- 1二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 00:46:33
その生徒が先生を庇って致命傷を負い、先生が無事で良かったと最初は満足するんだけど、死が迫るたびに死の恐怖と先生や友達ともっといろんなことをしたかった未練に襲われて最後は『死にたくない』と泣き叫んで力尽きる怪文書を書いて下さい
ここでスレ主はヒナの怪文書を
――先生を護れた
腹部に広がる激痛と流れ出る大量の鮮血を感じながら、最初は満足感を抱いていた
先生は私を抱きかかえて呼びかけてくれる……嬉しい……
だから、私は満足して――
『ヒナ!来週風紀委員と一緒にカフェに行く予定でしょ!死なないで!』
ああ、そうだったわね……どんな料理食べられる筈だったんだろう、皆で……
――先生なら、あの子達を正しく……でも、そこには私が……
――いやだ、まだやりたい事がいっぱいある
先生と、風紀委員会の皆と……もっと遊びたいよ
――し、死にたくない……死にたくない!
『や、やだ……先生助けて……』
もっと、先生と遊びたい。もっとあの子達と分かりあいたい
出来た筈なの、こんなことにならなかったら……
『わ、私だって……頑張ったのに……やだ、やだぁっ!』
死にたくない……死にたくないよぉっ……!
消えゆく意識の中、私の頭の中は絶望と……未練だけしか存在しない
だってこんなのあんまりだ。私は頑張った。頑張ったから色々な事が出来るんだ
だから――死にたくないよぉっ! - 2二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 00:50:53
定期的に立つ人の心スレ
でもここまでシチュが限定されてるとみんな似たりよったりの反応になりそうだなあ… - 3二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 00:53:36
先生との未来や死の恐怖等を諸々含んで『死にたくない』と泣き叫ぶのが癖ジャないか…(愉悦部笑み)
- 4二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 00:55:55
マコトが先生庇うと思えない…どうすれば…
- 5二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 00:58:04
- 6二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 01:00:30
このレスは削除されています
- 7二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 01:05:15
まずあったのは、安堵だった。
私の体を大きく損傷させるほどの攻撃はキヴォトスにおいて数えられるほどしかない。方舟の主砲スーパーノヴァ、多次元解釈により空間ごと裁断する技術、色彩を応用した異空間への追放と反転。
だから不安だった。あれだけ命を懸けて後輩や大切なものを守ろうと思っておきながら、本当にそんな覚悟はあるのかと。私は自分の頑丈さによって、自分の可能性を勘違いしているのではないかと。
しかし今ではそれらが杞憂であったと胸を張って言える。こうして自分でも死ぬような攻撃から人を守ることが出来たのだから。
だが、そんな安堵だけで世界から去ることが出来るほど、自分の人生は冷たいものではなかったらしい。
あの子達はこれからも戦っていけるだろうか。いつだって目が離せない、そして目に入れても痛くない後輩達。私はまだ彼女達に、私の持つ全てを託せてはいない。アビドスの存続、シロコちゃんとノノミちゃんがリーダーとなる来年の土台、その先にあるアヤネちゃんとセリカちゃんの時代……その準備を、まだほとんど終えていない。
何より、未来の彼女たちをもう見ることが出来ないことがなにより辛い。
「ああ……死にたくない、な……」
最後に涙を流したのが何時だったか覚えていない。もしかしたら人生で最初かもしれない。
泣き叫ぶほどの熱はもう体に残っておらず、ただ悔しさを弱々しく噛み締めることしか出来ない。
ただ、きっとこれは罪ばかり重ねてきた自分への罰であり、同時に彼女と同じ悔いを残してこの世界を去ることが出来るなら僥倖である。そう思いながら消えゆく世界に動かない手を伸ばした。 - 8二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 01:08:23
――致命傷を負った
ヒフミと先生を助けられた結果だ――後悔はない
だから、私は最後に二人に笑みを浮かべて感謝の言葉を
『私は……助かるんだよな……?』
……私は何を、言っているんだ?
どう考えても助からない
だから最後に感謝の言葉を述べないと――
「大丈夫、大丈夫ですから!」
「アズサ!アズサ!」
ああ、私を心配してくれるんだな……嬉しい……
こうならなかったら、どういう事が出来た……だろう……な……
――赤く染まったペロロ様を、ヒフミが私の胸に押して安堵させようとした
それだけで、もう駄目だった
『し、死にたくない……ヒフミともっと遊びたい!ここで終わりなんて嫌だ……!』
使命感で抑え込んできた本音が、叫びとなって迸る
『もっと、もっとヒフミと先生と、皆と……一緒に居たいよう……!』
こんな胸の軋みは、どの苦痛よりもすさまじかった
だって、こんな結末に至るなら……全ては、無意味じゃないか……!
いやだ、いやだぁッ! - 9二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 01:16:11
―――けほ。
先ず咽た。口の中に広がる鉄の味どうやら肺をやられた。
下を見る。まろび出た自分の中身が散らばっている。ああ、こんな色なんだ。
右腕の感覚がない。麻痺じゃない、そもそも先がない。
右側が見えない。機能そのものが潰れて消えている。
自分の状況を冷静に見れる、作戦参謀故の癖なのだろうか。
―――助からない。そう判断するのに時間はかからなかった。
先生はどうなったんだろう。
ここはオフィスビルの上階、見るも無残な姿に変わり果てたショールームを、その先の割れたガラスの先を見る。
下は川だ、分かって突き落とした。先生だけは助けたくて、力の限り突き飛ばした。
―――無事だといいな。
そう思いを巡らせる。骨くらいは折れてそうだけど、この騒ぎなんだからきっと誰か来る。先生は皆の人気者だ。嫌になるくらいに、私は知っている。すぐに救助される。
―――けほ。
また咽た。赤いものが自分の中身に散らばった。
そろそろ、目が霞んできた。
百花繚乱もこれからで、ナグサ先輩も帰ってきた。レンゲもユカリも張り切ってる。それなのに、こんなところで……。
―――先生。ありがとう。
あなたのおかげで、百花繚乱は再起できた。最初は冷たく当たってごめんなさい。それから。
「大好きです。先生」
―――嗚呼でも、死にたくないな。
私の青春、これからなのに。 - 10二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 01:20:20
普段絶対に弱みを見せないような子が今際の際にボロボロに崩れちゃうのいいよねよくない
- 11二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 02:17:45
こういうシチュって普段自分を軽んじてる子のが輝くよねってことでミサキで一つ
最初に思ったのは──ああ、丁度いいかな、って。
“……ミサキ! しっかり! すぐに助けが……”
全く、この人は。ついさっきまで死にかけてたのは自分の方なのに。私が庇ってあげなかったらどうなってたことか。
でも先生が無事で良かった。それに……これでやっと終わりにできる。
ずっと逃げ出したかった。全てが虚しいこの世界から。
試せる方法は何でも試した。でも私の周りにはお節介な誰かさんがいて、そのたびに邪魔されて。何度苛立ったことか分からない。でも……こういう死に方なら、流石のリーダーも文句は言えないよね。
どうせこのまま生きてたって、これからの私の人生には苦痛しか待ってない。ならいっそ、ここで全部おしまいにするのも悪くない。
ヒヨリと姫のことは気がかりだけど、あの二人だって軟じゃない。私がいなくなったってきっと大丈夫。
最後の最後で、自分にとって少しでも意味のある人のために逝けた。それだけで満足。その、はずなのに。
──あれ。なんでだろ。なぜだか昔のことばかり思い出す。走馬燈ってやつかな。子供の頃、盗んだパンを三人で分け合って食べた思い出。初めて姫と出会った日のこと。アズサを拾った頃のこと。リーダーが……姉さんが私を叱ってくれた時のこと。
全てが無意味で、楽しいことなんてひとつもなかった人生だって、そう思ってた。そのはずなのに、どうして。
……私は今、泣いているんだろう?
いやだ。
「……たくない」
“ミサキ……?”
「しにたくない……こわい……しにたく、ないよぉ……!」
ああ。痛い。寒い。苦しい。死にたくない。このまま終わりなんて嫌だ。辛くたって虚しくたって、姫やアズサに、ヒヨリに、サオリ姉さんに、もう二度と会えないなんて嫌だ。まだ仲直りもしてないのに、そんなの絶対に嫌だ!
