【🎲】『私と、ただ1つの栄冠』2

[1 ◆GHG8U7fWgc 23/11/27(月) 23:10:25]

【🎲とかスレ】『私と、ただ一つの栄冠』｜あにまん掲示板

GI1勝縛りで架空馬とオリウマを適当に作るスレです、このスレ中に2人目を開始するくらいかしら？

2スレ目ですがまったりと続けて参ります

【前回までのあらすじ】

小柄で自己肯定感の低いウマ娘、シンシュウムテキ。

あるレースを見た勢いで入ったトレセン学園で彼女は才能を開花させ、サウジダービー勝利という栄冠をつかむ。

しかしそれは、周囲の嫉妬の声が強まることと裏返しであった…

[2 二次元好きの匿名さん 23/11/27(月) 23:13:20]

建て乙さんです

[3 二次元好きの匿名さん 23/11/27(月) 23:13:56]

たて乙〜

[4 二次元好きの匿名さん 23/11/27(月) 23:15:16]

たておつ保守

[5 二次元好きの匿名さん 23/11/27(月) 23:16:05]

建て乙
楽しませてもらってます

[6 ◆GHG8U7fWgc 23/11/27(月) 23:17:06]

ちょっと振り返り
シンシュウムテキ
栗毛　牡　
父オルフェーヴル　母父クラグオー(!?)
美浦所属　2歳から4歳まで走って11戦4勝
主な勝ち鞍　東京大賞典（G1）　サウジダービー（G3）
脚質　逃げ
サウジダービーを快勝するも、怪我のため10か月もの休養を余儀なくされる。が、復帰戦となった東京大賞典を復活Vし、新時代のダート王になるかと思われた。だが、その後は気性悪化もあり6戦して未勝利のまま引退。
幼少期にほかの馬に蹴られた経験があり、馬群を恐れる性質があった。逃げ戦術はそのために行っていた。

ウマ娘としての特徴
・身長136ｃｍと小柄
・巨乳
・ボサ髪、ギザ歯
・ウオッカと仲が良い（史実つながりがあるらしい）
・ヤマニンゼファーのレースを見て入学を決めた
・小さいころ容姿のせいでいじめられていた
・それが尾を引いて自己肯定感がドブカス
・走行フォームが汚い
・勝負服は体型が隠れるようなデザインになっている
・脚部に問題あり…？

これまでのイベント
・クラスで起きたケンカを仲裁した
・限界を無視した自主トレを行おうとしたが、ウオッカに止められた
・海外遠征適応が全然うまく行かなかった
・ストレスでやけ食いしたら（主に胸部分の重量増加で）体重が大幅増
・周囲の嫉妬の感情を察してしまい…（これから書く予定）

[7 二次元好きの匿名さん 23/11/27(月) 23:17:43]

立て乙、即落ち回避ー

[8 ◆GHG8U7fWgc 23/11/27(月) 23:20:02]

（もう時間が割と遅いので再開は明日以降になるかも…？）

[9 二次元好きの匿名さん 23/11/27(月) 23:22:49]

はーい
お疲れ様です

[10 二次元好きの匿名さん 23/11/27(月) 23:23:05]

人気は出そうな経歴

[11 二次元好きの匿名さん 23/11/28(火) 04:30:49]

栄冠を目指す前に自分との戦いが続きそうで辛い
レースを楽しめるようになれるといいが

[12 ◆GHG8U7fWgc 23/11/28(火) 15:18:53]

シンシュウムテキは臆病である。そうでなければ、悪目立ちしてしまうから。
シンシュウムテキは耳が良い。そうでなければ、害意があることを回避できなかったから。
シンシュウムテキは危険を良く察する。そうでなければ、嫌がらせの端緒に気付けなかったから。
過去が育んだ、長短一体のパーソナリティ。昔ほど嘲笑に、そしてそこから始まる暴力に怯えなくなっても、魂の中にそれらは生きていた。

