俺はかつてSSを書いていた者…

  • 1二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:37:02

    メモ帳の奥深くに大まかな設定やプロット、第一話の途中まで書いていたデータが残っていたのを発見したが
    普通に面白そうで続きが読みたいが当時の熱量と細かい部分を思い出せないので再度プロジェクトを始動する事すら困難なので後悔している

  • 2二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:38:35

    途中で断念した作品の再開は新規で書き始めるより数段きっついよ

  • 3二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:40:58

    皮肉でもなんでもなく、自分で途中まで書いた物を「面白そう」って期待出来るのは物書きとして大事な要素ではあるからこれからも頑張って色々書いてくれ

  • 4二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:41:30

    わざわざスレ立てて言うこと?

  • 5二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:43:09

    ざっくり自分が好きな要素だけ抜き出して再構成しようぜ
    案外当初より面白くなるかもしれんぞ

  • 6二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:43:15

    見せろ…どのキャラのかは知らんが読ませろ途中でいいから

  • 7二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:43:30

    ある程度日常的なシチュならともかく、設定凝ってるなら時間空けると殆ど忘れてるだろうし掘り起こすのは絶望的では

  • 8二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:44:00

    スレを建てたな!さあ公開するんだ!

  • 9二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:48:10

    >>6

    >>8

    人選びそうなクロス物だけどプロットとか途中までの本編とか諸々蔵出ししても許される?


    子供の頃から好きな仮面ライダーアギトとウマ娘の世界観クロスさせて本編再構成っぽくした感じのやつっぽいんだけど

  • 10二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:50:33

    アギトとウマ娘はまあ相性悪くはなさそうだがまた大変そうなとこ行ったなぁ

  • 11二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:53:17

    クロス系は色々調べてる内に調べる方がメインになって頓挫した事はある

  • 12二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:54:13

    あの世界誰もがアギトになりうる世界だし、
    つまりある日いきなりウマ娘化した人々の話ってことだろうか

  • 13>>123/11/20(月) 22:55:24

    とりあえずメモ帳の日付古い順から追って設定集から貼ってくわ

  • 14二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:55:53

    クロス物は、元の作品を知らないおじさんにはちょっと難しいかな…
    でも読んでみるから書いてほしいな

  • 15二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:56:40

    ルドルフと翔一君がくっそしょうもないダジャレ会話するスレとかあったな

  • 16二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 22:58:07

    イコン画にウマ娘がいたりするのかな

  • 17>>123/11/20(月) 23:01:38

    アギトxウマ娘 設定メモ

    アギト=火のエルが産み出した人類を護る、争う為の進化の形

    ウマ娘=火のエルの使徒の三女神が自分達を犠牲に創り出した、人類を支える、助ける為の生命体


    葦原涼はウマ娘に苦手意識有り。
    (もう陸上選手として走れない劣等感と、それを本人達にぶつけるのが怖いから)
    お父さんがあかつき号の乗客だったのは原作通り。

    木野さん
    亡くなった妹がウマ娘。
    一緒に出掛けた旅行で交通事故に遭い、ほぼ命が助からない事が確定していた為
    同じ車両に同乗していて失明する程の大怪我を負った木野に妹の眼球が移植される。

    今作では右手の代わりに右目を妹から移植されている
    普段は常にサングラスをしてオッドアイを隠している。
    元々はウマ娘の治療が得意な外科医だったが、眼球移植後に時折目が痛むのが理由で医師免許剥奪。
    以降はウマ娘専門の闇医者として活動。


    翔一君のお姉さんについて
    時系列

    5000年前頃に人間とアンノウンの戦争
    火のエルが人間を不憫に思いアギト誕生
    同時期に人間を憐れんだ火のエルの使徒(三女神)が自分達の存在を犠牲にウマ娘を誕生させる
    なのでウマ娘は基本人間に対して同情的というか親愛的
    ※ウマ娘は人間が進化した者ではなく、最初からウマ娘として生まれたので性質としてはアンノウンらに近い

  • 18>>123/11/20(月) 23:03:22

    ノアの方舟大洪水を起こして(方舟にアギト因子持ちの人間とウマ娘を宿した人間の母親)
    斗真達は眠りにつく

    現代(作中の2年程前?)でウマ娘考古学の調査団がオーパーツ発見
    調査団の中に翔一君の姉であるウマ娘と沢木も居た。
    レースの適正はそこそこだったけど、三女神の血が特に濃いお姉ちゃんが発見当初のオーパーツに触れた事でイコン画の諸々をフラッシュバックして見てしまう

