- 1二次元好きの匿名さん21/09/01(水) 00:48:21
ヒロイン?「誰って…ワタシはワタシだよ?10年経っても20年経ってもワタシだよ?」
主人公「違う!姿は似ているけどお前はヒロインじゃない!」
ヒロイン?「おかしなこと言うなぁ…話し合いが必要だね」ニッコリ
主人公「く、来るな!」
ガキィン!
俺「待たせたな」ザッ
主人公「俺さん!」
ヒロイン?「くっ」
俺(コイツ…姿形はヒロインとそっくりでさらに魔力の傾向も似ている…がその量は比べものにならないほど膨大だ…まさか…)
俺「主人公、ここは俺に任せてヒロインを探してこい。近くにいるはずだ」
主人公「でも…」
俺「お前も気づいているんだろ?こいつはヒロインじゃない。ただのゴーストだ」
ヒロイン?「違う!主人公、ワタシを信じて!」
主人公「…俺さん!この場は頼みます!」タタタッ
ヒロイン?「待って!ワタシを置いていかないで…待ってよ…ウウゥ………貴様ァ!よくも主人公を誑かしたな!」 - 2二次元好きの匿名さん21/09/01(水) 00:48:55
俺「お前の様子を見ると、どうやらあの禁術を行使したようだな。古文書でしか見たことなかったが実在していたのか」
ヒロイン?「あんな結末、ワタシは認めない!主人公は汚い大人供に使い捨てにされるために生まれて来たんじゃないの!今のワタシなら主人公を助けてあげられるの!魔王軍でも王国軍でも敵じゃない!」
ヒロイン?「そして…そして全て終わったら…臆病なあの子のために代わりに告白してあげるの!泥棒猫に取られる前に!それで全てが幸せになるの!」
俺「そのためにその臆病な子とやらを始末して成り代わる、か?タチの悪いジョークだな」
ヒロイン?「アンタだって不幸な結末迎えるのは嫌でしょ?阻止したいとは思わない?」
俺「お前の体験談なんぞに興味はない…が、そういう未来の可能性があると言うことは覚えといてやろう。俺も、そしてこの世界のヒロインも決して主人公を見捨てたりしないさ」
ヒロイン?「フン!どうして主人公はアンタなんか信じるの?ワタシじゃなくて。そのせいであの時も…」
ヒロイン?「もしかしてもう主人公は汚染されてる?ならアンタに汚される前に戻さないと…記憶抹殺術…洗脳術…精神退行術…」ブツブツ
俺「現実を直視するのを恐れ、未来に進むことを拒絶し、過去に縋る時点でお前は幽霊と同じだよ。その未練ごと叩き斬ってやる…行くぞっ!」
〜5分後〜
ヒロイン「アハハ!追いついた!」
主人公「!?」
これ俺が悪いのか? - 3二次元好きの匿名さん21/09/01(水) 00:49:45
今回はわりと真っ当に頑張ったな…
- 4二次元好きの匿名さん21/09/01(水) 00:49:50
俺君弱っ
- 5二次元好きの匿名さん21/09/01(水) 00:51:09
ボロボロになった俺くんが片手で吊るされてそう
- 6二次元好きの匿名さん21/09/01(水) 00:56:23
(このあと親友の俺くんを死なせてしまったことに悔やむ主人公くんが責任感に押しつぶされ自ら命を断ってヒロイン?ちゃんの野望を阻止したのでじつは貢献している)
- 7二次元好きの匿名さん21/09/01(水) 01:01:19
じゃあワタシ穢土転生で主人公を言いなりにして(持って)帰るね…