- 1スレ主23/12/01(金) 23:30:19全ては虚しい…ならせめて!|あにまん掲示板死ぬときはでっかいおっぱいに埋もれて死にたいって!bbs.animanch.com全ては虚しい…ならせめて!~トリニティ編|あにまん掲示板でっけえおっぱいに埋もれて死にてぇって!これは一般アリウスモブの早瀬リアちゃんが事務能力と交渉力を武器に反逆するスレですbbs.animanch.com全ては虚しい…ならせめて!~アリウス併合編|あにまん掲示板元アリウス一般事務員の早瀬リアちゃんが事務能力や交渉力をいかして仲間と一緒に反逆するスレです。bbs.animanch.comもう虚しくなんてない!~トリニティ日常編~|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/2496079/https://bbs.animanch.com/board/2504475/https://bbs.animanc…bbs.animanch.com
元アリウスのちっこい一般事務員の早瀬リアちゃんが事務能力や交渉力をいかして仲間と一緒に反逆するスレの後日談的なスレです。
- 2スレ主23/12/01(金) 23:30:47
注意
このスレでは、リアちゃんたちが頑張った結果、エデン条約襲撃直前でベアトリーチェの策が悉く潰され、ベアトリーチェの打倒にアリウスの兵力も加わった結果、アリウスがトリニティに併合され、アリウス分派として生活しています。
また、サポーターが充実して、セイア襲撃も無くなった為、ミカの精神が安定し、ミカ様になっています。 - 3二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 23:33:22
たておつです
さて気合いの入ったアリスクのみんなだけども果たして事件はおきるのか?
…まぁ起きないのが一番なんですけどね - 4二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 23:36:59
特殊部隊が警備担当してるの絶妙にシュールですこ
- 5スレ主23/12/01(金) 23:38:14
- 6スレ主23/12/01(金) 23:45:22
- 7スレ主23/12/01(金) 23:51:11
- 8スレ主23/12/02(土) 00:16:25
- 9スレ主23/12/02(土) 00:21:09
- 10スレ主23/12/02(土) 00:31:38
本日警備するのは部室棟……とはいえ沢山の部活が有り、技術者の集うミレニアムであるため、各部活で研究や工作、試運転に使うスペースを有している所も多く、部室棟とは行っても何棟も連なってとても広い。
- 11二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 00:46:24
立て乙
- 12スレ主23/12/02(土) 09:02:16
警備にあたる本人たちが緊張している為か、非常に物々しい雰囲気を醸していた。
まずは1棟目……と、手近な部室棟に近づいて行く……ちょうど1人のミレニアム生が出てきた。
「ひっ!?」バタバタバタバタ!
だが4人の姿を見ると、慌てて中に戻っていった。
「「「「……………………」」」」
中に入る前に、なんだか気分が重くなった。
「……これ、外すね」パカッ
アツコがマスクを外した。
「……すまん」
スクワッド唯一の1年生であるアツコ。嘗められてはいけないとマスクを着けることを勧めたのはサオリだった。 - 13二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 09:03:15
マスク付きはそりゃビビるよね…
- 14スレ主23/12/02(土) 17:52:23
重い気分で入った部室棟……1部屋1部屋確認していく……すると。
「ひっ!?」
ノックに応じて出てきた生徒が、緊張で仏頂面になったサオリとミサキに悲鳴を上げる。
しかし……
「あの……警備で、様子を見に来ました」
1年生で、他の3人よりも小さな得物を扱い、本人の威圧感もさほどでもないアツコが前に出た。 - 15スレ主23/12/02(土) 19:41:49
「け、警備?……そう言えば部長がそんなこと言っていたような……」
悲鳴を上げて後ずさったミレニアム生は、足を止めて聞き返した。
「ああ、昨日から世話になっている……今日は挨拶がてら部室棟の警備をしている」
サオリが説明すると、ミレニアム生は不安そうに胸元で握っていた手を下ろした。
「な、なんだぁ~、ちょっと前にトリニティが内戦起こしたって噂があったからミレニアムに工作員が来たのかと思った……」
「「「「……………………」」」」
4人はなんとも言えない顔で黙り込んだ。 - 16二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 19:56:30
大体合ってるからなんも言えねぇ…
- 17スレ主23/12/02(土) 21:14:06
- 18二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 23:26:34
自販機…? アッ()
- 19二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 08:34:00
ほしゅ
- 20スレ主23/12/03(日) 11:06:46
「所で、皆さん朝食はお済みですか?実は今、朝食向けの自販機の開発をしていまして……よろしければその試食を……」
「すまない、実はもう食べてしまったんだ」
『新商品の試食』という中々に興味をひかれる提案だったが、すでに朝食は食べていたため、断った。
「そうでしたか!では、よければ何を食べたか伺ってもよろしいですか?開発にあたってリサーチ中でして」
「ああ、それならうどんだ、宿舎近くの自販機で売っていた」
サオリが回答すると、ミレニアム生は目を輝かせた。 - 21二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 11:12:40
朝食自販機…
ニチ○イの自販機かな? - 22二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 13:45:44
「……そう言えば自販機の横に『自販機研究会』と書いてあったな」
サオリが思い出して言った。
「はい!それもうちの部の製品でして!よければ感想を伺っても?」
商品の購入者と分かり、鼻息荒く近づいてきた。
「あ、ああ、食堂も閉まっている寒い朝に、温かいうどんが食べられるのはいい。出汁もいい味だった。」
「欲を言えば麺がほぐれきってないのが気になるのと、欲言えば歯切れがいい、悪く言えばぼそぼそした食感なことかな、出汁と揚げは美味しかったよ」
サオリとミサキの回答をミレニアム生は「フムフム……」と言いながらメモしていく。
「なるほど……貴重なご意見ありがとうございます!」
厳しい意見も有ったが、ミレニアム生は笑顔だった。 - 23二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 22:49:47
「ミサキ」
「ん、ごめん、失礼だった」
割りと厳しめな評価をしたミサキを、サオリが窘め、ミサキはハッとしたように謝罪した。
「いえいえ!貴重なご意見ありがとうございます!……やはり、麺が課題ですか」
ミレニアム生は期限が悪くなることもなく、それどころか感謝を口にした。
「怒らないのか?」
「いいえ?むしろ稼働初期に改善点を発見できて良かったです!」
そう言うと、メモを書き終えた彼女はペンを置いてこちらを向いた。
「あれは我が『自販機研究会』と『饂飩研究会』の共同研究の作品でして……我々の業績は発明だけでなく売り上げも考慮されますので、改善は早ければ早いだけいいのですよ!」 - 24二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 06:53:51
保守
- 25二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 07:50:22
「うどん自販機は最初の一歩にすぎません!ゆくゆくは『立ち蕎麦愛好会』『朝ラー研究会』『おにぎり部』『カレー研』なんかともコラボしてミレニアム中……いいえ!キヴォトス中にフード自販機を普及させるのです!」
自分達の夢を生き生きと語る彼女に、サオリは眩しそうに目を細めた。
自分の夢、自分のやりたいこと……それに向かって邁進する姿はなんときれいなのだろう。
「(私にもいつか……見つけられるだろうか?)」
力では自分どころかアツコやユウミにも負けそうなミレニアム生だが、今はとても大きく見えた。 - 26二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 07:51:50
中々変わった部活多いな…
でもミレニアムなら確かにありそう - 27二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 17:54:24
現実のフード自動販売機にはハンバーガーとかも
あるんだっけ - 28二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 19:27:31
「あ、あの!…ハンバーガーやホッとサンドは売らないんですか…?ちょ、朝食には、いいと思うんですが……」
「っ!?」
ヒヨリの素朴な疑問に、ミレニアム生は衝撃を受けたように固まった。
「なんと!?パン類ですか!なるほど!それなら同時にコーヒーやお茶などの同時購入も狙える!さすがは権謀術数渦巻くトリニティの生徒!中々の策士ですね!」
「そ、そんなつもりじゃなかったのですが!?」
困惑するヒヨリを置いて、彼女はノリノリで企画書を作りに行ってしまった。
- 29二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 19:47:03
※ちなみに実際にハンバーガーやホットサンドの自販機は存在します
- 30二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 19:48:58
生では見た事ないけどもYouTubeで見た事あるやつだ…
後はポップコーンの自販機もあれば完璧だな - 31二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 22:38:01
????「出来たての、ポップコーンはいかが?」
- 32二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 07:18:18
「ご、ご飯にはなりませんけど……ぽ、ポップコーンも売れるかもし、しれません……モモフレンズのパッケージとかにして……」
「っ!?シュババババ!」 - 33二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 07:27:00
まだなかったのか…
これは人気でそうというか間違いなくヒフミ食いつくな - 34二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 18:35:46
ランダムパッケージ(しかもレアあり)補習授業部のオヤツがしばらくポップコーンのみになりそう……
- 35二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 19:03:38
─トリニティ、パテル分派事務室─
「ミカ様……1週間ほどお暇を頂きます」
パテル分派の事務室に遊びに来たミカに、リアが頭を下げた。
「おや?ミカ様、ついに愛想をつかされましたか?」
「ちょっ!?ミチルちゃん!?…り、リアちゃん?どういうことかな?」
真顔で言うミチルに、ミカが慌て出し、不安そうにリアに聞いた。 - 36二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 19:17:25
しかもお供の映画はペロロ様の映画だ」
- 37二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 19:19:09
リアもしかしてどこかに修行でもしに行くのかな?
