【トレウマ・SS】梅花ノ序

  • 11/223/11/06(月) 23:40:38

    地面は今朝まで降っていた雪が幾分積もっています。花の盛りもそろそろ終わりなのでしょうか?梅の白い花びらが風に吹かれてひらひらと舞い落ちています。枝に積もった雪に紛れながらも立派に咲き誇っている白梅を眺めていると貴方の事を想わずにはいられません。貴方の——トレーナーさんのいらっしゃる所はきっとまだ開花していないのでしょう。随分と遠く離れてしまったものです。『メジロ家』の名も『多くのファンの期待を背負う選手』という立場も忘れて気負うことなく貴方と好きなように好きなだけこの白梅の下で語り合いたかったのですが貴方がいないというのにどうやってこの心を、想いを表へ出せましょうか。………桜のようにここでこうしてよよと泣き暮れず貴方の元へ飛んで行きたいものですがそれも叶いません。不思議です。ここには休養のために来ているというのに、保養のための様々な施設があるというのに、いくら温泉に浸かろうともいくら美しい景色を見てもどこか物足りないものを感じます。ですが貴方との何気ない日常を思い返すだけで、再び再開する貴方との日常に思いを馳せるだけでその物足りなさが埋まるように思います。をちてしまいます。そんなことを思っていたら風が吹きました。頰をなぜるそれは身を切るように冷たく、先程までよりもいささか強い。トレーナーさんがいらっしゃる所で生まれてここまで届いたのではないかと思えるほどに強い風。願わくはこの風がトレーナーさんを、せめて愛しい人の香りだけでも運んできてくださらないでしょうか………。

    「うわぁぁぁぁぁ」

    突然背後から叫び声と何かが転げ落ちる音がしました。そちらの方を向くと

    「あ痛たたたた……」
    「ト、トレーナーさん!?」

  • 22/223/11/06(月) 23:40:56

    出張の都合で合流が明日になるはずのトレーナーさんが詰まっていた雪と舞い散る白梅の花びらとを載せて頭を真っ白にしていました。慌てて駆け寄り身体の様子を確かめる。……よかった、少なくとも怪我はしていないみたいです。

    「いやあ色々あって出張がかなり早く終わってさ、せっかくだしキミを驚かせようと思ったんだ」

    流石にばあやさんとかには伝えたけどね。とトレーナーさんが付け加える。

    「で、施設に着いたいいもののキミが散歩に出ていると聞いてね。まあ、ここら辺を見て回ってもみたかったし君を探してウロウロしていたらキミを見つけて」
    「背後に忍び寄ろうとしたものの足を滑らせて転げ落ちてしまった、と?」
    「………カッコつかないなぁ」
    「私はトレーナーさんのそういう所も大好きですよ。可愛いですもの」

    トレーナーさんが揶揄わないでくれよと苦笑しながら立ち上がり服に着いた雪を払い、こちらに手を差し伸べてた。

    「これ以上身体を冷やすのもいけないし帰ろうか」

    差し伸べられた彼の手を取り立ち上がらせてもらったその勢いで彼の腕に抱きつく形になる。

    「アルダン!?」
    「『身体を冷やすのもいけない』のでしょう?」

    数日のこととはいえ、トレーナーさんにはどうしようもないこととはいえ離れ離れになっていたことへの仕返しと甘えてみる。するとトレーナーさんが「それもそうか」と言って一旦腕を抜くと

    「こっちの方が暖かいさ」

    上着を私に着せて肩を抱きました。それではトレーナーさんが冷えてしまいます、と抗議しましたが彼は「俺は寒さに強いから」とか「俺よりキミの体調の方が大切だから」などと言って取り合ってくれませんでした。ですから、彼が少しでも寒い思いをしないようできるだけ身体を密着させて歩くことにしました。そうして2人暖め合いながら帰り道を歩いているとふと思ったのです。

    先程の風はきっと東風だったのだ、と。

  • 3スレ主23/11/06(月) 23:41:52

    みたいな感じでアルダンは耐えられないことはないもののトレーナーと少しの間離れ離れになるだけで中々の重力を発生させる愛がティーガー超えてP1500モンスターな重戦車娘だと嬉しいんだけどそういうSSありませんか?

  • 4二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 23:42:26

    そこになければないですね

  • 5二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 23:43:03

    ここにあるじゃないか!

  • 6スレ主23/11/06(月) 23:43:57

    >>5

    だってセルフサービスだと限界があるんだもの

  • 7二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 23:44:01

    これはこの作品を超えるものを書けという問題かい?

