- 1二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 18:12:34
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- 2二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 19:04:26
とりあえず保守
- 3二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 19:40:29
あのね、音楽ってのは、演奏者が一方的に何かを与えるものじゃないんだ。
そんなに感動するってことは、聴いてる方の胸にも、対応する気持ちがあったってことなんだよ。
きっと君には、そんなに泣きたくなる気持ちがあったんだろうね。
僕はそれを、ちょっと引き出しただけだと思うよ。
その感動は、僕が作ったんじゃなく、君がもってたものなんだ。
そんなに泣けるってことは、素晴らしいことだよ。 - 4二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 19:45:11
「戦車に歩兵の役までやらせようとすれば、無理が出て当然だろう?」
その言葉は、新型MSの登場に諦観を抱いていたデメジエールの思いを木っ端微塵に打ち砕いた。そうだ、俺はここにMSの代わりになりに来たんじゃ無い。MSに出来ないことをやりに来たんだ。そう視界が開ければ、目の前の先祖返りを起こした機体は、成程魅力的な機体だ。
単純かつ分厚い装甲は被弾に強く、仮に損傷しても交換が容易だ。簡素化された機構は内部余裕を生み、その分大出力の機関やペイロードの増加に繋がる。機能の多角性を失ったと言えば聞こえは悪いが、それはつまり搭乗者へ複雑な操作を要求しないと言うことで、負担軽減だけでなく、新兵の練成時間短縮にもなる。そしてこれらを集約すれば、大佐の目論見も見えてくるというものだ。
「大佐は、MTの機甲部隊を本気で作るつもりですか」
興奮と期待に震える声を必死で押し殺し、デメジエールは大佐へ質問する。
「当然だ少佐。MSはまだ歩き出したばかりの未熟な兵科だぞ、対して地球環境はあまりにも過酷だ。灼熱の砂漠、極寒の凍土に、へばりつく泥濘。どれもこれも二本足や繊細な吸排気をもつホバーには過酷な環境だ。それらを踏みしめ戦線を押し上げるには、まだまだMTの力が必要だよ」
焚き付けるのが上手い方だ。そう感じデメジエールは苦笑しつつ、せめてもの意趣返しと、生まれ変わった巨狼を見上げながら口を開いた。
「しかし、これではMTでは無くただのでかい戦車ですな」
「でかい戦車が必要なのだよ。いかんかね?」
返ってきたのは満点の回答だった。
起きたらマ・クベだったんだがジオンはもうダメかもしれない マ・クベ(偽)と戦車より
パーフェクトコミュニケーションとはまさにこれ - 5二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 20:56:57
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- 6二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 21:28:47
そして、その不安は現実となった。
小学校高学年になった時の風呂場にて。俺の身体はとうとう、ミヤコの裸を見て反応してしまったのだ。
二人の間に流れる、不穏な空気。お茶の間で流れるドラマの濡れ場を、さらに倍増しで気まずくしたような。
言い訳するべきか、開き直るべきか。それとも逃げ出そうか、と彼女に背を向けて悩んでいた俺に、背後から抱き締められる感触。それは逆効果だ、と彼女の柔らかさに酔いしれそうになるのを、必死でこらえなくてはならなかった。
「……アクア。もう、私がお風呂に誘うのは、止めにした方がいいかもね」
「……そう、だな」
是非もなし。この関係を続けて何かがあったら、それこそ親子関係が破綻する。いつかはこうなるだろうと判っていたし、それが今日この時だったというだけの話だ。
名残惜しい気持ちは多分にあるけれど、時の流れは不可逆で、誰にもどうしようもない、事実。
「だからね、アクア」
「……ん?」
だが。続くその言葉は、今後数年に渡って、俺を悩ませる言葉となる。
彼女は俺の肩に顎を乗せ、耳元に唇を寄せて、艶めかしく囁いた。
「――今度は、アクアの方から誘ってくれる?」
「……ミヤコ!?」
「貴方に、その覚悟があるのなら、だけど」
……ああ、俺は。
とんでもない魔性の女を、義母に持ってしまったものだ。
星の子どもたち Emerald 9より
真面目にミヤコをヒロインの一人にした珍しい作品 - 7二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 21:34:42
「カシムのことを考えると、いつも思うんだよね」
レイが静かに言葉を発する。
「もしも、霊神人剣に選ばれたのがカシムだったら、僕はどうなっていたんだろうって」
「あら、そんなことを考えますの?」
下りれば下りるほど細くなる縦穴を落下しながら、二人は身を寄せ合い、手を握る。
「気になってね。なにが彼を変えてしまったのか。理解したいんだ。もしかしたら、僕も、ただ運がよかっただけなのかもしれないって」
「二千年前、霊神人剣にレイが選ばれなかったら、どうなっていたか。そんなの、答えは簡単ですわ」
驚いたように目を丸くし、レイは彼女の顔を覗く。
ふっとミサは微笑し、当たり前のように言った。
「それでもあなたは魔王と戦い、わたくしと恋をしましたわ」
魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ - 選ばなかったのはR15 残酷な描写あり 魔王 男主人公 西洋 中世 チート 主人公最強 学園 魔法 コメディ要素ncode.syosetu.com - 8二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 21:37:00
「俺はもう、満足だ」
十分、生きた。
全てが完璧だったとは思わない、やり残した事も、多分、少しは残ってる。
目を閉じれば、思い出せるのはいい思い出ばかりってわけでもない。
失敗の記憶、成功の記憶、両方残っている。
けれども、やり直したいとは思わない。
俺は死んだ。
俺の仕事はここでおしまい。
後のことは、生きている奴に任せればいい。
今、目の前にいる相手が残してきた奴を害そうと言っているというのに、おかしな話だ。
でも、仕方ない。
不思議なぐらい、心が穏やかなのだから。
「なぁ、ヒトガミ」
「……」
「前にも一度、言おうとした気がするんだけど」
「……なんだい」
「俺はお前の事、そんなに嫌いじゃなかったんだと思う」 - 9二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 21:44:03
- 10二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 21:55:36
振り返り、自分を見上げるアクアの顔立ちが不意に大人びて見えて、思わずどきりとしたミヤコは、声を上ずらせてしまう。
身体の成長といい、確実にアクアが大人に、男になっていることを自覚した途端、ミヤコの胸が早鐘を打つ。
それは、子猫だと思っていた可愛らしい赤子が、豹であったのだと気付いたような衝撃であった。
白い肌にいくつも穿たれた赤い痕の意味に思い至る。
これを付けた女教師は、この宝石のような少年の美しさに魅入られたのだろう。
そして、既に相手が子猫から豹になりつつあることにも気づいたのだ。
赤子なら、子猫ならば躊躇するが、豹であるならば、大人になりつつあるのだから。
だから、いいだろう。
そう自分に言い聞かせて、アクアの成長を欲望を吐き出すことへの免罪符にしたのだ。
息子の成長を歪んだ性癖の都合のいい言い訳にしたのだ。
そうやって薄汚い虚飾で自分の罪悪感を多い隠して、私のアクアを食い物にしたのだ。
この美しい子を食らったのだ。
アクアを抱きしめるミヤコの表情は刃物のように冷たく、品の良い形に膨らんだ唇は傷口の裂け目のように歪に引き結ばれていた。
その表情は、我が子を傷物にされた母の怒りというよりも ―――
空の青よりなお蒼く、夜の海よりなお昏く 愛しい息子より
R-18注意 悪い男の子になったアクアと暴行を受けたアクアへの悲哀よりも男を見出したミヤコ - 11二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 22:00:15
ばーん! と再びマジーンから大音響。
更にその直後にツクヨミの大音声。
「分かりづらい!! 今日のソウゴ!!」
「あ、はーい。俺」
「ソウゴ①! 明日のソウゴ!!」
「俺俺」
「ソウゴ②! 二日後のソウゴ!!」
「はーい」
「ソウゴ③! 三日後!!」
「俺だっけ?」
「いや俺。俺の明日の俺だからそっちは四日後」
「自分の時間くらい覚えときなさい!!