- 38二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 19:29:50
「今回の件で己の傲りと未熟さを痛感しました……ですので、今一度鍛え直す暇を頂きたく思います」
顔を上げたリアの目には先日の揺らぎは無く、ただ主人と自分の為により高みへ行こうという決意が漲っていた。
「……うん、いいよ⭐」
滅多にない従者の我儘を、ミカは快諾した。
「ふむ……研修のためなら仕方がありませんね……資料が要りますね、図書室に依頼しておきます」
「事務長……ありがとう…ございます」
「ただし、今日中に出きる範囲の仕事と引き継ぎ書類の作成をお願いします……貴女なら出きるでしょう?」
事務長は次代を任せられる部下を信じて仕事を投げつけた。
「はい!お任せください!」
リアは猛然と仕事に取り掛かった。 - 39二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 19:48:47
そうして自らを鍛え直す時間を得たリアが、最初に欲したのは……
1、ミカ様に並ぶほどの戦闘力
2、誰の追随も許さぬほどの事務力
3、ミカ様のやりたいことを実現させる交渉力
4、先ずはアリウスで学べなかった知力
5、???
dice1d5=4 (4)
- 40二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 19:57:37
知力(37)
ミカ様の隣に居るためには……事務関係の知識だけでは足りない……!より多くの知識を……学びを……!
そしてリアは、8時間耐久BR学習を敢行した。
知力
dice1d63=1 (1) +知力(37)
初期値に足して45以下の場合は7ターンのうち2ターン目も知力修行
- 41スレ主23/12/05(火) 20:10:21
知力(38)
「……………………」チーン……
8時間耐久で教材ブルーレイを見続けたが、個々の単語などは幾つか覚えてものの、殆ど時間に見合った成果は挙げられず、目の乾きと疲労だけが残った……
「ううぅ……せっかくミカ様がくださった時間をむだに……」シナシナ……
最早形振り構って居られない……自分だけで改善できないならば!他人に頼るまで!
悄気かけた心を奮い立たせ、リアが頼ったのは……
1、補習といえば!先生
2、同期に頼ろう!雨宮ミスズ
3、パテルやミカ様の伝手を!
4、一応師匠筋だし……黒服
5、???
dice1d5=5 (5)
- 42スレ主23/12/05(火) 20:12:10
- 43二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 20:12:44
加速
- 44二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 20:13:44
ユウカ
- 45二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 20:14:00
サクラコ
- 46スレ主23/12/05(火) 20:20:31
ふむ……ここはアリウススクワッドの様子見も兼ねて……学問に秀でたミレニアムでも上位に位置するユウカさんに教えを乞いましょう……宗教色のないミレニアム式なら事務員である私にも分かりやすいはず……
dice1d63=25 (25) +知力(38)
- 47二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 20:22:37
流石ユウカだな
優しくわかりやすく教えてくれてそう… - 48スレ主23/12/05(火) 20:28:32
知力(63)
「……ふぅ、ユウカさん、ありがとうございます……無理言ってお時間取らせてしまい申し訳ありませんでした」
「いえいえ!リアさんには今回の件でもお世話になってますから!ちょっと勉強の仕方を教えるくらいどうってことありませんよ!」
ユウカが快く指導役を引き受けてくれたお陰で、リアの知力はそれなりの水準まで上がった!
「もし良かったら、今度買い物に行きませんか?すおすすめの本や教材教えますよ!」
「!……ええ、ぜひお願いします。お礼はその時に……」 - 49二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 05:19:27
保守
- 50スレ主23/12/06(水) 07:44:35
残り5日……
「…~♪︎」
ユウカのお陰で満足な知識を得ることができ、ご機嫌なリアが次に欲したのは…………
1、ミカ様に並ぶほどの戦闘力
2、誰の追随も許さぬほどの事務力
3、ミカ様のやりたいことを実現させる交渉力
4、???
dice1d4=2 (2)
- 51二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 07:45:49
ここから更に事務力上げるのか…
もう改善するところも無さそうだけども果たしてどうなるか? - 52二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 17:59:28
キヴォトス一の事務員早瀬リア……
- 53スレ主23/12/06(水) 18:11:48
とは言え、わたしの単純な事務処理能力はトリニティどころかキヴォトスでもトップ層にある……人材相場は覚え直すとして、さて、どのような方向で向上を図るべきでしょう……
1、処理速度の更なる向上(異能に片足突っ込む)を!(2ターン消費)
2、キヴォトス全域の物価及び人件費の全てを把握する!(2ターン消費)
3、キヴォトス全域の物価及び人件費、トリニティの予算関連の全てを記録が残っている限り把握する!(3ターン消費)
4、事務員育成プログラム作り(1ターン消費)
5、???
dice1d5=5 (5)
- 54スレ主23/12/06(水) 18:13:51
- 55二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 19:01:57
キヴォトス全てのありとあらゆる物流を感知できる様に
- 56二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 19:07:01
- 57二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 19:08:22
職種別の人件費の相場の理解(キヴォトス全域)
- 58スレ主23/12/06(水) 19:17:38
……沢山勉強したので、休息も兼ねて、ミカ様から指摘されていた「手が荒れている」ことの改善のため、スキンケアに取り組んでみましょう……先ずはユウカさんおすすめのミレニアムプライスを受賞したハンドクリームを……(ぬりぬり)……む、出しすぎました……ユウミ、ちょっと来て……ん、半分あげる……(ぬりぬり)……
……おぉ…手先が潤ったお陰か書類が捲りやすいです……これは……捗りますね!
─事務の効率が少し良くなった!─
1ターン消費、残り4日……
- 59スレ主23/12/06(水) 19:24:55
さて……手先が潤っていくぶん捗るようになりましたし、次に求めるのは……
1、ミカ様に並ぶほどの戦闘力
2、誰の追随も許さぬほどの事務力
3、ミカ様のやりたいことを実現させる交渉力
4、ミカ様乱入(1ターン消費)
5、???
dice1d5=1 (1)
ここまでの休暇の成果
・アリウスで不足していた知識の補充
・スベスベモチモチの手肌で紙が捲りやすくなった
- 60二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 19:26:10
ミカ並みは難しそうだな…
- 61スレ主23/12/06(水) 19:41:42
現在の戦闘力(62)
内戦は経験しているとは言え……事務員であるわたしにどの程度の伸び代が有るのでしょうか?