  • 8スレ主23/11/06(月) 23:46:25

    >>7

    生めよ増えよトレアル(アルトレ)SS地に満ちよ


    このスレでも他所でもいいからもしネタが閃いたらどしどし出力して欲しいなって

  • 9二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 23:49:23

    頑張ってみるけど筆遅いから気長に待ってくれ

  • 10二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 23:50:16

    揶揄われた次の行動が上着着せて肩を抱くなのがほんとコイツ…

  • 11二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 23:50:50

    >>8

    幻覚降ってきたら書いてみるかね

    久々にアルダン育成するか

  • 12スレ主23/11/06(月) 23:51:08

    >>9

    時間が時間だから無理しすぎないでゆっくりで構いませんよ〜

  • 13二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 23:58:29

    相思相愛の2人、メジロの保養施設、何も起きないはずがなく

    このあとめちゃくちゃ(常識の範囲で)イチャイチャしたんだろうなって

  • 14二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 00:08:47

    梅に東風……メジロアルダン天神説

  • 15二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 00:29:49

    ……千五百トンって重すぎないか?

  • 16二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 06:27:37

    いつものことながら変なとこでドジだなアルトレは

  • 17二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 07:14:28

    トレーナー居なくて寂しい〜言ってたさっきの今でイチャイチャし始めるアルダンはさぁ……トレーナーのこと大好きなの?

  • 18二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 08:25:01

    白梅の花言葉は気品…アルダンにピッタリだな

  • 19二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:16:20

    なんか不穏だなって思ってたら単に数日離れてただけだった…そんな重力発生させるほどか?

    重いからいいんだろう?

    それもそうだな

  • 20二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 17:47:13

    重すぎる……まさしく重戦車

  • 21二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:25:17

    ちょっと参考にした曲がありますが。。。

    ***
    ──こうして一人で街を歩くのも何度目でしょう・・・

    そんなことを考えながら、クリスマスの街を歩いています。
    華やかに彩られた街とは対照的に、心に隙間風が吹きすさんでいるようで。
    手はかじかむほどに冷たく、思わず震えてしまいます。
    お気に入りのコートを着ているはずなのに、寒さは少しも和らいでくれません。

    すれ違う人たちは、とても幸せそうに笑っていて。
    それを見やることしかできない自分が、なんとも惨めに思えます。
    ポケットに入れたままのスマートフォンは、静かなまま。
    まるで、あの人と私の間に、メッセージすら届かない距離が開いてしまったと告げているような気がすらしてしまいます……。

    そうしてたどり着いたイルミネーション。
    『今年のクリスマスも、君と一緒に見たい』
    そう言ってくれたのはいつだったでしょうか…。
    「嘘では、なかったはず、ですよね……」
    呟いた言葉は寒空に溶けて、まるであたたかな思い出まで消えてしまいそう。

  • 22二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:25:42

    いつの頃からだったか、あの人は毎日忙しそうにしているばかりで。
    ほったらかしにされていることに、寂しさを感じなかったというと嘘になります。
    からかうように「私との約束、忘れていませんか?」と聞いたのはいつだったか。
    あの人は困ったようにほほ笑んで、私を優しく撫でてくれました。
    それだけで私は無邪気に、未来を信じていられたのです。

    「雪だ!」
    俯く私の周りで、にわかに華やいだ声が上がります。
    言葉につられて見上げると、雪が降り始めていました。
    デートのスポットでもあるこの場所で、気付けば周りはカップルばかり。
    雪が降るほどの寒さすら、それは愛しい人の温もりを確かめさせてくれるのでしょう。
    皆、一層身を寄せ合い、ホワイトクリスマスを喜ぶ気配に周囲は満たされました。

    そんな中で一人きりの私には、余計に寒さが身に刺さります。
    あなたがいない。
    ただそれだけのことで、こんなにも弱くなってしまうなんて知らなかった。
    ふいに風景がぼやけて、涙が溢れそうになったことに気づいて、慌てて目じりを拭います。
    時計をみれば、約束の時間を過ぎて1時間ほどが経っていました。

  • 23二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:30:28

    「──!」
    ざわめきの中、ふいに呼ばれたような気がして、顔を挙げました。
    周囲を見渡しても、周りは逢瀬を楽しむカップルばかり。
    ──幻聴、でしょうか。
    聴きたいと思うあまり、私は私の中に、あなたの幻を作り出してしまったのかもしれません。
    それでもかまわないのです。あなたの声を聴くことができるなら…。

    「アルダンッ!」

    今度ははっきりと聞こえる、あの人の声。
    声のする方向を見れば、群衆をかき分けて駆け寄るあの人の姿。
    気付けば私も駆けだしており、その胸に体を預けました。

