- 1スレ主23/11/07(火) 13:37:26
- 2スレ主23/11/07(火) 13:43:33
凪「じゃあ、今から俺と食後の運動しよっか?」
玲王「…」
いつもの自分ならこの凪からの誘いには、
『おっ、食後の運動?お前から動きたがるなんてめずらしーじゃん!しよしよ!』
と、二つ返事で承諾していただろうと玲王は思う
しかし玲王は、率直に今の凪に対して思っていることをそのまま声に出して告げた
玲王「嫌だ、怖い。やだ」
凪「?何が嫌なの?怖くないよ。二人で楽しいコトするだけじゃん」
凪が玲王の表情を見ればその心がわかるように、玲王は玲王で凪の瞳を見れば凪の気持ちが分かるようになっていた
普段ほぼ変わらない凪の表情の中で、目だけは口ほどに物を言う
しんだように生きて、無気力な光のない瞳をしている凪が、自分を見つめる時にだけする蕩けたように熱くなったその瞳を見るのは、玲王は正直嫌では無かった
でも、今日の凪の瞳はいつものそれとは違う
なにか怖い
ショーの演出で玲王の苦手な雷の光が火山に投影され、雷鳴のような効果音が園内に響き渡る
ビクッ
その一瞬、気を取られて油断してしまった - 3二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 13:46:25
このレスは削除されています
- 4スレ主23/11/07(火) 13:48:31
バスローブの結び目の下の合わせから手を忍び込まされ、そのままスルリと太ももに指を這わされる
玲王「ッ…!?」
凪「まだ下着履いてないんだ?」
玲王「?(何でそんなトコ触んの?)」
男同士でする性行為を知らない玲王は軽いパニックになる
玲王「あ、なぁ、ちょっと…」
玲王がバスローブの中に入れられた凪の手を掴んで、それ以上奥に侵入されるのを制止した
凪「…じゃあチューしていい?」
玲王「え、あ、一回…?」
そういえばシャワーの時にもまだ済ませていなかった、灯台でした約束の”キス一回”
それで凪が引いてくれるならばそうしようと玲王は思う
それが凪にとっては合意の合図と受けとられるとも知らずに
凪「膝の上乗って」
玲王「え…?」
玲王は意味も分からず、ただ早くこの状況を抜け出したくて、空気を悪くしないよう凪に手を引かれるがままにその膝の上に跨ぐようにして座った
凪「(レオ、超可愛い〜。緊張してんのかな?)」
たじろぐ玲王の顔に凪の手が添えられ、そのまま唇を重ねるだけのキスをする - 5スレ主23/11/07(火) 13:52:15
玲王「ん…」
「よし、キス一回。これで終わりだ」
と、玲王が安堵して凪から顔を離そうとしたその瞬間
玲王の後頭部に凪の手が伸ばされ、そのままさらに深く口付けるように舌を差し込まれた
玲王「ンッ!?」
口付けが深くなり顔の距離が近くなったことで、お互いの身体はさらに密着し、玲王は凪に凭れかかるようになってしまう
玲王「(一回って言ったじゃん…!)」
玲王は抵抗の声をあげるために、口内を弄る凪の舌を外に押し返そうとそこに舌を伸ばしたのだが、舌を合わせてくるそれを乗り気のサインだと受け取った凪の舌に逆に絡め取られてしまった
玲王「っ…ふっ…んぅ…!」
凪「(うわー、レオ自分から舌絡めてくんのエッロ…マジで超積極的じゃん…)」
抵抗の言葉は声にならず、ただ鼻の奥から甘い吐息となって外に漏れるだけで、それはより凪の欲情を高めてしまう
唾液が絡み合う濡れた音が室内に響き、ショーの音楽や効果音が遥か遠くになったように玲王は感じた - 6スレ主23/11/07(火) 13:56:19
凪「(もうこのまま進めちゃってもイイよね…)」
先程玲王に掴まれて進むことの許されていなかった凪の手は玲王が凪の肩にしがみついていることで自由となり、密着した玲王の身体の後ろからバスローブをたくし上げるようにしてその下着をつけていないままの臀部を円を描くようにして撫でる
玲王「…ッ!」
その行為にピクッと玲王の身体が軽く跳ねる
そして、いつのまにかキツく締めていたはずのバスローブの紐は凪のもう一方の手により緩められて、襟元は肩まで落とされていた
玲王「…ぷはっ!」
それらの普通じゃない行為に驚いた玲王が、掴んでいた凪の肩を必死に押し返して顔を離す
玲王「…?」
玲王は不安そうに揺れる瞳で凪を見つめるが、凪にはその瞳が自分との行為で欲情しているようにしか見えなかった - 7スレ主23/11/07(火) 13:58:07
玲王「何…これ…?」
凪「何って、セッ◯スじゃないの?」
玲王「セッ…?」
凪「だって、誰も見てないからこのままシてもイイんでしょ?」
玲王「?」
凪「前のデートの時にレオから言ったよね、『誰かが監視してる所でやりたくねーよ』って」
そう、玲王とSCに閉じ込められたあのゾンビデートの終盤———
凪『たとえば、ほら、俺としなきゃいけないとかだったら…どうする?』
玲王『誰かが監視してる所でやりたくねーよ』
凪『え、待って。でもそれって監視されてなかったら俺とシてもいーってコトだよね!?』
玲王『おう、監視されてなけりゃどこでもヤってやるよ』
“玲王はこの言葉を後に後悔することになるのだった”
それはまさに今”この瞬間”のことだった
あの時約束してたんだけどな
もう凪くん止まらないぞ
玲王、どーするの?
玲王の返事を下3レスから🎲 - 8二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 13:59:48
待って凪、今はしたくない
- 9二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 13:59:53
何で?
どうする気なんだよ?
同性だとできないだろ? - 10二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:02:19
恐怖ですくんで呼吸もままならない パニック状態
- 11スレ主23/11/07(火) 14:03:40
- 12二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:03:51
せっかくエロい事してるのに手放しで喜べねぇよ!!!!
- 13二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:05:47
😢
予告されてたし物語として面白い展開なんだけど
玲王の心境思うと辛い😢🌊
一番信頼しているだろう人から恐怖を与えられるの
きついよね😢
スレ主文才天才 - 14二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:08:31
初◯はラブラブを望んでたのにデートDVに……
トラウマもんだよこれ……
どんなタイミングで🎂と💐来るの?
素直に喜べないよ - 15二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:09:57
好きな人とする行為が恐怖って……キツイわかってるけどキツイ
わーん😭⤵️⤵️ - 16二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:24:32
その台詞もほぼ夢現の時のだったような……
- 17二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:28:47
令和のエタシャン凪と玲王を信じろ────╂──
- 18二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 14:58:00
・゜・(つД`)・゜・
- 19二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 15:03:53
スレ主の文章力すごすぎて動悸息切れ起こしながら読んでる
- 20二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 15:14:43
せっかくのエロい雰囲気がぁー
- 21二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 15:32:49
モブに嫌なことされるより
恋人に嫌なことされる方がしんど!
玲王我慢しすぎだからなぁ
辛い展開が辛い
ラブラブえちちを目指してたのに… - 22二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 16:09:06
スレ民も阿鼻叫喚
スレ主天才過ぎる……
つらたん(。・´д`・。) - 23二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 16:55:05
事の次第によっては誠士郎使い物にならなくなりそう…無体を強いてたショックで…
- 24二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 17:25:34
🐅🐎経験を聞いて直ぐ抱くのはうーんとも思いつつ
ともかく行く末は見守りたい
(体が結ばれる前にしっかり心を結んで欲しいな) - 25スレ主23/11/07(火) 17:36:59
窓の外のショーはクライマックスへと突入する
エ◯サの魔法により水上が火の海となり火山から大きく炎が噴き上がる迫力の演出
しかし玲王はそんなものもう視界にも入らないほど、凪の行為により手先が冷たくなり胸が苦しくなってくる
まるで自分だけがここにいないような、世界から隔離されている浮遊感
今ここで、もう倒れてしまうんじゃないかという不安が玲王の背後から押し寄せる
玲王「(息が…、息が吸いたい)」
玲王「あ…」
恐怖で竦んで呼吸もままならず、玲王はパニック状態に陥る
玲王「(ダメだ、今倒れたりしたら、凪に心配かける…)」
そう思えば思うほど、視界は狭まり追い詰められるように動悸が激しくなっていく
いつもは玲王の表情の変化に敏感な凪も、ショーを観賞しやすくするために明かりを落としている室内では、その玲王の顔色が真っ青になっていることに気付けない
玲王「…スーッ、…はぁ…」
玲王は小さく震えながらも息を整えるようにゆっくりと深呼吸をして、なんとか過呼吸を起こさないように耐えた
しかし、それでも襲い来る止まない不安から今にも泣き出しそうになる
玲王「(助けて、)」 - 26スレ主23/11/07(火) 17:43:45
玲王は助けを求めるようにして掴んでいた凪の肩をギュッとキツく握りしめる
凪の肩はパジャマの布越しでも分かるほど、玲王の手とは正反対に熱かった
凪「レオ…?」
凪は肩を強く掴まれた事により、そこでようやく玲王が震えていることに気付いた
凪「(こんなに震えてるなんて…)」
凪「(やっぱりレオって、今まで本当に誰にも身体触らせたことないんだ…)」
凪は玲王に対してずっと抱いていた独占欲が満たされたことで、さらに玲王への愛おしさが込み上げ胸の奥が熱くなる
凪「(良かった…!)」
大好きな人の、世界一大事な人の初めてを今から自分が手に入れられる高揚感で、凪は思わず目の前の玲王の身体を抱き締めた
『ア◯エルは…彼を愛しているのか』
『愛してるわ、パパ』
水上のショーはラストシーン
あらゆる物語の主人公達がハッピーエンドを迎えるシーンが、浮かぶ船のスクリーンにダイジェストで映されていく
声を取り戻したア◯エルが父親の力で人間となり、王子とキスをする
映像の中の人魚姫は王子と結ばれて幸せになったのに
大好きな人に抱き締められているはずの玲王は声を出せないでいた - 27スレ主23/11/07(火) 17:49:14
凪「(嬉しい…俺がどれだけレオのこと愛してるか、もっと身体で感じて欲しい)」
玲王の身体を抱き締めながらそう思った凪は、顔の前にある玲王の胸に舌を這わせようとした
その時、ショーの演出でたくさんの花火が一気に打ち上がり、部屋の中が明るくなる
その瞬間、凪は我に返った
凪「…あっ!」
凪「(やばっ!ゴム、鞄の中に入れたまんまじゃんッッ!!)」
これはDT故に仕方ないのだが、凪は自身の段取りの悪さに深く落ち込み反省する
凪「(しまった…まさかこの場所でここまでなるとは思わずにイチャイチャし始めちゃったけど、やっぱ風呂かベッドでしなきゃダメだったなー)」
「どうしよう、もう最後は中に出しちゃおうか」などと凪は最低な事を考え始めるが、よくよく考えたらこの近くにはティッシュもないし、外に出してホテルの部屋を汚してしまうのも凪の考えるロマンのある行為とはかけ離れていた
凪「(そーいう我を忘れて没頭するのにも憧れるけど、今じゃないよね。やっぱお互い初めてだし!)」
せっかく盛り上がってきたところだが、ここはひとまず行為を中断せざるを得ないと判断した凪は玲王に何と言って止めた?
下3レスから🎲 - 28二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 17:50:55
忘れ物しちゃった、すぐ戻ってくるから待っててね
- 29二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 17:53:10
「とりあえず続きは後でにしよっか?」
ケーキとお花のことも忘れてたので、それらが終わってショーも終わってからベッドの上でやることに - 30二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 17:55:41
ごめんねレオがっつきすぎちゃった
後でゆっくりシよ? - 31二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 17:58:40
(TДT )
- 32二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 18:02:10
玲王青ざめた顔してそうで……大丈夫?
