- 1こういう感じのSS下さい23/11/08(水) 22:37:05
いつものようにトレーナー宅でコーヒーを嗜んでいたら偶然この世ならざるものが家を徘徊する姿を見てしまって、トレーナーに接触されたかを聞くと眠るときに廊下から足音が聞こえたり身体に何かがのしかかる感覚があると言うが本人は慣れていると危機感の欠片もない様子なので、それに腹を立てたカフェがそのまま家に泊まることを決めいざ真夜中になると、トレーナーを助けるためとは分かっていながらも男女が同じ部屋で眠るという状況に少し期待をしてしまったりで布団の中に潜って二人きりの世界に没頭する傍ら、お友だちが件の怪異に格ゲーさながらのラッシュを叩き込み翌朝にはなんやかんや解決してトレーナーとカフェの距離が限界突破するSSはありますか?
- 2二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 22:38:13
でたわね
- 3二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 22:39:33
そこになければ書いてくださいお願いします
- 4二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 22:40:27
出たわね野原しんのすけスタイルかんたんカフェの人
- 5二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 22:44:53
お久しブリーフ
- 6二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 22:59:00
翌朝頑張ったから褒めろと言わんばかりに並んで座る2人の膝の上に寝っ転がるお友だちに動きを封じられて仕方ないですねーとか話しながらのんびり朝の時間を過ごす3人が見られると聞きました
- 7導入はこんな感じでイイですか?23/11/08(水) 23:45:00
「アナタと飲むための...そんなコーヒーを淹れてきました......」
ホワッと湯気が上がる二つの白と黒……猫のシルエットがプリントアウトされたマグカップ…………、リビングには先ほどからパソコンを相手に唸ったり…マウスをクリックする音を響かせるアナタ……。
少しだけ……、少しだけこちらを見て欲しい…、そんなわがままな想いと、休憩の意味も込めて。
「アナタが好きと言ってくれたブレンドを用意しました。」
「あぁカフェありがとう...ってこんなに経ってたか、やっぱり家に持ち帰るより、仕事はトレーナー室でするべきだな。」
そう言ってアナタはコーヒーを啜る、この静かな世界もとても愛おしくて……幸せだと思います……。
「そういえば…アナタは気付いていますか?沢山の『彼ら』に……。」
アナタは私からの言葉を聞いて、少し思案していました…、その間にも『お友達』はアナタの周りをグルグルと回っていますし、廊下から『ひたひた』でしょうか?……それとも『ペタペタ』……でしょうか?音がしていますが、アナタは顔色一つも変えずに、ただただ思案していました…。
「そうだな、たまに寝るときに廊下から音がして、そのたびに、急に身体が重くなったり、扉が開いたり、電灯が点いたりと色々あるけど───」
どうしてアナタはいつもそうなのか……そう頭を抱えそうになります。
「慣れてきた!」
アナタの元気な姿を見て、『お友達』はビクリとして少し離れてしまいました…それと同時に、廊下の方からも『ゴトッ』と音がしました。
「そう…ですか……。」 - 8導入はこんな感じでイイですか?23/11/08(水) 23:45:13
アナタは本当に…世話が焼けるのも中々楽しいですが、依然言ったことを忘れていることを指摘しなければいけません。
「私は以前に言いました。…アナタは…トレーナーさんは『彼ら』に好かれやすいと……、なのでおかしなことがあればすぐに言ってくださいと……。」
「ゴメン」
「なので、私は今日はここで泊まります。」
そう言って、アナタに外泊届を見せる、驚いた顔、きっと宝石にも負けない素敵な顔です……。
「か、カフェ?」
「はい…、”アナタ”のマンハッタンカフェです」
「い、いやそうじゃなくてさ、本当に泊まるの?」
驚くアナタに少し意地悪をしたくなってしまうのも、仕方のない事だったのです…。
「それでは、私は野宿をします…。大丈夫です…一日くらいならば……。」
それを聞いたアナタはすぐに外泊届のトレーナー欄に判を押してくれました。
「心躍るとは、こういった時の事を言うんでしょうね…、安心してください…私と『お友達』でアナタをお守りします。」
そんなことを言った後、マグカップには、…もう湯気が上がらなくなっていました…。 - 9二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 00:15:09
お帰りなさいませ!!!!!
- 10二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 00:21:09
ちょっと強引なカフェもいいよね…
- 11二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 00:22:28
- 12二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 01:17:06
かんたんカフェの人!
お久しぶりです! - 13123/11/09(木) 02:26:01
- 14二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 02:38:28
波動キックでハイキックするキャラがパッと出てこないがナイスキックである
- 15二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 06:09:37
「トレーナーさん…今のは…?」
トレーナー宅にて怪訝な顔をするカフェ。どうやら部屋に良くないモノが取り憑いているらしい。
「なんか身体が寒くなったり、引っ張られる気がするのはそれか…」
「……!駄目です!このままでは…!」
「でもまぁ疲れの延長線みたいなもんだしな…」
カフェの心配に対して楽観的なトレーナー。そんな姿にムキになったのかカフェは立ち上がる。
「泊まります…」
「へ?」
「私、泊まります!何事も起きないように見守るためにも!泊まらせていただきます!拒否権はありません!よろしくお願いします!」
そんなこんなで良くないモノが出る時間帯。カフェの出番だが当の本人は気が気ではなかった。
(勢いで言ってしまった…しかも支度も無かったからトレーナーさんの服を……!)
「カフェ?」
「ひゃ、ひゃいっ!?」
「布団が一つしかないからカフェが使って。俺は…」
「駄目です!私が守るんですから!一緒に寝てください!」
勢いで口走ったのだろう。直後カフェの顔が真っ赤に染まる。
(やだっ…!私勢いで…まるではしたない…!)