ソウゴ④! 四日後はソウゴ⑤! 五日後!!」
「俺だよ」
「ソウゴ⑥! 六日後!!」
「はーい」
「ソウゴ⑦! 最後の一週間後のソウゴはソウゴ⑧!!」
ソウゴ①から⑧までがツクヨミによって番号を振られる。
やっぱツクヨミがいたらこうなるよね、と全ジオウが話に花を咲かせ始めた。
この状況で、とオルガマリーが頭を抱え込む。
それを笑いながら見ていた今日のジオウ、ソウゴ①がアナザーオーズに向き直った。
「あんたは今日で終わるために生きるけど、俺たちには明日からずっと先が待ってるんだ。
俺たちはこんなところじゃ終われない。終わることを気にしないあんたには負けられない」
ジオウと王’sとずっと未来に続く明日2015 - Fate/GRAND Zi-Order - ハーメルン 西暦2015年7月。 王様になることを夢見る常磐ソウゴ。 彼は中学3年生の夏休みに、人理保障機関カルデアに訪れた。 そこで爆発事故に遭遇し、タイムワープを経…syosetu.org未来の自分達が助けに来るっていう激熱勝ち確シーンだけど
どの陣営も頭を抱えてしまう色々とヤバいやつ
- 12二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 23:12:45
「……………やりましょう。リュカオーンに勝てる勝てないじゃなくて、今この瞬間の偶然を、このゲームを全力で楽しみましょう」
自然と笑みが溢れる。というか溢れすぎてちょっと困るくらい笑い声が勝手に出てくる。
ああそうだ、そうだとも。何をごちゃごちゃ考えていたんだ俺は、ペンシルゴンに引っ張られて迷走していたか。
ユニークを隠すだとか、保持するだとか……実にくだらない。実にくだらないぞ。名前忘れたけどペンシルゴンの弟の事を言えないじゃないか。
「ああそうだとも、いまこの瞬間!今が楽しければ先のことなんざどうでもいい!」
先の事を考えるのはいい事だ、だがことゲームにおいてその為に今がつまらなくなる事を俺は許容しない。
シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜R15 残酷な描写あり ラブコメ 近未来 電脳世界 VRMMO 神ゲー クソゲー バグ 主人公最強? ガチエンジョイ勢 スキル制 縛りプレイncode.syosetu.comただのゲームだからこそ未来のことなんざ放り捨てて今を全力で楽しめるってのは良いよね
- 13二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 23:24:56
――俺のために命を賭ける眷属達の判断と決断を信じて、その結果、敗れるならそれはそれで満足すべきことだろうさ、と。
それは、諦念に見せかけた、抗いと信念と信頼の混合物であった。
同時に、オーマはこの時、本当の意味で異世界シースーアの【闇世】の迷宮領主としての資質を開花させることとなる。
自分が自嘲の具にしていた「怜悧さ」と「合理的思考」こそが、実際のところ、迷宮領主ダンジョンマスターという存在にとっては"不純物"であるということを、彼はまだ知らない。
多少そのタガが外れていたとしても、それが一歩間違えれば独善に転落していくようなものであったとしても、それでも譲ることが絶対にできず、そのためならば、どのように自分を偽ろうとも結果的に「対峙」することを選ぶ、狂的とすら言える何かを抱き、それを自分や眷属達を巻き込んで相手に、そして周囲の世界にすら押しつける信念を持ち続けること。
それこそが、迷宮領主に――このシステムを作った存在に――求められる最も大切な資質であった。
だからこそ、彼の眷属達はその想いに見事に答えることとなる。
とある"存在"による、気まぐれの、ほんの小指の先一つの気まぐれの介入によるささやかな助けを以て。
――"後援神"の自薦を検知。『九大神』による選定投票の実施を計測――
――投票結果。賛意8、棄権1――
――【全き黒と静寂の神】を『客人』オーマの"後援神"に確定――
噴酸蛆ベータの『酸爆弾』があり得ない飛距離を、まるで空間をすり抜け虚空を通り抜けたかのような超長距離を飛来。
竜人ソルファイドの頭上から、周囲の複数の小鬼術士達を巻き込む形で爆散して巻き込み、恐慌状態を引き起こす中、アルファの【おぞましき咆哮】に合わせて走狗蟲達が逆撃を開始したのは、その直後のことであった。
エイリアン使いの異世界探索侵略譚R15 異世界転移 オリジナル戦記 ダンジョンマスター ダンジョン運営 ダンジョン経営 ダンジョン作成 ダンジョン制作 ダンジョン防衛 ダンジョン拡張 ダンジョン建国 ダンジョン戦記 可愛い?マスコット 主人公は非ハーレム 男女キャラ比重視 ダークファンタジー 超長編予定ncode.syosetu.comこういう上位存在の気まぐれの助力みたいのすき
- 14二次元好きの匿名さん23/11/04(土) 23:52:35
「時間です。元の空間に戻れば、問題なくロン爺は戻ってきます。それでは・・・」
老剣士はそう言うと、踵を返して立ち去ろうとした。
そして、その姿がゆっくりと虚空に透けていく。
時間の干渉が終わろうとしていた。
その時ふと、モニカは自分の名前の元になった物語集の、ある一遍を思い出した。
使命を果たすため、果のない旅をする旅人物語だ。
そのイメージと老剣士の後ろ姿が妙に重なって見えたのだ。
名前はたしか・・・
「・・・”ファレナ”」
モニカがそう言った瞬間、老剣士が立ち止まり、ゆっくりとモニカを振り返った。
その顔は、岩の彫刻かと思うほど表情がない。
だが、目だけは強い光を放っていた。
その反応に、モニカは確信する。
「今決めた。あなたが産まれたら、わたしはあなたを、”ファレナ”ってよぶから」
モニカのその宣言を、老剣士は静かに見つめ続けた。
その中で、一体どのような感情が渦巻いているのか。
それは老剣士本人にしか分からない。
だが、最後にその姿が消える瞬間、老剣士は優しげな声で語りかけた。
「兄姉達によろしくお伝えください。 ・・・それと父上にも」
最後に消えゆく老剣士の姿の向こうに、モニカは無限に広がるかと思う程巨大な”黒い光の雲”が空間を埋め尽くしている所を見た。
そして彼がそこで生きている事を直感的に理解する。
あれはわたしの未来なのだろうか?
急激に空間から引き剥がされ、元通りに戻っていく意識の中で、モニカはそんな事を考えていた。
- 15二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 02:39:17
「イッセーが死んだのは、リアスが作戦を指揮していたときだ。
そのときに死んだのであれば、責任はリアスにある」
「だからといって!」
「ならば、リアスは彼が死んだことを彼の両親に報告しなければならない」
ソーナの、呼吸が、止まった。
「奴が死んだのは、実力が及ばなかったからだ。
もちろん、毒で殺されたことは卑劣と思う。しかし、それを含めて実力だ。
だが、奴は任務をやり遂げた。オーフィスをこの場に戻らせた。
それがどれだけの意味を持つか分からないわけではないだろう。
おっぱいドラゴンは、完遂したのだ。
『リアス・グレモリーの兵』であることをやり遂げたのだ」
ソーナは膝を突いた。その表情は虚ろだ。
サイラオーグは続ける。
「ならば、リアスは『兵藤一誠の王』であることを完遂しなければならない。
奴が最後になんと言ったのか、それを聞き、彼の両親に報告し謝罪しなければならない」
そこに、妥協など存在するわけも無い。
「俺は、リアスを説得する。
彼女の両親に頼んででも説得する。
それでもできなければ首根っこをつかんでもつれてくる。
だれにも文句は言わせない」
モンスターズD×D と・・・の続き13より
恋人を失い打ちひしがれていたとしても、リアスには妥協を許されない義務があると突きつける厳しいが頷かざるを得ない場面 - 16二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 09:44:00
「――お願い。あなたの名前を、聞かせて」
「俺は……」
エミリアの、再びの問いかけに、言葉を躊躇った。
散々、否定を重ねた。
そうはできない。そうはなれない。そうじゃないと、否定を重ね続けた。
だから、これはきっと、都合のいい言葉遊びでしかない。
――託され、信じられ、赦され、願われる。
この砂漠の塔で、エミリアたちにそうされる資格があるのなら。
この砂漠の塔で、エミリアたちを助け出せる誰かがいたとしたら。
それが『ナツキ・スバル』なら、その『ナツキ・スバル』がどこにもいないなら。
「――俺の名前は、ナツキ・スバル」
「――――」
「ユリウスに託されて、ベアトリスが信じて、エキドナが赦して、エミリア……君に、願われる、その男の名前が、ナツキ・スバルなら」
紫紺の瞳を黒瞳で見つめて、銀髪を煌めかせる少女に黒髪の少年が答える。
桜色の唇を震わせた問いかけに、血で赤黒く汚れた唇が答えを返した。
「――俺が、ナツキ・スバルだ」
今、弱々しく、力のない、絶望に蝕まれた体と心で、しかし宣言しよう。
エミリアを、エミリアたちを、君を、君たちを、その無事を、安寧を、望むと、願うと。
Re:ゼロから始める異世界生活 - 第六章54 『Re:ゼロから始まる異世界生活』R15 残酷な描写あり 異世界転移 異世界 ファンタジー 銀髪ヒロイン 感想乞食 バトル シリアス ほのぼの 時間遡行 死に戻りncode.syosetu.com - 17二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 12:27:07
連也は、ゆっくりと地面に降り立つ。
頭頂部に意識を集中し、自分の意思で、王冠のチャクラを閉じた。
(……アイツのお陰、なのかな)
兵藤一誠の事は、ハッキリ言って嫌いだ。
だが、彼とのこの一戦によって、自分がほんのちょっとだけ、目指す『高み』に近付けた──ような、気がする。
「お相手、ありがとうございました」
だから、今この時だけ、連也は一誠に感謝した。
最後の勝利者 - 生徒会長ゼノヴィア - ハーメルン無事に駒王学園の生徒会長に就任したゼノヴィアだったが、その仕事は予想以上に大変だった。 原因は兵藤一誠である。 その一誠と喧嘩をしてしまった時、彼女の前に一人の…syosetu.org嫌いな奴相手でも感謝の気持ちを持てる主人公が好き
- 18二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 13:47:59
「……ああそうかよ、やっぱりお前は救えねえな」
最後の警告は済ませた、ならばこれ以上躊躇う必要はない。
奇しくも俺とンロギが互いの端末を構えたのは、ほぼ同時だった。
「……だから、決めたよ」