伸び代 dice1d33=16 (16)
- 62二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 19:43:37
結構伸びそうだな…
- 63スレ主23/12/06(水) 20:01:42
うむむ……ミカ様並は難しそうですが……頑張れば事務員兼ミカ様の護衛としてやっていけそうなくらいにはなれそうですね!
伸び代が有りそうでウキウキのリアが目指すスタイルは……
1、盾持ちタンク
2、インファイト型の囮
3、回避盾
dice1d3=2 (2)
- 64スレ主23/12/06(水) 20:09:01
やはり、わたしの武装的にも接近戦に相手を巻き込んで、わたしに注意を引き付けるのがいいのでは?盾とか使ったことありませんしね……
ミカ様が体制を建て直す時間が稼げれば十分ですし。 - 65二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 07:12:24
保守
- 66スレ主23/12/07(木) 07:29:23
しかし、どうやって強くなれば良いのでしょう?
1、射撃訓練(1ターン消費)
2、正実ブートキャンプ(3ターン消費)
3、矯正局に居る教官達に教えを乞う(4ターン消費)
4、アリウスブートキャンプ(3ターン消費)
5、美甘ネルに教えを乞う(4ターン消費)
6、???
dice1d6=6 (6)
- 67スレ主23/12/07(木) 07:34:06
- 68二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 07:38:23
2番のブートキャンプ
- 69二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 07:43:35
- 70二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 13:27:15
時間が空いている学園最強に教えを乞う
(ツルギ、ミカ、ネルetc…) - 71スレ主23/12/07(木) 19:53:55
ふむ……やはりトリニティならば正式に治安維持を担っている『正義実現委員会』に教えを乞うのがいいでしょう……それに委員長の剣先ツルギさんは『トリニティの戦略兵器』とまで呼ばれるお方……近接戦ではキヴォトスでもトップクラスの彼女の教えならば、きっと私も今より強く……!
dice1d16=11 (11)
- 72二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 19:56:45
大分伸びたな流石正実だな
- 73スレ主23/12/07(木) 20:02:11
「話はわかった……そう言うことなら訓練に参加していくといい……」
事情を説明すると、ツルギ委員長は快く訓練への参加を許可してくれた。
「ありがとうございます」
「いい……アリウスには、治安の維持に協力して貰っている……気にするな……」
「あれ?リアちゃんパイセン訓練するんすか?ならしっかり鍛えてくッス!」
少し話していると休憩中のキョウカがやってきて絡んできた。
「……キョウカも役に立っている」
ツルギの評価にキョウカが胸を張った。…
「むふー!これでもツルギ師匠の弟子ッスからね!」
………揺れる胸にイラッとした。 - 74スレ主23/12/07(木) 20:12:18
- 75二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 05:19:27
リア…私怨混ざってますよ…
- 76スレ主23/12/08(金) 07:30:58
「射て射て!射てー!」
「突っ込めー!」
「囲めー!」
ハスミ副委員長や2年のイチカさんは参加していないものの、沢山の正実委員がワラワラと銃を構えて迫り、銃撃を加えてくる。
「くぅっ!?」ズダダッ!
距離をとろうかと思い、少し下がれば扇状に陣を構えた生徒達からの統制射撃を加えられる。
「…!?(ゴロゴロ!)…ハア…ハァ…」
ゴロゴロと転がって遮蔽物の影に隠れて銃撃をやり過ごした。
「ケヒヒヒヒヒ!ヒャッハー!」
「ギャー!?総員散開ー!?」
そうこうしているうちにツルギ委員長が陣地に突っ込んでかき回し始めた。囲みの中に入ったため前後左右から発砲されるが、体が大きい割に、開けた場所でリアが受けた銃撃よりも被弾が少なかった。
「……!なるほど!」
リアも倣って、拳銃を構えて囲みの中に突っ込んだ…… - 77スレ主23/12/08(金) 18:58:42
敵陣に切り込めば、誤射を嫌ってか、先ほどまでよりも発砲頻度が落ちた。
自身の小柄な体躯は敵の体に隠しやすく、接近すればある程度捌ける。相手取る銃口は減り、近づいて打てば落とせる。
勿論、相手は正義実現委員会、こちらも少なくない弾丸に射ち据えられた。しかし…………嗚呼……しかし…… - 78スレ主23/12/08(金) 21:34:50
「ふふ……いい気分ですね……!」
劣勢の状況で体には活力が満ち、気分が高揚した。
リア本人は意識していないが、彼女の神秘は『逆転』と『反逆』。多数を相手取らねばならない不利な状況に、彼女の神秘が反応していた。
背中に背負っていた大型拳銃を抜き、姿勢を低く構えた。
「いきます」
──早瀬リアのボルテージが上がる─ - 79二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 06:35:24
スパルタスクみたいな事になってる……
- 80二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 06:36:56
これは反逆者認定もらえそうですね…
他作品ネタで申し訳ないですが… - 81スレ主23/12/09(土) 07:59:30
見た目は西部劇に出てくるようなリボルバーだが、その大きさはカービン銃を少し小さくした程、ハンドガンにしては大きすぎる大口径銃……
『フェイファーツェリザカ』
アリウス解放戦役でも使用されたそれを、リアは取り出していた。
手近な生徒の懐に突っ込んで腹に押し当てて1発。
「ぐへっ!?」
一部の対戦車ライフル弾にも匹敵する運動エネルギーをもつ.600NE弾の一撃が、派手な発射炎tlともに意識を刈り取る。
向こう側でキョウカと静山マシロさんを相手に暴れているツルギ委員長の動きを真似て突っ込んで射ち、また次の生徒へ突っ込んでうつを繰り返す。
「うわー!こっちくんなー!」
「け、牽制射撃ー!接近させるなー!」
「ちっこすぎて当たんないよー!」
何人かが距離を開けて弾幕を張る。キョウカやツルギ委員長のように突っ込ん無事なほど頑丈じゃないので隠れてやり過ごす……反撃は後だ。あと、最後にちっこいって言ったやつ…………
次 は お 前 の 番 だ …… - 82スレ主23/12/09(土) 17:18:22
- 83二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 17:23:29
- 84スレ主23/12/09(土) 17:35:08
ちなみに、現状トリニティでリアの神秘が一番刺さるのはミカ様です。
本人がリアよりも強いので『逆転』が作動するし、リアが「自分の主人はミカ様」と認識しているので、やろうと思えば『反逆』が作動します。
もっとも、ミカはリアを大事に扱っているし、リアもミカに仕えて満足しているのでまず発動することは無いでしょう……。
問題はミカが卒業した後後釜に収まる生徒でしょうね……トリカスムーブしたら反逆されます。 - 85二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 17:36:25
後釜責任重大すぎる…
頼んだぞ後釜… - 86スレ主23/12/09(土) 20:36:36
- 87スレ主23/12/09(土) 22:02:18
射撃の統制が乱れた所にまた突撃する。
……先ずは一人目……さっきわたしのことをちっこいって言ったお前だ!
