【ブルアカ🎲】自分は百夜堂の住み込みのバイト…5

[1 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/10/31(火) 20:50:51]

ーーさぁ、喧嘩の時間っス！！
百夜堂やアビドスの皆と一緒に、ボコさせて貰うっスよ窮奇組の皆！！

[2 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/10/31(火) 20:51:03]

前スレっス！！

【ブルアカ🎲】自分は百夜堂の住み込みのバイト…5｜あにまん掲示板

[3 二次元好きの匿名さん 23/10/31(火) 20:51:15]

たておつ

[4 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/10/31(火) 20:51:38]

　清渓川(せいけいせん)　ミズチ
戦闘力　88 知力　　57
魅力　　20 倫理観　6 +37(成長による加算)
神秘　　91
神秘の内容: 時間が経つほど戦闘力アップ(19分経つと戦闘力が最大+10)
料理　78(100に近ければシズコフウカクラス、5以下ならジュリクラス)
家事　98(100に近ければかんぺき〜、0に近ければ汚部屋)
やりくり　45(100に近ければユウカクラス、0に近ければコユキクラス)
演技力　89 指揮能力　58 羞恥心　14
事務能力　36(100に近いとユウカカンナクラス、0に近いと徹夜続きの先生クラス)

[5 二次元好きの匿名さん 23/10/31(火) 20:52:08]

番号6じゃないんだ

[6 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/10/31(火) 20:53:37]

所属:百鬼夜行(暫定)(元山海経生、現在は退校して進路を模索中)
退校の理由:セクハラ教師を〆たらやり過ぎた
(キサキによって差し止められていたが、後に自主的に退校)
元の学年:3年生
部活:百夜堂アルバイト、お祭り運営委員会臨時委員

背景:元々荒事メインの裏稼業に身をやつしていたが、キサキに掬い上げられ、ミナやシュン、シズコ達との交流を経て人間性を取り戻した過去を持つ。
出自にも関わらず料理や家事スキルが高いのは、シュンから直々に手解きを受けたため。

武器:マシンガン(これでブン殴るのがメイン。理由は射撃だけだと倒せたか不安だから)
『備品』の花火(と言う名のクソデカ砲台、モデルはメタルストーム)

[7 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/10/31(火) 20:54:29]

外見っス！！
身長　167cm
体重　75kg
(筋肉と骨の異常発達で常人より重い…太ってないっスよ！！)
胸囲　爆　腹囲　くびれ　尻周り　デッッッッ
顔立ち　63
(100に近ければ綺麗系、0に近ければ可愛い系)
髪の長さ　46
(多いほど長く100だと足元まで長髪)
髪の色　黒髪に青のメッシュ
普段着　チャイナドレス、覚悟礼装(ハスミのプレゼント)、法被&サラシ&ふんどし(お祭り運営委員会の支給品)、最新技術製ミレニアム体操服のレプリカ(エイミからのプレゼント)
アクセサリー　ホワイトプリム型Bluetooth機能付き多目的通信機(エンジニア部製)

[8 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/10/31(火) 20:55:29]

人間関係っス！！

左(キャラからの好感度)右(ミズチからの好感度)
キサキ　　　13 20
ミナ　　　　82 96
シュン　　　64 93
ココナ　　　55 23
サヤ　　　　79 26
レイジョ　　26 33
ルミ　　　　72 39
山海経モブ　78 65

シズコ　　　30+99 30+21(知り合い補正)
フィーナ　　74+30 17+30
(映画のヘビロテに付き合わせられるので低め)
ウミカ　　　20+20 20+20(同僚補正)

カンナ　　　69 86
ヴァルキューレ生(公安局員) 84 58

ニヤ　13 68
カホ　81 41
チセ　88 59
陰陽部モブ　98 46
ツバキ　12 82 (初対面で襲い掛かったため低め)
ミモリ　79 23(服に対するど正論パンチで低め)
カエデ　53+20 97(ムシクイーン補正)

[9 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/10/31(火) 20:55:55]

ハスミ　　91+30 50+30(体型の悩みの共感補正)
サクラコ　80 66
マリー　　71 97
アズサ　　37 57
ヒフミ　　79 7(モモフレ布教にドン引き)
コハル　　92-30(エ駄死補正) 36
ハナコ　　20 78

コユキ　78 79(SNS上の付き合い)
エイミ　59+100 68+100(ソウルメイト補正)

先生への親愛度　98

[10 百夜堂住み込みバイトチ◆stuUhkKwfw 23/10/31(火) 20:57:23]

>>5

(……御指摘で気付いた阿保が私です)

(立て直すのもアレなのでこのまま行きます…)

[11 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/10/31(火) 20:58:48]

ーーところで、言われた通り思いっ切り採掘場の施設巻き込んでブッ放しちゃったんスけど、本当に良かったんスかね…？

『ーー問題無いよ〜。商工会の職人さん達からは許可貰ってるからさ〜。『アイツ等に好き勝手されるくらいなら、いっそ徹底的にやってくれ。後で俺達が直すから心配すんな』だってさ〜』

ーー了解っスホシノちゃん！！

再装填完了！！うっしゃもいっぱぁぁぁぁっつ！！

(ミズチの全開射撃による窮奇組への被害)

dice1d100=86 (86) +20(不意打ち補正)

(施設への被害)

dice1d100=46 (46)

(100に近いほど有利な補正、20以下だと補正無し)

(窮奇組の混乱度)

dice1d100=46 (46) -20(歴戦補正)

(100に近いほど有利な補正)

(美食研究会到着まで…)

dice1d100=100 (100)

(合計100で参戦)

[12 二次元好きの匿名さん 23/10/31(火) 21:00:18]

美　食　研　参　戦

[13 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/10/31(火) 22:15:23]

(まさかの美食研一発ツモに頭を抱える音)

『ーー敵の被害多数！！畳み掛けるなら今です！！』

アヤネちゃんが通信越しの声に、採掘場に降りて行った皆が一斉に攻撃を仕掛けたッス。

「ーーんじゃ、援護お願いね〜」

「はーい★」

「ん、大盤振る舞い」

ノノミちゃんのガトリングと、シロコちゃんの小銃とドローンからのミサイルの雨の中を縫うように、ホシノちゃんがショットガンと盾を手に突撃して、窮奇組の前衛の1人をシールドアタックからの土手っ腹への接射で沈めると、その穴を食い破るように怒りに燃えるセリカちゃんが突っ込んで行ったっス。

「この場所返して貰うわよ！！ここいいバイト先だったんだから！！」

ーーおおう…実感篭もってるっスね…他の3人と比べたら荒削りっスけど、とんでもねぇ突破力っス。

そして、あっという間にアビドスの皆は橋頭堡を確保したっス。

「アビドスの嬢ちゃん達だ！！絶対に足止めしろ！！」

「態勢を立て直せ！！」

「負傷者は後退！！ドローンとオートマトンをカバーに回せ！！」

しかし、窮奇組もさるもの…すぐに混乱から立ち直って、それ以上の侵攻を許してはくれないっス。

……ふっふっふっ、けど甘いっスよ窮奇組の皆。

敵はアビドスだけじゃ無いんスよ！！

(百夜堂組の侵攻度)

dice1d100=42 (42)

(70以上で奇襲成功、20以下で読まれて対処される)

[14 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/10/31(火) 22:56:22]

正面のアビドスの皆に気を取られてる間に、横っ腹から放たれたマシンガンの弾幕が、盾持ちのオートマトンを鉄屑に変えたっスーー流石の火力っスねフィーナちゃん！！

「百夜堂の食客ガ1人、朝比奈フィーナ！！義によっテ助太刀致しマス！！」
「アネゴのオヤジ…つまりワタシにとってはオジキの組へのカチコミは、本来なら仁義にもとるカモしれマセン…」
「しかし！！カタギの皆様に迷惑を掛けル外道とあラバ、話は別デス！！」

そう言って敵陣のど真ん中で大見得切って見せるその姿には脱力しそうになるっスけどね…。
どっかウキウキしてるのは、映画のシチュみたいだからッスかね…？
それよりもーー、

「ーーパイプを渡って屋台が突っ込んで来たぞ！！」
「止めーーうわぁ！？」
「こんのぉー！！とっととやられなさいよあなた達！！これ以上仕入れが滞ったら赤字よ赤字！！弁償して貰うから覚悟しなさい！！」
「し、社長！！落ち着いて下さい！！前に出過ぎちゃダメです！！」

…バチグソにブチ切れてるシズコちゃんと、それに巻き込まれてるウミカちゃんが心配になってくるっス。
いや、その勢いで窮奇組の1人を倒す大金星上げてるのは凄いっスけど。

さーて、混沌としてるこの状況…この後自分はどうするべきっスかね…？

[15 二次元好きの匿名さん 23/11/01(水) 07:33:18]

とりあえずいい一撃は入った

[16 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/01(水) 07:41:25]

dice1d4=1 (1)

1.やっぱり心配っスし、戦力の薄い所をカバーしないと…百夜堂の皆の所に行くっスよ！！

2.有利な所に加勢して一気に決めるっス！！アビドスの皆の所に行くっス！！

3.ケッケッケッ、このまま鴨撃ちっスよ！！アヤネちゃんのナビに従ってここから撃ちまくってやるっス！！

4.んげっ！？と思ってたらーー！？(ミズチへのトラブル発生)

(アビドス組の戦況)

「今日のおじさんは手加減抜きだよ〜…覚悟してね？」

「ぐわっ…！？」

「こ、こいつら…やっぱり強ぇ…」

dice1d100=94 (94)

(合計100以上で鎮圧完了、ただし出目が20以下で誰かが負傷する)

(百夜堂組の戦況)

「お祭り前の大掃除よ！！」

「タマ取ってやりマス！！」

「この嬢ちゃん達中々の手練れだぞ！！油断するな！！」

「何でこんなに場馴れしてんだ！？最近の娘っ子どもはコレだからよぉ！！」

dice1d100=8 (8)

(合計100以上で鎮圧完了、ただし出目が20以下で誰かが負傷する)

(？？？)

「うわ…もうドンパチやってる…」

「うーん…どうしましょうか？下手に突っ込んでも真っ赤なトマトになっちゃいそうですけど…」

「……愚問ですわーー我々のやる事はただ1つ、百夜堂の味に向けての一直線…即ち正面突破です！！」

「行け行けゴーゴーだね〜！！」

dice1d100=75 (75)

(60以上で…？)

[17 二次元好きの匿名さん 23/11/01(水) 07:44:58]

アビドスは鎮圧寸前
百夜堂はケガ人1名
で、びしょ……なぞのよにんぐみが乱入か……

[18 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/01(水) 08:11:53]

アビドスの子達はもう全部任せちゃって問題無いっスね…となればーー！！

「あ痛たたたた…何じゃこりゃあ！！デス！！」

「言ってる場合ですか！！フィーナ下がって！！」

「くっ！！この…こんのっ！！」

やっぱり技量も数も上回られてるから、勢いで突破するのも限界があるっスね…っつーかフィーナちゃんに何晒してんスか！？ブッ◯すっスよおっちゃん共！！

ーーウォラァァァァッス！！

dice1d4=3 (3)

1.敵陣に飛び降りて機動兵器踏み潰しつつ、弾幕張るっスよ！！

2.ここから後方で指揮してる窮奇組のおっちゃん達を狙ってフルバーストっス！！

3.「ーーさせると思うっスか？」あ痛っ！？何かする前にいつの間にか登ってきた大哥の弾丸喰らったっス…！？

4.「ーー助けが必要のようですわね！！」いきなり飛び込んで来た車両が自分の前に止まったっス…ハルナちゃん！？

[19 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/01(水) 10:49:46]

「いやー、挨拶代わりに随分と派手にやってくれたっスねぇーーなぁ、ミズチ」

こっちに向かってバカ長いバレルのハンドガンを向けながら、大哥がにこやかに、だけど物凄い威圧感を放ちながら話し掛けて来たっス。

…あの一瞬で崖駆け登って来たんスか？相変わらず馬鹿げてるっスねぇ。

「そりゃこっちの台詞っスよーーそれ、個人携行していいモンじゃないでしょ。馬鹿力に磨きかかったんじゃないスか？」

そりゃどーも…数少ない自分の長所っスからね。

会話しつつも隙を探すっスけど、どう動いても全身ブチ抜かれるイメージしか湧かないっスね…どうしたもんか。

dice1d4=4 (4)

1.これも自分の長所っスからね！！被弾覚悟で突っ込んでブン殴るッス！！

2.全弾バラ撒いて距離空けてから、崖下に飛び込むっス！！

3.積もる話もあるんで、牽制しつつ隙見つけるのと時間稼ぎついでに色々と会話してみるっスか。

4.この人が居るだけで戦況がひっくり返るかもしんないっスから、ここから後退しながら採掘場から引き離すっス！！

(戦闘開始！！)

ミズチ　dice1d100=12 (12)

大哥　　dice1d100=18 (18) +20(実力差補正)

[20 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/01(水) 10:54:11]

(アビドス組)

「あ〜らら、皆やられちまった…なけなしの戦力だったんだがなぁ」

「ーーはい、お〜しまい。後はおっちゃん達だけだよ〜？」

「みたいだな…こりゃ、最後に徒花咲かせるかぁーー行くぞ野郎共」

『オートマトン群殲滅完了しました！！残るは窮奇組の戦闘員のみですが…気を付けて下さい！！明らかに精鋭です！！』

「ん、分かってるーー間違いなく、強い」

「油断無く…いきま〜す！！」

(アビドス組、窮奇組精鋭dice1d6=4 (4) (最低保証2)との戦闘開始)

(美食研究会)

「百夜堂の店主さんの危機を放ってはおけません…お願いしますわーーフウカさん！！」

「いきなり無理矢理拉致られたと思ったら何でこんな戦場に…あーもう知らない！！こうなりゃヤケよ！！精々舌噛まないように祈ってなさい！！」

「え？ちょっと待ってよ！？まさかこのまま車で崖下にーーってきゃぁぁぁぁ！？」

「うふふ、もし着地に失敗したら間違いなくみんな仲良くミンチになりますね♪」

「わー！！ジェットコースターみた〜い！！」

ーー美食研究会＆フウカ、車両にて突入。

dice1d100=63 (63)

(20以下なら着地失敗で車がスクラップ)

(百夜堂組)

「ーー委員長！！空から車デス！！」

「……は！？嘘でしょ何考えてきゃああああ！？」

[21 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/01(水) 17:45:58]

撃ち切ったら隙だらけっスから、適度に撃ちながら何とかこの場からーー！！

「お見通しっスよ、ミズチ」

けど、大哥はそんな自分の動きを遮るように、脚を狙って動きを止めて回り込んで来たっス。

痛ァー…牽制でも当てて来るんスから嫌んなるっスねぇ…！！

「何だか騒がしいお客さんまで呼んだみたいっスが…まぁ、対処出来るレベルっスね」

え？ーー大哥の言葉に目を向けると、何やらジープらしき車が谷底…丁度百夜堂の皆が居る辺りに着弾するのが見えたっス。

……何やってんスかハルナちゃん！？

「ーー余所見とは余裕ッスねぇ」

気を取られた一瞬、大哥は間合いへと近付いて、自分の顎先へとバレルを突き付けていたっスーーしまっ…！？

dice1d4=3 (3)

1.根性ォ！！歯ァ食い縛って耐えてブン殴るっス！！　

2.どうせ撃たれるんなら諸共っス！！残弾全部持って行くっスよ！！

3.ピンチはチャンス！！撃たれる前にタックルしてこのままこの場所から強引に引き剥がすっス！！

4.『ーーミズチさん！！』ドローンが飛び込んで来て、大哥と自分の間に割り込んでくれたっス！！アヤネちゃんナイスフォローっス！！

[22 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/01(水) 19:56:53]