    「自分達ウマ娘が人間の為だけに造られた存在」
    と知ったお姉ちゃん絶望。
    でもだからと言って人間が嫌いにもなれず、自身の絶望を人間にぶつけて酷い事をしてしまう
    恨んでしまう事を恐れてお姉ちゃん病む。
    「産まれた経緯なんて関係ない、私は私。
    私達は道具じゃない」
    と自殺を図る。
    「君達がどんな理由で生まれて来たとしても、君達は俺達の友…いや、家族だ!俺達人間は君達ウマ娘を見捨てない!」
    と手を掴む沢木。

    「でも…世界中の皆がこれを知っても、皆はまだ私達の事を本当にそう思ってくれるのかな…私達の事を道具だって言わないと思うの?」
    「翔一の事は大好き…教授も、研究メンバーの皆も…家族も…」
    「…でも、それ以外の人達から酷い事を言われて、人間を嫌いになりたくない…!私が大好きだった人達を恨んじゃう様な私になりたくない…!」
    とお姉ちゃん。

    「…っ!それは…!」
    人類の愚かさを完全に否定し切れない沢木。

    「だから…お願い。皆を大好きなままで居られる、貴方や翔一にとって自慢の私で居られる間に…」
    と懇願するお姉ちゃん
    不意を突かれて力が緩んでしまいお姉ちゃん落下。
    こうして三女神の影響が強いウマ娘を殺した事で沢木が使徒認定。
    亡きお姉ちゃんが見たビジョンの正体を知る為に沢木は解析チームに在留。

  • 19>>123/11/20(月) 23:04:12

    数年後、解析の結果斗真&アンノウン復活
    (本編開始直前?)

    この際に沢木のみ斗真の催眠を受けずに使徒認定される。

    沢木と斗真の研究施設離脱後は

    アギト因子を持つ者の抹殺と
    裏切り者の三女神の因子が強いウマ娘達の尊厳を貶める為に再起不能にさせる暗躍が始まる

    (ウマ娘の誕生経緯的にアンノウンに近い為同族殺しになってしまうので)
    (なので生き甲斐と誇りである走りを奪う)
    (襲われて選手として再起不能になったウマ娘は精神的に殺される様なもの)

    「あの時自分がもっと人間を信じていればこんな悲劇は起きなかった筈だ。人間はそこまで愚かでは無い筈だ」
    と沢木覚醒。
    あの時以上の悲劇を起こさない為に、神とアンノウンに抗うアギトのサポートとウマ娘の保護を決意。

    オーパーツ研究施設脱出の際に斗真の神パワーで沢木が研究や解析に携わっていた痕跡が消える。

    (途中で『津上翔一』の名が浮上して翔一に疑いが掛かるが、証言と翔一の風貌や言動が一致しない為に謎になる)

    葦原さんに序盤でコンタクト取ってあかつき号の事を知らせる役割でも良いかもしれない。
    (弱ったアギトっぽい力を辿って保護しに行こうとしたら居たのが葦原さん)

  • 20>>123/11/20(月) 23:04:59

    あかつき号事件

    この際に木野さんや葦原父、オリウマ娘達に出会う。

    アギト因子の持ち主であると同時に三女神の影響が強い姉を持つ家系という事もあり光の青年が時を越えて翔一を覚醒させる。

    それを追って来た水のエルとの下りは原作基準。

    『お前達もあの忌々しい光を浴びた…あの男同様、やがて人では無くなる者や裏切り者の血が濃く目覚める者達…だが、それまでは生きられるだろう。覚醒の前兆が訪れるまでは…但し、この事は誰にも言ってはならない…決して!忘れるな…お前達の時間は長くはない…お前達に未来は無いのだ!』



    乗客一覧
    翔一
    お姉ちゃんの死の真相を恋人である沢木に問いただす為、それとトレーナー認定試験の推薦人を頼む為に翔一君が乗船。

    木野さん

    葦原父

    オリウマ娘A(エンパイアブルーム)
    元々トレーナー志望だったが就職しOLに。
    夢を諦めきれず居た所を地元の恩師に声を掛けられ、地元でロリウマ娘相手の先生やる事に。
    あかつき号へは同僚との退職記念旅行で乗船

    事件後は地元に帰らず東京に残留。
    涼や翔一とも知り合う。
    ウマ娘向けの整体師として細々暮らしている。
    アギト因子の持ち主と接触した為にオリウマ娘達の中で最初に先祖返りを起こし、アンノウンに頻繁に襲われる。

