- 1二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 01:39:51
- 2二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 01:41:26
めっちゃ可愛いよ
お嬢さん、何故そんなことを言うんだい? - 3二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 01:43:11
よっしゃおいちゃんが一皮……じゃなくて人肌脱いで女にしたるわ
- 4二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 01:43:13
ボーイッシュで男物の私服が似合ってるのが逆に良いんだ
- 5二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 01:43:43
- 6二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 01:43:56
なぜ拗ねるんだい?君はとても可愛らしいよ
- 7二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 01:44:01
その身体付きで何を言っているんだ
- 8二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 01:49:49
- 9二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 01:51:53
成人式は父さんからネクタイ借りてスーツで出てやるんだから…!
- 10二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 01:55:41
でもひょんなキッカケで自分以外誰一人家にいない時にこっそりと姉妹の私服に袖を通して羞恥と喜びと背徳感が混ざったような複雑な表情で頬を緩めるシュヴァルは確かに「いる」んだ
- 11二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 02:06:30
- 12二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 02:10:10
すみませんここに
私服も勝負服もボーイッシュだから可愛いって言われるの嫌なのかなって思って
ごめんねシュヴァル、シュヴァルは可愛いよ
から始まる同人誌があるってアリスデジタル先生から聞いたんですけど - 13二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 02:12:19
- 14二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 02:13:36
俺は姉や妹のような明らかに可愛い子よりもシュヴァルみたいな子にこそ可愛い服装をしてほしい性癖の持ち主なんだよね
それはそれとして勝負服の時点で既に可愛いが? - 15二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 02:14:12
当店セルフサービスとなっております
- 16二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 03:37:50
昨日、シュヴァルに丸一日休みを与えた。
ここのところ根を詰め過ぎていたように思ったのでリフレッシュしてもらうためだ。
「姉さんもヴィブロスも人のこと着せ替え人形みたいに……」
夕暮れのトレーナー室。
トレーニングも終わりミーティングと称した雑談の時間。
そっぽを向きつつ少し膨れっ面をしながらもそこまで嫌そうには見えない。
やっぱりシュヴァルにとって姉妹とのコミュニケーションは大切なようだ。
うんうんと相槌を打ちながらシュヴァルの話に耳を傾ける。
「二人とも僕にフリフリの服着せる口実に『私のお下がりは嫌……?』なんて言い出して」
「可愛い服なんて似合わないのに……でもそんな言い方されたら着ないわけいかないし」
「でも妹のお下がりっておかしいよね?」
「そもそも着てるところ見たことない服ばっかりで……」
普段は少し寡黙なシュヴァルがこんなにも饒舌に話をしてくれるあたり本当に仲の良い姉妹なのだろう。
それでも思うところや、いきすぎたようなところもあるのか少しヒートアップしてきた。
相槌もそこそこに口を挟むことにする。
「まぁまぁ、二人も悪気があってやってるわけじゃないだろうし」
「しかしヴィルシーナとヴィブロスみたいに可愛い服を着たシュヴァルってギャップがありそうだね」 - 17二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 03:38:18
「どうせ僕は姉さんやヴィブロスみたいに女の子らしくないですよーだ、ばーか」
しばしの沈黙の後、先程よりも更に膨れっ面になったシュヴァルがこちらを横目に不機嫌そうに言う。
……やってしまった。
普段の言動や服装から何となく男の子っぽい所があるとは言え華のトレセン学園生、失礼なことを言ってしまった。
変に言葉を選んで弁解するのもより失礼になってしまうだろうか、率直に言った方が失礼だろうか。
「……可愛いって言われるの嫌なのかなって思って」
「ごめんねシュヴァル、シュヴァルは可愛いよ」
そう言ってシュヴァルの返答を待つ。
相変わらず顔はこちらに向けてくれず表情は伺いしれない。
一瞬にも永遠にも思えるような静寂がトレーナー室を包む。
しばらくの後、シュヴァルは立ち上がりトレーナー室の引き戸に手を掛ける。
「……今日はもう上がります、お疲れ様でした」
そう言いながら出ていってしまう。
「今日もお疲れ様」
「ごめん、シュヴァル……」
辛うじて背中越しにに声をかけることはできたが一瞬見えた顔は真っ赤になっていた。
きっと怒っているのだろう。
我ながらいい歳して何をしているのだろうか。
「明日ちゃんと謝らないとな……」
一人取り残されたトレーナー室で自己嫌悪に陥るのだった。 - 18二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 03:39:27
……やってしまった。
トレーナーさんは何も悪くないのに。
寮の自室に戻りベッドでうずくまる。
トレーナーさんは僕が可愛くないとか女の子らしくないなんて一言も言ってない。
僕が勝手にそう受け取ってしまっただけだ、バカなのは僕の方だ。
……何で僕はこんなにモヤモヤしてるんだろう。
トレーナーさんが姉さんやヴィブロスを可愛いって言ったから?