(その頃のアビドス組)

「こんのっ…！！素直に当たりなさいよ！？」

「嫌なこって！！」「そっちこそ当たってくれねぇかい？弾代もタダじゃねぇんだ」

「うっさい！！それはお互い様よ！！」

「 セリカちゃ〜ん、落ち着いて〜！！うーん…隠れたり移動したりで、射線が切られちゃいます」

「ん、厄介…ドローンのミサイルも全部使わされた」

「うへ〜、千日手だね〜」

dice1d100=78 (78)

(合計100で殲滅完了、40以下で誰かが負傷する)

(百夜堂＆美食研究会組)

「フィーナ！！ウミカ！！無事！？」

「は、ハイ！！無事デス！！」

「た、たんこぶ出来ちゃいましたけど…屋台共々無事です！！」

「お待たせ致しました店主さん、美食研究会会長黒沢ハルナ、先生の要請により参上致しましたわ」

「アホかっ！？応援に来てくれたのはありがたいけど殺 す気！？」

「あ痛たたたた…アナタが噂に聞く百夜堂の店主さん？ーーコイツらに関わった以上、色々諦めた方がいいわよ？」

「……そういう貴女は、もしかしてゲヘナの給食部の部長…？」

((ーー何だか、他人の気がしない…))

「ちょっとー！？呑気に自己紹介してないでこっち手伝っててばーっ！？」

「こ、これは風紀委員の方々よりも厳しい感じですねー…」

「ねぇねぇ店員さん、ところでこのお料理美味しそうだから食べてもいい？」

「だ、ダメですっ！！」

dice1d100=67 (67) +20(美食参戦補正)

(合計100で殲滅完了、40以下で誰かが負傷する)

[23 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/01(水) 23:30:26]

マズルフラッシュと轟音と同時に、頬骨が削れる音がしてその上片耳聴こえなくなったっスけど、死ななきゃ安いっス！！

そのまま大哥の腰に抱きついて、全力で押すっス！！

ーーウォラッシャァァァァッッッッ！！

「ぐっーー！？」

踏ん張ろうとしたって無駄っス！！知ってるっスよねぇ！？自分の馬鹿力具合は！！

「離……すっス…よーー！！」

その状態でも器用に手首返して大哥が背中を撃ちまくって来るッスけど、我慢我慢我慢ーー！！

ミズチ　dice1d100=14 (14) +30(怪力補正)

大哥　　dice1d100=72 (72) -20(不安定な態勢補正)

(ミズチは差が大きいほど距離を稼げる、大哥はダメージを与えられる)

[24 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/02(木) 08:01:14]

ブシュブシュと背中から暖かい血が吹き出しても押して！！

岩に当たっても岩ごと押して！！

押して！！押して押して押して…押すっス！！

ミズチが稼いだ距離 dice1d100=71 (71) -20(判定負け補正)

(最低保証30、味方が駆けつけるまでの時間に補正)

大哥が与えたダメージ　dice1d100=66 (66) +20(判定勝ち補正)

(100を超えた場合…？)

(アビドス組)

「が、はっ…」

「これで…っ、残りは2人！！」

「うへ〜…おじさん疲れちゃうねぇ〜」

「まだまだ粘らせて貰うぜ嬢ちゃん共」

「昔からしぶとさには自信があるんでなぁ」

「ん、畳み掛ける…！！」

dice1d100=67 (67) +78

[25 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/02(木) 08:01:39]

(百夜堂＆美食研究会組)

「さぁ、派手に行きましょう！！」

「は〜い、お熱いオードブルは如何ですか？」

「ぐわっ！？グレネードにC4だと！？」

「この不安定な場所で何考えてんだ！？」

「ねぇ…フウカって言ったっけ…？私、何だか凄く嫌な予感するんだけど…？」

「奇遇ねシズコさん…私もよ…」

ーーギギッ…ミシッ…パキッ…！！

「え？何この音…？」

「ーージュンコ！！足元！！崩れそうデス！！」

「それどころじゃないですよフィーナ！！この場所全体が崩れそうです！！」

「「「「……えええええーーーー！？」」」」

ーー足場、崩落開始。

dice1d100=6 (6)

(70以上で崩落)

[26 二次元好きの匿名さん 23/11/02(木) 08:30:30]

美食研はさあ……
ミズチはだいぶ苦戦してるな……

[27 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/02(木) 17:55:18]

そして採掘場が見えなくなって、周りが見渡すばかりの砂漠になった辺りで、とうとう足が縺れて転びそうになったんで、自分は大哥を数十メートルくらいぶん投げて膝を突いたっス。

ーーハァ…ハァ…！！せ、背中が痛いっス…！！

腹からも血ィ出てる所を見ると、何発か貫通したみたいっスね…。

「ゴホッ…ぐ、ぅ…っ…相変わらず、無茶する子っスねぇ、ミズチは…」

見れば、大哥も自分ほどじゃないっスけど、それなりにダメージを受けてくれたみたいっスね…自分の馬鹿力を褒めてあげたいっス。

「まぁでも…ここまでっスかね」

なーに言ってるんスか…まだまだ相手して貰、う……？

ーー花火を構えようとした瞬間、ぐらりと視界が揺れたっス。

思わず片膝突いたっスけど、その脚もガクガクと頼り無いっス。

「まぁ、弾を叩き込んだ自分が言うのも何スけど、血ィ流し過ぎっスよーーまぁ、採掘場までそこまで距離は無いっスから、野垂れ死ぬ心配もないでしょうし、暫く大人しく寝てるっスよ」

待ーーーー

こっちに背を向けて立ち去っていく大哥の姿が、ぼやけて…視界も、暗く…な……ってーー、

dice1d100=82 (82)

(50以上で立ち上がれる、20以下で…？)

[28 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/02(木) 23:39:05]

(採掘場サイド)

「うわわわわ！？」

「走って！！とにかく走るのよ！！」

上からバラバラと降り注いでくる瓦礫や足場、パイプの破片から頭を守りつつ、グラグラと揺れ、時に崩れそうになる足場を走る。

早めに気付いた事が功を奏したのか、自分達がいる場所はすぐに崩れる事は無さそうだったが、下を見れば、先程まで美食研究会の生徒達と共に飛び込んで来たジープが鞠のように跳ねながら、穴の底へと叩きつけられてスクラップへと変わるのが見えた。

恐らくは持ち主であったのであろうフウカが、悲鳴のような叫び声を上げる。

「ああああ！？この前車検に出したばっかりなのに！？」

「フウカさん…今は振り返らずに前を見る時です！！そうしないと次にああなるのは私達ですわ！！」

「こんな事になったのは誰のせいだと思ってるの！？ふざけんじゃないわよ！？」

「……そもそも突入したのはフウカさんなのでは？」

「黙らっしゃーーヒェッ！？」

歯を剥き出しにするその目の前に、人の頭ほどある岩が掠めて、フウカは泡を食って足を早めた。

「クライマックスにこういう場所が崩れるのハお約束デスが、これはたまりまセン！！」

「フィーナ！！愚痴ってる暇あったら屋台を押して！！この上屋台までダメになったら目も当てられないんだから！！」

(崩壊度)

dice1d100=6 (6) +8

[29 二次元好きの匿名さん 23/11/02(木) 23:41:33]

頑丈だな橋！

[30 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/03(金) 09:24:11]

>>29

(頑丈だな橋！？)

アビドスの面々のいたエリアからも、崩落の様子ははっきりと見る事が出来た。

「ち、ちょっと！！アレ不味くない！？」

「うへ〜、結構古い設備だったからね〜…こりゃ逃げた方がいいかも」

「もしかしなくても、底まで落ちたらぺったんこになっちゃいますね★」

この過酷な環境で長年の作業に耐えて来たのだーーまだまだ崩落までは掛かるだろうが、今自分達が居る場所が巻き込まれるのも時間の問題だ。

「んじゃ…シロコちゃん、それに皆もお願いね〜」

「ん、了解ーーちょっと乱暴になるけど、我慢して」

ホシノの言葉に阿吽の呼吸で頷いたシロコはーー手近な場所に倒れていた窮奇組の男を担ぎ上げた。

「…は？」

「おいおい嬢ちゃん、何やってーー」

そんな窮奇組の戸惑いの言葉に構わず、セリカ、ノノミも続く。

「あーもう！！仕方無いわね！！ほら、さっさと立つ！！」

「よっこいしょ〜っと★」

そして最後に、ホシノも自力で移動出来ない窮奇組のメンバーを抱えて、残る者達に呼び掛けて、安全な場所まで歩き始めた。

[31 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/03(金) 09:28:47]

「じゃあ自分で動ける人は自分の足でね〜。んじゃ、行くよ〜」
「ちょ、ちょいちょい待て！！」「何考えてんだ！？俺達ゃ敵だぞ！？」

戸惑いの声を上げる窮奇組に、ホシノは少し鬱陶しそうに応えた。

「…だから何？敵だからってこの程度の『喧嘩』で見捨てるとか、目覚めが悪いったらないんだよね〜」
「喧嘩って…」

今までの戦闘は、激しい死闘というべきものだった筈なのだが、そんなホシノの物言いに男は毒気を抜かれたように苦笑するしか無かった。

「それにそっちは負けて、こっちは勝ったーー敗者は勝者に従う…昔からのお約束だよね〜」
「ま、理屈だわなーーオーケーだ…おら野郎共！！立てるやつは死にたくなけりゃとっとと立て！！嬢ちゃん達のナビに従って脱出だ！！」
「へーい…」
「こんな締まらねぇ死に方したかねぇもんなぁ…」

[32 二次元好きの匿名さん 23/11/03(金) 20:57:40]

保守

[33 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/03(金) 21:13:26]

(百夜堂＆美食研究会組)

「まだまだ保ちそう…これならーー！！」

螺旋状の通路を登って行く内に、ようやく谷の淵が見え始めたーー地上まではもうすぐだ.。

「ねぇ皆！！こっちの方が近そうよ！！」

その時、僅かに後方を走っていたジュンコが指し示したのは、全員が乗っても大丈夫そうな太いパイプーーそれは、直接谷の淵へと続いている。

「これを使ってさっさと脱出よ！！これが終わったら噂に名高い百夜堂の料理と、柴関のラーメンをお腹一杯食べるんだから！！」

ーーこの場にもしも先生が居たならばこう言っただろう…"ジュンコ！！それ死亡フラグ！！"と。
喜び勇みながら足を踏み出すこと数歩ーー嘘のように呆気なく、パイプは耳障りな音を立てて軋み…彼女を乗せたまま崩れ落ちた。

「えっ……？嘘ーーーー？」
「ジュンコさん！！」
「ジュンコ！！」

悲鳴を挙げる事すら出来ず、呆気に取られた表情のまま、ジュンコの体は無情にも谷底へとーー、

[34 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/03(金) 21:14:51]

「ーーーーッぶねぇ！！大丈夫か嬢ちゃん！！」

ーー落ちる寸前に、走り寄って来た窮奇組の男によって腕を掴まれ、引き上げられた。

「…………わ、私、い、生きてる…？今際の際の夢とかじゃ無くて…？」
「……ま、ギリギリだったけどな。怪我はねぇかい？」
「ひ、ぐっ……うぇぇぇぇ…！！怖゛がっだ〜！！」
「おー、よしよしもう大丈夫だ…嬢ちゃん方！！この子頼まぁ！！」
「うあー、ギリギリセーフだったね〜」
「ん、おじさんナイスタイミング」

下を見れば、僅かに遅れてアビドス組と、彼女らに連れられる窮奇組のメンバー達の姿。

「ちょっと！？何でそいつらまで！？」
「まぁ、呉越同舟ってやつ…？」
「ま、色々思う所はあるでやしょうが、ここを脱出するまでは協力しますぜ」
「ーー一先ずはこっちだ！！下に岩盤があるから暫くは保つ！！」

ガクガクと震えながら泣くジュンコを慰めながら、アビドスと百夜堂、美食研究会の生徒達と、窮奇組の奇妙な協力による脱出行は暫し続くのだった。

[35 二次元好きの匿名さん 23/11/04(土) 08:18:18]

保守

[36 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/04(土) 17:43:42]

続きはもうちょいお待ち下さい…。

[37 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/04(土) 22:04:38]

ーー思い出すのは、窮奇組の皆との別れ際。

「ーーお尋ね者の自分達といるよりゃ、よっぽどマシなんスよ」

「だからなお嬢…ここでお別れだ」

そりゃ自分だって、仕方無い事だって分かっていたんス。

当時窮奇組は山海経を始めとした各学園から追われるお尋ね者ーーそんな場所に自分を置いておくのは忍びない、ならば同じく裏稼業でも、しっかりと存在が黙認されている場所の方がマシだって。

ーーけど…けど…皆に手を振りながら、自分は言いたかった言葉を飲み込んで、伝える事がどうしても出来なかったんス。

『行かないで…戻ってきてーー』

あの日、どうしても言えなかった言葉と、出来なかった皆の背中を追いかけようと足を踏み出した瞬間ーー、

パキリ、と何かが割れるような音が聞こえたっス。

(？？？の浸食度)

dice1d100=51 (51)

(？？？の数)

dice1d8=3 (3)

(ミズチ視点out)

[38 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/04(土) 22:52:56]

「ーーおいていかないで」
「ーーっ！？」

ーー背後から聞こえて来たその言葉に、弾けるように振り向いたのは何故だったか？
それが、余りにも縋り付く幼子のようだったからか？それとも、あの日自分達が望んでいた言葉だったからか？

ーー否、そのどちらも違う。

それは、『避けなければ死ぬ』という、戦士の直感故。
轟！！という音を立てて、先程まで身を置いていた空間が『何か』で削り取られるーーその正体は、およそこの砂漠という場所には似つかないものだった。

「……水？」

それは、超高圧で圧縮された水の刃ーー直撃していれば、鋼の体を持つ大哥であっても真っ二つにされていたであろう威力だった。
それを成したのは立ち上がったミズチーーではない。
その背後に浮かび上がった、水の塊ーーそれはうねり、捩じれ膨れ上がりながら鎌首をもたげーー3つの首を持つ巨大な水の蛇へと姿を変えた。

「…………出やがったっスね…」

[39 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/04(土) 22:53:48]

(？？？)

「ーー古来より蛇とは、人々に畏れを抱かれる存在であり、時に悪魔や神、或いは様々な自然現象の具現として扱われて来ました。

その姿は、様々な神話や逸話にも見る事が出来ます。

ーー時に人の祖に知恵の実を口にするよう唆す悪魔の化身として、時に偉大なる王から不老不死の薬を掠め取る簒奪者として、時に神をも屠る猛毒を持つ不死の化け物としてーーそして時には、畝り、暴れ、溢れる河川の具現として。

そう、蛇とは人々にとって<恐怖>であり、<神秘>の象徴であった事は、間違いのない事実です。

ーーヤマタノオロチ。

極東と呼ばれた地に伝わる神話において、創世神の直系の神剣によって討伐された、荒ぶる川の化身。

所詮は暁のホルスを見つけ出す前に作り上げた習作といった代物ですが…ここまで生き残った例は殆ど無い。

果たして人の身の中で育った荒ぶる川を、治水する(しずめる)王は現れるのか…実に興味深いと言わざるを得ません。

ククッ…クククク…。

[40 二次元好きの匿名さん 23/11/04(土) 23:33:37]

厄ネタあ！？

[41 二次元好きの匿名さん 23/11/05(日) 09:33:26]

保守

[42 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/05(日) 13:14:29]

(採掘場組)

「や、やっと着いた…」
「ふぇ〜疲れた〜」

ーー皆で協力しあう事は十数分…ようやく採掘場の入口まで辿り着いた。
それから遅れる事数分…最後の足場が崩れ落ちたのが見えて、百夜堂と美食研究会の面々はぺたん、と砂の上に座り込んだ。

