- 1二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 22:06:07
イータ「ああ……あれは13歳になる前のマスターと二人で夏の終わり頃にお堂の調査をしていた時の話」
「お堂と言っても、聖教関連じゃない別の宗派らしくて……畑違いだけど、マスターもいたから何かインスピレーションになるかもと思ってついていった……」
「で、ボロボロで無人のお堂に着いたんだけど……マスターが急に怖い顔になって『僕一人で探索するから、イータは絶対中に入っちゃダメだよ』って言ってお堂の中に入った」
「当然、私は『お堂の中には入らない』様に周囲を散策して……祠だったのかな、綺麗な石造りの小さな建物があった」
「で、中に入ろうとしたけど……気が付いたら、ガーデンのベッドで寝ていた」
「マスターが『失敗した……そうだよね、普通核となるものを一か所には集めない』とか言っていたけど……あれから、マスターは話を降っても絶対に何が起きたか口にしない」
「――今でも二つ、不可解な事がある」
「建築家として今は知っているんだけど……あの石造りの建物、何で外で何十年以上も放置されていたのに『綺麗』だったんだろうってのと……」
「――何で、私が『知らない』事をここまで避ける様に放置しているのか、今でも『深堀しようと思わない』のかが分からないんだ」 - 2二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 22:36:48
…続きは?
- 3二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 22:41:34
これを七陰に話したらホラー云々より二人でお出かけしてるって部分に反応しそう
- 4二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 22:45:31
ゼータ「因習、ってのは恐ろしいね」
「ある日、とある海村の近くに滞在していた時の話だ」
「海村での情報収集を終えて、隣町の宿に帰ろうとしていた時の帰り道で、赤い封筒が地面に落ちいていたのを目にしてね」
「それを拾おうとしたら『拾ってはいけません!』って声と共に腕を引っ張られたんだ」
「腕を引っ張ったのは流れの吟遊詩人の様でね、封筒を拾っていない事を確認して安堵するととある場所に指差すんだ」
「見てみると、老人の夫婦がこちら……私を鬼気迫る表情で睨みつけていたんだ……古めかしい、若い青年の肖像画を抱えてね」
「『ここらは、生者を死者に嫁がせる風習があると聞きましたが……本当にあったとは』そう言って吟遊詩人は私を連れて村を出ていったよ」
「多分、私があの封筒を拾ったら……村人総出で私を死者に嫁がせようとしたんじゃないかな」 - 5二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 22:48:44
100物語かな?
- 6スレ主23/11/07(火) 22:52:34
陰実世界での洒落怖等を妄想しSSなどを投下するスレになります
教団関連の人怖も歓迎します - 7二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 07:10:08
シドがガチホラーと遭遇したときの反応が本当に読めない
- 8二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 07:55:18
シドは寺生まれ枠じゃないだろうか