- 33二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 18:05:45
あぅあぅ 初体験?が好き勝手身体を暴かれるの 怖いよね
しかも助けてくれるはずの相手から……
悲しい😢😢😢 - 34スレ主23/11/07(火) 18:12:19
- 35二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 18:17:03
スレ主無茶振りだー
頑張って応えるよ - 36二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 18:18:17
玲王 かわいそかわいそ 😰
- 37二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 18:36:34
今の率直な気持ち
玲王ー逃げてー - 38二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:09:07
もしあれだったら消してくれてもいいんだけど安価とかコメで同一人物の書き込みだと分かってしまう特徴的な書き方してる人、めちゃくちゃ気になって仕方ないから若干擬態してもらえると嬉しい
すぐ同じ人って分かるから連投してるなーとか思ってしまいすごい気になるんだごめん - 39二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:18:45
- 40二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:27:14
- 41スレ主23/11/07(火) 21:09:37
凪「ごめんねレオ、がっつきすぎちゃった」
凪は脱がしかけていた玲王のバスローブをきっちり首元まで上げて着せ、緩めていた紐を締め直してから玲王を自身の膝の上から元の椅子へと座らせる
『諦めかけても、絶対に信じることをやめてはいけないんだ!』
『もう一度信じれば、願いは必ず叶うのね』
某ネ◯ーランドに住む少年と彼に憧れる少女がその言葉を言った後、盛大に何発もの花火が打ち上げられた園内はそこだけがまるで昼間のように明るくなり、ショーは感動のフィナーレを迎えた
外から観客達の拍手が聞こえてくる
〜♪
玲王「あ…」
それと同時にまるで夢から覚めたようにパニックがおさまった玲王は、ハッと我に返る
そして、少しずつ視界が戻っていくのを感じた
玲王「(え、あ、終わった…?)」
とりあえずこの行為が終わった事に玲王はホッとした
しかし、凪の次の言葉でまたしても不安が煽られることとなる
凪「だから、後でゆっくりシよ?」
玲王「え、後…で?ゆっくり…?」
凪「うん、そう」
玲王「ま、またこれすんの…?」
玲王は再びショックで倒れそうになるが、なんとかなけなしの気力で持ち堪えた - 42スレ主23/11/07(火) 21:14:33
凪「んー…(やっぱり椅子の上でとか嫌だったよね)俺達初めてだから、こーいうのはちゃんとベッドとかでゆっくりシたいかな、って思ってさ」
「ゴム忘れました」なんて直球ストレートに言えずにカッコつけた凪は、なるべく誤魔化しつつ良い感じのコトを言って、この後の約束を取り付けることも忘れない
玲王「ちゃ、ちゃんと…ベッドで…ゆっくり…」
次にいつまたされるのか分からず、玲王は怖くてちょっと半泣きになる
玲王「(じゃあ、今日はもうベッド行かない…絶対寝ない…でも、凪がまたこーいうコトしたいって言ったら…多分空気壊したくないからしちゃうかも…)」
凪の望む自分でいたい
凪の前で変な風になったりめんどくさくなりたくない
玲王「…」
凪「…」
自分と同じく落ち込む表情の玲王を見た凪は、自分の準備不足から行為を中断してしまったことに罪悪感が生まれる
凪「…せっかくレオも乗り気になってくれてイイ感じだったのに…ごめんね。途中やめにしたの、やっぱヤだった?(中◯しでも良かった?)」
凪が過去一申し訳なさそうなきゅるるん顔で尋ねる
玲王…途中やめされたの嫌だった?とか聞かれてますが…
玲王の答えを下3レスから🎲 - 43二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 21:22:15
いや、むしろやめてくれてよかった
- 44二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 21:22:37
凪は俺とあーいうコト、したいのか?
- 45二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 21:28:15
乗り気だと思われてた?凪が何考えてんのか本当に分からない
って感じで何も言えない - 46スレ主23/11/07(火) 21:34:03
- 47スレ主23/11/07(火) 22:15:20
玲王「(乗り気だと思われてた?凪が何考えてんのか本当に分かんねえ…)」
玲王は凪に対してどう返せば良いのか分からず、何も言えなかった
玲王「…」
しかし逆に考えれば、とりあえず自分がパニックになっていたことは凪に気づかれていなかったようだった
凪「…レオ?」
返事をしない玲王に、凪は心配になり声をかける
玲王「(どうしよう…なんとか今日一日あの雰囲気に持ち込まれないようにするしかねえのかな…でも、やっぱり急にすんなって事だけはちゃんと言っとかなきゃ、さっきみたいにされたらまたパニックになるかも)」
玲王「あ、あのさ、凪。さっきのだけど…」
玲王が本心を凪に言いかけたその時
ピンポーン…
凪「(あ!頼んでたやつ?)ハーイ!」
凪が例の如くスリッパをパタパタさせながら玄関へと向かう
玲王「あ…(クソ、タイミングミスったな…)」
凪が何やら玄関で誰かと話し込んでいるが、一番左の窓辺に座っている玲王からはその様子が伺えない
やっと届きましたサプライズ💐&🎂!
せっかくなので良い感じに玲王に渡したい
凪は玲王にどんな風にプレゼントすることにした?
下3レスから🎲 - 48二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 22:54:45
玲王に目を瞑ってもらい、凪は跪いて左手の薬指にちゅーをする
玲王がびっくりして目を開けたら花束を差し出す
ケーキはあーんして食べよう - 49二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 23:22:25
玲王には目をつぶって待っててもらう
花束を持って王子様みたいに膝立ちして目を開けてもらって手渡す(ケーキはその後一緒に) - 50二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 23:27:48
玲王に目を瞑って待ってもらう→ケーキとお花をセットしてから玲王のことをどれくらい好きか手を握って伝える→ゆっくり目を開けてもらう
- 51スレ主23/11/07(火) 23:43:30
- 52二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 04:52:35
プレゼントで雰囲気良くなったらいいんだけどな…
がんばれ凪くん - 53スレ主23/11/08(水) 09:28:52
凪「ねぇレオー!ちょっと目つむっててー!!」
玄関の方から凪の声がする
玲王「(…え、目、つむんの…?)」
朝から凪にアレやコレやと悪い方のサプライズをされ続けた玲王は、もう次は何をされるのか怖くて目を閉じられそうになかった
玲王「(どーしよう…目ぇつむんの怖…でも、さっきのうどんもショーが見える場所にちゃんと用意してくれてたし、多分今も凪が俺のためになんか考えてくれてるんだよな…)」
凪の想像通り、今まで散々贈り贈られのサプライズを経験してきた玲王は、もちろんサプライズする側の気持ちも十分把握している
玲王「(準備したのにちゃんと相手が目閉じててくんなかったら、せっかくのサプライズが台無しになるもんな…)」
玲王は意を決してギュッと目を閉じ、さらに両手で顔を隠す
玲王「凪ー、目ぇつむったよー?」
凪「オッケー!じゃあ、俺がいいよって言うまで絶対開けちゃダメだからねー?」
パタパタパタ…
玲王の耳に凪のスリッパの音が聞こえる
ガタッ
ガサッ、バサバサ…
玲王「(こっわー…なんの音だよ…)」 - 54スレ主23/11/08(水) 09:36:15
疑心暗鬼になっている玲王はある事を考える
玲王「(待てよ、そーいや今日ってハロウィンだよな。もしかしたらちょー怖いゾンビの仮装とかして、俺のこと驚かすつもりなんじゃ…)」
凪の今までの暴走により、玲王の脳裏に最悪のサプライズが想像された
凪「はい、レオ。まだ目ぇつむったままだよー?そのまま左手貸して?」
玲王「ハ、ハイ…(この状況でトリックオアトリートとか言われたらどーしよ…俺、お菓子持ってねえんだけど…)」
目を閉じたままの玲王がおずおずと左手を前に差し出す
凪はその手を取り、唇で薬指に触れて音を立ててキスをした
チュッ
玲王「ウワッ!!」
左手に温かい何かが触れた感触があり、玲王は驚いて目を開ける
凪「あー、俺まだ『いいよ』って言ってないのに」
玲王「こんなの無理だろっ!」
玲王の前に跪いていた凪が背中に回していたもう片方の手を前に出した
バサッ!!
玲王「ッ!?」
思わずビクッ!と身構えた玲王の目の前に出されたのは、四本の真紅の薔薇を基調に、それを引き立てるように添えられた白のかすみ草、ワレモコウの深いワインレッドと紅葉したヒペリカムの葉のついた枝が秋を感じさせる綺麗な花束だった
玲王「え(は、花…?)」 - 55スレ主23/11/08(水) 09:48:14
凪「レオ、今日は忙しい中時間作って、俺とお泊まりデートしに来てくれてありがとう」
玲王「…あ、?」
怖い方じゃないサプライズに、玲王は違う意味で驚く
玲王「(こ、これ…フツーのサプライズ…か…?それか、まさか俺が凪に気ィ取られてるうちに部屋にゾンビが大量に出てくるとかいうドッキリじゃねえよな…)」
玲王は不安気に部屋の中をキョロキョロと見回す
玲王は凪からの数々のやらかしにより、サプライズをサプライズとして純粋に受け取れないほど怯えてしまっていた
凪「今日初めてレオとディ◯ニー来て、人多くてさ…全然イチャつけなくてイライラしちゃって、なんか部屋戻ってからもずっと意地悪なコトばっかしちゃって…ゴメンね」
玲王「凪…」
素直な凪の言葉に、玲王は次第に凪の話を落ち着いて聞き始める
凪「でもね、俺がレオを好きになってなかったら、ここに来ようとも思わなかったし、こんな風に誰かに花束を渡すこともなかった。誰かにレオのこと奪られたくなくて、心配になったり、執着心丸出しで暴走しちゃうコトも、きっとなかったかなって思う」
凪「俺をこんな風にさせるのはレオだけだから」
凪「きっと俺とレオとの価値観とか考え方を擦り合わせるのはまだまだ時間がかかると思うんだけど、それでもこうしてレオと過ごしていくうちに少しずつ俺も変わってきてるからさ…」
玲王「うん…」
凪「だから、俺とレオの気持ちが馴染むまで待ってくれない?レオは俺にとって一番とかじゃなくて、レオしかいない。レオみたいな人は他にいないから、レオにも俺で良かったって思ってもらえるように頑張るから」
凪「これからも二人でくだらない話とかたくさんして、レオが笑ったり怒ったり泣いたりする顔を、これからもずっと隣で眺めさせてください」
凪「死ぬまでこの気持ちは変わりません」
これは凪からのn回目のプロポーズ
玲王…今日は色々あったけど
凪からの言葉に何て返事をした?下3レスから🎲 - 56二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 09:56:29
俺も凪と二人でくだらない話とかたくさんしたい
…でもお前の暴走正直怖い
俺も少しずつお前の気持ちと馴染めるように頑張るから…だからあんま怖がらせないで
好きだよ凪、俺も死ぬまでこの気持ちは変わらない - 57二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 10:24:28
どんな俺でも受け入れてくれる?
本当にずっと隣にいてくれる?
お前のこと信じていいの? - 58二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 12:13:45
……俺をこんな風にさせるのもお前だけだよ
- 59スレ主23/11/08(水) 12:31:36
- 60二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 12:56:01
スレ主までフラグを立てるな
- 61スレ主23/11/08(水) 20:51:03
玲王「…」
玲王の周りに花の新鮮な良い香りが漂う
玲王「(こんなの、いつの間に用意したんだろ…)」
凪は今日どこのホテルに泊まるかさえ知らなかったみたいなのに
これを手配するとしたら、自分がうたた寝をしてしまっていた先程の間だろうか…?