  • 24二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:30:50

    「どうして、こんなに早く?遅れるって伝えたはずだよね?」
    「はい。あなたを待っていたかったのです」
    「──っ!……すまない。君を待たせてしまった」
    「いえ、私がしたかっただけですので」
    「いや、最近忙しさにかまけて、君との時間を十分に取れていなかった」
    「……っ!」
    「今日だって、最初の約束通り来られていれば、君を震えさせることもなかったんだ」
    「もう、いいですから」
    「でも」
    「いいのです。ですから今は、この冷えた身体をあなたの温もりで温めてください」
    「君の望みのままに」

  • 25二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:34:12

    というわけで、トレーナーが最近忙しくて「待ち合わせの時間に遅れる」ことにちょっと拗ねてみたアピール(元々の待ち合わせ時間からトレーナーを待つ)をするアルダンのお話でした。

    元ネタ知りたい人は「待ちぼうけのLacrima」(某アイドルゲームの曲)で検索してね。

  • 26二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:52:30

    >>25

    コテハン取り除くのがめんどくさいので入れてませんがスレ主です素晴らしいものをありがとう


    やっぱ催事にすれ違う(すれ違いは即解消)カップルはいいものですね……

  • 27二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 20:00:37

    途中から聖なる一歩半になる流れかと思った…

  • 28二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 22:12:16

    寒い日に身を寄せ合う男女というのはいいものだなぁ

  • 29二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 22:36:26

    自分も書きたいけどこんなに素晴らしいSSを越えることができないので保守するだけにしておきますね......

  • 30スレ主23/11/07(火) 22:51:22

    >>29

    21さんはともかく私のは大学で齧った話を偉ぶってまくしたててるだけですつまるところそう大したもんじゃないけど書きたいから書いた結果です


    何が言いたいかといえば……細かいことは気にせず書いて頂けると助かります

  • 31二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 22:55:22

    アルダンとトレーナーはどれだけいちゃついても良いとされる

  • 32二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 01:51:10

    重力かぁ…この2人は軽い愛(軽薄という意味ではない)なイメージだったから上手く書けるかどうか…
    温泉旅行とか個室で別々なのにちょっと寂しさを覚えたりしてると良いよね……

  • 33スレ主23/11/08(水) 08:02:32

    >>32

    重さを感じない関係……分かります育成ストーリーとか見てるとあまりに自然にいちゃつき始めるものだからあまり重力とか湿度を感じない 重力云々は気にしないでください単に私が愛が重いアルダンを見たくてこのSSを書いただけなので基本的にアル×トレものならなんでもバッチコイです(もちろん公序良俗に反するものは別ですが)



    育成での温泉旅行は自分が変わったことや世界を巡ってみたいという気持ちをアルトレにぶつける場であったからしてないだけでアルダンは間違いなく旅行先ではアルトレの部屋に遊びに行ってトランプとかやるタイプ

  • 34二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 14:04:32

    >>31

    むしろもっとイチャつくべきと思われる

  • 35二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 14:55:48

    「トレーナーさん、少々お時間よろしいでしょうか」

    淡い空色のネグリジェを纏った少女がゆっくりと問う。スマートフォンはイヤホンに繋がれ、唯一人、彼女だけが彼の声を独り占めする。

    「……いえ、貴方の声をお聴きしたくて……お忙しいでしょうから、少しだけでも構いません」

    ほんのりと、少女の頬が赤らむ。まだ咲ききらない桜ほどに。
    彼が二つ返事で了承することは彼女自身気づいていた、と言うよりも寧ろそれは確信に近いものだった。だからこそ、彼に拒まれる恐怖は莫大であった。羞恥と畏怖が少女を呑み込む前に、彼から承諾する言の葉が届いた。其のたった一言がどれほど少女を安堵させたのだろうか。