だから聞こえた、察せた、そして分かった。
自分が走ることで不幸になる他者の嘆きが。
異質なモノを軽蔑し、しかしそれには並べない矛盾に惑う声が。
行き場のない憤慨を、具体的な悪意に変えようとする独り言が。
自分がもたらした数々の結果……僅かな称賛と、それを超える敵意とが。昔、運動会の徒競走を全速で走り終えた自分に刺さっていた視線と似たものが。

じゃあ、何もしなければいい。
自分がいなくなれば回避できる悲しみなら、そうすればいいじゃないか。それしか私にはできないのなら。それで将来の自分の安楽が少しだけ守られるなら。
机の中に詰め込まれた落書き付きのメモ帳をゴミ箱に捨てている中でも、学校の日常は過ぎていたように、一人が少し悩んでいる程度で、世界は止まらないはずだから。


ある日、シンシュウムテキは練習に来なかった。

[13 二次元好きの匿名さん 23/11/28(火) 20:58:37]

イベント挟んで復活する感じかしら

[15 ◆GHG8U7fWgc 23/11/28(火) 23:05:16]

(規制を食らったせいで遅くなりました)

ムテキの様子は明らかに良くない。トレーナーとしては彼女に何とか立ち直ってもらいたいものだ。
どうすればよいのか、なんと声掛けすればよいか…

シンシュウムテキをトレーナーはどのように説得したか、下3つからダイスで
皆様お願いします

[16 二次元好きの匿名さん 23/11/28(火) 23:10:28]

君は、君を好きな人の声にも耳を傾けるべきだ

[17 二次元好きの匿名さん 23/11/28(火) 23:11:57]

彼女達の声を聴くことがつらいのは分かる。けど、だからと言って、君が今掴んでいる栄光を手放さなければいけない理由にはならない
君も、もっと幸せになってもいいはずだ

[18 二次元好きの匿名さん 23/11/28(火) 23:12:32]

筋肉を鍛えれば些細なことは気にならなくなるぞ
パワー！

[19 ◆GHG8U7fWgc 23/11/28(火) 23:18:18]

dice1d3=2 (2)

1　君を好きな人の声に耳を傾けてごらん

2　君は幸せになっていいんだ

3　人は裏切るが筋肉は裏切らない！

説得の効果　dice1d100=77 (77)

[20 二次元好きの匿名さん 23/11/28(火) 23:34:23]

毎回綺麗なとこを引いてくれるねぇ

[21 二次元好きの匿名さん 23/11/29(水) 07:04:01]

シンシュウトレのイケメン度が上がった

[22 ◆GHG8U7fWgc 23/11/29(水) 12:50:10]

「これ、キミのトレーナーさんから。渡しといてくれって」
ルームメイトを経由して、ムテキに一通の手紙が渡された。
「キミも大変なんだろうとは思うけど…でも、どちらにせよ良い方向に進めばいいなと思ってるよ」

読み進めていく。
『君の気持ちは察するに余りある。自分を嘲笑い、時に妬む周囲の目や声への恐怖は良く理解できる。その恐怖の存在を責める事はできない』
『ただ、それでも、君は確かに栄光を掴んだんだ。運が良かっただけと言うかもしれないが、運が舞い降りてくるのは相応の努力をした人間だけのはずだ。君の努力は誰にも消せない事実だ』
『誰がなんと言ったとしても、君は、名誉を、勝利を…そして、幸福を掴んでいいんだ。もし君がそれを願ったのなら、私は絶対にそれを支えるよ』

彼女は少し、いや相当心がぐらついた。
こんな風に手間を掛けさせてしまった申し訳無さと、果たして元のようになれるのかという不安とで揺れ…そして、その奥底では、確かに燃えている何かがあった。
燃え尽きた木の残骸に燻っていた物が、再び大火となるように…

いや違う。
心の中にあった炎は、自分の管轄にあるはずなのに消せなかった。それ目立たせたくなくて　今の自分はそれをすっぽりと覆い隠そうとしていたのだ。
けれども、それを見せても良いのなら。
自分の有り処はここにあると、その炎が示してくれるのなら。

[23 ◆GHG8U7fWgc 23/11/29(水) 21:21:26]