玲王「(あの時の俺、ずっと凪に冷たくして添い寝すらさせなかったのに…)」
これがタチの悪いドッキリ等ではなく、凪が真面目に自分のために用意したサプライズらしいと理解した玲王は、自身の行動を省みながらそっと目の前の花束を受け取った
凪「(えー…レオ、あんま喜んでない…?)」
贈り物経験値の少ない凪は凪で、玲王の反応が薄いことに焦っていた
玲王「…」
凪「(…やっぱ花束とかありきたり過ぎたかな)あ、あのね、レオ、これは」
玲王「どんな俺でも、受け入れてくれる?」
凪「っえ?どんな俺でも、って…?」
玲王「…」
玲王「本当にずっと隣にいてくれる?」
凪「う、うん!もちろん!俺で良ければ…(ていうか、もし他の奴がレオの隣に行こうとしたら力ずくでも退かすけど…)」
玲王「…じゃあ、お前のこと信じていいの?」
まるでその場に花が咲いたように、玲王がふわっと笑う - 62スレ主23/11/08(水) 21:01:53
凪「え、あ、うん、信じて…信じて、ほしい。俺、レオが俺のこと信じてくれたら、いくらでも頑張れるから…」
自分の一番近くで誰よりも自分の才能を信じてくれる人
凪にとってはそれが玲王だった
玲王「この花は?お前が選んだの?」
玲王が宝物を眺めるようにして、手の中にある花束を覗きこむ
凪「え、えっと、赤いバラが四本なのは前から考えてて、あとはここのコンシェルジュの人と相談して決めた」
玲王「…そっか。ありがとな?すっげー嬉しい」
凪「〜〜っ!!」
そう言って凪を見て嬉しそうに笑う玲王は、誰よりも花が似合っていて、花よりも綺麗だった
先程の壮大なショーよりも、目の前でこうして自分の一挙手一投足に最高の反応を返してくれる玲王を見る以上の喜びなんて、この世に他にないと凪はあらためて思う
凪「(うわー…やっぱもうレオのことスゲェ好き…)あ、で、でもさ…レオはきっともう花束とか貰い慣れてるよね?」
久しぶりに玲王の最高の笑顔を見た凪は、フワフワと浮かれたような気持ちから珍しく謙遜したことを言ってしまう
玲王「いや…こんなの、はじめてだけど?」
凪「え?」
玲王「”好きな人”から花をもらうのは、これがはじめて」
照れたように顔を少し赤くした玲王が、これ以上ないというような幸せそうな表情で凪の瞳を見つめる - 63二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 21:06:16
天使かな?
- 64スレ主23/11/08(水) 21:13:01
凪「…っ!?…ベッ!ムグッ!」
何かを言いかけた凪は、慌てて両手で自分の口を塞ぐ
玲王「?ベッ?」
凪「(ヤ、ヤバイ…!レオが可愛すぎて思わず『ベッド行こう!!』って言いそうになっちゃった…!ダ、ダメだ…さっき中途半端なとこでエッチやめちゃったから、レオの可愛い笑顔見ただけなのに誠士郎が元気すぎる…ッ!)」
玲王「大丈夫か?」
凪「…うん(大丈夫じゃない、かも…)」
凪「(ん、待てよ)」
しかしここで、凪はある天才的な理論をひらめく
凪「(もしかしたら、逆にここでレオをハグしたりした方が変な風に暴走せずに誠士郎がおさまるのでは…?)」
凪は逆説的なその理論を提唱する
そう、ズバリ『お預けをされ過ぎるよりも「いつでもレオに触れますケド?俺」くらいの感覚になった方が暴走しない気がする理論』だ(ネーミングそのままだ)
さぁ、ここがフラグの分かれ目となるのか?
凪は誠士郎を落ち着かせるために、あえて玲王とスキンシップをとる?
もしくはその他の行動をとった?
この後の凪の行動を具体的にお答えください
下3レスから🎲 - 65二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 22:19:26
今はケーキもあるし我慢
「後でたくさん甘やかしてくれる?」と聞いて言質をとって、まずは2人でケーキ食べよう - 66二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 22:32:32
せっかくいい雰囲気になったんだから我慢だ誠士郎!!!
でも玲王可愛いからハグくらい許してね
ギュッとハグしちゃう - 67二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 22:49:59
凪くん冷静になれせっかくいい雰囲気になったんだから!
安価なら「チューしてもいい?」とお伺いを立ててOK出れば思う存分チューする - 68スレ主23/11/08(水) 22:59:21
- 69二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 23:07:01
エピ凪でとんでもねー拗れ来るのわかってるからここでくらいイチャイチャしてくれ
- 70二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 10:16:42
話し合い大事!(エピ凪後)
- 71スレ主23/11/09(木) 12:14:17
凪「(せっかくいい雰囲気になったのにこのまますぐ『ベッド行こ』はあまりにも節操無さすぎてレオに引かれちゃうよね…)」
両手で口元を押さえたままの凪は次第に冷静さを取り戻す
贈り物をする時の雰囲気を大切にしたいのと同じくらい、やはりそういう雰囲気に持ち込むのも二人の自然な流れを大事にしたい
これが青春大好きロマンチストのこだわりである
(ロマンへのこだわりとエゴとのぶつかり合いにより、ちょいちょい暴走気味ではあるが)
凪「(でも…レオ可愛いから、ハグくらい許してね)」
立ち上がった凪は座っている玲王の手から花束を取り上げ、上から包み込むようにしてギュッと玲王を抱きしめる
玲王「うわっ!?」
玲王「(えっ、何…!また何かしてくんの!?)」
凪からの突然のハグに驚いた玲王は、この後また凪から何かされるのではないかと身体を硬直させ、再び心拍数が上がる
凪「?(あれ。今日いっつもよりなんか身体硬い?そーいえばレオ、さっき椅子の上で抱きしめた時に震えてたな…エッチなことしたの俺とが初めてなんだもんね)」
凪「大丈夫だよ。これから俺がレオに、もっと色んな初めてをあげるからね?」
玲王から身体を離した凪が、玲王の頬を優しく撫でながら目を見てそう言う
玲王「え、あ、うん…?楽しみにしとくな(良かった、とりあえず今は何もして来なさそう)」
凪「…俺も、超楽しみにしてる」
凪「(なんか後でレオとちゃんとセッ◯ス出来るんだって思ったら、今はちょっと誠士郎も落ち着いたかも。それにまだケーキのプレゼントも残ってるしね。甘いモノたくさん食べて、レオには今からもっと俺と甘々になって欲しいから…!)」
凪のヤる気が引き出されてしまった - 72スレ主23/11/09(木) 12:27:03
凪「実はね、俺からのプレゼントまだありまーす」
凪は玲王の手を引いて窓辺の席から貴族的なダイニングテーブルの椅子へと連れて行き、そこに座り直させる
凪「(窓際は寒いし風邪ひいちゃうもんね)」
凪「ここでちょっと待っててね。あ、あったかい飲み物いる?コーヒーとか紅茶とか…たしかノンカフェインのハーブティーもあったかも」
凪がミニキッチンに用意されてあったティーバッグの入った箱をゴソゴソと探りながら、玲王に飲み物を勧める
玲王「え、凪が淹れてくれんの?俺しよっか?」
凪「ううん、大丈夫だよ。レオはそこに座ってて」
玲王「んー、じゃあ…(夜寝れなくなったら困るからノンカフェインにしよっかな…ん?)」
ここで玲王はあることを思い出した
凪『だから、後でゆっくりシよ?』
玲王『え、後…で?ゆっくり…?』
凪『ちゃんとベッドとかでゆっくりシたいかな、って思ってさ』
玲王『ちゃ、ちゃんと…ベッドで…ゆっくり…』
玲王「ハッ!」
凪「?」
玲王「(そ、そうだった…!今日はもうベッドに行っちゃダメなんだった…つーコトは、今晩はむしろ寝ないようにしなきゃいけないんだよ、俺は…!)」
玲王「あ、コ、コーヒーにしよっかなー。超濃いめの!」
凪「え?もぉー、そんなの飲んだら夜寝れなくなっちゃうよ?」
凪は笑いながら玲王のためにコーヒーメーカーをセットする
凪「(まさかレオ…俺と寝ずに一晩中セッする気かな…?初めてなのに最初から結構トばすよね…?前から好奇心旺盛だなとは思ってたけどさ。まぁ、そんな積極的なトコも大好きなんだけど!つか、そもそも泊まりだし、俺も今日は最初から寝かせるつもりなかったけどね…!)」
凪「じゃあ俺も濃いめの紅茶にしとこうかな!」
玲王「?」
ここでもまた二人の考えは芸術的なまでにすれ違っていく - 73スレ主23/11/09(木) 12:34:59
凪が自分用にと電気ケトルに紅茶のお湯を沸かしつつ、玄関の方へ行きワゴンを押しながら戻ってくる
凪「レオ〜」
玲王「ん?」
凪「ほらー、見て見て凄くない?食後のデザートだよ。まずはね、これはホテルの人からのプレゼントだって」
そう言って凪が玲王の前に置いたのは、食べやすくカットされた色とりどりのフルーツ
メロンは四分の一が切り取られ、くり抜かれたその中にはカットされたメロンの果肉やピンクグレープフルーツが入っており、両サイドにはメロンの皮で作られた丸い耳がついている
玲王「うっわ、スゲェ!このメロン、ミッ◯ーじゃん!」
玲王が子どものようにキラキラと瞳を輝かせてそれを見る
凪「でしょー?あとはねー、これは俺からのもう一つのプレゼント」
次に凪がテーブルに並べたのは白くて大きな皿の上に乗せられた丸い形の可愛らしいティラミス
その横にはポーズをとったミッ◯ーのクッキーがついている
そして周りはホイップクリームやイチゴ、ブルーベリーやチョコソースで可愛く飾られており、正面にある白いチョコプレートには『いつもありがとう』のメッセージが書かれていた - 74スレ主23/11/09(木) 12:38:35
玲王「これ、『いつもありがとう』…って、俺に?」
玲王が少し驚いたような表情で凪を見上げる
凪「他に誰がいんの?はい、コーヒー。あと、摘まめるお菓子も用意してもらってるから良かったら食べてね」
テーブルの上がたくさんの甘い物で満たされる
玲王「…(『いつもありがとう』か…子どもに感謝された時の親って、こんな気持ちなのかな…)」
玲王は凪の思惑とは別に、恋人というよりは子育て中の母親のような気持ちになった
玲王「うっ…マジで、大きくなったよなぁ、凪」
玲王は思わず目元を押さえる
凪「え、レオ泣いてんの?」
玲王「いや、泣いてない、けど…なんか色々あったの思い出しちゃって」
泣いているような玲王が心配で、凪はいそいそと紅茶を持って玲王の隣の椅子へと腰掛ける
玲王「…凪」
凪「ん?」
玲王「大好き」
凪「〜〜ッ!」
凪の成長に感動して、色んなことを思い出して感極まった玲王は、少し潤んだ瞳を揺らしながら凪にそう告げた
玲王「大好き…。ほんと、俺の方こそいっつも凪に意地張って嫌なとこ見せたりしてんのにさ、俺のワガママに付き合ってくれてありがとな」
凪「そんなの…俺も…!」
凪「(ああ、もうこのままレオを抱えて今すぐベッドまで運びたい…ッ!!)」
凪のフワフワで甘々な、天にも昇るような気持ちは頂点に達しそうになる - 75スレ主23/11/09(木) 12:46:09
凪「(いやっ、まだだ…!まだその時じゃないぞ誠士郎ッ!耐えて耐えて登りきるからこそ、頂上で食べる飯はウマイんだよッ!)」
ロクに登山の経験もない凪だが、何故かその気分は頂上を目指して高い山を登るハイカーだった
凪「(ケーキはあーんして食べよ…)」
凪「レオ、俺があーんしてもいい?」
玲王「お前が?そこまでしてくれんの?」
玲王は凪からのあまりの至れり尽くせり具合に、フフッと笑ってしまう
凪「もちろん。そこも込みでの俺からの愛のプレゼントだから…はい、あーん?」
凪は銀の小さなスプーンでティラミスを掬い取り、玲王の口元へと運ぶ
玲王「なんか今日の俺、お前から色々あーんされすぎじゃね?」
凪「んー…(あーんしてる時のレオの顔が好きだからとか言ったら、もうしてくれなくなるかもな…)」
凪は玲王の顔に見惚れて、ちゃんとした返事をすることもままならない
凪は玲王の開いた口の中にある赤い舌をスプーンの背で押し付けるようにしながらティラミスを入れた
玲王「ん、んまっ!」
ティラミスの美味しさに玲王の目がパッと輝く
玲王「周りの白いクリームのとこがちょっと甘いけど…中の苦めなスポンジと合わさるとちょうどいいバランスしてるな」
凪「へぇー…」
凪の意識はもう玲王の言葉には向いてはおらず、玲王の口に再びティラミスを運ぶ - 76スレ主23/11/09(木) 12:48:39
玲王「凪も食べてみろって」
玲王が凪の手からスプーンを取り、凪の口元へと運ぶ
凪「ん(モグモグ…)…うん、甘すぎるね」
玲王「え、そっかぁ?いや、ホラ見ろよ。ちゃんとこの中にあるスポンジと一緒に食べるとさ…」
玲王が皿の上にあるティラミスを指差しながら凪に説明するが、凪は話を聞いていないのか黙っている
玲王「って、オイ!話聞いてんの?見てねえじゃん!」
凪「うん、ティラミスじゃなくてレオを見てる」
玲王「はぁ!?」
凪「甘すぎるのに中身はちょっと苦いのって、レオと似てるよねーって思ってた」
玲王「ん?」
凪「だから、俺が美味しくいただいてもイイ?」
玲王「…は?」
凪「俺の食後のデザートはレオがいい」
って、こんなコト言われてますけど…
御曹司、なんとお返事されるのですか?