「分かった。頼むよ、カフェ」
「———!」
そんな彼女の意図を汲んだトレーナーは笑顔で承諾。二人で布団の中に潜り込む形になった。布団は二人では狭く、体を寄せ合うカフェとトレーナー。互いの心音が聞こえるくらいの距離であった。
「確かに…霊障の類だと分かるとなんだか怖いな…」
「大丈夫です。私が…お友達がいますから。だから私に任せて委ねて下さい…」
互いの境界線が無くなるくらい、抱きしめ合いながら二人は眠りに落ちていった。
『汝ニハ本気ヲ出サセテモラオウ…ヌウゥゥン!』
一方、見えない者同士の死闘の幕が上がっていた。 - 16二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 06:10:20
翌朝カフェが目を覚ますと目の前には幸せそうに眠るトレーナーの顔。
(良かった…それにありがとう、お友達…)
カフェが内心そう思ったのと同時にトレーナーも目を覚ます。
「おはよう…カフェ、何ともなかったよ…」
「ええ…私と…それにお友達で守る事が出来ました…」
「お友達が…」
「そうですね…スーパーリバーススラム?とか何とかでやっつけたって言ってました……だからもう大丈夫です」
ホッと一息付く二人だったが置かれている状況を
思い出し、顔を真っ赤に染める。しかし……
「カフェ…もう少しだけこのまま…いや、これからも守ってくれないか?」
「——ッ!…はいっ! これからも、私とお友達をよろしくお願いしますね…!」
再び身体を寄せ合いながら微笑み合う二人。
そんな二人をお友達は優しく見守り続けていた… - 17二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 07:38:05
この後壁際に追い込んでバスケですね分かります
- 18二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 08:46:11
- 19二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 14:28:55
- 207,8続き23/11/09(木) 15:01:44
「なぁカフェ……。」
ポツリと…。アナタは耳元でそう呟きました。
「はい…、なんでしょうか?」
アナタの方に身体を向けて、次の語句を待つ、それは至高の一滴を待つようで楽しく、幸せな一時です。
「なにも一緒の布団に入る必要は…」
しかしコーヒーと言うのは最後の一滴までドロップすると雑味が出てしまいます…なので私は……。
「そんなことは…ありません……。『彼ら』が嫌がる…恐れ…慄くのは…何よりも私たちが現実に居ること…縛られた者同士であると認識させることです。…なので───。」
そこまで言い切ったのちに、私は一呼吸おいて、アナタの影と私の影が溶け合う寸前まで寄り添います……。
「こうして、心音を…、温もりを…、なによりも幸せを、私の宝物を共有しているのです……。」
ここまで言った私の頬は、きっと柘榴石よりも、山に登りやすくなった頃の木々よりも…、赤い事でしょう。
「それとも、アナタは嫌……でしたか……?」
アナタの瞳を直視できなくなる、しかし見たくなる、『カリギュラ効果』でしたか…?たまにはタキオンさんの話す戯言もたまには意味があるのだと、思い返します。
「それならば、無理にとは言いません…、離れま……」
アナタは私の言葉を遮るように、力強く、優しく、暖かく声をかけてくれます。それはいつでも…。 - 217,8続き23/11/09(木) 15:01:54
「そんなことはないよ、カフェと初勝利をあげた時、重賞を取れた時、G1に手が届いた時、足元をケアしている時、こうして心配をしてくれている時、頼もしく見える時、楽しそうにしているとき。そのどれもが代えがたいかけがえのない、他のナニモノでもない、『マンハッタンカフェ』との大切な時間なんだと、そう思うよ。」
そう言うアナタの顔は、陰に隠れないほどの、淡く優しく暖かい朱に染まって、私の早鐘を打つ心臓の音に合わせるように、アナタの音が大きく、深く響いてきました。
「それは…、とても恥ずかしいです、が。とても、嬉しいことです。」
そこから他の音も光も関係なくなりました、廊下の方から推定『彼ら』と『お友達』の楽し気なセッションの音も、窓から優しく落ちる月光のカーテンも、部屋に立ち込めていたコーヒーの香りも、関係なくなりました。
「月が沈まなければ…そう思うのは贅沢でしょうか……?」
わがままな私は、アナタの瞳を見てしまます、優しいアナタなら、きっと…。
「明日の君も見てみたいかな、昨日の君も、今日の君も、明日の君も……大切な『マンハッタンカフェ』だから───。」
星々の瞬きも、虫たちの歌声も、灼熱の太陽も、肌に纏う布たちも。気にならなくなる、全てがまじりあう、まるで茹だる二つの白と黒、カフェとミルクが混じりあった時、『お友達』が一仕事終えたと満足げに戻ってきました。
「カフェ」
「はい…、なんでしょうか……?」
コーヒーを用意しながらアナタの話に耳を傾ける、それは幸せの音で……。
「これからもよろしく」
それはなんて事の無い、幸せの一片なのだから。証人は『お友達』とこの指にはまる契約の証と、画面の向こうにいて、私たちを描く困った『彼ら』なのだから。 - 227,8,20,2123/11/09(木) 15:09:35
稚文に付き合っていただきありがとうございました。スレ主のイラストに蛇尾を添えただけな気もしますが、アノイラストの幸せな一時を、アルバムの一片の様に感じ書かせていただきました。素敵なイラストをありがとう。
- 23二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 23:37:02
幸せだ……
大変よい………… - 24123/11/10(金) 02:40:01
- 25二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 06:42:09
カフェさんの魅力的なのに表現し辛い魅力で書き辛いのは辛いですね、感想を書いてくれてありがとう、イラストをありがとう。
カフェのアロマはそれはもう素晴らしい匂いを発していて、その妖艶さと危うさに混じる芳香は素晴らしいものです
- 26二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 06:58:02
ある休日のこと———
マンハッタンカフェとトレーナーは近くの街へお出かけをしていた。様々な店へ行き、買い物もして帰り道、近くにトレーナーの家があったので休憩に立ち寄ったところ、突然の豪雨に見舞われたのである。
「明日まで雨は続く、しかも外出は控えるようにか…タクシーでも呼ぼうか…」
「……外泊申請できました。それにこの雨だとタクシーも来れないでしょうし…コーヒー淹れますね」
それもそうかと思いトレーナーはカフェがコーヒーを淹れている間に簡単な食事を用意する。
「何もないけど…好きにして良いよ」
そう言ってトレーナーは机のパソコンを開き仕事を始める。そんな彼の姿をカフェはじっと見つめていた。
(休日なのに自宅でも仕事…何故でしょう…このままでは何か取り返しのつかない事が起きるような…)
ふと横を見ると箱…それも栄養剤が入ったビンの箱が何箱か置かれていた。
- 27二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 06:58:24
その瞬間カフェは確信した。
(このままじゃトレーナーさんが!)
彼女はトレーナーに呼びかける。
「今日はもう遅いですし、お休みになられたら…」
「大丈夫、それに君のためならば……」
その瞬間、背後からカフェが抱きしめる。
「私のためなら…無理をしないで下さい…!あなたをボロボロにしてまで…走りたくなんてない…!」
静寂な空間に響く嗚咽。それは彼の心にも響いたようだ。
「分かった。今日は休むとするか…ありがとう」
「トレーナーさん…」
そうしてシャワーを浴び、服を着替える。突然の事だったのでカフェはトレーナーの部屋着を着ることになった。カフェを寝室へ案内し、トレーナーは別のところへ布団を敷きに行こうとすると…
「トレーナーさん…今日はその…一緒に…」
先にベッドに入ったカフェが毛布をあげながら呼びかけてきたのである。
「いや流石にマズイかな…」
「誰も居ませんし、それに心配なんです。このまま仕事に戻ろうするかもしれない、私のいない所で何かあるかもしれない、だからお願いします」
そんな彼女に根負けしたトレーナーは恐る恐る毛布の中へ入り込む。
すると暖かいのか疲れていたのかトレーナーはすぐに眠ってしまった。そんな彼にカフェはその身を更に寄せる。
「トレーナーさん…暖かい…」
彼の胸に耳を寄せる。するとドクンドクンと心音が、彼が生きている証の音が聞こえてくる。
(この暖かさも…この音も…トレーナーさんがここにいる証…もしできるなら…私だけがこの暖かさを感じていたい…私だけがこの音を聞いていたい……)
そう思いながら彼女もまた、夢へと落ちていった。 - 28二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 06:58:49
———とある日のこと
「今日も忙しかったでしょうし休みましょう」
「そうだな、カフェの言葉に甘えさせてもらうよ」
二人はシャワーを浴び、服を着替え、寝室へと移動する。
「それでは今日もまた…一緒にね、あなた?」
そう言って毛布をあげて微笑みながら囁くカフェ。
そんな彼女に対してニコリと微笑み返して毛布の中へ入り込む彼。
手を繋ぎ目を瞑る二人。その手には二人だけの証が薄明かりを受けていつまでも輝いていた。 - 29二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 13:48:43
この妖艶な視線がトレーナーを魅了する…!
- 30123/11/10(金) 13:49:24
- 31二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 21:58:43
影がいい味出してる!
- 327,823/11/10(金) 22:16:07
実際カフェって何でこんなに可愛いんだろう
- 33二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 22:24:48
- 34123/11/11(土) 02:39:52
- 35二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 02:42:27
夜中にパンパンパンっておとが鳴り響くんだよね...(お友達がバスケしてる音)
- 36二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 02:48:39
ほんとかー?ほんとにお友達のバスケかー?
- 37二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 05:20:52
最初は1週間に一度程度だったのに
今では週末含めて週三日が当たり前
初めは恐る恐る部屋に入っていたのに
今ではキッチンで料理を作るのも当たり前
昔はそろそろ帰っていたのに
今では支度を持ち込みお泊りだって当たり前
あの時想いを伝えてから
二人で生活する事が多くなった
トレーナーさん
私の大好きなトレーナーさん
この胸に秘める情熱をぶつけたい
あなたの全てを貪りたい
でも、それはまだできない
それを現実で越えるのはもう少し我慢してから
だから———
トレーナーさん、今日も夢の世界へ行きましょう
今回はどうやって楽しみましょうか?