久々に見るグラウンドのダートコースの色。
風を切る人とそれを見守る人、座って水を飲む人とまたコースに繰り出していく人。それぞれに描いてきた個性豊かな線があって、しかしそれぞれが一つの果ての無い終点─すなわち、誰よりも早く在る、という方向に進んでいる。
シンシュウムテキは、ふと不思議に思った。この若々しい活気が気に入らなかった自分は、ほんの少し前まで、日の出か日没の近辺になるまでここに来ることはなかった。ところが今はどうだろう、むしろ活気づくこの空間に、僅かではあるが好意を抱いている。最速点を求める巡礼者たちの群れに入り込んでいくのも、そこまで悪い話ではないと思えた。
スタートラインに立つ。
「じゃあ、無理なく行くように」
トレーナーの発言に無言でうなずく。そして地球を蹴り飛ばす。脚を動かす。
風が肌を吹き抜けていく。視界が後退していく。砂を蹴る音が耳に響く。想像以上の心地良さだ。このまま走り抜けていきたい。どこまでも早くなりたい。
─もしも私が幸せを得てよいのなら、その時はこの脚で…つかみ取るってのはなんか変だし、たどり着きたい、かな？うん、その方が良さそう。
一瞬頭によぎった他愛ない思考をすぐに投げ捨て、彼女は走り続けた。次の日も、その次の日も。直前まで続いた空白期を、その少し前の日常を使って、まとめて塗りきるために。


「アレがその子なのね？」
「そうそう。しばらく練習中に見かけなかったから心配してたんだけどさ、最近復帰できたみたいで。あの調子なら大丈夫そうだな」
「ウオッカ、アンタ先輩として上手くやれてるの？アンタが先輩だとあの子への影響がちょっと心配…」
「いやそんな言い方はねーだろ！俺だってギム先輩みたいに…」
「ねえウオッカ。あの子を少し見てみてください」
「うおっ！？いつの間にいたのかよマーチャン、そんな急に出てこなくたって……ん？なんかシンシュウのやつ、走りの様子がおかしくねーか…？」

『シンシュウムテキ、脚部の状態悪化のためUAEダービー出走を断念。長期休養を決定、今後はまだ白紙』

（若干唐突感があるかもしれませんが、精神面の問題のみじゃなくて身体面のやつも加えました。ダイス結果とは厳密には違いますが悪しからず）
（とはいえメンタリティに関してはもう大丈夫…になったはず）

[24 二次元好きの匿名さん 23/11/29(水) 21:23:41]

おお…一難去ってまた…

[25 二次元好きの匿名さん 23/11/29(水) 21:50:23]

これウオッカも曇るやつじゃ

[26 ◆GHG8U7fWgc 23/11/29(水) 23:44:55]

時間的都合により続きはまた明日以降になります。休養中のイベントを出す予定ですわ。
風景描写もっと上手くなりたい。

[27 二次元好きの匿名さん 23/11/30(木) 10:26:25]

保守

[28 ◆GHG8U7fWgc 23/11/30(木) 19:42:21]

『今年も行われるケンタッキーダービー。日本勢の挑戦は果たして…』
5月のある朝。
食堂備え付けテレビで、ウマ娘たちが目前の出走直前のレースに心臓を弾ませているのと同刻、とあるトレーナー室にて。
「やっぱり、行きたかったか？」
「すいません、サウジで海外は正直苦手だと分かったので、そのせいで負けて、失望されてしまうよりはいいかなと、少し安心してしまう自分が…」
「…そうか」
状況によっては、中継映像の中に写っていたかもしれない彼女とそのトレーナー。あり得たかもしれない未来は、あくまでifの中の物語として、人々の脳裏の中で消費されていくのだろう。
「トレーナーさんは…どう思っているんですか？」
「向こうでミントジュレップを飲めなかったのが少しだけ残念、ってくらいかな…ああ気にしないでくれ、君は何も悪くないから」
─大人になったら飲んでみたいな、それ。できればこの人と一緒に…って、いやいや何考えてるの私。
思わず下向きに視線を逸らす。包帯を巻いた右脚が視界に入って、少しだけ紅潮した顔が、水を一滴さされたように、若干不満げな顔を作った。