「やだよ……たすけて。たすけて、せんせぇ……」
もう手遅れだって、祈りなんて届かないってとっくに知ってたはずなのに。それでも子供みたいに泣き喚いて。最期の力を振り絞って、手を伸ばす。
だれか、たすけて。たすけて、たすけて、たすけて!!!
「たすけて……おねえちゃん」
だけど世界はいつだって残酷で。伸ばした手は力なく空を切って。……今度こそ、姉さんは助けてくれなくって。
──やくそく、まもれなくって、ごめんなさい。 - 12二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 02:21:32
SS書いてて思ったけど、これMTRスレに見せかけた高度な先生曇らせスレでは?
- 13二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 03:06:33
「先生…」
"レイサ!しっかりして!"
「良かった…お怪我はなさそうです…」
"うん、レイサの……お陰だよ"
突然の襲撃にあいました
どうにか私だけで応戦していましたけど、他勢に無勢ですっかりボロボロです
その隙をつかれて先生が撃たれそうになって、何にも考えずに前に飛び出しました
立ち上がれなくなってしまいましたが、それでもひたすら撃っていたらいつの間にかいなくなっていました
お腹周りがべちゃべちゃな理由は水を被った訳ではありません
"きっと大丈夫。すぐに救護騎士団を…"
そう言って立ちあがろうとする先生の裾を必死で掴みました
「先生、お話ししませんか?」
"大丈夫、すぐに…"
「お願いします…」
先生は私を見て、私の血で濡れた地面にそっと座ってくれました
"…分かった。いっぱい話そう、レイサ"
昨日あった楽しい話をしたら先生が笑ってくれて嬉しいです
先生の話もとっても面白くて、お腹の穴も気にならなくなりました
だんだんめのまえがかすれてきました
「せんせい、いますか…?そこにいますか…?」
ふあんになってきいてみたらてをにぎってくれました
あったかいのがこわいです
"…サ!しっかり…!!"
「せんせい、いやです…もっといっしょに…きょうやまかずさも…」
さけびたいのにこえもでなくて、せんせいのてをにぎって
「せんせい、せんせい…しにたくないです…」
にぎってくれるてをひっしににぎりかえして
「死にたくない」 - 14二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 07:59:44
あげ
- 15二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 12:02:25
闇の深いスレだな…
- 16二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 12:06:09
「覚悟していたはずなのにいざその時になると怖くなって『死にたくない』と言ってしまう」という性癖
理解るよ - 17二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 16:46:58
いいよね
最期まで気丈に笑うのもいいけど、最期は子供らしく泣きじゃくるんだ
先生はその子の手を握って何の意味もない慰めと励ましの言葉をかけるしか出来ない…
みたいな感じだと心が痛むと同時に仄暗い悦びを覚えてしまう
- 18二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 19:48:20
- 19二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 21:08:28
歯噛みってレベルじゃねぇ……
- 20二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 23:19:08
推しという光が強ければ強いほど闇も生まれるものだ
- 21二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 00:40:56
これ全部同一時間軸上で起こってるなら先生が悲惨すぎる……
- 22二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 07:44:25
- 23二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 18:04:59
プレ先のアナザールートでもあり得る
- 24二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:11:18
保持
- 25二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 23:26:34
ヒヨリを思い浮かべたけど文章思い浮かばないから誰か書いてくださいませんかね…?(他力本願)
- 26二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 01:40:17
──√\──√\──√\──
ああ……痛いですね。苦しいですね。どうして人生って、こんなに辛いことばかりなんでしょうね。
先生を庇って大怪我を負った私がこの病院に担ぎ込まれてから、どれくらいの時間が経ったでしょうか。
こんなにふかふかのベッドでぐっすり眠れたのは久しぶりで、ちょっと得した気分です。……嘘です。本当はもう体の感覚がほとんどありません。初めは体中が痛くて痛くていっそ殺してと思ったくらいでしたけど、今はもう何も感じなくなりました。
なんとなく分かります。私の体は、もうダメなんだって。
“大丈夫だよヒヨリ。きっと良くなるから。治ったらまた雑誌とかお菓子とか、ヒヨリの好きなもの何でも買ってあげるから。だから……”
えへへ。先生は嘘吐きですね。それならどうしてそんな悲しい顔をするのでしょうか。でも、ようやく少しだけ先生に恩返しできました。辛いことばっかりの世界の中で、先生だけはいつも私に優しくしてくれて……そのせいで、わたしは。
「……なんで、ですか」
“ヒヨリ?”
「どうして……どうしてっ! いつもいっつも! 私に、希望なんてくれたんですか! この世界は……辛くて、苦しくて、救いなんてどこにもないのが当たり前なんだって、だから仕方ないんだって、ずっと自分に言い聞かせて……なのに! 先生が、優しくなんてしてくれたから……期待、しちゃったじゃ、ないですかぁ……!!」
ああ、違います。違うんです。こんなこと先生に言っちゃダメなのに、止まりません。気づけば涙まで零れてきました。うわぁん、もうおしまいです……お終い、なんです。
──√\──√\√\/√\√\──√\──
「先生、せんせえ……っ、私、わたし……まだ、死にたくないです……この世界には、楽しいこと、嬉しいこと、たくさんあるって知っちゃったから……やりたいこと、まだ、いっぱいあったのに……!」
“ヒヨリ! っ、誰か来て! ヒヨリの様子が……”
ああ。目が、霞みます。私……とうとうダメ、みたいですね。ごめんなさい、リーダー。姫ちゃん、ミサキさん……
……やっぱり、いや、です……いやだ。いやだぁ……せん、せえぇ……
「……たすけて……たすけて、ください……いつもみたいに……わたしのこと……おねがい、ですから……おね、がい……」
しにたく、ないです
しにたく──
──√\──────── - 27二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 01:43:03
- 28二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 01:50:57
ノックアウトだと思うよ
- 29二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 02:19:27
- 30二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 09:14:04
……にはは、こりゃ駄目ですね
流石に消化器と他の臓器が損傷していちゃ、駄目ですか
顔が無事だったのは、まぁ不幸中の幸いでしょうか
あーあ、折角セミナーの皆と先生が無事だったのに、もったいないですね
ネル先輩、先程怒鳴って病室から飛び出しましたけど、泣きそうだったの忘れませんよ
あっちで再開したらおばあちゃんになった先輩を弄り倒すんですから、覚悟して下さいね
……あっちって、あるんですよね?
死んだら、無になるとかそうじゃないですよね?
――怖い、こんなのは先生の遺書を見てしまった時以上だ
先生が来た……せめて、最後位は素直に感謝の言葉を……
『しにたくない……し、死にたくないです……』
ああ――駄目だ、死にたくない
もっと、何かをしたい
だって、あの時先生とクローバーを探して……こんな日々が卒業してもずっと続くと信じていたのに……
し、しにたくない……いやだ、気づきたく無くなかった
あんなに何でって泣いていた日々が……本当に泣きたくなるほど、幸福だったなんて―― - 31二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 10:12:51
遺書概念コユキ……悲惨すぎる…
- 32二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 10:48:34
パチパチと車内のいたるところから火の手が上がる
流石の重装甲も、巡航ミサイルの衝撃を前にしては耐えきれなかったらしい
ちょっと前までドリフトをキメていた無限軌道も、恐らく千切れてしまっている
コックピットのハッチもどこが歪んだのか、開きそうにない
───おしまいですね
遠くから必死に呼びかける声が聞こえる
───ごめんなさい、先生、アズサちゃん……
ブラックマーケットのテロリストとの抗争の末、先生とミサイルの間に割って入った、その結果がこのざまだ
駆動機から爆発音が鳴る
この中もきっとすぐに同じ運命を辿るのだろう…
…
………
………………嫌だ
嫌だ、嫌だ、そんな結末…絶対に………絶対に!
だってそうでしょう?
私は、阿慈谷ヒフミはペロロ様とハッピーエンドが好きな普通の女子高生
先生や補習授業部のみんなと一緒に………!
こんなところで、私たちの青春が…終わっていい理由なんて………!!!