しかし、アビドスの面々と窮奇組を見れば、未だに険しい表情を崩していなかった。

「…？どうしたの？」
「ーー天気が崩れてる。おかしい。こんな予報は無かった筈」

シズコの問いかけに、シロコが普段のぼうっとした表情とは打って変わった厳しい眼差しで空を見上げる。
その先には、まるで真夏の積乱雲のような黒い雲が、時折稲妻を光らせながら沸き起こっていた。

「ーー確かに凄い雲デスけど、夕立は普通にある事じゃないんデスか？」
「……砂漠じゃ違うのよ。そして砂漠で雨が降った日には、下手したら鉄砲水みたいな状態になるの」

フィーナに応えるセリカの声も、何処か緊張の孕んだ固いものだった。
しかし、それ以上にザワついていたのはーー窮奇組の男達。

「おい…まさかあいつぁ…」
「あぁ、間違いねぇ…お嬢の『蛇』だ」

[43 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/05(日) 13:15:30]

ーーその言葉に、何か嫌な予感がして…シズコはリーダー格の男に食って掛かるように走り寄った。

「ねぇ！？アンタ達の言うお嬢ってミズチの事でしょ！？アレは何なの！？一体ミズチに何が起こったの！？」

「……俺達も詳しい事は分からねぇ。だが、小さい頃のお嬢はたまに『ああいう事』になってたんだよ」

ああいう事ってーーそれを聞く前に、慌てたようなアヤネからの通信が響き渡った。

『ーー皆さん無事ですか！？先程から通信が乱れて繋がらなくて…』

「こっちは全員無事だよ〜…それよりもアヤネちゃん、状況の説明お願い」

『は、はい…窮奇組リーダーと戦闘中だったミズチさんのバイタルが乱れたと思ったら、凄まじいエネルギー反応に包まれて…そうしたら、水で出来た蛇のような怪物か現れてーー」

「フィーナ！！ウミカ！！行くわよ！！」

「ハイっ！！」「了解です社長！！」

それを聞いた瞬間、シズコは最後まで聞かずに百夜堂のメンバー達と共にその方向目掛けて走っていく。

『あっ！？シズコさん！？まだ状況が不明ですから危険です！！』

「大丈夫だよアヤネちゃん…こっちからも、確認出来たから」

ホシノの視線の方を見れば、そこには天に向かって鎌首をもたげ、まるで洪水の激流のような咆哮を上げる水の蛇が見えた。

「……まさか、こんな所まで似てるなんてねーーこれもお前の仕業か…黒服…！！」

殺気の籠もった声を漏らしながら、ホシノは砂を蹴って先を急いだ。

dice1d100=13 (13) -20(距離補正)

(合計100でミズチの場所まで到達)

[44 二次元好きの匿名さん 23/11/05(日) 18:46:52]

保守

[45 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/06(月) 03:13:58]

続き中々書けなくて申し訳ありません…。

[46 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/06(月) 11:18:00]

「ーーすてないで」

「ーーみすてないで」

幼き日の懇願と共に、激流が、水塊が、水の鞭が、水の刃が殺到する。

「ぐ、オオオオッ！！」

大哥は直撃を避けて掻い潜りながら、隙を見てはロングバレルのハンドガンの弾を矢継ぎ早に打ち込む。

狙うはミズチの頭、もしくは顎先ーーそれで気絶し、ヘイローが消えれば、あの忌々しい蛇は引っ込む。

しかし、その全てが分厚い水の盾によって防がれていた。

「あの頃より知恵付けやがってるっスねクソが！！」

舌打ちしながらも、矢継ぎ早にリロードし、今度は体に向けて集中砲火を浴びせ、水が薄くなった所を狙い撃った。

「いっしょにいて」

「…っ…とっとと目ぇ覚ますっスよ！！ミズチィ！！」

大哥　dice1d100=68 (68)

ヤマタノオロチ　dice1d100=43 (43) +30(神秘補正)

ミズチ　dice1d100=2 (2) -51(浸食補正)

(オロチを上回ると意識を取り戻す、出目50以上で浸食率減少)

(採掘場組)

「近付けば近付くほど、雨の勢いが…！！」

「うわわっ、砂が重い…」

『足元に気を付けて下さい！！場所によっては底なし沼状になって危険です！！』

「…っああもうっ！！こっちはは急いでるってのに！！アヤネ！！ナビお願い！！」

『は、はいっ！！』

dice1d100=1 (1) -2

(合計100で到達)

[47 二次元好きの匿名さん 23/11/06(月) 11:21:52]

こんなハッピーエンドに向きそうなダイスだけ的確に腐ることある？？？

[48 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/06(月) 19:36:51]

顎を狙った弾丸は、ミズチへと到達する前にーーミズチ自身の手で止められた。

しかし、そこに彼女の意思は無い…それは、水の蛇にミズチの体が操られているという証拠だった。

「こンのクソ蛇がぁっ！！」

大哥が怒りの叫びを上げるが、ミズチは未だに目覚めず、水の蛇が更なる叫びを上げるのみ。

空から降る雨は激しさを増し、水の蛇に力を与えるーー事態は、ジリ貧のまま膠着状態に陥り始めていた。

大哥　dice1d100=29 (29)

ヤマタノオロチ　dice1d100=80 (80) +30(神秘補正)

ミズチ　dice1d100=56 (56) -50(浸食補正)

(オロチを上回ると意識を取り戻す、出目50以上で浸食率減少)

[49 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/06(月) 19:37:12]

(アビドス組)

「皆！！上に上がって！！」

目の前にある砂丘に駆け上がりながら、セリカが皆に向かって叫ぶ。

戸惑いながらも、その必死さに後に続くーーその理由はすぐに分かった。

「うわわわわ！？あっと言う間に水が！？」

「 こ、これが噂に聞く砂漠の川…！！」

呑み込まれるほどでは無いが、ぼんやりしていたら間違いなく足を取られていたであろう勢いで、水が流れ出していた。

「ん、迂回しよう。こっちのルートなら通れる」

シロコの案内で先を急ぐーーしかし、アビドス生や窮奇組以外の砂漠に慣れていない面々のフォローでその進みはどうしても遅くなる。

「…………」

そんな中、ホシノは1人厳しい視線の先に水の蛇を見据えながら、何かを思案していた。

dice1d100=61 (61) -1

(合計100で到達)

(ホシノの？？？)

dice1d100=98 (98)

(50以上で…？)

[50 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/07(火) 05:37:02]

続きは日中に…。

[51 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/07(火) 12:01:00]

(アビドス組)

「…ホシノ先輩？どうしたの？」

先を急ごうと迂回路に進路を取った中で1人ホシノは立ち止まり、皆に向かってにへら、と笑った。

「シロコちゃん、皆、先に謝っとくね〜…おじさん、これからちょっと無茶するかも〜」

「…先輩？」

「ーー窮奇組と百夜堂の皆も心配しないでね〜。手遅れになんか絶対させないからさ〜」

「ちょ、ちょっと何言ってーー」

「おいおい嬢ちゃん、まさか…？」

そう言って背を向けると、ホシノは水の蛇の見える方角へと最短距離で地を蹴った。

「ーーアヤネちゃん。皆のナビ、お願いね〜」

『ま、待って下さいホシノ先輩！！1人でまた無茶はーー！！』

「うん、『前みたいな事』は絶対しないからさ〜…だから、なるべく急いで追いかけて来てね』

そう言うと、ホシノは飛び石のように砂丘から砂丘へと飛び移るように走り去りーーあっと言う間に見えなくなった。

「待っーーああもうあの人ったら！！また1人で勝手に無茶するんだから！！」

「……うーん、セリカちゃんは人の事言えないような〜…」

「あ、あの時の事は悪かったってば！！と、とにかく急ぎましょ！！」

「ええ！！うちの従業員の不始末をお客さんに任せるなんて、百夜堂の名折れだもの！！」

(ホシノ、単独で現場に急行)

dice1d100=68 (68) +60

(合計100で現場に到達)

[52 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/07(火) 16:06:33]

ーー巨大な水の鞭がとうとう大哥を真芯で捉え、彼の体は数十メートルもの距離を鞠のように跳ね飛ばされた。

「ーーガハァ！？……ぐぅっ…キツイッスねぇ…」

ただでさえ長年の放浪と無支援のために傷んだ体はほぼ限界を迎えていたが、それでも血反吐を吐くかのように、全力を振り絞って立ち上がる。

「た、大哥…ぅ…」

その瞬間、ミズチがそれまでとは明らかに違う声色で、声を上げたーーその瞳には、明らかな理性の光が見える。
ミズチがあの水の蛇の影響下から、抜け出そうと足掻いているのだ。

「ーー！！…今行くっスから、もうちょい我慢っスよ…！！」

それを見て、大哥の四肢に再び力が宿るーー駆け寄りながら、再び銃を構えてーー、

「ーーーーあの時、置いていったのに？」
「……っ！？」

それは、水の蛇に操られた言葉だったのか、それとも、夢現な『今』のミズチと『あの頃』のミズチの意識が混ざり合った故の言葉だったのかは分からない。
しかし、厳然たる事実はーー大哥が、その言葉に動きを止めた…止めてしまったという事だけ。
その彼目掛けて、3本の蛇の頭が大きく口を開き、一斉に水の刃を吐く。

「ああ…畜生ーー」

大哥は力無く呟く事しか出来ず、刃に貫かれ、切り裂かれーー、

[53 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/07(火) 16:06:49]

「あああああああああッッッッ！！」

ーーようとした瞬間、飛び込んで来た影が立ち塞がり、水の刃の全てを構えた盾で受け止めた。

「ふぃ〜…間一髪だったね〜」

「アンタは…アビドスのーー」

超常の激流を受け止めたとは思えない、緩い声と小柄な体躯ーーそれは、自分達窮奇組が採掘場を占拠してから幾度も対峙した少女だった。

小鳥遊ホシノーー現着。

(ミズチの浸食度)

51-dice1d100=66 (66)

(数値が高いほど判定に補正)

[54 二次元好きの匿名さん 23/11/08(水) 00:21:51]

保守

[55 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/08(水) 09:19:01]

続きは日中に……。

[56 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/08(水) 12:26:54]

「うへ〜、ミズチちゃんったら随分とおめかししちゃったね〜…こりゃちょっとおじさんも本腰入れないとかな〜？」

新たな脅威を認識した水の蛇の咆哮を受けても尚、ホシノはいつものように自然体で構えていた。
一撃食らっただけでも自分をこうまでボロボロにした攻撃…それを全て受けきっても、精々髪と服が濡れただけで、その身には1つの掠り傷も無い。

ーー噂には聞いていた。各学園には、常軌を逸した実力を持つ生徒達がいると。
これが、その一角…これがーー、

「ーー小鳥遊、ホシノっスか…」
「うん、そうだよ〜…そっちは確か大哥だっけ？こうして話すのは始めてだね〜」

にへら、と笑ったのは一瞬ーー彼女の目は背筋が凍るような冷たさとなった。

「ーーところで…いつまでそうしてるつもり？立ちなよ。『この程度』なら、まだ止められる…でも、ちんたらしてたら間に合わなくなる。
そして、今この場にいるのは私達だけなんだよ？」
「ーーあの子を置いていった…見捨てた自分に、そんな資格はーー」

だが、大哥はその言葉にも俯いたまま力無く応えた。
先程のミズチの言葉は、彼の中にある何かの『芯』をどうしようもなく圧し折ってしまっていた。

[57 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/08(水) 12:27:43]

ーー次の瞬間、大哥は襟首を掴まれて強引に引き起こされる。
額を擦りそうな距離で、激情に染まった緋と蒼のヘテロクロミアが彼を射抜いた。

「ーーーーだから、何だ」
「だからって、手を伸ばさずに諦めるのか？」
「お前はまだ生きてるじゃないか！！ミズチちゃんは生きてるじゃないか！！すぐそこに！！手の届く所にいるじゃないか！！」

「ーーーーまだ……間に合うじゃないか……ッ！！」

悔恨、赫怒、悲哀、羨望ーーまるで血を吐くかのような絶叫には、坩堝のような激情が込められていた。
その理由を、大哥は知らないーーだが、手足に力が戻っていくような熱量があった。

[58 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/08(水) 12:28:32]

しかし、それは水の蛇による咆哮によって終わったーー突然の闖入者を見定めていた水の蛇は、彼女も倒すべき敵と認識したらしい。

「ーーやる気が無いなら下がってなよ、邪魔だからさ。

ミズチちゃんとの約束だからね…巻き込まれて勝手に死なれちゃ困るから」

ホシノは大哥を離すと、背を向けて水の蛇と対峙すべく歩き始める。

ーーだが、砂を踏みしめる音と共に、その背後に立つ気配がした。

少しだけ口の端を緩めながら、振り向くこと無くいつものように緩く言葉を紡ぐ。

「ーー足手纏いになるのは止めてね〜？」

「ま、ご期待には沿えるようには頑張るっスよーー文字通りの窮奇の足掻き、ご覧あれっス」

「期待してるよ〜ーーんじゃ、始めよっか」

「ウッス、仰せのままにーー大姐(あねさん)」

(戦闘開始！！)

ホシノ＆大哥　dice1d100=22 (22) +100(暁のホルス補正)

ヤマタノオロチ　dice1d100=9 (9)

ミズチ　dice1d100=12 (12)

[59 二次元好きの匿名さん 23/11/08(水) 12:30:03]

オロチは暁のホル……見せられてビビりでもしたの？？？

[60 二次元好きの匿名さん 23/11/08(水) 13:29:25]

製作者直々(CM前のアバン)にホルスには劣るって言われてるし、ましてやテンションMAXだし…

[61 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/08(水) 19:54:28]

水の蛇が、たじろぐように身を捩るーー見れば、先程まで降り注いでいた雨が止み始めていた。

風が吹くーー先程までのような湿ったものではなく、天空から吹き荒ぶかのような、砂漠の風が。

日が昇るーー鉛色の雲間から覗く緋色と蒼から降り注ぐ、砂漠の灼熱が。

畏れ見よーー暁のホルス、ここに在り。

「んじゃ、『防御』お願いね〜」

それらを背に受けて、ホシノは盾を構えながら一気に踏み込んだ。

迎え討たんと放たれた数多の水の凶器達を、時に掻い潜り、時にショットガンで迎撃し、時に本来は防御用である筈の盾で殴って撃ち落とす。

ならば、と水の蛇は水の槍を分裂させ、盾を掻い潜る軌道で押し包み、刺し貫こうとする。

だが、まるでマシンガンのような連射がその全てを叩き落とした。

「ーー流石にナメ過ぎっスよクソ蛇。昔テメェをブチのめしてたのは誰だと思ってんスか？」

大哥の援護を受けながら、ホシノは手が届く程にミズチへと接近する。

「全くもう…家族揃って人様の土地で大暴れしてくれちゃって〜…」

ーー容赦なく、その土手っ腹目掛けてショットガンの銃口を押し当てーー、

「人の事あんまり言えないけどさ〜…さっさと起きなよ、寝坊助ちゃん！！」

一切の躊躇も無く、引き金を引いた。

ミズチの覚醒度

dice1d100=4 (4) +30(腹パン(銃声)補正)

(高いほど意識がハッキリとする)

[62 二次元好きの匿名さん 23/11/09(木) 02:05:53]

腐り気味じゃのう…目ぇ覚ますまで叩っこむ他ないねぇ

[63 二次元好きの匿名さん 23/11/09(木) 05:27:13]

ほ

[64 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/09(木) 11:44:55]

