- 1二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:41:57
- 2二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:42:15
ksk
- 3二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:42:22
まぁ練習は大事よな
- 4二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:42:23
ゴルシ
- 5二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:42:30
カフェ
- 6二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:42:32
マック
- 7二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:42:40
ゴルシ
- 8二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:42:58
……絡みある?
- 9122/01/02(日) 19:43:01
ゴルカフェか……やべー難しいの来たわね
10分くらいを目標にする - 10二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:43:02
白と黒か
- 11二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:43:07
ゴル…カフェ…?
- 12二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:43:37
新しい概念を生み出せ、頑張れ>>1
- 13二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:44:32
サンデーサイレンスで辛うじて繋がってる?
- 14二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:45:50
チャンミでよく一緒になる
- 15二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:48:49
ゴルシならまあゴルシ側から絡みに行ってはくれそう感あるし……その後は知らん
- 16122/01/02(日) 19:51:41
「……」
都内某所にて、コーヒーミルを回しているウマ娘─マンハッタンカフェ─は、大きなトラブルに直面していた
「おっすー! アンタは……ワシントンバーだっけ? ニューヨークビルだったかな。まぁいいや、暇なら遊ぼうぜ〜」
存在がトラブルとも言われているウマ娘─ゴールドシップ─は、カフェに対してダル絡みを続けている
「……気が散るので、やめてください」
「そんなつれねーこと言うなよー。アタシとお前の仲だろー?」
この二人は、ここが初対面だ。なんの仲だと言うのか、カフェはそう思った
「それによ」
すっ、と。ゴールドシップはカフェの顔を見据える
「アタシの知り合いの知り合いな気がするんだよな。例の"おともだち"ってやつ。なんか、気が合いそうで合わなそうな……ただ、すんげー面白そうなヤツな気がするんだよ」
ゴールドシップがカフェの"おともだち"の存在を否定しない事に、カフェ自身は驚いていた。しかしそれ以上に驚いたのは、"おともだち"もゴールドシップを気に入ってる様子を見せた事だ。一体どういうことだろうか
「……ねぇ、ゴールドシップさん」
コーヒーミルを回す手を止め、ゴールドシップと目を合わせるカフェ
「貴女が……"おともだち"に感じた事、もっと聞かせて?」 - 17122/01/02(日) 19:52:41
- 18二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:53:32
シンボリルドルフ
- 19二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:53:39
ビワハヤヒデ
- 20二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:53:57
チケット
- 21二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:55:17
タイシン
- 22二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:55:21
ハルウララ
- 23二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:55:30
テイオー
- 24122/01/02(日) 19:56:24
チケゾーとウララか……また難しいのが
15分くらい目標にします - 25二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:58:17
2人とも天然だしいい感じ
- 26二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 19:59:44
そういやゴルシとカフェってうまよんで絡みあったな
- 27二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:01:32
何話だっけ?
- 28122/01/02(日) 20:09:27
トレセン学園の食堂にて
この日は年末年始も寮で過ごしている生徒向けに、特別メニュー─七種のにんじんの七草風ハンバーグ定食─が提供されていた。7種類のにんじんをふんだんに使ったメニューであり、これ目当てに年末年始を寮で過ごす在学生もいるほどだ
そして、ここにもそれを狙うウマ娘が二人──
「「おばちゃん、特別メニューください!!」」
「ごめんねえ、特別メニューはあと一品しか出せないんだよ……」
「「ええーっ!?」」
ガッカリした声を出すウマ娘は、ウイニングチケットとハルウララ。今年は帰省を遅くし、トレセン学園の特別メニューを堪能しようと思っていた為に、この報せは二人にとってショックだった
が、チケットとウララは1つの提案を思い付く
「「なら、二人で分け合おうよ!」」
一言一句被った提案である。どちらも独り占めを良しとする卑しさのない性格だったのと、天然な気質であるがゆえのハモりだ
「「いいの!? やったー!」」
喜び方も被る二人である。学年も体格も何もかも違うのに、まるで姉妹のように抱き合っていた
「ありがとう! アタシはウイニングチケット。君も特別メニュー目当て?」
「そうだよー! 去年は高知に帰っちゃったから、今年は特別メニューを食べたかったんだ。あ、わたしはハルウララだよ。よろしくね!」
新年早々、和気藹々とした空間を形成する二人。この光景は、食堂で働くおばちゃん達にとってはとても微笑ましい光景であった
「ふふっ……良いわねえ、ああいう子達にあたしのご飯を食べてもらうのは。美味しいものは、皆に食べてほしいからねぇ」 - 29122/01/02(日) 20:10:19
- 30二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:11:03
安心沢
- 31二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:11:14
カレンチャン
- 32二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:11:26
アドマイヤベガ
- 33122/01/02(日) 20:11:55
カレアヤやんけ!