  • 21>>123/11/20(月) 23:05:16

    オリウマ娘B(カシワギスパイク)
    Aの仲の良い同僚で、彼女が夢をささやかながら叶えた記念に旅行へ誘う。
    あかつき号後はショックから荒れた生活を送り退職、でも最近は走る本能が強くなり始め、ウーマーイーツとして活躍しだした所を錯乱したCに難癖つけられ階段から転落し死亡。

    オリウマ娘C(ヤマテローラン)
    負け犬根性が強く、「やっぱり私達みたいなのは人間みたいに普通に働いた方が幸せだし楽だよ、退職なんかやめようよ…」と若干思ってる
    それでも一応友人なので退職記念旅行には同行。
    あの憑依された眼鏡枠。
    本編作中でBを殺す。
    それに絶望し自殺。

  • 22>>123/11/20(月) 23:06:52

    バカ長くてごめんね、これが舞台背景というか考えてた設定っぽい。
    んじゃ次大まかに考えてた作中のストーリーのプロットっぽいの貼ってくね。

    既存ウマ娘との絡みもちょいちょい記載してあるからこっちはまだ退屈しないかも

  • 23>>123/11/20(月) 23:09:42

    寒い秋にスタート
    翔一君とルドルフのトレセン生活

    氷川君と小沢さんの導入で世界観説明

    対アンノウン用にウマ娘の暴徒鎮圧用パワードスーツを改修したG3が開発される

    トレーニングの最中にアンノウンを察知した翔一君離脱&訝しむカイチョー

    ビデオに映っていた生存者に事情聴取しに来ていた氷川君も通報を受けてGトレーラーに合流、出動。

    虎の子のG3でも歯が立たずボロボロ
    アギト合流で勝利

    翔一君は既にカイチョーが居ない所で何度か戦っているので暴走せず。

    警察内部にてアンノウンとアギトを第三の知的生命体と認定。
    目的や来歴も不明且つ、現状アンノウンに関しては敵対行動を取られている為人類の敵と判断。

    アギトが敵対勢力というのは氷川と小沢は否定的。

    学園の生徒が狙われる数が増えて来たので理事長が警察に相談した結果
    常駐の護衛として氷川君が抜擢
    警察官として在籍しては外聞や生徒達への心象もある為、特例的に仕事の少ないサブトレーナーとして合流。

    トレセンでの氷川さん翔一君コントなどやりつつ
    春までざっくり(その間もアンノウンは出てた)

    後はこの辺で闇の青年が自らモブウマ娘を手に掛けて走れる脚を奪う、そしてトラウマから警察に保護される。
    そして面会に訪れる沢木と意味深な問答。

  • 24>>123/11/20(月) 23:11:08

    葦原さん回スタート。季節は春。
    葦原さんが日課の走り込みをしているとライスと出会う。
    葦原さんの日常シーンでウーマーイーツ届けるカシワギスパイクの描写。
    ブルボンを破った菊花賞のトラウマを徐々に癒す。
    ウマ娘に苦手意識があるも変に懐かれた為親交を深めていく。
    ライスが春の天皇賞に挑む為に訓練に熱が入ると、微かに三女神の血が覚醒(的場オーラ)

    ※この頃テイオーは怪我の療養中でレースに出れてない

    それをアンノウンに察知されターゲットに。

    三女神の血が目醒めたライスと交流していた為涼のギルスが徐々に覚醒。

    二人が居る時にアンノウン襲来、涼がライスを逃がす。
    戦闘の衝撃でギルスに覚醒、不完全体に変身。

    なんとかまともなパンチ当てて追い返したけど葦原さんダウン。
    ライスにモロに見られて逃げられる。

    二人でよく話した河川敷にもライスは現れない。
    自分を守ってくれた仲の良いお兄さんを酷い避け方した事でライス自己嫌悪。
    もう春天にも出たくないと言い出すライスをテイオー&ブルボン+翔一が励ます。
    「悪い事したんだったら、ごめんなさいして仲直りすればいい。きっと許してくれる」

