- 1二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 19:49:15
- 2スレ主23/11/24(金) 19:51:25
- 3スレ主23/11/24(金) 19:53:28
最初のスレまとめ
グエルの片想いから恋人になるラウグエグエルは幼少期にジェターク家に迎えられた弟のラウダに兄としてしっかりしなければと思いつつ、後継ぎとして厳しく育てられていたことによる孤独感がいつも寄り添ってくれるラウダによって癒されるのを感じていた。グエルはラウダが父から干渉されない範囲では自分をできる限り気遣ってくれるのを感じていたし、そんなラウダの優しさに成長と共に少しずつ惹かれていった。
グエルは思春期に入りラウダへの恋を自覚してからは、ありえないと何度も自問自答しつつもラウダも自分のことを好いてくれているかもしれないという希望が捨てられなかった。
しかし、相手は血の繋がった弟という罪悪感、そして今の関係を壊したくない気持ちもあり踏み出すことはできない。
ラウダと出会ってから月日は流れ、15歳になったグエルはラウダと共にアスティカシア高等専門学園に入学した。
ジェターク寮は1、2年生は2人部屋、3年生は1人部屋、寮長と副寮長は少し広い個室を与えられる。
通常は相部屋の相手は特に考慮されないが、ここはジェターク社が支援するジェターク寮。
ジェターク社の御曹司が入寮するならば、その弟と相部屋になるのは決定事項だった。
ジェターク邸では別々の部屋だった2人。…telegra.phPart2まとめ
グエルの片思いから恋人になるラウグエ2朝起きると1 ラウダの顔が真近にあった(A)
2 いつもの自分のベッドの上だった(B)
dice1d2=2
グエルの色事の知識
1-60はキスから男女、61以上は男同士
dice1d100=71
ラウダの色事の興味、20以上なら下のダイスで知識も(1-60はキスから男女、61以上は男同士)
dice1d100=66
dice1d80=56
朝起きると、いつもの自分のベッドの上だった。
グエルは周囲を見回す。ラウダはまだ寝ているようだ。
果たして昨夜の出来事は現実だったのだろうか。ラウダと恋人になるなど自分の願望が見せた夢ではないのだろうか。
グエルは起き上がり、ラウダのベッドの横にしゃがみ込む。
こうしてラウダの寝顔を見つめる夜はたくさんあったが、こんな朝にまじまじとラウダの寝顔を見るのは初めてだ。
そうこうする内にぼんやりとした頭が覚醒してきた。
昨夜の出来事は現実だ。夢ならこんなにはっきりと、温かくて柔らかいラウダの唇の感触を思い出せるはずがないのだから。
昨日の記憶がはっきりと蘇ってきて、グエルはまたベッドに戻りシーツを頭から被りたくなった。
決闘の興奮が少し残っていたとはいえ、昨夜の自分はかなり浮かれていたと思う。…telegra.ph - 4スレ主23/11/24(金) 19:55:25
Part3まとめ(閲覧注意の部分があります)
グエルの片思いから恋人になるラウグエ3「あっ」開けた視界でラウダとぱちりと目が合う。ラウダの瞳はとても真剣な色をしていてグエルは目をそらせない。ラウダの前で情けない兄になりたくはないのに自分がひどい顔をしていることだけは分かる。
「兄さん」
ラウダの顔が近づく。何か言う間もなく唇を重ねられた。自分の胸の鼓動がうるさくて今にもはちきれそうだ。自分から口づけた時はじんわりとした温かさを感じたのに、今回はラウダの熱を感じるのが気持ちよくて仕方ない。
しかも、今回はそれだけでは終わらなかった。
しばらくするとラウダの唇が離れようとする。グエルは寂しくなって無意識にそれを追いかけた。
ラウダの右手はいつの間にかグエルの頬にかかり、耳をなぞるように撫でた後、首筋をくすぐってくる。
「あ、んっ」
後ろ髪に差し込まれるラウダの指にも快楽を感じてしまい、もっととねだるようにラウダの唇に自分の唇を押し付ける。ラウダもそれに応えてくれて、2人の口づけはより深まろうとしていた。
「んん、っ!?」
ふいに、温かくて湿ったものがグエルの唇に触れた。ラウダの舌だ。グエルが驚いて少し唇を開くとそれは中に入ってきた。
「っ......、んぁっ」
歯列をなぞられた後、さらに奥…telegra.phPart4
グエルの片思いから恋人になるラウグエ4「兄さん......」ラウダに呼ばれて視線を上げると、自分のことを愛おしそうに見つめる瞳と視線が絡む。
今日は平日だがグエルはラウダに愛されていた。基本的に週末に抱き合うと最初の朝に決めたものの、気分が昂ればその限りではない。
グエルは決闘した日の夜などはラウダと特に身体を重ねたくなる。初めは我慢して隣で悶々としながらベッドに横になっていたのだが無意識にラウダに身体を擦り寄せてしまい、それに気付いたラウダが応えた形だ。
ラウダの方も回数は少ないが決闘の後はいつもより性急な気がする。ラウダは決してグエルを傷つけるような乱暴なことはしないが、そういう時は少しだけ荒っぽいのでグエルはそれが自分自身を求められているように思えて普段より興奮するのだった。
少しだけ困るのが決闘の後にラウダの姿を見るだけで夜のことを思ってしまうようになった事だった。ディランザに乗っている時は闘争心が湧いたり集中しているため影響はなく、ブレードアンテナを斬り飛ばした後ラウダの「お疲れさま」という声を聞く時も安心するだけだが格納庫に戻ってディランザから降り、すぐにグエルの顔を見に来てくれるラウダの姿を見るとたまらなくなる。
さりとて決闘…telegra.ph - 5スレ主23/11/24(金) 20:09:09
(いつも感想や保守ありがとうございます!ずっとグエルがもだもだしてますが12話後の3ヶ月間に考えてた話なのでその影響が大きいです)
- 6スレ主23/11/24(金) 20:10:11
(続き)
「これは、何でもないんだ。朝起きたらこうなってて」
「うん」
「決して変なことしようとしたわけじゃないぞ」
「分かってるよ」