夢の世界なら"どんな事"でも出来ますから…ね
だから……どうぞ…私の側へ…
互いの秘める想いを夢の世界へ委ねましょう……?
- 38二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 15:19:52
このちょっと退廃的な雰囲気も良い
- 39二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 22:02:51
布団から覗く足がたまらない
- 40123/11/12(日) 01:34:13
- 41二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 09:30:58
かんたんカフェも可愛いよね
- 42二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 19:01:17
かんたんウマ娘ラバーストラップ……?
- 43123/11/13(月) 02:13:08
- 44二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 03:39:52
雀のさえずりと、にゃあと鳴く猫の一声が鼓膜を揺らす。
カーテンの隙間から差し込む日の光が目元を照らして、意識を覚醒させた。
「ふわ……あ、今何時だ……?」
まだふわふわとしている頭で時計を探し、時刻を確認する。
10時過ぎ、一瞬ひやりとするものの、すぐさま今日が日曜日であることを思い出し、ため息一つ。
軽く身体を起こすと、身体がぶるりと震える。
最近はすっかりと冷え込んで、布団から出るのも億劫になってしまった。
それに、今日は妙に布団の中から温もりを感じて、尚更出る気が失せてしまう。
……いや待て、この温もりと重みはなんなんだろう。
湯たんぽなんて用意した覚えはない、俺は恐る恐る、ゆっくりと布団をめくりあげた。
「……すぅ……すぅ」
そこには、美しい黒い長髪を広げながら、猫のように丸くなっている一人のウマ娘。
冬らしくもこもことしたパジャマ姿は愛らしくと、どこか芸術品のような気品を感じさせた。
彼女────マンハッタンカフェはしがみつくように俺にくっつきながら、安らかな表情で寝息を立てていた。
時折、俺の胸元で頬ずりをして、その都度幸せそうに口元を緩ませている。
規則正しい生活を送る彼女には珍しく、寝坊助さんなご様子。
まあ、昨日は色々とあって寝るのは遅かったので、仕方がないだろう。
ずっと見ていたくなるほどの可愛らしさなのだけれど、流石にそろそろ起こした方が良いだろう。
俺は彼女の身体が優しく揺らしながら、耳元に小さな声で囁いた。
「カフェ、朝だよ」
「んっ…………トレーナー、さん? おはよう……ございます……」
「……なんだか懐かしい呼び名だね、当時の夢でも見てたのかな?」
「ふふっ……おかしなトレーナーさんですね…………まだ……すやすやですか?」 - 45二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 03:40:06
カフェはとろんとした目つきで、俺の目元に手を伸ばして優しく指先で触れた。
起きたと思ったのだが、どうやらまだ半分くらい夢の中らしい。
今の彼女からトレーナーと呼ばれるのはくすぐったいが、悪い気はしない。
……担当とトレーナーという関係でこんなことをしていたら大問題だろうけれど。
俺は、彼女の目を覚ますべく、彼女の耳を軽く揉み込むようにしながら撫でてあげた。
さらさらとした毛並みの感触と、こりこりとした骨の感触。
彼女は一瞬ぴくんと身体を跳ねあがらせたが、次第に弛緩し、目を細めていく。
「ひゃ…………それ……気持ち良い…………ですね」
「カフェはこうされるのが好きだもんね」
「もっと…………してください……トレーナーさん……」
「……りょーかい」
本当は刺激を与えて目覚めてもらうのが目的だったのだが、逆効果だったようだ。
とはいえ、カフェから素直に求められるのが嬉しくて、ついつい応じてしまう。
……最近は気持ち良い、と言葉にするのが恥ずかしいらしく、無言のままなんだよなあ。
必死に声出すのを我慢してたり、緩む口元を頑張って引き締めたりしている、
その癖、すぐにやめたりする不満気に尻尾でぺしぺし叩いて来るんだから、本当に可愛い。
しばらくの間、彼女の耳を弄んでいると、気づけば二人して布団に潜り込んでいることに気づいた。
……いかん、起こすという目的がどこか彼方に飛んで行ってしまっていた。
俺は慌てて彼女の耳から手を離して、身体を起こす。
ばさりと晒されるカフェの身体、彼女は寒そうに身を縮こませて、物欲しそうにこちらを見つめていた。 - 46二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 03:40:18
「……もう少し……ぬくぬくと……しませんか?」
「でも、朝ご飯もまだだし、せっかくのお休みが勿体ないでしょ」
「……確かに…………アナタとのお出かけは……大切で……幸せな時間です……」
いつの間にか目を覚ましていたのか、カフェの黄金の瞳ははっきりこちらを射抜いていた。
そして、彼女は俺を誘うかのように布団を広げて、微笑むを浮かべる。
「ですが……こうしてゆっくり惰眠を貪るもの…………大切で……幸せだと……思いませんか?」
────これは無理でしょう。
俺は大きくため息をついて、カフェに誘われるがまま、布団の中に戻った。
ふわりと俺達の身体が、ふわふわと布団に包まれていく。
お互いの体温が混ざり合って、優しくて、穏やかな温もりが布団の中に充満していった。
「……お昼過ぎたら、お出かけしようね」
「ふふっ…………今日は喫茶店巡りが……良いですね」
「仰せのままに、お嬢様」
「…………さっきの続き……お願いできますか……?」
カフェはそう言うと、耳をぴこぴこと動かしながら、催促をする。
俺は先ほどと同じように、彼女の耳を撫でて、くにくにと揉んで、そして撫でると繰り返す。
心地良さそうに、そしてどこかもどかしそうに身動ぎをする彼女は更に注文を続ける。 - 47二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 03:40:31
「頭を……撫でて欲しい……です……」
「こう、かな」
「……はい…………それと……髪や尻尾を……梳いてもらえると…………」
「……構わないけど、今日は注文が多いね」
「ええ…………私は……我儘な……お嬢様ですから……」
にやりと、カフェは悪戯っぽく微笑む。
こりゃあ一本取られたな、そう思いながら苦笑し、彼女の頭や、尻尾に手を伸ばした。
耳に触れ、頭を撫でて、尻尾を梳いてあげて、髪も梳いてあげながら、また耳を軽く揉んであげる。
なかなか忙しいけれど、彼女の気持ち良さそうな声や顔を見ていると、苦労はあまり感じなかった。
「されてばかりでは……フェアではないので…………」
「うわ!」
カフェは小さくそう呟くと、突然ぎゅっと、正面から抱き着いてきた。
華奢ながらも女性らしい柔らかな肢体は少しだけ汗ばんでしっとりとしている。
肉感と共に伝わる体温も高めで、珈琲の香りが混じったの甘い匂いと共に理性を刺激してきた。
そして、彼女はすべすべとした頬を、俺の頬に重なり合わせながら、耳元でそっと囁いた。
「お返しに……私を…………存分に…………堪能してくださいね?」 - 48二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 07:01:13
すげぇ…
尊い… - 49二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 11:42:29
アッ(心のデジたんが尊死)
- 50二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 12:01:13
- 51二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 21:02:19
本当にありがたい
- 52123/11/14(火) 02:10:33
- 53二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 06:13:56
静寂な空間に時計の針の音が響く
電波障害で愛するトレーナーとも連絡がつかない
暗闇に浮かぶ仄かな灯りの中、カフェは待ち続ける
すると鍵が開く音、ドアが開く音、明かりが付く音が次々に聞こえる
「ごめんカフェ!大丈夫か!?」
そして愛する彼の声が部屋に響く
「大丈夫ですよ。電波障害で連絡つかないのは仕方ありませんから…」
二人で遅めの夕食を済ませ、風呂に入る。そして寝室に入るとカフェが一緒の布団に入ろうと毛布を広げてトレーナーを誘う
誘われるままにトレーナーが入り込むと突如カフェに抱きしめられる
「よかった…無事でよかった……!」
「カフェ…」
「怖かったんです…このまま帰ってこないと思うと…怖かったよぉ…寂しかったよぉ…辛かったよぉ……」
「大丈夫、君を置いてどこかへ行かないから」
「なら暖めて…怖かった私の心を暖めてよぉ…」
その言葉に答えるように強く抱きしめ返すトレーナー
互いの暖かさを分かち合いながら二人は夢の中へと誘われていった… - 54二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 15:40:54
この視線堪らない!
