【🎲・閲覧注意】星と魔女

  • 1二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 19:52:46

    「マグカップ組&ラウダさんでオリジナルシナリオを独自ルールで遊んでいきます!

     シナリオを進めるキャラ(PC)とは別に、メタ視点の私たちワイプ組の反応も入ります。

     今回の進行役は私が勤めますね!」


    「私はスレッタの補佐役ってところかな。今回は私とスレッタ、そしてPCたちの性別が逆転してるから、苦手な人はブラバ推奨だよ」


    「俺が主人公ポジション…かな?」


    「僕と兄さんの関係に不安しかない件」


    「兄さんじゃなくて姉さんだぞ」


    「僕は割と気楽な設定なんだけど…4号は?」


    「黙秘するよ」


    「本シナリオではCP要素が含まれる可能性があります。

     左右は明言しませんが、こだわりの強い方や地雷のある方はブラバ推奨ですよ。

     それと展開によっては猟奇的な展開や性癖モロ出し、暴力描写や性描写が含まれる可能性がありますのでご注意ください」

  • 2二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 19:55:22

    「私はすごいえらいつよい愛の女神。


     語気の強いレスやレスバはサクッと撃滅しますね。愛の女神なので。

     CPに関する質問や展開への不満も基本的にスルーです。愛の女神なので。

     合わないと感じた方はそっとブラバ&理想のスレがあるなら自分でレッツスレ立て!ですよ」


    「このスレでは独自ルールを採用して遊んでいます。


     広く知られているTRPGとは異なり、ダイスを振った際の成功値は『定められた数値以上の出目』となる。

     ある技能が60%で成功する場合、出目が41以上で成功といった形になりますね。


     キャラのロストが発生する確率は…ええと、そうですね。基本的にはない…はずです!


     他に説明を忘れていることがあれば、追って説明しますね。

     数字の処理をするのはこちらの仕事なので、難しいことは気にせず楽しんでください」

  • 3二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 19:55:56

    「これまでの長編シナリオは以下参照だ」


    【愛の女神シリーズ】長編シナリオ増えてきたのでまとめた。

    ネタバレにならない程度の軽い紹介を添えて。

    それぞれリンクはpart1のみ。


    『ダイス・オブ・ザ・リング~船旅の仲間〜』

    進行役︰スレッタ(女神)

    船旅を楽しむ三組のコンビが『女神の指輪』を巡り影の世界を探索する。

    コンビの組み合わせは『ミオリネ・シャディク』『グエル・ラウダ』『4号・5号』。謎の少女スレッタちゃんも登場。

    CP要素あり。ほんのり暴力描写。微妙にホラー描写あり?


    『すすめ!アスティカシア冒険隊』

    進行役︰4号

    ひょんなことから放課後の校舎で『だいじなもの』を探すことになった小学生たちの冒険譚。

    ミオリネが主人公ポジ。ジェタークがちゃんと兄弟。シャディクのみ担任の先生。

    CP要素一切なし。ちょっとだけホラー?


    『ゆりかごの街』

    進行役︰ミオリネ

    近未来✕ディストピアもの。ある街を管理する謎の存在『M』、それに仕える『ドミニコス』、反抗する『レジスタンス』の物語。

    グエルがほぼ主人公。ジェタークが兄弟してない。4号と5号はNPC扱い。

    グエルが女性。暴力描写あり。CP要素あり。


    『エランズマンション』

    進行役︰5号

    大学生の仲良しグループが、旅行中に立ち寄った屋…
    telegra.ph
  • 4二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 19:57:03

    「単発は以下よ。地雷のない人向け」


    【愛の女神シリーズまとめ】シリーズが長くなってきたのでまとめ。

    ネタバレに配慮して結末を書かないことにした結果CPなどの地雷に配慮できてない、ウケる。


    【🎲・閲覧注意】「ラウダ先輩!」「大変っす!」

    記念すべき?一作目。ラウダ主人公、フェルペト装備。

    ケナンジ隊長にプロポーズしたグエルをフィックス・リリース()で元に戻そう!


    【🎲・閲覧注意】「グエル先輩!」「大変っす!」

    グエル主人公、フェルペト装備。

    兄への愛憎反転したラウダ(冷たい)を元に戻そう!


    【🎲・閲覧注意】「グエル先輩!」「大変っす!」りべんじ!

    グエル主人公、フェルペト装備。

    兄への愛憎反転したラウダ(メンタル激弱)を元に戻そう!


    【🎲・閲覧注意】「ミオリネ!」「大変だよ!」

    ミオリネ主人公、フェルペト装備。

    女の子になっちゃったエラン(4号)を元に戻そう?


    【🎲・閲覧注意】「ラウダ先輩!」「大変っす!」おかわりっ!

    ラウダ主人公、フェルペト装備。

    記憶喪失になったグエルを元に戻そう!


    【🎲・閲覧注意】「ラウダ先輩!」「大変っす!」りとらいっ!

    ラウダ主人公、フェルペト装備。

    別人をラウダと思い込むようになったグエルをフィックス・リリース()で元に戻そう!…
    telegra.ph
  • 5二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 19:59:12

    「今回のシナリオに登場するPCは…」


    シャディク:新人アイドル

    ・16歳。新進気鋭、期待の星。ラウダに憧れ、同じ舞台に立ちたいとここまで頑張ってきた。


    ラウダ:アイドル

    ・19歳。今をときめくトップアイドル。元は地方のアイドルグループの一員だったが、大手事務所に引き抜かれソロで活動中。グエルとは異母姉妹。


    グエル:俳優

    ・19歳。子役の頃からスターとして業界に名の知れた存在。国内だけでなく国外の作品にも出演する実力派。…だが、近頃出演作が激減している。ラウダとは姉妹だが、態度が少しぎこちない。


    ペイルたん(5号):ストリーマー

    ・ネットの配信で人気を集める。大学に通う費用集めのための活動であり、目標額に近づいたため活動休止を宣言している。本名はファラクト。


    エラン(4号):歌手

    ・中学三年生。元は顔を隠して活動していたが、ネットに出回った一枚の写真により『美人過ぎるシンガーソングライター』として注目を集める。学業に影響が出たため一時活動休止予定。

  • 6二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:02:54
  • 7二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:06:37

    「まずは身長と胸部装甲をどうぞ」


    「…大きければいいってものでもないよね」


    シャディク:156

    ラウダ:170

    グエル:161

    ファラクト:180

    エラン:153

    スレッタ・ミオリネ:178


    シャディク:F

    ラウダ:H

    グエル:D

    ファラクト:G

    エラン:とてもつよい

  • 8二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:10:05

    「髪の長さはこうです!」


    「ファラクトは身バレ防止のためウィッグを使用してるって設定だよ。

     ウィッグの色は紫で、前髪部分に水色のメッシュ入り」


    シャディク︰ボブ・ショート

    ラウダ︰ボブ・ショート

    グエル︰ロング

    ファラクト︰セミロング ロング(ペイルたん)

    エラン︰ロング

  • 9二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:14:47

    「あとは…今回、進行は地の文を多めにしようかと」


    「性別が逆転してるから、画像を入れると脳が混乱しそうなんだよね…」


    「いつも通りの画像+台詞のみのスタイルで楽しみたい方にはあまり合わないかもしれないですね。

     地の文のクオリティは一切保証しません。不安しかないですね」

  • 10二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:18:26

    「あ、そうそう。一人称もいつもと違うのでご了承ください」


    「口調にもちょっと影響があるかもしれないね」


    シャディク:プライベートで私、芸能活動時に俺

    ラウダ:私

    グエル:プライベートで私、芸能活動時に俺

    ファラクト:プライベートで僕、芸能活動時に私

    エラン:私


    スレッタ:私

    ミオリネ:俺

  • 11二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:27:53

    「私事で申し訳ないんですがめちゃくちゃ急にお腹が痛くなってきました。つらい。

     腹痛が治まったら開始しますね!」

  • 12二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:43:40

    待ってましたー!と言いたいとこだけど女神お大事に...