≪Warning!! Warning!! Warning!! Warning!! Warning!!!≫
ネロのものではない、当然ハクのものでもない無機質な機械音声がもはや懐かしい警鐘を鳴らす。
もはや止めてくれるような存在もなく、俺は画面に現れたアプリを無造作にタップした。
≪……OK、GOOD LUCK≫
「―――――お前も、火あぶりだ」
一番最初に必殺技を使ったときのオマージュといいハクの不在といいできる限り多くの魔物を道連れに消えたいという黒化体の発生理由といい本当に悲しくて哀しくてかっこよかった - 19二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 14:41:15
- 20二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 17:02:04
オリ主が不快な性格で読みづらいんだけど、そのぶん原作のキャラを立てる描写が多くて嫌いじゃない
オリ主の功績とかじゃなくて自力で原作キャラが成長してる感じが好き
支配者の告白 - ナザリック最後の侵入者 - ハーメルン モモンガ様が「最終日に侵入者がいたらなぁ」みたいなこと言ってたから書いてみた。 能力的には強く設定してるけど、ストーリー的理由がちゃんとあるからセーフだよね…syosetu.org「……最後は、私のことを。
私はアインズ様に救われました。
我が創造主タブラ・スマラグディナは、去り際に御身以外の至高の存在がナザリックを捨てたことを明らかにして消えていったのです」
それはアインズが覗いた記憶にも確かにあった。
『変わらないね、ナザリックもモモンガさんも。捨てられて尚墓守を続ける様は……実に哀れで見るに堪えない』
理不尽とは思えなかった。
タブラという常人からすればギルドを一人で維持し続けたアインズなんて気持ち悪く映っても仕方がないのだ。
アインズにとっては溜飲の下がる言葉だが、ナザリックに忠誠を誓う自由意志を持ったNPCにはとてもとても看過できる言葉ではなかっただろう。
「もしそのまま自分が放置されていれば、創造主に見捨てられたシモベとして絶望しながら生きる他がありませんでした。
ですがあの時御身が私に『愛するように』命じてくださったから……必要としてくださったから、世界に絶望することなく生きていけるのです。
そしてそれは、ナザリックに仕える皆も同じことがいえます。アインズ様がアインズ・ウール・ゴウンとして我々のもとに君臨してくださった。だから……」
「つまり、何が言いたい」
「……長々と纏まりのない話で誠に失礼しました。
我々はアインズ様に多くのモノをもらい過ぎました。だから……怖くなったのです。
こんなに沢山頂いているのに、我々はアインズ様に何も尽くせていないのではないかと。
ですが、よかったです。様々なすれ違い等があったにせよ、アインズ様が我々の忠義を心から喜んでくださったのだとわかって、よかったです。本当に、よかったです。生まれてきて、よかったです」
- 21二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 18:13:13
「それにしても所長はいつ見ても身だしなみがしっかりしているねえ。このラボの所員は皆、身綺麗だけれど、所長は格別だ。職場と職員の衛生観念と美意識がしっかりしているのは、経営者として嬉しい限りだよ」
「誉め言葉として受け取っておきます。私の持論ですけれど、何かに熱中して成果を上げるのに、食事、睡眠、趣味嗜好、人間関係などの諸々を犠牲にする人間は、ソレに向いていないのですわ」
「向き不向きの問題なのかい? 天才かどうかではなくて?」
「ええ。“向いている人間”というのは、自分の楽しみを犠牲にしなくても結果を出せる人間を言うのです。
あれもこれも犠牲にしてようやく成果を上げるようなのは、それがどんなに素晴らしい成果であったとしても、“向いていない人間”です。向いていないから犠牲なしには成果を上げられない、と私は考えておりましてよ」
「ふむ、一理ある。成果の大小ではなく犠牲の大小で適性を見るというわけだね。それじゃあ、所長やこのラボの所員達が社会人として最低限以上に身だしなみに気を使っているのも、普段からそう心掛けているからかい?」
「ええ。普段から他人の目を気にする余裕を失う程、切羽詰まらなければならない不向きな人間には、このラボの敷居を跨ぐ資格はありません。
絶対にその期限までに成果を上げなければ自分や家族の生命の危機だとか、大げさに言えば人類の危機だとかそういう切羽詰まった状況なら、ま、考慮しなくもありませんけど」
「はははは」
「宇宙世紀……じゃない? スパロボだ、コレ!?」 第二話 スパロボだけどやっていることはむしろギレンの野望
この女所長大戦が始まってからも身だしなみは維持していたのでまさに有言実行しているところに好感が持てる - 22二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 21:53:02
「『山月記』という小説作品がある──」
「この作品は創作者の「苦悩」を語った作品とも言え──」「作品を作ることを経験した人間なら、大なり小なり共感する部分はあるんじゃないだろうか」「もちろん、この岸辺露伴もこの小説は読んだことがある」 共感はできなかったがね
青年──改め漫画家・岸辺露伴は、そう言ってからスマートフォンの画面電源を切り、懐に仕舞う。それから前へと視線を戻して、神妙な面持ちで続ける。
「この作品では、詩人としての夢に生きようとして挫折した李徴という男が、虎に変じた姿で登場する。『臆病な自尊心』『尊大な羞恥心』……そうした心の「パワー」が男を獣に変貌させた」「それは『精神のパワー』だ」
「ぼくとしては、シンパシーを感じる事柄でもある」「もっとも!」
と、そこで露伴は恰好を崩し、両手を広げてみせる。
おどけるような仕草は、あるいはこの作品に対する不満をあらわしているようでもあった。
「この男は、その『精神のパワー』を作品に活かすことはできなかった……」「人から虎に変貌するほどの圧倒的な「エネルギー」」「同じ『作品を世に送り出す者』としては、非常にうらやましいものなんだがね……」「そこのところは、少しだけ不満かな」
そこまで言い終えると、露伴は手を下ろして頬杖を突き始める。
少々の沈黙。
「……どうしてそんな話を?」
「よく聞いてくれた。それがこのエピソードの「肝」なんだよ」
「虎に変じるほどのエネルギーを、そのまま作品にぶつける人間を見た」「いや……アレが正確な定義で「人間」なのか」「そこからしてぼくにもよくわからない」「ぼくの同類なのか、あるいはまったく別の「何か」なのか……」
思い返すように視線を横合いに背けながら、露伴は言う。僅かに畏れすらもにじませるその横顔には、冷や汗が一筋流れていた。
「一つ」「言えることがあるとするならば……」
そして、岸辺露伴は人差し指を立てて言う。
不思議な緊迫感を見る者に与える表情で、
「あそこにいたのは、『猫背の虎』だった」 - 23二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 23:28:20
ゲームだからこそやばそうなスイッチは取り敢えず押すし、世界の危機を放り出して寄り道するし、明らかに勝てない相手に突撃するのだ。
シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜R15 残酷な描写あり ラブコメ 近未来 電脳世界 VRMMO 神ゲー クソゲー バグ 主人公最強? ガチエンジョイ勢 スキル制 縛りプレイncode.syosetu.com地の文だけど
- 24二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 00:37:56
「黒川あかねとは、付き合うの?」
「まあ、しばらくは、番組の義理もあるし、彼氏彼女するしかないだろうな」
「そう……」
かなとしても芸能人だ。番組へのしがらみがあることは理解している。もっとも、それが納得できるか、というと別の話だが。だから、言葉少なに納得するような返事を返すしかない。だが、それが分かっているのか、アクアはぎゅっとかなの身体を抱きしめる。こういうところがずるいと思った。
「大丈夫、かなとの時間は作るから」
あかねとは仕事上の関係だ、とは言わないんだな、と思った。下手に嘘を付かないところを潔く思うべきか。あるいは誤魔化しているだけのスケコマシと思うべきか。もっとも、かなから離れるという選択肢がない以上、アクアの言葉は歓迎するしかないのだろう。だから、返事としてアクアを逆にぎゅっと抱きしめた。そして、半分眠気に支配されている思考で思わずアクアに聞いてしまった。
「あんたは、そんなに女を口説いて何がしたいの?」
自分以外に女がいることは知っている。ルビーからも懇々と過去の所業を聞かされて、愛想をつかす様に説得されているし、今ガチを見ても黒川あかねと関係を義理が終わってからすぐに清算するようにも見えない。だが、一方で、ただの女を弄ぶような性根のようにも見えない。アクアの口から語られる「愛してる」という言葉に薄っぺらい嘘は感じないからだ。少なくともかなを愛していると口にする言葉に真実味は感じる。だからこそ、見捨てられないのだが。
その時、かなにとって幸運だったのか、あるいは不運だったのか分からない。だが、アクアもかなと同じく半分眠気に意識を支配されていたのだろう。寝入る直前のうわ言のように言葉が呟かれた。
「――――殺したくなるほどの愛ってなんだろうな?」
それだけ呟いてアクアは目をつむって、眠ってしまう。それに続く様にかなも眠りに就こうとしていた。だが、意識が落ちる直前、アクアの問いについて思った。
―――なんだ、簡単じゃない。その愛を永遠にしたいからよ。
愛を探す愛久愛海 黒川あかね編②
感想欄でも好評だったアクアの疑問に対する回答 - 25二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 02:13:19
「……俺の立場から言うのもなんだけど、ペイル・スキャンダルでペイル寮の肩身が狭くなった原因の一つには、強化人士計画の露見がある。普通に考えて、ペイル寮にいるのは気まずくならないか?」
「別に。元々、人付き合いもないしね」
四号は涼しい顔でこう言い放った。
大物である。
エランは困惑した。
「……俺の影武者やる気あったんだよな!?」
「僕なりに頑張ってはいたよ」
「まず一人称が違うだろ! あの婆さんたちは何を見てこれでイケると思ってたんだよ!?」