    「ええ、私は大丈夫です。脚の調子も良好で、今日もまたタイムが良くなりました」

    優しく柔らかい声色で少女は語りかける。電子の波に想いを乗せて、彼を想う気持ちを。

    「ふふ、ありがとうございます。やはり、貴方に褒めていただけると、嬉しいものですね」

    「また明日も、こうして話していただけますか」

    「ありがとうございます。おやすみなさい、トレーナーさん」

    無機質なガラスフィルムは柔和な笑みを映していた。

  • 36スレ主23/11/08(水) 15:08:02

    >>35

    「彼なら受け入れてくれるだろう」と思いつつだからこそもしかしたらを恐れてしまうというのが恋する乙女って感じで堪りませんね

  • 37二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 21:18:34

    人のいない所でこのレベルの独占欲を……意識的/無意識的な他者への牽制の意もないただただトレーナーを独り占めしたいというアルダンがもうね……たまりませんね

  • 38二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 22:48:18

    勘違いでも他の女の人と仲良さそうなところ見たら一気に不安定になりそうな危うさも若干感じる

  • 39二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 07:42:45

    色々背負っているアルダンがそういうのを忘れて乙女しているのを見るのは健康に良い

  • 40二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 16:17:04

    >>35

    なんて事無いいつも通りの日常の一端を切り取った情景… 良いですね

    特に何か約束があったわけでもない

    ただ声を聞きたくなっただけというささやかな願いなのがこういうやり取りがこれから何度も交わされるんだろうな、という想像を掻き立てられますね 

  • 41二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 00:11:00

    まだ人いるかな?

  • 42二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 00:12:11

    おるぞ

  • 43二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 07:56:34

    保守
    俺も何か書こうかな…

  • 44二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 16:12:14

    トレーナーが出張か何かでトレーニング見れなくて自主トレになった時にアルダンは普通に用意されてたトレーニングをこなすんだけど
    ランで良いタイムが出たり
    前よりもトレーニングの回数をこなせた時に
    トレーナー不在のせいでいつものようにトレーナーから褒めて貰えなくて無意識に何かもの足りない…って寂しさを覚えたりしてて欲しい

  • 45二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 03:15:26

    (──先を、未来を見据える事が、こんなにも恐ろしい事だったなんて)
     思えば私は、自らの脚を、身体を壊す覚悟はしていたけれども『壊した後』の覚悟までは出来ていなかったのかもしれない。
    ──嗚呼。きっと目を背けて居たのだろう。
    『今』の先にある、必ず訪れる後悔から。

     けれどそうならなかった。そうならないよう私を側で支えてくれる彼(ひと)が居たから。
     だからこそ『今の私』が先を見据える事が出来るようになって見えてきた、恐ろしい事。

    「トレーナーさん」
    「いつか必ず、私の脚が輝きを放つことが出来なくなる刻が来ます。それは遠い未来かもしれません、もしかしたら明日にでも来るかもしれません。ですが、いずれ訪れます」
     私の脚が走る事を止めてしまったら、私とトレーナーさんの関係は変わってしまうから。
    「これは──私の我儘で、独り言です。聞かなかった事にしてくださっても構いません」
     声が震えるのを感じる。
    (本当にズルい女。『独り言』だなんて。彼が聞かなかった事になんて出来る筈ないのに)

    「トレーナーさんの担当するウマ娘には──私を、メジロアルダンというウマ娘を。
     貴方の、唯一にして最初で最後の担当ウマ娘にして欲しいのです。
     他の誰にも貴方を渡したくないの。浅ましい我儘だと理解っています。それでも!私以外の誰かを貴方に支えて欲しくない、それが私には耐えられない!」
    (私だけを──側で支えてください…)

    重力ってこんな感じですかね?

  • 46二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 03:37:20

    『なるほど。独り言ね…』

    『なら、これから私が口にする言葉も、ただの独り言だ。』

     

    『どんなものにも、終わりは必ず訪れる。私も君も、専属トレーナーとその担当ウマ娘という関係ではいられなくなる、それは事実だ』

     だけど、それがどうした。

    『終わったのなら、別のカタチで始めれば良い。新しいカンバスに新しい色を乗せるように。

     君と私の描く絵は、未来は、一枚で収まる物ではないだろう?幾つあっても足りやしない。

     アルダンのやりたい事、して欲しい事、欲しい物。全部欲しがっていいんだ。それを一緒に叶えよう、それにだ──』

     目の前の硝子の少女に告げる。

     不安定な未来<そら>を見つめ、怯える雛鳥が強く高く羽ばたいて行けるように。

    『あの秋の天皇賞で言った筈だぞ』


     きっといつまでも変わらない永遠の誓い。


    『一生隣で、君を支え続ける、って』

  • 47スレ主23/11/11(土) 07:41:47

    忙しくて暫く覗けないでいたけどまだ残っているとは……

    >>45

    年齢不相応の立派な心持ちの子が大切な人を失う恐怖から子供じみてしまう姿とそれを包み込む大人からしか得られない栄養は確かにある

  • 48スレ主23/11/11(土) 07:49:20
    アルダン「ふんふふ〜ん♪」

    俺の担当であるメジロアルダンが鼻歌を歌いながら楽しそうに俺の部屋でヘッドドレスとロングスカートとを、つまりはメイド服をゆらめかせながら掃除機をかけている。現状が理解できないのでとりあえず今日一日を反芻してみよう。学園自体は休みであったがアルダンたっての希望で朝からトレーニングを入れていた。彼女の体に負担がかかりすぎてもいけないのでトレーニング自体は昼に入るかどうかくらいに切り上げた。それからトレーナー寮に戻ってしばらくしてインターフォンが鳴り扉を開けたらメイド服姿のアルダンがいて、学生、それも自分の担当にさせることではないからと止めようとはしたものの反対にベッドに座らさせられ——今に至る。