  • 13二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 22:36:15

    「治まったようなそうでもないような。まあいいでしょう。

     地の文が多いと書くのに時間もかかりますし、のんびり進行します」


    「『星と魔女』、開幕ですね」

  • 14二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 22:48:27

    前奏曲 『少女』


    「っしゃあ!ギリ間に合ったろ!?ほら、走れ!」

    「はーい!」


     助手席から転がるようにして飛び出し、そびえたつ立派な建物の中へ駆け込む――前に、警備員に行く手を塞がれる。


    「忘れてたァ!」


     駐車場から恐るべき速度で追いついて来たマネージャーが、二人分の身分証明を提示して、ようやく入場が許された。


    「くっそー!いつまでアナログやってんだよ!カードかざせば終わりでいいだろ!」

    「それだと結局私、立ち往生してたと思うんだけど…」

    「るせー!」


     ぎゃあぎゃあと騒ぐマネージャー(何故か非常に足が速い。マネージャーより陸上選手か何かと言われた方が納得するくらい速い)に置いて行かれないよう、息を切らしながら廊下を進む。


    「本当なら、三十分は早くついてるはずだったのに」

    「んだよ事故に渋滞に工事って!幸先悪いな!」

    「不運を使い切ったって思えば…いいのかも?」

    「ポジティブか!」


     エレベーターを待つ時間も惜しいと階段を駆け上がる小柄な背中に続き、必死になって段を上った。

     目指す場所は…


    dice1d9=1 (1) +1 階

  • 15二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 22:58:10

    「二階なら余裕!」
    「本当、最上階とかじゃなくて助かった…」

     タン、とリズミカルに軽い足音を立てて階段を上り切り、マネージャーが額を拭う。
     そこから休む間もなく急かされ、目的の部屋の前まで駆けた。
     途中、すれ違う人から呆れや困惑、果てには蔑むような目で見られた気もしたけど、今はそれ以上に待たせてしまっているであろう人々の反応が怖い。

    「ここだな」
    「…チュチュさん、本当に私…」
    「入るぞ」
    「あの、心の準備は…」
    「今更だろ。話が決まってから三日あったんだ、腹くくれ」

     返事を待たず、ドアをノックしたマネージャーーーチュチュさん。中から「どうぞ」と女性の声が聞こえる。
     深呼吸を一つしている間に、チュチュさんは「失礼します」のあいさつと共に躊躇うことなく扉を開けた。

  • 16二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 23:07:30

    「こんにちはぁ」

     少し間延びした、甘い声。入り口の近くに座っていた女性が、にこにこと笑顔で手を振っている。
     体の動きに合わせて、紫色の髪がさらさらと揺れていた。
     動画配信サービスで、SNSで、連日見かける人が、目の前にいる。

    「ほ、ほんもの」
    「こらっ、まず謝罪だ!お待たせしてすみませんでした!」
    「すみませんでした!」

     チュチュさんに倣い、深々と頭を下げる。手前の女性は「いいよぉ、気にしないでほしいにゃ~」と軽やかに笑っていた。けど、他の声は一向に聞こえてこない。
     恐る恐る顔を上げると、青くて冷たい視線にぐさりと突き刺された。

    「時の女神に見放されし者…」
    「わ、わあ…!本当によく分からないこと言ってる…!」
    「気持ちは分かるけど何でも素直に言うな」

     ひそひそ、とチュチュさんに咎められた。でも、興奮するのも仕方ない。
     だって青い瞳を細め、冷ややかな視線を送っているその人は、幼い頃から画面の向こうで慣れ親しんだスターそのものだ。
     テレビ向けに作っているであろうキャラ…いわゆる中二病と呼ばれる言動を、まさか直に聞くことができるなんて。

  • 17二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 23:20:41

    「グエル、もう少し分かりやすく」
    「…時間も守れないとは、プロ意識が足りないな。
     芸能界は運の世界でもある。人事を尽くさない者は天にも見放されるぞ」

     マネージャーと思しき女性に言われ、噛み砕いて説明してくれた。
     言っていることはもっともで、先行き不安な気持ちが再浮上してくる。
     しゅんと肩を落としかけたところに、穏やかな声が割って入った。

    「とはいえ、待ち合わせ時間はギリギリ過ぎていないね。
     汗をかいているみたいだけど…大丈夫?余程のことがあったのかな」
    「はわわ…!」
    「いちいち過剰に反応すんな」

     とうとう脇腹を小突かれた。
     でも、仕方がないことだ。だって、やさしい言葉を掛けてくれたこの人こそ、私の憧れの…!

    「全員揃ってるみたいだな。改めて、遅れて申し訳ございませんでした」
    「いーよぉ、今日は顔合わせだけだもん。そろそろ座って、自己紹介したいにゃ~。ねっ」
    「…うん」

     紫の髪の女性は、小動物的な仕草とは裏腹に背が高い。その隣に座っている少女が小柄なのも相まって、声を聴くまでそこにいることに気付けなかった。
     淡い金色の髪を伸ばした少女は、学生服を着て居心地悪そうにしている。長い前髪の隙間から見える顔は、数か月前に世間を賑わせた写真と同一人物で間違いなかった。

  • 18二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 23:50:06

    「全員、席に着いたな。では席順に紹介をしていこう。
     そちらから時計回りで頼めるか」
    「はぁい」

     ウインクと共に返事をして、紫の髪の女性が立ち上がった。奇抜なファッションながら不思議と調和した印象の服から、すらりと伸びた手足が羨ましい。
     彼女が室内をぐるりと見回せば、動きにつられて前髪に一房存在する水色の髪も揺れた。

    「ペイルたんでーす♡
     インフルエンサー?ストリーマー?難しいことはよくわかんないけどぉ、ガッコー行くために頑張ってるの。
     みんな、応援してね~♡」

     両手をきゅっと丸めて、顔の近くに寄せたペイルたんが、満面の笑みを放つ。
     見上げる長身と、かわいらしい仕草とのギャップで頭がくらくらする。
     生のペイルたん、かわいい。

    「それでぇ、隣にいるかわいこちゃんがぁ」
    「…『ペル』…って名前で、歌手をして…ます。名前は…もう知られているだろうから。エランって呼んで」
    「なんだかペイルたんと似てるよね~?名前の感じとかぁ。親近感わいちゃうな~。
     特別にぃ、お姉ちゃんって呼んでもいーからね♡」
    「………」

     ぎゅう、とペイルたんに抱き着かれたエラン。初対面のはずだけど、何だかとっても距離が近い。
     抱き着かれたエラン本人はというと…困ったように目を伏せつつ、頷いていたので嫌がってはいない…かも。
     ペルと言えば、およそ一年の間に動画投稿サイトで複数の曲をミリオンヒットさせた、正体不明の女性シンガーソングライターだった。
     その正体は数か月前、ネット上に出回った写真によって明かされてしまったけれど。
     人のプライベートをあんな形で暴いたことは許せないと思うけど、世間の視線を釘付けにしたのもわかる。
     それくらい、エランは綺麗で、神秘的で…何より、まだ中学生だという事実がキャッチーだった。

  • 19二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 23:58:36

    厨二病グエルとぶりっこ5号がもう面白くてだめだった 作ってるキャラがあまりにも濃すぎる

  • 20二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 02:34:05

    ✝時の女神に見放されし者✝
    開幕から面白い

    新作やったー!

  • 21二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 09:12:38

    画像ないのは淋しいけど画像多いと脳がバグりそうだもんな…
    厨二グエルとぶりっこファラクトはワイプの反応想像するの面白い

  • 22二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 18:18:52

    中二グエルちゃんマネージャーに言われたらちゃんとわかりやすく言い直してくれるの草
    というかマネージャー誰だろ?やっぱカミルパイセン?

  • 23二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 18:45:01

    マネージャーは女性と書いてあるからカミル先輩♀になってしまう…
    何となくマネージャーはサビーナorエナオで想像してた

  • 24二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 20:49:32

    「次は私だな。グエルのマネージャーを務めるサビーナだ」

     凛とした佇まいの女性は、ともすれば本人が芸能界で華々しい活躍を見せても不思議のない人だった。
     歌劇団の男役なんて、よく似合いそう。

    「そしてこちらが…」
    「グエル・ジェターク。俺をより高みへ飛翔させる企画になり得るか…見定めさせてもらおう」

     幼い頃から映画にドラマ、果てには国外の作品にまで引っ張りだこの天才少女!
     あの大御所女優の娘としても注目を浴び続けている名優…!
     当然ながら私も、彼女の出演する番組を見て育った。中でも印象深いのは仲良しコンビが事件を解決していく中で教訓を伝える教育番組で――

    「そ・し・て!私が今回の企画を任された皆のアイドル、レネちゃんでーす」
    「レネ、真面目にやれ」
    「現役のアイドル前にして自称するのはさすがにキツイ?
     ごほん!…プロデューサーのレネです。企画の責任を負ってまーす。私のためにも頑張ってよ?」

     レネ…まさか、レネ・コスタ!?
     アイドルとして鮮烈なデビューを飾り、熱狂的な支持を獲得しながらも流星の如く引退を宣言、プロデューサー業に転向後も快進撃を続けているという…!
     髪型もメイクも現役時代とまるで違うから気付けなかったけど、かつてと変わらずとってもきれい。