カレンチャン持ってないからエミュ怪しいかも - 34二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:14:22
- 35二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:15:45
助かる!お友達見えてるんだなゴルシは…
- 36122/01/02(日) 20:19:40
そのウマ娘─カレンチャン─は、ただ見つめていた。グラウンドを駆ける、一人の少女を
「……アヤベさん」
毎日のように自主トレーニングに励むアドマイヤベガに対して、カレンは何も声を掛けられなかった。そのままだと脚を壊しかねない、そう思っても
「ハァ……ハァ……駄目、まだ……まだ、輝ける」
カレンチャンは、アドマイヤベガが走る理由を知っている。亡き妹の為に、一等星の輝きを見せる為に走っていることを
自身も実の兄を亡くしているが故に……そして、"お兄ちゃん"に良い所を見せる為に走るカレンチャンには、アドマイヤベガを止める事ができない。理性では分かっていても、感情がカレンチャンの口を塞ぐ
「……駄目、駄目だよ。アヤベさん」
アドマイヤベガに聞こえないくらいの声量で、しかしはっきりと声には出すカレンチャン。彼女なりのささやかな抵抗だ。無論、その声はアドマイヤベガに届くはずもなかった
アドマイヤベガの日本ダービーまで、残り3日 - 37122/01/02(日) 20:20:33
アヤベさんのSSはちょくちょく書いてたけど、どうしてもしっとりするねんな……
ほのぼの書こうとすると1レスに収まらない - 38122/01/02(日) 20:21:06
- 39二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:21:12
シービー
- 40二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:21:27
イイ…
筆が乗るなら1レスに収めなくてもいいではないか - 41122/01/02(日) 20:22:20
- 42二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:22:35
ブライアン
- 43二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:23:11
エアグルーヴ
- 44二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:23:23
ンン!!!ごめん安価取っちゃったわ👏
安価は>>42で
- 45122/01/02(日) 20:24:02
最安価しちゃったので、シービーとエアグルーヴで行きます
シービー分かんないなあ…… - 46122/01/02(日) 20:40:04
「アタシのものになりなよ、エアグルーヴ」
生徒会室にて、唐突な宣言を行ったのは、ミスターシービー。常識破りのウマ娘と言われるミスターシービーは、普段の行動も非常識的な事が多い
が、流石にこの宣言には事務仕事中のエアグルーヴも驚いていた
「……突然何を仰るんですか」
驚きはしたものの、シービーの突飛な行動をする事そのものには慣れているエアグルーヴ。毅然とした態度を崩しはしなかった
「アタシはキミが気に入った、どうしようもなくね。キミの気高さと面倒見の良さ、そして美しさは性別の壁を越えたということさ」
「……なるほど」
エアグルーヴも、ウマ娘に慕われやすいタイプの性格だ。"そういう"感情を向けられたことは幾度もある。エアグルーヴは己の理想の為に、幾度もそういった者達を優しく切り捨ててきた
「私を魅力的だと言っていただけるのは非常に嬉しいです。が、私は──」
「口応えはさせないよ、エアグルーヴ」
シービーは、椅子に座っているエアグルーヴの手を優しく包み込む。しかし、優しく包まれてるはずのその手は強い威圧感をエアグルーヴに覚えさせる
「いいえ、応えさせて頂きます。私を手籠にしたければ──」
すっ、と息を溜めて目を瞑るエアグルーヴ。ふぅ、と息を吐くと、その目が鋭く光り、シービーへと向けられる
「──貴女の実力で、私を陥落させてみてください」
「……いいね。だからこそ気に入ったよ、エアグルーヴ。そうでなければ、アタシは惚れなかった」
ここに今、女帝と大地の覇者の闘争の幕が上がった - 47122/01/02(日) 20:40:59
- 48二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:41:52
シャカさん
- 49二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:42:14
フク
- 50二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:43:05
スペちゃん
- 51122/01/02(日) 20:43:27
フクシャカ……何もかもが対極すぎる……書けるかこれ?
