トレーナーの恋路を滅茶苦茶応援して

  • 1二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 12:43:57

    いざトレーナーが意中の相手と結ばれた報告を受けた時に何故かボロ泣きしてしまうミラ子が見たいなあと思いました

  • 2二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 12:44:45

    チャラ男...あては任せたぞ...

  • 3二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 12:45:50

    ちょっとサンプルが足りないですね……

  • 4二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 12:47:37

    いいよね
    普通の女子学生らしく人の恋路にわーきゃー騒ぐんだけどいざ本当に結ばれちゃうとやっぱり普通はトレーナーと担当ウマ娘がくっつくなんて事はなくてそこだけは普通じゃない方が良かったと思っちゃうミラ子

  • 5二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 12:50:38

    だめだ
    トレーナーが別の人と結ばれたときに自分の気持ちを自覚してメンタルブレイクしたミラ子には、数ヶ月後にうまく行かなくて破局したトレーナーに猛アタックを始めてハッピーになってもらう

  • 6二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 12:51:09

    友達と二次会終わりにカラオケいって
    あ"ー"
    トレーナーさんと付"き"合"い"た"か"っ"た"ぁ"
    って叫んだりミラ子友達から
    今日の主役タスキつけられてうまぴょい踊ったりするんだ
    一通り泣いたら落ち着いて、でもまぁトレーナーさんの奥さん綺麗だったしなぁ私もいつかは綺麗なドレス着るんだーって吹っ切って欲しい

  • 7二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 12:53:55

    付き合ったはいいけどミラ子がトレーナーの日常に侵食しすぎてて最終的にトレーナーが彼女に振られてしまうのがいいですね

  • 8二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 13:03:04

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  • 9二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 13:10:18

    >>7

    ミラ子はミラ子で大学に入ってふつーの恋愛をするけどなんかしっくり来なくて結局別れてるんだよね……

    その後街を歩いてたら偶然再会して……

  • 10二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 13:14:44

    >>9

    テレレレレー

  • 11二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 13:29:56

    ???痴話喧嘩して雨の中を傘もささずに走るとチョベリグよ!

  • 12二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 13:31:33

    トレーナーの奥さんからもめちゃくちゃ気に入られて仲良しであってほしい たまに休日に一緒にお茶したりとか

  • 13二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 13:32:55

    トレーナー娘ちゃんにめちゃくちゃ懐かれてドヤ顔するミラ子はいる

  • 14二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 13:57:27

    付き合い始めた連絡でにこの世の終わりみたいな顔してたのに、程なくして別れた連絡が来て私はどうすればいいの!?って感じで半ギレ自宅凸を決行するミラ子
    吹っ切れてくれるのも良いけど、最後は引っ付いてくれる方がいい

  • 15二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:13:54

    すみません、この
    たまたまつけたテレビで、最初の担当した自分がG1複数取ったことで注目されるようになったトレーナーさんがインタビュー受けてるのを見て、久々に会いに行こうかなあとか考えてたら指に見覚えのない指輪がはめられているのを見て(ああそっか…あのときの…)って察してしまうヒシミラクル、おれにもひとつください

  • 16二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:14:26

    乗り換えるなら今ですよ

  • 17二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:16:15

    >>15

    ケイちゃんはそんな事言わない

  • 18二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:20:12

     最初に彼女を見たのは────偶然、街中でだった。
     いつものようにわたしが食べ歩、もといウインドウショッピングを楽しんでいた時。
     とある喫茶店の窓から、見つけてしまった。

    「……あれ? トレーナーさん?」

     どこか照れくさそうに、しどろもどろな様子で話をしているトレーナーさん。
     普段の厳しくて頼りになる感じと違って、自信なさげで、ちょっぴり情けない感じで。
     そして、そんな彼の目の前には、一人の女性。
     ウマ娘じゃない、長くて綺麗な黒髪を持った、素朴な雰囲気の、綺麗な大人の女性。
     彼女はトレーナーさんのことを楽しそうに、けれど友人を見るような目で見つめていた。