下3レスから🎲 - 77二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 12:52:32
はぁ?今食べてるだろ食後のデザートは
- 78二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 13:24:28
いや…俺は食い物じゃないんだけど…(凪ってちょくちょく変なこと言うよな…)
- 79二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 13:27:59
意味わかんねえこと言うなよ
ほら、あーん(ケーキを凪の口に運ぶ) - 80スレ主23/11/09(木) 13:39:12
- 81スレ主23/11/09(木) 14:38:14
玲王「意味わかんねえこと言うなよ。ほら、あーん」
そう言って玲王は凪の口を塞ぐようにしてケーキを運ぶ
凪「ムググッ…(もぉっ、レオ恥ずかしいのかな。その大胆な甘さと貞淑な苦さの絶妙な混じり合い…!やっぱレオってティラミスだよね)」
玲王「ゴクゴク…」
玲王はコーヒーをあおるようにして飲む
凪「ん?ここのコーヒーそんな美味しいの?たくさん飲んだら夜中トイレ行きたくなっちゃうよ」
玲王「…ぷはっ、いーの。今日は寝たくないから」
玲王が凪の方を向いて真剣な目をして見つめる
凪「…(うわーっ…そんな熱烈な視線で見つめられたら、今すぐにでも押し倒したくなるんですケド)」
凪「そーだ、デザートも食べたしそろそろ本日のメインイベントにいきますか!」
玲王「あ、コスプレ…だっけ」
凪「そーそー。俺が人狼で玲王が吸血鬼ね」
凪「(どうだろ。レオ…コスプレのこと言うとまた機嫌悪くなるかな?)」
玲王「うん!やろっ!やろやろ!」
凪「(あれ?)」
凪の心配をよそに、玲王は過去一ノリノリで凪からの誘いを受ける
玲王「(コスプレして遊んでたらそーいう雰囲気にはならねえだろ!)」 - 82スレ主23/11/09(木) 14:44:04
凪「(おっ。今日のレオ、マジでいつも以上にノリいーな…部屋でロマンチックなショー見ながらイチャイチャしたり、花とケーキのプレゼント作戦でかなりお疲れ&ご機嫌回復したのかも!これがディ◯ニーマジックってやつか…!)」
夢の国の持つパワーを実感した凪は、玲王の手を引いてウキウキと足取り軽くクローゼットへと移動する
凪「ピエールが俺らに作ってくれた衣装がこれ?」
黒の衣装カバーに覆われたそれは、
『Cher Loup-garou Seishiro』
『Cher vampire Reo』
と、どちらのものかわかるように名前の書かれたタグがそれぞれについていた
玲王「うん、俺もまだ中身見てねーんだよ。ここでせーので開ける?」
凪「いや、せっかくだからさ、違う部屋で着替えてからせーので見せた方が楽しくない?」
玲王「もぉー、お前ほんと好きだよな。そーいうこだわり」
服を持った玲王が楽しそうに笑う
凪「イイじゃん。じゃ、着替えたらリビングに集合ね」
さて、ようやくメインのハロウィンコスプレナイト!🐺🌕🧛
二人はそれぞれどんな感じの人狼と吸血鬼の衣装だった?
下3レスから🎲 - 83二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 18:41:42
凪→PWCのハロウィンイベの狼男コス
玲王→黒と紫を基調としたロングドレスのセクシーヴァンパイアコス(玲王サイズの女装コス)
すまん玲王の女装が見たいんだ… - 84二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 20:18:32
凪→PWCの狼男のやつ
玲王→オーソドックスな黒と真紅ベースの吸血鬼衣装、全体的に体のラインが強調されるようなタイトめなデザイン。一言で言うならとてもえっち - 85二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 20:29:37
凪→前に出たブルロcostumeの凪のすがた(狼の被り物・しっぽ付き)
玲王→凪とは打って変わってめちゃくちゃかっこいい吸血鬼姿 ちゃんと尖った歯付き
かっこいい人狼姿で玲王を攻めるつもりがめちゃくちゃ可愛くなってしまった凪が見たい - 86スレ主23/11/09(木) 20:47:07
- 87二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 21:13:34
女装だったら凪くんの誠士郎さすがに暴走してたと思うから良かったのでは?て思ったけどとてもえっちな吸血鬼もアウトで草
- 88二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 21:40:47
よく考えたら玲王がコスプレしてる時点でもうアウトなんだよな
玲王×コスプレ=暴走 - 89二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 06:52:31
えっちな吸血鬼わくわく
- 90スレ主23/11/10(金) 08:54:47
in 洗面所
凪「(さて、レオの吸血鬼はどんなのっかなー?つか俺のは別にどっちでもイイんだよね…俺が見たいのはレオのコスだから。でも、ちゃんと一緒にコスしてないと怒るから真面目にやろ…)」
ジー…
凪は渋々といった様子で衣装カバーのファスナーを開けて中身を取り出す
モフッ!
凪「おわっ!」
まず中から出てきたのはモフッモフでフワッフワの真っ白な尻尾だった
凪「(うわーっ…ふわっふわ〜超きもちいー…これ付けたら絶対レオ喜んでくれそう。こーいう可愛いのでレオの心を惹きつけて、もっと二人の仲を深めろってコトかな?)」
そんなことをピエールが考えて作ったのかは定かではないが、凪は少しテンションが上がる
次に狼らしい尖った大きな耳が出てきた
凪「(これが噂のケモ耳か…!うん、めっちゃイイ!これレオにもつけて欲しい)」
そして、袖の装飾やボタン、パイピングが金で統一されたロングのナポレオンジャケットにはシルバーのチェーンが二本あり、赤のカマーベルト、大小の茶色の革ベルトに黒の革手袋までついていた
凪「はぁ、はぁ…なんだコレ、どんだけ着るモンあんだよ…!(いや、ちょ、しかし一個ずつのクオリティがたっけぇな…!さすがピエール。つか、ベルトとかゴチャゴチャしたモンあり過ぎだろ…!)」
洗面所の鏡でケモ耳の位置を合わせながら、その多すぎる小物の点数に凪は心が折れかける
凪「(いや、もう着方がわからねー。っつーか、重いし、苦しい…)」
凪は結局シャツのボタンを上まで閉めることは諦めて、大胆に胸元を開けた状態になる - 91スレ主23/11/10(金) 08:58:51
凪「(そーいえばレオの吸血鬼…もし女装とかだったらレオ着てくれなかったりするかもだよね…大丈夫かな)レオー?着替えれたー?」
玲王「いいよー!」
凪「(お、この感じは大丈夫そうだな)じゃあいくよー?せぇのーで!」
凪&玲王「「じゃーん!!」」
掛け声とともに二人はリビングに集まる
凪「…」
玲王「うわー、凪似合ってる!カッコいいじゃん!何その耳と尻尾リアル〜触らせ…」
凪「エッロ!!!」
玲王「て…?」
玲王の衣装はオーソドックスな黒と真紅ベースの吸血鬼の衣装
まさにフランス人が得意とする中世ヨーロッパの貴族的な装い
ジャボに使われた高価なレース、お洒落のポイントとなるボタン、玲王は当時の男性がそうしていたように髪を後ろで結び、そこに血を思わせる赤のリボンをつけていた
全体的に身体のラインが強調されるようなタイトめなデザインで、つまり一言で言うなら…とてもえっちだったのである
凪「ありがとうございますッッ!!」
玲王「!(うわ…)」
凪「(ピエール…!理解ってるッ!!マジでメルシー!!)」
凪は玲王から見えないようにガッツポーズを決めながら、遠い異国の地フランスに感謝の意を送った - 92スレ主(絵は凪の妄想)23/11/10(金) 09:03:08
玲王「(あー、またなんか凪の変なクセ始まってんなぁ…コイツ、コスプレするといっつも変な方向にやる気スイッチ入るんだよな。なんとか雰囲気悪くしないようにしながら自然にこっちが主導権を握る方法考えねえと…)」
玲王は顎に手を当てながら策を考え、凪に先手を打つことにする
玲王「よし!せっかくだから仮装のキャラクターになりきろうぜ?」
腰に手を当てて人差し指を立てた玲王が、凪に得意げに提案する
凪「イイね!ソレ!(今日のレオ、マジで色々と乗り気だな〜)」
凪は玲王がカッコいい衣装でヤル気になったのか、コスプレに積極的になってくれていることを喜ぶ
凪「(このままコス好きになってくれたりしないかなー)」
凪「じゃあ、ここは貴族の洋館で人狼の俺が迷い込んだって設定にしよっか?」
玲王「おー、いんじゃねソレ」
凪「(ある日迷い込んだ俺は満月の夜、そのまま吸血鬼の伯爵様を手にかける…)」
凪の中にそんな妄想が浮かび上がる
玲王「ヨシ!じゃあ吸血鬼伯爵様の屋敷に忍び込んだお前は今日から俺サマの犬だ!なんでも俺の言うことを聞くように!」
凪「…は?犬?」
いやいや、解釈違いぃいい!!
なんか思ってる設定と違うんですけど…!?
狼どころか犬にされてしまった凪
玲王に何と言う?犬でもいいの?
凪の答えを下3レスから🎲 - 93二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 09:20:38
スレ主絵上手すぎる!!
これはエッロ!!!ってなりますわ最高 - 94二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 10:38:49
スレ主本当に多彩ですごいなー!!玲王のリボンが赤色なの可愛い
安価なら
「はい、ご主人様ーわんわん」
ご機嫌のレオが可愛いので犬になる - 95二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 10:51:13
「俺とレオは恋人でしょ?最終的に恋人になる設定はマストだよ」
スレ主イラストありがとー!玲王がエロ可愛すぎる - 96二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 10:58:29
がおー俺様はオオカミ男ダー
このモフモフの耳が目に入ラヌカー
このモフモフに触りたくばその身体をちょっぴり味見させろー
そんな感じの下心が透けて見える凪くん
スレ主の絵も好きだからうれしい…🥺 - 97スレ主23/11/10(金) 11:26:34
- 98二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 11:39:47
女神はわんわんの方をご所望だったか……
- 99二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 11:40:16
スレ主絵うま!!可愛過ぎる
ほんとに天才スレ主だ - 100二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 11:43:36
ご主人様の愛犬なら顔をぺろぺろしたり一緒に寝たり跨ってしっぽ振ったりしても許されるな!ヨシ!