- 52二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:46:46
たのしみだな
- 53二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 20:48:09
どんな化学反応が起きるんだろう…?
- 54122/01/02(日) 20:56:50
「お願いしますよぉ〜〜〜! 今日はロジカルな人と行動を共にすると吉と出たんですぅぅ〜〜〜!」
「お告げとロジカルなんて対極だろうが。くっつくな絡むなついてくンな」
黒髪のウマ娘─エアシャカール─にしがみついているのは、マチカネフクキタル。こんなみっともない姿を晒してはいるが、あのサイレンススズカに土を付けた実力者だ
「……だが、こいつの走りを突き詰めればあるいは……」
エアシャカールも、フクキタルのその走りは認めている為、フクキタルの占いにかこつけてうまく利用できないか画策する。冷酷なようだが、そもそもエアシャカールは占いの結果に巻き込まれた被害者だ。行動を共にしろ、というお告げに従ってるから良いだろう、と開き直る
「しゃーねェなあ。んじゃ、俺の併走に付き合え。そうすれば今日一日、お前と一緒に行動してやんよ」
「承知しました! 何本でも付き合いましょうとも!!」
言質は取ったぞ、と言わんばかりの笑みを浮かべるエアシャカール。早速グラウンドへ向かい、スタート地点にカメラをセットする
「んじゃ、このコインが落ちたらスタートだ。距離は2400m。あァ、併走と言ったが……俺を負かすつもりで走りな。そうじゃないとデータにならねェ」
「わかりました! 行きますよ〜〜!」
エアシャカールがコインを打ち上げ、そして落ち──併走が始まった
マチカネフクキタルの全力を見れる、そう思ったエアシャカールはフクキタルの後ろに続こうとした
が、それは出来なかった
「はぁ、はぁ……なんっつー、末脚だ。侮ってるつもりはなかったが……ここまで、やりやがるとは」 - 551(フクシャカ2)22/01/02(日) 21:16:23
「お疲れ様でした!」
エアシャカールが息も絶え絶えといった様子であるのに対して、マチカネフクキタルは汗こそ流してるものの息は乱れていない
「……スタミナを消耗はしても、ペースを保っていた、ってことか」
次へのステップを見つけ出すエアシャカール
「もう一本頼みたい。行けるか?」
「勿論ですとも! エアシャカールさん、凄いプレッシャーですねぇ。併走でこんなに怖い思いしたのは久しぶりです」
「……怖い、か。なるほどな」
併走で負けはしたものの、呑気なフクキタルをも怖がらせたプレッシャーは使えると考えた
「次がラストだ。だが、今回はお互い抑え気味で行こう。アンタが先行して、俺はひたすら後ろについて一定の距離を維持する。問題はないか?」
「承知しました!」
そして、2本目の併走が始まる。その結果は── - 561(フクシャカ3)22/01/02(日) 21:18:32
「やめてくださいよ! ものすんっっごく怖かったですよ!?」
「そうじゃなきゃ困る。アンタのペースもかなり乱せたしな」
「サディストなんですかエアシャカールさん!?」
「違ェよ。ともかく、付き合ってくれたことには感謝する。約束だ、一日アンタに付き合うぜ」
「うぅ……お告げがあっても、なんだか怖いですよぉ……」
トボトボと歩くフクキタルと、それを見ながらケラケラ笑うエアシャカール。その光景を見つめていたウマ娘が一人いた
「嘘でしょ……いつも占いの為に付き纏ってるフクキタルが、げんなりしながら付き纏われてる……面白いわね」 - 57122/01/02(日) 21:20:41
- 58122/01/02(日) 21:24:19
- 59二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 21:24:47
安心沢
- 60二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 21:25:11
タキオン
- 61二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 21:25:48
さすがに草
- 62122/01/02(日) 21:30:05
やってやろうじゃねえかこの野郎!!!!!