自分は、覚めない夢の中を、どこまでも、どこまでも走っていたっス。

おいていかないでーー。

いっしょにいてーー。

そう言っても、幼い自分の足では追いつけなくて、それでも必死に足を動かしてーー。

そうしている内に、急に肩をトントンと叩かれた気がして自分は振り向いたんスけど……そこにはイイ笑顔でバチグソにブチ切れたシズコちゃんがいたっス。

ーーえ？何でこんな所に…？

「いい加減ーー目ぇ覚ましなさい！！」

自分の疑問に対して応える事無く、シズコちゃんはーー自分の土手っ腹目掛けて腹パンカマして来たっス。

ーーゲボハァ！？

余りの衝撃に『目を覚ます』と、眼の前にはシズコちゃんではなく、ショットガンの銃口を自分の腹に押し付けたホシノちゃんがいたっス。

んが…！？何！？何してんスか！？…と、混乱して回らない頭のまみ叫ぼうと思ったんスけど、何故か自分の周りが水に包まれてたせいで、自分の口からは泡しか出て来なかったっス。

ゴボゴボガババババ！？

「あれ〜？ちょっとショックが足りなかったかな〜？ーーんじゃも一発行くよ〜！！」

ガバー！？

ミズチの覚醒度

dice1d100=93 (93) +60(腹パンおかわり補正)

[65 二次元好きの匿名さん 23/11/09(木) 11:53:48]

腹パンというか……腹バン……？

[66 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/09(木) 20:03:09]

ーーゲボハァ！？目ぇ覚めたっス！！覚めたっスから！！もう止めて欲しいっス！！

自分は銃撃の勢いに負けて取っ払われた水から、何とか顔出してホシノちゃんに叫んだっス。

だってこのショットガンの弾、何だか物凄ぇ芯に響くんでさっきから胃の中全部戻りそうになるんスもん！！

「あ、ごめ〜んーー所でミズチちゃん、その蛇引っ込められそう？」

ーーえ？蛇？何スかソレ？

そもそもこの水は一体ーーと、ホシノちゃんの視線に釣られて後ろを向くとーー、

ーーキシャァァァァッッッッ！！

おわぁぁぁぁ！？

(ミズチはヤマタノオロチの存在を？)

dice1d4=1 (1)

1.何スかそれ…知らないっスよこんなの…怖…(全く知らない)

2.最近出ねぇと思ったらとうとう出てきやがったっスね！？(覚えてる)

3.何か何処かで見たことある…ような…？(記憶の奥底に眠っている)

4.コラッ！！何勝手に出てきてんスかヤマちゃん！！メッ！！スよメッ！！(夢の中で仲良くなってた)

[67 二次元好きの匿名さん 23/11/10(金) 03:30:08]

【悲報】本人把握すらしてねえ

[68 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/10(金) 08:17:42]

どわーーーーっ！？何スかコレ！？何スかコレ！？
しかも自分のヘイローから生えてるっス怖っ！？

「……もしかして、コントロールどころか存在すら知らなかった感じ？」
「あー…確かに考えてみりゃ、小さい頃コイツ出て来た時は大概意識無かったっスからねぇ…でっかくなってから出て来て無かったら覚えてないのも無理無いかもっス…」
「ええ〜…」

もしかして大哥コレ知ってたんスか！？ならどうにかして下さいっス！！
うわしかもコイツ暴れる度に体やら意識やら持って行かれそうになるんスけど！？

「落ち着くっスよミズチ！！ソイツは取り敢えずお前が気絶してヘイローが消えれば引っ込むっス！！」

あ、そうなんスかそれなら安心……ってちょい待つっス。するってぇと……、

「うん、取り敢えずミズチちゃんをこれからボコボコにしなきゃだね〜…」
「ちょっと…いやかなり痛いとは思うっスけど、我慢するっスよ」

ヤダーーーーーー！！あの体の芯までズドンと来るホシノちゃんのショットガンと、大哥のロングバレルの火力を死ぬほど受けなきゃならないって事じゃないっスか！！
こうなったらその前に自分で自分をブン殴るか、首絞めて自らーー！！

ーーキシャァァァァ！？

ぬおっ！？そう思った瞬間また水の塊が腕に絡みついてこっちを止めて来たっス！！しかも力強っ！？ちょっとしか動けないんスけど！？

「ーーおじさんとしてはその激流みたいな中でちょっとでも動けるのが信じられないんだけど…」
「……昔から思ってたっスけど、何なんスかその馬鹿みたいなフィジカル…どれだけあの頃の自分らが苦労したとーー」

呑気に言ってないで助けてーーーー！？

[69 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/10(金) 13:13:24]

ーーそんな問答繰り返してる内に、また水の蛇が自分を水の塊で包みこんで来たッス。

ゴボゴボガババババ！？

不思議と息出来るし苦しくは無いんスけど声が出ないッス畜生！！

「ーーミズチ！！」「アネゴ！！」「ミズチさん！！」
「ホシノ先輩！！」「先輩！！」「ん、ミズチも無事見たい」『で、でもあの蛇は健在です！！皆さん注意を！！』
「大哥ご無事で！？」「お嬢！！」
「ミズチさん！！」「料理人さーん！！」「うわ何あのでっかい蛇！？」「うーん…水で出来てるから食いでが無いのは残念ですね〜…」

そうこうしてる内に、皆が駆け付けて来てくれたっス！！ーーうぅ…やっぱり持つべきは友達っス。

「皆！！詳しい事は省くけどかくかくしかじかで…」
「かくかくうまうまね…つまり簡単に言えばーー」
「お嬢をブン殴れば取り敢えずこの場は解決って事ですな…」
「ん、なら話は早いーーミズチをボコボコにする」

でも、ホシノちゃんの説明を聞いた瞬間ーー皆は何の躊躇いも無くこっちに向かってそれぞれの得物を構えたっス……ちょちょちょちょっと！？

[70 二次元好きの匿名さん 23/11/10(金) 13:14:26]

さすがキヴォトス人
ためらいがない

[71 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/10(金) 16:03:07]

このままだと皆からフルボッコに…！？
自分は必死に身じろぎして、どうにか顔だけ水から出して叫んだっス。

ーーブハァ！！ちょっと待つっス！！こういう時はお前を撃つなんてーーっとか言って躊躇う場面じゃないんスか！？
ねぇ、百夜堂の皆！！

「いや、だってそれ以外に解決方法無いみたいだし…それに、普段の貴女のやらかしとかの鬱憤やら何やら晴らせるいい機会だし…」
「こういうシチュエーションも映画には在りがちデスし…」
「シフトの肩代わりとか残業の恨みを晴らせるいい機会ですし…」

シズコちゃんもウミカちゃんもどんだけ不満抱えてたんスか！？フィーナちゃんに至ってはシチュエーションに関する事しか言ってないの酷くないっスか！？
だ、だったらアビドスの皆はーー！？

「まぁ、百夜堂の店主さんの言う通りそれが一番てっとり早いし…こちとら身入りのいいバイト先をブッ壊されたり、いきなりの雨で服やらスクールバッグ濡らされたし…」
「ん、ここら辺は結構気に入ってたサイクリングのコースだったのに、季節外れの雨でコースが変わっちゃった…その恨みは晴らす」
『ーー折角買ったドローンと双眼鏡…』
「うへ〜、不可抗力とは言え、嵩んだ経費やら街の人達に迷惑かけちゃったお代という事で〜」
「な、なるべく優しくしますから…」

ぐへぇ…グウの音も出ねぇっス…ノノミちゃんだけは優しいっスけど、結局やるんスね…。

[72 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/10(金) 16:04:57]

そ、それなら窮奇組！！窮奇組の皆はどうなんスか！？ホラホラ久々の皆のお嬢っスよ！？

「んじゃ、そういう事ッス、お前らいくっスよー」

「いやー懐かしいですなぁ大哥、あの頃はこんな感じで必死にお嬢を抑え込んでましたなぁ」

「そうそう何度死ぬかと思った事やら…」

「こりゃ良い土産話になるってもんだ…お嬢ー、ちょっと我慢しててくれやー！！」

ああああダメっス！？皆基本大哥に絶対服從な上に、これをこの後昔話の肴にする気満々っス！！

な、なら最後の望みを賭けて美食研究会の皆！！

「皆さん！！ここを乗り切れば、百夜堂の料理と柴関のラーメンは眼の前です！！全力で行きますわよ！！」

「よーし、出し惜しみ無く行こーう！！」

「死にかけたんだから、せめて美味しいご飯だけは譲れないんだから！！」

「うふふ、どっちも食べた事が無いですから、食も進みそうですね」

「……あなたに恨みは無いけど、私は一刻も早くこの場から逃れたいの…そのためには、手間暇かけるのが主義だけど時短も止むなしよ！！」

ーー駄目だコイツら飯の事しか考えてねぇっス！！

しかも最後の見た所常識人っぽい子もメンタルシズコちゃんな匂いがするっスから余計に駄目っス！！

チクショー！！こうなったらーー！！

dice1d4=2 (2)

1.ええいクソ度胸っス！！なんぼでも撃ち込んで来いやァッス！！

2.蜂の巣になる前にまずはこの水から脱出っス！！ふんぬぐぐぐぐ…！！

3.こうなったら唸れ自分の神秘パワー！！この場で謎の力に目覚めてこの蛇引っ込めるっス！！

4.こうなりゃヤケっス！！自分から出てるんスから大人しくしろやっスコラァァァァ！！(物理)

ーーグギャ！！？？

ミズチ　dice1d100=84 (84)

オロチ　dice1d100=70 (70) -30(ミズチやけっぱち補正)

[73 二次元好きの匿名さん 23/11/10(金) 16:15:52]

哀れミズチ……

[74 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/10(金) 20:08:01]

うごごごご…！！

ーーキ、キシャ……ガァァァァ！？

「ーーウッソでしょ…？あの蛇の水流、見ただけでもヤバいって分かるのに拮抗してるどころか勝ってない…？」

「……ねぇ、シズコちゃん…ミズチちゃんって本当に人間？実はゴリ…妖怪だったりしない〜…？」

「……私も自信無くなってきたわ」

「流石はアネゴデス！！」

「ん、重機として一家に1台欲しいレベル」

「……大哥、確かさっきお嬢にタックル喰らったそうですが…よく無事でしたな…」

「ええ…自分の体が真っ二つになってないのが奇跡に思えて来たっスよ…」

ーー外野ァ！！さっきからうるせぇっスよ全部聞こえてるっスからね！？

特にホシノちゃん後で覚えとくっスよ！！

この怒りも力に変えて……！！ウォラッシャアアアアッッッッス！！

ーーガ、ガァァァァ！！？？

そして一進一退の壮絶な綱引きの末、盛大な水音を立てて、とうとう自分の体は水の塊から抜け出す事に成功したっス！！

dice1d4=1 (1)

1.ーー今っス皆ァ！！今の内に自分じゃなくてヘイローに繋がってる蛇の尾っぽ狙うっスよ！！

2.皆からやられるくらいならいっそ自分自身の手で気絶してやるっス！！自分の顔に顔面パンチっス！！

3.地面に落ちてた『花火』を拾って、蛇に向かってフルバーストしてやるっス！！

4.テメェコラァァァァ！！いい加減にするっスよクソ蛇ァ！！テメェなんかとっ捕まえてブン投げてやるっスよオラァ！！

[75 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/10(金) 22:47:20]

「えっ！？根拠は！？」

シズコちゃんが理由問い掛けて来たんで、サムズアップしながら自分は自信満々に応えたっス。

ーー勘っス！！こういうのは根本千切れば大概何とかなる気がするんで！！

(それに対する皆の反応)

dice1d100=47 (47)

(100に近いと信じてくれる、0に近いと蜂の巣にしてくる)

(実際に何とかなる確率)

dice1d100=37 (37)

(100に近いほど蛇の尾を攻撃すると補正、0だとただ単に死ぬほど痛いだけ)

[76 二次元好きの匿名さん 23/11/11(土) 09:38:45]

……まあハチの巣にならんだけマシじゃない？

[77 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/11(土) 09:52:16]

「………」

…あ、あれ？何か皆微妙な反応ッスね…ゴミみるような目で見るか、生暖かい目で半笑いになってるっス。

「………んじゃ、話半分に聞いといてそっちも狙いつつ後は手筈通りでお願いね〜」

『はーい』

「……そんなに頭悪くないのに、何であぁアホっぽいんスかねぇ…」

「……まぁ、お嬢ですからな」

「そんな訳だから、悪いわねミズチーーなるべく苦しまないように仕留めてあげるから」

いやシズコちゃんそれガチで殺る時の台詞…ぬわーっ！？

(ミズチの耐久度)

dice1d100=26 (26) -10(蛇の尾の痛み補正)

(高いほど長く苦しむ、低いほど楽に気絶出来る)

(全員の火力)

dice1d100=59 (59)

(高いほど楽に気絶させられる、低いほど長く苦しむ)

(オロチの抵抗度)

dice1d100=53 (53)

(高いほどミズチの耐久度に補正)

[78 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/11(土) 18:11:06]

ーーぎゃああああ！？痛いっス痛いっス痛いっスってば！！

しかも蛇の尾のに当たる度に頭皮ごと髪の毛引っ張られるのをウン百倍にしたレベルでクソ痛いっス！！

全然どうにかなってないじゃないスか自分のバカ！！

「……あんな当てずっぽうで適当フかすからそんな事になるのよ」

「悪いとは思うけどさ〜、経験者による有効な手がある以上、そっちを優先するのは仕方ないよね〜」

うるせーっスよ畜生め！！だからって黙ってフルボッコにされるのなんか嫌に決まってるじゃないっスか！！

「……同情はしてあげるわ。皆ー、まだ叫ぶ元気があるみたいだしもうちょい気張るわよー」

『おーっ！！』

鬼！！悪魔！！カンナ！！もういっそ◯せっスよォ！！

ーーギャオォ…。

テメェのせいでこうなってるんスよこのクソ蛇！！気の毒そうな顔で水の触手で馴れ馴れしく肩叩くなっス！！

(全員の攻撃力)

dice1d100=32 (32)

(ミズチの耐久度)

dice1d100=33 (33) -43

(オロチの攻撃力)

dice1d100=81 (81)

(全員の攻撃力を上回るとミズチの耐久が回復)

[79 二次元好きの匿名さん 23/11/11(土) 18:25:56]

ダイス神、ミズチ虐めが好きすぎる

[80 二次元好きの匿名さん 23/11/12(日) 06:08:48]

保守

[81 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/12(日) 08:26:24]

のわーっ！？
迫る弾幕を飛び退いて避けると、下手人のホシノちゃんとシロコちゃんが抗議の声を上げたっス。

「うへ〜、ちょっと避けないで欲しいんだけどミズチちゃ〜ん？」
「ん、覚悟を決めるべき」

やなこったっス！！ソレにそもそも余りにも痛過ぎるせいで反射で体動いちゃうんスよ！！

「ならバ、押し包んでしまいまショウ！！」
「 合点承知！！」「観念しなせぇお嬢！！」

ぐぐぐ…包囲網が狭まって…ならこっちにーー！！
と、手薄な場所を狙って後退しようと足を踏み出した瞬間ーー、

「ーー掛かりましたわね」
アバー！？

ハルナちゃんの言葉と共に、自分は足元からの爆発によって宙を舞っていたっス。
いつの間にC4なんざ仕掛けてたんスかこのテロリストども！！

「ふっ…愚問ですね…美食への一歩は、入念な下拵えからなのですわ！！」

やかましいわァ！！
そんなツッコミ入れる間に宙を舞った自分は、再びボテッ、と包囲網の中央付近に押し戻されて……あ、詰んだっスわコレ。

とうとう悪足掻きする気も起きずに、もうどうにでもな〜れ、って思ってたらーー、

[82 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/12(日) 08:26:43]