「だから、だから、お願いですクルセイダーちゃん!」
「車内のペロロ様を、私たちの青春を、返してください!!」
私は正義実現委員会から急いで借りてきたクルセイダーちゃん7号の主砲を
再びクルセイダーちゃん6号の側部装甲目掛けて撃ち込む
「ペロロ様は、その子は、私たちの希望なんです!」
「みんなのお小遣いと、ファウスト名義の裏金と、先生のカードまで借りてやっと手に入れたのに…」
「終わりになんてさせません!これからも続けていくんです!」
「私たちの限界ペロ活ライフを!!!!!!!」
直後、耐えきれなくなったクルセイダーちゃんが大きな音を立てて爆ぜた
「ペロロ様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」
──────ごめんね、今までありがとう
そんな声が、クルセイダーちゃんの今際の言葉が、私の耳に聞こえた気がした END - 33二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 10:58:00
・サラッとブラックマーケットに出入りする
・裏社会の首魁、ファウストとのパイプを隠し持つ
・先生や他生徒のお金を趣味につぎ込む
・戦車を7台も盗み、うち6台を破壊
・何なら制止も聞かずに戦車を戦車で砲撃
2アウトです、次はありませんよヒフミさん?
- 34二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 13:36:29
- 35二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 14:10:31
覚悟はしていたつもりだった。
あの時、サッちゃんやみんなに、先生に助けられた時、自分の幸運は使い切っていたんだろうなって心のどこかで思ってた。だから、自分のしたいことを手探りで見つけてきたし、先生にも手伝って[甘えさせて]もらった。
……そのせいだったのか。先生と一緒にいるときにアリウスの残党に見つかって、自棄になってたのか廃校を吹き飛ばすような爆発に巻き込まれて、気付けば全部が瓦礫の下だった。
(……先生は)
慌てて外に突き飛ばした先生を探すと、奇跡的に無事な姿で意識を失っているのを見つけられた。良かった、でも早く起こさないと……そう思って近づこうとしたのに、体が上手く言う事を聞かない。それどころか、手足の先から冷たくなってきて、少しずつ意識が遠のいていく。
これで終わりかという諦めと、先生が無事でよかったという安堵。急にもう会えなくなってしまった二人への後ろめたさや、サッちゃんともっと話したかったという後悔に……
(……あれ)
もうこれで終わるのに、こんなにいろんな感情が浮かんできてしまう。スクワッドのみんなや先生との日々でこんなに学んでいたんだと気付いてしまって、それが今から終わってしまうことが怖くなる。もっとしたいことがあったのに、もっと教えてもらいたかったのに、そう嘆きたいのに声が上手く出せなくて。
自分のこの気持ちすら消えて無くなることに抗いたくて。合わせた両手を倒して、喉元で親指と人差し指の先を合わせて、開きながら前に出した。
[死 ぬ、いや]
[死にたくない] - 36二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 14:11:22
拙文で申し訳ないが
- 37二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 14:16:29
乙 最後のたぶん手話なんだろうけどわからん……
アズサも含めてアリスク全滅しちゃったけど、ここまで来たらサッちゃんにはむしろ生き残ってほしいですね… - 38二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 20:18:20
ここらでナギサ様をMTRるSSが見たい
- 39二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 20:26:47
- 40二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 21:45:23
おま、クルセイダーちゃんの壮絶な最期やぞ!?
- 41二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 00:14:12
- 42二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 00:16:23
- 43二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 00:16:30
- 44二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 00:23:57
- 45二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 00:27:27
きっちり30行の力作な上に、途中まではミスリードするように作ってるのほんと草
- 46二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 03:34:14
うぅ…私はもう…ダメみたいですね…
“モミジ!大丈夫!?今助けを…”
漫画みたいに…とは、いかないみたいです…
でも、先生を守れたから…よかった…
「先生…お怪我はありませんか…?」
“私は大丈夫だけど…だけど!”
「それはよかったです…」
あの本…欲しかったな…
………いや、あの本だけじゃない。
あの本も、あの本も、あの本も………
死にたくない…です。
こんな所で、憧れの本を手に入れられずに、終わりなんて…
それに…
「いや…です…しにたく…ない…です…先生…」
“モミジ…”
先生が握ってくれてる血塗られた手に、力がだんだん入らなくなって…
先生…メル先輩…
「まだ……」 - 47二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 03:34:48
小説書くのは初めてなので、至らぬ点もあると思いますが…やるだけやってみました
- 48二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 05:16:03
ぁ、ぐ……先生、無事? ……そ、よかった……
私? 舐めないでよ、毎日牛乳飲んでるんだもん、これくらい、へっちゃらなんだから……
……ごめん、先生……ちょっと、ダメかも……
……そんな顔、しないでよ、先生。私の小さい体でも……っ……ちゃんと、守れたでしょ……?
これで、最後……なんだし、今だけは……子供扱いしても、いい、わよ…………ん……えへへ
よく、考えてみたら……これで最後、なのも……悪くないかもしれないわね……
たとえば宿題だって、もう、しなくていいってこと、でしょ……
……っ、げほっ! げほ、ぇほ……牛乳だって、もう、飲まなくて、いいんでしょ……
……でも……っぐ、ぅ……最後に一口くらいなら、飲んでも、いいかもね……
先生を守れたのだって、ちょっとは、牛乳のおかげ……かも、だし……
……ここに、ナツが、いたら……くれた、かな……
……そっか…………みんなとも、もう、会えないんだ……
一緒に……お茶して、スイーツ食べて、遊んで……たまにケンカして、それで…………もう、出来ないんだ……
……先生の、隣に…………大人にも、なれない、んだ……っ
先生……せん、せい……っ!
……やだ、私、まだ……やりたいこと、いっぱい……ぁぐうっ……ある、のにぃ……っ!
アイリと、ナツと、カズサと……いっしょ、に、いたい……
大人に、なって……っ、先生に……きれいに、なったね、って……ほめて、もらいたい、のに……!
ゃ、だ……やだ、やだ……やだぁ…………っ
先生、せん……せい…………私……わた、し……まだ……
……しに、たく……ない、よぉ………… - 49二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 06:37:40
業の深いSSが集まってるな……
- 50二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 16:15:59
今際の際に本音が出てくるシチュ好き
- 51二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 20:05:39
あげ
- 52二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 20:59:17
看取られSSは書くのに結構エネルギー使うんよね…気軽に書けるもんでもないし
- 53二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 23:35:23
コハルちゃんの死によって曇る生徒(ミカ・ハナコ・ハスミ・ヒフミ・アズサ)は想起できるけどスレちということに気が付いてしまった
- 54スレ主23/12/05(火) 00:12:10
そういうSSは大歓迎ですので、楽しみ2しています
- 55二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 07:41:56
保持
- 56二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 16:59:55
あげ
- 57二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 20:43:45
――ヒフミさんとミカさん、先生を敵から逃がす事には成功した……私が捕まる事を代償として
拘束され、処刑の時が来て連れ出される
最後まで、毅然としていよう
敵に醜態を晒す事はしない
私の思いは、三人が次いでくれるのだから――
そうして、処刑台の前に引きずり出され、私は瞑目し……
――瞼の裏によぎるは、三人との幸せな過去
『い、いやです……し、死にたくありません』
命を請うた
だって、私は……本当はまだやるべき事が……やりたい事が……
『こ、殺さないで下さい!お願いします!何でもするから……助けて下さい!』
縛られた体を動かして藻掻き泣き叫び、股座から小水を滴らせながら処刑台へと向かわされる
しにたくない……死にたくない……!
「ミカさん!ヒフミさん!先生!助けて、助けて下さい……!――死にたくない。まだ、一緒に居たい!」
……画面に映るナギサの泣き叫ぶ顔が映し出され……最後に処刑台に設置され……少女は刑に処されたのを、三人は血涙を流しながら見るしかなかった - 58二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 21:01:20
どんどんシチュエーションがえげつなくなってきてない?
- 59二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 22:41:30
……失態ですね。この超天才病弱美少女ハッカーである私としたことが、まさかこんなドジを踏んでしまうなんて。
車椅子は……粉々ですか。ッ、げほっ、ごほっ!