てなわけで再開致します

[29 ◆GHG8U7fWgc 23/11/30(木) 19:46:33]

ここいらで休養中のイベントを挟んでみます。

時期は dice1d3=1 (1)

1　梅雨

2　夏

3　秋

登場するウマ娘は　dice1d4=1 (1)

1　マルゼンスキー（血統繋がり）

2　ヤマニンゼファー（背景ストーリーつながり）

3　ダート組

4　dice1d100=100 (100) (ウオッカの場合、前回のイベントで登場してたので振り直しとします)

イベント内容は下3つからダイスで決めます

[30 二次元好きの匿名さん 23/11/30(木) 20:16:42]

ディスコDEフィーバー

[31 二次元好きの匿名さん 23/11/30(木) 20:17:50]

修行回、マルゼンとの特訓によりシンシュウ覚醒

[32 二次元好きの匿名さん 23/11/30(木) 20:25:32]

身長が伸びる

[33 ◆GHG8U7fWgc 23/11/30(木) 20:33:01]

dice1d3=3 (3)

1　ディスコへ繰り出せ！

2　特訓！

3　目指せ140cm！

[34 二次元好きの匿名さん 23/11/30(木) 20:45:25]

どれだけ伸びる…？

[35 ◆GHG8U7fWgc 23/11/30(木) 21:37:50]

「マルゼンスキー先輩…相談してもらいたいことが…」

「何か深刻な雰囲気ね…いいわシンシュウちゃん、どんなことでも話を聞くわよ」

「ありがとうございます…では単刀直入に言わせていただきます…身長が…伸びないッ…！」

「確かに体格は個性…個性は大事ですが…物事には限度があると思うんです…」

話を聞くマルゼンスキーも同意した。現在のシンシュウムテキの身長は年齢からすると確かに低いと言わざるを得ない。事実、マルゼンスキーは（彼女自身身長は高い方、ということも込みで）彼女を若干見下ろしつつ話を聞いている。

「確かに、体格のせいで走りに影響が出てしまうのも良くないわね」

シンシュウムテキがいくらかの嘲笑を受ける原因となった不格好なフォームも、体格のアンバランスさが原因の一端に含まれている。そこを修正できれば、レースでも良い影響が出るかもしれない。

「ああ、走りの面もあるのですが、それよりは見栄えとか…えーっと、身長が低いといろいろ言われたりとかしますし…」

見え方重視だというシンシュウの言うことも、マルゼンスキーはある程度予想できていた。ただでさえ見え方に気を遣うお年頃、他人にとやかく言われながら、視線に臆病になっていたシンシュウだけに人からの見られ方はやはり気になるのだろう。人目から隠れるより、人目にさらされてもある程度大丈夫にする、という考え方にシフトできたのは成長なのかもしれないが…

さて、どうアドバイスするべきか？

マルゼンスキーのアドバイス　dice1d6=3 (3)

1、2　食事が大事よ！

3、4　睡眠が大事よ！

5　低いことってそこまで気にする必要があるのかしら？

6　>>36 >>37　から1d2

[36 二次元好きの匿名さん 23/11/30(木) 21:47:22]

ギザ歯で髪ボサボサなやつが睡眠足りてるわけないからな…（偏見）

[37 ◆GHG8U7fWgc 23/11/30(木) 22:22:59]

「いいわ、お姉さんがナウなヤングのお悩み解決と行きましょう！レッツラゴー！」
⏰
「まずは準備運動、次にストレッチ！筋肉に働きかけて猫背修正よ！」
「背筋を伸ばして…おお、確かに筋肉が刺激される…」
⏰
「次はプール練習！体を伸ばすことで骨端線が伸びやすくなるわ！」
「泳ぎですか…頑張ります」
⏰
「さあかっ飛ばすわよタッちゃん！このスピードのGで骨を縦方向に伸ばしていきましょう！」
「待ってください、どちらかというとそれって縮む方向にｷﾞｬｰｯ」
⏰
「まだまだ行くわよ！マブいダンスで体を動かせば成長促進間違いナッシング！モチのロンでお立ち台とジュリ扇もセットね！」
「これは関係あるんですかー！？」