ガンダム狩りのスレッタ - ハーメルンスレッタ・マーキュリーが学園に来る前にガンダム狩りやってて「水星の魔女」とか呼ばれてたら、というIF。 朗らかで純朴な田舎娘が冷たい目で人を殺してると興奮するタ…syosetu.orgなんやかんやあって生存したエラン4号&エラン5号&本人が今後どうするかの会議にて
- 26二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 02:24:38
ジョジョ味溢れる書き方でめっちゃ好きだ
- 27二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 04:50:26
浸水する、というよりは消滅していく世界の中で、アンデルセンは酔いどれていた。
肉体の損傷部から見上げた空ソラには、たどり着いた男女の姿が見える。
化物と兵器が、こんな海の底でいちゃついている。
なんて、馬鹿々々しいのだろうか。
ああ、この結末は、描けなかったな。
きっと、英霊の座に帰っても、この光景は忘れない。
自分が化物に仕上げた女は、普通の女に戻って幸せに暮らしました。
「めでたしめでたし……ああ、これでいいのか……」
なんだ、ちゃんとハッピーエンドも書けるじゃないか。
殺生院キアラという女が誰かに恋ができる、そんな当たり前の女になれたことが嬉しくて、喜ばしくてしょうがない
アンデルセンの中の人的に感情こそ違うが「酒!飲まずにはいられないッ!」といったところでしょうか - 28二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 16:14:53
保守
- 29二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 18:47:56
レイとつながる魔法線を通じて、俺はそこに魔法体の自分を創り出した。
「レイ・グランズドリィは転生世界ミリティアの大勇者。常に俺と肩を並べ、平和へ邁進してきた朋友だ」
レブラハルドの視線が、俺の魔法体に突き刺さる。
いや、彼だけではない。
イーヴェゼイノの幻魔族、ハイフォリアの狩猟貴族、そしてバーディルーアの鉄火人。この戦場にいる者たちが、こぞってこちらに視線を向けている。
「我が後ろを、彼が歩むのではない。彼が歩んだ道こそ我が王道。俺が歩む道こそが彼の覇道だ」
戦場一帯に響き渡るように、俺は<思念通信リークス>を飛ばす。
「どれだけ遠く離れ、いかな方向へ進もうと、俺と友の歩む道は重なっている」
イーヴェゼイノとハイフォリアへ宣戦布告するように、俺は言った。
「このつまらぬ争いを止めることが、夢物語などと笑うような弱者は、我が配下には一人もおらぬ」
レイは僅かに笑みを見せ、霊神人剣を構える。
「血が欲しくば、かかってくるがよい。災淵世界イーヴェゼイノ、聖剣世界ハイフォリアよ」
両手を広げた魔法体が、陽炎のようにゆらゆらと揺れる。
「我々魔王軍の力を、その頭蓋に刻んでやる」
魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ - 二人の行く道R15 残酷な描写あり 魔王 男主人公 西洋 中世 チート 主人公最強 学園 魔法 コメディ要素ncode.syosetu.com始まってしまった2つの世界間の争いを止めようと両陣営に戦いに挑もうとしている勇者が
君は魔王と道を違えてないか?と言われたのでそれに対する魔王の言葉
- 30二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 19:08:21
「あれがハードレット卿? セレスティナ陛下を助けて頂いたのよね」
「パブロ・イラリオ殿下よりずっとしっかりしているわ。それに無体の噂も聞かないし」
「なんでも北部では有名な将軍らしいわよ」
中央平原は南北での交流は薄く、噂もあまり広がっていないようだ。
こちらの方が楽でいい。
「なんて呼べばいいのかしら? ハードレット様?」
「ゴルドニアの将軍様?」
「北からいらっしゃったから……」
「北の……」「将軍様?」
「とっても偉大な方らしいわよ?」
「偉大な……」「北の」「将軍様!?」
「「「偉大な北の将軍様、万歳!」」」
一部の民は俺にも声をかけてくれるが何故か釈然としない。
愛想に手を振っておこう。
https://novel18.syosetu.com/n3746ce/170/
ノクターン18禁注意
- 31二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 20:34:08
「オレはうちは一族―――眼で語る一族の、当代だ。ゆえに、眼を見れば解る・・・・・・・。貴殿は……立派な忍者・・・・・のようだ」
サスケが、病室の外に出る。
「願わくば……オレの息子―――サスケも、貴殿のような立派な忍者に、なって貰いたいものだ」
サスケが、病室の扉を閉めようと、後ろ手に扉に触れる。
「そして……もしもそうなってくれたなら、オレはきっと、こう言うだろう」
扉が、閉められた。
フガクは閉じられた扉の向こう側へ、静かに、しかしよく通る強い声で、言った。
「―――サスケ」
―――二度と出会うはずの無かった人。二度と聞くことが出来なかったはずの声。かつて切望し、そして二度と叶わないと受け入れた、その言葉。
「さすがは・・・・、オレの息子だ・・・・・・」
―――閉められた扉の、向こう側。
俯いた顔。小さく押し殺した、震える声。震える手で、顔を隠すように覆った。その内側にある表情はくしゃくしゃに歪み―――。
「―――父さん……っ!!」
雨漏れか―――サスケの足もとの床が、一つ二つと、水滴に滲んだ。
綱手の兄貴は転生者 父と息子
一目で未来から来たサスケを見抜いたフガクがちゃんと息子のことを見ていることを感じさせる名シーン - 32二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 04:21:13
「お母さんって、ずっと呼んで欲しかったの」
ミヤコさんは、心から愛しげな眼差しをアクアくんに向ける。
「アクアが私を信頼してくれているのはわかってた。だけど、決して私をお母さんとは呼ばなかった。この子はアイですらお母さんなんて呼ばなかった。母親と認めていないのか、それとも母親が理解出来ていないみたいで。私はこの子の抱えていた孤独にも苦しみにも寄り添ってあげられなかった。あの事件でつくづく痛感したわ」
くるくると指先で柔らかな蜂蜜色の髪をもてあそびながら、穏やかに笑う。
「だからね、今とても幸せなのよ私。笑顔でお母さんってアクアが呼んでくれるたびに、ずっと満たされなかったものが埋まっていく気がして」
だから、とミヤコさんがアクアくんに向けていた顔を上げる。
「本当に無理してまで来なくてもいいのだからね?」
背筋がピリついた。
微笑むミヤコさんの瞳が笑っていないことに気付いたから。
「私とアクアの生活に干渉するのは程々にして」と、そうミヤコさんの目は物語っていた。
もしかして、無意識なのかもしれない。
けれど、それは我が子を奪われまいとする母親の独占欲だった。
ああ、そうか。
アクアくんが子供をやり直してるように、
この人は母親をやり直しているんだ。
可愛くて可愛くて仕方がない幼い我が子の喜びも、幸福も、愛情も独り占めしたいのだ。
私はそのかいまみえた独占欲に気付かないフリをして笑う。 - 33二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 04:21:41
「全然、無理なんてしてませんから」
だって、私もやり直してるんだもの。
育てて、私の知っているアクアくんにまで育てて、そうしてまたやり直すんだもの
さりな「どうしたのせんせ?」 #4「どうしたのせんせ?」
あかねもミヤコも病んでる… - 34二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 15:51:13
「私のことはすぐに忘れてしまってください。貴方の人生に何の益体も無いことですから」
今更どの口が言うのだろうか。
散々年端もいかない少年を貪っておいて。
自分の愚かさ、欺瞞に吐き気を覚える。
「ですが、これだけは心の片隅に留めておいてください」
それでも、せめてこれだけは伝えておかなければならない。
「必要とされる人間になりなさい。蹲っている人が手を伸ばしてしまいたくなるような、
そんな人になりなさい。今日の貴方のような子が必要とするような。……この言葉だけ覚えていてくれませんか?」
行き先に迷い込んだ人の手を引いて正しい道へと導ける人に。
「私にはとうとうなれませんでしたから…」
欲望のままに貴方を穢してしまった私にはこんな事を言う資格なんて無いことはわかっている。それでも、私は言わなければならない。
これは刷り込みだ。
この少年が私を受け入れてくれた。だから、その心に付け込むように言葉を重ねる。
女の味と共に私の言葉を刷り込む。
せめて、彼が自分を容易に捨ててしまわないように、誰かの力になれる人になれるように。
「私を一生恨んでください、上杉風太郎君」
はうまっち? 第16話
R-18注意 これまでの誰よりも浅ましく少年を貪った女が遺した、忘れられない言葉 - 35二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 18:56:02
「どうして?どうして私をかばったの?」
「…私は正義の味方だ。仲間を…命を狙われた者を守るのは当然のことだ。」
「…本当は知っていたんでしょう?QBが後ろから不意打ちを仕掛けてくることを…!」
「魔女を倒した後、日記が急に雑音を鳴らし始めてな…。よーく聞いてみて気付いたのだ…。日記が『DEADEND』を示していることを…。回避しなければ確実に死を迎える終焉の知らせだ。」
「だからこそ『どうして私をかばったの』と聞いたのよ。予知の内容はおそらく『黄泉、ほむらをかばって死亡』とかだったはず。…私をかばったりしなければこんな事態にはならなかったはず…!なのにどうして…!?」
「…私は正義の味方だからな。考えるより先に体が動いてしまったよ。それと…暁美ほむら。私は君を放ってはおけなかった。」
「そう言えばあなたは…よく偉そうに私に説教したり、絡んだりしてきたわね…。」
「君はとても危なっかしい少女だ。いつも1人、仲間を遠ざけ自分だけで何でも解決しようとする。その姿が、正義のヒーローである私には無視できなかった。お節介だと分かっていたがな。」
「本当に…大きなお世話…。」
「だが君は変わった。自分の限界を知り、団結を知り、仲間を知り、思いやりを知った。これから更に成長するであろう君が、こんな場面で死んでいいはずがない…!それが…私が君をかばった理由…だ…。ああ、きっとそうだ…。」
多重クロスRPG動画、呪いに苛まれる中、ヒーローとして仲間として大人として語り掛ける12th。