- 63二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 21:30:22
フクシャカありがとう!フクが押されてる展開、新鮮でめっちゃ良かったわ
そして次はマッドサイエンティスト対決か… - 64二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 21:31:35
いや草
頑張れ - 65122/01/02(日) 22:18:36
「わぁお、私のアジトを見つけるなんて。中々やるわねぇ──アグネスタキオンさん?」
「手段を選んではいられなくなったのでね」
河川敷にて、不審者と危険人物が邂逅してしまった。彼女らの素性を知っている者ならば、即座に避難するか、あるいは割り込んで惨劇を止めようとするだろう
だが、ここには二人しかいない
「安心沢刺々美。素性不明の不審者。笹針治療のプロ(自称)。学園に忍び込んでは、秘書に追い出されたりと、かなり愉快な風評を聞いているよ」
「おっふ……ボロクソね。それで、私に何の用があるのかしら?」
「とぼけるつもりかい。なら、単刀直入に言おうか」
安心沢に近付き、その手を自らの脚に触れさせるタキオン。その瞳は、狂気と焦燥に駆られていた
「私の脚が頑丈にしてくれ。無論、拒否権はないよ」
その言葉を聞いた安心沢の手が、ビクッと震える。聞きたくないものを聞いてしまったかのような反応だ
「……駄目よ」
「何故だい? 君は笹針の腕を披露したがっていたじゃないか。私を実験台にすればいい。私は脚が頑丈になるし、Win-Winの取引だろう?」
「失敗した時のリスクは、命を脅かしかねないの!」
声を荒げ、タキオンの要求を拒む安心沢
「何を今更、と思うでしょうね。えぇ、私だって、どうにかしようとしたわ。そもそも笹針も、あなたのように脚が弱い子達のために研究してきたんだもの。だけど、私に出来るのは取り返しがつく程度の治療のみよ。貴女の脚を治す秘孔は、失敗すれば命を奪いかねないの」
「何のリスクも無しに、とはいかないのは知ってるさ。手段を選んでいられない、そう言っただろう?」 - 66122/01/02(日) 22:39:17
「駄目よ。そもそも笹針も秘孔もオカルトよ。効果があるのは確かだけれど、私が突きたいツボ以外は全て未知の領域。師匠でさえ、それらを突くことは──」
「だからこそ、さ。君の師匠はきっと私に対して笹針を打たない。君だけだ、君だけが私を助けてくれるんだ。何より、走れなくなったら死んだも同然。ならば、未知の領域に踏み込んで死ぬほうが研究者として幸せだろう?」
先程までタキオンの瞳に宿っていた焦燥は完全に息を潜め、狂気だけが渦巻いている。見つめられたら、吸い込まれてしまいそうなほどに
「……分かったわ。貴女がそれだけの覚悟を背負うのなら、私にも背負わせてちょうだい。たとえ人殺しと言われようとも、貴女の覚悟に応えるわ」
「安心したまえ。私は復活してレースに出る。その時は君の笹針を宣伝して、色んなウマ娘が受けられるようにしてあげよう」
「嫌よ。こんなリスクのある秘孔、貴女以外には突きたくないわ。じゃあ、行くわよ」
どこからか取り出した、極太の笹針を手に持ち、タキオンの脚へと向ける。タキオンも、その笹針のあまりの大きさに一瞬怯むが、次の瞬間には覚悟を決めていた
「ブスッとな!」
「ぐうっ……!?」
その、結果は───
「……ふふ、ふふふふふ! ハーッハッハッハッハ! 漲る、漲るぞ! 成功だ、私の脚は不滅のものとなった!」
歓喜するアグネスタキオンに対して安心沢は冷や汗をダラダラと流していた
「おや、嬉しくないのかい? 君の笹針は大成功したんだよ。誇るがいい、君は一人のウマ娘の未来を救ったんだ」
「生死を脅かしてる状況で呑気に喜んでられないわよ……全く、とんだマッドサイエンティストね……」
安心沢は呆れた物言いをする。しかし、サングラス越しの瞳は、どこか優しい目付きでアグネスタキオンを見つめていた - 67122/01/02(日) 22:40:34
安心沢はドトウシナリオで真面目な話をしていたし、ウマ娘に対しての責任感はあると自己解釈
予定が詰まってるので〆。明日また安価で書くかも - 68二次元好きの匿名さん22/01/02(日) 22:49:12
狂気的なまでに走ることに執着しているタキオンと不審者だけどウマ娘のことをちゃんと考えている安心沢との掛け合いがとても良かった!
ありがとうございます!お疲れさまです!