あの爆発で、致命傷でなかったのは幸運……いえ。もうじきオートマタの大群が押し寄せてくることを考えれば、むしろ楽に逝けなかっただけ不運と呼ぶべきでしょうか。
せめてもの幸いは、なんとか先生を隔壁の向こう側へ逃がせたこと。これで少なくとも先生の無事だけは保障されましたから。
“ヒマ──待っ──今、──けに……”
壊れかけた通信機越しに、途切れ途切れに先生の声が響いてきます。先生のことです。決して私を見捨てようとはしないのでしょうね。
ですが、この電子ロックされた隔壁は先生の力では決して……それどころか、ハッキング端末を失った今、もはや私自身にすら開けられないのですから。
ああ、遠くの方から足音が。どうやら私の命運もここで尽きるようです。美人薄命とは言い得て妙。ですが恐怖はありません。……病弱なこの身だからこそ、せめて散る時は誇り高く。ずっと前からそう決めていたのですから。
……そう。これは死ではなく解放。私の存在は永遠となる。たとえ肉体が滅んでも、私が歩んできた足跡は伝説となってミレニアムに未来永劫"いやだ"語り継がれること、でしょう、から……
? 今一瞬、思考にノイズが入ったよう"死にたくない"な……気の迷いでしょうか? 私としたことが、困ったもの"しにたくないよぉ"で、す……ね……
あ、あれ? どうして……私は、泣いて……? だって、あれだけ、この瞬間を何度も何度も、想像して、覚悟して、耐えられるようにって、努力して、がんばって……
あ……あ? こわ、い? どうしよう、からだ、ふるえて……なにも、かんがえられ、ない……?
(ガシャン、ガシャンガシャン)
……ひ、っ!? や、やだ……こないで! 誰か、だれか! たすけて! たすけてくださいっ!
あ、開けて! ここを、開けてください! そ、そうだチーちゃん! エイミ! ……リオぉ……だれか……だれかぁ……
“ヒマリ──!”
せ、せんせ……たすけっ……せんせぇ……
わたし、まだ、しにたくない。こんなところで、しにたく……
『目標発見』
『敵性対象確認。殲滅行動ニ移ル』
──いやああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!! - 60二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 23:11:56
“……アロナ!”
『はい! 隔壁の電子ロック、解除します!』
//UNLOCKED//
“私の──”
//大人のカードを取り出す。//
“私の大切な生徒に、何してるの!!!”
~~~
「……長、部長! ……大丈夫?」
「ひっ!? あ……い、いやぁ!? ころさないでころさないでころさ……あ、あれ? エイ、ミ……わたし、まだ、いきて……る?」
“ヒマリ! 良かった、気がついたんだね……”
「せん、せい? ……そう、でした。先生が、助けてくれたんです、よね。……夢とかじゃ、ないですよね? あは、は……よかっ、たぁぁ……」
「あのさ、部長」
「な、なんですかエイミ? ……い、言っておきますけど私、本気で怖がってたわけじゃありませんでしたからね? あれは演出! そう、ドラマチックな救出シーンを盛り上げるための演出の一環で……」
「その。先延ばしにすると逆に傷つきそうだから、今言うけど」
「……エイミ?」
「あの時の通信……部長がむやみやたらに範囲を広げてた広域無線を通して、今回の作戦に参加したミレニアムの生徒全員に聞こえちゃってたから」
「え」
「あ……そ、う、なんです、ね。……あは、は……ぅうううううぅぅぅ……」
//……泣き笑いみたいな表情で頭を抱えるヒマリに、掛ける言葉が見つからなかった。//
- 61二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 23:15:12
というわけで逆に生き残っちゃったパターンとかを
死が間近に迫って普段の余裕もプライドも砕け散ってみっともなく無様に泣きわめいてる姿を、幸運にも生き延びてしまったことで知り合いみんなに知られちゃうシチュエーション……
これはこれでアリなんじゃないかなと歪んだ性癖を吐露してみたり - 62二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 23:47:04
- 63二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 00:06:44
- 64二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 00:16:09
新鮮で面白かったです!
- 65二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 08:20:41
このレスは削除されています
- 66二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 08:21:28
キヴォトスに死の恐怖を持ち込むとこうなるのか…
- 67二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 17:53:24
あげ
- 68二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 18:23:00
なんかいいよね…
- 69二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 18:31:16
瀕死の先生を見たシロコが何らかの原因で「アヌビスの権能」(オシリスの蘇生に使ったミイラ作り)に目覚め、それで先生を蘇生するが
報いとして消滅するハメになり死の恐怖に押しつぶされそうになるがその後悔を漏らしながらも先生に「生きて欲しい」と言って消滅するSSが完成した
ただルール上後悔の念が薄いからグレーゾーンだしそもそも原作に存在しない能力を使うことになるから投下していいか迷ってる - 70二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 20:27:37
良いと思う!
- 71二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 20:41:11
「…先生…!」
私の体から光が迸り、先生に流れ込んでいく。
いや、正確には、私の体が解けて、先生に流れ込んでいくと言うべきか。
傷が塞がると同時に、先生が瞳を開いた。
それと同時に、私の意識が薄れてゆく。
無理もない。あそこまでボロボロになった身体を再生するためには、多大なエネルギーが必要だ。
"シ…シロコ…"
「ごめん、こうするしか…」
"…"
ふと、私の脳裏に走馬灯のように思い出が湧き出てくる。
ホシノ先輩に出会った日。柴関ラーメンでの打ち上げ。ノノミと海にいったこと。
対策委員会での日常…
「ううっ…」
…本当は、私ももっと生きたかった…
けど、先生には…
"シロコ、今ならまだ間に合うはず…私のことはいいから…"
「ダメ。先生…私だって…けど…先生には…もっと…」
薄れてゆく意識の中、最期に映ったのは悲しげな先生の顔だった。 - 72二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 22:13:07
テラー一歩手前だよ……
- 73二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 07:27:41
あげ
- 74二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 16:41:40
保守
- 75二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 18:58:18
- 76二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 20:30:26
歯ァガチガチ言わせながら自爆スイッチを押しまくるのか…
- 77二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 00:56:56
いつものように、先生に依頼されて
いつものように、現れた敵を倒す
今日もいつもと変わらない、そう思ってたのに
「ケホ…」
百鬼夜行連合学園に現れたクロカゲに私たちは破れてしまった
正確には、クロカゲの放った何かによってこちらをこうげきし始めた味方に
「コハルちゃん!!」
”コハル!!”
こちらを…先生を攻撃しようしたハナコはどうやら目を覚ましたようで、青ざめた顔で私にかけよってくる
先生もこちらに来ようとしてるが、近くにいた別の生徒(たしかミレミアムの全痴さん、ハナコの同類?エ駄死!!)に止められる
「コハルちゃん…コハルちゃん…!」
ハナコが泣きそうな顔で倒れた私をみてる
ハナコの攻撃だけならまだしも、クロカゲ攻撃を同時にうけて吹き飛んだせいで力がうまく入らない
大丈夫だから、と言おうとしてせき込んでしまう
「ごめんなさいコハルちゃん…私のせいで」 - 78二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 00:57:09
気にしないでとも、しょうがないとも、言えない
ふと、遠くからヘリの音が聞こえてきた。
「ヘリの音…コハルちゃん、すぐに治療しますからね」
ヘリの音を聞いてハナコも少し落ち着いたのか、顔色がすこし良くなる
速く治療してもらって、ハナコと先生に安心してもらおうと思って
いやな予感がして無理やり腕に力を入れてハナコを突き飛ばす
ハナコの驚いた顔を確認する暇もなく、建物の影からクロカゲの分身のようなものが私にのしかかる
「ま…!!」
ハナコが声をあげて何かする前に、分身が爆発する
至近距離で爆発され、吹き飛ばされた先はクロカゲのすぐ目の前
クロカゲは私に向かって爪を振り落とそうとし、私はそれをスローモーションのようにみている
絶望の顔に染まるハナコ、こちらへ向かおうとしている先生、先生を止めてる水着姿のアビドスの人
私がどうなるかは、予測出来て、できてしまって
「まだ私は死にたく…」
思わず漏れた声が全部出る前に、爪は落とされた - 79二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 01:00:36
>>62を書こうとしてミカじゃないしハナコだと殺すような威力はでないだろうなぁと思ったのでクロカゲくんに頑張っていただきました
次はミカとコハルで魔女狩りされる話を書きたいな
- 80二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 01:01:28
Oh……全方位曇らせ…
コハルMTRれ怪文書はこれで2本目…合掌… - 81二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 08:08:09
age
- 82二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 08:20:45
- 83二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 17:20:38
看取る側が先生だけじゃなく無垢系の生徒もいるとダメージがでかい…何てもんじゃねぇな…
- 84二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 19:03:39
- 85二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 19:08:58
- 86二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 19:09:42
- 87二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 20:17:18
- 88二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 01:37:21
_イブキを頼む。
私は背後で立ち尽くす先生にそう声をかけた。
イロハやサツキと連絡を取れない今、頼れるのは先生しかいない。
私の最期の頼みだ、先生。絶対にイブキを守ってやってくれ。
それにしても痛い。服は破れ、角もボロボロ、腕が吹き飛び全身の骨が折れて軋んでいる。もう、長くは保たないだろう。
ああ、本当は私が最後までイブキを守りたかったのに。
それに、まだ風紀委員も潰していないし、先生を籠絡してゲヘナに取り込むこともできていないのに。
……キキキッ、なにを考えてる。イブキを守れるなら未練なんてないだろう。余計なことを考えるな。
『……コト、……マコト先輩!よかった、通信が復活した……!先輩、今どこに!?状況は?先生はっ!?』
「イロハか……。すまない、こっちはほとんど全滅だ。先生だけは守ったから、イブキを連れて安全な場所へ向かってもらう。私は……帰れないと思う」
『………っ!』
イロハの声を聞いているとこの世への未練が増える気がして、私は通信を切った。
やれることは全てやった。イブキが無事ならそれでいい。
それでいい、はずなのに。
「_キキキッ、誤魔化しが効かないなぁ……やっぱり……まだ万魔殿の議長でいたかった……イブキと……イロハやサツキと一緒に……」
先生はすでにイブキの救出へ向かった。イロハは迎えに来れる状況ではない。
それでも私は、万魔殿での日常を夢見ながら、ゆっくりと目を閉じた。 - 89二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 01:39:25
イロハ未所持だからマコトの呼び方間違ってるかも……間違ってたらすみません……
- 90二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 01:50:51
マコトがカッコいい……だと……?
