- 1二次元好きの匿名さん22/01/03(月) 20:23:03
「ハヤヒデさん眼鏡してませんでしたよね」
「ん?…ああ、確かに。私が落とした眼鏡を君が親切にも届けてくれたのが、私たちの出会いだったな」
「…今さら聞く事ではないと思いますが、何故あんな事になったんですか?ハヤヒデさんの不手際としては珍しいように思えます」
「あれはただ…目を休ませようと眼鏡を外していたら…その、恐ろしい勢いで虫が突っ込んできてだな…気が動転して、気づいたら眼鏡を吹っ飛ばしてた」
「だいぶ愉快な状況だったんですね」
「全く…あまり人に言いたくない話だったのに…」
「しかし、おかげでハヤヒデさんと私は出会う事が出来ました。もしそれが無く、そもそも私とあなたが交わる事がなかったとしたら。なんて考えると、その虫も益虫のように思てくるかもしれませんね」
「完全に結果論だが…まあ、そうかもしれないな」
「しかし、思えばかなり貴重な瞬間だったんですねえ。あれ」
「ん?…貴重?」
「ええ、あれ以来私はハヤヒデさんが眼鏡を外した所を見た事がありませんから。
今思えば、しっかり頭に焼き付けておくべき瞬間だったかもしれませんね」
「……それはつまり…」
「ん?」
「その、見たいのか?私の…眼鏡を外した姿を…」
「…興味がないと言えば、嘘になります」
「…つまり?」
「………見たい、です」 - 2二次元好きの匿名さん22/01/03(月) 20:23:16
「…これで良い、かな?」
「………」
「その…なんと言うか…少し、恥ずかしいな…普段着けてる物を外すと…」
「…綺麗です」
「えっ…?」
「とても綺麗で、美しいです。それ以上の言葉が、今の私には見つかりません」
「そっ…そんな直球で放つ言葉じゃないだろ…」
「…ふふっ、加えて、すごく可愛いです。ハヤヒデさん」
「〜〜〜ッ!!よ、よしてくれ…トレーナー君…」
「…もちろん、普段の眼鏡も非常にお似合いです。いつも私は、こんな麗しい人と一緒にいたんですね」
「や、やめて…顔が熱い…」
「真っ赤になったお顔も素敵です、ハヤヒデさん」
「っ!もう!!トレーナー君!!」
━━━━━━━━━━━━━━━
「ふふっ…酷い顔をしてるのはこちらも同じですが、私の顔は見えないと思うのでラッキーですね」
「……ああ、そうだな。この距離では君の顔は見えない」
「…えっ」
「私は近視だからな、こうして距離を縮めていかなければ…」
「あ、あの…」
「さあ、これでやっと君が見えた。
…言い方を変えれば、私にはもう君しか見えないな」
「…っ、それは…私も同じですがね」
「…確かに眼鏡は必要なものだが…君さえ見つかれば、後は問題ない。」
ギュッ
「トレーナー君なら、私の目になってくれるだろうからな」 - 3二次元好きの匿名さん22/01/03(月) 20:26:48
なんだ姉貴。義兄貴と寝るときも眼鏡を掛けていたのか?
- 4二次元好きの匿名さん22/01/03(月) 20:29:15
ギュッってなんすか
もしかして姉貴がハヤトレを抱きしめたとでも言うんすか
素晴らしいじゃないすか - 5二次元好きの匿名さん22/01/03(月) 20:56:25
ウワーッ!!急に強者になるな!!
- 6二次元好きの匿名さん22/01/03(月) 21:00:27
互いに攻め合う姿は美しい
- 7二次元好きの匿名さん22/01/03(月) 21:37:34
- 8二次元好きの匿名さん22/01/03(月) 22:11:50
好き…
- 9二次元好きの匿名さん22/01/03(月) 23:04:46
良き…
- 10二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 00:02:22
- 11二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 09:02:39
姉貴ってメガネ外すと童顔だから破壊力凄いんですよ…
- 12二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 17:16:59
「私には君しか見えない」
「それは私も同じ」
このやり取りオシャレだ… - 13二次元好きの匿名さん22/01/05(水) 00:05:55
姉貴の一部たる眼鏡の代わりとなるトレーナー君はもはや姉貴の一部…いや半身…?
- 14二次元好きの匿名さん22/01/05(水) 08:34:24
出会い方に関しては運命としか言いようないからなこの二人
- 15二次元好きの匿名さん22/01/05(水) 17:37:58
どんな徳を積めばこんな運命的な出会いできるんですか
- 16二次元好きの匿名さん22/01/05(水) 21:11:05
甘々だぁ…
- 17二次元好きの匿名さん22/01/05(水) 21:12:25
この姉貴つよいぞ!?