ーーガァァァァ！！

自分を守るようにとぐろを巻きながら飛び込んで来た蛇の頭が、皆の弾幕を防いだっス。

そしてニヤリ、と笑いながら触手の先を器用に変形させて「👍」ってして来たっス。

ーークソ蛇…いや、蛇さん達…。

dice1d4=1 (1)

1.……いや元々テメェが原因なのに何仲間ヅラしてんスかオラァァァァン！？(補正-50)

2.いや、まぁ守ってくれるのはありがたいんスけど…この状況だと自分の苦しみが長引くだけっスよね？(補正-20)

3.やだ…この蛇イケメンに見えて来たっス(トゥンク…(補正+20)

4.……あぁそうっスか…ずっと、ずっと自分を守ってくれてたんスね…(補正+50)

(好感度ダイス)(左:オロチ→ミズチ右:ミズチ→オロチ+↑補正)

dice2d100=66 57 (123)

[83 二次元好きの匿名さん 23/11/12(日) 08:37:43]

そ ら そ う よ

[84 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/12(日) 17:30:22]

馴れ馴れしくしてんのが更に腹立つんスよこのクソ蛇ィ！！

もー頭来たっス！！人にやられる位なら、コイツブン殴って自分からケジメつけてやるっスよ！！

自分はバチバチと全身を撃つ弾幕に耐えながら、花火を手にすると、蛇目掛けて構えてーー引き金を引いたっス。

(ミズチの攻撃力)

dice1d100=60 (60)

(オロチの耐久度)

dice1d100=89 (89)

(ミズチが上回るとオロチが引っ込む)

(皆の攻撃力)

38-dice1d100=47 (47)

(ミズチの攻撃力を上回り、0以下になるとミズチが気絶)

[85 二次元好きの匿名さん 23/11/12(日) 19:34:19]

クソ耐久してんなこのオロチ……

[86 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/12(日) 23:44:37]

ーーこ　　　ろ　　　し　　　て

いたいのにきぜつできないっす。

いいかんじのクリーンヒットがくるたびに、あのくそへびがかばってくるっす。

しかもあのやろうこっちのけがをなおしてくるっす。

いきじごくってこんなかんじなんすねあははは…。

「み、ミズチ！！もう少し！！もう少しだから！！」

「も、もう見てられないんだけど…」

「……うん、ミズチちゃんごめん、マジでごめん。これ終わったらおじさんが美味しいもの奢ってあげるからさ〜…」

「ーー罪悪感でこの後の食事が美味しくなくなりそうなのは始めてですね…」

「それよりも私はグロくて食欲無くなりそうなんだけど…」

みんなのやさしいことばだけがすくいっす。

………まぁ、そのみんなにこれからぼこぼこにされるんすけどねはははは…。

もうちからでなくて、じぶんでなんとかももうできないっす…じぶんがなにしたってんすか…。

(皆の攻撃力)

dice1d100=15 (15)

(オロチの耐久度)

dice1d100=26 (26)

(ミズチの耐久度)

dice1d100=77 (77)

[87 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/13(月) 07:30:13]

ーーミズチはその後暫くボコボコにされ続けた。

気絶しかけては治されを繰り返し、生き地獄が続くので…その内、考えるのを止めた。

(気絶するまでに掛かった時間)

dice1d60=4 (4)

(アビドス及び採掘場の被害度)

dice1d100=40 (40)

(高いほど復興に時間が掛かる)

(オロチの活性度)

dice1d100=64 (64) -30(フルボッコ補正)

(高いほど今後もたまに出てくる)

[88 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/13(月) 09:55:39]

ーーハッ！？知らない天井っス…！！

見た感じ病院っぽいっスけど…隣に目を向けると、布団に突っ伏して寝息を立てるシズコちゃんとフィーナちゃんが居たっス。

「ん〜…アッ！！委員長！！アネゴが！！」

「えっ…あっ！？目が覚めたのねミズチ！！」

身じろぎをした時に目を覚ましたのか、目を擦りながら2人は飛び起きて、こっちに思いっきり抱きついて来たっス。

「大丈夫？まだ痛む所とか、意識が飛びそうとか、変なのが出てきそうな雰囲気とかあったりしない…？」

へーー？一体どう、いう……、

(ミズチのダメージ度)

dice1d100=28 (28) +30(フルボッコ補正)

(最大値99、高いほどミイラ状態)

(ミズチのトラウマ度)

dice1d100=1 (1) +40(フルボッコ＆無限地獄補正)

(100に近いほどトラウマになる)

[89 二次元好きの匿名さん 23/11/13(月) 10:01:55]

本当にメンタル強いなミズチ……

[90 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/13(月) 15:08:04]

あー…思い出して来たっス…確かにあちこち包帯やらガーゼやら湿布やらでミイラ状態っスね…。

全く動けない訳じゃないっスし、あのおろち…？とかいう蛇も、何か体の中でムズムズしてるような感覚あるっスけど、出てくる感じは無いみたいっスね。

ーーまー、フルボッコにされた上に無限地獄の苦しみも覚えてるっスけど、放っておいたらヤバかったからしゃーなしっスね…勿論、二度と！！絶対に！！ゴメンっスけどね！！

ちなみにシズコちゃん、自分どのくらい寝てたんスか？

「えっとーーあれからdice1d7=5 (5) 日くらい経ったわね。あの騒ぎだったし、暫くは屋台の事は心配しないでいいわよ、ゆっくり休みなさい」

「仕入れモようやく再開シタばかりデスから、心配ありまセン！！全部出揃うマデはもう暫く掛かりマスのデ！！」

うへーい、んじゃ、お言葉に甘えてちょいとゆっくりさせて貰いまっース。

(入院中に誰が見舞いに来るか？)

dice1d4=1 (1)

1.ホシノ

2.+アビドス組

3.+美食研究会

4.+大哥

[91 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/13(月) 20:43:19]

「やっほ〜ミズチちゃ〜ん、調子はどう〜？」

あ、どもっスホシノちゃん。

仕込みやら何やらがあるからと退席していった2人と入れ替わるように入って来たのは、ホシノちゃんだったっス。

お見舞いのフルーツーー美味しそうなナツメヤシだったっスーーを受け取りながら自分はーー、

dice1d4=3 (3)

1.……迷惑掛けちゃって、申し訳無いっスとまずいの一番に頭を下げたッス。

2.街とか採掘場の様子はどうっスか？と聞いたっス。

3.大哥…窮奇組の皆の処遇ってどうなったのかが気になったっス。

4.「……ねぇミズチちゃん、『黒服』、もしくは『ゲマトリア』って名前に聞き覚えってある？」自分が何か口を開く前に、真剣な表情でホシノちゃんが聞いて来たっス。

[92 二次元好きの匿名さん 23/11/13(月) 21:23:40]

ここで皆を気に掛けれるのが良い子だよ

[93 百夜堂バイト・ ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/14(火) 08:12:39]

「ん〜…まぁ、結果的に協力はしてくれたけど、やった事がやった事だし、流石に無罪放免って訳にはいかないよね〜」

……そりゃまぁ、悪どい会社の片棒担いで、街の財産を奪い取って占拠した訳っスからね。
もしかして、ヴァルキューレとか矯正局に…？
だとしたら、窮奇組はかなりの重犯罪組織扱いっスから、入院してる身じゃ会えなそうっスね…。

「いやいや、それが簡単にそういう訳にもいかなくなってさ〜…もしかしたら、お別れ自体しなくて済みそうなんだよね〜」

ーーへ？
自分の溜息が聞こえたのか、ホシノちゃんは少しだけ自分を励ますかのような調子で驚きの内容を告げて来たのだったっス。

[94 百夜堂バイト・ ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/14(火) 09:18:57]

(窮奇組)
「おーい、兄ちゃん達！！この資材の運搬頼まぁ！！」
『ーーウッス！！』

採掘場に、絶え間ない土木作業の槌音や機械音が木霊する。
その中で、アビドスの職人達の指示の下精力的に動いていたのはーー窮奇組の男達だった。

彼らは今、『原因不明の突然の豪雨』による『足場の崩落』の『復興支援要員』としてこの場で働いていた。
そんな中、漢服から作業着とヘルメットへと着替えた大哥が、アビドスの商工会の責任者と会話を交わしていた。

「ーーいや、申し訳無いっスね…街の人達に迷惑掛けたってのに、こんな事までさせて貰って」
「いや、構わねぇよ。今は猫の手も借りたい所だし…アビドスの子達やシャーレの先生の口利きもあったしな」
「えぇ…まさか、カイザーの奴らが自分らと契約書を交わさなかったのを逆手に取るとは思わなかったっス…大姐ーーホシノちゃんには、感謝しか無いっス」

ーーカイザーはアビドスの市街地を干上がらせるために窮奇組の男達を雇入れたが、その方法は正式な形では無い非合法なものだった。
つまり、公式には窮奇組の男達は、『突如採掘場を占拠したならず者集団』という立場だったのだ。

そこに起こったこの採掘場の崩落と、突然の豪雨という災害ーーホシノからの要請を受けた商工会は、シャーレの先生と共に一計を案じた。

[95 百夜堂バイト・ ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/14(火) 09:20:07]

事の顛末(カバーストーリー)はこうだーー。

『ーー長年の放浪から悪事に身をやつしていた窮奇組は、この災害による被害を受けて戦意を喪失し、投降』
『この採掘場の運営を任されているアビドス商工会はこれを了承、その仲介を連邦生徒会ーー引いてはその代行機関であるシャーレに依頼』
『シャーレの代表たる先生は、彼らの過去の罪を禊ぐための『労役』として『採掘場の復興支援』を提案し、アビドス商工会はこれを了承』
『期限は無期限ーー尚、労役の内容には作業間及び豪雨によって寸断された輸送ルート再構築までの間の現場及び作業員の護衛も含まれるものとする』

ーー見る人が見れば、屁理屈に屁理屈を重ねた噴飯ものの内容だ。
実際、事後に現れたカイザーの担当者…確か将軍(ジェネラル)と言ったか…は憤慨して報告書を地面に叩きつけたらしい。
しかし、キヴォトスにおいては契約というものは大きな意味を持つーー例え綱渡りで穴があろうとも、それが正式に結ばれたものならば、一定の効力を持つのも事実。
結果としてカイザーは小賢しい知恵を回した挙げ句に、揚げ足を取られて泣き寝入りする羽目になったのだった。

「ーー長年奴らに好き勝手にされてきた俺等としちゃ、あいつらの悔しがる樣を見られただけでも僥倖よ。しかも、タダ同然で働き手と護衛が手に入ったんだから、少しくらいの不満なんざ呑み込むなんて訳ねぇわな」

そう言って、商工会の会長は笑いながら、バンバンと愉快そうに大哥の背を力強く叩いた。

「さ、無駄口叩いてねぇで仕事だ仕事ーーまだまだ、アンタ等にはやってもらわなきゃならねぇ事が山積みなんだからよ？」
「ーーウッス！！」

大哥も、それに笑顔で頷きながら自らも作業をするために現場へと駆けていく。
まさか、自分達のような外道にこんな結末が待っているとは夢にも思わなかったが…、

「ま、悪い気はしないっスね」

[96 二次元好きの匿名さん 23/11/14(火) 09:24:00]

かなり目出度し

[97 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/14(火) 14:09:40]

「ーーそんな感じで、窮奇組の人達の処遇は纏まりそうだよ〜…ま、かなり綱渡りだったし、色々余罪もありそうだからこれからが大変なんだけどね〜」

ーーそっか…そっスか…うん…良かったっス…。

まさか、そんな風に解決してくれるなんて…ホシノちゃんにも、アビドスの人達にも、先生にも、本当に頭上がらないっスね。
改めて深々と頭を下げると、ホシノちゃんは少し恥ずかしそうに目を逸らしたっス。

「うへ〜、いいのいいの。おじさん達も市街地の人達も色々と手が足りなかったからね〜。都合の良い働き手兼護衛役が手に入って万々歳だよ〜」

ーーまぁ、大姐呼びは勘弁して欲しいけど…と、続いた言葉には思わず苦笑したっスけどね…義理堅いから、暫くは皆舎弟みたいに振る舞って絶対服從だと思うッスよ、と伝えたら、ホシノちゃんはうんざりしたような顔してたっス。

[98 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/14(火) 14:10:57]

そんな感じでひとしきり笑った後ーー不意に、ホシノちゃんが口を開いたっス。

「ーーそれに、約束だったからさ…ミズチちゃんとの」

その言葉に、思わず自分は固まったっスーー思い出すのは、作戦前夜のパトロールの終わり間際のあのやり取り。

ーーまさか、あんな約束を守るために…こんな無茶を…？

「うん…恥ずかしい話なんだけどさ…私にも居たんだ〜ーーどうしようも無かった自分を気にかけてくれた人が」

そう呟くホシノちゃんの目は、何とも言えない光を帯びていたっスーーそれだけで、『その人』がどうしているか、どうなったかなんて、聞くことが出来なかったっス。

「バカみたいな、ひねくれた酷い言葉を吐いてさ…それっきりーーそんな二の舞い、見たく無かったんだ〜」

ーーホシノちゃん…。

「ーー同情はしなくて良いよ…とにかく、そういう事〜。所詮はおじさんの我儘とこだわりだからさ〜

…そんな事よりーー」

そう言って、ホシノちゃんは自分に向かって手を差し出したっス。

「ーーこういうのも何かの縁だからさ〜…自分達、友達にならない？」

ーーそんな事ならいくらでも、喜んで。

自分は迷わずその手を取り、固く握手を交わしたのだったっス。

(互いの好感度)(左:ホシノ→ミズチ右:ミズチ→ホシノ)

40(シンパシー補正)+dice2d100=82 62 (144)

[99 二次元好きの匿名さん 23/11/14(火) 16:56:45]

これは親友

[100 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/14(火) 21:06:19]

ち、ちょっと小っ恥ずかしいっスね…あっつくなった頬を自覚しながら手を離そうとするとーー何故か、ホシノちゃんはイイ笑顔のまま離してくれなかったっス。
ーー？あの、ホシノちゃん…？

「うへ〜…そんなお友達になったミズチちゃんには、オトクな話があってね〜？」

え？お得な話？何か話が見えないんスけど…？

「今ならお友達キャンペーンという事で、アビドスの編入試験が免除になるんだけど……その勢いでミズチちゃんこのまま大哥さん達と一緒にここに居着いちゃわない〜？」

ーーハァッ！？

「見て分かるとは思うんだけど、おじさん達の学校って5人だけしか居ないからさ〜、入学希望の子はいつでも誰でも大歓迎なんだよね〜」

いや、希望してねぇっスよ！？
ま、まさかさっきのお友達宣言はこのためのーー！？

「ふっふっふ〜、引っ掛かったのが運の尽きだよ〜？
皆〜、新しい学友候補を逃すな〜」
『おー！！』

その言葉と共に、アビドスの子達が病室に雪崩込んで来たっス！！
ぬわーっ！？図ったっスねホシノちゃん！！

[101 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/14(火) 21:06:45]

「今なら毎日よしよしも付いて来ますよ〜★」
「ん、砂漠のサイクリングツアーと銀行強盗ツアーも付いてくる」
「ち、ちょっと！？2人共変な勧誘するのやめなさいよ！！」
「じゃあセリカちゃんならどんな条件を…？」
「え、えーっと…し、柴関のクーポン券とか…？」

やいのやいのやかましいっス！！そもそもそれ以前にまだ希望してないっスから！！確かにモラトリアム期間中ではあるっスけど！！

「うへ〜、よいではないかよいではないか〜」

あ〜れ〜…って言うと思ったっスかおバカ！！
断固拒否！！断固拒否っスからね！？

ーーその後、騒ぎを聞きつけた看護師さんからメッタクソに怒られたっス…おのれホシノちゃん…！！

[102 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/14(火) 21:07:22]