    「いったいどうしたんだ?」


    いくら考えても答えが出る訳もないので聞いてみる。掃除機をかけ終えて窓を拭き始めていたアルダンがこちらを振り返る。



    「どうした……というのはどういうことでしょうか?」

    「その、なんで急にウチに来て掃除をしてくれているのかな?」

    「ご迷惑でしたか?」

    「迷惑なんかじゃないよ。ただどうしてなのかなって。あとなんでメイド服なのかなって」


    そう聞くとアルダンは少し恥ずかしそうに、…
    telegra.ph

    せっかくだし書いたはいいけどあにまんの都合上長くなってしまう上になんかしっくりこず結局お蔵入りさせてしまった作品供養しとくか


    『ここに投げると何レス分になるか』のカウントをしやすくするようにしたはいいものの戻し方がわからず所々太字になってるけど気にしないでください

  • 49スレ主23/11/11(土) 07:52:32

    ASMR【耳かき・耳吹き・膝枕】メイドと桜の洋館(メイドの小春)【CV.会沢紗弥】

    メイドアルダンが書きたくなった理由……初めて聞いた時演技がほぼほぼアルダンそのものなせいで(これ2人が主従プレイしてるのでは?)となった

  • 50二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 17:09:21

    中の人の名前を見ると「マシュマロ」という言葉が浮かんで…うっ…頭が…

  • 51二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 19:11:01
    逢瀬、そして誓い。じゃあ、乾杯。

    はい。乾杯。


    成人を迎えて初めての外泊。トレーナーさんの家に招かれて二人っきりの酒席です。

    成人式を終えた後にメジロ家で既に姉様や両親、おばあさまやばあやと飲み交わしましたが、トレーナーさんと飲むのはこれが初めてです。…殿方とも当然。

    日取りは事前に伝えると、おばあさまからラム酒を受け取りました。

    メジロ家が長年懇意にしている取引相手から購入した物で、これをメジロ家のウマ娘が成人を迎える度に開けて振る舞ってきたそうです。

    「ここで家族と共に飲み交わすものとは別に一本、個人用に用意しているの。これは見初めた殿方と二人で酌み交わす為に準備されたもの。…楽しんでいらっしゃい。」

    その時のおばあさまは見た事がない程優しく微笑んでいたのを記憶しています。

    「…美味しい。こんなの初めて飲んだよ。なんだか申し訳ないなぁ。」

    「おばあさまのご厚意で頂きましたのでお返しなどは考えなくても大丈夫ですよ。」

    二人で嗜む共に会話を楽しみました。

    私がトレセン学園を卒業した後の話。

    トレーナーさんの新しい担当ウマ娘の話。

    私が中国への渡航を考えている話。

    トレーナーさんも海外への出向を打診されている話。

    「そっか、アルダンも海外へ向かうんだ…」…
    telegra.ph

    さらさらっと書いてみました。拙文ですがお納め下さい。

  • 52スレ主23/11/11(土) 19:33:55

    >>51

    ほー いいじゃないか こういうのがいいんだよこういうのが


    世界の中心で永遠を刻んでほしい(儒者並感)

  • 53二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 19:37:51

    >>48

    >>51

    素晴らしい…やはりアルダンの純愛適正は宇宙に突き抜けるレベルで高いな


    レディースコミックで読んだ(存在しない記憶)

  • 54スレ主23/11/11(土) 19:41:33

    全くもってどうでもいいけど実はスレタイ+1・2に書いた作品の元ネタ(万葉集)の元ネタは中国古典は中国古典の『梅花落(作品というかジャンルだったと思うけど)』遠く離れた地にいる恋人やら家族やらを梅の花を通して思いを馳せるというもの

    それはそれで美しいけどやっぱ愛し合う2人は共に居てこそよねと51読んで改めて思わされました

  • 55二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 04:58:36

    >>49

    これは良いものを見つけた

  • 56二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 12:24:36

    このレスは削除されています

  • 57二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 12:25:22
  • 58二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 23:20:20

    保守

オススメ

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