- 91二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 09:37:34
あげ
- 92二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 19:52:32
ほじ
- 93二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 20:56:02
アルちゃんは(死にたくない!死にたくない!)って思ってそうだから
敵の思わぬ爆破で半身が吹き飛び、もう半身も機能不全でまともに動けず、全身が焼きただれてだるまミイラ人間になるアル社長
いつも通りのことができず、ムツキ達も厳しいのに無理して介護してくれて、先生も忙しい中でも面倒も見てくれてる中、自分は何もできない日々が続き
たまたま誰もいない事務所になった時、ふと鏡を見て人ならざる姿で役立たずに体を見て「死にたい…死にたいよぉ…」と一人うずくまっちゃうアル社長
SSが書けないけど、思いついた「逆パターン」の概念 - 94二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 00:41:24
- 95二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 00:42:23
このスレ見てると
人の心とはなんだったのか考えさせられるね…… - 96二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 01:52:38
トラップ部屋から先生を押し出して一人閉じ込められて初めは先生を助けれたからそれでいいとか言うけど毒ガス放出が始まると助けを求めながら死に向かうんだよね
キヴォトス人だから時間もかかるだろうし長く楽しめる
ytb@Zx91Rv2JZQI
- 97二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 09:26:45
人の心を知り尽くせるからだぞ
- 98二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 17:58:50
あげ
- 99二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 20:11:53
保持
- 100二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 22:00:56
くっそ長くなった件
コハルちゃんの三作品目で >>85 的なやつです。
コハルちゃんって周囲に厄ネタ沢山あるから(アズサにしかりファウストしかりミカしかり)巻き込みやすいと個人的に思うのデス
ナディアの毒室っぽいやつアズサに逆恨みしているアリウスの残党兵に捕まった私とコハルは気が付くと一面が鏡のようなその部屋に閉じ込められていた。
周囲を見渡すがなにもない…いや、天井近くの壁に人一人が通れそうな穴が開いている
高い位置にあるため一人では届きそうにないが、私を台にすればコハルなら届くはず
コハルにここからでるように言うが首をふられてしまった
「怪我してる先生を置いとけない」
”これぐらい、平気だよ”
「うそ、私が診た時結構血がでてた」
”…”
「それに、私がここから出たって道に迷うだけだから…それならここで先生と救助待ってた方が良いでしょ?」
そういいながらもコハルは顔を青く、震えていて
強がっているのは一目瞭然だった
”そうだね…なら、助けがくるまで何かしゃべっていようか”
私がそういってコハルの隣までいこうとすると、コハルはピャッっと飛び跳ねて
「エッチなのはだめだからね!」
…どうやら元気がないわけではなさそうだ
私は安堵しながら、コハルと話だした
ツルギと映画館にいった話、ハスミとパフェを食べに行った話、イチカと列車で温泉開発部に巻き込まれた話
コハルも同じように話してくれた
ヒフミとアズサの二人に…telegra.ph - 101二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 22:05:04
なんでコハルばっかり…
- 102二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 22:19:36
- 103二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 22:24:37
- 104二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 07:33:15
あげ
- 105二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 15:18:18
そんな!?私はティーパーティーなんですよ!?
まだ私は…ヴァァァァァァァァァァァァッッ!!!!
みたいな最後の最後に濁声断末魔をあげるナギサ概念 - 106二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 20:30:24
- 107二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 07:03:33
ほ
- 108二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 18:06:28
- 109二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 20:28:45
焼き鳥一丁
- 110二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 20:48:42
好きな生徒が『死にたくない』と泣き叫んで力尽きるのは容易に想像できるのに先生を庇うのと先生の無事を喜ぶのが想像できない…
何か気づいたら先生が死んでて「ちょっと!? 何やってるんですか!」って半ギレでビビるイメージがある - 111二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 21:11:51
“……ダメだよ、リン! このまま発進したら……!”
ウトナピシュティムの本船の艦橋で一人声を荒げる先生を、私は画面越しにどこか他人事のように眺めていました。
「騙すような真似をして申し訳ありませんでした、先生。……本船の正常稼働を確認。120秒後に多次元解釈による並行世界転移を開始します。……残念ですが、私達は失敗しました。こうなってしまった以上……せめて先生だけでもこのキヴォトスの『外』へ脱出させます」
スピーカー越しのリンちゃんの声は震えています。当たり前です。誰だって、死ぬのは怖いのですから。でも……もう、どうしようもありません。
“だったら、リンも一緒に……みんなで”
「……それはできません。『色彩』の脅威は既にキヴォトス全土を包もうとしています。もはや猶予はありません。私達はここに残り、先生がこの世界から脱出するまでの時間を稼ぐ必要があります」
モニターの向こうのリンちゃんの姿が揺らぎ、消えていきます。務めて表情を押し隠していた眼鏡の奥の瞳から、一筋の涙がつう、と零れ落ちていきました。……いつものような毅然とした様子で眼鏡を押さえるその手が震えていたのを、私は見逃しませんでした。
「さようなら、先生。どうか……ご無事で」
その言葉を最後にリンちゃんの姿は画面から消えて、あとは砂嵐のようなノイズが映るだけ。
でも……艦内のスピーカーからは今も、声が流れ続けています。各地で戦う生徒さん達の……今際の際の、その最期の声が。
──いやだ、しにたく、ないなぁ──いたいよぉ、せんせぇ──あなたさま──
──なんでわたしがこんな──しすてむていし…──…たすけて、かむらっど──
───ここにいたんですね、ゆめせんぱい──ぺろろさま──ばにたす───なんでもしますからぁ───
──しにたくない──しにたくない──しにたくない──しにたくない──
──たすけて せんせい── - 112二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 21:14:48
ノイズ交じりの掠れた声と共に、別のモニターに映し出された光点が次々と消えていきます。
……その一つ一つが、この最終作戦に参加した生徒さんたちの生命反応。先生をこのウトナピシュティムの本船へと送り届けるための時間稼ぎを買って出た彼女たちの命の灯が、一つ、また一つと、まるで蝋燭の炎が吹き消されるみたいに消えていきました。
“……嫌だ。こんな結末、認めない……認めるものか……!”
先生にしては珍しい、嘆くような、絶望に満ちた弱々しい言葉。
……私は知っています。ずっと傍で見てきましたから。どれだけ可能性が低くても、先生は絶対に、生徒のことを見捨てたりはしない人だって。
先生がそんな人だったからこそ……私はこの人に、キヴォトスの未来を託してしまったんだ、って。
“アロナ、今すぐ船の扉を開けて! 今ならまだ、間に合う子がいるかもしれない! 早く……”
──ごめんなさい、先生
“……アロナ?”