- 101スレ主23/11/10(金) 12:30:06
凪「はい、ご主人様ーわんわん」
玲王「よしよし、今日からお前はうちの子だ。良い子にしろよ?」
「うわー!マジでモフモフじゃーん!」そう言いながら玲王は凪の耳や尻尾を触りまくる
凪「ぐっ…(そこばっかじゃなくて他のトコも触って…!)」
「俺が犬なワケねーだろ、どう見ても満月の夜に豹変してご主人様に無体を働く狼男なんだよ!ガオー」とすぐにでもエロ可愛い吸血鬼の玲王に襲いかかりたかったが、先程せっかく夢の国マジックにより色々な乗り気スイッチが入ってくれている玲王の士気を下げないようと、凪は大人しく犬として伯爵玲王様にお仕えすることにした
凪「伯爵様、では良い子にしていたらごほーびくれますか?ワン」
玲王「良い子に?おう!もちろん褒美を授けよう。肉か?酒か?あ、凪はレモンティーだよな」
ノリの良い陽キャの玲王は早速吸血鬼伯爵様になりきってマントを持ったままくるくるして遊んでいる
凪「(かっわいー!いや、俺のご褒美はもちろん伯爵様とのセッに決まってんじゃん)」
凪「じゃあ、早速ごほーびが欲しいので何か俺にお願いをしてみてください」
玲王「お願いー?あ、じゃあ、ちょっと待ってろ」
吸血鬼玲王が寝室に駆けて行く - 102スレ主23/11/10(金) 12:33:34
凪「?」
玲王「じゃーん!」
戻って来た玲王がその手に持っていたのは、寝ている玲王のSAN値を削るために凪がオタ芸を踊り狂った時に使っていたベ◯マックスの光るオモチャ
玲王「俺の犬なら芸の一つでも出来ないとな!というワケで、今から俺がお前のファンになってペンラを振るから、ちゃんとファンサ返せるかテストするぞー?イイ子に出来たらご褒美だ!」
凪「ファンサ…?」
玲王「じゃあ行くぞ?あ、ちなみに俺じゃなくてただのお前のファンだと思ってやれよ?じゃなきゃ意味ねーからな」
凪「(いやいや、いきなし現実に戻るじゃん…)」
玲王「『キャー!凪選手応援してます!こっち向いてファンサして?』」
両手にベ◯マックスを持った玲王が凪に向かってそれをフリフリする
コスしたまま選手としてファンサするとかカオス極まるこの状況
初デートの時ファンに声かけられもクソ塩対応だった凪
ファンサとかするの?たしかにご褒美は欲しいけど…
凪のファンサor対応を下3レスから🎲 - 103二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 12:36:04
今日玲王から受けたファンサをそっくりそのまま真似する
凪が玲王に向けて指ハートを作り、それを唇に当ててウインクをしながら投げキッス(若干動作はぎこちない) - 104二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 12:39:12
このレスは削除されています
- 105二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 12:41:07
ジャン○リダンスを披露
- 106二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 13:37:16
どうしたら良いのか分からないけど「応援アリガトウゴザイマス…」て言いながらとりあえず両手で手を振ってみる
- 107スレ主23/11/10(金) 13:48:23
- 108二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 13:50:36
ギャグ!!!!
- 109二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 14:52:35
もし安価女装のやつ当たってたら女装の吸血鬼玲王の絵が見れていた…?
- 110二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 17:06:45
(そもそも女装はナシって条件でコスプレ承諾してくれたから女物の服渡されてたらブチ切れてたと思う…)
- 111スレ主23/11/10(金) 18:31:27
凪「(いやいや、ちょっと待って。レオにだったら今日してくれたみたいなのそのまま返すか、ファンサと称して全力でイチャイチャしに行くけど…これはファンに向けてって設定なんでしょ?レオ以外には興味ないけど、一応『応援アリガトウゴザイマス…』ってぎこちなく手でも振れば正解なの?でも、ちゃんとそれっぽいことやらないとご褒美もらえないんだろうし…正しいファンサって、何…??お手本になりそうな人気者とか誰か他に…)」
この間わずか0.2秒
ウルトラジーニアスがその天才的頭脳から導き出した最適解は、あの”世界的スター”に倣ったファンサをすることだった
凪「ジャ◯ボリーミ◯キー!!ジャ◯ボリーミ◯キー!!さぁご一緒にィ!?」
玲王「…」
凪「ジャ◯ボリージャ◯ボリージャ◯ボリージャ◯ボリーッ!!みんな笑ってー!?」
玲王「…」
凪「さぁ歌おう声!え?ズンズン♪は…?」
玲王「…」
凪「(って、アレ!?またクッソ滑ってる!?合いの手やってくんないの…?それとも何、もしや控えめなファンの設定なの??)」
凪はもう玲王が吸血鬼なのか自分のファンなのか設定が迷子だった
凪「…は、伯爵サマー?どうでしたか?俺のファンサは」
玲王「んー…たしかに選手の凪がジャ◯ボリダンス踊ってんのはSNSでバズりそうだけど…色んなスポンサーのこととか考えると勝手にディ◯ニー使うのもマズいのかなぁ、とか思って」
凪「いや、だからマジメかよ!?」 - 112スレ主23/11/10(金) 18:34:37
凪『てか、なんなのファンサとか!今俺どー見ても人狼じゃん!?なんでコスしてんのにいきなり選手としてファンサしなきゃいけないの!?キャラクターになりきろうってレオから言ったんなら、ちゃんと最初の設定守ってよ?レオのアホちん!』
凪「(とか、思いっきり言えたらな〜…)」
内心ではそう思いつつも、お仕えする身であり今晩のロマンに想いを馳せる凪は、今は玲王を怒らせたくなくてグッとその言葉を飲み込んだ
凪「ねぇー、だからどうだったの?って。俺のファンサ(ごほーびちょうだい!)」
玲王「んー、よくわかんね」
凪「(ハァ!?)半分くらい?」
玲王「まぁそんなカンジ」
凪「じゃあ半分だけご褒美ちょうだい?」
玲王「え」
〜♪
その時、外から盛大な音楽が流れてくる
ミッ◯ー「ハハッ!さぁ、空を見上げて?この夜空に、みんなの色とりどりの色を打ち上げよう!」
その声と共に、花火が音楽に合わせてシーの夜空に打ち上がる🎆🎇
玲王「うわー、もう花火あがってる…」
凪「(あーもう、イイ感じだったのに…)」 - 113スレ主23/11/10(金) 18:41:27
玲王「…なんか一日遊んだ後にこれ見るとさ、いっつも、もう今日が終わるんだなーって気になってたな」
その花火はまさに、今日一日の楽しい時間のフィナーレを告げるようだった
凪「…」
玲王が自分の知らない誰かと来た時のことを懐かしそうに思い出すのを見て、凪は胸の奥がザワザワした
玲王を独り占めできる時間も、睡眠時間を除けばもうあとたったの数時間…
そして帰る家が別々の自分達は、また学校という決められた場所、決められた時間にしか会えない二人に戻ってしまう
玲王「ほんと、今日は色々あったけど…やっぱここって、他にはない夢の中みたいな世界だよな」
凪「…ねぇ、レオ」
玲王「どしたー?」
玲王は花火を見上げたまま、凪と目を合わさずに返事をする
凪「俺はね、レオと過ごしてるだけで毎日が夢みたいな時間なんだよ」
玲王「うわ!今の花火見た!?あれミッ◯ーかな?」
凪「(また話聞いてねーし…)」
凪「なんか花火見てたらさ、レオが俺に告白してくれたあの時のこと…思い出しちゃうよね」
凪が玲王の顔を見つめながら片方の手をそっとその細い腰に回す
玲王「っ!」
玲王が驚いたように硬直した顔で、パッと凪を見上げる
その顔には焦りの色が滲んでいた - 114スレ主23/11/10(金) 18:48:39
玲王「あー…ホント、今日は雨も降んなくて最高の天気だったよなー!?暑スギず寒スギず…!」
このコミュ強に天気の話をさせてしまっては終わりである
凪「そーだね…(もう…そーいう雰囲気だよね…) 伯爵サマって黙ってたら本当にお人形さんみたいに綺麗で可愛い顔してるね」
玲王「え?ハハ、なんだよそれ。俺、黙ってた方がイイってこと?」
凪「ううん。喋ってるトコはもっと可愛い。けど、黙らせたくなるかな」
玲王「あ…」
まだ花火は終わっていないのに、凪、いや、人狼は完全に窓の外ではなく玲王の方に身体を向けて、両手を玲王の腰に回して顔を傾げるようにして玲王の顔をジッと見つめている
玲王「…あ、い、良いのか?俺に勝手に触ったら、お仕置きだぞ?」
玲王が凪を見て、ちょっと無理をしたような顔でそう言って笑った
凪「え、お仕置きって?俺のコト…咬んでくれるの?俺、伯爵サマとなら永遠の命でずっと一緒に生きていくのも悪くないよ」
凪が玲王の頬に触れて、その形を確かめるようにそっと撫でて顎に手を添える
玲王「…へ…?(うわ…ヤバ…なんか、どうあがいてもさっきみたいなムードにもっていかれる…)」
玲王「〜〜〜ッ!!」
玲王の目はぐるぐると渦を巻き始め、今にもちょっと泣き出しそうだった
ベッドには行かなくても、凪はどこででも仕掛けてくるのだ
困惑しまくりの玲王はこの後どうした?
下3レスから🎲 - 115二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 20:47:46
せっかくコスしてるんだし花火バックに写真撮ろうぜ!!!
二人で自撮りを始める - 116二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 20:48:19
「あ、あう…」っと思考停止する
凪はその隙にもう少し強引にいく - 117二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 20:49:46
スレ主
いつも素敵なスレありがとう
毎日の楽しみにしてます - 118二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 20:56:01
そろそろ着替えなきゃなと話を逸らす
- 119スレ主23/11/10(金) 21:48:04
- 120二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 07:36:22
女神様ァッ
イチャイチャフラグ下さいッ - 121二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 18:05:29
頼むイチャイチャしてくれ
- 122スレ主23/11/11(土) 19:03:56
玲王「あ、あの、さ…」
吸血鬼の玲王は人狼の凪にいわゆる顎クイをされながらも、必死に目を合わさないように視線を逸らし、そういう状況に持っていかれないよう抵抗する
玲王「そろそろ、着替えなきゃな…」
凪「なんで?」
玲王「え、なんでって…」
凪「俺のコス、似合ってない?」
玲王「いや、似合ってる…よ?」
凪「だって脱いじゃったら、シながら撮れなくない?」
玲王「??」
凪の言葉に玲王は困惑する
玲王「何?しながら撮るって…」
凪「だって今日ハ◯撮りしてイイんでしょ?タワテラ落ちる時にレオ約束したじゃん。『わかったって!もうなんでもするから早く!!』って」
玲王「は?いや…あれは…」
玲王「(え、コイツまたなんか変な写真撮ろうとしてる??)」
玲王は過去に凪とした不用意な約束により、またしても自らを追い詰めてしまっていた - 123スレ主23/11/11(土) 19:07:23
凪「あと、レオんちでここに来る話した時にさ、俺が『コスプレしたレオにイタズラさせてください』ってお願いしたの、覚えてる?」
玲王『イタズラって…何すんの?』
凪『えっと、イタズラの内容はあとのお楽しみってコトにしといてさ』
玲王「あ…うん、言ってた、な」
凪「だから、今もっかいちゃんと言うね?」
凪が玲王の腰に回していた両手を再び玲王の頬に添えて、自分の方に向け逃げられないように目を合わせる
凪「トリック・オア・トリート?今宵は吸血鬼伯爵様にイタズラさせてください」
花火の終わったシーの夜空には、大きな満月が怪しく浮かび上がっていた🌕
玲王、凪からの「トリック・オア・トリート」への返事は?
下3レスから🎲 - 124二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 19:09:30
変な写真撮るのはヤダ
- 125二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 19:25:15
イタズラって何すんの…?
- 126二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 19:32:57
約束したのもあるしお前がしたいことがあるならさせてやりたいけど
イタズラとかシながらとかいまいちわからなくてちょっと怖い…
ちゃんとわかるようにはっきり言って? - 127二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 19:33:28
玲王はポケットに飴が入っていた!!!!