⏰
西日が長短2つの影を生み出した。一日が終わりつつある。
「だはあ…今日はいろいろやりましたね…なんだか疲れました…」
「ふふふ、お疲れ様～」
活動しつくして燃え尽きそうになっているシンシュウムテキと、その様子を優しい目で見守るマルゼンスキー。あっちに行ったりこっちに行ったり忙しない一日になった。
「なんだかもう部屋に戻ってとっとと休みたい…そのままベッドで寝たい…」
「そうそう、聞きたかったのはそれ！」
ウインクしながら指さす先輩の様子に、シンシュウはきょとんとした顔になった。
「え？」
「一日しっかり動くと疲れがたまる。そうすればしっかり寝れる。睡眠は身長を伸ばす第一歩なのよ！」
「なるほど…」
マルゼンスキーの意図をシンシュウは理解した。よく考えると、この頃少し夜更かし気味だったかもしれない。これなら安眠して、明日につなげることができそうだ。
「身長に大事なのは特別なことより、食事、運動、そして睡眠をしっかりと継続すること。わかったかしら？」
「…はい！」
マルゼンスキーの面倒見の良さを感じたシンシュウムテキであった。

[38 二次元好きの匿名さん 23/12/01(金) 08:06:25]

捕手

[39 二次元好きの匿名さん 23/12/01(金) 18:48:36]

果たして身長は伸びたのかどうか

[40 ◆GHG8U7fWgc 23/12/01(金) 22:02:16]

努力の成果は…　dice1d100=59 (59)

(高ければ高いほど効果があった感じです)

[41 二次元好きの匿名さん 23/12/01(金) 22:14:37]

まぁまぁ伸びてる

[42 二次元好きの匿名さん 23/12/02(土) 07:32:51]

保守

[43 ◆GHG8U7fWgc 23/12/02(土) 17:51:29]

再開ついでにせっかくなので秋辺りにもう一本イベント挿入してみます
下4つから募集してダイスで決めますね

[44 二次元好きの匿名さん 23/12/02(土) 18:02:21]

同級生がちらほらと退学したり転校したりしている
大分人数が減った教室で安どのため息をもらす

[45 二次元好きの匿名さん 23/12/03(日) 00:51:05]

逃げシス加入

[46 二次元好きの匿名さん 23/12/03(日) 00:56:23]

ヘリオスを介して伯母のやっちゃんと会う
走り方についてアドバイスを貰う

[47 二次元好きの匿名さん 23/12/03(日) 05:03:08]

ゴルシナカヤマとドンジャラ

[48 ◆GHG8U7fWgc 23/12/03(日) 09:53:52]

dice1d4=2 (2)

[49 二次元好きの匿名さん 23/12/03(日) 12:55:18]

そういえば史実ファル子も臆病だから逃げてんだっけ

[50 二次元好きの匿名さん 23/12/03(日) 23:06:56]

補修

[51 ◆GHG8U7fWgc 23/12/03(日) 23:52:02]

クソ遅い再開です、進捗が遅くて申し訳ない

夏の空気も少しずつ薄れ始め、秋風が少しずつ肌に染みるようになってきたころ。

脚部の問題からも徐々に復調していき、シンシュウムテキの復帰戦はより現実の光景に変化しつつあった。JBCクラシックでの復帰も検討したが、万全を期してここは回避の予定。となれば復帰戦はチャンピオンズC、あるいは東京大賞典か……。

これだけの休養期間を経ての実戦であるだけに、勝利のためにできることを可能な限り積んでおきたい。その一環として、同じダート路線のウマ娘にも助言をもらうことにした。そういうわけで、トレーナーが頼ったのはスマートファルコンである。同じく逃げを得意とし、ダートレースを得意としている彼女なら、相談やトレーニングの協力を申し出る相手としてはふさわしいだろう。

そういうわけで、トレーナーは信じてシンシュウムテキを送り出したのだが……

しばらくして、校内のライブステージで音楽が流れ始めた。ゲリラライブと言えば驚きとともに人々に迎えられそうなものだが、開催回数が多いせいか、最近生徒たちの間での開催そのものへの驚きは微妙に薄れつつあるとか。と言っても、ライブそのものを楽しもうとする姿勢は寧ろ年々強まりつつあるという話だが……

