- 1二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 18:57:02
- 2二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 18:57:13
このレスは削除されています
- 3二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 18:58:09
お前が
始めた
物語だろ - 4二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 19:00:43
お前が書くんだよォ!
- 5二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 19:13:44
12人も乗り込んでくるとかもう武装テロリストでは?
- 6二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 19:27:46
電撃戦かな?
- 7二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 19:32:25
ゴルシ、ブライアン、シリウス辺りは米担ぎで連れ去りそう
- 8二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 19:38:50
シービーやルドルフは新郎に見せつけるようにキスしそう
- 9二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 19:39:05
追加でシリウス
- 10二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 20:28:27
ルドルフとかそもそも式場行かせてくれなさそう
- 11二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 21:06:23
別スレで載せたやつちょっと修正して載せるわ
- 12二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 21:08:25
今日は私の結婚式だ。
ゴルシちゃんにも招待状を送ったのだけれど、返事が来ないまま結婚式当日になってしまった。
「ゴルシちゃん、来て欲しかったな…」
目の前にいる結婚相手は社長の息子らしいが、恋愛結婚をしたかった私はお見合いで知り合って半強制的に両親が決めた結婚だったのであまり乗り気ではない。
「誓いのキスを。」
そんなことを考えていたらもう結婚式で1番盛り上がる、誓いのキスの時間に迫っていた。
牧師の声の後に、結婚相手の手が私のベールをめくろうと伸びてくる。
(ベールを脱がされる前にゴルシちゃんの手によって掻っ攫ってほしい───)
バンッ
「!?」
私の誓いのキスは披露宴の扉を勢いよく開ける音で妨げられた。開いた扉の前にいたのは私がずっと待っていた──
「トレーナー!このゴールドシップ様を呼んだか?」ゴールドシップ、だった。
「ちょっと失礼すんぞ」ひょいっと私を抱き抱えたゴールドシップ。
私の元婚約者がなにか文句を言っていたが、ゴールドシップはそのまま結婚式を抜け出して行った。
こんなことになっちゃって、もうお嫁にいけないな。と冗談めかして言うと、ゴルシちゃんはアタシが責任を取ると言ってくれた。
「ゴルシちゃん、すごい速い…」「喋ってると舌噛むぞ。」
脅しのように言われた言葉に慌てて口を閉じる。私が体験したことの無い速さ。頬を掠めた風が少し痛かったけれど、その痛さがこの今まで感じたことない幸せを現実だ、と教えてくれるようだった。
気がついたらいつもの海辺にいた。
「ゴルシちゃん、来てくれないかと思った。」
「泣くなよトレーナー。主役は後から来るもんだろ。」
結婚式って一般的には花嫁が主役のはずなんだけど…
「トレーナー。」
ゴルシちゃんが顔にかかっていたベールをめくる。思わず顔を近づけると、唇に人差し指が当てられた。
「アタシとの結婚式までキスはお預け、な。」
今まで1度も見たことない幸せな、優しい顔。この顔を一生見ていたいと心からそう思った。
- 13122/01/04(火) 21:10:40
- 14二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 21:47:47
私はとある♀トレ
キャラ被りの上クソ長になってしまったが気にせず投下する
“それでは、新郎新婦の入場です”
扉の向こうでアナウンスがされている。口からこぼれたのは、緊張を和らげるための深呼吸か……それとも、この状況への悲しみから出るため息だろうか。
私が生まれ育った地域は、地域ぐるみで古い習慣が残っていて……結婚は親が決めた相手とするのが常識のようなものだった。
私はそれが嫌で上京をしてきたのだけれど、一人娘の私はどうしたって跡継ぎを必要とされている。育てて貰った恩もあるし……と、一つの条件付きで私は中央トレセン学園のトレーナーとして勤務していた。
……最初に担当したウマ娘がトゥインクルシリーズを終えたら、一旦故郷に戻ってきて、結婚をする。仕事は子供が大きくなってから復帰すればいい、と。
私が初めて担当したウマ娘、ゴールドシップ。彼女と過ごす日々は、とても目まぐるしくて。それでも退屈な日なんてないくらい、楽しい毎日だった。このまま時が止まってしまえばいいのに、と思ったくらいには。
それでも、楽しい日々には終わりが来てしまった。昨年の12月に行われた有馬記念を最後に、ゴールドシップはトゥインクルシリーズを引退した。ドリームトロフィーリーグには進むようだが、その先は私が引き継ぎをお願いしたトレーナーさんと進んでいくのだろう。
この数年、彼女と歩いてきたのは私なのに……嫉妬がないといえば、嘘になる。事情をゴールドシップに説明するとき、私は幸せそうな花嫁を演じられていただろうか?