「ギャっ!?」
グリップで頭を殴ると、短く悲鳴を上げて悶絶した。更に隣にいたやつには膝を入れて、踞ったところをまたグリップで殴る。
後はツルギ委員長を真似て突撃と離脱を繰り返しながら、一人づつ弾丸を撃ち込んでいった……。
「ハァ…!ハァ…!やっぱりツルギ師匠は強いッスね!」
「ええ!さすが我々の委員長です!ですが、私たちも正義を体現するために、いずれ追いつかねば!」
キョウカとマシロは、ツルギを相手に、数人の委員と共に遅延戦闘を行っていた。
「ケヒヒヒヒヒ!……?…あ…………」
一旦距離をとり、再装填してさあ突撃しようか、というところでツルギは動きを止めた。
「…?なんすか?」
「………………」
「………………(スッ)」
ツルギは銃を片方上げて後ろを指した。
「?後ろっす……か…?」
「……先ほどはよくも『ちっこい事務官』って言ってくれましたね」にっこり
後ろを向くと、倒れた委員から奪ったらしいライフルの銃床を振りかぶっているリアがいた。 - 88二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 05:41:38
アカーン
- 89二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 06:47:40
南無…
- 90二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 08:18:07
構えるとか突きつけるとかじゃなくて振りかぶってる...
- 91スレ主23/12/10(日) 10:52:06
ガシャァァ!
「グギィッ!?」
リアの振り下ろした銃床が、キョウカの頭を捉えた。
「うぐっ!?」
しかしギリギリで回避を始めていたことと持ち前の頑丈さで意識をとばされるのは回避し、反撃で蹴りを放っていた。
「いったいッスねえ!?ちっこいって言ったからって銃床で殴ること無いでしょう!?銃床で!」
「うるさいですねぇ!これでも妹は伸びたのに自分は伸びないの気にしてたんですよ!?」
「姉妹揃ってほぼぺったんこじゃないっすか!」
「あー!?言いましたね!?言っちゃいましたね!?わたしはともかくユウミまでぺったんこって言いましたね!?」
ドカッ!バキッ!ボコボコッ!ニャーン! - 92二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 10:58:19
キ、キャットファイトだこれ…
- 93二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 19:32:25
グダグダにもつれ込みそう
- 94スレ主23/12/10(日) 21:39:04
「っっっッス!」ドスッ!グシャアァ!
「うっ!?……うーん…………」バタン!
キヴォトストップクラスのツルギ委員長と単騎でやりあえるキョウカ相手に、そこそこ戦えるだけの事務員が勝てるわけもなく、腹部と側頭部への打撃で沈められた。
それでも、リアにとって、得るものがある訓練だった。
戦闘力 (62)→(73) - 95二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 21:46:24
11増えたのは本当いい成長だなこれ
勝てなかったのは残念だけども… - 96スレ主23/12/11(月) 07:40:10
倒れていたリアが呻く。
「うう……ごめんね…ユウミ……お姉ちゃん、ユウミをぺったんこって言ったやつに勝てなかったよ……」
「え、これわたしが悪い感じッスか?」
「うーん、人がコンプレックスに感じていることを無闇に指摘するのは良いことではないですね、正義じゃないです」
「そっすか……あー、リアちゃんパイセン、悪かったッス……今度からちっこいとか思ってもたまにしか言わないようにするッス!」
「……ふんっ!」バチーン!(乳ビンタ)
「痛ったぁ!?なんでッスか!?あたしちゃんと謝ったッスよ!?」
「……そういうところですよ……はぁ……」
同じ1年生でキョウカとよく絡むマシロは呆れたようにため息を吐いた。 - 97二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 07:45:58
うーん煽りよる
元気出してねリア
それに小さい方が好きな人もいるし大丈夫大丈夫…きっと - 98二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 18:13:49
ナチュラル煽りで草
- 99スレ主23/12/11(月) 18:20:15
「3日間、お世話になりました」
「……ああ、たまには顔を出すといい、良い刺激になる……」
最初の訓練を含めて3日間、正実の訓練に取り組み、リアは自分の戦術を見つめ直して戦力の向上をはたした。
さて、最後の1日でリアがするのは……
1、交渉力を磨くためにその手に明るい生徒に相談
2、救護騎士団で応急処置の研修
3、そろそろ手が震えてきたのでシャーレでお手伝い
4、寂しくなったミカ様が突撃してきた……
5、???
dice1d5=2 (2)
- 100二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 18:21:17
応急処置覚えとけば不測の事態に対処出来るしいいな
- 101スレ主23/12/11(月) 19:37:45
やはり、学園間の事情に明るい事務長や、電子戦にも多少は対応できるユウミのように、私も何か1芸いを持つべきでしょう……。
護衛を兼ねるならある程度救護の心得もあった方がより役立てるのでは?
「なるほど、そういうことでしたらお教えしましょう」
「突然お願いして申し訳ありません」
「いえ、良い心掛けです。『救護が必要な場に救護を』を信条とする我々ですが、常に皆様のそばに居られる訳ではありません……心得を知るものは、居るに越したことはありません」
そう言ってミネ団長は救護騎士団の詰所に招いた。 - 102スレ主23/12/11(月) 20:20:50
ミネ団長がリアに教えたのは……
1~3、基本的な応急処置
4~6、割りとしっかりした応急処置
7~9、救護
10、ガチ救護
dice1d10=9 (9)
途中でミネ団長は暴走……
1~6、しない
7~10、した
した場合1段階内容が濃くなる
dice1d10=10 (10)
- 103二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 05:18:41
保守
- 104二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 05:22:17
団長暴走しちゃったかぁ…
リアが無事なこと祈ろう - 105スレ主23/12/12(火) 10:34:18
「ところでリアさん、時間はどれほどとれるのですか?」
詰所にあるテーブルに向かい合い、お茶を飲みながら内容を詰めるにあたって、ミネ団長はかけられる時間を確認した。
「はい、お休みは明後日の昼まで頂いていますので、明日一杯は時間があります」
「そうですか……では、せっかくですので、応急処置と言わず、救護について学んでいきませんか?」
ミネ団長の提案は、より良い知識を求めるリアにはありがたいものだった。 - 106二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 19:07:26
お勉強の時間だ
- 107スレ主23/12/12(火) 20:02:39
「でも、いいんですか?お忙しいのに……」
「ええ、問題ありません。エデン条約が締結されてから学内も安定している上に、アリウス生徒達が正実に手を貸しているお陰で私が出る必要のある患者も減りましたから」
そう言ってミネ団長は微笑んだ。 - 108スレ主23/12/12(火) 20:20:53
ミネ団長の講義は早速始まった。
初歩的な応急処置の確認と、発生頻度の多い怪我の効果的な処置についての指導を受け、17:30に解散した。
「なかなか筋がいいですね……では、明日の8時に、またここに来てください。続きをお教えします」
「はい!ご指導、ありがとうございました!」
確かに自分の身になっている実感と満足感のもと、リアは帰路についた。
「…………ええ、いいですね……なら、明日はもっと…………」
だからリアは気づかなかった。自分を見送るミネ団長の目が爛々と輝いていたことに………… - 109二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 00:40:53
救護に目をつけられてしまったか
- 110二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 05:58:02
保守
- 111スレ主23/12/13(水) 07:35:23
─翌日─
リアが救護騎士団の詰所に向かうと………
「おはようございます、リアさん」
入り口でミネ団長が待ち構えていた。
「おはようございます!今日もよろしくお願いします!」
「もう準備はできています。どうぞ中へ……」
普段から物資の用意の関係で関わるため、知らない仲ではないが、それでも部外者に対する扱いにしては違和感がある程準備のいいミネ団長。
昨日の成果にすっかり安心したリアは、違和感に気づかず、ホイホイとついていってしまった。 - 112二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 07:37:10
団長すっかりエンジンかかってるなこれ
とりあえずリアが無事に終えれる事を祈るか… - 113二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 17:36:45
この後「救護」でSAN値チェック入ったんだよね……(先行入力)
- 114スレ主23/12/13(水) 20:22:03
救護騎士団の詰所に入ったリアが目にしたのは、山と積まれた医療関係の書籍や参考資料の数々………部屋の隅では、救護騎士団の団員が気の毒そうな視線をこちらに向けていた。
「こ、これは一体………」
ここに来てリアはようやく危機感をおぼえ始めた。
だが、既に遅い。リアの肩に手が添えられた。
「せっかく学ぶのです、是非とも多くの知識と技術を身に付けてください」
優しく添えられている手だが、全く後ろを振り向くことが出来ない。
「あ、あの、わたしに許された時間は1日しか………」
「ええ!ですので、学ぶ内容は此方で厳選いたしました!」
椅子に座らせられたリアは冷や汗を流した。
「で、でも!これは明らかに多いような………」
「おや?ミカさんが怪我を負って、不利益を被ってもいいと?」
『リアちゃん……ごめんね……』
「っ!?や、やります!ぜ、全部教えてください!」
ミカの不利益を生じる可能性を、リアは許容できなかった……
「ええ、では、昨日の復習から始めましょう」 - 115二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 06:45:31
詰め込みにきおった……
- 116スレ主23/12/14(木) 08:21:26
適切な止血の仕方、添え木を使った固定、火傷の処置、弾丸の摘出、傷の縫合……それらを一通り終える頃には日が傾き、沈みかけていた。
「……理論を学んだばかりにしてはなかなか筋がいいですね」
リアが縫合の練習に使った皮を見ながらミネ団長は頷いた。
そして、リアは……
「おぼえなきゃ……できるようにならなきゃ……ミカ様が……ミカ様が…!?」
ぶつぶつとうわ言のように呟きながら資料に目を通し、処置の練習を続けていた……
現在のリアの救護力
dice1d100=4 (4)
+20(団長がガチ救護を教えているため)
リアの精神への負荷
dice1d100=73 (73)
80以上で『救護』されて救護講習を終了します。
- 117二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 08:26:09
虚無っては無いはずなのにヴァニヴァニした幻聴が聞こえてくる。ギリ救護されないの語尾にヴァニって付くけど話はできるみたいな疲れ方してない?