    涼の所に再び会いに行くライス、ごめんねありがとうして涼ほっこり&仲直り
    この辺で「お兄さん」から「お兄さま」にジョブチェンジ。

    レースへの決意を改めて滲ませた所で再度アンノウン襲来。
    ライスを逃して完全体へと変身。

  • 25>>123/11/20(月) 23:12:48

    戦闘勝利後、変身の後遺症でボロボロの状態でダウン。
    様子を見に戻ってきたライスが戸惑っていると
    弱ったアギトを感知した沢木に発見、保護される。
    「今の彼を癒せるのは私だけだ、そして君の身に迫る危険を減らす事もしてやれる。彼は私に任せて、君は君がなすべき事をまずしろ」
    とレースへ集中させる沢木。
    厳しいが誠実そうな沢木を信用したライス
    「どうかお兄さまを助けてあげて」

    アジトに涼を連れ帰った沢木、涼が目醒めた後に会話
    「アンタは?」
    「今の私は何者でもない、私は君達の力になれる者だ」
    「そんな事信用出来るか」
    「君の身体の事を知りたいならお父さんが乗っていた『あかつき号』について調べろ」

    涼、父の遺品にあった連絡先にあかつき号のメンバーを発見。

    自身もトラウマでボロボロなのに、自分の息子程の年齢で弱りきっていたエンパイアブルームの事は気がかりだった模様。

    ウマ娘の整体師やってる事を聞きブルームの下へ訪れる涼。

    テイオーのリハビリの付き添いにその整体に同行する翔一とニアミス。

  • 26>>123/11/20(月) 23:13:49

    少しずつ真相が聞けるかと思いきや
    良いとこでブルームがアンノウンに襲われる。
    涼応戦、ブルームを逃す。

    ブルームが逃げた先に2体目のアンノウン出現。
    そちらに駆けつけた翔一君、ギリギリ間に合わず。
    翔一君がアンノウンを倒した後にギルス合流。
    アギトがブルームを倒したと勘違いし戦闘に。
    G3の介入とか諸々あってアギトとG3の撤退
    (この時アギトが助けた為G3チーム内ではアギトが友好的だと決断する)

    逃げられたギルス慟哭。


    G3がアンノウンやアギトとの戦いについていけてない為
    暴徒鎮圧用パワードスーツの改修ではなく、一から新たに作り直す事を決定。
    ウマ娘を大きく超える身体能力が必要となるスーツなのでアドバイザーとしてタキオン招集。
    小沢さんとの天才同士の掛け合いと弄られる氷川さん。


    亡くなったブルームの友人であるカシワギスパイクと涼が知り合う。
    「あんたもあの船に乗っていたのか」
    拒絶するカシワギスパイク。
    懇願する涼。

    一度は拒絶するも、涼の父の話を聞いて少し軟化。

    あかつき号事件の真相を少しずつ語り出す。
    (ここで「沢木哲也」の名が出る)

  • 27>>123/11/20(月) 23:16:11

    場面転換して翔一君の日常パート。
    氷川さんとのやりとりやテイオーの怪我の話に絡ませて木野さんフラグ。

    ほどほどの所でアギトレーダー発動。
    翔一君現場に急行。

    通報が入るも
    「氷川君は現場で待機。学園内の生徒に被害が出ない様注意して」
    「G3はまだ新型が開発中の段階だし前の物の修理も完了していないのよ」
    「今は悔しいけど少なくともアギトに関しては信用出来るから彼を信じるしか無い」
    氷川さんはトレセンで待機。

    再び葦原さんパート。
    スパイクのあかつき号の真相が良い所でヤマテローラン介入。

    「葦原さんの息子とか関係無い。あなたには関係無い事」

    「それは聞いてから俺が決める事だ、あんた達は何を見たんだ教えてくれ!」

    モブウマ娘襲われたので涼のレーダーが反応。
    否応なく現場へ向かう。

    それを忌々し気に見つめるヤマテローラン。

    そして街中をバイクで疾走する涼を偶然見かけるライス。

    翔一君先に現場に到着、戦闘開始。
    アンノウン撃破後涼合流、変身。

  • 28>>123/11/20(月) 23:17:08

    アギトVSギルス、徐々にアギトが巻き返して
    ギルス危うしな所に
    ウマ娘の脚力で追い付いたライスも合流。

    「お兄さま!!!」

    アギト驚いてトドメをさせず、ギルスがその隙にカウンターをお見舞いするもダメージから膝を付く。

    ライスとギルスを見てアギト撤退。

  • 29>>123/11/20(月) 23:17:35

    「お兄さまごめんなさい余計な事しちゃった」

    「いやいいお陰で助かった」

    「お兄さまに少しだけ雰囲気似てたけど前の怪物とは違うの?」

    「あいつは俺の手掛かりを奪った」

    「手掛かり…何か探してるの?」

    「きっと、俺は自分自身を探しているんだと思う。自分が何者なのか、それを確かめる為だけに俺は生きている」

    「お兄さまはお兄さまだよ、どんな姿になっても」
    ライスが涼のボロボロの腕に手を置く。

    「必要な事ならば仕方ないけど無理はしないで。お兄さまみたいなヒーローが居てくれたからライスもヒーローになれたんだから」

    涼、落ち着きを取り戻す。

    別れてからの出来事と自身の肉体について改めて説明。
    (なんだったらこの辺で読者に初めて陸上競技の道を断念した過去を披露でも良い。)