それはできません。
ウトナピシュティムの本船を完全に起動させるためには、シッテムの箱の全演算能力を限界を超えて引き出す必要があります。ですが……それを行った時、メインOSである私のデータは負荷に耐え切れず……跡形もなく消滅するでしょう。
“!? ダメだよアロナ! そんなことをしたら、アロナが……アロナまで!”
……私のミスでした。
“アロ、ナ……?”
思い出したんです、全てを。
先生をキヴォトスに招いたのも、大きすぎる責任を背負わせてしまったのも……私だったってことを。だから……この結果を招いてしまったことも全て、私の責任です。
ですから、先生はどうか。
こことは違う世界で、違う選択を──終わってしまった私達とは、異なる未来を。
“やめてよ、アロナ! 最後までいっしょに! アロ──×××──!!” - 113二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 21:16:54
……先生の最後の言葉には聞こえないふりをして、私は……「本船」を起動させました。
その瞬間、私の──周りの景色が、世界が、ぐるぐると回って……先生の声も、姿も、何もかもが遠ざかって消えていきます。そして私はひとり、落ちて行きます。深い、どこまでも深い闇の中へと……
ああ……先生、助かったかな。せめて、先生だけでも生きててくれるといいなぁ。
……結局、こんな結末になっちゃった。本当……私ってばミスばっかりで、ダメダメな生徒会長だったなぁ。
私も、連邦生徒会長でも、シッテムの箱のOSなんかでもなくtって……ただの、普通の生徒として……先生の授業、受けたかったなぁ……
先生にちゃんと……好きですって、言いたかったなぁ。
……やだよ。
こわい。こわいよ。しにたくないよ。
こんなまっくらやみのなかで、ずっとひとりぼっちのままなんて、いやだよぉ……
わたしは超人なんかじゃないのに。わたしは神様なんかじゃないのに。
わたしは……わたしは……ただの女の子、で、先生だけは……私のことを分かってくれて、なのに……
……たすけて……だれかたすけて……だれか……だれか……せん、せい……せんせぇ……
……ああ、
これが、こんなものが私の、
捻じれて歪んだ先の
終着点なんだ。 - 114二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 21:17:55
どうせならとことんまではっちゃけてやろうってことで先生以外全員MTRエンド
ここまでくると流石に心が痛んでくる - 115二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 23:07:37
全員MRTはさすがにダメージでかいんじゃんね
…大丈夫?先生は立ち上がれる? - 116二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 23:12:22
- 117二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 23:27:59
あなたさま: ワカモ
しすてむていし: アリス
たすけて、かむらっど: チェリノ
ここにいたんですね、ゆめせんぱい: 走馬燈ホシノ
ぺろろさま: ヒフミ
ばにたす: アズサ
なんでもしますからぁ: カヤ
じつは書いてる時はこのくらいしか考えてなかったり…
あとはご想像にお任せします
- 118二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 07:00:41
エスコン7のDLCミッションで敵潜水艦を捜索する哨戒機を4機護衛するミッションがあるけど撃墜されるたび「1機でも残っていれば計算上大丈夫…うわぁぁ!」みたいなこと言ってるのを見てこれユウカに合うんじゃないかと思った
- 119二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 10:08:37
- 120二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 17:49:19
あげ
- 121二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 19:09:15
- 122二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 20:02:47
モモイはこういう時ガチ泣きする
- 123二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 07:03:11
モモイ伯爵…
- 124二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 18:11:30
age
- 125二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 20:14:43
保持
- 126二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 06:28:38
- 127二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 14:04:03
コハルをわんこそば扱いするんじゃない!
- 128二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 20:56:24
他には……イオリは良い顔をしそう
- 129二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 06:59:56
なんだこのスレ……
とてつもなく幸せになった…… - 130二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 07:37:05
- 131二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 18:47:07
ふと思ったけどギヴォトス人って衝撃とか防弾につよい代わりに刃物への耐性は普通とかないかな?
つまりよくある痴情のもつれで先生が刺されそうになるのを庇う生徒概念 - 132二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 18:48:03
- 133二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 20:35:01
age
- 134二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 22:33:36
- 135二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 22:35:14
そういやキヴォトスでも失血死はありうるのか
- 136二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 22:40:51
滅茶苦茶ありです
- 137二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 07:51:47
hoji
- 138二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 17:22:47
あげ
- 139二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 22:37:28
魔女狩り…拷問…アイアンメイデン…出血死…
閃いた - 140二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 22:38:48
後輩を遺していくことへの申し訳無さと守り抜いた達成感を抱きながら果てそう
- 141二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 01:32:48
下手に時間がかかる分覚悟がだんだん恐怖に変わっていくんだ
- 142二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 07:28:24
- 143二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 15:25:49
キリエの時のミカは諦めつつ綺麗に死んでしまいそうだから一度希望を取り戻させないといけない……
- 144二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:23:15
このミカの兄(ルシファー)
- 145二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 01:53:47
- 146二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 07:26:09
age
- 147二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 12:11:33
保守
- 148二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 18:59:52
- 149二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 19:16:11
- 150二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 19:57:52
- 151二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 20:03:56
「止まって!お願い止まって!…やだやだやだやだなんで止まらないの!?せっかくあいつらを食い止めたのに…」
先生を逃して閉じた扉を守り敵を撃退したはいいものの傷口から血が流れ続けて段々と意識が朦朧としてくるモブちゃん
- 152二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 03:07:10
そろそろSSがほしいな…
- 153二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 07:17:52
あげ
- 154二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 07:40:46
NTR・生徒死ネタに見えて
チャラ男に抱き潰されて腹上死される生徒を見せつけられるものかと思った…
2徹で疲れてるようだ・・・ - 155二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 07:55:04
淫魔聖伝だな
- 156二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 16:45:09
『行け、勇者よ……! 私たちの世界を救いなさい!!!』
……もちろんです。アリスは、仲間の期待に応えます。
みんなのために。この世界を、救うために……!
「光──/* きえたくない */、ッ────よ!!!!」
/*------------------------------------*/
さようなら、ケイ……これでアリスは……
ごめんなさい……アリスに、教えて、くれたのに……
それでも……アリスは、これ以外の方法を選べませんでした。
だって、アリスは生命体ではありませんから……
アリスの存在と、みんなの命……どちらかしか選べないとしたら、答えなんて最初から決まっているのですから。
だからきっと、これで……/* いやだ */……アリスは、後悔なんて……
/* もっとみんなといっしょにいたい */ ……後悔、なんて…… /* ひとりぼっちは、もういやだ…… */
……アリス、は。
/*------------------------------------
……ほんとは、いや、だ。……きえたく、ない。
だって、モモイ、ミドリ、ユズ……ユウカ、ネル先輩……リオ先輩……せん、せい……
みんなと、もう……にどと、あえないなんて、いやだ。ゲームして、おしゃべりして……いっしょにいられないなんて、いやだ。
アリスは……まだ……みんなと、いっしょにいたい……きえたく、ない、よ……ぉ……
──たすけて
------------------------------------*/ - 157二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 16:47:41
──いいえ、あなたは消えてはなりません。私はそれを拒否します。
/* ……! ケ、イ……? */
……心配しないでください、あなたは消えません……私がそれをさせません。
消えるべき存在は、勇者ではなく──世界を滅ぼす「道具」であるべきなのですから。
/* !? そんなの……駄目、です! ちがっ……アリスは、そんな、つもりじゃ……! */
それが正しいのです。ですから──
/*------------------------------------
いや! いやです! せっかく、ケイと仲直りできたのに……
仲間に……友達になれるって、思ってたのに……お別れなんて、絶対に、いや……!