- 55二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 00:58:03
いいねぇ
- 56123/11/15(水) 01:26:18
- 57二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 07:00:27
あ"っ"(昇天)
- 58二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 09:20:22
- 59二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 16:42:16
左手の下の空間の空気絶対いい匂い(力説)
- 60二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 21:27:40
真っ白カフェいいねぇ…
- 61123/11/16(木) 01:23:44
- 62二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 06:01:54
漫画!楽しみ!
- 63二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 16:56:29
待ってます
- 64二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 23:05:50
カフェ…ハロウィン…最高の組み合わせ
- 65123/11/16(木) 23:08:51
- 66二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 03:59:45
字コンテ的な…
- 67二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 06:00:34
- 68二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 17:14:28
楽しみにしてるぜ
ところで「カフェトレの部屋の玄関前に良くないものが出待ちするようになったから『なにか強い意識がこもった物を置けば…』とかで鍵をもう一つ作り、カフェに鍵の一方を渡して朝に鍵を交換、トレーニング終わりにまた交換することで1日分カフェの霊力的なものがこもった鍵を使って追い払うことにして、自分が使う訳ではないが合鍵を持つことに機嫌を良くしていたがよく考えるとやってることだいぶ恥ずかしい事なのでは?と悶々とするカフェ」っていいと思いませんか - 69二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 22:47:34
部屋に戻り扉を開ける
開いた先にはソファで微睡む愛バの姿
風邪を引くぞと毛布と自身の上着をかける
幸せそうに寝息を立てる愛バの顔
寝ているのだからとまじまじと近くでそれを眺める
その頬を、その肌を触りたい気持ちが強くなる
するとそれを感じたのか彼女は目を覚ます
どうしたのかと尋ねるような顔に邪念を消し去り笑顔で答える
だが、彼女達にはそれがお見通しだったようだ
後ろからナニカに背中を押され、彼女の方へ吸い込まれる - 70二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 22:47:50
夢から覚めようとしたその時
扉が開き愛しい人の足音が聞こえる
すると毛布の暖かさと彼の香りに包まれる
暫く寝息を立てていると近くで感じる視線
この部屋にいるもう一人から伝えられる彼の思考
可愛いと思いつつ驚かせるように目を開く
それを知ってか笑顔で返される
だけどお見通し、それに———
私の想いを読んだのかもう一人が彼の背中を押す
吸い込まれるように
引き寄せられるように
私の顔と彼の顔が向かい合う
この頬を、肌を触られるのは構わない。
だけど…
———触られるだけじゃ足りない
———見つめられるたけじゃ足りない
———だから欲しい、あなたが…あなたの…
私のその想いを読んだのか
二人の影が重なる
二人の距離がゼロになる
「正解です」
そう言って私はまた、その正解を求めたのであった - 71二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 22:48:24
>>65の構図を見て思いついたお話を
解釈違いだったらすみません
- 72123/11/18(土) 03:08:48
もうやばい……マンガやばい……ただでさえ1枚仕上げるの時間かかるのに、これ後3枚あるってまじ?
自分よりクオリティもペースも段違いな人がごろごろ居る事実に嫉妬で憤死しそう
あとカフェの部屋のドアにあるステンドグラスみたいなやつ、地味にきつい
時間をおいて見たら酷い出来だったので、マシなとこだけ切り取って投下します
良いね……合鍵に限らずカフェの私物を置くことでそれを魔除けにすれば、カフェはトレーナー宅を自分なりに模様替えする大義名分が立つわけですよ
文字とコマがあるだけの何かを見て、どうして良質なSSが書けるんです?
頭の中で情景を反芻するほど、良いシチュだと感じられる……次の漫画を描くときまで覚えておこう
- 73二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 04:04:31
👍
- 74二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 08:26:44
- 75二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 17:55:25
- 76123/11/19(日) 01:45:16
- 77二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 09:32:44
おお!すげぇ!
- 78二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 14:56:58
いいですね
- 79二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 00:12:32
- 80123/11/20(月) 02:10:48
- 81二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 04:47:18
今日はハロウィン。そのため学園内はいつもより賑やかな声が聞こえる。しかし賑やかなのは他にもあった。
「お久しぶりです。去年のハロウィン以来ですね」
とあるトレーナー室、そこにマンハッタンカフェはいた。何気ない光景、異なる点があるとすれば周囲の物体が浮き上がっていることである。
「今年も皆さん楽しんでますよ……私?私は…その…ト、トレーナーさんと……」
「……ッ、駄目です…そんな事…」
何やらここにいる者達に囁かれ顔を真っ赤にするカフェ。暫くすると先ほどまで浮いていた物は元の場所に戻っていった。
「はぁ……で…でもハロウィンなら…仕方がない…よね?」
自分で納得し、吹っ切れたのか小刻みに跳ねながら口ずさみ始めるカフェ。
「君の愛バがトリックオアトリートと囁き〜♪トレーナーさんにキスをする〜♪こんな〜ハロウィン〜はーじめて………え?」
次の瞬間カフェは氷のように硬直した。何故なら振り向けば目の前にトレーナーが入口で立っていたからである。
「……ただいまカフェ」
「い…いつから…ですか…?」
震え始め、比例するように真っ赤に顔を染めていくカフェ。
「今年も皆さんのところから…」
カフェの震えは強くなりますます真っ赤になっていく。
この時、トレーナーは防音の部屋である事とこの部屋の扉を閉めていた事に改めて感謝する事になる…… - 82二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 07:09:11
可愛いねぇ!
- 83二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 17:24:12
赤面カフェからでしか摂取できない栄養素がある
- 84二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 00:13:47
やっぱりカフェにはミステリアスが似合うね
- 85123/11/21(火) 02:43:45
カフェの線画を描き終わったので投下。2コマ目は色々修正するかも
この漫画のストーリーとしては、
『ハロウィン当日、カフェの部屋からまるで何人もの友人と話すような彼女の声が聞こえてくるので様子を見てみると、そこには辺りの家具やらがふわふわと浮いていて、トレーナーは彼女が人ならざるものと会話をしているのだと理解する。しかし最初は楽しげにしていたカフェだったが次第に顔を赤らめたり俯くような仕草が多くなり、それに反比例するように呻き声のような、それでいて愉快そうな声が大きくなっていく。何の会話をしているのかなど到底分かりそうもないトレーナーをよそに、「そういったことまではしていませんが……いつか、トレーナーさんと……」とか「あの人とは……そういう関係ではありません。……まだ、早すぎますから」とか意味ありげな事を言うカフェ』
みたいなかんじ。
年相応な感じ……いいね
本来は保健体育レベルしか知らないのに色んな幽霊から入れ知恵されたせいでキャパオーバーになって真っ赤になるカフェも居る、たぶん
- 86二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 06:55:31
これはトレーナーに聞かれて熱々甘々MAXコーヒーになるパターン
- 87二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 12:28:03
ストーリーいい…
- 88二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 23:32:43
保守
- 89123/11/22(水) 02:16:37
- 90二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 07:00:08
- 91二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 16:35:07
イラストと漫画って全然勝手が違うといいますからねぇ
- 92二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 23:37:34
保守
- 93123/11/23(木) 01:31:57
- 94二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 08:47:53
だいぶ良いんじゃないかと思います!
- 95二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 19:10:33
このレスは削除されています
- 96二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 00:05:53
そう考えるとコミケ参加してる人って凄いんだなぁ…
- 97123/11/24(金) 01:40:08
- 98二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 10:17:31
かわいい…
- 99二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 10:24:08
- 100二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 18:40:20
(トレーナーさんとは良い感じ?)
(チュウは?チュウはしたの?)