    「顔が忙しないな、お前…」

     隣からチュチュさんの呆れる声が聞こえた。
     だって、憧れの人たちが目の前にいて、同じ空気を吸って、自己紹介までしてくれているんだから。
     興奮するなという方が無理な話だった。

  • 25二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 21:06:38

    「で、私の隣に座ってるのが今をときめく大スター…の、マネージャー」
    「エナオよ。この企画は…私にとっても大切なものだから。
     何としても成功させたい」

     思わず呼吸が荒くなってしまいそうだった。
     エナオというと、担当しているアイドルのSNSにもよく名前が挙がっている。
     仲良しのツーショットや、気が抜けたオフの瞬間をとらえた写真も投稿されていて、密かに人気を集めている人だ。
     そして、その隣にいるのはもちろん…。

    「ラウダ・ニールです。初めましての人も多いけど、こうして一緒に仕事ができて嬉しいです」

     そう、ラウダ・ニール。世間の話題をさらうアイドル。
     私の憧れの人。

    「よっ、スター!」
    「レネ、やめなさい」
    「ありがとうございます。アイドルとして、誰かにとっての『星』になるのが私の夢でしたから」

     からかいを含んだレネさんの言葉だったけど、ラウダさんは気にした様子もなかった。
     それどころか、嬉しそうに笑ってさえみせる。この余裕たっぷりの態度も素敵…!

    「それで、次は…」

     ラウダさんの視線がこちらへ向けられて、どくんと心臓がひときわ大きく跳ねる。
     緊張して固まる私の隣でチュチュさんが居住まいを正し、座ったまま軽く礼をした。

    「チュアチュリー・パンランチ。マネージャーです。
     今回は素晴らしい企画へ参加する機会をいただき、本当にありがとうございます」

  • 26二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 21:11:28

     自己紹介も残すところ一人。
     全員の視線が集まり、顔が熱くなる。

    「おい」
    「は、はい」

     チュチュさんに脇腹を小突かれた。そう、自己紹介をしなければならないのだ。

    「シャディク・ゼネリです。まだ、本格的なデビューはしていません。
     でも…皆さんの足を引っ張らないよう、力を尽くします。よろしくお願いします!」
    「はぁい、頑張ってにゃ~」

     ペイルたんがゆるく手を振って反応してくれた。途端に力が抜けるような感覚があって、張り詰めていた呼吸が楽になる。

    「よろしくね、シャディク」
    「は、はい」

     ラウダさんに…声を掛けてもらえた…?
     どころか、名前まで呼んで…!?

  • 27二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 21:15:50

    「それじゃあ本格的な打ち合わせは次回以降になりまーす。
     でも今のうちに聞いておきたいこともあるだろうし、質問があれば挙手してね。何かある?ないね」

     有無を言わせず質問タイムを三秒で打ち切ったレネさん。
     トン、と机を指で叩いた彼女は、そのまま身を乗り出し周囲の一人ひとり、顔を眺めていった。

    「逆に、私から聞きたいことがあるんだけど…」

     ごくり。
     レネさんは、ぱっちりした大きな目をすぅっと細めている。獲物を狙う肉食獣みたいな顔。
     何を聞かれるんだろうと想像すると、背中のあたりがぞわぞわした。

    「そこの新人ちゃん以外…どうして引退なんて考えてるわけ?」

  • 28二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 21:17:57

    ええええ!?そうきたか!

  • 29二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 21:43:08

    「えっ!?」

     しん、と静まり返る――予兆のあった会議室に、驚いた声を響かせてしまった。
     慌てて口を押さえるも、時すでに遅し。チュチュさんが溜息を一つ。

    「単なる噂かと思ってたけどな」
    「残念、本当だよ。…っていうか、引退する子たちを集めたんだよね」
    「悪趣味」
    「乗ったのはエナオも同じじゃん。同罪だって」
    「…水を差すようで悪いが、グエルはあくまで活動休止だ」
    「似たようなもんでしょ」

     確かに、『ペル』…もとい、エランが引退するって噂は聞いたことがあった。
     当然と言えばそうだと思う。まだ中学生で、受験だって控えているはずの子が、あんなふうに世間で騒がれて。
     窮屈な思いだってしているだろうし、不安だってあるはず。

    「私は活動を続ける理由がなくなっちゃったからにゃ~。
     お友達の皆のおかげで、無事大学に通えそうなの。うれしーい♡」

     『大学で学ぶための費用を稼ぐこと』が目標と明言していたペイルたん。たった今、本人も言った通りのことを、数か月前に発表して世間を賑わせていた。
     SNSでは一部炎上していたものの、ほとんどのファンはペイルたんの夢が叶うことを喜び、引退を受け入れていた。

     その二人は、分かる。
     でも、残り二人は…どうして?

     片や人気の絶頂にいるアイドル。
     片や子役時代からスターとして知られる俳優。
     辞める理由なんて、少しも思いつかない。

  • 30二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 22:38:43

    「俺の深淵を照らすには至らない質問だ」
    「要はプライベートを詮索するな。ここには仕事のために来ている」

     グエルさんの言葉を、サビーナさんが言い直す。
     この二人、ずっとこんな感じなんだろうか。

    「私は…」
    「ラウダ、無理に答えることはない。
     …事務所でも既に話はついているし、部外者が口を出すことでもないでしょう」

     ぴしゃりと言いきったエナオさん。
     対するレネさんはお手上げのポーズをとったけど、その表情は飄々としていた。

    「まー言いたくないならいいけど?
     とにかく、今回の企画…単に話題のスターを集めただけじゃないってこと。
     表舞台から去ることを決めたスターたちと、ようやく磨きをかけ始めた原石ちゃん。
     これは…バトンタッチみたいなものだよ」
    「…それは、なんつーか…荷が重くないか、こいつには」

     思わず、といった感じでチュチュさんが声を上げる。
     私はというと、レネさんの言葉の意味をうまく受け入れきれずにいた。

  • 31二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 23:08:23

    「推しがいなくなっちゃうみんなのために、新しい推しを用意するみたいな感じ?」
    「平たく言えばそう。当然、好みもジャンルも様々だからそう上手く誘導はできないだろうけどね。
     でも、自分の推しから何かを受け継いだ人って…それだけで応援したくなる属性でしょ?」

     ペイルたんの質問に、レネさんがにっこり笑う。

    「その悲願が果たされたとて、貴様の酔いしれる美酒の味は果たして…」
    「サビーナ、通訳」
    「…シャディクをスターに仕立て上げて、レネに何の利益が?」
    「次世代のスターをスターたらしめるきっかけを作ったなんて、最高でしょ?」

     スター。憧れていた存在。
     そこに至るための道が、こんなにもあっさり…誰かに用意されるなんてこと、あるだろうか。
     嬉しくないわけじゃない。でも、何だか…

    「それに…あなたたち、世間ではスター以外に…ちょっとした共通の呼び名があるけど、知ってる?
     そうメジャーなものじゃないけど」

     今度こそ会議室が静まり返った。
     それぞれ思いを巡らせ、レネさんの言う呼び名を考えているのだろう。

    「魔女」

     俯いたままのエランの呟き。静かな部屋では、小さなその声もはっきりと周囲の耳に届いた。

  • 32二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 23:43:55

    「ご名答」

     レネさんは幼い子供を相手にするみたいなやわらかく甘い声で、エランの言葉を肯定した。

    「どうしてそう呼ばれているのか、理由は様々だろうけど…
     あなたたち全員、何て言うかなー?…そう、ちょっとばかり…影が見える。でしょ?
     その影が光を際立たせ、あなたたちをスターにした側面もあるんだろうけど…
     そんなあなたたちだからこそ、全く違うタイプの子と組ませたくて」
    「それがうちのシャディクだって?」
    「そう!」

     影、と言われて真っ先に思い浮かんだのは。
     ほとんど無意識に視線を向けてしまったグエルさんは不機嫌そうに腕を組み、レネさんを睨みつけていて。
     次いで見たラウダさんは、困ったように笑っていた。

    「今回の企画、新人枠は選考があったけど…ピンときたんだよね。
     シャディク、あなたは…星そのものよ」
    「よく、分からないです」
    「魔女にはならないってこと」
    「ますますよく分からないです」

     レネさんの言葉は難解で、必死になって頭を回したって意味を紐解くことはできなかった。

  • 33二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 06:37:44

    「ま、難しいことはおいおいね!」
    「投げるな」
    「悩みの種だけ蒔かないで」

     レネさんに食ってかかるサビーナさんとエナオさん。
     けど決して険悪な雰囲気でもない。むしろ少し楽しそうにさえ感じられた。
     この三人、付き合いが長いんだろうか。