    「へぇ~……!」

     気が付けば、わたしはにんまりと笑みを零してしまう。
     これは、大変良いものを見てしまいましたな~。
     ずっと見ているとバレちゃうから、今度会った時に問い詰めないと。
     大人の色恋なんて、思春期の乙女にとっては大好物なんだから。
     先のことを想像して、わたしはスキップをしながらその喫茶店から離れた。

    「……ん?」

     ふとして、胸に手を当てる。
     痛くはない、苦しくもない。
     けれど、微かな違和感が、あったような気がした。
     まあ、その後で甘いクレープを食べたら、すぐに忘れちゃったけれど。

  • 19二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:21:35

     後日トレーナー室、ミーティングの後、わたしは早速トレーナーさんに問い詰めた。

    「トレーナーさ~ん? この間喫茶店で、女の人と一緒にいましたよね~?」
    「…………なんのことだ?」
    「とぼけちゃって、黒髪の大人の女性と一緒に居たじゃないですか」
    「……もしかして見てた?」

     引きつった表情で問いかけるトレーナーさんに、わたしは満面の笑顔を返す。
     彼は大きなため息をつき、観念したのか、彼女のことを話し始めてくれた。

    「この間、彼女をひったくりから助けてあげたことがあってね」
    「……トレーナーさん、案外ふつーじゃない行動しますよね」
    「たまたまだよ、次があったらするかわからない……でまあその時のお礼って話で」

     まるで漫画みたいな出会いじゃないですか!
     飛び出しそうになる言葉を、わたしは必死で飲み込んだ。 
     まだいけない、そういう話をするのは言質を取ってから。

    「ふふっ、トレーナーさんも隅に置けませんね~あんな恋人がいるなんて」
    「まだそういう関係じゃないよ」
    「ほほう、『まだ』」
    「うっ」

     軽く鎌をかけてみたら、トレーナーさんはあっさりと引っかかってくれた、ちょっと可愛い。
     まあ、あの時の顔を見てれば、トレーナーさんがどういう感情を持っていたのかがすぐわかる。
     対して、あの女性がどういう感情を持っていたのかも。
     少なくとも悪い印象ではない、さりとて、恋人とかそういうレベルの好印象でもない。
     すなわち────まだまだチャンスはある。

  • 20二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:21:55

    「トレーナーさん! 次に会うご予定は!?」
    「……いや、まだ決めてないよ、機会があれば」
    「甘いです! 季節限定マロンパフェよりも遥かに甘い!」
    「ええ……」
    「すぐ次の約束をしましょう! こないだのお礼とか、口実は適当でいいですから!」
    「いや、それだと無限にお礼を繰り返すことに……」
    「それで良いじゃないですか、まずは何度も会ってお話して、関係を深めましょう~!」
    「……なっ、なるほど?」
    「さあ~、早く早く~♪」

     わたしはトレーナーさんに目の前で電話をさせて、約束を取り付けさせた。
     ふむ、あっさりと会う約束をしてくれた辺り、結構脈はありそうですな~。
     これからのことを考えて、心臓はばくばく、どきどきと騒ぎっぱなし。
     だから、気づかなかったのだろう。
     そこに密かに混ざる、鋭い胸の痛みには。

  • 21二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:23:06

     その後のある日、お好み焼き屋さんにて。

    「さぁ、トレーナーさん、お好み焼きデートに備えてわたしと特訓ですよ~」
    「……なあ、ヒシミラクル、これはキミが食べたいだけなんじゃないか?」
    「……えへへ」
    「笑って誤魔化さない」
    「ふふん、さてはシロウトですね。お好み焼きを綺麗に作れる男子はモテます」

     わたし調べ、ですけどね。
     するとトレーナーさんは素直に納得して、襟を正し始めた。
     ……ちょっと不安になるくらいに素直だ、それくらい彼女に入れ込んでるのだろう。
     彼はわたしの実演を、真剣な目でじっと見てくれていた。
     それはわたしのトレーニングを見守る時のように、真摯な瞳で。
     まあ、私欲もちょっとはあるけれど、的外れなことをしているつもりもない。