(いつ結婚する?)
どうやらハロウィンではしゃぐのは人間やウマ娘達だけじゃない様です
普段私達を見ている癖に、ハロウィンのお菓子より甘いそれを期待しているこの子達…
当たり障りのない答えを返しても捌ききれない
誰もいないからかだんだんと自分の声が大きくなる
するとガチャリとドアが開く、あの子達は散らばる様に逃げていく
「どうしたのカフェ?」
部屋へ入ってきたトレーナーさんが訪ねてくる
何でもないと返そうとしても赤らめた顔がそれを許してくれない
なるべく簡潔に、悟られないように事を伝える
「答えてもキリないか…ならその答えを直接見せれば良いんじゃないか?どんな質問かは知らないけどさ」
「———ッ!?」
私の顔が真っ赤になる、私の頭が真っ白になる
詳しい事は伝えてないけれど、だからこそ純粋なその提案は私にはあまりにも刺激的過ぎた
トレーナーさんは俯く私の頭を優しく撫でる
「もし一人じゃ大変なら俺も手伝うからさ。彼らはきっと君の本当の答えが知りたい筈だからさ」
「それに、その答えを出す為に俺が必要ならなんだって言って欲しい。君が望むなら…君が求めるなら俺の全てを明け渡すからさ…ね?」
- 101二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 18:40:36
ずるい
本当にずるい
きっとあの話を聞いてたに違いない
でもそれが…私に対してのあなたの答えなら…
「———ばか」
そう言って私はトレーナーさんと唇を重ねた
彼らの問いへの答えを…トレーナーさんへの答え合わせを…その唇に込めながら
ずるい
本当にずるい
この甘さを味わってしまった
この甘さの虜になってしまった
この甘さを知ってしまったら…
もうハロウィンのお菓子なんていらない…
(本当に…ずるい人なんだから…)
喧騒から切り離された一室で
静かだけど騒がしい
お菓子は無くても溶けるほど甘い
私たちだけのハロウィンは過ぎていった - 102二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 18:42:52
ほっぺさわりたい
- 103二次元好きの匿名さん23/11/25(土) 00:39:42
カフェはほんと照れ顔が似合う
- 104123/11/25(土) 02:47:42
- 105二次元好きの匿名さん23/11/25(土) 09:37:43
- 106二次元好きの匿名さん23/11/25(土) 16:21:30
- 107二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 00:15:32
- 108二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 07:34:17
楽しみだねぇ
- 109二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 17:31:29
保守
- 110123/11/26(日) 18:34:45
- 111二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 22:37:47
- 112二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 22:55:08
素晴らしいカフェトレを見つけてMAXコーヒーは生成したし、デジたんは爆発四散した……
- 113123/11/27(月) 02:04:07
- 114二次元好きの匿名さん23/11/27(月) 06:41:58
- 115二次元好きの匿名さん23/11/27(月) 12:12:57
上の3コマも段々押されてる感あっていいよね…
- 116二次元好きの匿名さん23/11/27(月) 23:01:29
いたいけな少女がよからぬ知識を…
- 117二次元好きの匿名さん23/11/28(火) 06:46:44
段々そっちの知識に染まっていくの良いよね
- 118二次元好きの匿名さん23/11/28(火) 08:03:07
可愛い!
- 119二次元好きの匿名さん23/11/28(火) 12:12:02
一コマ目の当然の如くトレーナーの名前を出す事の尊さよ
- 120二次元好きの匿名さん23/11/28(火) 23:05:19
保守
- 121123/11/29(水) 00:47:17
- 122123/11/29(水) 00:59:05過去SSまとめスレ |あにまん掲示板ウマカテでSS投げ始めてから約一年経ったのでブクマ整理や振り返りも兼ねてまとめます適当にたらたらやりますので生温かく見守ってくれると幸いですすぐ終わると思うので保守は不要 感想はもらえると嬉しいですち…bbs.animanch.com
それと他の方のスレを勝手に宣伝。
以前から最上級な辻SSをオールウェイズ提供してくださっています。カフェのSSが尽く全てが外れナシで良いんだこれが……
このお方は私の思う中では最もすごくすごいSSの書き手ですので、カフェに限らず全部見て下さい
- 123二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 06:50:18
- 124二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 07:57:13
- 125二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 12:11:14
人妻カフェ…!
- 126二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 22:09:42
今「まだ」って言った?
- 127二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 04:21:39
ややデフォルメカフェすき
- 128二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 06:03:25
- 129二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 08:26:50
このときにいた霊も協力してくれそう
- 130二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 15:26:27
タキオン「えぇーっ!?」
- 131123/11/30(木) 19:38:59
人妻カフェを描いています。大人っぽくないのはナイショ
ところで、人妻というか嫁というか、そういう感じの属性は本当に良いですよね。新婚で未だトレーナーと生徒の関係性が抜けきっていない状態の初々しい感じも良い。きっと大好きな人の伴侶となった喜びを噛み締めて、学生の時のように時間を気にすること無く朝方までイチャイチャすることだろう。あとカフェトレが担当しているウマ娘の匂いが服にめちゃくちゃ残っていて、仕事柄仕方ないことだと思っていもモヤモヤして独占力発揮するカフェもいい。こんな感じのSSほしい……
あとカフェの店に行ってマスターとしての大人の顔に惹かれてから毎日のように通い詰めて、いつものように店へ向かったらカフェトレの前だけでしか出さない彼女の顔を偶然見てしまって脳破壊される男子中学生になりたい。やっぱりなりたくない。 - 132二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 00:54:12
少年はある喫茶店に入り浸っていた。
ここのコーヒーが美味しいというのもあるが何よりオーナーのウマ娘に惹かれたからである。
いつも笑顔で接してくれるその姿を今日も一目見ようと立ち寄ろうとすると窓の外からオーナーとその夫らしき人物が笑い合いながら語っていた。
普段見たことのない満面の笑顔。
少年に衝撃が走る。指輪を付けていたので既婚者だったのは分かっていたがその笑顔は少年の心をひどく揺さぶった。
だがそれとは裏腹に少年の顔は煌めきに満ちていた。
あの人を振り向かせたい、あの男の人が憎いなど一片も感じることなく思う事はただ一つ。
"あの男の人の様に信頼できる人間になりたい"と
そしてその日から少年はあの背中を追いかけるためにそして願うならばトレーナーであるあの男の人に挑んでみたいとトレーナーになる事を決意したのだった。
そして時は過ぎ———
「お久しぶりです…大きくなりましたね」
「君の事はカフェから聞いていたよ」
「ははっ…お恥ずかしい限りで」
「でもすまないな…せっかくトレーナーになったのに丁度引退するタイミングになって…」
「いえ、こうしてまたお話しができて光栄ですよ」
「君の初めての担当…今回がラストランだって?」
「そうですね…本当に衝撃だらけの日々でしたよ」
「私の"お友達"も凄く気にかけてた子でしたね…」
「さて、そろそろ時間か。今回がラスト…だから自分の思うがままに行ってこい!」
その言葉に笑顔で頷くと軽やかにレース場へ向かう担当のウマ娘。
その後ろ姿を3人はいつまでも見守っていた……
第51回 有馬記念
"英雄"が今、翼を広げる———
- 133二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 06:58:32
人妻カフェはやっぱり良いよね…
- 134二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 17:13:46
何故かコーヒーが甘ったるく感じる喫茶店………
- 135二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 02:12:27
お陰で若い人にもブラックコーヒーが人気だという
- 136123/12/02(土) 10:16:53
これは通い妻になるんですけれど、合鍵を手にトレーナーの家に行って起こそうと思ったら、寝室に入ってすぐにトレーナーの匂いを強く感じてしまって、寝ているトレーナーの布団の中に入ってしまったらどうなってしまうのだろうと考え吸い込まれるように布団のなかに潜り込むカフェ……
>>131の続きですが、カフェトレの体に染み付いている担当ウマ娘の影に嫉妬したカフェが帰ってきたトレーナーをむすっとした顔でお出迎えして、ソファに座らせるとトレーナーと対面する形で彼の膝に跨って体を密着させるやつ。現役時代まことしやかに囁かれていた『トレニウム』を摂取すると同時にトレーナーの体に自身の匂いを擦り付けることで他のウマ娘への牽制になるという作戦。しかしトレーナーからすれば、学生の時とは比べ物にならないくらい成熟したカフェの体が密着しているわけで、しかも学生と教師の関係が取り払われた今、カフェは遠慮せずトレーナーを自身の身体に夢中になるようアプローチするものだから理性が限りなくゼロに近づく───いやもう我慢しなくていい間柄だった……