    あかつき号事件なるものが自身の変化の鍵である事を突き詰めたとライスに話す涼。


    場面転換してG3チーム、G3-Xも誠意開発中で完成目前。

  • 30>>123/11/20(月) 23:19:08

    本筋のプロットはここまでしか書いてなかったので、次は物語の導入部で止まってた書きかけの本編いきます

  • 31>>123/11/20(月) 23:20:24

    東京都府中市に設立された国内でも有数のとある教育施設のすぐ側で…
    まだ肌寒く陽射しの薄い秋の早朝に
    動き易い赤と白の運動着を身に纏った少女達が、熱の籠った吐息を漏らしながら路上の専用レーンを走る。

    彼女達は皆一様に見目麗しく、テレビで見かけるアイドルや芸能人と比べても見劣りしない程だったが何よりも目を引くのは

    ───その腰から伸びた美しく長い尾と、頭頂部付近に生えている動物のそれを彷彿とさせる長い耳だ。

    ウマ娘と呼ばれる彼女達は太古の昔からヒトと共に在り続け、互いに支え合い生きてきた。
    走る事を生き甲斐にしてその生涯を駆け抜けるウマ娘達はヒトを越えた力を持ちながらも、今も変わらず人類と手を取り合いながら暮らしている。

    そしてその最たる例が、先程の少女達の様に『トゥインクルシリーズ』と呼ばれるウマ娘達によるレースで得られる栄光や夢を追い求めるアスリートとしての彼女達ウマ娘と…

    「「「おはようございまーす!」」」

    「はーい、おはよう!」

    そんな彼女達をサポートする役割である『トレーナー』としてのヒトとの関係性だ。

    たった今、通学路で早朝の自主練習に励むウマ娘達とすれ違いざまに挨拶のやり取りを返したこの茶色に髪を染めた青年…
    津上翔一という名のこの青年もトレーナーの一人である。

  • 32>>123/11/20(月) 23:21:35

    かつて海岸で自身の記憶のほぼ全てを失った状態で保護されたこの青年の唯一の自身の手掛かりが、『津上翔一』という人物に宛てて送られた中身の無い封筒と、中央公認のトレーナー試験の申請書類だった。

    発見された周囲の地域では彼を知る者は居なかった事と、所持していた封筒の件もあって便宜上『津上翔一』の名を名乗り、「なんか俺、トレーナーになるのが夢だったかも知れないじゃないですか」との本人の意見もあって取り組んだ結果、無事に公認トレーナーの試験にも合格。

    それからは本人の人柄と公認試験の際に生まれたとある縁がきっかけで、『トレセン学園』という国内最大規模のウマ娘或いはトレーナーの為の教育施設に付随している寮で暮らしている。

  • 33>>123/11/20(月) 23:22:21

    「おはようトレーナー君、今日も一段と冷えるな」

    「おっ!おはようルナちゃん!こんだけ寒いと風邪引きそうでやんなっちゃうけど、調子どうよ?」

    「ふふっ、確かに急な寒さに戸惑う気持ちも分からなくはないが、堅忍不抜──暖かな春の陽射しがまた巡ってくるまでの辛抱だな」

    学園へ向かう道中の翔一に語りかけてきたこのウマ娘の名はシンボリルドルフ。
    かつては『無敗の三冠』や『史上初の七冠』という偉業を成し遂げた、生ける伝説とも言える偉大なウマ娘である。

    そんな彼女が幼い頃の自らの愛称を呼ばせる程に心を許し、まだ新米の筈の翔一に親しげに語りかける理由は一つ…
    それは彼女の専属トレーナーがこの津上翔一だからだ。