この後ほむらによる仲間を頼り人質を救った秘策と、異常個体QBの周到な覚醒や激戦含め、個人的にトップクラスの神回
- 36二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:40:03
『「やめてくれ」「私は話をしに来た」ニンジャスレイヤーは繰り返した。「戻れ。そして弔え。ケリをつけろ、ケンザ=サン」「スピードを汚すな!」クロームドルフィンは叫んだ。「マカナ!」「その先にマカナ=サンはおらん!」ニンジャスレイヤーは言った「既にそこにいる!己の中の彼女と対せ!」
「……」クロームドルフィンは黙った。そして自嘲的に笑った「それが出来れば、良かった。……だが無理だ。俺の罪はあまりに重い」「……」「俺はクロームドルフィン。戻れはしない。知っているのだろう、お前」彼の口調は穏やかだった。「……だが、ありがとう。ニンジャスレイヤー=サン」
「バカめ」ニンジャスレイヤーは低く言った。クロームドルフィンは並走するニンジャスレイヤーに何かを放った。ニンジャスレイヤーは受け止めた。それは飾りの無い指輪だった。クロームドルフィンの青いLEDが明滅した。手振りをしたのち、推進剤を放出、一気にニンジャスレイヤーを引き離した。』
正気を失いスピードに縋り付くクロームドルフィンの人間性を保っているのが亡き妻への未練なことと最後のバカめが数多の邪悪なニンジャを殺したネオサイタマの死神ニンジャスレイヤーではなく妻子の仇を取るために戦ったただの家族思いのサラリマンフジキド・ケンジとしてのセリフって感じがすごくお気に入り - 37二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 21:51:05
「……いいだろう。これ以上の問答は不要だ。私は、君を倒す」
「倒す? は、綺麗なおべんちゃらがまだお好みか」
《暗黒剣》が体力を啜る。変換されたエンチャントが剣に満ちる。
「──殺すって、言えよ!」
衝撃が、偽りの天を揺らした。
なんかハッピーエンドしか許されない主人公に転生したようです。より
SAO二次で一番好き - 38二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 22:11:17
「何!?」クレアボヤンスは目を剥き、名状しがたい恐怖に震えた。ナムアミダブツ!そこには禍々しき「忍」「殺」の二文字が刻まれていたのだ!
「な! 何だ!? この牌は一体何だ!? 誰が紛れ込ませた!?」クレアボヤンスは反射的に、その不気味な牌を卓の中央に叩きつけた。直後。イチロー・モリタが腕組み状態で言い放った。「……それでロンだ」
「何だと!? 貴様、世迷言を!」クレアボヤンスは顔を上げ、対面を睨んだ。だがそこにはもはや、トレンチコートにハンチング帽のみすぼらしいサラリマンはいなかった。代わりに、赤黒いニンジャ装束を身に纏い、その目を血のように赤く輝かせる復讐者がいた!
「この役名はニンジャ殺すべし。オヌシの首をいただこう……!」復讐者は自らの手牌を右から左へと倒し、全てを詳らかにした。ゴウランガ! そこにはクレアボヤンスが引いたのと同じ「忍」「殺」の異常牌が十三枚!
「何だと!? 待て! 貴様、さては牌を入れ換」「イヤーッ!」「グワーッ!」ニンジャスレイヤーは機先を制するようにスリケンを投じた!クレアボヤンスの両目にスリケンが突き刺さり、スプリンクラーめいた血が全自動雀卓と気絶したカチグミ・サラリマン二人を染め上げた! - 39二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 23:21:13
「てめえなにしたのかわかっててやったのか…!!こんなもんいったいどうする気で!!」
「ウル様!!」
そこに、シズクが近寄ってくる。彼女の声にオーロックは憤怒の形相で、何か罵倒を浴びせようと口を大きく開いた。が、
「良かった!!上手くいきましたね!!!」
満面にして絶世の笑顔で歓喜する彼女に、絶句した。
オーロックはおろか、その場でまだ逃げようとどたばたとしていた冒険者たち全員が、彼女の澄んだ声を聴き、そして言葉を失った。彼女は頬を赤く染め興奮し、花のように綻ばせていた。心の底から喜んでいた。この死屍累々の地獄絵図と、バケモノを誕生させた結果を。
その背後で暴走した宝石人形にぶっ飛ばされた冒険者達の血しぶきが飛び散っていた。阿鼻叫喚を背に歓喜を振りまく銀の美少女の姿はあまりにも邪悪だったが、絵にはなった。
「ああ……そうだな」
ウルは震えだしそうな足に力を籠める。鳴りそうになる歯を食いしばり、そして笑みに形をゆがめ、彼女に同意する。彼女はイカれている。それは違いない。そしてそんな彼女の狂気に乗っかると、既に決めたのだ。故に、
普通を辞める時が来た。
“たが”を外す時が来た。
狂気に身を置く時が来た。
さあ、笑え、狂え、構えろ。眼前の地獄に向かって突撃しろ。全ては“己”のためにある。己が為に命を使う、繕いようもない自己満足のために、地獄の底に飛び降りろ。
ウルは笑った。大声で。狂った策略が見事に的中した事実を哄笑し、叫んだ。
「ああ、最高だ!完璧だ!!さあ後は勝つだけだ!!!!」
「はい!!!」
かくして狂人二人は地獄で笑う。
『GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!』
―――宝石人形戦 開始――― - 40二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 02:47:27
陽炎の世界の中、崩壊した瓦礫の上で二人、少年と少女が背中合わせに座り込んでいる。
銀炎の弾けた後に残ったのは二人だけ。“狩人”フリアグネの姿は無い。最悪の事態は回避され、御崎市の危機は免れた。
けれど………
「………終わった、ね」
「…………はい」
銀の残火が燻る傍らで、二人は燃え尽きつつあった。
悠二の左腕は炭化して崩れ落ち、ヘカテーの右腕もまた、中途から失われて水色の炎を零している。所々で輪郭を薄れさせる身体は、否応なしに消滅の予兆を感じさせた。
最早ヘカテーにも、人の存在を喰らいに行く力すら残っていない。このまま二人で、消える。その事が、悠二は自分でも不思議なほど怖くなかった。
「紅世の徒は……人を喰らう。……それは、どうしようも無い事なのかな……」
気になる事は沢山あった。訊きたい事も沢山あった。なのに悠二は今……こんな事を口にしていた。
「徒が、人を…喰らうのは……」
それに、穏やかな声が返る。
「……我々と、同じだから…です。隣を歩む……者で、あっても……変わらないモノを持っている。……だからこそ、その存在を……己が物とする事が……出来る……」
「…………………」
力無く、途切れ途切れに囁かれる声に、驚きは少なかった。何となくでしかないが、そんな気がしていた。
………この少女を見ていて、そう思った。
「………どうにも、ならないのかな」
徒は、人と変わらないモノを持っている。そう知ったからこそ強まった想いが、無念となって口を突いて出る。 - 41二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 02:55:43
「……それが、世界の理です……」
ヘカテーはこれまでと変わらず、真実だけを口にする。その、後に………
「……受け入れ、られません、か……」
彼女らしくない、意味の無さそうな問い掛けを続けた。悠二は既に答えられない。それだけの力が残っていない。だから、俯くように首を下ろす。
背中の向こうで、少女が頬笑んだ気がした。
「だったら……祈り、ましょう」
何に? と訊くまでもなく、ヘカテーはそれを教えてくれる。
「…神に、です……」
「(……ははっ…)」
消滅を目の前にしているというのに、初めて聞くヘカテーの冗談が可笑しくて堪らない。
彼女から散り往く火の粉が、封絶の中を癒していくのが解った。
「(悪くは無かった、よな………)」
もう目も見えない。
悠二は、ヘカテーは、消え往く自らを感じながら、それでも確かな何かを探して……どちらからともなく後ろ手に互いの指先を絡め合い、手を繋いだ。
(ゴォォ………ン)
いつしか、封絶は解けていた。
時計塔が鳴り響く。―――時の終わりと、新たな時を刻む為に。 - 42二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 03:06:50
水色の星A 1-☆零時迷子
灼眼のシャナ二次創作の名作のセルフリメイク作品
エモい感じのシーンだがうっかりベルペオル自作の絵皿を割ってしまったヘカテーのトンズラからこの物語は幕を上げたのである - 43二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 04:48:02
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- 44二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 12:43:25
保守
- 45二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 15:56:02
〜が気にならないくらい楽しいことをしてみないか? その、二人でできることで、道具も金も何いらない。あるいは、服さえも
この誘い文句結構好き - 46二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 16:02:16
上がり過ぎたハードルは、空の彼方の雲の上。
私は無言で、ハードルの下を潜り抜けた。
誰かが言った――ハードルは高ければ高いほど、くぐりやすい。 - 47二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 16:03:52
頭の中を明るくして現実から離れてお楽しみください
- 48二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 23:05:54
このレスは削除されています
- 49二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 04:49:12
ああああ、そう言ってる間に男の子がぐっと、ぐぐっと顔を近づけて――――ッッ、キャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
いま、今いまいまっっ!? ちょん、って。ちゅ、って???! したの? キスしたの??! こんな往来で? 私以外にもすごい注目されてるのに……?!