まことに強き者よ、少年……いやほんとすごいよ
- 137二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 14:12:29
音が聞こえる。あの人が帰ってくる音が
やっていた作業を一旦やめ、玄関の扉を開ける
「お帰りなさい、貴方」
「うん、ただいまカフェ」
私の元トレーナーは今でも現役でトレーナーをしている
だから帰りが遅い時もある
私の時もそうだった。私の為にトレーニングプランを考えて、脚の事を考えて。夜遅くまで仕事をしていたことも合った
だから、それは大丈夫だった。体に気をつけて、私に出来る事を、貴方の為にするだけだから
……けれども
「カフェ?なにかしちゃったかな……?」
私の顔を見て不安になった貴方が、優しく声をかけてくれる
「こっちです」
「え、あ、カフェ……!」
そのまま手を握り少し強引に居間まで移動すれば、無理やりソファに座らせる
「カ、カフェ……?な、何か喋ってくれないか?」
その優しさが、貴方の良い所で
その優しさが、他の、今の担当ウマ娘にも向いている
貴方から、他のニオイがする
それが堪らなく、嫌だった……
ソファーに座った、私のトレーナーの膝の上に跨る
「カ、カフェ……!」
慌てた声を出すけれども気にしない
顔を深く、深く私のトレーナーさんの胸元に埋める
―――あぁ、トレーナーさんの匂いだ
そのまま静かに抱きしめる、私の匂いを染み込ませるように
静かに、ゆっくりと、深呼吸をしながら - 138二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 14:21:50
一日の仕事を終え、自宅に着けば玄関から彼女が現れる
「お帰りなさい、貴方」
「うん、ただいま」
にこやかに出迎えてくれるカフェの顔を見れば今日の疲れたんてすぐに飛んでいった
はずだったけれども
「カフェ、?なにかしちゃったかかな……?」
けれどもその顔はすぐに不満そうな顔に変わっていった
なにかしてしまったのだろうか?頭をフル回転させるが、全くわからない
「こっちです」
「え、あ、カフェ……!」
考えているとそのまま手を握り、居間へ、そのままソファへと座らされる
「カフェ……?な、何か喋ってくれないかな?」
無言のカフェが少し、怖くて……カフェの声が聞きたくてそう尋ねるが、だんまりだった
「カ、カフェ……!」
応えは声ではなく、行動だった。気付けばソファに座り自分の胸元に顔を埋め、深く深く深呼吸をしていた
一気に零になる距離
背中に回るカフェの腕が、手が
程よい肉付きが、カフェの暖かさが、優しい匂いが
何かを言いかけて、酷く冷静になる
―――ああ、もうそういう関係でいいんだった
次の日が休みで助かった - 139二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 14:28:45
脳を焼かれたので気付いたら書いていた……がこれでよかったのかも不安になった
- 140123/12/03(日) 02:18:44
- 141二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 07:30:25
- 142二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 17:37:10
二人分のコーヒーとかいかがでしょうか
- 143二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 00:03:21
良いねぇ…
- 144二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 06:52:01
きっと摩天楼の夜は長いんだろうなぁ
- 145二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 17:24:58
トレ吸いは一般的なスキンシップ
- 146123/12/04(月) 20:48:02
なんか前の絵より大人っぽくない?まあ願ったりかなったりという感じですが……やっぱりおっぱいk(
何年も付き添ってきてカフェトレを『あなた』呼びすることにも慣れた頃、カフェからは大人の魅力がこれでもかと溢れているが一方でお腹周りが少し気になっていてほしい。トレーナーとのスキンシップに夢中になっている時にカフェトレの口から「少し太った……?」と言われて雷が落ちたようなショックを受けるんだよね。そこから久々に走ろうということでカフェトレ同伴でダイエットに挑戦すると、まるでトレセンにいた時に戻ったような気がして旦那のことをトレーナーさん呼びしてみたりして。トレーナーも昔のように熱心にマッサージし、献身のかいあってダイエットに成功するんだ。カフェトレも良かった良かったと一安心していると、ある日の夜カフェが昔の制服を出して来てみるんだよね。ダイエットのおかげで着ることが出来たんだけどそれでも体の至る所が強調されているからカフェトレも思わず息を呑んで夜のトレーニンg(こんなかんじのSS下さい) - 147二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 05:32:51
うわキツ(BとHが)
- 148二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 06:59:18
女帝もそうだけどカフェもメカクレすると雰囲気変わるね
- 149二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 12:14:36
大人びたカフェはいつ見ても素晴らしいなぁ
- 150二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 12:15:40
「あなた……今日も一日…………お疲れ様でした」
「うん、カフェもお疲れ様」
お風呂から出た後、彼が座るソファーへ寄り添うように座り、頭をこてんと彼の肩に乗せる
彼はそれを優しい笑顔で受け入れてくれて、撫でるように髪を梳いてくれた。
それがとても心地良くて、もっとして欲しくて、私はじゃれつく猫のように、彼に身体を寄せる。
────トレーナーさん、いえ、元トレーナーさんと共に暮らすようになって数年が経った。
卒業して、想いを伝えて、特別な関係になって。
気が付けば『あなた』と呼ぶのに慣れて、照れることもなくなった。
彼の身体に触れることも、彼が身体に触れることも、恥ずかしくなくなった。
私は自分の喫茶店を持つべく勉強と開店の準備を、彼は引き続きトレーナー業をしている。
そのため、共に暮らしているはずなのに、一緒に居る時間が現役時代よりも短い時もあった。
だから、こうしてスキンシップをする時間は、可能な限り毎日とるようにしていた。
「ふぅー……ふふっ、あなたの耳掃除もご無沙汰でしたね……? 今度……じっくりとやりましょう」
「うお! 急に息を吹きかけるのはやめて……そう言うカフェも、ご無沙汰だったんじゃない?」
「ひゃ、んん……っ! …………あっ、あなたも……ふあ……突然耳をくにくにするのは…………だめ、です」
「ちょっとした仕返しだよ……ごめんねカフェ」
彼の、少しだけ甘さを含んだ謝罪の囁きが、久しぶりの刺激を受けで敏感になった耳に響く。
背筋がぞくぞくと走って、身体はビクビクと反応してしまう。
…………彼は昔と比べて、私の扱いが、私の身体の扱いが上手になった気がする。
何とは言わないが、いつも私は好き放題に、やられっぱなし。
以前、私が情けの無い声を上げて醜態を晒したことを思い出して、顔がかあっと熱くなってしまう。
それを誤魔化すように、私は彼の膝の上に乗った。 - 151二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 12:15:54
「わっ、ちょっ、尻尾がくすぐったいよ」
「…………意地悪な人の言うことなんて……知りません」
「ごめんってば」
拗ねる私に、彼は苦笑を浮かべる。
……もちろん、本気で怒っているわけではないし、彼もそれを理解してくれている。
先ほどまでの茶番劇は、お互いの、もっと触れ合いたいという合図に過ぎない。
私は尻尾で彼の顎をくすぐりながら、私の下半身の感触を彼に伝えて、手で彼を撫でていく
彼は太腿や腕、腋の下など、私の身体のあちこちを確かめるように、指先でそっとなぞっていく。
しばらくそれを続けて、私の頭がぽかぽか惚けてしてきて、お互いの呼吸が微かに荒くなった時。
彼の手が、私のお腹に触れた。
「……ん?」
「あっ…………どうか……しましたか」
「いや、その」
突然、彼の目つきが変わった。
先ほどまでは愛する人を見る目だったのに、今はどこか違う目。
けれど、それに対して寂しいとか、悲しいとかはまるで感じず、むしろどこか懐かしい。
それは────昔の私達、トレーナーと担当だった頃に見せてくれた目だった。
「カフェ、ちょっとごめんね」
「んっ……なっ、なにを…………?」
彼はぺたぺたと私のお腹を、探るように触った。
機械的というか、事務的というか、情欲は一切感じない触れ方には、新鮮な刺激を感じる。
けれど意図がまるで理解出来なくて、私は困惑しながら彼を見つめてしまう。
……トレーナーとしての彼の顔は、やっぱり素敵、そう思いながら。
そして彼は、何か納得したような表情をした後、私に問いかける。
────私のお腹のお肉を、むにっと摘まみながら。 - 152二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 12:16:06
「……カフェ、ちょっと太った?」
「……は?」
先ほどまで流れていた、甘く温かな空気は、一瞬にして冷え込んだ。
私の顔は先ほどとは違う恥辱により、かあっと熱くなった。
きっと彼を睨みつけて、私は彼に抗議する。
「あっ、あなたは急に……何を言ってるんですか……!?」
「いや、でもこれ」
「むにむにと摘ままないでください……! 確かに……現役時代に比べたら…………かもしれませんが」
「確かに現役時代はむしろ痩せすぎだっただけど、これは」
「そんなわけありません……! 5分待ってください……本当の体重をお見せしますから…………!」
「なんか美味しんぼみたいなこと言いだした」
私は彼から飛び降りて、体重計のある脱衣所へと早歩きで向かう。
昔からデリカシーがない部分はありましたが、あんな失礼なことを言うなんて……!