    「…今日は終わり、ですか」
    「んん?もー帰っちゃう?あ、おねーさんがぁ、ト・ク・ベ・ツに、車で送ってってあげる~♡」
    「大丈夫です」
    「そうだね、今日はこんなところかな。とりあえずこれ、持って帰ってよく読んでおいてね。
     あっ、部外者には絶対に見せないこと。世間にはメンバーどころか、企画のことすら伝わってないんだから」

     エランの問いに答えたレネさんが、退室を促す。各自が机の上に置かれた資料を手にして、続々と扉へ向かった。
     ペイルたんは相変わらずエランにべったりで、何をそんなに気に入ったんだろうとちょっと不思議になった。歌のファン…だったのかな?それにしては歌の話がほとんど出てこないけど。

     ラウダさんとグエルさんの間に、会話はない。自分のマネージャーと会話し、視線を向けることさえない…と、思ったけど。
     ほんの一瞬、ラウダさんがグエルさんを見て、寂しそうな顔をした気がした。

    「おい、ぼーっとしてんなよ」

     ぺし、と資料で軽く頭を叩かれた。チュチュさんに急かされ、他の人たちに続いて部屋を出ようとしたところで、背後からレネさんの声が掛かる。
     振り返った視線の先。レネさんは、ちょっとだけ真剣な顔をして私を見つめていた。

    「頑張ってね、原石ちゃん。この企画…『STAR☆WITCH Project』は、あなたにとっては千載一遇のチャンスで…
     彼女たちにとっては、最後の大舞台になるかもしれないんだから」

     あまりの責任重大っぷりに身が竦む。扉の前で固まった私の背を、チュチュさんがばしんと叩いた。

  • 34二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 06:49:32

    「プロローグ、おしまい…です!」


    「シャディクがシャディクじゃない…」


    「純粋な少女という前提がありますからね」


    「妙な感じだ…」


    「   」


    「俺とラウダ、微妙な空気だなあ」


    「開始前から分かってたことだよね」


    「魔女…か」

  • 35二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 07:34:39

    シャディクにのしかかる重圧よ…

  • 36二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 07:38:54

    どういう経緯でこのメンバーでライブに?と思ってたけどこういう理由かあ
    ファラクトとエランは事情が事情だから納得としてグエルとラウダも引退予定なのか…

  • 37二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 14:34:02

    主人公ちゃん、シャディクだってわかってるのに脳内イメージがスレッタになってしまう(スレ主の描写が悪いのではなく、こちらの先入観によるものです)

  • 38二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 17:54:49

    真面目なお話なのにグエル姉さんのセリフ脳内で†つけちゃう…

    †あなたは●●人目の魔女†

  • 39二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 22:50:28

    レッスン1 『欲しがり』

    「ダンスの練習~?」
    「そ。ライブでは歌うだけじゃなくてダンスもやってもらわないとね」
    「ダンス…」

     自己紹介から二週間。
     音沙汰もなく、もしやあれは夢?なんて疑いさえ持ち始めていた頃に呼び出しがかかった。
     そして言いつけられたのが、歌とダンスの練習だ。

    「大丈夫だにゃ~。わかんないことはおねーさんが教えてあげる♡」

     少し不安そうに俯いたエランを抱き締め、ペイルたんが頬ずりをした。距離感の詰め方がすごい。
     私もあれくらいの勢いで行くべきだろうか。エランはこの中で唯一、私より年下のメンバーだし。

    「最初は練習のため、課題曲として選んだ歌の振り付けや歌唱をしてもらうからそのつもりで。
     ちなみに選ばれたのは私のアイドル時代のベストヒット曲でーす♪」
    「職権乱用ね」

     呆れた、と肩を竦めるエナオさん。サビーナさんも溜息を吐いている。
     けど、その曲なら確かに全員、一度は聴いたことがあるだろうし、そう的外れな選曲でもない気がした。

  • 40二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 23:18:31

    「肝心のライブで歌う曲は?」

     チュチュさんの問いかけももっともだ。
     私たちは、一度だけのライブのため集められたドリームチーム…らしい。
     そのライブで披露する曲については、渡された資料に一切の情報が記載されていなかった。

    「一夜限りの夢のステージだからね。
     誰にでも当てはまるような無難な曲なんてやりたくないでしょ?」
    「つまり?」
    「あなたたちのチームの色を反映させたいの。
     そういうこだわりをもって作ってくれる作家を集めたから…
     もう少しチームが形になってからじゃないと、曲作りも何もないよ」

     そう言ってレネさんが挙げた名前は、著名な作曲家や作詞家、シンガーソングライター…。
     本当に私が、ステージ上でそんな人たちの歌を歌っていいんだろうかと身構えてしまうくらいのビッグネームだった。

    「あと、ミオリネにも頼んでるからそのつもりで」
    「ミオリネに?」

     ラウダさんが反応する。
     ミオリネ・レンブラン。儚げな美貌の、青年シンガーソングライター。楽曲提供も行っていて、特にラウダさんには何度も曲を贈っている。
     ラウダさんの飛ばしたミリオンヒットの半数以上が、ミオリネの曲のはず。
     関わりの深い人物の名前が出たからか、ラウダさんは安心したようだった。

    「なら、きっといい曲になるだろうね」

  • 41二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 23:29:34

     歌に関してはそう心配していない、と言ったレネさんに指示され、ダンスのレッスン用のスタジオに向かった私たち。

     待ち構えていたのは講師役のメイジー、イリーシャと名乗る女性たちだった。


    「ストレッチして、かるーくみんなの動きを見せてもらおうかな」

    「私の動きを真似してください」


     メイジーさんが「ワン、ツー」と声と手拍子でリズムを取り、イリーシャさんが軽快なステップを踏む。

     運動神経は決して悪くないけど、一度見ただけのそれをうまく真似できるだろうか。

     不安でお腹のあたりが少し痛む気がする。俯きかけた背中をチュチュさんがばしばし叩いて、背筋がピンと伸びた。


    「できなきゃできるまでやる。それでいいだろ」

    「…はい!」


     チュチュさんの言う通り。

     一番駄目なのは、やりもせずに諦めること。


    「もう一度、私の手拍子に合わせてイリーシャが踊るから。

     今度は皆も一緒に体を動かしてね」


     にこにこ笑顔のメイジーさんが、開始の合図を送った。


    ダンスの腕前

    シャディク:dice1d100=60 (60) +30

    ラウダ:dice1d100=71 (71) +50

    グエル:dice1d100=40 (40) +30

    ペイルたん:dice1d100=62 (62) +50

    エラン:dice1d100=1 (1)

  • 42二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 23:32:18

    「これはひどい」


    「1って」


    「1(迫真)」


    「他全員が補正込みでいい感じなのも哀愁を誘う」


    「ラウダはトップアイドルの文字に偽りなしだな」


    「わ…わあ…」


    「よくこれで参加しようと思ったよね。歌だけ歌ってればいいポジションとはいえ…」

  • 43二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 23:53:34

    ほらアレだ大きすぎると足元見えないっていうし...

  • 44二次元好きの匿名さん23/12/05(灍) 00:12:01

    本来は走るだけでも揺れて痛いんだから踊れないのが普通だと思うけどな ここではあんまり関係ないみたいだけど

  • 45二次元好きの匿名さん23/12/05(灍) 06:45:43

    エランは元々顔出してパフォーマンスしてる訳でもなかったからなあ…
    そういやワイプミオリネじゃないけど顔写真流出で生活に支障出たのによく顔出してライブ参加する気になったなエラン

  • 46二次元好きの匿名さん23/12/05(灍) 12:09:38

    アイドルのラウダとシャディクはともかく、ストリーマーのペイルたんダンススキル高いな!?
    学費賄えるくらい成功できたのも納得…

  • 47二次元好きの匿名さん23/12/05(灍) 12:16:17

    このレスは削除されています

  • 48二次元好きの匿名さん23/12/05(灍) 12:24:31

    ぺ、ペイルたんが教えてくれるから……

    それにしてもそりゃ不安で俯くよなっていうダイス結果で面白い

  • 49二次元好きの匿名さん23/12/05(灍) 20:11:36

    これはファンブルによるアクシデント発生するかな?