- 128スレ主23/11/11(土) 20:46:56
- 129スレ主23/11/12(日) 02:03:30
玲王「イタズラって、何すんの…?」
「あとのお楽しみ」と言われてあの時ははぐらかされたその内容を、玲王はあらためて凪に問う
凪「知りたい?」
玲王「当たり前じゃん」
凪「でも、言っちゃったら驚かないじゃん」
玲王「だから…急に変なコトしたりとか、俺が驚くようなことは、ダメ」
たしかに色々な約束はしていたが、玲王はこれ以上主導権を握られないよう凪の目をしっかりと見返してそう告げた
凪「?じゃあ、さっきのサプライズもダメだった?」
玲王「あれは嬉しかったけど…コスプレしてる時のお前がするサプライズは、全然そーいうのじゃねえじゃん。お前が楽しいだけっつーか…」
玲王「(あー…こんなこと言ったら、嫌われんのかな…)」
玲王は自分の発言が、凪にどう思われるのか気になってしまう
凪「俺とそーゆーコトすんの、嫌?」
玲王「え、イヤ、とかじゃないけど…」
『怖い』
玲王は次に何をされるか分からない恐怖を想像して、金縛りにあったように動けなくなる
凪「(あー、レオ黙っちゃった)」
凪「…」
凪「(でも、俺も今日はもう引いてあげない)」 - 130スレ主23/11/12(日) 02:16:29
凪は玲王と付き合える人が羨ましいとか、そう思ったことは一度もなかった。いや、思う暇もなかった
だってあの階段で出逢ったその日から、玲王はずっと自分といたし、玲王が付き合う相手がいるとしたら、それは間違いなく自分だと思っていたから
それくらい凪は自分と玲王が出逢ったのは運命で、必然で、その先を自分と玲王がするのも当たり前の事だと思っていた
凪「(レオが俺のお願い断れなくて、緊張して困るのも分かってて、ハロウィンのイタズラにかこつけてまで合意をもらおうとすんのは…正直、俺もズルくてカッコ悪いかなとは思うけど…)」
玲王は優しい。特に自分に対しては宇宙一優しい
きゅるるん顔で甘えれば、おんぶもあーんも膝枕も、キスもハグも、照れながらでもだいたいのことはしてくれた
でも、その先にはいつまで経っても進めない
玲王が俺の言った服を着て、俺の色に染めて?
でもそれだけじゃ足りなくて
外だけじゃなくて、中からも変えたい
玲王のことを全部知りたい、俺の想いを知って欲しい
凪「前に言ったじゃん、『男はみんな脱がすのが楽しみで買うんだよ』って。だからレオのこの吸血鬼のコスも、俺が脱がしたいの」
凪がスッと玲王の首の後ろに手をやり、胸の飾りを取り外そうとする
凪「?」
しかしここで予想外の問題が発生した - 131スレ主23/11/12(日) 02:25:39
凪はスパダリではない。なぜなら中身はまだフツーの17歳児でDTだからだ
いかに天才といえど、当然知らないコトもたくさんある
特に中世ヨーロッパの貴族服の仕組みなどは…!
凪「(いやッ、外れねえんだけど…!?ハァッ!?何コレどーなってんのッッ!?)」
凪「…」
玲王「?」
凪は無表情を保ちつつも、玲王の胸飾りであるジャボが外れないことに内心焦りまくる
凪「(いやいやいやッ!!こーなンの分かってんだから、そこはもっと脱がせやすいように作っとけよピエールウゥゥウウ!?)」
凪は遠い異国の地フランスに向けて、やり場のない怒りをぶつけていた
もちろん当のピエールはまさか自分の作った衣装がこのような邪な使われ方をしているとは思ってもいない
in 🇫🇷
ピエール「ATCHOUM !(クシュン!)」
凪「えっと…あの、だから、首を咬ませてください(ああああ、俺ダッセェェエ!!)」
玲王「え?」
上手く脱がせられなくて、それを外すのを今から抱く相手にお願いすることになるとは…
それでも凪は、なんとかエロい方向に持っていこうとする - 132スレ主23/11/12(日) 02:31:53
凪「レ…あ、いや、伯爵サマが俺のモノみたいで安心するから…首にキスマをつけたい、デス」
玲王「あー、アレ?」
玲王「(確かに前にされた時、凪のこと犬みたいって思ったもんな)」
玲王「ハハ、それくらいならいーよ。じゃ、跡付けるだけだぞ?」
凪「うん。だからこのフリフリ早く外してください」
凪「(もう恥も外聞もカンケーねえ。ここさえクリアしちゃえばこっちのモンだ…!)」
凪はとりあえずここは玲王の手を借りて、あとは再び自分のターンに持っていこうと企む
シュルッ
玲王がブローチを模したスカーフクリップを外し、慣れた手つきでジャボを解いていく
凪「(えっ、あ、コレってこんななってたんだ…!へぇ〜。つかレオ、慣れてんなぁ…さすがはスパダリ…いや、俺のスーパーハニー!)」
玲王「あ、でも目立つから首筋はダメだからな?」
凪「ん?う、うん」
さて、人狼凪は吸血鬼玲王のどこにキスマを付けた?
(久しぶり?のセンシティブ👮♂️安価だ)
キスマの位置を下3レスから🎲 - 133二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 02:37:05
ここでキスマを許してしまうから玲王はえっちすぎるんだよな…
安価なら
目立つ首筋がダメということは、なるべく見えないところにしなくてはいけない
なので玲王のおっぱいあたりで - 134二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 02:44:52
絶対に他人にはバレないようなところは太ももの付け根とかなんだけどナ〜〜
(ダメだったら鎖骨くらいで!スレ主に任せる) - 135二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 03:02:34
お腹
- 136スレ主23/11/12(日) 03:08:35
- 137二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 11:28:32
ドキドキ
- 138二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 13:23:11
これは…鎖骨かな?太ももだったら大変えっちで最高ですね
- 139スレ主23/11/12(日) 14:27:41
玲王は真っ白なブラウスのボタンを片手で器用にプチプチと胸元まで外していき、咬みやすいようガバッと大きくはだけさせる
玲王「ハイ、お好きなトコにどーぞ♪」
凪「ブッ!!(ヤバッ、また鼻血出そう…ッッ!!)」
凪は慌てて鼻を押さえた
凪「(脱がせることばっかりに集中してたケド…!自分で脱ぐレオも、最ッ凶にエロいッ!)」
凪は自分の中の新たな扉を発見する
凪「じゃあ、お言葉に甘えて…」
「我ながらDTみてぇなコト言ってんな」と凪は思うが、仕方ない。それが事実なのである
凪「(お好きなトコって言われたら、そんなの胸とかお腹とか太ももとか、柔らかそうなトコには全部咬んで跡付けたいけど…あ、でもそれだと『フリフリ取った意味ねーじゃん!』とか言われそうだな)」
玲王「あ、マジで見えるとこはやめてな?クラスのヤツらとか父さんに見られたらまたうるさ——」
ガタッ
玲王「!?」
途中まで言いかけた玲王の口は凪の手によって塞がれ、そのまま先程花火を見ていた夜気で冷えた窓へと、その背中を押し付けられる
玲王「(な)」
玲王の言葉は凪の手により口を塞がれたことで続かない
玲王「(え、何——)」
そう言って抵抗しようとするが、玲王の鎖骨にチリッとした痛みが走る
玲王「〜ッ!」
凪「今は俺と伯爵様二人だけの時間だから、他のコトは何も考えないで」
凪は玲王の口を手で塞いだまま、咬んだ鎖骨の部分を慰るようにして舌先で舐める - 140二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 14:31:08
やらしい展開だ〜!!!
- 141スレ主23/11/12(日) 14:32:53
玲王「んッ」
凪「俺に咬まれたとこ、痛い?」
凪が返事を聞くため、塞いでいた玲王の口から手を離す
玲王「は?いや…こんくらい、全然…」
凪「じゃあ、もっと他の場所にも跡付けてイイ?」
凪は一応玲王に確認をとりながら、玲王がそうしていたように片手でさらにブラウスのボタンを外していく
玲王「だから、なんでそーなんだよ!?(やっぱまた暴走してる…!)約束ちげぇじゃん…!」
まんまと飼い狼に騙された伯爵玲王は、焦りから簡単に取り乱してしまった
凪「(レオいっつも超優秀なのに、こーいうトコはほんとにおバカさんだよね。隙ありすぎて心配になる…)」
凪「こんなの止まるわけないじゃん」
凪は冷気に晒され尖り始めた玲王の胸の突起の周りを焦らす様に舌でなぞり、その刺激から玲王は自然と窓に付いていた背を逸らして凪に胸を突き出すような格好になる
玲王「もぉ、何それ、だめだって…」
ちなみに凪に焦らしているつもりは一切ない
凪「(胸マジでこのまま噛みつきたい…噛んでいいかお願いしてみようかな、いや、絶対ダメって言われるから、もう勝手に噛んじゃおっかな)」 - 142二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 14:34:36
止まるんじゃねえぞ…
- 143スレ主23/11/12(日) 14:36:27
ふわふわっ
玲王「クッ…」
凪「ん?」
ふわふわ
玲王「〜〜ッ!ぷははっ!」
凪「!?」
玲王「くすぐってぇ!」
凪「はぇ!?」
良いムードの中、玲王が急に笑い出したので凪は玲王を見上げて驚く
玲王「いや、お前のこの耳!さっきからフワフワフワフワってさぁ、ずっと俺の首とか耳んトコに当たってんの!」
凪「え、あ、」
凪は手でその大きな耳を押さえる
凪「ごめ…(夢中になって耳付けてんの忘れてた)」
玲王「凪、ほんと可愛いな」
凪「(って、何謝ってんだ俺ッ!?『そんなコト言って、本当は感じてたんじゃないの?』とか、もっとド攻めみたいなこと言えーッ!!)」
脳内の凪はリアル凪を叱咤した - 144スレ主23/11/12(日) 14:42:02
凪「あ、あの、さ…そ、そんなコト言って、ほ、ほん、ほんとは、」
しかし動揺から凪は噛みまくってしまう
玲王「フフッ」
その様子が可笑しいのか、玲王は凪を見つめて優しく笑った
凪「(あーダメだ…やっぱ俺にはスーパー攻め様みたいなセリフは無理なんだよっ)」
凪の後ろには大きな尻尾が垂れ下がり、その様はまるで本当に人狼が落ち込んでいるようだった
玲王「いや、その耳…なんか白くてデケェから、ジェラくんの耳みたいだな、って思って♪」
凪「ぁ…?」
玲王「可愛いー♪お前今度ジェラくんのコスしたら?ぜってえ似合うよ。なんたって俺が凪にぜってー似合う、って思ってジェラくん選んだんだからな」
玲王が凪の腰に手を回してギュッと自分の方に引き寄せ、首を傾げながら凪を見上げて言う
玲王「…あのさ、俺は凪とこーやってくっついてるだけでも、十分幸せなんだけど?」
凪「…」
紫色の瞳で上目遣いにジッと凪を見つめる玲王のその胸元は大きく開き、先程凪が付けた鎖骨の赤い印だけが玲王のその完璧な身体の中で不規則な形を滲ませていた - 145スレ主23/11/12(日) 14:51:28
背の高い凪の影が玲王の顔に落ち、窓の外ではまだパーク内で遊ぶ人達の日常の世界が見える
そこからたった窓一枚隔てたこの部屋の中に、凪は玲王を閉じ込めたような気がした
凪は窓のレースのカーテンを閉じて玲王を外から見えないようにして隠すと同時に、その動きのまま玲王を腕の中に抱え込む
元々開いていた凪の衣装から覗く胸と、凪によって開かれた玲王の胸が直に触れ合い、お互いの体温が溶け合っていくのを感じる
玲王『最後までって、どーすんの?』
玲王『凪と出来たら…幸せだろうな』
凪「嘘つき」
玲王「え?」
凪「レオから俺に聞いてきたんでしょ。男同士ってどうするの?って」
凪「だから、今日は最後までさせて?」
可愛い宝物がお願いしてるけど、どうしよう?
玲王の返事を下3レスから🎲 - 146二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 14:52:50
…凪はやり方知ってんの?
- 147二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 14:59:31
触れ合うだけじゃダメなのか…?