　
　
「ーーでも、一緒に肩を並べたいのは本当だからね、ミズチちゃん」
　
　

[103 二次元好きの匿名さん 23/11/14(火) 21:11:56]

よかった
皆仲良くが一番だからね

[104 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/15(水) 07:32:29]

ーー全くもう！！ホシノちゃんったら全くもうったら全くもうっスよ全く！！

そんなドタバタはあったっスがdice1d4=1 (1) 日後には怪我も治って、身体の中に残ってた蛇っぽいムズムズも収まったんで退院する事が出来たッス。

さて、余り無理はしないように言われてるんスけど、忙しそうにしてる人達がいる手前、宿泊先でゆっくり…なんて落ち着かないっスから、出張屋台の本番の日まで、何処かのお手伝いでもしようっスかね…？

dice1d4=4 (4)

1.自分は何と言っても百夜堂の店員っスから、シズコちゃん達の所へ行くっス！！

2.色々と迷惑掛けちゃったっスし、積もる話もあるんで…復興支援のお手伝いのついでに窮奇組の皆に会いに行くっス！！

3.ーーの前に、病院食ってどうにも物足りないんスよね…評判の柴関ラーメンでも食って腹ごしらえっス！！

4.ん…？何か頭やら何やらががムズムズして…へ、ヘーックショイっス！！

[105 二次元好きの匿名さん 23/11/15(水) 07:39:13]

回復が早すぎる
それはそれとして風邪でもひいたか……

[106 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/15(水) 08:14:54]

う゛ー…あくまで治ったのは身体だけっスからねぇ…もしかして風邪でも引いたっスかね…？

ーーチミャァ…。

…と思ったら、何か頭の上からか細い鳴き声みたいのが聞こえたっス。

ん…？何か虫とか動物でも留まったんスかね？

不思議に思って頭に手をやったら、冷たい感触が手に触れたっス。

おわっ！？驚いて手を引っ込めると、それを追い掛けて何かが目の前ににゅっ、と現れたっス。

ーーそれは、水道の蛇口から流れる水か湧き水のせせらぎのように弱々しい水流で出来た、何処か可愛らしい造形の蛇だったっス。

ーーうどわぁぁぁぁっ！？

自分が驚きの声を上げると、どうしたの？って感じで首を傾げるような動きをしてこっちを覗き込んで来たっス。

何で出て来てるんスかこのクソ蛇！？しかも何だかあざと可愛いのが腹立つっスね！！

dice1d4=2 (2)

1.こんにゃろ離れるっスよ！！有無を言わさずにソイツを掴んで思いっきり引っ張ったっス。

2.お、落ち着け…koolになるっスよ自分…まずは深呼吸してから鏡か何かで自分とコイツがどんな状況になってるのか確認するっスよ。

3.しかも一匹だけじゃなくて追加でdice1d7=1 (1) 匹もいるっス！？何気に増えてんじゃないっスよ！！

4.「クックックッ…随分と可愛らしくなりましたね…荒ぶる川の化身も、最強の神秘の前には型無しですか」ーーあん？背後からの声に振り向くと、そこには顔のあちこちをヒビ割らせたような造形の、スーツを着た影法師みたいなおっちゃんが立っていたっス。

[107 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/15(水) 12:26:18]

深呼吸して、手近な空き店舗の窓に自分を映してみるとーー、

ーーチミャー♪

……見間違いとか勘違いでも無く、自分のヘイローから生えてるっスねこの蛇…。

＜ママー、あのお姉ちゃん頭から蛇さん生えてるー。

＜シーッ！！見ちゃいけません！！

ーーテンプレな反応ありがとっスね通行人の親子の人！！

何スかこれ！？自分何時からこんなビックリドッキリ人間になったんスか！？

こ、このままじゃ目立つ事この上無いっス…！！ええい！！引っ込むっス！！引っ込むっスよこのクソ蛇！！ハウス！！

チミャッ！？

(ミニオロチの躾度)

dice1d100=66 (66)

(100に近いほど言う事を聞いてくれる、0に近いとフリーダム)

[108 二次元好きの匿名さん 23/11/15(水) 12:30:26]

大人しくはしてくれそうか
いやなんで？

[109 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/15(水) 20:09:53]

……チミャ…。

何だか不満半分寂しさ半分って感じで引っ込んでいったっスね…。

ちょっと罪悪感を覚えなくも無いっスけど、ともかく一応言う事は聞いてくれるみたいっス。

引っ込むモン引っ込んだらちょっと冷静になって来たっス…。

ーーコレ、明らかに大哥とバトってた時に出て来たアレっスよね？

アレが何なのかも全然分かんなかったっスけど、何でダウンサイジングした上に人懐っこくなってるのは更に分かんないっス。

流石にアレだけの規模の被害を出した存在を『取り敢えずコントロール出来るから問題無しっスね！！ヨシ！！』って訳にはいかないっスよねぇ…。

ただでさえこういうオカルト的なヤツってあんまり得意じゃないんスよねぇ…物理効かないっスし。

誰かに相談した方がいいかもしんないっスねぇ…。

(誰に相談する？)

dice1d4=2 (2)

1.先生

2.ホシノ

3.特異現象捜査部

4.キサキ

[110 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/15(水) 22:30:39]

取り敢えず、今回一番被害を受けたアビドス…尚且つあの蛇とファーストコンタクトを取ったホシノちゃんに相談するべきっスよね。

えーっと確かこの時間だったら、確かいつも生徒会室で居眠りしてるってシロコちゃん言ってたっスね…。

お邪魔しま〜っス、ホシノちゃんいるっスかー？

「むにゃ〜…いないよ〜…」

ヨシ！！居るっスね！！入るっスよ〜。

…おっと、生徒会室に他に人はーー、

(生徒会室には誰か居るか？)

dice1d5=1 (1)

1.アヤネ

2.+ノノミ

3.+シロコ

4.+アヤネ

5.ホシノ以外には居ない

[111 二次元好きの匿名さん 23/11/15(水) 22:33:08]

早速の出番だな友たち

[113 二次元好きの匿名さん 23/11/16(木) 08:04:43]

ノノミもいるのか
てっきりアヤネだけかと

[114 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/16(木) 08:25:42]

>>113

(素で間違えてましたごめんなさい)

[115 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/16(木) 08:32:56]

「あっ、ミズチさんいらっしゃいーー退院おめでとうございます」

あ、アヤネちゃんも居たんスね…わざわざ挨拶ありがとっス…ドローンと双眼鏡はごめんなさいっス、後で弁償しまスんで。

「あ、いえその別に…………お願いします」

ーーうん、滅茶苦茶葛藤してから頷いたっスね…。

物凄い切実な感じで涙出そうっス…。

ソレはさておきーーうーん、出来ればホシノちゃん1人にこっそり…と行きたい所だったんスけど。

…まぁ、本来なら秘密にしない方がいいモノな気がするっスし、アヤネちゃん1人くらいなら大丈夫…っスかねぇ…？

まぁ、ともかく今はホシノちゃんっスーーホシノちゃんホシノちゃーん、自分っス自分っス、ホシノちゃん愛しの友達のお出ましっスよー？

「むにゃ…うへ〜自分自分詐欺だ〜…騙される前にガチャ切りしないとね〜…」

コラッ！！寝るなって言ってんスよ！！

こうなったら…、

dice1d4=4 (4)

1.思いっきりブン殴ったら起きるっスかね…(拳をグー

2.アヤネちゃーん、ホシノちゃん起こすの手伝って欲しいッス。

3.ホシノちゃん相談に乗って下さいっス！！『自分の将来に関わる大事な話』なんスよ！！…嘘は言ってないっスよ？

4.あ、やば…またくしゃみ出そ…出…ブェックショイ！！

[116 二次元好きの匿名さん 23/11/16(木) 08:54:27]

ランマか大魔王か
急に可愛くなったな水ヘビちゃん

[117 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/16(木) 11:53:01]

ーーチミャー♪

だぁぁぁぁ！？また出て来たっスねこのクソ蛇！！

ホレ引っ込むッスよハウス！！

ーーミ゙ャー！！

何いっちょ前に嫌がってんスか！？今から大事な話をーー、

「み、ミズチさん……そ、それは一体…？」

「うへ〜…これは流石に面倒だから後で、って訳にはいかないね〜…」

ーーしよう、って……時、に……。

やっべ…ガッツリ見られたっス…しかもコミュニケーションも交わしちゃったんで、手品とか大道芸とかって誤魔化しも効かないっスよねコレ…。

アヤネちゃんは目をまん丸にして固まっちゃってるっスし、ホシノちゃんは口調こそいつもの感じっスけど、目が全然笑ってないっス…怖…。

クソ蛇もホシノちゃんにボコボコにされたのを覚えてるのか、ガクガクと怯えながらしおしおになってるっス。

「ーーーー話、聞かせてくれるよね？」

ーーウッス…。

ーーチミャァ…。

自分は完全に観念して、その場にそっと正座するしか無かったっス。

(話を聞いた2人の警戒度)

ホシノ　dice1d100=75 (75)

アヤネ　dice1d100=37 (37)

(100に近いとガチ対策を立て、0に近いと様子見)

[118 二次元好きの匿名さん 23/11/16(木) 18:41:38]

ホシノが割とガチめか
強硬手段には出なさそうだけど圧が凄そう

[119 二次元好きの匿名さん 23/11/16(木) 22:05:12]

ミズチも蛟もかわいい

[120 二次元好きの匿名さん 23/11/17(金) 06:42:30]

その、実はかくかくしかじかで…。

「かくかくうまうまね〜…ふ〜ん、成る程ね〜…」

ホシノちゃんは自分の話を聞いても、視線はかなり鋭いまんまっスね…ただ、自分とクソ蛇に対してじゃなくて、ここには居ない『誰か』にたいして怒ってる感じがするのは何でなんスかね…？

「でも、あの時の様子を見てなかったら、とても信じられないですね…随分と可愛らしい感じになっちゃいましたし」

一方、アヤネちゃんはクソ蛇に対してそこまで警戒心は抱いてないのか、さっきからおっかなびっくりといった感じでクソ蛇の身体の水をツンツンとつついてるっス。

ーーチミャー♡
「ひゃっ！？じゃれつかないで下さい！！服や眼鏡が濡れちゃいますから！！」

それに気を良くしたのか、クソ蛇のヤツご機嫌な感じでアヤネちゃんの顔やら腕やらにスリスリしてるっスね…コラ、セクハラするなっスよ訴えられても知らないっスよ。

「うーん…確かに今は大人しいみたいだけど、おじさんとしては正直いつ爆発する爆弾とか、おっかないから『解体』しちゃうのが後腐れ無いとは思うんだけどね〜」

ーーピィッ！？
ヒェッ！？思わずクソ蛇とシンクロしちゃったっスよ…。

「ごめんごめん、ソイツがミズチちゃんのヘイローから出てる以上、ソイツに何かしたら間違い無くミズチちゃんに良くない事が起こりそうだし、勿論やるつもりは無いよ〜」

自分達の怯えた様子に、ホシノちゃんは苦笑しながら手をヒラヒラと振ったっス。
嘘っス…絶対嘘っス…一瞬っスけど間違い無く狩る者の目ェしてたっスもん…。

[123 二次元好きの匿名さん 23/11/17(金) 09:09:57]

報連相できて偉い

[124 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/17(金) 14:15:04]

元はと言えばキサキ樣に拾われた訳っスからね…色々とアンテナ高いキサキ樣なら何か知ってるかもっス。

『ーーもしもし』

通話ボタンを押すと、数コールも待たずに聞き慣れた声が聞こえて来たっス…相変わらず執務室でずっと仕事してるんスねぇ。

お忙しい所どもっス、ミズチっス。

『お主かーーアビドスでの顛末は聞いておるぞ…首尾は上々だったようじゃな？』

ーーうへぇ…相変わらずのアンテナの高さっスねぇ…本当に底の知れないお方ッスよ本当…。

『工房の主人殿も久方ぶりに良い素材が手に入ったと上機嫌じゃったぞーーお主の銃の打ち直しも、すぐに取り掛かるそうじゃ』

それはそれは…向こう戻ったらお礼言っとくっス。

『まぁそれは良いーーお主の本来の用件はそれではあるまい…して、何があった？』

ウッス…実はっスねーーかくがくしかじかでーー。

(ミズチからの報告を聞いたキサキの驚愕度)

dice1d100=2 (2)

(100に近いほど動揺し、0に近いほど冷静)

(事態の想定度)

dice1d100=14 (14)

(100に近いほど想定通り、0に近いほど想定外)

[125 二次元好きの匿名さん 23/11/17(金) 14:17:10]

だいぶがんばって取り繕ったな……

[126 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/17(金) 15:30:45]

『か……………………かくかくうまうま、と…成る程…そのように相成った、か……成る程』

いやー、自分でもアホらしいような話なんで正直ガチャ切りも覚悟してたんスけど…意外に冷静っスね門主樣。

「ーー何を言う。余りにも想定外に過ぎて一周回って冷静になれただけじゃ…妾は今、この上なく動揺しておるとも」

ーー近くに誰もおらんで良かったわ…とボソリと呟いてから、深〜〜く溜息を吐いたっス。
電話口から聞こえる音からして、机の上に突っ伏してるみたいっスね。
おおう、滅茶苦茶レアな反応っスーーミナ辺りに言ったらショックでひっくり返りそうっスねケッケッケッ…。

『ーー絶対に止めよ…今回の妾の醜態を口外したならば、貴様を凌遅刑に処すからそのつもりでおれ…！！』

あ、バチグソにブチ切れてるーーコレ完全に洒落にならんヤツっスね…う、ウッス…肝に銘じるっス…。

「ーー懸命な判断じゃ。命拾いしたのう？」

ウッス…すんませんっス…ウッス…。

[127 二次元好きの匿名さん 23/11/17(金) 18:56:39]

うーん下っ端
いや実際下なのは間違ってないんだろうけど
ヘビちゃんも電話邪魔しなくて偉いね

[128 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/17(金) 21:02:55]

は、話を戻すっスけど、どこら辺辺りまでは想定内だったんスか？

『そうじゃなーー窮奇組の者達の動向はこちらでも把握しておった…お主と敵対する可能性もな』

あ…そういや大哥達はそもそも山海経を通して指名手配されてたんスもんねーーそら把握してる訳っス。

「しかし、死に場所を求めていた奴らが、大人しく投降した上に、労役に従事するとは夢にも思わなんだーーくふふ、最早消滅を待つばかりの斜陽の学園と思っておったが、中々どうしてアビドスにも策士がおると見える』

ふふんそうっスよねそうっスよね…流石はホシノちゃんっス。
ちょっと得意になった所で自分ははた、と気付いたっス。
確か窮奇組って昔やべー奴らの手下として色々とやらかしてたせいで指名手配されたんスよね…？
も、もしかして大哥達ってこの後山海経に引き渡されたりしたら、かなり重い罰を受ける事になるんじゃ…？

『安心せよーー奴らは銃そのもの。その弾丸が誰かを穿ったとて、罪を問われるべきは引鉄を引いた愚物共よーー其奴らは、とうに代価を支払っておる…その命を以てな』

『ーー故に山海経からの永久追放と、此度のアビドスでの労役…それを以て窮奇組への罰とする…これが妾のーー当代玄龍門門主としての沙汰である』

それは、大哥の…窮奇組の皆の実質の無罪放免を示す言葉だったっス。
ーーーーありがとう、ございまス。
自分は、そう言うのが精一杯でした。

[129 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/18(土) 00:38:19]

『ーーーーさて、ではそろそろ目を逸らすのは止めにしようかの……その、愛玩動物の如き樣になったという、お主に巣食う『蛇』の話じゃが…』

あ、やっぱりわざと話後にしてたんスね…電話越しにも凄く嫌そうな雰囲気が伝わって来るっス。

『ーーさて何処から説明したものか…』

(キサキのオロチに関する理解度)

dice1d100=40 (40)