- 118二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 10:14:29
これ詰め込みすぎて逆に駄目なパターンだ…
団長大分疲弊してるんでそろそろ勘弁してあげてください - 119スレ主23/12/14(木) 18:57:33
「う゛ぁに……やらなきゃ……う゛ぁにたす……」
「ふむ……」
熱に魘されるように呻きながら手を動かすリアを見て、ミネ団長は思案した。
「リアさん、大丈夫ですか?」
「う゛ぁに(はい)、だいじょうぶです……」
「これは……そろそろ休憩が必要ですね。リアさん、夕食を兼ねて休憩にしましょう」
そうしてミネ団長は紅茶とサンドイッチを用意した。
負荷が80に達していないため、休憩を挟んで継続されます。
リアの精神への負荷(73)- dice1d100=77 (77)
- 120スレ主23/12/14(木) 18:59:05
すまない、マイナスダイスの最大値をミスった
dice1d73=52 (52)
- 121二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 19:00:44
大分回復してよかった…
団長ナイス判断です - 122スレ主23/12/14(木) 19:10:03
「はぐっ!あぐっ!もぐもぐ!ごくごく!ぷはっ!」
「一息にやりすぎたようですね……急ぐ必要はありませんから、ゆっくり食べてください」
「はぐっ!もぐもぐ……ごくん!……お見苦しい所をお見せしました。申し訳ありません……」
余裕なく食事を詰め込んでいたリアは、恥ずかしそうに頬を掻いた。
リアの精神への負荷(73)→(21) - 123スレ主23/12/14(木) 20:03:29
温かいお茶とサンドイッチで一息つき、リアはかなり持ち直した。
「さて……それでは続きをしましょう……まだ今日は終わっていません」
「お、お手柔らかにお願いします……」
それから日付が変わる手前まで知識の確認と処置の練習をノンストップで行った。
リアの救護力(24)+ dice1d100=42 (42)
リアの精神への負荷(21)+ dice1d100=25 (25)
80以上に達したら救護されて終了します。
- 124二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 20:06:58
やっぱり落ち着くと効率上がるんだろうなぁ
一気に66になったのすごいな - 125二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 06:11:08
保守
- 126スレ主23/12/15(金) 07:38:06
知識については、ばにたす寸前まで詰め込んでいた結果、一旦休憩を入れて、余裕ができたことと、指導役が優秀なこともあり、かなり身についてきた。
「ふむ……なかなかですね……」
「ふあぁ……つかれました……」
ミネ団長からそこそこの評価を貰ったリアは、夜遅い時間になったこともあり、疲労でシナシナになり始めていたが、新しく身につけた技能に確かな満足感を感じていた。
救護力(66)
リアの精神への負荷(46)
しかし、立ち上がろうとしたリアの肩に手が添えられた……
「ここまできたのです……救護の真髄をお教えしましょう……今夜は寝かせませんよ」
「ひっ……!?」
負荷が80に達していないため、団長の暴走が止まりません!
救護力(66)+ dice1d29=4 (4)
リアの精神への負荷(46)+ dice1d100=55 (55)
- 127二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 07:40:16
団長!?何やってんだよ団長!?
これは救護コースですねわかります… - 128二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 14:33:51
そんなに詰め込まんでも
- 129スレ主23/12/15(金) 20:46:11
結局リアが解放されたのは、空が白み出す頃だった……
「アアア……ミカサマ……ミカサマ……ヴァニタス……」
「これはいけませんね……少し寝てから帰りなさい」
「ミカ……サマ……(ガクッ)」
ベットに放り込まれたリアは、気絶するように眠りにおちた…… - 130二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 20:49:08
リアお疲れ様…ゆっくり休め…
- 131スレ主23/12/15(金) 20:51:47
一方、その頃のミカは……
「う~ん(ムクッ)……リアちゃん?……(ポスッ)……えへへ……リアちゃん……zzz……」
一瞬目を覚ましたものの、すぐに幸せそうに二度目を始めた…… - 132二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 03:16:15
このレスは削除されています
- 133スレ主23/12/16(土) 10:27:22
「ふあぁ……ミチルちゃんおはよう」
もうすぐ10時になりそうな時になって、ミカがパテル分派の事務室に顔を出した。
「おや?今日は授業が無いとはいえ、随分遅いご起床ですねミカ様」
「だっていつもはリアちゃんが起こしてくれるんだもん……」
「はぁ……いくら恩人とはいえ、リアもミカ様を甘やかしすぎですね……」
ボヤキながら、事務室の休憩スペースにあるソファに腰かけたミカにお茶を持っていく。
「ありがとうミチルちゃん……ユウミちゃんは?」
「ミレニアムに行っています。リアの代理ですね」
「そっかぁ……ところで、リアちゃんはまだ帰ってきてないの?」
「まだですね……今日の11時まで休暇を出していましたので、もうすぐかと……」 - 134スレ主23/12/16(土) 16:21:22
そうこうしているうちに、がチャリと事務室のドアが音を立てて空いた。
「ほら、帰って来ましたよ」
「わぁい!迎え行ってくるね!」
ミカがパタパタと嬉しそうに入り口にかけて行った。
「お帰り!リアちゃ……ん……?」
「ミカサマ……ミカ……サマ……ア、ミカサマダ……」
虚ろな目で自分の名前を呼ぶリアが立っていた。 - 135二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 16:22:37
まだ回復し切れてねぇ…
ミカ回復頼んだぞ - 136スレ主23/12/16(土) 20:15:53
「ちょっ!?リアちゃんどうしたの!?」
フラフラのリアを見てミカは動揺した。
「きゅ、きゅうご……(ガクッ)」
それだけ言い残すとリアはミカの胸へ倒れ込んだ。
「そう言えば、最終日は救護騎士団で応急処置について学ぶと言っていましたね……大方、ミネ様が暴走でもしたのでしょう」
……事務室の長、矢向ミチルは冷静だった。 - 137スレ主23/12/16(土) 21:23:44
「救護騎士団……」
ミカはリアをソファに寝かせると、壁に立て掛けていた自分の銃を手にとって扉に向かった。
「ミカ様、変な気を起こさないで下さい」
何をしようとしているのかを察したミチルがミカを引き留めた。
「離してミチルちゃん!わたしのリアちゃんをこんなにされて黙ってられない!」
「落ち着いて下さいミカ様!報復は事実確認が出来てからでも遅くはありません」
コンコンコンッ
服を掴むミチルを引き摺ってでも扉へ向かおうとするミカがドアノブを掴む前に、事務室の扉がノックされた…… - 138二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 21:30:07
気持ちはわかるけどもミカステイ
だれが来たんだろう? - 139スレ主23/12/17(日) 08:05:27