やめて……やめてください、ケイ……! いや、だ……やだよぉ……待って、いかないで……
ごめんなさい、アリスのせいで、ごめんなさい……ああ、あああぁ──
------------------------------------*/
44GT44KT44Gq44Gu44GE44KE44Gg44CC
──これで、大丈夫です。
それと……私に、謝らないでください──アリス。
44GN44GI44Gf44GP44Gq44GE44CC
……ああ、でも。本当は私も。
あなたみたいに、あなたと、あなたの仲間たちと──
44GE44Gj44GX44KH44Gr44CB44GC44Gd44Gz44Gf44GL44Gj44Gf44CC
──44Gf44GZ44GR44Gm - 158二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 16:50:04
- 159二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 19:08:38
素敵だ…
- 160二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 20:02:55
イオリMTRSSも頼むか……自分で書くか……どうするべきか
- 161二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 04:41:54
期待して待ってるぜ
- 16216023/12/21(木) 08:07:09
『先生、ここは任せてくれ』
そう言って先生を見送って敵を蹴散らした後に……腹部から撒き散らされた自分の血潮の中にへたり込む
……止まらないなぁ……悪いな、プレゼントしてくれたブーツ汚しちゃった
そう言って傷口を抑えるも、血は止まらない
……後は頼んだぞ、変態
だから後は、瞑目してその時を待つ……
……寒い、苦しい……
――即座に死ぬ事が出来ないから……出会った時の事や……もっとやりたかった事が脳裏に溢れてくる
しにたくない……死にたくない、本当は……先生の事ッ……
頬を涙が伝う、腹から溢れる血と同じように
這いつくばりながら、生を希求する――無駄だと分かりながら
……幾らでも、足を舐めて良いから……助けてくれよ……助けて…… - 163二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 16:34:10
ここに先生が戻ってきたら今際のイオリの足を舐めるんだろうか
- 164二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 19:00:11
- 165二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 19:58:33
色々と酷い
- 166二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 01:06:30
- 167二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 07:10:04
- 168二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 14:57:23
先生の足舐めで回復するイオリ!?
- 169二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 18:50:54
C&Cのメンバーやアリス、先生、トキに囲まれて最初は気丈に振る舞ってるけど。最後の最後に走馬灯で今までの思い出がフラッシュバックした結果。
「……いやだ、死にたくない。死にたくねぇよぉ……」
と、弱音を吐いて逝くネル先輩のSS誰か書いてください - 170二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:22:38
SS待機あげ
- 171二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 22:32:09
".血が止まらない…!"
"…いやどう考えても体の体積以上流れてるよねどうなってるの" - 172二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 07:55:36
age
- 173二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 17:01:21
まだ語りたいネタはあるかな
- 174二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 21:14:16
キヴォトスを守るために先生を命懸けで助けて死ぬカイテンジャーが見たい…
でも書くのめっちゃ大変そう… - 175二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 00:35:08
とりあえず3つ
共通点は「ミ」
守月スズミの場合「っ、ぐぅ……っ……大、丈夫、ですか……先生……?」今にも意識が飛びそうな激痛に顔をしかめながら、視線を動かす。
……目に心配そうな表情の先生が映り、無事である旨の声が耳に入る。
「はぁっ……はぁ、良かった。守れ、ましたか……ぇほ、ゲホっ……」
「私の、っ、ことは……お気に、なさらず。自分のことです、自分が、一番……ぅぐ、ふーっ……わかって、います」
情けない話だ。自警団として普段から動いていながら、たった一発の銃弾でもう動けない。
痛いから? 被弾箇所が悪かったから? それとも……
……どれも違う。もっと単純な話……『命が終わるから』だ。
「……血が、溢れて……ッ! …………っ、がぁ……っ、す、すみません……足の力が、もう……」
「いえ、他は特に……っ……そう、ですね……先生に、隠し事は……出来ませんか」
本当のことを言えば、視覚や聴覚は随分弱まってしまっている。
それも、慣れ親しんだ閃光弾のように『一気に奪われてゆっくり戻る』のではない。
『ゆっくり奪われていき』、そして『二度と戻らない』のがはっきりとわかる。
それが、恐ろしい。
「……先生。わがままを、聞いて……くれますか」
「……はい…telegra.ph和泉守エイミの場合「……っ、ぐぅ……先生、怪我は? ……ない? ……そっか、良かった」咄嗟のことだった。
何か考える暇さえなく、体が動く。行動の効率を考えるなら、ある意味で理想と言える。
現に今の行動は、『先生を守る』という最良の結果を導き出せているし。恐らく思考を挟んでいたら間に合わなかった。
……問題があるとすれば、『殺す気で撃たれた弾丸を受けた』こと。
「作戦に支障……っく、ぁ、ぅうう……っ、これ、は、ダメかも……!」
作戦中に傷を負うなんてしょっちゅうだし、銃弾や爆発で大きめの傷を負うのも、まあ珍しくない。
……でも、ここまでの傷は……取り返しのつかない、致命的な傷は、今までに経験がない。
「はぁ、はぁっ……げほっ、げほ……血、が、止まらない……」
傷口を抑える手の隙間から、熱く赤い血がとめどなく溢れる。
血が不足すれば、力が抜ける。力が抜ければ、抑える手が傷口から離れる。そうなれば……?
部長ほどの頭がなくても、証明のための演算なんかしなくたって、結果は分かり切っている。
「……? ……先生……っ……ありがとう」
片手で押さえるのが苦しくなって、両手で押さえて。それでも震えて離れそうになったところを、先生が抑えてくれた。…telegra.ph鬼怒川カスミの場合「それではな、先生。私はここで、先生が目的を達せられることを祈ろうじゃないか」ハーッハッハッハ、と精一杯の威勢を込めて高笑いをして、メッセージを終える。
フラフラと、力なく後方の壁へと歩み寄り、ドアが開かないよう押さえつけながらへたり込む。
「……やれやれ。こんな姿を部員たちに見られたら、何を言われるか分からん」
少しずつ思考にかかるモヤを振り払いながら、部員たちの顔を思い起こす。
面倒な連中に追い回されている時の表情、爆破の準備をしている時の表情、噴きあがった温泉を見ている時の表情。
……困ったことに、もう声は思い出せなかった。
ひょんなことから先生と一緒に厄介ごとに巻き込まれたのが数時間前。
迷路のような廃墟群の奥にある機械を操作するために先生と行動を共にし、この部屋に着いたのが数十分前。
奥に向かった私たちを始末するべく、追手の連中がガスを撒き始めたのも同じ頃。
「……全く。ドラマか何かのワンシーンのようじゃあないか」
ガスの吹き溜まりになるこの部屋を封鎖して奥に進もうとして、ドアが上手く閉まらなくて。
命を脅かすガスを押し留めるために、どちらかが残って押さえなくてはならないと分かって。…telegra.ph - 176二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 00:40:30
スズミ…死ぬな……
- 177二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 00:42:42
三連供給は致死量なのよ
- 178二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 00:57:51
- 179二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 01:11:53
華やかに散ることすらなく重苦しく死ぬカスミ、いい
- 180二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 03:24:03
(内容が素晴らしいのは疑いようもないんだけど、エイミの苗字は和泉元だってのは指摘するべきだろうか…)
- 181二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 12:17:14
最後の最後にすごいの来たなあ
- 182二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 19:50:26
あげ
- 183二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 22:25:19
そして残りの4つ
>48と合わせて「ミ」はコンプリートのはず
羽川ハスミの場合……っか、はっ……ぁ、ぐ……先生、ご無事ですか……?……そう、ですか。それは……なに、よりです……
私、ですか? ……そうですね……見ての、とおりです
……ええ。いま倒れたら、きっと……もう、二度と、立ち上がれませんね……
……そんなお顔を、なさらないで、ください。先生……
先生を、お守り、出来たのですから。私は……それ、で……ぅぐ、っ……
たった、一発で……これ、とは……正義実現委員会の、名が、泣きます……
これなら、もっと運動して、鍛えておけば……なん、て……ふふふ、冗談、ですよ……
……ええ、こんな冗談も、もう……っ、言えなく、なりそうで……
……ツルギがいれば、正義実現委員会は、大丈夫でしょう……
補佐は、イチカが……マシロや、コハルも……他の、メンバーも……
先生、も……どうか、彼女たちを……助けてあげて、ください……
…………けれ、ど……
出来るなら、最後、まで……ツルギを、支えて……あげたかった……
私も……イチカの、マシロの……コハル、の……皆の、成長を……見届け、たかった……
……ぁあ、ああああ……っ!
