高く何度も拳を突き上げる
凪「歌えハッ◯ー・ソングッッ!!イェーイイェイエイ!声を合っわっせ!?…ゲホッ!!『ベ◯マックス、この歌のハピネス効果は?』『スキャンして調べます』ピピピピピ…!!」
凪は咳き込みながらも、一人寂しく光るおもちゃでベ◯マックスのオタ芸を打ちながらセリフと効果音までを完璧に再現して遊んだ。ソロプレイである
(誰も声量を抑えるとは言っていない)
そして曲はラスサビへと向かう
凪「歌えハッ◯ー・ソング!?イェーイイェイエイッ!声を合っわっせ!ヘェーイイェイエイッ!?ゼェ、ハァ…笑えとーもだちとッ!!おーもいきりっ!エービバディスマーイアッミ歌えハッ◯ー・ソーングッッ!!」
凪は高らかに決めポーズを掲げる
玲王「スーーースーーースーーー」
凪「〜〜ッ、ハァハァ、ゼェッ、ハァ…!!(やっべ、今のでコスする体力とセッ◯スする体力全消費したわ…)」
凪はゼェ、ハァと肩で荒く息をしている。10kmダッシュの成果はどこへ消えたのだろうか
そう、むしろ”削られた”のはこの男の方であった
凪「(さぁ、レオ…言え!!『うちの子、キャワ〜〜ッ!!』と!!)」
玲王の推し.の子になりたい凪!
なんだか主旨を色々忘れている気もするぞ!
玲王?起きたの?
玲王の反応を下3レスから🎲 - 194二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 17:44:39
起きない完全に寝ている
- 195二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 17:48:49
起きてはいるが暴言が飛び出しそうなので寝たふり継続中
- 196二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 17:50:31
相当疲れていたらしい深く寝入っている
- 197スレ主23/11/04(土) 18:09:15
- 198二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 18:17:29
スレ主お疲れ様
対立してないよ
ただ心通わせて合意の上でメイクラブして欲しいだけだよ
玲王が曇ってるとやらしい雰囲気にできないだけなんだ
今のままだとseフレどころか○ッチ○イ○みたいになりそうだったから - 199二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 18:42:12
今の好感度だとやらしい雰囲気に出来ないね…テワ○ラの如く下落したね…
好感度上げて初セッ目指そう! - 200二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 18:50:08
このレスは削除されています