     なんとなくあの女性は、わたしに似てるような気がするのだ。

     ……そんなことを言ったら、トレーナーさんに鼻で笑われそうな気もするけど。
     もちろん見た目とか、雰囲気とかは、全然違う。
     だけど、なんというか、ふつーな感じとか、そういうところが何となく似てる、気がする。
     だから多分、あの人もお高いレストランとかよりは、こういう店の方が好きなんだと思う。
     
    「家具屋巡りのコツは、自分で使うところを想像しながら見るところですかね~」
    「……なあヒシミラクル、本当にデートでここ連れて来て大丈夫なのか」
    「大丈夫ですよー、きっとあの人も楽しめますってば~…………多分」
    「おい」

  • 22二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:23:24

     わたしはトレーナーさんに、わたしの楽しみ方を全部伝えた。
     彼は女の子の娯楽には疎い方だから、ふつーなわたしの教えがきっと役に立つ。
     その間にも彼は彼女と交流を重ねて、仲を深めたり、時にはちょっと失敗したりして。
     奇麗にお好み焼きをひっくり返せる頃には、わたしから教えることはなくなって。

    「おぉ……よくぞここまで綺麗にお好み焼きを……これはもうクロウトですね」
    「ありがとう……まさか本当に彼女から感心されるとは思わなかったけど」
    「でしょー? じゃあ免許皆伝のお祝いとして、トレーナーさんにはこれを」
    「……これは?」
    「近くのスイーツのオススメと感想を交えた地図ですっ! クーちゃんお手製の一点ものですから」
    「……こっ、これはすごいな、本当にこの辺り一帯を網羅している」
    「ふふん、褒め称えてくれても良いんですよー?」
    「ところでヒシミラクル、コレ、最近できたお店も全部入ってるんだけど」
    「……ふーふふー♪」
    「口笛吹けてないぞ」

     怒られちゃうかな。
     そう思って身構えて、待っていたけれど怒りの声は飛んでこない。
     ちらりと見れば、トレーナーさんは優しい笑顔でこちらを見ていた。

    「ありがとうヒシミラクル、キミがいてくれて、本当に良かった」
    「……そう、ですか」

     予想していなかった、トレーナーさんからお礼。
     何故か、それは、あんまり嬉しくはなかった。
     この時初めて、胸の奥の痛みを自覚したのであった。

  • 23二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:23:42

     ある日の夜、突然トレーナーさんから着信が入った。
     こんな時間に彼から電話が入ることは、今まで一度もなかったことだ。
     同室の子に一声かけて、わたしは寮の外に出てから、通話ボタンを押した。
     スマホからは、少しだけ嬉しそうな、彼の声。

    『ヒシミラクル、こんな時間にごめん』
    「いえいえ~、まだ門限ではないですし、何かありましたか?」
    『うん、どうしてもいち早く、キミに伝えたいことがあって』

     ざわりと、胸が騒めいた。
     確か今日、トレーナーさんは彼女とのデートだったはず。
     なんとなく普段より気合が入っていたような気もして────。
     
     ああ、なんでだろう。
     話を聞く前に、彼が何を伝えたいのか、わかってしまった。

     それはきっと、彼を応援してきたわたしにとっては、何よりの朗報だ。
     彼もそうだと思って、この時間にもかかわらず、電話をしてきたのだろう。
     そうなって欲しいなと思って、ずっと手伝ってきたのに。
     そうあって欲しいなと思って、色々と付き合ってきたのに。
     何で今は────そうならないで欲しいと、思っているんだろう。

    『今日、彼女とデートがあってさ』

  • 24二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:23:54

     やめて。
     もうやめて。
     これ以上聞きたくない、これ以上話して欲しくない。
     あなたの口から他の女性の話を、あなたの口から好きな人の話を。
     でもわたしの口は動いてくれない。
     ここまでトレーナーさんを導いたのはわたしだから。
     ここまでわたしを導いてくれたのがトレーナーさんだから。