    トレーナーになって間も無い翔一がここまで多大な功績を残したウマ娘の専属になるなど通常では考えられないが、これには幾つかの理由がある。

    一つはルドルフが現役とはいえ、既に第一線からは退きつつある事と
    それ故に学園の生徒会長としての役割にウェイトを置き始めた事、そしてそれに伴い競技者としての経験が豊富な彼女であれば翔一をトレーナーとして成長させる余裕もあった事。
    そして第二に、以前まだ候補生であった翔一に目を掛けていたルドルフ自身がその人柄を甚く気に入り、逆スカウトの様な形でオファーをした事である。

    その為、現在の翔一は『担当ウマ娘の専属トレーナー』という地位を手にしているものの、実質は生徒会長のルドルフの補佐的な立場であり、日々の軽いトレーニングや時折出走するレースの調整の際にしか『トレーナーらしい』仕事はさせて貰えていない状況だった。

    一般的なトレーナーであればそのプライドに小さくない傷が付きそうなシチュエーションではあるものの、当の本人が「だって担当のウマ娘の子がそうしたいなら、そうしてあげるのが一番良いじゃないですか!」等と言っており、ルドルフもそんな翔一の性格を理解した上で、レースの頻度を減らして以降長らく付けて居なかった自身の専属トレーナーとして学園理事長に直訴してまで翔一を希望したという経緯があった。

  • 34>>123/11/20(月) 23:23:08

    「あっ、そうそうルナちゃん!これ、今日のお弁当!」

    「おや、こうも毎日用意して貰えるとなんだか嬉しくもあるが申し訳ないな…」

    「良いから良いから!担当ウマ娘の栄養管理も俺達トレーナーの役目だし!」
    「それにさ!俺、料理を作るのも好きだから気にしないでよ!」

    「報恩謝徳、だな。いつもいつも美味しいお弁当を用意して貰ってるだけでは私の気が済まないよ。いつか何か御返しをさせて貰わなければな?」

    「だからそんな気にしなくって良いってば!それよか今日のレタスチャーハン、中々の自信作だから期待しててよ!」

    「ほう…それは中々楽しみだ。しかし君のお弁当箱を開けるのが毎日の細やかな楽しみになっていたのだが、今日は先に中身を聞いてしまったな…」

    「あぁー、ごめんごめん!張り切り過ぎちゃってつい、『レタバレ』しちゃった!」

    「…ふふふっ!そんなに小粋なジョークをおまけされては…『苛ついた思いもイラなく』なってしまうな!」

    「はははっ!ルナちゃんも中々やるじゃないの!」

    「ふふっ、トレーナー君の方こそ──臥竜鳳雛。いつもながら見事な腕前だ!」

    近くを歩いている他の登校中の生徒達が、突如吹き出した木枯らしの風に身悶えしながら、年季の入った老夫婦の様な二人のやり取りをやや冷ややかな目付きで睨んでいる事にも彼らは気付かない。

    のんびりとしたマイペースだが人懐っこい翔一と威厳に溢れる学園の生徒会長のルドルフ。
    彼ら二人が愉快そうにトレセン学園への通学路を共にして歩くのも、学園の新たな日常の風景の一つとなっていた。

  • 35>>123/11/20(月) 23:24:15

    東京都千代田区、霞が関にその拠点を置く警視庁本部では今日も数多くの職員が行き交っている。

    どこか緊張した様子で固くなりながらも、自らの新たな配属先へと歩みを進めていくこの生真面目そうな黒髪の青年もその一人だ。

    青年が進んで行くにつれて職員が疎らになっていく通路の奥には、『対ウマ娘犯罪特別捜査本部』と書かれたプレートが掛かった無機質な扉が有った。

    扉の前で一息を入れてから入室を求める為にドアをノックで鳴らすと、即座に快活な女の声が返ってくる。

    「どうぞ!」

    部屋の主人から許可を得た青年がドアを開けると、栗色の髪を後ろで一つに纏めた小柄だが芯の強そうな若い女性が、椅子に座ったまま青年を見定めるかの如く見つめていた。

    『捜査本部』と名の付いた割には人は彼女しか居らず、部屋の内装も多くの用途不明な機器やコンピューター等ばかりで
    その異質な光景に一瞬戸惑う青年だが、即座に切り替えて着任の挨拶をしようとするが…

    「今日より配属になりました…」

    「氷川誠、地方のノンキャリア組でありながら24歳という若さで警部補という異例のエリート。その背景にはかつて、当時まだ巡査だった頃にとある旅客船の海難事故に於いて、単独で生存者全員を救出したという奇跡もある…といった所かしら?」