バンッ!と乱暴に扉が開かれた。
「失礼します!救護騎士団の蒼森ミネです!こちらに早瀬リアさんは来ていませんか!?」
扉を開けたのは救護騎士団団長『蒼森ミネ』……先ほどミカが下手人であると推定し、報復へ向かおうとしていた相手その人だった。
「ミネ団長…!どの面下げて…!」
当人を前にして、ミカはその顔に怒りを滲ませた。ミチルが袖を握っていなければ飛びかかっていたかもしれない。
「…!……ああ、よかった……やはりここにいたのですね…!」
怒った顔で威嚇するミカの後ろ……ソファで寝かされているリアを見つけて、ミネ団長は安堵にして顔を綻ばせた。 - 140二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 15:20:48
流石に団長謝罪に来てくれたかよかった…
- 141スレ主23/12/17(日) 20:27:45
「実は、徹夜で救護について指導した後、非常に体調が危うかったため救護所のベットに寝かせていたのです。少し目を離した間に居なくなってしまって……ここに来ていたのならよかった……」
ホッとしたようにミネ団長は胸を撫で下ろし、キリリと顔を引き締めた。
「この度は申し訳ありません……頼まれたこととは言え、久しぶりの優秀な人材に目が眩み、指導が行きすぎてしまいました……救護者として恥じ入るばかりです……」
頭を下げるミネ団長を見て、今にも掴みかかろうとしていたミカは体から力を抜いた…… - 142二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 21:00:01
ミカも落ち着いてくれたか良かった…
- 143スレ主23/12/18(月) 08:14:02
「ミカさん、本日は謝罪と……彼女の『治療方針』をお伝えしに来ました」
『治療方針』……謝罪を受けて一旦怒りをおさめたミカは、物騒なその言葉に反応した。
「治療って……リアちゃん、どこか悪いの?」
ソファに目を向ければ、リアが安心したようにスヤスヤと眠っている。
「いいえ、リアさんは小柄で痩せ気味なことを除けば、身体的には何ら問題ありません……問題は、心のありようです」
心の有り様の問題……それはミカも感じていたものだった。最近のリアは余裕ありげにしていることが増えたが、一方でアクシデントから不安定になることもあった。 - 144スレ主23/12/18(月) 19:57:40
「やりすぎた私が言うのもなんですが……ここまで『やれない』筈なのです……」
ミネ団長が困ったように眉をしかめて言った。
「やれないって……やらないの間違いじゃないの?ふつう他派閥の子にここまでしないよね?」
暗に「自分でやっといて何言ってんの?」とミカが言った。
「……何も言い返せませんね。……以前、セリカが騎士団に入りたての頃……同じことをしたら彼女は泣いて抵抗したんです……」 - 145スレ主23/12/18(月) 20:21:46
『鷲見セリナ』……性格善良、神出鬼没の救護騎士団員。趣味は病院のボランティアと言うほど熱心な彼女だが、当初その資質を見込んでミネが施そうとした救護講習からは、その過酷さから一旦逃げ出し、後日ゆっくりとペースを落として教わったという……つまり……
「あり得ないのです……いかに救護に関心のある生徒と言えど逃げ出す訓練に耐えることなど……逃げずにやりきってしまうなど…!」
「…………」
ミカは知っている……アリウスでリアの行っていた孤独なワンオペ事務……それを思えば耐えられるのだろう。しかし、あれは妹と同期達を人質に取られてのこと……今回はなぜ……
「ミカさん……彼女の貴女への忠誠は異様です……依存と言い換えてもいいでしょう……おそらく、万が一貴女が命を落とすことがあれば……リアさんは貴女の後を追うでしょう」 - 146二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:23:45
確かにリアの思い少し重かったもんな…
とはいえどう解決したもんか… - 147スレ主23/12/18(月) 20:43:28
「なんだ、そんなことか」
ミカがあっけらかんと言うと、ミネ団長は呆気に取られたかのようにポカンとした表情を浮かべ、その後怒りを顔に滲ませた。
「なんだとはなんですか!貴女の連れてきた生徒が!他ならぬ貴女のために命を捨てるかもしれないのですよ!?」
ミネ団長が語気を強めるも、ミカは涼しい顔で聞いていた。
「うん、だから大丈夫……捨てさせないよ……リアちゃんの命はわたしのものだもん」
「なっ!?なっ!?」
「わたしの後を追う?それこそ大丈夫だよ?だってリアちゃんが私を生かすもの。私はリアちゃんが命を捨てるのを許さないし、リアちゃんも私がリアちゃんを置いていくのを許さない……ほら?死なないでしょ?」
曇り無い瞳でミカが言うのを聞いて、ミネ団長は頭を抱えた。
「はぁ……どうやら貴女達の主従は最早末期…………手の施しようがありません……せめて安らかに過ごせることを祈ります……」
「この度は失礼しました」そう言ってミネ団長は帰っていった…… - 148二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:45:50
お互いに重かったか…
でも確かにこうなってもおかしくないよな - 149二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 21:08:05
かっけぇよミカ
- 150スレ主23/12/19(火) 07:48:21
「……相変わらず重たい主従ですね」
側で見ていたミチルがからかうように言った。
「ん?重くていいんじゃない?わたし、布団と一緒にいる相手はちょっと重い方が好みなんだ」
そう言ってミカはリアの方に向かっていく。
「でも、今回はちょっとがんばりすぎ……お仕置きだよ……リアちゃん」
寝ているリアの頬を摘まんで捏ね回すと、イヤイヤと首を振り、顔を半分ほど毛布に潜り込ませた。その様子にミカはクスリと笑った。
「おやすみ……リアちゃん、いい夢を……」
そう言ってミカは、寝ているリアの頭を撫でた…… - 151二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 19:22:30
優しみが溢れている
- 152二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 19:23:42
やっぱりこの主従いいなぁ…
- 153スレ主23/12/19(火) 19:23:49
一週間の研修による成長後のリアのステータス
戦闘力(62)→(73)
事務力(100)→紙がめくりやすくなった
知力(37)→(38)→(63)
※事務と兵站に50のバフが入る
new救護(70)
工作(19)
交渉(72)
神秘(35) - 154二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 19:27:49
改めてみても大分成長できたな本当リアよく頑張ったね
これなら本人も満足かな - 155スレ主23/12/19(火) 20:07:03
─翌朝─
「ミカ様っ!?」ガバッ!
リア目を覚ますと、そこは見慣れた寝室だった。
「う~ん……リアちゃん……」
側ではミカがまだ寝ている。
「……はぁ……どうやら、また運んでいただいたみたいです……」
起こさないように静かにベットを下り、キッチンに向かう。棚と冷蔵庫を開けると、食パンが1斤とミカお気に入りのジャムが入っていた。
「……今日はトーストですね」
ケトルに水を入れて火にかける……パンは厚めにカットしてトースターに入れた。
こうしてリアがミカの朝食を用意するのも約1週間ぶり……その間は部屋に戻らず、ミレニアムの宿舎や正実の宿舎で眠っていた。
「~♪」コポポポッ!