ところで、今日のライブにおいて、若干の驚きを伴うであろう出来事が観客には提供された。

「みんなー！今日のスペシャルゲスト、紹介するねっ！」

「今バブリーな国、サウジで逃げ切ったこの子よ！」

「は、はい、皆様ごきげんよう、シンシュウムテキと申します、はい……私などが来るのも関係各所に不敬かとは思いますが……頑張ります……」

「はいはーい、もっと声出して！さあみんなも拍手なの！」

「新メンバーの登録を完了。音声の再生準備、開始します」

（やっぱりこのユニットは巻き込まれが前提になってるの……？）

「じゃあ、新生逃げ切りシスターズのスペシャルライブ、スタート！」

シンシュウのライブパフォーマンスの出来　dice1d100=87 (87)

[52 二次元好きの匿名さん 23/12/03(日) 23:54:56]

上出来じゃない！

[53 ◆GHG8U7fWgc 23/12/04(月) 00:18:41]

数時間後、トレーナーの前にスマートファルコンと、もはや燃え尽き気味なシンシュウムテキが現れた。
「な……長い戦いでした……」
「ナイスパフォーマンスだったよシンシュウちゃん！あれだけの練習でここまで上手く行くなんて、やっぱ才能あるよ！6人体制の逃げシス、いいかもね～」
「ははあ……」
どうやら、走りの練習やアドバイスではなく、ゲリラライブの練習を中心にやっていたようだ。ウイニングライブに備えた練習も確かに重要だが、即座に実戦につながるものなのだろうか？
トレーナーが浮かべた疑問の表情を想定していたかのように、スマートファルコンはシンシュウムテキを含めた二人に切り出した。
「正直走りのことに関しては言うことなしだったから、別の方向性にしようと思ったんだよね。それでファル子が教えられることって何かあるかなー？って考えて、これが良いかなって思ったんだ」
「ダンスや歌のパフォーマンス……ですか？大事ではありますけど……」
「もちろんそのテクニックを教えるのも込みだけど……一番重要なのはね、ライブを通してレースで大事なことを知ってもらうこと！動きの大胆さと丁寧さ、みんなの前でも緊張しない心構え、そして自信。ここまで練習したことと一緒でしょ？」
「ダンスは大胆かつ繊細に、そして何物にも動じない自信を……逃げは大胆かつ正確に、そして観客やほかの相手にも動じずに、自信を持て走れ……ってこと……でしょうか？」
「正解っ！その心構えを忘れなければ、君ならきっとできるよ！」

どうやら彼女は、単にライブに巻き込んだのではなく、しっかりとした意図でこの練習をさせたらしい。ああ見えて面倒見の良い性格なのがうかがえる。シンシュウムテキにとっても、きっと良い経験になったのではないだろうか？
「それじゃあ、これからのレースも頑張ってね！一緒にダートを盛り上げていこっ！」
「……はい」


（関係ない話ですが逃げシス部分の文章を書いているときちょうどテレビで逃げシスメインのCMが流れていました）

[54 二次元好きの匿名さん 23/12/04(月) 10:40:37]

保守

[55 二次元好きの匿名さん 23/12/04(月) 11:42:28]

何やらいい感じな雰囲気
きっとこれから勝ちまくるんだろうなぁ

[56 ◆GHG8U7fWgc 23/12/04(月) 21:05:33]

時に素早く、時に緩やかに、なんだかんだで時間は過ぎていき。

『次走報：シンシュウムテキは東京大賞典へ』

この年の東京大賞典のメンバーレベル　dice1d100=43 (43)

[57 ◆GHG8U7fWgc 23/12/04(月) 21:09:17]

東京大賞典直前のイベントを下3つから選んでみます

[58 二次元好きの匿名さん 23/12/05(火) 07:05:05]

髪型を変える

[59 二次元好きの匿名さん 23/12/05(火) 13:26:00]

邪神から自分の戦績をネタバレされる

[60 二次元好きの匿名さん 23/12/05(火) 13:33:12]