  • 50二次元好きの匿名さん23/12/05(灍) 21:52:59

    「あっははは!」


     メイジーさんの笑い声が響いた。ひぃひぃと息を切らし、お腹を押さえている。目の端には涙さえ浮かんでいた。


    「メイジー…」


     困った顔をしたイリーシャさんが、おろおろと視線をさまよわせる。

     何に笑っているのかは、言われるまでもなく。この場の全員が理解していると思う。


    「糸の切れたマリオネット…」


     グエルさんにそう評されたのは、エランの動きだ。

     あんなリズム感で、歌えていること自体が奇跡に思えてくる。


    「だいじょぶかにゃ?」

    「………」


     動きについていけず転んだエランの傍にしゃがみ込み、ペイルたんが手を差し伸べている。ペイルたん、面倒見がいいみたいだ。

     私はというと、講師役であるイリーシャさんに劣らず…どころか、それを凌駕するほど完璧な動きを見せたラウダさんに、興奮を押さえきれずにいた。

     やっぱり、ラウダさんはすごい。


    ファンブルの影響:dice1d3=2 (2)

    1:特になし

    2:足をひねって動けない

    3:着信音

  • 51二次元好きの匿名さん23/12/05(灍) 22:06:27

    「…んー。ペイルたん、疲れちゃったにゃー」

    「えっ?」


     すとん、とペイルたんまでエランの隣に座り込んでしまった。

     本職ではないことが信じられないくらいのダンスを見せ、まだまだ余裕もありそうだったのに。


    「ちょっと休憩にしない?」

    「そうだねー。皆のレベルはだいたい分かったし、指導方法を相談しよっか」


     提案に頷いたメイジーさんが、イリーシャさんと何事かを話し始める。

     そこにサビーナさん、エナオさん、チュチュさんも合流して、これからの方針も含めた話し合いが始まったようだった。

     休憩を言いつけられた私たちはというと、その場に座ったり、ストレッチをしたり、鏡を見ながら動きを再確認したりと、思い思いに過ごしている。


     私は…。


    dice1d3=3 (3)

    1:ストレッチしているラウダさんに声を掛ける

    2:鏡の前にいるグエルさんに声を掛ける

    3:並んで座るペイルたんとエランに近づく

  • 52二次元好きの匿名さん23/12/05(灍) 22:29:28

    「無理してない?」


     俯くエランの顔を、ペイルたんが覗き込んでいる。

     ぴたりと肩を寄せて心配している様子からは、出会って一ヶ月も経っていないなんて思えないくらい、親密さを感じられた。


     これって、話しかけてもいいんだろうか。


    dice1d2=1 (1)

    1:話しかける

    2:少し離れた場所で様子を見る dice1d100=39 (39)

  • 53二次元好きの匿名さん23/12/05(灍) 23:52:59

    「あの、ペイルたん…さん?」

    「ふふっ。そーんなに他人行儀な呼び方しなくたってぇ、ペイルたんでいいよ~♡」

    「ペイルたん…」

    「なぁに?」


     声を掛けてみると、笑顔で顔を上げたペイルたんと目が合った。

     それから、隣のエランに視線を向ける。

     彼女は俯いたまま。片手を床につき、もう片方の手で落ち着かなさそうに足をさすっている。


    「さっきのダンス、すごかったなあって。元々やってたんですか?」

    「んーん。ペイルたんはぁ、ちょー天才なのっ♡だから何でもぉ、やってみたら上手にできちゃうんだぁ」


     すごい。実際、投稿している動画でもいろんなことを器用にこなしていたし…才能だろうか。率直に言うと羨ましかった。


    「エラン…さんは」

    「呼びやすい呼び方でいい。私の方が年下だから」

    「年功序列なんてぇ、考えなくていいと思うけどにゃ?でもでも、仲良し~な呼び方の方がいいのは賛成」

    「じゃあ…エラン。さっき、転んでたけど大丈夫?」

    「………大丈夫」


     大丈夫には見えない。足をさする手も、患部に触れて痛みを紛らわせているように見えなくもないし…。


    dice1d3=2 (2)

    1:湿布を渡す

    2:エランの言葉を信じる

    3:ペイルたんに話を振る

  • 54二次元好きの匿名さん23/12/06(ć°´) 00:02:53

    足捻ってるんだよね…無理しないでね…

  • 55二次元好きの匿名さん23/12/06(ć°´) 07:39:08

     疑うのもよくないよね。これから先一緒にやってもいくにも、相手の言葉は信じないと。


    「何ともなくてよかった」

    「…ありがとう」

    「ふふ♪原石ちゃんはやさしいにゃ~」


     俯いたまま礼を言ったエランの代わりとでも言うように、ペイルたんに頭を撫でられた。

     発表された曲の繊細かつ大胆に気持ちを歌い上げる様子に反して、エラン本人は人形みたいに大人しかった。

     まだ中学生だし、緊張しているのかもしれない。

     私も年上として、気遣っていかないと!


    「はーい、休憩おしまい!エランちゃんは私がマンツーマンで、他はイリーシャに指示を貰ってね」


     メイジーさんの声がして、練習が再開する。

     エランのことも気になるけど、私だって完璧なダンスには程遠い。

     自分のことに集中しなきゃ、と気持ちを切り替えた。



    dice1d100=62 (62) ※51以上のみ



    「何これ?」


    「成功した方が嬉しいタイプの判定です」

  • 56二次元好きの匿名さん23/12/06(ć°´) 07:47:02

    成功してる!

  • 57二次元好きの匿名さん23/12/06(ć°´) 18:49:40

    原石ちゃん呼びかわいい!

  • 58二次元好きの匿名さん23/12/06(ć°´) 23:30:24

    「そろそろ帰ります」
    「零れ落ちる砂はまだ尽きてはいない。己に許された時の限り踊ることもできないとは」
    「え…」

     メイジーさんと何やら話したり、ストレッチをすることに専念していたエラン。
     グエルさんに言われたことの意味が理解できなかったのか、ぴたりと固まってしまっていた。

    「まだ夕方にもなっていないが」
    「用事があるので」
    「あんまり調子もよくないみたいだからね。駅まで送って来るよ」

     サビーナさんの翻訳で、ようやく理解が追いついたみたい。
     正直に言うと、この中で一番練習が必要なのはエランだと思うけど…そのエランが真っ先に帰ることに、グエルさんは少し不機嫌そうな顔をしている。
     でも、それ以上何を言うでもなく背を向け、自分のレッスンに集中しているようだった。

    「そう。気を付けてね」

     ラウダさんは素直に見送ることに決めたらしい。焦らず覚えていこうね、と付け足してエランの頭を撫でていた。
     …羨ましい!

    「帰っちゃうのぉ?早いにゃ~。ペイルたん、さみしーい」

     ペイルたんの声音は、冗談なのか本気なのかよく分からなかった。

  • 59二次元好きの匿名さん23/12/06(ć°´) 23:57:34

     夕方になる頃、ラウダさんがエナオさんに呼ばれ、レッスン用のスタジオを出て行った。

     これから番組の収録があるらしい。


    「レッスンのためこんなに時間を取れるなんて、次はいつになるかな」


     エランを送って戻ってきたメイジーさんが、ラウダさんが出て行った扉を見ながら言う。隣に立っていたイリーシャさんも頷いていた。

     粛々と練習を続けていたグエルさんはというと、立ち去るラウダさんに一瞥さえなかった。サビーナさんが溜息を吐いたのは…グエルさんの態度と、関係があるんだろうか。


    「ええと、ごめんなさい…私とメイジーも、用があって…」

    「基本は見れたことだし、残ってる皆はそれなりのレベルだからね。

     自主練したいなら…ここのスタジオ、20時…いや、19時くらいかな?

     そこまでなら空いてるし、好きに使っていいよ。最後の人は帰る時に――」


     いくつかの注意点を言い残し、メイジーさんとイリーシャさんが部屋を出ていく。

     現在の時間は…17時。

     私の選択は最初から決まっていた。


     あと2時間。せっかく思いっ切り体を動かせる場所にいるんだから、精一杯練習してから帰らないと!

     スマホを取り出し、母さんへ連絡を入れてから、鏡張りの壁に向き合った。


    「ペイルたん、お腹すいちゃった~」

    「上の階に食堂がある。外で何か買うより安価だろう。購買もあるが」

    「ほんとぉ?じゃあ行って来ようっと♪ありがとね、サビにゃん」

    「にゃ…!?…あ、ああ…。グエルはどうする」

    「…そうだな」


    グエルは…:dice1d2=1 (1)

    1:残る

    2:残らない

  • 60二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 03:44:29

    ぎこちない姉妹よ…
    居残り組の交流深まると良いな

  • 61二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 06:43:45

    ペイルたんにサビにゃん呼びされたサビーナの表情想像して笑ってる

  • 62二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 17:53:05

    キャラ作り勢がどこで素を出すのかも楽しみ

  • 63二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 20:11:34

    お姉ちゃん組が残ったか

  • 64二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 22:16:11

     黙々と練習を続けるグエルさん。

     ペイルたんは何か食べに行ったみたいだし、サビーナさんもスマホを片手に出て行ってしまって、スタジオはしんとしている。

     私も練習をしないといけないのはよく分かっている。

     でも、あのグエル・ジェタークと二人きりなんて、とんでもなく貴重な機会だ。

     何か…話しかけてみてもいいのかな?


    dice1d3=2 (2)

    1:練習に集中する dice1d100=66 (66)

    2:以前からファンであることを伝える dice1d100=98 (98)

    3:一緒に練習させてほしいと頼む

  • 65二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 22:18:45

    「どうも、クリティカルの男です」


    「”純真な少女”」


    「…クリティカルガールだよ☆」


    「キッツ」


    「どうなるんだこれは」


    「予想してなかったので今必死に考えてます」

  • 66二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 22:42:19

    「あの…グエルさん」


     一連の動作に区切りがつき、休憩に入りそうなタイミングを見計らって声を掛ける。額に浮かんだ汗をタオルで拭いながら、グエルさんがこちらを振り返った。

     言葉の続きを促すように見つめられ、緊張に絡まりそうな舌を動かす。


    「す、好きです…っ」

    「………!?」


     言えた…!