「ッ??!」
あ、いま、男の子と眼が合った……。うわ、しかもキョロキョロして慌てて女の子から離れて、さっき以上に真っ赤になってる……。
もしかして、観られてることに気づいてなかったとか……? あ~……なんか、そうみたい。あははすごい慌ててる。変なヤツ。
あ、女の子も気づいたみたい。真っ赤になって俯いて……うわぁ、こっちも相当ね。あーぁ、春っていいなぁ。ゴチソウサマデシタ。
「じ、じゃあっ、俺行くからっ! 純夏ッ! 元気でなっっ」
男の子が早口に、瞬時に荷物を持って走って行こうとする。凄い大きな声だった。多分、気が動転して混乱してるんだろう。顔、真っ赤なままだし。
「――あっ、待って! タケルちゃん! 待って!!」
こちらも大きな声。でも、男の子と違って、とても必死な……でも、どこか哀しくて暖かな声。
女の子が自分の髪を結っていたリボンをほどいている。鮮やかな黄色をしたそれを、数歩先に居る男の子に駆け寄って手渡した。
ああ、そっか。――お守りだ。
女の子が、とびっきりの笑顔で、大事そうにリボンを受け取った男の子を見つめている。
男の子が、とびっきりの笑顔で、大事そうにリボンを受け取って女の子を見つめている。
そして、お別れ。最後に小さく抱擁を交わして。
男の子は坂の上へ。女の子はその背中をじっと見送って。
ふわりと、緩やかな風が吹いた。路上に散った桜の花びらが女の子を包むように舞い上がって……。
そして私は、女の子の横を通り過ぎ、ちょっとだけ羨ましいと思った彼女のために、その男の子の力になってあげようと、そんなことを考えていた。
まぁ、その後入隊式を終え訓練部隊に割り振られたとき、まさか同じ隊になるなんて思わなかったのだけど。
偶然って、怖いなぁ。
――それが、私こと涼宮茜と、白銀武の出逢いだった。
Muv-Luv ALTERNATIVE ~復讐の守護者~ 序章‐02
最初の印象はいじらしいカップルの男の子。ただそれだけだった - 50二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 13:50:56
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- 51二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 17:39:43
「戦争をしたい人間なんて、本当はいない。何か特別な原因があって戦争が起こるから、
みんなはそれが叩き潰される事を願ってるってな! 大間違いだったよ!」
エンブレイスからの全方位射撃を回避し続けるデスティニーⅡ。
シン=アスカの集中力は途切れない。
虚ろな紅の瞳は全てを視る。
覚醒した彼は、人間とそうでない何かとの境界に足を踏み入れつつあった。
「だからこそ、解る! キラとラクスを落ちぶれさせてプラントに住んでる2000万人を飢え死にさせて、
セレニティで地球圏に睨みを効かせても、平和にはならない!」
2機の残存するカメラアイ全てが、同時に輝いた。
「誰も、平和なんて望んでないんだからな!
脅して俺達を管理しようったって無駄さ!
昔から、CEが始まる前から、俺達人類はそういうのが大嫌いなんだ!」
『私は貴方ほど人類に絶望していないのです、シン。
何かのきっかけさえあれば、人々は 理性と平和を取り戻すと信じています』
全てのドラグーンを収納し合体するエンブレイス。
両掌に光を湛え、巨大な片翼を後方に伸ばすデスティニーⅡ。
エンブレイスは前傾姿勢を取り、デスティニーⅡもまた身を屈めた。
焼け付いたスラスターノズルの奥が、淡く輝き始める。
「間違ってるよ。平和っていうのは、みんなの理解を期待するものじゃない。
殴りつけて、首根っこを掴んで、硬い地面に押し倒して耳元に怒鳴りつけるんだ。
何度も何度も、絶対に諦めず、端折らずに。アンタのやり方じゃ、何億人殺しても平和にはならない」
『あくまでそう主張するならば、シン。まず私を殴り付け、耳元に怒鳴りつけなさい』
SCA-Seed_GSCI 第64話
人類への絶望を明言するシン・アスカと人は平和を望むと信じるAIという歪極まる光景 - 52二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 21:27:31
まごは自分の純粋な疑問を口にした。
「どうして、ノーマの人達はこんなに差別されるんですか?」
ぽかん、と場の女性全員が呆気にとられ、固まった。
「マナとかノーマとか、その辺りのことは大体わかりましたけど、でもマナを使えない人がノーマなら、マナを使える人達はそれを助けようとか、そういう風には思わないんですか?」
それは、小学生でもう学ぶことである。
例えば、盲目の人。難聴の人。足腰が不自由な人。
そういった、一般と比べ身体能力的に劣ってしまっている人達を助け、できるだけ平等に、社会の一員として共に生きようするのが健常者のあるべき姿であろう。
それは、マナを使える人間使えない人間にしても、同じことではないのか?まごはそう思ったのだ。
暫く沈黙が続き、まずエマがずり落ちた眼鏡を直しつつ、呆れ半分、怒り半分といった表情で口を開いた。
「あな――
「あなたは、何を言っているのですか」
そんなエマをも遮り、唐突に立ち上がったのは、アンジュ。
「あ、アンジュ…さん?」
「ノーマは、人々の幸福の光であるマナを拒絶する、反社会的で、暴力的で、下劣な生き物…人間ではないのです」
それまでの無口ぶりがまるで嘘だったかのように、アンジュの声は流暢に、そして大きくなっていく。
「あなたがどこの田舎者なのかは知りませんが、今まさにここでの授業を聞いていたでしょう!?居眠りでもしていたのですか!?ノーマは淘汰されて然るべき穢れた存在なのです、疑問の余地などありません!男性のノーマと聞いて半信半疑でしたが、どうやら本当だったようですね。そんなことを考えているから、マナの恩恵を失った非人間に――」
「「黙れ!!」」
「ッ!?」
重なった一喝。
アンジュの身をビクリとすくませ、口を閉じさせたのは、
「おじいちゃん…ジルさん…」
じーさんは、まごでも滅多に見ないような目付きでギロリ、とアンジュを睨む。
ヒッ、と短い悲鳴が上がった。
「…今回は見逃してやろう、アンジュとやら。じゃが、もしまたワシの愛するまごに「非人間」などと口にしたら……その時は、容赦せんぞ」
「ぁ……っっ」
プリンセスアイタタ、じゃっ! - 絶体絶命クロスアンジュ邪っ! - ハーメルンこれは、危険と戦う一人の老人と 苛酷な運命に抗う、不屈の姫君の 二つの世界の命運をかけた、壮絶な戦いの物語である (・д・ = ・д・)ナ・ン・テ・…syosetu.orgアルゼナル内幼年部の教室内でのやり取り。
- 53二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 22:08:46
「サキ」
「幸せになってよ」
サキ、君の嘘を真に受けてしまったら…君は悲しむだろうか。
「サキ……なにか、喋ってくれ………私は…君を……置いて行こうとしているんだ」
サキはくすっと笑った。昔。本当に昔…。出会ったときの頃見せていた純粋な笑顔で。
「ばかだなぁ、先生は。いいにきまってるのに!」
目が、覚めた。
起き上がると、瞳から涙が溢れた。
「サキッ……」
気づけば何粒もの涙がシーツに落ちてシミを作った。止めようとしても止まらなかった。後悔と、懺悔と、哀しみと、どうしようもないほどの愛情が溢れて止まらなかった。
君たちのことを忘れない。絶対に。
幸せに、なるよ。
なってはいけないと思っていたけれど。
まだ、ちゃんとなれるかもわからないけれど。
だって、サキ…君のところに行ったとき、たくさん話すことがないと、君は退屈してしまうだろうから。
私はこれからも、息をし続ける。
生き続ける。歩き続ける。
君が迎えに来るまで。
そうしたら話してやろう。
君の知らない、世界の話を。 - 54二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 22:10:23
- 55二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 22:17:51
「ふんふふんふふんふーん☆」
暗闇の奥からだった。
あまりにも場違いな鼻歌。だが命の取り合いの場において、自らの居場所を伝えてくる事が何を意味しているか、甘ったるいミルクティーに似た色の長い髪を白い頬に貼り付け、虹の輝きを纏うエキドナはすぐに理解した。
そう。
圧倒的な力量差による死刑宣告だ。
吸血鬼の姉とゾンビの妹がハッカー達のお祭りに興味津々だけどどうしましょう?