誤解を解いておくと、相手は悪い人じゃない。物腰も柔らかいし、家柄もかなりいい人だと聞いた。……それでも……
“お、おい……誰だあのウマ娘!?”
“あのおねーちゃん見たことあるよ!テレビでやってた!”
扉の向こうが、何やら騒がしい。係員の人からはここで待っているように言われたけれど、何が起きているのか知りたくて扉を開けた。
「うわ…っ!?」
扉を開けると、白い煙が視界を覆った。思わず口を塞ぐが、特に息苦しくはない。そう、例えるなら演劇で使われるような、ドライアイスから出る煙のような。
大騒ぎの会場からとにかく人を見つけようとすると、煙に混じって誰かがこちらへ向かってくる。目を凝らすと、なんだか見覚えのあるような顔で___ - 15二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 21:48:39
「……え」
見間違いかと思った。……だって、今日は彼女のドリームトロフィーリーグの初陣。出走登録をしておいたからぜってー見ろよな、と嬉しそうに笑っていたのに。
白いエンパイアドレスを身にまとったゴールドシップが、こちらを向いてぱあっと顔を明るくさせる。
「ようやく見つけた。あんまりにも見つからなさすぎてN○SAと共同で宇宙からトレーナー探しする所だったぜ」
「どうしてゴールドシップがここに居るの!?」
「んまあ細かいことは気にすんなって……よいしょっと」
状況を少しも理解できないまま、軽々とお姫様抱っこをされる。
煙と人混みをかき分けて、ゴールドシップはそのまま会場の外へ飛び出した。
どこまで行くのと聞けば、アイツらが追ってこれないくらい遠くまで、と実に楽しそうに返される。
着の身着のまま結婚式を飛び出して、この後どうするかなんて今は考えられないくらいに……私も、この状況を楽しんでいた。
走って、走って………何もない田んぼのど真ん中で、地面に下ろされた。
「……そういえば、ドリームトロフィーリーグはどうしたの?」
「元から出走登録なんてしてねえよ。この日のために、アイツにも協力してもらってサプライズ準備をしてたってわけ」
アイツ、というのはおそらく引き継ぎを依頼したトレーナーさん。……二人がかりで隠蔽されてはわかるわけない。うまく誤魔化していたつもりが、誤魔化されていたのは私の方だとわかって、なんだか力が抜けてしまった。
「バレてたんだ、家が決めた結婚って」
「どこにあんな不幸せそうな花嫁がいるんだよ」
「……ふふ。もうどこにもいないよ、不幸せな花嫁なんて」
ゴールドシップを見つめると、こちらを見つめる瞳と目線がぶつかった。
「だって、貴方が連れ出してくれたから。ここに居るのは、世界一幸せな花嫁だけだよ」
「……!」
彼女は一瞬面食らったような顔をして……少しだけ頬を染めて、へへっと笑った。
「宇宙一の間違いじゃねーの?」
「……あれ?照れてる?」
「夕日のせいだろ」 - 16二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 21:49:59
- 17二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 21:50:27
- 18二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 21:50:35
婿(になる予定だった人)
「やれやれ、俺は最初からお呼びじゃなかったようだ、♀トレ....幸せになれよ」 - 19二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 21:50:36
俺はゴリゴリのおっさんだけどこういうの見ると夢女が本気で羨ましくなる...
- 20二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 22:14:43
お前も夢女にならないか?
- 21二次元好きの匿名さん22/01/04(火) 22:17:48
- 22二次元好きの匿名さん22/01/05(水) 09:06:12
心が夢女ならそれはもう夢女なんだよ
- 23二次元好きの匿名さん22/01/05(水) 20:47:49
これやると犯罪になるから愛の逃避行もセットにしてもっとロマンチックにしよう
- 24二次元好きの匿名さん22/01/06(木) 02:23:24
やっぱり乙女ゲーだったか…