  • 36>>123/11/20(月) 23:24:51

    「いえ、自分は…!」

    自己紹介はおろか、過去の経歴までをも矢継ぎ早に捲し立てる様に先に言われてしまい思わず面食らってしまう青年。

    彼に追い討ちを掛けるかの如く女性は続ける。

    「自信を持ちなさい、氷川君。あなたの資料は既にバッチリ見させて貰ったわ。応援を呼んでも現場の到着には間に合わないと判断し、その場で要救助者の救護に向かう事を決断する判断力とそれを見事完遂するド根性。正しくウチが求めているタイプの人材ね」

    「自分は、警察官としての職務を全うしただけです。その様に過度に評価して頂く事は…」

    氷川と呼ばれる青年が改めてそう言い直そうとした瞬間、件の女性がデスクに両手を強く叩き付けながら立ち上がった。

    「自信を持てと言ったばかりよ、氷川誠君。それともあなたは着任早々に上司に口答えする様な意外と不良じみた所があるのかしら?」

    「いえっ、そんな事は…!」

    慌てふためく氷川の様子を見て、その気の強そうな顔に小さな笑みを浮かべてから女性はようやく自らの名を名乗る。

    「挨拶が遅くなったわね、小沢澄子よ。この特別捜査本部のボスってところかしら」

    「はい!よろしくお願いします!」

  • 37二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 23:24:56

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  • 38>>123/11/20(月) 23:25:34

    「そんなに固くならなくって良いわよ氷川君。ウチは私とあなた、それからあと一人私のパシリみたいな子が居るだけのアットホームな職場なんだから」

    自分の部下を「パシリ」などと公言する豪胆さにも驚いたが、それ以上の驚きがあった為氷川は思わず小沢と名乗った女性に問いかける。

    「ちょっ、ちょっと待ってください、何故特別捜査本部なのに人員が僕を含めて三名なんですか?ウマ娘関連の犯罪に特化しているならもっと多くの人数が居ないと…!」

    そこまで口にした所で小沢が再び不敵な笑みを浮かべながらその問いに答えた。

    「良い所に気付いたわね氷川君。『そういう』表の事件はこんな地下じゃなく上のフロアにある『対ウマ娘犯罪科』の仕事よ。私達が関わるのはもう少し特殊な事情なの」

    「特殊な事情…ですか?」

    「えぇ、そしてそれこそがあなたの様な類い稀に見る正義感と不屈の精神を持った人間を必要としていた理由でもあるわ」

    予想外の意味ありげな言葉に思わず息を呑む氷川。
    そんな彼に気付いているのかいないのか、小沢は立て続けに彼に問いかける。

    「ところで氷川君、あなたは彼女達ウマ娘についてどう思う?」

    「ウマ娘について…ですか?」

    「そう。ヒトならざる者であり、ヒトより遥かに優れた力を持ちながらもヒトと謙遜ない知性を持った彼女達は、有史以前より常に人類と共に穏やかな共存関係を送り続けている…勿論、過去も今も小さな争いが無いではないけども、概ね両者の関係性は良好と言っても良いでしょうね」

  • 39>>123/11/20(月) 23:27:05

    「それは…ですが、動物達の中にも種族や大きさ等が全く違うのに上手く共存しているものも有ると聞いた事があります。ですからきっと僕達人類と彼女達だって…!」

    「そうね、自然界にも異なる種類の動植物が上手く調和しながら共生しているというのは何も珍しい事ではないし、我々人類と彼女達ウマ娘もそれと同じだけの事かもしれない」

    「でもね氷川君、この話の本題はそこではないの」

    「…一体どういう事ですか?」

    配属初日に苛烈な印象の女上司と哲学的な問答をしている事に若干の違和感を覚えつつも、提示された内容自体は確かに興味深い物ではあった。
    人類の歴史において今も昔も、ウマ娘というのはヒトと共に長く在り続けた。
    それ故に当たり前となっている現状を振り返るというのは少し新鮮な事もあり、小沢の言葉に続きを促す。

  • 40>>123/11/20(月) 23:27:38

    「いい?氷川君。重要なのは『何故ウマ娘が人類と上手く共存しているか』ではないの。そもそも『ウマ娘とは一体何なのか』、がこの話の肝よ」

    「ウマ娘が…一体何なのか…」

    「例え彼女達が我々人類より優れた種族であっても、所詮は生き物。何かしらの古生物から長い時を経て進化をしたというのが自然だとは思わない?」

    「そうではないんですか?」

    「ええ。現存する最古のウマ娘の化石は約5000年程前の物。紀元前3000年辺りと言ったところね」

    「5000年って…!まっ、待ってください!それじゃあ…」

    「そう、彼女達はある地点を境に突如この世界に誕生した。普通の生き物にならば必ず有る筈の進化の過程というものが全く無い。さしずめ存在その物がミッシングリンクと言ったところかしら」