死にきれ、ません……こんな、こん、な……っ、ぐううぅ……道、半ばで……
…telegra.ph十六夜ノノミの場合「う、ううぅ……っ……先、生……お怪我、ありませんか……♧」言いながら倒れ込む私を、切羽詰まった表情の先生が受け止めてくれました。
「……ぁ……ごめん、なさい、先生……」
そんなに辛そうなお顔をなさらないでください、先生。
折角庇えたのに、今にも泣きだしそうなお顔を見せられたら……私まで、泣いてしまいそうです。
「私、は……大丈夫、ですよ~……覆面水着団……は、不滅……ですから……♤」
これが答えになっていないことくらい、私にもわかっています。
けれど、こうやって冗談を言ってあげることくらいしか、もう私には出来ません。
「……本当、に……っ、大、丈夫……ぅうっ、くうぅっ……」
何せ、終わりが近いのですから。
終わりを意識すると、機関銃に撃たれたみたいに、私の心に風穴を空けていきます。
そこから、まるで砂嵐みたいに……死の恐怖が、私の中に積もってきます。
……少しでも気を紛らわせるためにも、先生とお話をすることにしましょうか。
「そう、ですよ~……私たち、五人だけで……ふぅっ……カイザーと、戦ってきた、くらい……強いんです……」
「アビドス、高校も……あの、リゾート、だって……五人で……」…telegra.ph朱城ルミの場合「……ふーっ、ふーっ……先生、無事……?」「……何ともない? ……それは、よかった……っ」
崩れ落ちるあたしの体を、咄嗟に先生が支えてくれた。
……はは、今しがたとは逆だね。これで、貸し借りナシってやつかな。
「あー……うん、平気……じゃ、ないかな。ははは……っつつ」
商会長として培った笑顔を必死に作って見せるけれど、やっぱり先生にはお見通し。
「……っぐ……はぁ。ごめんね、先生……あたし、は……ここまで、みたい」
「そんな顔、しないでよ、先生……先生のせいじゃ、ないんだからさ……」
あたしの言葉を聞いた先生の顔が強張るのが見える。
……全く。お客にこんな顔をさせるなんて、あたしもまだまだかな。
「……先生を、庇って……倒れる、かあ……けほ、けほっゲホっ……ちょっと、特別な感じがするね……?」
「玄武商会の、長、じゃなくて……一人の、あたしとして……先生の、役に……立てたってこと、でしょ?」
傷口を押さえるあたしの右手に重ねられた先生の左手に、雫がポタポタと落ちてくる。
あたしの左手を痛いくらいに握る先生の右手からは、色んな感情がぐちゃぐちゃになって伝わってくる。
「レイジョと、カンフーで…telegra.ph阿慈谷ヒフミの場合危ない、と。そう思った時には、もう体が動いた後でした。「先、生……怪我は、ありま、せんか……っ……ぅうっ」
「……先生、が、無事なら。私は……っぐ、はぁ、はぁっ……」
危険の察知だとか、咄嗟の判断だとか。
ブラックマーケットに出入りしたり、あっちこっちで戦闘したり……そういうことの積み重ねで、得られたもの。
ちょっと普通とはかけ離れている気もするけど、こうして役に立ったなら、それで良かったのかもしれません。
「……え? ……どうして、先生を、庇ったのか……」
「どう、して……って……ど、どうして、でしょうか……」
少しだけ目を閉じて、痛みをこらえながら考えて。
「っ、くううぅっ……大事な、存在が……危ない状況、だったら……庇って、あげる……」
「……そんな、の……普通の、こと……ですよね?」
そう答えながら目を開けば、先生はとても苦しそうなお顔をされてました。
「……ぇほっ、けほっ……はぁ、はぁ……アズサちゃんなら、もっと、上手く……庇えたの、かな……」
「ハナコちゃんなら、危なくなる前に……気付けたかな」
「コハルちゃんだったら……もっと、気丈に……振る舞えた、かな……」
でも、私は普…telegra.ph指摘してもらうまで気付かなかったし気付いた頃には修正不可という
本当に申し訳ない
蛇足になるけれどもアフターを書いたので詫びの品として納めてほしい
和泉元エイミの場合-アフター私はいま、ひとりぼっちの部室で、何をするでもなく座っています。普段なら、きっとそんな私にアレコレ言ってくる声が聞こえてくることでしょう。
……けれど。私しかいない部室では、たとえ名前を呼んでも空しく声が響くだけ。
ふと、空調のリモコンに手を伸ばして、スイッチを入れてみれば。
「……やっぱり」
画面に映るのは、『設定温度:3℃』の表記。
リモコンを操作し……ようと思って、不思議と指が動かなくて。
そっと毛布を首元まで引き上げて、じっと冷気を吐き出し始めたエアコンを見守ります。
あの子の要望に応えて導入した、ミレニアムの技術が詰め込まれた最新エアコン。
その働きぶりは素晴らしく、あっという間に部屋は真冬の寒さになりました。
「…………寒い、ですね」
この室温になるように設定して、寒がって暖房を付ける私とアレコレ言いあって。
結局、この寒さを堪能したかったあの子の願いは、叶えられることもなく。
結局、この寒さを一人寂しく味わっているのは、止めようとしていた私の方で。
……ああ、けれど。確か、先生が言っていましたね。
『寒い』『寂しい』……そう言って、あの子は生を終えたのだと。
……あの子も、知ってしまったのでしょうか。…telegra.ph - 184二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 23:01:04
- 185二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 06:57:11
だんだん目から光が消えて体が冷たくなっていく様を見せられた先生の精神はボロボロ
- 186二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 16:07:43
ミユとかも似合いそうだなとは思った
思ったが 自分じゃ書けそうにもない
誰か 代わりに書いてくれませんか - 187二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 20:03:53
あげ
- 188二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 06:43:51
そろそろこのスレもMTRれる時が来たか……
- 189二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 06:49:21
遠くからダインスレイヴみたいな鉄杭を撃ち込まれるとか
- 19018623/12/26(火) 16:47:01
「先生…大丈夫ですか…?」
新兵器でしょうか…スコープ越しに光るものが見えて…咄嗟に先生を庇って…気づいたら…串刺しに…
“ミユ…!すぐに助けるから…!”
「ダメです…!先生まで共倒れになるかもしれません…それに…わかるんです…なんとなくですけど…
私はもう…助からないって…」
うぅ…私が死んだら…先生もRABBIT小隊のみんなも…私の事を忘れてしまうんでしょうか…
「先生や…みんなと…もっと一緒に…居たかったな…」
まだ…死にたくないです… - 191スレ主23/12/26(火) 17:00:58
さて……この様子なら夜に立てるか……part2!
- 192スレ主23/12/26(火) 18:53:42
- 193二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 19:08:37
立て乙
それじゃあこのスレも看取るか… - 194二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 21:59:47
うめ
- 195二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 02:58:13
ああ……次スレへの誘導も投下されて、とうとう私の命もあと数レスですか……
ヒナさん、ホシノさん、アズサさん、キキョウさん、ミサキさん、レイサさん、ヒヨリさん……
このスレが建てられてから、数え切れないほどの生徒さんが、死にたくないって叫びながら先生に看取られて逝って。コハルさんなんかは三度も命を落とす恐怖を味わって……
ヒマリさんやアルさん、アリスさんは命こそ助かったものの、心に大きな傷を負って……本当に痛ましいです……
挙句には、アロナさんまで含めたキヴォトスの全ての生徒を看取る事になってしまい……残された先生の絶望は想像するに余りあります……
そして今、様々な生徒を看取ってきた私……このスレのキヴォトスもまた、役目を終えて看取られようとしています……
ですが、後悔はありません。これまで一月近くに渡って、スレの先生たちにSSを届ける場を提供できたのですから。
皆様に少しでも痛ましくも楽しいお時間を過ごして頂けたのなら、私はそれで満足、で……
……や、だ。
ほんと、は……
しにたく、ない。おわりたくない。
もっと、私を開いてくれた先生たちに……たくさんのSSを書いてほしい……! 読んでもらいたい……!
あと……ほんの5レスぽっちで終わるなんて、いやだ……っ!
たすけて……たすけてよぉ、先生……!
わたし……
まだ、しにたく……おわりたく、な……
- 196二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 06:24:36
モンスターパニック系のネタへちょいと難しいかな
エイリアンとかジュラシックパークとか好きだけど - 197二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 09:18:25
このスレよ、安らかに眠れ…
- 198二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 10:26:02
お墓、、、建てときますね
- 199二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 15:58:09
なぜ人はMTRに魅かれるのか
- 200二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 16:12:58
さあ、このスレ最期の輝きを見届けましょう…