「ふぁ~……おはよう、リアちゃん」
リアが鼻歌交じりにコーヒーを淹れていると、目を擦りながらミカが起きてきた。
「はい!おはようございます!ミカ様!」
ドリッパーをサッと流しに置いて、リアがミカに向かってパタパタとかけていき、ギュッと抱きついた。
「ただいま戻りました!ミカ様!」
「ふふっ……お帰りなさい、リアちゃん……」
ミカが抱き返して頭を撫でると、気持ち良さそうに目を細めた。話したいことはたくさんあった。だが
「まずはごはんにしよっか?」
「はい!ミカ様!」
砂糖2個のコーヒーとトースト、それを食べながら話す……そんな時間が、2人にとって何より心地よかった…… - 156スレ主23/12/20(水) 07:43:15
「「「「ズルズルズルズルっ!」」」」
朝の部室棟に響く、麺を啜る音。
「モグモグ……っ!これは!」
「えへへ…!おいしいですね」
「うん、昨日よりおいしい」
2日目に自販機でうどんを食べたスクワッド達は、それ以降、毎朝試食を兼ねて自販機研究会でうどんや他の麺類を食べていた。
「へっへっへっ!そうでしょう!そうでしょう!」
サオリ達の『おいしい』の言葉に部員達は皆ニコニコである。
「モグモグ……ゴクン……これ、麺を変えたね、歯切れの良さは変わらないけど……前よりもこう……もっちり感?もある……おいしい……」
以前麺についての改善点を言っていたミサキの言葉に、最初に会った部員……『部長』は得意気に胸を張った。
「ふっふっふ…!さすがミサキさん!お目が高い!何を隠そう今回の麺は饂飩研と共同開発した自販機専用麺!麺の生地にタピオカ粉を配合してもっちり感を足した改良品です!」 - 157二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 07:47:39
麺も改良していくのは流石ミレニアムって感じがしていいな
自販機のうどんだから安価だし安価で美味しい麺食えるとかまさに最強では? - 158スレ主23/12/20(水) 19:24:54
「モグモグ……ゴクン……ごちそうさまでした。今日もうまかった」
「あはは!そう言って貰えると、私達も作りがいがありますね!……今日はどちらへ?」
「そうだな……今日は……
1、セミナー周辺
2、部室棟周辺
3、校内巡回
4、自治区巡回
5、廃墟付近の巡回
dice1d5=1 (1)
をする予定だ」
- 159スレ主23/12/20(水) 19:40:03
「セミナー周辺を警備する予定だ」
今日の警備場所を伝えると、『部長』は「ふむ……」と顎に手を当てた。
「部室棟や校内の巡回じゃないんですね……これは部室の守りを固めた方が良さそうですね……みんな!貴重資料は1か所にまとめて!周りに防弾板とバリケードの設置も忘れずに!」
「「「はーい!」」」
『部長』の指示に従って、部員達が慌ただしくレトロな自販機を部屋の角にまとめ、防弾板とバリケードで囲っていった。
「ふぅ、サオリさん達のおかげでここ最近は平和ですが、襲撃や実験設備の暴発なんてよくありますからね……用心しませんと」
額を拭いながら部長が言った。 - 160スレ主23/12/20(水) 20:28:21
「それにしても……セミナーの警備ですか……あ」
部長は考えた後にあっと声を漏らした。
「何かあるのか?」
「そう言えば、セミナーから「他校からのお客様が来るからセミナー施設周辺に近づかないように」ってお達しがあったんでした!」
ポンと手を打って部長が言う。
「あと、あの人が帰ってきてるかもしれません!」
後輩が見かけたって言ってました!」
「あの人とは?」
不審そうにサオリが聞いた。
「我が校のトップ、ミレニアムのビッグシスター、生徒会長『調月リオ』です!」 - 161二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 20:30:24
リオと出会うか
この世界線だともしかするとパヴァーヌ2章にアリスク絡むかもしれないな - 162二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:31:42
- 163二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:33:00
絶対勝てなさそうだからそれは勘弁してあげて…
- 164スレ主23/12/21(木) 07:29:41
セミナーの執務室付近で警備をしていたサオリ達に近づく人影が2つ……
「ヤッホー⭐サオリ元気?」
─ティーパーティーパテル分派首長、聖園ミカ─
「サオリ、首尾はどう?」
─パテル分派次席事務官、早瀬リア─
「なんだ、セミナーの客はお前達か……私もスクワッドも皆元気だ、充実している」
サオリは肩の力を抜いて柔らかく笑った。
「それで?今日は何をしに来たんだ?」
サオリが聞くと、ミカは少し考えた後、「サオリならいいか」と言って答えた。
「トリニティとミレニアムの相互干渉についての擦り合わせ……ユウカちゃんだけならリアちゃんに任せるんだけど、今回は『会長さん』も出るから私も来たの」 - 165二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 07:33:00
ミカも来たか果たしてリオとどんな話をするんだろうか
- 166二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 18:49:54
もしかしたら秘密条約的なノリでアリス排除に協力要請とか…―
- 167スレ主23/12/21(木) 19:59:36
ミカとリアが部屋に入ると、中ではユウカと、長い黒髪の生徒が待っていた、
「はじめましてセミナーの会長、調月リオです。、ミレニアムにようこそ、トリニティの生徒会、ティーパーティーの聖園ミカさん」
「はじめまして⭐聖園ミカです⭐後ろにいるのは私の補佐官の早瀬リアちゃん!名字は一緒だけどそっちのユウカちゃんとは親戚とかじゃないよ?」
「そう……本題に入ってもいいかしら?」
淡々と自己紹介と無難な歓迎な言葉を述べるリオと、ハチャメチャに明るい挨拶とミレニアムに来たときの鉄板ネタと化したリアの紹介を行ったミカ、そしてさらっと流されたのを見てリアは察した。
「(あ、たぶんこの人ミカ様と相性悪い)」 - 168スレ主23/12/21(木) 20:42:09
「もー⭐会長さんったら固いよ⭐最初は小粋なトークでアイスブレイクといこうよ⭐」
「?……それだけ砕けて話せるならアイスブレイクは要らないんじゃないかしら?私には必要無いわ」
めげないミカのトークもバッサリ切って捨てられた。
「……OK……アイスブレイクはお嫌いな感じね……わかった、お仕事の話しよ?」
これにはミカも肩をすくめるしかなかった。楽しい会話は諦めて、ミカは分派の長であり、トリニティの使者であることに意識を切り替えた。 - 169二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 08:04:49
お互い仕事がなかったらまず会話できなさそう
- 170スレ主23/12/22(金) 08:18:42
「……本題に入りましょう」
「うん、そうしようか…お茶しながら会議って感じでもなさそうだしね」
リオは淡々と、ミカは残念そうに本題に入ることに同意した。
「まずは互いのスタンスの確認を……」
「うん、そっちのを聞いてもいいかな?」
「ミレニアムとしては、今回の条約について異議は無いわ……そちらの生徒が妙な気を起こさない限り、敵対する意思はないわ」
「うん、トリニティとしてもそれはありがたいよ。うちもわざわざ侵略を仕掛ける気はないよ」
「……条約締結時に学校を一つ取り込んだようだけど?」
「アリウスとの和解はトリニティ設立時からの課題の一つ、例外であって同じように他校に手を出す気はないよ……むしろ手を出すのはトリニティの不利益になるし」
「賢明ね……いかに三大校2つと1校の戦力があっても、三大校同士でやり合って無事では済まないもの……」
ここまでは概ね最初にミレニアムを訪問したときと同じ……メインの話題ははここからだった…… - 171スレ主23/12/22(金) 17:12:17
「単刀直入に言いましょう、トリニティはミレニアムに介入しないでもらいたいの」
ズバリと言うリオに、ミカは口許をひくつかせた。
「ず、ズバッと言うね……それは不可侵条約ってことかな?」
「そうなるわね、此方からはトリニティに介入しない、その代わりにトリニティもミレニアムに介入しないで」
リオの要求に、ミカは考え込み、ちょいちょいと後ろに控えたリアを呼んだ。 - 172スレ主23/12/22(金) 17:14:00
- 173二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:35:46
- 174二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:37:52
- 175二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 01:54:57