    「そんな…」

    目の前の女性の言う事を信じるならば、ウマ娘という存在は地球の長きに渡る生物史の中で突如として現れたという事になる。
    猿人や原人から今の形へと進化した人類とは違い、最初から完成された状態で。

    自分が生きている世界の歴史はある程度学生時代に学んでいた筈だったので精々、「進化の途中で人類から枝分かれして生まれたのだろう」ぐらいにしか思っていなかった所に
    小沢から少々ショッキングな内容を聞かされた為、思考が少しショートしそうになる。

  • 41>>123/11/20(月) 23:28:32

    「少々話が突飛過ぎたかしら?まぁ確かに一般教養としての歴史よりは少し踏み込んだ話ではあるし、大人の事情って奴で学校教育なんかでもあまり深く触れない所ではあるものね」

    「でもね氷川君、そんな彼女達の様な不自然な存在が突如として生まれるというのならば…」
    「高い知性を持った生き物の誕生が天文学的な確率だと言われるこの世界で、ヒトとウマ娘…同じ知性を持った生物が一つの時代に共に生きている事が当たり前になっているというのなら…」

    そう口にした小沢は目の前のパソコンを操作しながら、とある動画ファイルを再生直前の段階まで開いて氷川の目を見つめてこう続けた。

    「『二度ある事は三度ある』、が有ってもそう不思議ではないと思わない?」

    「小沢さん、それは一体どういう…」

    これまでのやり取りの全てが前座だったと言わんばかりの爆弾を最後に投げつけて、小沢はマウスカーソルを再生ボタンに重ねたまま氷川に語り掛ける。

  • 42>>123/11/20(月) 23:29:12

    「今から見てもらうのは数ヶ月前に一般市民が偶然撮影した映像よ。色んな意味で少し刺激が強い物だけれども、部外者への漏洩は絶対厳禁。言わば現代日本の機密事項中の機密事項というやつよ」

    「そんな物を…何故僕に?」

    「…それはあなたがこれから携わる職務に於いて最も重要な事柄だからよ」

    - [ ]

    そう言いながら小沢が再生した映像は、彼女の発言通り一般のスマートフォンで撮影されたであろう何の変哲も無い日常の風景だった。

    夕暮れの中で淡い菫色の学生服に身を包んだ数名のウマ娘の少女達──恐らくは撮影者もその一人だろう──が楽しげに戯れあっている姿が映されているだけである。

    「…小沢さん、本当にこんな物がそんなに凄い機密情報なんですか?」

    「ここからがその答えよ」

    先程までより少し表情の険しくなった小沢に倣い、再び映像に視線を移すと徐々にその内容が異様になっていく。

    恐らくは下校中に買い食いしてたのであろう屋台のお菓子や飲み物を片手に談笑をしている少女達に近付いて来る不気味な声と姿。

    まるで粗悪な映像加工ソフトを使ったかの様に謎の人物の姿は靄の様なモザイクが掛かった姿でしか捉えられていない。

    異様な存在が自分達に近付いて来ている事に気付いた少女達は皆パニックを起こして飛び出そうとするが、映像の中の存在は彼女達の脚力を物ともせずに次々へと襲いかかる。

    咄嗟に握り締めたままであろう走り出した撮影者の少女の手からスマートフォンは放り出され、持ち主の少女が謎の襲撃者にゆっくりとそして確実に迫られる姿を映して再生は終了した。

  • 43>>123/11/20(月) 23:31:23

    めちゃくちゃ中途半端だけど本編はここで筆止まってました。
    自分でもこのメモ帳開くまで書こうとしてたの忘れてたけど、アギト知ってる人なら結構楽しんで読めるんじゃないかとかなんで最後まで書こうとしなかったのかとか後悔が沸々と…

  • 44二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 23:40:30

    プロローグの途中まで?ではあったけど翔一くんとルドルフの絡みや小沢さんと氷川くんのやりとりなんかは凄く「らしさ」があって良かったよ。
    諦めずにコツコツ続き書いてくれるのであれば普通に続き読みたいわ

  • 45二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 07:01:24

    気になるんであげ

オススメ

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