(100に近いとかなり詳しい、0に近いとほぼ知らない)

(キサキはミズチの出自を？)

dice1d3=1 (1)

1.知っている

2.先代門主から話は聞いている

3.知らないが、拾われた場所は知っている

(オロチがミニチュア化した原因を知っているか？)

dice1d4=4 (4)

1.何なのじゃそれは…知らぬぞ…怖…。

2.ある程度の仮説は立てられる

3.口伝で伝わっている

4.詳しく説明出来る。

[130 二次元好きの匿名さん 23/11/18(土) 09:34:29]

なんでも知ってるじゃんキサキ様

[131 二次元好きの匿名さん 23/11/18(土) 16:07:59]

むしろ何を知らないんですか

[132 二次元好きの匿名さん 23/11/18(土) 20:32:39]

何でもは知らない。知ってることだけ

[133 二次元好きの匿名さん 23/11/18(土) 23:43:35]

保守

[134 二次元好きの匿名さん 23/11/19(日) 11:02:35]

ミズヘビちゃんもなんか可愛いから仲良くマスコットにならないかな

[135 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/19(日) 16:46:58]

『ーーまずはお主に巣食うあ奴の名は『ヤマタノオロチ』というここではない『外』における、8本の頭を持つ神話上の化け物の名を冠した『何か』、と言う事しか分からぬ…ここまでは良いか？』

ーーヤマタノ、オロチ……。
何でまたそんなケッタイな代物が自分の身体の中に居るんスか？

『ーーそれに関しては、まずはお主の出自について語らねばならぬ…確かお主自身は、窮奇組に拾われるまでの記憶は全く無いのじゃったな？』

はいっス…物心付いた頃には、大哥達と珍道中やってたっスね。

『ここからはあくまで記録上で知り得た内容にはなるが…お主は、とある研究所において『実験体』として幽閉されていたそうじゃーー恐らく、ヤマタノオロチはその中で行われていた実験の結果、お主を宿主としたのであろう』

そ、そんな事が……大哥達はそんな事一言も…それにこのクソ蛇の事だって…。

『ーーお主が余計な事を抱え込むのを案じたのであろうな』

大哥…窮奇組の皆…あっやべっ…ちょっと涙出て来たっス…。

『ーーかの御仁に感謝すると良い…まぁ、それに関しては妾達も同じなのであるがな』

ん？どういう事っスか？

[136 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/19(日) 16:48:03]

『神話によれば、ヤマタノオロチは荒ぶる河川の具現だというーーそして歴史を紐解けば、治水は時の権力者の大きな責務の1つであった』

い、いきなり歴史の授業が始まったっス！？
な、何故いきなりそんな話を…？

『黙って聞くが良いーーその責任は大きく、治水の出来ぬ王は無能の烙印を押され、追い落とされ、時には処刑される者もいたという』

うげー、怖い話っス…まぁ、住んでる国の人の事考えりゃ、マトモに自分ちの世話すら出来ない奴なんざ願い下げでしょうっスから、まぁ仕方のない事かもしんないっスけど。
あ、気付いちゃったっスーーもしかしてこの場合の川と王樣って…。

『察しが良いなーーこの場合治水しなければならぬ川がオロチで、それが出来ぬ無能の王とは、未熟な、獣のままのお主という訳じゃな。
違いとしては、この場合無能な王は民衆では無く、川そのものに呑み込まれて消えるという点である』

ヒェッ…つまり大哥達の思いやりが、自然とクソ蛇を御しきれない内に相手をせずに済む結果になったって訳っスか…マジで足向けて寝られねぇ奴っス。

[137 二次元好きの匿名さん 23/11/19(日) 19:59:08]

思ったより大事になったな
というかよく知れましたねキサキちゃん

[138 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/19(日) 23:12:48]

続きは明日の日中にかけて…。

[139 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/20(月) 08:01:25]

『ーーじゃが此度の騒動において、お主は図らず未熟ながらも、仲間と共にオロチに対して宿主(おう)としての相応しい力と『威』を示してみせた。
人の手によって調伏され、鎮められた化け物は最早脅威に非ずーー故に荒ぶる力を失い、お主に従うようになったのじゃろうて』

えー…？力を示したって、自分殆ど気絶してておんぶに抱っこだったっスし、やれた事と言やクソ蛇相手の力比べで勝ったくらいっスよ？

『…………戯け、荒ぶる激流に人の身の力で打ち勝つなぞ、絵物語の中でしか知らぬわ。もう少し自分の馬鹿力の理不尽さを自覚するが良いこの牛娘め』

な、何か滅茶苦茶呆れられながら怒られたっス！！理不尽っス！！

『それに、君臨し統治するだけが王では無いーー自ら先陣を切り、己の足らぬを知り、臣下に共に歩もうと、支えなければと思わせる事もまた王の資質の1つという事よ。どのような形であれ、神代の化け物の名を持つ存在を調伏した事は確かじゃ…称賛は素直に受け取るが良い』

も、門主樣が珍しく手放しに褒めてくれてるっス…！！明日はまた雨降るっスかね…？

「ーーそういう所じゃ戯け。何故最後まで殊勝な態度が取れぬ…今度先生辺りに矯正を依頼しようかのう？』

ウッスすんませんっス調子に乗ったっス！！ーーその言葉に自分は電話越しに頭を地面に打ち付けながら土下座したっス。

[140 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/20(月) 08:01:50]

『ーー長くなったが、妾が知ることはこれが全てである。

想定ではお主に明かすのはもう暫く先の事であったのじゃがな……お主は尽く尽く、良くも悪くも飛び越えてくるものよ…』

ーーウッス、何かとご迷惑お掛けするっス…。

まぁ、色々と話が凄すぎて飲み込むのも一苦労っスけどね…ハァ……。

(ミズチのメンタルダメージ)

dice1d100=60 (60)

(ミズチの自身の過去への興味)

dice1d100=51 (51)

[141 二次元好きの匿名さん 23/11/20(月) 08:33:10]

興味はあるけど気疲れが上回ったか

[142 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/20(月) 10:54:21]

ーーその後は取り留めも無い話や近況報告をして、キサキ樣との通話は終わったっス。
……ハァ、何かドッと疲れたっスねぇ。

……チミャ。

気付けば、いつの間にか出て来てたクソ蛇が、慰めるように自分の頬をペロペロと舐めて来たっス。
……心配してくれるんスか？ありがとっスーーまぁ、その心配の種の大部分がオメーなんスけどねこのこの。

ーーチミャー♪

突付いてやると、何だか嬉しそうにしてるのが更に腹立つっスけど…まるでチミっちゃいペット相手にしてるみたいで毒気が抜けるっスよ全く。
……今日の所は、夜の約束の時間まで大人しくゆっくりしとくっスかね。

そう心の中で呟きながら、自分はキサキ樣から『心が落ち着いた頃に見ると良い』と送られたデータを見つめていたっス。
ーーそれは、自分が幽閉されていたという研究所の詳細と、その場所を管理していたという組織の名前が書いてあったっス。

その名前はーー、

「ーーゲマトリア……っスか」

[143 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/20(月) 10:54:52]

(ホシノ視点)
「ーーうへ〜、忙しいのに連絡だけじゃなくてわざわざ来てもらっちゃって悪いね〜」
"いや、構わないよ"
"こっちも介入した以上、現地の状況を確認したかったしね"

ーーアビドスの校舎の端にある空き教室で、ホシノと先生が顔を合わせていた。
先生は今回の豪雨と、窮奇組のその後の近況報告をしたいというホシノの要請でアビドスを訪れていたーー『表向き』は。

"さて、本当の用件は何かそろそろ教えて欲しいかな"
"ホシノが直々に私に頼むって事は、皆には秘密にしたい事なんでしょ？"
「うへ〜、流石は先生だね〜…もうおじさんの考えてる事はお見通しって訳だね〜」

眼鏡の向こうの悪戯めいた微笑みを称えた瞳に、ホシノはバツが悪そうに頬を掻いた。

"前みたいな事をしたら今度こそ叱ったかもしれないけど"
"私を呼んでくれたって事はそうするつもりは無いみたいで安心したよ"
「うん…まぁ、あの時とは違って先生は信頼出来る人だって分かってるからね〜…後はーー」

「…………先生っていうストッパーの人が居ないと、頭に血が上って何するか分からないから、っていうのもあるかな」

ーーそう呟いたホシノから漏れ出た殺気は、思わず先生すらも冷や汗を搔く程に苛烈だった。

[144 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/20(月) 10:55:20]

「ーー先生、頼みっていうのはね…」

「ーーーーアイツに…黒服に、コンタクトを取って欲しいんだ…ミズチちゃんの中に巣食うあの『蛇』の化け物について、聞かせて貰うために」

(先生はそれを了承するか？)

dice1d3=1 (1)

1.する

2.同行者付きでする

3.しない(後で自分だけで聞きに行く)

[145 二次元好きの匿名さん 23/11/20(月) 17:13:04]

先生との約束がある以上悪い事にはならないとは思うけど…どうなるか

[146 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/20(月) 17:47:38]

そして夜になりーーアビドスの校庭には、百夜堂の皆やアビドスの子達、美食研究会やゲヘナの給食部の部長ーーフウカちゃんって子らしいっスねーー、そして今回の騒ぎの関係者の子達と窮奇組の皆が集まってくれていたっス。

ーーいやー、皆忙しいのに悪いっスね。
特にシズコちゃん達は明日の仕込みの真っ最中っスし、アビドスの皆はまだ街やら学校やらの片付け中なのに…。

「別にいいわよーーこうして皆集まってるって事は、貴女に関する事でしょうし」
「あんなの見ちゃったら、我関せずって訳にはいかないもの…ただし！！バイト断ってここに来てるんだから、キッチリ説明してよミズチ先輩！？」

シズコちゃんに続いて、セリカちゃんも声を上げて同意してくれたっス…いや〜、こうして皆の意思を代弁してくれる子が居ると話が早くて助かるっス。

「……私としてはとっとと帰りたいんだけど…」
「そう仰らないで下さいフウカさん…私達も関わった以上、無関係ではいられないのですから」
「確かにその通りだけど、ハルナだけはソレ言う資格無いわよ！？」
「うーん…大食いの途中だったので、少し物足りないですね〜」
「食べられただけいいじゃない……私は食べそびれたからお腹空いてるんだけど…」
「あ、じゃあジュンコこれ食べる？ピーナッツバター入りハンバーガー♪」
「いらないわよ！！明日が美味しいご飯の本番なのに病院送りにするつもり！？」

ーーホラ！！こういう感じでフリーダムな奴ら(びしょくけんきゅうかい)もいるっスからね！？
その場の雰囲気を纏める人は重要っスよ本当に！！
……まぁ、フウカちゃんに関しては割とガチで申し訳ないっスけど、ちょっと我慢して下さいっスええ。

[147 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/20(月) 17:49:32]

まずはーー今回の件、皆には本当にご迷惑お掛けしたっス…深々と頭を下げると、皆は微笑み半分、驚き半分って感じで受け入れてくれたっス。

「うへ〜、昨日いった通り、こっちとしてはもう無事に済んだ事だし気にしてないよ〜」
「はい★こういう時は持ちつ持たれつですし〜」
「私としても、機材の補填さえあれぱ大丈夫です」
「ん、サイクリングの新規コース開拓の楽しみが出来たと思えば問題無い」
「私も採掘場が閉鎖されてる間のバイト代の補填は出たし…そ、それにこんな事でいつまでも騒ぐほど子供じゃないもの！！」

……アビドスの皆には本当に足向けて寝られないっスよ、ええ。
一方、驚きの表情を浮かべていたのはーー、

「うぅっ…！！見て下さい先生…！！ミズチが、あのミズチが素直に頭を下げて…！！」
"うんうん…！！私も嬉しいよシズコ…！！"
「ウミカ！！明日はまた雨が振るかもしれまセン！！」
「そうですねフィーナ…明日のお洗濯物は室内干しにしましょうか」

ーー百夜堂の皆っスよ畜生め！！先生含めて酷くないっスか！？

「皆…見てるっスか…ミズチが、あのミズチが素直に頭を…！！」
「ええ…！！ええ…！！グスッ…なぁ見てるかお前ら…お嬢はあんなに立派になったぜ…！！」「おやっさんやアニキ達も、草葉の陰できっと…きっと…！！」

大哥ォ！！おっちゃん達もォ！！あともういない人達の遺影に話しかけながらガチ泣きしないで下さいっス！！怒るに怒れないっスよ！？

「何が何やら分かりませんが、とにかくヨシですわ！！」
「そんな事よりおうどんが食べたい気分ですね」「じゃあこの後食べに行こう〜♪」「あ！私も行く！！」
「ちょっとアンタ達せめて用件は全部聞いてからにしなさい！！」

あ、美食研究会の子達は平常運転っスねハイ。フウカちゃんの言う通りもうちょっと我慢して下さいっスねー、いい子っスからねー。

[148 二次元好きの匿名さん 23/11/20(月) 22:51:13]

一先ず話がこじれず済んで良かった

[149 二次元好きの匿名さん 23/11/21(火) 09:00:15]

ヘビちゃんくしゃみで出ちゃわなければ結構大人しくしてくれるのね

[150 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/21(火) 11:22:54]

さて、本題はここからなんスけど…おーい、クソ蛇ー、出て来るっスよー。

ーーチミャー……ピッッッッ！？

自分の言葉に、一声鳴いてから呼ばれて飛び出て来たっスけど、きっとボコボコにした奴らの事は覚えてたんでしょうっスね…慌てて自分の背後に隠れたっス。

「え……？」

「「「「ええええええ！？」」」」

「うへ〜…皆びっくりしてるね〜…」

"……私も事前に聞いて無かったら驚いたと思うよ…"

まぁ…そらそんな反応になるっスよね…かくかくしかじかで…こういう訳っス…。

(皆の反応)

百夜堂組

dice1d100=83 (83)

アビドス組=

dice1d100=17 (17)

窮奇組

dice1d100=90 (90) -20(かつて敵対補正)

美食組

dice1d100=86 (86) +30(無関心補正)

(100に近いと受け入れ気味、0に近いと臨戦態勢)

(ミニオロチの反応)

dice1d100=40 (40) -30(ボコられ補正)

(100に近いと友好的、0に近いと怯えっ放し)

[151 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/21(火) 16:15:34]

「ーーちょっと！？ソイツちっちゃくなってるけどあの時の蛇じゃない！！まだ生きてた訳！？」
「しぶとい…今度こそまたボコボコにしてトドメを刺す」
「また引っ込んで貰いましょうか〜★」

あぁっ！？ホシノちゃんとアヤネちゃん以外のアビドス勢が完全に臨戦態勢っス！！
あとシロコちゃん、トドメ刺したら自分もどうにかなるっスからステイ！！ステイっス！！

ーーチ、チミャァ…。

クソ蛇も殺気に当てられて更にしおしおに…ちょっと！？せめて形は保つっスよ！！さっきから雫がボタボタ垂れてるんスよ！！

「あ、あの…皆さん落ち着いて…！！」
「みんな〜、どうどうーー取り敢えず銃は下ろそっか〜？」

そんなアビドスの皆を止めたのは、先にクソ蛇の事を知ってた2人だったっス。
……っぶねぇっス…先にホシノちゃん達に話してなかったらこのままフルボッコの悪夢の再来だったっスよ…。

「何よ！？2人はその蛇の肩を持つ訳！？」

ーーセリカちゃん、蛇に肩は無いっスよ？…と余計な事言ったら余計に怒りそうなんで黙っとくっス。

「まぁまぁセリカちゃん〜、確かにおじさんも完全に安心とは言わないけどさ〜…取り敢えずアクションを起こす前にミズチちゃんの話を聞いてからにして欲しいかな〜」
「ん……ホシノ先輩がそう言うなら…」
「…確かに、今は大人しいみたいですし…分かりました〜」