……こっちはそれどころじゃないけど
小説&エッセイ | 鎌池和馬OFFICIAL WEBSITE吸血鬼の姉とゾンビの妹シリーズ、最新話公開!『創約 とある魔術の禁書目録』好評発売中!『とある魔術の禁書目録』上条当麻たちの軌跡など、作家・鎌池和馬の最新情報をお届けします!!dengekibunko.jpWebだからセーフ・・・よね?
- 56二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 22:50:15
「私は敗者になりたい。人類すべてが、ニュータイプやオールドタイプもすべて弱者であり敗者になれば、世の中は変わっていく。勝者は反省をしない。勝ちが当たり前になるから。成功は常に運が良いだけだが、失敗や敗北こそが真の実力を教えてくれる。学べるのは失敗や敗北した時のみだ。人間は弱いときしか学ぼうとしない。危機になってこそ学び始める。繰り返される歴史は恨みと復讐を繰り返し、誰かより良くなりたいと願う嫉妬や誰かから奪いたいと言う感覚が歴史を繰り返させるのだ。」
「貧乏が生み出す卑屈さや差別や被害者意識が、自分が勝者になってもその意識のまま、自分は被害者だと加害者になり正当化する。だからこそ、私は敗者になりたい。マフティーとは勝者になるよりも、マフティーとして反省をしたい。反省を促し続ければやがて誰もがマフティーとして省みるだろう。歴史の重みや未来のこと。それが現在として繋がる過去と未来は今現在にしか存在しないと理解するだろう。そうなれば容易にコロニーを落としたり、毒ガスを注入したり、特殊部隊を使ってコロニーを攻撃したりなどという倫理感が欠如した事にはならないはずだ。」
第37話 - 偽マフティーとなってしまった。 - ハーメルン マフティー動乱。何が正しいマフティーなのか。 人々はわからない。主人公にすらもわからない。 ちょっとした悪ふざけがときに何かを動かすことがあるかもしれない…syosetu.org - 57二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 06:49:55
「よ、夜一様!?」
四楓院邸奥の間。当主およびその家族の寝室として作られているその部屋の襖を開けると、確かに夜一の見知ったる、そして夜一を見知ったる顔が布団に上半身を起こして座っていた。
小さな体躯は全体的に薄っすらと脂肪が付き、常に挑みかかるような強気な吊目は少しばかり柔らかい光を灯しているように見える。
いつも汚れてもいいようにと地味な色の着物ばかりを着ていたのは変わらないが、今は身体を冷やさぬようにか明るいえんじ色の打掛を羽織っている。夕四郎の趣味かもしれない。
そして、その腹部は華奢な身体からは考えられぬほど大きく膨れ上がっており、そこに新たなる命を宿しているのは明らかであった。
そして、その手元には裁縫箱と、小さな縫いかけの涎掛けがあった。
……孕んどる。儂の部下が。いや、元部下じゃが。あの少女と言っても良かった元部下が。現義妹になるのか? というか今でも少女じみた外見しとるし。いや、でも母親に、しかも父親は実弟。
なんぞこれ?
夜一の頭はショート寸前であった。
久々に帰郷したら元部下が弟の子供三人産んでた
夕四郎が白哉と同年代だったら、というIF短編
夜一様がひたすら気まずくなるのに笑う - 58二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 07:52:11
〜必中必殺の概念が宿ったゲイボルグに対して〜
「教えてやんよ!日本にはもう一つお約束みたいなのがあってな。死槍の棘ゲイボルグは当たらねぇ!」
大昔の伝承、神話がこうだから!対して最近の物語だとこう!で迎撃する展開ひざを売ったわ - 59二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 14:13:09
- 60二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 17:19:03
「それで、契約を解除する? 令呪で自害でも命じてみる?」
「……それは、ないよ」
「どうして? この世界がR-18のノベルゲー準拠なのは、嫌というほどわかっているんでしょう?」
「それはまあ……うん」
「だったら! 他のサーヴァントでもいいんじゃない?」
これは、私にもわかることだ。
彼女はきっと、自己否定的なんだ。その一方で、彼からは肯定されたがっている。
自分を客観的に見て、それで評価してしまって、それでも肯定されたがっている。
「ジャンヌ……」
「私は、アヴェンジャーよ!」
「そうだけど……」
「区別するためだってわかるけど、あの白い聖女様の前では、私のことをアヴェンジャーって呼ぶじゃない!」
「……」
「何言ってるのかしら、私……とにかく、世界を救うんなら……あっちの方が……」
「ジャンヌ」
「私は、贋作で、偽物で、弱くて……竜の魔女なのよ!」
「ジャンヌ……」
彼は、彼女の両手をとっていた。
「俺は、世界を救いたいんじゃない」
この場所からでは、彼に手を取られた彼女が、どんな顔をしているのかわからない。
「俺は、君と世界を救いたいんだ!」
けれどきっと、さっきの私と同じ顔をしているに違いない。
- 61二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 17:25:10
「ほほう、これはこのまま濡れ場だな……」
「夜の星の下でとは……アヴェンジャーのマスターもやるねぇ」
「初々しいな……」
「心配で見ていましたが……大丈夫そうですね」
あれ、この状況って、只の覗きではないだろうか。
脳内に選択肢が浮かぶ。
お邪魔しちゃ悪いな、皆を連れて下がる。
もっと見よう。このまま見よう。いいぞ、もっとやれ!
先ほどの選択にも劣らない、苦渋の決断ではあるが、私の性格は最悪だ。
よし、見よう。
人類を救うのは俺ではないような気がする 一人は皆のために、皆は一人のために
特異点fでは怯えるばかりだったのにいい性格してやがるぐだ奈ちゃん
年頃の女の子が男女が仲良ししているシーンをこそこそ観察したがるのは是非もないヨネ! - 62二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 19:29:11
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- 63二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 00:27:39
「地獄への切符というのは突然渡されるものなのだ。往復かどうかは誰かが決めてくれるよ」
みつばものがたり - 64二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 04:27:14
「……何故だ、何故そこまで私と伯父上の事を気遣う。エリザベートを攫われた事の償いか? ヴァレンシュタイン」
「それも有るかもしれません。ですが私はブラウンシュバイク公が嫌いになれないんです」
嫌いになれない、そう言うとヴァレンシュタインは困ったように笑いを浮かべた。常に穏やかな表情を崩さないこの男が何処か泣き出しそうな表情で笑っている。
「私は公が傲慢で我儘で強欲な人間だと最初は思っていました。だから憎んでいました。ですが、あの日私の前で公が見せた顔は息子の不祥事を嘆き、息子を失うことを悲しむ父親の顔でしかなかった。あんな顔は見たくなかった……」
「……」
「貴方がブラウンシュバイク公の元に行けば、公はまたあの時の顔をするでしょう。御願いです、フェザーンに留まってください」
「……ヴァレンシュタイン、卿は酷い男だな」
「……そうかもしれません」
「私は幼い時に両親を失った。それ以来あの人を父親だと思って育ったのだ。あの人が好きだった、いつかあの人の役に立ちたいと思った……。だがフレーゲル男爵は死に、ギルベルト・ファルマーはフェザーンから動けない。私は一体何のために生まれてきたのか……」
スクリーンに映るヴァレンシュタインは項垂れている。この男が何故私に連絡をしてきたのかが分かった。この男は私を止めるために連絡をしてきたのだ。それがどれほど残酷な事かを知りながら、それでも私を止めるために連絡をしてきた……。
この男を責める事はできない。私自身の愚かさがこの事態を生み出したのだ。責められるべきは私自身だ。この男には何の責任も無い。
「ヴァレンシュタイン、卿の忠告に従おう。私はフェザーンを動かぬ」
「有難うございます。御胸中、御察しします」
「うむ、卿も忙しいだろう、自分の仕事に戻ってくれ」
「分かりました、では失礼します」
銀河英雄伝説~新たなる潮流~(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)第百六十五話伯父・甥
貴族という肩の荷が下りればここまで理性的に話ができるようになったフレーゲルの成長 - 65二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 07:07:56
「ほんじゃ、その辺で拾った草の汁ー」
そっとサイドテーブルに置かれたティーカップは、透き通っていながらはっきりと茶の色を出している。これがファーストフラッシュの紅茶だと言うなら文句のない、薄くも明確な橙色。しかしこいつ今その辺で拾った草の汁っつったな?