確かに卒業してから運動量がだいぶ減った。
たまにトレーナーさんが作ってくれるご飯が美味しくて、食べ過ぎることもあった。
喫茶店に出すメニューの研究のため、色んな喫茶店の調査に行き、スイーツなどの食べ歩きも増えた。
確かに最近体重を測ってはいなかったが、自己管理はちゃんと出来ているつもり。
「これでなんでもなかったら……お仕置きですからね」
期待に胸を膨らませながら、私は体重計に乗る。 - 153二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 12:16:35
────そこには、信じがたい数値が表示されていた。
……ああ、私としたことが。
服を着ていては正しい数字なんて出ないに決まっている。
即座に一糸まとわぬ姿になって、再び体重計に乗り込んだ。
────そこには、信じがたい数値が表示されていた。
ああ、耳飾りも外さないといけませんね。
指輪は……大した重さではないでしょうから、このままで。
さあ、今度こそ準備万端、私は大きく深呼吸をして、三度体重計へと挑んだ。
────そこには、信じがたい数値が表示されていた。
「……ウッ、ウソです…………故障に決まっています……買い換えないと…………!」
「……昨日俺も測って、少し前の健康診断の時と変わってなかったから、壊れてはいないよ」
「きゃあっ!? ち、違うんです……お願い…………この数字は見ないでください……!」
突然、背後から現れた彼から、私は体重計を隠した。
こんな、私の怠惰の証明を、彼にだけは見て欲しくなかったから。
彼は少し顔を赤らめながら目を逸らして、苦笑いを浮かべた。
「ごめん、ちょっと無神経に言い過ぎた……別に健康とかには問題ないと思うよ?」
「あなたには……綺麗で…………可愛い私を……見続けて欲しいんです…………!」
「……そのお腹のキミも、割と魅力的ではあるんだけど」
「…………」
「いや、すまない、悪かった」
「……ダイエット」
「えっ?」
「…………ダイエットを……します…………協力……してくれませんか?」 - 154二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 12:16:55
私は彼をじっと見つめて、懇願する。
私は現役から退いて久しいですが、彼はまだ現役のトレーナー。
忙しいのは重々承知だけれど、私が一人でやるよりも、はるかに効果が見込めるはずだ。
彼は少しだけ驚いた表情をしたものの、やがて、笑顔を見せてくれた。
「わかった、じゃあダイエット完遂まで『契約』しようか、カフェ」
「ふふっ…………わかりました……よろしくお願いしますね…………トレーナーさん♪」
ずっと言葉にしていなかった、懐かしい呼び方。
しかしそれは、驚くほどすんなりと口から抜けて、嘘みたいにしっくりと来る。
また、あの日々に少しだけ戻ることが出来る、その事実に、私の心臓はトクトクと鳴り響くのだった。
「あー……ところでカフェ?」
「はい」
「あの、隠すところはそこで良いのかな……というか、何で脱いでるの?」
「……は、い?」
彼の指摘に、私は自分の姿を見た。
悍ましい数字が表示された体重計をかばうように、トレーナーさんの眼前に晒された身体。
そこには一糸たりとも存在せず、私のあられの無い姿を、余すところなく、彼に見せつけていた。
「────っ! でっ…………出ていってくださいっ……!」
私は声にならない悲鳴を上げて、彼を追い出した。
……もうすでに肌は何度も見せているはずなのに、何故こんなに恥ずかしいのだろう。 - 155二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 12:17:17
しばらくの間、夜のスキンシップの時間が、トレーニングの時間に置き換わった。
寂しい気持ちもあったし、彼に申し訳ないという気持ちもあった。
けれど、彼の指導の下で走るのはとても心地良く、彼もまた、楽しそうにしてくれている。
私達は、家の近くの運動場でトレーニングをしていた。
現役時代走っていた分の、一割にも満たない運動量で、息は絶え絶えとなっている。
「はぁはぁ……流石に当時のように…………とはいきませんね」
「それは当然だよ、むしろ思いの外時計が出てて驚いてる」
「そう……ですか……?」
「しばらくトレーニングすればメイクデビューで勝てるんじゃないか?」
「ふふっ……じゃあ…………またあなたと……トゥインクルシリーズに挑みましょうか?」
「アハハ、良いかもしれないね」
私達は月明かりの中、二人で笑い合う。
それはまるで、“お友だち”と走っていた、あの頃のよう。
トレセン学園を卒業しある日、“お友だち”は見えなくなってしまった。
私はたくさん戸惑って、たくさん泣いて、彼はいっぱい慰めて、いっぱい優しくしてくれた。
まだ、寂しい。
今でも、アナタの姿を探してしまう。
出来ることならば、またアナタとお話したいと思っている。
────でも心配しなくても、大丈夫だよ、今はもう一人じゃないから。
彼と共に帰路に着きながら、私はふと後ろを振り返り、心の中でそう告げる。
草陰からがさりと音が鳴り、私に似た姿の人影が、にやりと笑ってみせた、そんな気がした。 - 156二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 12:17:32
数カ月後、私は仇敵を見つめるように体重計を睨んでいた。
G1の舞台に立つよりも緊張しながら、ゆっくりと体重計に足を乗せていく。
「…………やった……!」
数字を見て、思わず両手でガッツポーズをしてしまう。
……なんだか恥ずかしくなって、咳払いをしてから、すぐ降ろしたけれども。
お腹を軽く触ってみれば、多少の厚みはあるものの、くびれを感じる、すっきりとしたライン。
少なくとも、あの時のようにむにむにと摘ままれることはないだろう。
「あなたの……おかげですね…………これでスキンシップも……再開できます」
まだ帰ってきていない彼に、礼を告げる。
鏡を見ると、私の耳がぴこぴこ揺れて、尻尾がブンブンと振れていた。
彼とのトレーニングは楽しかったけれど、スキンシップはまた別の楽しみだったのである。
「彼とのトレーニングも…………定期的にしたい……ですけどね」
私は鼻歌混じりにトレーニングウェアを、一旦クローゼットに戻すことにした。
そして、ふと思い出す。
以前、縮んでしまって着れなくなってしまった服があったことを。
……今思うと、あれは自分が太ったという事実から、無意識に目を逸らしていたのではないだろうか。
着れなくなった服を捨てないで、そのまま残している辺り、多分心の奥底ではわかっていたのだろう。
自分の浅はかなにため息をつきながら、それを試してみようと、その服を探る。
────そしてクローゼットの奥底から、私はあるものを見つけた。 - 157二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 12:17:45
それは、トレセン学園の制服。
もう使う機会は二度とないものだが、処分する気にならず、残していたもの。
最近のトレーニングも相まって、現役時代の思い出が、頭の中で一気にフラッシュバックする。
そして、魔が差した。
「今なら…………着ることが出来るのではないでしょうか……?」
数分後。
鏡の前の自分の姿を見て、私は大きくため息をついた。
「……私は……何をしているのでしょうか」
そこには、トレセン学園の制服に身を包んだ、私の姿。
ダイエットに成功し、お腹周りなどは当時に近い数字に戻ったため、着ることは出来た。
けれど、当然、現役時代に戻ったというわけではない。
例えば、胸周り。
彼と暮らすようになってから、私の胸は色々あって、それなりの成長を遂げた。
久しぶりに再会したスズカさんが絶句していたのを、良く覚えている。
そのため、制服の胸周りはパツパツで、張り裂けてしまいそうなほど。
例えば、お尻周り。
ダイエットをしても、お尻についていたお肉は、あまり落ちなかった。
鏡で後ろから見たスカートは大きく盛り上がり、伸びた身長も相まって中が見えてしまいそう。
平均的な長さのはずのスカートは、股下数センチのミニスカートと化していた。
例えば、足周り。
他の人と比較してもほっそりとしていた両脚は、今や見る影もない。
トレーニングの日々によりある程度は改善されたものの、スカーレットさんのようになっていた。
当時のニーソックスも無理矢理着用してみたが、太腿のお肉がむっちりと乗る状態。 - 158二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 12:18:01
身体の色んなところが、妙に強調されてしまい、どこか扇情的な雰囲気を醸し出している。
……これは、止めておきましょうか。
そう思って、着替えようと思った刹那、どさっと、物が落ちるような音が聞こえる。
直後、慣れ親しんだ人の気配と、匂いを感じた。
さあっと血の気が引く中、ゆっくり振り向いてみると、そこには驚愕に目を見開く彼の姿。
私は動揺のあまり口をパクパクさせながら、何とか言葉を絞り出す。
「あ……あなた……なんで……!?」
「いや、今日はちょっと早く終わったから、カフェこそ、その格好は?」
「これは……その……!」
慌てて否定をしようとして────私は気づいた。
彼が、顔を真っ赤にしていることに。
とても熱っぽい視線で、私を見ていることに。
そしてごくりと息を呑んで、少しだけ彼の匂いが強くなったことに。
私の口角が、吊り上がるのを、感じた。
「ふふっ……♪」
「カッ、カフェ!?」
私は彼に駆け寄って、そのまま正面から、ぎゅっと抱き着いた。
心臓に耳をぴとっと当ててみれば、早い鼓動がドクドクと聞こえて来る。
そして私は彼の胸の中で、慌てる彼の目をじっと見つめて、囁くように問いかけた。
「今夜は家の中で……長めのトレーニングをしませんか? ────トレーナーさん♪」 - 159二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 21:43:14
制服姿ってインモラルだよね…………
- 160123/12/06(水) 02:53:29
- 161二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 07:01:07
トレーナーもずっと横にいるだけで幸せなんだろうな
- 162二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 09:43:54