- 148二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 14:59:59
凪が教えてくれんの?やり方
(スレ主が最新の原作ネタ入れてきてくれるの、好き…) - 149二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 15:01:30
最新話の凪見たらこういうとこある〜〜〜!!!って感じ
- 150スレ主23/11/12(日) 15:12:49
- 151スレ主23/11/12(日) 19:21:54
玲王「…」
玲王が不意を突かれたようにキョトンとした顔で凪を見る
玲王「…凪はやり方知ってんの?」
凪「えっ、あっ、ああ…」
真っ直ぐ澄んだ大きな瞳で玲王にそう訊かれて、凪はたじろぐ
凪「い、一応人並みには…」
玲王「…付き合ったの、俺が初めてなんだろ?」
玲王が凪の首の後ろに手を回し、尋問するようにグイッと顔を近づけてくるので、先程よりもギュウギュウと腰が当たってしまう
凪「(あ、もう…その動きがヤバいんだって…!)」
凪「当たり前じゃん、そんなの…」
玲王「?じゃあなんで知ってんの?」
凪「いや、フツーに生きてれば…知識くらい入ってくるでしょ」
玲王「え、お前コミュ障なのにィ?」
玲王が顔を傾けてますます近づけて来るので、凪は理性が吹き飛びそうになる
凪「ハイ、コミュ障です…(漫画で読んで、知識だけは豊富なんですとか言いたくねー)」
凪「ねぇー、お願い。もう限界なんだって。させてよ?写真撮ったり急にヘンなコトしないから。レオだって俺の身体触りたいとか言ってくれてたじゃん」
凪は自身の昂ぶりをもう隠すこともなく、そのまま玲王の腰に押し付けている
玲王「…(ちょ、)凪は、なんで俺のこと好きなの?」
凪「えー、なんでって、そりゃいっぱいあるけど…レオが俺の言ったコス着てくれたり、素直で、可愛くて…さっきの椅子のとこでレオから俺に舌絡めてきてくれたみたいな積極的でエロいとことかも、大好き」 - 152スレ主23/11/12(日) 19:25:11
玲王「…そっか」
玲王「…」
玲王「(凪と俺の好きは、違うかも知れない)」
玲王の心の中に不安の種が広がる
玲王「(多分、こうやって悩んでるくらいなら…きっと断るのが正解なんだろーな)」
玲王「(そんで、こーやって凪を中途半端に飼い殺しみたいにして、俺のことを好きな様にさせてやれないんなら、もうここで手を離すべきなのかも知れない)」
玲王「…」
でも、それでも玲王は凪と一緒にいたいと願ってしまった
玲王「(でも、ここでまた逃げて、かわして、嘘ついて、もう…自分に嘘つくのが、疲れた)」 - 153スレ主23/11/12(日) 19:27:41
玲王『凪と二人でいるのにはさ、俺らって前までのカンケーの方が楽だったとか思わねぇ?』
玲王『でも仕方ねぇよな。ずっと一緒にいたいって思ったんだから』
玲王「(凪は俺ともっと先までしたいのに、自分のことしか考えられない俺じゃ、ダメだ)」
玲王「(だから嫌だって言えない。悪いのは俺の都合)」
玲王「(過去にあったことでいつまでも悩んでんの知られて、ダセェって、凪に嫌われたくない)」
凪「…レオ?」
玲王「(ダメだ、どうしよう)」
もう自分が壊れてもいいから
凪のことが好きだ
玲王「…いいよ、でもした後も、俺のこと嫌いにならないで?」
ああ…いよいよなのか…
凪の返事を下3レスから🎲 - 154二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 19:32:02
嫌いになるわけ無いじゃん、ずっと大好きだよ
優しくするね - 155二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 19:33:23
レオのこと嫌いになんかならないよ
お、俺のことも嫌いにならないでね(下手くそがトラウマになっている) - 156二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 19:35:00
え、そんなのあたりまえじゃん
…レオ大丈夫?何かちょっと変じゃない?
不安なこととかあったら言って欲しい - 157スレ主23/11/12(日) 20:05:11
- 158二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 20:09:17
う、鬱展開…ヤダーーッ!!!
- 159二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 20:09:28
鬱展開怖いけどスレ主を信じてるよ!
- 160二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 20:39:29
鬱展開キタ━(゚∀゚)━
- 161二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 02:07:31
最後ハピエンなら…
- 162二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 08:53:48
鬱展開怖いよ〜
最後は幸せなキスをして終了してくれ - 163二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 17:23:32
怖いよ…
- 164スレ主23/11/13(月) 18:36:50
凪「レオのこと嫌いになんかならないよ」
玲王「…ほんと?」
凪「お、俺のことも嫌いにならないでね」
少し言いづらそうにしながら、凪が玲王を見る
玲王「なんで?」
凪「いや、前に俺んちでレオにマッサージした時にさ…ヘ、ヘタクソ、って、言われたのが、ちょっと…」
凪はマッサージの時に玲王から「ヘタクソ」と言われたのがトラウマになっていた
玲王「プハッ、」
凪「!」
玲王「あー、あん時?」
玲王「あれはさ、肩凝ってるって言ったのにお前が俺の腰とかさ、変な風に触ってくるから…」
凪「か、から…?」
玲王「声出さないように、必死だった」
凪「へ?あ、あの、それって…」
玲王「だから、上手くできるようになるまで、キスもマッサージも全部俺で練習したらいいじゃん、て、言っただろ?」
凪「…うん」
玲王「(『だから他のやつのこと、触らないで』って)
玲王「凪、キスさ…」
玲王が凪の首の後ろに回していた手を凪の頬に添える
玲王「前より、上手くなったよな」
凪「は」
玲王に上目遣いでそう言われ、凪は呼吸が止まりそうになる - 165スレ主23/11/13(月) 18:42:34
凪「(しぬ…)」
玲王「最初にキスしようとした時は、思いっきり俺に頭突きしてきたのにな」
玲王は海岸で凪に告白した後のやり取りを思い出して、それを懐かしむように笑った
凪「あ、いや、ごめん、だってあの時は…」
凪「(うわ…もう、あの時のことは記憶から消して欲しい…!)」
玲王「…でもさ、」
玲王「さっき椅子のとこでしたのは、スッゲェ興奮した」
凪「うそっ!(まっ、マジで!?)」
玲王「うん」
玲王「(嘘)」
玲王「(本当は怖かった)」
玲王「凪、ああいうの、好き?」
玲王が目を細めながら凪に尋ねる
凪「う、うん(もちろん…!)」
玲王「じゃあ、あの続き、ベッドでしよっか?」 - 166スレ主23/11/13(月) 18:49:01
ベッドに移動した凪は性急に玲王を押し倒す
玲王「ちょっともー、落ち着けって!」
凪「むり!」
玲王は自分に覆い被さるようにしながら熱い視線を向けてくる凪の顔を見上げた
あまりにもがっついてくるので、狼の耳が本物に見えてくるくらいだ
玲王「…なぁ、お前のこの耳、ジェラくん思い出すから外せよ」
玲王はフニフニと凪の頭のケモ耳を触りながら、狼男の仮装を解くように言う
凪「えっ?あ、ああ、(また付けてんの忘れてた…)そうだよね」
凪は急いで耳や尻尾を外し、ベッドの上に座らせていたジェ◯トーニとステ◯ルーと一緒に寝室の椅子の上に置いた
凪「(いや、この子達はぬいぐるみなんだけど…!ぬいぐるみなんだけど、なんか見られてるみたいで恥ずかしいから、ちょっとここにいてね)」
玲王「…凪はさ、」
凪「うぇ!?」
玲王「俺とこーいうコト、ずっとしたかったの?」
玲王も吸血鬼のマントを外して椅子の背もたれに掛ける
凪「うん…だから、夢みたいだよ、こんなの」
玲王に近づいた凪はその頭の後ろに手を回して、髪を留めている赤いリボンを解きながら期待に満ちた表情でじっと玲王を見つめる
リボンが解かれたことでハラリと玲王の髪が落ちたと同時に、吐息混じりに近づく凪の唇を玲王は求められるままに受け入れた
もう言葉はいらないとばかりに唇を塞ぐようにして口内を弄られ、玲王の唇から少し苦しげな声が漏れていく - 167スレ主23/11/13(月) 19:13:12
- 168スレ主23/11/13(月) 19:17:26
凪「(はぁー、もう最高…)じゃあ、上からこうやって俺に押さえられてんのは?興奮する?」
ブラウスだけになっている玲王の腰を掴み、吸いつくような肌に手を這わせて凪はその滑らかさを確かめていく
玲王「…はっ、わかんな、い(怖い)」
凪「わかんないの?」
次第に高まっていく焦れるような刺激がもどかしく、玲王の奥にもっと凪に触れられたいという熱が生まれ、玲王はその先を凪に望もうとする
玲王「あ、凪っ」
凪「大丈夫だよ、安心して?レオが嫌がることはしないから」
ビクッ
その時、玲王の肩が揺れた
凪「?」
玲王「あ…」
『お願い御影君』
『あなたの嫌がることは絶対にしないから』
玲王「(なんで今…あの時のこと思い出すんだよ)」 - 169スレ主23/11/13(月) 19:25:11
玲王は喉の奥が張り付いたようになり、上手く息が吸えなくなる
玲王「あ、ダメ…待っ、て…、凪(ヤバい)」
凪「え、無理、(止まんないし)」
玲王「ごめん、ほんと、止まって」
覆い被さっている凪の胸を玲王が両手でグッと押し退けた
凪「…?(なんか、やっぱ今日のレオ、変?)」
凪はお預けを喰らった犬のように急にショボンとなる
凪「どうしたの?あんまキモチ良くなかった?」
玲王「いや、そうじゃなくて…ごめん、多分、緊張してるだけだから…」
平静を装ってそう答えながらも、玲王の目の前には色の光りがチカチカと点滅して、凪の顔がよく見えなくなっていく
凪「…ねぇ、」
玲王「え?」
凪「さっきから何考えてんの?」
玲王「?」
玲王は凪のその質問の意味がよく分からなかった - 170スレ主23/11/13(月) 19:30:37
凪「全然集中してないじゃん。だって身体、力入り過ぎだよ」
玲王「あ…」
「凪に気づかれていた」
玲王はその言葉に答えられず、黙ってしまう
凪「ねぇ、どうしたの」
あまりにも様子のおかしい玲王を心配した凪は、その表情を見ようとベッドサイドのライトを点けた
パチッ
凪「…え」
凪は驚き、目を見開く
凪「どうしたの?レオ、顔…真っ青だよ…」
玲王「あ、ごめ…」
玲王は思わず凪に見られないよう片手で顔を覆った
リビングで自分に「続きをしよう」と誘ってくれた時の玲王とのあまりの表情の違いに、凪は訳が分からずに戸惑うしかない
もし理由があるとすれば、凪にはもうそれは一つしか思い浮かばなかった - 171スレ主23/11/13(月) 19:35:51
凪「…?なんで…?俺のこと、好き、なんでしょ?」
玲王「うん…」
凪「じゃあ、やっぱ俺とこーいうコトするの、嫌だったの?」
玲王「…いや、大丈夫」
声を掠れさせながらも、玲王は何とか凪の問いかけに答える
凪「…は?何それ、『大丈夫』って…別に俺としたくないんじゃん」
玲王は凪の声色が低くなったのに気付いた
玲王「え、そんなことないって。したいよ、だから、続き、しよ?」
玲王「(大丈夫、我慢してれば終わる)」
凪「いや…そんな青ざめた顔しながら言われても、もう出来ないし」
玲王「…あ、ごめ」
玲王が凪に謝りかけたのを遮るように凪が話を続ける
凪「あのさぁ… 」
凪「レオ、俺のこと嫌い?」
玲王「え」
玲王「好きだよ。当たり前じゃん…好きじゃなかったら、お前とこんなことしてないって」
凪「…?じゃあ、何でなの…?」
「なんで出来ないの」
そう言いたいのを、凪はグッと堪えた
言ってしまったら玲王から聞きたくない言葉を聞かされるような気がしたからだ - 172スレ主23/11/13(月) 19:42:36
凪「(なんで…)」
凪「あのね、好きだって告白して、恋人同士になって、そしたらするじゃん?みんな」
玲王「…何を?」
凪「キスしたら、そのままエッチとか、するじゃん」
玲王「…そー、だな…」
凪「(やっと出来るって思ったのに、なんでうまくいかないの)」
玲王「俺は、お前のこと好きだよ、凪」
玲王「(好きだから、大好きだから、できない)」
玲王『(俺が凪に)』
玲王『(ああいう目を向けてんのかと思うとゾッとする)』
玲王「…分かってほしい。俺が凪のこと好きなのは、ほんとだから。でも、さっき言ったみたいにさ、俺は凪とくっついてるだけでもしあわせで」
凪「じゃあ、レオの好きと俺の好きは違うよ」
凪は再び玲王の言葉を遮る
凪「俺の好きはこーいうコトを、もっとたくさん、レオと最後まで、全部したい、の、好きなんだよ」
玲王「…」
凪「ねぇ、好きな子の全部を見たいし手に入れたいって俺の気持ち、分かんないの?」
そう言って凪は玲王の肩を掴む
しかし、玲王の肩は強張り、人形のように硬くなっていた - 173スレ主23/11/13(月) 19:48:41
凪「は?(絶対どうにもできねーじゃん、こんなの…)」
凪「…もういいや、風呂で抜いてくる」
玲王「あ、待って、なぁ、凪」
肩から離そうとした凪の手を、玲王が慌てて掴む
凪「いいって、もう」
凪「(そーいう気遣いとか)いらない」
その言葉に、玲王はさらに青ざめてしまう
玲王「ごめん、なぎ、ちゃんとするから、お願い、嫌いに、なんないで…」
その手は、もうどうしようもなく震えてしまっていた
凪「?ねぇ、どしたの、震えてる…」
凪「俺のせい?」
顔を覗き込む凪に、玲王は黙って首を振る
玲王「凪のせいじゃない、俺の、俺のせい」
凪「は?どーいうこと?意味わかんない。ちゃんと説明してよ」
玲王「ごめん…それは、言えない」
玲王「(言いたくない)」
凪「…」
なんだこの地獄みたいな状況は…
玲王の心を解して…凪の言葉を下3レスから🎲 - 174二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 20:08:03
俺はずっとレオの事大好きだ
だから隠し事あるの寂しいよ、俺だから言いたくないの? - 175二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 20:54:25
…言えないような怖いことがあったの?