     思いのたけの全てをぶつけたりしたら、きっと驚かせるし、嫌な思いもさせてしまうかもしれない。

     だから、たった一言。ファンとして応援していること、心を揺さぶられる演技に感動したこと、全部詰まった言葉を言えた…と思う。


     本当は、どうして引退なんて…いや、サビーナさんの言う通りなら『一時的な活動休止』を考えている理由も知りたいけど。

     プライベートの詮索なんて、困らせるに決まっているから。


     私の言葉を受けたグエルさんは、青い目を丸くしている。もしかして、勢いの良さに驚かせてしまった…?


    dice1d3=1 (1)

    1:普通に驚いただけで言葉の意味を正しく理解した

    2:何か慌てているようだ

    3:背中を向けられてしまった

  • 67二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 23:11:25

     数秒の後、咳ばらいをしたグエルさん。丸くなっていた目が、すっと細められた。

    「俺の漆黒の輝きに惹かれた下僕よ…」

     漆黒の輝きが何なのかはよく分からないけど…。
     確かにグエルさんの演技はすさまじいものがある。普通の学生から、浮世離れした少女、カリスマ性のある人物まで。演じた役の特色は多岐にわたる。そのどれもが完璧だった。あまりに自然過ぎて、演じているとさえ感じさせずに、表現し続けて来た。

    「輝きに焦がれるだけでは、自らの輝きを見失う」
    「えっと…」

     分かるような、分からないような。
     大切なことを言ってくれたような気がするけど、いまいち理解できていない私にグエルさんは困ったように眉根を寄せて、それから。

    「…ファンに見せたい姿を意識するといい。
     俺とお前は違う。自分自身を効果的に演出することを考えるんだ」

     そう言って、軽く私の肩を叩き、練習に戻った。
     私はというと、驚きと嬉しさと緊張に固まってしまって、震える声で「はい」と返事することしかできないでいた。

     今、ほんの少しだけ…俳優としてのグエルさんではない、先輩としてこちらを見守ってくれるグエルさんに出会えたような気がして。

  • 68二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 23:14:02

    「グエルさんの台詞を考えるのが大変なんですよね」


    「急に何だ?」


    「中二病ってこれでいいのかと悩み続けています」


    「まあいいんじゃない?フィーリングで」


    「いつもフィーリングとライブ感で生きてるからね」

  • 69二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 23:45:39

     練習を続けているうちに、すっかり時間が経ったらしい。
     戻ってきたサビーナさんに連れられ、グエルさんがスタジオを出て行った。
     スマホで時間を確認すると、まだ19時まで時間はある。

    「もう少しだけ…」

     ラウダさんの見せた動きを頭の中でイメージしながら、鏡の前で踊る。
     何が違うんだろう。どうすれば近づけるんだろう。…グエルさんが言ってたみたいに、近づこうとするだけじゃ駄目なんだろうか。
     でも、私自身を効果的に演出するって、一体…?

     考えに意識を傾けすぎて、動きがおろそかになる。足がもつれてしまった。
     ぺたんと尻もちをついて、溜め息を一つ。それから立ち上がって、鏡を注視してもう一度。

    「あれ、まだ残ってたの」
    「あ、もう時間です、か…?」

     扉の開く音がして振り返ると、見知らぬ金髪の女性が立っていた。
     スタジオの隅に置いてあったリュックを拾い上げた彼女は、落ち着いた色合いの服を翻し、そのまま部屋を出ていこうとする。

    「あの、それってペイルたんの…」
    「うん?…あはは!気付かないものだね」
    「…えっと…?」

     まさか?
     まじまじと顔を見てみると、髪の色もメイクの雰囲気も違うけど、確かに…?

    「ペイルたんだよ~♡」

  • 70二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 23:54:37

    「あの、いいんですか?」
    「いいよ。ていうか僕としては、マネージャーが君を放っておいて移動したことの方が信じられないな」
    「駅までくらい自分で歩けるだろって、チュチュさんが」
    「それはそうだろうけど、女子高生だよ?まだ未成年!何かないかって心配になるものじゃないの」
    「…ペイルたんは…?」
    「大人の女性にとっては秘密がちょっとしたスパイスになるんだよね」

     助手席に座り、運転席でハンドルを切るペイルたんの横顔を見つめる。
     鼻の形や輪郭、目の色…確かに同一人物だと認識できる部分もたくさんあるけど、街中ですれ違ったって絶対にペイルたんとは気付かないだろう。

    「何~?見惚れてるの?」
    「えっ!あの、…はい」
    「やだ素直。嬉しいなあ。お姉さん気分がよくなっちゃう。ジュースでも奢ってあげようか?」
    「いえ。こうやって駅まで送ってくれるだけで充分です」
    「謙虚だね。年上には素直にお世話になっていいんだよ」

     甘ったるい声音も、間延びした語尾もない。ペイルたんというキャラクターが脱ぎ捨てられた、大人の女性がそこにいた。
     知ってはいけない一面を知ってしまったような気がして、少しドキドキする。
     そんな私の心情を知ってか知らずか、ペイルたんは鼻歌なんて歌いながら運転している。

    「ここまで来れば駅は目と鼻の先だね」
    「ありがとうございました」
    「どういたしまして。残って練習するってお母さんに連絡してたでしょ?早く帰って安心させてあげなよ」
    「はい!」

     グエルさんも、ペイルたんも…今まで知らなかった、知る機会すらなかった素顔を、見せてくれて。
     口角が上がるのを押さえきれないまま、弾む足取りで帰路についた。

  • 71二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 00:07:04

    わ〜!オトナのお姉様だ…!
    真っ直ぐアドバイスするグエル先輩も良いね!

  • 72二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 08:52:05

    素のペイルたん好きになった

  • 73二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 18:03:06

    保守

  • 74二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 23:37:59

    素顔のペイルたんとエランが似てるの気付かれなかったな…と思ったけど身長差に加えて年齢差もあるから2人が並んでるとかじゃないと気付かないか

  • 75二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 08:42:57

    エランの頭撫でるラウダ微笑ましくて良いな

  • 76二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 16:48:51

    シャディクが純粋な少女のキャラになってるの面白い

  • 77二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 22:27:59

    保守

  • 78二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 09:10:20

    ほしゅ

  • 79二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 19:10:05

    次あたりスレッタorミオリネ登場するかな

  • 80二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 21:41:38

    シャディクは公式のキャラ紹介のおめめがきゅるんきゅるんだったからそのイメージで見てる

  • 81二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 07:33:47

    保守

  • 82二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 15:27:49

    今回は女の子多くて華やかだなーと思ってたけどスレッタ&ミオリネは男の子だった
    出てくるの楽しみ

  • 83二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 22:48:34

    一人称「俺」のミオリネさん気になる

  • 84二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 23:09:43

    「また転んじゃった?」


     無言のまま立ち上がったエランが動きを再開する。暫くすると、再び重みを感じさせる音。

     メイジーさんに差し伸べられた手を掴むことなく、エランは何度も立ち上がり、転び、立ち上がり…と繰り返す。


    「これでレッスンも四回目だけどね」


     空気がピリッと張り詰めた気がした。ほんの一瞬、僅かに含まれた棘のようなもの。

     少し離れた場所にいる私でさえ、足が竦むような。


    「家で練習してる?ストレッチは?」

    「…今日は残って練習します」

    「そういうことじゃないんだけどな~」


     メイジーさんが困ったみたいに笑うのと同時、空気がふっと緩んだ。

     エランは気の毒ではあるけど、指摘されていることももっともだ。私たちの中で一番遅く、ぎこちない動きは、何度レッスンしても改善される様子がない。

     ただ…渋々とか、嫌々やっているふうでもなく。むしろ真面目にやっている様子のエランがほとんど上達しないのは、よっぽど運動神経が…?


