俺はノルンエースの幼馴染

1◆523wbZg0DApn22/01/04(火) 20:31:26

幼稚園、小学校、中学校が同じで、家も近かったんでよく遊んだりしていた。定期テストの時には分からない所を泣きついたり、逆に向こうから泣きつかれたり。
俺とノルンエースは竹馬の友だった。
それでも別れは来るわけで、俺はカサマツ工業高校に、ノルンエースは笠松トレセン学園に行くことになった。
ある日の事だった。
ノルンエースからLANEが来た。
『明日、レースに出るから応援してね』
翌日、俺はカサマツレース場へと足を運んだ。それが俺の新たな道を開かせるとも知らずに。

コーナーをカーブし、ウマ娘達は直線コースへ入った。俺は固唾を呑んでそれを見ていた。
ノルンエースが前に出ようと───あるいは妨害しようと必死に足を伸ばす、次の瞬間。俺には砂が爆発したように見えた。
「「すげぇ…」」
偶然か、俺とノルンエースは同じ反応をしていたらしい。
そうして俺は、その芦毛のウマ娘に────オグリキャップに脳を焼かれる事となった。

そして今は、ノルンエースと一緒にオグリを応援している限界オタクになった。ウルフェスの金も飛んでいくが、まあいいだろう。