- 176二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 20:57:18
レオ、大丈夫だから…何を思ってるのか、本当のこと教えて?
レオのこと怖がらせたくないよ
俺のこと信じてほしい - 177二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 21:03:46
凪の気持ちも玲王の気持ちもわかるのでつらい
ちゃんと好きあってるし快感も拾えるからイチャイチャ甘々セッできるはずなのにな… - 178スレ主23/11/13(月) 21:19:48
- 179二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 21:24:38
太もも安価した者です大変エッチでした…
ありがとうございました…🥹 - 180スレ主23/11/13(月) 21:57:08
凪「レオ、大丈夫だから…何を思ってるのか、本当のこと教えて?」
玲王「…」
玲王はどうしたら良いのか分からず、戸惑っているようだった
凪「レオのこと怖がらせたくないよ」
玲王「だから、別に、凪が悪いんじゃないよ」
凪「俺のこと信じてほしい」
玲王『…じゃあ、お前のこと信じていいの?』
凪「…」
凪は花束を渡したあの時の、まるでその場に花が咲いたような玲王の笑顔を思い出す
凪『え、あ、うん、信じて…信じて、ほしい。俺、レオが俺のこと信じてくれたら、いくらでも頑張れるから…』
凪「(なんか俺って…いっつも、自分のことばっかだな)」
玲王『お前との結婚どーしようかと思ってた』
玲王『お前の言う「一緒にいたい」って、ガキみたいな根拠のない自信で、ただ結婚てのだけに憧れて突っ走ってんのかなー、って思ったからさ』
凪「(ほんと、そのとーりじゃん…)」 - 181スレ主23/11/13(月) 22:00:01
玲王「(凪に嫌われたくない)」
玲王「(早くいつも通りにしなきゃ)」
玲王「(でも、苦しい)」
玲王「(胸が苦しい)」
凪「…レオ」
玲王「あ、ゴメンな?いや、なんかお前すげー色々してくるからさ、俺照れちゃって。こんなのどこで覚えたんだよ!ハハ、ドキドキしてるだけだからさ、落ち着くまでちょっとだけ待っててくんね?」
凪「(なんでそんな嘘ついた顔、俺の前ですんの…)」
玲王『結構空気作っちゃうからさ』
凪『(空気を…作る?)』
玲王『自分だけ我慢してフツーにしてればいっかな、みたいなトコ、結構ある』
玲王『直していかなきゃダメだよな』
凪「俺、レオに信用されてない?」
玲王「え?」
凪「嫌だよ俺、恋人なのに…レオから気遣われたり、思ってることとか言ってもらえないの。そーいうのちゃんと言ってよ」
今こそちゃんと話し合え…
玲王、凪に気遣ってる?信用してない?
玲王の回答を下3レスから🎲 - 182二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 22:07:30
(凪のこと信用してるつもり…で、いたけど)
(結局凪に嫌われるのが怖いってことは、信用してねぇってことなのか?) - 183二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 22:16:27
凪に気なんて遣ってないし、信用だってしてる
ただ俺が弱くて怖がりなだけ - 184二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 22:18:58
(ああ…俺また凪のこと傷つけてる…)
- 185スレ主23/11/14(火) 01:16:06
- 186二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 11:10:12
すぐに終わらなくて全然OKだよ
楽しみが増えてむしろこっちは嬉しい - 187二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 11:26:43
イチャラブまで頑張れ…!
- 188スレ主23/11/14(火) 12:12:01
そう言った凪の表情は、今にも泣きそうだった
玲王「(ああ…俺また凪のこと傷つけてる…)」
玲王「(そりゃそうか、俺としたいって今日もずっと我慢してくれてたのに…またこんな風に俺の都合で振り回して、拒否された風にしか思えねえよな…)」
玲王「凪、お前のこと信用してるし、気も遣ってねーよ?」
凪「もういいから」
玲王「あ…」
凪「(あ、ダメだ。またやっちゃった)」
凪は玲王の表情で自分の言葉足らずなところに気付く
凪「『もういい』ってのは、その、『もう頑張らなくていいよ』ってこと、だから」
凪「もう頑張って、空気良くしようとしなくていいから、俺の前では」
凪は玲王に服を着せてベッドに座らせた
自身は近くの椅子に腰掛け、そこにあったステ◯ルーを落ち着くようにと玲王に持たせる
凪「…ごめんね、なんか…怖かった?」
玲王「…うん、ちょっと」
凪「…そっか(まだ早かったのかな)」
玲王「でも、本当は」
玲王「本当は凪とくっついたりするの、嬉しかった」
凪「え」 - 189スレ主23/11/14(火) 12:14:38
玲王「だけど、凪に欲情してんのを見られんのが、恥ずかしい」
凪「??」
玲王「俺、お前にそーいうの見せたくなくて」
凪「なんで(俺に欲情してくれるレオとか…そんなの宇宙一見たいじゃん)」
玲王「…告られた、小学校の時に」
凪「は?(いや、何で今その話すんだよ) え、誰に?同級生?」
玲王「…その時の、担任の先生、から…」
凪「え?(せ、先生?小学校の?)」
凪『レオのせいで人生狂わされた人って、どれくらいいるの…?』
玲王『なんで、んなこと今聞くんだよ…あー…二人?…お前も知ってんだろ…』
凪「(まさか…)」
教師2『お前に魅了されてクビになった妹を養っているのは俺だ』
凪「…」
玲王「当時は結構問題になって…ていうか、そんなことはもう、とっくに乗り越えてたんだよ。俺の中では」 - 190スレ主23/11/14(火) 12:20:16
『何で俺がこんな思いしなきゃいけないんだ』
玲王はその出来事を忘れるようにスケジュールを詰め込み、勉強に打ち込み、成績を上げることでむしろその経験を”糧として利用してやった”と思っていた
「俺はそれに勝ったんだ」と思い込みたかった
楽しいことに没頭していれば忘れられる
広くて浅い、楽しいだけの人間関係を次々と器用に乗りこなしていけば、いつかは忘れている
そんな程度の些細な出来事
だから、退屈は嫌だった
暇になると思い出したくない”些細な出来事”を思い出してしまうから
そんな時に玲王はあの階段で凪に出逢ってしまった
初めて心を交わして、深く、ずっと付き合いたいと思った人間
玲王が手放したくないと思った、唯一無二の宝物
だからわかっていた
きっといつか、この問題にぐるぐると悩み続けて向かい合わなきゃいけない日が来ることを
玲王「…だから、凪とそーいうことする時はさ、頭ん中が…罪悪感でいっぱいになるんだよ」
玲王「(結局まだ、全然乗り越えられてなかったんだよな…)」 - 191スレ主23/11/14(火) 12:23:00
玲王「(凪に抱きついたりするたびに、キスして、もっと触りたいって思ってたのに)」
玲王「お前から俺に触ったりとか色々してきてくれた時、ほんとは…嬉しかったのに」
凪「…!」
凪「(ま、マジか)」
玲王に拒否されたかと思っていた凪は、この言葉に嬉しくなる
玲王「これ以上凪のこと汚しちゃいけないって、そればっか考えて」
凪「…いや、よくわかんないけど…何でレオとイチャつくことで俺が汚れんの??意味わかんなくない?」
玲王「…つまりさ、俺がお前に向けてるこの感情は、あの人のとは別物だって、思いたかった」
凪「は?何それ…」
凪「(急にそんなコト言われたって、よくわかんかねーよ…)」
詳しく何があったのか聞くのも躊躇われる内容で、この問題は人間一年生の凪にとってはどう返すのが正解なのかよく分からなかった - 192スレ主23/11/14(火) 12:25:51
玲王「だから、凪とそーいう風になるのが怖いんだよ、俺は…」
玲王「だってさ、俺たちのカンケーは、」
『行くぞ凪!2人で世界一へ!!』
玲王「そんな汚い欲なんかじゃなくて、もっと、純粋で綺麗なもので繋がってるって、思いたかったから」
玲王の目から、堰を切ったように大粒の涙が溢れ出す
凪「は…?」
そのことに驚いた凪は、いよいよ固まってしまった
玲王「だってさ、もし、もしこのままお前とこーいうコトして、そーいうカンケーになって、」
玲王「もし、ダメだったら」
玲王「そん時はもう、」
玲王「もう凪とは、友達にも戻れなくなる…」
玲王「まだ、今なら引き返せるから」
凪「…(なんだよ、それ…)」
凪「(こんな、セッ◯スなんかで関係が変わるなんて…友達にも戻れなくなるなんて、そんなの、考えたこともなかった)」
とりあえず泣いちゃった玲王に何かしてあげよう。下3レスから🎲 - 193二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 12:41:28
優しく背中ぽんぽんして落ち着かせる
- 194二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 13:14:59
ティッシュで涙を拭ってあげよう
- 195二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 15:21:24
安心させるために玲王の手を両手でぎゅっと握る
- 196スレ主23/11/14(火) 16:04:58
- 197二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 16:11:48
救いを…救いをお願いしますっっ😭
次スレもし余ったら凪の看病編の時みたいなあでぃしょなるたいむとかもぜひ!!
次スレも楽しみ!! - 198二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 16:49:06
ありがとうございます!ハッピーエンド待ってます😭
- 199二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 16:58:26
このスレ覗くのが毎日の楽しみだよ
いつもありがとうスレ主 - 200スレ主23/11/14(火) 18:07:50【閲覧注意】🎃だ!コスだ!念願のお泊まりデート編🎲🎡part6|あにまん掲示板https://telegra.ph/%E5%87%AA%E7%8E%B2%E7%8E%8B%E3%81%AE%E4%B8%80%E7%95%AA%E7%86%B1%E3%81%84%E5%A0%B4…bbs.animanch.com
次スレ
皆さんコメントいつもありがとうございます🌵
スレあまったら安価であでぃしょの内容決めてやりたいなと思います🎲ではでは!