- 1二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:55:15
「…やっちゃった」
無機質な音が鳴る体温計は、霞む視界でも分かるくらいはっきりと『37.8』と表示されている。
振り返ってみると、ここ最近レースやテストが重なり疲れが溜まっていた。
昨日の夜も身体が重く、寝不足も重なって日中もぼんやりしている。
昔から一晩眠れば殆ど回復していたので今回も大丈夫だろうと思っていたが、自分の頑丈さを過信しすぎてしまったようだ。
「うぅ…気分悪いなぁ…」
そう考えている間も頭がくらくらするし、気を抜くと先程飲んだ風邪薬を戻してしまいそう。今ダイヤちゃんはいないし、それだけは避けたい。
「せ、せめて誰がに連絡を、しなきゃ…」
重い体を引きずり携帯を手に取った所で意識を手放してしまった。
─── - 2二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:55:30
「おはよう」
目が覚めると、ドゥラちゃんが隣に座って自分を見つめていた。
ふと額に手を当てるとひんやりしていて、冷却シートが貼られていることが分かる。
「これ、ドゥラちゃんが貼ってくれたんだね。着替えもしてくれて…優しいね」
だって身体も丁寧に拭いてくれている。私は身長もそれなりにある方だから、きっと大変だっただろう。
「ありがとう。ドゥラちゃんが来てくれて助かったよ」
「気にしなくていい。恋人の看病は当然のことだからな」
自分にかけてくれる優しさに、思わず顔を綻ばせてしまう。
……きゅるる。
そんな時ふと、お腹の音が静かな部屋に響いた。
そういえば、朝から薬と水以外何も胃に入れていなかったことを思い出す。
恥ずかしさで顔を赤くしているとドゥラちゃんが少し目を丸くする。
「何も食べてないのか?」
「う、うん」
正直に答えると少し心配そうな表情をした後、すっと立ち上がった。
「それなら何か作ろう。早く治すには栄養を取らなくてはいけないからな」
- 3二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:55:54
- 4二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:56:12
「ありがとね」
「だから気にするなと言っている」
「でも、ドゥラちゃんがこうしてくれたお陰で早く元気になれそうだよ」
「…ああ」
再び布団に潜り、そう言って立ち去る鹿毛を見送る。
今日はいい夢が見られそうだ。
- 5二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 20:56:31(キタサンは可愛いな…)|あにまん掲示板(レース後の衣装からもいい匂いがする…」bbs.animanch.com
非常に拙いものですが、こちらのスレで書いたのが楽しかったので2回目に挑戦してみました。
私はずっと見る専(たまにレスする程度)だったので、今回でいかに皆様が凄いのか痛感しました…
ついでに初コラのキタちゃんもお納め下さい。
ドゥラキタのうまぴょいは激しそう。
- 6二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 21:00:43
- 7二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 21:14:02
ありがとう。ありがとう。
- 8二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 21:14:40
- 9二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 21:25:45
ドゥラキタ流行れ流行れ…
アプリでの絡みもアニメと違いそうで楽しみ - 10二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 21:26:14
ええやん…
- 11二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 21:27:36
あの誰とも関わらないドゥラメンテがキタサンにだけは君って呼んでるし話も聞くしレースも観に来るんだよな
早くアプリでも見たいぜ…… - 12二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 21:49:51
サイコー ありがとうございます