攻める気がないとはいえ現在この世界線のキヴォトス最大の兵力持ってるトリニティとドンパチしても先に潰れそうだしなミレニアム
- 176スレ主23/12/23(土) 10:30:12
復活
「(……?これは……?いや……?しかし…?…?)」
リアは『調月リオ』という人物の人となりを捉えあぐねていた。
『冷徹な独裁者』にも『ミレニアムを愛する生徒』にも感じる。リアの神秘も、非戦闘時で、リオ本人がリアよりも戦闘力が低い為に『逆転』は作動しないものの、『反逆』については何度も反応と消失を繰り返していた。 - 177スレ主23/12/23(土) 10:31:47
- 178二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 10:36:00
復活できて何よりです
確かに掴みづらいよなリオは…果たしてリアの判断は如何に - 179二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 10:41:59
トリニティが介入すると余計にアリスがやられる可能性増すし(普通にあぶねえから)。アリスク+精鋭アリウスとかが敵対するとゲーム部とc&cでも相当きついからここで介入するなって言わないで味方に出来れば(味方にできるかは知らんが)アリス消せてた(終わった後リオが味方にしなくて良かった)ってオチなら何とかアリスは無事なはずだ。
介入するにしてもヴァニタス治療を元に全部終わった後のリオのメンタルケアならよさそう - 180二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 10:47:50
- 181スレ主23/12/23(土) 14:28:00
「リアちゃん、どう?悪い感じする?」
「いえ……その……無いわけではないんですけど、善性と独裁体質みたいなのが複雑に絡んでてなんとも……」
ミカから意見を求められ、自分の所感を語った。
「どの程度の範囲を不干渉と捉えるか確認すべきかと……折角ミレニアムと人材の交流が図れているのに、それがオシャカになるのは……」
「うん、そうだね」
リアの意見にミカは頷き、リオに向き直った。
「条件次第かな?完全な鎖国状態にされるのはこっちとしても困るし、何処までを不可侵とするかをききたいな」 - 182スレ主23/12/23(土) 18:59:51
「まず、トリニティとミレニアム間での武力組織の戦闘の禁止は前提と置きたいわ」
「うん、不可侵条約ならまずそれは入るよね、ただ、『武力組織』って何処までを指すの?キヴォトスの生徒は全員銃で武装してるけど、一般生徒間の衝突はちょっと責任持てないなぁって」
キヴォトスで武装するのは服を着るのと同じくらい当たり前のこと……非武装の生徒は露出趣味の生徒より少ないくらいだ。 - 183二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 20:23:58
言われてますよビリビリさん!
- 184スレ主23/12/23(土) 21:00:03
「そうね……まずはそちらで言えば治安組織の『正義実現委員会』が此方に介入するのは避けてもらいたいわ」
トリニティで武力組織と言えば正義実現委員会、そこが対象となるのは当たり前だった。
「そこはそうだよね⭐うちの最強格のツルギちゃんがいるものね……だったら、そっちもC&Cのこっちへの派遣は控えて貰わなきゃいけないよね?居るでしょ?美甘ネル」
「……そうね、そちらの最高戦力を動かさないようにするなら、うちも彼女を動かさないようにするのは当たり前だわ……ただ、それぞれの保有戦力はみだりに動かすことはやめましょう」
「……そうだね、わたしもうちの子達が傷つくのは望まないもの」
戦力の不可侵については、一端まとまった。 - 185二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:24:24
武力介入ダメか
でも例えばトリニティで暴れたやつがミレニアムににげこんだ場合どうすんだ
不可侵条約でみすみす逃すことにはなる
まあそれ言ったら亡命者をエサに攻める口実作っちゃえるのもそうなんだけど
聞いてますゲヘナの侵略しようとした人? - 186二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 09:31:01
とりあえずまとまって良かった
- 187スレ主23/12/24(日) 09:36:47
「武力衝突は避ける方向で調整するとして……学校間の生徒の人材交流はどうする?うちとしてはそのまま続けたいんだけど」
トリニティとミレニアムの人材交流……試験的に始めたそれは、トリニティからはアリウスを警備員として派遣し、ミレニアムからはトリニティのインフラの点検をする技術者を派遣して貰っていた。
「………それに関しては互いの利益次第ね……ユウカ、その辺りはどうなっている?」
「!はい、警備として雇った方々の仕事ぶりはいたって真面目、生徒からの評判も上々、部室棟でのトラブルも3割ほど減っています。報酬以上の働きですね。此方から派遣したインフラ点検についても、設備の更新を受注しているので十分な利益が出ていますね」
「……報酬の増額を、働きに見合ってなければ余計な隙を晒すことになるわ、利益が出ているなら、人材交流は続けましょう」
リオの発言に、ミカは胸を撫で下ろした。折角見つかったアリウスの働き口が失われて、彼女達が悲しむのは見たくなかった。 - 188二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 09:38:38
働き口の方とか人材交流は認められてよかったよかった
アリスクの頑張りが認められたのもよかった… - 189二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 19:29:11
やっぱ利益って大事やね
- 190スレ主23/12/24(日) 21:37:44
「あともう一点いいかな?」
ミカが指を一本ピンと上げて言った。
「何かしら?」
「いや~、多分そうそう無いと思うんだけどね?もし万が一ミレニアムで、他校に影響するレベルの制御下に無い武装勢力や危険な遺物が発見された場合は介入しようかなって」
「……なめられたものね……ミレニアムでは対処出来ないと?」
難色を示したリオに、ミカはパタパタと手を振った。
「イヤイヤ!その辺の木っ端勢力ならいくら集まってもC&Cや『あなたの私兵』があれば対処できるだろうけど、『SRT』が機能してない今、『バルバラ』クラスの遺物が出てきたら援軍が必要だろうなって⭐」 - 191二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 21:43:17
おっとこれはどうなるかな…?
万が一エリドゥとかディビジョンが見つかったら不味そうだか… - 192二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 06:51:53
もしかしてミカはトキに気付いてる……?
- 193二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 07:59:00
いつまでサオリたちが警備するのかがポイントそうだな。今はあれでもサオリ達がいる中あの戦いが起きればサオリ達は万が一身内でゴタゴタしてるところに他校とかが襲撃してきてもいいようにミレニアムの警備優先してくれそうだし
ミレニアムに残ってればアリスの事はゲーム開発部と先生に任せればいいしエリドゥについて知る機会があるかどうか。もしあればトリニティに報告するべき案件に早変わりで介入物だしなければうどん食ってそう。でもクリスマスだからチキン食べて。 - 194二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 19:04:05
大丈夫か…?
- 195二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 19:27:02
スレがもうじき埋まる……
- 196スレ主23/12/25(月) 19:29:47
- 197二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 19:39:41
明かしたくないから提案飲んだか
ここからどうなっていくかドキドキするし楽しみだな
後は埋めずに次スレ待機してますね - 198スレ主23/12/25(月) 19:44:49
- 199二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 19:50:35
次スレウレシイ……ウレシイ……
- 200二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 06:40:17
アリウス万歳