大晦日の夜のビワハヤヒデとトレーナー

  • 1二次元好きの匿名さん21/12/31(金) 21:38:01

    「さて、お蕎麦が出来ましたよ。ハヤヒデさん」
    「うん、ありがとうトレーナー君。早速頂いてしまおうか」

    「良かったんですか?私の家で年を越すなんて。去年はチケットさん達と一緒に過ごしてたそうじゃないですか」
    「チケットもタイシンも今年はそれぞれのトレーナーの家で過ごすらしい。なので…という訳ではないが、君と一緒に過ごすべきだと判断したんだ」
    「なるほど。私も一人寂しく大晦日を過ごす予定だったので、来てくれて嬉しいです」

    「…今年もあっという間だったな」
    「そうですねえ…」
    「時間というものはあらゆる物に等しく流れているはずだが…君と出会ってから随分早く感じるよ」
    「奇遇ですね、私も同じことを考えていました」
    「…価値ある時間を、君とはたくさん共有してきた。君と話し、行動を共にする時間に喜びを感じていると、いつの間にか年が終わろうとしていた」
    「本当、矢の如く過ぎ去っていきましたね…濃い一年でしたよ」
    「ああ…そして振り返ってみればつくづくこう思う。
    …私は、とんでもない幸せ者だな、と」
    「ほう…」
    「トレセン学園に来てからは、充実と片づけるには勿体なさすぎるくらい、ありがたい経験を送ることができた。
    タイシン、チケットという親友に出会い…君という最高のパートナーに出会い…妹と、向き合う事が出来た」
    「…タイシンさんもチケットさんもブライアンさんも、きっと同じ気持ちだと思います。私だってそうです」
    「そうか…だとしたら、これ以上の幸福は無いな」
    「ええ…しかしこれは、ハヤヒデさんの努力と人柄があってのものです。単なる僥倖などではありません。…私があなたに惚れ込んだ理由も、あなたらしさを求める姿に惹かれてのものでした」
    「トレーナー君…」
    「私達は互いに、互いにを導いてきました。私が壊れそうになった時、あなたは涙を流し、止めてくれた。…一言一句、未だに覚えています」
    「…私達は、“私達”を動かすための両脚だ。君が崩れれば、私も共倒れ。互いが生命線だったんだ」
    「…ハヤヒデさんの物語はまだまだ終わりを迎えません。これからさらに険しく、面白い道が続いてきます。
    ━━改めて聞かせてください。もしハヤヒデさんがそれを行くとしたら…その時は、私を側に置いてくれますか?」

    「…側にいて欲しいと言うのは、こっちの方だよ。トレーナー君。

    これからも末永く、よろしく頼むよ」

  • 2二次元好きの匿名さん21/12/31(金) 21:59:02

    素敵…

  • 3二次元好きの匿名さん21/12/31(金) 22:01:10

  • 4二次元好きの匿名さん21/12/31(金) 22:28:52

    このぐらいの温度感で良いのよ…

  • 5二次元好きの匿名さん21/12/31(金) 23:14:45

    夫婦だ…

  • 6二次元好きの匿名さん22/01/01(土) 00:17:46
  • 7二次元好きの匿名さん22/01/01(土) 00:35:08

    お蕎麦を食べながらの会話が「側にいてほしい」ってね…
    なかなか洒落てるじゃないの

  • 8二次元好きの匿名さん22/01/01(土) 00:48:07

    胸が温かくなるのはお蕎麦のせいかそれとも…

  • 9二次元好きの匿名さん22/01/01(土) 00:51:48

    最高だよ、ホント

  • 10二次元好きの匿名さん22/01/01(土) 01:26:17

    この後めちゃくちゃ初詣行った

  • 11二次元好きの匿名さん22/01/01(土) 10:01:19

    あったけぇ…

  • 12二次元好きの匿名さん22/01/01(土) 20:51:05

    良い…

  • 13二次元好きの匿名さん22/01/01(土) 23:39:21

    こたつで向かい合いながら喋ってて欲しい

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