    「やっほー。ダンスのレッスン、楽しんでる?」


     扉が開いて、ひょこりとレネさんが顔を出す。背後にはチュチュさんたちマネージャー陣の姿も見えた。私たちが練習している間、これから企画をどう進めていくのか話し合っていたはずだ。

     こうしてこの場にレネさんが現れたということは、何か連絡するべきことができたんだろうか。


    「経過は報告が上がってるし、私も一応把握してるんだけどね」


    dice1d3=3 (3)

    1:レネ「単刀直入に言うけど」

    2:エナオ「…いけない。ラウダ、次の現場に移動しないと」

    3:チュチュ「シャディク、いい調子だな」

  • 85二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 23:28:39

    「本当ですか?自分ではまだまだ、改善するべきところばかりですけど」

    「謙遜すんなよ。それに、向上心があるのはいいけど良くなったところも自覚しないとな。

     自分がどう変わったのか分からないままやみくもにやっても意味ないだろ」

    「なるほど」


     言われてみれば確かに、初めてのレッスンから考えると私の動きは軽やかに、滑らかに変わっていた。

     凛とした鋭さと気品の滲む優美さをあわせ持つグエルさんや、華やかで女性的、艶やかなペイルたん。そして何より、何もかもが完璧なラウダさんの動きとは違う。

     でも、私なりに磨きを掛けられている。そう思うと嬉しくて、思わず笑顔になった。そんな私の頭を、チュチュさんが手を伸ばしてぐしゃぐしゃと撫でる。邪魔にならないよう結んでいた髪が解けるのもお構いなしだった。


    「原石ちゃん、居残り頑張ってたもんねぇ。すごいにゃ~」

    「ペイルたんのおかげです」


     私が残って練習に打ち込めたのも、毎回駅まで送ってくれるペイルたんがいたからだ。

     時には隣で一緒に踊って、気付いたことを教えてくれることだってあった。そういう時のペイルたんは、『ペイルたん』ではない『大人の女性』で、きっと私のまだ知らないストリーマーではない彼女自身に近かった。


    「いつも送ってくれてるんだって?悪いな。今日はあーしが…」

    「いいよぉ♡原石ちゃんとお話するの、楽しいもん。今日だってペイルたん、一緒に残るつもりだしぃ」

    「そっか。じゃああーしは…」


    チュチュ:dice1d2=1 (1)

    1:残る

    2:残らない

  • 86二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 23:41:39

    「はいはーい、楽しい雑談もいいけど注目して」

     手を叩く音が聞こえて視線を向けると、レネさんがにっこりと笑っていた。

    「やってほしいことがあるんだよね。ほら、この企画って正式発表はまだでしょ?
     こういうのはインパクト勝負みたいなところもあるし、しっかり印象付けるためには初動が重要」

     ピンと人差し指を立て、教え子を前にした先生みたいに話すレネさん。
     発言からして、レネさんやチュチュさんたちはその『企画の初動』について相談していたらしい。

    「発表のため会見の場を持つにも、取材慣れしてない子がいるわけだし。下手なこと言って炎上の結果注目されたいわけじゃないでしょ。
     ただでさえ引退の話題で荒れそうなんだから、ポジティブな方に印象を持って行かないとね」
    「…という流れで、多少誤魔化しの利く媒体を使おうという話になってな」
    「おあつらえ向きに、その手の専門家もいることだし」
    「専門家?」

     ラウダさんが首をかしげる。グエルさんは思案顔で、エランは俯いていてよく分からなかった。
     ペイルたんはというと…。

    「きゃ~!分かっちゃったかも♡」
    「察しがいいじゃん」

     頬に手を当て、ぴょんと跳ねたペイルたん。彼女の反応に、レネさんが目を細める。

    「企画発表と同時に、ファンの心を掴む動画を投稿するよ!」

  • 87二次元好きの匿名さん23/12/12(灍) 06:54:39

    このレスは削除されています

  • 88二次元好きの匿名さん23/12/12(灍) 06:58:54

    エランは胸部装甲でダンスにマイナス補正かかってそうなぎこちなさだけど大丈夫か…?

  • 89二次元好きの匿名さん23/12/12(灍) 17:12:09

    ほしゅ

  • 90二次元好きの匿名さん23/12/12(灍) 22:27:14

    これはペイルたん活躍の予感

  • 91二次元好きの匿名さん23/12/13(ć°´) 07:19:39

    どんな動画になるかな

  • 92二次元好きの匿名さん23/12/13(ć°´) 14:59:22

    そういえば今回はガチの後輩シャディクと憧れの先輩アイドルラウダなんだな…

  • 93二次元好きの匿名さん23/12/13(ć°´) 22:18:56

    ほしゅ

  • 94二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 07:41:11

    念のため保守

  • 95二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 18:51:29

    続きが楽しみ
    保守

  • 96二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 18:56:45

    ☆

  • 97二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 23:23:01

    「どんな動画なら楽しくなると思う?」

    「ペイルたん」


     鏡越しに目が合うと、にこやかに手を振られた。

     派手な髪色のウィッグを被り、メイクを施した顔。だけど、口調は車で送ってくれる時のものに近い。


     レネさんの提示した『ファンの心を掴む動画』という題。

     言われて突然案が出せるはずもなく、そもそも「即興の浅慮な案より熟考したものをちょーだい?」と笑顔で念を押され、今日は解散の運びとなった。

     ついでみたいに「次回の集まりで動画の題とダンスの成果を確認ね」と言われて。


     相も変わらず忙しそうなラウダさんはエナオさんに連れられすぐ部屋を出ていき、グエルさんも予定があるとかでサビーナさんと一緒に出て行って、残されたのはいつも通り私とペイルたん。

     それから今日は、エランも残って練習していたけど…。


    「体を動かしてると、いい案が浮かんだりするんだよね。脳に刺激がいくのかも」

    「なるほど」

    「今適当に考えただけなんだけどね。あはは」


     無言で練習を続けるエランと、動きを止めてペイルたんを見上げていた私。その間に立って、ペイルたんも鏡を見ながら踊り始めた。

     部屋には他にチュチュさんも残っていて、スマホを見て予定の確認やスケジュールの調整をしているみたいだった。


    「エラン、大丈夫?」

    「うん」


     ペイルたんの問いかけに、エランはほとんど反射みたいにそう答えたけど、実際のところ…。


    dice1d3=2 (2)

    1:目も当てられない…!

    2:ぎこちないけど、頑張ってはいる…かな

    3:今日は調子がいいみたい?かなり動きが滑らかになってる

  • 98二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 23:29:47

    「エラン、いい調子!最初に比べるとずっといいよ」

    「そう」


     エランはクールだ。ペイルたんに褒められても表情一つ変えないまま、俯きがちに手足を動かし続けている。


    「もうちょっと鏡をしっかり見ながら動いた方がいいかもしれないね」


     良かれと思ってアドバイスしてみたけど、エランの反応は…。


    dice1d3=1 (1)

    1:素直に言うことを聞いてくれた

    2:…無視!?

    3:戸惑ったようにこちらを見た

  • 99二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 07:30:22

    これは仲良くなれそうな予感…
    ダンスも少しずつ良くなっていきそう

  • 100二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 18:27:52

    ほしゅ

  • 101二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 00:43:49

    保守

  • 102二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 08:45:45

    素のペイルたんの素敵なお姉さん感好き

  • 103二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 18:54:57

    ほしゅ

  • 104二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 04:33:00

    そ

  • 105二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 12:12:34

    続きが気になる~

  • 106二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 20:15:36

    中二セリフは書き辛いよね…もういっそノムリッシュ語かラグーン語にしてしまうのはどうだろうか

    …より翻訳が必要になるだろうけど

    https://racing-lagoon.info/nomu/translate.php

  • 107二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 06:52:16

    保守

  • 108二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 17:04:40

    ★

  • 109二次元好きの匿名さん23/12/19(灍) 00:36:29

    ⭐️

  • 110二次元好きの匿名さん23/12/19(灍) 07:42:56

    続き楽しみにしてるけどスレ主さんのペースでまったり進めて下さいね

  • 111二次元好きの匿名さん23/12/19(灍) 19:19:12

    保守

  • 112二次元好きの匿名さん23/12/20(ć°´) 04:59:39

    ★

  • 113二次元好きの匿名さん23/12/20(ć°´) 15:10:11

    ☆

  • 114二次元好きの匿名さん23/12/20(ć°´) 23:28:52

    「こうかな」

    「そうそう。それで、頭の中に理想の動きをイメージしてみて。

     どこが違うのか考えて、動きを修正していく…っていうのが、私のやり方」

    「へえ~。原石ちゃんはそんなふうに考えてやってるんだ。

     楽しくなるように体を動かしてると、なるようになるけどね」


     超感覚派…!それで魅力的なダンスに仕上がっているんだから、ペイルたんの才能が少し怖い。

     エランはどうなんだろう。

     考えながらやるのと、心の向くままにやるの、どっちが合っているのかな。


    「エランなりに、自分の踊り方を見つけていくしかないだろうな」

    「チュチュさん。作業は…」

    「ひと段落ついた。そろそろ帰り支度してもいい頃だけど、どうする?」

    「ねえ、ふわふわちゃんは踊らないの?運動神経良さそうだけど」

    「ふわふわ…!?」


     ペイルたんに呼び掛けられ、チュチュさんが目を丸くする。確かに髪がふわふわしてるなあ、と仰け反った拍子に揺れる髪を見て思ったりして。


    「あーしは…」


    dice1d2=1 (1)

    1:踊る  腕前:dice1d100=38 (38) +30

    2:踊らない

  • 115二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 07:31:52

    ☆

  • 116二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 07:40:39

    チュチュパイセンもダンス上手い!