ほっ……ホシノちゃんの説得と、クソ蛇がしおしおになってビビリまくってるお陰で何とか思い留まってくれたみたいっス。

[152 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/21(火) 18:25:22]

「へー…随分と可愛らしくなっちゃって…この子があの時の化け物とは思えないわねー…」
「ペットみたいで可愛いデス！！ハーイ、怖くない、怖くないデスよー？」
「確かにヘイローから生えてる事に目を瞑れば、マスコットみたいですね…」

ーーミャッ…チミャ…ミャッ…。

百夜堂の3人はそこまで警戒してないみたいっス…自分の後ろに回って、隠れてるクソ蛇を覗き込んだりツンツンしたりしてるっス。
クソ蛇がくすぐったそうに身を捩る度に、ヘイローが繋がってるせいかこっちも滅茶苦茶くすぐったいんで取り敢えず止めて貰っていいっスかね？

「いやー、あの忌々しいクソ蛇もこうなっちまえば可愛いもんっスね」
「ハハハ違いねぇ！！あんなにガタガタ震えて情けねぇもんだ！！」
「神話の蛇とやらも型無しですなぁ」

あと、意外だったのは、自分が小さい頃にクソ蛇と何度もやり合ったらしい窮奇組の皆が、そこまで敵視してなかった事っス。
それを聞いたら、大哥は楽しげに笑いながら、

「確かに困らされたし、殺し合いもした間柄っスけど、今じゃいい思い出っスよ」
「我々の逃避行の中じゃ一番充実してやしたからねぇ」

……こういうのを年の功って言うんスかね？滅茶苦茶ドライっスね大哥。

「それにホシノの大姐がデーンと構えてる以上、舎弟の俺達がガタガタ言うのは粋じゃねぇってもんよ」
「……いや、だからその大姐っていうの止めて欲しいかな〜…舎弟にした覚えも無いし…」

呆れ混じりのホシノちゃんの抗議は、ガハハハ！！と豪快に笑う窮奇組の声に掻き消されたっス…哀れ…。

[153 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/21(火) 22:54:41]

そして、美食研究会はと言うと…食事に関わる事じゃないっスから、全くの無関心ーーと思ってたんスけど…。

「ふむ……美しさすら感じる程に澄んだ水で出来ているのですね…」

「ホントね…まるで山奥の湧水だわ」

「わっ、それにすっごく冷たい…キンキンに冷やした氷水みたい」

「あ、思い出しました♪この澄み切った感じ…この前食べた純氷のかき氷です。不純物が全く無いから、削るとフワフワの淡雪みたいになるんですよね♪」

「えー！！いいなー！！私も食べたーい！！」

何かヤケにクソ蛇に興味津々なんスよこの子ら…特にイズミちゃん？何でクソ蛇見ながらお目々キラキラさせてんスか…？

「…………ねぇねぇ？蛇ちゃん蛇ちゃん？」

ち、チミャ………！？

…………オイ、ちょっと待つっスよ嫌な予感するんスけど！？

「もしかしてーーーーキミって美味しかったりする？」

ミ゙ーーーーーー！？

ウワーーーーーー！？

(イズミの食欲)

dice1d100=85 (85) +30(美食補正)

(80以上で問答無用で齧り付き、40以下で踏み止まる)

(他のメンバーの興味)

dice1d100=55 (55) +20(まだ見ぬ味補正)

(70以上でイズミを止めずに見守る、40以下で止める)

[154 二次元好きの匿名さん 23/11/21(火) 22:59:24]

誰か一人くらい止めろよ！！！

[155 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/22(水) 07:48:12]

ーー世にも恐ろしい事を口走ったイズミちゃんは自分が止める間も、避ける間も無いくらいにノータイムで、何の躊躇いも無く、クソ蛇の身体の半ば辺りにガブリ、と食い付いたっス。

ミ゙ーーーー！？

ぎゃぁぁぁぁぁ！？

コラァァァァ！？責任者共ォ！！見てねぇで止めるっスよ！！

「……ハッ！？まだ見ぬ味に思いを馳せていてつい…」

「イズミ！！イーズーミー！！気持ちは分かるけどストップ！！ストーップ！！いくら許容範囲広いとは言ってもカニバリズム(ソレ)は流石に不味いわよ！！」

「どんな食感なんでしょうね♪私ちょっと気になっちゃいます」

「んな事考えてる間に止めなさいったら！！」

だぁぁぁぁアテにならねぇっスコイツら！？

シズコちゃーん！！ホシノちゃーん！！助けて食われるっスーーーー！？

ヂミ゙ャァァァァーーーー！？

(ミズチ＆ミニオロチのダメージ)

dice1d100=81 (81)

(100に近いと滅茶苦茶痛い、0に近いとちょっと痛いで済む)

(イズミの満腹度)

dice1d100=28 (28) -20(ひと齧り補正)

(高いほど満足して止まってくれる、低いともう一口行こうとする)

(ミニオロチの味)

dice1d100=32 (32)

(100に近いと極上の名水レベル、0に近いとイズミ『なら』飲めるレベル)

[156 二次元好きの匿名さん 23/11/22(水) 12:33:40]

水蛇の水の出所が謎だからな…ミズチ君の水分なのかそこら辺の水分が集まってるのか…。
良い水が取れる山で山籠りとかしたら美味しくなるかな？

[157 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/22(水) 16:15:24]

それから暫くの擦った揉んだの挙げ句、自分の拳骨を食らったイズミちゃんがノックダウンしてようやく悪夢は終わったっス…。
ゼェゼェ…この子ったら一度噛み付いただけじゃ飽き足らず、皆から引き剥がされても『もう一口！！』とか言ってまた飛びかかって来たんスよ…首が校庭の砂に埋まる勢いでブン殴ってもバチは当たらないっスよね？

「うわ…凄い音した…し、死んで無いわよね…？」
「イズミさん！！何て事…せめて味を！！味を教えて下さい！！ミズチさんはどんな味だったのですか！？」

ハルナちゃん言い方ァ！！そもそもテメェの所の所属の子の不始末…いや凶行を謝るのが先っスよね！？

「うん！！美味しかった！！」

おわぁ！？復活早いっスね！？

「頭が美味しそうなザクロになってなくて良かったですね♪ーーで、味は？」

うん……もう何も言わないっスよアカリちゃん。

「んーっとねー…食感はこの前食べたウナギのゼリー寄せみたいで、味は鉄の味としょっぱさと生臭い感じで…あ！！思い出した！！スッポンの血を一気飲みしたみたいだった！！もう一回食べたい！！」
「ウプッ……」

……………………。
ーージュンコちゃんがえづく声が、重苦しい沈黙の中にヤケに大きく響いたっス。

「ヤバいですね♪ーーーーはい、解散です」
「新たな美食の道は未だ遠く……ですわね…」



……………………よーし、取り敢えずフウカちゃん以外の奴ら、テメェら全員そこに並べっス。

[158 二次元好きの匿名さん 23/11/22(水) 22:31:25]

草

[159 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/23(木) 07:10:12]

ーー取り敢えず脳天へのスカイフックで元美食研究会のオブジェを砂に3本ほど埋め込んだら、少しスカッとしたっス…。
あ、ジュンコちゃんは基本止めてくれてたんでデコピンで済ませたっスよ？ええ。
今回の事なんてそのくらいのモンっスよ、ええ。自分は全く気にしてないっスよええ！！

「ーーあの…ジュンコさん縦に2回転してたような気がするんですが…？」
「うへ〜…漫画でしか見ないヤツだね〜…」「ん……絶対に食らいたくない」

ーー自分は！！全く！！気にしてないっスよ！！ええ！！

「滅茶苦茶根に持ってるじゃん…」「物凄い恨みのパワーを感じましたね…」

シャラップっスよアビドスの皆…他の奴らよりマシってだけで、人の味想像しただけでえづいた罪は重いんスよ…！！
ガサツで色気もクソも無い自分っスけど譲れないモン位はあるんス…！！
それにしてもーーハハハ…ウナギのゼリー寄せ…自分の味はスッポンの生き血…ハハハ…。

「ーーみ、ミズチ…き、気にしないで…人間、味で決まる訳じゃないから…」
"た、例えミズチと蛇がどんな味だって"
"私の大切な生徒の一人だから……"

ーーシズコちゃん、先生…それ、フォローになってないっス…あとフィーナちゃんとウミカちゃんは無言で目ェ逸らしてないでこっち見てくんないっスか…？余計にキツいんスけど？

ーーミ゙ーッ！！ミ゙ッ！！ミ゙ッ！！ミ゙ーーッ！！💢

ーーちなみにクソ蛇は食われた事と味を酷評されたのが相当トサカに来たのか、オブジェと化した3人の足を突っついたりガジガジ齧ってるっス。
おうおうドンドンやってやるっスよーーそれじゃ手緩いっスからお股の所に水吐いておねしょしたみたいにしてやるっス。
人間の尊厳を失う苦しみと痛みを知れ……！！

「さ、流石にそれは止めてあげて……」

一番の被害者のフウカちゃんがそう言うなら……チッ…命拾いしたっスね美食研究会ども。

[160 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/23(木) 12:27:01]

ーーもう、シリアスな雰囲気じゃないんスけど、一応本題入るっスよ…？

まぁ、内容としては自分の生まれが、ゲマトリアとかいう奴らが作ったどっかのやべー研究所で、そこでクソ蛇を仕込まれた事をかくがくしかじかと…。

まぁ、大哥とか窮奇組の皆は知ってる事なんでただ静かに聞いてくれたっスけど、それに対する皆の反応は様々だったっス。

(皆の曇り具合)

先生　　　　dice1d100=32 (32)

百夜堂組　　dice1d100=19 (19)

アビドス組　dice1d100=49 (49) -20(第1話の顛末補正)

美食研究会組　気絶中のため無し

フウカ　　　dice1d100=39 (39)

(100に近いほど曇る、0に近いと怒りが勝つ)

(？？？)

「ーーさて、約束の時間が近いですね。そろそろ出掛けるとしましょうか…クククク…」

dice1d100=46 (46)

[161 二次元好きの匿名さん 23/11/23(木) 19:07:11]

あんまり曇りって感じじゃないな
普通に怒ってる

[162 二次元好きの匿名さん 23/11/23(木) 23:46:03]

保守

[163 二次元好きの匿名さん 23/11/24(金) 00:39:39]

ここに黒服来て大丈夫なんかなこれ？

[164 二次元好きの匿名さん 23/11/24(金) 08:35:58]

黒服だしなんとかなるでしょ

[165 二次元好きの匿名さん 23/11/24(金) 14:47:45]

まあ黒服なら死ぬ寸前くらいまでシバかれたところでそんなに……

[166 百夜堂住み込みバイト主◆stuUhkKwfw 23/11/24(金) 21:40:15]

申し訳ありません、今日は投稿出来ぬやも…。

[167 二次元好きの匿名さん 23/11/25(土) 08:00:12]

保守

[168 二次元好きの匿名さん 23/11/25(土) 18:50:36]

ーーちょっと心配だったのは、皆が自分の境遇を知って、可哀想な目で見たり、腫れ物みたいに扱って来る事だったんスけど…どうやら、それは杞憂だったみたいっス。

「何よそれ…許せない！！まだ年端もいかない子供を好き勝手にするなんて…大人の風上にも置けないわ！！……ミズチ！！ソイツ見つけたら私の前に連れて来る事！！良いわね！？」

う、ウッスーーシズコちゃん、滅茶苦茶ブチ切れてるっス…もし目の前にソイツ等が居たら、本気切れパンチブチかましそうな勢いっス。

「まさかアネゴは任侠だけデハなく、仮面ドライバーでもあっタとはーーならばワタシは、その相棒とシテも精進しなくテハいけまセンね！！ーーそして、相棒ならバ、仮面ドライバーの敵はワタシの敵デス！！」
「ミズチさんがトラブルメーカーなのはいつもの事ですし、私達にとっては何も変わりませんーー蛇ちゃんも増えて賑やかになりそうですね♪……あ、社長だけじゃなくて、その方々を見つけたら、私にも知らせて頂ければ」

フィーナちゃんもウミカちゃんも、いつもと変わらない…どころか更に気合入ってるっスね。

「ーーあいつら…！！ホシノ先輩だけじゃなくて、ミズチ先輩にまで手を…！！」
「許せません…！！」
「……ホシノ先輩だけじゃなく、付けなきゃならないケジメが増えた」

お、おおう…聞いてはいたっスけど、アビドスの子達も以前ホシノちゃんを借金のカタに嵌めようとした時の恨みはやはりまだ大きいみたいっス。
でも自分が何処の誰か分からないっていうのは気になんないんスか？

「ん、それに関しては私も同じ。ホシノ先輩とノノミ先輩に拾われるまでの記憶が無いし、どんな生まれなのかも分からない」
「ーーでもシロコちゃんは…変わってはいるけど悪い子じゃないですし〜…」
「今まで交流してきて、その位は分かるよ〜」

…シロコちゃんもそんな身の上だったとは…以外な所で共通点だったっスね…まぁでも……ありがとっス。

「ーーーー自分らの心配は、杞憂だったっスね…」
「へい…お嬢に良いご学友が出来たみたいで何よりです…うぅ…」

窮奇組の皆がまた泣いてるっス…あぁもう小っ恥ずかしいからいい加減止めるっスよ！！

[169 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/25(土) 21:56:50]

(？？？)

「ーーさて、アビドスに足を踏み入れるのは例の一件以来ですが…まさか小鳥遊ホシノではなく、アレの…清渓川ミズチの事で訪れる事になるとは…因果とは分からないものですね…クククク…」

dice1d100=67 (67) +46

(100以上で現着)

(？？？の執着)

dice1d100=26 (26)

(100に近いほど激重)

(？？？への感情)

dice1d100=14 (14)

(100に近いほど好意的、0に近いほど嫌悪)

[170 百夜堂バイト・ミズチ◆stuUhkKwfw 23/11/25(土) 23:52:23]

そして、その場が解散した後、自分は一息吐きながら砂の上に座り込んだっス。

ーーあーあ、何だかこっちが肩肘張ってたのが笑えるくらいに、皆全ッッッッ然気にしなかったり、変わらないまんまっスね結局…人が良いというか何と言うか…。

"それだけじゃないと思うよ"

"私も含めて皆、ミズチが頑張ってる姿を見てきたからね"

"例えどんな存在であったとしても、ミズチはミズチだと胸を張って言えるから"

へへ、そっスかね…先生にそう言われると嬉しいっス。

"さて、残る用件はーー"

「うんーーーー出て来なよ、黒服…そこに居るんでしょ？」

見たことの無い位に冷たい表情をした先生とホシノちゃんの視線の先ーー、

「クククク…お久しぶりです、小鳥遊ホシノ、先生…あぁ、あと覚えてはいないでしょうが、そちらの『清流の大蛇』の依代…清渓川ミズチも」

慇懃無礼な口調と仕草で挨拶する、ひび割れたような目と口を光らせた、スーツ姿の影法師がそこに立っていたっス。

(この場にいるメンバーは？)

dice1d4=2 (2)

1.先生、ホシノ

2.+シズコ

3.+大哥

4.+回収され忘れた元美食のオブジェ×3

(ミズチの黒服への印象)

dice1d100=42 (42)

(100に近いと親愛、0に近いと恐怖や嫌悪)

(ミズチの受けた実験の苛烈度)

dice1d100=90 (90)

(100に近いと非人道的、0に近いと医療行為の延長)

[171 二次元好きの匿名さん 23/11/25(土) 23:59:02]

殺さん程度にしときなよホシノ