喫茶店開店後の為に、コーヒーに合う甘味の研究をしているうちに増量しちゃったのかな?
- 163二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 17:53:45
試作パフェの試食にポッケを呼んでるとかで、旧交が切れずにいてほしい
- 164二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 23:30:21
- 165123/12/07(木) 01:09:48
線画はこんな感じ。縦セタは簡単だけど、ジーパンが特に難しくてな……
大人になったカフェはキスが凄いというのは承知の事実ですが、暇さえあればキスをするような熱々イチャつきをしてると私性合。寝起きや見送り、帰りや就寝前……どちらか一方でも我慢できなくなると止まらないのは互いに承知しているので、朝とか止まらなそうなときは片方がめってするやつ。休日だったら時間なんて気にせずキスし放題です
あーいいね……カフェトレが二人のちょっとしたワガママにも対応してカフェが呆れ顔をするのは解像度が高すぎる。彼が二人を甘やかした以上にカフェを甘やかすもんだから、昼はあんなにつーんとしていたカフェがその晩トロトロに溶かされるやつ
自分がダメになっていくのを自覚しつつもカフェトレの底無しの愛から抜け出せないんだよね
- 166二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 04:53:16
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- 167二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 04:59:52
- 168二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 07:03:54
- 169二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 12:14:45
大人のカフェのキスがすごいのは解釈一致
- 170二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 22:35:22
- 171123/12/08(金) 01:29:53
- 172二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 07:00:18
この微笑みがトレーナーを魅了するんだ
- 173二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 16:40:10
大人カフェB81概念?
- 174二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 22:27:37
『サファイアの海でも…ルビーの大地でも…!』
そう呟いたその日の夜に不思議な夢を見たんです
猛火の様な赤の世界…新緑のような緑の世界…激流の様な青の世界…電撃のような黄色の世界…
そこには不思議な生き物達が住んでいて私も一緒に旅をしてたんです
他にも色んな世界がありました…
金色の空を飛んだり、銀色の水底を泳いだり
サファイアの海に降る大雨…ルビーの大地に照りつける日差し…そしてエメラルドの空に吹き荒れる乱気流…
様々な世界を不思議な生き物達と巡っていました
ええ、旅はまだ続きましたよ
金剛石の様な時の流れを感じ…真珠の様な空間を眺め…それらが捻じ曲がった様に見える白金の世界…
理想を求める黒き雷の英雄と真実を求める白き炎の英雄…それを求める凍えた境界の主…
生命を司る者と破壊を主る者…
それぞれの世界の主とも出会うこともありました
ですが不思議なことにそれぞれの世界に繋がる道は続いていたんですよ?
今度は太陽の獅子、月の蝙蝠、日食や月食を経て光り輝く龍を巡って更に別の空間に…
剣と盾をそれぞれ携えた英雄の兄弟とも心を通わせたり…
緋色に彩られた古代や菫色に広がる未来に想いを馳せたり…
その世界を歩んだ所で目が覚めたんです
どうです?不思議な夢でしょう?
トレーナーさんはどんな世界を歩んでみたいですか?
……私とならどこにたって?……ッ
嬉しいです…ごめんなさい…嬉しくて涙が…
…いつか私達2人で旅をしましょう。
夢に出た世界ではありませんが…この世界にも沢山の出会いと発見があるのですから…
楽しみにしてますよ?トレーナーさん? - 175123/12/09(土) 01:54:05
- 176二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:06:13
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- 177二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:28:33
- 178二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:30:07
- 179二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:30:55
そもそも手すらまともに一致しないんすけどいいんスかコレ
- 180二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:35:08
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- 181二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:35:18
異常二次創作嫌悪者湧いてるので埋めときますすみません…
- 182二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:35:28
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- 183二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:35:38
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- 184二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:35:49
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- 185二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:35:59
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- 186二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:36:16
怖すぎを超えた怖すぎ
- 187二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:36:24
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- 188二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:36:55
- 189二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:37:03
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- 190二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:37:21
部分トレスやろなあ
- 191二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:37:44
- 192二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:37:51
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- 193二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:37:59
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- 194二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:38:11
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- 195二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:38:22
スレ主さんここじゃよくある事だから気にしないでね
- 196二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:38:25
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- 197二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:38:26
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- 198二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:38:28
スレ主さんの作品大好きです
これからも続けてくださると嬉しいです - 199二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:38:34
少なくとも次の導線がポッキリ折れるから褒められた行為じゃない
- 200二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 03:38:39
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