    『良い雰囲気になって、勇気を出して、その、告白をしたんだ』

     ああ、なんで、どうして、いまさらになって。
     この胸の想いは、焦がれるように熱くなっていくのか。
     もっと気づくのが遅ければ、甘酸っぱい懐かしい想い出で終わったのに。
     もっと気づくのが早ければ、届かなかった切ない恋物語で終わったのに。
     なんで、諦めるのにも、諦めないのにも勇気のいる、今なんだろう。
     きゅんとぎゅっと、鼓動が愛しくて、切なくて、苦しい。

    『俺、彼女と結婚を前提に、お付き合いすることになったんだ』

     その情報は、耳からわたしの脳を激しく叩きつけるようだった。
     ぺしゃりと、地面にへたり込んでしまう。
     このまま立っていると、ふらふらと足がもつれて、倒れてしまいそうだったから。
     目がとっても熱い、鼻がつんと痛い、口が乾いて仕方がない。
     言いたいことはたくさんあるのに、唇が震えて、頭が真っ白で、言葉にならない。
     零れるのは、とってつけたような、ありきたりな言葉だけ。

  • 25二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:24:07

    「……へっ、へえ、良かったですねトレーナーさん、おめでとうございます」
    『ありがとうヒシミラクル、キミがいてくれて、本当に良かった』
    「……っ! はい、そろそろ同室の子が心配するので、切りますね」
    『ああ、わかった、またあし────』

     最後の言葉を待たずに、わたしは通話を切った。
     しばらくの間、何も考えることが出来ずに、その場で呆然と座っているだけ。
     気が付くと、ポタポタと地面に雫が落ちてきた。
     雨かな、そう思って空を見上げると、そこには星々煌めく満面の夜空。
     そしてようやく、その雫の正体が自分の目から零れているものだと、わたしは気づいた。

    「なっ、なんで、なんでぇ……」

     なんでわたしは泣いているのだろうか。
     なんでトレーナーさんは気づいてくれなかったのだろうか。
     なんでわたしは彼を、彼女を応援していたのだろうか。
     なんで────わたしじゃなかったのだろうか。

    「うっ、うわぁん、うわああぁぁぁぁん…………っ!」

     ぽろぽろと目から涙が流れて、声をあげて泣いてしまって。
     わかっている、これがふつーの結末だなんてことは、わたしにだってわかっている。
     大人のトレーナーさんと、子どものわたしでは、ふつーなら結ばれることはないって。
     大人のトレーナーさんは、同じく大人の女性と結ばれることが、ふつーなんだって。
     でも、でも、でも。

  • 26二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:24:23

    「わたしは、『特別』な恋がしたかったよぉ……!」

     夜の静寂に、わたしの声が虚しく響き渡った。
     わたしの意味のない後悔を、意味のない想いを、全て飲み込むように。

     最後に彼女を見たのは────必然、結婚式場でだった。

  • 27二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:35:32

    上質な文章で殴られた

  • 28二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:37:19

    かわいそうはかわいい

  • 29二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 20:05:43

    JKに自分より自分に詳しいはずって言っちまうミラ子トレのことだからたぶん他の女には靡かなそうなので安心できる
    だから「迷惑かけてばっかりな俺なんかよりももっとステキな人に出会えるから大丈夫だよ」って言ってヒシミラクルの良いところを挙げて未練がめちゃくちゃ有りながらも将来のために自分から身を引こうとしたら逆に自分の良いところをもっともっと言われて泣きながら「そんな特別なヒト……あなたの顔以外思い浮かばないんですよぉ……」って言われてやっとお互いの想いがおんなじだったことに気づくバカップル概念捨てておきますね(っ'-')╮=͟͟͞͞

  • 30二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 23:12:50

    いいよね普通じゃない功績手に入れても自称ふつーは変わらなかったのに
    いざ恋心を意識したらそれだけは普通じゃなければって後悔するの

  • 31二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 23:32:36

オススメ

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