それじゃまるで僕がトレーナーさんのこと……。
……トレーナーさんのことは好き、なんだと思う。
でもそれは僕のことを信じてくれて、一緒に頑張ってくれて。
だからその、恋愛的な好きじゃないはずで。
「うぅ……」
唸ってみてもモヤモヤの理由が分かるわけもなく。
「明日ちゃんと謝らないと……」
その日は自己嫌悪を抱き枕に寝苦しい夜を過ごすことになった。 - 19二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 03:42:03
- 20二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 04:23:22
- 21二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 05:37:57
良作感謝
- 22二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 07:08:40
良作SS感謝します(スタヌ)
- 23二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 12:28:29
そんなわけで他の解釈も見たいんですが何方かいらっしゃいませんか?
- 24二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 16:01:25
SS感謝します
まさか本当にセルフサービスするとは思わなんだ…… - 25二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 17:59:33
その日はトレーナー室でなんでもない話をしていた。
【シュヴァルのお姉さんと妹さんって、オシャレだよなあ。】
トレーナーさんは何気なく言ったんだと思うけど、僕は反射的に
「‥‥二人は僕なんかと違って‥‥。」
「僕なんかがオシャレしたって‥‥。」
なんてネガティブになってしまう。
【シュヴァルこそオシャレしたら凄いんじゃないか?】
「ぅえ!?‥‥な、なんでそんな?」
【え、だって可愛いし。】
「‥‥へ!?///」
想定外すぎる一言。
【思いっきりおめかしした姿、見てみたいな〜。】
「‥‥〜〜っっ!!///も、もうやめて下さい!!これ以上はっ!!」
じょ、じょうちょがおかしくなってしまう。
それから僕はトレーナーさんとまともに顔を合わせられず、早退させてもらうことにした。 - 26二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 18:00:05
その後、トレーナーさんの"おめかしした姿が見たい"という発言が忘れられず、僕は姉さんに相談する事にした。
(‥‥はぁー、久々だな。僕から姉さんに相談したの。)
(‥‥それにしてもこの格好。僕じゃないみたい‥‥///。)
電話をしたのは数日前。そして現在、姉さんは僕を全身コーディネートし、ヴィブロスは「シュヴァちのトレぴにサプライズ〜♪」とか言って、勝手にトレーナーさんを呼び出している。
(こっちは心の準備ができてないのに‥‥うう‥‥///)
(‥‥トレーナーさん。また、可愛いって言ってくれるかな‥‥。) - 27二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 19:30:49
距離感の近いシュヴァルとトレーナーもまた良い…
- 28二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 20:00:34
じゃ別の切り口で
突然だけど、別に僕は可愛いものは嫌いじゃない。
見るだけでもわくわくするし、何となく明るい気分になれる。
でも僕の着たい「可愛い」と姉さんやヴィブロスが求めてくる「可愛い」には差があるように思う。
何というか、2人の路線は僕に言わせてもらえば「派手」に近い。
(うう…あんな短いのやだ。ショートパンツならまだマシなのに!)
先日いつも以上に抵抗した僕に対し「そこまで言うなら、来週の日曜日に私とヴィブロスを納得させてみなさい」と姉さんが言ってきた。
曰く「可愛さで自分たちを納得させられるなら当分は口を出さない」とのこと。
で、ネットで見ていてもいまいちピンと来なくてこうして土曜のショッピングモールに来てみた。まではよかったんだけど。
押しの強い店員さんがすすめてくるのは何かデザインの凄く攻めてる感じのキャミソールとか、かなり短いミニスカートばっかりで、限界が来てこうして逃げてきてしまったのである。
- 29二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 20:16:28
「ん、そこにいるのは…シュヴァルか?」
「こんにちは、トレーナーさ…ん」
偶然通りかかった僕のトレーナーさんはいつもの学園で見る格好じゃなくて、少しラフだけど清潔感があるジャケットとパンツを着ている。
何だか妙にそわそわするのは気のせいだ、うん。
「こんなに人の多いところにいるなんて珍しいな。買い物か?」
「買い物は買い物なんですが、実は…」
かいつまんで今回の経緯を説明したところ、トレーナーさんは少し考え込む仕草をした後でひとつ提案をしてきた。
「俺もあまり詳しくはないから建設的なアドバイスは出来ないと思う。だから、マネキン買いの要領で着たいものに近かったアイテムを組み合わせるのはどうだろう?」
「なるほど…それぐらいなら、何とか」
「もしよければこの後付き合うよ。荷物持ちも必要だろう?」
「えっ!?」
こうして思いがけずトレーナーさんというアドバイザーを得た僕は、どうにか満足いく買い物を終わらせると日曜日の姉さんとヴィブロスを納得させることに成功した。
なおその日の会話の最中にヴィブロスが「ってことは…シュヴァちのコーデはトレち染めってこと!?」と食いついてきて別の意味で災難に遭ったのは内緒である。
- 30二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 20:21:35
続けたまえ
- 31二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 20:43:50
自分はシュヴァルとトレーナーが似てるところあるみたいな書き方したけどスパダリも良いなぁ…
- 32二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 22:17:09
トレーナーさん相手には「…ばか」とか言えちゃう程度に距離近くなりますように