地元から両親が応援に来る

[61 ◆GHG8U7fWgc 23/12/05(火) 18:41:59]

dice1d3=1 (1)

[62 二次元好きの匿名さん 23/12/05(火) 19:38:34]

まさかシンシュウがさらさらヘアーに！？

[63 ◆GHG8U7fWgc 23/12/05(火) 20:17:29]

「……」
鏡の前に立つシンシュウムテキ。本番が近づく中、「少しは画面写りをよくした方がいいんじゃない？」という噂話を聞き、見栄えをいくらか気にし始めていた。
「問題点は…まずはこの髪型から…」
セットのせの字にすら無縁なぼさぼさの髪型は、確かに見た目上の悪問題にはなりそうだ。それが好みという性癖もあるかもしれないが、それは彼女の認識とは関係ない。

新しい髪型は下3つからダイスで

[64 二次元好きの匿名さん 23/12/05(火) 23:25:54]

月野うさぎみたいな髪型

[65 二次元好きの匿名さん 23/12/05(火) 23:28:55]

縦ロール

[66 二次元好きの匿名さん 23/12/05(火) 23:31:03]

ワンレングス

[67 二次元好きの匿名さん 23/12/06(水) 08:39:54]

穂酒

[68 ◆GHG8U7fWgc 23/12/06(水) 15:36:24]

dice1d3=2 (2)

できばえ　dice1d100=32 (32)

[70 ◆GHG8U7fWgc 23/12/06(水) 21:17:47]

シ「……」
ト「まあ人生色々あるさ…例えば気合い入れたイメチェンがしょっぱい結果になるとか…」
シ「そんな具体的に言わなくても…」

やる気がちょっと下がった

[71 ◆GHG8U7fWgc 23/12/06(水) 23:08:02]

1年のレースを締めくくる祭典、有馬記念。
そしてその数日後、正真正銘最後の大一番。それが東京大賞典である。
シンシュウムテキらにとっては幸いにも、この年は有力勢がチャンピオンズCにやや集中したことで、比較的戦いやすいメンバーが相手ではあった。もっともダート中距離の頂点たるG1レースだけあり、並大抵の力では手をかけることさえ不可能という前提の下での話ではあるが。

大井レース場には、中央・地方の名だたるウマ娘が集結している。海外レースでも健闘を見せた円熟のベテラン、交流戦で実力を発揮する地方の星、あるいは悲願のG1初制覇を狙う善戦ウーマン。
そして…今日復帰戦を迎える、無限の道程を視界に収めるダート界の新星。

数分前、地下バ道内。
「相手の強さなんて気にすんな！お前が使える最高のエンジンで1着取ってこい！」
「あんまり気負いすぎないように。久々のレース、しっかり楽しんできてね！」
「ファル子もみんなもシンシュウちゃんを応援してるよー！」
年末の一日を割いて応援に駆けつけてくれたウオッカ、マルゼンスキー、そしてスマートファルコンら一同の声援を、シンシュウムテキは言葉では返さない。ただ、小さな一礼をする。これから見せる走りこそが、この声への最良のレスポンスだと信じているからこそ、言葉がなくても思いはその場を行き交えた。
ふと、視線がその場にいるトレーナーに向かう。道中立ち止まったとしても、振り返って選択を悔やんだとしても、それでも自分自身が選んだ道を進めばいい。そういってきた人物。
あるいは彼の言葉が、新しい歴史の始まりの最後の1ピースになるのかもしれない。

直前のトレーナーの台詞、下2から

[72 二次元好きの匿名さん 23/12/07(木) 01:07:08]

さあ、行こうか！

[73 二次元好きの匿名さん 23/12/07(木) 13:05:03]

君は強くなった、勝つことだけ考えて走ってくればいい

[74 ◆GHG8U7fWgc 23/12/07(木) 20:24:59]

dice1d2=2 (2)

圧勝度　dice1d10=7 (7)

[75 二次元好きの匿名さん 23/12/08(金) 06:30:18]

ﾎｼｭ

[76 二次元好きの匿名さん 23/12/08(金) 09:01:48]

しっかり勝ってる