「……香りは、ダージェン地方の良質な茶葉に感じるんだけど。それこそ、うちの商会でも流通握ってる高級茶の」
「だーけーどー?」
「え、なに、本当に香り付けただけでその辺で拾った草汁飲ませようとしてるわけ?」
冗談でしょう? と恐る恐る口を付ければ。
「……」
思わず、メイドを睨み据えた。
「くーさのしるー、くさのしるー」
「くさーのしーるーくさのしるー」
くるくるメイドが2人で踊っている。パスタの周りで。
「うちの商会の品を、よくもまあ草の汁呼ばわりしてくれたわね!!」
たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。 - 25 フウタ に おおなみ が おしよせる!主人公最強 ヒモ 男主人公 闘剣 恋愛 異世界ファンタジー 王女 メイド パスタncode.syosetu.com - 66二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 11:19:15
「それは、『収納』というギフトの力がなんに依存しているか。小物ひとつふたつで容量がいっぱいになる者もいる。時計みたいな複雑な機械となるとお手上げの人もいる。この能力差は……オドの内包量や力マナの感知力ではなく、ただ純粋に、使用者の脳に依存する。空間認識力、記憶容量、神経機能、などだ。……つまりね、」
『収納』の難易度を決めるのは、対象の情報量であり。
どんなものをどれだけ『収納』できるかは、対象の情報量をいかに認識し、把握し、記憶できるかにかかっている。
生き物やアーティファクトは『収納』できないものの代表格である。
これは対象の情報量があまりに多く複雑すぎて、人の脳では処理しきれないからだ。
だが、もしも。
常人離れした脳機能を持つ者がいたら。
空を飛ぶ鳥よりも優れた空間把握力と、数多の書物を収めた図書館よりも膨大な記憶容量と、それらを十全に発揮できる高い神経機能を有する者がいたら。
十万人、百万人どころか数百年にひとりの——天才と評するよりは奇形と形容した方が相応しい、そんな頭脳を持つ者がいたら。
そしてそんな頭脳の持ち主が、『収納』のギフトを使いこなすなら。
「——僕は頭がおかしいから。人間ひとりを『収納』することなど造作もないんだ」
レリックは、さっき『収納』したヒューイを目の前に取り出して捨てる。
『収納』した際に頭の中で情報を裁断しておいたのでそれは分割死体となって、まるで千切れたネックレスのように、バラバラに地面へ転がった。
カルマの器 - レリック/アンダーグラウンド 〜最強の”失せ物探し”パーティー、ダンジョンの罪を裁く〜(藤原祐) - カクヨム8/28 コミカライズ3巻発売!kakuyomu.jp藤原先生の作品には好きなシーンがいくつもあるが、とりあえずレリックアンダーグラウンドの1話から
- 67二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 19:21:42
木の香りがした。
窓から差し込む木漏れ日の中で、書類を整理していたアルファはふと顔を上げた。
立ち上がって窓辺に向かうと、窓の外には大きな街路樹がそびえ、その向こうに王都の街並みが広がっている。
季節は秋の終わり。街路樹は鮮やかに紅葉し、風と共に木の香りを運ぶ。
あの頃は、いつも暖かい木の香りに包まれていた。
アルファは瞳を閉じて、昔を思い出す。
皆で暮らしたあの日々を。懐かしい、木の香りを――。
【アニメ放送中!】陰の実力者になりたくて!【web版】 - 【書籍化記念】あの日の香り……【閑話】R15 残酷な描写あり 異世界転生 主人公最強 組織最強 コメディ 勘違い サイコパス アニメ化 書籍化ncode.syosetu.comアルファがみんなのこと本当に大切なんだなってわかる
作風的にギャグでパパっと解決しそうな気もするけどこの話を見ると取り返しのつかないことが起こりそうで怖いんだよな…
- 68二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 02:44:20
「君は──自分のことが、嫌いなんだね」
その言葉で──俺は久しぶりに、怒りと言うものを覚えた。
「ッ──!」
「あだぁ!?」
間近に迫ったアイドルの額に己のそれをぶつける。こんな時でも理性は働くものだ、突き飛ばす程度の軽い接触。それでもアイは大仰に叫び、テーブルの上にぺたんと内股に座り込んだ。
「っ痛つぅー……何するの、もぅ」
可愛らしく頬を膨らませる女。こんな時でもアイドルムーブはやめられないらしい。
「俺を他人の仮面を見破る天才なんてズレた評価してくれたけどな、お前は他人の神経を逆撫でする才能があるぞ」
ずりずりと背後の壁に背中がつくまで距離を取り、襟を正しながら彼女を睨め付けた。
「大層な人物眼だが、勘違いを訂正しておいてやる。いいか? 俺は自分のことが大好きだ。誰に何と言われても、他人に迎合しない自分がな。お前が俺のことをどう評価してどんな人間だと思い込もうが勝手だけどな、それは全部お前の願望だ。俺に勝手な期待を押し付けるな。それが裏切られそうになって、どっかのアイドル様が落胆しようが、俺が俺を変えてまでその期待を取り繕ってやることなんて無い」
指さして決め台詞を吐いてやりたかったが、ついさっきのコイツと行動が被る上、ミラーリングの話題が思い起こされて躊躇した。それでも、ハッキリと断言してやるのだ。
「自分のことが嫌いなのはお前だろ。そして俺は、お前の鏡なんかになりはしない……」
言い終える前に。尻すぼみになって個室に吸い込まれる自分の声を自覚は出来なかった。
「…………っ」
口に両手を当てて──泣いていたのだ。大粒の涙を流して、そのアイドルは瞳を輝かせた。
潤んだそれに部屋の灯りが反射しただけかもしれない。目の錯覚だろう。彼女の大きな瞳には──星が、瞬いていた。 - 69二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 02:49:39
「ねぇ、市ヶ谷さん……」
「ひき、がやだ……。っ!?」
はじめての経験だった。俺は見惚れてしまったのだろう、彼女の瞳に。だから気づかなかった。鼻がつくどころか……いつの間にか、その女が俺の胸にしなだれかかっていたことに。
それに気づき、飛び退こうとするも。輝き続ける大きな星が、それを許さないようにと俺を照らし続けている。
その女は、今日最大の爆弾発言をした。
わたし
「比企谷、さん……アイドルと、セッ〇スしない?」
推しガイル 俺は期待に応えない
星野アイ ロックオン - 70二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 03:12:35
「……ねむねむはどうしてここに? ずっとクリシェに会いたかったって言いましたけれど」
「それだけです。――ああ……いえ、違いますね」
エルゲインストは空を見上げて言った。
「あなたの魔水晶を解き明かして、メッセージを聞かせて頂きました」
お前はガキか、とワルツァに笑われたことを思い出しながら。
「……アルベリネアがまだ近くにいらっしゃったなら、解いた者を褒めて下さるとか」
事実、子供であろう。
恥ずかしげもなくそう思い、それで良いのだと感じる。
彼女がそんなことで、自分を笑ったりなんてしないと知っている。
「あ、そういえばそんなこと吹き込んでましたね」
アルベリネアは、ぽん、と手を叩き、思い出したようにうんうんと頷く。
ただただエルゲインストは苦笑して、続けた。
「仰るとおり、平和のために魔法を使い……今もあの頃と同じく、世界はとても平和なままです。……僕もいつかの約束通り、うんと長生きをしました」
そう告げて、少し間を置き。
――褒めて下さいますか、と老人は尋ねた。
少女の望まぬ英雄譚 ※本編完結R15 残酷な描写あり ガールズラブ オリジナル戦記 日常 スプラッタ 百合 女主人公 ダークヒロイン 欲望に忠実な少女 頭のおかしい少女 料理 戦争 古代地中海世界風 魔法文明前日譚ncode.syosetu.com - 71二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 03:31:12
「つまりこういうことか、貴公はこの世界の魔術師で全ての願いを叶えるという聖杯をほしいために協力者を呼び、私が来たと」
「つまりこういうことね、あなたは別世界から来た英霊でも何でもない不死身の騎士様で、この世界のことはもちろん聖杯戦争も一切知らないと」
彼女の怒声は鎧越しで騎士の体を揺らすほどの声だ。
「あんたがバーサーカーの英霊で狂っているって考えたほうがまだ信じられるわ!」
「あぁ、私は確かにバーサーカーだ」
「やっぱり狂っているんじゃない……って、本当にバーサーカーだったの!?」
「私は亡者や紫霊のように狂ってなどはいない」
「狂人はみんなそう言うんだから、不死身ってのも眉唾ものよ!!」
「事実だ。不死人はいくら死んでも蘇るぞ」
「完璧な不死なんてないわ、まともに蘇れるかも怪しいもんよ!」
「たしかに、私は死にはしないが、この世界で死んだら私は元の世界に戻ってしまうしな」
「……待ちなさいよ、それってつまり今回の聖杯戦争でどうその不死身が役に立つの?」
「……まぁ役にはたたないな」
「」
Fate×Dark Souls - ハーメルンクソ雑魚ナメクジ頭おかしい系ダクソ主人公が様々な英霊にミンチにされるだけの話 基本ギャグです。syosetu.org凛ちゃんさんと何故かバーサーカーとして召喚された一般クソザコナメクジ不死人の掛け合い漫才
この後マスターにパリィ取られて致命の一撃を食らうがちゃんと室内に糞邪魔な配置されてる篝火で復活したのでご安心下さい