  • 117二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 18:37:30

    ふわふわちゃん…かわいい呼び方してる…

  • 118二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 22:22:37

    チュチュのダンスの腕前は運動神経故なのか実は経験者だったりするのか

  • 119二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 09:46:54

    ☆

  • 120二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 19:07:41

    チュチュのダンスはどんな系統なのかな?気になるね

  • 121二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 00:27:04

    保守

  • 122二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 10:21:02

    ほしゅ

  • 123二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 21:21:32

    保守

  • 124二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 08:27:53

    ほしゅ

  • 125二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 19:19:40

    保守

  • 126二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 06:29:13

    ほっしゅ

  • 127二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 17:10:22

    ☆

  • 128二次元好きの匿名さん23/12/26(灍) 02:05:35

    保守

  • 129二次元好きの匿名さん23/12/26(灍) 12:13:05

    ⭐︎

  • 130二次元好きの匿名さん23/12/26(灍) 23:21:38

    保守

  • 131二次元好きの匿名さん23/12/26(灍) 23:32:42

    「結構上手いね。マネージャーにしとくの、もったいないんじゃない?顔も可愛いし」

    「わけねーだろ。こんなんじゃ全然」


     全然と言う割には、チュチュさんの動きはきれいだ。少し練習すれば、私より上手くなってしまうかも。

     それに、何より。


    「チュチュさん、踊るの楽しそうだね」

    「ほんと!ペイルたんも踊るの好きだよぉ。気が合いそうだね~♡」

    「うわ!ひっつくなよ、バランスが…!」


     抱き着いて髪を撫でてと、ペイルたんはやりたい放題だった。しかも、ちゃっかり自分の荷物は片付けていつでも帰れる状態。

     私たちもそろそろ支度しないと、とエランに声を掛ける。


    「エラン、帰る準備しようか」

    「分かった」


     一人黙々と、鏡を見つめて踊っていたエランが動きを止める。二人並んで荷物をまとめていると、チュチュさんを満足するまで構ったらしいペイルたんが駆け寄ってきた。


    「それじゃ、そこの頑張り屋さん二人は送って行くよ。ふわふわちゃんはどうする?今日は車で来たのかな」


     良かったら乗せていくよ、と言われたチュチュさんが、腰に手を当てペイルたんを見上げた。


    dice1d2=2 (2)

    1:自分の車があるからと断った

    2:実は今日は車がなくて、と誘いを受けた

  • 132二次元好きの匿名さん23/12/26(灍) 23:59:20

     微かに歌が聞こえる。助手席に座ったエランが、何か歌っているみたいだった。

     カーステレオから流れるラジオの音と混ざって、メロディは聴き取れない。それが少し残念で、でも歌を聴きたいといえば大人しいエランは口を噤んでしまうような気もして。

     隣を見るとチュチュさんは窓の外の景色を眺めている。心なしか、飲食店の看板を目で追っているような?お腹が空いているのかも。


    「後ろ狭くない?ごめんね~散らかってて」

    「いえ、全く気になりませんよ」

    「乗せてもらってる身で文句なんか言わないし」


     運転席のペイルたんが振り向いて苦笑する。私とチュチュさんは揃って首を横に振ったけど、正直なところ後部座席の様子は…。


    dice1d3=1 (1)

    1:きれいに整頓されている

    2:少々散らかっているけど、こんなものだろう

    3:物が散乱している…

  • 133二次元好きの匿名さん23/12/27(ć°´) 07:49:52

    ペイルたんかっこいいお姉さんすぎて隙がない

  • 134二次元好きの匿名さん23/12/27(ć°´) 18:43:43

    ペイルたん好きにならずにいられない

  • 135二次元好きの匿名さん23/12/27(ć°´) 19:32:48

    何を歌っていたのかなぁエラン
    そしてペイルたんとチュチュのやり取りがかわいい!

  • 136二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 07:07:32

    ★

  • 137二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 18:25:50

    ほしゅ

  • 138二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 06:05:16

    ☆

  • 139二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 16:18:10

    保守

  • 140二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 01:15:01

    ほしゅ

  • 141二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 12:15:20

    ☆

  • 142二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 21:48:54

    そ

  • 143二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 08:00:26

    ペイルたんあまりにも推せる

  • 144二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 19:01:26

    ほしゅ

  • 145二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 01:35:03

    保守

  • 146二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 11:56:20

    ほしゅ

  • 147二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 22:07:54

    保守

  • 148二次元好きの匿名さん24/01/02(灍) 08:38:17

    ★

  • 149二次元好きの匿名さん24/01/02(灍) 18:58:31

    ほしゅ

  • 150二次元好きの匿名さん24/01/03(ć°´) 01:45:08

    そ

  • 151二次元好きの匿名さん24/01/03(ć°´) 12:47:12

    ほしゅ

  • 152二次元好きの匿名さん24/01/03(ć°´) 22:15:00

    保守

  • 153二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 08:35:00

    このレスは削除されています

  • 154二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 19:11:22

    ほしゅ

  • 155二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 03:20:54

    保守

  • 156二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 13:38:04

    保守

  • 157二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 22:53:33

    保守

  • 158二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 04:26:05

    保守

  • 159二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 14:52:30

    ☆

  • 160二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:51:42

    ほしゅ

  • 161二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 11:29:47

    ★

  • 162二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 21:36:17

    保守

  • 163二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 08:30:05

    ★

  • 164二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 19:02:04

    ほしゅ

  • 165二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 01:27:38

    保守

  • 166二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:25:00

    このレスは削除されています

  • 167二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:25:15

    このレスは削除されています

  • 168二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:25:36

    このレスは削除されています

  • 169二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:25:47

    このレスは削除されています

  • 170二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:25:59

    このレスは削除されています

  • 171二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:26:19

    昼間からスレ荒らししかやることないとかさもしい人生やなぁ

  • 172二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:26:22

    このレスは削除されています

  • 173二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:26:44

    このレスは削除されています

  • 174二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:27:03

    このレスは削除されています

  • 175二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:27:16

    ニート湧いてるな

  • 176二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:27:28

    このレスは削除されています

  • 177二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:27:52

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  • 178二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:28:17

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  • 179二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:28:34

    このレスは削除されています

  • 180二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:28:51

    うめろー!

  • 181二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:29:11

    可愛そうやね君
    職に就いた方がいいよ

  • 182二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:29:32

    このレスは削除されています

  • 183二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:29:46

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  • 184二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:30:08

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  • 185二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:30:15

    ずっと保守していても埋まるだけだしスレ主が戻ったら新たに立てればいいのよ

  • 186二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:30:23

    お〜よちよち
    あにまん以外にも居場所を作ろうね

  • 187二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:30:30

    このレスは削除されています

  • 188二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:30:53

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  • 189二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:31:13

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  • 190二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:31:28

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  • 191二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:31:28

    なんかあちこちで荒らし回ってるなこのニート君
    かわいそうに 居場所が無いの?

  • 192二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:31:50

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  • 193二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:32:07

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  • 194二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:32:22

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  • 195二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:32:28

    >>192

    君は知らないと思うけど、社会人はそんなに頻繁に掲示板見ないんだよ。

  • 196二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:32:36

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  • 197二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:32:41

    保守していたもの達は保守するダルさから抜け出せるしwin-winよ

  • 198二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:32:54

    >>193

    義憤に駆られて勝手にやってるだけの狂人か

    マジで哀れだな…

  • 199二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:32:58

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  • 200二次元好きの匿名さん24/01/09(灍) 11:33:10

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