嘘ではないが必死に取り繕おうとするグエルに対してラウダはいつものように落ち着いた声音で返事をする。
「しばらくしたら収まると思うから離してくれ」
「どうして?」
ラウダは不思議そうな顔をした。そこまで言わないといけないのか。グエルはいたたまれなくなってラウダの首元あたりに視線を落とす。
「......今、お前に抱きしめられると落ち着かないからに決まってるからだ。分かるだろ、それくらい」
ぶっきらぼうに告げたグエルは流石に分かってるもらえただろうともう一度身体を離そうとした。
「なっ」
しかし、ラウダの片手がグエルの背中から腰をたどりそして夜着のズボン越しにグエル自身を撫でたためグエルのラウダから離れようとする試みは今度も失敗に終わった。
「無理に落ち着かせなくてもいいんじゃないかな」 - 7二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 20:23:10
ワ…!大胆!
- 8二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 20:42:04
ほしゅ
- 9二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 21:11:07
ほしゅしゅ
- 10二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 22:00:45
(^ ^)
- 11二次元好きの匿名さん23/11/25(土) 09:56:55
ほしゅ
- 12二次元好きの匿名さん23/11/25(土) 21:30:32
ほしゅっしゅ
- 13スレ主23/11/26(日) 08:56:34
「時間が」
「何か予定があったっけ?」
「そうっ、じゃねえ」
グエルは朝からそのような行為に耽るものではないとラウダに伝えようとしたがラウダには通じていないようだった。その間もラウダの手はグエルの下着の中に入ってきた。
「ひゃっ、準備してないから」
「関係ないだろ」
「関係あるだろ!」
グエルが少し大きな声で叫ぶとグエルを高めようと動かしていたラウダの手が止まる。
「どうして?」
不可解そうな弟の顔にグエルは言葉に詰まる。
「......お前と、す、するのにこのままってわけにはいかない。昨日一緒に風呂に入ったから俺が何にもしてなかったのは知ってるだろ」
「えっ」
ラウダは驚いたような顔をした。
「兄さん。僕、そこまでする気ないよ?」
「は!?あっ」
グエルは自分の勘違いに気付いた。いつもは流れでそうなるので、このまま進んだ場合今回もそうなると思っていたのだ。 - 14二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 19:59:16
ほしゅ
- 15二次元好きの匿名さん23/11/27(月) 07:11:14
☆
- 16二次元好きの匿名さん23/11/27(月) 18:14:54
ほしゅ
- 17スレ主23/11/27(月) 22:55:25
グエルは羞恥のあまりラウダの肩口に顔を埋めた。
「いいよ。兄さんがしたいならこのまま......」
しかしラウダがグエル自身に指を絡めてきたのでグエルは急いで返事をした。
グエル
1 「もう自分でやるからっ」
2 「そ、そうだな。勘違いしていた。そこまでやらなくていい」
3 「お前はどうなんだ?」
4 「してくれ......」
dice1d4=1 (1)
- 18二次元好きの匿名さん23/11/28(火) 07:40:47
保守
- 19二次元好きの匿名さん23/11/28(火) 13:36:21
兄さん拗ねちゃった?
- 20二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 00:40:09
ほ
- 21二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 07:39:45
しゅ
- 22二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 17:59:56
保守
- 23二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 01:15:40
☆
- 24二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 07:37:43
保守
- 25スレ主23/11/30(木) 19:03:30
「もう自分でやるからっ」
グエルは自分の手をラウダの手に重ねて静止した。どう答えても恥ずかしいとグエルは思った。
「そう」
短いラウダの返事にグエルが恐る恐るラウダの肩に埋めていた顔を上げるとラウダはばつの悪そうな顔をしていた。 - 26二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 04:32:43
ほしゅ
- 27二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 07:42:48
ほ
- 28二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 18:15:17
ほしゅ
- 29二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 06:06:36
hosyu
- 30二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 17:07:52
保守
- 31スレ主23/12/02(土) 22:49:24
「ごめん、調子に乗りすぎたよね」
ラウダは申し訳なさそうに瞳を一度伏せて、ゆっくり下からグエルの瞳を窺うように見つめた。
それを見たグエルは弟に何か悪いことをしたようで悲しくなる。実際グエルは何もしていないがラウダのこういう顔に弱いのだ。